JP2002109766A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents
光ヘッドアクチュエータInfo
- Publication number
- JP2002109766A JP2002109766A JP2000338361A JP2000338361A JP2002109766A JP 2002109766 A JP2002109766 A JP 2002109766A JP 2000338361 A JP2000338361 A JP 2000338361A JP 2000338361 A JP2000338361 A JP 2000338361A JP 2002109766 A JP2002109766 A JP 2002109766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- head actuator
- optical head
- tilt
- tilt driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
スやトラッキングの駆動効率が高く、チルト駆動可能な
光ヘッドアクチュエータを提供することを目的とする。 【構成】この発明の光ヘッドアクチュエータは、X方向
をタンジェンシャル方向、Y方向をラジアル方向、Z方
向を光軸方向とするXYZ直交座標系において、概略X
方向に延在してレンズホルダ4を懸架支持する複数の弾
性支持部材31、32、33、34の一端を固定する固
定部材1側と、前記レンズホルダ4と前記固定部材1と
から分離して少なくとも2本の前記弾性支持部材に懸架
支持された可動基板9側と、のいずれか一方にチルト駆
動用永久磁石101が、他方にチルト駆動用コイル11
1、112が、X方向に相互に対向するように形成され
ている。
Description
スク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DV
D)等の光ディスク、ミニディスク(MD)等の光磁気
ディスクのような記録媒体に対して情報の記録や再生を
行う光ヘッドアクチュエータに関するものである。
ュエータとしては、例えば、図5に示すよう4ワイヤ支
持型のものがある。この場合、所謂ムービングマグネッ
ト方式が採用され、固定部材1側に固定された駆動用の
フォーカスコイル71〜74およびトラッキングコイル
61、62と、一端側が固定部材1側に接続された4本
の弾性支持部材31〜34の他端側において懸架支持さ
れたレンズホルダ4に形成された駆動用の永久磁石21
〜24とにより、フォーカス駆動とトラッキング駆動と
チルト駆動とが可能とされている。
向に延在する線条の弾性支持部材31〜34に懸架支持
されるレンズホルダ4側に形成された駆動用の永久磁石
21、22、23、24と、固定部材1側に形成された
フォーカスコイル71、72、73、74のY方向に延
在するそれぞれのコイル線分71a、72a、73a、
74aおよびトラッキングコイル61、62のZ方向に
延在するそれぞれのコイル線分61a、62aとが空隙
を介してX方向に対向し、各コイル線分71a、72
a、73a、74a、61a、62aが永久磁石21、
22、23、24により発生するX方向の磁場中に晒さ
れるように配設される。ここで、フォーカスコイル71
と73との対、フォーカスコイル72と74との対およ
びトラッキングコイル61と62との対は各対毎に直列
接続されて、それぞれ独立した電流源から所望量の電流
が供給される。
向けた対物レンズ5が保持され、駆動用の永久磁石2
1、22、23、24と通電されたトラッキングコイル
線分61a、62a、63a、64aとの間に生じるロ
ーレンツ力によって対物レンズ5をレンズホルダ4とと
もにY方向へ移動させることができ、また駆動用の永久
磁石21、22、23、24と通電されたフォーカスコ
イル線分71a、72a、73a、74aとの間に生じ
るローレンツ力によって同様に対物レンズ5をZ方向へ
移動させることができる。
1a−72a間およびフォーカスコイル線分73a−7
4a間に電流差を設けて、生じるローレンツ力の差によ
り生じるX軸周りの回転トルクを利用して対物レンズ5
をX軸周りに傾斜させることができる。
し、対物レンズ5に対向して配設された不図示の回転デ
ィスクにおいて、反り等の変形により光ビームの照射さ
れた記録再生面がX軸と平行な軸周りに傾斜したとき
に、対物レンズ5もX軸と平行な軸周りに傾斜させて光
軸と記録再生面とが直交するように駆動して光ビームの
収差の発生を抑制し、検出信号のS/Nの低下を防止す
ることができるものである。
ヘッドアクチュエータにおいては駆動用永久磁石21〜
24をレンズホルダ4側に配設したムービングマグネッ
ト方式であるために磁気回路が著しい開磁路となってし
まうために駆動用の各コイルに十分な大きさの磁束密度
が供給できず駆動効率が低く、またフォーカスコイルと
チルト駆動用コイルとを兼ねているためにコイル構成が
複雑となる。
を固定部材側1に配設するとともにこれら駆動用永久磁
石21〜24による磁路部分に磁性ヨークを形成して磁
気効率を高めた構造にしようとすると、レンズホルダ4
側に配設したフォーカスコイル71と73との対、フォ
ーカスコイル72と74との対およびトラッキングコイ
ル61と62との対のそれぞれに独立した電流を供給す
る必要があるために、電流供給線を兼ねる弾性支持部材
を6本に増加させて固定部材1とレンズホルダ4とを繋
がなければならず懸架構造が複雑となってしまう。
合、フォーカスコイル71〜74の各コイル線分71a
〜74aにおける駆動用永久磁石21〜24への対向部
分のそれぞれの長さが変化し、そのそれぞれに生じる相
互に逆向きのローレンツ力の大きさが駆動用永久磁石2
1と22との間および駆動用永久磁石23と24との間
に差を生じるようになって、相殺されないローレンツ力
がZ方向への駆動力となるためにフォーカスコイル7
1、72、73、74としての駆動力とクロストークを
発生し易くなってフォーカスサーボ動作に影響を与える
ことになる。
点に着目してなされたもので、懸架構造およびコイル構
成が簡素で、フォーカスやトラッキングの駆動効率が高
く、チルト駆動可能な光ヘッドアクチュエータを提供し
ようとするものである。
め、この発明の光ヘッドアクチュエータは、X方向をタ
ンジェンシャル方向、Y方向をラジアル方向、Z方向を
光軸方向とするXYZ直交座標系において、概略X方向
に延在してレンズホルダを懸架支持する複数の弾性支持
部材の一端を固定する固定部材側と、前記レンズホルダ
と前記固定部材とから分離して少なくとも2本の前記弾
性支持部材に懸架支持された可動基板側と、のいずれか
一方にチルト駆動用永久磁石が、他方にチルト駆動用コ
イルが、X方向に相互に対向するように形成されている
ことを特徴とするものである。
実施形態においては、請求項1に記載され、前記チルト
駆動用永久磁石と前記チルト駆動用コイルの少なくとも
いずれか一方が前記弾性支持部材の一近傍に偏らせて形
成されていることを特徴とするものである。
実施形態においては、請求項1もしくは2に記載され、
前記チルト駆動用永久磁石によりX方向の磁場が形成さ
れ、前記チルト駆動用コイルが対をなしてY方向もしく
はZ方向のいずれかの同一方向に共に延在し且つ隣接す
るように形成されていることを特徴とするものである。
実施形態においては、請求項1もしくは2に記載され、
Y方向もしくはZ方向に対をなして隣接する前記チルト
駆動用永久磁石により相互に反対を向いたX方向の磁場
が形成され、前記チルト駆動用コイルが前記対をなすチ
ルト駆動用永久磁石の隣接方向に延在するように形成さ
れていることを特徴とするものである。
実施形態においては、請求項1、2、3、4のいずれか
に記載され、弾性支持部材の固定部材側と、前記弾性支
持部材の可動基板の支持部と、前記可動基板と前記固定
部材との間の少なくともいずれか一箇所に緩衝部材を設
けてあることを特徴とするものである。
実施形態においては、請求項5に記載され、前記緩衝部
材がゲル状高分子材により形成されていることを特徴と
するものである。
実施形態においては、請求項5に記載され、前記緩衝部
材が永久磁石および導電体により形成されていることを
特徴とするものである。
実施形態においては、請求項1、2、3、4のいずれか
に記載され、前記チルト駆動用コイルの背面側に磁性ヨ
ークが形成されていることを特徴とするものである。
の実施形態について説明する。図1および図2(a),
(b)は、この発明の第一実施形態を示す斜視図および
分解斜視図である。この光ヘッドアクチュエータは4ワ
イヤ支持型のムービングコイル方式のもので、固定部材
1側には駆動用永久磁石2が固定され、固定部材1側か
らX方向に延在する4本の弾性支持部材31〜34の自
由端側にはレンズホルダ4が懸架支持されており、図示
しないディスクのラジアル方向すなわちY方向と光軸方
向すなわちZ方向とにそれぞれ可動自在とされている。
と、駆動用永久磁石2の磁極面に対向する位置に、この
対物レンズ5から照射されるZ軸と平行な光ビームを図
示しないディスクの、例えば所定トラック情報ピットの
中心線上に位置させることを目的としてY方向に駆動す
るためのトラッキングコイル6と、その光ビームをディ
スクの情報ピット面に合焦させることを目的としてZ方
向に駆動するためのフォーカスコイル7とが、形成保持
されている。
久磁石2と空隙を介してX方向に対向するトラッキング
コイル6のコイル線分6aはZ方向に延在し、フォーカ
スコイル7のコイル線分7aはY方向に延在している。
性のヨーク8の一端8aが連結されており、このヨーク
8はほぼコ字形状をもって迂回し、トラッキングコイル
6とフォーカスコイル7とを空隙を介して挟むように他
端8bが配設されている。従って、実質的には駆動用永
久磁石2の磁束がトラッキングコイル6やフォーカスコ
イル7に集中的に供給されるため、対物レンズ4の効率
の良い駆動が可能である。
位置には可動基板9が接続されており、図2(b)に示
すように可動基板9上にはY方向に対をなして隣接する
チルト駆動用永久磁石10a、10bが形成され、さら
にこれらチルト駆動用永久磁石10a、10bに対して
空隙を介してX方向に対向し、Y方向に延在するように
チルト駆動用コイル11のコイル線分11aが固定部材
1側に形成されている。コイル線分11aはチルト駆動
用永久磁石10a、10bから湧き出される相互に反対
のX方向を向いた磁場中に晒されている。なお、チルト
駆動用永久磁石10a、10bはいずれか一方のみを形
成してもよく、さらにこれに合わせてチルト駆動用コイ
ル11もそれに対向する位置に偏らせて形成させてもよ
い。また可動基板9はたとえば弾性支持部材31,32
等、延在する弾性支持部材のうちの少なくとも2本に接
続すればよい。またこれらチルト駆動用コイル11とチ
ルト駆動用永久磁石10a、10bとのそれぞれをX軸
と平行な軸周りに90度回転させた位置に配設し、チル
ト駆動用永久磁石10a、10bをZ方向に隣接させる
と共にチルト駆動用コイル11のコイル線分11aをZ
方向に延在させてもよい。
持部分には、可動基板9がその一側面を構成するポット
12が設けられて、その内部にゲル状高分子よりなる緩
衝部材が充填されて、可動基板9および弾性支持部材3
1〜34に生じた振動を抑制する。さらに、必要に応じ
て可動基板9の弾性支持部材31〜34との接続部分に
おいてもポット13を設けてゲル状高分子よりなる緩衝
部材を充填すればより強力に振動を抑制することができ
る。
と、トラッキングコイル6のコイル線分6aには、コイ
ル線分6aを流れる電流の方向と駆動用永久磁石2によ
る磁束とに直交するY方向にローレンツ力が作用するよ
うになって、レンズホルダ4ひいては対物レンズ5を不
図示ディスクのトラック幅方向に平行に変位させる。
ると、フォーカスコイル7のコイル線分7aには、コイ
ル線分7aを流れる電流の方向と駆動用永久磁石2によ
る磁束とに直交するZ方向にローレンツ力が作用するよ
うになって、レンズホルダ4ひいては対物レンズ5を光
軸方向に平行に変位させる。
と、チルト駆動用コイル11のコイル線分11aには、
コイル線分11aを流れる電流の方向とチルト駆動用永
久磁石10a、10bによる磁束とに直交する方向、す
なわちコイル線分11aのチルト駆動用永久磁石10a
に対向する部分とチルト駆動用永久磁石10bに対向す
る部分とのそれぞれにほぼ同等の大きさで相互に逆を向
いたZ方向のローレンツ力が生じ、X軸周りの回転トル
クとして作用する。したがって、ディスクの傾斜や対物
レンズ5の傾斜情報に基づいてチルト駆動用コイル11
に通電することにより、対物レンズ5をレンズホルダ4
とともにX軸周りに傾斜させることができる。そして、
たとえばレンズホルダ4がトラッキングコイル6やフォ
ーカスコイル7によりY方向やZ方向に変位されても、
チルト駆動用コイル11のコイル線分11aとチルト駆
動用永久磁石10a、10bとの相対位置関係が大きく
変化しないため、コイル線分11aのチルト駆動用永久
磁石10aに対向する部分とチルト駆動用永久磁石10
bに対向する部分とのそれぞれに生じるローレンツ力の
大きさの差が小さく、相互に相殺されてZ方向への駆動
力となりにくいためにフォーカスコイル7の駆動力との
クロストーク発生を抑制することができる。
図である。この光ヘッドアクチュエータも4ワイヤ支持
型のムービングコイル方式のもので、固定部材1側には
駆動用永久磁石2が固定され、固定部材1側からX方向
に延在する4本の弾性支持部材31〜34のそれぞれの
中間部にレンズホルダ4が懸架支持されており、図示し
ないディスクのラジアル方向すなわちY方向と光軸方向
すなわちZ方向とにそれぞれ可動自在な構造となってい
る。
と、駆動用永久磁石25,26の磁極面に対向する位置
に、この対物レンズ5から照射されるZ軸と平行な光ビ
ームを図示しないディスクの、例えば所定トラック情報
ピットの中心線上に位置させることを目的としてY方向
に駆動するためのトラッキングコイル6と、その光ビー
ムをディスクの情報ピット面に合焦させることを目的と
してZ方向に駆動するためのフォーカスコイル7とが、
形成保持されている。
面側の磁極には軟磁性のヨーク81、82の一端81
a、82aが連結されており、これらヨーク81、82
はともにほぼコ字形状をもって迂回し、トラッキングコ
イル6およびフォーカスコイル7を空隙を介して挟むよ
うに他端81b、82bが配設されている。
部材31〜34のそれぞれをさらにX方向に延在させ、
その先端に可動基板9が接続されている。可動基板9上
にはチルト駆動用永久磁石101が形成され、さらにチ
ルト駆動用永久磁石101に対して空隙を介してX方向
に対向してY方向に隣接するようにチルト駆動用コイル
111、112が配設され、それぞれのコイル線分11
1a,112aがY方向に延在するようにZ軸と平行な
軸周りに磁性ヨーク15の周囲に巻回され固定部材1側
に形成されている。それぞれのチルト駆動用コイル11
1、112のコイル線分111a,112aはチルト駆
動用永久磁石101から湧き出されるX方向を向いた磁
場中に晒されており、またチルト駆動用永久磁石101
は磁性ヨーク15により吸引されるため、レンズホルダ
4がトラッキングコイル6やフォーカスコイル7により
駆動されて移動してもほぼ定まった位置に保持される。
ル線分111a、112aとの挟隙部には、銅、アルミ
ニウムその他よりなる導電体14が形成されて固定部材
1側に固定されている。このため、弾性支持部材31〜
34やこれらの中間部に形成されたレンズホルダ4や可
動基板9等に振動を生じた際に、導電体14の内部にチ
ルト駆動用永久磁石101による磁場の変化を打ち消す
ように渦電流が流れ、振動によるチルト駆動用永久磁石
101の変位ひいてはレンズホルダ4や対物レンズ5の
振動を抑制することができる。
と、トラッキングコイル6のコイル線分6aにY方向の
ローレンツ力が作用するようになって、レンズホルダ4
ひいては対物レンズ5を不図示ディスクのトラック幅方
向に平行に変位させる。同様にして、フォーカスコイル
7に通電すると、フォーカスコイル7のコイル線分7a
にZ方向のローレンツ力が作用するようになって、対物
レンズ5を光軸方向に平行に変位させる。
コイル線分111aと112aとに、電流方向が相互に
逆向きとなるように通電すると、コイル線分111aと
112aとには、それぞれほぼ同等の大きさで相互に逆
を向いたZ方向のローレンツ力が生じ、X軸周りの回転
トルクとして作用する。したがって、ディスクの傾斜や
対物レンズ5の傾斜情報に基づいてチルト駆動用コイル
111および112に通電することにより、対物レンズ
5をレンズホルダ4とともにX軸周りに傾斜させること
ができる。そして、たとえばレンズホルダ4がトラッキ
ングコイル6やフォーカスコイル7によりY方向やZ方
向に変位しても、チルト駆動用コイル111、112の
コイル線分111a、112aとチルト駆動用永久磁石
101との相対位置関係が大きく変化しないため、チル
ト駆動用永久磁石101に生じる相互に逆を向いたZ方
向のローレンツ力の大きさの差が小さく、相互に相殺さ
れてZ方向への駆動力となりにくいためにフォーカスコ
イル7の駆動力とのクロストーク発生を抑制することが
できる。
図である。この光ヘッドアクチュエータは4ワイヤ支持
型のムービングマグネット方式のもので、固定部材1側
からX方向に延在する4本の弾性支持部材31〜34の
それぞれの中間部に対物レンズ5を保持するレンズホル
ダ4がY方向とZ方向とにそれぞれ可動自在に懸架支持
されている。
射されるZ軸と平行な光ビームを図示しないディスク
の、例えば所定トラック情報ピットの中心線上に位置さ
せることを目的としてY方向に駆動するための、Y軸と
平行な軸周りに巻回されたトラッキングコイル60と、
その光ビームをディスクの情報ピット面に合焦させるこ
とを目的としてZ方向に駆動するための、Z軸と平行な
軸周りに巻回されたフォーカスコイル70とが形成さ
れ、レンズホルダ4側には駆動用永久磁石20がトラッ
キングコイル60およびフォーカスコイル70に対向す
るようにされている。
部材31〜34のそれぞれをさらにX方向に延在させて
その先端に可動基板9が接続されている。可動基板9上
にはチルト駆動用永久磁石101が形成され、さらにチ
ルト駆動用永久磁石101に対して空隙を介してX方向
に対向してY方向に隣接するようにチルト駆動用コイル
111、112が配設され、それぞれのコイル線分11
1a,112aがY方向に延在するようにZ軸と平行な
軸周りに磁性ヨーク15の周囲に巻回され固定部材1側
に形成されている。それぞれのチルト駆動用コイル11
1、112のコイル線分111a,112aはチルト駆
動用永久磁石101から湧き出されるX方向を向いた磁
場中に晒されており、またチルト駆動用永久磁石101
は磁性ヨーク15により吸引されるため、レンズホルダ
4がトラッキングコイル6やフォーカスコイル7により
駆動されて移動してもほぼ定まった位置に保持される。
ト駆動用コイル111a、111bとの挟隙部には、ゲ
ル状高分子よりなる緩衝部材が充填されて、可動基板9
および弾性支持部材31〜34に生じた振動を抑制する
ことができる。
ると、駆動用永久磁石20にY方向のローレンツ力が作
用するようになって、対物レンズ5を不図示ディスクの
トラック幅方向に平行に変位させ、フォーカスコイル7
0に通電すると、駆動用永久磁石20にZ方向のローレ
ンツ力が作用するようになって、対物レンズ5を光軸方
向に平行に変位させる。
コイル線分111aと112aとに、電流方向が相互に
逆向きとなるように通電すると、コイル線分111aと
112aとには、それぞれほぼ同等の大きさで相互に逆
を向いたZ方向のローレンツ力が生じ、X軸周りの回転
トルクとして作用する。したがって、ディスクの傾斜や
対物レンズ5の傾斜情報に基づいてチルト駆動用コイル
111および112に通電することにより、対物レンズ
5をレンズホルダ4とともにX軸周りに傾斜させること
ができる。そして、たとえばレンズホルダ4がトラッキ
ングコイル6やフォーカスコイル7によりY方向やZ方
向に変位されても、チルト駆動用コイル111、112
のコイル線分111a、112aとチルト駆動用永久磁
石101との相対位置関係が大きく変化しないため、チ
ルト駆動用永久磁石101に生じる相互に逆を向いたZ
方向のローレンツ力の大きさの差が小さく、相互に相殺
されてZ方向への駆動力となりにくいためにフォーカス
コイル7の駆動力とのクロストーク発生を抑制すること
ができる。
ト駆動を可能にするために懸架構造を複雑にすることが
なく、トラッキングコイルやフォーカスコイルをレンズ
ホルダ側に、駆動用永久磁石を軟磁性のヨークと共に固
定部材側に配設したムービングコイル方式を採用するこ
とが可能となるため、効率のよい磁気回路が構成でき、
駆動用の各コイルに十分な大きさの磁束が供給できるの
で駆動効率を高く維持することができる。
動用コイルを形成しているために簡単なコイル構成とす
ることができる。
移動させても、チルト駆動用のコイルもしくは永久磁石
に生じた相互に逆向きのローレンツ力の大きさを同程度
に維持できて相互に相殺できるため、フォーカスコイル
による駆動力とのクロストークを発生しにくく、フォー
カスサーボ動作に影響を与えることが少ない。なお、上
述の実施形態においてはいずれも、可動基板側にチルト
駆動用永久磁石を形成した例をあげて説明したが、可動
基板側にチルト駆動用コイルを形成すると共に、固定部
材側にチルト駆動用永久磁石を形成しても同様の効果が
得られるのは言うまでもない。
図である。
ある。
駆動用永久磁石 31,32,33,34・・・ 弾性支持部材 4・・・ レンズホルダ 5・・・ 対物レンズ 6,60,61,62・・・ トラッキングコイル 7,70,71,72・・・ フォーカスコイル 8・・・ ヨーク 9・・・ 可動基板 10a,10b,101・・・ チルト駆動用永久磁石 11,111,112・・・ チルト駆動用コイル 14・・・ 導電体
Claims (8)
- 【請求項1】X方向をタンジェンシャル方向、Y方向を
ラジアル方向、Z方向を光軸方向とするXYZ直交座標
系において、概略X方向に延在してレンズホルダを懸架
支持する複数の弾性支持部材の一端を固定する固定部材
側と、前記レンズホルダと前記固定部材とから分離して
少なくとも2本の前記弾性支持部材に懸架支持された可
動基板側と、のいずれか一方にチルト駆動用永久磁石
が、他方にチルト駆動用コイルが、X方向に相互に対向
するように形成されていることを特徴とする光ヘッドア
クチュエータ。 - 【請求項2】前記チルト駆動用永久磁石と前記チルト駆
動用コイルの少なくともいずれか一方が前記弾性支持部
材の一近傍に偏らせて形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項3】前記チルト駆動用永久磁石によりX方向の
磁場が形成され、前記チルト駆動用コイルが対をなして
Y方向もしくはZ方向のいずれかの同一方向に共に延在
し且つ隣接するように形成されていることを特徴とする
請求項1もしくは2に記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項4】Y方向もしくはZ方向に対をなして隣接す
る前記チルト駆動用永久磁石により相互に反対を向いた
X方向の磁場が形成され、前記チルト駆動用コイルが前
記対をなすチルト駆動用永久磁石の隣接方向に延在する
ように形成されていることを特徴とする請求項1もしく
は2に記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項5】弾性支持部材の固定部材側と、前記弾性支
持部材の可動基板の支持部と、前記可動基板と前記固定
部材との間の少なくともいずれか一箇所に緩衝部材を設
けてあることを特徴とする請求項1乃至4に記載の光ヘ
ッドアクチュエータ。 - 【請求項6】前記緩衝部材がゲル状高分子材により形成
されていることを特徴とする請求項5に記載の光ヘッド
アクチュエータ。 - 【請求項7】前記緩衝部材が永久磁石および導電体によ
り形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光
ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項8】前記チルト駆動用コイルの背面側に磁性ヨ
ークが設けてあることを特徴とする請求項1乃至4に記
載の光ヘッドアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000338361A JP3865288B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 光ヘッドアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000338361A JP3865288B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 光ヘッドアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002109766A true JP2002109766A (ja) | 2002-04-12 |
JP3865288B2 JP3865288B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=18813578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000338361A Expired - Fee Related JP3865288B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 光ヘッドアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3865288B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1312677C (zh) * | 2002-11-26 | 2007-04-25 | 三星电子株式会社 | 光学拾取致动器、光学记录和/或再现装置及其方法 |
CN1321411C (zh) * | 2002-11-14 | 2007-06-13 | 三星电子株式会社 | 磁路和使用磁路的光拾取致动器及光记录和/或重放装置 |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000338361A patent/JP3865288B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1321411C (zh) * | 2002-11-14 | 2007-06-13 | 三星电子株式会社 | 磁路和使用磁路的光拾取致动器及光记录和/或重放装置 |
CN1312677C (zh) * | 2002-11-26 | 2007-04-25 | 三星电子株式会社 | 光学拾取致动器、光学记录和/或再现装置及其方法 |
US7817505B2 (en) | 2002-11-26 | 2010-10-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical pickup actuator and optical recording and/or reproducing apparatus and method for the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3865288B2 (ja) | 2007-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7181751B2 (en) | Objective-lens driving apparatus and optical disk apparatus | |
TWI247296B (en) | Optical pickup actuator | |
KR100788705B1 (ko) | 광픽업 액츄에이터 | |
JPS5812144A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
EP1339051B1 (en) | Optical pickup actuator and optical recording/reproducing apparatus using the same | |
US20040148620A1 (en) | Magnetic circuit, and optical pickup actuator and optical recording and/or reproducing apparatus using the magnetic circuit | |
JP2002197698A (ja) | 光ヘッド装置 | |
JP2004139722A (ja) | 光ピックアップアクチュエータ及びこれを採用したデータ記録/再生装置 | |
JP2006286049A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2000293874A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP4486020B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2002109766A (ja) | 光ヘッドアクチュエータ | |
JP2001344779A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2005522812A (ja) | 光ディスクドライブのための読み取り/書き込みヘッド及びかような読み取り/書き込みヘッドを有する光ディスクドライブ | |
JP3658528B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置ならびにそれを用いた光ディスク装置 | |
JPH10116428A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2897090B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
KR20040042255A (ko) | 광픽업 액츄에이터 및 그를 채용한 광디스크 드라이브 | |
JP2009146461A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPH11339294A (ja) | 対物レンズ駆動装置の調整方法 | |
JP2005182926A (ja) | レンズアクチュエータ,光ピックアップ装置および光ディスク装置 | |
JP2005332518A (ja) | 光学部品3軸駆動装置及びそれを用いた記録再生装置 | |
JP2010244647A (ja) | 対物レンズ駆動装置およびそれを用いたディスク装置 | |
JP2000285490A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
KR20080009316A (ko) | 디스크 드라이브용 광 픽업장치와 이 광 픽업장치를 구비한디스크 드라이브 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040723 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060309 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060613 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060807 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |