JP2002109630A - リモート制御システム - Google Patents

リモート制御システム

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JP2002109630A
JP2002109630A JP2000300762A JP2000300762A JP2002109630A JP 2002109630 A JP2002109630 A JP 2002109630A JP 2000300762 A JP2000300762 A JP 2000300762A JP 2000300762 A JP2000300762 A JP 2000300762A JP 2002109630 A JP2002109630 A JP 2002109630A
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locker
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JP2000300762A
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English (en)
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Seiya Kato
誠也 加藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 携帯電話機のような制御端末1によって
ロッカー5を遠隔制御する場合に、制御端末1の発信者
番号をロッカー制御機4に記憶させる。ロッカー施錠
後、同じ制御端末1から発信者番号の通知を受けると、
解錠されて、利用料の計算がされる。 【効果】 発信者番号等を利用者の識別番号として利用
して貸しロッカーを管理するので、第3者の不正利用を
防止できる。また、鍵を使用しないため鍵の紛失などの
問題がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御端末を用いて所
定の装置を制御するリモート制御システムおよびそのシ
ステムを応用した各種管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】駅の構内や遊戯施設などでは、コインロ
ッカーが広く利用されている。料金投入口からコインを
投入して荷物を入れて鍵を抜くとコインロッカーが施錠
される。荷物の持ち主はその鍵を保管し、荷物を取り出
す時はその鍵によってコインロッカーを開ける。またコ
インロッカーにテンキーが備え付けられており、暗証番
号を入力することによって鍵を施錠したり解錠したりす
る構造のものもある。このような構造のコインロッカー
は、鍵を持ち歩く必要がないので鍵の紛失事故を防止で
きる効果がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。上記のように、鍵を用いたロッカーは構造が簡単で
使いやすいが、荷物を預けた利用者が鍵を紛失した場合
にはロッカーを開けることができない。この時は管理者
に届けを出したり鍵の代金を支払ったりする煩わしさが
伴う。テンキーを利用したロッカーはこのような問題は
ないが、暗証番号を忘れてしまうとやはり管理者を煩わ
すことになる。
【0004】また長期にわたってロッカーの中に荷物を
入れたまま放置する利用者もいる。このような場合には
利用者を特定することができないため、荷物を開けて点
検をしたり、持ち主に通知をするといった処理が必要に
なり、管理者にとって大きな負担になっていた。コイン
ロッカーのみならず、不特定多数の利用者が利用する各
種のサービスには、利用者の便宜上や管理上の様々な解
決すべき問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉制御端末と、この制御端末から当該制御端末
を特定する識別情報を受信して、所定の処理を開始する
実行装置とを備え、上記実行装置は、上記処理の開始時
に上記制御端末の識別情報を記憶して、その後上記制御
端末から上記識別情報が入力されたとき上記所定の処理
を終了することを特徴とするリモート制御システム。
【0006】〈構成2〉制御端末と、この制御端末から
当該制御端末を特定する識別情報を受信して、所定の処
理を実行する実行装置とを備え、上記実行装置は、上記
処理の開始時に上記制御端末の識別情報を記憶して、上
記処理を実行し、当該処理を終了したときに、その処理
が終了した旨を上記制御端末に通知することを特徴とす
るリモート制御システム。
【0007】〈構成3〉構成1または2に記載のリモー
ト制御システムにおいて、上記制御端末は電話端末であ
って、上記識別情報は、上記制御端末から上記実行装置
に対して通知される電話番号であることを特徴とするリ
モート制御システム。
【0008】〈構成4〉構成2に記載のリモート制御シ
ステムにおいて、上記制御端末は携帯電話機で、上記実
行装置は貸しロッカーであって、上記実行装置には、上
記携帯電話機の発信者番号を識別情報として記憶する制
御端末発信者番号記憶部と、上記貸しロッカーの施錠
後、上記携帯電話機の発信者番号の通知を受けたときに
解錠をする錠制御部を備えたことを特徴とするリモート
制御システム。
【0009】〈構成5〉携帯電話機を制御端末として、
貸しロッカーの錠を開閉制御する場合に、上記携帯電話
機の発信者番号を識別情報として記憶し、上記貸しロッ
カーの施錠後、上記携帯電話機の発信者番号の通知を受
けてから解錠をすることを特徴とする貸しロッカー管理
方法。
【0010】〈構成6〉構成5に記載の貸しロッカー管
理方法において、所定期間、上記貸しロッカーが解錠さ
れない場合に、施錠時に記憶した発信者番号を用いて、
上記携帯電話機を発呼して、問い合わせをすることを特
徴とする貸しロッカー管理方法。
【0011】〈構成7〉携帯電話機によって、一時利用
設備を遠隔制御する場合に、携帯電話機の発信者番号を
一時利用設備側に記憶させて、利用開始後は、携帯電話
機の発信者番号の通知により利用者の認証をして、上記
一時利用設備の制御を許可することを特徴とする一時利
用設備の管理方法。
【0012】〈構成8〉構成7に記載の一時利用設備の
管理方法において、携帯電話会社を通じて一時利用設備
の利用料を徴収することを特徴とする一時利用設備の管
理方法。
【0013】〈構成9〉携帯電話機から通知される発信
者番号を、受注した商品を手配する装置側に記憶し、上
記携帯電話機から通知される発信者番号により認証をし
て、上記受注をした商品の引き渡しを行うことを特徴と
する受注管理方法。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。図1は本発明のリモート制御シス
テムの具体例を示すブロック図である。ここでは携帯電
話機を制御端末としてコインロッカーの開閉を制御する
例を説明する。図において、制御端末1は基地局2を介
してネットワーク3に接続されている。またロッカー5
を開閉制御するロッカー制御機4が、同様に基地局2を
介してネットワーク3に接続されている。なお、基地局
2は、携帯電話機のような無線式の端末の交換制御をす
る既存のシステムを例示するもので、交換制御のための
交換局等の図示は省略した。
【0015】ロッカー5の鍵6はロッカー制御機4によ
って開閉制御される。このために、ロッカー制御機4
は、送受信部11、制御端末発信者番号記憶部12、錠
制御部13及び施錠機ドライバ14を備えている。図の
ロッカー制御機4は、ロッカー5を開閉制御し管理をす
るためのパーソナルコンピュータなどから構成される。
送受信部11はネットワーク3に接続されたモデムなど
の通信制御装置により構成される。
【0016】制御端末発信者番号記憶部12は、ロッカ
ーの利用者が所持する制御端末1の発信者番号を記憶す
るためのメモリである。錠制御部13は、施錠機ドライ
バ14を通じてロッカー5の鍵6を施錠したり解錠した
りする動作を制御する部分である。錠制御部13は例え
ばコンピュータプログラムなどにより実現する。施錠機
ドライバ14は、鍵6を電気的に開閉制御するソレノイ
ドやスイッチ回路などから構成される。
【0017】図2は上記のようなシステムの動作を示す
シーケンスチャートである。この図を用いて、上記のシ
ステムの具体的な動作を説明する。まず、図1に示すロ
ッカー5を利用する利用者は、制御端末1を用いて、こ
のロッカー5の電話番号をダイヤルする(ステップS
1)。この電話番号は、ロッカーの扉に印刷してあれば
よい。制御端末1の発呼によりロッカー制御機4の送受
信部11と制御端末1の間の回線が接続されると、制御
端末1の発信者番号がロッカー制御機4に通知される
(ステップS2)。
【0018】ロッカー制御機4は、送受信部11を通じ
て受け取った制御端末1の発信者番号を、制御端末発信
者番号記憶部12に記憶する。そして、図2のステップ
S3において錠制御部13が起動する。なお、この鍵6
は、テンキーを用いてロックをする既存のコインロッカ
ーと同じ構造でよい。テンキーから入力する暗証番号の
かわりに、錠制御部13は施錠用のキーコードを使用す
る。この施錠用キーコードに発信者番号を使用する。制
御端末発信者番号記憶部12に記憶された発信者番号は
解錠までそのまま保持される。こうして、錠制御部13
は施錠機ドライバ14を動作させて鍵6を施錠する。
【0019】次にステップS5において、錠制御部13
は、施錠が終了したことを制御端末1に伝える。例えば
音声メッセージを用いて、制御端末1に、「ロックしま
した」という通知をしてもよい。制御端末1のディスプ
レイにロックが終了した旨のメッセージを表示するよう
制御してもよい。またロッカー5に図示しないディスプ
レイなどを設けておき、ここにロックした旨を表示して
もよい。こうしてロック通知が終了すると同時に、ステ
ップS5において回線を切断する。
【0020】また制御端末1は、ステップS6において
ロッカーの電話番号を記憶する。どのロッカーを利用し
たか忘れてしまうのを防止するためである。その後、利
用者が荷物をロッカー5から取り出そうとする場合に
は、再びロッカー5の前で、ロッカーの電話番号をダイ
ヤルする(ステップS7)。着呼すると、制御端末1の
発信者番号がロッカー制御機4に通知される(ステップ
S8)。ロッカー制御機4は受け取った制御端末1の発
信者番号と施錠の際に使用したキーコードとを比較する
(ステップS9)。両者が一致した場合にはロッカー5
の鍵6を解錠する(ステップS10)。そしてステップ
S11において制御端末1に対して解錠通知を行なう。
その後回線が切断される。こうして利用者はロッカー5
から荷物を取り出す。
【0021】図3はロッカー制御機4の、利用料計算動
作を含む具体的な動作フローチャートである。この図の
処理は、利用者がロッカー5に預けた物を取り出す操作
を開始するところからのものである。ロッカー5に荷物
を預けた利用者が、制御端末1を操作してロッカーの電
話番号をダイヤルすると、図3のステップS20におい
てロッカー制御機4は発信者番号を受信する。ここでス
テップS21において、キーコードリストを検索する。
【0022】キーコードリストというのは、複数のロッ
カーがある場合に、各ロッカーの施錠に使用された全て
のキーコードのリストである。このキーコードリスト中
に、発信者番号と一致するものが含まれるかどうかの判
断を行なう。発信者番号と一致するものがあった場合に
はステップS22からステップステップS23に進む。
ステップS23では、該当するロッカーの利用者の利用
料の計算を行なう。例えば、ロッカーの利用時間と最初
に投入されたコインの金額とを比較して、不足分などの
計算を行なう。コインが投入されていない場合には、料
金全額を計算する。
【0023】次のステップS24では、現金払いかどう
かの判断を行なう。例えば、最初にコインが投入された
ときは現金払いという扱いにする。始めからコインが投
入されていなければキャッシュレスの扱いにする。キャ
ッシュレスの場合にはステップS25に進み、利用料を
電話料金の一部として電話会社に請求する処理を実行し
てステップS27に進み、ロッカーを解錠する。
【0024】現金の場合にはステップS24からステッ
プS26に進み、例えば不足分の金額を音声メッセージ
で制御端末1に送信する。利用者がコインを投入し、そ
の投入金額が正しいことを確認するとステップS26か
らステップS27に進み、ロッカーを解錠する。以上の
処理が終了すると、ステップS29に進み回線が切断さ
れる。なお、ステップS22において発信者番号がキー
コードリスト中に存在しないと判断した場合には、ステ
ップS28に進みエラーメッセージを出力する。このエ
ラーメッセージも音声で伝えると良い。
【0025】図4は複数のロッカーを制御するロッカー
制御機4の具体的なブロック図である。図に示すロッカ
ー制御機は、送受信部11と制御端末発信者番号記憶部
12と錠制御部13とを備えている。このロッカー制御
機は、例えば12個のロッカーの開閉を制御するものと
する。この場合、図に示すように各ロッカーに、ロッカ
ー番号19を#001番から#012番まで付ける。そ
してこのロッカー番号19に対応するように、ロッカー
制御機4の電話番号のサブアドレス16を割り当てる。
【0026】12個のロッカーに全て別々の電話番号を
割り当てると回線使用料が高くなる。そこで、ロッカー
制御機の電話番号は1つにして、12個の各ロッカーに
それぞれ1個のサブアドレスを対応付けておく。そして
制御端末発信者番号記憶部12には、サブアドレス16
と、そのロッカーを利用する利用者の制御端末の発信者
番号17と、施錠日18とを対応付けて記憶しておく。
図2のステップS6において、制御端末1には、ロッカ
ーのサブアドレスまで記憶をしておく。ロッカーの解錠
を要求する場合には、このサブアドレスを含めてダイヤ
ルをすればよい。
【0027】以上のようにすれば、重複して存在するこ
とのない制御端末の発信者番号等を利用者の識別番号と
して利用して貸しロッカーを管理するので、第3者の不
正利用などを防止できる。即ち、制御端末を所持する本
人以外は、ロッカーを開けることができないので、鍵の
複製による盗難事故が防止できる。また、鍵を使用しな
いため鍵の紛失などの問題がなく、鍵を拾った者による
盗難なども防止できる。
【0028】鍵を紛失しても、持ち主の氏名等が不明な
ため、利用者の手には戻らない事が多い。しかし、携帯
電話のような装置は、発信者番号により持ち主が確認で
きるから、遺失物として戻りやすく安全である。また、
長期間施錠されたままロッカーが放置されたような場合
に、発信者番号が明確になっているから、利用者にその
旨を通知することができる。例えば、図4に示した制御
端末発信者番号記憶部12に記憶した施錠日18を定期
的に監視し、施錠日から一定期間以上経過している場合
には、対応する発信者番号17を読み出して持ち主に電
話をかけて、問い合わせや呼び出しをすることができ
る。
【0029】なお上記のようなシステムにおいて、ロッ
カー制御機4は必ずしもロッカー5の傍に配置しておく
必要はない。ロッカー5に通信機能と施錠機能を設けて
おけば、ロッカー5を離れた場所から遠隔制御すること
が可能である。多数のロッカーを上記のようなロッカー
制御機によって遠隔制御し、各ロッカーの施錠解錠をリ
モートコントロールするようにしてもよい。制御端末1
とロッカー制御機4とはネットワークを通じて接続され
るから、ロッカー制御機4がどんな場所にあっても、制
御端末1を用いて目の前のロッカーを直接開閉制御して
いるかのような環境が設定できる。
【0030】また本発明は、上記のようなロッカーの制
御にとどまらず様々な分野に利用することができる。す
なわち、制御端末によって所定の処理を実行する実行装
置を遠隔制御することができる。このとき携帯電話機の
発信者番号のように、制御端末を識別する識別情報を実
行装置に記憶させるので、不特定多数の利用者が利用す
る装置であっても、利用者を自動的に特定して本人の操
作であることを確認することができる。
【0031】特に、既に説明したコインロッカーや次に
説明するコインランドリのような一時利用設備を、携帯
電話機を用いて遠隔制御する場合に、携帯電話機の発信
者番号を一時利用設備側に記憶させて、利用開始後は、
携帯電話機の発信者番号の通知により利用者の認証をし
て、前記一時利用設備の制御を許可することで、一時利
用設備の利用の便宜を計ることが可能になる。また、携
帯電話会社を通じて一時利用設備の利用料を徴収するこ
とで、管理上の効果も期待できる。
【0032】図5は本発明のリモート制御システムの変
形例を示すブロック図である。この例では、本発明のシ
ステムをコインランドリの制御に利用する。制御端末1
は、ネットワーク3を通じてコインランドリ30の制御
機31を制御する。この制御機31には送受信部32、
制御端末発信者番号記憶部33、錠制御部34、運転制
御部35及び通知制御部36が設けられている。送受信
部32は制御端末1と通信を行なうモデムなどの装置で
ある。制御端末発信者番号記憶部33は制御端末1の発
信者番号を記憶するメモリである。錠制御部34はコイ
ンランドリ30の錠の開閉を制御する装置である。運転
終了後の盗難防止のための装置である。
【0033】運転制御部35はコインランドリ30の運
転を制御する部分である。通知制御部36はコインラン
ドリ30が運転を終了した時に制御端末1に対しその旨
を通知する制御を行なう部分である。錠制御部34、運
転制御部35及び通知制御部36は、いずれもコンピュ
ータのプログラムなどにより構成することができる。
【0034】図6は制御機31の動作フローチャートで
ある。まず、ステップS31において、利用者がコイン
ランドリ30を利用する場合には、制御端末1を用いて
制御機31の電話番号をダイヤルする。着呼をすると、
制御端末1から制御機31に対し発信者番号が通知され
る。この発信者番号をステップS31において受信す
る。コインランドリ30のコイン投入口37から代金の
投入を確認すると、コインランドリが施錠されて運転が
開始される(ステップS32・S33)。
【0035】こうした操作のための案内は、例えばコイ
ンランドリ30のディスプレイ38に表示するとよい。
もちろん、音声案内でも良い。運転を開始すると、制御
機31の制御端末発信者番号記憶部33には発信者番号
が記憶されたまま保持される。ステップS35ではディ
スプレイ38に対し運転が開始された旨のガイダンス表
示が行なわれる。利用者はこれを確認した上でコインラ
ンドリ30から離れてよい。この場合に、錠制御部34
がコインランドリ30の施錠を行なうから第3者に開放
されることもない。
【0036】その後運転制御部35はクリーニングなど
の動作を制御する。そして運転が終了するまで待機する
(ステップS36)。運転が終了するとステップS36
からステップS37に進み、通知制御部36は制御端末
発信者番号記憶部33から発信者番号を読み出して制御
端末1を発呼し、運転終了メッセージを制御端末1に対
して送信する。これは音声あるいは文字などで制御端末
1側に出力される。
【0037】なお、例えば話し中などで制御端末1に対
する着呼が行なわれない時は、一定時間おきに繰り返し
このメッセージを送信すればよい。利用者が制御端末1
を通じてコインランドリ30の運転が終了したことを確
認すると、クリーニングの済んだ洗濯物を取りにコイン
ランドリに行く。次にステップS38で、利用者は制御
端末1を用いてコインランドリ30の電話番号をダイヤ
ルする。ここで制御機31の送受信部32が着呼を確認
し、制御端末1の発信者番号を受信すると、ステップS
38からステップS39に進み、記憶した発信者番号の
照合が行なわれる。
【0038】これは錠制御部34が実施する。そして記
憶した発信者番号と一致していればステップS40から
ステップS41に進み、コインランドリ30の解錠が行
なわれる。もし一致しなければディスプレイ38にエラ
ーメッセージが出力される(ステップS42)。こうし
て利用者はコインランドリ30から洗濯物を取り出す。
解錠が行なわれたのちは回線が切断される(ステップS
43)。
【0039】このように一定の処理が終了した後制御端
末に対しその旨を通知するようにすれば、利用者がコイ
ンランドリ30に洗濯物を放置する時間が短くなる。従
って、他の利用者が利用できない状態を長時間継続する
ことがなく、コインランドリ30の稼働率を高める効果
がある。
【0040】なお、こうした利用方法は、コインランド
リに限らず様々な機器に応用できる。例えば事業所のネ
ットワークを通じて制御されるプリンタや様々なOA機
器を上記のような制御端末で制御することができる。こ
の場合には制御端末とプリンタなどはLANを通じて接
続される。そして制御端末を利用して印刷要求を行なっ
た場合に印刷が終了するとLANを通じて制御端末に対
しその旨が通知される。利用者はこれにより終了した印
刷物をプリンタから取り除く。
【0041】こうして、プリンタの前についていなくて
も印刷を制御することができ、また出来上がりの通知を
直接受け取ることが可能になる。制御端末の識別番号を
印刷物の引き取りに利用すれば、本人以外は印刷物をう
けとることがなく、プリンタを不特定多数の者で共有す
る場合に便利である。なお、上記のようなロッカーにつ
いてもコインランドリについても、制御端末を携帯電話
機にして利用料金を電話料として請求することができれ
ば、現金を取り扱うことがないため、例えば現金を狙っ
た装置の盗難や装置の破壊などを防止することができ
る。
【0042】図7は、本発明のシステムのさらに別の変
形例を示す説明図である。ここでは、利用者が、希望す
る音楽をCDにダウンロードして購入するといったシス
テムを説明する。図の制御端末1は、ネットワーク3を
通じて音楽ソフトの発給会社40に接続されている。ま
た発給会社40は、ネットワーク3を通じてコンビニエ
ンスストア41のCDライタ装置43に接続されてい
る。
【0043】コンビニエンスストア41には、パーソナ
ルコンピュータ42とCDライタ装置43とプリンタ4
4が備えられている。 CDライタ装置43は、発給会
社40からネットワーク3を通じてパーソナルコンピュ
ータ42にダウンロードされた音楽ソフトを、CD45
に記録する装置である。このCD45が利用者に販売さ
れる。なおこの時ダウンロードされた音楽ソフトの内容
や、発給会社40から通知された制御端末1の発信者番
号が、プリンタ44によって納品書46に印刷されるよ
うに構成されている。利用者は制御端末1を用いてダウ
ンロードを要求し、ダウンロードされて出来上がったC
D45を購入するというシステムである。
【0044】図8は、図7に示したシステムの動作シー
ケンスチャートである。まず始めに利用者は、制御端末
1を用いて発給会社40を発呼する(ステップS5
0)。この時発信者番号を発給会社40に対して通知す
る。発給会社40ではステップS51において、何曲か
のダウンロードの注文を受けると、該当する音楽ソフト
を指定されたコンビニエンスストアのパーソナルコンピ
ュータに送信する(ステップS52)。そのパーソナル
コンピュータ42は、利用者の発信者番号も同時に受信
して、その記憶装置に記憶する。ステップS54では、
CDライタ装置53によりCDを作成する。
【0045】ここで、制御端末1を持った利用者が指定
したコンビニエンスストア41を訪れる。そして、ステ
ップS55においてCDライタ装置43を発呼する。こ
の時、発信者番号がCDライタ装置43に通知される。
CDライタ装置43では、ステップS56において注文
者の確認を行なう。すなわち発給会社40から通知を受
けた発信者番号であって記憶装置に記憶した発信者番号
との照合を行なう。照合が終了すればステップS57に
おいて、CDの引き渡し処理を行なう。すなわち図7に
示したプリンタ44によって納品書46を印刷しCD4
5と共に利用者に引き渡す。
【0046】上記のような方法により、注文者の操作す
る制御端末1の識別番号である発信者番号を記憶してお
き、発信者番号により注文者の認証をして、受注をした
商品の引き渡しを行うことができる。すなわちこのよう
に、本人確認を必要とする商品の引き換え処理にも広く
本発明を利用することが可能である。
【0047】なお、各図に示したコンピュータの各機能
ブロックは、それぞれ別々のプログラムモジュールによ
り構成してもよいし、一体化したプログラムモジュール
により構成してもよい。また、これらの機能ブロックの
全部または一部を論理回路によるハードウエアで構成し
ても構わない。また、各プログラムモジュールは、既存
のアプリケーションプログラムに組み込んで動作させて
もよいし、独立のプログラムとして動作させてもよい。
本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例
えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能
な記録媒体に記録して、インストールして利用すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した本発明のシステムによれ
ば、制御端末によって所定の処理を実行する実行装置を
遠隔制御することができる。このとき発信者番号のよう
に、制御端末を識別することができる識別情報を実行装
置に記憶させれば、不特定多数の利用者が利用する装置
であっても、利用者を自動的に特定して本人の操作であ
ることを確認することができる。これを商品の取引に利
用すれば、注文者の操作する制御端末の識別番号を記憶
しておき、注文者を確認してから商品の引き渡しを行な
うことができるようになる。また、記憶した識別番号に
より利用者の呼び出しができれば、コインランドリのよ
うな一時利用設備を利用状態のまま放置する時間が短く
なる。従って、設備の稼働率を高める効果がある。さら
に、携帯電話機を制御端末として使用し、携帯電話会社
を通じて一時利用設備の利用料を徴収すれば、現金を狙
った設備の破壊などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモート制御システムの具体例を示す
ブロック図である。
【図2】システムの動作を示すシーケンスチャートであ
る。
【図3】ロッカー制御機4の、利用料計算算動作を含む
具体的な動作フローチャートである。
【図4】複数のロッカーを制御するロッカー制御機4の
具体的なブロック図である。
【図5】本発明のリモート制御システムの変形例を示す
ブロック図である。
【図6】制御機31の動作フローチャートである。
【図7】本発明のシステムのさらに別の変形例を示す説
明図である。
【図8】図7に示したシステムの動作シーケンスチャー
トである。
【符号の説明】
1 制御端末 2 基地局 3 ネットワーク 4 ロッカー制御機 5 ロッカー 6 鍵 11 送受信部 12 制御端末発信者番号記憶部 13 錠制御部 14 施錠機ドライバ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御端末と、 この制御端末から当該制御端末を特定する識別情報を受
    信して、所定の処理を開始する実行装置とを備え、 前記実行装置は、前記処理の開始時に前記制御端末の識
    別情報を記憶して、 その後前記制御端末から前記識別情報が入力されたとき
    前記所定の処理を終了することを特徴とするリモート制
    御システム。
  2. 【請求項2】 制御端末と、 この制御端末から当該制御端末を特定する識別情報を受
    信して、所定の処理を実行する実行装置とを備え、 前記実行装置は、前記処理の開始時に前記制御端末の識
    別情報を記憶して、前記処理を実行し、当該処理を終了
    したときに、その処理が終了した旨を前記制御端末に通
    知することを特徴とするリモート制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のリモート制御
    システムにおいて、 前記制御端末は電話端末であって、前記識別情報は、前
    記制御端末から前記実行装置に対して通知される電話番
    号であることを特徴とするリモート制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のリモート制御システム
    において、 前記制御端末は携帯電話機で、前記実行装置は貸しロッ
    カーであって、 前記実行装置には、前記携帯電話機の発信者番号を識別
    情報として記憶する制御端末発信者番号記憶部と、前記
    貸しロッカーの施錠後、前記携帯電話機の発信者番号の
    通知を受けたときに解錠をする錠制御部を備えたことを
    特徴とするリモート制御システム。
  5. 【請求項5】 携帯電話機を制御端末として、貸しロッ
    カーの錠を開閉制御する場合に、 前記携帯電話機の発信者番号を識別情報として記憶し、
    前記貸しロッカーの施錠後、前記携帯電話機の発信者番
    号の通知を受けてから解錠をすることを特徴とする貸し
    ロッカー管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の貸しロッカー管理方法
    において、 所定期間、前記貸しロッカーが解錠されない場合に、施
    錠時に記憶した発信者番号を用いて、前記携帯電話機を
    発呼して、問い合わせをすることを特徴とする貸しロッ
    カー管理方法。
  7. 【請求項7】 携帯電話機によって、一時利用設備を遠
    隔制御する場合に、 携帯電話機の発信者番号を一時利用設備側に記憶させ
    て、 利用開始後は、携帯電話機の発信者番号の通知により利
    用者の認証をして、前記一時利用設備の制御を許可する
    ことを特徴とする一時利用設備の管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の一時利用設備の管理方
    法において、 携帯電話会社を通じて一時利用設備の利用料を徴収する
    ことを特徴とする一時利用設備の管理方法。
  9. 【請求項9】 携帯電話機から通知される発信者番号
    を、受注した商品を手配する装置側に記憶し、 前記携帯電話機から通知される発信者番号により認証を
    して、前記受注をした商品の引き渡しを行うことを特徴
    とする受注管理方法。
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