しかしながら、前記防災用備蓄品システムは、すでに備蓄された防災用備蓄品を、効率よく管理するものであり、予め備えるべき防災用備蓄品の準備については何の言及もされていない。防災用備蓄品を用意するうえで問題となるのは、どのような種類の防災用備蓄品を用意すれば良いのか、備蓄品の選定の困難性や、また、それらを用意するための経費の問題であり、さらには、使用期限や賞味期限のある備蓄品の期限管理の問題である。これらの問題点は、適正な防災用備蓄品の準備が行き渡らない原因の一つとなっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、企業やその他の団体又は一般家庭等のユーザーが防災用備蓄品を備蓄するにあたり、それらを購買するもではなく、レンタルやリース等の貸与手段により、一定期間レンタルまたはリースするシステムであって、提供する防災用備蓄品を予め選定しセット品として提供し、個別の商品選定が不要で、初期費用の負担が少ない、又は不要な防災用備蓄品貸与システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、商品の使用期限や賞味期限等の期限管理の不要な防災用備蓄品貸与システムを提供することを目的とする。さらに、本発明の他の目的は、貸与期間中に災害による備蓄品の使用があっても無償で、又は非常に少ない負担で、新たな防災用備蓄品を貸与する防災用備蓄品貸与システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の防災用備蓄品貸与システムは、予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定する備蓄品を、前記ユーザーに対して、所定の貸与期間において貸与する防災用備品貸与システムであって、前記防災用備蓄品群を記憶する防災用備蓄品記憶手段と、前記防災用備蓄品群の供給の管理を行う防災用備蓄品供給管理手段と、前記防災用備蓄品群の備蓄の品質保証期間または/及び賞味期間の期限管理を行う防災用備蓄品期限管理手段とを備え、前記ユーザーは、前記防災用備蓄品記憶手段に記憶された前記防災用備蓄品群から貸与される備蓄品を選択し、前記防災用備蓄品供給管理手段から防災用備蓄品群の供給を受け、前記防災用備蓄品期限管理手段により、防災用備蓄品群の管理が行われてなることを特徴とする。
請求項1に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定する備蓄品を、前記ユーザーに対して、所定の貸与期間において貸与する防災用備品貸与システムであって、前記防災用備蓄品群を記憶する防災用備蓄品記憶手段と、前記防災用備蓄品群の供給の管理を行う防災用備蓄品供給管理手段と、
前記防災用備蓄品群の備蓄の品質保証期間または/及び賞味期間の期限管理を行う防災用備蓄品期限管理手段とを備え、前記ユーザーは、前記防災用備蓄品記憶手段に記憶された前記防災用備蓄品群から貸与される備蓄品を選択し、前記防災用備蓄品供給管理手段から防災用備蓄品群の供給を受け、前記防災用備蓄品期限管理手段により、防災用備蓄品群の管理が行われるので、企業やその他の団体又は一般家庭等のユーザーが防災用備蓄品を備蓄するにあたり、必要な備蓄品を購買するのではなく、レンタルやリース等の貸与手段により提供することができ、貸与する防災用備蓄品を予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定して提供でき、個別の備蓄品選定が不要で、レンタルまたはリース料金等の貸与料金を初期費用なしの月次払いとすることにより、初期費用の不要な又は負担が少ない防災用備蓄品貸与システムを提供することができる。
請求項2に記載の防災用備蓄品貸与システムは、請求項1に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品記憶手段は、前記選定された防災用備蓄品群からさらに最小限必要であると認められる防災用備蓄品群を一つのパッケージとして記憶する防災用備蓄品セット記憶手段を含めてなることを特徴とする。
請求項2に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、提供する防災用備蓄品を予めセット品として選定し提供するので、個別の商品選定が不要となり、商品選定が非常に用意となる。
請求項3に記載の防災用備蓄品貸与システムは、請求項1又は2に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記貸与期間を、前記防災用備蓄品群に含まれる備蓄品の品質保証期間及び賞味期間のうち最短の期間と同期間またはそれより短い期間として設定してなることを特徴とする。
請求項3に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、前記貸与期間内に商品の品質保証期間及び賞味期間が経過することがないので、別途商品の品質保証期間または賞味期間管理を行う手間が省ける。
請求項4に記載の防災用備蓄品貸与システムは、請求項1乃至3の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品供給管理手段は、前記貸与期間中に災害によって使用された防災用備蓄品を無償で補填する無償補充手段を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、前記ユーザーは前記貸与期間中は、災害によって防災用備蓄品を使用しても無償で補充されるため、前記貸与期間中であれば、別途新しく貸与契約を行わなくても、防災用備蓄品は確保される。
請求項5に記載の防災用備蓄品貸与システムは、請求項1乃至4の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品の貸与は、レンタル会社が前記ユーザーに対して前記防災用備蓄品をレンタルすることにより行うことを特徴とする。
請求項5に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、レンタル会社が行うことができ、特段の事業経費を掛けなくとも、用意に防災用備蓄品貸与システムを提供することができる。
請求項6に記載の防災用備蓄品貸与システムは、請求項1乃至4の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品の貸与は、前記防災用備蓄を供給するサプライヤーがリース方式にて行うことを特徴とする。
請求項6に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、サプライヤーがリース方式にて運用できるので、サプライヤーの経営負担が軽減することができる。
請求項7に記載の防災用備蓄品貸与システムは、請求項1乃至6の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、貸与された前記防災用備蓄品の商品情報を、前記ユーザーがインターネット上で閲覧することのできる閲覧システムを備えてなることを特徴とする。
請求項7に記載の防災用備蓄品貸与システムにあっては、前記ユーザーは自己の備蓄している防災用備蓄品の確認を用意に行うことができる。
請求項8に記載の防災用備蓄品貸与方法は、予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定する備蓄品を、前記ユーザーに対して、所定の貸与期間において貸与する防災用備品貸与方法であって、前記防災用備蓄品群を記憶する防災用備蓄品記憶手段と、前記防災用備蓄品群の供給の管理を行う防災用備蓄品供給管理手段と、前記防災用備蓄品群の商品の品質保証期間または/及び賞味期間の期限管理を行う防災用備蓄品期限管理手段とを備え、前記ユーザーが前記防災用備蓄品記憶手段に記憶された前記防災用備蓄品群から貸与される備蓄品を選択するステップと、前記ユーザーが前記防災用備蓄品供給管理手段から防災用備蓄品群の供給を受けるステップと、前記防災用備蓄品期限管理手段により、前記防災用備蓄品群の管理が行われるステップとを備えるてなることを特徴とする。
請求項8に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、企業やその他の団体又は一般家庭等のユーザーが防災用備蓄品を備蓄するにあたり、それらを購買するもではなく、レンタルやリース等の貸与手段により、一定期間レンタルまたはリースするシステムであって、提供する防災用備蓄品を予め選定し提供し、個別の商品選定が不要で、レンタルまたはリース料金を初期費用なしの月次払いとすることにより、初期費用の負担が少ない、又は不要な防災用備蓄品貸与システムを提供することができる。
請求項9に記載の防災用備蓄品貸与方法は、請求項8に記載の防災用備蓄品貸与方法において、前記防災用備蓄品記憶手段は、前記選定された防災用備蓄品群からさらに最小限必要であると認められる防災用備蓄品群を一つのパッケージとして記憶する防災用備蓄品セット記憶手段を含めてなることを特徴とする。
請求項9に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、提供する防災用備蓄品を予めセット品として選定し提供するので、個別の商品選定が不要となり、商品選定が非常に用意となる。
請求項10に記載の防災用備蓄品貸与方法は、請求項8又は9に記載の防災用備蓄品貸与方法において、前記貸与期間は、前記防災用備蓄品群に含まれる備蓄品の品質保証期間及び賞味期間のうち最短の期間と同期間またはそれより短い期間として設定されるステップを備えてなることを特徴とする。
請求項10に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、前記貸与期間内に商品の品質保証期間及び賞味期間が経過することがないので、別途商品の品質保証期間または賞味期間管理を行う手間が省ける。
請求項11に記載の防災用備蓄品貸与方法は、請求項8乃至10の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与方法において、前記防災用備蓄品供給管理手段は、前記貸与期間中に災害によって使用された防災用備蓄品を無償で補填する無償補充手段を含めるステップを備えてなることを特徴とする。
請求項11に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、前記ユーザーは前記貸与期間中は、災害によって防災用備蓄品を使用しても無償で補充されるため、前記貸与期間中であれば、別途新しく貸与契約を行わなくても、防災用備蓄品は確保される。
請求項1に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定する備蓄品を、前記ユーザーに対して、所定の貸与期間において貸与する防災用備品貸与システムであって、前記防災用備蓄品群を記憶する防災用備蓄品記憶手段と、前記防災用備蓄品群の供給の管理を行う防災用備蓄品供給管理手段と、前記防災用備蓄品群の備蓄の品質保証期間または/及び賞味期間の期限管理を行う防災用備蓄品期限管理手段とを備え、前記ユーザーは、前記防災用備蓄品記憶手段に記憶された前記防災用備蓄品群から貸与される備蓄品を選択し、前記防災用備蓄品供給管理手段から防災用備蓄品群の供給を受け、前記防災用備蓄品期限管理手段により、防災用備蓄品群の管理が行われるので、企業やその他の団体又は一般家庭等のユーザーが防災用備蓄品を備蓄するにあたり、必要な備蓄品を購買するのではなく、レンタルやリース等の貸与手段により提供することができ、貸与する防災用備蓄品を予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定して提供でき、個別の備蓄品選定が不要で、レンタルまたはリース料金等の貸与料金を初期費用なしの月次払いとすることにより、初期費用の不要な又は負担が少ない防災用備蓄品貸与システムを提供することができる。
請求項2に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、請求項1に記載の防災用備蓄品貸与システムいおいて、請求項1に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品記憶手段は、前記選定された防災用備蓄品群からさらに最小限必要であると認められる防災用備蓄品群を一つのパッケージとして記憶する防災用備蓄品セット記憶手段を含めているので、提供する防災用備蓄品を予めセット品として選定し提供するので、個別の備蓄品選定が不要となり、備蓄品選定が非常に用意となる。
請求項3に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、請求項1又は2に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記貸与期間を、前記防災用備蓄品群に含まれる商品の品質保証期間及び賞味期間のうち最短の期間と同期間またはそれより短い期間として設定しているので、前記貸与期間内に商品の品質保証期間及び賞味期間が経過することがないので、別途商品の品質保証期間または賞味期間管理を行う手間が省ける。
請求項4に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、請求項1乃至3の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品供給管理手段は、前記貸与期間中に災害によって使用された防災用備蓄品を無償で補填する無償補充手段を含んでいるので、前記ユーザーは前記貸与期間中は、災害によって防災用備蓄品を使用しても無償で補充されるため、前記貸与期間中であれば、別途新しく貸与契約を行わなくても、防災用備蓄品は確保される。
請求項5に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、請求項1乃至4の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品の貸与は、レンタル会社が前記ユーザーに対して前記防災用備蓄品をレンタルすることにより行うことができるので、防災用備蓄品貸与システムをレンタル会社が提供することができ、特段の事業経費を掛けなくとも、用意に防災用備蓄品貸与システムを提供することができる。
請求項6に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、請求項1乃至4の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、前記防災用備蓄品の貸与は、前記防災用備蓄を供給するサプライヤーがリース方式にて行うことができるので、防災用備蓄品貸与システムを前記サプライヤーがリース方式にて運用できるので、サプライヤーの経営負担が軽減することができる。
請求項7に記載の防災用備蓄品貸与システムによれば、請求項1乃至6の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与システムにおいて、貸与された前記防災用備蓄品の商品情報を、前記ユーザーがインターネット上で閲覧することのできる閲覧システムを備えているので、前記ユーザーは自己の備蓄している防災用備蓄品の確認を用意に行うことができる。
請求項8に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、予め選定された防災用備蓄品群の中からユーザーが選定する備蓄品を、前記ユーザーに対して、所定の貸与期間において貸与する防災用備品貸与方法であって、前記防災用備蓄品群を記憶する防災用備蓄品記憶手段と、前記防災用備蓄品群の供給の管理を行う防災用備蓄品供給管理手段と、前記防災用備蓄品群の商品の品質保証期間または/及び賞味期間の期限管理を行う防災用備蓄品期限管理手段とを備え、前記ユーザーが前記防災用備蓄品記憶手段に記憶された前記防災用備蓄品群から貸与される備蓄品を選択するステップと、前記ユーザーが前記防災用備蓄品供給管理手段から防災用備蓄品群の供給を受けるステップと、前記防災用備蓄品期限管理手段により、前記防災用備蓄品群の管理が行われるステップとを備えるているので、企業やその他の団体又は一般家庭等のユーザーが防災用備蓄品を備蓄するにあたり、それらを購買するもではなく、レンタルやリース等の貸与手段により、一定期間レンタルまたはリースするシステムであって、提供する防災用備蓄品を予め選定し提供し、個別の商品選定が不要で、レンタルまたはリース料金を初期費用なしの月次払いとすることにより、初期費用の負担が少ない、又は不要な防災用備蓄品貸与システムを提供することができる。
請求項9に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、請求項8に記載の防災用備蓄品貸与方法において、前記防災用備蓄品記憶手段は、前記選定された防災用備蓄品群からさらに最小限必要であると認められる防災用備蓄品群を一つのパッケージとして記憶する防災用備蓄品セット記憶手段を含めているので、提供する防災用備蓄品を予めセット品として選定し提供するので、個別の備蓄品選定が不要となり、備蓄品選定が非常に用意となる。
請求項10に記載の防災用備蓄品貸与方法にあっては、請求項8又は9に記載の防災用備蓄品貸与方法において、前記貸与期間は、前記防災用備蓄品群に含まれる商品の品質保証期間及び賞味期間のうち最短の期間と同期間またはそれより短い期間として設定されるステップを備えているので、前記貸与期間内に商品の品質保証期間及び賞味期間が経過することがないので、別途商品の品質保証期間または賞味期間管理を行う手間が省ける。
請求項11に記載の防災用備蓄品貸与方法は、請求項8乃至10の何れか一に記載の防災用備蓄品貸与方法において、前記防災用備蓄品供給管理手段は、前記貸与期間中に災害によって使用された防災用備防災用備蓄品を無償で補填する無償補充手段を含めるステップを備えているので、前記ユーザーは前記貸与期間中は、災害によって防災用備蓄品を使用しても無償で補充されるため、前記貸与期間中であれば、別途新しく貸与契約を行わなくても、防災用備蓄品は確保される。
以下、本発明を実施するための形態の一例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の防災用備蓄品貸与システムの構成例を示すブロック図である。図1において、10は本発明の防災用備蓄品貸与システムであり、R1はレンタル会社であり、R2はリース会社であり、Uはユーザー(主に法人ユーザー)であり、Sは防災用備蓄品ESを前記ユーザーUに供給し、又は回収するサプライヤーである。前記サプライヤーSは倉庫WHを備えると共に、防災用備蓄品貸与システム10を管理する管理装置20を備える。また、PCはユーザーが備える通信端末である。前記管理装置20、前記通信端末PCは、通信回線NWに接続されている。また、前記レンタル会社R1や前記リース会社R2の通信端末(図示なし)も前記通信回線NWに接続されている。一方、前記サプライヤーUの傘下には、種々の商品を取り扱う仕入先S1,S2,S3,S4・・・Snがある。
前記サプライヤーSは、災害時に必要とされる備蓄品を予め選定しリストアップし前記管理装置20に記憶させ、その中からさらに必要とされる商品を選定し備蓄品セット商品としてパッケージ化した商品群(以下、「セット商品」という。)60を作成し、前記管理装置20に記憶させる。そして、そのセット商品を一の商品として、防災用備蓄品を必要とする前記ユーザーUに提示し、選択されたセット商品(及びオプション品)を供給するのである。そのとき、前記セット商品等は前記ユーザーUに販売するのではなく、前記レンタル会社R1又は前記リース会社R2から、比較的長期間(例えば、5年)を設定し前記ユーザーUに貸与するのである。そして貸与の代金は一括ではなく、貸与期間に応じて例えば月次に分割し、前記レンタル会社R1又は前記リース会社R2に納める。一方、前記防災用備蓄品ESを前記ユーザーUに供給した前記サプライヤーSは、その代金は前記レンタル会社R1又は前記リース会社R2から(基本的には一括して)支払われるのである。
そして、前記ユーザーUは、災害の発生により、前記防災用備蓄品ESを使用した場合は、その貸与期間内である場合には前記防災用備蓄品ESは原則無償で補充される。又は低額にて補充される。
したがって、前記ユーザーUは、前記防災用備蓄品EDを、多額な初期投資を必要とすることなく、(本実施例においては、初期費用なしで、)経済的な負担が少なく用意することができる。また、前記貸与期間内であると災害の発生により前記防災用備蓄品ESを使用しても、無償で補充されるため、前記ユーザーUの負担は一層少なくなる。
図2は、前記防災用備蓄品貸与システム10の管理装置20の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、前記管理装置20は、CPU21を有しており、前記CPU21は、RAM22、表示装置23、通信I/F24、記憶装置25等と接続され、それらの制御を行う。
前記RAM23は、例えばSRAM又はDRAM等で構成され、コンピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。前記通信I/F24は、インターネットや電話回線等の通信回線NWを通じて外部と通信するためのインタフェースである。前記記憶装置25は、前記管理装置20の動作に必要な種々の コンピュータプログラム及び各種のデータを格納している。また、前記記憶装置25は、後述する5つのデータベース(顧客DB26、商品DB27、セット品DB28、在庫DB29、受注DB30)を備えている。
図3は、前記顧客DB26に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図である。図3に示すとおり、前記顧客DB26に格納される顧客ファイル40には、顧客コードフィールド41、顧客名フィールド42、住所フィールド43、電話番号フィールド44、ファクシミリ番号フィールド45、メールアドレスフィールド46を設けている。
図4は、前記商品DB27に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図であり、図4に示すとおり、前記商品DB27に格納される商品ファイル50には、商品コードフィールド51、商品名フィールド52、販売価格フィールド53、仕入先フィールド54、納品期間フィールド55を設けている。
図5は、前記セット品DB28に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図であり、図5に示すとおり、前記セット品DB28に格納されるセット品ファイル60には、セット商品コードフィール61、商品名フィールド62、セット構成品コードフィールド63、セット構成品名コードフィールド63、セット構成品数量フィールド65、仕入先フィールド66を設けている。前記セット構成品数量フィールド65は、その一セットに含まれる各構成品の数量を格納している。
図6は、前記在庫DB29に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図であり、図6に示すとおり、前記在庫DB29に格納される在庫商品ファイル70には、商品コードフィールド71、商品名フィールド72、在庫数フィールド73、仕入先フィールド74、入荷日フィールド75を設けている。
図7は、前記受注DB30に格納されているファイルのフォーマット例を示す概念図であり、図7に示すとおり、前記在庫DB30に格納される受注商品ファイル80には、顧客コードコードフィールド81、受注番号フィールド82、受注日フィールド83、出荷日フィールド84、送状番号フィールド85、商品コードフィールド86、商品名コードフィールド87、数量フィールド88、元受注番号フィールド89を設けている。本実施態様においては、貸与期間(レンタル期間、リース期間)は、前記出荷日フィールド84に格納sだれた日付から起算しし、算出している。また、後述する補充フローにおいて、補充注文があった場合には新たな受注コード及び受注番号が付与されるが、元の受注コード及び受注番号と関連づけるため、前記元受注番号フィールド89に元の受注番号が格納されている。
次に本発明の防災用備蓄品貸与システムの流れについて説明する。図8から図10は前記防災用備蓄品ESを前記レンタル会社R1が前記ユーザーUにレンタルするシステムの動作の一例を示すフローチャートであり、図8はレンタルの基本業務の一例を示すフローチャートであり、図9は更新業務の一例を示すフローチャートであり、図10は防災用品ESの補充業務の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、先ず、前記サプライヤーSは、防災の知識を有する者、例えば、防災士等の助言や国の指導指針に基づいて、災害時に必要な防災用品を選定し、防災用備蓄品ESとしてその商品の商品名42,販売価格43,仕入先44,納品期間45等を前記商品DB27に格納する(ST101)。さらに、主にその中から、特に必要と考えられる複数の防災用備蓄品ESを一つの商品群として防災用備蓄品セットSTとしてパッケージ化したものを一の商品として、商品名を付与し(例えば、防災セットA)、セット商品コード51、商品名42、構成商品コード53、構成商品名54,構成商品数55,仕入先56等を前記商品DB27に格納し(ST102)し、それらの情報を前記レンタル会社R1に送る(ST103)。
前記レンタル会社R1は、商品情報を受け(ST104)、それらの情報を前記ユーザーUに提示する(ST105)。前記ユーザーUは、商品情報を受け取り(ST106)、自社の社員数や想定される災害の種類等を勘案し、必要と思われる前記防災用備蓄品セットを選択し(ST107)、さらに必要と思われる商品があれば、前記商品DB27に格納された商品群の中からオプションとしてセット以外の商品も追加選択し(ST108)、選択した防災用備蓄品ES情報を前記レンタル会社R1に送り(ST109)、レンタルの申し込みを行う。
前記ユーザーUのレンタルの申し込みと必要とする前記防災用備蓄品ES情報(発注情報)を受け取った前記レンタル会社R1は、前記ユーザーUとレンタル契約を締結し(ST111)、前記防災用備蓄品ES情報とユーザー情報(ユーザー名、ユーザーコード)を前記サプライヤーSに送る(ST101)。
前記レンタル会社R1から前記ユーザーUのユーザー情報と前記防災用備蓄品ES情報(発注情報)を受け取った前記サプライヤーSは、前記顧客DB26からユーザーコードに基づき他のユーザー情報(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等)を出力し(ST113)、さらに、前記商品DB27及びセット品DB28から商品名や金額等を出力し(ST114)、前記在庫DBから発注商品の在庫引き当てを行う(ST115)。このとき、在庫商品の使用期限及び賞味期限を確認し、予定出荷日から起算したレンタル期間よりも期間の長いものとする。そして、在庫の有無を確認し(ST116)、在庫が有る場合(ST116でYES)は、受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST119)。在庫がない場合(ST116でNO)は、仕入先S1〜Snに不足商品を発注し(ST117)、不足商品を入荷し(ST118)、商品を揃えてから受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST119)。そして、商品のセット組を行い(ST120)、前記防災用備蓄品ESとして前記ユーザーUに出荷する(ST120)と共に、出荷情報を前記受注DB30に格納する。そして、前記ユーザーU及び前記レンタル会社R1に、出荷情報及び閲覧IDとパスワード送る(ST122)。前記閲覧IDとパスワードは、前記ユーザーUが発注したレンタル商品をインターネット上で閲覧できるように作成した閲覧画面のアクセスIDとパスワードである。そして、前記受注DB30及びセット品DB28に格納した情報から閲覧画面(図16参照)を作成し、WEB上に登録する(ST125)。そして、前記受注DB30の出荷日情報からレンタル期限を算出し、期限管理を行う(ST126)。
前記ユーザーUは発送された防災用備蓄品ESを受け取り(ST121)、前記出荷情報及び閲覧ID並びにパスワードを受け取る(ST124)。そして、前記レンタル会社R1の請求に基づき、レンタル料を月々一定額支払う(ST131)。
一方、前記サプライヤーSは、出荷した防災用備蓄品ESの請求を前記レンタル会社R1に行い(ST127)、前記レンタル会社R1は、前記請求に基づき代金を支払い(ST129)、前記サプライヤーSは、代金を受け取る(ST130)。前記レンタル会社R1は、前記ユーザーUから月々のレンタル料金を受け取る(ST132)。
前記レンタル料金は、図17に示すように、例えば、月々の一定額、セット商品は一名に必要な量を、たとえば、数名単位でセットし、提供するので、前記ユーザーUの社員数(家族数、構成員数)に併せて選択できるため、防災用備蓄品ESを導入しやすく、初期費用が不要で、かつ月々の料金把握が容易で、定額予算にて導入が可能となる。
さらに、前記レンタル期間は、防災用備蓄品ESに含まれる商品のうち、最短の使用期限及び賞味期限の最短日と一致させているため、前記レンタル期間中に個々の備蓄品の使用期限又は賞味期限が経過することがないため、別途の個々の商品の使用期限又は賞味期限の管理を行う必要はなくなる。
図9は、レンタル契約を更新する場合のフローチャートであり、前記レンタル契約の契約期間が終了し、さらにレンタル契約を更新する場合は、図9に示すように、前記サプライヤーSは、前記受注DBの出荷日情報から算出したレンタル期間を基に、レンタル期間を管理しており(ST201及び図8、ST126)、レンタル期間満了前に前記レンタル会社R1にその旨を通知する(ST202)。レンタル期間満了前の通知を受けた前記レンタル会社R1は(ST203)、その旨を前記ユーザーUに通知する(ST204)。そして、レンタル期間満了前の通知を受けた前記ユーザーUは(ST205)、更新の有無の判断を行い(ST206)、更新を行わない場合は(ST206でNO)、更新を行わない旨の通知を前記レンタル会社R1に行い(ST211)、前記レンタル会社R1はそれを受け(ST212)、その情報を前記サプライヤーSに送り(ST213)、その情報を受けた前記サプライヤーSは(ST214)、前記ユーザーUの元にある防災用備蓄品ESを回収する(ST215)。
一方、前記ユーザーUがレンタル契約を更新する場合は(ST206でYES)、その旨を前記レンタル会社R1に送り(ST207)、その情報を受け取った前記レンタル会社R1は(ST208)、レンタル契約の更新を行い(ST209)、更新する旨の情報及びユーザーコードを前記サプライヤーSに送る(ST210)。
更新情報及びユーザーコードを受け取った前記サプライヤーSは(ST216)、前記顧客DB26からユーザーコードに基づき他のユーザー情報(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等)を出力し(ST217)、さらに、前記商品DB27及びセット品DB28から商品名や金額等を出力し(ST218)、前記在庫DBから発注商品の在庫引き当てを行う(ST219)。そして、在庫の有無を確認し(ST220)、在庫が有る場合(ST220でYES)は、受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST223)。在庫がない場合(ST220でNO)は、仕入先S1〜Snに不足商品を発注し(ST221)、不足商品を入荷し(ST222)、商品を揃えてから受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST223)。そして、商品のセット組を行い、新たな前記防災用備蓄品ESとして前記ユーザーUに出荷すると共に、前回納品した旧防災用備蓄品ESを回収し、出荷情報及び元受注番号を前記受注DB30に格納する(ST224)。そして、前記ユーザーU及び前記レンタル会社R1に、出荷情報を送る(ST226)。前記ユーザーUは、出荷情報及び新たな前記防災用備蓄品ES受け取ると共に旧防災用備蓄品ESを前記サプライヤーSに引き渡す(ST225)。前記レンタル会社R1も出荷情報を受け取る(ST229)。
前記更新の際は、前記防災用備蓄品ESは全部取り替えるため、改めて、個々の商品の使用期限又は賞味期限の管理を行う必要はなくなる。
そして、前記サプライヤーSは更新したWEB情報をWEBに登録し(ST227)、更新した期限管理を行う(ST228)。そして、代金請求を前記レンタル会社R1に行い(ST231)、前記レンタル会社R1は請求を受け(ST232)、支払いを行い(ST233)、前記サプライヤーSは入金を確認する(ST234)。
前記ユーザーUは、前記レンタル会社R1に対してレンタル料金を支払い(ST235)、前記レンタル会社R1は入金を確認する(ST236)。
図10は、災害が発生し、前記防災用備蓄品ESを前記ユーザーUが使用した場合に、レンタル期間内であれば、何度でも、(一災害毎に一回)無償で防災用備蓄品ESを補充する補充フローチャートである。
前記防災用備蓄品ESの補充を行う場合は、図10に示すように、先ず、災害の発生により前記防災用備蓄品ESを使用した前記ユーザーUは(ST301)、その旨を前記レンタル会社R1に、その旨を通知する(ST302)。前記通知を受けた前記レンタル会社R1(ST303)は、使用情報及びユーザーコード等を前記サプライヤーSに送る(ST304)。前記使用情報及びユーザーコード等を受けた前記サプライヤーS(ST305)は、災害状況を確認し(ST306)、災害であったどうか(ST307)、及びその災害がレンタル期間内かどうか(ST308)を判断する。災害でなかった場合(ST307でNO)及び災害であってもレンタル期間を過ぎていた場合(ST308でNO)は、補充はおこなわれない。
一方、災害であって(ST307でYES)、レンタル期間内である場合(ST308でYES)は、前記顧客DB26からユーザーコードに基づき他のユーザー情報(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等)を出力し(ST309)、さらに、前記商品DB27及びセット品DB28から商品名や金額等を出力し(ST310)、前記在庫DBから発注商品の在庫引き当てを行う(ST311)。そして、在庫の有無を確認し(ST312)、在庫が有る場合(ST312でYES)は、受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST315)。在庫がない場合(ST312でNO)は、仕入先S1〜Snに不足商品を発注し(ST313)、不足商品を入荷し(ST314)、商品を揃えてから補充を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST315)。そして、商品のセット組を行い、補充の前記防災用備蓄品ESとして前記ユーザーUに出荷すると共に、使用した残りの防災用備蓄品ESを回収し、出荷情報及び補充情報を前記受注DB30に格納する(ST316)。そして、前記ユーザーU及び前記レンタル会社R1に、出荷情報を送る(ST318)。前記ユーザーUは、新たな前記防災用備蓄品ES受け取ると共に使用した残りの防災用備蓄品ESを前記サプライヤーSに引き渡す(ST317)。また、前記ユーザーU及び前記レンタル会社R1も出荷情報を受け取る(ST319、ST320)。
この場合においても、前記防災用備蓄品ESは全部取り替えられるため、改めて、個々の商品の使用期限又は賞味期限の管理を行う必要はなくなる。
そして、前記サプライヤーSは補充したWEB情報をWEBに登録し(ST321)、期限管理を行う(ST322)。補充の場合は補充品の代金の支払いは別途発生しない。レンタル料金及びレンタル期間は従前のままである。なお、本実施態様においては、補充は無償としたが、非常に低額の料金を請求できるようにしても良い。
図11から図14は、防災用備蓄品ESの貸与方式をリース方式とした場合の手続きの一例を示すフローチャートであり、図11はリースの基本業務業務の一例を示すフローチャートであり、図12は再リース業務の一例を示すフローチャートであり、図13はリースにおける補充業務の一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、先ず、前記サプライヤーSは、レンタルと同様に、防災の知識を有する者、例えば、防災士等の助言や国の指導指針に基づいて、災害時に必要な防災用品を選定し、防災用備蓄品ESとしてその商品の商品名42,販売価格43,仕入先44,納品期間45等を前記商品DB27に格納する(ST401)。さらに、主にその中から、特に必要と考えられる複数の防災用備蓄品ESを一つの商品群として防災用備蓄品セットSTとしてパッケージ化したものを一の商品として、商品名を付与し(例えば、防災セットA)、セット商品コード51、商品名42、構成商品コード53、構成商品名54,構成商品数55,仕入先56等を前記商品DB27に格納し(ST402)し、それらの情報を前記ユーザーUに知らせる(ST403)。
前記ユーザーUは、商品情報を受け取り(ST404)、自社の社員数や想定される災害の種類等を勘案し、必要と思われる前記防災用備蓄品セットSTを選択し(ST405)、さらに必要と思われる商品があれば、前記商品DB27に格納された商品群の中からオプションとしてセット以外の商品も追加選択し(ST406)、選択した防災用備蓄品ES情報を前記サプライヤーSに送り(ST407)、リースの申し込みを行う。
前記ユーザーUのリースの申し込みと必要とする前記防災用備蓄品ES情報(発注情報)を受け取った前記サプライヤーSは(ST408)、前記ユーザーUのリース申し込み情報を前記リース会社R2に送り(ST409)、前記リース会社R2は、それを受けて(ST410)、リース審査を行い、審査情報を前記サプライヤーSに送る(ST411)。前記サプライヤーSは、前記リース会社R2から審査情報を受け取り(ST412)、リース審査に通った場合は、前記顧客DB26からユーザーコードに基づき他のユーザー情報(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等)を出力し(ST413)、さらに、前記商品DB27及び前記セット品DB28から商品名や金額等を出力し(ST414)、前記在庫DBから発注商品の在庫引き当てを行う(ST415)。このとき、在庫商品の使用期限及び賞味期限を確認し、予定出荷日から起算したリース期間よりも期間の長いものとする。そして、在庫の有無を確認し(ST416)、在庫が有る場合(ST416でYES)は、受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST419)。在庫がない場合(ST416でNO)は、仕入先S1〜Snに不足商品を発注し(ST417)、不足商品を入荷し(ST418)、商品を揃えてから受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST419)。そして、商品のセット組を行い、前記防災用備蓄品ESとして前記ユーザーUに出荷する(ST420)と共に、出荷情報を前記受注DB30に格納する。そして、前記ユーザーU1に、出荷情報及び閲覧IDとパスワード送る(ST422)。前記閲覧IDとパスワードは、前記ユーザーUが発注したレンタル商品をインターネット上で閲覧できるように作成した閲覧画面のアクセスIDとパスワードである。そして、前記受注DB30及びセット品DB28に格納した情報から閲覧画面(図16参照)を作成し、WEB上に登録する(ST424)。そして、前記受注DB30の出荷日情報からレンタル期限を算出し、期限管理を行う(ST425)。
前記ユーザーUは発送された防災用備蓄品ESを受け取り(ST421)、前記出荷情報及び閲覧ID並びにパスワードを受け取る(ST423)。そして、前記リース会社R2の請求に基づき、リース料を月々一定額支払う(ST430)。
一方、前記サプライヤーSは、出荷した防災用備蓄品ESの請求を前記リース会社R2に行い(ST426)、前記リース会社R2は、前記請求に基づき(ST427)代金を支払い(ST428)、前記サプライヤーSは、商品代金を受け取る(ST130)。前記レンタル会社R1は、前記ユーザーUから月々のリース料金を受け取る(ST429)。
前記リース料金は、図17に示すレンタル料金に準じたものとして、例えば、月々の一定額、セット商品は一名に必要な量を、たとえば、数名単位でセットし、提供するので、前記ユーザーUの社員数(家族数、構成員数)に併せて選択できるため、防災用備蓄品ESを導入しやすく、初期費用が不要で、かつ月々の料金把握が容易で、定額予算にて導入が可能となる。
さらに、前記リース期間は、防災用備蓄品ESに含まれる商品のうち、最短の使用期限又は賞味期限の最短日と一致させているため、前記リース期間中に個々の商品の使用期限又は賞味期限が経過することがないため、別途の個々の商品の使用期限又は賞味期限の管理を行う必要はなくなる。
図12は、再リース契約を更新する場合のフローチャートであり、前記リース契約の契約期間が終了し、さらに再リース契約を行う場合は、図11に示すように、、先ず、前記サプライヤーSは、前記受注DBの出荷日情報から算出したリース期間(ST501)を基に、リース期間を管理しており、リース期間満了前に前記ユーザーUにその旨を通知する(ST502)。リース期間満了前の通知を受けた前記ユーザーU(ST503)は、再リースの有無の判断を行い(ST504)、再リースを行わない場合は(ST504でNO)、再リースを行わない旨の通知を前記サプライヤーSに行い(ST508)、前記前記サプライヤーSはそれを受け(ST509)、前記ユーザーUの元にある防災用備蓄品ESを回収する(ST510)。
一方、前記ユーザーUが再リース契約を行う場合は(ST504でYES)、その旨を前記サプライヤーSに送り(ST505)、その情報を受け取った前記サプライヤーS(ST506)は、前記ユーザーUの再リース申し込み情報を前記リース会社R2に送り(ST507)、前記リース会社R2は、それを受けて(ST511)、再リース審査を行い(ST512)、審査情報を前記サプライヤーSに送る(ST513)。前記サプライヤーSは、前記リース会社R2から審査情報を受け取り(ST514)、再リース審査に通った場合は、前記顧客DB26からユーザーコードに基づき他のユーザー情報(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等)を出力し(ST515)、さらに、前記商品DB27及びセット品DB28から商品名や金額等を出力し(ST516)、前記在庫DBから発注商品の在庫引き当てを行う(ST517)。そして、在庫の有無を確認し(ST518)、在庫が有る場合(ST518でYES)は、受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST521)。在庫がない場合(ST518でNO)は、仕入先S1〜Snに不足商品を発注し(ST519)、不足商品を入荷し(ST520)、商品を揃えてから受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST521)。そして、商品のセット組を行い、新たな前記防災用備蓄品ESとして前記ユーザーUに出荷すると共に、前回納品した旧防災用備蓄品ESを回収する(ST522)。そして、出荷情報及び元受注番号を前記受注DB30に格納する。前記ユーザーUは、新たな前記防災用備蓄品ES受け取ると共に旧防災用備蓄品ESを前記サプライヤーSに引き渡す(ST523)。
前記再リースの際は、前記防災用備蓄品ESは全部取り替えるため、改めて、個々の商品の使用期限又は賞味期限の管理を行う必要はなくなる。
前記サプライヤーSは更新したWEB情報をWEBに登録し(ST524)、更新した期限管理を行う(ST525)。そして、代金請求を前記リース会社R2に行い(ST526)、前記リース会社R2は請求を受け(ST527)、支払いを行い(ST528)、前記サプライヤーSは入金を確認する(ST529)。
前記ユーザーUは、前記リース会社R2に対して再リース料金を支払い(ST530)、前記リース会社R2は入金を確認する(ST531)。
図13は、災害が発生し、前記防災用備蓄品ESを前記ユーザーUが使用した場合に、リース期間内であれば、何度でも、(一災害毎に一回)無償で防災用備蓄品ESを補充する防災用備蓄品補充フローチャートである。防災用備蓄品ESの補充を行う場合は、図13に示すように、先ず、災害の発生により前記防災用備蓄品ESを使用した前記ユーザーUは(ST601)、その旨を前記サプライヤーSに通知する(ST602)。前記通知を受けた前記サプライヤーS(ST603)は、災害状況を確認し(ST604)、災害であったどうか(ST605)、及びその災害がリース期間内かどうか(ST606)を判断する。災害でなかった場合(ST605でNO)及び災害であってもリースを過ぎていた場合(ST606でNO)は、補充はおこなわれない。一方、災害であって(ST605でYES)、リース期間内である場合(ST606でYES)は、前記リース会社R2に備蓄品使用情報を送り(ST607)、前記リース会社R2は備蓄品使用情報を受け取る(ST608)。
そして、前記サプライヤーSは、前記顧客DB26からユーザーコードに基づき他のユーザー情報(住所、電話番号、ファクシミリ番号、メールアドレス等)を出力し(ST609)、さらに、前記商品DB27及びセット品DB28から商品名や金額等を出力し(ST610)、前記在庫DBから発注商品の在庫引き当てを行う(ST611)。そして、在庫の有無を確認し(ST612)、在庫が有る場合(ST612でYES)は、受注を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST615)。在庫がない場合(ST612でNO)は、仕入先S1〜Snに不足商品を発注し(ST613)、不足商品を入荷し(ST614)、商品を揃えてから補充を確定し、前記受注DB30に受注データを格納する(ST615)。そして、商品のセット組を行い、補充の前記防災用備蓄品ESとして前記ユーザーUに出荷すると共に、使用した残りの防災用備蓄品ESを回収する(ST316)。そして、出荷情報及び補充情報を前記受注DB30に格納する。そして、前記リース会社R2に、出荷情報を送る(ST618)。前記ユーザーUは、新たな前記防災用備蓄品ES受け取ると共に使用した残りの防災用備蓄品ESを前記サプライヤーSに引き渡す(ST617)。また、前記リース会社R2も出荷情報を受け取る(ST619)。
この場合においても、前記防災用備蓄品ESは全部取り替えられるため、改めて、個々の商品の使用期限又は賞味期限の管理を行う必要はなくなる。
前記サプライヤーSは補充したWEB情報をWEBに登録し(ST620)、期限管理を行う(ST321)。前記補充の場合は補充品の代金の支払いは別途発生しない。リース料金及び再リース期間は従前のままである。なお、本実施態様においては、補充は無償としたが、非常に低額の料金を請求できるようにしても良い。
図14は、貸与された防災用備蓄品ESの内容をインターネット上で閲覧できる閲覧システムのフローチャートであり、図15は、閲覧システムのログイン画面であり、図16は防災用備蓄品ES情報画面である。
本防災用備蓄品貸与システムにおいては、貸与された防災用備蓄品ESの内容を、梱包を解かずに前記ユーザーUが確認できるように、前記防災用備蓄品ES商品情報をインターネット上で閲覧できるシステムを備えている。
前記防災用備蓄品ES商品情報をを閲覧するには、図14に示すように、先ず、前記ユーザーUが前記サプライヤーSのホームページ上に設定したログイン画面90(図15)のアクセス要求情報を送信し(ST701)、前記サプライヤーSがその情報を受け取り(ST702)、ログイン画面90(図15)を送信する(ST703)。前記ユーザーUはログイン画面80を受け取り(ST704)、前記ログイン画面を表示し(ST705)、表示された画面中のログインIDの入力欄91及びパスワードの入力欄92に、それぞれログインID及びパスワードを入力し(ST706)、送信ボタン93を押し、前記サプライヤーSに送信する(ST707)。前記サプライヤーSはパスワード等を受信し(ST708)、前記顧客DBを参照し、顧客か否かを判断し(ST709)、顧客でなければ(ST709でNO)、その旨を送信し(ST710)、前記ユーザーUはその情報を受信し(ST711)、結果を表示して(ST712)終了する。一方、顧客である場合(ST709でYES)は、前記受注DB30、前記セット品DB28を参照して、貸与した防災用備蓄品ESの内容を表形式にした閲覧画面(図16)を送信する(ST713)。前記ユーザーUは前記画面情報を受信(ST714)して、表示する前記閲覧画面(図16)が表示されて(ST715)、処理を終了する。
前記防災用備蓄品貸与システム10は、上記の構成からなるため、企業やその他の団体又は一般家庭等のユーザーが防災用備蓄品を備蓄するにあたり、防災用備蓄品を購買する必要はなく、レンタルやリース等の貸与手段により、一定期間レンタルまたはリースして前記防災用備蓄品を備蓄でき、その備蓄に当たっては、提供される防災用備蓄品は予め選定されセット品として提供されるので、個別の備蓄品選定の手間が不要となり、初期費用の負担が少ない、又は不要な防災用備蓄品貸与システムが提供されることとなる。