JP2002111692A - 波長多重光通信システム及び記憶媒体 - Google Patents

波長多重光通信システム及び記憶媒体

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JP2002111692A
JP2002111692A JP2000294317A JP2000294317A JP2002111692A JP 2002111692 A JP2002111692 A JP 2002111692A JP 2000294317 A JP2000294317 A JP 2000294317A JP 2000294317 A JP2000294317 A JP 2000294317A JP 2002111692 A JP2002111692 A JP 2002111692A
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JP2000294317A
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Kazuhiro Shiichi
一宏 私市
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット送信中でも別の受信した全シグ
ナリングパケットを確実に送信することにある。 【解決手段】 光伝送媒体上に複数のノードが接続さ
れ、当該光伝送媒体上に隣接ノード間でホップバイホッ
プによりシグナリングパケットを伝送するシグナリング
パス及び送信先ノードまでパケットを分岐せずにスルー
伝送するデータパスを有し、各送信ノードは、シグナリ
ングパスから受信するシグナリングパケットをバッファ
リングするパケットバッファ部25と、ある第1のシグ
ナリングパケットの処理中に前記シグナリングパスから
別の第2のシグナリングパケットを受信したとき、先に
到着した第1のシグナリングパケットの処理終了まで前
記第2のシグナリングパケットを前記バッファ部にバッ
ファリングするシグナリングパケット処理手段23とを
備えた波長多重光通信システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重技術を用
いた光伝送媒体(以下、光ファイバと呼ぶ)に複数のノ
ードを接続し、波長によりパケットのルーティングを行
う波長多重光通信システム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及等に伴い、バック
ボーンネットワークの高速化が進んでいる。この光ファ
イバを用いたネットワークは、大容量化を実現するため
に波長分割多重(Wavelength Division Multiplexin
g;以下、WDMと略称する)の技術が用いられてい
る。このWDM技術は、光ファイバの容量を飛躍的に増
やすことができるが、反面、光ファイバが切れたときの
影響が大きい。
【0003】そこで、バックボーンネットワークの構造
は、種々の障害時の信頼性を確保し、かつ、効率的な運
用を実現するために、何れの方向にも伝送可能なリング
型ネットワークが主流になりつつある。
【0004】しかしながら、WDM技術を用いた大容量
のリング型ネットワークは、任意のノード間で効率よく
通信を行うためには、電気的に信号を挿入/分岐するA
DM(Add/Drop Multiplexer)装置が大規模化する問
題がある。
【0005】また、任意のノード間に波長によるパスを
設定し、途中のノードをカットスルーすることにより、
電気的なADMを簡素化する方法も考えられている。し
かし、このような方法は、多数のノード間に波長による
パスを設定する必要があることから、必要とする波長数
が増大し、波長数が有限であることを考えれば、将来的
な面からも採用し難い問題がある。
【0006】そこで、以上のような問題を解決するため
に、予め各ノードごとに固定の分岐波長を割り当て、各
ノードがリング型ネットワーク上に宛先名を付加したシ
グナリングパケットを周回させ、該当宛先名ノードがそ
のシグナリングパケットを受信したとき、送信先ノード
の分岐波長を用いてパケットを送信する、いわゆる光パ
ケットをバースト的に送信する方法が用いられている。
【0007】このような光パケット送信方法は、波長数
がノード数だけで済み、また光信号の挿入/分岐のトラ
ンシーバが1つで済む利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方法では、レーザ光源がある波長で発信している
とき、別のノードが発信したシグナリングパケットが到
着すると、後から到着したシグナリングパケットの送信
元ノードの分岐波長を用いてレーザ光源が発信すること
ができなくなるので、シグナリングパケットに合わせて
パケットをデータパスに送信できない問題がある。
【0009】また、あるノードから発信したシグナリン
グパケットが同時にリング型ネットワークに複数存在す
る場合、データパスにある波長でパケットを送信してい
るとき、別に到着したシグナリングパケットが同じノー
ドで発信したシグナリングパケットであるとき、波長の
衝突が発生し、データパス上においてデータの衝突が避
けられない問題がある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、データパスへのパケット送信中であっても、到着し
たシグナリングパケットを確実に送信可能とする波長多
重光通信システムを提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、パケット送信
中に別のシグナルリングパケットの受信時の送信処理プ
ログラムを記憶した記憶媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、光伝送媒体上に複数のノードが接続され、
当該光伝送媒体上に隣接ノード間でホップバイホップに
よりシグナリングパケットを伝送するシグナリングパス
及び送信先となるノードまでパケットを分岐せずにスル
ー状態で伝送するデータパスを形成する本発明に係わる
波長多重光通信システムにおいて、各送信ノードは、前
記シグナリングパスから受信するシグナリングパケット
をバッファリングするシグナリングパケットバッファ部
と、ある第1のシグナリングパケットの処理中に前記シ
グナリングパスから別の第2のシグナリングパケットを
受信したとき、先に到着した第1のシグナリングパケッ
トの処理終了まで前記第2のシグナリングパケットを前
記バッファ部にバッファリングするシグナリングパケッ
ト処理手段とを備えた構成である。
【0013】本発明は以上のような構成とすることによ
り、各送信ノードは、第1のシグナリングパケットの処
理中に前記シグナリングパスから別の第2のシグナリン
グパケットを受信したとき、先に到着した第1のシグナ
リングパケットの処理終了まで前記第2のシグナリング
パケットを前記バッファ部にバッファリングするので、
ノードに到着する全シグナリングパケットに対し、必ず
データパスにパケットを確実に送信することが可能であ
る。
【0014】(2) 本発明は、光伝送媒体上に複数の
ノードが接続され、当該光伝送媒体上に隣接ノード間で
ホップバイホップによりシグナリングパケットを伝送す
るシグナリングパス及び送信先となるノードまでパケッ
トを分岐せずにスルー状態で伝送するデータパスを形成
する波長多重光通信システムにおいて、各ノードは、予
めノードごとに割り当てられた分岐波長及び各ノード共
通のシグナリングパス波長を有し、そのうち、送信ノー
ドは、前記シグナリングパスからシグナリングパケット
を受信したとき、ビジー状態で有れば、シグナリングパ
ケットバッファ部にバッファリングする手段と、前記シ
グナリングパスからシグナリングパケットを受信したと
き、アイドル状態で有れば、受信した該シグナリングパ
ケットの発信元がパケットデータの送信先ノードである
とき、そのパケット内のバースト長フィールドに記載さ
れるデータ伝送に要する時間を当該パケットの送信遅延
時間とする第1のシグナリングパケット処理手段と、前
記第1のシグナリングパケット処理手段によるパケット
送信遅延時間経過後に前記シグナリングパケットを前記
シグナリングパスに送信するシグナリングパス送信手段
と、前記第1のシグナリングパケット処理手段によって
前記シグナリングパケットから得られる宛先ノードの通
知を受けると、前記シグナリングパケットの送信後、前
記シグナリングパス波長のもとにパケットを前記データ
パスに送信するデータパス送信手段と、このデータパス
送信手段によるパケット送信後、前記シグナリングパケ
ットバッファ部にバッファリングされた別のシグナリン
グパケット処理する第2のシグナリングパケット処理手
段とを備えた波長多重光通信システムである。
【0015】本発明は以上のような構成とすることによ
り、多数のノードが接続されていても、必要とする波長
数を増大させることなく、またパケットが衝突すること
なく、かつ、全シグナリングパケットを確実に処理可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は例えばバックボーンネットワークに
適用した本発明に係わる波長多重光通信システムの一実
施の形態を示す構成図である。
【0018】この波長多重光通信システムは、シグナリ
ングパケットの受信及びそのパケットのデータパスへの
送信を行う例えばノード数4のノード1A〜1Dと、こ
れら各ノード1A〜1Dをリング状に結ぶ光ファイバ2
とで構成され、この光ファイバ2上には、ノード間のホ
ップバイホップのデータ伝送を行うシグナリングパス3
と、送信先ノードまでパス上のデータを分岐することな
く光をそのまま伝送するデータパス4とが形成される。
なお、各ノード1A〜1Dは例えばローカルネットワー
ク5などに接続されている。
【0019】各ノード1A〜1Dは、機能的に大きく分
けると図1及び図2に示すように、WDM−OADM
(WDM−Optical Add/Drop Multiplexer)と称す
る波長多重光分岐挿入10と、パケット処理を行う処理
制御部20と、LSR(LabelSwitch Router)と称す
るラベルスイッチルータ部30と、各ノードに接続され
ているローカルエリアネットワーク5に接続されるイン
タフェース部40とによって構成されている。なお、処
理制御部20がCPUで構成され、所定のプログラムに
よってパケット処理制御する場合には処理用プログラム
を記憶する記憶媒体50が設けられている。
【0020】前記波長多重光分岐挿入10は、ノード1
Aに固定又は半固定の分岐波長λA,ノード1Bに固定
又は半固定の分岐波長λB,ノード1Cに固定又は半固
定の分岐波長λC,ノード1Dに固定又は半固定の分岐
波長λDが割り当てられている場合、自ノードの分岐波
長およびシグナリングパス波長λ0は分岐するが、他ノ
ードの分岐波長は分岐せずに光信号をそのままカットス
ルーする一方、挿入波長はシグナリングパス波長とデー
タパス波長全ての波長が挿入可能とする機能をもつもの
であり、具体的にはシグナリングパスの波長とデータパ
ス上の分岐波長とをフィルタリングするフィルタ部11
と各波長の信号を合成するカプラ部12とで構成されて
いる。
【0021】前記処理制御部20には、シグナリングパ
スを終端するシグナリングパス受信部21、データパス
のうち自ノードの分岐波長を終端する分岐波長受信部2
2、シグナリングパケットを処理・制御するシグナリン
グパケット処理部23、シグナリングパケットを生成す
るシグナリングパケット生成部24、シグナリングパケ
ットをバッファリングするシグナリングパケットバッフ
ァ部25、送信パケットを乗せる波長を設定する波長設
定部26、シグナリングパスにパケットを送信するシグ
ナリングパス送信部27及びデータパスにパケットを送
信するデータパス送信部28が設けられている。
【0022】前記ラベルスイッチルータ部30は、パケ
ット内のラベルによってスイッチングを行う機能をもっ
ている。
【0023】前記記憶媒体50は、シグナリングパケッ
トの送信処理用プログラムを記憶する媒体であって、例
えば磁気ディスク、磁気テープ、CD−ROM、DVD
−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、MO、C
D−R、メモリカードなどが用いられる。
【0024】次に、以上のように構成されたシステムに
おいて、シグナリングパケットの送信時及び受信時の動
作について説明する。
【0025】(1) 送信ノード(ノード1B)のシグ
ナリングパケット送信時の動作について。
【0026】例えばノード1Bにおいては、図3に示す
ように、光ファイバ2のシグナリングパス3からシグナ
リングパケットが入ってくると、フィルタ部11がシグ
ナリングパスの波長λ0でフィルタリングした後(S
1)、シグナリングパス受信部21が光信号を電気信号
に変換し、ラベルスイッチルータ部30に導入する(S
2)。ここで、ラベルスイッチルータ部30は、ラベル
を検出し、その信号がシグナリングパケットであると認
識したとき、シグナリングパケットをシグナリングパケ
ット処理部23に転送する(S3)。
【0027】このシグナリングパケット処理部23は、
先ずシグナリングパケット処理部の処理状態をチェック
する。つまり、先に到着しているシグナリングパケット
が処理中であるときビジーへ、シグナリングパケットの
処理中でなければアイドルへ進む(S4,S5)。ここ
で、ビジーの場合は、シグナリングパケット処理部23
は、シグナリングパケットをシグナリングパケットバッ
ファ部25に格納する(S6)。S4〜S6はパケット
バッファリング機能である。
【0028】一方、アイドルの場合は、シグナリングパ
ケット処理部23をビジー状態にセットし(S7)、シ
グナリングパケット内の発信元ノードIDを参照し(S
8)、発信元である例えばノード1Bが送信したいパケ
ットの送信先ノード例えばノード1Cであった場合(S
9−n)、シグナリングパケット処理に移行する。発信
元が自身であった場合(S9−y)は後記する(2)項
のノード1Cの受信時の動作の項目で説明する。
【0029】シグナリングパケットの発信元がノードC
であった場合、シグナリングパケット内のバースト長フ
ィールド(図5参照)を参照し(S10)、バースト長
フィールドに書かれたバイト数のデータの伝送に要する
時間(バイト数/データ伝送速度)を、シグナリングパ
ケットの送信遅延時間として設定する。S7〜S10は
第1のシグナリングパケット処理機能である。
【0030】この例では、ノード1Aがノード1Cに送
信したパケット長Laが書き込まれている(図6参
照)。引き続き、シグナリングパケット処理部23は、
該バースト長フィールドに、自ノード1Bからノード1
Cに送信するパケット長(Lbとする)についてデータ
パス送信部28に問い合わせて取得し(S11)、上書
きする(S12)。
【0031】先に設定したシグナリングパケット送信遅
延時間経過後(S13)、シグナリングパケットをラベ
ルスイッチルータ部30に戻す(S14)。このラベル
スイッチルータ部30は、シグナリングパケットをシグ
ナリングパス送信部27に送り(S15)、シグナリン
グパス送信部27は光信号に変換してリング型ネットワ
ークに送信する(S16)。S11〜S16はシグナリ
ングパス送信機能である。
【0032】シグナリングパケットの送信に続き、デー
タパスへのパケットの送信を行う。送信遅延時間をおい
てデータパスにパケットを送信することにより、パケッ
トの衝突をなくし、前ノードの送信したパケットの直後
にパケットを挿入することが可能になる。
【0033】先ず、シグナリングパケットの発信元ノー
ドが分っているシグナリングパケット処理部23は、信
号線61にて波長設定部26にパケットの宛先ノード
(ノードC)を通知する。この波長設定部26は、図示
していない波長テーブルを参照し、データパス送信部2
8に送信波長λCを指示する(S17)。このデータパ
ス送信部28は、シグナリングパケット処理部23から
の指示を受けると、ローカルネットワーク5からインタ
フェース部40を通りラベルスイッチルータ部30でラ
ベルが付けられたパケットをデータパス(波長λC)に
送信する(S18)。S17〜S18はデータパス送信
機能である。このとき、一度に送信できるデータパスの
サイズに上限値を設ける。
【0034】その後、シグナリングパケット処理部23
は、データ送信終了時間を待ち(S19)、終了通知を
シグナリングパケットバッファ25に送る(S20)。
ここで、シグナリングパケットバッファ25は、バッフ
ァ内にシグナリングパケットがある場合(S21−y)
はシグナリングパケットをシグナリングパケット処理部
23に送り(S22)、シグナリングパケット処理部2
3はステップS4からの処理を繰り返す(第2のシグナ
リングパケット処理機能)。
【0035】バッファにシグナリングパケットがない場
合(S21−n)は、シグナリングパケット処理部23
をアイドル状態にセットし(S23)、処理を終了す
る。
【0036】図7はシグナリングパケット処理部23が
ビジー状態のときの別のシグナリングパケットが到着し
たときの説明図である。すなわち、シグナリングパケッ
トT1がノード1Aからノード1Bに到着し、シグナリ
ングパスのシグナリングパケットT1の送信を遅延さ
せ、シグナリングパケットT1とデータパスデータB1
とを送信している状態である。データパスデータB1の
送信中(シグナリングパケット処理部ビジー状態)に、
別のノード発のシグナリングパケットT2がノード1B
に到着すると、当該パケットT2はシグナリングパケッ
トバッファ部25にバッファリングされ、データパスデ
ータB1の送信終了後にシグナリングパケットとして処
理され、光源がパケットT2の送信元ノードの分岐波長
に切り替わり、データパスへのパケットB2が送信され
る。
【0037】従って、以上のようなシグナリングパケッ
トの送信処理を行うようにすれば、シグナリングパケッ
トのバッファリング処理により、シグナリングパケット
処理中に到着した別のシグナリングパケットが処理不能
になることがなく、すべてのシグナリングパケットを必
ず処理することができる。
【0038】(2) 受信ノード(ノード1C)のシグ
ナリングパケット受信時の動作について。
【0039】例えばノード1Cにおいては、図3に示す
ように、光ファイバ2のシグナリングパス3からシグナ
リングパケットが入ってくると、フィルタ部11がシグ
ナリングパスの波長λ0でフィルタリングした後(S
1)、シグナリングパス受信部21が光信号を電気信号
に変換し、ラベルスイッチルータ部30に導入する(S
2)。ここで、ラベルスイッチルータ部30は、ラベル
を検出し、その信号がシグナリングパケットであると認
識したとき、シグナリングパケットをシグナリングパケ
ット処理部23に転送する(S3)。
【0040】このシグナリングパケット処理部23は、
先ずシグナリングパケット処理部の処理状態をチェック
する。つまり、先に到着しているシグナリングパケット
が処理中であればビジーへ、シグナリングパケットの処
理中でなければアイドルへ進む(S4,S5)。ここ
で、ビジーの場合は、シグナリングパケット処理部23
は、シグナリングパケットをシグナリングパケットバッ
ファ部25に格納する(S6)。
【0041】一方、アイドルの場合は、シグナリングパ
ケット処理部23をビジー状態にセットし(S7)、シ
グナリングパケット内の発信元ノードIDを参照し(S
8)、発信元が自身である場合(S9−y)はシグナリ
ングパケット処理部23はシグナリングパケットをシグ
ナリングパケット生成部24に送る(S31)。このシ
グナリングパケット生成部24は、シグナリングパケッ
トを破棄し、(S32)、続けてリングを周回させる新
規のシグナリングパケットを生成し(S33)、シグナ
リングパケット処理部23に送る(S34)。
【0042】このように自身が発信したシグナリングパ
ケットが周回してから次のシグナリングパケットを送信
しているので、同じノード発のシグナリングパケットが
同時に1つしかリング上に存在しない。つまり、シグナ
リングパケット処理中に到着するシグナリングパケット
が同じノード発のものである可能性がなく、シグナリン
グパケット処理中のシグナリングパケット到着によるデ
ータパスのデータの衝突の可能性を無くすことができ
る。よって、全てのシグナリングバケットを確実に各ノ
ードで確実に処理できることになる。
【0043】自身がこれから発信するシグナリングパケ
ットをシグナリングパケット生成部24から受け取った
シグナリングパケット処理部25は、シグナリングパケ
ットをラベルスイッチルータ部30に送り(S35)、
このラベルスイッチルータ部30は、シグナリングパケ
ットをシグナリングパス送信部27に送る(S36)。
このシグナリングパス送信部27は、シグナリングパケ
ットを光信号に変換してリングネットワークに送出する
(S37)。
【0044】シグナリングパケット処理部23はシグナ
リングパケット送信終了通知をシグナリングパケットバ
ッファ部25に送り(S38)、シグナリングパケット
バッファ部25は、終了通知を受けたとき、バッファ内
にシグナリングパケットが有るか否かを調べ、シグナリ
ングパケットがある場合(S39−y)は、シグナリン
グパケットをシグナリングパケット処理部23に送り
(S41)、シグナリングパケット処理部23はステッ
プS4からの処理を繰り返す。
【0045】バッファにシグナリングパケットがない場
合(S39−n)は、シグナリングパケット処理部23
をアイドル状態にセットし(S40)、処理を終了す
る。また、シグナリングパスでのシグナリングパケット
受信に続いて分岐波長受信部22で受信したパケット
は、ラベルスイッチルータ部30は、インタフェース部
40を通してローカルネットワーク5へ送られる。
【0046】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、常にノード間のホップバイホップのパケット伝送を
行うシグナリングパスと、送信先ノードまではパス上の
パケットを分岐せずに伝送するデータパスとを有し、各
ノードは固定または半固定の分岐波長を有し、送信ノー
ドは送信するパケットの送信先ノードの分岐波長によ
り、送信先ノードのシグナリングパケットを受信したと
き、バースト長フィールドの値に従い送信タイミングを
遅延させてデータパスからパケットを送信するアクセス
制御を行うことにより、シグナリングパケットの処理中
に別に到着したシグナリングパケットを一時的にバッフ
ァリングし、シグナリングパケット処理終了後に処理す
るので、多数のノードで構成される場合でも必要となる
波長数を増大させることなく、またパケットが衝突する
ことなく、全シグナリングパケットを確実に処理でき、
データパスにパケットを送信できる。
【0047】また、シグナリングパケットのバッファリ
ング処理により、各ノードが発信したシグナリングパケ
ットどうしの間隔が自動的に広がる効果を出すことがで
きる。つまり、データパス送信部28内の光送信機能が
波長を変化させる時間の間隔(宛先ノードに応じて波長
を変化させる時間)が広がることになり、ノードのハー
ドウエア的な制約を緩和させることができる。
【0048】また、一度に送信できるデータパスのパケ
ットのサイズに上限値が設けられているので、シグナリ
ングパケットどうしの間隔が無限に広がることはない。
【0049】さらに、各ノードは、自身が送信元である
シグナリングパケットを受信してから次の自身のシグナ
リングパケットを送信するので、シグナリングパケット
処理中に同じノード発のシグナリングパケットが到着し
たとしても、データパスデータが同じ波長で衝突するこ
とを防ぐことができる。
【0050】特に、上記実施の形態では、インターネッ
ト・プロトコル(IP)におけるIPパケットのような
可変長でバースト性の高いパケットを効率的に転送する
ときに有効である。
【0051】なお、上記実施の形態では、受信ノードと
してノード1Cを例に上げて説明したが、各ノードとも
自身の受信のために同様の動作をしており、自分発のシ
グナリングパケットをシグナリングパスに送出してい
る。また、ノード1Cも送信パケットがある時には宛先
のシグナリングパケットの受信により、ノード1Bと同
様に送信動作を行っていることは言うまでもない。
【0052】さらに、ノード数は4つに限るものでな
く、パケットの流れもノード1A及び1Bからノード1
Cの方向で説明しているが、逆の方向であってもよく、
任意のノード間で自在にパケットの送受が可能である。
【0053】その他、本願発明は、上記実施の形態に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り
組み合わせて実施することが可能であり、その場合には
組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施
の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれてお
り、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点
を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つ
かの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場
合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部
分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータパスへのパケット送信中であっても、到着したシグ
ナリングパケットを確実に送信することができる。
【0055】また、本発明は、多数のノード数が存在す
る場合でも、波長数を増大させることがなく、またパケ
ットが衝突することなく、全シグナリングパスを確実に
処理でき、データパスにパケットを送信できる。
【0056】また、本発明は、パケット送信中に別のシ
グナルリングパケットの受信時の送信処理プログラムを
記憶した記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる波長多重光通信システムの一
実施の形態を適用した波長多重リング型ネットワークの
構成図。
【図2】 本発明に係る波長多重光通信システムを構成
する各ノードの一例を示す機能ブロック図。
【図3】 ノードの送信動作時のシグナリングパケット
処理を説明するシーケンス図。
【図4】 ノードの受信動作時のシグナリングパケット
処理を説明するシーケンス図。
【図5】 シグナリングパケットの構成例図。
【図6】 パケット送信時の遅延制御を説明する図。
【図7】 シグナリングパケットのバッファリング制御
を説明する図。
【符号の説明】
1A〜1D…ノード 2…光ファイバ 3…シグナリングパス 4…データパス 5…データベース 10…波長多重光分岐挿入部 20…処理制御部 21…シグナリングパス受信部 22…分岐波長受信部 23…シグナリングパケット処理部 24…シグナリングパケット生成部 25…シグナリングパケットバッファ部 26…波長設定部 27…シグナリングパス送信部 28…データパス送信部 30…ラベルスイッチルータ部 40…インタフェース部 50…記憶媒体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送媒体上に複数のノードが接続さ
    れ、当該光伝送媒体上に隣接ノード間でホップバイホッ
    プによりシグナリングパケットを伝送するシグナリング
    パス及び送信先となるノードまでパケットを分岐せずに
    スルー状態で伝送するデータパスを形成する波長多重光
    通信システムにおいて、 各送信ノードは、 前記シグナリングパスから受信するシグナリングパケッ
    トをバッファリングするシグナリングパケットバッファ
    部と、 ある第1のシグナリングパケットの処理中に前記シグナ
    リングパスから別の第2のシグナリングパケットを受信
    したとき、先に到着した第1のシグナリングパケットの
    処理終了まで前記第2のシグナリングパケットを前記バ
    ッファ部にバッファリングするシグナリングパケット処
    理手段とを備えたことを特徴とする波長多重光通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 光伝送媒体上に複数のノードが接続さ
    れ、当該光伝送媒体上に隣接ノード間でホップバイホッ
    プによりシグナリングパケットを伝送するシグナリング
    パス及び送信先となるノードまでパケットを分岐せずに
    スルー状態で伝送するデータパスを形成する波長多重光
    通信システムにおいて、 各ノードは、予めノードごとに割り当てられた分岐波長
    及び各ノード共通のシグナリングパス波長を有し、 そのうち、送信ノードは、 前記シグナリングパスからシグナリングパケットを受信
    したとき、ビジー状態で有れば、シグナリングパケット
    バッファ部にバッファリングする手段と、 前記シグナリングパスからシグナリングパケットを受信
    したとき、アイドル状態で有れば、受信した該シグナリ
    ングパケットの発信元がパケットデータの送信先ノード
    であるとき、そのパケット内のバースト長フィールドに
    記載されるデータ伝送に要する時間を当該パケットの送
    信遅延時間とする第1のシグナリングパケット処理手段
    と、 前記第1のシグナリングパケット処理手段によるパケッ
    ト送信遅延時間経過後に前記シグナリングパケットを前
    記シグナリングパスに送信するシグナリングパス送信手
    段と、 前記第1のシグナリングパケット処理手段によって前記
    シグナリングパケットから得られる宛先ノードの通知を
    受けると、前記シグナリングパケットの送信後、前記シ
    グナリングパス波長のもとにパケットを前記データパス
    に送信するデータパス送信手段と、 このデータパス送信手段によるパケット送信後、前記シ
    グナリングパケットバッファ部にバッファリングされた
    別のシグナリングパケット処理する第2のシグナリング
    パケット処理手段とを備えたことを特徴とする波長多重
    光通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の波長多重光通信システム
    において、 前記データパス送信手段は、一度にデータパスに送信す
    るパケットサイズの上限値を設定することを特徴とする
    波長多重光通信システム。
  4. 【請求項4】 光伝送媒体上に接続される複数のノード
    のうち、予めノードごとに割り当てられた分岐波長及び
    各ノード共通のシグナリングパス波長を有する送信ノー
    ドの送信処理用プログラムを記憶する記憶媒体であっ
    て、 送信処理用プログラムは、 前記シグナリングパスからシグナリングパケットを受信
    したとき、ビジー状態で有れば、シグナリングパケット
    バッファ部にバッファリングする機能と、 前記シグナリングパケットを受信したとき、ビジー状態
    で有れば、受信した該シグナリングパケットの発信元が
    パケットデータの送信先ノードであるとき、そのパケッ
    ト内のバースト長フィールドに記載されるデータ伝送に
    要する時間を当該パケットの送信遅延時間とする第1の
    シグナリングパケット処理機能と、 前記第1のシグナリングパケット処理機能によるパケッ
    ト送信遅延時間経過後に前記シグナリングパケットを前
    記シグナリングパスに送信するシグナリングパス送信機
    能と、 前記シグナリングパケット処理機能によって前記シグナ
    リングパケットから得られる宛先ノードの通知を受ける
    と、前記シグナリングパケットの送信後、前記シグナリ
    ングパス波長のもとにパケットを前記データパスに送信
    するデータパス送信機能と、 このデータパス送信機能によるパケット送信後、前記シ
    グナリングパケットバッファ部にバッファリングされた
    別のシグナリングパケット処理する第2のシグナリング
    パケット処理機能とを実現することを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503143A (ja) * 2004-06-18 2008-01-31 インチューン テクノロジーズ リミテッド 分散型波長(lambda)ルーテッド(dlr)ネットワークのための方法及びシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008503143A (ja) * 2004-06-18 2008-01-31 インチューン テクノロジーズ リミテッド 分散型波長(lambda)ルーテッド(dlr)ネットワークのための方法及びシステム
JP4717068B2 (ja) * 2004-06-18 2011-07-06 インチューン テクノロジーズ リミテッド 分散型波長(lambda)ルーテッド(dlr)ネットワークのための方法及びシステム

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