JP2002111294A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法 - Google Patents
電子部品実装装置および電子部品実装方法Info
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Abstract
起因する実装不良を防止することができる電子部品実装
装置および電子部品実装方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 電子部品を基板3に実装する電子部品実
装装置において、基板3を位置決めする基板位置決めユ
ニット4の位置決め部材12に定ピッチAでピン13を
立設し、基板3に形成された位置決め孔3aを嵌合させ
るとともに、押さえ部材4aによって基板3を押さえつ
け、更にシリンダ15によって基板3の両側端部に外向
きの力を作用させて基板3に水平方向の張力を付与す
る。これにより、基板3の上そり変形が矯正され、そり
変形に起因する実装不良を防止することができる。
Description
実装する電子部品実装装置および電子部品実装方法に関
するものである。
搬送手段によって搬送された基板を実装位置に位置決め
し、位置決めされた基板に対して搭載ヘッドに保持され
た電子部品が実装される。この実装位置においては、搭
載ヘッドによる電子部品の安定した着地動作を実現する
ため、基板を水平方向に位置決めするのみならず着地動
作時に基板が上下方向に撓み変形を起こさないように、
基板の下面を下受け冶具などによって支持することが行
われる。
年実装形態が高密度化するに伴って基板の積層度合いが
複雑化しており、製造過程での温度変化によって面外変
形、すなわち上下方向のそり変形を生じやすくなってい
る。このようにそり変形を生じた基板に対して電子部品
の実装を行う場合には、下そり(下に凸の変形)の基板
については下受冶具に基板を押し付けることにより下そ
りが矯正される。そして上そり(上に凸の変形)の基板
については、専用の基板押さえ冶具などによって、基板
上面の実装点以外の部位を上から押し付けることによっ
て上そりを矯正するようにしていた。
子機器の小型化に伴って実装基板においても実装の高密
度化が進展していることから、上方から基板を押しつけ
ることができる部位、すなわち基板上面で電子部品が実
装されない空スペースを適切な位置に見いだすことが困
難になっている。このため、実装時に基板の上そりを有
効に矯正することができず、実装不良を招く場合がある
という問題点があった。
正して、そり変形に起因する実装不良を防止することが
できる電子部品実装装置および電子部品実装方法を提供
することを目的とする。
実装装置は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装
置であって、前記基板を搬送する搬送手段と、この搬送
手段により搬送された基板を位置決めする位置決め手段
と、電子部品を保持し位置決めされた基板に電子部品を
搭載する搭載ヘッドと、前記位置決めされた基板の両側
端部において基板に対して外向きの力を作用させて基板
に水平方向の張力を与える張力付与手段とを備えた。
部品を基板に実装する電子部品の実装方法であって、搬
送手段により搬送され位置決めされた基板に搭載ヘッド
によって電子部品を搭載する際に、基板の両側端部にお
いて基板に対して外向きの力を作用させて基板に水平方
向の張力を与えることにより基板のそり変形を解消させ
るようにした。
載ヘッドによって電子部品を搭載する際に、基板の両側
端部において基板に対して外向きの力を作用させて基板
に水平方向の張力を与えることにより、基板のそり変形
を矯正することができ、そり変形に起因する実装不良を
防止することができる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品実装装置の平面図、図2、図4は本発明の一実施の
形態の電子部品実装装置の基板位置決め部の部分断面
図、図3(a)は本発明の一実施の形態の電子部品実装
用の基板の平面図、図3(b)は本発明の一実施の形態
の電子部品実装用の基板の断面図である。
造を説明する。図1において、基台1上には搬送路2が
配設されている。搬送路2は基板3を搬送し、電子部品
の実装位置にて基板3を両側に配置された基板位置決め
ユニット4(位置決め手段)によって位置決めする。搬
送路2の側方には電子部品の供給部6が設けられてお
り、供給部6には多数のテープフィーダ7が並設されて
いる。テープフィーダ7はテープに保持された電子部品
を供給する。供給部6の両側に配設されたY軸テーブル
8上にはX軸テーブル9が架設されており、X軸テーブ
ル9には搭載ヘッド10およびカメラ11が装着されて
いる。
ることにより、搭載ヘッド10、カメラ11は水平移動
する。搭載ヘッド10は供給部6のテープフィーダ7か
ら電子部品をピックアップして基板3に実装する。カメ
ラ11は基板3に設けられた認識マークや実装点を撮像
して認識する。
置決めユニット4について説明する。図2(a)は図1
の断面Aを示しており、基板3は搬送路2のフレーム2
aに沿って設けられたコンベアベルト2bによって搬送
される。基板3の両端部の上面は、基板位置決めユニッ
ト4の押さえ部材4aによって上面をカバーされてい
る。図2(b)は図1の断面Bを示している。この断面
Bは、図2(c)に示すように搬送路2において搬送用
のコンベアが分割されて、コンベアベルト2bが配設さ
れていない部分の断面を示すものである。
材12の上部12aにはピン13が立設されている。ピ
ン13が基板3の側端部に設けられた位置決め孔3a
(図3参照)に嵌合することにより、基板3は位置決め
される。また押さえ部材4aはシリンダ14によって下
方に引き下げられるようになっており、ピン13が位置
決め孔3aに嵌合した状態でシリンダ14を駆動するこ
とにより、押さえ部材4aの下面と位置決め部材12の
上部12aとの間に基板3が挟み込まれ、これにより後
述するように基板3の上下方向の変形(そり変形)が矯
正される。さらに位置決め部材12には、水平方向外向
きの力を作用させるシリンダ15が設けられており、前
述の状態でシリンダ15を駆動することにより、基板3
にはピン13を介して側方向への張力が付与される。
れており、以下図4を参照して、基板位置決め動作につ
いて説明する。まず電子部品が実装される基板3につい
て説明する。基板3の種類によっては、材質や積層構造
に起因して図3(b)に示すように上下方向の変形を示
すものがある。このようなそり変形状態の基板を対象と
して実装を行う場合には、搭載ヘッドによる電子部品の
着地動作時の基板面の高さを正しく保つため、そり変形
を矯正する必要がある。
湾曲した下そり変形の場合には、基板3を下受け治具に
対して押圧することにより変形が矯正されるが、図3
(b)に示す基板3のような上そり変形に対しては、下
受け治具によるそり矯正を適用することができない。本
実施の形態に示す基板位置決めユニット4は、基板3の
位置決めとともに、このような上そり変形の矯正の機能
を併せ持つものである。以下、図4を参照して説明す
る。
上を搬送され、図4(a)に示すように基板位置決めユ
ニット4に到達する。このとき押さえ部材4aは上昇し
た状態にあり、基板3は押さえ部材4aの下方に位置す
る。ここで、基板3は図示しないストッパによって搬送
方向の位置が合わされ、これにより位置決め孔3aはピ
ン13の上方に位置する。この状態では、2つのピン1
3相互の間隔は、基板3における位置決め孔3aのピッ
チAに正しく一致するよう位置が調整されている。
材4aを押し下げ、基板3を押さえ部材4aと位置決め
部材12の上部12aとの間に挟み込む。これにより、
図4(b)に示すように基板3は両端部を2つの平面で
挟み込まれて押圧されるとともに(矢印b)、位置決め
孔3a内にピン13が完全に嵌合した状態となり、位置
決め孔3aの間隔は正しいピッチAに合わされる。した
がって基板3の上そり変形は矯正され、基板3には水平
方向の張力(矢印a)が付与される。更にこの状態で、
図4(c)に示すように、シリンダ15を駆動して位置
決め部材12に対して外側への押圧力を与えることによ
り、基板3には更に大きな張力(矢印c)が付与され
る。
ことにより、上そり変形が矯正されるとともに、実装時
に基板3に対して上方から実装荷重が加えられる際の基
板3の下方への変位量を小さくすることができ、安定し
た実装動作が行える。すなわち、基板3に設けられた位
置決め孔3a、定ピッチAで配置されたピン13、押さ
え部材4a、シリンダ14は、基板3に張力を付与する
張力付与手段となっている。更にシリンダ15は基板3
に追加的に張力を付与する張力付与手段として機能して
いる。
両側端部に外向きの力を作用させて基板3に水平方向の
張力を与えることにより、高密度実装基板で上押さえ部
位を確保することができない場合にあっても、そり変形
を矯正することができる。
搭載ヘッドによって電子部品を搭載する際に、基板の両
側端部において基板に対して外向きの力を作用させて基
板に水平方向の張力を与えるようにしたので、基板のそ
り変形を矯正することができ、そり変形に起因する実装
不良を防止することができる。
面図
板位置決め部の部分断面図
の基板の平面図 (b)本発明の一実施の形態の電子部品実装用の基板の
断面図
板位置決め部の部分断面図
Claims (2)
- 【請求項1】電子部品を基板に実装する電子部品実装装
置であって、前記基板を搬送する搬送手段と、この搬送
手段により搬送された基板を位置決めする位置決め手段
と、電子部品を保持し位置決めされた基板に電子部品を
搭載する搭載ヘッドと、前記位置決めされた基板の両側
端部において基板に対して外向きの力を作用させて基板
に水平方向の張力を与える張力付与手段とを備えたこと
を特徴とする電子部品実装装置。 - 【請求項2】電子部品を基板に実装する電子部品実装方
法であって、搬送手段により搬送され位置決めされた基
板に搭載ヘッドによって電子部品を搭載する際に、基板
の両側端部において基板に対して外向きの力を作用させ
て基板に水平方向の張力を与えることにより基板のそり
変形を解消させることを特徴とする電子部品実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000303367A JP2002111294A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 電子部品実装装置および電子部品実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000303367A JP2002111294A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 電子部品実装装置および電子部品実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002111294A true JP2002111294A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18784575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000303367A Pending JP2002111294A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 電子部品実装装置および電子部品実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002111294A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013039080A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | 住友重機械工業株式会社 | 基板製造装置 |
KR20230102921A (ko) * | 2021-12-30 | 2023-07-07 | 주식회사 에스알엔디 | 칩실장용 필름 평탄화장치 및 이를 갖는 롤투롤 플렉서블 기판 제조장치 |
-
2000
- 2000-10-03 JP JP2000303367A patent/JP2002111294A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013039080A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | 住友重機械工業株式会社 | 基板製造装置 |
JPWO2013039080A1 (ja) * | 2011-09-16 | 2015-03-26 | 住友重機械工業株式会社 | 基板製造装置 |
KR20230102921A (ko) * | 2021-12-30 | 2023-07-07 | 주식회사 에스알엔디 | 칩실장용 필름 평탄화장치 및 이를 갖는 롤투롤 플렉서블 기판 제조장치 |
KR102604674B1 (ko) * | 2021-12-30 | 2023-11-23 | 주식회사 에스알엔디 | 칩실장용 필름 평탄화장치 및 이를 갖는 롤투롤 플렉서블 기판 제조장치 |
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A02 | Decision of refusal |
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