JP2002110710A - ボンディングペーストの塗布方法 - Google Patents

ボンディングペーストの塗布方法

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JP2002110710A JP2000300118A JP2000300118A JP2002110710A JP 2002110710 A JP2002110710 A JP 2002110710A JP 2000300118 A JP2000300118 A JP 2000300118A JP 2000300118 A JP2000300118 A JP 2000300118A JP 2002110710 A JP2002110710 A JP 2002110710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップと基板の接合部の全範囲に均一にボン
ディングペーストを供給できるボンディングペーストの
塗布方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板のチップ搭載位置に設定された塗布
エリア6a内にボンディングペーストを描画塗布するボ
ンディングペーストの塗布方法において、塗布エリア6
aの対角線方向に設定された塗布線L1,L2の両端部
近傍eの塗布形状を、端部側に向かって先細り形状、ま
たは端部側の塗布幅B2が中央側の塗布幅Bよりも狭い
段付き形状にし、両端部近傍eにおけるボンディングペ
ーストの塗布密度を、塗布線L1,L2の中央部におけ
る塗布密度よりも小さく設定する。これにより、チップ
をボンディングペースト上に押圧する際にチップと基板
の接合部の全範囲にボンディングペーストを押し広げて
均一に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にチップボン
ディング用のボンディングペーストを塗布するボンディ
ングペーストの塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造のダイボンディング工程
では、リードフレームなどの基板に半導体チップを接着
するためのボンディングペーストが塗布される。このボ
ンディングペーストの塗布は、塗布形状に応じた先端形
状を有するピン状の転写ツールによってボンディングペ
ーストを転写する方法、多孔ノズルを備えたディスペン
サによる方法、さらには塗布ノズルを移動させることに
より所望の塗布形状を得る描画塗布など、各種の方法が
用いられる。
【0003】そして、ボンディングペーストの塗布後に
は、塗布エリアに対してチップが搭載され、この搭載動
作においては塗布されたボンディングペーストをチップ
の下面で押しつぶすことにより、ボンディングペースト
がチップの接合範囲全体に押し広げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法によるボンディングペーストの塗布においては、塗布
エリア内でのボンディングペーストの塗布量のバランス
に起因して、チップ搭載後のボンディングペーストの分
布状態を適正に確保することが困難であった。すなわ
ち、正方形または矩形状の塗布エリアに塗布を行う場
合、コーナ部と各辺の中央部とに均一にボンディングぺ
ーストが押し広げられるような塗布量分布を実現するこ
とが困難で、実装後に不均一なペーストはみ出しが生じ
るという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、チップと基板の接合部の
全範囲に均一にボンディングペーストを供給できるボン
ディングペーストの塗布方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のボンディ
ングペーストの塗布方法は、基板のチップ搭載位置に設
定された塗布エリアにおいて塗布ノズルからボンディン
グペーストを吐出しながら塗布ノズルを移動させること
によりボンディングペーストを描画塗布するボンディン
グペーストの塗布方法であって、前記塗布エリアの対角
線方向に設定された塗布線の単位塗布線長さあたりのボ
ンディングペーストの塗布量を示す塗布密度の分布を、
前記塗布線の両端部の塗布密度が中央部における塗布密
度よりも小さくなるように設定するようにした。
【0007】請求項2記載のボンディングペーストの塗
布方法は、請求項1記載のボンディングペーストの塗布
方法であって、前記塗布線の両端部近傍におけるボンデ
ィングペーストの塗布形状は、端部側に向かって先細り
形状となっている。
【0008】請求項3記載のボンディングペーストの塗
布方法は、請求項1記載のボンディングペーストの塗布
方法であって、前記塗布線の両端部近傍におけるボンデ
ィングペーストの塗布形状は、端部側の塗布幅の方が中
央部側の塗布幅よりも狭い段付き形状となっている。
【0009】請求項4記載のボンディングペーストの塗
布方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載のボンディ
ングペーストの塗布方法であって、前記描画塗布におけ
る塗布線の描画において、塗布線方向に直交する方向に
所定のオフセット幅で描画位置をずらした平行線上で複
数回描画する。
【0010】請求項5記載のボンディングペーストの塗
布方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載のボンディ
ングペーストの塗布方法であって、前記描画塗布におけ
る塗布線の描画において、前記両端部において塗布ノズ
ルからのボンディングペーストの吐出量を減少させる。
【0011】請求項6記載のボンディングペーストの塗
布方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載のボンディ
ングペーストの塗布方法であって、前記描画塗布におけ
る塗布線の描画において、前記両端部において塗布ノズ
ルの移動速度を増加させる。
【0012】本発明によれば、塗布エリアの対角線方向
に設定された塗布線の単位塗布線長さあたりのボンディ
ングペーストの塗布量を示す塗布密度の分布を、前記塗
布線の両端部の塗布密度が中央部における塗布密度より
も小さくなるように設定することにより、チップをボン
ディングペースト上に押圧する際にチップと基板の接合
部の全範囲にボンディングペーストを押し広げて均一に
供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のダイ
ボンディング装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形
態のボンディングペースト吐出用の吐出ポンプの断面
図、図3は本発明の一実施の形態のダイボンディング装
置の制御系の構成を示すブロック図、図4、図5は本発
明の一実施の形態のボンディングペースト塗布における
描画パターンの説明図、図6、図7は本発明の一実施の
形態のペースト塗布方法を示すタイミングチャート、図
8は本発明の一実施の形態のダイボンディングにおける
ボンディングペーストの広がり状態の説明図である。
【0014】まず図1を参照してダイボンディング装置
の構造を説明する。図1においてチップ供給部1にはウ
ェハシート2が図示しない保持テーブルによって保持さ
れている。ウェハシート2には多数の半導体素子である
チップ3が貼着されている。チップ供給部1の側方には
搬送路5が配設されており、搬送路5は基板であるリー
ドフレーム6を搬送し、ペースト塗布位置およびボンデ
ィング位置にリードフレーム6を位置決めする。チップ
供給部1の上方にはボンディングヘッド4が配設されて
おり、ボンディングヘッド4は図示しない移動機構によ
り水平移動および上下動する。
【0015】搬送路5の側方にはペースト塗布部9が配
設されている。ペースト塗布部9は移動テーブル10に
L型のブラケット15を介して塗布ノズル18を装着し
て構成されている。塗布ノズル18は、不動のプレート
21上に固定配置されたポンプ手段である吐出ポンプ1
6の吐出口と可撓性の管部材であるチューブ17によっ
て連結されている。
【0016】移動テーブル10は、Y軸テーブル11上
にX軸テーブル12を段積みし、さらにその上にL型の
ブラケット13を介してZ軸テーブル14を垂直方向に
結合して構成されている。Y軸テーブル11、X軸テー
ブル12、Z軸テーブル14は、それぞれY軸モータ1
1a、X軸モータ12a、Z軸モータ14aを備えてい
る。X軸モータ12a、Y軸モータ11aおよびZ軸モ
ータ14aを駆動することにより、塗布ノズル18はリ
ードフレーム6上で水平方向および上下方向に移動す
る。したがって、移動テーブル10は塗布ノズル18を
リードフレーム6に対して相対的に移動させる移動手段
となっている。
【0017】リードフレーム6上面のチップ3の搭載位
置は、ボンディングペースト7が塗布される塗布エリア
6aとなっている。塗布ノズル18を塗布エリア6a内
に位置させ、塗布ノズル18からボンディングペースト
7を吐出させながら塗布ノズル18を移動させることに
より、塗布エリア6a内には所定の描画パターンでチッ
プボンディング用のボンディングペースト7が描画塗布
される。
【0018】このペースト塗布後、リードフレーム6は
搬送路5上をボンディング位置8に送られ、位置決めさ
れる。そして塗布エリア6a内に塗布されたボンディン
グペースト7上に、ボンディングヘッド4のノズル4a
によってチップ供給部1からピックアップされたチップ
3がボンディングされる。
【0019】次に図2を参照して、ペーストを吐出する
ポンプ手段である吐出ポンプ16について説明する。図
2において、ペースト吐出用の吐出ポンプ16は、シリ
ンダ部29とシリンダ部29の内部に嵌入するピストン
31およびピストン31を往復動させる往復動機構より
成る。往復動機構は、モータ34、送りねじ35および
ナット36より構成され、送りねじ35をモータ34に
よって回転駆動することにより、ナット36と結合され
たピストン31がシリンダ部29内で往復動する。
【0020】シリンダ部29には、吸入ポート29aお
よび吐出ポート29bが設けられている。吸入ポート2
9aは第2バルブ28を介してシリンジ26と接続され
ている。吐出ポート29bは第1バルブ30、チューブ
17を介して塗布ノズル18と接続されている。シリン
ジ26内は第3バルブ27、レギュレータ33を介して
エア源32から供給されるエアによって加圧されてお
り、第3バルブ27および第2バルブ28を開にしてピ
ストン31を上昇させることにより、シリンジ26内の
ペーストは吸入ポート29aを介してシリンダ29内に
吸入される。
【0021】そして第2バルブ28を閉じ、第1バルブ
30を開にした状態でモータ34を正方向に駆動(正
転)してピストン31を下降させることにより、シリン
ダ部29内のペーストは吐出ポート29bから吐出され
る。このとき、モータ34の駆動速度を変えることによ
り、吐出ポート29bから吐出されるペースト吐出流量
が変化し、駆動速度に比例した吐出流量が得られるよう
になっている。
【0022】吐出されたペーストはチューブ17を介し
て塗布ノズル18へ圧送され、塗布ノズル18の下端部
に設けられた塗布口より吐出されて被塗布物であるリー
ドフレーム6の塗布エリア6aに塗布される。
【0023】次に図3を参照してダイボンディング装置
の制御系の構成を説明する。図3において、ポンプ駆動
部40は、ピストン31を駆動するモータ34を駆動す
る。バルブ駆動部41は、第1バルブ30および第2バ
ルブ28を駆動して、吐出ポンプ16の吸入ポート29
aへのボンディングペースト7の吸入および吐出ポート
29bからのボンディングペースト7の吐出を制御す
る。
【0024】Z軸モータ駆動部42、Y軸モータ駆動部
43、X軸モータ駆動部44は、移動テーブル10のZ
軸モータ14a、Y軸モータ11a、X軸モータ12a
をそれぞれ駆動する。ボンディングヘッド駆動部45
は、チップ3をボンディングするボンディングヘッド4
を駆動する。記憶部46は、各部の動作や処理に必要な
プログラムや描画塗布時の描画パターンのデータを記憶
する。
【0025】制御部47は、記憶部46に記憶されたプ
ログラムに基づいて各部の動作を制御する。これにより
塗布ノズル18を移動させて行われる描画塗布のタイミ
ングを制御することができる。操作部48は、キーボー
ドやマウスなどの入力手段であり操作用制御コマンドの
入力やデータ入力を行う。表示部49はディスプレイ装
置であり、操作入力時の画面を表示する。
【0026】次に図4を参照して、描画パターンについ
て説明する。図4(a),(b)は、正方形の塗布エリ
ア6a内に描画塗布されるボンディングペースト7の描
画パターンを示しており、それぞれクロス形状およびア
スタリスク形状が用いられている。これらの描画パター
ンは、対象となるチップの大きさに応じて選択される。
いずれの描画パターンにおいても、中心点Oから塗布エ
リア6aの対角線方向に設定された2本の塗布線L1,
L2を含んだパターンとなっている。
【0027】図4(c)は、図4(a),(b)に示す
塗布線L1の端点P1,P3および塗布線L2の端点P
2,P4の近傍eにおける塗布形状を示している。
(イ)に示す例では、塗布幅Bの塗布線の両端部近傍に
おいて、塗布幅が端部側へ向かって減少する先細り形状
となっており、先端部では塗布幅はB1に減少してい
る。また、(ロ)に示す例では、両端部近傍において塗
布線は段付き形状に塗布されており、中央部の塗布幅B
に対して端部側の塗布幅はBよりも狭いB2となってい
る。すなわち、いずれの形状においても、塗布エリア6
aの対角線方向に設定された塗布線L1,L2の単位塗
布線長さあたりのボンディングペーストの塗布量を示す
塗布密度の分布は、塗布線L1,L2の中央部における
塗布密度よりも両端部における塗布密度の方が小さくな
るように設定されている。
【0028】次に上記のような塗布形状を実現するため
のボンディングペーストの塗布方法について、図5,図
6,図7を参照して説明する。まず図5に示す塗布例で
は、クロス形状またはアスタリスク形状の描画塗布にお
いて、塗布線L1を塗布線La,Lb,Lcによって、
また塗布線L2を塗布線Ld,Le,Lfによって3回
に分けて描画するようにしている。描画順序について説
明する。まず、第1中央点O1を描画起点とし、塗布ノ
ズル18をA−I−O1−L−D−O1の順に移動さ
せ、塗布線La,Ldを描画塗布する。その後塗布ノズ
ル18を第2中央点O2に移動させて、同様にB−H−
O2−K−E−O2の順に移動させ、塗布線Lb,Le
を描画塗布し、同様にして塗布線Lc,Lfを描画塗布
する。
【0029】すなわち上記描画塗布は、塗布線L1,L
2に直交する方向に所定のオフセット幅で描画位置をず
らした平行線上で3回描画する形態となっている。ここ
でオフセット幅は、全体の塗布幅を描画回数で除して得
られる単位塗布幅(塗布線La,Lb・・の塗布幅)に
相当する。そして塗布線L1,L2の各端点に相当する
位置において、中央の塗布線Lb,Leを両側の各塗布
線よりも外側まで延伸して塗布することにより、図4
(c)に示す塗布形状を得ている。
【0030】また図6に示す塗布例は、塗布ノズル18
からのボンディングペーストの吐出流量Qを制御するこ
とにより、所望の塗布形状を得る例を示している。図6
の下段のグラフは、塗布ノズル18を図4(a),
(b)の描画パターンに示す中心点Oを塗布起点とし
て、O−P1−O−P2−P3−P4−Oの経路で移動
させる過程における速度パターンを示しており、上段の
グラフは、一時停止点O,P1.P2,P3,P4の間
を台形速度パターンで移動させる際の、塗布ノズル18
から吐出されるボンディングペーストの吐出流量Qの変
化を示している。
【0031】すなわち、塗布ノズル18が塗布線L1,
L2の両端部においてP1,P2,P3,P4を通過す
る前後に、通常吐出流量Q1よりも少ない吐出流量Q2
に切り換えられ、塗布ノズル18からのボンディングペ
ーストの吐出量が減少する。この吐出量の切り換えは、
ポンプ駆動部40のモータ34の回転数を制御すること
により行われる。これにより、塗布線L1,L2の両端
部において塗布密度が減少し、図4(c)に示す塗布形
状を得ることができる。
【0032】さらに図7では、塗布ノズル18の移動速
度を制御することにより、所望の塗布形状を得る例を示
している。この場合には、塗布ノズル18からのボンデ
ィングペーストの吐出流量Qは一定値に保たれており、
塗布ノズル18が塗布線L1,L2の両端部においてP
1,P2,P3,P4を通過する前後に、塗布ノズル1
8の移動速度Vは、通常移動速度V1よりも大きな速度
V2に増加するように、X軸モータ12a、Y軸モータ
11aが制御される。これにより、吐出流量が一定であ
ることから塗布線L1,L2の両端部において塗布密度
が減少し、同様に図4(c)に示す塗布形状を得ること
ができる。
【0033】次に、このような塗布形状によって、チッ
プ3のダイボンディング時に得られる効果について、図
8を参照して説明する。図8(a)は、本実施の形態に
示すボンディングペースト塗布方法によってリードフレ
ーム6の塗布エリア6a内にボンディングペースト7を
塗布した後、チップ3を搭載してボンディングペースト
7を押し広げた状態を示している。この例では、前述の
ように塗布線の両端部におけるボンディングペースト7
の塗布密度が、塗布線の中央部における塗布密度よりも
小さくなるように塗布条件が設定されているため、チッ
プ3によって押し広げられた状態のボンディングペース
ト7’は、チップ3の下面と接着面との間の隙間に均一
に広がり、チップ3の外形から過度にはみ出すことがな
い。
【0034】図8(b)には、ボンディングペーストの
広がり状態を対比するために、従来用いられていた2種
類の塗布形状、すなわち(イ)太い塗布幅のクロス十字
形状でボンディングペースト7が塗布された場合、およ
び(ロ)細い塗布幅のクロス十字形状でボンディングペ
ースト7が塗布された場合、の各塗布形状におけるボン
ディングペーストの広がり状態を示している。
【0035】すなわち、(イ)では、対角線方向の塗布
線の両端部近傍の塗布量が過大であるため、チップ3の
コーナ点付近で押し拡げられたボンディングペースト
7’が過度にはみ出しており、また(ロ)に示す例で
は、中央部で押し広げられるボンディングペースト7の
量が不足しているため、チップ3の各辺の中点近傍でボ
ンディングペースト7’が不足しており、(イ),
(ロ)いずれの場合も不具合の原因となる。
【0036】上記説明したように、本実施の形態に示す
ボンディングペーストの塗布方法では、対角方向の塗布
線を有する描画塗布において、チップに押し広げられた
状態でのボンディングペーストの分布を均一にするた
め、塗布線の両端部における塗布密度を中央部よりも小
さく設定するものである。すなわち、ボンディングペー
ストの塗布量の分布をできるだけ均一に確保しながら、
局部的な塗布量の分布を調整することにより、チップ搭
載後のボンディングペーストの分布を適正な状態にする
ものである。
【0037】このような方法を採用することにより、チ
ップ搭載後のボンディングペーストの分布を適正にする
目的で従来用いられていた塗布量分布のパターン、すな
わち塗布エリアの中央部に塗布量を集中させるパターン
を用いることなく、ほぼ均一な塗布高さでボンディング
ペーストを塗布することによって、チップ搭載後のボン
ディングペーストの分布を適正にする目的が達成可能と
なる。
【0038】したがって、中央部での塗布高さを高く設
定する従来の塗布方法で生じていた以下の諸問題点、す
なわち、ボンディングペーストの押し広げに時間を要す
ることによる実装時間の遅延、チップをボンディングペ
ースト上に押圧する際に大きな押圧荷重を要する点、ま
た押圧時にチップの位置ずれや姿勢の傾きが発生しやす
い点などの問題を解消することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、塗布エリアの対角線方
向に設定された塗布線の単位塗布線長さあたりのボンデ
ィングペーストの塗布量を示す塗布密度の分布を、前記
塗布線の両端部の塗布密度が中央部における塗布密度よ
りも小さくなるように設定するようにしたので、チップ
をボンディングペースト上に押圧する際にチップと基板
の接合部の全範囲にボンディングペーストを押し広げて
均一に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のダイボンディング装置
の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のボンディングペースト
吐出用の吐出ポンプの断面図
【図3】本発明の一実施の形態のダイボンディング装置
の制御系の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態のボンディングペースト
塗布における描画パターンの説明図
【図5】本発明の一実施の形態のボンディングペースト
塗布における描画パターンの説明図
【図6】本発明の一実施の形態のペースト塗布方法を示
すタイミングチャート
【図7】本発明の一実施の形態のペースト塗布方法を示
すタイミングチャート
【図8】本発明の一実施の形態のダイボンディングにお
けるボンディングペーストの広がり状態の説明図
【符号の説明】
3 チップ 6 リードフレーム 6a 塗布エリア 7 ボンディングペースト 10 移動テーブル 16 吐出ポンプ 17 チューブ 18 塗布ノズル 47 制御部 L1,L2 塗布線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板のチップ搭載位置に設定された塗布エ
    リアにおいて塗布ノズルからボンディングペーストを吐
    出しながら塗布ノズルを移動させることによりボンディ
    ングペーストを描画塗布するボンディングペーストの塗
    布方法であって、前記塗布エリアの対角線方向に設定さ
    れた塗布線の単位塗布線長さあたりのボンディングペー
    ストの塗布量を示す塗布密度の分布を、前記塗布線の両
    端部の塗布密度が中央部における塗布密度よりも小さく
    なるように設定することを特徴とするボンディングペー
    ストの塗布方法。
  2. 【請求項2】前記塗布線の両端部近傍におけるボンディ
    ングペーストの塗布形状は、端部側に向かって先細り形
    状となっていることを特徴とする請求項1記載のボンデ
    ィングペーストの塗布方法。
  3. 【請求項3】前記塗布線の両端部近傍におけるボンディ
    ングペーストの塗布形状は、端部側の塗布幅の方が中央
    部側の塗布幅よりも狭い段付き形状となっていることを
    特徴とする請求項1記載のボンディングペーストの塗布
    方法。
  4. 【請求項4】前記描画塗布における塗布線の描画におい
    て、塗布線方向に直交する方向に所定のオフセット幅で
    描画位置をずらした平行線上で複数回描画することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のボンディン
    グペーストの塗布方法。
  5. 【請求項5】前記描画塗布における塗布線の描画におい
    て、前記両端部において塗布ノズルからのボンディング
    ペーストの吐出量を減少させることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のボンディングペーストの塗
    布方法。
  6. 【請求項6】前記描画塗布における塗布線の描画におい
    て、前記両端部において塗布ノズルの移動速度を増加さ
    せることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    のボンディングペーストの塗布方法。
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