JP2002109110A - 地図表示端末及び方法並びにこれに利用される記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模な地図記憶媒体やＧＰＳ受信機を使用
することなく、任意の場所で、今から利用する予定の交
通機関の駅周辺の地図を表示する。 【解決手段】 地図の表示指示、出発地、目的地及び出
発時間または到着時間を含む各種指示情報を入力する入
力部と、入力された指示情報に関連する交通機関名及び
その乗り換え駅名を表示部の画面に表示する表示制御部
と、表示された交通機関名及びその乗り換え駅名を選択
する選択部と、各種交通機関の各駅の位置情報を記憶す
る位置情報記憶部と、選択された乗り換え駅名の位置情
報を位置情報記憶部から検索する検索部と、ネットワー
クの地図サーバと接続する通信部と、通信部を介して地
図サーバから該位置情報に対応する駅周辺の地図情報を
取得する取得部と、取得した地図情報を駅名と対応させ
て記憶する取得情報記憶部とを備え、表示制御部は、選
択された乗り換え駅周辺の地図を画面に表示するよう構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、持ち運びが可能な
携帯電話機や小型ＰＤＡ端末などに適用され、大規模な
地図記憶媒体やＧＰＳ受信機を使用することなく、任意
の場所で、今から利用する予定の交通機関の駅周辺の地
図を表示する地図表示端末及び方法並びにこれに利用さ
れる記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＣＤ−ＲＯＭ／ＤＶＤ−ＲＯＭな
どの記憶媒体に道路地図を複数記憶し、ＧＰＳ（グロー
バル・ポジショニング・システム）衛星から発射される
電波を受信することによって自動車の移動位置を求め、
この移動位置を含む道路地図をディスプレイに表示する
とともに目的地までの走行ルートに沿って誘導するナビ
ゲーション装置が実用化されている。

【０００３】また、自動車のナビゲーション装置だけで
なく、種々の交通手段を含むナビゲーション装置として
携帯できるナビゲーション装置の従来技術として、例え
ば、特開平９―１１５０８６号公報の記載によれば、移
動手段が電車やバスなどの公共交通機関である区間では
経路探索は行わず、自動車や徒歩などの区間のみ経路探
索を行うことにより、出発地から目的地に至る最適経路
を迅速に探索する最適経路探索装置が提案されている。

【０００４】最近、ＩＳＤＮなどのデジタル通信網の発
展に伴い、インターネットなどの情報ネットワークを利
用して、文字などのテキスト情報の通信だけでは無く、
イメージ情報を送受信することができる。従って、地図
情報情報ベースを備えたホストコンピュータにアクセス
して必要な地図情報をクライアントコンピュータにダウ
ンロードして表示装置に表示することができる地図情報
ネットワークが提供されている。

【０００５】しかしながら、地図情報はイメージ情報で
あるためにテキスト情報に比較して情報量が多く、一つ
の地図情報をダウンロードして表示するまでに多くの待
ち時間を必要とした。ネットワークの伝送容量の制約の
ために一定時間以上この待ち時間を短縮することができ
ない。特に、ネットワークに多くのクライアントコンピ
ュータがアクセスしている場合は、ネットワークの情報
伝送量が多くなり、この待ち時間が増大するという問題
がある。

【０００６】この問題を改善する従来技術として、例え
ば、特開2000-48039号公報には、一度ホストコンピュー
タからダウンロードした地図情報を階層別にわけて記憶
しておき、新たな地図情報の表示変更の指示があった場
合に、現在記憶している地図情報に対して、新たな地図
情報の表示に必要な地図情報だけをホストコンピュータ
からダウンロードすることにより、ダウンロード時間が
短縮できる地図情報のダウンロードシステムが提案され
ている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カーナビゲーション装置、特開平９―１１５０８６号公
報に記載の最適経路探索装置などの地図情報表示システ
ムでは、地図情報を記憶したＣＤ−ＲＯＭ／ＤＶＤ−Ｒ
ＯＭなどの大容量の記憶媒体が必要となり、携帯電話機
のように手軽に持って歩くことができないという問題が
ある。また、これらの装置は、いずれも現在の装置の所
在場所を示す位置情報に基づいて、その周辺の地図情報
を検索して表示するよう構成されているので、予め位置
情報を得るためのＧＰＳ受信機を備える必要があり、装
置コスト、通信コストが高くなるという問題がある。

【０００８】また、特開2000-48039号公報に記載のダウ
ンロードシステムでは、ホストコンピュータから地図情
報をダウンロードするので、地図情報を記憶したＣＤ−
ＲＯＭ／ＤＶＤ−ＲＯＭなどの大容量の記憶媒体が不要
となり、持ち運びできる小型ＰＤＡ端末などに適用する
ことができる。

【０００９】しかしながら、このダウンロードシステム
を用いて、必要な箇所の地図情報を表示する場合、位置
情報に基づいて必要な箇所の地図情報を直接得るように
構成されていないので、予め大規模な地図情報を縮小表
示してから、必要な箇所の地図情報をスクロール操作し
て検索するか、予め地図表記に割り当てられた地図番号
を検索しながら必要な操作を繰り返す必要がある。ま
た、出発地や目的地を入力するだけで最寄り駅周辺の地
図を表示するよう構成されていない。

【００１０】また、インターネットに接続して地図情報
や経路情報サービスを受けることができる携帯電話機も
提案されているが、必ず、インターネットに接続しなく
てはならず、インターネットに接続できない状況ではサ
ービスを受けることができないという問題がある。

【００１１】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、大規模な地図記憶媒体及びＧＰＳ受
信機の使用を不要にして、ネットワークと接続可能な小
型携帯端末に適用することにより、今から利用する予定
の交通機関の乗り換え駅周辺の地図を予めネットワーク
の地図サーバから取得して記憶し、必要に応じ任意の場
所で、乗り換え駅周辺の地図を表示しながら交通機関を
利用することができる地図表示端末及び方法並びにこれ
に利用される記憶媒体を提供する。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明は、地図の表示指
示、出発地、目的地及び出発時間または到着時間を含む
各種指示情報を入力する入力部と、画面を有する表示部
と、入力された指示情報に関連する交通機関名やその乗
り換え駅名を表示部の画面に表示する表示制御部と、表
示された交通機関名及びその乗り換え駅名を選択する選
択部と、各種交通機関の各駅の位置情報を記憶する位置
情報記憶部と、選択された乗り換え駅名の位置情報を位
置情報記憶部から検索する検索部と、ネットワークの地
図サーバと接続する通信部と、通信部を介して地図サー
バから該位置情報に対応する駅周辺の地図情報を取得す
る取得部と、取得した地図情報を駅名と対応させて記憶
する取得情報記憶部とを備え、表示制御部は、選択され
た乗り換え駅周辺の地図を表示部の画面に表示すること
を特徴とする地図表示端末である。

【００１３】本発明によれば、大規模な地図記憶媒体及
びＧＰＳ受信機の使用を不要にして、ネットワークと接
続可能な小型携帯端末に適用することにより、今から利
用する予定の交通機関の乗り換え駅周辺の地図を予めネ
ットワークの地図サーバから取得して記憶し、必要に応
じ任意の場所で、乗り換え駅周辺の地図を表示しながら
交通機関を利用することができる。よって、ユーザは、
全くの初めての土地に行く場合でも、利用する交通機関
と乗り換え駅がわかり、その発駅、着駅に到達した時点
で、必ずネットワークと接続しなくても、乗り換え駅周
辺の地図を表示することができるので、次の乗り換え駅
でも迷わずに乗ることができる。

【００１４】各種交通機関名及各駅名を文字コードで記
憶した交通情報記憶部をさらに備え、前記検索部は、入
力部により入力された出発地から目的地までの交通機関
名及びその乗り換え駅名を交通情報記憶部から検索し、
前記表示制御部は、検索された交通機関名やその乗り換
え駅名を選択可能に表示部の画面に表示する構成にして
もよい。この構成によれば、出発地及び目的地を入力す
るだけで交通機関名及び乗り換え駅名が検索されて画面
に表示されるので、ユーザは、今から利用する交通機関
名及びその乗り換え駅名を選択することができる。

【００１５】前記位置情報記憶部は、各種交通機関の各
駅の経度／緯度を示す数値からなる位置情報を記憶する
構成にしてもよい。この構成によれば、交通機関の各駅
の位置情報が経度／緯度で示されるのでＧＰＳ受信機が
不要になる。

【００１６】前記取得部は、入力部から指示情報を受
け、通信部を介しネットワークの地図サーバから乗り換
え駅の時刻表を取得して取得情報記憶部に記憶し、前記
表示制御部は、取得した時刻表から必要な乗り換え時間
を表示部の画面に表示する構成にしてもよい。この構成
によれば、乗り換え駅周辺の地図だけでなく、乗り換え
駅の時刻表から次の乗車時間も確認できるので、ユーザ
は、余裕をもって行動することができる。

【００１７】前記選択部により乗り換え時間が選択され
たとき、選択された乗り換え時間に近くなったか否かを
判定して前以て該乗り換え時間を音で報知する報知部を
さらに備えた構成にしてもよい。この構成によれば、ユ
ーザは、乗り換え時間を忘れていても、乗り換え時間に
近くなったことを音で報知するので、次の乗車時間まで
余裕をもって行動することができる。

【００１８】本発明の別の観点によれば、入力部を用い
て、地図の表示指示、出発地、目的地及び出発時間また
は到着時間を含む各種指示情報を入力し、表示制御部を
用いて、入力された指示情報に関連する交通機関名やそ
の乗り換え駅名を表示部の画面に表示し、選択部を用い
て、表示された交通機関名及びその乗り換え駅名を選択
し、位置情報記憶部を用いて、各種交通機関の各駅の位
置情報を記憶し、検索部を用いて、選択された乗り換え
駅名の位置情報を位置情報記憶部から検索し、通信部を
用いて、ネットワークの地図サーバと接続し、取得部を
用いて、通信部を介して地図サーバから該位置情報に対
応する駅周辺の地図情報を取得し、取得情報記憶部を用
いて、取得した地図情報を駅名と対応させて記憶し、表
示制御部を用いて、選択された乗り換え駅周辺の地図を
表示部の画面に表示することを特徴とする地図表示方法
が提供される。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。

【００２０】図１は本発明の一実施例である地図表示端
末の構成を示すブロック図である。本地図表示端末１０
０は、制御部１、プログラムメモリ２、バッファメモリ
３、入力部４、表示部５、表示制御部６、交通情報記憶
部７、選択部８、位置情報記憶部９、検索部１０、通信
部１１、取得部１２、取得情報記憶部１３、報知部１
４、記憶媒体１５、記憶媒体読取部１６、バス１７など
で構成され、通信部１１を介し、ネットワーク３００に
設けられた地図サーバ２００と情報通信することができ
る。

【００２１】なお、地図サーバ（ホストコンピュータ）
２００は、ネットワーク３００に設けられ、地図表示端
末１００からの送信要求信号に応じて、経度／緯度の位
置情報に対応した全国の各種交通機関の各駅周辺の地
図、時刻表を含む交通機関情報などを送信可能に記憶し
たデータベースを備えている。

【００２２】制御部１は、例えば、コンピュータのＣＰ
ＵやＭＰＵで構成され、プログラムメモリ２または記憶
媒体１５に記憶されている制御プログラムを実行するこ
とによって地図表示装置をバス１７を介して制御する。

【００２３】プログラムメモリ２は、例えば、ＲＯＭ
（Read Only Memory）、ＥＥＰＲＯＭ、ＭＤなどの記憶
媒体で構成され、制御部１が地図表示端末を制御するた
めの制御プログラムを記憶している。

【００２４】バッファメモリ３は、例えば、ＲＡＭ（Ra
mdam Access Memory）、ＥＥＰＲＯＭ、ＭＤなどの記憶
媒体で構成され、制御部１が地図表示端末を制御する際
の各部の入出力情報を一時記憶する。

【００２５】入力部４は、例えば、小型キーボタン、タ
ッチ入力が可能なタッチパネルなどで構成され、制御部
１の制御により、地図の表示指示、出発地、目的地及び
出発時間または到着時間を含む各種指示情報を入力す
る。

【００２６】表示部５は、例えば、ＬＣＤ（液晶ディス
プレイ）、ＰＤ（プラズマ・ディスプレイ）、ＥＬＤ
（エレクトロ・ルミネンス・ディスプレイ）などで構成
され、表示制御部６の制御により、入力された指示情報
に関連する交通機関名と乗り換え駅名、選択部８により
選択された乗り換え駅周辺の地図及び乗り換え駅の時刻
表を画面に表示する。表示制御部６は、例えば、表示制
御プログラムで構成され、表示部５を制御する。

【００２７】交通情報記憶部７は、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯ
Ｍ、フラッシュメモリ、ＭＤなどの記憶媒体で構成さ
れ、交通機関情報として、各種交通機関名及各駅名を文
字コードで記憶している。ネットワークの地図サーバか
ら交通機関情報を取得して記憶してもよい。また、交通
情報記憶部７は、必要な地区だけの交通機関情報を文字
コードで予め記憶するため、メモリ容量を少なくするこ
とができる。

【００２８】選択部８は、小型キーボタン、タッチ入力
が可能なタッチパネルなどで構成され、制御部１の制御
により、表示部５の画面に表示された交通機関名及びそ
の乗り換え駅名を選択したり、表示部５の画面に表示さ
れた時刻表の乗り換え時間を選択する。

【００２９】位置情報記憶部９は、例えば、ＲＯＭ、Ｅ
ＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、ＭＤなどの記憶媒体で
構成され、各種交通機関の各駅の経度／緯度を示す数値
からなる位置情報を記憶している（図２参照）。

【００３０】検索部１０は、例えば、検索プログラムで
構成され、入力部４により入力された出発地から目的地
までの交通機関名及びその乗り換え駅名を交通情報記憶
部７から検索したり、選択部８により選択された乗り換
え駅名の位置情報を位置情報記憶部９から検索する。

【００３１】通信部１１は、例えば、通信電波送受信
機、通信信号変換回路、モデムなどで構成され、制御部
１の制御により、ネットワークの地図サーバと接続して
情報通信する。

【００３２】取得部１２は、例えば、取得プログラムで
構成され、通信部１１を介し、検索部１０により検索さ
れた位置情報に対応する駅周辺の地図情報をネットワー
ク３００の地図サーバ２００から取得したり、入力部４
の指示情報に基づいて通信部１１を介し、地図サーバ２
００から乗り換え駅の時刻表を取得する。

【００３３】また、取得部１２は、検索された位置情報
に対応する駅周辺の地図情報や時刻表をネットワーク３
００の地図サーバ２００から取得するとき、同じ地図情
報や時刻表が取得情報記憶部１３に記憶されているか予
め検索し、同じ地図情報や時刻表があれば、ネットワー
ク３００の地図サーバ２００から取得しないで、取得情
報記憶部１３から読み出すよう構成されている。

【００３４】取得情報記憶部１３は、ＲＡＭ、ＥＥＰＲ
ＯＭ、フラッシュメモリ、ＭＤなどの記憶媒体で構成さ
れ、取得部１２により取得された駅周辺の地図情報を駅
名（位置情報）と対応させて記憶したり、乗り換え駅の
時刻表を記憶する。また、取得情報記憶部１３は、取得
した必要な地図情報及び時刻表を記憶するため、メモリ
容量を少なくすることができる。

【００３５】報知部１４は、例えば、カウンタ、比較回
路、判定回路、Ｄ／Ａ変換回路、ブザー、マイクロフォ
ンなどで構成され、選択部８により乗り換え時間が選択
されたとき、選択された乗り換え時間に近くなったか否
かを判定して前以て該乗り換え時間を音で報知する。

【００３６】記憶媒体１５は、ＲＡＭ、ＥＥＰＲＯＭ、
フラッシュメモリ、ＭＤなどで構成され、制御プログラ
ムを記憶する補助記憶媒体として使用する。記憶媒体読
取部１６は、記憶媒体１５の書き込み／読み出しを行
う。

【００３７】また、記憶媒体１５に、入力部４を用い
て、地図の表示指示、出発地、目的地及び出発時間また
は到着時間を含む各種指示情報を入力する機能と、表示
制御部６を用いて、入力された指示情報に関連する交通
機関名やその乗り換え駅名を表示部５の画面に表示する
機能と、選択部８を用いて、表示された交通機関名及び
その乗り換え駅名を選択する機能と、位置情報記憶部９
を用いて、各種交通機関の各駅の位置情報を予め記憶す
る機能と、検索部１０を用いて、選択された乗り換え駅
名の位置情報を位置情報記憶部９から検索する機能と、
通信部１１を用いて、ネットワーク３００の地図サーバ
２００と接続する機能と、取得部１２を用いて、通信部
１１を介して地図サーバから該位置情報に対応する駅周
辺の地図情報を取得する機能と、取得情報記憶部１３を
用いて、取得した地図情報を駅名と対応させて記憶し、
表示制御部６を用いて、選択された乗り換え駅周辺の地
図を表示部５の画面に表示する機能機能とを制御部１の
コンピュータに実行させる地図表示プログラムを記憶し
てもよい。

【００３８】よって、記憶媒体読取部１６により、記憶
媒体１５に記憶された地図表示プログラムを読み出し、
制御部１に送出することにより、本発明の地図表示端末
を実現することができる。

【００３９】また、地図や時刻表などの各種情報を含む
地図表示プログラムは、通信部１１を介し、ネットワー
ク３００に接続された地図サーバ２００から得られるも
のでもよい。また、地図や時刻表等の各種情報のみを通
信部１１を介して地図サーバ２００から取得するもので
あってもよい。

【００４０】図２は本実施例による位置情報記憶部の記
憶例を示す図である。図２に示すように、位置情報記憶
部９は、各種交通機関の各駅名とその位置情報の経度／
緯度を示す数値を文字コードで記憶するため、メモリ容
量を少なくすることができ、小型ＰＤＡ端末や携帯電話
機であっても、全国の各駅の位置情報を記憶することが
できる。また、これによりＧＰＳ受信機が不要になる。

【００４１】図３は本実施例による地図表示処理の手順
を示すフローチャートである。図３において、制御部１
の制御により地図表示処理が実行される。 Ｓ１：地図の表示指示、出発地、目的地及び出発時間ま
たは到着時間を含む各種指示情報が入力部４から入力さ
れたか否かを判定する。そうでないならば、入力指示待
ち状態になる。 Ｓ２：そうならば、入力部４により入力された出発地、
目的地に関連する交通機関名、出発駅・目的駅を含む乗
り換え駅名を交通情報記憶部７から検索する。

【００４２】Ｓ３：検索された交通機関名、出発駅・目
的駅を含む乗り換え駅名を表示部５の画面に表示する。 Ｓ４：表示された交通機関名及び出発駅・目的駅を含む
乗り換え駅名から目的の乗り換え駅が選択部８により選
択された否かを判定する。そうでないならば、選択指示
待ち状態になる。

【００４３】Ｓ５：そうならば、選択された出発駅・目
的駅を含む乗り換え駅名の位置情報を位置情報記憶部９
から検索する。 Ｓ６：選択された乗り換え駅名の地図情報が取得情報記
憶部１３に記憶されているか否かを判定する。そうなら
ば、Ｓ８に進む。

【００４４】Ｓ７：そうでないならば、通信部１１を介
し、ネットワーク３００の地図サーバ２００から乗り換
え駅の位置情報に対応する駅周辺の地図情報を取得し、
取得情報記憶部１３に記憶する。 Ｓ８：取得情報記憶部１３から乗り換え駅周辺の地図を
読み出し表示部５の画面に表示する。

【００４５】図４は本実施例による時刻表表示処理の手
順を示すフローチャートである。図４において、図４に
おいて、制御部１の制御により時刻表表示処理が実行さ
れる。 Ｓ１１：選択された乗り換え駅の時刻表の表示指示が入
力部４から入力されたか否かを判定する。そうでないら
ば、入力指示待ち状態になる。 Ｓ１２：そうならば、乗り換え駅の時刻表が取得情報記
憶部１３に記憶されているか否かを判定する。そうなら
ば、Ｓ１４に進む。

【００４６】Ｓ１３：そうでないならば、通信部１１を
介し、ネットワーク３００の地図サーバ２００から乗り
換え駅の時刻表を取得し、取得情報記憶部１３に記憶す
る。 Ｓ１４：取得した時刻表から路線の発駅、着駅、発車時
間、到着時間を画面に表示する（図５参照）。 Ｓ１５：選択部８により乗り換え時間（発車時間）が選
択されたか否かを判定する。そうでないらば、選択指示
待ち状態になる。

【００４７】Ｓ１６：そうならば、選択された乗り換え
時間をカウントする。 Ｓ１７：選択された乗り換え時間に近くなったか否かを
判定する。そうでないないらば、Ｓ１６に戻る。 Ｓ１８：そうならば、前以て乗り換え時間を音（アラー
ム音、音声）で報知する。

【００４８】図５は本実施例による乗り換え駅の時刻表
の表示例を示す図である。図５に示すように、ユーザ
は、今から利用する予定の交通機関の発駅、着駅周辺の
地図だけでなく、要求に応じて発時刻、着時刻が検索さ
れて表示部の画面に表示される。これにより、降車また
は乗車時間を指定すれば、実際に交通機関で乗り換えす
る時刻が近づくと音で報知することができる。

【００４９】

【発明の効果】本発明によれば、大規模な地図記憶媒体
及びＧＰＳ受信機の使用を不要にして、ネットワークと
接続可能な小型携帯端末に適用することにより、今から
利用する予定の交通機関の乗り換え駅周辺の地図を予め
ネットワークの地図サーバから取得して記憶し、必要に
応じ任意の場所で、乗り換え駅周辺の地図を表示しなが
ら交通機関を利用することができる。よって、ユーザ
は、全くの初めての土地に行く場合でも、利用する交通
機関と乗り換え駅がわかり、その発駅、着駅に到達した
時点で、必ずネットワークと接続しなくても、乗り換え
駅周辺の地図を表示することができるので、次の乗り換
え駅でも迷わずに乗ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例である地図表示端末の構成を
示すブロック図である。

【図２】本実施例による位置情報記憶部の記憶例を示す
図である。

【図３】本実施例による地図表示処理の手順を示すフロ
ーチャートである。

【図４】本実施例による時刻表表示処理の手順を示すフ
ローチャートである。

【図５】本実施例による乗り換え駅の時刻表の表示例を
示す図である。

【符号の説明】

１００ 地図表示端末 １ 制御部 ２ プログラムメモリ ３ バッファメモリ ４ 入力部 ５ 表示部 ６ 表示制御部 ７ 交通情報記憶部 ８ 選択部 ９ 位置情報記憶部 １０ 検索部 １１ 通信部 １２ 取得部 １３ 取得情報記憶部 １４ 報知部 １５ 記憶媒体 １６ 記憶媒体読取部 １７ バス ２００ 地図サーバ ３００ ネットワーク

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０８Ｇ 1/005 Ｇ０８Ｇ 1/005 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ａ Ｆ Ｆターム(参考） 2C032 HB02 HB25 HC11 HC14 HC27 HC31 HD16 2F029 AA07 AB05 AC02 AC06 AC09 AC14 AC17 AC18 AC20 5B049 CC02 CC31 DD05 EE01 EE05 EE07 FF04 FF09 GG06 GG07 5B075 KK07 ND03 ND06 ND20 ND22 PP03 PP13 PP30 PQ02 UU14 5H180 AA21 BB05 BB15 FF05 FF13 FF22 FF25 FF33

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 地図の表示指示、出発地、目的地及び出
   発時間または到着時間を含む各種指示情報を入力する入
   力部と、画面を有する表示部と、入力された指示情報に
   関連する交通機関名やその乗り換え駅名を表示部の画面
   に表示する表示制御部と、表示された交通機関名及びそ
   の乗り換え駅名を選択する選択部と、各種交通機関の各
   駅の位置情報を記憶する位置情報記憶部と、選択された
   乗り換え駅名の位置情報を位置情報記憶部から検索する
   検索部と、ネットワークの地図サーバと接続する通信部
   と、通信部を介して地図サーバから該位置情報に対応す
   る駅周辺の地図情報を取得する取得部と、取得した地図
   情報を駅名と対応させて記憶する取得情報記憶部とを備
   え、表示制御部は、選択された乗り換え駅周辺の地図を
   表示部の画面に表示することを特徴とする地図表示端
   末。
2. 【請求項２】 各種交通機関名及各駅名を文字コードで
   記憶した交通情報記憶部をさらに備え、前記検索部は、
   入力部により入力された出発地から目的地までの交通機
   関名及びその乗り換え駅名を交通情報記憶部から検索
   し、前記表示制御部は、検索された交通機関名やその乗
   り換え駅名を選択可能に表示部の画面に表示することを
   特徴とする請求項１記載の地図表示端末。
3. 【請求項３】 前記位置情報記憶部は、各種交通機関の
   各駅の経度／緯度を示す数値からなる位置情報を記憶す
   ることを特徴とする請求項１記載の地図表示端末。
4. 【請求項４】 前記取得部は、入力部から指示情報を受
   け、通信部を介しネットワークの地図サーバから乗り換
   え駅の時刻表を取得して取得情報記憶部に記憶し、前記
   表示制御部は、取得した時刻表から必要な乗り換え時間
   を表示部の画面に表示することを特徴とする請求項１記
   載の地図表示端末。
5. 【請求項５】 前記選択部により乗り換え時間が選択さ
   れたとき、選択された乗り換え時間に近くなったか否か
   を判定して前以て該乗り換え時間を音で報知する報知部
   をさらに備えたことを特徴とする請求項４記載の地図表
   示端末。
6. 【請求項６】 入力部を用いて、地図の表示指示、出発
   地、目的地及び出発時間または到着時間を含む各種指示
   情報を入力し、表示制御部を用いて、入力された指示情
   報に関連する交通機関名やその乗り換え駅名を表示部の
   画面に表示し、選択部を用いて、表示された交通機関名
   及びその乗り換え駅名を選択し、位置情報記憶部を用い
   て、各種交通機関の各駅の位置情報を予め記憶し、検索
   部を用いて、選択された乗り換え駅名の位置情報を位置
   情報記憶部から検索し、通信部を用いて、ネットワーク
   の地図サーバと接続し、取得部を用いて、通信部を介し
   て地図サーバから該位置情報に対応する駅周辺の地図情
   報を取得し、取得情報記憶部を用いて、取得した地図情
   報を駅名と対応させて記憶し、表示制御部を用いて、選
   択された乗り換え駅周辺の地図を表示部の画面に表示す
   ることを特徴とする地図表示方法。
7. 【請求項７】 地図表示携帯端末に利用される記憶媒体
   であって、入力部を用いて、地図の表示指示、出発地、
   目的地及び出発時間または到着時間を含む各種指示情報
   を入力する機能と、表示制御部を用いて、入力された指
   示情報に関連する交通機関名やその乗り換え駅名を表示
   部の画面に表示する機能と、選択部を用いて、表示され
   た交通機関名及びその乗り換え駅名を選択する機能と、
   位置情報記憶部を用いて、各種交通機関の各駅の位置情
   報を予め記憶する機能と、検索部を用いて、選択された
   乗り換え駅名の位置情報を位置情報記憶部から検索する
   機能と、通信部を用いて、ネットワークの地図サーバと
   接続する機能と、取得部を用いて、通信部を介して地図
   サーバから該位置情報に対応する駅周辺の地図情報を取
   得する機能と、取得情報記憶部を用いて、取得した地図
   情報を駅名と対応させて記憶し、表示制御部を用いて、
   選択された乗り換え駅周辺の地図を表示部の画面に表示
   する機能とをコンピュータに実行させる地図表示プログ
   ラムを記憶した記憶媒体。