JP2002109419A - インターネット上の電子商取引の決済方法 - Google Patents

インターネット上の電子商取引の決済方法

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JP2002109419A
JP2002109419A JP2000303453A JP2000303453A JP2002109419A JP 2002109419 A JP2002109419 A JP 2002109419A JP 2000303453 A JP2000303453 A JP 2000303453A JP 2000303453 A JP2000303453 A JP 2000303453A JP 2002109419 A JP2002109419 A JP 2002109419A
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Kensuke Yoshihiro
憲介 吉弘
Kanae Yoshihiro
香苗 吉弘
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 かつ、消費者が簡便に利用可能であるインタ
ーネット上の電子商取引の決済方法電子商取引の決済方
法を提供する。 【解決手段】 購買者コンピュータ10にて決済申込書
を記入し処理進行イベントを発行すると、記入した金融
機関bの決済受付サーバー30に決済申込書記入情報と
取引案件情報が送られる。決済受付サーバー30は決済
申込書記入情報中の口座番号とパスワードを認証し、イ
ンターネット取引専用口座にて決済可能か判断する。購
買者コンピュータ10において取引完遂確認イベントを
発行し決済受付サーバー30に送る。決済受付サーバー
30は購買者コンピュータ10を経由するリダイレクシ
ョン処理により電子商店サーバー20に取引案件の決済
を引き受けた旨通知する。決済を引受けた金融機関bは
インターネット取引専用口座から電子商店サーバー20
の販売者口座に決済代金を振り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
上の電子商取引の決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】米国において既に先行するいわゆる“E
コマース”(電子商取引)が最近になって我が国でもBt
oC(企業対個人)、BtoB(企業対企業)の両面で本格化
しようとしている。調査によっては個人消費者を相手に
した電子商取引のみで単年度の売上げが数十億円に達す
る企業も出現し始めている。このような状況下で消費者
が電子商取引をする際に避けて通れないのが、インター
ネット上での決済手続である。消費者は電子商店のWeb
ページに自らのコンピュータをアクセスさせそこで商品
カタログ等を閲覧し購入商品を決定する。そして決済処
理手順に進むとそこで決済方法の選択を迫られる。この
従来の決済方法として、クレジットカードのカード番号
と有効期限などを前記のWebページ上で記入してこのデ
ータを与信機関でオンライン認証し決済を実行する方法
や、デビットカードやICカードといった特定のカード
を専用リーダに通して消費者の預金口座から購入代金を
直接引落とし決済する方法、電子商店側が指定する所定
の振込み口座に対し消費者が金融機関に直接出向いて振
り込み作業を行って決済を実行する方法などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インターネット上の電子商取引の決済方法には以下に述
べる課題があった。クレジットカードを用いた決済方法
は、消費者のコンピュータと与信機関との間のデータ通
信を暗号化するSSL(Secure Sockets Layer)などを
利用しセキュリティ確保を図ってはいる。しかし、ほと
んどの暗号が解読されてきた過去の事例を鑑みるとセキ
ュリティが完全な決済方法とは言えない。また、このセ
キュリティ面の不確実性は即ち消費者の不安へとつなが
って、このような決済方法がとられる商品購入自体に消
費者が二の足を踏むことにもなる。
【0004】一方、デビットカードなどを利用した決済
方法は、その認証情報が高度で違法複製などが元来され
にくくセキュリティ面では優れているとされる。だが、
デビットカード等の一般への普及は未だ十分とは言え
ず、電子商取引の場面での普遍性は望めない。しかも、
その導入に際しては専用のリーダやプログラムが併せて
必要とされるため、導入手順が煩雑で敬遠されやすい。
加えて、このデビットカードと関係付けされた銀行口座
の情報がハッキングなどにより一旦流出すると、クレジ
ットカードと異なり利用限度額の設定はないため、口座
内の預金全てが引き出されるおそれがあるなど、潜在的
な問題が存在していた。
【0005】他方、指定の振込み口座に対し、消費者が
金融機関の店舗に直接出向いて振込作業を行う方法は、
実店舗に行かずしてショッピングが行えるという電子商
取引の最大かつ根本的な利点を著しく損なう問題を有し
ている。消費者としては電子商店で商品購入を行う意義
を見いだせないことになり、当該電子商店の利用も減少
するであろう。
【0006】いずれにしても、扱うデータに関するセキ
ュリティ確保と消費者側の利用し易さとを良好に併存さ
せる従来方法は存在せず、電子商店も消費者もデータ流
出の不安と利用しにくさへの妥協とを抱えながら電子商
取引を行っているのであった。
【0007】そこで本発明はこのような従来の課題に着
目してなされたもので、インターネットを介した電子商
取引に際し扱われる各種データのセキュリティ性を根本
的に確保し、かつ、消費者が簡便に利用可能であるイン
ターネット上の電子商取引の決済方法を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたもので、つぎの各要件(1)〜
(13)を備えたことを特徴とするインターネット上の
電子商取引の決済方法。
【0009】(1)電子商店が運営されるWWWサーバー
たる電子商店サーバーと当該電子商店にアクセスして商
品購入等を行う消費者が備える購買者コンピュータとが
インターネットを介し結ばれている。 (2)前記電子商店サーバーの運営者は、予め契約した
ある金融機関aの下で販売者口座を開設している。この
販売者口座は消費者の商品購入に伴う決済代金が振り込
まれる口座であって各金融機関aが備える金融機関コン
ピュータa1により電子商店サーバー毎にデータベース
化され管理される。
【0010】(3)消費者は、予め契約したある金融機
関bの下で購買者口座を開設している。この購買者口座
にはインターネット取引専用口座が付帯開設される。 (4)インターネット取引専用口座は一定期間ごとの利
用限度額とパスワードが予め設定されている口座であ
り、その利用の際には前記購買者口座から一定期間毎に
プールされた預金たる前記利用限度額の範囲内で引き落
とし決済が実行される。前記購買者口座およびインター
ネット取引専用口座は各金融機関bが備える金融機関コ
ンピュータb1により各消費者毎にデータベース化され
管理される。
【0011】(5)前記各金融機関b毎に決済受付サー
バーがインターネット上で運用される。前記決済受付サ
ーバーは、前記購買者口座および前記インターネット取
引専用口座についてデータベースを管理している各金融
機関の金融機関コンピュータb1と専用通信路で結合し
ており、金融機関bのインターネット上における決済受
付窓口となる。 (6)各金融機関aが開設している前記販売者口座の名
簿情報を保有している決済取次サーバーが、多数の金融
機関によりインターネット上で共同運用される。この決
済取次サーバーのアドレスは前記電子商店サーバーに認
知されている。
【0012】(7)インターネット上の通信によりある
消費者(以下、購買者)がある電子商店から商品を購買
しようとする取引イベントが発生したとき、前記電子商
店サーバーから購買者コンピュータに送達されていたリ
ンク情報に基づいて、当該購買者コンピュータから前記
決済取次サーバーに決済取次リクエストが発行される。
このリクエストには電子商店サーバーから送達されてい
た前記販売者口座の口座番号や購入代金などの取引案件
情報が含まれている。 (8)前記決済取次リクエストを受け取った前記決済取
次サーバーは、購買者が決済に利用する前記インターネ
ット取引専用口座についての金融機関bの名称と口座番
号および前記パスワードの記入欄のある決済申込書の構
成データを購買者コンピュータに送達する。この決済申
込書構成データには前記取引案件情報が含まれていると
ともに、そこに記入された金融機関bの名称に応じて記
入情報の転送すべき前記決済受付サーバーのアドレスを
選択するプログラムが付帯している。
【0013】(9)購買者コンピュータにおいて前記決
済申込書に金融機関bの名称と口座番号および前記パス
ワードを記入して処理進行イベントを発行すると、記入
した金融機関bの前記決済受付サーバーに決済申込書記
入情報と前記取引案件情報が送達される。これを受けた
決済受付サーバーは、前記決済申込書記入情報中の口座
番号とパスワードの正当性を認証するとともに、当該口
座番号の前記インターネット取引専用口座の残高と前記
利用限度額および購入代金に基づいて決済可能かどうか
を判断する。 (10)前記決済受付サーバーは、購買者コンピュータ
から送達された前記決済申込書記入情報および前記取引
案件情報に基づいて決済可能と判断した場合、取引完遂
確認付きの決済引受書の構成データを購買者コンピュー
タに送達する。
【0014】(11)購買者コンピュータにおいて前記
決済引受書に対して前記取引完遂確認イベントを発行す
ると、その事象が前記決済受付サーバーに伝達される。
これを受けた前記決済受付サーバーは、前記購買者コン
ピュータを経由するリダイレクション処理により電子商
店サーバーに前記取引案件の決済を引き受けた事象を通
知する。 (12)前記取引案件の決済を引き受けた前記金融機関
bは、当該金融機関bにおける購買者の前記インターネ
ット取引専用口座から前記金融機関aにおける電子商店
サーバーの前記販売者口座に決済代金を振り込む処理を
行う。 (13)前記取引案件の決済引受通知を受けた電子商店
サーバーは、購買者に商品を引き渡す処理を行う。
【0015】なお、前記金融機関bが前記販売者口座に
決済代金を振り込むタイミングとして、例えば月に一度
といった所定期間ごとに、当月分の決済代金を一括して
処理するとしてもよい。つまりその振込期日以外では販
売者口座の残高を流動化させることが出来ないため、悪
意の第三者が電子商店を語って架空口座を作り直ちに決
済代金を詐取する危険性を低減するわけである。
【0016】
【発明の実施の形態】====システム構成==== 以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明のインターネット上の電子商取引
の決済方法を実現するシステムの構成図である。本実施
例では、消費者は自身が備える購買者コンピュータ10
においてURLを指定することでインターネットを介して
電子商店サーバー20にアクセスし、当該電子商店サー
バー20の運営する電子商店にてショッピング、つまり
は電子商取引を行うものとする。但し、本発明の適用範
囲はこの取引形態に限定されるものではなく、企業間で
の取引など大規模な商取引も包含し取引規模の大小に関
わらない。また、購買者コンピュータ10としてはパー
ソナルコンピュータに限定されるものではなく、NTT
移動通信網株式会社(NTT DoCoMo)の「iモ
ード」(登録商標)対応の携帯電話機、PDA(Persona
l Digital Assistant)、WEB閲覧機能付きTV及びゲ
ーム機など、インターネットに接続可能な端末装置であ
れば種々適用可能である。
【0017】電子商店サーバー20は、URLを指定して
アクセスした購買者コンピュータ10に対してHTTP
リスエスト/レスポンスのやり取りを行う。HTTP
(Hypertext Transfer Protocol)は、インターネット
を介したWebサーバー10とクライアントコンピュータ
との間で、HTML文書を送受信するための通信プロトコル
である。例えば、購買者コンピュータ10(クライアン
ト)が、リクエストとして表示したい商品カタログサイ
ト(HTML文書で記述)のURL(Uniform ResourceLocator
s)を電子商店サーバー20に送信する。これに対し電
子商店サーバー20は、自分が持つ前記商品カタログサ
イトを構成するHTML文書を購買者コンピュータ10に送
信するのである。このようなHTTPリクエスト/レス
ポンスのやり取りにより例えば、商品オーダー入力用の
画面データや決済引受通知(リダイレクション機能によ
る)など適宜なデータ送付と受信とを実行する。
【0018】上記のようなWeb閲覧を通して理解される
通常のクライアントとサーバーとの関係が存在するのみ
ならず、本発明においてはその他にいくつかのサーバー
やコンピュータがネットワーク結合し互いにデータ授受
を行っている。前記電子商店サーバー20の運営者は、
予め所定の金融機関aと口座開設の契約を結び、販売者
口座と呼ばれる商品代金の決済口座を開設している。し
たがってこの口座には消費者からの商品購入に伴う決済
代金が振り込まれることになる。かかる販売者口座は金
融機関aの備える金融機関コンピュータa1により電子
商店サーバー毎に関連付けされて関係データベースにて
レコード管理される。
【0019】一方で消費者は所定の金融機関bと購買者
口座の開設契約を結び、あわせてインターネット取引専
用口座も付帯開設する。前記の購買者口座は消費者が一
般的に使用する預金口座であり、例えば給与振込口座で
あったりする。インターネット取引専用口座は前記購買
者口座から一定期間毎に一定限度額の預金がプールされ
るいわば疑似口座である。もしくは本口座たる購買者口
座からのキャッシュフローに一定の制限を加え利用限度
額を設けた連結口座ともいえる。電子商店での商品購入
に伴う決済に際しては、このインターネット取引専用口
座が利用される。例えばインターネット取引専用口座の
1ヶ月の利用限度額を1万円と設定しておけば、たとえ
購買者口座に多額の残高が存在しても前記利用限度額の
1万円以上の決済は出来ないことになる。これら購買者
口座およびインターネット取引専用口座は金融機関コン
ピュータb1により消費者毎に関連付けされて関係デー
タベースにてレコード管理される。
【0020】こうして金融機関a、bのコンピュータa
1、b1は、電子商店や消費者各自から開設依頼を受け
た口座の情報をハードディスクなどの記憶資源に蓄積し
ていく。自らの記憶資源に取り込んだ口座情報は各電子
商店や消費者毎にレコード管理され、口座残高等が商取
引成立に応じて随時更新されていく。口座情報として
は、口座の名義、口座番号、残高、パスワードといった
ものが挙げられる。ここで、金融機関aと金融機関bと
は異なっていてもよいし、同一金融機関であってもよ
い。したがって、金融機関コンピュータa1と金融機関
コンピュータb1も同様に同一であるか否かは問題とな
らない。
【0021】消費者と電子商店との間での決済を所定手
順の下で仲立ちするのが決済受付サーバー30および決
済取次サーバー40である。決済受付サーバー30は、
前記金融機関b毎に運用されるものであり、金融機関コ
ンピュータb1とは専用通信路で結合されている。これ
により購買者口座およびインターネット取引専用口座の
情報に関するデータベースを高いセキュリティ性の下で
適宜参照可能となっており、消費者等から示された各口
座の正当性を認証したり、口座残高を参照して決済の可
否を判断することも可能である。後述するが、購買者コ
ンピュータ10から送達された決済申込書記入情報等に
基づき決済の可否を判断し、決済引受書や決済引受通知
の発行も行う。このサーバー30は購買者コンピュータ
10ともネットワークで結ばれている。
【0022】決済取次サーバー40は、多数の金融機関
により共同運営されるサーバーである。ここでいう金融
機関には前記の金融機関a、bが含まれても含まれなく
とも問題ないが、前記金融機関コンピュータa1が管理
する販売者口座の名簿情報を共有する必要があるため、
金融機関aが運営主体に含まれるとデータ管理の効率や
機密性確保の点で好ましい。金融機関コンピュータa1
および購買者コンピュータ10とはネットワークで結ば
れており、購買者コンピュータ10からの決済取次リク
エストを受けてその申込書構成データを返信するなどの
データ授受を担う。
【0023】なお、上述したサーバーやコンピュータと
の間を結ぶ前記専用通信路以外のネットワークには、シ
ステムに必要な通信速度や機密性等を考慮してLAN、
WAN、ISDN、通常の電話回線、またはこれらを介
して接続したインターネットも含む様々なデータ通信回
線を適宜選択採用できる。また、データ授受の形式もシ
ステムが必要とする状況に応じてHTTPやTCP/I
Pなど種々のプロトコルを採用できる。
【0024】====メインステップ==== 図2は本発明のインターネット上の電子商取引の決済方
法における処理手順を示す流れ図である。つぎに本発明
のインターネット上の電子商取引の決済方法を実行した
際の購買者コンピュータ10およびその他のサーバー2
0、30、40やコンピュータa1、b1の動作につき
順を追って説明する。ある商品を購入しようと消費者た
る購買者が購買者コンピュータ10を起動し、実装され
ているWebブラウザーを実行したとする。
【0025】そこで購買者はダイヤルアップ接続等を行
って購買者コンピュータ10をインターネットに接続さ
せる。一方で、ある企業が電子商店サーバー20でもっ
てインターネット上における電子商店を運営しており、
当該電子商店のURLについて前記購買者は知りうる環境
にあるものとする。また、前記金融機関コンピュータa
1、b1や決済受付サーバー30および決済取次サーバ
ー40も起動され、所定のネットワーク結合がなされて
いるものとする(ステップs200)。
【0026】購買者は例えば検索エンジンを利用して前
記電子商店のURLを認識し、Webブラウザーにおいてそ
のURLを指定する。これで購買者は購買者コンピュータ
10を電子商店サーバー20にアクセスする(ステップ
s210)。そして購買者は所望の商品を探すべく商品
カタログのサイトにアクセスする。このアクセスに伴っ
てHTTPリクエスト/レスポンスが電子商店サーバー
20と購買者コンピュータ10との間で行われ、電子商
店サーバー20からは商品カタログ構成データが購買者
コンピュータ10に送達される(ステップs201)。
購買者は商品カタログを閲覧し購入する商品を決定した
とする(ステップs211)。そこで商品オーダーのボ
タンをクリックするなどして購入意思を電子商店側に示
す(ステップs212)。ここでは商品オーダー情報の
パケットが電子商店サーバー20側に送達されることに
なる。
【0027】商品オーダー情報を受信した電子商店サー
バー20は、当該商品オーダーのパケット中に含まれる
購入希望商品名(あるいは識別子)、購入個数といった
情報に適宜情報を付加し取引案件情報として購買者コン
ピュータ10に返送する。前記取引案件情報とは、購入
希望商品名や個数とこれらの情報に応じて算定される購
入代金や送料および前記販売者口座番号とを組み合わせ
た情報を言う。この取引案件情報を受け取った購買者コ
ンピュータ10は、この取引案件情報に付加し関係付け
したリンク先あるいは予め電子商店サーバー20に示さ
れていたリンク先である決済取次サーバー40と通信
し、決済取次リクエストを発行する(ステップs21
3)。前記決済取次リクエストは前記の取引案件情報を
含むデータパケットである。
【0028】決済取次サーバー40は前記決済取次リク
エストを受信する(ステップs203)。そしてこのリ
クエストに含まれている前記取引案件情報を抽出して適
宜な画面構成プレートにはめこみHTMLファイルを構成す
る。このHTMLファイルを決済申込書の構成データと呼
び、前記の取引案件情報をWebブラウザー上で画面表示
する他に購買者に記入を求める記入欄の表示も設定され
ている。この記入欄としては購買者が決済に利用する前
記インターネット取引専用口座の口座番号、金融機関b
の名称、およびその口座番号に対応するパスワードを記
入する各欄がある。更に、前記の記入欄で記入された金
融機関bの名称に応じてこの決済申込書において記入さ
れた情報を転送するアドレスを選択するJAVA(登録
商標)スクリプト等で記述された転送用プログラムが付
帯している。ここで言う転送先は金融機関bが運営する
決済受付サーバー30を意味する。
【0029】この決済申込書構成データは決済取次サー
バー40により構成されて購買者コンピュータ10に送
られる(ステップs204)。このデータを受けた購買
者は購買者コンピュータ10のWebブラウザ上で決済申
込書として閲覧し前記記入欄にインターネット取引専用
口座等に関する情報を記入する(ステップs214)。
そこで記入処理が完了し、購買者が例えば“決済申込”
ボタンをクリックすることで前記の転送用プログラムが
起動する。転送用プログラムは記入欄中の金融機関bの
名称から当該金融機関bの運営する決済受付サーバー3
0のアドレスを選択し、申込書中の記入情報と取引案件
情報とをデータパケットとして前記のアドレスへと転送
する(ステップs215)。決済受付サーバー30のア
ドレスは転送プログラム自体が決済取次サーバー40か
ら受け取って予め保持していてもよいし、購買者コンピ
ュータ10において格納していたアドレス一覧等から選
択するものとしてもよい。
【0030】決済申込書のデータパケットを購買者コン
ピュータ10から受信(ステップs205)した決済受
付サーバー30は、データに含まれるインターネット取
引専用口座の口座番号とそのパスワードについて正当性
を認証する。決済受付サーバー30は専用通信路で結ば
れた金融機関コンピュータb1にアクセスし、金融機関
コンピュータb1が管理している口座情報の関係データ
ベースに対してSQL(Structured Query Language)
に基づく検索コマンドを実行する。そこで決済申込書に
示されたインターネット取引専用口座の口座番号の有無
とそれに対応するパスワードの正当性を照会する。そこ
で正当性が認証されれば、引き続いて決済の可否が判断
される(ステップs206)。決済受付サーバー30
は、決済申込書中に示された購入代金について、その金
額が購買者のインターネット取引専用口座における利用
限度額内であるか否か、またその口座の口座残高以下で
あるか否かを判定する。これにより利用限度額内であ
り、かつ口座残高以下である場合には決済可能との判定
結果が下される。
【0031】決済可能であると判定した決済受付サーバ
ー30は、取引完遂確認付きの決済引受書の構成データ
を購買者コンピュータ10に送達する(ステップs20
6)。一方、決済不可能であると判定した場合には、そ
の旨を購買者コンピュータ10に送達し全処理は終了す
る。前記の取引完遂確認とは、決済可能であることを前
提として、この取引内容で決済処理を行ってもよいのか
の最終確認を購買者に促すものである。例えば画面上で
「これで決済を行ってもよいですか?」との表示を行う
一方で、その問いに応える“はい”、“いいえ”ボタン
がクリッカブルに表示されるHTMLファイルで構成され
る。勿論、決済引受書の構成データ中に組み込まれてい
る。
【0032】購買者コンピュータ10において前記の決
済引受書が受信され(ステップs216)、購買者はW
ebブラウザでその内容を表示・閲覧する。そこで自分が
望む商品が正しい個数分オーダーされて、適正な価格に
て決済準備がされているかを眺める。これにより取引内
容を最終確認し、それで良ければ前記の取引完遂確認に
おける“はい”ボタンをクリックする。これにより取引
完遂確認のデータパケットが決済受付サーバー30に向
け伝達される(ステップs217)。これを受けた決済
受付サーバー30は、購買者コンピュータ10を経由す
るリダイレクション処理により電子商店サーバー20に
前記決済申込書の内容で決済を引き受けた旨の決済引受
通知を送信する(ステップs207、ステップs21
8)。電子商店サーバー20はこの決済引受通知を受信
し(ステップs208)、購買者に購入商品を発送する
処理を開始する。この発送は勿論、ソフトウェア商品の
ダウンロード処理であってもよい。
【0033】決済引受を決定した決済受付サーバー30
を運営する金融機関bは、当該金融機関bにおける購買
者の前記インターネット取引専用口座から前記金融機関
aにおいて電子商店サーバーに割り当てられた販売者口
座へ決済代金を振込む処理を行う(ステップs20
9)。金融機関aにおいてこの決済代金の振り込みが確
認されれば購買者コンピュータ10へ決済完了通知が発
行され決済処理は完了する(ステップs219)。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインター
ネット上の電子商取引の決済方法によれば、消費者本来
の預金口座(購買者口座)に付帯したインターネット専
用取引口座を介してのみ決済が行われ、そのインターネ
ット取引専用口座に設定された利用限度額の範囲内で決
済は実行される。しかもその決済に伴うデータの授受は
専用通信線で結ばれた決済受付サーバーと金融機関との
間で行われる。したがって従来方法が抱えていたデータ
通信時のセキュリティ面の不確実性やその導入が煩雑で
敬遠されがちであるといった問題を完全に解消すること
ができる。
【0035】また、万が一ハッキングなどといった不正
手段によりデータが盗用されたとしても、前記利用限度
額の範囲内にその被害は限定され、預金口座内の預金全
てが引き出されるといった大きな問題には発展しない。
消費者としては、自らの個人情報に対するセキュリティ
確保が万全に図られる上、本発明の決済方法を導入する
にも単に口座開設作業を一度だけする程度で非常に簡便
であり利用も極めてし易いことになる。勿論、カードリ
ーダといった特別の装置やプログラムを備える必要など
も皆無であり、インターネット上で簡便確実にショッピ
ングが行えるという電子商取引における利便性を最大限
に享受できる。
【0036】こうして、扱われる各種データのセキュリ
ティ性を根本的に確保し、かつ、消費者が簡便に利用可
能であるインターネット上の電子商取引の決済方法を提
供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターネット上の電子商取引の決済
方法を実現するシステムの構成図である。
【図2】本発明のインターネット上の電子商取引の決済
方法における処理手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 購買者コンピュータ 20 電子商店サーバー 30 決済受付サーバー 40 決済取次サーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 412 G06F 17/60 412 502 502 Fターム(参考) 5B049 BB11 BB46 CC05 CC10 CC36 FF01 GG02 5B055 CB00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの各要件(1)〜(13)を備えた
    ことを特徴とするインターネット上の電子商取引の決済
    方法。 (1)電子商店が運営されるWWWサーバーたる電子商店
    サーバーと当該電子商店にアクセスして商品購入等を行
    う消費者が備える購買者コンピュータとがインターネッ
    トを介し結ばれている。 (2)前記電子商店サーバーの運営者は、予め契約した
    ある金融機関aの下で販売者口座を開設している。この
    販売者口座は消費者の商品購入に伴う決済代金が振り込
    まれる口座であって各金融機関aが備える金融機関コン
    ピュータa1により電子商店サーバー毎にデータベース
    化され管理される。 (3)消費者は、予め契約したある金融機関bの下で購
    買者口座を開設している。この購買者口座にはインター
    ネット取引専用口座が付帯開設される。 (4)インターネット取引専用口座は一定期間ごとの利
    用限度額とパスワードが予め設定されている口座であ
    り、その利用の際には前記購買者口座から一定期間毎に
    プールされた預金たる前記利用限度額の範囲内で引き落
    とし決済が実行される。前記購買者口座およびインター
    ネット取引専用口座は各金融機関bが備える金融機関コ
    ンピュータb1により各消費者毎にデータベース化され
    管理される。 (5)前記各金融機関b毎に決済受付サーバーがインタ
    ーネット上で運用される。前記決済受付サーバーは、前
    記購買者口座および前記インターネット取引専用口座に
    ついてデータベースを管理している各金融機関の金融機
    関コンピュータb1と専用通信路で結合しており、金融
    機関bのインターネット上における決済受付窓口とな
    る。 (6)各金融機関aが開設している前記販売者口座の名
    簿情報を保有している決済取次サーバーが、多数の金融
    機関によりインターネット上で共同運用される。この決
    済取次サーバーのアドレスは前記電子商店サーバーに認
    知されている。 (7)インターネット上の通信によりある消費者(以
    下、購買者)がある電子商店から商品を購買しようとす
    る取引イベントが発生したとき、前記電子商店サーバー
    から購買者コンピュータに送達されていたリンク情報に
    基づいて、当該購買者コンピュータから前記決済取次サ
    ーバーに決済取次リクエストが発行される。このリクエ
    ストには電子商店サーバーから送達されていた前記販売
    者口座の口座番号や購入代金などの取引案件情報が含ま
    れている。 (8)前記決済取次リクエストを受け取った前記決済取
    次サーバーは、購買者が決済に利用する前記インターネ
    ット取引専用口座についての金融機関bの名称と口座番
    号および前記パスワードの記入欄のある決済申込書の構
    成データを購買者コンピュータに送達する。この決済申
    込書構成データには前記取引案件情報が含まれていると
    ともに、そこに記入された金融機関bの名称に応じて記
    入情報の転送すべき前記決済受付サーバーのアドレスを
    選択するプログラムが付帯している。 (9)購買者コンピュータにおいて前記決済申込書に金
    融機関bの名称と口座番号および前記パスワードを記入
    して処理進行イベントを発行すると、記入した金融機関
    bの前記決済受付サーバーに決済申込書記入情報と前記
    取引案件情報が送達される。これを受けた決済受付サー
    バーは、前記決済申込書記入情報中の口座番号とパスワ
    ードの正当性を認証するとともに、当該口座番号の前記
    インターネット取引専用口座の残高と前記利用限度額お
    よび購入代金に基づいて決済可能かどうかを判断する。 (10)前記決済受付サーバーは、購買者コンピュータ
    から送達された前記決済申込書記入情報および前記取引
    案件情報に基づいて決済可能と判断した場合、取引完遂
    確認付きの決済引受書の構成データを購買者コンピュー
    タに送達する。 (11)購買者コンピュータにおいて前記決済引受書に
    対して前記取引完遂確認イベントを発行すると、その事
    象が前記決済受付サーバーに伝達される。これを受けた
    前記決済受付サーバーは、前記購買者コンピュータを経
    由するリダイレクション処理により電子商店サーバーに
    前記取引案件の決済を引き受けた事象を通知する。 (12)前記取引案件の決済を引き受けた前記金融機関
    bは、当該金融機関bにおける購買者の前記インターネ
    ット取引専用口座から前記金融機関aにおける電子商店
    サーバーの前記販売者口座に決済代金を振り込む処理を
    行う。 (13)前記取引案件の決済引受通知を受けた電子商店
    サーバーは、購買者に商品を引き渡す処理を行う。
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