JP2002111492A - 位相同期ループ用の自動較正システム - Google Patents

位相同期ループ用の自動較正システム

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JP2002111492A
JP2002111492A JP2001251055A JP2001251055A JP2002111492A JP 2002111492 A JP2002111492 A JP 2002111492A JP 2001251055 A JP2001251055 A JP 2001251055A JP 2001251055 A JP2001251055 A JP 2001251055A JP 2002111492 A JP2002111492 A JP 2002111492A
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Berstein Amit
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数合成器の位相同期ループ用の自動較正
回路を提供する。 【解決手段】 自動較正回路21は、位相同期ループの
VCO(電圧制御発振器)12の動作周波数帯域を選択
する。周波数を変更するごとに、VCO12の動作周波
数をその同調周波数の一端に設定したのち、VCO12
の動作周波数帯域をディジタルに変化させる。VCO1
2の制御入力端子13に現れる制御電圧が現在値から変
化すると、帯域を選択する動作を禁止する。このとき、
位相同期ループの基準信号を使って同期をとることが可
能になる。本発明に係る自動較正回路によれば、数マイ
クロ秒で周波数の変更を行なう必要のあるセルラー電話
などの応用において迅速にチャネル周波数を選択するこ
とが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、無線周波
数の信号処理技術における周波数合成器に関する。本発
明は,特に、複数の周波数帯域において安定した周波数
動作を可能にする自動較正(こうせい)回路を提供する
ものである。
【0002】
【従来の技術】無線電話では、多くの場合、搬送波周波
数の信号を安定して発生させるために、周波数合成器を
使用している。ユーザが1つのセルから別のセルへ移動
すると、移動先のセルは異なった周波数で動作している
ので、送信周波数を変化させる必要がある。しかも、こ
の送信周波数の変更は、極めて迅速に行なう必要があ
る。また、新たな送信周波数は、大幅に異なっている可
能性がある。したがって、1つのセルから別のセルへ移
動する際にユーザが全く影響を受けないようにするに
は、数マイクロ秒で送信周波数を新たなチャネル周波数
に変更しなければならない。
【0003】周波数合成器の周波数を迅速に変化させる
には、位相同期ループ(phase locked loop:PLL、フ
ェーズ・ロックト・ループ)が新たなチャネル周波数に
対して位相同期を迅速に再確立する必要がある。セルラ
ー電話(cellular telephone)の周波数帯域全体にわた
って動作できるVCO(voltage control oscillator:
電圧制御発振器)はほとんど存在しないので、周波数合
成器の設計は複雑である。したがって、複数の周波数帯
域で動作できるVCOを使用したりあるいは、複数の周
波数帯域をカバーするために、複数のVCOを備えたり
する必要がある。
【0004】しかしながら、複数のVCOを使用するの
は、高価であると共に、実現するのが難しい。
【0005】広い同調周波数帯域を有するVCOを実現
する際に生じる余分な問題として、半導体製造プロセス
の変動に起因して動作周波数が変動する結果、VCOの
周波数同調範囲が10〜15%変動しうる、という点が
挙げられる。本発明は、対象とする全周波数範囲をカバ
ーする複数の周波数帯域で動作すると共に、製造中のプ
ロセスの変動の影響を受けない共通のVCOを1つだけ
使用する周波数合成器を指向するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】広い周波数帯域にわたっ
て動作できる周波数合成器において単一のVCO(電圧
制御発振器)を使ったシステムを開示する。位相同期ル
ープのVCOを、当該VCOが様々な範囲の周波数を同
調できるようにディジタルに制御する。周波数合成器の
動作周波数を変更すべきときには、VCOの制御入力端
子に基準電圧源を接続して当該VCOの周波数をその同
調範囲の一端に設定する。VCOの制御入力端子に現れ
る制御電圧を監視しながら、VCOの動作周波数帯域を
選択的に切り換える。VCOの制御入力端子に現れる制
御電圧が基準電圧未満に低下したと比較器が判断した
ら、VCOの動作周波数帯域を切り換えるのを禁止す
る。このとき、VCOは位相同期ループにおいて位相同
期状態になる。本発明によれば、各帯域を選択するこ
と、および、新たなチャネル周波数を含む周波数帯域に
おいて位相同期を確立することは、数マイクロ秒で実行
することができる。GSM電話動作モードでは、16個
の動作周波数帯域を使って128チャネルの周波数を利
用することができる。(GSM(global system for mo
bile communications)とは、欧州が標準化したディジタ
ル携帯電話システムのことである)。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、携帯無線電話などの用途
で使う周波数合成器のブロック図である。図1に示す周
波数合成器は、GSM携帯電話に応用した場合、約20
0kHz間隔で最大128チャネルの周波数を供給す
る。図1に示す周波数合成器は、VCO12を備えてい
る。VCO12は、その制御入力端子13に印加された
制御電圧の制御下で出力周波数Fout を出力する。VC
O12の動作周波数は、既存の周波数合成器におけるの
と同様に、事実上は分周器14が設定する。VCO1
2、分周器14、位相/周波数検出器16、およびルー
プ・フィルタ17が、位相同期ループ(PLL)を形成
している。基準入力端子19には、極めて安定した基準
周波数Fref が印加されている。この基準入力信号と分
周されたVCO12の出力信号との間の位相差を、誤差
信号として検出してループ・フィルタ17に入力する。
ループ・フィルタ17は位相同期ループ技術によって設
計してあるので、周波数を変化させるのに許された時間
内に、基準入力周波数Fref で出力周波数Fout を同期
するのを可能にするループ周波数帯域が得られる。(以
下では周波数帯域のことを単に帯域とも言う)。
【0008】自動較正回路21は、周波数合成器用のシ
リアル・インタフェース22の制御下にある。セルラー
電話の場合、シリアル・インタフェース22は、位相同
期ループが分周器14が設定した周波数で同期すること
ができるように、VCO12が動作している周波数帯域
を設定し直すコマンドを自動較正回路21に対して発す
る。セルラー電話への応用では、分周器14は、セルラ
ー電話技術で公知のように、周波数変調器として機能し
うる。
【0009】VCO12の動作周波数範囲は、自動較正
回路21の制御下にある。VCO12の周波数切り替え
を制御する複数の要素は、16個の動作周波数帯域の中
から1つの帯域を確立する。周波数を変化させる間、自
動較正回路21がVCO12の動作周波数を順次変化さ
せると、制御入力端子13に現れる制御電圧が、VCO
12が発生させる周波数が位相同期を達成すべき範囲内
にある、ということを示すようになる。
【0010】図2は、VCO12を同調させることので
きる様々な周波数帯域を詳細に示す図である。各帯域1
〜nの内で、VCO12は、基準周波数の入力信号を使
って位相同期を確立することができる。図3に関して後
述するように、VCO12の帯域は、VCO12のバラ
クタを連続的に同調させるのと並行して、キャパシタな
どの個別同調素子を切り換えることにより、ディジタル
に選択する。VCO12に印加する同調容量の合計は、
図2に示す周波数帯域の1つに対応している。図示した
n個の周波数帯域には、公称同調範囲がある。この公称
同調範囲は、製造プロセスの変動に起因してVCOごと
に変動する可能性がある。この同調範囲の歪(ゆが)み
は、VCOの動作帯域が選択されたときに、本発明によ
って事実上修正される。
【0011】好ましい実施形態によると、動作周波数帯
域の選択は、最も低い周波数帯域1から始め、VCO1
2が基準周波数を使って位相同期を確立する周波数を探
索する過程で、最も高い周波数帯域nへ進む。探索する
間、制御入力端子13を基準電圧に充電することによ
り、VCOをその同調範囲の上端にリセットしておく。
各帯域を選択してVCO制御電圧が基準値を維持してい
ると、分周器14が選択している周波数を含む帯域が選
択されるようになる。その間に、VCOは、基準周波数
を使って位相同期を始める。位相同期状態は、VCO1
2の制御入力端子13に現れる電圧を監視することによ
り観察する。制御電圧13が予設定の基準値から位相同
期状態に向かって離れると、自動較正回路21は、新た
な帯域選択動作を禁止することにより、VCO12の周
波数帯域を確立する。
【0012】図3は、自動較正回路の詳細なブロック図
である。VCO12の帯域選択部品には、VCO12の
同調用バラクタ12aにスイッチ12cを介して接続さ
れたコンデンサ・バンク12bが含まれる。同調用コン
デンサ12bの選択は、VCO12の動作帯域を最大1
6個選択することのできるカウンタ27が出力する4ビ
ットの信号の制御下にある。この4ビットの信号によっ
て同調用バラクタ12aと並列に接続された同調用コン
デンサ12bの各々を選択的に接続したり切断したりす
ることにより、VCO12の異なった動作帯域を選択す
る。
【0013】図1の周波数合成器のシリアル・インタフ
ェース22を使って周波数を変更するように選択する
と、シリアル・インタフェース22は、分周器14をセ
ットすると共に、端子30を通じて自動較正回路をリセ
ットする。そして、基準電圧源31をほんのしばらくの
間スイッチ29を介してVCO12の制御入力端子13
に接続する。コンデンサ32とコイル33は、VCO1
2の出力周波数をその周波数範囲の一端(好ましい実施
形態ではVCO12の同調周波数の上限値)に予設定す
るために充電した状態を維持する。
【0014】周波数帯域の選択は、カウンタ27の制御
下にある。カウンタ27は、プログラマブル周波数分周
器35が生成する分周されたクロック・パルスをカウン
トして、4ビットのカウンタ出力24を変化させる。こ
の結果、コンデンサ12bの容量が新たな値になるか
ら、同調帯域も新たなものになる。カウンタ27が印加
するパルスには十分な幅があるので、適切な帯域が選択
されたときに、位相同期ループは同期をとることができ
る。
【0015】カウンタ27が周波数帯域を選択している
間、比較器26が制御入力端子13の制御電圧を連続的
に監視している。比較器26が、制御入力端子13の制
御電圧がコンデンサ32に蓄えられていた予設定の値か
ら比較器のしきい値に等しい量だけ減少しているのを示
すと、比較器26は、カウンタ27がVCO12の別の
動作周波数帯域を指定するのを禁止するようにスイッチ
を入れる。
【0016】上述した実現例は、VCOの同調範囲を広
い動作周波数範囲にまで顕著に広げる、という本発明の
機能を示すものである。そして、この機能は、VCO1
2を様々な周波数帯域にディジタルに同調させ、かつ、
バラクタ12aを使ってVCO12の周波数を各帯域中
で同調させることにより実現している。さらに、既存の
半導体製造技術では公差の大きな部品が産出されるの
で、VCO回路の同調範囲には、製造プロセスの変動に
起因して大きなバラツキが生じやすい。しかし、VCO
の周波数をその公称同調範囲内に同調できない場合で
も、隣接するその次に高い周波数帯域を使って対象とす
るチャネル周波数を発生させることができる。
【0017】周波数合成器がチャネル周波数を選択すた
びに、カウンタ27をリセットし、ほんのしばらくの間
スイッチ29を閉じることによりコンデンサ32を再充
電する。また、VCO12の制御入力端子13で位相同
期を検出したときに別の周波数帯域を選択する動作を確
実に禁止できるように、比較器26のしきい値は、当該
比較器26を誤って動作させかねない製造中の片寄りや
温度の変動を補償できる値に設定する。
【0018】本発明の好適な実施形態では、対象とする
チャネル周波数を含む帯域の探索を最も低い周波数帯域
から開始する。しかし、本発明の別の実施形態では、別
の場所から開始してもよい。例えば、帯域番号8からカ
ウントを開始して、VCO12の制御電圧の状態に応じ
て、より低い周波数帯域またはより高い周波数帯域を指
向するようにカウンタ27を設定することができる。
【0019】図4は、対象とする周波数帯域を突き止め
るために本発明の一実施形態で実現している二分探索樹
を示す図である。この探索アルゴリズムは、探索すべき
帯域の数に関して、ある仮定をすることから始まる。探
索すべき帯域の数は、上述した例に従うと図4に示すよ
うに、帯域0〜15の16である。探索は、中間の帯域
8から開始する。例えば、帯域3に選択した対象とする
シンセサイザ周波数が含まれている場合、探索アルゴリ
ズムは、始めにVCO12の制御電圧が基準電圧よりも
大きいか小さいかを判断することにより、帯域3を突き
止めようとする。帯域3は帯域8よりも下にあるので、
探索プロセスは、帯域8と帯域0の中間の帯域4を選択
して、VCO12を帯域4で動作するように設定する。
このとき、VCO12の制御入力端子13を基準電圧に
再設定する。そして、上述したのと同様に、VCO12
の制御電圧が既設定の基準電圧よりも高いか低いかを判
断する。帯域3は帯域4より下にあるから、カウンタ2
7を帯域4と帯域0の中間すなわち帯域2に設定する。
【0020】VCO12がいったん帯域2で動作した
ら、VCO12の制御入力端子を再充電したのち、この
制御入力端子の電圧(制御電圧)と基準電圧とを比較す
る。帯域3は帯域2よりも上にあるから、システムは、
制御電圧が基準電圧以上であることを認識する。VCO
12の制御電圧の基準電圧に対する相対的な大きさが変
化したことから、帯域が移動することが判明したので、
移動先の帯域は、帯域3または帯域2であることが分か
る。システムは、いったん帯域3に同調すると、周波数
合成器を較正する信号を使って同期をとる。
【0021】以上のように、上述した二分探索アルゴリ
ズムは、合計16個の帯域からたった4個の帯域を調べ
るだけで、信号周波数を含むすべての帯域を突き止める
ことができる。
【0022】図5は、二分探索アルゴリズムを利用して
正しいVCO12の周波数帯域を探索する、本発明の一
実施形態を示す図である。VCO12の適切な周波数帯
域を突き止めるのに二分探索アルゴリズムを使うと、周
波数合成器の出力信号の新たな周波数を選択する速度を
かなり速めることができる。
【0023】図5は、上で示した実施形態(図3)と同
じ基本構造を備えている。しかし、図5の実施形態で
は、VCO12の16個の動作周波数帯域を使い、最も
低い動作周波数帯域と最も高い動作周波数帯域の中間で
ある帯域8から探索を開始する。探索の始めで、SAR
レジスタ(successive approximation register:連続見
積もりレジスタ)27が、VCO12の帯域8を選択す
るための出力として2進数「1000」を供給する。同
時に、スイッチ29と基準電圧源31を通してコンデン
サ32を基準電圧Vref に充電する。比較器26は、V
CO12の制御電圧を監視している。この制御電圧が予
充電電圧レベルよりも小さくなると、比較器26は、位
相同期すべき信号を含む周波数帯域が周波数帯域8未満
になったことを示すようにスイッチを入れる。あるい
は、VCO12の制御電圧が現在値を維持している場
合、比較器26は、対象の帯域が帯域8以上であること
をSARレジスタ27に示す。したがって、SARレジ
スタ27は、より高いまたはより低い周波数帯域に帯域
を切り換えて、対象とする周波数を含む周波数帯域を探
索し続ける。SARレジスタ27が印加する有効信号に
よって帯域が切り換えられるたびに、VCO12の制御
入力端子13を再充電する。
【0024】図6は、同期した状態を創り出す周波数帯
域を探索する様子を詳細に示すフローチャートを示す図
である。新たな動作周波数帯域の探索を開始すべきこと
を示すリセット信号をシリアル・インタフェース22か
ら受信すると、プロセスはステップ40から開始する。
SARレジスタ27が出力する4ビットの出力信号nに
よって16個の周波数帯域を識別することができるか
ら、インデックスiは、16個の異なった帯域を表わす
N(すなわち4ビット)に設定する(ステップ41)。
したがって、探索を開始する中間帯域は、SARレジス
タ27が「1000」(帯域8)に設定する。これによ
り、スイッチ29がVCO12の制御電圧をVCO12
の同調帯域の上端に予設定することも可能になる。
【0025】判断ブロック42では、VCO12の制御
電圧を調べる。制御電圧が予設定した基準値未満の場
合、SARレジスタ27の内容である「1000」を右
に1ビットだけシフトさせたのち、ステップ43でMS
B(most significant bit: 最上位のビット)b3
「0」に設定する。このとき、SARレジスタ27が出
力しORゲートを通過した有効信号によってスイッチ2
9が閉じる。この結果、コンデンサ32が基準電圧V
ref に再充電される(ステップ46)ので、VCO12
の制御電圧は、VCO12の同調帯域の上端に設定され
る。次いで、ステップ48でインデックスiをデクリメ
ントしたのち、ステップ42で再び制御電圧を基準電圧
に対して調べる。
【0026】VCOの制御電圧が基準電圧Vref である
(すなわち対象とする周波数帯域が帯域8以上である)
場合には、始めの2進数「1000」のビットb3 〜b
0 を1ビットだけ右にシフトさせたのち、ステップ44
でMSBであるb3 を「1」に設定することにより、プ
ロセスを継続する。
【0027】プロセスは、SARレジスタ27の内容に
基づいて次の帯域として、帯域8と最も低い周波数帯域
0との間の中間帯域すなわち帯域4、あるいは、帯域8
と最も高い周波数帯域15との間の中間帯域すなわち帯
域12を選択する。中間帯域としてどちらの帯域を選択
するかは、対象とする周波数帯域が帯域8よりも小さい
か大きいかどちらであると判断されたかによって決ま
る。ステップ42〜48は、合計i回実行する。ステッ
プ42〜48で計算するごとに、図4の探索樹において
1つのノードが突き止められる。インデックスiをデク
リメントした結果「0」になったとき、対象とする周波
数を含む帯域が突き止められたことになる。
【0028】上述した図6の実行手順は、周波数合成器
が帯域3内の信号を突き止めることになっている図4の
例について説明することができる。プロセスの開始(ス
テップ40)において、インデックスiを合計ビット幅
がb3 〜b0 で表わされる「4」に設定する。インデッ
クス「4」(すなわち「1000」)に対応する(すな
わち帯域8に対応する)、VCO12の制御電圧(制御
電圧4)は、既に基準電圧Vref に等しくなるように設
定してある。ステップ42では、制御電圧Vco n が基準
電圧Vref 未満であるか以上であるかを判断する。帯域
3は帯域8よりも下であるから、ステップ43で、SA
Rレジスタ27の内容を右に1ビットだけシフトしたの
ち、b3 ビットを「0」に設定する。次いで、ステップ
46では、ほんのしばらくの間スイッチ29を閉じてV
CO12の制御入力端子13を再充電する(この結果、
「0100」すなわち帯域4に対応する制御電圧が基準
電圧Vref と等しくなる)。次いで、ステップ48でイ
ンデックスiを1だけ減少させる。この結果、SARレ
ジスタ27の内容は、図4の探索樹のノード4に対応す
る帯域4を特定している。今回も比較器26によって制
御電圧Vcon は基準電圧Vref 未満であると判断される
ので、ビットb2 〜b0 を1ビットだけ右にシフトさせ
たのち、ビットb2 を「0」に設定する。この結果、S
ARレジスタ27の内容は、「0010」となり、図4
の探索樹のノード2に対応する帯域2を特定している。
今回もステップ48でインデックスiを1だけ減少させ
て「2」から「1」にする。今回は、制御電圧Vcon
は、基準電圧Vref 以上になるので、帯域2を指し示し
ている。したがって、このことは、対象とする帯域が帯
域2以上である可能性が高いことを示している。それ
故、SARレジスタ27の内容を1ビットだけ右にシフ
トさせたのち、ビットb1 を「1」に設定する。この結
果、SARレジスタ27の内容が「0011」となるの
で、帯域3が確立される。
【0029】図6のステップ42〜49を通して各ビッ
ト位置b3 、b2 、b1 、b0 が右にシフトすると、結
果として得られるSARレジスタ27の内容は、対象と
する信号周波数を含む帯域を特定している。探索樹をい
ったん横断すると、位相同期状態が自ずと確立すること
になる。したがって、次のことが明らかである。対象と
する周波数帯域を迅速に突き止める上述したシステム
は、次に示す事項によっている。すなわち、 (1)周波数帯域の範囲の中間帯域から探索を開始す
る。 (2)VCO12の制御電圧と基準電圧との間の関係を
判断する(すなわち両者を比較する)。 (3)この比較結果に基づいて、既設定の帯域よりも上
の帯域または下の帯域を選択する。 比較の回数がSARレジスタ27が出力するビット数と
等しくなった後で、図4の探索樹の最終レベルがSAR
レジスタ27によって明らかになる。比較器の出力によ
っては、対象とする帯域を突き止める探索の方向が変化
する。SARレジスタ27は、対象とする周波数をふく
む周波数帯域を2つ特定することになる。この2つの周
波数帯域の各々に対する比較器26の相対的な状態によ
って、当該2つの周波数帯域のどちらを選択するのかを
決める。
【0030】本発明の上述した説明は、本発明を説明す
ると共に記述するものである。さらに、ここに開示した
ものは本発明の好適な実施形態しか示しかつ述べていな
いけれども、本発明は、別の組み合わせ、変更、および
環境で使用することができると共に、上述した教示また
は関連技術の熟練もしくは知識あるいは両者と等価のこ
こで述べた本発明の概念の内で変形または変更をなすこ
とができる、ということを理解すべきである。さらに、
上述した実施形態は、本発明を実施する最良の実施形態
を説明すると共に、当業者がこのような(または別の)
実施形態で、本発明の特定の応用または使用が必要とす
る様々な変更を施して本発明を利用するのを可能にする
ことを意図している。したがって、上述した説明は、本
発明をここで開示した形態に限定することを意図してい
ない。また、特許請求の範囲は別の実施形態を含むよう
に解釈すべきである。
【0031】まとめとして以下の事項を開示する。 (1)周波数合成器の位相同期ループ用の自動較正シス
テムであって、ディジタル信号に応答して動作して動作
周波数帯域を変化させる、複数の周波数帯域において信
号を発生させる電圧制御発振器であって、制御電圧に応
答して前記複数の周波数帯域の各々の内で動作周波数を
変化させる電圧同調要素を備えた電圧制御発振器と、前
記電圧制御発振器の1つの周波数帯域を選択する間に、
前記複数の周波数帯域の各々を選択する同調制御ディジ
タル信号を供給するカウンタと、前記電圧制御発振器の
動作周波数を前記電圧制御発振器の同調範囲の一端で確
立する電圧を供給する基準電圧源と、前記電圧制御発振
器の帯域変更動作の始めにおいて、前記基準電圧源を使
って前記電圧制御発振器の制御入力端子を充電させるス
イッチング回路と、前記カウンタをインデックス付けし
て前記電圧制御発振器用に別の動作帯域を選択する際に
依拠するクロック信号を前記カウンタに供給するクロッ
ク信号発生器と、前記カウンタが選択した各帯域ごとに
前記電圧制御発振器の制御入力端子に現れる同調電圧を
検知すると共に、この制御入力端子に現れる同調電圧が
充電レベルよりも減少したら前記カウンタが新たに帯域
を切り換えるのを禁止する比較器とを備えた自動較正シ
ステム。 (2)前記周波数合成器が新たな信号周波数を発生させ
るべきたびごとに同一の帯域を選択するように、各較正
間隔の始めに前記カウンタをリセッする、上記(1)に
記載の自動較正システム。 (3)前記電圧制御発振器がその同調範囲の上端に偏倚
されている、上記(1)に記載の自動較正システム。 (4)前記周波数合成器が新たな信号周波数を発生させ
るべきたびごとに、前記スイッチング回路を閉じて前記
電圧制御発振器の制御入力端子を前記基準電圧に充電す
る、上記(2)に記載の自動較正システム。 (5)前記制御入力端子は、前記スイッチング回路から
印加される前記基準電圧を蓄えるコンデンサを備えてい
る、上記(1)に記載の自動較正システム。 (6)周波数合成器の動作周波数帯域を選択する自動較
正システムであって、前記周波数合成器がディジタル信
号に応答して複数の動作周波数帯域の中から1つを選択
するように出力信号を発生させる電圧制御発振器であっ
て、制御電圧入力端子で受信される制御電圧に応答して
前記1つの周波数帯域の内で動作周波数を変化させる電
圧同調要素を備えた電圧制御発振器と、前記電圧制御発
振器の動作周波数を前記電圧制御発振器の同調範囲の一
端で確立する電圧を前記電圧同調要素に供給する基準電
圧源と、較正間隔の始めにおいて前記電圧制御発振器の
制御入力端子を前記基準電圧に充電するスイッチング回
路と、前記電圧制御発振器の前記制御入力端子に現れる
電圧と前記基準電圧とを比較する比較器と、前記周波数
合成器の較正の間に前記複数の周波数帯域の各々を選択
する同調制御ディジタル信号を供給するカウンタであっ
て、前記電圧制御発振器の始めの動作帯域を設定したの
ち、連続的に別の動作周波数帯域に切り換えて、前記比
較器が、前記制御電圧と前記基準電圧とは前記周波数合
成器の位相同期ループが、選択した周波数で周波数同期
状態を確立していることを示す所定の関係にある、と判
断するようにするカウンタとを備えた自動較正システ
ム。 (7)前記カウンタが始めの動作帯域を前記複数の周波
数帯域の中で最も低いものに設定する、上記(6)に記
載の自動較正システム。 (8)複数の離散した周波数帯域において位相同期ルー
プで動作する電圧制御発振器を自動較正する方法であっ
て、前記電圧制御発振器の制御電圧を、前記電圧制御発
振器をその周波数範囲の一端に設定する基準電圧に予充
電するステップと、前記電圧制御発振器の動作周波数を
離散した階段状に変化させるステップと、前記電圧制御
発振器の前記制御電圧を監視するステップと、前記制御
電圧が前記基準電圧から変動したときに、前記電圧制御
発振器の動作周波数が現在値から変化するのを禁止する
ステップとを備えた方法。 (9)さらに、各較正間隔の前に前記電圧制御発振器の
制御入力端子を予充電するステップを備えた、上記
(8)に記載の方法。 (10)さらに、各較正間隔の前に前記電圧制御発振器
の動作周波数帯域を前記複数の離散した周波数帯域の中
の所定の周波数帯域にリセットするステップを備えた、
上記(8)に記載の方法。 (11)前記予充電するステップが、前記電圧制御発振
器をその周波数範囲の高い周波数端に設定し、前記周波
数帯域の変更を最も低い動作周波数帯域から始める、上
記(8)に記載の方法。 (12)前記制御電圧が前記基準電圧未満になったら、
動作周波数を新たに変更するのを禁止する、上記(9)
に記載の方法。 (13)前記動作周波数を離散した階段状に変化させる
ステップが、前記電圧制御発振器が基準信号を使って同
期状態を達成するのを可能にする持続時間を有するクロ
ック信号を発生させるステップと、前記クロック信号を
カウントして前記動作周波数帯域を変化させるステップ
を引き出し、それにより、前記基準信号を含む前記周波
数帯域が選択されたときに、前記電圧制御発振器が位相
同期ループの同期状態を確立するステップとを備えてい
る、上記(8)に記載の方法。 (14)前記周波数帯域を、前記基準電圧と前記制御電
圧との間の関係で決まる方向に階段状に変化させる、上
記(8)に記載の方法。 (15)さらに、始めに、最も低い動作周波数帯域と最
も高い動作周波数帯域との間にある動作周波数帯域を選
択するステップを備えた、上記(11)に記載の方法。 (16)周波数合成器の動作周波数帯域を選択する自動
較正システムであって、前記周波数合成器の出力信号を
発生させる電圧制御発振器であって、ディジタル信号に
応答して選択的に動作し複数の動作周波数帯域の中から
1つの動作周波数帯域を選択する複数の固定同調要素
と、前記1つの動作周波数帯域の内で動作周波数を変化
させる電圧同調要素とを備えた電圧制御発振器と、前記
電圧制御発振器の動作周波数をその同調周波数の一端で
確立する電圧を供給する基準電圧源と、前記電圧制御発
振器用に新たな動作帯域が選択されるごとに、前記電圧
制御発振器の制御入力端子を前記基準電圧に充電するス
イッチング回路と、前記電圧制御発振器の制御入力端子
の電圧と前記基準電圧とを比較する比較器と、前記周波
数合成器の較正の間に複数の周波数帯域の各々を選択す
る同調制御ディジタル信号を供給するカウンタであっ
て、前記電圧制御発振器の始めの動作周波数帯域を設定
し、前記動作周波数帯域を連続的に増減させて前記比較
器が前記周波数合成器は選択された周波数で位相同期状
態を達成したと判断するようにするカウンタとを備えた
自動較正システム。 (17)前記カウンタが、前記電圧制御発振器の高動作
周波数帯域と低動作周波数帯域との間にある、前記電圧
制御発振器の初期動作周波数帯域を選択し、前記選択さ
れた周波数を探索する間、前記制御電圧と前記基準電圧
との比較の結果に応じて前記初期動作周波数帯域をより
高いまたはより低い動作周波数帯域に連続的に変化させ
るようにプログラムされている、上記(16)に記載の
自動較正システム。 (18)前記カウンタがSARレジスタであり、前記S
ARレジスタは、クロック・パルスに応答してその内容
を前記初期動作周波数帯域を特定している初期カウント
値から右にシフトさせ、前記制御電圧と前記基準電圧と
を比較した結果に応じてそのMSBの値を変更する、上
記(17)に記載の自動較正システム。 (19)前記カウンタが、前記高動作周波数帯域と前記
低動作周波数帯域との中間にある周波数帯域を選択し、
前記制御電圧と前記基準電圧とを比較した結果に応じて
前記高動作周波数帯域および前記低動作周波数帯域の一
方と前記中間周波数帯域との間にある周波数帯域を次の
周波数帯域として選択する、上記(17)に記載の自動
較正システム。 (20)複数の離散した周波数帯域において位相同期ル
ープで動作する電圧制御発振器を自動較正する方法であ
って、前記電圧制御発振器の制御電圧を、前記電圧制御
発振器をその周波数範囲の一端に設定する基準電圧に予
充電するステップと、前記制御電圧と基準電圧とを比較
することにより前記電圧制御発振器の前記制御電圧を監
視するステップと、前記電圧制御発振器の動作周波数
を、前記制御電圧と前記基準電圧とを比較した結果に応
じて、より高いまたはより低い動作周波数帯域に離散し
た階段状に変化させるステップと、前記電圧制御発振器
の動作周波数帯域が変化するごとに、前記電圧制御発振
器の制御電圧を基準電圧に再充電するステップと、前記
制御電圧が前記基準電圧から変動したときに、前記電圧
制御発振器の動作周波数が新たに変化するのを禁止する
ステップとを備えた方法。 (21)前記電圧制御発振器の動作周波数変化させるス
テップでは、前記制御電圧と前記基準電圧との間の関係
に応じて、現在同調している周波数帯域と最高動作周波
数帯域または最低動作周波数帯域との中間にある動作周
波数帯域を連続的に選択する、上記(20)に記載の方
法。 (22)前記現在同調している周波数帯域を、較正間隔
の始めに、前記最低周波数帯域と前記最高周波数帯域と
の中間の周波数帯域に選択しておく、上記(21)に記
載の方法。 (23)複数の離散した周波数帯域において位相同期ル
ープで動作する電圧制御発振器を自動較正する方法であ
って、前記電圧制御発振器の制御電圧を、前記電圧制御
発振器をその周波数同調範囲の一端に設定する基準電圧
に予充電するステップと、前記電圧制御発振器の制御電
圧と基準電圧とを比較するステップと、前記制御電圧と
前記基準電圧とを比較した結果に応じて、前記電圧制御
発振器の動作周波数帯域を、現在選択されている周波数
帯域から、現在選択されている周波数帯域とより高い動
作周波数帯域またはより低い動作周波数帯域との中間の
動作周波数帯域に連続的に変化させるステップと、前記
電圧制御発振器の動作周波数帯域が変化するごとに、前
記電圧制御発振器の制御電圧を基準電圧に再充電するス
テップと、周波数帯域の前記連続的変化、および前記制
御電圧と前記基準電圧とを比較した結果から、同期状態
を達成している位相同期ループをもたらしている周波数
を含む動作周波数帯域を特定するステップとを備えた方
法。 (24)複数の離散した周波数帯域において位相同期ル
ープで動作する電圧制御発振器を自動較正する方法であ
って、前記電圧制御発振器の制御入力端子を、前記電圧
制御発振器をその周波数範囲の一端に設定する基準電圧
に予充電するステップと、前記電圧制御発振器の初期周
波数帯域を表わす2進数をSARレジスタに格納するス
テップと、前記SARレジスタの内容を使って動作周波
数帯域を選択するステップと、前記電圧制御発振器の制
御電圧と基準電圧とを比較するステップと、(a)前記
基準電圧が前記制御電圧以上である場合、前記SARレ
ジスタの内容を右にシフトさせたのち、このシフトさせ
た内容のMSBを「0」に設定するステップと、また
は、(b)前記基準電圧が前記制御電圧未満である場
合、前記SARレジスタの内容を右にシフトさせたの
ち、このシフトさせた内容のMSBを「1」に設定する
ステップと、前記SARレジスタの内容をシフトさせる
ごとに、前記電圧制御発振器の制御入力端子を前記基準
電圧に再充電するステップと、前記電圧制御発振器の制
御電圧と前記基準電圧とを比較した結果に従って前記S
ARレジスタの内容をシフトさせたのち当該シフトさせ
た内容のMSBを「0」または「1」に設定し、前記電
圧制御発振器の制御入力端子を再充電することを、前記
SARレジスタの内容をN回(ただしNは前記2進数の
ビット数である)シフトさせた結果、前記SARレジス
タの内容が位相同期状態を達成している動作周波数帯域
を特定するまで続けるステップとを備えた方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数の周波数帯域で動作する位相同期ループ
を備えた周波数合成器を示す図である。
【図2】 VCO(電圧制御発振器)の複数の動作周波
数帯域の各々の同調範囲を示す図である。
【図3】 VCOの各動作帯域を選択する、本発明の一
実施形態による自動較正回路のブロック図である。
【図4】 VCOの動作帯域を突き止めるのに使うこと
のできる二分探索アルゴリズムを示す図である。
【図5】 二分探索アルゴリズムを使ってVCOの動作
帯域を突き止める、本発明の一実施形態のブロック図で
ある。
【図6】 同期した状態を創り出す周波数帯域を探索す
る様子を示すフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
12…VCO、12a…バラクタ、12b…コンデンサ
・バンク、12c…スイッチ、13…制御入力端子、1
4…分周器、16…位相/周波数検出器、17…ループ
・フィルタ、19…基準入力端子、21…自動較正回
路、22…シリアル・インタフェース、26…比較器、
27…SARレジスタ、29…スイッチ、30…端子、
31…基準電圧源、32…コンデンサ、33…コイル、
35…分周器、37…ORゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アミット・バースタイン アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01876、テュークスベリー、アルクストー ン アベニュー 2210 Fターム(参考) 5J106 AA04 BB01 CC01 CC21 CC41 CC53 DD17 GG01 HH03 KK03 PP03 QQ09 RR12 RR17 RR20 SS05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数合成器の位相同期ループ用の自動較
    正システムであって、 ディジタル信号に応答して動作して動作周波数帯域を変
    化させる、複数の周波数帯域において信号を発生させる
    電圧制御発振器であって、制御電圧に応答して前記複数
    の周波数帯域の各々の内で動作周波数を変化させる電圧
    同調要素を備えた電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の1つの周波数帯域を選択する間
    に、前記複数の周波数帯域の各々を選択する同調制御デ
    ィジタル信号を供給するカウンタと、 前記電圧制御発振器の動作周波数を前記電圧制御発振器
    の同調範囲の一端で確立する電圧を供給する基準電圧源
    と、 前記電圧制御発振器の帯域変更動作の始めにおいて、前
    記基準電圧源を使って前記電圧制御発振器の制御入力端
    子を充電するスイッチング回路と、 前記カウンタをインデックス付けして前記電圧制御発振
    器用に別の動作帯域を選択する際に依拠するクロック信
    号を前記カウンタに供給するクロック信号発生器と、 前記カウンタが選択した各帯域ごとに前記電圧制御発振
    器の制御入力端子に現れる同調電圧を検知すると共に、
    この制御入力端子に現れる同調電圧が充電レベルよりも
    減少したら前記カウンタが新たに帯域を切り換えるのを
    禁止する比較器とを備えた自動較正システム。
  2. 【請求項2】前記周波数合成器が新たな信号周波数を発
    生させるべきたびごとに同一の帯域を選択するように、
    各較正間隔の始めに前記カウンタをリセッする、請求項
    1に記載の自動較正システム。
  3. 【請求項3】前記電圧制御発振器がその同調範囲の上端
    に偏倚されている、請求項1に記載の自動較正システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記周波数合成器が新たな信号周波数を発
    生させるべきたびごとに、前記スイッチング回路を閉じ
    て前記電圧制御発振器の制御入力端子を前記基準電圧に
    充電する、請求項2に記載の自動較正システム。
  5. 【請求項5】前記制御入力端子は、前記スイッチング回
    路から印加される前記基準電圧を蓄えるコンデンサを備
    えている、請求項1に記載の自動較正システム。
  6. 【請求項6】周波数合成器の動作周波数帯域を選択する
    自動較正システムであって、 前記周波数合成器がディジタル信号に応答して複数の動
    作周波数帯域の中から1つを選択するように出力信号を
    発生させる電圧制御発振器であって、制御電圧入力端子
    で受信される制御電圧に応答して前記1つの周波数帯域
    の内で動作周波数を変化させる電圧同調要素を備えた電
    圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の動作周波数を前記電圧制御発振器
    の同調範囲の一端で確立する電圧を前記電圧同調要素に
    供給する基準電圧源と、 較正間隔の始めにおいて前記電圧制御発振器の制御入力
    端子を前記基準電圧に充電するスイッチング回路と、 前記電圧制御発振器の前記制御入力端子に現れる電圧と
    前記基準電圧とを比較する比較器と、 前記周波数合成器の較正の間に前記複数の周波数帯域の
    各々を選択する同調制御ディジタル信号を供給するカウ
    ンタであって、前記電圧制御発振器の始めの動作帯域を
    設定したのち、連続的に別の動作周波数帯域に切り換え
    て、前記比較器が、前記制御電圧と前記基準電圧とは前
    記周波数合成器の位相同期ループが、選択した周波数で
    周波数同期状態を確立していることを示す所定の関係に
    ある、と判断するようにするカウンタとを備えた自動較
    正システム。
  7. 【請求項7】前記カウンタが始めの動作帯域を前記複数
    の周波数帯域の中で最も低いものに設定する、請求項6
    に記載の自動較正システム。
  8. 【請求項8】複数の離散した周波数帯域において位相同
    期ループで動作する電圧制御発振器を自動較正する方法
    であって、 前記電圧制御発振器の制御電圧を、前記電圧制御発振器
    をその周波数範囲の一端に設定する基準電圧に予充電す
    るステップと、 前記電圧制御発振器の動作周波数を離散した階段状に変
    化させるステップと、 前記電圧制御発振器の前記制御電圧を監視するステップ
    と、 前記制御電圧が前記基準電圧から変動したときに、前記
    電圧制御発振器の動作周波数が現在値から変化するのを
    禁止するステップとを備えた方法。
  9. 【請求項9】 さらに、 各較正間隔の前に前記電圧制御発振器の制御入力端子を
    予充電するステップを備えた、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、 各較正間隔の前に前記電圧制御発振器の動作周波数帯域
    を前記複数の離散した周波数帯域の中の所定の周波数帯
    域にリセットするステップを備えた、請求項8に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】前記予充電するステップが、 前記電圧制御発振器をその周波数範囲の高い周波数端に
    設定し、 前記周波数帯域の変更を最も低い動作周波数帯域から始
    める、請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記制御電圧が前記基準電圧未満になっ
    たら、動作周波数を新たに変更するのを禁止する、請求
    項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記動作周波数を離散した階段状に変化
    させるステップが、 前記電圧制御発振器が基準信号を使って同期状態を達成
    するのを可能にする持続時間を有するクロック信号を発
    生させるステップと、 前記クロック信号をカウントして前記動作周波数帯域を
    変化させるステップを引き出し、それにより、前記基準
    信号を含む前記周波数帯域が選択されたときに、前記電
    圧制御発振器が位相同期ループの同期状態を確立するス
    テップとを備えている、請求項8に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記周波数帯域を、前記基準電圧と前記
    制御電圧との間の関係で決まる方向に階段状に変化させ
    る、請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 さらに、 始めに、最も低い動作周波数帯域と最も高い動作周波数
    帯域との間にある動作周波数帯域を選択するステップを
    備えた、請求項11に記載の方法。
  16. 【請求項16】周波数合成器の動作周波数帯域を選択す
    る自動較正システムであって、 前記周波数合成器の出力信号を発生させる電圧制御発振
    器であって、ディジタル信号に応答して選択的に動作し
    複数の動作周波数帯域の中から1つの動作周波数帯域を
    選択する複数の固定同調要素と、前記1つの動作周波数
    帯域の内で動作周波数を変化させる電圧同調要素とを備
    えた電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の動作周波数をその同調周波数の一
    端で確立する電圧を供給する基準電圧源と、 前記電圧制御発振器用に新たな動作帯域が選択されるご
    とに、前記電圧制御発振器の制御入力端子を前記基準電
    圧に充電するスイッチング回路と、 前記電圧制御発振器の制御入力端子の電圧と前記基準電
    圧とを比較する比較器と、 前記周波数合成器の較正の間に複数の周波数帯域の各々
    を選択する同調制御ディジタル信号を供給するカウンタ
    であって、前記電圧制御発振器の始めの動作周波数帯域
    を設定し、前記動作周波数帯域を連続的に増減させて前
    記比較器が前記周波数合成器は選択された周波数で位相
    同期状態を達成したと判断するようにするカウンタとを
    備えた自動較正システム。
  17. 【請求項17】前記カウンタが、 前記電圧制御発振器の高動作周波数帯域と低動作周波数
    帯域との間にある、前記電圧制御発振器の初期動作周波
    数帯域を選択し、前記選択された周波数を探索する間、
    前記制御電圧と前記基準電圧との比較の結果に応じて前
    記初期動作周波数帯域をより高いまたはより低い動作周
    波数帯域に連続的に変化させるようにプログラムされて
    いる、請求項16に記載の自動較正システム。
  18. 【請求項18】前記カウンタがSARレジスタであり、 前記SARレジスタは、 クロック・パルスに応答してその内容を前記初期動作周
    波数帯域を特定している初期カウント値から右にシフト
    させ、 前記制御電圧と前記基準電圧とを比較した結果に応じて
    そのMSBの値を変更する、請求項17に記載の自動較
    正システム。
  19. 【請求項19】前記カウンタが、 前記高動作周波数帯域と前記低動作周波数帯域との中間
    にある周波数帯域を選択し、 前記制御電圧と前記基準電圧とを比較した結果に応じて
    前記高動作周波数帯域および前記低動作周波数帯域の一
    方と前記中間周波数帯域との間にある周波数帯域を次の
    周波数帯域として選択する、請求項17に記載の自動較
    正システム。
  20. 【請求項20】複数の離散した周波数帯域において位相
    同期ループで動作する電圧制御発振器を自動較正する方
    法であって、 前記電圧制御発振器の制御電圧を、前記電圧制御発振器
    をその周波数範囲の一端に設定する基準電圧に予充電す
    るステップと、 前記制御電圧と基準電圧とを比較することにより前記電
    圧制御発振器の前記制御電圧を監視するステップと、 前記電圧制御発振器の動作周波数を、前記制御電圧と前
    記基準電圧とを比較した結果に応じて、より高いまたは
    より低い動作周波数帯域に離散した階段状に変化させる
    ステップと、 前記電圧制御発振器の動作周波数帯域が変化するごと
    に、前記電圧制御発振器の制御電圧を基準電圧に再充電
    するステップと、 前記制御電圧が前記基準電圧から変動したときに、前記
    電圧制御発振器の動作周波数が新たに変化するのを禁止
    するステップとを備えた方法。
  21. 【請求項21】前記電圧制御発振器の動作周波数変化さ
    せるステップでは、 前記制御電圧と前記基準電圧との間の関係に応じて、現
    在同調している周波数帯域と最高動作周波数帯域または
    最低動作周波数帯域との中間にある動作周波数帯域を連
    続的に選択する、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記現在同調している周波数帯域を、較
    正間隔の始めに、前記最低周波数帯域と前記最高周波数
    帯域との中間の周波数帯域に選択しておく、請求項21
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】複数の離散した周波数帯域において位相
    同期ループで動作する電圧制御発振器を自動較正する方
    法であって、 前記電圧制御発振器の制御電圧を、前記電圧制御発振器
    をその周波数同調範囲の一端に設定する基準電圧に予充
    電するステップと、 前記電圧制御発振器の制御電圧と基準電圧とを比較する
    ステップと、 前記制御電圧と前記基準電圧とを比較した結果に応じ
    て、前記電圧制御発振器の動作周波数帯域を、現在選択
    されている周波数帯域から、現在選択されている周波数
    帯域とより高い動作周波数帯域またはより低い動作周波
    数帯域との中間の動作周波数帯域に連続的に変化させる
    ステップと、 前記電圧制御発振器の動作周波数帯域が変化するごと
    に、前記電圧制御発振器の制御電圧を基準電圧に再充電
    するステップと、 周波数帯域の前記連続的変化、および前記制御電圧と前
    記基準電圧とを比較した結果から、同期状態を達成して
    いる位相同期ループをもたらしている周波数を含む動作
    周波数帯域を特定するステップとを備えた方法。
  24. 【請求項24】複数の離散した周波数帯域において位相
    同期ループで動作する電圧制御発振器を自動較正する方
    法であって、 前記電圧制御発振器の制御入力端子を、前記電圧制御発
    振器をその周波数範囲の一端に設定する基準電圧に予充
    電するステップと、 前記電圧制御発振器の初期周波数帯域を表わす2進数を
    SARレジスタに格納するステップと、 前記SARレジスタの内容を使って動作周波数帯域を選
    択するステップと、 前記電圧制御発振器の制御電圧と基準電圧とを比較する
    ステップと、 (a)前記基準電圧が前記制御電圧以上である場合、前
    記SARレジスタの内容を右にシフトさせたのち、この
    シフトさせた内容のMSBを「0」に設定するステップ
    と、または、 (b)前記基準電圧が前記制御電圧未満である場合、前
    記SARレジスタの内容を右にシフトさせたのち、この
    シフトさせた内容のMSBを「1」に設定するステップ
    と、 前記SARレジスタの内容をシフトさせるごとに、前記
    電圧制御発振器の制御入力端子を前記基準電圧に再充電
    するステップと、 前記電圧制御発振器の制御電圧と前記基準電圧とを比較
    した結果に従って前記SARレジスタの内容をシフトさ
    せたのち当該シフトさせた内容のMSBを「0」または
    「1」に設定し、前記電圧制御発振器の制御入力端子を
    再充電することを、前記SARレジスタの内容をN回
    (ただしNは前記2進数のビット数である)シフトさせ
    た結果、前記SARレジスタの内容が位相同期状態を達
    成している動作周波数帯域を特定するまで続けるステッ
    プとを備えた方法。
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