JP2002111178A - 導電部の形成方法、および半導体装置 - Google Patents

導電部の形成方法、および半導体装置

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JP2002111178A JP2000299026A JP2000299026A JP2002111178A JP 2002111178 A JP2002111178 A JP 2002111178A JP 2000299026 A JP2000299026 A JP 2000299026A JP 2000299026 A JP2000299026 A JP 2000299026A JP 2002111178 A JP2002111178 A JP 2002111178A
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Keiichi Sasaki
圭 一 佐々木
Hiroshi Ikegami
上 浩 池
Hideaki Masuko
子 英 明 増
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JSR Corp
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Toshiba Corp
JSR Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明に係る導電部の形成方法は、強磁
性体粒子と溶剤とを含有する導電性ペーストを、凹部を
有する版基板の凹部に埋め込む工程と、前記導電性ペー
ストを、導電部形成用基材上に磁石を用いて転写させて
該基材上に導電部を形成する工程とからなり、前記溶剤
は、凹部を有する版基板との接触角が45°以上である
ことを特徴としている。また、本発明に係る半導体装置
は、前記導電部の形成方法により形成された導電部を有
することを特徴としている。 【効果】 本発明に係る導電部の形成方法によれば、高
精細の配線パターンあるいはバンプを優れた位置精度で
簡便に得ることができる。また、本発明に係る導電部の
形成方法によれば、優れた位置精度で、かつ高精細の配
線パターンあるいはバンプを有する半導体装置を簡便に
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、導電部の形成方法、およ
び半導体装置に関し、より詳細には、プリント回路基
板、多層回路基板、マルチチップモジュール、LCDお
よびLSI等の配線電極やバンプ電極等の形成に適した
導電部の形成方法、および半導体装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、プリント回路基板、多層回
路基板、マルチチップモジュール、LCDおよびLSI
などの小型化、高密度化等に伴い、配線電極あるいはバ
ンプ電極などの電極に対する小型化、高精細化、高密度
化の要求が高まっている。従来、このような電極の製造
方法としては、(1)金属薄膜をスパッタや蒸着などで
形成し、レジストを塗布、露光、現像後にエッチング液
により金属薄膜のパターンを形成するエッチング法、
(2)非感光性の導電性ペースト組成物を基板上にスク
リーン印刷してパターンを得、これを焼成するスクリー
ン印刷法、(3)感光性の導電性ペースト組成物の膜を
基板上に形成し、この膜にフォトマスクを介して紫外線
を照射した上で現像することにより基板上にパターンを
残存させ、これを焼成するフォトリソグラフィー法など
が知られている。
【0003】しかしながら、前記エッチング法では、真
空設備が必要なこと、工程上のスループットが遅いなど
の問題点があった。また、前記スクリーン印刷法では、
高精細化に伴い100μm以下のパターン形成に限界が
あり、解像度の点で通常の印刷では対応できないという
問題点があった。さらに、ペースト塗布時にスクリーン
版が伸びてしまい電極パターンの位置精度が悪いという
問題点があった。
【0004】またさらに、前記フォトリソグラフィー法
では、5〜20μmの膜厚を有するパターンを形成する
際の導電性ペースト層の深さ方向に対する感度が不十分
であり、現像マージンの広い材料が得られるものとはな
らなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、上記のようなエ
ッチング法、スクリーン印刷法およびフォトリソグラフ
ィー法では達成し得なかった高精細パターンを簡便な方
法で形成できる電極形成方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】すなわち、本発明は、バンプまたは配線電
極等の形成に適し、位置精度に優れ、簡便に高精細印刷
することが可能な導電部の形成方法、および半導体装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本願発明者らは、上記問題を解決すべく
鋭意検討した結果、特定の導電性ペースト組成物に強磁
性体粒子を添加するとともに、凹部を有する版基板の凹
部へ導電性ペーストを埋め込み、磁石を用いて導電性ペ
ーストを回路基板等の導電部形成用基材上に転写させて
該基材上に導電部を形成することにより、優れた高精細
の配線パターンあるいはバンプが得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、下
記を特徴としている。
【0008】本発明に係る基材上への導電部の形成方法
は、強磁性体粒子と溶剤とを含有する導電性ペースト
を、凹部を有する版基板の凹部に埋め込む工程と、前記
導電性ペーストを、導電部形成用基材上に磁石を用いて
転写させて該基材上に導電部を形成する工程とからな
り、前記溶剤は、凹部を有する版基板との接触角が45
°以上であることを特徴としている。
【0009】前記凹部を有する版基板の表面上には、フ
ッ素および/またはシロキサンを含有する化合物を含む
離型促進層が形成されていてもよい。本発明に係る半導
体装置は、前記基材上への導電部の形成方法を用いて形
成された導電部を有することを特徴としている。
【0010】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る導電部形成用
基材上への導電部の形成方法について詳細に説明する。
本発明に係る導電部の形成方法は、〔1〕強磁性体粒子
を含有する導電性ペーストを、凹部を有する版基板の凹
部に埋込む工程と、〔2〕導電性ペーストを、導電部形
成用基材上に磁石を用いて転写させて該基材上に導電部
を形成する工程とからなる。
【0011】以下に、前記の工程に用いられる導電性ペ
ーストと凹部を有する版基板(P)等について説明す
る。<導電性ペースト> 本発明に係る導電性ペーストは、強
磁性体粒子(A)、溶剤(B)を含有する導電性ペース
ト組成物である。このような導電性ペーストは、導電性
を付与するために、たとえば、導電性粒子(C)を含有
していてもよく、また、ペースト状とするために、バイ
ンダー樹脂(D)がバインダーとして含有されていても
よい。また、本発明に係る導電性ペーストは、必要に応
じ、添加剤(E)を含有していてもよい。以下に、これ
ら(A)〜(E)について詳説する。
【0012】(A)強磁性体粒子 強磁性粒子の種類 強磁性体粒子としては、Fe、Ni、Co、Gd、T
b、Dy等の金属、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−A
l、Fe−Si−Al、Fe−Ni−Mo、Al−Ni
−Co、Sm−Co、Nd−Fe−B等の合金・金属間
化合物が挙げられる。またFe23、Fe23−NiO
−ZnO、 Fe23−CuO−ZnO、Fe23−M
nO−ZnO 等のフェライト化合物が挙げられる。
【0013】また、これら強磁性体粒子の形状は、特に
制限されるものではないが、具体的に、球状、粒状、板
状、鱗片状、ウイスカー状、棒状、フィラメント状等の
単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。これら
の強磁性体粒子は、単独粒子として存在していても良い
し、あるいは凝集粒子の形態であることも好ましい。 平均粒径 また、強磁性体粒子の平均粒径は、バインダー樹脂中に
均一に混合分散して、優れたパターン形状を得るため
に、通常0.1〜20μmの範囲内であることが好まし
く、0.5〜10μmの範囲内であることがより好まし
い。
【0014】(B)溶剤 種類 本発明の導電性ペーストに含まれる溶剤は、凹部を有す
る版基板(P)と該溶剤との接触角が45°以上であ
り、好ましくは50°以上100゜以下、より好ましく
は55°以上90°以下である。導電性ペースト中の溶
剤と凹部を有する版基板(P)との接触角が45°未満
であると、凹部を有する版基板(P)の凹部へ埋め込ん
だ導電性ペーストを磁石により、導電部形成用基材
(Q)上に転写できない場合がある。
【0015】また、接触角が100°を超えると、導電
性ペーストの版(P)に対する接着性が低下し、転写前
に導電性ペーストが剥離したり、振動等により凹部を有
する(P)上の導電性ペーストの位置ずれが生じ転写精
度が低下することがある。なお、本明細書において接触
角とは、図1に示すような版基板と溶剤の接触角(θ)
をいい、具体的には、凹部を有する版基板(P)上(凹
部の底面となる部分(版基板部分))に溶剤(B)の液
滴を置いたときに、溶剤(B)と凹部を有する版基板
(P)とが接する点(I)における溶剤(B)表面の接
点方向(J)と、凹部を有する版基板(P)/溶剤
(B)の界面の方向(K)とのなす角(θ)をいう。
【0016】なお、凹部を有する版基板(P)の表面
に、後述するような離型促進層等を形成させる場合に
は、接触角は、離型促進層を有する凹部を有する版基板
(P)と溶剤(B)との接触角を指す。溶剤の種類は、
凹部を有する版基板(P)との接触角が45°以上であ
れば、特に制限されるものではないが、たとえば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール等のグリコール
類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレ
ングリコールフェニルメチルエーテル等のエチレングリ
コールフェニルエーテル類;エチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート等のエチレングリコールモノアル
キルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエー
テル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プ
ロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレン
グリコールモノアルキルエーテル類;プロピレングリコ
ールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチル
エーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、
プロピレングリコールジブチルエーテル等のプロピレン
グリコールジアルキルエーテル類;エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトー
ル、ブチルカルビトール等のカルビトール類;エチルカ
ルビト−ルアセテート、ブチルカルビトールアセテート
等のカルビトールアセテート類;乳酸メチル、乳酸エチ
ル、乳酸n−プロピル、乳酸イソプロピル等の乳酸エス
テル類;酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロ
ピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸n−アミ
ル、酢酸イソアミル、プロピオン酸イソプロピル、プロ
ピオン酸n−ブチル、プロピオン酸イソブチル等の脂肪
族カルボン酸エステル類;3−メトキシプロピオン酸メ
チル、3−メトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メ
チル、ピルビン酸エチル等の他のエステル類;トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;2−ヘプタノン、
3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン等
のケトン類;N−ジメチルホルムアミド、N−メチルア
セトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチ
ルピロリドン等のアミド類;γ−ブチロラクン等のラク
トン類、テトラヒドロフルフリルアルコール、2−ヒド
ロキシエチルアセテートを挙げることができる。これら
の溶剤は、一種単独で使用してもよいし、あるいは二種
以上を混合して使用してもかまわない。
【0017】溶剤の使用量 本発明に係る溶剤の使用量は、導電性ペースト組成物の
固形分の全体量を100重量部としたときに、1〜10
0重量部の範囲内であることが好ましい。溶剤の使用量
が1重量部未満であると、導電性ペースト組成物の粘度
調整が困難となり、塗布性が低下することがある。一
方、溶剤の使用量が100重量部を超えると、導電性ペ
ースト組成物を塗布した場合の乾燥性が乏しくなること
がある。
【0018】したがって、導電性ペースト組成物を塗布
性や乾燥性とのバランスを考慮すると、溶剤の使用量
は、導電性ペースト組成物の固形分の全体量を100重
量部としたときに、1〜90重量部の範囲であることが
より好ましく、2〜50重量部の範囲内であることがさ
らに好ましい。なお、溶剤の使用量は、強磁性体粒子
(A)成分と後述する導電性粒子(C)成分との合計の
値100重量部に対して、5〜100重量部の範囲内で
あることが好ましい。
【0019】(C)導電性粒子 本発明に係る導電性ペーストは、導電性を有すればよ
く、導電性付与の方法は特に限定されないが、導電性粒
子(C)を含有することが好ましい。以下に導電性粒子
について詳細に説明する。 導電性粒子の種類 導電性粒子としては、導電性ペースト組成物において従
来から使用されているものであれば、特にその種類は制
限されるものではないが、金、銀、銅、すず、白金およ
びパラジウム等から選ばれる少なくとも一種の金属の導
電性粒子が好ましい。具体的には、銀粉、銀合金粉、銅
粉、銅合金粉、金粉、鉛粉、すず粉、白金粉、パラジウ
ム粉、アルミニウム粉、はんだ粒子等が挙げられる。こ
れらの導電性粒子は、一種単独でまたは二種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0020】また、これら導電性粒子の形状は、特に制
限されるものではないが、具体的に、球状、粒状、板
状、鱗片状、ウイスカー状、棒状、フィラメント状等の
形状が挙げられる。これらの形状を有する導電性粒子を
1種単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることが
できる。これらの導電性粒子は、単独粒子として存在し
ていてもよいし、あるいは凝集粒子の形態であってもよ
い。
【0021】このうち、加熱硬化後の導電性がより良好
であることから、鱗片状を好ましく用いることができ
る。 平均粒径 前記導電性粒子(導電粉)の平均粒径は、通常0.1〜
20μmの範囲内であることが好ましく、0.5〜15
μmの範囲内のであることがより好ましく、1〜10μ
mの範囲内であることがさらに好ましい。導電性粒子の
平均粒径がこのような範囲にあると、バインダー樹脂中
に均一に混合分散して、優れた導電性を得ることができ
る。
【0022】なお、より優れた導電性を得るために、平
均粒径が異なる2種類以上の導電性粒子、たとえば、平
均粒径が5〜20μmの導電性粒子と、平均粒径が0.
1〜5μm未満の導電性粒子とを混合して使用すること
もできる。このように平均粒径が異なる複数の導電性粒
子を使用すると、平均粒径が大きい導電性粒子の間に、
平均粒径が小さい導電性粒子が入り込むことができる。
したがって、バインダー樹脂中に、高密度で導電性粒子
を充填することができる。
【0023】添加量 導電性粒子の添加量としては、強磁性体粒子100重量
部に対し、導電性粒子50〜500重量部が好ましく、
さらに100〜300重量部であることが好ましい。導
電性粒子が50重量部未満であると、導電性が低下し電
極として満足のいく性能が発現されないことがある。一
方、導電性粒子が500重量部を超えると、メタル版に
ペーストが詰まりやすくなり、配線やバンプの形成が困
難になることがある。
【0024】(D)バインダー樹脂 本発明に係る導電性ペーストを構成するバインダーは、
一定条件下に凹部を有する版基板(P)に接着し、剥離
されうるペーストであれば特に限定されないが、本発明
においてはバインダー樹脂が含有されることが好まし
い。バインダー樹脂としては、導電性ペーストを転写
後、樹脂を熱硬化させる熱硬化タイプ(D1)と樹脂を
燃焼させる焼成タイプ(D2)に分類される。
【0025】(D1)バインダー樹脂(熱硬化タイプ) 熱硬化タイプのバインダー樹脂としては、重量平均分子
量(ゲルパーミエーション法によるポリスチレン換算の
重量平均分子量をいう。以下同じ)300〜5,000
の範囲内にあるエポキシ樹脂(D1−a)および/また
は一分子中にエチレン性二重結合及びエポキシ基を有す
る化合物(以下「化合物F」ともいう)に由来する単位
を有し、かつ重量平均分子量が10,000〜500,
000の範囲内にあるエポキシ基含有重合体(D1−
b)を含むものであることが好ましい。特に上記エポキ
シ樹脂(D1−a)とエポキシ基含有共重合体とを含む
ものであることが好ましい。
【0026】(D1−a)エポキシ樹脂 種類 (D1−a)成分のエポキシ樹脂としては、1分子中に
2個以上のエポキシ基を有することが好ましく、たとえ
ば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールAD型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が挙げ
られる。
【0027】これらのエポキシ樹脂のうちでも、室温
(25℃)〜200℃の範囲内の加熱温度において、1
分〜24時間の加熱時間で硬化するものが好ましく、1
00℃〜180℃の範囲内の加熱温度において、10分
〜12時間の加熱時間で硬化するものがより好ましい。
このような条件で加熱硬化することにより、生産性が向
上するとともに、凹部を有する版基板等に対する加熱の
影響も少なくなる。
【0028】重量平均分子量 (D1−a)成分のエポキシ樹脂の重量平均分子量は3
00〜5,000の範囲内であることが好ましい。この
ようなエポキシ樹脂の重量平均分子量が300未満とな
ると、加熱硬化後の機械強度が劣ることがある。一方、
重量平均分子量が5,000を超えると、導電性ペース
ト組成物の調製の際、均一に溶解させるのに時間がかか
り生産性に劣ることがある。
【0029】したがって、導電性ペースト組成物におけ
る加熱硬化後の機械強度と、生産性とのバランスがより
良好となるため、(D1−a)成分の重量平均分子量は
400〜2,000の範囲内の値であることがより好ま
しい。 添加量 (D1−a)成分のエポキシ樹脂の添加量は、たとえ
ば、前記強磁性体粒子(A)と、前記導電性粉子(C)
との合計値を100重量部に対して、1〜20重量部の
範囲内の値であることが好ましい。
【0030】(D1−a)成分の添加量が1重量部未満
となると、導電性ペースト組成物の加熱硬化後の機械強
度が不足することがあり、一方、(D1−a)成分の添
加量が20重量部を超えると、導電性ペースト組成物の
導電性の低下が大きくなることがある。したがって、導
電性ペースト組成物において、(D1−a)成分の添加
量は、たとえば前記強磁性体粒子(A)と前記導電性粒
子(C)との合計値100重量部に対して5〜15重量
部の範囲内の値であることがより好ましい。
【0031】(D1−b)エポキシ基含有重合体 種類 (D1−b)成分のエポキシ基含有重合体としては、一
分子中にエチレン性二重結合及びエポキシ基を有する化
合物Fに由来する単位を有する特定の重量平均分子量の
重合体であれば、その種類は特に制限されるものではな
いが、たとえば、下記のような化合物Fの単独重合体、
あるいは化合物Fと他の単量体との共重合体であること
が好ましい。
【0032】化合物Fとしては、エポキシ基含有(メ
タ)アクリレート類あるいはエポキシ基含有ビニル化合
物が挙げられる。より具体的には、エポキシ基含有(メ
タ)アクリレートとしては、(メタ)アクリル酸グリシ
ジル、α−エチル(メタ)アクリル酸グリシジル、α−
n−プロピル(メタ)アクリル酸グリシジル、α−n−
ブチル(メタ)アクリル酸グリシジル、3,4−エポキ
シブチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシヘプ
チル(メタ)アクリレート、α−エチル−6,7−エポ
キシヘプチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
またエポキシ基含有ビニル化合物としては、アリルグリ
シジルエーテル、ビニルグリシジルエーテル、o−ビニ
ルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグ
リシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエー
テル、3−ビニルシクロヘキセンオキサイド等が挙げら
れる。これらは一種単独で、あるいは二種以上を組み合
わせて用いることができる。
【0033】これらのエポキシ基含有単量体のうち、特
に、(メタ)アクリル酸グリシジルおよびα−エチル
(メタ)アクリル酸グリシジルが好ましい。上記のよう
な化合物Fに由来する構成単位は、エポキシ基含有重合
体中に、10重量%以上の量で存在することが好まし
い。このような化合物Fに由来する構成単位が、10重
量%未満となると、熱硬化性樹脂との反応性が著しく低
下することがある。
【0034】また、(D1−b)エポキシ基含有重合体
は、化合物Fの単独重合体、化合物Fと化合物F以外の
エポキシ基を含有しないビニル基含有化合物、(メタ)
アクリルアミド化合物または(メタ)アクリル酸エステ
ル等のモノマーとの二種以上の共重合体であってもよ
い。このようなエポキシ基を含有しないビニル基含有化
合物としては、ヒドロキシスチレン、イソプロペニルフ
ェノール、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、クロロスチレン、p−メトキシスチレン、ビ
ニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
【0035】また、(メタ)アクリルアミド化合物とし
ては、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジ
メチルアクリルアミド等が挙げられる。さらに、(メ
タ)アクリル酸エステルとしては、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フェ
ニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)
アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0036】これらの共重合成分のうち、特に、スチレ
ン、アクリロニトリル、ヒドロキシスチレン、メチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレートが好ましい。 重量平均分子量 (D1−b)成分のエポキシ基含有重合体の重量平均分
子量は、10,000〜500,000以内の範囲内で
あることが好ましい。(D1−b)成分の重量平均分子
量が10,000未満となると、加熱硬化時の粘度が急
激に低下し、十分なだれ防止性が得られず、また硬化後
の接着強度が乏しいことがある。一方、重量平均分子量
が500,000を超えると、導電性ペースト組成物の
粘度が過度に増加し、塗布性が低下することがある。
【0037】したがって、導電性ペースト組成物におけ
る加熱硬化時のだれ防止と、塗布性とのバランスがより
良好となるため、(D1−b)成分の重量平均分子量は
20,000〜400,000の範囲内の値であること
がより好ましく、30,000〜300,000の範囲
内の値であることがさらに好ましい。 製造方法 (D1−b)成分のエポキシ基含有重合体の製造方法は
特に制限されるものではないが、たとえば、ラジカル発
生剤を添加して、上述した化合物Fと必要に応じて他の
単量体とをラジカル重合することにより得ることができ
る。
【0038】このようなラジカル発生剤としては、たと
えば、ジアシルパーオキサイド類、ケトンパーオキサイ
ド類、ハイドロパーオキサイド類、ジアルキルパーオキ
サイド類、パーオキシエステル類、アゾ系化合物、過硫
酸塩を単独または二種以上の組み合わせて用いることが
できる。より具体的には、たとえば、過酸化ベンゾイ
ル、ラウリルパーオキサイド、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草
酸)などが挙げられる。
【0039】また、必要に応じて亜硫酸水素ナトリウ
ム、ピロ亜硫酸ナトリウムなどの無機還元剤、ナフテン
酸コバルト、ジメチルアニリンなどの有機還元剤を併用
することも好ましい。このように組み合わせて使用する
ことにより、さらに素早いラジカル反応を生じさせるこ
とができる。さらに、ヨウ素含有フッ素化合物を単独、
もしくは上述した有機過酸化物、アゾ系化合物あるいは
過硫酸塩と併用して好適に用いることができる。
【0040】なお、ラジカル発生剤の添加量は、たとえ
ば、化合物Fを含む単量体100重量部に対して、0.
1〜10重量部の範囲内の値であることが好ましい。ま
た、(D1−b)成分のエポキシ基含有重合体を製造す
る際に、連鎖移動剤を添加することも好ましい。連鎖移
動剤を使用することにより、(D1−b)成分の重量平
均分子量の調整がより容易となる。
【0041】このような連鎖移動剤としては、四塩化炭
素、クロロホルム、および四臭化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシル
メルカプタン、チオグリコール類、チオプロピオン酸等
のメルカプタン類、ジメチルキサントンゲンジサルファ
イド、ジイソプロピルキサントンゲンジサルファイド等
のキサントンゲン類、テルピノーレン、α−メチルスチ
レンダイマー等が挙げられる。
【0042】添加量 (D1−b)成分のエポキシ基含有重合体の添加量は、
たとえば、強磁性体粒子(A)と導電性粒子(C)との
合計値100重量部に対して、1〜15重量部の範囲内
の値であることが好ましい。(D1−b)成分の添加量
が1重量部未満となると、導電性ペースト組成物におけ
る加熱硬化時のだれ防止効果が発揮されないことがあ
る。一方、(D1−b)成分の添加量が15重量部を超
えると、相対的に導電性粒子の添加量が減少して導電性
が低下する場合がある。
【0043】したがって、導電性ペースト組成物におけ
る加熱硬化時のだれ防止と、導電性とのバランスがより
良好となるため、たとえば強磁性体粒子(A)と導電性
粒子(C)との合計値100重量部に対して、(D1−
b)成分は2〜10重量部の範囲内の値であることがよ
り好ましい。 (D2)バインダー樹脂(焼成タイプ) 種類 焼成タイプのバインダー樹脂としては、たとえば(メ
タ)アクリル系樹脂、ヒドロキシスチレン樹脂、ノボラ
ック樹脂、ポリエステル樹脂などを挙げられる。特に好
ましいものとしては、下記のモノマー(M1)とモノマ
ー(M2)との共重合体等のアクリル樹脂を挙げること
ができる。
【0044】モノマー(M1):アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン
酸、シトラコン酸、メサコン酸、ケイ皮酸などのカルボ
キシル基含有モノマー類;(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロ
ピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピルなど
の水酸基含有モノマー類;o−ヒドロキシスチレン、m
−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレンなどの
フェノール性水酸基含有モノマー類などに代表されるモ
ノマー類。 モノマー(M2):(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ベンジル、ジシクロペンタニル(メ
タ)アクリレートなどのモノマー(M1)以外の(メ
タ)アクリル酸エステル類;スチレン、α−メチルスチ
レンなどの芳香族ビニル系モノマー類;ブタジエン、イ
ソプレンなどの共役ジエン類などに代表されるモノマー
(M1)と共重合可能なモノマー類。
【0045】(D2)成分のバインダー樹脂の重量平均
分子量は、10,000〜1,000,000以内の範
囲内であることが好ましい。(D2)成分の重量平均分
子量が10,000未満となると、導電性ペースト転写
後に十分なだれ防止性が得られない。一方、重量平均分
子量が1,000,000を超えると、導電性ペースト
組成物の粘度が過度に増加し、塗布性が低下することが
ある。
【0046】したがって、導電性ペースト転写後のだれ
防止と、塗布性とのバランスがより良好となるため、
(D2)成分の重量平均分子量は20,000〜50
0,000の範囲内の値であることがより好ましく、3
0,000〜300,000の範囲内の値であることが
さらに好ましい。 製造方法 (D2)成分のバインダー樹脂の製造方法は特に制限さ
れるものではないが、(D1−b)と同様なラジカル発
生剤や連鎖移動剤を使用することができる。
【0047】添加量 (D2)成分のバインダー樹脂の添加量は、たとえば、
強磁性体粒子(A)と導電性粒子(C)との合計値10
0重量部に対して、1〜30重量部の範囲内の値である
ことが好ましい。(D2)成分の添加量が1重量部未満
となると、導電性ペーストを均一に塗布できない場合が
ある。一方、(D2)成分の添加量が30重量部を超え
ると、バインダー焼成時に有機物残さが発生し導電性が
低下する場合がある。
【0048】したがって、導電性ペーストの印刷性と、
導電性とのバランスがより良好となるため、たとえば、
強磁性体粒子(A)と導電性粒子(C)との合計値10
0重量部に対して、(D2)成分は2〜15重量部の範
囲内の値であることがより好ましい。(E)添加剤 導電性ペースト組成物は、上述した以外の化合物とし
て、硬化剤、カップリング剤、高分子添加剤、反応性希
釈剤、重合禁止剤、重合開始助剤、レベリング剤、濡れ
性改良剤、界面活性剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、帯電防止剤、無機充填剤、防カビ剤、調湿剤、染
料溶解剤、緩衝溶液、キレート剤、難燃化剤等の添加剤
(E)を含有していてもよい。このような添加剤(E)
は、一種単独で、または二種以上を組合せて用いること
ができる。
【0049】(E−1)硬化剤 硬化剤は、熱硬化タイプのバインダー樹脂(D1)を使
用するときには必須の成分となる。 種類 硬化剤は、(D1)成分のバインダー樹脂を硬化するた
めに添加することが好ましい。このような硬化剤として
は、種類は特に制限されるものではないが、たとえば、
エポキシ樹脂の硬化剤として、アミン類、ジシアンジア
ミド、二塩基酸ジヒドラジド、イミダゾール類などが挙
げられる。
【0050】このような硬化剤を添加することにより、
エポキシ樹脂の熱硬化を効率的に行うことができる。 添加量 また、硬化剤の添加量についても、特に制限されるもの
ではないが、たとえば、(D1)成分のバインダー樹脂
100重量部に対して、硬化剤の添加量は1〜30重量
部の範囲内であることが好ましい。
【0051】硬化剤の使用量が1重量部未満であると、
エポキシ樹脂に対する硬化性が著しく低下することがあ
る。一方、硬化剤の使用量が30重量部を超えると、反
応性を制御することが困難となり、エポキシ樹脂におけ
る保存安定性が低下することがある。なお、硬化剤の使
用量は、たとえば強磁性体粒子(A)と導電性粒子
(C)との合計の値100重量部に対して、0.1〜1
0重量部の範囲内であることが好ましい。
【0052】硬化促進剤 また、熱硬化タイプのバインダー樹脂(D1)を使用す
るときは、必要に応じて、硬化促進剤を使用することも
好ましい。このような硬化促進剤の種類としては、特に
制限されるものではないが、たとえば、有機ボロン、三
級アミン類、イミダゾールおよびこれらの塩等が挙げら
れる。これらは、特にエポキシ樹脂の硬化促進剤として
好ましい。
【0053】また、硬化促進剤を使用する場合、その使
用量を、バインダー樹脂100重量部に対して、0.1
〜10重量部の範囲内であることが好ましく、0.5〜
5重量部の範囲内であることがより好ましい。なお、硬
化促進剤の添加量は、たとえば強磁性体粒子(A)と導
電性粒子(C)との合計の値100重量部に対して、
0.1〜5重量部の範囲内であることが好ましい。
【0054】導電性ペースト組成物の調製方法 導電性ペーストの調製は、強磁性体粒子と、溶剤と、さ
らに、たとえば導電性粒子と、バインダー樹脂と、適宜
添加剤を、混合機を用いて、均一に混合攪拌し、導電性
ペースト組成物材料を調製して行うことができる。混合
機としては、ボールミル、プロペラミキサー、ハイシェ
アミキサー、撹拌脱泡装置、三本ロール、Vブレンダ
ー、ニーダー、マイクロフルイダイザー等が挙げられ
る。
【0055】導電性ペースト組成物の粘度は1,000
〜1,000,000mPa・s(測定温度25℃、以
下同様である。)の範囲内の値に調整することが好まし
い。この理由は、かかる粘度が1,000mPa・s未
満となると、導電性粒子や強磁性体粒子が沈降したり、
塗布した際に、だれが生じやすくなる場合があるためで
ある。一方、粘度が1,000,000mPa・sを超
えると、均一に塗布することが困難となる場合があるた
めである。
【0056】<凹部を有する版基板(P)>本発明の導
電部の形成方法においては、あらかじめ凹部を有する版
基板を作成し、これを凹版として使用する。凹版の作成
方法としては、たとえば、感放射線性樹脂組成物を版基
板にパターニングしてそのまま凹部を有する版基板とし
て使用する方法、Siウェハー上にフォトレジストをパ
ターニングしSiウェハーをエッチングして凹部を有す
る版基板として使用する方法、金属板を機械的に切削し
て凹部を有する版基板として使用する方法等が挙げられ
る。
【0057】凹部を有する版基板(P)を作成する一例
を示せば以下の通りである。図2(a)に示すように、
版基板2上に感放射線性樹脂組成物をスクリーン印刷
法、スピンコーティング法等で塗布後、オーブンやホッ
トプレート等の乾燥機で70〜130℃、5〜20分間
乾燥し、膜厚10〜100μmの塗膜を形成する。その
後高圧水銀灯で100〜500mJ/cm2露光し、温
度70〜130℃、3〜60分間程度加熱して硬化促進
させ、水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウム0.1〜3重
量%の現像液を用いて現像して、感放射線性組成物によ
り形成された凸部1によりパターンを形成し、版基板2
上に凹部3を形成する。その後さらに高圧水銀灯で10
0〜3000mJ/cm2露光し、温度150〜180
℃、30分間〜5時間程度加熱することで版としての耐
溶剤性を付与することができる。
【0058】このような凹部を有する版基板(P)の種
類は、凹部を有する版基板の調製方法等により異なり特
に限定されず、凹部の形成過程、後述する離型促進層の
形成過程等に変形、溶融、化学変化等を起こさなければ
よく、たとえば、前記の感放射線性樹脂組成物の塗布等
する場合は塗布等の際に変形、溶解などが起こらず、ま
た、たとえばSiウェハー上にフォトレジストをパター
ニングしSiウェハーをエッチングして凹部を有する版
基板とする場合は、エッチング等により変形等しなけれ
ばよい。
【0059】本発明においては、このような前記凹部を
有する版基板(P)の表面上に、フッ素および/または
シロキサンを含有する化合物を含有する層(離型促進
層)を形成することもできる。たとえば、主鎖中にポリ
シロキサンセグメントを有し、フッ素含量が30重量%
以上のオレフィン系重合体と架橋性化合物とを含有する
硬化性樹脂組成物をディッピング法やスピンコーティン
グ法で塗布後、温度100〜150℃、30分間〜2時
間加熱することで、凹部を有する版基板(P)の表面上
に離型処理(疎水化処理)することができる。
【0060】このような離型促進層の厚さは特に限定さ
れないが、通常、0.1〜10μm程度であることが好
ましい。<埋込み工程> 本発明に係る、強磁性体粒子を含有する
導電性ペーストを、凹部を有する版基板(P)の凹部に
埋め込む工程(埋込み工程)は、強磁性体粒子(A)を
含有する導電性ペーストを、たとえば塗布機を用いて、
凹部を有する版基板(P)に塗布(印刷)することによ
り行うことができる。
【0061】塗布機としては、スキージ塗布法、グラビ
アコート法、ロールコート法が挙げられる。図2(b)
に示すように、スキージ塗布法の場合、凹部を有する版
基板(P)上にスキージ4を用いて前記導電性ペースト
5を印刷して、凹部を有する版基板(P)の凹部に導電
性ペースト5が埋め込まれた版基板を得ることができ
る。
【0062】スキージの材質はメタル、ウレタン、ポリ
プロピレン、シリコーンゴム等が挙げられ、印刷条件と
しては、スキージ速度が10〜100mm/sec、ス
キージ角度が10〜60°の範囲であることが好まし
い。<転写工程> 導電性ペーストを、導電部形成用基材
(Q)上に磁石を用いて転写させて該基材上に導電部を
形成する工程(転写工程)は、前記埋込み工程により凹
部を有する版基板(P)の凹部に埋め込まれた導電性ペ
ーストを、前記凹部を有する版基板(P)の凹部から、
裏側に磁石が設置された導電部形成用基材(Q)上に、
磁力によって転写させて、導電部を有する基材を形成す
る工程である。
【0063】図2(c)に示すように、導電性ペースト
の転写は、導電性ペーストを埋め込んだ凹部を有する版
基板(P)と、導電性ペーストが転写される導電部形成
用基材(Q)とのギャップを10〜1000μm程度設
け、転写される導電部形成用基材(Q)の裏面に磁石6
を設置して行うことができる。このようにして、図2
(d)に示すような転写された導電性ペースト7を有す
る基材、すなわち導電部を有する基材8を得ることがで
きる。
【0064】磁石としては、Nd−Fe−B系、Sm−
Co系等の希土類磁石、BaO・xFe23、 SrO
・xFe23等のフェライト磁石、Fe−Co−Ni−
Al−Cu系等のアルニコ磁石が挙げられる。また、前
記永久磁石以外に電磁石を用いてもよい。また、導電性
ペーストを導電部形成用基材(Q)に転写するに際して
は、磁石を使用するとともに、前記凹部を有する版基板
(P)を50〜130℃程度の熱で加熱したり、前記凹
部を有する版基板(P)に10〜100MHzの超音波
振動を加えてもよい。
【0065】このような導電性ペーストの転写は、前記
のとおり凹部を有する版基板(P)と導電性ペーストに
含有される溶剤(B)との接触角が45°以上の場合に
容易に行うことができる。本発明に係る導電部形成用基
材(Q)は、本発明に係る導電部を用いる用途により決
まり特に限定はなく、たとえば半導体装置を搭載するた
めの回路基板等が挙げられる。
【0066】<半導体装置>本発明に係る導電部は、L
SIなどの半導体装置を搭載するための回路基板を構成
するための回路基板を構成する基板に好適に用いること
ができ、さらに半導体装置は、フラッシュメモリ分野、
ICカード分野、ゲーム機器分野、コンピュータ分野、
携帯通信機器分野、携帯AV機器分野に用いられる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る導電部の形成方法によれ
ば、高精細の配線パターンあるいはバンプを優れた位置
精度で簡便に得ることができる。また、本発明に係る導
電部の形成方法によれば、優れた位置精度で、かつ高精
細の配線パターンあるいはバンプを有する半導体装置を
簡便に得ることができる
【0068】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
の範囲はこれら実施例の記載に限定されるものではな
い。また、実施例中、各成分の配合量は特に記載のない
限り重量部を意味している。
【0069】
【重合例1】反応容器内に、グリシジルメタクリレート
(GMAと略記する。)25gと、アクリロニトリル
(ANと略記する。)10gと、メチルメタクリレート
(MMAと略記する。)15gと、ジオキサン(DOX
と略記する。)50gとを混合して、均一な反応原料溶
液とした。この反応原料溶液に対して、30分間、窒素
バブリングを実施した後、重合開始剤としての2,2−
アゾビスイソブチロニトリル(AIBNと略記する。)
1.9gを添加した。窒素バブリングを継続しながら、
反応容器内の温度を70℃に昇温した。そのままの温度
で、7時間重合反応を継続し、反応溶液とした。得られ
た反応溶液と、多量のヘキサンとを混合し、重合体を凝
固させた後、この重合体を採取して、ジオキサンに再溶
解させた。このヘキサンによる凝固と、ジオキサンによ
る再溶解の操作を5回繰り返し、未反応モノマーを除去
した。次いで、70℃、減圧の条件でジオキサンを飛散
させ、白色のエポキシ基含有重合体を得た。この重合体
の重量平均分子量を、GPCを用いて測定したところ、
110,000であった。この重合体をA−1とする。
【0070】
【重合例2】反応容器内に、ヒドロキシエチルメタクリ
レート(HEMAと略記する。)10gと、メチルメタ
クリレート(MMAと略記する。)40gと、ジオキサ
ン50gとを混合して、均一な反応原料溶液とした。こ
の反応原料溶液に対して、30分間、窒素バブリングを
実施した後、重合開始剤としての2,2−アゾビスイソ
ブチロニトリル1.5gと、連鎖移動剤としてのt−ド
デシルメルカプタン(D−SHと略記する。)0.5g
とを添加した。
【0071】次いで、重合例1と同様に重合を行い、さ
らに未反応モノマーを除去して、白色のアクリル樹脂を
得た。この重合体の重量平均分子量を、GPCを用いて
測定したところ、80,000であった。この重合体を
A−2とする。
【0072】
【重合例3】内容積2.0リットルの電磁攪拌機付きス
テンレス製オートクレーブを窒素ガスで十分置換した
後、溶剤の酢酸エチル500g、モノマーとしてパーフ
ロロ(プロピルビニルエーテル)(FPVE)53.2
g、エチルビニルエーテル(EVE)48.7g、ヒド
ロキシブチルビニルエーテル(HBVE)26.4g、
ノニオン性反応性乳化剤として「アデカリアソープNE
−30」(旭電化工業株式会社製)20.0g、アゾ基
含有ポリジメチルシロキサンとして「VPS−100
1」(和光純薬工業株式会社製)3.0gおよび重合開
始剤の過酸化ラウロイル(LPO)1.0gを仕込み、
ドライアイス−メタノール系寒剤により−50℃まで冷
却した後、再度窒素ガスで系内の酸素を除去した。
【0073】次に、モノマーとしてヘキサフロロプロピ
レン(HFP)120gを仕込み、昇温を開始した。オ
ートクレーブ内の温度が60℃に達した時点での圧力は
6.1kgf/cm2であった。その後、60℃で攪拌
下に20時間反応を継続し、圧力が2.5kgf/cm
2に低下した時点でオートクレーブを水冷して反応を停
止させた。反応物が室温に達した後、未反応モノマーを
放出してオートクレーブを開放し、ポリマー溶液を得
た。得られたポリマー溶液をメタノールに投入しポリマ
ーを析出させた後メタノールにて洗浄し、50℃にて真
空乾燥を行って221gのフッ素系共重合体A−3を得
た。このフッ素系共重合体A−3をテトラヒドロフラン
(THF)に溶解して調製した0.5%溶液を用いてゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーによりポリスチ
レン換算による重量平均分子量を求めたところ、55,
000であった。
【0074】
【実施例1】(1)導電性ペースト組成物の作成 熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂であるエピコート1
004(油化シェルエポキシ(株)製)8重量部、およ
び、重合例1で得られたエポキシ基含有ラジカル重合体
(A−1)3重量部を、エチレングリコールモノフェニ
ルエーテル(溶剤)20重量部に対して溶解させ、均一
な樹脂溶液とした。この樹脂溶液に対して、導電性粒子
である鱗片状の銀粉AY6080(平均粒径1μm、田
中貴金属工業(株)製)70重量部と、強磁性体粒子で
ある球状のニッケル粉#110(平均粒径1.4μm、
日興ファインプロダクツ(株)製)30重量部と、エポ
キシ硬化剤として、イミダゾール系化合物の2P4MH
Z(四国化成工業(株)製)1.5重量部とを加えた。
そして、3本ロールを用いて、これらの導電性ペースト
組成物を、20分混練し、導電性ペースト組成物1とし
た。ペースト粘度は、20,000mPa・sであっ
た。
【0075】(2)凹部を有する版基板の作成 (2−1)感放射線性樹脂組成物によるパターン形成 感放射線性樹脂組成物として、クレゾールノボラック樹
脂〔m−クレゾール:p−クレゾール=6:4(モル
比)、重量平均分子量Mw=11,000〕を80g、
ポリ(p−ビニルフェノール)〔丸善石化社製、重量平
均分子量Mw=3,000〕を10g、ヘキサメトキシ
メチル化メラミン〔三井サイテック社製「サイメル30
0」〕25g、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−フェニルエタン10g、テトラフェノール型
エポキシ樹脂〔油化シェルエポキシ社製、エピコート1
031〕15g、2,4−トリクロロメチル−(4’−
メトキシフェニル)−6−トリアジン1g、ブタジエン
−アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体〔ブタジエ
ン:アクリロニトリル:メタクリル酸=60:35:5
(モル比)、数平均分子量Mn=6,000〕30g、
3−エトキシプロピオン酸エチル(EEP)40gを配
合し、得られた配合物の各々を、ヘンシェルミキサーに
より混合・攪拌を行うことにより、感放射線性樹脂組成
物を調製した。
【0076】次いで、基材上に上記感放射線性樹脂組成
物をスピンコーティング法で塗布後、オーブンで90
℃、5〜20分間乾燥し、膜厚40μmの塗膜を形成し
た。その後高圧水銀灯で300mJ/cm2露光し、温
度90℃、10分間加熱して硬化促進させ、水酸化ナト
リウム1重量%の現像液を用いて現像して、凹部を有す
るパターン(50μmのホール形状)を形成した。その
後さらに高圧水銀灯で2000mJ/cm2露光し、温
度90℃、1時間程度加熱し、さらにその後温度150
℃、2時間加熱して凹部を有する版基板を作成した。
【0077】(2−2)凹部を有する版基板の離型処理 重合例3で得られたフッ素系重合体(A−3)100g
を、架橋性化合物のメトキシ化メチルメラミン「サイメ
ル303」(三井サイテック株式会社製)30gと共に
溶剤のメチルイソブチルケトン(MIBK)900g中
に溶解し、100℃にて5時間攪拌下で反応させた。反
応後室温まで冷却して、特定のフッ素系重合体と架橋性
化合物との反応生成物である架橋重合体の溶液を得た。
【0078】次いで、この溶液を大過剰の冷メタノール
中に攪拌しながら徐々に投入して架橋重合体を沈殿析出
させた。さらに得られた架橋重合体をMIBKに溶解さ
せた後、冷メタノールを用いて沈殿処理を行った。得ら
れた架橋重合体を真空乾燥により乾燥させ、この架橋重
合体100gと、硬化触媒であるp−トルエンスルホン
酸2gとをMIBK900gに添加して溶解させること
により、硬化性樹脂組成物溶液を調製した。この溶液
は、固形分濃度が10%、粘度が30cps以下のもの
であった。
【0079】凹部を有する版基板の表面上に、上記硬化
性樹脂組成物溶液をディッピング法で塗布後、温度12
0℃、1時間加熱し、凹部を有する版基板の表面上を離
型処理(疎水化処理)した。 (3)凹部を有する版基板への導電性ペーストの埋め込
み 前記導電性ペースト組成物1を、ウレタン製スキージを
用いて、スキージ速度50mm/sec、スキージ角度
10°の条件で凹部を有する版基板(径50μm、深さ
40μmのホール形状)へ埋め込んだ。
【0080】(4)磁石を用いた導電性ペーストの転写 導電性ペースト組成物1を埋め込んだ凹部を有する版基
板と導電性ペーストを転写させる導電部形成用基材のギ
ャップを30μm設け、転写させる基材の裏面に磁石
(Sm−Co系、2000ガウス)を設置したところ、
導電性ペースト組成物1が転写された。転写されたパタ
ーンは、45μm径のドット形状であり、転写率は90
%であった。ここで転写率とは、転写率=転写されたド
ット径/使用したメタル版の径、をさす。
【0081】導電性ペースト組成物1で用いたエチレン
グリコールモノフェニルエーテル(溶剤)と離型処理さ
れた版材との接触角を接触角計〔FACE CA−X型
協和界面科学株式会社製〕で測定したところ75°
(度)であった。接触角と転写率の関係を表1および図
3に示す。次いで、このバンプを大気中で150℃、3
0分の条件で加熱した。抵抗率計を用いて、硬化後の塗
膜の抵抗率を測定したところ、0.4mΩ・cmという
良好な導電性を示すことが確認された。
【0082】
【実施例2】重合例2で得られた重合体(A−2)20
重量部を乳酸エチル(溶剤)30重量部に対して溶解さ
せ、均一な樹脂溶液とした。この樹脂溶液に対して、導
電性粒子である鱗片状の銀粉AY6080(平均粒径1
μm、田中貴金属工業(株)製)70重量部と、強磁性
体粒子である球状のニッケル粉#110(平均粒径1.
4μm、日興ファインプロダクツ(株)製)30重量部
とを加えた。そして、3本ロールを用いて、これらの導
電性ペースト組成物を、20分混練し、導電性ペースト
組成物2とした。ペースト粘度は、30,000mPa
・sであった。
【0083】次いで、実施例1と同様に、凹部を有する
版基板を作成し、この版に導電性ペースト組成物2を埋
め込み、磁石を用いて転写したところ、導電性ペースト
組成物2が導電部形成用基材へ転写された。転写された
パターンは、40μm径のドット形状であり、転写率は
80%であった。導電性ペースト組成物2で用いた乳酸
エチル(溶剤)と離型処理された凹部を有する版基板と
の接触角を測定したところ52°であった。
【0084】接触角と転写率の関係を表1および図3に
示す。次いで、このバンプを大気中で400℃、30分
の条件で加熱後、水素中で450℃、30分焼成した。
抵抗率計を用いて、焼成後の塗膜の抵抗率を測定したと
ころ、0.01mΩ・cmという良好な導電性を示すこ
とが確認された。
【0085】
【比較例1】溶剤として3−エトキシプロピオン酸エチ
ルを使用した以外は、実施例1の導電性ペースト組成物
1と同様に調製し、導電性ペースト組成物3とした。ペ
ースト粘度は、18,000mPa・sであった。次い
で、実施例1と同様に、凹部を有する版基板を作成し、
この版に導電性ペースト組成物3を埋め込み、磁石を用
いて転写を試みたが、導電部形成用基材には導電性ペー
スト組成物3は転写されなかった。
【0086】導電性ペースト組成物3で用いた3−エト
キシプロピオン酸エチル(溶剤)と離型処理された版材
との接触角を測定したところ36°であった。接触角と
転写率の関係を表1および図3に示す。
【0087】
【比較例2】溶剤としてプロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテートを使用した以外は、実施例2の導
電性ペースト組成物2と同様に調製し、導電性ペースト
組成物4とした。ペースト粘度は、20,000mPa
・sであった。次いで、実施例1と同様に、凹部を有す
る版基板を作成し、この版に導電性ペースト組成物4を
埋め込み、磁石を用いて転写を試みたが、導電部形成用
基材には導電性ペースト組成物4は転写されなかった。
【0088】導電性ペースト組成物4で用いたプロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶剤)と
離型処理された版材との接触角を測定したところ34°
であった。接触角と転写率の関係を表1および図3に示
す。
【0089】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、接触角を示す概略図である。
【図2】図2は、本発明に係る導電部の形成方法を示す
概略図である。
【図3】図3は、接触角と転写率の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
P 凹部を有する版基板 B 溶剤 I 溶剤(B)と凹部を有する版基板(P)とが接する
点 J 溶剤(B)と凹部を有する版基板(P)とが接する
点(I)における溶剤(B)の表面の接点方向 K 凹部を有する版基板(P)と溶剤(B)の界面の方
向 1 感放射線性組成物により形成された凸部 2 版基板 3 凹部 4 スキージ 5 導電性ペースト 6 磁石 7 転写された導電性ペースト 8 導電部を有する基材 Q 導電部形成用基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池 上 浩 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 増 子 英 明 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 5E343 AA02 BB23 BB24 BB25 BB28 BB34 BB43 BB44 BB45 BB48 BB49 BB54 BB55 BB59 BB72 BB76 DD56 DD64 ER18 FF08 GG08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性体粒子と溶剤とを含有する導電性
    ペーストを、凹部を有する版基板の凹部に埋め込む工程
    と、 前記導電性ペーストを、導電部形成用基材上に磁石を用
    いて転写させて該基材上に導電部を形成する工程とから
    なり、 前記溶剤は、凹部を有する版基板との接触角が45°以
    上であることを特徴とする基材上への導電部の形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記凹部を有する版基板の表面上に、フ
    ッ素および/またはシロキサンを含有する化合物を含む
    離型促進層が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の基材上への導電部の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の方法を用いて形成さ
    れた導電部を有する半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159344A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Mitsui Chemicals Inc 回路基板および多層基板の製造方法
JP2006237412A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Seiko Instruments Inc 半導体装置の製造方法および電子機器の製造方法
JP2008147204A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Fuji Name Plate Kk 導電回路形成方法、導電回路形成部品、抵抗体の製造方法、及び基板の製造方法
JP2011060964A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Tamura Seisakusho Co Ltd バンプの形成方法

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