JP2002111592A - 光信号伝送装置及び自動光軸調整機構を備えた受信装置並びにその自動光軸調整方法 - Google Patents

光信号伝送装置及び自動光軸調整機構を備えた受信装置並びにその自動光軸調整方法

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JP2002111592A
JP2002111592A JP2000296487A JP2000296487A JP2002111592A JP 2002111592 A JP2002111592 A JP 2002111592A JP 2000296487 A JP2000296487 A JP 2000296487A JP 2000296487 A JP2000296487 A JP 2000296487A JP 2002111592 A JP2002111592 A JP 2002111592A
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optical axis
optical
transmission direction
optical signal
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JP2000296487A
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English (en)
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Satoru Kondo
悟 近藤
Hiroshi Sugiki
拓 杉木
Shinji Miyamori
慎二 宮森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号伝送装置の受信装置に自動光軸調整機
能をもたせることで情報伝送の確実性を保証し、かつ操
作性を向上させる。 【解決手段】 光信号伝送装置1は、送信装置2と、該
送信装置からの光信号を受光する受信装置3とを備えて
いる。受信装置3に複数の固定センサー4、4、…を設
け、これらを用いて送信方向についての粗い検出を行
い、駆動手段8によってメインセンサー5又は光学部材
(反射部材9)の位置や姿勢を変化させることで当該送
信方向をほぼ特定する。そして、この状態で、メインセ
ンサー5により送信装置2からの光信号を受信して正確
な送信方向を探索して、駆動手段8によりメインセンサ
ー5又は光学部材の位置又は姿勢を微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線等を使った
光信号伝送装置において、光検出手段に係る自動光軸調
整機構を設けて光信号の送信方向を迅速に検出して当該
方向に光軸を合わせるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線等を使った送受信装置は、映像機
器や音響機器等における遠隔操作装置(リモート・コマ
ンダ)として各種の制御に広く使用されている。
【0003】例えば、コンピュータや映像機器が出力す
る情報(映像信号や音声信号等)、指令信号等を、赤外
線伝送装置を使ってプロジェクタに無線伝送して、画像
投影やそのための制御を行うようにした装置が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
赤外線伝送装置では、送信装置の送信方向に対して受信
部が適切な方向を向いていない場合に、正しい受信情報
が得られなかったり、あるいは、送信装置の位置や向き
を変更し又は当該装置を所持した操作者が自ら移動して
再び送信操作を行わなければならないので、送信方向を
正しく調整するのに手間取る等、使い勝手に問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、光信号伝送装置におい
て受信装置に自動光軸調整の機能をもたせることで情報
伝送の確実性を保証し、かつ操作性を向上させることを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光信号伝送
装置は、上記した課題を解決するために、送信装置から
の光信号を受信することにより送信装置の送信方向又は
位置を検出する固定センサー、そして、送信装置からの
光信号を受信して情報を取得するためのメインセンサー
を受信装置に設けるとともに、当該メインセンサーの位
置若しくは姿勢を変化させ、又は送信装置からの光信号
を当該メインセンサーへと導くための光学部材の位置若
しくは姿勢を変化させるための移動機構又は回転機構を
備えた駆動手段を設けたものである。
【0007】また、本発明に係る受信装置の自動光軸調
整方法は、複数の固定センサーを用いて送信装置の送信
方向についての粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特
定して、メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を
変化させ、この状態から、メインセンサーにより送信装
置からの光信号を受信して正確な送信方向を探索して、
メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調整す
るものである。
【0008】従って、本発明によれば、送信装置の送信
方向又は位置を粗い精度で検出する固定センサーと、送
信装置からの光信号を受信して情報を取得するためのメ
インセンサーとを別個に設け、固定センサーによる検出
情報に基づいて光軸の粗調整を行ってから、メインセン
サーの検出情報に基づいて光軸の微調整を行うことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明について、光学系
を構成する要素に係る基本的構成例を示したものであ
り、光信号伝送装置1は、送信装置(あるいは送信ユニ
ット)2と、該送信装置2からの光信号を受信する受信
装置(あるいは受信ユニット)3を備えている。尚、こ
こにいう「光信号」には、赤外線、可視光、紫外線等の
電磁波によって伝播される信号等が含まれる。
【0010】送信装置2から発せられた光信号は、受信
装置3に設けられた受信部(受光部)で受信されるが、
本発明では、下記に示す2種類の光検出手段(光検出
器)が使用される(括弧内の数字は符号を示す。)。
【0011】・固定センサー(4) ・メインセンサー(5)。
【0012】先ず、固定センサー4は、送信装置2から
の光信号を受信することにより当該装置の送信方向又は
位置を検出するために受信装置3に設けられており、こ
れは、複数の光検出器(フォトダイオード等)を用いて
センサー群として配置される。例えば、図示するよう
に、複数の固定センサー4、4、…は、受信装置3内に
配置された基板6に立設された個々の取付基板7、7、
…にそれぞれ取り付けられており、送信装置2からの光
を、広い範囲に亘って受光できるように、基板6の中心
部からほぼ同一半径の円周上に所定の角度間隔をもって
配置されている。これらの固定センサーは、送信装置2
の送信方向又は位置(送信方向及び送信装置までの距
離)についての粗い検出を行うために必要とされる。
尚、送信方向について、おおよその方向を固定センサー
群で検出する方法が最も簡単である。つまり、固定セン
サー群による各検出レベルの大小から送信方向を容易に
判断できるからである(送信装置2により近い固定セン
サーほど出力が大きい。)。但し、受光強度等から送信
距離を算出して送信装置2の位置をほぼ特定する方法
を、必要に応じて採用すれば、より高い精度で検出を行
えることは勿論である。
【0013】上記メインセンサー5は、送信装置2から
の光信号を受信して情報を取得するための信号受信用の
センサー(光検出器)であり、受信装置3内に設けられ
ている。このメインセンサー5の設置方法については、
下記に示す実施形態が挙げられる。
【0014】(I)メインセンサーを受信装置に固定す
る方法 (II)メインセンサーを可動機構に付設して受信装置
内に配置する方法。
【0015】先ず、方法(I)については、例えば、図
1に示すように、メインセンサー5を受信装置内に固定
するとともに、送信装置2からの光信号を当該メインセ
ンサー5へと導くための光学部材を設け、当該光学部材
の位置又は姿勢を変化させるために、駆動手段8(移動
機構又は回転機構を有する)を設けた構成が挙げられ
る。
【0016】光学部材には、ミラー、レンズ、プリズム
等が挙げられるが、光学部材として反射部材を用い、モ
ータを使った機構により当該反射部材を駆動することで
メインセンサーに係る光軸調整機構を構成するのがコス
トや小型化の観点からは好ましい。
【0017】図1では、反射部材(ミラー)9とその駆
動部10からなる可動ミラー機構が設けられており、当
該機構が光軸調整機構の駆動手段8を構成していて、反
射部材9が図の矢印Aに示すように回転軸9aの回りに
回転できるようになっている。よって、この場合には、
送信装置2からの光がミラーで反射された後に、メイン
センサー5で受光されることになるが、ミラーを回転さ
せることで光軸方向を調整することができる。尚、この
他、ミラーを傾動させる傾動機構を追加する等、2軸以
上の駆動機構を用いても良いことは勿論である。
【0018】次に方法(II)については、メインセン
サー5自身の位置若しくは姿勢を変化させるための駆動
手段(移動機構又は回転機構を有する)を付設する方法
であり、例えば、図1に示す構成において反射部材9を
メインセンサー5の取付部材(取付板)に置き換え、こ
れにメインセンサー5を固定して、可動式のセンサー機
構を構成したものが挙げられる。つまり、この場合に
は、メインセンサー5を、その回転軸の回りに回転でき
るので、送信装置2からの光が直接、メインセンサー5
で受光されることになるが、メインセンサー5の受光面
の向きを変化させることで光軸方向を調整することがで
きる。尚、この他、メインセンサーの取付板を傾動させ
る傾動機構を追加する等、2軸以上の駆動機構を用いて
も良いことは勿論である。
【0019】上記した方法(I)は、メインセンサー5
を受信装置3に固定しており、センサー位置が変化しな
いので、当該センサーと基板とを接続する配線におい
て、可撓性をもった線材やフレキシブル基板等を不要に
でき、ノイズの影響を受け難いという利点がある。
【0020】また、方法(II)は、メインセンサー5
に係る光軸上に光学部材を配置する必要がない分、コン
パクトで低コスト化に適している。
【0021】尚、上記に説明した構成はあくまで一例で
あって、例えば、固定センサー群をメインセンサー5の
周囲に配置したり、あるいは図1の可動ミラー機構とメ
インセンサーとの位置関係を逆転させ、受信装置3の筐
体の天井から可動ミラー機構を釣り下げ、その下方にメ
インセンサー5を配置させるといった各種の実施形態が
可能である。
【0022】図2は受信装置3内での信号処理に係る構
成例11を示したものである。
【0023】先ず、メインセンサー5で受光された出力
信号は、アンプ12で増幅された後に、自動利得制御回
路(AGC)13に送られてレベル調整を受ける。本回
路を経た出力信号は信号処理部14に送られ、ここで受
信内容が判断される。尚、この信号処理部14について
は、信号処理LSI(大規模集積回路)によって構成さ
れ、処理に必要なメモリ(RAM)15が付設されてい
る。また、自動利得制御回路13において整流されてL
PF(ローパスフィルタ)を経た直流成分(DCレベル
信号)は、後述するアナログ−ディジタルコンバータに
送出される。
【0024】他方、複数の固定センサー4、4、…によ
って得られる出力信号は、切換部16(マルチプレクサ
等のスイッチ回路。)を経て順次に取り出された後、増
幅及び整流回路17を経てからアナログ−ディジタルコ
ンバータ18(図には「ADC」と略記している。)に
送られる。
【0025】そして、アナログ−ディジタルコンバータ
18の出力データは制御部19に送られて処理され、こ
こでは固定センサー群の各検出レベルの大小に基づいて
送信の概略方向を特定したり、メインセンサー5の受信
したデータの誤り検出率又は誤り訂正率に基づいて送信
方向をさらに正確に特定するための処理が行われる(処
理内容については、後で詳述する。)。尚、この制御部
19には、例えば、コンピュータが用いられ、上記信号
処理部14との間で情報の送受が可能である。また、制
御部19は、表示手段(インジケータ等)20に制御信
号を送出したり、上記した駆動部10に制御信号を送出
する(例えば、駆動源であるモータを駆動して光学部材
やメインセンサーの位置や姿勢を制御することで光軸調
整を行う。)。尚、表示手段20は、メインセンサー5
の位置若しくは姿勢、又は光学部材の位置若しくは姿勢
についてその調整状態を表示したり、受信状態(の善し
悪し)等を表示するために設けられており、本構成例で
は受信装置3に設けられている(これは送信装置からの
一方向性通信を前提としているため。)が、双方向性通
信の場合には、いずれか一方の装置あるいは両方の装置
に表示手段を設けても良い。
【0026】本発明では、上記した光軸調整のための駆
動手段と、固定センサー群、さらにはメインセンサーを
使って、下記に示すように2段階の調整を行うことによ
り、自動光軸調整機構を構成する。
【0027】(i)粗調整=複数の固定センサーを用い
て送信装置の送信方向についての粗い検出を行うことに
より当該送信方向をほぼ特定してから、駆動手段によっ
てメインセンサー又は光学部材の位置若しくは姿勢を変
化させ、送信方向に対してメインセンサーの光軸を粗い
精度で合わせること。
【0028】(ii)微調整=メインセンサーにより送
信装置からの光信号を受信して正確な送信方向を探索す
るために、駆動手段によりメインセンサー又は光学部材
の位置若しくは姿勢を調整し、その後に最適な光軸調整
状態を確定すること。
【0029】先ず、(i)は、固定センサー群のそれぞ
れ検出信号に基づいて、おおよその送信方向を推測し
て、粗い精度の光軸調整を行うものであり、送信方向の
推定法には、例えば、下記の方法が挙げられる。
【0030】(A)各固定センサーによる受信信号(デ
ータ)を整流して直流レベルを検出して比較する方法 (B)光信号によるデータ転送時のフレームフォーマッ
ト中に、送信方向や位置の検出用信号を事前に内包させ
ておき、当該検出用信号を各固定センサーによって受信
するとともに当該信号を抽出して送信方向や位置を特定
する方法。
【0031】先ず、方法(A)は、送信装置から送られ
て固定センサーで受信された信号を整流して、その直流
レベルを取り出して、各固定センサーのそれぞれについ
て直流レベルの大小関係を比較する方法であり、直流レ
ベルは受信データの平均的レベルに相当するので、送信
装置からの距離が近いセンサーほど、検出される直流レ
ベルが大きいことを利用して送信方向や距離を特定する
ことができる。
【0032】但し、この方法では、送信されるデータが
搬送波(キャリア)の周波数を中心にした所定の周波数
帯域をもっているため、一定方向で信号の送受信を行っ
てもデータ内容により直流レベルが変動してしまうとい
う点に問題が残る。
【0033】そこで、これを避けるには、上記方法
(B)のように、データ転送時のフレームフォーマット
中に、送信方向や位置の検出用信号を、データ(を示す
信号)とは区別して埋め込む方法が好ましく、受信装置
側では、当該検出用信号を複数の固定センサーで受信し
た後で分離又は抽出して比較することで送信方向や位置
を特定すれば良い。
【0034】その際、検出用信号については、これを時
分割でフレームフォーマット中に埋め込む方法と、周波
数分割(あるいは周波数多重)によってフレームフォー
マット中に埋め込む方法が挙げられる。
【0035】図3は時分割法を用いたデータフォーマッ
トの一例を概念的に示すものであり、本例では、1フレ
ーム中の先頭(ヘッダ部)に位置する検出用信号に基本
波(データを示す信号波と区別できる周波数の正弦波
等。)を用い、これに続いてデータ内容を示す信号を配
置させている。
【0036】図4は固定センサー群についての検出回路
の構成例21を示したものであり、各固定センサー4、
4、…によるそれぞれの出力が切換部16で順次に選択
されることでスキャニングされ、ここでの選択出力がア
ンプ22を介して帯域通過フィルタ(BPF)23に送
られる。そして、この帯域通過フィルタ23で抽出され
た検出用信号は、後段の最大値保持回路24(あるいは
ピークホールド回路)24に送られ、ここで整流(又は
ピーク検波)が行われる。即ち、検出用信号を抜き出し
て、これを整流した出力レベルが大きいほど、固定セン
サーが送信方向により近いセンサーであり、送信装置2
との距離が短いことを意味するので、各固定センサーに
ついて最大値保持回路24の出力を比較することで送信
方向を概ね検出することができ、この処理は上記した制
御部19において行われる。
【0037】尚、検出用信号を周波数多重によってフレ
ームフォーマット中に埋め込む方法を採用する場合に
は、データを示す信号波の周波数成分と区別できる周波
数成分の基本波を検出用信号として用いれば良く、受信
装置側では、当該信号をフィルタ処理で抽出した後、整
流した出力レベルを、各固定センサーについて比較すれ
ば良い。
【0038】しかして、方法(B)によれば、上記の検
出用信号はデータ内容による影響を受けないので、S/
N(信号対ノイズ)比が良く、レベル変動の影響を受け
難い検出が可能となる。
【0039】以上に説明したように、粗調整の段階で
は、複数の固定センサーにより受光量の出力レベルを検
出することにより、送信装置からの送信方向について粗
い検出を行う。そして、送信方向を特定するために駆動
手段によってメインセンサー又は光学部材の姿勢を変化
させる。つまり、上記した制御部19からの制御信号を
駆動部10が受けて、前記方法(I)の場合には、光学
部材の位置や姿勢を変化させて、当該光学部材をほぼ送
信方向に向け、また、前記方法(II)の場合には、メ
インセンサー自身の位置や姿勢を変化させてこれをほぼ
送信方向に向ける。
【0040】次の、微調整の段階では、メインセンサー
による検出情報に基づいて光軸調整がより正確に行われ
るが、そのための検出法には下記に示す方法が挙げられ
る。
【0041】(a)メインセンサーの受信信号(デー
タ)又は上記検出用信号を整流して直流レベルを検出し
て、そのピークを検出する方法 (b)メインセンサーによる受信データの誤り検出率又
は誤り訂正率を検出して、その最小値(最低値)を検出
する方法。
【0042】先ず、方法(a)については、前記方法
(A)、(B)と同様の方法を、メインセンサーに対し
て適用するものであり、この場合には、光軸方向を僅か
に変化させながら、その時々の受信信号又は検出用信号
を整流して直流レベルを検出して、そのピーク位置がど
こにあるかを探し出す方法である。つまり、制御部19
から駆動部10に送出される制御信号によって、光軸を
所定の微小範囲に亘って少しずつ変化させながら、直流
レベルが最大値を示す位置を探し出して、その時の光軸
方向を設定して微調整を終了させれば良い。
【0043】但し、受信信号を整流して直流成分を検出
する方法を用いる場合には、前記方法(A)と同様の問
題が生じるので、方法(b)のように、受信データの誤
り検出率(あるいはエラーレート)又は誤り訂正率を求
め、これらが最小になる送信方向を探索する方法が好ま
しい。つまり、送信方向に対して光軸が適正に調整され
た状態では、受信データの誤り検出率(あるいは誤り
率)が最も低く、また、誤り訂正を行う場合には、誤り
訂正率が最も低いこと(あるいは誤り訂正の頻度が最少
であるか又は訂正不能となる確率が最低であること)を
利用して、送信方向を特定できる。よって、この場合に
は、制御部19から駆動部10に送出される制御信号に
よって、光軸を所定の微小範囲に亘って少しずつ変化さ
せながら、誤り検出率又は誤り訂正率が最も小さくなる
最小位置(ボトム位置)を探し出して、その時の光軸方
向を設定して微調整を終了させれば良い。
【0044】尚、上記の方法(a)におけるピーク位置
の検出、あるいは方法(b)における最小位置の検出に
関しては、複数の検出ポイントを設定して各検出ポイン
トでのデータ値を測定して、これらを単純に比較する方
法と、各検出ポイントでのデータ値を測定した後、補間
処理又は微分演算を含む信号処理によってピーク位置又
はボトム位置を検出する方法が挙げられ、処理の高速化
や高精度化の観点からは後者の方法が好ましい。
【0045】即ち、複数の検出ポイントについて得られ
たデータについて、1次式近似や2次式近似等を含む多
項式近似による補間やスプライン補間等の補間処理を行
ったり、データの微分値(光軸方向を示す角度変数によ
る微分値)を求めてこれがゼロになる位置若しくはゼロ
に最も近い位置を算出することで、ピーク位置又はボト
ム位置を求めることができる。
【0046】この方法は複数の固定センサーによる受光
量の出力レベルに基づいてそのピーク値を検出する際に
も適用することができる。つまり、この場合の検出ポイ
ントとは各固定センサーの位置に相当するので、当該固
定センサーの数を増やすほど補間処理の精度が上がる
が、その反面、コストが嵩むこと及び粗調整において高
い精度を必要としないことを考慮して適用の如何を判断
すべきである。
【0047】しかして、本発明によれば、複数の固定セ
ンサーを用いて送信装置の送信方向について粗い検出を
行うとともに、この検出結果に基づいて光軸を粗調整す
る第1の工程を経てから、メインセンサーにより送信装
置からの光信号を受信して正確な送信方向を探索して光
軸を微調整する第2の工程を踏むことにより、光信号を
効率良く伝送することができる。
【0048】図5乃至図9は光軸制御に関する処理の流
れについて一例を示したフローチャート図であり、図5
は送信装置側での処理手順例を示し、図6乃至図9は受
信装置側の処理手順例(上記方法(A)、(b)を用い
ていることに注意。)を示している。
【0049】先ず、図5において、装置の電源投入によ
って処理が開始され、ステップSP1では、受信装置3
に設けられた光軸調整依頼用の発光素子(発光ダイオー
ド等。)が点灯しているか否かを操作者が判断する
(尚、この発光素子は、受信装置の光軸調整を操作者に
依頼するために点灯される。後述する図7のステップS
9を参照。)。
【0050】そして、発光素子の点灯時には次ステップ
SP2に進んで、受信装置3の表示手段20を見なが
ら、送信装置2を操作する。
【0051】受信装置3の表示手段20については受信
状態の指標表示にも使用され、例えば、送信装置2から
の光信号の検出レベルの大小、あるいは受信データに係
る誤り検出率若しくは誤り訂正率を、レベルメータで表
示したり(発光素子の数で表示する。)、あるいは、発
光素子の点滅速度を可変制御することで表示するもので
ある。よって、操作者は、表示手段20の表示を見て、
現在の受信状態を把握することができるので、例えば、
送信方向が適正でないために受信状態が良くないことを
知った場合に、送信方向を受信装置の存在する方向へと
修正することができる。これを受けて、受信装置側で
は、送信される光信号の受光量が最大になる、あるいは
受信状態が最良となるように自動光軸調整が行われる。
【0052】尚、光軸調整のための手動操作スイッチ等
を送信装置2に設け、当該スイッチを操作して受信装置
3の光軸調整を行う方法も挙げられるが、上記のよう
に、操作者が送信装置2を普通に操作して、受信装置側
で光軸を自動調整する方法を用いる方が便利である。
【0053】ステップSP1で発光素子の非点灯時には
何もせずにステップSP1を繰り返す。また、装置への
電源投入が継続されている間は、ステップSP2の後に
ステップSP1に戻って、上記した処理が繰り返され
る。
【0054】これに対して、受信装置側では、先ず、図
6において装置の電源投入によって処理が開始され、ス
テップS1では原点位置の検出を行う。つまり、光軸調
整機構について原点復帰動作を行うために現位置が原点
位置か否かを判断する。そして、可動部材(メインセン
サーの取付部材又は光学部材)の位置が原点の場合に
は、何もせずにステップS3に進むが、原点でない場合
には、次ステップS2に進んで、原点位置へ可動部材を
移動させた後、ステップS1に戻る。
【0055】ステップS3では、各固定センサーによっ
て受光されるそれぞれのデータを取得する(例えば、図
4参照。)。そして、次ステップS4に進んで、送信装
置2(の発光素子)から信号が送信されているか否かを
判断し、送信中であれば、図7のステップS5に進む
が、そうでなければ、ステップS3に戻る。
【0056】図7のステップS5では、各固定センサー
の受光量のレベル(DCレベル)に基づいて送信方向の
粗い検出を行った後、次ステップS6でモータ制御によ
り光軸の粗調整を行う。
【0057】そして、ステップS7に進み、光軸の微調
整を行う。例えば、上記したようにメインセンサー5に
より取得されるデータの誤り訂正率を求め、これに基づ
いて可動部材の姿勢(図1の構成例ではミラーの回転位
置)を微調整する。
【0058】次ステップS8では、誤り訂正率が許容範
囲内あるいは規格範囲内に収まっているか否かを判断
し、そうであれば図9のステップS15に進むが、誤り
訂正率が許容範囲あるいは規格範囲から外れている場合
には、送信装置の送信方向が受信装置の存在する方向か
らかなり外れている虞があると判断してステップS9に
進み、受信装置に付設された光軸調整依頼用の発光素子
を点灯させる。つまり、当該発光素子を点灯させて操作
者に注意を促し、受信装置の光軸調整のために送信方向
を修正してもらうように依頼の指示を与える。
【0059】そして、図8のステップS10に進み、こ
こではタイマー(Wait Timer:待ち時間タイ
マー)の動作を開始させた後、次ステップS11でメイ
ンセンサー5の受信データについて誤り訂正率を計測
し、ステップS12では、計測した誤り訂正率について
受信装置3に付設された表示手段20(インジケータ)
を点灯させることにより、レベル表示を行ったり、ある
いは点滅速度を可変制御することで表示する。
【0060】次ステップS13では、誤り訂正率が許容
範囲内あるいは規格範囲内に収まっているか否かを判断
し、そうであれば、図9のステップS15に進む。ま
た、誤り訂正率が許容範囲あるいは規格範囲から外れて
いる場合には、ステップS14に進んで、上記したタイ
マーがタイムアップ(計時終了)したか否かを判断し、
そうであれば、図7のステップS7に戻り、光軸調整機
構の微調整から再び処理を繰り返す。また、タイマーが
タイムアップしていない場合には、ステップS11に戻
って誤り訂正率をモニタリング(監視)する。
【0061】図9のステップS15に到達するのは、図
7のステップS8や図8のステップS13での条件分岐
処理から分かるように、光軸調整機構の微調整が終了し
た場合であり、送信方向に顕著な変化が認められない限
り、このときの光軸調整状態で送信装置からの光信号を
良好に受信することができる。
【0062】よって、送信装置の送信方向が現在の光軸
調整状態にそぐわなくなるまでの間、誤り訂正率を監視
する。つまり、ステップS15で、誤り訂正率が許容範
囲内あるいは規格範囲内に収まっているか否かを判断
し、そうであれば、ステップS16に進んで、光軸調整
依頼用の発光素子を消灯させる(操作者に光軸調整を依
頼しない旨の表示)。そして、ステップS17に進ん
で、メインセンサー5の受信データについて誤り訂正率
を計測した後、ステップS15に戻る。
【0063】また、ステップS15において、誤り訂正
率が許容範囲あるいは規格範囲から外れた場合には、ス
テップS18に進み、予め決められた角度範囲(−α〜
+α)で可動部材を動かすためにモータを回転させて
(角度「α」の値については、通信距離や、使用する光
検出器の感度、指向特性等に応じて決定すれば良い。一
例としては、10゜乃至20゜程度の角度範囲が挙げら
れるが、この角度値を大きくしすぎると処理に時間がか
かることを考慮すべきである。)、当該範囲における誤
り訂正率について最小値検出(ボトム検出)を行う。そ
して、ステップS19は最小値が検出されたか否かを判
断し、それが検出された場合にはステップS20に進ん
で、最小値に対応する角度を求め、この角度で光軸調整
機構を調整した後、再びメインセンサー5の受信データ
について誤り訂正率を計測してステップS15に戻る
(又は図7のステップS8に戻っても良い。)。また、
ステップS19で最小値が検出されなかった場合には図
6のステップS3に戻る。つまり、光軸に対する送信方
向のずれがそれほど大きくない場合には、ステップS1
8乃至S20での処理で対応できるが、光軸に対する送
信方向のずれが顕著な場合には、前記ステップS3に戻
って固定センサーのスキャニングにより送信方向の粗い
検出及び光軸調整機構の粗調整からやり直すことが好ま
しい。
【0064】
【実施例】図10乃至図17は本発明の一実施例を示す
ものであり、コンピュータと映像機器(プロジェクタ装
置等)との間を赤外線通信で結んだ場合のシステム構成
例について説明するための図である。
【0065】図10は赤外線通信装置(あるいは赤外線
伝送装置)を構成する受信ユニットについての構成例を
概略的に示したものである。
【0066】受信ユニット25は、角箱状をした基台部
26と、該基台部の上に設けられた光軸調整ブロック2
7とから構成されている。
【0067】基台部26の正面には多数の発光ダイオー
ド(LED)28、28、…を縦一列の配置することに
より構成されるインジケータ29が付設されている。そ
して、背面を除く3つの側面のほぼ中央には、それぞれ
透光窓30、30、30がそれぞれ形成されていて、こ
れらの透光窓に嵌め込まれた透明部材(赤外線を通過さ
せる材料で形成されている。)を通して、フォトディテ
クタ31、31、31(上記固定センサー4に相当し、
以下、「固定PD」という。)がそれぞれ外部に臨んで
いる(図にはそのうちの2つだけを示す。)。
【0068】そして、基台部26の内部に配置された基
板32には、上記メインセンサー5に相当するフォトデ
ィテクタ(以下、「メインPD」という。)33が取り
付けられており、メインPD33の光軸を中心として、
90度の角度間隔をもって3つの固定PD31、31、
31が配置されるように、各固定PDの取付基板が上記
基板32に立設して固定された状態で基台部26内に納
められている。
【0069】光軸調整ブロック27については、図示し
ない送信ユニットからの光を可動ミラー(赤外線反射ミ
ラー)34において反射させてからメインPD33へと
受光させる光軸調整機構が採用されている。
【0070】図示するように、光軸調整ブロック27
は、透明部材(赤外線に対する透過性を有する材料で形
成されている。)により形成された円筒部35を有して
おり、該円筒部の上縁開口を覆う被覆部36が付設され
ている。そして、その内部は、被覆部36と円筒部35
とを仕切る円板状の隔壁37によって2つの空間に分離
されている。つまり、上記可動ミラー34は、隔壁37
と基台部26との間に位置する円筒部35の中に配置さ
れていて、その回動軸34aが、隔壁37の上面に固定
された駆動部38によって回転される(駆動部38は、
隔壁37と被覆部36とにより形成される空間内に配置
されている。)。従って、本例では、可動ミラー34が
その回動軸34aに直交する面内で回動されることで光
軸調整が行われる。
【0071】図11は、受信ユニット25の内部構成に
ついて一例39を概略的に示したものである。
【0072】メインPD33の出力(映像情報や制御情
報等を含む。)は、アンプ40を経た後に端子部41に
送られ、その後、AGC回路42に送られるようになっ
ている。
【0073】また、各固定PD31の出力は、アンプ4
3、43、43にそれぞれ送られた後、セレクタ44を
経て、ゲインコントロール(利得制御用)アンプ45、
増幅及び整流回路46を経た後、端子部47に送られ
る。
【0074】可動ミラー34の駆動制御については、上
記駆動部38を構成する駆動源としてステッピングモー
タ48が用いられており、当該モータの回転力によって
可動ミラー34を回転させるために、モータ駆動回路4
9が設けられている。該モータ駆動回路には、端子部4
7を通してモータ駆動用パルス信号や制御信号(モード
設定用信号やイネーブル信号等。)が供給される。尚、
駆動部38には、可動ミラー34の原点位置出しのため
の原点センサー50が設けられており、当該センサーの
出力信号は端子部47に送出される。また、図では、モ
ータ軸が可動ミラー34の回動軸34aに直結された構
成を示しているが、モータ軸の回転力を、ギヤ等を用い
た伝達機構により可動ミラー34に伝える構成等、各種
の実施態様が挙げられること及びステッピングモータに
限らず、各種モータの使用が可能であることは勿論であ
る。
【0075】前記したインジケータ29を構成する発光
ダイオード28、28、…に対しては、LED駆動回路
51が設けられていて、当該回路には端子部47を通し
て信号が供給されるようになっている。
【0076】受信ユニット25(の端子部)が接続され
る被接続装置52は、図2に示す構成との比較から容易
に理解されるように、信号処理部14及びメモリ15、
アナログ−ディジタルコンバータ18、制御部19の機
能を具備している。被接続装置52としては、例えば、
小型コンピュータを使用できるので、これに映像機器を
接続して制御を行う形態が挙げられるが、このような被
接続装置をはじめから映像機器内に組み込むことで1つ
の装置として設計を行う形態では、当該装置に受信ユニ
ット25を単に接続すれば済む。
【0077】尚、被接続装置52から端子部47を通し
て、上記セレクタ44に切換制御信号が送出され、ま
た、ゲインコントロールアンプ45に対してゲイン制御
用信号が送出されるようになっている。
【0078】本実施例における処理の基本的な流れにつ
いては、概ね下記の手順(1)乃至(6)に示す通りで
ある。
【0079】(1)初期設定処理や駆動部の原点復帰処
理 (2)固定PDによる信号検出及び光軸の粗調整 (3)メインPDによる信号検出及び光軸の微調整 (4)検出レベルの監視 (5)手順(4)での検出レベルが適正範囲から外れた
場合における、送信方向に対する光軸ずれのサーチ及び
光軸修正 (6)手順(5)でのサーチにおいてレベルピークが検
出されなかった場合には、手順(2)に戻って粗調整か
らやり直す。
【0080】従って、図6乃至図9での説明内容と基本
的にはほぼ同様であるので重複を避けるために、以下で
は、補足的部分についてのみ説明する。但し、以下の説
明では上記した方法(a)の採用を想定する。
【0081】図12乃至図14は上記手順(3)の処理
例を示すフローチャート図である。
【0082】先ず、図12のステップS1では、メイン
PD33による検出レベルを読み取った後、次ステップ
S2で検出レベルが規定範囲内かどうかを判断し、そう
であればステップS3に進むが、検出レベルが規定範囲
から逸脱している場合には、粗調整に戻る。
【0083】ステップS3では、可動ミラー34を予め
決められた所定方向にある角度(例えば、5゜程度)だ
け回転させた後、次ステップS4に進んでメインPD3
3による検出レベルを読み取る。
【0084】そして、次ステップS5では、前ステップ
S1、S4で得た検出レベルデータをもとに可動ミラー
34の制御方向を判定した後、図13のステップS6に
進んで現在位置から当該制御方向に所定の角度をもって
可動ミラー34を回転させる。
【0085】次ステップS7でメインPD33による検
出レベルを読み取った後、ステップS8に進み、検出レ
ベルが規定範囲内か否か(つまり、S/N比が十分であ
るか否か)を判断する。そして、検出レベルが規定範囲
内である場合には、図14のステップS12に進むが、
そうでない場合にはステップS9に進む。
【0086】ステップS9では検出レベルについてピー
ク検出を行い、レベルピークが検出された場合には図1
4のステップS12に進むが、そうでない場合にはステ
ップS10に進んでループ回数(処理回数)が所定回数
に達したか否かを判断し、そうであればステップS11
に進むが、所定回数未満の場合にはステップS6に戻
る。
【0087】ステップS11では、前記ステップS5で
決定した制御方向への回動角をステップS6での角度値
よりも大きな値に変更する。これは、可動ミラー34を
より速く移動させるためであり、その後にステップS6
に戻る。
【0088】図14のステップS12では取得された検
出レベルデータに基づいてスプライン補間処理を行って
ピーク位置を算出してから、次ステップS13に進み、
ピーク位置を予め決められた上限値と比較して、上限値
未満の場合にはステップS14に進み、算出したピーク
位置へと可動ミラー34を回動させて微調整を完了し
(例えば、微調整終了の旨を送信装置の操作者に伝える
ためにインジケータ29で表示する。)、また、上限値
以上の場合にはステップS15に進み、上限値に対応す
る所定位置(上限位置)まで可動ミラー34を回動させ
る。
【0089】図15は上記手順(4)の処理例を示すフ
ローチャート図である。
【0090】先ず、ステップS1においてメインPD3
3による検出レベルを読み取ってサンプリング処理を行
い、それらの平均レベルを算出し、次ステップS2でこ
れをインジケータ29にレベル表示する。
【0091】そして、次ステップS3で制御終了の操作
が行われたか否か(操作釦の押圧の有無等。)を判断
し、そうであれば制御を終えるが、そうでなければステ
ップS4に進む。
【0092】ステップS4では、原点移動の操作が行わ
れたか否か(操作釦の押圧の有無等。)を判断し、そう
であれば、ステップS5に進んで原点移動を行った後に
ステップS6に進むが、原点移動を行わない場合にはそ
のままステップS6に進む。尚、原点移動については、
可動ミラー34を一定方向に移動させながら原点センサ
ー50の検出信号を読み取って原点位置か否かを判断し
て位置を決定する。
【0093】ステップS6では、ステップS1で得た平
均レベルが所定回数に亘って連続して許容範囲から外れ
ているか否かを判断し、そうであればステップS7に進
んでインジケータ29のレベル表示を構成する所定のL
ED(例えば、最低位置のLED)を点滅させることで
操作者に注意を促す。また、平均レベルが所定回数に亘
って連続して許容範囲内であれば、問題なしとして検出
レベルの監視を続行するために、ステップS1に戻る。
【0094】図16及び図17は上記手順(5)の処理
例を示すフローチャート図である。
【0095】先ず、図16のステップS1において可動
ミラー34を所定方向にある角度(例えば、+12゜と
する。これは、前記した「+α」の値に相当する。)で
回転させる。
【0096】そして、次ステップS2で、可動ミラー3
4の回転角に応じたメインPD33による検出レベルを
読み取った後に、ステップS3に進んで、今度は反対方
向に所定の角度間隔(例えば、4゜)をもって可動ミラ
ー34を回転させる。
【0097】次ステップS4において、可動ミラー34
の角度が所定の角度値(例えば、−12゜とする。これ
は、前記した「−α」の値に相当する。)に達したか否
かを判断し、そうであれば次ステップS5に進むが、所
定の角度値に達しない場合にはステップS2に戻る。
【0098】ステップS5では、測定した検出レベルに
ついてスプライン補間を行い、図17のステップS6で
ピーク位置が検出されたか否かを判断し、検出された時
には次ステップS7に進むが、検出されないときには光
軸の粗調整に戻る。
【0099】ステップS7でピーク位置を予め決められ
た上限値と比較して、上限値未満の場合にはステップS
8に進み、算出したピーク位置へと可動ミラー34を回
動させるが、上限値以上の場合にはステップS9に進
み、上限値に対応する位置(上限位置)まで可動ミラー
34を回動させる。
【0100】しかして、上記した構成によれば、下記に
示す利点を得ることができる。
【0101】・複数の固定PDを用いることで、迅速に
送信方向(大体の方向)を検出できる ・送信ユニットから受信ユニットにデータが転送されて
こない場合には、光軸調整が必要ないので余計な電力を
消費しない ・検出レベルについて複数ポイントの計測後に、ピーク
位置を求める演算処理を行うことで、より高速な光軸調
整が可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1、7、14に係る発明によれば、送信装置
から受信装置に伝送される情報の確実性を高めるととも
に、高速な光軸調整が可能となり、装置の操作性を大幅
に向上させることができる。
【0103】請求項2や請求項8に係る発明によれば、
光学部材として反射部材を用い、これをモータにより駆
動することで光軸調整機構を構成したので、構成が簡単
になり、装置のコンパクト化に適している。
【0104】請求項3、4、9、10に係る発明によれ
ば、複数の固定センサーによる送信方向の検出結果に基
づいて光軸の粗調整を行ってから、さらにメインセンサ
ーによる検出結果に基づいて光軸の微調整を行うことに
より、送信方向の特定及びこれに応じた光軸調整を素早
く行うことができる。
【0105】請求項5、6、11、12、15に係る発
明によれば、メインセンサーによる受信データの誤り検
出率又は誤り訂正率を求め、これが最小になる送信方向
を探索して光軸の微調整を正確に行うことができる。
【0106】請求項13に係る発明によれば、光軸の調
整状態を表示して操作者に通知することができる。
【0107】請求項16に係る発明によれば、メインセ
ンサーによる受信信号を整流して直流成分を検出して、
これが最大になる送信方向を探索して光軸の微調整を簡
易な方法で行うことができる。
【0108】請求項17、18に係る発明によれば、補
間処理又は微分演算を含む信号処理によって最小値又は
ピーク値を検出することにより、光軸の微調整について
精度を高めることができる。
【0109】請求項19に係る発明によれば、データ転
送に係るフレームフォーマット中に予め検出用信号を埋
め込んでおいてこれを受信することにより、S/N比が
改善され、また、レベル変動の影響が小さくなるので、
送信方向又は位置の検出を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基本構成例を示す説明図である。
【図2】受信装置の回路構成例を示す図である。
【図3】送信方向の検出用信号を含むデータフォーマッ
ト例についての説明図である。
【図4】固定センサー群による検出回路例を示す図であ
る。
【図5】図6乃至図9とともに、処理手順の一例を示す
フローチャート図であり、本図は送信装置における処理
について示す。
【図6】図7乃至図9とともに、受信装置における処理
手順例を示すフローチャート図であり、本図は処理の始
めの部分を示す。
【図7】図6に続く処理の途中部分を示す。
【図8】図7に続く処理の途中部分を示す。
【図9】処理の終わりの部分を示す。
【図10】図11乃至図17とともに、本発明の実施例
について説明するものであり、本図は、受信ユニットの
構成例についてその一部を切り欠いて示す概略斜視図で
ある。
【図11】受信ユニットと被接続装置について説明する
ためのブロック図である。
【図12】図13及び図14とともに、可動ミラー制御
による光軸の微調整について処理手順例を示すフローチ
ャート図であり、本図は処理の開始部分を示す。
【図13】処理の中盤部分を示す。
【図14】処理の終末部分を示す。
【図15】メインPDによる検出レベルの監視について
説明するためのフローチャート図である。
【図16】図17とともに、所定の角度範囲内でのサー
チに基づく光軸の修正処理について手順例を示すフロー
チャート図であり、本図は処理の前半部を示す。
【図17】処理の後半部を示す。
【符号の説明】
1…光信号伝送装置、2…送信装置、3…受信装置、4
…固定センサー、5…メインセンサー、8…駆動手段、
9…反射部材、20…表示手段、48…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮森 慎二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H043 AB02 BD09 BD13 BD16 5K002 AA01 AA03 BA14 BA21 CA10 FA03 GA04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と、該送信装置からの光信号を
    受信する受信装置とを備えた光信号伝送装置において、 上記送信装置からの光信号を受信することにより当該送
    信装置の送信方向又は位置を検出する固定センサーを上
    記受信装置に設けたこと、 そして、上記送信装置からの光信号を受信して情報を取
    得するためのメインセンサーを上記受信装置に設けると
    ともに、当該メインセンサーの位置若しくは姿勢を変化
    させ、又は上記送信装置からの光信号を当該メインセン
    サーへと導くための光学部材の位置若しくは姿勢を変化
    させるための移動機構又は回転機構を備えた駆動手段を
    設けたことを特徴とする光信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した光信号伝送装置にお
    いて、 光学部材が反射部材とされ、当該部材をモータにより駆
    動することでメインセンサーに係る光軸調整機構を構成
    したことを特徴とする光信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した光信号伝送装置にお
    いて、 複数の固定センサーを用いて送信装置の送信方向につい
    ての粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定して、駆
    動手段によってメインセンサー又は光学部材の位置又は
    姿勢を変化させ、 この状態から、メインセンサーにより送信装置からの光
    信号を受信して正確な送信方向を探索して、駆動手段に
    よりメインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調
    整することを特徴とする光信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した光信号伝送装置にお
    いて、 複数の固定センサーを用いて送信装置の送信方向につい
    ての粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定して、駆
    動手段によってメインセンサー又は光学部材の位置又は
    姿勢を変化させ、 この状態から、メインセンサーにより送信装置からの光
    信号を受信して正確な送信方向を探索して、駆動手段に
    よりメインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調
    整することを特徴とする光信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した光信号伝送装置にお
    いて、 複数の固定センサーにより受光量の出力レベルを検出す
    ることで、送信装置からの送信方向について粗い検出を
    行って当該送信方向をほぼ特定して、駆動手段によって
    メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を変化さ
    せ、 さらに、メインセンサーによる受信データの誤り検出率
    又は誤り訂正率を求めて、誤り検出率又は誤り訂正率が
    最小になる送信方向を探索して、駆動手段によりメイン
    センサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調整すること
    を特徴とする光信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載した光信号伝送装置にお
    いて、 複数の固定センサーにより受光量の出力レベルを検出す
    ることで、送信装置からの送信方向について粗い検出を
    行って当該送信方向をほぼ特定して、駆動手段によって
    メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を変化さ
    せ、 さらに、メインセンサーによる受信データの誤り検出率
    又は誤り訂正率を求めて、誤り検出率又は誤り訂正率が
    最小になる送信方向を探索して、駆動手段によりメイン
    センサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調整すること
    を特徴とする光信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 送信装置からの光信号を受信する光検出
    手段についての自動光軸調整機構を備えた受信装置にお
    いて、 上記送信装置からの光信号を受信することにより当該送
    信装置の送信方向又は位置を検出する固定センサーと、 上記送信装置からの光信号を受信して情報を取得するた
    めのメインセンサーとを設けるとともに、 上記自動光軸調整機構については、上記メインセンサー
    の位置若しくは姿勢を変化させ、又は上記送信装置から
    の光信号をメインセンサーへと導くための光学部材の位
    置若しくは姿勢を変化させるための移動機構又は回転機
    構を備えた駆動手段を設けたことを特徴とする自動光軸
    調整機構を備えた受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した自動光軸調整機構を
    備えた受信装置において、 光学部材が反射部材とされ、当該部材をモータにより駆
    動することでメインセンサーに係る自動光軸調整機構を
    構成したことを特徴とする自動光軸調整機構を備えた受
    信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載した自動光軸調整機構を
    備えた受信装置において、 複数の固定センサーを用いて送信装置の送信方向につい
    ての粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定して、駆
    動手段によってメインセンサー又は光学部材の位置又は
    姿勢を変化させ、 この状態から、メインセンサーにより送信装置からの光
    信号を受信して正確な送信方向を探索して、駆動手段に
    よりメインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調
    整することを特徴とする自動光軸調整機構を備えた受信
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載した自動光軸調整機構
    を備えた受信装置において、 複数の固定センサーを用いて送信装置の送信方向につい
    ての粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定して、駆
    動手段によってメインセンサー又は光学部材の位置又は
    姿勢を変化させ、 この状態から、メインセンサーにより送信装置からの光
    信号を受信して正確な送信方向を探索して、駆動手段に
    よりメインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調
    整することを特徴とする自動光軸調整機構を備えた受信
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載した自動光軸調整機構
    を備えた受信装置において、 複数の固定センサーにより受光量の出力レベルを検出す
    ることで、送信装置からの送信方向について粗い検出を
    行って当該送信方向をほぼ特定して、駆動手段によって
    メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を変化さ
    せ、 さらに、メインセンサーによる受信データの誤り検出率
    又は誤り訂正率を求めて、誤り検出率又は誤り訂正率が
    最小になる送信方向を探索して、駆動手段によりメイン
    センサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調整すること
    を特徴とする自動光軸調整機構を備えた受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載した自動光軸調整機
    構を備えた受信装置において、 複数の固定センサーにより受光量の出力レベルを検出す
    ることで、送信装置からの送信方向について粗い検出を
    行って当該送信方向をほぼ特定して、駆動手段によって
    メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を変化さ
    せ、 さらに、メインセンサーによる受信データの誤り検出率
    又は誤り訂正率を求めて、誤り検出率又は誤り訂正率が
    最小になる送信方向を探索して、駆動手段によりメイン
    センサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調整すること
    を特徴とする自動光軸調整機構を備えた受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載した自動光軸調整機構
    を備えた受信装置において、 メインセンサーの位置若しくは姿勢又は光学部材の位置
    若しくは姿勢についてその調整状態を表示するための表
    示手段を設けたことを特徴とする自動光軸調整機構を備
    えた受信装置。
  14. 【請求項14】 送信装置からの光信号を受信する光検
    出手段を含む光学系を備えた受信装置の自動光軸調整方
    法において、 複数の固定センサーを用いて送信装置の送信方向につい
    ての粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定して、送
    信装置からの光信号を受信して情報を取得するためのメ
    インセンサーの位置若しくは姿勢を変化させ、又は上記
    送信装置からの光信号を当該メインセンサーへと導くた
    めの光学部材の位置若しくは姿勢を変化させた後、 メインセンサーにより送信装置からの光信号を受信して
    正確な送信方向を探索してメインセンサー又は光学部材
    の位置又は姿勢を微調整することを特徴とする受信装置
    の自動光軸調整方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載した受信装置の自動
    光軸調整方法において、 複数の固定センサーによる受光量の出力レベルについて
    直流成分を検出することにより、送信装置からの送信方
    向について粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定し
    てからメインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を変
    化させ、 さらに、メインセンサーによる受信データの誤り検出率
    又は誤り訂正率を求めて、誤り検出率又は誤り訂正率が
    最小になる送信方向を探索してメインセンサー又は光学
    部材の位置又は姿勢を微調整することを特徴とする受信
    装置の自動光軸調整方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載した受信装置の自動
    光軸調整方法において、 複数の固定センサーによる受光量の出力レベルについて
    直流成分を検出することにより、送信装置からの送信方
    向について粗い検出を行って当該送信方向をほぼ特定し
    てからメインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を変
    化させ、 さらに、メインセンサーによる受信信号を整流して直流
    成分を検出して、これが最大になる送信方向を探索して
    メインセンサー又は光学部材の位置又は姿勢を微調整す
    ることを特徴とする受信装置の自動光軸調整方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載した受信装置の自動
    光軸調整方法において、 メインセンサーによる受信データについて誤り検出率又
    は誤り訂正率の最小値を求める際には、複数の検出ポイ
    ントを設定して各検出ポイントにおける誤り検出率又は
    誤り訂正率を測定した後、補間処理又は微分演算を含む
    信号処理によって最小値を検出することを特徴とする受
    信装置の自動光軸調整方法。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載した受信装置の自動
    光軸調整方法において、 メインセンサーによる受信信号について直流成分の最大
    値を求める際には、複数の検出ポイントを設定して各検
    出ポイントでの検出レベルを測定した後、補間処理又は
    微分演算を含む信号処理によって上記直流成分のピーク
    値を検出することを特徴とする受信装置の自動光軸調整
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項14に記載した受信装置の自動
    光軸調整方法において、 光信号によるデータ転送時のフレームフォーマット中
    に、送信方向や位置の検出用信号を時分割又は周波数多
    重によって内包させておき、当該検出信号を複数の固定
    センサーで受信した後で分離又は抽出して比較すること
    で送信方向又は位置を特定するようにしたことを特徴と
    する受信装置の自動光軸調整方法。
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