JP2501959B2 - 赤外線測距式カメラ - Google Patents

赤外線測距式カメラ

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JP2501959B2 JP3023586A JP2358691A JP2501959B2 JP 2501959 B2 JP2501959 B2 JP 2501959B2 JP 3023586 A JP3023586 A JP 3023586A JP 2358691 A JP2358691 A JP 2358691A JP 2501959 B2 JP2501959 B2 JP 2501959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、赤外線測距式カメ
ラ、特に赤外線を使って被写体までの距離を測定して焦
点調整を行うと共に、カメラの動作を赤外線リモートコ
ントローラで遠隔操作する赤外線測距式カメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、カメラの焦点を自動調節するオー
トフォーカス方式の一手段として、赤外線測距方式があ
る。また、離れた所から装置の遠隔操作を行う赤外線リ
モートコントロール手段がテレビやビデオ又はエアコン
ディショナー等の機器で応用されている。
【0003】ところで、例えば、最近の家庭用のビデオ
カメラでは、上記赤外線測距方式などによる自動焦点調
節機構と共に、赤外線リモートセンサを登載してリモー
トコントローラによる遠隔操作が可能な利便性の高い製
品が市販されつつある。
【0004】ところが、上記のように同じ赤外線を用い
て測距やリモートコントロールを行う場合、波長が類似
した赤外線を用いると相互に混信が起こって距離測定や
コントロール信号の伝送が正確に行えなくなる恐れがあ
る。このため、従来は、測距用とリモートコントロール
用の赤外線の波長を変え、それぞれの波長に合った受光
素子で受光して、各信号処理系で別個に信号処理を行っ
ていた。
【0005】この従来の赤外線測距式カメラを図面に従
って説明する。
【0006】例えば、図9各図は家庭用のビデオカメラ
の外観図で、その(a)はカメラ本体部、(b)はリモ
ートコントローラ部を示している。
【0007】同図(a)のビデオカメラ本体(100)
のフォーカスリング(101)は、図示省略のフォーカ
スレンズ群を動かして光学レンズ(102)から入射す
る被写体像のピントを合わせるためのものである。この
フォーカスリング(101)は、図示しない本体部側の
赤外線発光素子から赤外線が被写体に投射され、その反
射光をオートフォーカス測距窓(103)内の赤外線受
光素子で受光して測距を行い、その測距値に基づいて駆
動させるものである。
【0008】また、同図(b)の赤外線リモートコント
ローラ(104)では、各スイッチ(105)に対応し
た赤外線のコントロール信号が投光窓(106)から投
射され、同図(a)のリモートセンサ(107)で受光
されてビデオカメラの遠隔操作が行われる。
【0009】この従来の赤外線測距機構及びリモートコ
ントロール機構の構成及び作用を次に説明する。
【0010】赤外線測距機構を、図10に示す。ここで
は、投光レンズ(108)及び受光レンズ(109)か
ら被写体(110)までの距離がLで示され、投光レン
ズ(108)の口径がg、受光レンズ(109)の口径
がφで示され、その焦点距離はfとする。更に、投光レ
ンズ(108)と受光レンズ(109)との光軸間の基
線長がsで示され、受光レンズ(109)の後方で焦点
距離fだけ離れた位置に赤外線受光素子(Positi
on Sensitive Device、以下PSD
という)(111)が配置されている。そして、PSD
(111)の受光面には赤外線を選択的に通過させる光
学フィルタ(112)が設けられている。
【0011】また、投光レンズ(108)の後方には、
測距用赤外線発光ダイオード(Light−emiti
ng Diode、以下LEDという)(113)が配
置されている。
【0012】測距時には、この測距用赤外線LED(1
13)から投光レンズ(108)を通して赤外線が被写
体(110)に投光され、その反射光が受光レンズ(1
09)を介して焦点位置に配置されたPSD(111)
の受光面にスポット光として結像し、そのスポット光の
中心位置(図10のPSDの中心からdだけずれた位
置)によってPSDの両端の出力I1 ,I2 が変化す
る。このPSD(111)の受光位置に対応する出力電
流値I1 ,I2 との関係を示したのが図11(a)及び
(b)である。そして、PSDの等価回路図は同図
(c)であり、スポット光の位置pによって左右の電流
分割抵抗値R1 ,R2 が変化し、これに伴って両端の電
極A,Bからの出力電流値I1 ,I2 が変化する。
【0013】すなわち、スポット光がPSDの中央位置
oに当たっている場合はI1 =I2 で、右にずれるとI
1 <I2 、左にずれるとI1 >I2 となり、I1 とI2
の増減割合は、図11(b)のようにPSDの中心から
の距離dに比例する。従って、I2 /I1 の値はスポッ
ト光の強弱には影響されず、スポット光の位置で決ま
る。 赤外線測距機構は、上記のようなPSDのスポッ
ト光位置とその出力電流値とのリニアな関係を用いて被
写体距離Lを測定する。具体的には、図10に示される
三角形の相似関係から f/L=d/s ‥‥(1) となり、この(1)式を用いてPSDの出力電流値I1
,I2 の関係は、 I1 =K(c/2−d)=K{c/2−(f/L)・s}‥‥(2) I2 =K(c/2+d)=K{c/2+(f/L)・s}‥‥(3) と表される。なお、(2),(3)式におけるKは比例
定数である。従って、(2),(3)式より、 I2 /I1 ={c/2+(f/L)・s}/{c/2−(f/L)・s} ={(c/2)・L+f・s}/{(c/2)・L−f・s}‥‥ (4) となる。(4)式よりI2 /I1 と被写体距離Lとの関
係は図12に示すように、ほぼ1/Lに比例する出力が
得られることがわかる。
【0014】従って、I2 /I1 を測定して演算により
被写体距離Lを求め、その値に応じてビデオカメラ(1
00)のフォーカスリング(101)を回転駆動させる
ことにより被写体に合焦することができる。
【0015】以上説明した測距動作は、図10に示す信
号処理・演算回路(114)、サンプル/ホールド,ア
ナログ/デジタル変換回路(115)、コントロール回
路(116)及びLED駆動回路(117)によって行
われる。
【0016】ここで、図10右下に示される測距スター
トスイッチ(118)の出力は、コントロール回路(1
16)に加えられる。
【0017】図13に示されるように、コントロール回
路(116)は、測距スタートスイッチ(118)によ
って一点鎖線で囲む単一パルス発生回路(119)に接
続され、その出力はLED駆動パルス(120)として
LED駆動回路(117)を駆動させる。この単一パル
ス発生回路(119)の入力部のNANDゲート(12
1),(122)は、チャタリングを防止するRSフリ
ップフロップであって、その出力はデュアルJKフリッ
プフロップ(123),(124)からなる2段のシフ
トレジスタのJK入力に与えられる。
【0018】ここで、このコントロール回路(116)
は発振器(125)で基準クロックを発生させ、これに
基づいて同期動作しており、その基準クロックは1/n
に分周器(126)で分周されて上記フリップフロップ
(123),(124)に供給されている。
【0019】このため、フリップフロップ(123)の
出力は、その入力が発生した後の最初にくるクロックパ
ルスに同期され、また後段のフリップフロップ(12
4)の出力は(123)の出力よりさらに1周期遅れ
て、(123)のQ出力と(124)のQバー出力とが
NANDゲート(127)に加えられ、クロックパルス
に同期した単一パルスが得られる。このLED駆動パル
ス(120)は、図10に示すLED駆動回路(11
7)に入力されてLED(113)を点灯させる。
【0020】LED駆動回路(117)(図10参照)
は、図14に示されるように、PNPトランジスタ(1
28)のベースに上記の単一パルスが加わると電流が流
れ、次段のNPNトランジスタ(129)のベース電位
を上昇させ、トランジスタ(129)のコレクタに接続
されたLED(113)に電流が流れて点灯が行われ
る。
【0021】LED(113)の点灯により発せられた
赤外線は、図10に示すように投光レンズ(108)、
被写体(110)及び受光レンズ(109)を経てPS
D(111)に集光される。PSD(111)の出力電
流I1 ,I2 は、それぞれプリアンプ(130),(1
31)で電圧に変換されて増幅される。
【0022】プリアンプの各々の出力は、図15に示す
信号処理・演算回路(114)のログアンプ(13
2),(133)にそれぞれ入力され、ログアンプの出
力がさらにバッファアンプ(134),(135)を介
して差動増幅器(136)で減算されることにより、I
1 とI2 の比Ln(I2 /I1 )が求まる。
【0023】上記差動増幅器(136)の出力は、図1
6に示す次段のサンプル/ホールド(S/H)、アナロ
グ/デジタル(A/D)変換回路(115)に入力され
る。この差動増幅器(136)の出力は、前述したLE
D駆動パルスから一定時間遅れた後に現れるので、必要
とする信号のみをサンプルしてホールドするためのパル
スが上記コントロール回路(116)(図13参照)内
で作られる。すなわち、図13のLED駆動パルス(1
20)は、同図のインバータ(137)を通ってプリセ
ットカウンタ(138)のリセット端子に入力され、こ
のリセットパルスが入力されるとプリセット値で設定さ
れたクロック数だけカウントが行なわれてサンプルホー
ルドパルス(139)が出力される。
【0024】図16のS/H回路(140)では、アナ
ログ値が次のA/D変換回路(141)に入力されてデ
ジタルデータに変換される。このA/D変換回路(14
1)のサンプリングクロック(142)は、図13に示
した発振器(125)が発生する基準クロックを用いて
いる。そして、図16のA/D変換回路(141)でn
ビットのデジタルデータ(143)に変換されたPSD
の出力電流比I2 /I1 は、図13のラッチ(144)
に入力され、オートフォーカスを制御するマイクロコン
ピュータが読取れるようにラッチする。このラッチされ
た測距出力(145)のデジタルデータは、図示省略の
マイクロコンピュータ内で被写体距離Lに変換して、そ
の値に応じてフォーカスレンズ群を駆動することにより
焦点制御を行うことができる。
【0025】また、従来は上記赤外線測距機構とは別に
リモートコントロール機構が配設されている。
【0026】リモートコントロール機構は、図9のリモ
ートコントローラ(104)の投光窓(106)から各
スイッチ(105)に対応したパルスパターン(図18
(a)参照)を出力する。図18(a)に示すように、
最初のパリティビット(スタートビット)として、ある
周期で点灯させ、一定期間消灯した後にnビットのデー
タを点灯「1」、消灯「0」として赤外線発光素子を点
滅させる。ここで4ビットの制御命令コードとして、例
えばカメラのズームアップを「0001」、ズームバッ
クを「0010」とすると、「1」のときに一定周期で
一定期間だけ発光させることにより、ビデオカメラ本体
へリモートコントローラを用いて制御指令データを送信
することができる。送信された赤外線信号は、図9
(a)のビデオカメラ(100)のリモートセンサ(1
07)で受光される。
【0027】リモートセンサ回路は、図17に示される
ように、フォトトランジスタ(146)で受光され、ア
ンプ(147)で増幅された出力信号が図18(b)の
波形である。この波形は、外光によるレベル変動と赤外
線リモートコントローラからの信号が共存しており、次
段のレベル検波用のローパスフィルタ(148)を設
け、その出力のうち図18(c)に示すスレッジホール
ドレベル以上の信号を矩形波状にする波形整形回路(1
49)を設けることにより、図18(d)に示すリモー
トコントローラと同じパルスパターンが得られる。この
パルスパターンは、図示省略のマイクロコンピュータな
どの制御回路に入力されてデコード化され、その命令コ
ードに従ってビデオカメラが制御される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の赤外線測距式カメラは、測距用の赤外線受光部とリモ
ートコントロール用の赤外線受光部とがそれぞれ別に配
置されていたため、設置スペースが2箇所必要であり、
また受光センサのコストもかかるという問題がある。
【0029】そこで、例えば特開昭63−155037
号公報では、測距用と制御用の赤外線の受光を1つの受
光素子で兼用させることにより、受光素子の設置スペー
スを小さくしてカメラの小型化を図っている。
【0030】ところが、上記のように1つの受光素子で
測距用と制御用の赤外線の受光を兼用させる場合は、赤
外線受光素子の感度特性が狭い波長域に限定されるた
め、測距用と制御用の赤外線の波長を略同一にする必要
がある。そうすると、今度は測距用と制御用の赤外線が
同時に受光素子に受光された場合に両信号が混信する場
合も考えられ、この結果、カメラが誤動作するという問
題が危惧されていた。
【0031】本発明は、上記のような問題を解消するこ
とを課題としてなされたもので、その目的は、測距機能
及びリモートコントロール機能を損なうことなく、測距
用の赤外線受光部とリモートコントロール用の赤外線受
光部とを1つの受光部で構成することのできる赤外線測
距式カメラを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、測距用赤外線を送受して合焦を行う機構
を備えたカメラ本体と、前記カメラ本体と別体に設けら
れ、測距/制御処理優先情報が付加されたカメラ本体遠
隔操作用の制御情報が付加されたカメラ本体遠隔操作用
の制御情報を赤外線で送信する赤外線リモートコントロ
ーラとを含み、前記カメラ本体には、前記測距用赤外線
と前記赤外線リモートコントローラからの制御用赤外線
とを受光する共用赤外線受光素子と、前記共用赤外線受
光素子の出力信号から前記測距/制御処理優先情報を含
前記制御情報を抽出する制御情報抽出手段と、前記抽
出された制御情報のうちの前記測距/制御処理優先情報
に基づいて、測距処理優先モードか制御処理優先モード
かを判断するモード判断手段と、が設けられ、前記赤外
線リモートコントローラ側にて測距優先又は制御処理優
先を選択設定できることを特徴とする。
【0033】
【作用】上記構成によれば、カメラ本体の共用赤外線受
光素子で、測距用赤外線と制御用赤外線とを受光し、そ
の出力信号から制御情報抽出手段により制御情報を抽出
する。そして、モード判断手段は、前記制御情報に含ま
れる測距/制御処理優先情報に基づいて測距処理優先か
制御処理優先かの判断を行って、何れかを優先的に処理
する。このため、両信号が同時に受光された場合でも、
これを確実に分離して、優先順位に従って1つ1つ処理
が行われるので、混信による誤動作の少ない、小型で、
低コストの赤外線測距式カメラとすることができる。
【0034】
【実施例】以下に、図面を参照しながら、本発明が適用
される赤外線測距式カメラの好適な実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例を示す構成ブロック図である。
【0035】なお、赤外線測距用回路(114),(1
15),(116)の構成は、従来例と同様であるので
重複説明を省略する。
【0036】前記赤外線リモートコントローラ(1)
は、従来の測距用の赤外線受光部(ここではPSD)
(111)で受光可能な波長域、つまり測距用の波長と
同じ赤外線を使ってカメラの制御信号を送るものであ
る。ここで、測距用とリモートコントロール用の発光素
子の波長を略等しいとしたのは、受光素子の感度特性が
波長に対して広くないためであり、受光素子を共通に使
用する上では必要な事項である。
【0037】そこで、赤外線リモートコントローラ
(1)の具体的な構造は、図1に示すように、所望のカ
メラ動作に対応したスイッチ(5)があり、そのスイッ
チ(5)を押すことによって対応したパルス信号がパル
スジェネレータ(6)から発せられる。そして、このパ
ルス信号に従って図1のLED駆動回路(7)により赤
外線LED(8)が駆動され、上記波長域の赤外線を発
して信号が送られる。本実施例では、前記パレスジェネ
レータ(6)において制御情報の最初の1ビットに、測
距信号と制御信号が重畳した場合にいずれの処理を優先
させるかの判断基準となる測距/制御処理優先情報が付
加されている。
【0038】さて、前記制御信号検出回路(2)は、P
SD(111)で受光される赤外線の測距信号と上記制
御信号の出力のうち、制御信号の出力成分を取り出すた
めのものである。
【0039】具体的には、PSDの両端からのI1 ,I
2 出力をまずそれぞれプリアンプ(130),(13
1)で増幅し、その出力を分岐させて制御信号検出回路
(2)に入力させている。
【0040】そして、図2に示すように、プリアンプ
(130),(131)からの信号は、制御信号検出回
路(2)内の加算器(9)で加算される。これは、図1
で示したように、リモートコントロール用赤外線発光手
段(1)からの制御信号の受光位置がPSD(111)
の中心よりxだけずれるとI1 ,I2 のいずれかの信号
出力が大となって、他方の信号出力が小となり、また赤
外線リモートコントローラ(1)が遠方にある場合は、
I1 ,I2 の信号出力がともに小さくなってS/N比が
悪くなるため、両信号を加算器(9)で加算して信号抽
出を確実に行うものである。
【0041】更に、この信号はローパスフィルタ(LP
F)(10)及び波形整形回路(11)を経ることによ
って、赤外線リモートコントローラ(1)から出力され
た信号と同じパルスパターンを再現することができる。
【0042】このように、1つのPSD(111)を共
用して、制御信号と測距信号が同時に受信された場合に
は、通常、図2に示す信号処理・演算回路(114)か
らは測距用の信号(12)が出力され、制御信号検出回
路(2)からはリモートコントロール用の信号(13)
が出力される。
【0043】ここで、リモートコントロール用の制御信
号(13)は、図1に示されるように、デコーダ(3)
及び信号処理制御回路(4)にそれぞれ入力される。
【0044】図3に示す前記デコーダ(3)は、ここで
はシフトレジスタが用いられ、赤外線リモートコントロ
ーラ(1)から送られてきた直列データを制御命令コー
ドに相当する並列データに変換するものである。
【0045】また、図1に示した前記信号処理制御回路
(4)は、上記赤外線受光素子で測距信号と制御信号と
が重複して受信された場合に、いずれかの信号を優先的
に処理して他方の信号処理を停止し、混信を防止するも
のである。その具体的な回路の内容は、図4に示されて
いる。
【0046】更に、信号制御処理回路(4)の他の実施
例では図5に示す回路構成において、上述した赤外線リ
モートコントローラ(1)から発せられる測距/制御処
理優先情報が付加された制御情報に基づいて、カメラ本
体側で、測距処理優先モードか制御処理優先モードかを
適宜判断するモード判断回路(31)を具備している。
この実施例では、モード判断回路(31)に従って何れ
かの信号を優先的に処理することにより、測距信号と制
御信号との混信を防止している。
【0047】次に、赤外線測距式カメラの構成及び動作
をさらに詳しく説明する。なお、赤外線による測距動作
は、前述の従来例と同様であるので重複説明を省略し、
リモートコントロールによる制御動作、及び測距信号と
制御信号との重畳時の信号処理動作を中心に説明する。
【0048】図1に示されるように、リモートコントロ
ール用赤外線発光手段(1)からの赤外線は、測距用の
赤外線と同様に、受光レンズ(109)を介してPSD
(111)の受光面で受光される。
【0049】まず、ビデオカメラの場合は、戸外や室内
照明下で使用されるので、外部の光と測距用又は制御用
の赤外線LEDのビーム光とを区別する必要がある。こ
のため、本実施例では測距用及び制御用の赤外線LED
には波長800〜950nmの赤外線を発光するものと
し、PSD(111)もその波長域の赤外線を受光する
ようにしている。
【0050】そして、さらにPSD(111)の受光面
の前には、可視光をカットする光学フィルタ(112)
を設けているが、これだけでは太陽や白熱灯などの光と
の識別が難しいため、ここでは測距用や制御用の赤外線
LEDを、パルス駆動や交流点灯させて、変化分のみを
取り出すようにして外光との区別を行っている。
【0051】次に、本実施例のPSD(111)は、測
距用と制御用の赤外線受光部を兼ねている。このため、
PSD(111)の受光面に制御用の赤外線ビームのス
ポット光位置が中心からxの位置に結像したとすると、
その位置に応じてPSD(111)の両端からI1 ,I
2 が出力される。しかし、リモートコントロールに用い
る制御信号は、測距時の信号と異なってスポット光の位
置ではなく、図18(b)のようにパルス状の信号が存
在する期間(論理「1」)と存在しない期間(論理
「0」)との組み合わせにより制御命令コードを送信す
るものであるから、信号成分が「1」か「0」かが判定
できればよい。従って、プリアンプ(130),(13
1)で増幅されたI1 ,I2 の出力は、制御信号検出回
路(2)の加算器(9)で加算した後にローパスフィル
タ(10)及び波形整形回路(11)によって制御信号
の検出が行われる。このため、スポット光の結像位置に
関係なく確実かつ安定した信号抽出が可能である。
【0052】このようにして再現された図18(d)と
略同様のパルスパターンの制御信号(13)は、図1に
示される次段のデコーダ(3)及び信号処理制御回路
(4)にそれぞれ入力される。
【0053】そこで、図4に示されるように、再現され
た直列データからなる制御信号(13)は、信号処理制
御回路(4)のカウンタ2(14)に入力される。この
カウンタ2(14)は、図7(b)に示す直列データの
パルスパターンにおいて、スタートビットの立上がりか
ら図7(a)の基準クロックを規定数カウントし、規定
数に達したら出力パルス(15)を次のカウンタ3(1
6)に出力する。上記基準クロック(142)は、図4
に示されるコントロール回路(116)内の発振器から
出力されるクロックパルスを使っている。このカウンタ
2(14)では、データビットの最初のビット位置を割
り出して、シフトクロックのスタートトリガパルス(1
5)を作っている。
【0054】次のカウンタ3(16)では、カウンタ2
(14)からのスタートトリガパルス(15)が入力さ
れると、基準クロック(142)を規定数カウントして
次のデータビットに対応するパルスを出力する。このよ
うな動作を次々に行って、次のデコーダで直列データを
並列データに変換するため、図7(c)に示すようなシ
フトクロックを作り出している。
【0055】このシフトクロック(17)は、モノマル
チ1(18)とカウンタ4(19)にそれぞれ入力され
る。そして、カウンタ4(19)ではシフトクロック
(17)を改定のデータビット数だけカウントして、最
後のnビット目が入力された時にデータの終わりを示す
パルス(20)を出力する(図7(d)参照)。この出
力パルスにより、次段のモノマルチ2(21)では並列
データをラッチするためのラッチパルス(22)を作成
する(図7(e)参照)。
【0056】一方、カウンタ3(16)の出力パルス
(17)は、モノマルチ1(18)にも入力され、直列
データの最初のデータビット位置から最後のデータビッ
ト位置までの期間、論理「0」を出力する。このモノマ
ルチ1(18)の出力パルス(図7(f))は、カウン
タ2(14)に入力されて、論理「0」の期間はカウン
タ2(14)のカウント動作を禁止させる。また、この
パルスは、ANDゲート(23)の一方の入力端子にも
出力され、これにより、他方の入力端子に入力される図
7(b)に示す直列データの制御信号(13)のスター
トビットとストップビットのみが出力され、次段のデコ
ーダ(3)のシフトレジスタのリセットパルス(24)
が作成されている。(図7(g))。
【0057】カウンタ1(25)には、コントロール回
路(116)から図6(a)に示す基準クロック(14
2)と図6(d)に示すLED駆動パルス(120)と
が入力され、このカウンタ1(25)は測距用のLED
が発光してから測距データをラッチし終わるまでの一連
の赤外線測距動作期間を示す図6(g)のイネーブル信
号(26)のパルスを作成し、これをデコーダ(3)に
出力している。このイネーブル信号(26)は、測距動
作中、すなわちディスエーブル期間中は赤外線リモート
コントローラからの制御信号の処理を行わないようにデ
コーダ(3)を制御して、測距信号と制御信号との混信
を防止させるためのものである。
【0058】ところで、上記信号制御処理回路(4)の
実施例では、測距信号を制御信号に優先させて処理して
いる。これは、ズームや録画開始のスイッチの制御信号
は、オートフォーカスの測距信号により合焦した状態か
らオンになる方が良いため、測距信号を制御信号に優先
させた処理が適しているためである。しかし、電源オン
/オフのスイッチや録画停止スイッチなどオートフォー
カスとは直接関係のないスイッチの制御信号は、測距信
号よりも優先的に処理した方が良い場合がある。このよ
うに、処理動作に応じて測距信号と制御信号との優先処
理順位を適宜可変とする場合は、図5に示すような他の
構成を採用する。
【0059】この場合、図7(b)に示す直列データの
データビット(nビット)の最初の1ビットに含まれ
た、測距処理優先モードか制御処理優先モードかを判別
する測距/制御処理優先情報を判断基準として用いる。
そして、この測距/制御処理優先情報は、図5のモード
判断回路(31)で判断される。
【0060】図5において、モード判断回路(31)
は、NANDゲート(32)とANDゲート(33)で
構成されている。そして、NANDゲート(32)の入
力側には、前述したカウンタ2(14)からのスタート
トリガパルス(15)と、制御信号検出回路(2)から
の直列データ(13)とが入力され、これらの(13)
と(15)とが共に「1」の場合にのみ出力側から
「0」が出力される。すなわち、最初の1ビットの測距
/制御処理優先情報が「1」の時は、制御処理優先モー
ドであって、NANDゲート(32)から「0」が出力
される。
【0061】そして、ANDゲート(33)の入力側に
は、前記NANDゲート(32)の出力とカウンタ1
(25)からの赤外線測距動作期間を示す図6(g)の
イネーブル信号(26)とが入力されている。その結
果、優先情報が「1」であって測距信号と制御信号が重
畳する場合は、常に「0」が図3のデコーダ(3)にイ
ネーブル信号(34)として入力されて、シフトレジス
タをディスエーブル状態とされるので、結果として、制
御信号が優先的に処理される。
【0062】一方、最初の1ビットの測距/制御処理優
先情報が「0」の時は、測距処理優先モードとなり、N
ANDゲート(32)からは「1」が出力される。
【0063】そして、ANDゲート(33)の入力側に
は、赤外線測距動作期間中はカウンタ1(25)からの
「1」と、前記NANDゲート(32)からの入力
「1」とが入力される。このように、優先情報が「0」
であって測距信号と制御信号が重畳する場合は、「1」
が図3のデコーダ(3)にイネーブル信号(34)とし
て入力されるため、シフトレジスタをイネーブル状態と
して、結果として、測距信号が優先的に処理される。
【0064】このように図5に示した実施例の場合は、
制御処理優先モードと測距処理優先モードとを赤外線リ
モートコントローラ(1)からの信号によって適宜選択
して信号処理することができる。また、これ以外にも優
先モードの切り換えスイッチをカメラ本体側に設けて、
適宜選択するように構成することも可能である。
【0065】以上のように各パルスがデコーダ(3)の
シフトレジスタに入力されることにより、測距動作期間
以外で、リモートコントローラから送られてきた直列デ
ータ中のnビットからなるデータビットが制御命令コー
ドの並列データに変換された後、出力される。上記シフ
トレジスタは、ここでは例えば三菱電機(株)製M66
312PなどのICを用いている。
【0066】図3に示すデコーダ(3)からは制御信号
が並列データ(27)として信号処理制御回路(4)内
のバッファ(28)を通ってリモートコントロール用の
制御信号(29)として出力されることにより、カメラ
の各部が操作される。
【0067】また、図4に示されるコントロール回路
(116)からは、測距データ(145)が出力され、
この測距データ(145)に基づいて、図9(a)に示
されるフォーカスリング(101)が駆動されて合焦が
行なわれる。
【0068】以上述べたように、本実施例の赤外線測距
式カメラは、測距用とリモートコントロール用の赤外線
を1つの赤外線受光素子で受光した後、分離して、それ
ぞれの回路で信号処理がなされる。そして、信号処理制
御回路(4)及びモード判断回路(31)とによって測
距動作中に制御信号が受光されても測距動作の方を優先
させ、制御信号が測距動作期間以外で処理されるように
したり、逆に、制御信号受光中は測距信号の処理を行わ
ないようにすることにより、両信号の混信を防止して、
適切な測距信号やリモートコントロール信号の伝送を行
うことが可能である。
【0069】また、本実施例における赤外線測距式カメ
ラは、上記したように1個の赤外線受光素子で測距用と
リモートコントロール用の信号受信を行っているため、
個別に受光素子を設けた場合よりも設置スペースが少な
くなり、カメラの小型化と低コスト化を実現しつつ、正
確かつ確実な測距及びリモートコントロール動作が行え
るようになった。
【0070】さらに、上記実施例では、測距動作の方を
リモートコントロールの制御動作に優先させて固定的に
処理する信号処理制御回路の構成例を示したがこれに限
定されず、逆にリモートコントロールの制御動作を測距
動作に優先させて信号処理するように構成することもで
きる。
【0071】尚、変形例としては、図8(a)に示すよ
うに、更に信号処理・演算回路(114)内の差動増幅
器(136)の後段にローパスフィルタ(30)を設け
ても好適である。
【0072】カメラが測距中にリモートコントローラか
らの赤外線パルスを受光した場合、PSDの出力電流I
1 ,I2 の出力は同図(b)に示すように、測距用パル
スに制御用パルスが重畳したような波形となる。そし
て、これを差動増幅器(136)でLnI1 とLnI2
の差をとっても同図(b)に示すようにパルス成分が残
留することがあり、このままでは測距誤差が生じ易くな
る。
【0073】このため図8(a)に示す変形例において
は、差動増幅器(136)の次段に制御用パルスが除去
可能なカットオフ周波数を持ったローパスフィルタ(3
0)を設けることにより、同図(c)のように制御用パ
ルス残留分の少ない測距用パルスが得るものである。
【0074】この変形例では、測距信号と赤外線リモー
トコントローラの制御信号とが重畳した場合に発生し易
い混信による弊害をさらに少なくする手段を採用したた
め、誤動作が一層少なくなり、確実に測距やリモートコ
ントロール動作が行えるようになる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の赤外線測
距式カメラによれば、1つの赤外線受光素子を測距用と
制御用とに共用したため、カメラの機構を簡略化して、
カメラを小型化することができる。そして、測距信号と
制御信号とが重畳した場合は、測距/制御処理優先情報
に基づいてモード判断手段で何れかの信号を優先的に処
理することにより、信号の混信による誤差や誤動作を防
止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る信号処理・演算回路と
制御信号検出回路を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施例に係るデコーダの回路図であ
る。
【図4】本発明の一実施例に係る信号処理制御回路の回
路図である。
【図5】モード判断回路が付加されたコントロール回路
を示す回路図である。
【図6】一実施例におけるコントロール回路各部の波形
及びタイミングチャート図である。
【図7】一実施例における信号処理制御回路各部の波形
を示すタイミングチャート図である。
【図8】他の実施例に係る信号処理演算回路各部の回路
図及び波形図である。
【図9】従来例の家庭用ビデオカメラの外観図である。
【図10】従来例の構成を示すブロック図である。
【図11】PSDの説明図であり、(a)はその平面
図、(b)はその出力電流の特性図、(c)はその一次
元PSDの等価回路図である。
【図12】PSD出力と被写体距離との関係を示す図で
ある。
【図13】コントロール回路の回路図である。
【図14】LED駆動回路を示す回路図である。
【図15】信号処理・演算回路を示す回路図である。
【図16】サンプル/ホールド,アナログ/デジタル変
換回路を示す回路図である。
【図17】リモートセンサ回路を示す回路図である。
【図18】リモートセンサ回路各部の回路図及び波形図
である。
【符号の説明】
(1) 赤外線リモートコントローラ (2) 制御信号検出回路 (3) デコーダ (4) 信号処理制御回路 (31) モード判断回路 (111) 赤外線受光素子(PSD) (116) コントロール回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距用赤外線を送受して合焦を行う機構
    を備えたカメラ本体と、 前記カメラ本体と別体に設け
    られ、測距/制御処理優先情報が付加されたカメラ本体
    遠隔操作用の制御情報を赤外線で送信する赤外線リモー
    トコントローラと、を含み、 前記カメラ本体には、 前記測距用赤外線と前記赤外線リモートコントローラか
    らの制御用赤外線とを受光する共用赤外線受光素子と、 前記共用赤外線受光素子の出力信号から前記測距/制御
    処理優先情報を含む前記制御情報を抽出する制御情報抽
    出手段と、 前記抽出された制御情報のうちの前記測距/制御処理優
    先情報に基づいて、測距処理優先モードか制御処理優先
    モードかを判断するモード判断手段と、 が設けられ 前記赤外線リモートコントローラ側にて測距優先又は制
    御処理優先を選択設定できる ことを特徴とする赤外線測
    距式カメラ。
JP3023586A 1990-09-28 1991-02-18 赤外線測距式カメラ Expired - Fee Related JP2501959B2 (ja)

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