JP2002108746A - 低速回線を使用したリアル更新データ転送システム - Google Patents

低速回線を使用したリアル更新データ転送システム

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JP2002108746A
JP2002108746A JP2000297646A JP2000297646A JP2002108746A JP 2002108746 A JP2002108746 A JP 2002108746A JP 2000297646 A JP2000297646 A JP 2000297646A JP 2000297646 A JP2000297646 A JP 2000297646A JP 2002108746 A JP2002108746 A JP 2002108746A
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Ryuichi Kaji
隆一 鍛治
Katsutoshi Kamaya
勝敏 釜谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 株価データ等を受信するクライアント・サー
バ方式の情報表示システムでは、クライアント・サーバ
間はサーバ側からの一方的なデータ送信や、ポーリング
方式が使用されているが、クライアント・サーバ間が低
速な回線の場合、サーバ側からの一方的なデータ送信は
転送量が回線の転送量を越える可能性がある。またポー
リング方式でも無効なポーリングコマンドのため不要ト
ラヒックの発生やポーリング間隔による情報受信遅れが
発生し、株価が更新された場合のリアルタイムの受信が
困難であった。 【解決手段】 クライアント側から受信したい銘柄等を
あらかじめサーバに登録しておき、サーバではその銘柄
のデータが更新されると、クライアントに更新されたこ
とを通知し、通知を受けたクライアントがサーバにある
更新データを取得することで、無効なコマンドを発生さ
せることなく、低速な回線でもリアルタイムの受信が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、株式取引データ等
を表示するクライアント・サーバ方式の情報表示システ
ムにおける、表示データ転送システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクライアント・サーバ方式の株式
取引データを表示する情報表示システムでは、更新され
たデータをクライアントに送信する場合、サーバ側から
株価データを一方的に送信する方法やポーリング方式が
使用されていた。ポーリング方式は、クライアントから
サーバに対し、定期的にデータ更新確認するコマンドを
送信し、表示している銘柄のデータが更新されているか
を調べ、更新されていたらデータを取得する方式であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クライアント
・サーバ間の回線が低速な回線の場合、サーバ側から一
方的に送信する方法では、回線の転送容量を越える可能
性がある。またポーリング方式は、定期的にクライアン
トからのポーリングのためのコマンドがサーバに対して
送信されるため、不要なポーリングコマンドが送信さ
れ、無駄なトラヒックが発生するとともに、ポーリング
間隔によっては、取引データがポーリング間隔分遅れる
という問題があった。
【0004】本発明の目的は、サーバ側からの一方的な
送信により回線の転送容量がオーバーする問題や、ポー
リング方式がもつ無効トラヒックやポーリング遅延を防
止し、取引データが更新されてからクライアントが受信
されるまでの遅れがないリアルタイムの表示データ転送
システムを実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、情報配信センタより表示データを受信し
て記憶する記憶部を有するサーバと、該サーバより前記
表示データを受信して表示する複数のクライアントと、
前記サーバと複数のクライアント間を複数の回線にて接
続する情報表示システムにおいて、前記サーバの記憶部
では、各クライアントごとに、前記情報配信センタより
の表示データを送信すべきか否かを示すフラグをもち、
該フラグに従い、前記情報配信センタよりの表示データ
を各クライアントに送信することを特徴とする低速回線
を使用したリアル更新データ転送システムを提供する。
【0006】また、本発明は、情報配信センタより表示
データを受信して記憶する記憶部を有するサーバと、該
サーバより前記表示データを受信して表示する複数のク
ライアントと、前記サーバと複数のクライアント間を複
数の回線にて接続する情報表示システムにおいて、クラ
イアントが、表示データを受信表示するには、サーバに
たいし接続要求を送信し、接続要求を受信したサーバ
は、現在の接続回線数を見て、接続回線数があらかじめ
定められた値より少ない場合は、接続要求を許可する応
答信号を前記クライアントに送信し、接続回線数があら
かじめ定められた値と等しいか大きい場合は、接続要求
を不許可とする応答信号を前記クライアントに送信し、
接続要求を許可する応答信号を受信したクライアント
は、受信したい表示データを示す情報をサーバに送信
し、サーバでは、サーバの記憶部に記憶されているクラ
イアントが受信したい表示データに対応して、その表示
データを前記クライアントに送信することを示すフラグ
を記憶することを特徴とする低速回線を使用したリアル
更新データ転送システムを提供する。
【0007】さらに、本発明は、請求項1および請求項
2の低速回線を使用したリアル更新データ転送システム
において、情報配信センタは株価データ配信センタであ
って、表示データは株価データであることを特徴とする
低速回線を使用したリアル更新データ転送システムを提
供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図1は本発明の構成図で、サーバ13は、
高速専用回線12で、株価データ配信センタなどの情報
配信センタ11と接続されている。サーバ13は記憶部
14をもち、記憶部14には、情報配信センタ11から
受信した表示データを記憶する表示データテーブル15
やクライアント対応のフラグを記憶する管理テーブル1
6がある。複数のクライアントである、クライアント
1、クライアント2、・・・クライアントnは低速公衆
回線17を介してサーバ13に接続される。
【0009】図2に、サーバ13とクライアントが低速
公衆回線17を介して、サーバ13の記憶部14の表示
データテーブル15に記憶されている表示データを受信
するまでの制御信号の信号シーケンスを示す。表示デー
タを受信したいクライアントは、まず接続要求信号をサ
ーバに送信する。サーバからは接続されているクライア
ント数が一定数以下ならば、接続許可の応答信号をクラ
イアントに返す。クライアントは受信したい表示データ
を示すコードを含んだ更新データ登録信号をサーバに送
る。サーバは要求された表示データの、そのクライアン
トのフラグを0から1にし、登録完了信号を返す。これ
で、サーバの管理テーブル16のクライアントの表示し
たい表示データにクライアントがその表示データを受信
したいということが登録される。
【0010】情報配信センタ11からサーバ13には表
示データの更新データが高速専用回線12を用いて、定
期的または更新がある度に送信される。サーバは表示デ
ータの更新が行われると、その表示データの受信を希望
しているクライアントに対し、更新通知信号を送信す
る。サーバはクライアントから更新データ取得要求信号
がくるまで一定間隔で更新通知信号を送信し続ける。ク
ライアントからの更新データ取得要求信号が受信される
と、サーバは更新された表示データを送信し、クライア
ントは更新データ取得完了信号を送信する。
【0011】以上の制御信号のシーケンスで、クライア
ントは受信を希望する表示データを受信することができ
る。この方法では、一度受信希望の表示データをサーバ
に登録すれば、あとは、その表示データが更新されたと
きだけに通知が来て、そのときのみデータを受信するの
で、ポーリングコマンドのような定期的なコマンドトラ
ヒックが不要であるとともに、表示データが更新された
らすぐに、更新データを受信することができるので、株
価データなどのようなリアルタイムでの取得が必要な表
示データの場合、遅れがなく情報を取得できるのできわ
めて有効である。
【0012】以下、サーバとクライアントの制御フロー
をもとに、本発明の動作を詳細に説明する。図6はサー
バでの更新データ登録フローである。サーバ13はクラ
イアントからの接続要求信号が来るかを見ている(ST
EP601でNOのループ)、接続要求信号が来ると
(STEP601でYES)、サーバ13は現在低速公
衆回線17でサーバ13に接続されている回線数をチェ
ックする(STEP602)。接続数があらかじめ定め
た一定数以下でなければ(STEP603でNO)、接
続数に余裕がないと判断し、応答信号に接続不許可を付
与し(STEP604)、クライアントに送信する(S
TEP612)。接続数があらかじめ定めた一定数以下
であれば(STEP603でYES)、接続数に余裕が
あると判断し、応答信号に接続許可を付与し(STEP
605)、クライアントに送信する(STEP60
6)。
【0013】応答信号に接続許可を付与し(STEP6
05)、クライアントに送信(STEP606)した場
合、クライアントからどの表示データを受信したいかの
情報を含んだ更新データ登録信号がくるのをまつ(ST
EP607)。サーバ13は一定時間だけ更新データ登
録信号を待っている(STEP607でNO、STEP
608でNOのループ)。一定時間たっても更新データ
登録信号が来なければ(STEP608でYES)、再
度応答信号をクライアントに送信する(STEP609
でNOでSTEP606)。再送を一定回数繰り返して
も更新データ登録信号がクライアントから来なければ
(STEP609でYES)、制御フローは終了する。
もし更新データ登録信号がクライアントから来れば(S
TEP607でYES)、サーバ13は記憶部14の表
示データテーブル15に対応してある管理テーブル16
のそのクライアントのフラグをセットし(STEP61
0)、クライアントに登録完了信号を送信する。
【0014】図3に表示データ15と管理テーブル16
の構成例を示す。この表示データ15は、図1の情報配
信センタ11を株式取引データセンタとした場合であ
る。図3の表示データテーブル15には、銘柄を番号で
識別する銘柄コード、実際の銘柄名、現在の株価である
現在値のほか、前場、後場、高値、低値の値が入ってい
る。管理テーブル16はこの表示データテーブル15の
各銘柄に対応してクライアントからの更新データの登録
によりフラグが立てられる(フラグを1にする)。図3
では、クライアント1は国際電気と八木電気の株価デー
タの受信を要求し、クライアント2は、国際電気、国際
電子、国際アンテナの各社の株価データを要求している
ことを表している。すなわち、サーバ13では、クライ
アント1から更新データ登録信号を受信すると(STE
P607でYES)、その更新データ登録信号に含まれ
ている銘柄コード、例えば1234であればそれを抽出
し、表示データテーブル15の銘柄コード1234にア
クセスし、それに対応しているクライアント1のところ
のフラグを1にする(STEP610)。
【0015】次に、図7のクライアントの更新データ登
録フローに従い、クライアントが表示データの受信を要
求する制御について説明する。例としてクライアント1
が国際電気の株価データを受信表示データとして登録す
る場合とする。クライアント1は、まずサーバ13に対
し、接続要求信号を送信し(STEP701)、応答信
号が来るかを一定時間待っている(STEP702N
O、STEP703のNOのループ)。もし一定時間、
応答信号が来なければ(STEP703でYES)、い
ままでの接続要求信号の再送回数を見て(STEP70
4)、一定回数以下であれば(STEP704でN
O)、再度接続要求信号を送信する(STEP70
2)。もし、一定回数再送を行っても応答信号が来なけ
れば(STEP704でYES)、接続要求信号の送信
を中止する。
【0016】サーバ13からの応答信号を受信すると
(STEP702でYES)、その応答信号が接続許可
の応答信号であるかを見る(STEP705)。もし接
続不許可の応答信号であると(STEP705でN
O)、再度、接続要求信号を送信する(STEP70
1)。この場合、すぐに接続要求信号を送信しても不許
可になる確率が高いので、タイミングをとり、一定時間
経過後に接続要求信号を送信するのが望ましい。もし受
信した応答信号が接続許可付きの応答信号であれば(S
TEP705でYES)、クライアント1は更新データ
登録信号を送信する(STEP706)。この信号に
は、受信登録したい国際電気の銘柄コード1234を一
緒に送信する。更新データ登録信号を送信すると、クラ
イアント1はサーバ13からの登録が完了したことを示
す登録完了信号がくるのを待っている(STEP707
でNO、STEP708でNOのループ)。もし一定時
間たっても登録完了信号が来なければ(STEP708
でNO)、今までの更新データ登録信号の送信回数を見
て(STEP709)、一定回数に達しなければ(ST
EP709でNO)再度更新データ登録信号をサーバ1
3に送信する(STEP706)。もし一定回数に達し
ていれば(STEP709でYES)、再度の信号送信
を中止する。
【0017】次に、情報配信センタ11より表示データ
が更新されたときのサーバ13が更新データをクライア
ントに送信する制御について、図8の更新データ送信フ
ローをもとに説明する。サーバ13は高速専用回線12
を介して情報配信センタ11より表示データが来るかを
待っている(STEP801でNOのループ)。表示デ
ータを受信すると(STEP801でYES)、サーバ
13は記憶部14の表示データテーブル15の内容を更
新する(STEP802)。例えば、情報配信センタ1
1より、国際電気の株価データが更新されたら、図3の
銘柄コード1234の国際電気の現在値を初めとする値
が更新される。国際電気の表示データが更新されると、
その更新された表示データに対応して、受信登録をして
いるクライアント、すなわちフラグが1のクライアント
が管理テーブル16にいるかを見る(STEP80
3)。もしいなければ(STEP803でNO)、次の
表示データ受信をまつ(STEP801でNOのルー
プ)。
【0018】もし、フラグが1のクライアントがいれば
(STEP803でYES)、そのクライアントに対
し、更新されたことを示す更新通知信号を送信する(S
TEP804)。図3で国際電気の株価データが更新さ
れたとすると、国際電気に対応している管理テーブル1
6のフラグが1のクライアントは、クライアント1、ク
ライアント2、クライアントnであるので、これらのク
ライアントに更新通知信号を送信する(STEP80
4)。複数のクライアントに更新通知信号を送信する方
法は各種考えられるが、ここでは簡単のために、更新通
知信号送信(STEP804)以下のフローをクライア
ントごとに並列に走らせるものとする。ここではクライ
アント1への送信についてのみ説明する。この更新通知
信号には、更新された国際電気の銘柄コード1234が
含まれている。サーバ13は更新通知信号を受信したク
ライアント1からの更新データ取得要求信号が、くるの
を待つ(STEP805でNO、STEP806でNO
のループ)。一定時間まっても更新データ取得信号がこ
なければ(STEP806でYES)、更新通知信号を
一定回数すでに送出したかをみて(STEP807)、
一定回数以下なら(STEP807でNO)、再度更新
通知信号をクライアント1に送信する(STEP80
4)。更新通知信号の送信回数が一定回数になると(S
TEP807でYES)、クライアント1にはとどかな
いと判断し本フローを終了する。
【0019】クライアント1からの更新データ取得要求
信号を受信すると(STEP805でYES)、サーバ
13は表示データテーブル15の表示データを編集する
(STEP808)。すなわち、表示データテーブル1
5に記憶されているデータは、メモリ削減上、通常は1
6進数で蓄積されているので、これを文字コードに変換
する。また、図3の株価データでは、株式の直近の約定
値を表示するさい、東証では後場の約定値がない場合に
は前場の約定値を表示するなど表示上の基準があるの
で、それらの制御を行う。編集が終わると、編集された
表示データをクライアント1に送信し(STEP80
9)、クライアント1から取得完了信号がくるのを待つ
(STEP810でNO、STEP811でNOのルー
プ)。一定時間まっても取得完了信号がこなければ(S
TEP811でYES)、取得完了信号を一定回数すで
に送出したかをみて(STEP812)、一定回数以下
なら(STEP812でNO)、再度表示データをクラ
イアント1に送信する(STEP809)。取得完了信
号の送信回数が一定回数になると(STEP812でY
ES)、クライアント1にはとどかないと判断し本フロ
ーを終了する。取得完了信号がクライアント1からくれ
ば(STEP810でYES)、更新データがクライア
ント1に届いたと判断し本フローを終了する。
【0020】次に、クライアントが更新された表示デー
タを受信する制御を図9の表示データ受信フローで説明
する。更新データ登録を行ったクライアントは、サーバ
13から更新通知信号が来るかを見ている(STEP9
01でNOのループ)。更新通知信号を受信すると(S
TEP901でYES)、サーバ13に更新データ取得
要求信号を送信する(STEP902)。この更新デー
タ取得要求信号には、更新通知信号に含まれていた、更
新された表示データを示すコード、例えば図3の株価デ
ータであれば、国際電気の銘柄コード1234が含まれ
ている。更新データ取得要求信号を送信した(STEP
902)クライアントは、サーバ13から更新された表
示データがくるかを待つ(STEP903でNO、ST
EP904でNOのループ)。一定時間経過しても更新
データが受信されないと(STEP904でYES)、
更新データ取得要求信号を一定回数送信したかを見て
(STEP905)、一定回数送信していなければ(S
TEP905でNO)更新データ取得要求信号を再送信
し(STEP902)、サーバ13から更新データがく
るかを待つ(STEP903でNO、STEP904で
NOのループ)。一定回数、更新データ取得要求信号を
送信しても更新データが受信されないと(STEP90
5でYES)、制御フローを中止する。更新データを受
信すると(STEP903でYES)、取得完了信号を
送信し(STEP906)、制御フローを終了する。ク
ライアントは、受信した更新された表示データをクライ
アントの表示装置に表示することになる。
【0021】以上の説明で、サーバ・クライアント間の
信号送受の信頼性を確保するために、要求信号を送信し
てからそれに対する応答信号が一定時間こないと、要求
信号の再送信を行っているが、この再送信までの時間
は、サーバ・クライアント間の回線速度によって決まる
定数である。すなわち遅い回線速度では、送信される信
号が相手に届くまでに時間がかかるので、応答信号をま
つ時間は長くなる。
【0022】図4には、表示データテーブル15と管理
テーブル16の他の構成例を示す。表示データテーブル
15は図3に示した表示データ15の株価データと同じ
である。管理テーブル16はフラグに2ビット割り当
て、クライアントの登録状態をより細かく表示したもの
である。フラグの示す情報を図5に示す。フラグの最初
のビットは、サーバ側でクライアントからの表示データ
の登録要求を登録したかどうかを示し、2ビット目は、
クライアント側でサーバに登録されたことが確認された
かを示している。11であれば、サーバ側で登録され、
クライアント側でも登録が行われたことが確認された状
態であり、10はサーバ側で登録されたが、クライアン
ト側では登録されたことが確認されていない状態であ
る。図6の制御フローで言えば、サーバ側で、管理テー
ブルフラグをセット(STEP610)というのは、最
初のビットを1にする状態である。続いて、登録完了信
号を送出する(STEP611)。図7では、クライア
ント側でこの登録完了信号を待っている(STEP70
7)。登録完了信号が来なければ、一定時間待ち(ST
EP708でNOのループ)、それでも来なければ(S
TEP708でYES)、更新データ登録信号を再送信
してくる(STEP709でNOで、STEP70
6)。サーバ側では登録完了信号を送信してから一定時
間待ち、更新データ登録信号が来なければ、クライアン
トに登録完了信号が届いたと判断し、2ビット目を1に
する。
【0023】このようにフラグを2ビットにして、クラ
イアント側の状態を表示することにより、サーバ側は更
新データの受信登録をおこなったが、クライアント側で
はそれが確認されないので、再送信ループにある状態
で、クライアントに更新通知信号の送出(図8のSTE
P804)を行うなどのサーバとクライアントの制御状
態が同期しない制御を避けることができる。以上の説明
では、サーバ側で2ビット目を0から1にするのをタイ
ミングで行ったが、より確実にするには、クライアント
側から登録完了確認信号をもらうことである。
【0024】また、以上の説明は、更新された表示デー
タの登録についてのみ説明したが、登録した表示データ
を削除することも可能である。それには更新データ登録
信号の送信(STEP607)の代わりに更新データ削
除信号を送信することで容易に行える。この信号を受信
したサーバではフラグを1から0に変更する。また図
4,図5に示すように01という状態を作り、サーバ側
では削除したがクライアント側は未完了の状態を設けれ
ば、サーバ、クライアント間の制御状態の不一致を防ぐ
ことができる。
【0025】以上詳細に説明したように、サーバ・クラ
イアント間の転送回線が低速度であっても、サーバの表
示データが更新されたときのみに、サーバから通知され
た更新銘柄のみのデータをクライアントが受信するの
で、サーバがクライアントに送信する転送量は少なくて
済む。そのため低速度回線を用いても転送時間が少ない
のでリアルタイムの転送が可能である。また、サーバか
らの一方的なデータの転送では回線の転送容量を越えて
しまうことも生ずるが、クライアント側からデータの転
送を要求することでクライアント側の性能、環境に適応
したプロトコルの採用、例えばエラー時の再送をする
か、しないかを選択できるようにするなども可能とな
る。またサーバ側では複数のクライアントの監視をしな
くてよいので、負荷が軽くなるなどのメリットもある。
【0026】
【発明の効果】本発明により、定期的なポーリングコマ
ンドがなくなり、無駄なトラヒックがないので、サーバ
・クライアント間が低速回線でもリアルタイムで更新さ
れた表示データ受信が可能となり、株価データ受信など
のようなリアルタイムが必要な情報表示システムを経済
的に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低速回線を使用したリアル更新データ
転送システムの構成図である。
【図2】サーバ・クライアント間の信号送受信シーケン
スである。
【図3】表示データテーブルと管理データテーブルの構
成例の図である。
【図4】表示データテーブルと管理データテーブルの他
の構成例の図である
【図5】フラグの説明図である。
【図6】サーバでの更新データ登録フローである。
【図7】クライアントでの更新データ登録フローであ
る。
【図8】サーバでの更新された表示データ送信フローで
ある。
【図9】クライアントでの更新された表示データ受信フ
ローである。
【符号の説明】
1、2、n クライアント 11 情報配信センタ 12 高速専用回線 13 サーバ 14 記憶部 15 表示データテーブル 16 管理テーブル 17 低速公衆回線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報配信センタより表示データを受信し
    て記憶する記憶部を有するサーバと、該サーバより前記
    表示データを受信して表示する複数のクライアントと、
    前記サーバと複数のクライアント間を複数の回線にて接
    続する情報表示システムにおいて、前記サーバの記憶部
    では、各クライアントごとに、前記情報配信センタより
    の表示データを送信すべきか否かを示すフラグをもち、
    該フラグに従い、前記情報配信センタよりの表示データ
    を各クライアントに送信することを特徴とする低速回線
    を使用したリアル更新データ転送システム。
  2. 【請求項2】 情報配信センタより表示データを受信し
    て記憶する記憶部を有するサーバと、該サーバより前記
    表示データを受信して表示する複数のクライアントと、
    前記サーバと複数のクライアント間を複数の回線にて接
    続する情報表示システムにおいて、クライアントが、表
    示データを受信表示するには、サーバにたいし接続要求
    を送信し、接続要求を受信したサーバは、現在の接続回
    線数を見て、接続回線数があらかじめ定められた値より
    少ない場合は、接続要求を許可する応答信号を前記クラ
    イアントに送信し、接続回線数があらかじめ定められた
    値と等しいか大きい場合は、接続要求を不許可とする応
    答信号を前記クライアントに送信し、接続要求を許可す
    る応答信号を受信したクライアントは、受信したい表示
    データを示す情報をサーバに送信し、サーバでは、サー
    バの記憶部に記憶されているクライアントが受信したい
    表示データに対応して、その表示データを前記クライア
    ントに送信することを示すフラグを記憶することを特徴
    とする低速回線を使用したリアル更新データ転送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の低速回線を使
    用したリアル更新データ転送システムにおいて、情報配
    信センタは株価データ配信センタであって、表示データ
    は株価データであることを特徴とする低速回線を使用し
    たリアル更新データ転送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221604A (ja) * 2005-01-12 2006-08-24 Toramatsu Shintani Www上の疑似プッシュ型情報配信システム
JP7445785B2 (ja) 2020-07-24 2024-03-07 深▲チェン▼市富途網絡科技有限公司 情報処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体

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JP2006221604A (ja) * 2005-01-12 2006-08-24 Toramatsu Shintani Www上の疑似プッシュ型情報配信システム
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