JP2002111164A - 電気基板接続用クリップ及び電気基板接続装置 - Google Patents

電気基板接続用クリップ及び電気基板接続装置

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JP2002111164A
JP2002111164A JP2000300005A JP2000300005A JP2002111164A JP 2002111164 A JP2002111164 A JP 2002111164A JP 2000300005 A JP2000300005 A JP 2000300005A JP 2000300005 A JP2000300005 A JP 2000300005A JP 2002111164 A JP2002111164 A JP 2002111164A
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立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない部材点数でかつ簡単な構成により電気基
板同士の接続状態を確保し、電気基板同士の相対的な位
置決めを容易に行なうことができ、装置自体の小型化に
も寄与し得る電気基板接続用クリップ及び電気基板接続
装置を提供する。 【解決手段】電気基板2・3同士を電気的に接続するた
めの電気基板接続用クリップ1であって、電気基板の各
電気接点2a・3a同士を当接させるために与圧によっ
て接触し合う一対の当接面と、この与圧を生じさせるた
めのばね部1aと備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気基板接続用
クリップ及び電気基板接続装置、詳しくは複数の電気基
板の電気的な接続を確保する電気基板接続用クリップと
これを使用する電気基板接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真撮影等を行なうカメラ等
の電子機器等において用いられる複数の電気基板同士を
電気的に接続するための電気基板接続装置については、
種々の提案がなされ、また一般的に実用化されている。
【0003】例えば、特開昭62−42485号公報や
特開平6−204640号公報等においては、二枚の電
気基板を重ねた状態で挟み込む電気基板接続用クリップ
等を用いて、電気基板同士の電気的な接続状態を確保す
ると共に、両基板の固定支持をおこなうようにする電気
基板接続装置についての開示がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭62−42
485号公報や上記特開平6−204640号公報等に
開示されている手段によれば、いずれも電気基板接続用
クリップ等の手段によって挟み込まれる部材としては、
二枚の電気基板のほかに所定の中間部材を必要としてい
る。この中間部材は、二枚の電気基板を重ねた状態で、
両基板同士の接続が所定の位置で行われるようにするた
めの位置決め手段の役目をするものである。
【0005】例えば特開昭62−42485号公報に開
示されている手段においては、中間部材としての中間座
板のピンを二枚の電気基板にそれぞれ設けた孔部に嵌合
させることにより、二枚の電気基板の相対的な位置決め
を行なうようにしている。
【0006】また、上記特開平6−204640号公報
に開示されいてる手段においては、中間部材としてのL
CD押さえ部材の押さえ板部に設けたピン部を、二枚の
電気基板にそれぞれ設けた孔部に嵌合させることで、両
電気基板の相対的な位置決めを行なうようにしている。
【0007】このように従来においては、複数の電気基
板同士の接続を確保するために直接関連する部材以外の
中間部材を必要としており、このような構成では、部材
点数が増加し、よって装置自体の小型化を阻害する要因
になることも考えられる。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、少ない部材点数
でかつ簡単な構成によって、電気基板同士の接続状態を
確保すると共に、接続されるべき電気基板同士の相対的
な位置決めを容易に行なうことができ、さらに装置自体
の小型化にも寄与し得る電気基板接続用クリップ及び電
気基板接続装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電気基板接続装置は、電気基板同
士を電気的に接続するための電気基板接続用クリップで
あって、上記電気基板の各電気接点同士を当接させるた
めに与圧によって接触し合う一対の当接面と、この与圧
を生じさせるためのばね部とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る電気基板接続装置において、上記電気基板同士の相対
位置を規定するための位置決め手段を、さらに有するこ
とを特徴とする。
【0011】そして、第3の発明による電気基板接続装
置は、電気基板の電気接点同士を当接させるために与圧
によって接触し合う一対の当接面と、この与圧を生じさ
せるためのばね部と、上記電気基板同士の相対位置を規
定するための位置決め手段とを有する電気基板接続用ク
リップと、上記位置決め手段により互いの相対位置が設
定される位置決め部位を有し、上記一対の当接面の間に
挟み込まれる一対の電気基板とを有することを特徴とす
る電気基板接続装置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1・図2・図3・図4は、本発明
の第1の実施形態を示し、図1は本実施形態の電気基板
接続用クリップを含む電気基板接続装置の分解斜視図、
図2は当該電気基板接続装置において電気基板接続用ク
リップに一対の電気基板を組み込んだ状態の上面図、図
3は図2のA−A線又はB−B線に沿う断面図、図4は
図3の矢印C方向から見た際の電気基板接続用クリップ
の一部を示す部分拡大図である。
【0013】また、図5・図6は、本実施形態における
電気基板接続用クリップとこの電気基板接続用クリップ
に対して一対の電気基板を組み込む際に用いられる治具
の構成を示しており、図5は本電気基板接続用クリップ
及び治具の分解斜視図、図6は本電気基板接続装置に対
して治具を設置し、電気基板接続用クリップを開状態と
した状態を示す側面図である。
【0014】本実施形態においては、例えば二枚のフレ
キシブル電気基板(2・3)同士の電気的な接続を確保
するように構成される電気基板接続装置を例に挙げて、
以下に説明する。
【0015】即ち、本実施形態の電気基板接続装置によ
って電気的に接続される電気基板である二枚のフレキシ
ブル電気基板2・3は、図1に示すようにそれぞれベー
ス部材2b・3bと、このベース部材2b・3bの表面
にそれぞれ形成される接点パターン2c・3cと、この
接点パターン2c・3cの表面を覆うように形成される
カバーレイ2d・3dと、接点パターン2c・3cの一
部を形成しておりベース部材2b・3bの一側縁部に設
けられ、かつカバーレイ2d・3dによる被覆がなされ
ず露出している部位の複数の接点部からなる接点群2a
・3a等によって形成される一般的なフレキシブル電気
基板の構造を有している。
【0016】これら二枚のフレキシブル電気基板(以
下、単に電気基板と略称する)2・3は、電気基板接続
用クリップであるクリップ部材1によって電気的な接続
がなされるようになっている。
【0017】このクリップ部材1は、二枚の電気基板2
・3を重ね合わせた状態で、かつ両電気基板2・3のそ
れぞれの接点群2a・3aが互いに当接した状態を保持
しながら、当該二枚の電気基板2・3を挟み込み、これ
を所定の位置に固定支持し得るように形成されている。
【0018】クリップ部材1は、一対の当接面を有する
基板挟み部となる押圧部1dと、この与圧を生じさせる
ためのばね部1aと、押圧部1dに挟み込まれる電気基
板2・3の幅方向の位置決めを行なう一対の位置出し壁
部1bと、同電気基板2・3の挿入方向の位置決めを行
なう挿入ストッパ部1f(図1では図示せず。図3・図
4参照)等を有して形成されている。そして、このクリ
ップ部材1は、通常の状態においては、ばね部1aによ
って生じる与圧により押圧部1dの当接面が互いに接触
し合う状態となっている。なお、クリップ部材1は、例
えばステンレスばね鋼等によって形成される。
【0019】このクリップ部材1の所定の位置に電気基
板2・3を挟み込む際には、ばね部1aの与圧に抗して
押圧部1dの間を拡げ、その当接面の当接状態を解除し
これを開状態とするための治具(詳細は後述する。図5
・図6参照)が用いられる。そのために、当該クリップ
部材1には、所定の部位に必要に応じて治具を支持する
第1支持部1c及び第2支持部1eとが形成されてい
る。
【0020】このうち第1支持部1cは、当該クリップ
部材1の上側寄りの所定の位置に設けられる二つの孔部
からなり、後述する第1開き治具21の突起部21aが
嵌合するように形成されている。
【0021】また、第2支持部1eは、当該クリップ部
材1の幅方向の両端縁部近傍の所定の位置にそれぞれ外
側に向けて張り出すように形成される部位であって、後
述する第2開き治具22を支持し得る形状になってい
る。
【0022】クリップ部材1の押圧部1dの当接面の当
接状態を解除し、これを開状態とするための治具は、図
5・図6に示すように二つの部材、即ち第1開き治具2
1と第2開き治具22とによって構成される。
【0023】第2開き治具22は、薄板形状の支持板部
22bと、この支持板部22bの幅方向の両端縁部近傍
に略L字形状に形成され、長辺側の一端22cがクリッ
プ部材1の所定の部位(第2支持部1e)に当接してこ
れを支持すると共に、短辺側の先端22dが第1開き治
具21の所定の部位(後述する支点21b)に当接して
これを支持する支持部材22aとが一体に形成されてな
るものである。そして、この第2開き治具22は、第1
開き治具21及びクリップ部材1を支持する支持台とし
ての役目をしている。
【0024】一方、第1開き治具21は、所定の形態の
平板形状の部材からなり、先端縁部近傍の所定の位置に
クリップ部材1の二つの第1支持部1cにそれぞれ嵌合
する二つの突起部21aを備えて形成されている。そし
て、この第1開き治具21は、第2開き治具22に支持
されてクリップ部材1に作用するようになっており、い
わゆる梃子の原理を利用して当該クリップ部材1の当接
面の当接状態を開状態に変位させる梃子の役目をするレ
バー部材となっている。
【0025】このように構成された本実施形態の電気基
板接続装置における作用を、以下に説明する。まず、ク
リップ部材1に対して所定の治具を設置し、クリップ部
材1の当接面の当接状態を開状態とする。この場合にお
いて、治具は次のように設置する。即ち、図5に示すよ
うにクリップ部材1の第2支持部1eに対して第2開き
治具22の支持部材22aの長辺側の一端22cを載置
する。この状態で、第1の開き治具21を第2の開き治
具22の上面側から所定の位置に配置する。このとき、
第1の開き治具21の二つの突起部21aをクリップ部
材1の二つの第1支持部1cに嵌合させ、かつ第1の開
き治具21を第2開き治具22の支持部材22aの短辺
側の先端22dに当接させる。この場合において、第1
の開き治具21の下面と第2開き治具22の支持部材2
2aの先端22dとが当接する点(図5の符号21b)
が第1の開き治具21の支点となる。
【0026】この状態において、第1の開き治具21の
後端縁部21c及び第2の開き治具22の支持板部22
bの後端縁部に対して、それらの間の間隔を縮めるよう
にそれぞれ図6に示す矢印X方向の力量を加える。する
と、第1の開き治具21の先端縁部の二つの突起部21
aは、支点21bを中心として図6に示す矢印D方向に
である上方に移動する。二つの突起部21aは、上述し
たようにクリップ部材1の二つの第1支持部1cにそれ
ぞれ嵌合しているので、クリップ部材1の一腕部もばね
部1aの与力に抗して同方向に移動する。これによりク
リップ部材1の押圧部1dの当接面の当接状態が解除さ
れて開状態となる。このときの状態が図6に示されてい
る。
【0027】この状態を維持しながら、電気基板2・3
を重ね合わせた状態で、当該両電気基板2・3をクリッ
プ部材1の押圧部1dの隙間に挿入する(図6の矢印E
方向参照)。このとき両電気基板2・3は、その幅方向
の位置が一対の位置出し壁部1bによって位置決めされ
る。また、挿入方向の電気基板2・3の先端2e・3e
のその先端位置が挿入ストッパ部1fによって位置決め
される。
【0028】そして、第1の開き治具21の後端縁部2
1c及び第2の開き治具22の支持板部22bの後端縁
部に対する図6に示す矢印X方向への力量を解除する
と、クリップ部材1は、ばね部1aの与力によって両電
気基板2・3を挟持することになる。これによって当該
両電気基板2・3は、電気的な接続を確保する。これと
同時に、両電気基板2・3は、クリップ部材1上におけ
る所定の位置に固定支持されることになる。即ち、図3
で示される状態となる。
【0029】一方、クリップ部材1によって電気的な接
続が確保され、図3の状態にある電気基板2・3をクリ
ップ部材1から取り外すためには、次のような操作を行
なう。
【0030】まず、クリップ部材1に対して所定の治具
を所定の位置に設置し、所定の操作を行なうことにより
クリップ部材1の当接面の当接状態を開状態、即ち図6
に示す状態にする。この場合における治具の設置は、電
気基板2・3をクリップ部材1に挟み込む際の操作と全
く同様である。
【0031】そして、この状態で両電気基板2・3をク
リップ部材1の押圧部1dの隙間より抜去する。これに
より、両電気基板2・3は、クリップ部材1より取り外
される。
【0032】次いで、第1の開き治具21の後端縁部2
1c及び第2の開き治具22の支持板部22bの後端縁
部に対する図6の矢印X方向への力量を解除すると、ク
リップ部材1の押圧部1dは、自身のばね部1aの与力
によって当接した通常状態に復帰する。
【0033】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、従来の電気基板接続装置において必要であった
中間部材を不要とし、少ない部材点数による簡単な構成
で、電気基板同士の接続状態を確保することができ、装
置自体の小型化にも寄与することができる。
【0034】また、電気基板2・3の幅方向の位置決め
を行なう位置出し壁部1bと、同電気基板2・3の挿入
方向の位置決めを行なう挿入ストッパ部1fとをクリッ
プ部材1の所定の部位に一体に形成したことにより、電
気基板2・3の相対的な位置決めを容易に行なうことが
できる。したがって、電気基板同士の電気的な接続を確
実に行なうことができる。
【0035】さらに、専用の治具(第1の開き治具21
及び第2の開き治具22)を用いることによって、極め
て簡単な操作を行なうのみで、クリップ部材1に対する
電気基板2・3の挿脱を行なうことができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について、
以下に説明する。図7・図8は、本発明の第2の実施形
態を示し、図7は、本実施形態の電気基板接続用クリッ
プを含む電気基板接続装置の分解斜視図、図8は、当該
電気基板接続装置において電気基板接続用クリップに一
対の電気基板を組み込んだ状態の上面図である。
【0037】本実施形態の電気基板接続装置は、クリッ
プ部材11に対する一対の電気基板4・5の位置決めを
より確実なものとするための異なる手段を示すものであ
る。
【0038】図7・図8に示すように、本実施形態の電
気基板接続用クリップであるクリップ部材11は、基本
的に上述の第1の実施形態と略同様に形成されている
が、次の点が異なる。即ち、本クリップ部材11におい
ては、上述の第1の実施形態におけるクリップ部材1の
位置出し壁部1bを廃し、これに代えて電気基板4・5
の相対的な位置決めを行なうための位置決め手段とし
て、位置出しボス部11bが形成されている。この位置
出しボス部11bは、クリップ部材11の幅方向の両端
縁部近傍の所定の位置にそれぞれ外側に向けて張り出す
ように形成され、第2開き治具22(図5・図6参照)
を支持する第2支持部11eの中ほどの所定の位置に立
ち曲げ等の手段により一体に形成されている。
【0039】これに対して、本実施形態の電気基板接続
装置におけるフレキシブル電気基板4・5は、それぞれ
その先端部近傍、即ち接点群4a・5aが設けられる部
位の幅方向の両側縁部近傍に、それぞれ一対の位置決め
孔部4c・5cが穿設されている。この位置決め孔部4
c・5cの周縁部には、例えば銅パターン等が設けられ
ており、当該フレキシブル電気基板4・5の位置決め孔
部4c・5cの周辺の破損等を抑える役目をしている。
そして、この位置決め孔部4c・5cは、クリップ部材
11の位置出しボス部11bに嵌合することで、両電気
基板4・5のクリップ部11に対して、その幅方向及び
挿入方向の相対的な位置決めを行なう位置決め手段の役
目をしている。その他の構成は、上述の第1の実施形態
と略同様である。
【0040】なお、上述の第1の実施形態におけるクリ
ップ部材1においては、挟持すべき電気基板(2・3)
の挿入方向の位置決めは、挿入ストッパ部1f(図3・
図4参照)によって設定されるようにしている。
【0041】本実施形態のクリップ部材11の位置出し
ボス部11bは、この挿入ストッパ部1fと同様の役目
も担っている。したがって、本実施形態においては、ク
リップ部材11の挿入ストッパ部1fを省略することも
できる。一方、より確実な位置決めを行なうために、ク
リップ部材11において、当該挿入ストッパ部1fを形
成するようにしてもよい。
【0042】このように構成された本実施形態の電気基
板接続装置における作用を、以下に説明する。まず、上
述の第1の実施形態において説明したのと同様にして、
クリップ部材11に対して所定の治具、即ち第1の開き
治具21及び第2の開き治具22を所定の部位に設置
し、所定の操作を行なうことにより、クリップ部材11
の当接面の当接状態を開状態とする(図6参照)。
【0043】この状態を維持しながら、電気基板4・5
を重ね合わせた状態で、これらをクリップ部材11の押
圧部1dの隙間に挿入する(図6の矢印E方向参照)。
この場合において、両電気基板4・5の位置決め孔部4
c・5cをクリップ部材11の位置出しボス部11bに
嵌入させる。これによって、両電気基板4・5の幅方向
及び挿入方向の相対的な位置決めがなされる。
【0044】そして、第1の開き治具21及び第2の開
き治具22によるクリップ部材11の開状態を解除する
ことにより、クリップ部材11は、そのばね部1aの与
力によって両電気基板4・5を挟持する。これによって
当該両電気基板4・5は、電気的な接続を確保すると同
時に、クリップ部材11上における所定の位置に固定支
持される。
【0045】一方、クリップ部材11によって電気的な
接続が確保されている状態にある電気基板4・5をクリ
ップ部材11から取り外すためには、次のような操作を
行なう。
【0046】まず、クリップ部材11に対して第1の開
き治具21及び第2の開き治具22を所定の位置に設置
し、所定の操作を行なってクリップ部材11の当接面の
当接状態を開状態とする。この場合における治具の設置
は、電気基板4・5をクリップ部材11に挟み込む際の
操作と全く同様である。
【0047】そして、この状態で両電気基板4・5の位
置決め孔部4c・5cとクリップ部材11の位置出しボ
ス部11bとの嵌合状態を解除した後、両電気基板4・
5をクリップ部材11の押圧部1dの隙間より抜去す
る。これにより、当該両電気基板4・5は、クリップ部
材11より取り外される。
【0048】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。また、クリップ部材11に挟持されるべき電
気基板4・5に位置決め孔部4c・5cを設け、これら
をクリップ部材11の位置出しボス部11bに嵌入させ
るだけで、クリップ部材11に対する両電気基板4・5
の位置決めを容易に行なうことができ、両電気基板4・
5の電気的な接続状態を確実に保持することができる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
い部材点数でかつ簡単な構成によって、電気基板同士の
接続状態を確保すると共に、接続されるべき電気基板同
士の相対的な位置決めを容易に行なうことができ、さら
に装置自体の小型化にも寄与し得る電気基板接続用クリ
ップ及び電気基板接続装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電気基板接続用クリ
ップを含む電気基板接続装置の分解斜視図。
【図2】図1の電気基板接続装置において電気基板接続
用クリップに一対の電気基板を組み込んだ状態を示す上
面図。
【図3】図2のA−A線又はB−B線に沿う断面図。
【図4】図3の矢印C方向から見た際の電気基板接続用
クリップの一部を示す部分拡大図。
【図5】図1の電気基板接続用クリップとこの電気基板
接続用クリップに対して一対の電気基板を組み込む際に
用いられる治具の構成を示す分解斜視図。
【図6】図1の電気基板接続装置に対して治具を設置
し、電気基板接続用クリップを開状態とした状態を示す
側面図。
【図7】本発明の第2の実施形態の電気基板接続用クリ
ップを含む電気基板接続装置の分解斜視図。
【図8】図7の電気基板接続装置において電気基板接続
用クリップに一対の電気基板を組み込んだ状態の上面
図。
【符号の説明】
1・11……クリップ部材(電気基板接続用クリップ) 1a……ばね部 1b……位置出し壁部(位置決め手段) 1c……第1支持部 1d……押圧部 1e・11e……第2支持部 1f……挿入ストッパ部(位置決め手段) 2・3・4・5……フレキシブル電気基板 2a・3a・4a・5a……接点群(電気基板の電気接
点) 4c・5c……位置決め孔部(位置決め手段) 11b……位置出しボス部 21……第1の開き治具 22……第2の開き治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気基板同士を電気的に接続するため
    の電気基板接続用クリップであって、 上記電気基板の各電気接点同士を当接させるために与圧
    によって接触し合う一対の当接面と、 この与圧を生じさせるためのばね部と、 を有することを特徴とする電気基板接続用クリップ。
  2. 【請求項2】 上記電気基板同士の相対位置を規定す
    るための位置決め手段を、さらに有することを特徴とす
    る請求項1に記載の電気基板接続用クリップ。
  3. 【請求項3】 電気基板の電気接点同士を当接させる
    ために与圧によって接触し合う一対の当接面と、この与
    圧を生じさせるためのばね部と、上記電気基板同士の相
    対位置を規定するための位置決め手段とを有する電気基
    板接続用クリップと、 上記位置決め手段により互いの相対位置が設定される位
    置決め部位を有し、上記一対の当接面の間に挟み込まれ
    る一対の電気基板と、 を有することを特徴とする電気基板接続装置。
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JP2000300005A Withdrawn JP2002111164A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電気基板接続用クリップ及び電気基板接続装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227432A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Nitta Ind Corp 基板相互の突き合わせ接続構造
JP2007322688A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Optrex Corp ピン挿入治具

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