JP2002106736A - 作業機用水圧バルブ - Google Patents
作業機用水圧バルブInfo
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- JP2002106736A JP2002106736A JP2000305047A JP2000305047A JP2002106736A JP 2002106736 A JP2002106736 A JP 2002106736A JP 2000305047 A JP2000305047 A JP 2000305047A JP 2000305047 A JP2000305047 A JP 2000305047A JP 2002106736 A JP2002106736 A JP 2002106736A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 フォークリフト等の作業機では作動流体とし
て圧油を使用していたため、隙間等からの圧油漏洩時に
は作業機使用環境を汚染し、食品庫等の使用には制限が
あったのでこの不具合を解消できる作業機用水圧バルブ
を提供する。 【解決手段】 作業機用バルブ1のシリンダ12とスプ
ール2駆動で流入口ポートPS、流出口ポートT1に連
通するチェック弁3下部室との間の流路に介装され、作
業機の作動時流入口ポートからの加圧水で開放され、作
業機設定位置保持時流出口ポートからの加圧水排出で低
下するチェック弁下部室内圧力とシリンダ内の加圧水の
差圧で流路を遮断するチェックバルブを設けた。これに
より、差圧によりチェックバルブは流路を面シートで閉
鎖し、作動流体に加圧水を使用しても、隙間からの漏洩
はバルブで殆ど阻止でき、特に、作業機の一定位置に保
持時には、加圧水の使用でも、漏洩が殆ど無く設定位置
・設定姿勢を正確に保持できる。
て圧油を使用していたため、隙間等からの圧油漏洩時に
は作業機使用環境を汚染し、食品庫等の使用には制限が
あったのでこの不具合を解消できる作業機用水圧バルブ
を提供する。 【解決手段】 作業機用バルブ1のシリンダ12とスプ
ール2駆動で流入口ポートPS、流出口ポートT1に連
通するチェック弁3下部室との間の流路に介装され、作
業機の作動時流入口ポートからの加圧水で開放され、作
業機設定位置保持時流出口ポートからの加圧水排出で低
下するチェック弁下部室内圧力とシリンダ内の加圧水の
差圧で流路を遮断するチェックバルブを設けた。これに
より、差圧によりチェックバルブは流路を面シートで閉
鎖し、作動流体に加圧水を使用しても、隙間からの漏洩
はバルブで殆ど阻止でき、特に、作業機の一定位置に保
持時には、加圧水の使用でも、漏洩が殆ど無く設定位置
・設定姿勢を正確に保持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
の作業機の荷役系の駆動手段として使用される作業機用
水圧バルブに関する。
の作業機の荷役系の駆動手段として使用される作業機用
水圧バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】重量物を昇降させ運搬するフォークリフ
ト等の荷役系の駆動手段としては、従来から油圧を使用
した駆動手段が一般的に使用されている。従来から作業
機としてのフォークリフトに採用されている油圧を用い
た荷役駆動系の構成を図6に、図6に示すリフト用コン
トロールバルブの構造図を図7に、図6に示すチルト用
コントロールバルブの構造図を図8に示す。
ト等の荷役系の駆動手段としては、従来から油圧を使用
した駆動手段が一般的に使用されている。従来から作業
機としてのフォークリフトに採用されている油圧を用い
た荷役駆動系の構成を図6に、図6に示すリフト用コン
トロールバルブの構造図を図7に、図6に示すチルト用
コントロールバルブの構造図を図8に示す。
【0003】図6に示すように、従来の油圧方式を使用
するようにしたフォークリフトの荷役駆動手段は、移動
させる荷物を載置した荷台を上下移動させるリフト系
と、荷台の傾き角を変えるチルト系と、荷物をつかみ若
しくは横にずらす等の作業に応じて追加アタッチメント
を作動させるアタッチメント系とで構成されており、リ
フト系の駆動手段はリフト用コントロールバルブ103
a、リフト用シリンダ105から成り、チルト系の駆動
手段は、チルト用コントロールバルブ103b、チルト
用シリンダ106から成り、それぞれのシリンダ10
5,106のロッド114,121の端部に、図示省略
した荷台が連結され、シリンダ105,106の伸縮に
より荷台の昇降、及びチルト角を変えるようにしてい
る。
するようにしたフォークリフトの荷役駆動手段は、移動
させる荷物を載置した荷台を上下移動させるリフト系
と、荷台の傾き角を変えるチルト系と、荷物をつかみ若
しくは横にずらす等の作業に応じて追加アタッチメント
を作動させるアタッチメント系とで構成されており、リ
フト系の駆動手段はリフト用コントロールバルブ103
a、リフト用シリンダ105から成り、チルト系の駆動
手段は、チルト用コントロールバルブ103b、チルト
用シリンダ106から成り、それぞれのシリンダ10
5,106のロッド114,121の端部に、図示省略
した荷台が連結され、シリンダ105,106の伸縮に
より荷台の昇降、及びチルト角を変えるようにしてい
る。
【0004】即ち、どちらの系統の駆動手段において
も、油圧ポンプ102から供給される圧油の流れを、レ
バー104で作動されるコントロールバルブ103によ
り調節し、調節された圧油がピストン112,120に
作用する力により、それぞれリフト用シリンダピストン
112、チルト用シリンダピストン120を作動させ、
リフト用シリンダ105が駆動されると荷台は上下移動
し、チルト用シリンダ106が駆動されると荷台の傾き
角が変えられる。
も、油圧ポンプ102から供給される圧油の流れを、レ
バー104で作動されるコントロールバルブ103によ
り調節し、調節された圧油がピストン112,120に
作用する力により、それぞれリフト用シリンダピストン
112、チルト用シリンダピストン120を作動させ、
リフト用シリンダ105が駆動されると荷台は上下移動
し、チルト用シリンダ106が駆動されると荷台の傾き
角が変えられる。
【0005】また、フォークリフトの荷役駆動手段に
は、移動させる荷物を載置した荷台を上下移動させるリ
フト系、荷台の傾き角を変えるチルト系の外に荷台に載
置した荷物をフォークの両側面で挟み込んで掴み、若し
くは荷物の両側面に配置したフォークを同時に左右の一
方向側に移動させて、荷台上の荷物を横にずらす等の作
業に応じて使用するようにした追加アタッチメントを作
動させる駆動手段を備えるようにしている。
は、移動させる荷物を載置した荷台を上下移動させるリ
フト系、荷台の傾き角を変えるチルト系の外に荷台に載
置した荷物をフォークの両側面で挟み込んで掴み、若し
くは荷物の両側面に配置したフォークを同時に左右の一
方向側に移動させて、荷台上の荷物を横にずらす等の作
業に応じて使用するようにした追加アタッチメントを作
動させる駆動手段を備えるようにしている。
【0006】なお、図において、101はポンプ102
に作動油を供給すると共に、リフト用シリンダ105、
チルト用シリンダ106からの戻り油を貯留する油タン
クである。
に作動油を供給すると共に、リフト用シリンダ105、
チルト用シリンダ106からの戻り油を貯留する油タン
クである。
【0007】次に、前述したコントロールバルブ103
のうち、リフト用シリンダ105を作動させる圧油の流
れを調節する、リフト用コントロールバルブ103aの
構造を図7を用いて説明する。図に示すように、リフト
用コントロールバルブ103aは、スプール108とス
プール108を収めたバルブボディ107とで構成され
る。また、図中のPsはポンプ102から供給される圧
油の流入口ポートであり、T1、T2は、リフト用シリ
ンダ105のヘッド側シリンダ109とロッド側シリン
ダ111とを、それぞれ油タンク101へつなげ、各シ
リンダ109、111内の圧油をそれぞれ排出するため
の流出口ポートであり、A1はリフト用シリンダ105
のヘッド側シリンダ109につなげ、ヘッド側シリンダ
109に圧油を供給する制御口ポートである。
のうち、リフト用シリンダ105を作動させる圧油の流
れを調節する、リフト用コントロールバルブ103aの
構造を図7を用いて説明する。図に示すように、リフト
用コントロールバルブ103aは、スプール108とス
プール108を収めたバルブボディ107とで構成され
る。また、図中のPsはポンプ102から供給される圧
油の流入口ポートであり、T1、T2は、リフト用シリ
ンダ105のヘッド側シリンダ109とロッド側シリン
ダ111とを、それぞれ油タンク101へつなげ、各シ
リンダ109、111内の圧油をそれぞれ排出するため
の流出口ポートであり、A1はリフト用シリンダ105
のヘッド側シリンダ109につなげ、ヘッド側シリンダ
109に圧油を供給する制御口ポートである。
【0008】スプール108は図で示したレバー110
による作動の他に、図示省略した電動モータ、電磁パイ
ロット弁等により作動させるようにすることもでき、ま
た、図示しているようにスプール108が中立位置に保
たれている時、流入口ポートPs、流出口ポートT1,
T2は、スプール108により閉じられているため、リ
フト用コントロールバルブ103aへの圧油の流入出は
なく、荷台の重量等による外力Fがリフト用シリンダピ
ストン112に作用しても、ヘッド側シリンダ109内
の圧油の流れ出る箇所がないため、外力Fに応じた圧力
がリフト用シリンダピストン112のヘッド側シリンダ
109に作用して、リフト用シリンダピストン112の
上下方向位置は保持される。
による作動の他に、図示省略した電動モータ、電磁パイ
ロット弁等により作動させるようにすることもでき、ま
た、図示しているようにスプール108が中立位置に保
たれている時、流入口ポートPs、流出口ポートT1,
T2は、スプール108により閉じられているため、リ
フト用コントロールバルブ103aへの圧油の流入出は
なく、荷台の重量等による外力Fがリフト用シリンダピ
ストン112に作用しても、ヘッド側シリンダ109内
の圧油の流れ出る箇所がないため、外力Fに応じた圧力
がリフト用シリンダピストン112のヘッド側シリンダ
109に作用して、リフト用シリンダピストン112の
上下方向位置は保持される。
【0009】リフト用シリンダピストン112を上昇さ
せる場合は、図6に示すポンプ102を運転状態とし
て、レバー110を図の左方向に押し出しスプール10
8を図の右方向に移動させることにより、流入口ポート
Psが制御口ポートA1と連通して開き、流入口ポート
Psから流入したポンプ102からの圧油は、制御口ポ
ートA1を通ってリフト用シリンダ105のヘッド側シ
リンダ109内に圧油が流入し、リフト用シリンダピス
トン112を上昇させる。さらに、ロッド側シリンダ1
11内の作動油は、リフト用シリンダピストン112の
上昇によりタンク101へ排出されることにより、リフ
ト用シリンダピストン112に下端が固定されたロッド
114を外力Fに抗して上昇させ、ロッド114上端に
連結された荷台を上昇させることができる。
せる場合は、図6に示すポンプ102を運転状態とし
て、レバー110を図の左方向に押し出しスプール10
8を図の右方向に移動させることにより、流入口ポート
Psが制御口ポートA1と連通して開き、流入口ポート
Psから流入したポンプ102からの圧油は、制御口ポ
ートA1を通ってリフト用シリンダ105のヘッド側シ
リンダ109内に圧油が流入し、リフト用シリンダピス
トン112を上昇させる。さらに、ロッド側シリンダ1
11内の作動油は、リフト用シリンダピストン112の
上昇によりタンク101へ排出されることにより、リフ
ト用シリンダピストン112に下端が固定されたロッド
114を外力Fに抗して上昇させ、ロッド114上端に
連結された荷台を上昇させることができる。
【0010】また、リフト用シリンダピストン112を
下降させる場合は、一般のフォークリフトでは駆動効率
向上のために、ポンプ102停止状態のままで、レバー
110を右方向に引張ることにより、スプール108を
図の左方向に移動することにより流出口ポートT1が制
御口ポートA1と連通して開き、リフト用シリンダ10
5のヘッド側シリンダ109から制御口ポートA1、流
出口ポートT1を通って、ヘッド側シリンダ109内の
圧油は、タンク101へ圧油が流出し、リフト用シリン
ダピストン112は、荷台等の外力Fによって下降させ
る操作が行なわれるようにしている。
下降させる場合は、一般のフォークリフトでは駆動効率
向上のために、ポンプ102停止状態のままで、レバー
110を右方向に引張ることにより、スプール108を
図の左方向に移動することにより流出口ポートT1が制
御口ポートA1と連通して開き、リフト用シリンダ10
5のヘッド側シリンダ109から制御口ポートA1、流
出口ポートT1を通って、ヘッド側シリンダ109内の
圧油は、タンク101へ圧油が流出し、リフト用シリン
ダピストン112は、荷台等の外力Fによって下降させ
る操作が行なわれるようにしている。
【0011】なお、図において、113はレバー110
を操作しないとき、スプール108を中立位置に保持し
て、リフト用シリンダピストン112が設定されている
高さを保持するための中立保持ばねである。
を操作しないとき、スプール108を中立位置に保持し
て、リフト用シリンダピストン112が設定されている
高さを保持するための中立保持ばねである。
【0012】このように、従来の油圧を用いたリフト用
コントロールバルブ103aは、スプール108をレバ
ー110若しくは電動モータ、電磁パイロット弁等によ
り作動させることにより、リフト用シリンダ105のヘ
ッド側シリンダ109に流入出する圧油を調節すること
により、リフト用シリンダピストン112位置を上下動
させて、荷台の高さを好適な高さに設定することがで
き、また設定された高さに保持させることができる。
コントロールバルブ103aは、スプール108をレバ
ー110若しくは電動モータ、電磁パイロット弁等によ
り作動させることにより、リフト用シリンダ105のヘ
ッド側シリンダ109に流入出する圧油を調節すること
により、リフト用シリンダピストン112位置を上下動
させて、荷台の高さを好適な高さに設定することがで
き、また設定された高さに保持させることができる。
【0013】次に、前述したコントロールバルブ103
のうちの、チルト用シリンダ106に作用する圧油の流
れを調節するチルト用コントロールバルブの構造を、図
8を用いて説明する。図に示すように、チルト用コント
ロールバルブ103bは、レバー118の操作により、
図において左右に移動するスプール116とスプール1
16を収めたバルブボディ115で構成されている。
のうちの、チルト用シリンダ106に作用する圧油の流
れを調節するチルト用コントロールバルブの構造を、図
8を用いて説明する。図に示すように、チルト用コント
ロールバルブ103bは、レバー118の操作により、
図において左右に移動するスプール116とスプール1
16を収めたバルブボディ115で構成されている。
【0014】また、このバルブボディ115において
も、図7に示すリフト用コントロールバルブ103aの
バルブボディ107と同様に、ポンプ102から供給さ
れる圧油を流入させる流入口ボートPs、それぞれタン
ク101へ連がる流出口ポートT1、T2とが設けられ
ている。さらに、チルト用コントロールバルブ103で
は、チルト用シリンダ106のロッド側シリンダ123
およびヘッド側シリンダ122に連結した制御口ポート
A2、B2が設けられている。
も、図7に示すリフト用コントロールバルブ103aの
バルブボディ107と同様に、ポンプ102から供給さ
れる圧油を流入させる流入口ボートPs、それぞれタン
ク101へ連がる流出口ポートT1、T2とが設けられ
ている。さらに、チルト用コントロールバルブ103で
は、チルト用シリンダ106のロッド側シリンダ123
およびヘッド側シリンダ122に連結した制御口ポート
A2、B2が設けられている。
【0015】また、レバー118若しくは図示省略した
電動モータ、電磁パイロット弁等により駆動されず、中
立保持ばね117によりスプール116が中立位置に保
たれている時には、流入口ポートPs、流出口ポートT
1、T2は、スプール116により閉じられているため
に、バルブボディ115への圧油の流入出はなく、荷台
の重量等による外力がチルト用シリンダピストン120
に作用しても、チルト用シリンダ106内圧油の流れ出
る箇所がないため、外力に応じた圧力がチルト用シリン
ダピストン120に作用して生じる差圧がロッド121
に作用しても、チルト用シリンダピストン120の位置
は保持される。
電動モータ、電磁パイロット弁等により駆動されず、中
立保持ばね117によりスプール116が中立位置に保
たれている時には、流入口ポートPs、流出口ポートT
1、T2は、スプール116により閉じられているため
に、バルブボディ115への圧油の流入出はなく、荷台
の重量等による外力がチルト用シリンダピストン120
に作用しても、チルト用シリンダ106内圧油の流れ出
る箇所がないため、外力に応じた圧力がチルト用シリン
ダピストン120に作用して生じる差圧がロッド121
に作用しても、チルト用シリンダピストン120の位置
は保持される。
【0016】また、チルト用シリンダ106のチルト用
シリンダピストン120を図の右方向に作動させる場合
は、レバー118を前方へ押し出しスプール116を図
の右方向に移動させることにより、ポンプ102から供
給される圧油が流入口ポートPsから制御口ポートA2
を通って、チルト用シリンダ106のロッド側シリンダ
123内に流れロッド121側の圧力を上げる。この
時、ヘッド側シリンダ122内から制御口ポートB2を
通ってタンク101につながる流出口ポートT2へ圧油
が流れ、ヘッド側シリンダ122内の圧力を下げる。こ
のロッド側シリンダ123内とヘッド側シリンダ122
内の差圧による力により、チルト用シリンダピストン1
20は右方向に作動し、ロッド121端部に取り付けら
れた荷台を前傾させる。
シリンダピストン120を図の右方向に作動させる場合
は、レバー118を前方へ押し出しスプール116を図
の右方向に移動させることにより、ポンプ102から供
給される圧油が流入口ポートPsから制御口ポートA2
を通って、チルト用シリンダ106のロッド側シリンダ
123内に流れロッド121側の圧力を上げる。この
時、ヘッド側シリンダ122内から制御口ポートB2を
通ってタンク101につながる流出口ポートT2へ圧油
が流れ、ヘッド側シリンダ122内の圧力を下げる。こ
のロッド側シリンダ123内とヘッド側シリンダ122
内の差圧による力により、チルト用シリンダピストン1
20は右方向に作動し、ロッド121端部に取り付けら
れた荷台を前傾させる。
【0017】また、チルト用シリンダ106のチルト用
シリンダピストン120を図の左方向に作動させる場合
は、レバー118を後方へ引き戻しスプール116を図
の左方向に移動させることにより、ポンプ102から供
給される圧油が流入口ポートPsから制御口ポートB2
を通ってチルト用シリンダ106のヘッド側シリンダ1
22内に流れ、ヘッド側シリンダ122内の圧力を上げ
る。この時ロッド側シリンダ123内から制御口ポート
A2を通って、タンク101につながる流出口ポートT
1へロッド側シリンダ123内の圧油が流れ、ロッド側
シリンダ123内の圧力を下げる。このロッド側シリン
ダ123とヘッド側シリンダ122内の差圧による力に
より、チルト用シリンダピストン120は左方向に作動
し、ロッド121端部に取り付けられた荷台を後傾させ
る。
シリンダピストン120を図の左方向に作動させる場合
は、レバー118を後方へ引き戻しスプール116を図
の左方向に移動させることにより、ポンプ102から供
給される圧油が流入口ポートPsから制御口ポートB2
を通ってチルト用シリンダ106のヘッド側シリンダ1
22内に流れ、ヘッド側シリンダ122内の圧力を上げ
る。この時ロッド側シリンダ123内から制御口ポート
A2を通って、タンク101につながる流出口ポートT
1へロッド側シリンダ123内の圧油が流れ、ロッド側
シリンダ123内の圧力を下げる。このロッド側シリン
ダ123とヘッド側シリンダ122内の差圧による力に
より、チルト用シリンダピストン120は左方向に作動
し、ロッド121端部に取り付けられた荷台を後傾させ
る。
【0018】このように、従来の油圧を用いたチルト用
コントロールバルブ103bは、スプール116をレバ
ー118等により作動させることにより、チルト用シリ
ンダピストン120のロッド側シリンダ123内の圧力
とヘッド側シリンダ122内の圧力の差圧による力を調
節して、ピストン120位置を作動させ、または定位置
保持を行うようにしている。尚、油圧方式の荷役駆動手
段で使用されている油は、粘度が高い性質があるため、
バルブボディ107,115とスプール108,116
の隙間からの漏れ量を、非常に少なくすることができ
る。
コントロールバルブ103bは、スプール116をレバ
ー118等により作動させることにより、チルト用シリ
ンダピストン120のロッド側シリンダ123内の圧力
とヘッド側シリンダ122内の圧力の差圧による力を調
節して、ピストン120位置を作動させ、または定位置
保持を行うようにしている。尚、油圧方式の荷役駆動手
段で使用されている油は、粘度が高い性質があるため、
バルブボディ107,115とスプール108,116
の隙間からの漏れ量を、非常に少なくすることができ
る。
【0019】これに対して、水のような粘度の低い流体
を用いるようにした場合は、多量の漏れが上述の隙間等
から生じ、また、スプール108,116を中立保持ば
ね113,117により中立位置にした場合にも、これ
らの隙間から多量の漏れが生じることにより、シリンダ
105,106内の圧力が下がり、リフト系の荷役駆動
手段ではリフト用シリンダ105、特に、ヘッド側シリ
ンダ109内の圧力が下がり、リフト用シリンダピスト
ン112が下降し、チルト系の荷役駆動手段のチルト用
シリンダ106では、荷台の荷重による外力の作用する
方向にチルト用シリンダピストン120が移動してしま
う現象が生じる。
を用いるようにした場合は、多量の漏れが上述の隙間等
から生じ、また、スプール108,116を中立保持ば
ね113,117により中立位置にした場合にも、これ
らの隙間から多量の漏れが生じることにより、シリンダ
105,106内の圧力が下がり、リフト系の荷役駆動
手段ではリフト用シリンダ105、特に、ヘッド側シリ
ンダ109内の圧力が下がり、リフト用シリンダピスト
ン112が下降し、チルト系の荷役駆動手段のチルト用
シリンダ106では、荷台の荷重による外力の作用する
方向にチルト用シリンダピストン120が移動してしま
う現象が生じる。
【0020】さらに、このような荷役移動用として使用
される作業機は、食品庫等の衛生度を高める必要のある
場所でも通常用いられており、このために、従来の油圧
方式を使用するようにした荷役系の駆動手段において
は、配管継手部、摺動部隙間等から漏れた荷役系の駆動
を行う作動油が、食品庫等の作業機使用環境を汚染する
という問題がある。
される作業機は、食品庫等の衛生度を高める必要のある
場所でも通常用いられており、このために、従来の油圧
方式を使用するようにした荷役系の駆動手段において
は、配管継手部、摺動部隙間等から漏れた荷役系の駆動
を行う作動油が、食品庫等の作業機使用環境を汚染する
という問題がある。
【0021】この問題を回避するための対策として、油
の代わりに水を用いた水圧方式が考えられているが、上
述したように、従来の荷役系の駆動手段に使用されるバ
ルブ構造においては、このような作業機使用環境の汚染
を防止できる水が油に比べて低い粘度であるため、バル
ブボディとスプール等の隙間からの漏れ量が増え、荷台
の位置を保持するためスプールを中立位置にしても多量
の漏れが生じ、リフト用シリンダ又はチルト用シリンダ
内の圧力が下がり、荷台が下降、前傾する現象が起こ
り、荷台を所定位置又は所定姿勢を保持できない問題あ
ると共に、これらの現象が起らないようにするために
は、漏れ量分に相当する水を常時供給して加圧水の圧力
を所定値に保持する操作が必要となり、このためにポン
プ作動効率が悪くなる等の問題が生じる。
の代わりに水を用いた水圧方式が考えられているが、上
述したように、従来の荷役系の駆動手段に使用されるバ
ルブ構造においては、このような作業機使用環境の汚染
を防止できる水が油に比べて低い粘度であるため、バル
ブボディとスプール等の隙間からの漏れ量が増え、荷台
の位置を保持するためスプールを中立位置にしても多量
の漏れが生じ、リフト用シリンダ又はチルト用シリンダ
内の圧力が下がり、荷台が下降、前傾する現象が起こ
り、荷台を所定位置又は所定姿勢を保持できない問題あ
ると共に、これらの現象が起らないようにするために
は、漏れ量分に相当する水を常時供給して加圧水の圧力
を所定値に保持する操作が必要となり、このためにポン
プ作動効率が悪くなる等の問題が生じる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、荷役系作業
機の配管継手部、摺動部隙間等から駆動を行う作動流体
が漏れた場合でも、油等のように作業機使用環境を汚染
することがなく、衛生度を高める必要がある食品庫等に
おいても、作動流体の漏れを懸念することなく荷役系作
業機を用いることができ、しかも、油等に比較し低い粘
度の加圧水等を作動流体として使用するようにしても、
隙間等からの漏れ量が増えることなく、荷台を設定され
た位置・角度にして保持するため、スプールを中立位置
にした場合においても、作動流体の漏れに伴うシリンダ
内の圧力低下による荷台の下降、角度変化が生じず、荷
台を定位置・定姿勢にして確実に保持でき、また、漏れ
量が増えることが無いために漏れ量に相当する加圧水等
の補給を要せず、このためにポンプ作動効率を低下させ
ることがない、作業機用水圧バルブを提供することを課
題とする。
機の配管継手部、摺動部隙間等から駆動を行う作動流体
が漏れた場合でも、油等のように作業機使用環境を汚染
することがなく、衛生度を高める必要がある食品庫等に
おいても、作動流体の漏れを懸念することなく荷役系作
業機を用いることができ、しかも、油等に比較し低い粘
度の加圧水等を作動流体として使用するようにしても、
隙間等からの漏れ量が増えることなく、荷台を設定され
た位置・角度にして保持するため、スプールを中立位置
にした場合においても、作動流体の漏れに伴うシリンダ
内の圧力低下による荷台の下降、角度変化が生じず、荷
台を定位置・定姿勢にして確実に保持でき、また、漏れ
量が増えることが無いために漏れ量に相当する加圧水等
の補給を要せず、このためにポンプ作動効率を低下させ
ることがない、作業機用水圧バルブを提供することを課
題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】このため、第1番目の本
発明の作業機用水圧バルブは、次の手段とした。
発明の作業機用水圧バルブは、次の手段とした。
【0024】(1)レバー作動によりスプールを駆動さ
せて、シリンダピストンで区画されたシリンダ内に作動
流体としての加圧水を流出入させて作業機を作動させ、
若しくは設定された位置・姿勢に作業機を保持するため
の作業機用バルブにおいて、シリンダとスプールの駆動
により開口する流入口ポート若しくは流出口ポートに連
通するチェック弁下部室との間の流路に介装され、作業
機を作動させる時には、流入口ポートから流入する加圧
水を使って開放し、作業機を設定された位置・姿勢に保
持する時には、流出口ポートからの加圧水排出により低
下するチェック弁下部室内圧力とシリンダから流入する
加圧水との差圧により流路を遮断するチェックバルブを
設けた。
せて、シリンダピストンで区画されたシリンダ内に作動
流体としての加圧水を流出入させて作業機を作動させ、
若しくは設定された位置・姿勢に作業機を保持するため
の作業機用バルブにおいて、シリンダとスプールの駆動
により開口する流入口ポート若しくは流出口ポートに連
通するチェック弁下部室との間の流路に介装され、作業
機を作動させる時には、流入口ポートから流入する加圧
水を使って開放し、作業機を設定された位置・姿勢に保
持する時には、流出口ポートからの加圧水排出により低
下するチェック弁下部室内圧力とシリンダから流入する
加圧水との差圧により流路を遮断するチェックバルブを
設けた。
【0025】(a)本発明の作業機用水圧バルブは、上
述(1)により、チェック弁下部室内圧力とシリンダ内
からの加圧水圧力との差圧によって、チェックバルブは
流路を面シートで閉鎖するので、作動流体として粘性の
高い圧油に変え粘性の低い加圧水を使用するようにして
も、配管継手、摺動部隙間等からの加圧水の漏洩は、チ
ェックバルブにより殆ど阻止することができる。
述(1)により、チェック弁下部室内圧力とシリンダ内
からの加圧水圧力との差圧によって、チェックバルブは
流路を面シートで閉鎖するので、作動流体として粘性の
高い圧油に変え粘性の低い加圧水を使用するようにして
も、配管継手、摺動部隙間等からの加圧水の漏洩は、チ
ェックバルブにより殆ど阻止することができる。
【0026】また、万一漏洩が生じた場合等において
も、粘性の低い加圧水が使用されているので、圧油等の
ように作業機が使用される環境を汚染することがなく、
特に、食品庫等ように衛生度を高める必要のある場所で
使用される作業機には好適なものになる。特に、作業機
の荷台等の設定位置・姿勢を一定に保持する時、所謂、
作業機設定位置保持時には、作業機の作動流体として加
圧水を使用しても、漏洩が殆ど無く荷台等の下降、角度
変化が生じることがなく、設定位置・設定姿勢を正確に
保持できる。
も、粘性の低い加圧水が使用されているので、圧油等の
ように作業機が使用される環境を汚染することがなく、
特に、食品庫等ように衛生度を高める必要のある場所で
使用される作業機には好適なものになる。特に、作業機
の荷台等の設定位置・姿勢を一定に保持する時、所謂、
作業機設定位置保持時には、作業機の作動流体として加
圧水を使用しても、漏洩が殆ど無く荷台等の下降、角度
変化が生じることがなく、設定位置・設定姿勢を正確に
保持できる。
【0027】また、第2番目の本発明の作業機用水圧バ
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
【0028】(2)上述(1)の作業機用水圧バルブ
が、フォークリフトに適用されるチルト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、スプールの駆動に
より開口させた流入口ポートからチェック弁下部室に流
入させた加圧水を、荷台等を設定姿勢にする荷重を負荷
させる側のシリンダ内に流入させるとともに、閉鎖され
ているチェックバルブをチェック弁下部室に流入した加
圧水の流体圧により作動させるようにしたパイロットピ
ストン作動により開放し、荷重が負荷されるシリンダに
対向して設けられているシリンダ内に流入している加圧
水を、チェックバルブが介装されている流路を経由させ
て流出口ポートから排出させて、荷台等を所定の姿勢角
にし、また、作業機の設定姿勢保持時には、スプールの
駆動により流入口ポートからのチェック弁下部室に流入
する加圧水が無くなることにより、パイロットピストン
が縮退し閉鎖されるチェックバルブにより、荷台等を所
定の姿勢角にして保持するシリンダとスプールの駆動に
より連通する流出口とを連結する流路を遮断して、設定
された姿勢角を保持するものとした。
が、フォークリフトに適用されるチルト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、スプールの駆動に
より開口させた流入口ポートからチェック弁下部室に流
入させた加圧水を、荷台等を設定姿勢にする荷重を負荷
させる側のシリンダ内に流入させるとともに、閉鎖され
ているチェックバルブをチェック弁下部室に流入した加
圧水の流体圧により作動させるようにしたパイロットピ
ストン作動により開放し、荷重が負荷されるシリンダに
対向して設けられているシリンダ内に流入している加圧
水を、チェックバルブが介装されている流路を経由させ
て流出口ポートから排出させて、荷台等を所定の姿勢角
にし、また、作業機の設定姿勢保持時には、スプールの
駆動により流入口ポートからのチェック弁下部室に流入
する加圧水が無くなることにより、パイロットピストン
が縮退し閉鎖されるチェックバルブにより、荷台等を所
定の姿勢角にして保持するシリンダとスプールの駆動に
より連通する流出口とを連結する流路を遮断して、設定
された姿勢角を保持するものとした。
【0029】(b)本発明の作業機用水圧バルブは、上
述(a)に加え、上述(2)により、例えば、荷台を前
傾させる場合等には、チルト用シリンダのヘッド側シリ
ンダ内の粘性の低い加圧水を流入させ、ロッド側シリン
ダ内の粘性の低い加圧水は、パイロットピストンにより
チェックバルブが押し開かれることから、水タンクへ流
出し両シリンダ間に生じる差圧により前傾し、また、荷
台を後傾させる場合等には、パイロットピストンにより
押し開かれたチェックバルブにより、ロッド側シリンダ
内に加圧水を流入させ、ヘッド側シリンダ内の加圧水を
水タンクへ流出させることにより、両シリンダ間に生じ
る差圧により後傾させることができる。また、粘性の低
い加圧水が殆ど漏洩することなく、従来の油圧式作業機
用バルブと同等の性能を発揮させることができる。
述(a)に加え、上述(2)により、例えば、荷台を前
傾させる場合等には、チルト用シリンダのヘッド側シリ
ンダ内の粘性の低い加圧水を流入させ、ロッド側シリン
ダ内の粘性の低い加圧水は、パイロットピストンにより
チェックバルブが押し開かれることから、水タンクへ流
出し両シリンダ間に生じる差圧により前傾し、また、荷
台を後傾させる場合等には、パイロットピストンにより
押し開かれたチェックバルブにより、ロッド側シリンダ
内に加圧水を流入させ、ヘッド側シリンダ内の加圧水を
水タンクへ流出させることにより、両シリンダ間に生じ
る差圧により後傾させることができる。また、粘性の低
い加圧水が殆ど漏洩することなく、従来の油圧式作業機
用バルブと同等の性能を発揮させることができる。
【0030】また、第3番目の本発明の作業機用水圧バ
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
【0031】(3)上述(1)の作業機用水圧バルブ
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、チェック弁下部室
に流入した加圧水の圧力により閉鎖されているチェック
バルブを開放し、荷台等を上昇させる荷重が負荷される
側のリフト用シリンダのヘッド側シリンダ内に作動流体
を流入させ、荷台等を所定の高さに上昇させ、作業機の
荷台等を所定の高さに上昇させた設定位置保持時には、
チェックバルブにより流路を遮断するとともに、チェッ
クバルブの後流側に設けられ、スプールの駆動により移
動するスプールテーパ部によって上下動するスプールガ
イドにより、差圧を発生させるためシリンダから加圧水
を流入させるチェック弁上部室と流出口ポートとを連通
する流路を閉鎖するパイロットバルブを設けた。
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、チェック弁下部室
に流入した加圧水の圧力により閉鎖されているチェック
バルブを開放し、荷台等を上昇させる荷重が負荷される
側のリフト用シリンダのヘッド側シリンダ内に作動流体
を流入させ、荷台等を所定の高さに上昇させ、作業機の
荷台等を所定の高さに上昇させた設定位置保持時には、
チェックバルブにより流路を遮断するとともに、チェッ
クバルブの後流側に設けられ、スプールの駆動により移
動するスプールテーパ部によって上下動するスプールガ
イドにより、差圧を発生させるためシリンダから加圧水
を流入させるチェック弁上部室と流出口ポートとを連通
する流路を閉鎖するパイロットバルブを設けた。
【0032】なお、本発明のリフト用コントロールバル
ブ及び後述するリフト用コントロールバルブは、上述
(2)の手段をそなえたチルト用コントロールバルブと
対にして、作業機としてのフォークリフト等に適用する
ことが好ましい。
ブ及び後述するリフト用コントロールバルブは、上述
(2)の手段をそなえたチルト用コントロールバルブと
対にして、作業機としてのフォークリフト等に適用する
ことが好ましい。
【0033】(c)本発明の作業機用水圧バルブは、上
述(a)に加え、上述(3)により、作業機の駆動時に
おける荷台等を上昇させる時には、スプールを駆動して
流入口ポートから加圧水をチェック弁下部室に流入させ
るとともに、流路を閉鎖しているパイロットバルブが、
スプールの駆動により移動するスプールテーパ部によっ
て上昇するスプールガイドにより開放され、ヘッド側シ
リンダ内の加圧水が流出口ポートから流出するため、チ
ェックバルブの下方の圧力が高くなりチェックバルブが
開放され、チェック弁下部室に流入した加圧水がヘッド
側シリンダ内に流入し、荷台等は上昇する。
述(a)に加え、上述(3)により、作業機の駆動時に
おける荷台等を上昇させる時には、スプールを駆動して
流入口ポートから加圧水をチェック弁下部室に流入させ
るとともに、流路を閉鎖しているパイロットバルブが、
スプールの駆動により移動するスプールテーパ部によっ
て上昇するスプールガイドにより開放され、ヘッド側シ
リンダ内の加圧水が流出口ポートから流出するため、チ
ェックバルブの下方の圧力が高くなりチェックバルブが
開放され、チェック弁下部室に流入した加圧水がヘッド
側シリンダ内に流入し、荷台等は上昇する。
【0034】また、作業機の駆動時における荷台等を下
降させる時には、スプールを駆動して流入口ポートとチ
ェック弁下部室とを遮断するとともに、スプールガイド
をスプールテーパ部に配置することにより、ヘッド側シ
リンダ内の加圧水がチェック弁上部室を経由して流出口
ポートから流出することにより、ロッド上端に設置され
た荷台等の外力により、荷台等を加圧水ポンプを使用す
ることなく所定の高さまで下降させることができる。
降させる時には、スプールを駆動して流入口ポートとチ
ェック弁下部室とを遮断するとともに、スプールガイド
をスプールテーパ部に配置することにより、ヘッド側シ
リンダ内の加圧水がチェック弁上部室を経由して流出口
ポートから流出することにより、ロッド上端に設置され
た荷台等の外力により、荷台等を加圧水ポンプを使用す
ることなく所定の高さまで下降させることができる。
【0035】さらに、作業機の荷台等を所定の高さに上
昇させた位置に保持する作業機の設定位置保持時には、
スプールを駆動することによりスプールテーパ部に配置
しているスプールガイドを、スプールテーパ部から外れ
た平行部に配置することにより、スプールガイドはばね
力により下降し、パイロットバルブがチェック弁上部室
と流出口ポートとを連通する流路を面シートで閉鎖する
ので、加圧水の流出口ポートからの流出を殆ど阻止し、
低粘性の加圧水により作業機の設定位置における正確な
保持ができる。
昇させた位置に保持する作業機の設定位置保持時には、
スプールを駆動することによりスプールテーパ部に配置
しているスプールガイドを、スプールテーパ部から外れ
た平行部に配置することにより、スプールガイドはばね
力により下降し、パイロットバルブがチェック弁上部室
と流出口ポートとを連通する流路を面シートで閉鎖する
ので、加圧水の流出口ポートからの流出を殆ど阻止し、
低粘性の加圧水により作業機の設定位置における正確な
保持ができる。
【0036】また、第4番目の本発明の作業機用水圧バ
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
【0037】(4)上述(1)の作業機用水圧バルブ
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、チェック弁下部室
に流入した加圧水の圧力により閉鎖されているチェック
バルブを開放し、荷重が負荷される側のシリンダ内に加
圧水を流入させ、作業機の設定位置保持時には、チェッ
クバルブの後流側にスプールの駆動により移動するスプ
ールテーパ部に当接して上下動する押し棒により、差圧
を発生させるためシリンダから加圧水を流入させるチェ
ック弁上部室と流出口ポートとを連通する流路を閉鎖す
るパイロットバルブを設けた。
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、チェック弁下部室
に流入した加圧水の圧力により閉鎖されているチェック
バルブを開放し、荷重が負荷される側のシリンダ内に加
圧水を流入させ、作業機の設定位置保持時には、チェッ
クバルブの後流側にスプールの駆動により移動するスプ
ールテーパ部に当接して上下動する押し棒により、差圧
を発生させるためシリンダから加圧水を流入させるチェ
ック弁上部室と流出口ポートとを連通する流路を閉鎖す
るパイロットバルブを設けた。
【0038】(d)本発明の作業機用水圧バルブは、上
述(a)に加え、上述(4)により上述(c)と同等の
作用、効果が得られる。また、本発明の作業機用水圧バ
ルブでは、上述(3)におけるスプールガイドに代え
て、パイロットバルブの開閉にパイロットバルブとは切
り離された押し棒を使用するようにしたので、ばね力に
よりパイロットバルブのみが作動するようになり、これ
により、パイロットバルブでの内部リークを極小にする
ことができる。
述(a)に加え、上述(4)により上述(c)と同等の
作用、効果が得られる。また、本発明の作業機用水圧バ
ルブでは、上述(3)におけるスプールガイドに代え
て、パイロットバルブの開閉にパイロットバルブとは切
り離された押し棒を使用するようにしたので、ばね力に
よりパイロットバルブのみが作動するようになり、これ
により、パイロットバルブでの内部リークを極小にする
ことができる。
【0039】また、第5番目の本発明の作業機用水圧バ
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
【0040】(5)上述(1)の作業機用水圧バルブ
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、チェック弁下部室
に流入した加圧水の圧力により作動するパイロットピス
トンにより閉鎖されているチェックバルブを開放し、流
入口ポートからチェック弁下部室に流入した加圧水を荷
重が負荷されるシリンダ内に流入させ、若しくは荷重が
負荷される側のシリンダ内に流入している加圧水を流出
口ポートから排出するとともに、作業機の設定位置保持
時には、パイロットピストンによる開放が解除されたチ
ェックバルブにより流路を遮断して設定された位置を保
持するものとした。
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、作業機の駆動時には、チェック弁下部室
に流入した加圧水の圧力により作動するパイロットピス
トンにより閉鎖されているチェックバルブを開放し、流
入口ポートからチェック弁下部室に流入した加圧水を荷
重が負荷されるシリンダ内に流入させ、若しくは荷重が
負荷される側のシリンダ内に流入している加圧水を流出
口ポートから排出するとともに、作業機の設定位置保持
時には、パイロットピストンによる開放が解除されたチ
ェックバルブにより流路を遮断して設定された位置を保
持するものとした。
【0041】(e)本発明の作業機用水圧バルブは、上
述(a)に加え、上述(5)により、作業機の駆動時に
おける荷台等を上昇させる時には、加圧水ポンプを運転
状態にしてスプールを一方向に移動させて、チェック弁
下部室に開口させた流入口ポートから流入させた加圧水
により、流路を閉鎖しているチェックバルブの両面に圧
力差が生じさせることにより、チェックバルブが開いて
制御口ポートを通って、リフトシリンダのヘッド側シリ
ンダ内に加圧水が流入することによるロッドの上昇によ
り荷台等は上昇させることができる。
述(a)に加え、上述(5)により、作業機の駆動時に
おける荷台等を上昇させる時には、加圧水ポンプを運転
状態にしてスプールを一方向に移動させて、チェック弁
下部室に開口させた流入口ポートから流入させた加圧水
により、流路を閉鎖しているチェックバルブの両面に圧
力差が生じさせることにより、チェックバルブが開いて
制御口ポートを通って、リフトシリンダのヘッド側シリ
ンダ内に加圧水が流入することによるロッドの上昇によ
り荷台等は上昇させることができる。
【0042】また、作業機の駆動時における荷台等を下
降させる時には、加圧水ポンプを運転状態にしてスプー
ルを左方向に移動させることにより、流入口ポートと押
えが配置されているチェック弁下部室とがつながり、加
圧水がパイロットピストンの受圧面に作用し、パイロッ
トピストンがばねの力と圧力による力とに打ち勝って、
チェックバルブを押し開くことにより、制御口ポートと
流出口ポートとがつながり、ヘッド側シリンダ内の圧力
が下がり、ロッドが下降することにより荷台等を下降さ
せることができる。
降させる時には、加圧水ポンプを運転状態にしてスプー
ルを左方向に移動させることにより、流入口ポートと押
えが配置されているチェック弁下部室とがつながり、加
圧水がパイロットピストンの受圧面に作用し、パイロッ
トピストンがばねの力と圧力による力とに打ち勝って、
チェックバルブを押し開くことにより、制御口ポートと
流出口ポートとがつながり、ヘッド側シリンダ内の圧力
が下がり、ロッドが下降することにより荷台等を下降さ
せることができる。
【0043】さらに、作業機の荷台等を所定の高さに上
昇させた位置に保持する作業機設定位置保持時には、チ
ェックバルブが面シートでヘッド側シリンダとチェック
弁下部室とを連通する流路を閉鎖して、ヘッド側シリン
ダ内の加圧水の流失を殆ど阻止し、低粘性の加圧水によ
っても作業機の設定位置での保持ができる。
昇させた位置に保持する作業機設定位置保持時には、チ
ェックバルブが面シートでヘッド側シリンダとチェック
弁下部室とを連通する流路を閉鎖して、ヘッド側シリン
ダ内の加圧水の流失を殆ど阻止し、低粘性の加圧水によ
っても作業機の設定位置での保持ができる。
【0044】また、第6番目の本発明の作業機用水圧バ
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
ルブは、上述(1)の手段に加え、次の手段とした。
【0045】(6)上述(1)の作業機用水圧バルブ
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、スプールの作動を検知するリミットスイ
ッチと、リミットスイッチからの信号により励磁され、
チェック弁上部室と流出口ポートを連通する流路に介装
されたパイロットバルブをチェックバルブが閉鎖された
とき、閉鎖するソレノイドとを設け、作業機の駆動時に
は、チェック弁下部室に流入した作動流体の流体圧によ
り閉鎖されているチェックバルブを開放し、荷重が負荷
される側のシリンダ内に作動流体を流入させ、作業機の
設定位置保持時には、チェックバルブにより流路を遮断
するとともに、励磁されたソレノイドにより、差圧を発
生させるためシリンダから作動流体を流入させるチェッ
ク弁上部室と流出口ポートとを連通する流路を閉鎖する
パイロットバルブを設けるものとした。
が、フォークリフトに適用されるリフト用コントロール
バルブであり、スプールの作動を検知するリミットスイ
ッチと、リミットスイッチからの信号により励磁され、
チェック弁上部室と流出口ポートを連通する流路に介装
されたパイロットバルブをチェックバルブが閉鎖された
とき、閉鎖するソレノイドとを設け、作業機の駆動時に
は、チェック弁下部室に流入した作動流体の流体圧によ
り閉鎖されているチェックバルブを開放し、荷重が負荷
される側のシリンダ内に作動流体を流入させ、作業機の
設定位置保持時には、チェックバルブにより流路を遮断
するとともに、励磁されたソレノイドにより、差圧を発
生させるためシリンダから作動流体を流入させるチェッ
ク弁上部室と流出口ポートとを連通する流路を閉鎖する
パイロットバルブを設けるものとした。
【0046】(f)本発明の作業機用水圧バルブは、上
述(a)に加え、上述(6)により、作業機の駆動時に
おける荷台等を上昇させる時には、スプールを右方向に
移動させることにより、流入口ポートから加圧水がチェ
ック弁下部室へ流入し、チェックバルブの上下面に圧力
差が生じることにより、チェックバルブが開いて、制御
口ポートを通ってヘッド側シリンダ内へ加圧水が流れ、
ヘッド側シリンダ内の圧力が上がり、ロッドが上昇し荷
台等が上昇する。このとき、リミットスイッチはオフと
なっているため、ソレノイドには電磁力は生じず、ばね
力によりパイロットバルブは閉じている。
述(a)に加え、上述(6)により、作業機の駆動時に
おける荷台等を上昇させる時には、スプールを右方向に
移動させることにより、流入口ポートから加圧水がチェ
ック弁下部室へ流入し、チェックバルブの上下面に圧力
差が生じることにより、チェックバルブが開いて、制御
口ポートを通ってヘッド側シリンダ内へ加圧水が流れ、
ヘッド側シリンダ内の圧力が上がり、ロッドが上昇し荷
台等が上昇する。このとき、リミットスイッチはオフと
なっているため、ソレノイドには電磁力は生じず、ばね
力によりパイロットバルブは閉じている。
【0047】作業機の駆動時における荷台等を下降させ
る時には、スプールを左方向に移動させることにより、
リミットスイッチがオンとなり、ソレノイドに電流が流
れて励磁されて、発生した電磁力がばね力に打ち勝ちパ
イロットバルブが引き上げられて開くことにより、チェ
ック弁上部室の圧力が下がり、チェックバルブの上下面
の圧力差によりチェックバルブが開く。この時、スプー
ルが左方向に移動していることにより、流出口ポートと
チェック弁下部室とがつながり、ヘッド側シリンダ内の
加圧水が制御口ポートを通って流出口ポートから水タン
ク内へ流れることにより、ヘッド側シリンダ内の圧力が
下がり、ロッドが下降し荷台等が下降する。
る時には、スプールを左方向に移動させることにより、
リミットスイッチがオンとなり、ソレノイドに電流が流
れて励磁されて、発生した電磁力がばね力に打ち勝ちパ
イロットバルブが引き上げられて開くことにより、チェ
ック弁上部室の圧力が下がり、チェックバルブの上下面
の圧力差によりチェックバルブが開く。この時、スプー
ルが左方向に移動していることにより、流出口ポートと
チェック弁下部室とがつながり、ヘッド側シリンダ内の
加圧水が制御口ポートを通って流出口ポートから水タン
ク内へ流れることにより、ヘッド側シリンダ内の圧力が
下がり、ロッドが下降し荷台等が下降する。
【0048】また、作業機の設定位置保持時には、流入
口ポート及び流出口ポートは、スプールにより閉じら
れ、更に荷台の重量等による外力によりヘッド側シリン
ダ内と、制御口ポートからヘッド側シリンダにつながる
チェック弁上部室に圧力が生じて、チェックバルブは閉
じ、パイロットバルブもリミットスイッチがオフとな
り、ソレノイドには電磁力生じないため、ばね力により
閉じており、ヘッド側シリンダ内の加圧水の流入出はな
く、ロッドは作動せず荷台等の上下位置は確実に保持さ
れる。
口ポート及び流出口ポートは、スプールにより閉じら
れ、更に荷台の重量等による外力によりヘッド側シリン
ダ内と、制御口ポートからヘッド側シリンダにつながる
チェック弁上部室に圧力が生じて、チェックバルブは閉
じ、パイロットバルブもリミットスイッチがオフとな
り、ソレノイドには電磁力生じないため、ばね力により
閉じており、ヘッド側シリンダ内の加圧水の流入出はな
く、ロッドは作動せず荷台等の上下位置は確実に保持さ
れる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作業機用水圧バル
ブの実施の一形態を、図面にもとづき説明する。なお、
図において図6〜図8に示す部材と同一部材若しくは類
似の部材は、同一符号を付して詳細説明は省略する。図
1は本発明の実施の第1形態としての作業機のリフト用
シリンダとして使用される作業機用水圧バルブの構造
図、図2は本発明の実施の第1形態としての作業機のチ
ルト用シリンダとして使用される作業機用水圧バルブの
構造図である。
ブの実施の一形態を、図面にもとづき説明する。なお、
図において図6〜図8に示す部材と同一部材若しくは類
似の部材は、同一符号を付して詳細説明は省略する。図
1は本発明の実施の第1形態としての作業機のリフト用
シリンダとして使用される作業機用水圧バルブの構造
図、図2は本発明の実施の第1形態としての作業機のチ
ルト用シリンダとして使用される作業機用水圧バルブの
構造図である。
【0050】これらの作業機用水圧バルブのうち、図6
に示すリフト用シリンダ105に相当し、リフト用シリ
ンダ105に使用されている圧油に代えて、駆動力を発
生させ若しくは荷台を所定位置に保持するように加圧水
の流れを制御するリフト用コントロールバルブの構造を
図1により説明する。
に示すリフト用シリンダ105に相当し、リフト用シリ
ンダ105に使用されている圧油に代えて、駆動力を発
生させ若しくは荷台を所定位置に保持するように加圧水
の流れを制御するリフト用コントロールバルブの構造を
図1により説明する。
【0051】図において、リフト用コントロールバルブ
1は、スプール2、チェックバルブ3、下端がスプール
テーパ部2bに接しているスプールガイド8の上端に配
置されたパイロットバルブ6、及びバルブボディ11で
構成されている。スプール2は端部が下端部に連結され
たレバー110により駆動され、パイロットバルブ6は
スプール2が図の左方向に作動した時スプール2に押し
上げられて開くことにより、チェック弁上部室9と流出
口ポートT2をつなぐ流路を形成する。
1は、スプール2、チェックバルブ3、下端がスプール
テーパ部2bに接しているスプールガイド8の上端に配
置されたパイロットバルブ6、及びバルブボディ11で
構成されている。スプール2は端部が下端部に連結され
たレバー110により駆動され、パイロットバルブ6は
スプール2が図の左方向に作動した時スプール2に押し
上げられて開くことにより、チェック弁上部室9と流出
口ポートT2をつなぐ流路を形成する。
【0052】再びスプール2の位置を中立方向に戻す
と、パイロットバルブ6はばね7力により、チェック弁
上部室9と流出口ポートT2間に形成されている流路を
閉じる。また、図において、流入口ポートPsは、図6
に示すポンプ102に代えて設置された加圧水ポンプか
らリフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15に供給
される加圧水の流入口となり、流出口ポートT1,T2
はヘッド側シリンダ15およびロッド側シリンダ16か
らタンク101に代えて設置された水タンクへつながる
流出口となり、また、制御口ポートA1はチェックバル
ブ下部室10からの加圧水をヘッド側シリンダ15へ供
給する制御口となる。
と、パイロットバルブ6はばね7力により、チェック弁
上部室9と流出口ポートT2間に形成されている流路を
閉じる。また、図において、流入口ポートPsは、図6
に示すポンプ102に代えて設置された加圧水ポンプか
らリフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15に供給
される加圧水の流入口となり、流出口ポートT1,T2
はヘッド側シリンダ15およびロッド側シリンダ16か
らタンク101に代えて設置された水タンクへつながる
流出口となり、また、制御口ポートA1はチェックバル
ブ下部室10からの加圧水をヘッド側シリンダ15へ供
給する制御口となる。
【0053】図1においては、スプール2が中立位置に
保たれている状態を示しており、この状態では流入口ポ
ートPs、流出口ポートT1,T2はスプール2により
閉じられており、更にロッド14の上端に取り付けられ
ている荷台の重量等の外力によりリフト用シリンダ12
のヘッド側シリンダ15と、制御口ポートA1からヘッ
ド側シリンダ15につながるチェックバルブ上部室9に
はオリフィス4を通じて圧力が生じており、チェックバ
ルブ3は閉じ、パイロットバルブ6もばね7の力によっ
て閉じているため、リフト用コントロールバルブ1内へ
の加圧水の流入出はなく、ロッド14上端に取付けられ
ている荷台の上下位置は保持される。
保たれている状態を示しており、この状態では流入口ポ
ートPs、流出口ポートT1,T2はスプール2により
閉じられており、更にロッド14の上端に取り付けられ
ている荷台の重量等の外力によりリフト用シリンダ12
のヘッド側シリンダ15と、制御口ポートA1からヘッ
ド側シリンダ15につながるチェックバルブ上部室9に
はオリフィス4を通じて圧力が生じており、チェックバ
ルブ3は閉じ、パイロットバルブ6もばね7の力によっ
て閉じているため、リフト用コントロールバルブ1内へ
の加圧水の流入出はなく、ロッド14上端に取付けられ
ている荷台の上下位置は保持される。
【0054】また、リフト用シリンダピストン13を上
昇させる場合は、図示省略した加圧水ポンプを運転状態
としてレバー110を図の左方向である前方へ動かし、
スプール2を図の右方向に移動させることにより、流入
口ポートPsから加圧水がチェックバルブ下部室10へ
流入し、チェックバルブ3上下面に圧力差が生じること
により、ばね5の押圧力に抗してチェックバルブ3が開
いて制御口ポートA1を通ってリフト用シリンダ12の
ヘッド側シリンダ15内に加圧水が流入することによ
り、リフト用シリンダピストン13は上昇させられる。
昇させる場合は、図示省略した加圧水ポンプを運転状態
としてレバー110を図の左方向である前方へ動かし、
スプール2を図の右方向に移動させることにより、流入
口ポートPsから加圧水がチェックバルブ下部室10へ
流入し、チェックバルブ3上下面に圧力差が生じること
により、ばね5の押圧力に抗してチェックバルブ3が開
いて制御口ポートA1を通ってリフト用シリンダ12の
ヘッド側シリンダ15内に加圧水が流入することによ
り、リフト用シリンダピストン13は上昇させられる。
【0055】リフト用シリンダピストン13を下降させ
る場合は、一般のフォークリフトと同様に効率向上を図
るため加圧水ポンプを停止状態にしてレバー110を図
の右方向に動かし、スプール2を図の左方向に移動させ
ることにより、スプール2のスプールテーパ部2bに下
端を接触させているパイロットバルブ6がテーパによっ
て上方に押し上げられて開き、チェックバルブ上部室9
が流出口ポートT2とつながり矢印→で示す加圧水の流
れによって、チェックバルブ上部室9内の圧力が下がる
ことにより、チェックバルブ3上下面の圧力差が生じて
チェックバルブ3は、ばね5の押圧力により押し下げら
れ閉鎖される。
る場合は、一般のフォークリフトと同様に効率向上を図
るため加圧水ポンプを停止状態にしてレバー110を図
の右方向に動かし、スプール2を図の左方向に移動させ
ることにより、スプール2のスプールテーパ部2bに下
端を接触させているパイロットバルブ6がテーパによっ
て上方に押し上げられて開き、チェックバルブ上部室9
が流出口ポートT2とつながり矢印→で示す加圧水の流
れによって、チェックバルブ上部室9内の圧力が下がる
ことにより、チェックバルブ3上下面の圧力差が生じて
チェックバルブ3は、ばね5の押圧力により押し下げら
れ閉鎖される。
【0056】また、スプール2が左方向に移動されるこ
とにより、流出口ポートT1とチェックバルブ下部室1
0とはスプールノッチ2aによってつながるため、ヘッ
ド側シリンダ15内の加圧水が制御口ポートA1から図
示省略した水タンク101へつながり、流出口ポートT
1へ流れることにより、リフト用シリンダピストン13
は下降させられることになる。
とにより、流出口ポートT1とチェックバルブ下部室1
0とはスプールノッチ2aによってつながるため、ヘッ
ド側シリンダ15内の加圧水が制御口ポートA1から図
示省略した水タンク101へつながり、流出口ポートT
1へ流れることにより、リフト用シリンダピストン13
は下降させられることになる。
【0057】このように下端がスプール2のスプールテ
ーパ部2bに接するように配置された、スプールガイド
8の上端に設置されたパイロットバルブ6が、リフト用
シリンダ12下降時にスプール2によって押し上げられ
て開く構造としたことにより、従来の油圧式にされたリ
フト用シリンダ105と同様に、荷台下降時にはポンプ
102に対応して設けられる加圧水ポンプからの供給圧
力を必要としない。
ーパ部2bに接するように配置された、スプールガイド
8の上端に設置されたパイロットバルブ6が、リフト用
シリンダ12下降時にスプール2によって押し上げられ
て開く構造としたことにより、従来の油圧式にされたリ
フト用シリンダ105と同様に、荷台下降時にはポンプ
102に対応して設けられる加圧水ポンプからの供給圧
力を必要としない。
【0058】また、パイロットバルブ6の上部はパイロ
ットバルブ6の底面部がシートする線状のシール部でシ
ールされ、下部はスプールガイド6aの隙間が小さく、
しかも長いシート長のシール部を設けたことにより、油
に比べて粘度の低い加圧水を作動流体として用いるにも
拘わらず内部漏れを抑えることができ、油圧式のリフト
用コントロールバルブ103aと同等の性能を有するリ
フト用コントロールバルブ1とすることが可能になる。
ットバルブ6の底面部がシートする線状のシール部でシ
ールされ、下部はスプールガイド6aの隙間が小さく、
しかも長いシート長のシール部を設けたことにより、油
に比べて粘度の低い加圧水を作動流体として用いるにも
拘わらず内部漏れを抑えることができ、油圧式のリフト
用コントロールバルブ103aと同等の性能を有するリ
フト用コントロールバルブ1とすることが可能になる。
【0059】次に、本実施の形態の作業機用水圧バルブ
のうち、図6に示すチルト用シリンダ106に相当し、
チルト用シリンダ106に使用されている圧油に代え
て、駆動力を発生させ若しくは荷台を所定姿勢、所定角
度にし、また、所定姿勢、所定角度を保持するようにし
た、加圧水の流れを制御するチルト用コントロールバル
ブの構造を、図2により説明する。
のうち、図6に示すチルト用シリンダ106に相当し、
チルト用シリンダ106に使用されている圧油に代え
て、駆動力を発生させ若しくは荷台を所定姿勢、所定角
度にし、また、所定姿勢、所定角度を保持するようにし
た、加圧水の流れを制御するチルト用コントロールバル
ブの構造を、図2により説明する。
【0060】図において、チルト用コントロールバルブ
21は、スプール22、チェックバルブ23、パイロッ
トピストン24及びバルブボディ25で構成され、スプ
ール22はレバー118により駆動される。また、パイ
ロットピストン24は押え26により位置が保持され、
ばね27の力とチェックバルブ23を閉じる方向に作用
する圧力による力に対し、パイロットピストン24の制
御口ポートB2側の面に作用する圧力による力が打ち勝
った時、パイロットピストン24は図の左方向に作動
し、チェックバルブ23を押し開く。
21は、スプール22、チェックバルブ23、パイロッ
トピストン24及びバルブボディ25で構成され、スプ
ール22はレバー118により駆動される。また、パイ
ロットピストン24は押え26により位置が保持され、
ばね27の力とチェックバルブ23を閉じる方向に作用
する圧力による力に対し、パイロットピストン24の制
御口ポートB2側の面に作用する圧力による力が打ち勝
った時、パイロットピストン24は図の左方向に作動
し、チェックバルブ23を押し開く。
【0061】なお、図において流入口ポートPsは、リ
フト用コントロールバルブ1と同様に、図示省略された
加圧水ポンプから供給される加圧水の流入口であり、流
出口ポートは、同様に図示省略されてタンクへつながる
流出口であり、制御用ポートA2はチルト用シリンダ2
8のロッド側シリンダ30に、制御口ポートB2はヘッ
ドシリンダ側29につながる制御口となる。
フト用コントロールバルブ1と同様に、図示省略された
加圧水ポンプから供給される加圧水の流入口であり、流
出口ポートは、同様に図示省略されてタンクへつながる
流出口であり、制御用ポートA2はチルト用シリンダ2
8のロッド側シリンダ30に、制御口ポートB2はヘッ
ドシリンダ側29につながる制御口となる。
【0062】図3はスプール22が中立位置に保たれて
いる状態を示す図で、この時、流入口ポートPs、流出
口ポートT1,T2はスプール22により閉じられてお
り、更に荷台の重量等による外力Fによってチルト用シ
リンダ28のロッド側シリンダ30と、制御口ポートA
2を介してロッド側シリンダ30につながると共に、チ
ェックバルブ23作動空間を形成するチェック弁上部室
31に圧力が生じてチェックバルブ23は閉じているた
め、ロッド側シリンダ30内への加圧水の流入出はな
く、荷台の傾きは保持される。
いる状態を示す図で、この時、流入口ポートPs、流出
口ポートT1,T2はスプール22により閉じられてお
り、更に荷台の重量等による外力Fによってチルト用シ
リンダ28のロッド側シリンダ30と、制御口ポートA
2を介してロッド側シリンダ30につながると共に、チ
ェックバルブ23作動空間を形成するチェック弁上部室
31に圧力が生じてチェックバルブ23は閉じているた
め、ロッド側シリンダ30内への加圧水の流入出はな
く、荷台の傾きは保持される。
【0063】チルト用シリンダ28のチルト用シリンダ
ピストン32を図の左方向に移動させる場合は、レバー
118を右方向へ引張りスプール22を図の左方向に移
動させることにより、流入口ポートPsとパイロットピ
ストン24の制御口ポートB2側の面に開口するチェッ
ク弁下部室33とを連通させ、加圧水ポンプからの加圧
水をパイロットピストン24の制御口ポートB2側に作
用させ、パイロットピストン24がばね27の力とチェ
ックバルブ23を閉じる方向に作用させているばね34
力に打ち勝ってチェックバルブ23を押し開くことによ
り、チルト用シリンダ28のロッド側シリンダ30の加
圧水が制御口ポートA2、チェック弁下部室35、スプ
ールノッチ36を通って水タンクへつながる流出口ポー
トT1へ流出し、ロッド側シリンダ30内の圧力を下降
させる。
ピストン32を図の左方向に移動させる場合は、レバー
118を右方向へ引張りスプール22を図の左方向に移
動させることにより、流入口ポートPsとパイロットピ
ストン24の制御口ポートB2側の面に開口するチェッ
ク弁下部室33とを連通させ、加圧水ポンプからの加圧
水をパイロットピストン24の制御口ポートB2側に作
用させ、パイロットピストン24がばね27の力とチェ
ックバルブ23を閉じる方向に作用させているばね34
力に打ち勝ってチェックバルブ23を押し開くことによ
り、チルト用シリンダ28のロッド側シリンダ30の加
圧水が制御口ポートA2、チェック弁下部室35、スプ
ールノッチ36を通って水タンクへつながる流出口ポー
トT1へ流出し、ロッド側シリンダ30内の圧力を下降
させる。
【0064】この時スプール22が左方向に移動される
ことにより、流入口ポートPsから、制御口ポートB2
へ加圧水が流入し、チルト用シリンダ28のヘッド側シ
リンダ29内の圧力を上昇させる。このようにしてチル
ト用シリンダ28のヘッド側シリンダ29内の圧力が、
ロッド側シリンダ30内の圧力より高くなることにより
チルト用シリンダピストン32が右方向に移動し、ロッ
ド121端に取り付けられた荷台を前傾させることがで
きる。
ことにより、流入口ポートPsから、制御口ポートB2
へ加圧水が流入し、チルト用シリンダ28のヘッド側シ
リンダ29内の圧力を上昇させる。このようにしてチル
ト用シリンダ28のヘッド側シリンダ29内の圧力が、
ロッド側シリンダ30内の圧力より高くなることにより
チルト用シリンダピストン32が右方向に移動し、ロッ
ド121端に取り付けられた荷台を前傾させることがで
きる。
【0065】また、チルト用シリンダ28を図の右方向
に作動させる場合は、レバー118を左方向に押し出す
ことによりスプール22を図の右方向に移動させ、流入
口ポートPsからの加圧水がチェック弁下部室22に流
入し、チェックバルブ23のチェック弁下部室35側の
面に圧力が生じ、チェックバルブ23はばね34に抗し
て左側へ移動して開放されて、制御口ポートA2を通っ
てチルト用シリンダ28のロッド側シリンダ30内に加
圧水が流入し、ロッド側シリンダ30内の圧力を上昇さ
せる。
に作動させる場合は、レバー118を左方向に押し出す
ことによりスプール22を図の右方向に移動させ、流入
口ポートPsからの加圧水がチェック弁下部室22に流
入し、チェックバルブ23のチェック弁下部室35側の
面に圧力が生じ、チェックバルブ23はばね34に抗し
て左側へ移動して開放されて、制御口ポートA2を通っ
てチルト用シリンダ28のロッド側シリンダ30内に加
圧水が流入し、ロッド側シリンダ30内の圧力を上昇さ
せる。
【0066】この時、スプール22が右方向に移動する
ことにより制御口ポートB2と流出口ポートT2がつな
がり、チルト用シリンダ28のヘッド側シリンダ29内
の加圧水が水タンクへ流出し、ヘッド側シリンダ29内
の圧力を下降させる。このようにして、チルト用シリン
ダ28のロッド側シリンダ30内の圧力が、ヘッド側シ
リンダ29内の圧力より高くなることにより、チルト用
シリンダピストン32が右方向に移動し、ロッド121
端に取り付けられた荷台を後傾させる。
ことにより制御口ポートB2と流出口ポートT2がつな
がり、チルト用シリンダ28のヘッド側シリンダ29内
の加圧水が水タンクへ流出し、ヘッド側シリンダ29内
の圧力を下降させる。このようにして、チルト用シリン
ダ28のロッド側シリンダ30内の圧力が、ヘッド側シ
リンダ29内の圧力より高くなることにより、チルト用
シリンダピストン32が右方向に移動し、ロッド121
端に取り付けられた荷台を後傾させる。
【0067】また、荷台の傾きを設定された傾きに保持
する時は、チェックバルブ23が面シートで閉じて、ロ
ッド側シリンダ30の圧力を封じ込めて、チルト用シリ
ンダ28が動かないようにすることにより、油に比べて
粘度の低い水を作動流体として用いても内部漏れを抑え
ることができ、荷台を後傾させる時は、流入口ポートP
sから供給される高い圧力によりチェックバルブ23を
開いて、加圧水をチルト用シリンダ28のロッド側シリ
ンダ30内に流入させて、チルト用シリンダ28を縮ま
せ、荷台を前傾させる時は流入口ポートPsから供給さ
れる高い圧力によりパイロットピストン24を作動させ
てチェックバルブ23を押し開き、加圧水をチルト用シ
リンダ28のロッドシリンダ側30内から流出する構造
とすることにより、油圧式のチルト用コントロールバル
ブ103bと同等の性能を有するチルト用コントロール
バルブ21とすることが可能になる。
する時は、チェックバルブ23が面シートで閉じて、ロ
ッド側シリンダ30の圧力を封じ込めて、チルト用シリ
ンダ28が動かないようにすることにより、油に比べて
粘度の低い水を作動流体として用いても内部漏れを抑え
ることができ、荷台を後傾させる時は、流入口ポートP
sから供給される高い圧力によりチェックバルブ23を
開いて、加圧水をチルト用シリンダ28のロッド側シリ
ンダ30内に流入させて、チルト用シリンダ28を縮ま
せ、荷台を前傾させる時は流入口ポートPsから供給さ
れる高い圧力によりパイロットピストン24を作動させ
てチェックバルブ23を押し開き、加圧水をチルト用シ
リンダ28のロッドシリンダ側30内から流出する構造
とすることにより、油圧式のチルト用コントロールバル
ブ103bと同等の性能を有するチルト用コントロール
バルブ21とすることが可能になる。
【0068】本実施の形態に係る作業機用水圧バルブは
上述のように構成されており、従来の圧油により駆動を
行う油圧方式に比べて、作動流体として高圧水を用いて
いるために、作動流体が外部へ漏れが生じた場合にも、
作業機が使用される環境に作動流体の漏洩による悪影響
の発生を防止することができる。
上述のように構成されており、従来の圧油により駆動を
行う油圧方式に比べて、作動流体として高圧水を用いて
いるために、作動流体が外部へ漏れが生じた場合にも、
作業機が使用される環境に作動流体の漏洩による悪影響
の発生を防止することができる。
【0069】また、リフト用コントロールバルブ1にお
いては、従来のスプール108中立時にスプール108
によりバルブボディ107の内部流れをなくしていた構
造に代り、スプール2中立時にはチェックバルブ3とパ
イロットバルブ6が閉じてリフト用コントロールバルブ
1の内部流れをなくす構造とすることにより、作動流体
が油より粘性の低い水を使用するようにした場合にも内
部リークを抑えられ、荷台上昇時にはチェックバルブ3
を加圧水の供給圧力により開き、ヘッド側シリンダ15
内に加圧水を供給してリフト用シリンダ12のリフト用
シリンダピストン13を上昇させ、荷台下降時にはスプ
ール2の移動によってパイロットバルブ6が押し上げら
れて開き、チェックバルブ上部室9内の作用圧を降下さ
せて、チェックバルブ3を開きリフト用シリンダ12の
ヘッド側シリンダ15内の加圧水をタンクへ流してリフ
ト用シリンダピストン13を下降させる構造としたこと
により、従来の油圧式の作業機用バルブと同等の操作性
能を有するものにすることができる。
いては、従来のスプール108中立時にスプール108
によりバルブボディ107の内部流れをなくしていた構
造に代り、スプール2中立時にはチェックバルブ3とパ
イロットバルブ6が閉じてリフト用コントロールバルブ
1の内部流れをなくす構造とすることにより、作動流体
が油より粘性の低い水を使用するようにした場合にも内
部リークを抑えられ、荷台上昇時にはチェックバルブ3
を加圧水の供給圧力により開き、ヘッド側シリンダ15
内に加圧水を供給してリフト用シリンダ12のリフト用
シリンダピストン13を上昇させ、荷台下降時にはスプ
ール2の移動によってパイロットバルブ6が押し上げら
れて開き、チェックバルブ上部室9内の作用圧を降下さ
せて、チェックバルブ3を開きリフト用シリンダ12の
ヘッド側シリンダ15内の加圧水をタンクへ流してリフ
ト用シリンダピストン13を下降させる構造としたこと
により、従来の油圧式の作業機用バルブと同等の操作性
能を有するものにすることができる。
【0070】同様に、チルト用コントロールバルブ21
においても、スプール22中立時にはチェックバルブ2
3が閉じて、チルト用コントロールバルブ21の内部の
加圧水の流れをなくす構造とすることにより、作動流体
が油より粘性の低い水を使用した場合にも内部リークを
抑えられ、荷台を前傾させる場合には、チルト用シリン
ダ28のヘッド側シリンダ29内に加圧水が流入し、ロ
ッド側シリンダ30内の加圧水はパイロットピストン2
4によりチェックバルブ23が押し開かれることによ
り、水タンクへ流出して、チルト用シリンダピストン3
2が差圧による力でロッド側シリンダ30へ作動し、ま
た、荷台を後傾させる場合にはチェックバルブ23を流
入口ポートPsからの加圧水の供給圧力により開き、ロ
ッド側シリンダ30内に加圧水を供給し、ヘッド側シリ
ンダ29の加圧水を水タンクへ流出させて、チルト用シ
リンダピストン32が差圧による力でヘッド側シリンダ
に作動させる構造としたことにより、従来の油圧式と同
等の性能を有することができるようになる。
においても、スプール22中立時にはチェックバルブ2
3が閉じて、チルト用コントロールバルブ21の内部の
加圧水の流れをなくす構造とすることにより、作動流体
が油より粘性の低い水を使用した場合にも内部リークを
抑えられ、荷台を前傾させる場合には、チルト用シリン
ダ28のヘッド側シリンダ29内に加圧水が流入し、ロ
ッド側シリンダ30内の加圧水はパイロットピストン2
4によりチェックバルブ23が押し開かれることによ
り、水タンクへ流出して、チルト用シリンダピストン3
2が差圧による力でロッド側シリンダ30へ作動し、ま
た、荷台を後傾させる場合にはチェックバルブ23を流
入口ポートPsからの加圧水の供給圧力により開き、ロ
ッド側シリンダ30内に加圧水を供給し、ヘッド側シリ
ンダ29の加圧水を水タンクへ流出させて、チルト用シ
リンダピストン32が差圧による力でヘッド側シリンダ
に作動させる構造としたことにより、従来の油圧式と同
等の性能を有することができるようになる。
【0071】次に、図3は本発明の実施の第2形態とし
ての作業機用水圧バルブの構造図である。本実施の形態
においては、リフト用コントロールバルブを実施の第1
形態におけるチルト用コントロールバルブを作動させる
作業機用水圧バルブと同じ構造にしている。
ての作業機用水圧バルブの構造図である。本実施の形態
においては、リフト用コントロールバルブを実施の第1
形態におけるチルト用コントロールバルブを作動させる
作業機用水圧バルブと同じ構造にしている。
【0072】また、チルト用コントロールバルブは、実
施の第1形態のものと同じ構造にしているため説明は省
略した。即ち、実施の第1形態のチルト用コントロール
バルブと同一構造にされ、図6に示すリフト用シリンダ
105と同様に作動させるようにした、本実施の形態の
リフト用シリンダ12を作動させるようにしている。加
圧水の流れを制御するリフト用コントロールバルブの構
造及び作動を図に基づき説明する。
施の第1形態のものと同じ構造にしているため説明は省
略した。即ち、実施の第1形態のチルト用コントロール
バルブと同一構造にされ、図6に示すリフト用シリンダ
105と同様に作動させるようにした、本実施の形態の
リフト用シリンダ12を作動させるようにしている。加
圧水の流れを制御するリフト用コントロールバルブの構
造及び作動を図に基づき説明する。
【0073】図に示すように、本実施の形態のリフト用
コントロールバルブ41は、実施の第1形態のチルト用
コントロールバルブ21に同じく、スプール22、チェ
ックバルブ23、パイロットピストン24及びバルブボ
ディ25で構成されている。スプール22はレバー11
8により駆動され、また、パイロットピストン24は押
え26により位置が保持され、ばね27の力とチェック
バルブ23を閉じる方向に作用する圧力による力にパイ
ロットピストン24の制御口ポートB2(本実施例のリ
フト用コントロールバルブ41では、制御口ポートB2
は実施の第1形態のチルト用シリンダ28のヘッド側シ
リンダ29との連通は不要なので栓42を嵌め込み閉鎖
されているが、図2との対比上、この閉鎖されている部
分を制御口ポートB2と呼称することとする。)側の面
に作用する圧力による力が打ち勝った時、パイロットピ
ストン24は図の左方向に作動し、チェックバルブ23
を押し開く。
コントロールバルブ41は、実施の第1形態のチルト用
コントロールバルブ21に同じく、スプール22、チェ
ックバルブ23、パイロットピストン24及びバルブボ
ディ25で構成されている。スプール22はレバー11
8により駆動され、また、パイロットピストン24は押
え26により位置が保持され、ばね27の力とチェック
バルブ23を閉じる方向に作用する圧力による力にパイ
ロットピストン24の制御口ポートB2(本実施例のリ
フト用コントロールバルブ41では、制御口ポートB2
は実施の第1形態のチルト用シリンダ28のヘッド側シ
リンダ29との連通は不要なので栓42を嵌め込み閉鎖
されているが、図2との対比上、この閉鎖されている部
分を制御口ポートB2と呼称することとする。)側の面
に作用する圧力による力が打ち勝った時、パイロットピ
ストン24は図の左方向に作動し、チェックバルブ23
を押し開く。
【0074】なお、図中の流入口ポートPsは加圧水ポ
ンプから供給される加圧水の流入口であり、流出口ポー
トT1、T2は水タンクへつながる流出口であり、制御
口ポートA1はリフト用シリンダ12につながる制御口
である。図3はスプール22が中立位置に保たれている
状態を示す図で、この時流入口ポートPs、流出口ポー
トT1,T2はスプール22により閉じ、更に荷台の重
量等による外力によりリフト用シリンダ12のヘッド側
シリンダ15と、制御用ポートA1からヘッド側シリン
ダ15につながるチェック弁上部室31に圧力生じてチ
ェックバルブ23は閉じているため、チェックバルブ2
3内からの加圧水の流入出はなく、荷台の上下位置は保
持される。
ンプから供給される加圧水の流入口であり、流出口ポー
トT1、T2は水タンクへつながる流出口であり、制御
口ポートA1はリフト用シリンダ12につながる制御口
である。図3はスプール22が中立位置に保たれている
状態を示す図で、この時流入口ポートPs、流出口ポー
トT1,T2はスプール22により閉じ、更に荷台の重
量等による外力によりリフト用シリンダ12のヘッド側
シリンダ15と、制御用ポートA1からヘッド側シリン
ダ15につながるチェック弁上部室31に圧力生じてチ
ェックバルブ23は閉じているため、チェックバルブ2
3内からの加圧水の流入出はなく、荷台の上下位置は保
持される。
【0075】荷台を上昇させる場合は加圧水ポンプを運
転状態としてレバー118を動かし、スプール22を図
の右方向に移動させることにより、流入口ポートPsか
ら加圧水がチェック弁下部室35へ流入し、チェックバ
ルブ23を閉鎖している面に圧力差が生じることにより
チェックバルブ23が開いて制御口ポートA1を通って
リフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15内に加圧
水が流入し、リフト用シリンダ12のロッド14を上昇
させる。
転状態としてレバー118を動かし、スプール22を図
の右方向に移動させることにより、流入口ポートPsか
ら加圧水がチェック弁下部室35へ流入し、チェックバ
ルブ23を閉鎖している面に圧力差が生じることにより
チェックバルブ23が開いて制御口ポートA1を通って
リフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15内に加圧
水が流入し、リフト用シリンダ12のロッド14を上昇
させる。
【0076】荷台を下降させる場合は加圧水ポンプを運
転状態としてレバー118を動かし、スプール22を図
の左方向に移動させることにより、流入口ポートPsと
チェック弁下部室33とがつながり、供給圧がパイロッ
トピストン24の受圧面に作用し、パイロットピストン
24がばね27の力とチェックバルブ23を閉じる方向
に作用する圧力による力に打ち勝ってチェックバルブ2
3を押し開くことにより、制御口ポートA1と流出口ポ
ートT1とがつながりリフト用シリンダ12のヘッド側
シリンダ15に作用する圧力が下がり、リフト用シリン
ダピストン13が下降する。
転状態としてレバー118を動かし、スプール22を図
の左方向に移動させることにより、流入口ポートPsと
チェック弁下部室33とがつながり、供給圧がパイロッ
トピストン24の受圧面に作用し、パイロットピストン
24がばね27の力とチェックバルブ23を閉じる方向
に作用する圧力による力に打ち勝ってチェックバルブ2
3を押し開くことにより、制御口ポートA1と流出口ポ
ートT1とがつながりリフト用シリンダ12のヘッド側
シリンダ15に作用する圧力が下がり、リフト用シリン
ダピストン13が下降する。
【0077】このように、実施の第1形態におけるチル
ト用コントロールバルブ21と同じ構造を、本実施の形
態のリフト用コントロールバルブ41に用いた場合も、
荷台が上下位置を保持する時にはチェックバルブ23が
面シートで閉じてヘッド側シリンダ15内の圧力を封じ
込めて、リフト用シリンダ12のロッド14が下がらな
いようにすることにより、油に比べて粘度の低い水を作
動流体として用いても、内部漏れを抑えることができ、
荷台を上昇させる時は、流入口ポートPsから供給され
る高い圧力によりチェックバルブ23を開いて、加圧水
をリフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15内に流
入させ、リフト用シリンダ12のロッド14を伸ばし、
荷台を下降させる時は、流入口ポートPsから供給され
る高い圧力によりパイロットピストン24を作動させて
チェックバルブ22を押し開き加圧水をリフト用シリン
ダ12のヘッド側シリンダ15内から流出する構造とす
ることにより油圧式と同等の性能を有するものにするこ
とが可能になる。
ト用コントロールバルブ21と同じ構造を、本実施の形
態のリフト用コントロールバルブ41に用いた場合も、
荷台が上下位置を保持する時にはチェックバルブ23が
面シートで閉じてヘッド側シリンダ15内の圧力を封じ
込めて、リフト用シリンダ12のロッド14が下がらな
いようにすることにより、油に比べて粘度の低い水を作
動流体として用いても、内部漏れを抑えることができ、
荷台を上昇させる時は、流入口ポートPsから供給され
る高い圧力によりチェックバルブ23を開いて、加圧水
をリフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15内に流
入させ、リフト用シリンダ12のロッド14を伸ばし、
荷台を下降させる時は、流入口ポートPsから供給され
る高い圧力によりパイロットピストン24を作動させて
チェックバルブ22を押し開き加圧水をリフト用シリン
ダ12のヘッド側シリンダ15内から流出する構造とす
ることにより油圧式と同等の性能を有するものにするこ
とが可能になる。
【0078】本実施の形態に係る作業機用水圧バルブ
は、上述のように構成されており、従来の油圧方式に比
べて作動流体に水を用いているため外部へ漏れが生じた
場合にも、実施の第1形態の作業機用水圧バルブと同様
に作業機使用環境に悪影響を与えることがない。
は、上述のように構成されており、従来の油圧方式に比
べて作動流体に水を用いているため外部へ漏れが生じた
場合にも、実施の第1形態の作業機用水圧バルブと同様
に作業機使用環境に悪影響を与えることがない。
【0079】また、リフト用コントロールバルブ41の
構造を実施の第2形態におけるチルト用コントロールバ
ルブ21と同じく、スプール22中立時にはチェックバ
ルブ23が閉じてコントロールバルブの内部流れをなく
す構造とすることにより、作動流体が油より粘性の低い
水を使用した場合にも内部リークを抑えられ、荷台を上
昇させる場合には、チェックバルブ23を加圧水の供給
圧力により開き、リフト用シリンダ12のヘッド側シリ
ンダ15内に加圧水を供給してリフト用シリンダピスト
ン13を上昇させ、荷台を下降する時はパイロットピス
トン24によりチェックバルブ23を押し開いてヘッド
側のシリンダ15内加圧水を水タンクへ流出させる構造
としたことにより、従来の油圧式の作業機用バルブと同
等の性能を有するものにすることができる。
構造を実施の第2形態におけるチルト用コントロールバ
ルブ21と同じく、スプール22中立時にはチェックバ
ルブ23が閉じてコントロールバルブの内部流れをなく
す構造とすることにより、作動流体が油より粘性の低い
水を使用した場合にも内部リークを抑えられ、荷台を上
昇させる場合には、チェックバルブ23を加圧水の供給
圧力により開き、リフト用シリンダ12のヘッド側シリ
ンダ15内に加圧水を供給してリフト用シリンダピスト
ン13を上昇させ、荷台を下降する時はパイロットピス
トン24によりチェックバルブ23を押し開いてヘッド
側のシリンダ15内加圧水を水タンクへ流出させる構造
としたことにより、従来の油圧式の作業機用バルブと同
等の性能を有するものにすることができる。
【0080】また、本実施の形態の作業機用水圧バルブ
では、リフト用とチルト用のコントロールバルブが同じ
構造であるためメンテナンス性が向上する利点もある。
では、リフト用とチルト用のコントロールバルブが同じ
構造であるためメンテナンス性が向上する利点もある。
【0081】次に、図4は本発明の実施の第3形態とし
ての作業機用水圧バルブの構造図である。本実施の形態
においては、リフト用コントロールバルブのチェック弁
上部室9から流出口ポートT2への流路に配置される部
材構造以外は、図1に示す実施の第1形態におけるリフ
ト用コントロールバルブ1に同じであるため、この部分
以外の構造の説明は極力省略する。
ての作業機用水圧バルブの構造図である。本実施の形態
においては、リフト用コントロールバルブのチェック弁
上部室9から流出口ポートT2への流路に配置される部
材構造以外は、図1に示す実施の第1形態におけるリフ
ト用コントロールバルブ1に同じであるため、この部分
以外の構造の説明は極力省略する。
【0082】図に示すように、本実施の形態のリフト用
コントロールバルブ51は、スプール2、チェックバル
ブ3、下端がスプールテーパ2b部に接するように配置
された押し棒54、押し棒54によって作動するパイロ
ットバルブ52及び上述構造部分を除き図1に示す構造
と同一構成されたバルブボディ11で構成されている。
スプール2は連結されたレバー110により駆動され、
パイロットバルブ52はスプール2が図の左方向に作動
した時スプールテーパ部2bによって押し棒54を介し
て押し上げられて開くことにより、チェック弁上部室9
と流出口ポートT1をつなぐ流路を形成する。
コントロールバルブ51は、スプール2、チェックバル
ブ3、下端がスプールテーパ2b部に接するように配置
された押し棒54、押し棒54によって作動するパイロ
ットバルブ52及び上述構造部分を除き図1に示す構造
と同一構成されたバルブボディ11で構成されている。
スプール2は連結されたレバー110により駆動され、
パイロットバルブ52はスプール2が図の左方向に作動
した時スプールテーパ部2bによって押し棒54を介し
て押し上げられて開くことにより、チェック弁上部室9
と流出口ポートT1をつなぐ流路を形成する。
【0083】更に、レバー110駆動により、スプール
2を右方向に移動させ、再びスプール2の位置を中立方
向に戻すと、パイロットバルブ52は、ばね53の力と
荷台の重量等の外力によりヘッド側シリンダ15に生じ
る圧力がパイロットバルブ52の上面にも作用すること
により閉じる。
2を右方向に移動させ、再びスプール2の位置を中立方
向に戻すと、パイロットバルブ52は、ばね53の力と
荷台の重量等の外力によりヘッド側シリンダ15に生じ
る圧力がパイロットバルブ52の上面にも作用すること
により閉じる。
【0084】図はこのスプール2が中立位置に保たれて
いる状態で、この時流入口ポートPs、流出口ポートT
1はスプール2により閉じ、更に荷台の重量等による外
力によりリフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15
と、制御口ポートA1からヘッド側シリンダ15につな
がるチェック弁上部室9、及びパイロットバルブ52上
面にを圧力が生じて、チェックバルブ3とパイロットバ
ルブ52も閉じているため、パイロットバルブ52から
の加圧水の流入出はなく、荷台の上下位置は保持され
る。
いる状態で、この時流入口ポートPs、流出口ポートT
1はスプール2により閉じ、更に荷台の重量等による外
力によりリフト用シリンダ12のヘッド側シリンダ15
と、制御口ポートA1からヘッド側シリンダ15につな
がるチェック弁上部室9、及びパイロットバルブ52上
面にを圧力が生じて、チェックバルブ3とパイロットバ
ルブ52も閉じているため、パイロットバルブ52から
の加圧水の流入出はなく、荷台の上下位置は保持され
る。
【0085】荷台を上昇させる場合は加圧水ポンプを運
転状態としてレバー110を動かし、スプール2を図の
右方向に移動させることにより、流入口ポートPsから
加圧水チェックバルブ下部室10へ流入し、チェックバ
ルブ3上下面には圧力差が生じることにより、チェック
バルブ3が開いて制御口ポートA1を通ってヘッド側シ
リンダ15内へ加圧水が流れ、ヘッド側シリンダ15内
の圧力が上がり、リフト用シリンダピストン13を上昇
させる。
転状態としてレバー110を動かし、スプール2を図の
右方向に移動させることにより、流入口ポートPsから
加圧水チェックバルブ下部室10へ流入し、チェックバ
ルブ3上下面には圧力差が生じることにより、チェック
バルブ3が開いて制御口ポートA1を通ってヘッド側シ
リンダ15内へ加圧水が流れ、ヘッド側シリンダ15内
の圧力が上がり、リフト用シリンダピストン13を上昇
させる。
【0086】また、荷台を下降させる場合は一般のフォ
ークリフトに同じく、効率向上のため加圧水ポンプ停止
状態にしてレバー11を動かし、スプール2を図の左方
向に移動させることにより、スプールテーパ部2bに押
し棒54を介して接するパイロットバルブ52が上方に
押し上げられて開くことにより、チェックバルブ上部室
9が流出口ポートT2とつながり圧力が下がり、チェッ
クバルブ3上下面の圧力差によりチェックバルブ3が開
く。この時スプール2が左方向に移動していることによ
り、流出口ポートT1とチェックバルブ3下部室はつな
がっているため、ヘッド側シリンダ15内の加圧水が制
御口ポートA1から水タンクへつながる流出口ポートT
1へ流れることにより、リフト用シリンダピストン13
は下降することになる。
ークリフトに同じく、効率向上のため加圧水ポンプ停止
状態にしてレバー11を動かし、スプール2を図の左方
向に移動させることにより、スプールテーパ部2bに押
し棒54を介して接するパイロットバルブ52が上方に
押し上げられて開くことにより、チェックバルブ上部室
9が流出口ポートT2とつながり圧力が下がり、チェッ
クバルブ3上下面の圧力差によりチェックバルブ3が開
く。この時スプール2が左方向に移動していることによ
り、流出口ポートT1とチェックバルブ3下部室はつな
がっているため、ヘッド側シリンダ15内の加圧水が制
御口ポートA1から水タンクへつながる流出口ポートT
1へ流れることにより、リフト用シリンダピストン13
は下降することになる。
【0087】このように、下端がスプール2に接したパ
イロットバルブ52が、リフト用シリンダ12の下降時
にスプール2によって押し棒54を介して押し上げられ
て開く構造としたことにより、従来の油圧式の作動機と
同様に荷台下降時には加圧水ポンプからの加圧水の供給
を必要としない。また、パイロットバルブ52を面でシ
ートして加圧水の流れを遮断できる構造としたことによ
り、油に比べて粘度の低い水を作動流体として用いて
も、内部漏れを抑えることができ、従来の油圧式の作業
機用バルブと同等の性能を有するものにすることが可能
になる。
イロットバルブ52が、リフト用シリンダ12の下降時
にスプール2によって押し棒54を介して押し上げられ
て開く構造としたことにより、従来の油圧式の作動機と
同様に荷台下降時には加圧水ポンプからの加圧水の供給
を必要としない。また、パイロットバルブ52を面でシ
ートして加圧水の流れを遮断できる構造としたことによ
り、油に比べて粘度の低い水を作動流体として用いて
も、内部漏れを抑えることができ、従来の油圧式の作業
機用バルブと同等の性能を有するものにすることが可能
になる。
【0088】本実施の形態に係る作業機用水圧バルブは
上述のように構成されており、従来の油圧方式に比べて
作動流体に水を用いているため外部へ漏れが生じた場合
にも、前述した実施の形態の作業機用水圧バルブと同様
に作業機使用環境に悪影響を与えない。
上述のように構成されており、従来の油圧方式に比べて
作動流体に水を用いているため外部へ漏れが生じた場合
にも、前述した実施の形態の作業機用水圧バルブと同様
に作業機使用環境に悪影響を与えない。
【0089】また、本実施の形態のリフト用コントロー
ルバルブ51においては、従来スプール2中立時にスプ
ール2によりパイロットバルブ6の内部流れをなくして
いた構造に代り、スプール2中立時にはチェックバルブ
3とパイロットバルブ52が閉じて流路内の流れをなく
す構造としたことにより、作動流体が油より粘性の低い
水を使用した場合にも内部リークを抑えられ、荷台上昇
時にはチェックバルブ3を供給圧力により開き、ヘッド
側シリンダ15内に加圧水を供給してリフト用シリンダ
ピストン13を上昇させ、荷台下降時にはスプール2に
設けたスプールテーパ部2bによってパイロットバルブ
52が押し上げられて開き、チェック弁上部室9内の圧
力を降下させてチェックバルブ3を開き、ヘッド側シリ
ンダ15内の加圧水を水タンクへ流して、リフト用シリ
ンダピストン13を下降させる構造としたことにより、
従来の油圧式の作業機用バルブと同等の性能を有するも
のにすることができる。
ルバルブ51においては、従来スプール2中立時にスプ
ール2によりパイロットバルブ6の内部流れをなくして
いた構造に代り、スプール2中立時にはチェックバルブ
3とパイロットバルブ52が閉じて流路内の流れをなく
す構造としたことにより、作動流体が油より粘性の低い
水を使用した場合にも内部リークを抑えられ、荷台上昇
時にはチェックバルブ3を供給圧力により開き、ヘッド
側シリンダ15内に加圧水を供給してリフト用シリンダ
ピストン13を上昇させ、荷台下降時にはスプール2に
設けたスプールテーパ部2bによってパイロットバルブ
52が押し上げられて開き、チェック弁上部室9内の圧
力を降下させてチェックバルブ3を開き、ヘッド側シリ
ンダ15内の加圧水を水タンクへ流して、リフト用シリ
ンダピストン13を下降させる構造としたことにより、
従来の油圧式の作業機用バルブと同等の性能を有するも
のにすることができる。
【0090】さらに、本実施形態の場合にはパイロット
バルブ52と押し棒54が切り離されているため、実施
の第1形態のようにスプールガイド8からの微小な内部
リークをより少くできるため、荷台を所定高さに保持す
るリフト用シリンダ12の停止保持性能が向上する。
バルブ52と押し棒54が切り離されているため、実施
の第1形態のようにスプールガイド8からの微小な内部
リークをより少くできるため、荷台を所定高さに保持す
るリフト用シリンダ12の停止保持性能が向上する。
【0091】次に、図5は本発明の実施の第4形態とし
ての作業機用水圧バルブの構造図である。本実施の形態
においては、リフト用コントロールバルブ61のチェッ
ク弁上部室9から流出口ポートへの流路に配置される部
材、およびこれらの部材をスプール2の移動量に対応し
て作動させるリミットスイッチ62以外は、図1に示す
実施の第1形態におけるリフト用コントロールバルブ1
と同じであるため、この部分以外の構造の説明は極力省
略する。
ての作業機用水圧バルブの構造図である。本実施の形態
においては、リフト用コントロールバルブ61のチェッ
ク弁上部室9から流出口ポートへの流路に配置される部
材、およびこれらの部材をスプール2の移動量に対応し
て作動させるリミットスイッチ62以外は、図1に示す
実施の第1形態におけるリフト用コントロールバルブ1
と同じであるため、この部分以外の構造の説明は極力省
略する。
【0092】図に示すように、リフト用コントロールバ
ルブ61は、スプール2、チェックバルブ3、ソレノイ
ド63により駆動されるパイロットバルブ64、パイロ
ットバルブ64を押圧するばね65、ソレノイド63へ
信号を送るリミットスイッチ62及び上述構造部分を除
き、図1に示す構造と同一構造にされたバルブボディ1
1で構成されている。
ルブ61は、スプール2、チェックバルブ3、ソレノイ
ド63により駆動されるパイロットバルブ64、パイロ
ットバルブ64を押圧するばね65、ソレノイド63へ
信号を送るリミットスイッチ62及び上述構造部分を除
き、図1に示す構造と同一構造にされたバルブボディ1
1で構成されている。
【0093】スプール2は連結されたレバー110によ
り駆動され、スプール2が図の左方向に作動した時、リ
ミットスイッチ62がオンとなり、接点66が入りソレ
ノイド63にバッテリ67からの電流が流れて励磁さ
れ、発生した電磁力がばね65の力に打ち勝ちパイロッ
トバルブ64が引き上げられて開くことにより、チェッ
ク弁上部室9と流出口ポートT2をつなぐ流路が形成さ
れる。さらに、レバー110の作動によりスプール2の
位置を右方向に移動させ、中立方向に戻すとリミットス
イッチ62がオフとなり、ソレノイド63を流れていた
電流が遮断され電磁力が消え、ばね65の力により、パ
イロットバルブ64が閉じる。
り駆動され、スプール2が図の左方向に作動した時、リ
ミットスイッチ62がオンとなり、接点66が入りソレ
ノイド63にバッテリ67からの電流が流れて励磁さ
れ、発生した電磁力がばね65の力に打ち勝ちパイロッ
トバルブ64が引き上げられて開くことにより、チェッ
ク弁上部室9と流出口ポートT2をつなぐ流路が形成さ
れる。さらに、レバー110の作動によりスプール2の
位置を右方向に移動させ、中立方向に戻すとリミットス
イッチ62がオフとなり、ソレノイド63を流れていた
電流が遮断され電磁力が消え、ばね65の力により、パ
イロットバルブ64が閉じる。
【0094】図はこのスプール2が中立位置に保たれて
いる状態を示す図で、この時流入口ポートPs、流出口
ポートT1,T2は、スプール2により閉じられ、更に
荷台の重量等による外力によりリフト用シリンダ12の
ヘッド側シリンダ15と、制御口ポートA1からヘッド
側シリンダ15につながるチェック弁上部室9に圧力が
生じてチェックバルブ3は閉じ、パイロットバルブ64
もリミットスイッチ62がオフで、ソレノイド63に電
磁力は生じないため、ばね65の力により閉じており、
ヘッド側シリンダ15内の加圧水の流入出はなく、荷台
の上下位置は保持される。
いる状態を示す図で、この時流入口ポートPs、流出口
ポートT1,T2は、スプール2により閉じられ、更に
荷台の重量等による外力によりリフト用シリンダ12の
ヘッド側シリンダ15と、制御口ポートA1からヘッド
側シリンダ15につながるチェック弁上部室9に圧力が
生じてチェックバルブ3は閉じ、パイロットバルブ64
もリミットスイッチ62がオフで、ソレノイド63に電
磁力は生じないため、ばね65の力により閉じており、
ヘッド側シリンダ15内の加圧水の流入出はなく、荷台
の上下位置は保持される。
【0095】荷台を上昇させる場合はレバー11を動か
し、スプール2を図の右方向に移動させることにより、
流入口ポートPsから加圧水がチェックバルブ下部室1
0へ流入し、チェックバルブ3上下面に圧力差が生じる
ことによりチェックバルブ3が開いて、制御口ポートA
1を通ってヘッド側シリンダ15内へ加圧水が流れ、ヘ
ッド側シリンダ15内の圧力が上がり、リフト用シリン
ダピストン13を上昇させる。
し、スプール2を図の右方向に移動させることにより、
流入口ポートPsから加圧水がチェックバルブ下部室1
0へ流入し、チェックバルブ3上下面に圧力差が生じる
ことによりチェックバルブ3が開いて、制御口ポートA
1を通ってヘッド側シリンダ15内へ加圧水が流れ、ヘ
ッド側シリンダ15内の圧力が上がり、リフト用シリン
ダピストン13を上昇させる。
【0096】この時、リミットスイッチ62はオフとな
っているため、ソレノイド63には電磁力は生じず、ば
ね65の力によりパイロットバルブ64は閉じている。
荷台を下降させる場合はレバー11を動かし、スプール
2を図の左方向に移動させることにより、リミットスイ
ッチ62がオンとなり、ソレノイド63に電流が流れて
励磁されて、発生した電磁力がばね65の力に打ち勝ち
パイロットバルブ64が引き上げられて開くことによ
り、チェック上部室9から流出口ポートT2へ流れる加
圧水の流れが生じてチェックバルブ上部室9の圧力が下
がり、チェックバルブ3上下面の圧力差によりチェック
バルブ3が開く。
っているため、ソレノイド63には電磁力は生じず、ば
ね65の力によりパイロットバルブ64は閉じている。
荷台を下降させる場合はレバー11を動かし、スプール
2を図の左方向に移動させることにより、リミットスイ
ッチ62がオンとなり、ソレノイド63に電流が流れて
励磁されて、発生した電磁力がばね65の力に打ち勝ち
パイロットバルブ64が引き上げられて開くことによ
り、チェック上部室9から流出口ポートT2へ流れる加
圧水の流れが生じてチェックバルブ上部室9の圧力が下
がり、チェックバルブ3上下面の圧力差によりチェック
バルブ3が開く。
【0097】この時、スプール2は左方向に移動してい
ることにより、流出口ポートT1とチェックバルブ下部
室10がつながり、ヘッド側シリンダ15内の加圧水が
制御口ポートA1を通って流出口ポートT1から水タン
クへ流れることにより、ヘッド側シリンダ15内の圧力
が下がり、リフト用シリンダピストン13が下降し、荷
台を下降させることができる。
ることにより、流出口ポートT1とチェックバルブ下部
室10がつながり、ヘッド側シリンダ15内の加圧水が
制御口ポートA1を通って流出口ポートT1から水タン
クへ流れることにより、ヘッド側シリンダ15内の圧力
が下がり、リフト用シリンダピストン13が下降し、荷
台を下降させることができる。
【0098】このように、下降動作時にリミットスイッ
チ62がオンとなり、ソレノイド63が励磁されてパイ
ロットバルブ64を引き上げて開く構造としたことによ
り、従来の油圧式の作動機と同様に、荷台下降時には加
圧水ポンプからの加圧水の供給圧を必要としない。ま
た、パイロットバルブ64を線でシートして加圧水の流
れを遮断する構造としたことにより、油に比べて粘度の
低い水を作動流体として用いても、内部漏れを抑えるこ
とができ、従来の油圧式の作業機用バルブと同等の性能
を有するものにすることが可能になる。
チ62がオンとなり、ソレノイド63が励磁されてパイ
ロットバルブ64を引き上げて開く構造としたことによ
り、従来の油圧式の作動機と同様に、荷台下降時には加
圧水ポンプからの加圧水の供給圧を必要としない。ま
た、パイロットバルブ64を線でシートして加圧水の流
れを遮断する構造としたことにより、油に比べて粘度の
低い水を作動流体として用いても、内部漏れを抑えるこ
とができ、従来の油圧式の作業機用バルブと同等の性能
を有するものにすることが可能になる。
【0099】本実施の形態に係る作業機用水圧バルブ
は、上述のように構成されており、従来の油圧方式に比
べて作動流体に水を用いているため外部へ漏れが生じた
場合にも、前述した実施の各形態の作業機用水圧バルブ
と同様に作業機使用環境に悪影響を与えない。
は、上述のように構成されており、従来の油圧方式に比
べて作動流体に水を用いているため外部へ漏れが生じた
場合にも、前述した実施の各形態の作業機用水圧バルブ
と同様に作業機使用環境に悪影響を与えない。
【0100】また、本実施の形態のリフト用コントロー
ルバルブ61においては、従来のスプール2の内部に配
置された構造に代り、リフト用シリンダ12の下降時に
ソレノイド63によりパイロットバルブ64が押し上げ
られて開き、リフト用シリンダ12を上昇、または所定
位置を保持させる場合には、ばね力により線シートで閉
じ、加圧水の流れを遮断する構造とすることにより、作
動流体が油より粘性の低い水を使用した場合にも内部リ
ークが抑えられ、且つ油圧式の作業機用バルブと同等の
性能を有するものにすることができる。
ルバルブ61においては、従来のスプール2の内部に配
置された構造に代り、リフト用シリンダ12の下降時に
ソレノイド63によりパイロットバルブ64が押し上げ
られて開き、リフト用シリンダ12を上昇、または所定
位置を保持させる場合には、ばね力により線シートで閉
じ、加圧水の流れを遮断する構造とすることにより、作
動流体が油より粘性の低い水を使用した場合にも内部リ
ークが抑えられ、且つ油圧式の作業機用バルブと同等の
性能を有するものにすることができる。
【0101】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の作業機用
水圧バルブは、スプールを駆動させシリンダ内に加圧水
を流出入させて作業機を作動させ、又は設定された位置
・姿勢に作業機を保持する作業機用バルブにおいて、シ
リンダとスプールの駆動により流入口ポート又は流出口
ポートに連通するチェック弁下部室との間の流路に介装
され、作業機の作動時には、流入口ポートからの加圧水
により開放し、作業機の設定位置保持時には、流出口ポ
ートからの加圧水排出により低下するチェック弁下部室
内圧力とシリンダからの加圧水との差圧により流路を遮
断するチェックバルブを設けた。
水圧バルブは、スプールを駆動させシリンダ内に加圧水
を流出入させて作業機を作動させ、又は設定された位置
・姿勢に作業機を保持する作業機用バルブにおいて、シ
リンダとスプールの駆動により流入口ポート又は流出口
ポートに連通するチェック弁下部室との間の流路に介装
され、作業機の作動時には、流入口ポートからの加圧水
により開放し、作業機の設定位置保持時には、流出口ポ
ートからの加圧水排出により低下するチェック弁下部室
内圧力とシリンダからの加圧水との差圧により流路を遮
断するチェックバルブを設けた。
【0102】これにより、チェック弁下部室内圧力とシ
リンダ内からの加圧水圧力の差圧により、チェックバル
ブは流路を面シートで閉鎖し、作動流体として粘性の低
い加圧水を使用しても、配管継手、摺動部隙間等からの
漏洩は、チェックバルブで殆ど阻止できる。また、漏洩
が生じる場合等でも、加圧水が使用されているので、作
業機が使用される環境が汚染されず、特に、食品庫等衛
生度を高める必要のある場所で使用される作業機には好
適なものになる。特に、作業機の荷台等の設定位置を一
定に保持する作業機設定位置保持時には、作動流体とし
て加圧水を使用しても、漏洩が殆ど無く荷台等の下降、
角度変化が生じず、設定位置・設定姿勢を正確に保持で
きる。
リンダ内からの加圧水圧力の差圧により、チェックバル
ブは流路を面シートで閉鎖し、作動流体として粘性の低
い加圧水を使用しても、配管継手、摺動部隙間等からの
漏洩は、チェックバルブで殆ど阻止できる。また、漏洩
が生じる場合等でも、加圧水が使用されているので、作
業機が使用される環境が汚染されず、特に、食品庫等衛
生度を高める必要のある場所で使用される作業機には好
適なものになる。特に、作業機の荷台等の設定位置を一
定に保持する作業機設定位置保持時には、作動流体とし
て加圧水を使用しても、漏洩が殆ど無く荷台等の下降、
角度変化が生じず、設定位置・設定姿勢を正確に保持で
きる。
【0103】また、本発明の作業機用水圧バルブは、上
述作業機用水圧バルブが、フォークリフト用のチルト用
コントロールバルブであり、作業機の駆動時には、スプ
ール駆動により開口させた流入口ポートからチェック弁
下部室に流入させた加圧水を、荷台等の設定姿勢を保持
させる側のシリンダ内に流入させるとともに、閉鎖され
ているチェックバルブをチェック弁下部室に流入した加
圧水により作動するパイロットピストンで開放し、荷重
負荷側のシリンダに対向して設けたシリンダ内の加圧水
を、チェックバルブを介装した流路を経由させ流出口ポ
ートから排出し荷台等を所定の姿勢角にし、作業機の設
定姿勢保持時には、スプールの駆動により流入口ポート
とチェック弁下部室とが遮断されることにより、パイロ
ットピストンが縮退し閉鎖されるチェックバルブによ
り、荷台等を所定の姿勢角に保持するシリンダとスプー
ル駆動で連通する流出口ポートとを連通する流路が遮断
され、設定姿勢角を保持するものとした。
述作業機用水圧バルブが、フォークリフト用のチルト用
コントロールバルブであり、作業機の駆動時には、スプ
ール駆動により開口させた流入口ポートからチェック弁
下部室に流入させた加圧水を、荷台等の設定姿勢を保持
させる側のシリンダ内に流入させるとともに、閉鎖され
ているチェックバルブをチェック弁下部室に流入した加
圧水により作動するパイロットピストンで開放し、荷重
負荷側のシリンダに対向して設けたシリンダ内の加圧水
を、チェックバルブを介装した流路を経由させ流出口ポ
ートから排出し荷台等を所定の姿勢角にし、作業機の設
定姿勢保持時には、スプールの駆動により流入口ポート
とチェック弁下部室とが遮断されることにより、パイロ
ットピストンが縮退し閉鎖されるチェックバルブによ
り、荷台等を所定の姿勢角に保持するシリンダとスプー
ル駆動で連通する流出口ポートとを連通する流路が遮断
され、設定姿勢角を保持するものとした。
【0104】これにより、例えば荷台を前傾させる場合
等、ヘッド側シリンダ内に加圧水を流入させ、ロッド側
シリンダ内の加圧水は、パイロットピストンの作動でチ
ェックバルブが押し開かれ、水タンクへ流出し両シリン
ダ間の差圧により前傾させ、荷台を後傾させる場合等、
パイロットピストンで押し開かれたチェックバルブを経
由して、ロッド側シリンダ内に加圧水を流入させ、ヘッ
ド側シリンダ内の加圧水を水タンクへ流出させ両シリン
ダ間の差圧により後傾させることができる。また、加圧
水が殆ど漏洩せず、従来の油圧式作業機用バルブと同等
の性能を発揮できる。
等、ヘッド側シリンダ内に加圧水を流入させ、ロッド側
シリンダ内の加圧水は、パイロットピストンの作動でチ
ェックバルブが押し開かれ、水タンクへ流出し両シリン
ダ間の差圧により前傾させ、荷台を後傾させる場合等、
パイロットピストンで押し開かれたチェックバルブを経
由して、ロッド側シリンダ内に加圧水を流入させ、ヘッ
ド側シリンダ内の加圧水を水タンクへ流出させ両シリン
ダ間の差圧により後傾させることができる。また、加圧
水が殆ど漏洩せず、従来の油圧式作業機用バルブと同等
の性能を発揮できる。
【0105】また、本発明の作業機用水圧バルブは、上
述作業機用水圧バルブが、フォークリフト用のリフト用
コントロールバルブであり、作業機の駆動時には、チェ
ック弁下部室に流入した加圧水により閉鎖されているチ
ェックバルブを開放し、荷台等を上昇させる荷重負荷側
のリフト用シリンダのヘッド側シリンダ内に加圧水を流
入させ、荷台等を所定の高さに上昇させ、作業機の荷台
等を所定の高さに上昇させた設定位置保持時には、チェ
ックバルブにより流路を遮断するとともに、スプールの
駆動により移動するスプールテーパ部により上下動する
スプールガイドにより、シリンダから加圧水が流入する
チェック弁上部室と流出口ポートとを連通する流路を閉
鎖するパイロットバルブを設けるものとした。
述作業機用水圧バルブが、フォークリフト用のリフト用
コントロールバルブであり、作業機の駆動時には、チェ
ック弁下部室に流入した加圧水により閉鎖されているチ
ェックバルブを開放し、荷台等を上昇させる荷重負荷側
のリフト用シリンダのヘッド側シリンダ内に加圧水を流
入させ、荷台等を所定の高さに上昇させ、作業機の荷台
等を所定の高さに上昇させた設定位置保持時には、チェ
ックバルブにより流路を遮断するとともに、スプールの
駆動により移動するスプールテーパ部により上下動する
スプールガイドにより、シリンダから加圧水が流入する
チェック弁上部室と流出口ポートとを連通する流路を閉
鎖するパイロットバルブを設けるものとした。
【0106】これにより、作業機の駆動時で荷台等を上
昇させる時には、スプール駆動により流入口ポートから
加圧水をチェック弁下部室に流入させるとともに、流路
を閉鎖しているパイロットバルブがスプールの駆動によ
り移動するスプールテーパ部によって上昇するスプール
ガイドで開放され、ヘッド側シリンダ内の加圧水が流出
口ポートから流出し、チェックバルブの下方圧力が高く
なり開放され、チェック弁下部室に流入した加圧水がヘ
ッド側シリンダ内に流入し荷台等は上昇する。
昇させる時には、スプール駆動により流入口ポートから
加圧水をチェック弁下部室に流入させるとともに、流路
を閉鎖しているパイロットバルブがスプールの駆動によ
り移動するスプールテーパ部によって上昇するスプール
ガイドで開放され、ヘッド側シリンダ内の加圧水が流出
口ポートから流出し、チェックバルブの下方圧力が高く
なり開放され、チェック弁下部室に流入した加圧水がヘ
ッド側シリンダ内に流入し荷台等は上昇する。
【0107】また、作業機の駆動時で荷台等を下降させ
る時には、スプールを駆動して流入口ポートとチェック
弁下部室とを遮断し、スプールガイドをスプールテーパ
部に配置して、ヘッド側シリンダ内の加圧水がチェック
弁上部室を経由して流出口ポートから流出することによ
り、ロッド上端に設置された荷台等の外力により、荷台
等を加圧水ポンプを使用せずに所定の高さまで下降させ
られる。
る時には、スプールを駆動して流入口ポートとチェック
弁下部室とを遮断し、スプールガイドをスプールテーパ
部に配置して、ヘッド側シリンダ内の加圧水がチェック
弁上部室を経由して流出口ポートから流出することによ
り、ロッド上端に設置された荷台等の外力により、荷台
等を加圧水ポンプを使用せずに所定の高さまで下降させ
られる。
【0108】さらに、作業機の荷台等を所定の高さに上
昇させた位置に保持する作業機の設定位置保持時には、
スプール駆動によりスプールテーパ部に配置しているス
プールガイドをスプールテーパ部から外れた平行部に配
置し、スプールガイドはばね力により下降し、パイロッ
トバルブがチェック弁上部室と流出口ポートとを連通す
る流路が面シートで閉鎖され、加圧水の流出口ポートか
らの流出を殆ど阻止し、加圧水により作業機の設定位置
保持ができる。
昇させた位置に保持する作業機の設定位置保持時には、
スプール駆動によりスプールテーパ部に配置しているス
プールガイドをスプールテーパ部から外れた平行部に配
置し、スプールガイドはばね力により下降し、パイロッ
トバルブがチェック弁上部室と流出口ポートとを連通す
る流路が面シートで閉鎖され、加圧水の流出口ポートか
らの流出を殆ど阻止し、加圧水により作業機の設定位置
保持ができる。
【0109】また、本発明の作業機用水圧バルブは、上
述作業機用水圧バルブが、フォークリフト用のリフト用
コントロールバルブであり、作業機の駆動時には、チェ
ック弁下部室に流入した加圧水により閉鎖されているチ
ェックバルブを開放し、荷重負荷側のシリンダ内に加圧
水を流入させ、作業機の設定位置保持時には、スプール
駆動により移動するスプールテーパ部に当接して上下動
する押し棒により、チェック弁上部室と流出口ポートと
を連通する流路を閉鎖するパイロットバルブを設けた。
述作業機用水圧バルブが、フォークリフト用のリフト用
コントロールバルブであり、作業機の駆動時には、チェ
ック弁下部室に流入した加圧水により閉鎖されているチ
ェックバルブを開放し、荷重負荷側のシリンダ内に加圧
水を流入させ、作業機の設定位置保持時には、スプール
駆動により移動するスプールテーパ部に当接して上下動
する押し棒により、チェック弁上部室と流出口ポートと
を連通する流路を閉鎖するパイロットバルブを設けた。
【0110】これにより、上述と同等の作用、効果が得
られるとともに、本発明の作業機用水圧バルブでは、ス
プールガイドに代えパイロットバルブの開閉にパイロッ
トバルブとは切り離された押し棒を使用しているので、
ばね力ではパイロットバルブのみが作動し、パイロット
バルブでの内部リークを極小にできる。
られるとともに、本発明の作業機用水圧バルブでは、ス
プールガイドに代えパイロットバルブの開閉にパイロッ
トバルブとは切り離された押し棒を使用しているので、
ばね力ではパイロットバルブのみが作動し、パイロット
バルブでの内部リークを極小にできる。
【0111】また、本発明の作業機用水圧バルブは、上
述作業機用水圧バルブが、作業機用水圧バルブがフォー
クリフト用のリフト用コントロールバルブであり、作業
機の駆動時には、チェック弁下部室に流入した加圧水で
パイロットピストンにより閉鎖されているチェックバル
ブを開放し、チェック弁下部室に流入した加圧水を荷重
負荷側のシリンダ内に流入させ、若しくは荷重負荷側の
シリンダ内の加圧水を流出口ポートから排出し、作業機
の設定位置保持時には、パイロットピストンによる開放
が解除されたチェックバルブにより流路を遮断して設定
位置を保持するものとした。
述作業機用水圧バルブが、作業機用水圧バルブがフォー
クリフト用のリフト用コントロールバルブであり、作業
機の駆動時には、チェック弁下部室に流入した加圧水で
パイロットピストンにより閉鎖されているチェックバル
ブを開放し、チェック弁下部室に流入した加圧水を荷重
負荷側のシリンダ内に流入させ、若しくは荷重負荷側の
シリンダ内の加圧水を流出口ポートから排出し、作業機
の設定位置保持時には、パイロットピストンによる開放
が解除されたチェックバルブにより流路を遮断して設定
位置を保持するものとした。
【0112】これにより、作業機の駆動時の荷台等を上
昇させる時には、加圧水ポンプを運転状態にしてスプー
ルを一方向に移動させて、チェック弁下部室に開口させ
た流入口ポートから流入させた加圧水により、流路を閉
鎖しているチェックバルブの両面に圧力差が生じさせて
チェックバルブが開き、制御口ポートを通ってヘッド側
シリンダ内に加圧水が流入させることにより、荷台等を
上昇させることができる。
昇させる時には、加圧水ポンプを運転状態にしてスプー
ルを一方向に移動させて、チェック弁下部室に開口させ
た流入口ポートから流入させた加圧水により、流路を閉
鎖しているチェックバルブの両面に圧力差が生じさせて
チェックバルブが開き、制御口ポートを通ってヘッド側
シリンダ内に加圧水が流入させることにより、荷台等を
上昇させることができる。
【0113】また、作業機の駆動時の荷台等を下降させ
る時には、加圧水ポンプを運転状態にしてスプールを一
方向に移動させ、流入口ポートと押えを配置したチェッ
ク弁下部室とが連通し、加圧水がパイロットピストンの
受圧面に作用し、パイロットピストンがばね力と受圧面
に作用する圧力に抗して、チェックバルブを押開き制御
口ポートと流出口ポートとがつながり、ヘッド側シリン
ダ内の圧力が下がり、ロッドが下降して荷台等を下降さ
せることができる。
る時には、加圧水ポンプを運転状態にしてスプールを一
方向に移動させ、流入口ポートと押えを配置したチェッ
ク弁下部室とが連通し、加圧水がパイロットピストンの
受圧面に作用し、パイロットピストンがばね力と受圧面
に作用する圧力に抗して、チェックバルブを押開き制御
口ポートと流出口ポートとがつながり、ヘッド側シリン
ダ内の圧力が下がり、ロッドが下降して荷台等を下降さ
せることができる。
【0114】さらに、作業機の設定位置保持時には、チ
ェックバルブが面シートでヘッド側シリンダとチェック
弁下部室とを連通する流路を閉鎖して、ヘッド側シリン
ダ内の加圧水の流失を殆ど阻止し、加圧水により設定位
置での保持ができる。
ェックバルブが面シートでヘッド側シリンダとチェック
弁下部室とを連通する流路を閉鎖して、ヘッド側シリン
ダ内の加圧水の流失を殆ど阻止し、加圧水により設定位
置での保持ができる。
【0115】また、本発明の作業機用水圧バルブは、上
述作業機用水圧バルブが、作業機用水圧バルブがフォー
クリフト用のリフト用コントロールバルブであり、スプ
ールの作動を検知するリミットスイッチと、リミットス
イッチの信号で励磁され、チェック弁上部室と流出口ポ
ートを連通する流路に介装されたパイロットバルブを閉
鎖するソレノイドとを設け、作業機の駆動時には、チェ
ック弁下部室に流入した加圧水により閉鎖されているチ
ェックバルブを開放し、荷重負荷側のシリンダ内に加圧
水を流入させ、作業機の設定位置保持時には、チェック
バルブにより流路遮断とともに、励磁されたソレノイド
によりチェック弁上部室と流出口ポートとを連通する流
路を閉鎖するパイロットバルブを設けるものとした。
述作業機用水圧バルブが、作業機用水圧バルブがフォー
クリフト用のリフト用コントロールバルブであり、スプ
ールの作動を検知するリミットスイッチと、リミットス
イッチの信号で励磁され、チェック弁上部室と流出口ポ
ートを連通する流路に介装されたパイロットバルブを閉
鎖するソレノイドとを設け、作業機の駆動時には、チェ
ック弁下部室に流入した加圧水により閉鎖されているチ
ェックバルブを開放し、荷重負荷側のシリンダ内に加圧
水を流入させ、作業機の設定位置保持時には、チェック
バルブにより流路遮断とともに、励磁されたソレノイド
によりチェック弁上部室と流出口ポートとを連通する流
路を閉鎖するパイロットバルブを設けるものとした。
【0116】これにより、作業機の駆動時における荷台
等の上昇時には、スプールを一方向に移動させ、流入口
ポートから加圧水をチェック弁下部室へ流入させ、チェ
ックバルブの上下面に圧力差が生じさせて、チェックバ
ルブを開き制御口ポートからヘッド側シリンダ内へ加圧
水を流し、ヘッド側シリンダ内圧力上昇により荷台等は
上昇する。このときリミットスイッチはオフとなおり、
ソレノイドには電磁力は生じず、ばね力によりパイロッ
トバルブは閉じている。
等の上昇時には、スプールを一方向に移動させ、流入口
ポートから加圧水をチェック弁下部室へ流入させ、チェ
ックバルブの上下面に圧力差が生じさせて、チェックバ
ルブを開き制御口ポートからヘッド側シリンダ内へ加圧
水を流し、ヘッド側シリンダ内圧力上昇により荷台等は
上昇する。このときリミットスイッチはオフとなおり、
ソレノイドには電磁力は生じず、ばね力によりパイロッ
トバルブは閉じている。
【0117】作業機の駆動時における荷台等を下降させ
る時には、スプールを他方向に移動させることにより、
リミットスイッチがオンとなりソレノイドに電流が流れ
て励磁されて、発生した電磁力がばね力に打ち勝ちパイ
ロットバルブが引き上げられ開くことにより、チェック
弁上部室の圧力が下がり、チェックバルブの上下面圧力
差によりチェックバルブが開く。この時、スプールが他
方向に移動しているため、流出口ポートとチェック弁下
部室とが連通し、ヘッド側シリンダ内の加圧水が流出口
ポートから水タンク内へ流れ、ヘッド側シリンダ内の圧
力が下がり荷台等は下降する。
る時には、スプールを他方向に移動させることにより、
リミットスイッチがオンとなりソレノイドに電流が流れ
て励磁されて、発生した電磁力がばね力に打ち勝ちパイ
ロットバルブが引き上げられ開くことにより、チェック
弁上部室の圧力が下がり、チェックバルブの上下面圧力
差によりチェックバルブが開く。この時、スプールが他
方向に移動しているため、流出口ポートとチェック弁下
部室とが連通し、ヘッド側シリンダ内の加圧水が流出口
ポートから水タンク内へ流れ、ヘッド側シリンダ内の圧
力が下がり荷台等は下降する。
【0118】また、作業機の設定位置保持時には、流入
口ポート及び流出口ポートは、スプールで閉鎖され、荷
台の重量等による外力によりヘッド側シリンダ内とチェ
ック弁上部室とには圧力差が生じチェックバルブは閉
じ、パイロットバルブもリミットスイッチのオフ作動に
よりソレノイドには電磁力が生じず、ばね力で閉じヘッ
ド側シリンダ内の加圧水の流出はなく、荷台等の上下位
置を確実に保持できる。
口ポート及び流出口ポートは、スプールで閉鎖され、荷
台の重量等による外力によりヘッド側シリンダ内とチェ
ック弁上部室とには圧力差が生じチェックバルブは閉
じ、パイロットバルブもリミットスイッチのオフ作動に
よりソレノイドには電磁力が生じず、ばね力で閉じヘッ
ド側シリンダ内の加圧水の流出はなく、荷台等の上下位
置を確実に保持できる。
【図1】本発明の実施の第1形態としてのリフト用シリ
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
【図2】本発明の実施の第1形態としてのチルト用シリ
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
【図3】本発明の実施の第2形態としてのリフト用シリ
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
【図4】本発明の実施の第3形態としてのリフト用シリ
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
ンダに使用される作動機用水圧バルブの構造図、
【図5】本発明の実施の第4形態としてのリフト用シリ
ンダ作動機用水圧バルブの構造図、
ンダ作動機用水圧バルブの構造図、
【図6】従来のフォークリフトに採用されている油圧を
用いた荷役駆動系の構成を示す構造図、
用いた荷役駆動系の構成を示す構造図、
【図7】図6に示す従来のフォークリフトに採用されて
いる油圧を用いたリフト用コントロールバルブを示す構
造図、
いる油圧を用いたリフト用コントロールバルブを示す構
造図、
【図8】図6に示す従来のフォークリフトに採用されて
いる油圧を用いたチルト用コントロールバルブを示す構
造図である。
いる油圧を用いたチルト用コントロールバルブを示す構
造図である。
1 リフト用コントロールバルブ 2 スプール 2a スプールノッチ 2b スプールテーパ部 3 チェックバルブ 4 オリフィス 5 ばね 6 パイロットバルブ 7 ばね 8 スプールガイド 9 チェック弁上部室 10 チェックバルブ下部室 11 バルブボディ 12 リフト用シリンダ 13 リフト用シリンダピストン 14 ロッド 15 ヘッド側シリンダ 16 ロッド側シリンダ 21 チルト用コントロールバルブ 22 スプール 23 チェックバルブ 24 パイロットピストン 25 バルブボディ 26 押え 27 ばね 28 チルト用シリンダ 29 ヘッド側シリンダ 30 ロッド側シリンダ 31 チェック弁上部室 32 チルト用シリンダピストン 33 チェック弁下部室 34 ばね 35 チェック弁下部室 36 スプールノッチ 41 リフト用コントロールバルブ 42 栓 51 リフト用コントロールバルブ 52 パイロットバルブ 53 ばね 54 押し棒 61 リフト用コントロールバルブ 62 リミットスイッチ 63 ソレノイド 64 パイロットバルブ 65 ばね 66 接点 67 バッテリ 101 水タンク 102 ポンプ 103 コントロールバルブ 103a リフト用コントロールバルブ 103b チルト用コントロールバルブ 104 レバー 105 リフト用シリンダ 106 チルト用シリンダ 107 バルブボディ 108 スプール 109 ヘッド側シリンダ 110 レバー 111 ロッド側シリンダ 112 リフト用シリンダピストン 113 中立保持ばね 114 ロッド 115 バルブボディ 116 スプール 117 中立保持ばね 118 レバー 120 チルト用シリンダピストン 121 ロッド 122 ヘッド側シリンダ 123 ロッド側シリンダ Ps 流入口ポート T1,T2 流出口ポート A1,A2,A3 制御口ポート F 外力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 明 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 Fターム(参考) 3F333 AA02 AB13 AE02 FA40 FB07 FH05 3H058 AA03 AA05 AA12 BB03 BB28 CD05 DD12 DD15 DD17 EE02 EE16 3H089 AA61 BB12 BB30 CC01 DB33 DB46 DB49 DB54 DB75 GG01 JJ09
Claims (6)
- 【請求項1】 レバー作動によりスプールを駆動させ
て、シリンダピストンで区画されたシリンダ内に作動流
体を流出入させて作業機を作動させ、若しくは設定され
た位置に前記作業機を保持するための作業機用バルブに
おいて、前記シリンダと前記スプールの駆動により開口
する流入口ポート若しくは流出口ポートに連通するチェ
ック弁下部室との間の流路に介装され、前記作業機の駆
動時には、前記流入口ポートから流入する前記作動流体
としての加圧水を使って開放し、前記作業機の設定位置
保持時には、前記流出口ポートからの前記加圧水排出に
より低下する前記チェック弁下部室内圧力と前記シリン
ダから流入する前記加圧水との差圧により前記流路を遮
断できるチェックバルブを設けたことを特徴とする作業
機用水圧バルブ。 - 【請求項2】 前記作業機用水圧バルブがフォークリフ
トに適用されるチルト用コントロールバルブであり、前
記作業機の駆動時には、前記流入口ポートから前記チェ
ック弁下部室に流入させた前記加圧水を荷重を負荷する
側のシリンダ内に流入させるとともに、閉鎖されている
前記チェックバルブを前記チェック弁下部室に流入させ
た前記加圧水により作動するパイロットピストンにより
開放し、前記シリンダに対向する側のシリンダ内に流入
している前記作動流体を前記流出口ポートから排出さ
せ、前記作業機の設定位置保持時には、パイロットピス
トンによる開放が解除された前記チェックバルブによ
り、前記流路を遮断して設定された位置を保持すること
を特徴とする請求項1の作業機用水圧バルブ。 - 【請求項3】 前記作業機用水圧バルブがフォークリフ
トに適用されるリフト用コントロールバルブであり、前
記作業機の駆動時には、前記チェック弁下部室に流入し
た前記加圧水により閉鎖されている前記チェックバルブ
を開放し、荷重が負荷される側のシリンダ内に前記作動
流体を流入させ、前記作業機の設定位置保持時には、前
記チェックバルブにより前記流路を遮断するとともに、
前記スプールの駆動により移動するスプールテーパ部に
よって上下動するスプールガイドにより、前記差圧を発
生させるため前記シリンダから前記作動流体を流入させ
るチェック弁上部室と前記流出口ポートとを連通する流
路を閉鎖するパイロットバルブを設けたことを特徴とす
る請求項1の作業機用水圧バルブ。 - 【請求項4】 前記作業機用水圧バルブがフォークリフ
トに適用されるリフト用コントロールバルブであり、前
記作業機の駆動時には、前記チェック弁下部室に流入し
た前記加圧水により閉鎖されている前記チェックバルブ
を開放し、荷重が負荷される側のシリンダ内に前記作動
流体を流入させ、前記作業機の設定位置保持時には、前
記スプールの駆動により移動するスプールテーパ部によ
って上下動する押し棒により、前記差圧を発生させるた
め前記シリンダから前記作動流体を流入させるチェック
弁上部室と前記流出口ポートとを連通する流路を閉鎖す
るパイロットバルブを設けたことを特徴とする請求項1
の作業機用水圧バルブ。 - 【請求項5】 前記作業機用水圧バルブがフォークリフ
トに適用されるリフト用コントロールバルブであり、前
記作業機の駆動時には、前記チェック弁下部室に流入し
た前記加圧水により作動するパイロットピストンにより
閉鎖されている前記チェックバルブを開放し、前記流入
口ポートから前記チェック弁下部室に流入した前記加圧
水を荷重が負荷されるシリンダ内に流入させ、若しくは
荷重が負荷される側のシリンダ内に流入している前記加
圧水を前記流出口ポートから排出するとともに、前記作
業機の設定位置保持時には、パイロットピストンによる
開放が解除された前記チェックバルブにより前記流路を
遮断して設定された位置を保持するものであることを特
徴とする請求項1の作業機用水圧バルブ。 - 【請求項6】 前記作業機用水圧バルブがフォークリフ
トに適用されるリフト用コントロールバルブであり、前
記スプールの作動を検知するリミットスイッチと、前記
リミットスイッチからの信号により励磁され、前記チェ
ック弁上部室と流出口ポートを連通する流路に介装され
たパイロットバルブを前記チェックバルブが閉鎖された
とき閉鎖するソレノイドとを設け、前記作業機の駆動時
には、前記チェック弁下部室に流入した前記加圧水によ
り閉鎖されている前記チェックバルブを開放し、荷重が
負荷される側のシリンダ内に前記加圧水を流入させ、前
記作業機の設定位置保持時には、前記チェックバルブに
より前記流路を遮断するとともに、励磁された前記ソレ
ノイドにより、前記差圧を発生させるため前記シリンダ
から前記加圧水を流入させるチェック弁上部室と前記流
出口ポートとを連通する流路を閉鎖するパイロットバル
ブを設けたことを特徴とする請求項1の作業機用水圧バ
ルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000305047A JP2002106736A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 作業機用水圧バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000305047A JP2002106736A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 作業機用水圧バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002106736A true JP2002106736A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18785989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000305047A Withdrawn JP2002106736A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 作業機用水圧バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002106736A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006029387A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Japan Steel Works Ltd:The | 流体圧開閉弁 |
JP2010203618A (ja) * | 2010-05-01 | 2010-09-16 | Japan Steel Works Ltd:The | 流体圧開閉弁 |
JP6209693B1 (ja) * | 2017-02-27 | 2017-10-04 | 株式会社興洋 | 高圧水用流路切替え装置及び遠隔操作用水圧駆動ロボット |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000305047A patent/JP2002106736A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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JP2018141508A (ja) * | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社興洋 | 高圧水用流路切替え装置及び遠隔操作用水圧駆動ロボット |
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