JP2002108861A - 文書作成方法、装置、文書作成プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
文書作成方法、装置、文書作成プログラムを記録した記録媒体Info
- Publication number
- JP2002108861A JP2002108861A JP2000304847A JP2000304847A JP2002108861A JP 2002108861 A JP2002108861 A JP 2002108861A JP 2000304847 A JP2000304847 A JP 2000304847A JP 2000304847 A JP2000304847 A JP 2000304847A JP 2002108861 A JP2002108861 A JP 2002108861A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者が表現しようとしている内容が過不足
なく表現され、正確かつ自然な表現で目的言語の文書を
作成する。 【解決手段】 翻訳ユニット検索要求が入力部1から入
力されると、翻訳ユニット検索部12は翻訳ユニット格
納部11から検索キーに類似した翻訳ユニットを検索
し、翻訳ユニット制御部15へ送る。翻訳ユニット制御
部15は翻訳ユニットを表示部6に表示する。次に、表
示部6に表示された翻訳ユニットの中から翻訳ユニット
TUの選択指示と翻訳ユニットTUの原言語の表現TU
Sの位置LSが使用者によって入力部1から指定される
と、原言語文書編集部3は、翻訳ユニット制御部15か
ら翻訳ユニットTUの原言語の表現TUSを受け取り、
それを原言語の文書DSの指定された位置LSに配置す
る。同様にして、翻訳ユニットTUの目的言語表現TU
Tが目的言語の文書DTの指定された位置LT(=L
S)に配置される。
なく表現され、正確かつ自然な表現で目的言語の文書を
作成する。 【解決手段】 翻訳ユニット検索要求が入力部1から入
力されると、翻訳ユニット検索部12は翻訳ユニット格
納部11から検索キーに類似した翻訳ユニットを検索
し、翻訳ユニット制御部15へ送る。翻訳ユニット制御
部15は翻訳ユニットを表示部6に表示する。次に、表
示部6に表示された翻訳ユニットの中から翻訳ユニット
TUの選択指示と翻訳ユニットTUの原言語の表現TU
Sの位置LSが使用者によって入力部1から指定される
と、原言語文書編集部3は、翻訳ユニット制御部15か
ら翻訳ユニットTUの原言語の表現TUSを受け取り、
それを原言語の文書DSの指定された位置LSに配置す
る。同様にして、翻訳ユニットTUの目的言語表現TU
Tが目的言語の文書DTの指定された位置LT(=L
S)に配置される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原言語の文書を翻
訳することによって等価な目的言語の文書を自動的に作
成する装置に関するものである。
訳することによって等価な目的言語の文書を自動的に作
成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の機械翻訳装置により原言語の文書
を目的言語に翻訳すると、生成された目的言語の文書は
原言語の文書と意味的に等価ではなかったり、意味は通
じたとしても目的言語を母国語とする人々にとっては不
自然な言い回しの文書が生成されるために、人間による
目的言語の文書の修正が必要となり、時間と費用がかか
るという問題があった。
を目的言語に翻訳すると、生成された目的言語の文書は
原言語の文書と意味的に等価ではなかったり、意味は通
じたとしても目的言語を母国語とする人々にとっては不
自然な言い回しの文書が生成されるために、人間による
目的言語の文書の修正が必要となり、時間と費用がかか
るという問題があった。
【0003】そのため、あらかじめ決められた定型的な
文書の翻訳を行う方法が提案されている(斎藤、富田:
「外国語手紙文の自動作成について」,自然言語処理シ
ンポジウム,P97−P106,昭和59年11月)。
この方法では、原言語の文書とその対訳の目的言語の文
書が用意されている。使用者は用意された原言語の文書
の中から表現しようとしている内容に最も類似している
原言語の文書を選択し、必要に応じて原言語の文書中の
書き換え可能部分の語句を使用者が書き換えることによ
って、原言語の文書を作成する。書き換えられた語句は
機械翻訳装置によって目的言語の表現に自動的に翻訳さ
れ、対訳の目的言語の文書に反映される。ここで、機械
翻訳装置によって翻訳される語句は1語から数語の短い
語句であるため、機械翻訳装置による訳語句で元の自然
言語の一部を書き換えても自然な言い回しの目的言語の
文書が作成される。
文書の翻訳を行う方法が提案されている(斎藤、富田:
「外国語手紙文の自動作成について」,自然言語処理シ
ンポジウム,P97−P106,昭和59年11月)。
この方法では、原言語の文書とその対訳の目的言語の文
書が用意されている。使用者は用意された原言語の文書
の中から表現しようとしている内容に最も類似している
原言語の文書を選択し、必要に応じて原言語の文書中の
書き換え可能部分の語句を使用者が書き換えることによ
って、原言語の文書を作成する。書き換えられた語句は
機械翻訳装置によって目的言語の表現に自動的に翻訳さ
れ、対訳の目的言語の文書に反映される。ここで、機械
翻訳装置によって翻訳される語句は1語から数語の短い
語句であるため、機械翻訳装置による訳語句で元の自然
言語の一部を書き換えても自然な言い回しの目的言語の
文書が作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、あらかじめ用意された文書の中から使用者が表現し
ようとしている内容に最も近い文書を選択するので、あ
らかじめ用意された文書しか作成することはできず、そ
のため、用意された文書の中には使用者が表現したいと
思う内容が含まれていなかったり、表現しようとしてい
ない内容が文書に存在する場合には、使用者は所望の目
的言語の文書を作成できないという問題がある。
は、あらかじめ用意された文書の中から使用者が表現し
ようとしている内容に最も近い文書を選択するので、あ
らかじめ用意された文書しか作成することはできず、そ
のため、用意された文書の中には使用者が表現したいと
思う内容が含まれていなかったり、表現しようとしてい
ない内容が文書に存在する場合には、使用者は所望の目
的言語の文書を作成できないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、使用者が表現しようとし
ている内容を過不足なく、正確かつ自然な表現で表現す
る目的言語の文書を効率的に作成する文書作成方法、装
置、および文書作成プログラムを記録した記録媒体を提
供することにある。
ている内容を過不足なく、正確かつ自然な表現で表現す
る目的言語の文書を効率的に作成する文書作成方法、装
置、および文書作成プログラムを記録した記録媒体を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の文書作成方法
は、翻訳ユニットを複数納めた翻訳ユニット格納部の翻
訳ユニットの原言語の表現を使用者に提示する段階と、
使用者が選択した翻訳ユニットの原言語の表現を原言語
の文書内で使用者が指定した位置に配置することによっ
て原言語の文書を作成する段階と、翻訳ユニットの原言
語の表現が原言語文書内で配置された位置に相当する目
的言語文書の位置に、選択された翻訳ユニットの目的言
語の表現を配置する段階を有する。
は、翻訳ユニットを複数納めた翻訳ユニット格納部の翻
訳ユニットの原言語の表現を使用者に提示する段階と、
使用者が選択した翻訳ユニットの原言語の表現を原言語
の文書内で使用者が指定した位置に配置することによっ
て原言語の文書を作成する段階と、翻訳ユニットの原言
語の表現が原言語文書内で配置された位置に相当する目
的言語文書の位置に、選択された翻訳ユニットの目的言
語の表現を配置する段階を有する。
【0007】目的言語の表現があらかじめ用意されてい
る原言語の表現を複数組み合せて原言語の文書を作成す
ることにより、使用者は表現しようとしている内容の原
言語の文書を作成することができ、原言語の表現と目的
言語の表現の対応関係に基づいて自動的に所望の目的言
語の文書を作成することができる。
る原言語の表現を複数組み合せて原言語の文書を作成す
ることにより、使用者は表現しようとしている内容の原
言語の文書を作成することができ、原言語の表現と目的
言語の表現の対応関係に基づいて自動的に所望の目的言
語の文書を作成することができる。
【0008】本発明の実施態様によれば、原語の表現を
使用者に提示する段階は、使用者が原言語で入力した表
現に類似した原言語の表現を持つ翻訳ユニットを検索
し、翻訳ユニットの選択履歴を調べることによって、そ
れまでに選択された翻訳ユニットに関連する翻訳ユニッ
トを優先的に提示する。
使用者に提示する段階は、使用者が原言語で入力した表
現に類似した原言語の表現を持つ翻訳ユニットを検索
し、翻訳ユニットの選択履歴を調べることによって、そ
れまでに選択された翻訳ユニットに関連する翻訳ユニッ
トを優先的に提示する。
【0009】使用者が原言語で入力した表現に類似した
原言語の表現を持つ翻訳ユニットを翻訳ユニット格納部
から検索して使用者に提示することによって、使用者は
効率的に翻訳ユニットを選択することができる。さら
に、翻訳ユニットの選択履歴を参照することによって、
それまでに選択された翻訳ユニットに関連する翻訳ユニ
ットを優先的に提示することによって、使用者が所望の
翻訳ユニットを発見するのにかかる時間を短縮すること
ができる。
原言語の表現を持つ翻訳ユニットを翻訳ユニット格納部
から検索して使用者に提示することによって、使用者は
効率的に翻訳ユニットを選択することができる。さら
に、翻訳ユニットの選択履歴を参照することによって、
それまでに選択された翻訳ユニットに関連する翻訳ユニ
ットを優先的に提示することによって、使用者が所望の
翻訳ユニットを発見するのにかかる時間を短縮すること
ができる。
【0010】本発明の実施態様によれば、翻訳ユニット
に使用者が語句を指定できる部分が存在する場合、使用
者が指定する原言語の語句を機械翻訳装置によって目的
言語の語句に翻訳して、翻訳ユニットの目的言語表現の
使用者指定部分に機械翻訳装置による訳語句を当てる。
に使用者が語句を指定できる部分が存在する場合、使用
者が指定する原言語の語句を機械翻訳装置によって目的
言語の語句に翻訳して、翻訳ユニットの目的言語表現の
使用者指定部分に機械翻訳装置による訳語句を当てる。
【0011】翻訳ユニットの原言語の使用者指定部分に
は使用者が自由に原言語の語句を指定できるため、より
多様な表現を用いて文書を作成することによって、使用
者が表現しようとしている内容を文書に反映しやすくな
る。
は使用者が自由に原言語の語句を指定できるため、より
多様な表現を用いて文書を作成することによって、使用
者が表現しようとしている内容を文書に反映しやすくな
る。
【0012】本発明の実施態様によれば、翻訳ユニット
の選択履歴を調べ、関連する翻訳ユニットの使用者指定
部分に指定された語句を新たに選択された翻訳ユニット
中の使用者指定部分にあらかじめ表示する。
の選択履歴を調べ、関連する翻訳ユニットの使用者指定
部分に指定された語句を新たに選択された翻訳ユニット
中の使用者指定部分にあらかじめ表示する。
【0013】翻訳ユニットの選択履歴を調べ、関連する
翻訳ユニットの使用者指定部分に指定された語句を自動
的に既定値として設定することによって、使用者が既に
入力した語句を再度指定する負荷を軽減することができ
る。
翻訳ユニットの使用者指定部分に指定された語句を自動
的に既定値として設定することによって、使用者が既に
入力した語句を再度指定する負荷を軽減することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の一実施形態の
文書作成装置は、使用者の編集指示を取得する入力部1
と、入力部1で取得された編集指示を各部に伝達する編
集操作制御部2と、編集操作制御部2から伝達された編
集指示を取得して原言語文書を編集する原言語文書編集
部3と、原言語文書を目的言語に翻訳する翻訳部4と、
翻訳部4からの原言語表現の翻訳結果と編集操作制御部
2による編集指示に基づいて目的言語文書を編集する目
的言語文書編集部5と、翻訳ユニット、原言語文書、目
的言語文書などを表示する表示部6から構成されてい
る。
文書作成装置は、使用者の編集指示を取得する入力部1
と、入力部1で取得された編集指示を各部に伝達する編
集操作制御部2と、編集操作制御部2から伝達された編
集指示を取得して原言語文書を編集する原言語文書編集
部3と、原言語文書を目的言語に翻訳する翻訳部4と、
翻訳部4からの原言語表現の翻訳結果と編集操作制御部
2による編集指示に基づいて目的言語文書を編集する目
的言語文書編集部5と、翻訳ユニット、原言語文書、目
的言語文書などを表示する表示部6から構成されてい
る。
【0016】翻訳部4は、翻訳ユニットを格納する翻訳
ユニット格納部11と、翻訳ユニット格納部11に格納
されている翻訳ユニットの検索を行う翻訳ユニット検索
部12と、翻訳ユニットの編集履歴を保持する翻訳ユニ
ット編集履歴格納部13と、翻訳ユニット中の使用者指
定部分に指定された語句を翻訳する機械翻訳部14と、
編集操作制御部2からの指示に基づいて翻訳ユニットの
制御を行う翻訳ユニット制御部15から構成されてい
る。
ユニット格納部11と、翻訳ユニット格納部11に格納
されている翻訳ユニットの検索を行う翻訳ユニット検索
部12と、翻訳ユニットの編集履歴を保持する翻訳ユニ
ット編集履歴格納部13と、翻訳ユニット中の使用者指
定部分に指定された語句を翻訳する機械翻訳部14と、
編集操作制御部2からの指示に基づいて翻訳ユニットの
制御を行う翻訳ユニット制御部15から構成されてい
る。
【0017】次に、以上のように構成された文書作成装
置の動作を説明する。ただし、ここでは、翻訳ユニット
と翻訳ユニット編集履歴はそれぞれ図4、図5のように
構成されるものとする。
置の動作を説明する。ただし、ここでは、翻訳ユニット
と翻訳ユニット編集履歴はそれぞれ図4、図5のように
構成されるものとする。
【0018】翻訳ユニットは翻訳ユニットIDと、原言
語と、その目的言語と、関連する他の翻訳ユニットであ
る関連翻訳ユニットと、関連使用者指定部からなる。原
言語、目的言語中のカッコの部分が使用者指定部であ
る。翻訳ユニットTU1の関連使用指定部:[2]−T
U4[1]は、使用者指定部[2]が翻訳ユニットTU
4の使用者指定部[1]と関連していることを示してい
る。翻訳ユニットTU4についても同様である。
語と、その目的言語と、関連する他の翻訳ユニットであ
る関連翻訳ユニットと、関連使用者指定部からなる。原
言語、目的言語中のカッコの部分が使用者指定部であ
る。翻訳ユニットTU1の関連使用指定部:[2]−T
U4[1]は、使用者指定部[2]が翻訳ユニットTU
4の使用者指定部[1]と関連していることを示してい
る。翻訳ユニットTU4についても同様である。
【0019】翻訳ユニット編集履歴は履歴IDと翻訳ユ
ニットIDと使用者指定部と原言語文書内の位置と目的
言語文書内の位置からなる。
ニットIDと使用者指定部と原言語文書内の位置と目的
言語文書内の位置からなる。
【0020】翻訳ユニットの一覧から翻訳ユニットを選
択して翻訳ユニットを決定するという指示が使用者から
入力部1に与えられた場合、編集操作制御部2は入力部
1からその指示を受けて、翻訳ユニット制御部15に翻
訳ユニット一覧要求を送る。
択して翻訳ユニットを決定するという指示が使用者から
入力部1に与えられた場合、編集操作制御部2は入力部
1からその指示を受けて、翻訳ユニット制御部15に翻
訳ユニット一覧要求を送る。
【0021】一方、使用者が指定した検索キーに類似し
た翻訳ユニットを検索する翻訳ユニット検索要求が入力
部1において発せられた場合には、翻訳ユニット検索要
求と検索キーは編集操作制御部2、翻訳ユニット制御部
15を経て翻訳ユニット検索部12へ送られる。翻訳ユ
ニット検索部12は翻訳ユニット格納部11から検索キ
ーに類似した翻訳ユニットを検索し、翻訳ユニット制御
部15へ送る。
た翻訳ユニットを検索する翻訳ユニット検索要求が入力
部1において発せられた場合には、翻訳ユニット検索要
求と検索キーは編集操作制御部2、翻訳ユニット制御部
15を経て翻訳ユニット検索部12へ送られる。翻訳ユ
ニット検索部12は翻訳ユニット格納部11から検索キ
ーに類似した翻訳ユニットを検索し、翻訳ユニット制御
部15へ送る。
【0022】すると、翻訳ユニット一覧要求は翻訳ユニ
ット検索部12に送られ、翻訳ユニット検索部12は翻
訳ユニット格納部11から翻訳ユニットを取得し、それ
らを表示部6へ伝達すると使用者に翻訳ユニットが提示
される。
ット検索部12に送られ、翻訳ユニット検索部12は翻
訳ユニット格納部11から翻訳ユニットを取得し、それ
らを表示部6へ伝達すると使用者に翻訳ユニットが提示
される。
【0023】提示された翻訳ユニットの中から翻訳ユニ
ットTUの選択指示が使用者から入力部1に与えられる
と、その指示は入力部1から編集操作制御部2へと伝達
され、編集操作制御部2は翻訳ユニット制御部15に対
して翻訳ユニットTUの選択指示を発する。翻訳ユニッ
トTUに使用者指定部分がある場合、続いて使用者は入
力部1において翻訳ユニットの使用者指定部分に当ては
まる語句PSを入力する。入力部1において入力された
語句PSは編集操作制御部2を経て翻訳ユニット制御部
15に渡され、翻訳ユニットTUの原言語の表現TUS
の所定の位置に語句PSが埋め込まれる。このとき、翻
訳ユニット制御部15は機械翻訳部14に対して語句P
Sを目的言語に翻訳する要求を発する。機械翻訳部14
は語句PSを目的言語の語句PTに翻訳し、訳語句PT
を翻訳ユニット制御部15に返す。翻訳ユニット制御部
15では翻訳ユニットTUの目的言語の表現TUTの所
定の位置に目的言語の語句PTを埋め込む。
ットTUの選択指示が使用者から入力部1に与えられる
と、その指示は入力部1から編集操作制御部2へと伝達
され、編集操作制御部2は翻訳ユニット制御部15に対
して翻訳ユニットTUの選択指示を発する。翻訳ユニッ
トTUに使用者指定部分がある場合、続いて使用者は入
力部1において翻訳ユニットの使用者指定部分に当ては
まる語句PSを入力する。入力部1において入力された
語句PSは編集操作制御部2を経て翻訳ユニット制御部
15に渡され、翻訳ユニットTUの原言語の表現TUS
の所定の位置に語句PSが埋め込まれる。このとき、翻
訳ユニット制御部15は機械翻訳部14に対して語句P
Sを目的言語に翻訳する要求を発する。機械翻訳部14
は語句PSを目的言語の語句PTに翻訳し、訳語句PT
を翻訳ユニット制御部15に返す。翻訳ユニット制御部
15では翻訳ユニットTUの目的言語の表現TUTの所
定の位置に目的言語の語句PTを埋め込む。
【0024】次に、原言語の文書内に配置される翻訳ユ
ニットTUの原言語の表現TUSの位置が決定される。
入力部1において翻訳ユニットTUの原言語の表現TU
Sの位置LSが使用者によって指定されると、その位置
情報LSは編集操作制御部2を経て原言語文書編集部3
に渡される。原言語文書編集部3は、翻訳ユニット制御
部15から翻訳ユニットTUの原言語の表現TUSを受
け取り、それを原言語の文書DSの指定された位置LS
に配置する。
ニットTUの原言語の表現TUSの位置が決定される。
入力部1において翻訳ユニットTUの原言語の表現TU
Sの位置LSが使用者によって指定されると、その位置
情報LSは編集操作制御部2を経て原言語文書編集部3
に渡される。原言語文書編集部3は、翻訳ユニット制御
部15から翻訳ユニットTUの原言語の表現TUSを受
け取り、それを原言語の文書DSの指定された位置LS
に配置する。
【0025】一方、翻訳ユニットTUの目的言語の表現
TUTと位置情報LSは翻訳ユニット制御部15から目
的言語文書編集部5に渡される。目的言語文書編集部5
では翻訳ユニットTUの目的言語表現TUTを目的言語
の文書DTの指定された位置LT(=LS)に配置す
る。
TUTと位置情報LSは翻訳ユニット制御部15から目
的言語文書編集部5に渡される。目的言語文書編集部5
では翻訳ユニットTUの目的言語表現TUTを目的言語
の文書DTの指定された位置LT(=LS)に配置す
る。
【0026】そして、翻訳ユニット制御部15は、選択
された翻訳ユニットのID、上記の編集作業の内容を翻
訳ユニット編集履歴格納部13に格納する。
された翻訳ユニットのID、上記の編集作業の内容を翻
訳ユニット編集履歴格納部13に格納する。
【0027】翻訳ユニット選択段階において、それまで
に編集した翻訳ユニットの履歴を利用して翻訳ユニット
の一覧を提示する場合には、翻訳ユニット検索部12は
図2のような処理手順で翻訳ユニットを提示する優先度
を決定する。
に編集した翻訳ユニットの履歴を利用して翻訳ユニット
の一覧を提示する場合には、翻訳ユニット検索部12は
図2のような処理手順で翻訳ユニットを提示する優先度
を決定する。
【0028】まず、ステップ21で全翻訳ユニットの優
先度を0に初期化する。次に、ステップ22では翻訳ユ
ニット検索部12は翻訳ユニット編集履歴格納部13か
ら翻訳ユニット編集履歴を取得する。そして、翻訳ユニ
ット編集履歴中の各翻訳ユニットについて、ステップ2
3でその翻訳ユニットの関連翻訳ユニットの優先度を1
増加させる。翻訳ユニット編集履歴の全ての翻訳ユニッ
トについてステップ23を実行した後に、ステップ24
では翻訳ユニット編集履歴に存在する翻訳ユニットの優
先度を0にする。そして、ステップ25では全翻訳ユニ
ットを優先度順にソートする。このようにして得られた
翻訳ユニットの順で翻訳ユニットを使用者に提示する。
なお、ステップ24で既に編集された翻訳ユニットの優
先度を0としているのは、過去に使用された翻訳ユニッ
トの優先度を下げることによって、新しい翻訳ユニット
を選択しやすくするためである。
先度を0に初期化する。次に、ステップ22では翻訳ユ
ニット検索部12は翻訳ユニット編集履歴格納部13か
ら翻訳ユニット編集履歴を取得する。そして、翻訳ユニ
ット編集履歴中の各翻訳ユニットについて、ステップ2
3でその翻訳ユニットの関連翻訳ユニットの優先度を1
増加させる。翻訳ユニット編集履歴の全ての翻訳ユニッ
トについてステップ23を実行した後に、ステップ24
では翻訳ユニット編集履歴に存在する翻訳ユニットの優
先度を0にする。そして、ステップ25では全翻訳ユニ
ットを優先度順にソートする。このようにして得られた
翻訳ユニットの順で翻訳ユニットを使用者に提示する。
なお、ステップ24で既に編集された翻訳ユニットの優
先度を0としているのは、過去に使用された翻訳ユニッ
トの優先度を下げることによって、新しい翻訳ユニット
を選択しやすくするためである。
【0029】また、翻訳ユニットの使用者指定部分の自
動補完処理は翻訳ユニット制御部15において、図3の
ように行われる。
動補完処理は翻訳ユニット制御部15において、図3の
ように行われる。
【0030】まず、ステップ31として使用者によって
選択された翻訳ユニットに関連使用者指定部があるか調
べる。関連使用者指定部がない場合にはステップ32に
移り、使用者から使用者指定部の語句が入力される。一
方、選択された翻訳ユニットに関連使用者指定部がある
場合には次のようになる。
選択された翻訳ユニットに関連使用者指定部があるか調
べる。関連使用者指定部がない場合にはステップ32に
移り、使用者から使用者指定部の語句が入力される。一
方、選択された翻訳ユニットに関連使用者指定部がある
場合には次のようになる。
【0031】まず、ステップ33において翻訳ユニット
編集履歴格納部13から翻訳ユニット編集履歴を取得す
る。そして、ステップ34で翻訳ユニット編集履歴中の
各翻訳ユニットについて、翻訳ユニットの関連使用者指
定部を調べる。ステップ34では翻訳ユニット編集履歴
中の翻訳ユニットの関連使用者指定部に現在選択されて
いる翻訳ユニットの使用者指定部が指定されているか調
べ、指定されていない場合にはステップ32に移り、使
用者が使用者指定部分を入力する。指定されている場合
にはステップ35において、選択されている翻訳ユニッ
トの使用者指定部分を関連使用者指定部の語句で補完す
る。
編集履歴格納部13から翻訳ユニット編集履歴を取得す
る。そして、ステップ34で翻訳ユニット編集履歴中の
各翻訳ユニットについて、翻訳ユニットの関連使用者指
定部を調べる。ステップ34では翻訳ユニット編集履歴
中の翻訳ユニットの関連使用者指定部に現在選択されて
いる翻訳ユニットの使用者指定部が指定されているか調
べ、指定されていない場合にはステップ32に移り、使
用者が使用者指定部分を入力する。指定されている場合
にはステップ35において、選択されている翻訳ユニッ
トの使用者指定部分を関連使用者指定部の語句で補完す
る。
【0032】以上のような動作によって、翻訳ユニット
の使用者指定部分は過去の翻訳ユニット編集履歴に基づ
いて自動的に補完される。
の使用者指定部分は過去の翻訳ユニット編集履歴に基づ
いて自動的に補完される。
【0033】以上のような処理が繰り返し行われること
によって、原言語の文書が作成されると同時に目的言語
の文書が自動的に作成される。
によって、原言語の文書が作成されると同時に目的言語
の文書が自動的に作成される。
【0034】ここでは、本実施形態によって図6に示さ
れる内容の日本語文書からその英訳文書が作成される具
体的な例を示す。なお、翻訳ユニット格納部11には図
4に示される翻訳ユニットが用意されているものとす
る。
れる内容の日本語文書からその英訳文書が作成される具
体的な例を示す。なお、翻訳ユニット格納部11には図
4に示される翻訳ユニットが用意されているものとす
る。
【0035】以下では図6に示される内容の文書を先頭
から作成する場合の例を示す。まず、使用者は「日本が
スルーパスで強豪フランスを撃破」の部分を作成する。
使用者は翻訳ユニットの一覧から「日本がスルーパスで
強豪フランスを撃破」に類似した表現を選択する。入力
部1で使用者からの翻訳ユニット一覧要求が発せられ、
翻訳ユニット一覧要求は編集操作制御部2を経て翻訳ユ
ニット制御部15へ伝達される。翻訳ユニット制御部1
5は翻訳ユニット検索部12に対して翻訳ユニット一覧
要求を出すと、翻訳ユニット検索部12は翻訳ユニット
格納部11から翻訳ユニットを取得し、翻訳ユニット制
御部15へ翻訳ユニットを渡す。そして、翻訳ユニット
が表示部6へ送られると使用者に翻訳ユニットが提示さ
れる。
から作成する場合の例を示す。まず、使用者は「日本が
スルーパスで強豪フランスを撃破」の部分を作成する。
使用者は翻訳ユニットの一覧から「日本がスルーパスで
強豪フランスを撃破」に類似した表現を選択する。入力
部1で使用者からの翻訳ユニット一覧要求が発せられ、
翻訳ユニット一覧要求は編集操作制御部2を経て翻訳ユ
ニット制御部15へ伝達される。翻訳ユニット制御部1
5は翻訳ユニット検索部12に対して翻訳ユニット一覧
要求を出すと、翻訳ユニット検索部12は翻訳ユニット
格納部11から翻訳ユニットを取得し、翻訳ユニット制
御部15へ翻訳ユニットを渡す。そして、翻訳ユニット
が表示部6へ送られると使用者に翻訳ユニットが提示さ
れる。
【0036】使用者は提示された翻訳ユニットの中から
「日本がスルーパスで強豪フランスを撃破」に最も近い
翻訳ユニットとして「[1]がスルーパスで強豪[2]
を破る」という表現を持つ翻訳ユニットTU1を選択す
る。翻訳ユニットTU1には使用者指定部分があるた
め、次に使用者は翻訳ユニットTU1の使用者指定部分
を指定する。入力部1において翻訳ユニットTU1の
[1]、[2]にそれぞれ「日本」、「フランス」が指
定されると、「日本」、「フランス」は編集操作制御部
2を経て翻訳ユニット制御部15に渡される。翻訳ユニ
ット制御部15が機械翻訳部14に対して「日本」、
「フランス」を英語に翻訳する要求を出すと、機械翻訳
部14は「日本」、「フランス」のそれぞれの英訳語
「Japan」、「France」を翻訳ユニット制御
部15に返す。その結果、翻訳ユニットTU1の原言語
表現、目的言語表現はそれぞれ「日本がスルーパスでフ
ランスを破る」、「Japan’s killer p
ass sinks France」となる。
「日本がスルーパスで強豪フランスを撃破」に最も近い
翻訳ユニットとして「[1]がスルーパスで強豪[2]
を破る」という表現を持つ翻訳ユニットTU1を選択す
る。翻訳ユニットTU1には使用者指定部分があるた
め、次に使用者は翻訳ユニットTU1の使用者指定部分
を指定する。入力部1において翻訳ユニットTU1の
[1]、[2]にそれぞれ「日本」、「フランス」が指
定されると、「日本」、「フランス」は編集操作制御部
2を経て翻訳ユニット制御部15に渡される。翻訳ユニ
ット制御部15が機械翻訳部14に対して「日本」、
「フランス」を英語に翻訳する要求を出すと、機械翻訳
部14は「日本」、「フランス」のそれぞれの英訳語
「Japan」、「France」を翻訳ユニット制御
部15に返す。その結果、翻訳ユニットTU1の原言語
表現、目的言語表現はそれぞれ「日本がスルーパスでフ
ランスを破る」、「Japan’s killer p
ass sinks France」となる。
【0037】次に、原言語文書に翻訳ユニットTU1の
原言語表現TU1Sが配置される。まず、入力部1にお
いて使用者から原言語表現TU1Sを配置する原言語文
書内の位置(6,1)が使用者によって指示される。こ
こで、(6,1)は第1行目、第6列から原言語表現T
U1Sが開始することを意味している。位置情報(6,
1)は編集操作制御部2を経て原言語文書編集部3へと
渡される。原言語編集部3では、翻訳ユニットTU1の
原言語表現「日本がスルーパスでフランスを破る」を原
言語文書の位置(6,1)に配置する。同時に、この位
置情報は翻訳ユニット制御部15から目的言語文書編集
部5にも渡され、翻訳ユニットTU1の目的言語表現
「Japan’s killer pass sink
s France」が目的言語文書の位置(6,1)に
配置される。
原言語表現TU1Sが配置される。まず、入力部1にお
いて使用者から原言語表現TU1Sを配置する原言語文
書内の位置(6,1)が使用者によって指示される。こ
こで、(6,1)は第1行目、第6列から原言語表現T
U1Sが開始することを意味している。位置情報(6,
1)は編集操作制御部2を経て原言語文書編集部3へと
渡される。原言語編集部3では、翻訳ユニットTU1の
原言語表現「日本がスルーパスでフランスを破る」を原
言語文書の位置(6,1)に配置する。同時に、この位
置情報は翻訳ユニット制御部15から目的言語文書編集
部5にも渡され、翻訳ユニットTU1の目的言語表現
「Japan’s killer pass sink
s France」が目的言語文書の位置(6,1)に
配置される。
【0038】続いて、使用者は「前半20分、コーナー
キックのこぼれ球からのMF中田のスルーパスをMF森
島が落ち着いてゴール。」の部分を作成する。入力部1
において使用者から翻訳ユニット検索要求が出される。
検索キーとして「前半20分、コーナーキックのこぼれ
球からのMF中田のスルーパスをMF森島が落ち着いて
ゴール。」が使用者によって入力部1に与えられると、
検索キーは編集操作制御部2を経て翻訳ユニット制御部
15へと伝達される。翻訳ユニット制御部15では翻訳
ユニット検索部12に対して、検索キーに類似した翻訳
ユニットの目的言語表現の検索要求を発する。すると、
翻訳ユニット格納部11では、検索キーと各翻訳ユニッ
トの原言語表現との類似度を計算し、類似度の高い順に
翻訳ユニット制御部15に翻訳ユニットを返す。翻訳ユ
ニット検索部12から送られた翻訳ユニットは翻訳ユニ
ット制御部15を経由して表示部6に送られ、検索キー
との類似度が高い順に翻訳ユニットを表示する。検索キ
ーと翻訳ユニットの類似度計算には「池田成宏,内野
一,古瀬蔵,“用例利用型翻訳のための類似用例検索手
法”,言語処理学会,第6回年次大会,pp.43−4
6,2000年3月」の方法が用いられる。
キックのこぼれ球からのMF中田のスルーパスをMF森
島が落ち着いてゴール。」の部分を作成する。入力部1
において使用者から翻訳ユニット検索要求が出される。
検索キーとして「前半20分、コーナーキックのこぼれ
球からのMF中田のスルーパスをMF森島が落ち着いて
ゴール。」が使用者によって入力部1に与えられると、
検索キーは編集操作制御部2を経て翻訳ユニット制御部
15へと伝達される。翻訳ユニット制御部15では翻訳
ユニット検索部12に対して、検索キーに類似した翻訳
ユニットの目的言語表現の検索要求を発する。すると、
翻訳ユニット格納部11では、検索キーと各翻訳ユニッ
トの原言語表現との類似度を計算し、類似度の高い順に
翻訳ユニット制御部15に翻訳ユニットを返す。翻訳ユ
ニット検索部12から送られた翻訳ユニットは翻訳ユニ
ット制御部15を経由して表示部6に送られ、検索キー
との類似度が高い順に翻訳ユニットを表示する。検索キ
ーと翻訳ユニットの類似度計算には「池田成宏,内野
一,古瀬蔵,“用例利用型翻訳のための類似用例検索手
法”,言語処理学会,第6回年次大会,pp.43−4
6,2000年3月」の方法が用いられる。
【0039】使用者は表示部6に表示されている翻訳ユ
ニットの中から所望の翻訳ユニットを選択する。翻訳ユ
ニットTU2、TU3には検索キー中の単語と一致する
単語が多いため、翻訳ユニットTU2とTU3は高い類
似度で検索される。そして、使用者は翻訳ユニットTU
2とTU3を選択する。次に、翻訳ユニットTU2、T
U3の使用者指定部分が指定される。翻訳ユニットTU
1の場合と同様にして使用者指定部分、翻訳ユニットが
配置される位置が決定され、翻訳ユニットが原言語文
書、目的言語文書の指定された位置に配置される。ここ
では、翻訳ユニットTU2とTU3はそれぞれ(1,
3)、(1,4)に配置されたとする。
ニットの中から所望の翻訳ユニットを選択する。翻訳ユ
ニットTU2、TU3には検索キー中の単語と一致する
単語が多いため、翻訳ユニットTU2とTU3は高い類
似度で検索される。そして、使用者は翻訳ユニットTU
2とTU3を選択する。次に、翻訳ユニットTU2、T
U3の使用者指定部分が指定される。翻訳ユニットTU
1の場合と同様にして使用者指定部分、翻訳ユニットが
配置される位置が決定され、翻訳ユニットが原言語文
書、目的言語文書の指定された位置に配置される。ここ
では、翻訳ユニットTU2とTU3はそれぞれ(1,
3)、(1,4)に配置されたとする。
【0040】最後に、使用者は「素早い詰めでフランス
の攻撃を封じた。」の部分を作成する。入力部1におい
て使用者から翻訳ユニット一覧要求が出されると以下の
ようになる。
の攻撃を封じた。」の部分を作成する。入力部1におい
て使用者から翻訳ユニット一覧要求が出されると以下の
ようになる。
【0041】翻訳ユニット一覧要求は編集操作制御部2
を経由して翻訳ユニット制御部15へ伝達される。これ
までの編集操作によって、翻訳ユニット編集履歴格納部
13には翻訳ユニットの編集履歴は図5のように保存さ
れている。翻訳ユニット制御部15は、翻訳ユニット編
集履歴格納部13の編集履歴を利用して図2に示される
処理手順で翻訳ユニット提示の優先順位を決定する。
を経由して翻訳ユニット制御部15へ伝達される。これ
までの編集操作によって、翻訳ユニット編集履歴格納部
13には翻訳ユニットの編集履歴は図5のように保存さ
れている。翻訳ユニット制御部15は、翻訳ユニット編
集履歴格納部13の編集履歴を利用して図2に示される
処理手順で翻訳ユニット提示の優先順位を決定する。
【0042】図2の翻訳ユニット優先度決定処理では、
それまでに選択されている翻訳ユニットの関連翻訳ユニ
ットに翻訳ユニットIDが多く記されている翻訳ユニッ
トほど優先度が高くなり、次に使用者が選択しようとす
る翻訳ユニットを選択しやすく提示することができる。
この場合、図5において履歴IDとして1が付されてい
る翻訳ユニットTU1には、関連翻訳ユニットとしてT
U4が記されている(図4参照)。このため、翻訳ユニ
ットTU4「守りでは素早いチェックで[1]の攻撃を
封じた。」の優先度が最も高く、使用者がすぐにこの翻
訳ユニットTU4を発見することができるように表示部
6に表示される。
それまでに選択されている翻訳ユニットの関連翻訳ユニ
ットに翻訳ユニットIDが多く記されている翻訳ユニッ
トほど優先度が高くなり、次に使用者が選択しようとす
る翻訳ユニットを選択しやすく提示することができる。
この場合、図5において履歴IDとして1が付されてい
る翻訳ユニットTU1には、関連翻訳ユニットとしてT
U4が記されている(図4参照)。このため、翻訳ユニ
ットTU4「守りでは素早いチェックで[1]の攻撃を
封じた。」の優先度が最も高く、使用者がすぐにこの翻
訳ユニットTU4を発見することができるように表示部
6に表示される。
【0043】また、図3の使用者指定部の補完処理によ
り、翻訳ユニットTU4の使用者指定部[1]に補完さ
れる語句は翻訳ユニットTU1の使用者指定部[2]と
なる。そのため、翻訳ユニットTU4の使用者指定部
[1]には「フランス」が自動的に補完される。この場
合、補完された語句は使用者が入力しようとしていた語
句「フランス」と一致しており、使用者が再度「フラン
ス」を入力する手間を省くことができる。そして、使用
者は翻訳ユニットTU4の原言語表現「守りでは素早い
チェックでフランスの攻撃を封じた。」を配置する原言
語文書内の位置を指定する。すると、翻訳ユニットTU
4の目的言語表現「They quickly mov
ed in defense and managed
to shut out France.」が目的言
語文書内の同じ位置に配置される。
り、翻訳ユニットTU4の使用者指定部[1]に補完さ
れる語句は翻訳ユニットTU1の使用者指定部[2]と
なる。そのため、翻訳ユニットTU4の使用者指定部
[1]には「フランス」が自動的に補完される。この場
合、補完された語句は使用者が入力しようとしていた語
句「フランス」と一致しており、使用者が再度「フラン
ス」を入力する手間を省くことができる。そして、使用
者は翻訳ユニットTU4の原言語表現「守りでは素早い
チェックでフランスの攻撃を封じた。」を配置する原言
語文書内の位置を指定する。すると、翻訳ユニットTU
4の目的言語表現「They quickly mov
ed in defense and managed
to shut out France.」が目的言
語文書内の同じ位置に配置される。
【0044】以上のようにして、使用者は当初予定して
いた図6の内容を原言語で図7のような文書で表現する
と、図7の文書を目的言語に翻訳した図8の文書が得ら
れる。
いた図6の内容を原言語で図7のような文書で表現する
と、図7の文書を目的言語に翻訳した図8の文書が得ら
れる。
【0045】図9は本発明の他の実施形態の文書作成装
置の構成図である。
置の構成図である。
【0046】入力装置41、記憶装置42,43、表示
装置45はそれぞれ図1中の入力部1(例えばキーボー
ド)、翻訳ユニット格納部11、翻訳ユニット編集履歴
格納部13、表示部6(CRT、LCD等)に相当す
る。記憶装置44はハードディスクである。記録媒体4
6は、図1中の編集操作制御部2、原言語文書編集部
3、目的言語文書編集部5、翻訳ユニット検索部12、
機械翻訳部14、翻訳ユニット制御部15の各処理から
なる文書作成プログラムが記録されている、フロッピィ
・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD等
の記録媒体である。データ処理装置47はCPU、各種
インタフェースを含み、記録媒体46から文書作成プロ
グラムを読み込んで、これを実行する。
装置45はそれぞれ図1中の入力部1(例えばキーボー
ド)、翻訳ユニット格納部11、翻訳ユニット編集履歴
格納部13、表示部6(CRT、LCD等)に相当す
る。記憶装置44はハードディスクである。記録媒体4
6は、図1中の編集操作制御部2、原言語文書編集部
3、目的言語文書編集部5、翻訳ユニット検索部12、
機械翻訳部14、翻訳ユニット制御部15の各処理から
なる文書作成プログラムが記録されている、フロッピィ
・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD等
の記録媒体である。データ処理装置47はCPU、各種
インタフェースを含み、記録媒体46から文書作成プロ
グラムを読み込んで、これを実行する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は下記のよ
うな効果がある。 1)請求項1、5、9の発明は、あらかじめ用意された
原言語の表現と目的言語の表現の対からなる翻訳ユニッ
トを複数個組み合せて原言語の文書を作成することによ
って、使用者が表現しようとしている内容を正確かつ自
然な言い回しの目的言語で表現することができる。 2)請求項2、6、10の発明は、文字列で入力された
表現に類似した翻訳ユニットを検索することによって、
使用者が表現しようとしている内容の表現に近い翻訳ユ
ニットを直接検索すること、また、それまでに使用され
た翻訳ユニットの履歴を調べ、履歴中に現れる翻訳ユニ
ットに関連する翻訳ユニットを優先的に使用者に提示す
ることによって、翻訳ユニットの検索に要する時間を短
縮することができる。 3)請求項3、7、11の発明は、翻訳ユニットに使用
者が語句を指定できる部分を設けることによって、1つ
の翻訳ユニットをより多くの文書に利用することが可能
となり、少ない翻訳ユニットで多様な表現を作成するこ
とができる。 4)請求項4、8、12の発明は、それまでに使用され
た翻訳ユニットの履歴を調べ、履歴中の関連する翻訳ユ
ニットの使用者指定部分の語句によって使用者指定部分
の語句を自動的に補完することによって、使用者が再度
同一の語句を入力する作業を解消することができる。
うな効果がある。 1)請求項1、5、9の発明は、あらかじめ用意された
原言語の表現と目的言語の表現の対からなる翻訳ユニッ
トを複数個組み合せて原言語の文書を作成することによ
って、使用者が表現しようとしている内容を正確かつ自
然な言い回しの目的言語で表現することができる。 2)請求項2、6、10の発明は、文字列で入力された
表現に類似した翻訳ユニットを検索することによって、
使用者が表現しようとしている内容の表現に近い翻訳ユ
ニットを直接検索すること、また、それまでに使用され
た翻訳ユニットの履歴を調べ、履歴中に現れる翻訳ユニ
ットに関連する翻訳ユニットを優先的に使用者に提示す
ることによって、翻訳ユニットの検索に要する時間を短
縮することができる。 3)請求項3、7、11の発明は、翻訳ユニットに使用
者が語句を指定できる部分を設けることによって、1つ
の翻訳ユニットをより多くの文書に利用することが可能
となり、少ない翻訳ユニットで多様な表現を作成するこ
とができる。 4)請求項4、8、12の発明は、それまでに使用され
た翻訳ユニットの履歴を調べ、履歴中の関連する翻訳ユ
ニットの使用者指定部分の語句によって使用者指定部分
の語句を自動的に補完することによって、使用者が再度
同一の語句を入力する作業を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の文書作成装置の構成図で
ある。
ある。
【図2】翻訳ユニット提示優先度決定処理の流れ図であ
る。
る。
【図3】翻訳ユニットの使用者指定部の補完処理の流れ
図である。
図である。
【図4】翻訳ユニットの例を示す図である。
【図5】翻訳ユニット編集履歴の例を示す図である。
【図6】使用者が作成しようとする文書の内容の例を示
す図である。
す図である。
【図7】使用者によって作成された原言語文書の例を示
す図である。
す図である。
【図8】本発明の一実施形態の文書作成装置によって生
成された目的言語の文書の例を示す図である。
成された目的言語の文書の例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態の文書作成装置の構成図
である。
である。
【符号の説明】 1 入力部 2 編集操作制御部 3 原言語編集部 4 翻訳部 5 目的言語文書編集部 6 表示部 11 翻訳ユニット格納部 12 翻訳ユニット検索部 13 翻訳ユニット編集履歴格納部 14 機械翻訳部 15 翻訳ユニット制御部 21〜25,31〜35 ステップ 41 入力装置 42,43,44 記憶装置 45 表示装置 46 記録媒体 47 データ処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古瀬 蔵 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B091 AA05 BA05 CA24 CC01 CC15 DA06 DA11
Claims (12)
- 【請求項1】 原言語の表現と対訳となっている目的言
語の表現の対からなる翻訳ユニットを、翻訳ユニットの
原言語表現に着目して複数個組み合せて原言語の文書を
作成することによって、それと等価な目的言語の文書を
自動的に作成する方法であって、 翻訳ユニットを複数納めた翻訳ユニット格納部の翻訳ユ
ニットの原言語の表現を使用者に提示する段階と、 使用者が選択した翻訳ユニットの原言語の表現を原言語
の文書内で使用者が指定した位置に配置することによっ
て原言語の文書を作成する段階と、 翻訳ユニットの原言語の表現が原言語文書内で配置され
た位置に相当する目的言語文書の位置に、選択された翻
訳ユニットの目的言語の表現を配置する段階を有する文
書作成方法。 - 【請求項2】 前記原言語の表現を使用者に提示する段
階は、使用者が原言語で入力した表現に類似した原言語
の表現を持つ翻訳ユニットを検索し、翻訳ユニットの選
択履歴を調べることによって、それまでに選択された翻
訳ユニットに関連する翻訳ユニットを優先的に提示す
る、請求項1記載の文書作成方法。 - 【請求項3】 翻訳ユニットに使用者が語句を指定でき
る部分が存在する場合、使用者が指定する原言語の語句
を機械翻訳装置によって目的言語の語句に翻訳して、翻
訳ユニットの目的言語表現の使用者指定部分に機械翻訳
装置による訳語句を当てる、請求項1または2記載の文
書作成方法。 - 【請求項4】 翻訳ユニットの選択履歴を調べ、関連す
る翻訳ユニットの使用者指定部分に指定された語句を新
たに選択された翻訳ユニット中の使用者指定部分にあら
かじめ表示する、請求項3記載の文書作成方法。 - 【請求項5】 原言語と対訳となっている目的言語の表
現の対からなる翻訳ユニットを、翻訳ユニットの原言語
表現に着目して複数個組み合せて原言語の文書を作成す
ることによって、それと等価な目的言語の文書を自動的
に作成する文書作成装置であって、 前記翻訳ユニットを複数格納した翻訳ユニット格納手段
と、 表示手段と、 前記翻訳ユニット格納手段から翻訳ユニットを取得し、
前記表示手段に表示する翻訳ユニット取得手段と、 使用者が前記表示手段に表示された翻訳ユニットの中か
ら選択した翻訳ユニットの原言語の表現を原言語の文書
内で使用者が指定した位置に配置することによって原言
語の文書を作成する手段と、 翻訳ユニットの原言語の表現が原言語文書内で配置され
た位置に相当する目的言語文書の位置に、選択された翻
訳ユニットの目的言語の表現を配置する手段を有する文
書作成装置。 - 【請求項6】 前記翻訳ユニット取得手段は、使用者が
原言語で入力した表現に類似した原言語の表現を持つ翻
訳ユニットを前記翻訳ユニット格納手段から検索し、翻
訳ユニットの選択履歴を調べることによって、それまで
に選択された翻訳ユニットに関連する翻訳ユニットを優
先的に前記表示手段に表示する、請求項5記載の文書作
成装置。 - 【請求項7】 翻訳ユニットに使用者が語句を指定でき
る部分が存在する場合、使用者が指定する原言語の語句
を機械翻訳装置によって目的言語の語句に翻訳して、翻
訳ユニットの目的言語表現の使用者指定部分に機械翻訳
装置による訳語句を当てる手段をさらに有する、請求項
5または6記載の文書翻訳装置。 - 【請求項8】 翻訳ユニットの選択履歴を調べ、関連す
る翻訳ユニットの使用者指定部分に指定された語句を新
たに選択された翻訳ユニット中の使用者指定部分にあら
かじめ表示する手段をさらに有する、請求項7記載の文
書作成装置。 - 【請求項9】 原言語の表現と対訳となっている目的言
語の表現の対からなる翻訳ユニットを、翻訳ユニットの
原言語表現に着目して複数個組み合せて原言語の文書を
作成することによって、それと等価な目的言語の文書を
自動的に作成する文書作成プログラムであって、 翻訳ユニットを複数納めた翻訳ユニット格納部の翻訳ユ
ニットの原言語の表現を使用者に提示する手順と、 使用者が選択した翻訳ユニットの原言語の表現を原言語
の文書内で使用者が指定した位置に配置することによっ
て原言語の文書を作成する手順と、 翻訳ユニットの原言語の表現が原言語文書内で配置され
た位置に相当する目的言語文書の位置に、選択された翻
訳ユニットの目的言語の表現を配置する手順をコンピュ
ータに実行させるための文書作成プログラムを記録した
記録媒体。 - 【請求項10】 前記原言語の表現を使用者に提示する
手順は、使用者が原言語で入力した表現に類似した原言
語の表現を持つ翻訳ユニットを検索し、翻訳ユニットの
選択履歴を調べることによって、それまでに選択された
翻訳ユニットに関連する翻訳ユニットを優先的に提示す
る、請求項9記載の記録媒体。 - 【請求項11】 翻訳ユニットに使用者が語句を指定で
きる部分が存在する場合、使用者が指定する原言語の語
句を機械翻訳装置によって目的言語の語句に翻訳して、
翻訳ユニットの目的言語表現の使用者指定部分に機械翻
訳装置による訳語句を当てる、請求項9または10記載
の記録媒体。 - 【請求項12】 翻訳ユニットの選択履歴を調べ、関連
する翻訳ユニットの使用者指定部分に指定された語句を
新たに選択された翻訳ユニット中の使用者指定部分にあ
らかじめ表示する手順を有する、請求項11記載の記録
媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000304847A JP2002108861A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 文書作成方法、装置、文書作成プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000304847A JP2002108861A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 文書作成方法、装置、文書作成プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002108861A true JP2002108861A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18785818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000304847A Pending JP2002108861A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 文書作成方法、装置、文書作成プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002108861A (ja) |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000304847A patent/JP2002108861A/ja active Pending
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