JP2002107220A - 電子天秤 - Google Patents

電子天秤

Info

Publication number
JP2002107220A
JP2002107220A JP2000299605A JP2000299605A JP2002107220A JP 2002107220 A JP2002107220 A JP 2002107220A JP 2000299605 A JP2000299605 A JP 2000299605A JP 2000299605 A JP2000299605 A JP 2000299605A JP 2002107220 A JP2002107220 A JP 2002107220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
free end
roberval
spring
roberval mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000299605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002107220A5 (ja
JP3701853B2 (ja
Inventor
Hiroaki Watabiki
広明 綿引
Kunichi Murata
勲一 村田
Akio Sakai
昭夫 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2000299605A priority Critical patent/JP3701853B2/ja
Publication of JP2002107220A publication Critical patent/JP2002107220A/ja
Publication of JP2002107220A5 publication Critical patent/JP2002107220A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3701853B2 publication Critical patent/JP3701853B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Force In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送中のレバーの可動部分やロバーバル機構
のバネ部を保護する。 【解決手段】 固定部12と可動部14との間に薄肉のバネ
部20を介して所定長さを有した一対のロバーバル部18を
設けたロバーバル機構2と、可動部14の移動に連動する
ことにより自由端4bが平衡状態から所定量偏位するレバ
ー4とを有した電子天秤1にて、レバー4の自由端4bか
ら延出するピン部材46と、ピン部材46を遊挿する挿通穴
48a を有して固定された規制板48と、規制板48に設けら
れて挿通穴48a に対してピン部材46を押し付け支持する
バネ部材50とからなるロック機構を設ける。これによ
り、レバー4の自由端4bの偏位移動が抑止され、レバー
4およびレバー4を介してロバーバル機構2が制動され
るので、電子天秤1を輸送する際にレバー4およびロバ
ーバル機構2が可動せず、レバー4の支点を含む可動部
分およびロバーバル機構2のバネ部40の保護をすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被計量物の質量を
測定する電子天秤に係り、特に電子天秤を構成するレバ
ーをロックして、輸送中のレバーやロバーバル機構の保
護ができる電子天秤に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の電子天秤(特公平6−
29761号公報に開示)を示す正面断面図、図12は
同斜視図である。他に特開平11−51756号公報に
開示されたものがある。これらの電子天秤80は、載置
皿90が設けられた可動部81bが、基台フレーム92
の支持体92aに固定された固定部81aに対し可動す
るロバーバル機構81と、可動部81bの移動に連動す
るレバー83と、レバー83が平衡状態となるよう移動
制御する電磁コイル85と、レバー83の平衡状態を検
出する位置検出センサ(不図示)と、電磁コイル85を
通電制御して被計量物の質量を演算出力する制御部(不
図示)とによって大略構成されている。
【0003】図示のようにロバーバル機構81は、直方
体形状のアルミニウム等を側部からくり抜き形成し上下
一対の平行なロバーバル部86を有する。ロバーバル部
86には計4点の薄肉なバネ部87が形成され、可動部
81bの載置皿90上に被計量物が載置されると、この
荷重を受けてバネ部87部分が変形し、可動部81bが
水平状態を維持した状態のまま下方向に移動する。
【0004】レバー83は、上記ロバーバル機構81と
一体にアルミニウム等を側部からくり抜き形成されてい
る。レバー83は、薄肉なバネ部88a,88bを介し
てロバーバル機構81の可動部81b側に連結され、且
つ、薄肉なバネ部88cを支点として可動部81bの上
記移動に連動して自由端83bが変位するように構成さ
れている。
【0005】このようにして、レバー83は、可動部8
1bの上記移動に連動して自由端83bが平衡位置から
上方向に変位する。制御部は、位置検出センサの出力に
基づき、レバー83が平衡する状態となるよう電磁コイ
ル85を通電制御し、レバー83平衡時における電磁コ
イル85への電流値等に基づき被計量物の質量を演算出
力する。
【0006】なお、図示の構成におけるレバー83は、
ロバーバル機構81と一体形成されたものであるのに対
して、上記他の電子天秤(特開平11−51756号公
報)のものは、別体で形成されている点が異なるが、こ
の構成にしてもバネ材である支点部材を有している。
【0007】このようなロバーバル機構81は、被計量
物の質量の測定範囲を予め定めて形成されており、特
に、ロバーバル機構81全体の剛性と、バネ部87のバ
ネ定数がこの測定に適するよう適宜設定されている。ロ
バーバル機構81の剛性、及びバネ部87のバネ定数
は、測定開始、即ち被計量物を載置してから測定可能と
なる迄の可動部81bの振動収束までの時間(応答時
間)に影響する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子天秤80では、レバー83が、薄肉なバネ
部83aを支点している構成である。また、ロバーバル
機構81が、直方体形状のアルミニウム等を側部からく
り抜き形成して計4点の薄肉なバネ部87をなしている
構成である。このため、電子天秤として組まれた状態に
て輸送する際、外部からの振動や衝撃がレバー83の自
由端83bを移動させるように作用した場合に、レバー
83の支点(バネ部88c)が破損してしまうという問
題があった。また、レバー83の自由端83bが移動す
ると、これに連動してロバーバル機構81の可動部81
aが移動するため、ロバーバル機構81のバネ部87が
破損することも考えられる。
【0009】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、レバーをロックする機構を有して、輸送中のレバー
の可動部分(支点等)やロバーバル機構のバネ部の保護
をすることができる電子天秤を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による請求項1に記載の電子天秤は、固定部12
と可動部14との間に薄肉のバネ部20を介して所定長
さを有した一対のロバーバル部18を設けてなり、被計
量物の荷重を受けた前記可動部14を水平状態のまま移
動させるロバーバル機構2と、前記可動部14の移動に
連動することにより、自由端4bが平衡状態から所定量
変位するレバー4と、被計量物の質量を演算出力するた
めに、前記レバー4を平衡状態となるよう移動制御する
平衡駆動手段6と、前記レバー4の自由端4bの変位移
動を抑止するロック機構と、を備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項2に記載の電子天秤は、請求項1に
記載の電子天秤において、前記ロック機構が、前記レバ
ー4の自由端4bから延出するピン部材46と、該ピン
部材46を遊挿する挿通穴48aを有して前記ロバーバ
ル機構2の移動に関与しない部位に固定された規制板4
8と、該規制板48に設けられて、前記挿通穴48aに
対して前記ピン部材46を所定方向に押し付け支持する
バネ部材50と、からなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は、電子天秤の概要
構成を示す斜視図である。この電子天秤1は、ロバーバ
ル機構2と、レバー4と、レバー4を平衡状態に制御す
る電磁コイルからなる平衡駆動手段6と、位置検出手段
(後述)と、制御手段(不図示)を有してなる。
【0013】ロバーバル機構2の可動部14上には、荷
重受け部材(不図示)が固定され、この荷重受け部材上
にコンベアが載置した動秤を構成できる。そして、コン
ベアで被計量物を搬送させながら被計量物の質量を測定
するようになっている。なお、可動部14上に載置皿を
設けて被計量物を載置皿上に載せて質量を測定する静秤
として使用することも可能である。
【0014】、図2はロバーバル機構2を示す正面図、
図3は同平面図、図4は同側面図である。ロバーバル機
構2は、固定部12と、固定部12に対し上下方向に可
動する可動部14を有する。可動部14の上面は、固定
部12に対しやや高く形成されている。このロバーバル
機構2は、長さL1、幅W1の直方体形状の硬質材料で
あるアルミニウム塊等の単一材の塊を正面側からくり抜
き内部に中空部16を貫通形成してなる。また、このロ
バーバル機構2は、押出成形等により中空部16を形成
してもよい。この際、上下に所定厚を有する一対の平行
なロバーバル部18が設けられる。これら一対のロバー
バル部18は長さ方向L1に対して同じ長さを有し、両
端にはそれぞれ薄肉なバネ部20が形成されている。バ
ネ部20は、上下面に2カ所づつ計4カ所設けられ、各
々上下面から側面で見て円弧状であり、幅W1方向に連
続する直線状に形成されている。
【0015】上部のロバーバル部18の直下位置には、
このロバーバル部18と平行にレバー4を固定するため
のレバー固定部22が形成されている。このレバー固定
部22は、ロバーバル部18の固定部12と可動部14
に対応して長さL方向の中途部に切断部22sを有し、
固定部12に対する可動部14の移動を妨げない隙間を
有している。この切断によって、レバー固定部22は、
固定側22aと可動側22bを有する。
【0016】また、ロバーバル機構2の長さ方向L1の
一端側2aには、上部に所定長さの突出片24が突出形
成されており、下面には平衡駆動手段6が取り付けられ
る。また、この一端側2aに位置するロバーバル機構2
の一側面の中央部からロバーバル機構2の内部に向け
て、くり抜きによりほぼ直方体形状のレバー収容部2b
が開口形成される。このレバー収容部2bは、上記レバ
ー固定部22の下面に形成されるものであり、中空部1
6に連通し、図2の正面側から見て可動部14側の位置
まで(上記ロバーバル部18のバネ部20を越えた位置
に達するまで)くり抜き形成されている。
【0017】図5はレバー4の正面図、図6は同平面
図、図7は同側面図である。レバー4は、ロバーバル機
構2の幅W1に対して小さな幅W2を有し小型軽量化が
図られている。レバー4の基端部4a側には、ロバーバ
ル部18の固定部12(固定側22a)、可動部14
(可動側22b)にそれぞれ固定される固定部30、可
動部32aが形成されている。また他端側は自由端4b
とされ、この自由端4bは、レバー4のロバーバル機構
2への固定後の状態でロバーバル機構2の外部位置まで
延出され突出片24の直下に位置する(図8参照)。
【0018】レバー4は、ロバーバル機構2の可動部1
4の移動に可動部32aが連動し、自由端4b側が上下
に移動する。本実施の形態でのレバー4は、2箇所の支
点A,Bを有しており、可動部14に加わる被計量物の
質量(荷重負荷)をこの2箇所の支点A,Bにより所定
量減衰させる機能、及びレバー4の長さL2の短縮化が
図られている。
【0019】具体的なレバー4の構成を説明する。レバ
ー4は、ロバーバル機構2と同様にアルミニウム塊等の
単一材の塊がくり抜かれて形成される。この際、図5に
示すように、正面から見て略U字形状に切削部28(2
8a、28b、28c)が貫通形成される。この切削部
28によって略中央部に固定部30、固定部30の両側
及び下面にそれぞれ可動部32(32a,32b,32
c)が形成される。
【0020】レバー4の固定部30と可動部32は、切
削部28の成形により、支点A,Bに位置する2箇所の
薄肉のバネ部34によって互いに接続されている。この
バネ部34は、ロバーバル機構2のバネ部20とほぼ同
様の形状で形成されるものであり、説明は省略する。
【0021】なお、本実施の形態でのレバー4は、可動
部32側に、基端部4aに負荷される荷重をバネ部34
での支点A,Bを介して効率よく自由端4b側に伝達
し、併せてバネ部34の強度を維持するために所要箇所
(計3カ所)に複数のバネ部36がバネ部34同様に形
成されている。このバネ部36も、ロバーバル機構2の
バネ部20とほぼ同様の形状で形成されるものであり、
説明は省略する。
【0022】図8は電子天秤の組み立て状態を示す一部
裁断正面図、図9は電子天秤の組み立て状態をレバーの
自由端側から見た側面図、図10は前記電子天秤におけ
るレバーの自由端側から見た部分斜視図である。なお、
図8では、便宜上、レバー4は裁断せずロバーバル機構
2のみ裁断した状態とした。
【0023】電子天秤1は、ロバーバル機構2内部にレ
バー4を挿入、固定して構成される。ロバーバル機構2
は、固定部12の下面がベース板10上にネジ11で固
定される。これにより、ロバーバル機構2は、ベース板
10に対して可動部14が移動可能に支持される。
【0024】ロバーバル機構2のレバー収容部2bに
は、レバー4が挿入され基端側4aがレバー固定部22
にネジ25で固定される。レバー収容部2bを形成する
レバー固定部22下面には、長さ方向L1に沿ってレバ
ー4の一側面を案内する段差部22dが形成されてい
る。これにより、レバー4挿入時の位置決めを行いやす
く組み立てを容易に行える。
【0025】そして、レバー4の固定部30はレバー固
定部22の固定側22aに固定され、レバー4の可動部
32(32a)はレバー固定部22の可動側22bに固
定される。この固定状態で、レバー4の自由端4bはロ
バーバル機構2の一端側2aに突出し、突出片24の直
下に位置する。このように、ロバーバル機構2の内部に
レバー4を設けることにより、全体の小型化が図れる。
【0026】レバー4の自由端4b側には、錘取付片3
8が下方に向けて突出形成され、略水平なネジ穴38b
部分に平衡用錘40が水平方向にスライド可能に取り付
けられる。これにより、ロバーバル機構2の可動部14
上に対する荷重受け部材等の重量負荷時に、平衡用錘4
0の調整でレバー4を平衡させることができる。
【0027】また、図9および図10に示すように、レ
バー4の自由端4b上面には、位置検出センサ42が配
置される。位置検出センサ42は、レバー4の自由端4
b側に上下に所定高さを有して固定される検知用板42
aと、ロバーバル機構2の突出片24下面に固定される
投受光センサ42bにより構成されている。検知用板4
2aには検知穴が開口され、投受光センサ42bは検知
用板42aの検知穴の上下移動を検出してレバー4の平
衡状態及び平衡状態を基準とした上下の変位量を検出し
て制御部に出力する。
【0028】平衡駆動手段6を構成する電磁コイルは、
円環状の磁石体6aが突出片24下面に固定され、レバ
ー4の自由端4b上面には磁石体6aの円環内部に巻回
状のコイル6bが固定されている。このように、電磁コ
イルはロバーバル機構2の外部に設けることができるた
め、製造時の組み立て及び保守を簡単に行えるようにな
る。この平衡駆動手段6は、被計量物の測定時に制御部
の電流制御を受け、コイル6bに供給する電流によって
磁石体6aとの間の磁力を変化させ、レバー4を平衡状
態に復帰させる。
【0029】また、レバー4の自由端4bには、その長
さL2方向に延出するピン部材46が設けられている。
この自由端4bの直上にある突出片24には、規制板4
8が設けられている。この規制板48は、ロバーバル機
構2の固定部12側に取り付けられているため、ロバー
バル機構2の移動には関与しない。ゆえに、規制板48
は、ベース板10側に固定されていてもよい。また、規
制板48には、ピン部材46を遊挿する挿通穴48aが
形成されている。挿通穴48aは、遊挿されたピン部材
46の移動範囲を所定の範囲とするように形成されてい
る。これにより、レバー4の自由端4bが所定の範囲の
移動とされ、レバー4の可動部分(バネ34,36)が
破損するようなレバー4の移動を抑止している。
【0030】前記規制板48には、バネ部材50が設け
られている。バネ部材50は、本実施の形態では、捩じ
りコイルバネが採用されている。このバネ部材50は、
コイル部分がネジ52にて固定されて一端部50aが規
制板48側に固定され、他端部50bが自由端とされて
いる。バネ部材50の自由端とされた他端部50bは、
規制板48の挿通穴48aから突出するピン部材46に
当接し、そのバネ弾性によってピン部材46を図9およ
び図10にて下方向に押し付け支持する。これにより、
ピン部材46は、挿通穴48aの内径に押し付けられ、
その移動が抑止される。すなわち、レバー4の自由端4
bの移動が抑止されることとなる。このように、ピン部
材46、規制板48およびバネ部材50は、レバー4の
自由端4bの変位移動を抑止するロック機構をなす。
【0031】また、規制板48の挿通穴48aの上方に
は、フック部48bが設けられている。このフック部4
8bには、図9に一点鎖線で示すように、バネ部材50
の他端部50bが係止される。バネ部材50の他端部5
0bをフック部48bに係止した状態では、ピン部材4
6(即ち、レバー4)が挿通穴48aに対して所定の範
囲で移動することが可能となる。
【0032】以下、上記構成の電子天秤1による被計量
物の質量測定動作を説明する。先ず、バネ部材50の他
端部50bをフック部48bに係止して、レバー4を挿
通穴48aによる所定の範囲で移動できるように開放す
る。その後、平衡用錘40の調整により、荷重受け部材
(コンベア重量を含む)の重量負荷状態におけるレバー
4の平衡が取られる。このレバー4の平衡状態は位置検
出センサ42により検出される。なお、バネ部材50お
よび平衡用錘40は、レバー4の自由端4b側に共に配
されている。ゆえに、レバー4の移動の開放およびレバ
ー4の平衡の調整は、レバー4の自由端4b側にて共に
行うことが可能である。
【0033】次に、被計量物が動秤としての荷重受け部
材に載置されるコンベア上に載置されこのコンベア上を
搬送移動する。ロバーバル機構2は、被計量物の荷重を
受けて可動部14が図8中Z1方向に下降する。この
際、ロバーバル部18は計4カ所のバネ部20の変形に
より、可動部14を水平状態を維持したままの状態で下
降させる。
【0034】可動部14の下降に連動して、レバー4の
可動部32が同様に下降する。可動部32aが下降する
と、バネ部34(支点A)を中心として可動部32bが
図8中Z2方向に移動し、レバー4の自由端4b(可動
部32c)はバネ部34(支点B)を中心として図8中
Z3方向に上昇する。
【0035】レバー4の自由端4bは、平衡状態に対し
所定量変位(上昇)し、この変位量が位置検出センサ4
2で検出される。制御部は、レバー4が再度平衡状態に
復帰するよう平衡手段6の電磁コイルを通電制御する。
この際、電磁コイルのコイル6bに対する電流方向、及
び供給する電流量を制御し、位置検出センサ42により
レバー4が再度平衡状態となったことを検出した際にお
ける電磁コイル6bへの電流値を得て、この電流値に基
づき被計量物の質量を演算出力する。
【0036】上述した構成の電子天秤1は、レバー4に
おいて、支点を2箇所A,B設けることにより、可動部
32側に加わる被計量物の質量(荷重負荷)を、自由端
4b側へ減衰して伝達でき、同時に可動部32側の移動
量に対して自由端4b側の変位量を増大させて得ること
ができる。これにより、計量精度の向上が図れる。ま
た、レバー4の長さL2方向を短距離化しつつ所定の減
衰量を有する構成にでき小型軽量化が図れる。さらに、
レバー4を小型、軽量化したことにより、荷重に対する
移動の反応をより敏感にでき、計量精度の向上が図れ
る。
【0037】特に、レバー4の自由端4b側から力を加
えれば、増大させて可動部32側(ロバーバル機構2の
可動部14)側に伝達できる為、自由端4b側での小さ
な力でレバー4およびロバーバル機構2を制動できるよ
うになる。本実施の形態では、レバー4の自由端4bに
設けられたピン部材46を遊挿する挿通穴48aを有し
規制板48と、ピン部材46を挿通穴48aに対して押
し付け支持するバネ部材50との構成により実現してい
る。
【0038】したがって、上述した電子天秤1は、レバ
ー4の自由端4b側をバネ部材50にて押し付け支持し
て、レバー4の自由端4bの変位移動を抑止し、レバー
4およびレバー4を介してロバーバル機構2を制動した
ことにより、電子天秤1を輸送する際に外部からの振動
や衝撃があってもレバー4およびロバーバル機構2が可
動しないので、レバー4の支点を含む可動部分(バネ部
34,36)およびロバーバル機構2のバネ部20の保
護をすることが可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明の電子天秤によれば、ロック機構
により、レバーの自由端の変位移動を抑止することによ
り、レバーおよびレバーを介してロバーバル機構が制動
されるので、電子天秤を輸送する際に外部からの振動や
衝撃があってもレバーおよびロバーバル機構が可動せ
ず、レバーの支点を含む可動部分およびロバーバル機構
のバネ部の保護をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子天秤の実施の形態を示す斜視図。
【図2】ロバーバル機構を示す正面図。
【図3】ロバーバル機構の平面図。
【図4】ロバーバル機構の側面図。
【図5】レバーを示す正面図。
【図6】レバーの平面図。
【図7】レバーの側面図。
【図8】ロバーバル機構にレバーを組み込んだ状態を示
す裁断正面図。
【図9】電子天秤の組み立て状態をレバーの自由端側か
ら見た側面図。
【図10】前記電子天秤におけるレバーの自由端側から
見た部分斜視図。
【図11】従来の電子天秤を示す正面断面図。
【図12】同従来の電子天秤の斜視図。
【符号の説明】
1…電子天秤、2…ロバーバル機構、4…レバー、4b
…自由端、6…平衡駆動手段(電磁コイル)、12…固
定部、14…可動部、18…ロバーバル部、20…バネ
部、46…ピン部材、48…規制板、48a…挿通穴、
50…バネ部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部(12)と可動部(14)との間
    に薄肉のバネ部(20)を介して所定長さを有した一対
    のロバーバル部(18)を設けてなり、被計量物の荷重
    を受けた前記可動部を水平状態のまま移動させるロバー
    バル機構(2)と、 前記可動部の移動に連動することにより、自由端(4
    b)が平衡状態から所定量変位するレバー(4)と、 被計量物の質量を演算出力するために、前記レバーを平
    衡状態となるよう移動制御する平衡駆動手段(6)と、 前記レバーの自由端の変位移動を抑止するロック機構
    と、 を備えたことを特徴とする電子天秤。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構が、前記レバー(4)の
    自由端(4b)から延出するピン部材(46)と、 該ピン部材を遊挿する挿通穴(48a)を有して前記ロ
    バーバル機構(2)の移動に関与しない部位に固定され
    た規制板(48)と、 該規制板に設けられて、前記挿通穴に対して前記ピン部
    材を所定方向に押し付け支持するバネ部材(50)と、 からなることを特徴とする請求項1に記載の電子天秤。
JP2000299605A 2000-09-29 2000-09-29 電子天秤 Expired - Lifetime JP3701853B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000299605A JP3701853B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電子天秤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000299605A JP3701853B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電子天秤

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002107220A true JP2002107220A (ja) 2002-04-10
JP2002107220A5 JP2002107220A5 (ja) 2004-09-16
JP3701853B2 JP3701853B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=18781387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000299605A Expired - Lifetime JP3701853B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 電子天秤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3701853B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162302A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Shimadzu Corp 電子天びん
JP2009524025A (ja) * 2006-01-19 2009-06-25 ヴィポテック ヴィーゲ−ウント ポジティオニエルシステーメ ゲーエムベーハー 秤量受け部

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162302A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Shimadzu Corp 電子天びん
JP2009524025A (ja) * 2006-01-19 2009-06-25 ヴィポテック ヴィーゲ−ウント ポジティオニエルシステーメ ゲーエムベーハー 秤量受け部
JP2009524026A (ja) * 2006-01-19 2009-06-25 ヴィポテック ヴィーゲ−ウント ポジティオニエルシステーメ ゲーエムベーハー 計量センサ
JP4864984B2 (ja) * 2006-01-19 2012-02-01 ヴィポテック ヴィーゲ−ウント ポジティオニエルシステーメ ゲーエムベーハー 計量センサ
US8158896B2 (en) 2006-01-19 2012-04-17 Wipotec Wiege-Und Positioniersysteme Gmbh Weighing sensor having a stop structure
US8232484B2 (en) 2006-01-19 2012-07-31 Wipotec Wiege-Und Positioniersysteme Gmbh Weighing sensor with a serial arrangement of force transfer levers to obtain a compact load cell

Also Published As

Publication number Publication date
JP3701853B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1195588B1 (en) Electronic balance
JP4874344B2 (ja) 秤量受け部
JP4136183B2 (ja) 較正おもり用の機械的連結領域を備えた天秤ばかり
US5866854A (en) Calibrating device for a balance
JP6126336B2 (ja) 結合および解放することができる校正錘を有する力伝達機構
JP7438083B2 (ja) 調整おもり切換部を備えたトランスドューサ
JP4855082B2 (ja) モジュール型校正用錘
US4722409A (en) Compact weighing apparatus of the electromagnetic load compensation type
US11231314B2 (en) Calibration weight assembly for a gravimetric measuring device
GB2088061A (en) Weighing machine with built-in calibrating means
EP1491851A1 (en) Touch sensor
EP0587421B1 (en) Load cell with horizontal vibrating beam and vertical tension link
JP2002107220A (ja) 電子天秤
JP3701852B2 (ja) 電子天秤
JP4003024B2 (ja) 電子天びん
JP3524072B2 (ja) 電子天秤
JP3737940B2 (ja) 電子天秤
US4433740A (en) Weighing apparatus including a resiliently connected scale pan carrier
JP2002296101A (ja) 電子天秤
JP3737941B2 (ja) 電子天秤
JPS63277936A (ja) 電子天びん
JP2002107216A (ja) 電子天秤
JP2006220496A (ja) 硬さ試験機
JP3818415B2 (ja) 電磁平衡式電子秤
JP3701856B2 (ja) 電子天秤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3701853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250