JP2002108509A - 熱エネルギ回収可能な情報処理装置 - Google Patents

熱エネルギ回収可能な情報処理装置

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JP2002108509A
JP2002108509A JP2000303157A JP2000303157A JP2002108509A JP 2002108509 A JP2002108509 A JP 2002108509A JP 2000303157 A JP2000303157 A JP 2000303157A JP 2000303157 A JP2000303157 A JP 2000303157A JP 2002108509 A JP2002108509 A JP 2002108509A
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JP2000303157A
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Takeshi Sawada
武士 澤田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップや余分な電力を消費することな
しに、熱電変換素子の出力する電力量が供給先の電子部
品を駆動するに足る電力量であるか否かを判断し、その
判断結果に基づいて熱エネルギを回収可能な情報処理装
置を実現する。 【解決手段】 情報処理装置の主電源が投入されてから
の経過時間を計測するオン時間計測手段と、前記オン時
間計測手段による計測の結果、所定の経過時間を越えた
か判別するオン時間判別手段と、前記オン時間判別手段
によって所定の経過時間を越えたと判別された場合、前
記熱電変換手段によって得られた電気エネルギを情報処
理装置の一部へ供給するよう制御する電源制御手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC電源または電
池による電源供給手段を備えた、例えばノートブック型
パソコン等の情報処理装置に関し、より詳細には、該情
報処理装置内部から発生する熱エネルギを回収して電気
エネルギに変換し、該電気エネルギを情報処理装置の一
部へ供給する事のできる熱エネルギ回収可能な情報処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器装置から発生する熱を電
気エネルギに変換し、その電気エネルギを当該電子機器
装置の駆動に利用しようとする提案がなされていた。
【0003】例えば特開平11−145666号公報に
は、熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電変換素子
と、該熱電変換素子の温度を検知する温度センサとを備
え、該温度センサに検知された温度をもとに、バッテリ
のみで電子部品を駆動するか、バッテリと前記熱電変換
素子との併用で電子部品を駆動するかを切り替える電子
機器が開示されている。
【0004】前記特開平11−145666号公報には
また、熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電変換素
子と、該熱電変換素子の起電力を検知する起電力検知部
とを備え、該起電力検知部に検知された起電力をもと
に、バッテリのみで電子部品を駆動するか、バッテリと
前記熱電変換素子との併用で電子部品を駆動するかを切
り替える電子機器が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平11−14
5666号公報に記載の電子機器では、熱電変換素子の
出力する電力量が、供給先の電子部品を駆動するに足る
電力量であるか否かを判断するために、温度センサある
いは起電力検知部を備える必要があった。そのため、装
置のコストが上昇してしまったり、また温度センサや起
電力検知部を動作させるために余分な電力を消費してし
まう等の課題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決し、装置のコス
トアップや余分な電力を消費することなしに、熱電変換
素子の出力する電力量が供給先の電子部品を駆動するに
足る電力量であるか否かを判断する、熱エネルギ回収可
能な情報処理装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明における情報処理装置は、AC電源または電
池による電源供給手段を備え、情報処理装置から発生す
る熱エネルギを電気エネルギに変換する熱電変換手段
と、情報処理装置の主電源が投入されてからの経過時間
を計測するオン時間計測手段と、前記オン時間計測手段
による計測の結果、所定の経過時間を越えたか判別する
オン時間判別手段と、前記オン時間判別手段によって所
定の経過時間を越えたと判別された場合、前記熱電変換
手段によって得られた電気エネルギを情報処理装置の一
部へ供給するよう前記電源供給手段を制御する電源制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0008】上記構成により、コストアップや余分な電
力を消費することなしに、熱電変換素子の出力する電力
量が供給先の電子部品を駆動するに足る電力量であるか
否かを判断し、熱エネルギを回収可能な情報処理装置を
実現することができる。
【0009】本発明における情報処理装置はまた、前記
情報処理装置の主電源が遮断されてからの経過時間を計
測するオフ時間計測手段と、前記オフ時間計測手段によ
る計測の結果、所定の経過時間を越えていないか判別す
るオフ時間判別手段とを更に備え、前記オフ時間判別手
段によって所定の経過時間を越えていないと判別された
場合、前記電源制御手段は、前記熱電変換手段によって
得られた電気エネルギを前記情報処理装置の一部へ供給
するよう前記電源供給手段を制御することを特徴とす
る。
【0010】上記構成により、主電源が遮断されている
状態においても、コストアップや余分な電力を消費する
ことなしに、熱電変換素子の出力する電力量が供給先の
電子部品を駆動するに足る電力量であるか否かを判断
し、熱エネルギを回収可能な情報処理装置を実現するこ
とができる。
【0011】本発明における情報処理装置はまた、前記
オン時間計測手段または前記オフ時間計測手段は、一定
周期で出力有/無を繰り返すクロック信号を出力するク
ロック出力手段を含み、前記電源制御手段は、前記熱電
変換手段によって得られた電気エネルギを前記クロック
出力手段へ供給する事を特徴とする。
【0012】上記構成により、熱電変換手段の負荷を安
定させることができるため、熱電変換手段によって得ら
れた電気エネルギを最大限に利用できるオン時間判別手
段およびオフ時間判別手段を備えた、熱エネルギを回収
可能な情報処理装置を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における情報処理
装置の実施の形態に関して、図面を用いてその一実施例
を説明する。
【0014】図1は本発明の情報処理装置のシステム構
成を示したブロック図である。各ブロックは、常時電源
の供給が必要なブロック(常時電源供給負荷40)と、
主電源投入時のみに電源供給されるブロック(本体負荷
80)との大きく2種に分類される。本実施例では常時
電源供給負荷40は、電源供給回路制御部10、該電源
供給回路制御部10で利用される定数や変数が記憶され
る定数・変数エリア15、時刻を計時するクロック2
0、ならびに主電源ボタン30に直結されているコント
ローラ35から構成される。
【0015】コントローラ35は、主電源ボタン30が
押下された旨を電源供給回路制御部10に通知制御する
ための電子/制御回路である。クロック20は、電源供
給回路制御部10やシステムの主演算部(CPU)に対
して、一定時間間隔でオン/オフするクロック信号を出
力、もしくは要求に応じて現在時刻(日付けおよび時
刻)を出力するブロックである。
【0016】また主電源ボタン30が押下されて主電源
が投入された際に、電源供給されるブロック(本体負荷
80)は、システムの主演算部(CPU,ROM,RA
M)、ならびに該システムの主演算部より制御されるそ
の他のデバイスから構成される。
【0017】また熱電変換素子70は、本体負荷80、
特に演算部(CPU)から発生する熱エネルギを電気エ
ネルギに変換して出力するブロックである。
【0018】さらに電源供給回路50は、熱電変換素子
70(I1)、AC電源90(I2)、2次電池95
(I3)の3つの電源供給源から供給される電気エネル
ギを、本体負荷80(O1)、常時電源供給負荷40
(O2)、充電回路55を介して2次電池95(O3)
に、出力するためのスイッチング回路である。なお電源
供給回路50は、初期状態ではAC電源90(I2)お
よび2次電池95(I3)のいずれかから供給された電
力を、常時電源供給負荷40(O2)へ出力するように
設定されている。
【0019】実システムにおいては、電源供給回路5
0、充電回路55、熱電変換素子70、AC電源90、
2次電池95内の一部にも、何らかの電子/制御回路が
存在し、これら電子/制御回路も動作する上において、
常に(主電源ボタン30の押下と無関係に)、電源供給
されている必要があるが、本構成は発明内容に直接関係
しないため模式化していない。
【0020】以下に、図2乃至図4のフロー図に基づ
き、本電源供給回路50に対するスイッチング制御の内
容(電源供給回路制御部10の制御内容)について説明
する。
【0021】電源供給回路制御部10は、例えば利用者
が本機購入後、始めて機器に電源を投入(2次電池95
を機器に装着)した時に励起される(図2のSTART
エントリから実行開始される)。
【0022】まず定数・変数エリア15内の、システム
が稼動中(本体負荷80に電源供給された)か否かを示
す変数onf、ならびに、システムが稼動してから(本
体負荷80に電源供給されてから)の経過時間を示す変
数timerを初期化(0値設定)する(ステップS
1)。
【0023】次に、クロック20から一定時間間隔で出
力される信号出力の有無をチェックし(ステップS
2)、クロック20からの出力が発生している場合(ク
ロック20からの出力がHレベルの場合)には、変数o
nf値により、システム稼動中か否か(本体負荷80に
電源供給中か否か)をチェックし(ステップS3)、シ
ステム稼動中の場合には、変数timer値をインクリ
メントし(ステップS6)、システム稼働中でない場合
には、変数timer値を、0を下限値としてデクリメ
ントする(ステップS4〜ステップS5)。
【0024】なお、上記制御(変数timerのインク
リメント/デクリメント制御)は、システム稼動時間経
過に比例して本体負荷80の温度が上昇し、また、上昇
時と同一係数で、システム非稼動時間経過に比例して本
体負荷80の温度が下降するものと仮定した制御である
が、実際のシステム稼動/非稼動時間経過に対する本体
負荷80の温度上昇/下降特性は、単なる比例特性とは
ならないため、例えば変数timer値の上限値処理
(規定値以上になった場合、インクリメントしない等)
や、稼動時の加算値より非稼動時の減算値を大きくする
(係数を大きくする)等の考慮が必要である。
【0025】(補足:正しくは外気温等にも依存する
が、一般的には熱くなるより冷える方が早い。なぜな
ら、もし同一なら、負荷に対して与えた電気エネルギの
すべてが熱エネルギに変化している事を意味するからで
ある)。
【0026】本題に戻り、ステップS2においてクロッ
ク20からの出力がなかった場合(クロック20からの
出力がLレベルの場合)には、主電源ボタン30の押下
があったか否か(正確には、コントローラ35からの主
電源ボタン30のON通知信号の有無)をチェック(ス
テップS7)、および本体システム(CPU)からシス
テム停止を意味するOFF通知信号の有無をチェックし
(ステップS9)、前者(システム起動)の場合には、
変数onfに1値をセットし(ステップS8)、後者
(システムオフ)の場合には、変数onfに0値をセッ
トして(ステップS10)ステップS2のクロック20
のチェック処理へ戻る(ループエントリLpへジャンプ
する)。
【0027】なお本実施例では、主電源ボタン30はシ
ステム起動操作しかできない(システムオフ通知信号
は、利用者によるOSのシャットダウン指定の際、シス
テムから通知される)ものとしているが、これは現状の
(特にノートタイプ系)パソコンシステムに、最も近い
形態を一例としただけであり、主電源ボタン30により
ON/OFF処理しても何ら問題はない。
【0028】また上記制御において、ステップS8およ
びステップS10の直後に、本体負荷80に対する電源
供給の制御(O1制御)を実施(ステップS11へジャ
ンプ)しても良いが、本実施例では、ループエントリL
pへジャンプした後、すぐにクロック出力もON通知も
発生しないであろうと言う意味(すなわち、ステップS
11まで移行する事になる)から、単にループエントリ
Lpへジャンプしている。
【0029】次に、システム起動およびシステムオフ通
知信号の出力がなかった場合には、現在のAC接続状態
を、AC電源90内のコントローラからの出力に基づい
てチェックし(ステップS11)、AC接続されている
場合はエントリ(図3の先頭ステップS50)へ、A
C接続されていない場合はエントリ(図4の先頭ステ
ップS70)へ移行する。
【0030】なおAC電源90とは、実システムでは情
報処理装置内のAC電源用インタフェースを意味し、本
ステップS11は、本インタフェースにACケーブルが
接続されているか否かの状態を意味しているが、当然の
事ながら、実際にAC電源が供給されているか否かを判
断する方がより良い事は言うまでもない。
【0031】図3乃至図4のフロー図は、電源供給回路
制御部10によって、電源供給回路50のINPUT
(I1〜I3)とOUTPUT(O1〜O3)の接続関
係を実制御する部分で、図3はAC接続時、図4はAC
未接続時のフロー図である。
【0032】まずAC接続時(図3)のフロー図を説明
する。最初に、現在の2次電池95の容量状態が満充電
状態か否かをチェックし(ステップS50)、満充電状
態でない場合には、変数timer値が規定値以上か否
か、すなわち熱電変換素子70から出力される電気エネ
ルギ(I1)が利用できる状態か否かをチェック(ステ
ップS51)し、さらに変数onf値すなわちシステム
起動状態の両変数値をチェック(ステップS52、ステ
ップS55)して、INPUT(I1〜I3)とOUT
PUT(O1〜O3)の接続関係を電源供給回路50に
出力する(ステップS53、ステップS54、ステップ
S56、ステップS57)。
【0033】なお前記ステップS51において、変数t
imer値と比較する既定値は、予め(情報処理装置の
設計・生産時に)決められ、定数・変数エリア15に格
納されている。
【0034】接続関係を詳細に説明すると、熱電変換素
子70の電力が有効(ステップS51−YES)で、シ
ステムがオフ(ステップS52−YES)の場合には、
熱電変換素子70の電力(I1)を常時電源供給負荷4
0(O2)に供給し、さらにAC電源90の電力(I
2)を2次電池95の充電回路55(O3)に供給する
(ステップS53)。
【0035】また、熱電変換素子70の電力が有効(ス
テップS51−YES)で、システムがオン(ステップ
S52−NO)の場合には、熱電変換素子70の電力
(I1)を常時電源供給負荷40(O2)に供給し、さ
らにAC電源90の電力(I2)を、本体負荷80(O
1)および2次電池95の充電回路55(O3)に供給
する(ステップS54)。
【0036】また、熱電変換素子70の電力が無効(ス
テップS51−NO)で、システムがオフ(ステップS
55−YES)の場合には、AC電源90の電力(I
2)を常時電源供給負荷40(O2)および2次電池9
5の充電回路55(O3)に供給する(ステップS5
6)。
【0037】最後に、熱電変換素子70の電力が無効
(ステップS51−NO)で、システムがオン(ステッ
プS55−NO)の場合には、AC電源90の電力(I
2)を、本体負荷80(O1)、常時電源供給負荷40
(O2)、および2次電池95の充電回路55(O3)
の、すべてのブロックに供給する(ステップS57)。
【0038】なお、上記ステップS53およびステップ
S54において、熱電変換素子70の電力(I1)を常
時電源供給負荷40(O2)のみに供給し、本体負荷8
0(O1)や2次電池95の充電回路55(O3)へ供
給しないのは、本体負荷80や2次電池95の充電回路
55の消費電力は大きく、熱電変換素子70の供給する
電力量では不足することが考えられることと、本体負荷
80や2次電池95の充電回路55の消費電力は変動が
大きいため、前記ステップS51において比較する既定
値の設定が難しい(マージンを多く取る必要があり、発
生した熱エネルギを最大限に利用できない)等の理由か
らである。
【0039】一方ステップS50において、2次電池9
5の容量状態が満充電状態であると判断した場合には、
同様に変数timer値と変数onf値の両変数値をチ
ェック(ステップS60、ステップS61、ステップS
64)して、INPUT(I1〜I3)とOUTPUT
(O1〜O3)の接続関係を電源供給回路50に出力す
る(ステップS62、ステップS63、ステップS6
5、ステップS66)。
【0040】接続関係を詳細に説明すると、熱電変換素
子70の電力が有効(ステップS60−YES)で、シ
ステムがオフ(ステップS61−YES)の場合には、
熱電変換素子70の電力(I1)を常時電源供給負荷4
0(O2)に供給する(ステップS62)。
【0041】また、熱電変換素子70の電力が有効(ス
テップS60−YES)で、システムがオン(ステップ
S61−NO)の場合には、熱電変換素子70の電力
(I1)を常時電源供給負荷40(O2)に供給し、さ
らにAC電源90の電力(I2)を本体負荷80(O
1)に供給する(ステップS63)。
【0042】また、熱電変換素子70の電力が無効(ス
テップS60−NO)で、システムがオフ(ステップS
64−YES)の場合には、AC電源90の電力(I
2)を常時電源供給負荷40(O2)に供給する(ステ
ップS65)。
【0043】最後に、熱電変換素子70の電力が無効
(ステップS60−NO)で、システムがオン(ステッ
プS64−NO)の場合には、AC電源90の電力(I
2)を本体負荷80(O1)および常時電源供給負荷4
0(O2)に供給する(ステップS66)。
【0044】次にAC未接続時(図4)のフロー図を説
明する。最初に、現在の2次電池95の容量状態が規定
値以下(非常に残容量が少ない状態)か否かをチェック
し(ステップS70)、規定値以下の場合には、変数t
imer値が規定値以上か否か、すなわち熱電変換素子
70から出力される電気エネルギ(I1)が利用できる
状態か否か(ステップS71)をチェックし、さらに変
数onf値すなわちシステム起動状態の両変数値をチェ
ック(ステップS72、ステップS75)して、INP
UT(I1〜I3)とOUTPUT(O1〜O3)の接
続関係を電源供給回路50に出力する(ステップS7
3、ステップS74、ステップS76、ステップS7
7)。
【0045】接続関係を詳細に説明すると、熱電変換素
子70の電力が有効(ステップS71−YES)で、シ
ステムがオフ(ステップS72−YES)の場合には、
熱電変換素子70の電力(I1)を常時電源供給負荷4
0(O2)および2次電池95の充電回路55(O3)
に供給する(ステップS73)。
【0046】なお、上記制御においては若干注意すべき
点がある。それは「2次電池95の充電(O3)より常
時電源供給負荷40に対する出力(O2)を優先させる
必要がある」と言う点と、「現在は、ステップS71で
YES、すなわち熱電変換素子70からの電力は有効だ
が、しばらくすると無効になり得るであろう」と言う2
点である。これは、熱電変換素子70の電力(I1)を
2次電池95の充電(O3)に利用するのは、あくまで
も「わずかでも良いから、2次電池95の寿命を延ばそ
う」と言う程度の制御であり、場合によっては(例えば
熱電変換素子70の熱エネルギを電気エネルギに変換す
る効率が低い場合等)、熱電変換素子70の電力(I
1)を2次電池95の充電回路55(O3)に供給しな
い方がベター(確実に、常時電源供給負荷40に対して
電源供給すべき)である事をも意味している。
【0047】本題に戻り、熱電変換素子70の電力が有
効(ステップS71−YES)で、システムがオン(ス
テップS72−NO)の場合には、熱電変換素子70の
電力(I1)を常時電源供給負荷40(O2)に供給
し、さらに2次電池95の電力(I3)を本体負荷80
(O1)に供給する(ステップS74)。
【0048】また、熱電変換素子70の電力が無効(ス
テップS71−NO)で、システムがオフ(ステップS
75−YES)の場合には、2次電池95の電力(I
3)を常時電源供給負荷40(O2)に供給する(ステ
ップS76)。
【0049】最後に、熱電変換素子70の電力が無効
(ステップS71−NO)で、システムがオン(ステッ
プS75−NO)の場合には、2次電池95の電力(I
3)を本体負荷80(O1)および常時電源供給負荷4
0(O2)に供給する(ステップS77)。
【0050】一方ステップS70において、2次電池9
5の容量状態が規定値以上であると判断した場合には、
同様に変数timer値と変数onf値の両変数値をチ
ェック(ステップS78、ステップS79、ステップS
82)して、INPUT(I1〜I3)とOUTPUT
(O1〜O3)の接続関係を電源供給回路50に出力す
る(ステップS80、ステップS81、ステップS8
3、ステップS84)。
【0051】接続関係を詳細に説明すると、熱電変換素
子70の電力が有効(ステップS78−YES)で、シ
ステムがオフ(ステップS79−YES)の場合には、
熱電変換素子70の電力(I1)を常時電源供給負荷4
0(O2)に供給する(ステップS80)。
【0052】また、熱電変換素子70の電力が有効(ス
テップS78−YES)で、システムがオン(ステップ
S79−NO)の場合には、熱電変換素子70の電力
(I1)を常時電源供給負荷40(O2)に供給し、さ
らに2次電池95の電力(I3)を本体負荷80(O
1)に供給する(ステップS81)。
【0053】また、熱電変換素子70の電力が無効(ス
テップS78−NO)で、システムがオフ(ステップS
82−YES)の場合には、2次電池95の電力(I
3)を常時電源供給負荷40(O2)に供給する(ステ
ップS83)。
【0054】最後に、熱電変換素子70の電力が無効
(ステップS78−NO)で、システムがオン(ステッ
プS82−NO)の場合には、2次電池95の電力(I
3)を本体負荷80(O1)および常時電源供給負荷4
0(O2)に供給する(ステップS84)。
【0055】上記のように制御することにより、温度セ
ンサあるいは起電力検知部といった特別なデバイスを備
えることなく、情報処理装置が通常備えているクロック
を利用することにより、熱電変換素子70から供給され
る電力量が供給先の電子部品を駆動するに足る電力量で
あるか否かを判断することができ、その電力を情報処理
装置の一部へ供給することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明における情報処理
装置は、温度センサあるいは起電力検知部を備える必要
が無いため、装置のコストアップや余分な電力を消費す
ることなしに、熱電変換素子の出力する電力量が供給先
の電子部品を駆動するに足る電力量であるか否かを判断
することができる。この判断結果に基づいて、電子部品
から発生する熱エネルギを電気エネルギに変換し、情報
処理装置へ供給することができるため、バッテリの長寿
命化や、電子部品の温度上昇を抑制することができると
いう効果を奏する。
【0057】本発明における情報処理装置はまた、主電
源が遮断されている状態においても、コストアップや余
分な電力を消費することなしに、熱電変換素子の出力す
る電力量が供給先の電子部品を駆動するに足る電力量で
あるか否かを判断することができる。この判断結果に基
づいて、電子部品から発生する熱エネルギを電気エネル
ギに変換し、情報処理装置へ供給することができるた
め、バッテリの長寿命化や、電子部品の温度上昇を抑制
することができるという効果を奏する。
【0058】本発明における情報処理装置はまた、前記
熱電変換手段によって得られた電気エネルギを前記クロ
ック出力手段へ供給するように構成しているため、熱電
変換手段の負荷を安定させることができ、熱電変換手段
によって得られた電気エネルギを最大限に利用できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報処理装置のシステ
ム構成ブロック図である。
【図2】情報処理装置の制御内容を示すフローチャート
である。
【図3】AC接続されている場合の制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図4】AC接続されていない場合の制御内容を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 電源供給回路制御部 15 定数・変数エリア 20 クロック 30 主電源ボタン 35 コントローラ 40 常時電源供給負荷 50 電源供給回路 55 充電回路 70 熱電変換素子 80 本体負荷 90 AC電源 95 2次電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 331D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC電源または電池による電源供給手段
    を備えた情報処理装置において、 前記情報処理装置から発生する熱エネルギを電気エネル
    ギに変換する熱電変換手段と、 前記情報処理装置の主電源が投入されてからの経過時間
    を計測するオン時間計測手段と、 前記オン時間計測手段による計測の結果、所定の経過時
    間を越えたか判別するオン時間判別手段と、 前記オン時間判別手段によって所定の経過時間を越えた
    と判別された場合、前記熱電変換手段によって得られた
    電気エネルギを前記情報処理装置の一部へ供給するよう
    前記電源供給手段を制御する電源制御手段を備えたこと
    を特徴とする熱エネルギ回収可能な情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報処理装置の主電源が遮断されて
    からの経過時間を計測するオフ時間計測手段と、 前記オフ時間計測手段による計測の結果、所定の経過時
    間を越えていないか判別するオフ時間判別手段とを更に
    備え、 前記オフ時間判別手段によって所定の経過時間を越えて
    いないと判別された場合、前記電源制御手段は、前記熱
    電変換手段によって得られた電気エネルギを前記情報処
    理装置の一部へ供給するよう前記電源供給手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の熱エネルギ回収可能
    な情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記オン時間計測手段または前記オフ時
    間計測手段は、一定周期で出力有/無を繰り返すクロッ
    ク信号を出力するクロック出力手段を含み、 前記電源制御手段は、前記熱電変換手段によって得られ
    た電気エネルギを前記クロック出力手段へ供給する事を
    特徴とする請求項1乃至請求項2記載の熱エネルギ回収
    可能な情報処理装置。
JP2000303157A 2000-10-03 2000-10-03 熱エネルギ回収可能な情報処理装置 Pending JP2002108509A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214435A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sharp Corp 電子機器、液晶表示装置
JP2013005108A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Toshiba Corp 映像表示装置

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