JP2002107654A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2002107654A JP2000293974A JP2000293974A JP2002107654A JP 2002107654 A JP2002107654 A JP 2002107654A JP 2000293974 A JP2000293974 A JP 2000293974A JP 2000293974 A JP2000293974 A JP 2000293974A JP 2002107654 A JP2002107654 A JP 2002107654A
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毅 遠藤
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靖 谷尻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像を表示する表示部と拡大光学系を備え顔
前にて使用される映像表示装置であって、小型軽量かつ
低コストでありながら広視野かつ高精細な映像を提供す
ることが可能なものを提供する。 【解決手段】 表示部として液晶パネルを備え、液晶パ
ネルを2つの発光ダイオードによって異なる方向から照
明して、表示した映像を表す映像光を2方向に出射させ
る。また、2方向に出射した映像光を異なる光路で眼に
導くホログラム素子またはミラーを拡大光学系として備
える。液晶パネルに2つの映像を交互に表示させるとと
もに、その表示の切り替えに同期して2つの発光ダイオ
ードを交互に発光させて、2つの映像を表す映像光を異
なる光路から交互に眼に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔前にて使用さ
れ、拡大光学系により表示部に表示した映像の拡大虚像
を提供する個人用の映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、顔前にて使用され、表示部に表示
した映像の光を拡大光学系により眼に導いて映像の拡大
虚像を提供する映像表示装置が、個人(一人)用の映像
提供手段として提案されている。このような映像表示装
置は、一般に、眼鏡あるいはゴーグルのような形態とさ
れて、頭部に装着して使用される。
【0003】映像提供のための構成としては、表示部と
拡大光学系を各々1つ備えるものが最も簡素である。し
かし、この構成では、提供する映像(虚像)の視野を広
くすることと、提供する映像の精細度を高くすることを
両立させることは難しく、広視野化を図れば精細度が低
下し、高精細化を図れば視野が狭くなる。
【0004】特開平6−51239号公報には、表示部
を複数備え、各表示部からの光を拡大光学系の隣合う部
位に入射させて隣合う光路で眼に導くことが開示されて
いる。表示部としては液晶表示器が用いられ、各液晶表
示器は提供する映像のうちの異なる部分を同時に表示す
る。拡大光学系としてはホログラム素子が用いられ、ホ
ログラム素子の回折特性は異なる液晶表示器からの光が
接し合って眼に達するように設定されている。この構成
では、表示部の数に応じて視野が広くなり、また、提供
する映像全体の一部分のみに個々の表示部が対応するこ
とになって、精細度も高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
装置では、広視野かつ高精細の映像を提供することがで
きる反面、表示部を複数備えるため、構成が複雑になっ
て装置の大型化、重量化を招くとともに、製造コストも
高くなる。使用形態を考えると装置の大型化や重量化は
好ましくなく、また、個人用の装置であるからできるだ
け低コストであることが望ましい。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、小型軽量かつ低コストでありながら、広視
野かつ高精細な映像を提供することが可能な映像表示装
置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、映像を表示し、与えられる照明光を映
像を表す映像光とする表示部と、表示部に複数の方向か
ら照明光を与えて、表示部から複数の方向に映像光を出
射させる照明部と、表示部から複数の方向に出射する映
像光を、映像光ごとに異なる複数の光路で眼に導く拡大
光学系と、表示部に複数の映像を切り替えて表示させる
とともに、眼に導く映像光の光路を映像の表示の切り替
えに合わせて切り替える制御部とで映像表示装置を構成
する。
【0008】この映像表示装置は、拡大光学系から眼に
至る映像光の光路を複数有しており、眼に対する映像光
の方向が光路ごとに異なる。複数の光路の映像光は同一
時点では同一の映像を表し、仮に複数の光路の映像光を
同時に眼に導けば、使用者には内容が同じ複数の映像
(虚像)が提供されることになる。実際には、制御部が
表示部に複数の映像を切り替えて表示させるとともに、
表示の切り替えに合わせて光路を切り替えるようにして
いるため、異なる映像を表す映像光が異なる方向から異
なる時に眼に導かれる。映像表示と光路の切り替えを速
やかに行えば、異なる映像を異なる方向から同時に提供
する状態に近くなり、使用者が観察する映像は全体とし
て視野の広いものとなる。しかも、個々の映像の精細度
が高いから、映像全体としての精細度も高くなる。
【0009】眼に導く映像光の光路の切り替えはどのよ
うな方法で行ってもよいが、例えば、制御部が、照明部
に照明光の方向を切り替えさせることにより、眼に導く
映像光の光路を切り替えるようにする。照明光の方向を
変化させることで、映像光の出射方向が変化して、自動
的に光路が切り替わる。具体的には、例えば、位置が異
なりいずれも表示部を向いた複数の光源を照明部に備え
て、各光源の点灯を切り替える。このようにすると、光
路の切り替えをきわめて速やかに行うことが可能にな
る。
【0010】拡大光学系はホログラム素子を含むものと
するとよい。ホログラム素子は回折特性を自由に設定す
ることができるから、表示部からの出射方向が異なる映
像光を異なる光路で眼に導くことが容易になり、また、
映像を任意の倍率で拡大することもできる。しかも、ホ
ログラム素子は、回折させる光以外にほとんど作用しな
いため、外界からの光を眼に導いて、映像に重ねて外界
の像を提供することも可能になる。
【0011】照明部が表示部に与える照明光の波長が、
照明光の方向ごとに異なるようにしてもよい。映像光が
表す映像の色が光路ごとに相違することになり、複数の
映像が部分的に重なって観察されるときでも、映像の識
別が容易になる。特に、拡大光学系がホログラム素子を
含む構成では、異なる映像光がホログラム素子上で重な
っても、各映像光を異なる方向に導く設定とすることが
容易になる。
【0012】拡大光学系が映像光を眼に導く複数の光路
は、眼の位置において重なり合っている設定としてもよ
いし、眼の位置において互いに分離している設定として
もよい。前者の設定では、使用者は複数の映像をまとめ
て観察することができ、後者の設定では、視線の方向を
変化させることで、複数の映像を個別に観察することが
できる。
【0013】上記の映像表示装置は、拡大光学系を保持
し、眼に対面する透明な板状部材を備える構成とするこ
とができる。使用者の眼には板状部材を透過した外界か
らの光も入射することになり、映像と共に外界を観察す
ることができる。拡大光学系をホログラム素子とすれ
ば、映像により外界が遮られることもない。
【0014】板状部材が、表示部から出射する映像光を
端部より導き入れて、内部で反射して拡大光学系に導く
ようにするとよい。板状部材を大きくかつ薄くして表示
部を使用者の視野外に位置させることが可能になり、装
置の重量化を抑えながら、外界に対して広い視野を確保
することができる。
【0015】板状部材が光学的パワーを有するようにし
てもよい。板状部材のパワーにより視度調節が可能にな
り、視力の低下した使用者でも他の矯正手段を用いるこ
となく外界を鮮明に観察することができる。
【0016】使用者の頭部に装着するための装着部材を
備えるようにしてもよい。手で保持する必要がなくな
り、使い勝手のよい装置となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像表示装置の実
施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実
施形態の映像表示装置1の光学系の構成と光路を図1に
模式的に示す。図1の(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ映像表示装置1の正面図、側面図、平面図であるが、
(a)においては、映像表示装置1から使用者の眼に至
る光路を明示するために、眼の位置をずらして表してい
る。
【0018】映像表示装置1は、2つの発光ダイオード
(LED)11a、11b、2つの拡散板12a、12
b、2つの凸レンズ13a、13b、1つの透過型の液
晶表示器(LCD)14、1つの透明板15、2つのミ
ラー16a、16bを備えている。映像表示装置1は、
ミラー16a、16bが使用者の一方の眼Eの直前に位
置し、透明板15が眼Eに対面し、LED11a、11
b、拡散板12a、12b、レンズ13a、13b、ミ
ラー16a、16bが眼Eに対して左右方向に並ぶ状態
で使用される。
【0019】LCD14は、映像を表示し、与えられる
照明光を変調して表示した映像を表す映像光とする表示
部である。LCD14の映像の表示は制御部21(図2
参照)によって制御される。
【0020】LED11a、11b、拡散板12a、1
2bおよびレンズ13a、13bは、表示部であるLC
D14に照明光を与える照明部である。LED11a、
11bは異なる位置に配設されており、それぞれ所定の
波長の光をLCD14に向けて発する。LED11a、
11bの発光も制御部21によって制御される。拡散板
12a、12bはそれぞれLED12a、12bが発し
た光を拡散し、レンズ13a、13bはそれぞれ拡散板
12a、12bを透過したLED11a、11bからの
光をLCD14の全面に導く。
【0021】LCD14は異なる2方向から照明光を与
えられることになる。異なる2方向から与えられた照明
光は、LCD14を透過して異なる2方向に出射する映
像光となる。
【0022】ミラー16a、16bは、LCD14から
の光を眼Eに導く拡大光学系であり、透明板15の内部
に設けられている。映像光は透明板15にその上端面よ
り入射する。透明板15は、入射した映像光を、前面
(眼から遠い表面)と後面(眼に近い表面)で数回全反
射して、ミラー16a、16bに導く。
【0023】眼Eには透明板15を透過する外界からの
光も入射し、使用者は外界も観察することができる。透
明板15はパワーを有しており、近視または遠視の人で
も他の視力矯正手段を用いることなく、外界を鮮明に観
察することが可能である。図1では、近視の人に適合す
るように、透明板15に負のパワーをもたせている。
【0024】映像光を透明板15の内部で複数回反射し
てミラー16a、16bに導くようにしているため、透
明板15は大きくかつ薄くすることができる。これによ
り、LED11a、11bからLCD14までを使用者
の視野の外に位置させることが可能になり、装置1の重
量化を伴うことなく、外界に対する使用者の視野を広く
確保することができる。
【0025】拡大光学系であるミラー16a、16bは
それぞれ凹面鏡であり、LCD14が表示した映像の拡
大虚像を提供する。虚像はLCD14の実像の十倍程度
またはそれ以上の大きさであり、眼Eの前方1〜数mの
距離に位置する。ミラー16a、16bは、全反射ミラ
ーとしてもよいしハーフミラーとしてもよい。全反射ミ
ラーとすれば明るい映像を提供することができ、ハーフ
ミラーとすれば外界のうち映像に重なる部分も観察する
ことができる。ハーフミラーとする場合は、例えば、透
明板15のミラー16a、16bに対向する部分のパワ
ーを変化させることにより、曲面であるミラー16a、
16bを透過する際の屈折を相殺して、観察される外界
に歪みが生じないようにする。
【0026】ミラー16aにはLED11aに由来する
映像光が入射し、ミラー16bにはLED11bに由来
する映像光が入射する。これらの映像光は異なる2つの
光路で眼Eに導かれることになる。ミラー16a、16
bは映像光を導く2つの光路が眼Eの位置で重なり合う
ように、すなわち単一の射出瞳を形成するように設定さ
れている。ただし、眼Eに対する映像光の方向の差異に
より、各映像光が表す映像は左右に並んで観察され、2
つの映像全体の水平方向の視野角は個々の映像の視野角
の略2倍になる。
【0027】LCD14は一時に1つの映像を表示する
ため、LED11a、11bを同時に発光させれば、2
つの映像光は同一の映像を表すことになる。ただし、映
像表示装置1では、各映像光の表す映像が提供すべき映
像全体の半分ずつを表すように、LCD14に表示する
映像を切り替えるとともに、眼Eに映像光を導く光路を
映像表示の切り替えに同期して切り替えるようにしてい
る。
【0028】この制御のための構成を図2に模式的に示
す。映像表示装置1は、LCD14の表示動作と、LE
D11a、11bの発光動作を制御する制御部21を備
えている。制御部21は、提供すべき映像全体の左半分
と右半分を表す2つの映像信号S1、S2を時期を違え
てLCD14に与え、LCD14は与えられた映像信号
S1またはS2に応じた映像を表示する。制御部21
は、また、発光を指示する発光信号L1、L2をLED
11a、11bに個別に与え、LED11a、11bは
それぞれ発光信号L1、L2が与えられている間のみ光
を発する。
【0029】制御部21は、LCD14に映像信号S1
を与えるときは、LED11aに発光信号L1を与えて
LED11bには発光信号L2を与えず、LCD14に
映像信号S2を与えるときは、LED11bに発光信号
L2を与えてLED11aには発光信号L1を与えな
い。したがって、LED11a、11bに由来する映像
光はそれぞれ映像信号S1、S2に対応したものとな
り、また、眼Eに導かれる映像光の光路が切り替えられ
る。制御部21は、信号S1、L1の供与と信号S2、
L2の供与とを、短い周期(例えば1/30秒)で交互
に繰り返す。この制御により、映像全体の左半分と右半
分を表す映像光が眼Eに交互に入射する。
【0030】映像表示装置1が提供する映像の1例を図
3に示す。提供する映像は、個々の映像光が表す左半分
と右半分が近接したものとなり、全体として広視野の映
像になる。しかも、映像の左半分も右半分もLCD14
全体からの光であるから、映像全体の精細度は個々の映
像の精細度と同じである。2つの映像光の光路が眼Eに
おいて重なるため、視線を正面に向けている使用者は広
視野の映像全体をまとめて観察することができる。
【0031】LED11a、11bが同じ波長の光を発
するようにすれば、映像全体は単一の色になり、LED
11a、11bが異なる波長の光を発するようにすれ
ば、映像の色は左半分と右半分で相違する。各LED1
1a、11bとして赤色(R)光、緑色(G)光、青色
(B)を発する3種を備えて、カラー映像を表示するこ
とも可能である。そのためには、映像信号S1、S2の
それぞれに映像のR成分、G成分、B成分を表す信号を
含ませるとともに、発光信号L1、L2にR光、G光、
B光の発光を指示する信号を含ませて、表示と発光を同
期をとって行わせればよい。
【0032】なお、映像表示装置1では、2つの映像を
左右に並べて映像全体を表すようにしているが、2つの
映像を上下に並べて映像全体を表すようにしてもよい。
この構成と使用者が観察する映像を図4に模式的に示
す。この場合、LED11a、11bは上下方向に配置
することになる。図示しないが、拡大光学系であるミラ
ー16a、16bも上下方向に配置する。
【0033】以下、他の実施形態について説明するが、
既述の構成要素と同一または類似の機能を有する構成要
素は同じ符号で表して、重複する説明は省略する。
【0034】第2の実施形態の映像表示装置2の光学系
の構成と光路を図5に模式的に示す。図5において、
(a)、(b)、(c)はそれぞれ映像表示装置2の正
面図、側面図、平面図であるが、(a)では図1と同様
に、映像表示装置2から使用者の眼に至る光路を明示す
るために、眼の位置をずらして表している。映像表示装
置2は、ミラー16a、16bに代えて、2つの反射型
のホログラム素子17a、17bを拡大光学系として備
えたものである。他の構成は映像表示装置1と同様であ
る。
【0035】ホログラム素子17a、17bは平板状で
あり、下端が上端よりも顔面に近づくように、透明板1
5の内部に設けられている。透明板15は傾斜した端面
を有する2つの素片を接合して作製されており、ホログ
ラム素子17a、17bは接合面となる傾斜した端面に
貼り付けられている。
【0036】ホログラム素子17a、17は、LED1
1a、11bが発する光と同じ波長の光で感光材料を露
光して、感光材料に干渉縞を形成することにより作製す
る。ホログラム素子17a、17bは一体に作製するこ
ともできるし、別体として並べて配置することもでき
る。また、カラー映像を提供するためにLED11a、
11bとしてR光、G光、B光を発する3種を備える場
合、1つの感光材料を各色光で順に露光してホログラム
素子17a、17bとしてもよいし、各色光で個別に露
光した3つの感光材料を積層してホログラム素子17
a、17bとしてもよい。
【0037】入射光の波長とホログラム素子の反射率お
よび透過率との関係を図6に模式的に示す。図6におい
て、(a)は波長530nmのG光を、(b)は波長6
20、530、430nmのR光、G光、B光を回折さ
せる場合の例である。ホログラム素子は、所望の波長の
光を選択性高く回折させる設定とすることが容易であ
る。例えば、(a)のように波長530nmの光を回折
して反射させる場合、520〜540nmの波長域のみ
を強く回折し、他の波長域の光をほとんど全て透過させ
るようにすることができる。
【0038】このような特性を有するホログラム素子1
7a、17bで拡大光学系を構成した映像表示装置2で
は、映像に重ねて外界の像を提供することが可能である
のみならず、映像光を全て眼に導いて明るい映像を提供
し、しかも、映像に重なる外界の像が暗くなったり着色
したりするのを避けることができる。
【0039】映像表示装置2も図2に示した制御部21
を備えており、映像表示装置1と同様にして、LCD1
4の映像の表示とホログラム素子17a、17bから眼
に導く映像光の光路の切り替えを制御する。したがっ
て、使用者は視野が広く精細度の高い映像を観察するこ
とができる。
【0040】第3の実施形態の映像表示装置3の光学系
の構成と光路を図7の平面図に模式的に示す。この映像
表示装置3は、第2の実施形態の映像表示装置2を修飾
して、拡大光学系であるホログラム素子17a、17b
が眼に導く映像光の光路を変更したものである。
【0041】LED11aに由来する映像光は、ホログ
ラム素子17aに入射するだけでなく、一部がホログラ
ム素子17bのホログラム素子17aに近い部位に入射
する。同様に、LED11bに由来する映像光は、ホロ
グラム素子17bに入射するだけでなく、一部がホログ
ラム素子17aのホログラム素子17bに近い部位に入
射する。ホログラム素子17a、17bは、単一の感光
材料を、その中央部が二重露光となるように、2方向か
ら露光することにより一体に作製されている。二重露光
された部位が、LED11a、11bの双方に由来する
映像光が入射する部位である。
【0042】ホログラム素子17a、17bが眼に導く
映像光の光路は異なるが、映像光は部分的に重なり合
い、したがって、使用者に提供される映像も部分的に重
なり合う。制御部21は、映像の重なり合う部分が同じ
映像となるように、LCD14に与える2つの映像信号
S1、S2の一部を同じにする。したがって、観察する
映像が重なっているにもかかわらず、使用者が違和感を
覚えることはない。
【0043】LED11a、11bが発する光の波長は
異なる。これにより、ホログラム素子17a、17bの
うちLED11a、11bの双方に由来する映像光が入
射する部位が、各映像光を確実に異なる方向に回折する
設定とすることができる。LED11a、11bが発す
る光の波長は20nm程度以上離れていればよく、例え
ば、550nmと570nm、あるいは450nmと5
50nmとすることができる。
【0044】LED11a、11bが発する光の波長が
異なっていると、観察される2つの映像の色が相違する
ことになり、使用者は2つの映像を明確に識別すること
が可能である。その場合、映像の重なり合っている部分
は中間の色として観察される。
【0045】第4の実施形態の映像表示装置4の光学系
の構成と光路を図8に模式的に示す。図8において
(a)、(b)はそれぞれ側面図、平面図である。映像
表示装置4は映像表示装置2を修飾して、拡大光学系で
あるホログラム素子17a、17bが眼に導く映像光の
光路を変更したものである。
【0046】ホログラム素子17a、17bは、各々が
映像光を導く光路が眼Eの位置で分離するように、すな
わち個別に射出瞳を形成するように設定されている。し
たがって、2つの光路の映像光が眼Eに略同時に入射す
ることはなく、視線を1方向に向けている使用者には一
方の映像のみが提供される。ただし、使用者が視線の方
向を変化させれば他方の映像を観察することができる。
【0047】映像表示装置4が提供する映像の1例を図
9に示す。この例は、自動車を運転中の使用者に提供す
る映像であり、運転上の注意を促すメッセージを含んで
いる。視線を左方に向けたときには左の映像VLのみが
観察され、視線を右方に向けたときには右の映像VRの
みが観察される。なお、自動車には、側方を含む広い範
囲を撮影するカメラと、撮影した映像中の移動物体を認
識する映像識別回路を備えておき、認識結果を制御部2
1に与えて、制御部21がメッセージを表す映像信号S
1、S2を適宜LCD14に与えるようにする。
【0048】第5の実施形態の映像表示装置5の光学系
の構成と光路を図10の平面図に模式的に示す。この映
像表示装置5は第3の実施形態の映像表示装置3を修飾
して、拡大光学系であるホログラム素子17a、17b
が眼に導く映像光の光路を変更したものである。
【0049】ホログラム素子17a、17bは、映像表
示装置3と同様に、LED11a、11bの双方に由来
する映像光を受ける部位を有する。ただし、ホログラム
素子17a、17bは、第4の実施形態の映像表示装置
4と同様に、各々が映像光を導く光路が眼Eの位置で分
離するように、すなわち個別に射出瞳を形成するように
設定されている。したがって、2つの光路の映像光が眼
Eに略同時に入射することはなく、視線を1方向に向け
ている使用者には一方の映像のみが提供される。
【0050】制御部21は、LED11aに由来しホロ
グラム素子17bに入射することになる映像光と、LE
D11bに由来しホログラム素子17aに入射すること
になる映像光とが、同じ映像を表すように、LCD14
に与える映像信号S1とS2の内容を一部同じにする。
したがって、使用者が視線の方向を変えても、観察され
る映像の一部は同じになる。
【0051】映像表示装置5が提供する映像の1例を図
11に示す。この例も、自動車を運転中の使用者に提供
する映像である。視線を左方に向けたときは左の映像V
Lのみが観察され、視線を右方に向けたときには右の映
像VRのみが観察されるが、映像全体としての中央に位
置する部分は変化しない。
【0052】第6の実施形態の映像表示装置6の光学系
の構成と光路を図12に模式的に示す。図12におい
て、(a)、(b)、(c)はそれぞれ映像表示装置6
の正面図、側面図、平面図であるが、(a)では前述の
ように眼の位置をずらして表している。映像表示装置6
は、第2の実施形態の映像表示装置2のLED11a、
11bを比較的近づけて配置するとともに、2つの拡散
板12a、12bと2つのレンズ13a、13bに代え
て、1つの拡散板12と1つのレンズ13を備えてもの
である。
【0053】拡散板12はLED11a、11bからの
光を拡散し、レンズ13は拡散板12を透過したLED
11a、11bからの光をそれぞれLCD14の全面に
導く。拡大光学系であるホログラム素子17a、17b
は、第3の実施形態の映像表示装置3と同様に、LED
11aに由来する映像光とLED11bに由来する映像
光の双方が入射する部位を有する。また、ホログラム素
子17a、17bが映像光を導く2つの光路は眼Eの位
置において重なる。LCD14の映像の表示とホログラ
ム素子17a、17bから眼に導く映像光の光路の切り
替えの制御部21による制御は、映像表示装置3と同じ
である。
【0054】第7の実施形態の映像表示装置7の光学系
の構成と光路を図13の平面図に模式的に示す。映像表
示装置7は、第2の実施形態の映像表示装置2から、拡
散板12a、12bと透明板15を省略して、ホログラ
ム素子17a、17bに斜め方向から直接映像光を入射
させるようにしたものである。
【0055】LED11a、11bの直前にはピンホー
ル18を有する遮光板が設けられており、LED11
a、11bが発した光はピンホール18を通過すること
により、点光源からの発散光となる。レンズ13a、1
3bはコリメータレンズとされており、ピンホール18
を通過したLED11a、11bからの発散光をそれぞ
れ平行光線として、LCD14の全面に導く。この照明
光はLCD14によって映像光とされるが、映像光は平
行光線のままであり、LCD14上の映像の個々の点を
表す微小径の光束を多数含むものとなる。LCD14か
ら2方向に出射する映像光は、それぞれホログラム素子
17a、17bに入射して、異なる光路で眼Eに導かれ
る。ホログラム素子17a、17bが映像光を導く光路
は眼Eの位置において重なり合う。
【0056】ホログラム素子17a、17bは映像光を
収束光として眼に導くが、映像の個々の点を表す光束の
位置関係に変化をもたらさない。したがって、映像表示
装置7では、光路が眼Eの位置で重なり合うものの、重
なり合った範囲内に微小な射出瞳が多数形成されること
になる。映像の個々の点を表す光束は網膜上で連続し、
これによって使用者はLCD14が表示した映像の全体
を認識することができる。
【0057】LCD14の映像の表示とホログラム素子
17a、17bから眼に導く映像光の光路の切り替えの
制御部21による制御は、映像表示装置2と同じであ
る。このような構成の映像表示装置7も、視野が広く精
細度の高い映像を提供することができる。なお、ここで
ピンホール18を備えたのは光源を点光源に近づけるた
めであって、レーザを使用すればピンホール18は不要
である。
【0058】第8の実施形態の映像表示装置8の外観を
図14に示す。映像表示装置8は、第1〜第6の実施形
態で説明した光学系を左右1対備えて、眼鏡状の外観を
有する構成としたものである。映像表示装置8は、1対
のテンプル22と1対の鼻当て23を有しており、頭部
に装着して使用される。左右の透明板15は連結部24
によって連結されており、テンプル22は透明板15の
端部に取り付けられ、鼻当て23は連結部24に取り付
けられている。
【0059】照明部に含まれるLED11a、11b等
と表示部であるLCD14は筺体25に収容されて、透
明板15の上端部に固定されている。筺体25は使用者
の視野の外に位置しており、視界を遮ることはない。制
御部21は、ケーブル26を介して、筺体25内のLE
D11a、11bとLCD14に接続されている。
【0060】映像表示装置8の光学系の構成と光路を図
15に模式的に示す。左右の光学系ともに、LED11
a、11bより異なる方向からLCD14に照明光を与
え、LCD14から異なる方向に出射する映像光を、ホ
ログラム素子17a、17bまたはミラー16a、16
bによって、異なる光路で眼に導く。制御部21によっ
て光学系ごとに映像の表示と光路の切り替えが同期して
なされ、広視野かつ高精細な映像が左右の眼それぞれに
提供される。制御部21が左右の光学系のLCD14に
視差のある映像を表示させることで、立体映像を提供す
ることも可能である。
【0061】第9の実施形態の映像表示装置9について
説明する。映像表示装置9は、携帯電話機に組み込まれ
ており、受信した情報や送信する情報、あるいは記憶し
ている地図等の情報を使用者に映像として提供するもの
である。映像表示装置9を組み込んだ携帯電話機30の
外観を図16に示す。携帯電話機30は、本体部30a
と蓋部30bより成り、非使用時には、蓋部30bが本
体部30aに重なるように折り畳むことができる。
【0062】本体部30aは、主として電話機の機能を
司り、信号処理回路を内蔵するほか、電話番号等の入力
を行うための複数のキー31、入力された電話番号を表
示する液晶表示器32、無線波を送受するアンテナ3
3、受信した音声を出力するスピーカ34等を備えてい
る。蓋部30bは、音声入力のためのマイクロフォン3
5を備えており、また、映像表示装置9を内蔵してい
る。蓋部30bの内側の表面には窓30cが設けられて
おり、外側の表面にも窓30cに対向する窓が設けられ
ている。
【0063】図16のX−X’での映像表示装置9の断
面を図17に示す。映像表示装置9の光学系は、第2〜
第6の実施形態のものと類似の構成であり、LED11
a、11b、LCD14、透明板15、およびホログラ
ム素子17a、17bを備えている。ただし、レンズ1
3a、13bに代えてリフレクタ13a’、13b’を
備えており、また、拡散板12a、12bはLCD14
の直前に配置されている。なお、LED11a、11
b、ホログラム素子17a、17b等の対を成す構成要
素は図17の紙面に対して垂直方向に並べて配置されて
いる。
【0064】映像表示装置9は、透明板15が窓30c
に対面するように蓋部30bの内部に配置されている。
使用者は、透明板15および窓30cが眼の前に位置
し、本体部30aのスピーカ34が耳の近くに位置する
ように、携帯電話機30を手で持って使用することによ
り、通話しながら外界の像とこれに重なる映像を観察す
ることができる。この状態で使用するときでも、使用者
の発する声はマイクロフォン35で検出される。
【0065】映像表示装置9においても、LED11
a、11bより異なる方向からLCD14に照明光を与
え、LCD14から異なる方向に出射する映像光をホロ
グラム素子17a、17bによって異なる光路で眼に導
く。また、制御部21によって、映像表示と光路を同期
して切り替える。したがって、広視野かつ高精細な映像
が提供される。
【0066】なお、上記の各実施形態では眼に2つの光
路から映像光を交互に導く例を示したが、LEDやホロ
グラム素子(またはミラー)を3つ以上備えて、3つ以
上の光路から映像光を順に導くようにすることもでき
る。また、ここでは、LEDの発光時期を違えることに
より、LCDに与える照明光の方向を変化させる構成と
したが、照明光の光路上にシャッタを配置して、シャッ
タの開閉により照明光の方向を変化させることも可能で
ある。さらに、拡大光学系から眼までの光路上にシャッ
タを配置して光路を切り替えるようにしてもよい。
【0067】また、上記の各実施形態では頭部装着式ま
たは手持ち式の装置としたが、本発明はこのような小型
の構成に限定されるものではない。例えば、図18に示
す第10の実施形態のように、大きな透明板19に大き
な反射型のホログラム素子17a、17bを貼り付け
て、これらに映像光を投射して複数の光路で眼に導く構
成とすることもできる。建物の窓のガラス板あるいはシ
ョーウインドウのガラス板を透明板19として利用する
ことも可能である。
【0068】
【発明の効果】本発明の映像表示装置は、視野が広くか
つ精細度の高い映像を提供することができる。しかも、
複数の表示部を必要としないため、構成が簡素になって
小型軽量の装置となり、製造コストも抑えられる。した
がって、顔前にて使用する形態に適し、また、個人用の
装置としても適する。
【0069】制御部が、照明部に照明光の方向を切り替
えさせることにより、眼に導く映像光の光路を切り替え
るようにすると、表示部以降に光路切り替えのための手
段を設ける必要がなく、設計が容易になる。しかも、光
路の切り替えを速やかに行うことが可能になり、使用者
に違和感を与えることが避けられる。
【0070】拡大光学系がホログラム素子を含むように
すると、拡大光学系の設計や作製がきわめて容易にな
る。また、映像に重ねて外界の像を提供することもでき
る。
【0071】照明部が表示部に与える照明光の波長が照
明光の方向ごとに異なるようにすると、映像間で色が相
違することになって、複数の映像が部分的に重なって観
察されるときでも、映像の識別が容易になる。
【0072】拡大光学系が映像光を眼に導く複数の光路
が眼の位置において重なり合うようにすると、複数の映
像をまとめて観察することができ、使用者が異なる映像
を同時に観察する必要がある場合に有用である。
【0073】拡大光学系が映像光を眼に導く複数の光路
が眼の位置において互いに分離するようにすると、視線
の方向を変化させることで複数の映像を個別に観察する
ことができ、使用者が異なる映像を同時に観察する必要
がない場合に有用である。
【0074】拡大光学系を保持し、眼に対面する透明な
板状部材を備える構成では、映像と共に外界を観察する
ことができ、常時使用することが可能な装置となる。拡
大光学系をホログラム素子で構成すれば、映像により外
界が遮られることもない。
【0075】板状部材が、表示部から出射する映像光を
端部より導き入れて、内部で反射して拡大光学系に導く
ようにすると、板状部材を大きくかつ薄くして表示部を
使用者の視野外に位置させることが可能になり、外界の
観察に支障がなく、しかも軽量な装置となる。
【0076】板状部材が光学的パワーを有するようにす
ると、視力の低下した使用者でも他の矯正手段を用いる
ことなく外界を鮮明に観察することができる。また、使
用者の頭部に装着するための装着部材を備える構成で
は、使い勝手のよい装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の映像表示装置の光学系の構
成と光路を模式的に示す正面図、側面図および平面図。
【図2】 第1の実施形態の映像表示装置の表示映像と
光路の切り替えの制御のための構成を模式的に示す図。
【図3】 第1の実施形態の映像表示装置が提供する映
像の例を示す図。
【図4】 第1の実施形態の映像表示装置の変形例の光
学系の構成と、提供する映像の例を模式的に示す正面
図。
【図5】 第2の実施形態の映像表示装置の光学系の構
成と光路を模式的に示す正面図、側面図および平面図。
【図6】 ホログラム素子の反射率および透過率と入射
光の波長との関係を模式的に示す図。
【図7】 第3の実施形態の映像表示装置の光学系の構
成と光路を模式的に示す平面図。
【図8】 第4の実施形態の映像表示装置の光学系の構
成と光路を模式的に示す側面図および平面図。
【図9】 第4の実施形態の映像表示装置が提供する映
像の例を示す図。
【図10】 第5の実施形態の映像表示装置の光学系の
構成と光路を模式的に示す平面図。
【図11】 第5の実施形態の映像表示装置が提供する
映像の例を示す図。
【図12】 第6の実施形態の映像表示装置の光学系の
構成と光路を模式的に示す正面図、側面図および平面
図。
【図13】 第7の実施形態の映像表示装置の光学系の
構成と光路を模式的に示す平面図。
【図14】 第8の実施形態の映像表示装置の外観を示
す斜視図。
【図15】 第8の実施形態の映像表示装置の光学系の
構成と光路を模式的に示す正面図。
【図16】 第9の実施形態の映像表示装置を組み込ん
だ携帯電話機の斜視図。
【図17】 第9の実施形態の映像表示装置の光学系の
構成と光路を示す断面図。
【図18】 第10の実施形態の映像表示装置の光学系
の構成と光路を模式的に示す図。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8、9 映像表示装置 11a、11b 発光ダイオード 12a、12b、12 拡散板 13a、13b、13 レンズ 14 液晶表示器 15 透明板 16a、16b ミラー 17a、17b ホログラム素子 18 ピンホール 19 透明板 21 制御部 22 テンプル 23 鼻当て 24 連結部 25 筺体 26 ケーブル 30 携帯電話機 30a 本体部 30b 蓋部 31 入力キー 32 液晶表示器 33 アンテナ 34 スピーカ 35 マイクロフォン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷尻 靖 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小林 恭 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H049 CA05 CA09 CA11 CA17 2H088 EA10 HA21 HA24 HA28 MA07 2H091 FA14Z FA26Z FA31Z FA41Z FA45Z LA19 MA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示し、与えられる照明光を映像
    を表す映像光とする表示部と、 表示部に複数の方向から照明光を与えて、表示部から複
    数の方向に映像光を出射させる照明部と、 表示部から複数の方向に出射する映像光を、映像光ごと
    に異なる複数の光路で眼に導く拡大光学系と、 表示部に複数の映像を切り替えて表示させるとともに、
    眼に導く映像光の光路を映像の表示の切り替えに合わせ
    て切り替える制御部とを備えることを特徴とする映像表
    示装置。
  2. 【請求項2】 制御部が、照明部に照明光の方向を切り
    替えさせることにより、眼に導く映像光の光路を切り替
    えることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 【請求項3】 拡大光学系がホログラム素子を含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の映像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 照明部が表示部に与える照明光の波長
    が、照明光の方向ごとに異なることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1項に記載の映像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 拡大光学系が映像光を眼に導く複数の光
    路が、眼の位置において重なり合っていることを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の映
    像表示装置。
  6. 【請求項6】 拡大光学系が映像光を眼に導く複数の光
    路が、眼の位置において互いに分離していることを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の
    映像表示装置。
  7. 【請求項7】 拡大光学系を保持し、眼に対面する透明
    な板状部材を備えることを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  8. 【請求項8】 板状部材が、表示部から出射する映像光
    を端部より導き入れて、内部で反射して拡大光学系に導
    くことを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。
  9. 【請求項9】 板状部材が光学的パワーを有することを
    特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。
  10. 【請求項10】 使用者の頭部に装着するための装着部
    材を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9の
    いずれか1項に記載の映像表示装置。
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