JP2002109149A - 避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法 - Google Patents

避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法

Info

Publication number
JP2002109149A
JP2002109149A JP2000295837A JP2000295837A JP2002109149A JP 2002109149 A JP2002109149 A JP 2002109149A JP 2000295837 A JP2000295837 A JP 2000295837A JP 2000295837 A JP2000295837 A JP 2000295837A JP 2002109149 A JP2002109149 A JP 2002109149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
registrant
evacuation
reservation data
information
reservation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000295837A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoko Horiwaki
喜代子 堀脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2000295837A priority Critical patent/JP2002109149A/ja
Publication of JP2002109149A publication Critical patent/JP2002109149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急避難場所に避難した者に対して、生活に
必要な物品や情報を早期に提供することが可能となる避
難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品
及び情報提供方法を提供する。 【解決手段】 被保険者2に、自宅のパソコン21等か
らインターネット100を介して支援サーバ11にアク
セスさせる。ウェブ上で、被保険者2に登録者ID、緊
急避難時における避難場所、その避難場所で必要な避難
用品や生活関連情報の種別を入力させ、入力されたデー
タを支援サーバ11に登録させる。災害発生時には、支
援サーバ11に登録されているデータを配送センター3
や小売店等5の端末31,51に送る。配送センター3
や小売店等5から、登録されている避難用品を、登録さ
れている避難場所の登録者宛に送らせる。また、支援サ
ーバ11に蓄積されているとともに、指定された種別に
対応する生活関連情報を、送り配送センター3を介して
登録者宛に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害の発生に伴い
避難場所へ避難した者を支援するための避難時支援シス
テム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭においては、災害が発生
したときの避難時に備えて各種の緊急避難用品、例えば
飲料水、缶詰や乾パンなどの非常食、燃料等が防災用品
袋に入れて用意されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような備えがある家庭においても、実際に災害があって
広域避難場所等に避難したような場合には、例えば用意
した緊急避難用品が古くなっていたり、摩耗していた
り、物置などに埋もれていたり、更には子供などを避難
させるのに必死で、それを持ち出すことができなかった
りと云う場合も多い。また、仮に緊急避難用品を持ち出
すことができたとしても、それらの種類や量には限度が
あり、平時から緊急避難場所において生活するのに十分
な備えをしておくことは事実上不可能となっている。ま
た、平時と異なり被災時においては、緊急避難場所等で
自分や家族が必要とする生活用品を直ちに入手すること
が難しい状況となっている。
【0004】本発明は、かかる実状に鑑みてなされたも
のであり、緊急避難場所に避難した者に対して、生活に
必要な物品や情報を早期に提供することが可能となる避
難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品
及び情報提供方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の避難時支援システムにあっては、ネットワ
ークを介して接続される支援サーバと予約端末とからな
り、前記予約端末は、登録者が、自己を特定するための
登録者情報、緊急避難時における避難場所、希望する緊
急避難用品を含む予約データを入力するための入力手段
と、この入力手段により入力された予約データを前記支
援サーバに送信する送信手段とを備え、前記支援サーバ
は、前記予約端末の送信手段により送信された前記予約
データを受信する受信手段と、この受信手段により受信
した前記予約データを記憶する予約データ記憶手段と、
要求に応じて前記予約データ記憶手段から支援対象とな
る登録者に関する予約データを読み出す読み出し手段
と、この読み出し手段によって読み出された予約データ
を、前記緊急避難用品を前記避難場所の前記登録者に宛
てて配送することを目的として出力する出力手段とを備
えたものとした。
【0006】したがって、登録者に、予約端末を用いて
予め自己を特定するための登録者情報、緊急避難時にお
ける避難場所、所望する緊急避難用品を支援サーバに登
録させることにより、災害発生時には、必要に応じて支
援サーバから出力された予約データに基づき、緊急避難
用品を登録されている避難場所の登録者に宛てて配送す
ることが可能となる。よって、緊急避難場所に避難した
者に対して、生活に必要な物品を早期に提供することが
できる。
【0007】また、請求項2の支援サーバにあっては、
ネットワークを介して接続された端末から送られた、登
録者を特定するための登録者情報、当該登録者の緊急避
難時における避難場所、当該登録者が希望した緊急避難
用品を含む予約データを受信する受信手段と、この受信
手段により受信した前記予約データを記憶する予約デー
タ記憶手段と、要求に応じて前記予約データ記憶手段か
ら支援対象となる登録者に関する予約データを読み出す
読み出し手段と、この読み出し手段によって読み出され
た予約データを、前記緊急避難用品を前記避難場所の前
記登録者に宛てて配送することを目的として出力する出
力手段とを備えたものとした。
【0008】したがって、かかる支援サーバを用いるこ
とにより請求項1のシステムが実現できる。
【0009】また、請求項3の避難時の物品提供方法に
あっては、登録者に、予め当該登録者を特定するための
登録者情報、緊急避難時における避難場所、所望する緊
急避難用品を登録させ、災害発生時には、登録されてい
る緊急避難用品を登録されている避難場所の登録者に宛
てて配送するものとした。
【0010】かかる方法によれば、緊急避難場所に避難
した者に対して、生活に必要な物品を早期に提供するこ
とができる。
【0011】また、請求項4の避難時支援システムにあ
っては、ネットワークを介して接続される支援サーバと
予約端末とからなり、前記予約端末は、登録者が、自己
を特定するための登録者情報、緊急避難時における避難
場所、希望する生活関連情報の種別を含む予約データを
入力するための入力手段と、この入力手段により入力さ
れた予約データを前記支援サーバに送信する送信手段と
を備え、前記支援サーバは、前記予約端末の送信手段に
より送信された前記予約データを受信する受信手段と、
この受信手段により受信した前記予約データを記憶する
予約データ記憶手段と、複数種の生活関連情報を記憶す
る情報記憶手段と、要求に応じて前記予約データ記憶手
段から支援対象となる登録者に関する予約データを読み
出す第1の読み出し手段と、この第1の読み出し手段に
より読み出された予約データに含まれる前記種別に対応
する生活関連情報を前記情報記憶手段から読み出す第2
の読み出し手段と、前記第1により読み出された予約デ
ータと前記第2の読み出し手段により読み出された生活
関連情報とを、その生活関連情報を前記避難場所の前記
登録者に宛てて送ることを目的として出力する出力手段
とを備えたものとした。
【0012】したがって、登録者に、予約端末を用いて
予め自己を特定するための登録者情報、緊急避難時にお
ける避難場所、希望する生活関連情報の種別を支援サー
バに登録させることにより、災害発生時には、必要に応
じて支援サーバから出力された予約データに基づき、登
録者が希望した種別の生活関連情報を登録されている避
難場所の登録者に宛て送ることが可能となる。よって、
緊急避難場所に避難した者に対して、生活に必要な情報
を早期に提供することができる。
【0013】また、請求項5の支援サーバにあっては、
ネットワークを介して接続された端末から送られた、登
録者を特定するための登録者情報、当該登録者の緊急避
難時における避難場所、当該登録者が希望した生活関連
情報の種別を含む予約データを受信する受信手段と、こ
の受信手段により受信した前記予約データを記憶する予
約データ記憶手段と、複数種の生活関連情報を記憶する
情報記憶手段と、要求に応じて前記予約データ記憶手段
から支援対象となる登録者に関する予約データを読み出
す第1の読み出し手段と、この第1の読み出し手段によ
り読み出された予約データに含まれる前記種別に対応す
る生活関連情報を前記情報記憶手段から読み出す第2の
読み出し手段と、前記第1により読み出された予約デー
タと前記第2の読み出し手段により読み出された生活関
連情報とを、その生活関連情報を前記避難場所の前記登
録者に宛てて送ることを目的として出力する出力手段と
を備えたものとした。
【0014】したがって、かかる支援サーバを用いるこ
とにより請求項4のシステムが実現できる。
【0015】また、請求項6の避難時の情報提供方法に
あっては、登録者に、予め当該登録者を特定するための
登録者情報、緊急避難時における避難場所、所望する生
活関連情報の種別を登録させ、災害発生時には、登録さ
れている種別に対応する生活関連情報を登録されている
避難場所の登録者に宛てて送るものとした。
【0016】かかる方法によれば、緊急避難場所に避難
した者に対して、生活に必要な情報を早期に提供するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明に係る避難時支
援システムの概略を示す構成図である。
【0018】図に示したように本システムは、保険会社
が運営する支援センター1に設置された支援サーバ11
を有している。支援サーバ11には、保険会社との間で
災害発生時に支援サービスを受けるための所定の保険契
約を結んだ被保険者2が有する一般家庭に設置された予
約端末21と、支援センター1に付属する支援配送セン
ター3に設置された受信端末31、情報提供業者4が有
する情報提供端末41、小売店等5が有する通信端末5
1がそれぞれインターネット100を介して接続されて
いる。なお、前記情報提供業者4としては、保険会社に
対して情報提供を行う事前契約を結んでいる業者であっ
て、1又は複数の業者である。また、前記小売店等5
は、保険会社との間で物品の売買及び配送に関する所定
の契約を結んでいる市中の小売店、例えばコンビニエン
スストアー等である。
【0019】また、前記支援センター1は、災害が発生
したとき被保険者2が避難する緊急避難場所(各自治体
に指定された広域避難場所等)へ配送する避難用品を用
意・保管する倉庫を備えている。支援配送センター3に
用意される避難用品は、食料、給食、給水用具、医療・
救護用具、電化製品、日用品、衣類、簡易家具類、玩
具、常用薬等であり、おおよそ下記の品目が常時用意さ
れている。なお、これらのうち、例えば救護用具や簡易
家具類、電化製品等の消耗品以外のものはレンタル用品
である。 (食料)これは、レトルト食品、乾物、お菓子、缶詰、
缶・ボトル入り飲料水(飲料水浄化剤、非常食セット)
等である。 (給食・給水用具)これは、ビニールバケツ、ポット、
水筒、フォーク、スプーン、ナイフ、カップ、皿、料理
用バーナーと燃料、缶切り(医療・救護用具)救急箱
(トーメーボトル、止血帯、清浄錦、湿布薬、絆創膏、
ガーゼ、三角巾、救急包帯、伸縮包帯、脱脂綿、殺菌消
毒液、副木、はさみ、ピンセット、体温計、油紙など)
等である。 (その他)これは、粉ミルク、紙おむつ、ビニールシー
ト、マッチ、ローソク、携帯用ラジオ、懐中電灯、電
池、常備灯、肌着、タオル、ティッシュ、生理用品、軍
手、靴下、使い捨てカイロ、ロープ、子供の愛用玩具、
常備薬、バッグ、布団セット、キャスター、個室仕切り
用、カーテン等である。
【0020】一方、前述した予約端末21及び他の各端
末31,41,51は、例えばキーボードやマウス等の
入力手段と、CRTやLCD等の表示手段を有するとと
もに、内蔵や外付けのモデムやターミナルアダプタ等の
通信手段(送信手段)、及びブラウザを備えた一般的な
パーソナルコンピュータである。なお、予約端末21以
外の各端末31,41,51については、必ずしもイン
ターネットを介して支援サーバ11に接続されている必
要はなく、各々が独自の通信ネットワークを介して支援
サーバ11に接続されていてもよい。また、予約端末2
1については、必ずしも一般家庭に設置されたものに限
定されるものでなく、支援サーバ11との間で、後述す
る予約登録等に必要な所定の通信機能を有するものであ
れば、例えば携帯電話機やPHS端末等の他の通信機器
であって構わない。また、そうした携帯電話機やPHS
端末等にあってはインターネットを使用しない無線電話
回線等を介して支援サーバ11に接続される構成でもよ
い。
【0021】図2は、前記支援サーバ11の構成を示す
ブロック図であって、支援サーバ11は、装置全体を制
御する制御部12、キーボードやマウス等からなるキー
入力部13、CRTやLCD等からなる表示部14、イ
ンターネット100を介して前述した予約端末21等と
の間で各種のデータを送受信する通信部15を有してい
る。制御部12は、CPUや作業用のメモリ等から構成
され、上記各部を制御するとともに各種データの転送、
演算、一時記憶等の処理を行う。キー入力部13及び表
示部14は、支援センター1において、例えばオペレー
タが支援サーバ11に対して各種データの入出力を行っ
たり、動作指示を行う際に用いられるインターフェイス
である。また、支援サーバ11は、それぞれがハードデ
ィスクや光磁気ディスク等の記憶手段(記録媒体)によ
って構成されたプログラムファイル16、予約データフ
ァイル17、契約業者ファイル18、提供情報データベ
ース18を備えている。
【0022】プログラムファイル16には、制御部12
に、支援サーバ11における各種動作の制御を行わせる
ための動作プログラムが記憶されている。契約業者ファ
イル18には、前述した情報提供業者4や小売店等5の
名称や所在地をはじめ、例えば情報提供業者4にあって
は提供を受ける情報の種類、小売店等5にあってはとの
扱っている物品の種類や、配送可能な地域(事前に契約
されている配送エリア)といった各種のデータが記憶さ
れている。
【0023】提供情報データベース18は、情報提供業
者4から送られた各種の生活関連情報のデータによって
構成されている。生活関連情報は、災害発生時に登録者
の生活全般において必要となることが予想される各種の
情報であって、一例を上げると以下のような情報であ
る。 (ペット関係情報)これは、災害時にペットの種類毎の
預け入れ先に関する情報であって、より具体的にはペッ
トを保護できる団体、医療機関、繁殖施設、ペットホテ
ル等、及びそれらの使用に要する費用の有無や、料金と
いった情報である。 (住宅情報(賃貸)これは、各地区において空き部屋が
確保できる場所などの情報、及び賃貸に伴う諸費用(敷
金、礼金)に関する情報である。 (宿泊施設情報)これは、各地区において空き部屋を提
供できる宿泊施設や、仮居住の提供先に関する情報であ
る。 (貸し金庫情報)これは、財産、高価な物品を保管する
ための貸し金庫の提供元に関する情報である。 (避難解除後のサービス情報)これは、一時帰宅、避難
解除後の帰宅時に必要となる、残骸、清掃、建て直し、
リフォーム等を行う場合に必要な、各種手続きの手順、
業者や、一般的な費用等に関する情報である。
【0024】なお、これらの情報は、情報提供業者4か
ら随時送られ、その都度更新されるようになっている。
【0025】また、前記予約データファイル17には、
前述した被保険者2毎に作成された複数の予約データ1
70が記憶されている。予約データ170は、被保険者
2に事前に割り当てられるとともに、後述する予約登録
を行った登録者を特定するための登録者IDと、氏名、
住所、避難場所、避難用品リスト、生活関連情報種別の
各データによって構成されている。なお、避難用品リス
トは、予約登録された複数の避難用品である。
【0026】そして、上記支援サーバ11が後述する支
援動作を行うときには、制御部12が本発明の読み出し
手段、第1及び第2の読み出し手段として機能するとと
もに、通信部15が、本発明の出力手段として機能す
る。
【0027】次に、以上の避難時支援システムにおい
て、被保険者2が災害の発生に伴い避難した時、家族が
必要とするであろう避難用品(消耗品、レンタル用品を
含む)や、生活関連情報を事前に予約登録を行う際にお
ける支援サーバ11と予約端末21との動作を図3のフ
ローチャートに従って説明する。
【0028】まず、予約端末21は、被保険者2によっ
て支援センター1がウェブ上に設けている予約登録サイ
トのアドレスURLが入力されることにより支援サーバ
11にアクセスする(ステップSA1)。支援サーバ1
1では、予約端末21からアクセス(登録要求)がある
と(ステップSB1でYES)、予約端末21に対し、
支援サービスを受けるための所定の保険契約に伴い被保
険者2に事前に通知されているIDの送信を要求する
(ステップSB2)。予約端末21は、かかる要求を被
保険者2に伝達する表示を行うとともに、それに伴い被
保険者2が入力したID(登録者ID)を支援サーバ1
1へ送信する(ステップSA2)。支援サーバ11で
は、送られたIDを確認した上で、引き続き、予約内容
の送信を予約端末21に要求する。なお、このとき支援
サーバ11は、例えば図4に示したような、避難場所入
力画面Aと、図5に示したような物品等指定画面Bを予
約端末21に表示させる(ステップSB3)。
【0029】そして、被保険者2によって、避難場所入
力画面Aから避難場所(広域避難場所等)の住所、及び
その場所名や施設名が入力されるとともに、物品等指定
画面Bから1乃至は複数の避難用物品や生活関連情報の
種別(ただし、生活関連情報にあっては、例えばペット
関係情報のように細目が指定できる場合は、その細目も
含む)が指定されると、予約端末21は、それらの入力
データ及び指定データを支援サーバ11へ送信する(ス
テップSA3)。支援サーバ11では、送られたデータ
を登録者ID、氏名、住所と共に予約データ170とし
て予約データファイル17に記録する(ステップSB
4)。これより予約登録が完了する。
【0030】なお、本システムにおいては、既に上記の
予約登録を行った被保険者2であっても、支援センター
1がウェブ上に設けている予約登録サイトに再度アクセ
スした場合であっても、前述と同様の動作を行うことに
より、被保険者2は予約登録の内容を必要に応じて更新
することができる。
【0031】次に、災害が発生したときの支援サーバに
おける支援動作を図6のフローチャートに従って説明す
る。
【0032】支援サーバ11は支援動作を開始すると、
まず、住民の避難が実施された災害発生地域(例えば該
当する市町村名、番地等)の入力待ちとなり、支援セン
ター1のオペレータによって災害発生地域が入力される
と(ステップSC1でYES)、予約データファイル1
7から、該当する住所を含む予約データ170を読み出
す(ステップSC2)。さらに、読み出した予約データ
170に含まれる生活関連情報種別に対応する種別の各
種情報のデータを提供情報データベース19から読み出
した後(ステップSC3)、ここで読み出した生活関連
情報のデータと、予約データ170すなわち緊急避難場
所の住所、登録者名、避難用品リストを出庫命令ととも
に支援配送センター3の受信端末31に対して送信す
る。ただし、ここで送られる避難用品リストは、予約デ
ータ170における避難用品のうち支援配送センター3
に常備されているものだけに関するリストである。これ
に伴い、支援配送センター3にあっては、倉庫から避難
用品リストにある物品を出庫するとともに、送られた生
活関連情報をプリントアウトし、それらを緊急避難場所
の登録者宛に配送することとなる。
【0033】さらに、支援サーバ11は、契約先の小売
店等5のうち緊急避難場所の最寄りに位置する小売店等
5の通信端末51に、予約データ170における避難用
品のうち支援配送センター3に常備されていない消耗品
等の非常備品リストと、それらの配送先(緊急避難場所
の住所、登録者名)のデータを送信し、非常備品の配送
を依頼し(ステップSC5)、動作を終了する。これに
より、小売店等5からは、緊急避難場所の登録者宛に非
常備品が配送されることとなる。
【0034】したがって、本実施の形態によれば、災害
が発生したとき事前に支援サービスを結んでいる被保険
者2に対して、本人やその家族の生活に必要な避難用品
を早期に提供することが可能であり、物質面での生活支
援を行うことができる。
【0035】しかも、本実施の形態では、避難用品だけ
でなく生活関連情報をも早期に提供することが可能であ
り、精神面での生活支援をも行うことができる。すなわ
ち提供した生活関連情報によって、例えばペットを別の
場所に避難させることにより、避難場所の衛生、共同生
活での安全性の確保を支援することができる。また、賃
貸の住宅情報や宿泊施設の空き部屋に関する情報によ
り、避難場所以外での生活へ移行することが支援でき
る。また、避難解除後のサービス情報により、避難解除
後の生活設計に関する精神的な負担や、煩雑さを軽減さ
せることができる。また、貸し金庫情報により防犯に対
する不安の解消に寄与することができる。
【0036】なお、本実施の形態では、前述した避難用
品等の発送を、災害が発生したとき自動的に行う場合を
例として説明したが、緊急避難場所に避難した被保険者
2からの電話連絡による請求や、その近親者等からの請
求に応じて実施するようにしてもよい。
【0037】また、支援サーバ11が、予約データファ
イル17から読み出した予約データ170や提供情報デ
ータベース19から読み出した各種情報を、インターネ
ット等を介して支援配送センター3の受信端末31と小
売店等5の通信端末51とに送信する場合について説明
したが、これ以外にも、災害発生時には支援サーバ11
に前記予約データ170や各種情報を伝票等の形式でプ
リントアウトをさせ、それに基づき事前に登録されてい
る避難用品や生活関連情報を手配して、緊急避難場所の
登録者宛に送るようにすることもできる。
【0038】また、主として消耗品の調達先をコンビニ
エンスストアー等の小売店とした場合を示したが、これ
に限らず、例えば事前に保険会社と契約した一般家庭等
であってもよい。また、救護用具や簡易家具類、電化製
品等や、それらのレンタル用品を支援センター1に付属
する支援配送センター3から配送するシステムについて
説明したが、これに代えて、事前に契約を交わした販売
店やレンタル業者から配送するシステムとしてもよい。
また、被保険者2(登録者)が個人である場合について
説明したが、自治体、町内会、学校、企業等の団体、あ
るいはそうした団体の代表者であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
緊急避難場所に避難した者に対して、生活に必要な情報
を早期に提供することが可能となり、主として物質面で
の生活支援を行い得る環境を整備することができる。
【0040】また、他の発明においては、緊急避難場所
に避難した者に対して、生活に必要な情報を早期に提供
することが可能となり、主として精神面での生活支援を
行い得る環境を整備することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す避難時支援システ
ムの概略構成図である。
【図2】支援サーバのブロック図である。
【図3】本実施の形態の予約登録に係る動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】予約端末に表示される避難場所入力画面の表示
例である。
【図5】予約端末に表示される物品等指定画面の表示例
である。
【図6】災害発生時における支援サーバの支援動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
2 被保険者 11 支援サーバ 17 予約データファイル 18 提供情報データベース 21 予約端末 100 インターネット 170 予約データ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続される支援サ
    ーバと予約端末とからなり、 前記予約端末は、 登録者が、自己を特定するための登録者情報、緊急避難
    時における避難場所、希望する緊急避難用品を含む予約
    データを入力するための入力手段と、 この入力手段により入力された予約データを前記支援サ
    ーバに送信する送信手段とを備え、 前記支援サーバは、 前記予約端末の送信手段により送信された前記予約デー
    タを受信する受信手段と、 この受信手段により受信した前記予約データを記憶する
    予約データ記憶手段と、 要求に応じて前記予約データ記憶手段から支援対象とな
    る登録者に関する予約データを読み出す読み出し手段
    と、 この読み出し手段によって読み出された予約データを、
    前記緊急避難用品を前記避難場所の前記登録者に宛てて
    配送することを目的として出力する出力手段とを備えた
    ことを特徴とする避難時支援システム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して接続された端末か
    ら送られた、登録者を特定するための登録者情報、当該
    登録者の緊急避難時における避難場所、当該登録者が希
    望した緊急避難用品を含む予約データを受信する受信手
    段と、 この受信手段により受信した前記予約データを記憶する
    予約データ記憶手段と、 要求に応じて前記予約データ記憶手段から支援対象とな
    る登録者に関する予約データを読み出す読み出し手段
    と、 この読み出し手段によって読み出された予約データを、
    前記緊急避難用品を前記避難場所の前記登録者に宛てて
    配送することを目的として出力する出力手段とを備えた
    ことを特徴とする支援サーバ。
  3. 【請求項3】 登録者に、予め当該登録者を特定するた
    めの登録者情報、緊急避難時における避難場所、所望す
    る緊急避難用品を登録させ、災害発生時には、登録され
    ている緊急避難用品を登録されている避難場所の登録者
    に宛てて配送することを特徴とする避難時の物品提供方
    法。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して接続される支援サ
    ーバと予約端末とからなり、 前記予約端末は、 登録者が、自己を特定するための登録者情報、緊急避難
    時における避難場所、希望する生活関連情報の種別を含
    む予約データを入力するための入力手段と、 この入力手段により入力された予約データを前記支援サ
    ーバに送信する送信手段とを備え、 前記支援サーバは、 前記予約端末の送信手段により送信された前記予約デー
    タを受信する受信手段と、 この受信手段により受信した前記予約データを記憶する
    予約データ記憶手段と、 複数種の生活関連情報を記憶する情報記憶手段と、 要求に応じて前記予約データ記憶手段から支援対象とな
    る登録者に関する予約データを読み出す第1の読み出し
    手段と、 この第1の読み出し手段により読み出された予約データ
    に含まれる前記種別に対応する生活関連情報を前記情報
    記憶手段から読み出す第2の読み出し手段と、 前記第1により読み出された予約データと前記第2の読
    み出し手段により読み出された生活関連情報とを、その
    生活関連情報を前記避難場所の前記登録者に宛てて送る
    ことを目的として出力する出力手段とを備えたことを特
    徴とする避難時支援システム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して接続された端末か
    ら送られた、登録者を特定するための登録者情報、当該
    登録者の緊急避難時における避難場所、当該登録者が希
    望した生活関連情報の種別を含む予約データを受信する
    受信手段と、 この受信手段により受信した前記予約データを記憶する
    予約データ記憶手段と、 複数種の生活関連情報を記憶する情報記憶手段と、 要求に応じて前記予約データ記憶手段から支援対象とな
    る登録者に関する予約データを読み出す第1の読み出し
    手段と、 この第1の読み出し手段により読み出された予約データ
    に含まれる前記種別に対応する生活関連情報を前記情報
    記憶手段から読み出す第2の読み出し手段と、 前記第1により読み出された予約データと前記第2の読
    み出し手段により読み出された生活関連情報とを、その
    生活関連情報を前記避難場所の前記登録者に宛てて送る
    ことを目的として出力する出力手段とを備えたことを特
    徴とする支援サーバ。
  6. 【請求項6】 登録者に、予め当該登録者を特定するた
    めの登録者情報、緊急避難時における避難場所、所望す
    る生活関連情報の種別を登録させ、災害発生時には、登
    録されている種別に対応する生活関連情報を登録されて
    いる避難場所の登録者に宛てて送ることを特徴とする避
    難時の情報提供方法。
JP2000295837A 2000-09-28 2000-09-28 避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法 Pending JP2002109149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295837A JP2002109149A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295837A JP2002109149A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002109149A true JP2002109149A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18778204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000295837A Pending JP2002109149A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002109149A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084876A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 富士通株式会社 配布拠点特定プログラム、配布拠点特定装置及び配布拠点特定方法
JP2020013352A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 パーク二四株式会社 車両管理サーバおよびコンピュータプログラム
JP2020160797A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社Discom 防災用備蓄品貸与システム
WO2022149451A1 (ja) * 2021-01-05 2022-07-14 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 避難者支援装置、方法およびプログラム
JP7453270B2 (ja) 2022-02-28 2024-03-19 Lineヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003404A1 (fr) * 1995-07-11 1997-01-30 Hitachi, Ltd. Systeme serveurs
JPH09218999A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Syst Integureeshiyon Kk 緊急時用コンテナ搬送指示装置
JPH1020012A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Rhythm Watch Co Ltd 位置情報検出システム
JP2000099585A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Hitachi Ltd 検索型予約購入システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003404A1 (fr) * 1995-07-11 1997-01-30 Hitachi, Ltd. Systeme serveurs
JPH09218999A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Syst Integureeshiyon Kk 緊急時用コンテナ搬送指示装置
JPH1020012A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Rhythm Watch Co Ltd 位置情報検出システム
JP2000099585A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Hitachi Ltd 検索型予約購入システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084876A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 富士通株式会社 配布拠点特定プログラム、配布拠点特定装置及び配布拠点特定方法
JP2020013352A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 パーク二四株式会社 車両管理サーバおよびコンピュータプログラム
JP7178196B2 (ja) 2018-07-18 2022-11-25 パーク二四株式会社 車両管理サーバおよびコンピュータプログラム
JP2020160797A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社Discom 防災用備蓄品貸与システム
WO2022149451A1 (ja) * 2021-01-05 2022-07-14 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 避難者支援装置、方法およびプログラム
JP7453270B2 (ja) 2022-02-28 2024-03-19 Lineヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060154642A1 (en) Medication & health, environmental, and security monitoring, alert, intervention, information and network system with associated and supporting apparatuses
CA3086557A1 (en) Methods for organizing the disinfection of one or more items contaminated with biological agents
CN204904326U (zh) 一种家庭智能终端、健康管理服务器和健康管理系统
JP2007334628A (ja) 被災者支援システム
JP2002109149A (ja) 避難時支援システム及び支援サーバ、並びに避難時の物品及び情報提供方法
KR20160019576A (ko) 의료기기 판매 및 관리 서버와 그의 운용 방법
TWI735840B (zh) 結合醫療功能與住宅功能並設置自動化倉儲系統的建築物
JP7437744B2 (ja) 介護施設用プラットフォームシステム、介護施設用プラットフォームシステムのプログラム
Hampson Practice nurse handbook
JP3227077U (ja) 医療機能と住宅機能を結合すると共に、自動化倉庫システムを設置する建築物
Kelly et al. Guidelines, standard operating procedures and clinical practice–preventing and managing COVID-19 infections in long-term care facilities
JP2001357314A (ja) 物品宅配サービスネットシステム
JP4274677B2 (ja) おむつ供給支援方法
Landesman Public health management of disasters: the pocket guide
TWI570651B (zh) 數位配送管理系統
JP2020046702A (ja) 被災地支援システムおよび被災地支援方法
McCague et al. Knightsbridge Nursing Home, Longwood Road, Trim, Meath
Stone et al. What is Enter and View?
JP2001290887A (ja) シルバーサポートシステム
JP2001084318A (ja) 医療福祉情報提供システム
JP2001229257A (ja) 利用者に対するケアから廃棄物処理までの統合管理処理システム
JP2022044219A (ja) 飲食物配送方法、飲食物配送システム及び飲食物集積装置
Parrish Country gardens
Bischoff et al. Lifting Contact Precautions for Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus (MRSA) Isolation: Effect on MRSA Infection Measures
Hirokane Hospital solid waste: quantities, characteristics, and costs

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406