JP2002106441A - 燃料供給装置 - Google Patents
燃料供給装置Info
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- JP2002106441A JP2002106441A JP2000336730A JP2000336730A JP2002106441A JP 2002106441 A JP2002106441 A JP 2002106441A JP 2000336730 A JP2000336730 A JP 2000336730A JP 2000336730 A JP2000336730 A JP 2000336730A JP 2002106441 A JP2002106441 A JP 2002106441A
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- Japan
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- fuel
- pump
- filter case
- fuel supply
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料供給装置を構成する部品の部品点数およ
び組み付け時間をさらに低減することにより、さらなる
コスト低減が可能な燃料供給装置を提供する。 【解決手段】 フィルタケース7の中空部7aに燃料ポ
ンプ2を組み付けた後、中空部7aの開口端7bをカシ
メ付けることにより、燃料ポンプ2の燃料吐出口2aを
中空部7a内に収容したので、フィルタケース7が簡素
化できるとともに、クッションゴム44、導電性クッシ
ョン材42、ポンプ受けケース40(図5参照)が不要
となり、部品の組み付け工数が削減でき、より製作コス
トの低い燃料供給装置を提供することができる。
び組み付け時間をさらに低減することにより、さらなる
コスト低減が可能な燃料供給装置を提供する。 【解決手段】 フィルタケース7の中空部7aに燃料ポ
ンプ2を組み付けた後、中空部7aの開口端7bをカシ
メ付けることにより、燃料ポンプ2の燃料吐出口2aを
中空部7a内に収容したので、フィルタケース7が簡素
化できるとともに、クッションゴム44、導電性クッシ
ョン材42、ポンプ受けケース40(図5参照)が不要
となり、部品の組み付け工数が削減でき、より製作コス
トの低い燃料供給装置を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の燃料供給装
置に関し、詳しくは、燃料タンク内の燃料中に浸漬させ
て使用するモジュール化された燃料供給装置のコスト低
減に関するものである。
置に関し、詳しくは、燃料タンク内の燃料中に浸漬させ
て使用するモジュール化された燃料供給装置のコスト低
減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内の燃料中に浸漬させて使用
する燃料供給装置の部品点数を削減し、部品交換時のサ
ービス性を向上させるものとして、例えば、本出願人が
先に提案した特開平11−30162号公報がある。前
記公報によれば、燃料フィルタのフィルタケースを燃料
ポンプを収容するための収容ケースと兼ねることによ
り、フィルタケースと収容ケースの重複したケース構造
を一つにして部品点数を低減させ、部品交換時間を低減
させてサービス性を向上させるとしている。
する燃料供給装置の部品点数を削減し、部品交換時のサ
ービス性を向上させるものとして、例えば、本出願人が
先に提案した特開平11−30162号公報がある。前
記公報によれば、燃料フィルタのフィルタケースを燃料
ポンプを収容するための収容ケースと兼ねることによ
り、フィルタケースと収容ケースの重複したケース構造
を一つにして部品点数を低減させ、部品交換時間を低減
させてサービス性を向上させるとしている。
【0003】また、燃料フィルタのフィルタケースと燃
料ポンプのポンプハウジングとの間に、導電性クッショ
ン材を介在させることにより、燃料フィルタに発生する
静電気をフィルタケースからポンプハウジングへ放電さ
せるための導電性部材とフィルタケースに伝わる燃料ポ
ンプ振動を減衰させるためのクッション性部材とを兼ね
ることができるので、部品点数を削減できサービス性を
向上させることができるとしている。
料ポンプのポンプハウジングとの間に、導電性クッショ
ン材を介在させることにより、燃料フィルタに発生する
静電気をフィルタケースからポンプハウジングへ放電さ
せるための導電性部材とフィルタケースに伝わる燃料ポ
ンプ振動を減衰させるためのクッション性部材とを兼ね
ることができるので、部品点数を削減できサービス性を
向上させることができるとしている。
【0004】以下、図5を参照して前記公報に開示され
た従来技術について、本発明に関連する機能についての
み詳しく説明する。図5において、逆止弁91を吐出部
90a内に内蔵する燃料ポンプ90がフィルタケース9
2内に組み込まれている。吐出部90aは筒状のクッシ
ョンゴム44を介し液密を保持して燃料流入管93に嵌
入されることにより、燃料ポンプ90から吐出された燃
料は外部への漏洩なく、流路が確保され燃料流出管11
へ送られる。燃料ポンプ90の底部(図の下側)にはサ
クションフィルタ43が組み付けられ、サクションフィ
ルタ43を半ば囲繞して、導電性クッション材42を介
してポンプ受けケース40がフィルタケース92の取り
付け部92aにスナップ式係合手段22により固定され
ている。
た従来技術について、本発明に関連する機能についての
み詳しく説明する。図5において、逆止弁91を吐出部
90a内に内蔵する燃料ポンプ90がフィルタケース9
2内に組み込まれている。吐出部90aは筒状のクッシ
ョンゴム44を介し液密を保持して燃料流入管93に嵌
入されることにより、燃料ポンプ90から吐出された燃
料は外部への漏洩なく、流路が確保され燃料流出管11
へ送られる。燃料ポンプ90の底部(図の下側)にはサ
クションフィルタ43が組み付けられ、サクションフィ
ルタ43を半ば囲繞して、導電性クッション材42を介
してポンプ受けケース40がフィルタケース92の取り
付け部92aにスナップ式係合手段22により固定され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時の
自動車部品のモジュール化の進展、世界的業者間競合の
激化に伴う部品のコスト低減の必要性から、さらなる自
動車部品のコスト低減を押し進めなければならない。そ
こで本発明は、燃料供給装置を構成する部品点数および
部品の組み付け時間をさらに低減することにより、さら
なるコスト低減が可能な燃料供給装置を提供することを
課題とするものである。
自動車部品のモジュール化の進展、世界的業者間競合の
激化に伴う部品のコスト低減の必要性から、さらなる自
動車部品のコスト低減を押し進めなければならない。そ
こで本発明は、燃料供給装置を構成する部品点数および
部品の組み付け時間をさらに低減することにより、さら
なるコスト低減が可能な燃料供給装置を提供することを
課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、燃料タンク内の燃料中
に浸漬される燃料ポンプおよびフィルタエレメントを収
容するフィルタケース、ならびに燃料タンクの上面開口
孔を塞ぐセットプレートからなる燃料供給装置におい
て、前記フィルタケースの中空部に前記燃料ポンプを組
み付け、前記中空部の開口端をカシメ付けることによ
り、前記燃料ポンプの燃料吐出口を前記中空部内に収容
したことを特徴とする。また、請求項2の発明は、燃料
タンク内の燃料中に浸漬される燃料ポンプおよびフィル
タエレメントを収容するフィルタケース、ならびに燃料
タンクの上面開口孔を塞ぐセットプレートからなる燃料
供給装置において、前記燃料ポンプのモータ軸の軸受の
一方およびブラシならびに逆止弁を前記フィルタケース
内に設けて前記燃料ポンプの一部を構成するとともに、
前記中空部にモータハウジングおよびモータならびにポ
ンプ部を組み付け、前記中空部の開口端をカシメ付ける
ことにより、前記ポンプ部の燃料吐出口を前記中空部内
に収容したことを特徴とする。
してなされた請求項1の発明は、燃料タンク内の燃料中
に浸漬される燃料ポンプおよびフィルタエレメントを収
容するフィルタケース、ならびに燃料タンクの上面開口
孔を塞ぐセットプレートからなる燃料供給装置におい
て、前記フィルタケースの中空部に前記燃料ポンプを組
み付け、前記中空部の開口端をカシメ付けることによ
り、前記燃料ポンプの燃料吐出口を前記中空部内に収容
したことを特徴とする。また、請求項2の発明は、燃料
タンク内の燃料中に浸漬される燃料ポンプおよびフィル
タエレメントを収容するフィルタケース、ならびに燃料
タンクの上面開口孔を塞ぐセットプレートからなる燃料
供給装置において、前記燃料ポンプのモータ軸の軸受の
一方およびブラシならびに逆止弁を前記フィルタケース
内に設けて前記燃料ポンプの一部を構成するとともに、
前記中空部にモータハウジングおよびモータならびにポ
ンプ部を組み付け、前記中空部の開口端をカシメ付ける
ことにより、前記ポンプ部の燃料吐出口を前記中空部内
に収容したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
形態に係る燃料供給装置の縦断面図で、図2はその分解
図である。図1および図2において、燃料供給装置は、
燃料タンク(図は一部を示す。)1内の燃料中に浸漬さ
れる燃料ポンプ2、燃料フィルタ3、プレッシャレギュ
レータ4、フューエルカットオフバルブ5等の構成部品
をモジュール化したもので、1モジュール単位で燃料タ
ンク1に取り付けられる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
形態に係る燃料供給装置の縦断面図で、図2はその分解
図である。図1および図2において、燃料供給装置は、
燃料タンク(図は一部を示す。)1内の燃料中に浸漬さ
れる燃料ポンプ2、燃料フィルタ3、プレッシャレギュ
レータ4、フューエルカットオフバルブ5等の構成部品
をモジュール化したもので、1モジュール単位で燃料タ
ンク1に取り付けられる。
【0008】燃料フィルタ3は、合成樹脂製フィルタケ
ース7とそのフィルタケース7内に収容されたフィルタ
エレメント9とからなり、フィルタケース7には燃料ポ
ンプ2を挿入可能な中空部7aを有する円筒状をなして
いる。フィルタケース7の上面には、燃料流入部10と
燃料流出管11とが設けられている。燃料流入部10下
流の燃料通路内には逆止弁6が装着されている。燃料流
入部10からフィルタケース7内に流入した燃料はフィ
ルタエレメント9を外周側から内周側に通過したのち燃
料流出管11から流出する。
ース7とそのフィルタケース7内に収容されたフィルタ
エレメント9とからなり、フィルタケース7には燃料ポ
ンプ2を挿入可能な中空部7aを有する円筒状をなして
いる。フィルタケース7の上面には、燃料流入部10と
燃料流出管11とが設けられている。燃料流入部10下
流の燃料通路内には逆止弁6が装着されている。燃料流
入部10からフィルタケース7内に流入した燃料はフィ
ルタエレメント9を外周側から内周側に通過したのち燃
料流出管11から流出する。
【0009】フィルタケース7は、前記燃料ポンプ2、
フィルタエレメント9等の構成部品を収容する収容ケー
スを兼ねており、その上面には燃料タンク1の上面開口
孔1aを塞ぐセットプレート8が次に述べるように着脱
可能に設けられている。フィルタケース7の上端外周部
には上方に延びる円筒状のステー部12が一体形成され
ている。またフィルタケース7の外側面には、フューエ
ルゲージのセンダゲージ15が着脱可能に設けられてい
る。センダゲージ15は、アーム16およびフロート1
7を備えている。セットプレート8は、合成樹脂製で前
記フィルタケース7の上面開口を覆うほぼ円板状をなし
ている。
フィルタエレメント9等の構成部品を収容する収容ケー
スを兼ねており、その上面には燃料タンク1の上面開口
孔1aを塞ぐセットプレート8が次に述べるように着脱
可能に設けられている。フィルタケース7の上端外周部
には上方に延びる円筒状のステー部12が一体形成され
ている。またフィルタケース7の外側面には、フューエ
ルゲージのセンダゲージ15が着脱可能に設けられてい
る。センダゲージ15は、アーム16およびフロート1
7を備えている。セットプレート8は、合成樹脂製で前
記フィルタケース7の上面開口を覆うほぼ円板状をなし
ている。
【0010】セットプレート8は、燃料タンク1の上面
開口孔1aを塞ぐようにタンク上面に環状パッキン18
を介して置かれかつそのセットプレート8の外周部を押
さえる押え枠板19をタンク上面に不図示のボルトによ
り締着することによって固定されている。セットプレー
ト8の下面には、フィルタケース7のステー部12内に
嵌合する嵌合筒部21が一体形成されている。嵌合筒部
21とフィルタケース7のステー部12との嵌合面に
は、フィルタケース7にセットプレート8を着脱可能に
取り付けるためのスナップ式係合手段22が円周上に複
数配置されている。
開口孔1aを塞ぐようにタンク上面に環状パッキン18
を介して置かれかつそのセットプレート8の外周部を押
さえる押え枠板19をタンク上面に不図示のボルトによ
り締着することによって固定されている。セットプレー
ト8の下面には、フィルタケース7のステー部12内に
嵌合する嵌合筒部21が一体形成されている。嵌合筒部
21とフィルタケース7のステー部12との嵌合面に
は、フィルタケース7にセットプレート8を着脱可能に
取り付けるためのスナップ式係合手段22が円周上に複
数配置されている。
【0011】図1において、セットプレート8には、燃
料タンク1の内外の通電をなすコネクタ23、燃料タン
ク1の内外を連通する燃料出口管24及びフューエルカ
ットオフバルブ5を組み込んだバルブハウジング25が
一体的に形成されている。なおコネクタ23は、燃料タ
ンク外の配線側コネクタ及び前記燃料ポンプ2の接続コ
ネクタが電気的に接続されるターミナル(図示されな
い。)を備えている。セットプレート8の燃料出口管2
4は、セットプレート8上に側方(図示左方)に突出す
る上部接続口24aを有している。
料タンク1の内外の通電をなすコネクタ23、燃料タン
ク1の内外を連通する燃料出口管24及びフューエルカ
ットオフバルブ5を組み込んだバルブハウジング25が
一体的に形成されている。なおコネクタ23は、燃料タ
ンク外の配線側コネクタ及び前記燃料ポンプ2の接続コ
ネクタが電気的に接続されるターミナル(図示されな
い。)を備えている。セットプレート8の燃料出口管2
4は、セットプレート8上に側方(図示左方)に突出す
る上部接続口24aを有している。
【0012】上部接続口24aには、図示しないエンジ
ンにおけるフューエルインジェクタのデリバリパイプと
つながる燃料パイプ26が接続されている。また燃料出
口管24は、セットプレート8の下側に突出する下部接
続口24bを有している。なお下部接続口24bには、
燃料フィルタ3の前記燃料流出管11がシールのための
Oリング(符号省略)を介して管接続されている。セッ
トプレート8のバルブハウジング25は、セットプレー
ト8上に側方(図示右方)に突出する接続口28を有し
ている。接続口28には、キャニスタとつながる不図示
のゴムホースが接続される。バルブハウジング25は、
セットプレート8の下側に突出する円筒状の弁筒部30
を有している。弁筒部30内は、軸心部に位置する弁口
31とその外周部に位置する連通口32とによって前記
接続口28と連通している。
ンにおけるフューエルインジェクタのデリバリパイプと
つながる燃料パイプ26が接続されている。また燃料出
口管24は、セットプレート8の下側に突出する下部接
続口24bを有している。なお下部接続口24bには、
燃料フィルタ3の前記燃料流出管11がシールのための
Oリング(符号省略)を介して管接続されている。セッ
トプレート8のバルブハウジング25は、セットプレー
ト8上に側方(図示右方)に突出する接続口28を有し
ている。接続口28には、キャニスタとつながる不図示
のゴムホースが接続される。バルブハウジング25は、
セットプレート8の下側に突出する円筒状の弁筒部30
を有している。弁筒部30内は、軸心部に位置する弁口
31とその外周部に位置する連通口32とによって前記
接続口28と連通している。
【0013】連通口32には、弁ボール式のリリーフ弁
34が組み込まれている。また弁筒部30内には、前記
弁口31を開閉する弁体36がバランススプリング37
及び蓋板38とともに組み込まれている。前記フューエ
ルカットオフバルブ5は、通常時は弁体36が弁口31
を開くことにより燃料タンク1内の蒸発ガスをキャニス
タへ排出し、車両の傾斜や転倒時においては弁口31を
閉じることにより生燃料のキャニスタへの流出を阻止す
る。また前記リリーフ弁34は、カットオフバルブ5が
閉弁状態で燃料タンク1内の圧力が規定以上に上昇した
場合に燃料タンク1の保護のために開弁して圧力を下げ
る働きがある。
34が組み込まれている。また弁筒部30内には、前記
弁口31を開閉する弁体36がバランススプリング37
及び蓋板38とともに組み込まれている。前記フューエ
ルカットオフバルブ5は、通常時は弁体36が弁口31
を開くことにより燃料タンク1内の蒸発ガスをキャニス
タへ排出し、車両の傾斜や転倒時においては弁口31を
閉じることにより生燃料のキャニスタへの流出を阻止す
る。また前記リリーフ弁34は、カットオフバルブ5が
閉弁状態で燃料タンク1内の圧力が規定以上に上昇した
場合に燃料タンク1の保護のために開弁して圧力を下げ
る働きがある。
【0014】燃料ポンプ2は、図2に示すように、アッ
パボデー61、モータハウジング62、モータ63、ポ
ンプ部64により構成されている。ポンプ部64はポン
プハウジング64a、インペラ64b、ポンプカバー6
4cにより構成されている。アッパボデー61には、軸
孔61aが穿設され軸孔61aには軸受71が嵌合され
ている。軸孔61aの近傍にはブラシ孔61bが穿設さ
れブラシ孔61bにはブラシ72が遊嵌されている。ブ
ラシ72は電源を印加するための第1のターミナル65
に連結されており、第1のターミナル65はフィルタケ
ース7に設けられた第2のターミナル66に接続され
る。第2のターミナル66は回線67により外部コネク
タ23に連結される。
パボデー61、モータハウジング62、モータ63、ポ
ンプ部64により構成されている。ポンプ部64はポン
プハウジング64a、インペラ64b、ポンプカバー6
4cにより構成されている。アッパボデー61には、軸
孔61aが穿設され軸孔61aには軸受71が嵌合され
ている。軸孔61aの近傍にはブラシ孔61bが穿設さ
れブラシ孔61bにはブラシ72が遊嵌されている。ブ
ラシ72は電源を印加するための第1のターミナル65
に連結されており、第1のターミナル65はフィルタケ
ース7に設けられた第2のターミナル66に接続され
る。第2のターミナル66は回線67により外部コネク
タ23に連結される。
【0015】燃料ポンプ2は、フィルタケース7の中空
部7aに図示下方から挿入された後、中空部7aの開口
端7bが全周熱カシメされて固定されている。熱カシメ
部分は特にシール部材は必要とされず、燃料ポンプ2の
燃料吐出口2aは中空部7a内に収容されるとともに、
燃料ポンプ2の外周部2bと中空部7a内壁7cとの隙
間寸法は極めて小さく構成されている。そのため、燃料
吐出口2aから吐出される燃料の、熱カシメ部分から外
部へ漏洩する量は極めて少なく、燃料流出管11までの
流量が十分に確保される。したがって、従来の燃料流入
管93(図5参照)との液密保持のためのクッションゴ
ム44は不要となる。
部7aに図示下方から挿入された後、中空部7aの開口
端7bが全周熱カシメされて固定されている。熱カシメ
部分は特にシール部材は必要とされず、燃料ポンプ2の
燃料吐出口2aは中空部7a内に収容されるとともに、
燃料ポンプ2の外周部2bと中空部7a内壁7cとの隙
間寸法は極めて小さく構成されている。そのため、燃料
吐出口2aから吐出される燃料の、熱カシメ部分から外
部へ漏洩する量は極めて少なく、燃料流出管11までの
流量が十分に確保される。したがって、従来の燃料流入
管93(図5参照)との液密保持のためのクッションゴ
ム44は不要となる。
【0016】なお、燃料吐出口2aの中空部7a内への
収容方法については、熱カシメによる方法だけでなく公
知の弾性シール部材を利用する固定方法でもよい。ま
た、逆止弁6の取り付け位置については、本実施形態に
おいてはフィルタケース7側に設けているが、燃料ポン
プ2側に設けても機能的に差異はない。燃料ポンプ2の
底部にはサクションフィルタ43が取り付けられてい
る。燃料ポンプ2は、サクションフィルタ43から燃料
を吸入しかつ昇圧してポンプ上部の燃料吐出口2aから
吐出する。
収容方法については、熱カシメによる方法だけでなく公
知の弾性シール部材を利用する固定方法でもよい。ま
た、逆止弁6の取り付け位置については、本実施形態に
おいてはフィルタケース7側に設けているが、燃料ポン
プ2側に設けても機能的に差異はない。燃料ポンプ2の
底部にはサクションフィルタ43が取り付けられてい
る。燃料ポンプ2は、サクションフィルタ43から燃料
を吸入しかつ昇圧してポンプ上部の燃料吐出口2aから
吐出する。
【0017】上述の燃料供給装置は、エンジンの運転に
ともない、燃料ポンプ2が作動すると、燃料タンク1内
の燃料がサクションフィルタ43を通して吸入し昇圧さ
れる。そして、燃料ポンプ2の燃料吐出口2aから吐出
する燃料は、フィルタケース7の燃料流入部10からフ
ィルタエレメント9を通して燃料流出管11へ出た後、
セットプレート8に固定された燃料出口管24を通り、
燃料パイプ26へと送給される。なお燃料パイプ26へ
送給される燃料の圧力は、燃料流入部10から分岐した
不図示の燃料通路に設けられたプレッシャレギュレータ
4によって常に一定になるように調整される。
ともない、燃料ポンプ2が作動すると、燃料タンク1内
の燃料がサクションフィルタ43を通して吸入し昇圧さ
れる。そして、燃料ポンプ2の燃料吐出口2aから吐出
する燃料は、フィルタケース7の燃料流入部10からフ
ィルタエレメント9を通して燃料流出管11へ出た後、
セットプレート8に固定された燃料出口管24を通り、
燃料パイプ26へと送給される。なお燃料パイプ26へ
送給される燃料の圧力は、燃料流入部10から分岐した
不図示の燃料通路に設けられたプレッシャレギュレータ
4によって常に一定になるように調整される。
【0018】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。なお、説明は上述の第1の実施形態と異なる部
分についてのみ行い、同一部分については同一符号を付
して説明を省く。図3は本発明の第2の実施形態に係る
燃料供給装置の縦断面図で、図4はその分解図である。
図3および図4において、フィルタケース70の中空部
70aに開口して軸孔70bが穿設され、軸孔70bに
は軸受71が圧入されている。軸孔70bの近傍にブラ
シ孔70cが穿設され、ブラシ孔70cにはブラシ72
が遊嵌されている。ブラシ72には電源を印加するため
の回線73が連結され外部コネクタ77に連結されてい
る。
明する。なお、説明は上述の第1の実施形態と異なる部
分についてのみ行い、同一部分については同一符号を付
して説明を省く。図3は本発明の第2の実施形態に係る
燃料供給装置の縦断面図で、図4はその分解図である。
図3および図4において、フィルタケース70の中空部
70aに開口して軸孔70bが穿設され、軸孔70bに
は軸受71が圧入されている。軸孔70bの近傍にブラ
シ孔70cが穿設され、ブラシ孔70cにはブラシ72
が遊嵌されている。ブラシ72には電源を印加するため
の回線73が連結され外部コネクタ77に連結されてい
る。
【0019】モータハウジング74およびモータ75が
中空部70a内に嵌入されると、モータ軸75aの上端
は軸受71に軸支されるとともに、コンミテータ75b
にブラシ72が押圧されて組み付けられる。モータ75
の下側には、ポンプ部76を構成するポンプハウジング
76a、インペラ76b、ポンプカバー76cが組み付
けられモータ軸75aの下端がポンプハウジング76a
に設けられた軸受78により軸支される。ポンプ部76
がすべて組み付けられると中空部70aの開口端70d
が熱カシメされて、燃料吐出口76dが中空部70a内
に収容される。上述により、第1の実施形態(図2参
照)におけるアッパボデー61は不要となる。
中空部70a内に嵌入されると、モータ軸75aの上端
は軸受71に軸支されるとともに、コンミテータ75b
にブラシ72が押圧されて組み付けられる。モータ75
の下側には、ポンプ部76を構成するポンプハウジング
76a、インペラ76b、ポンプカバー76cが組み付
けられモータ軸75aの下端がポンプハウジング76a
に設けられた軸受78により軸支される。ポンプ部76
がすべて組み付けられると中空部70aの開口端70d
が熱カシメされて、燃料吐出口76dが中空部70a内
に収容される。上述により、第1の実施形態(図2参
照)におけるアッパボデー61は不要となる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。すなわち、請求項1の発明にお
いては、フィルタケースの中空部に燃料ポンプを組み付
け、燃料ポンプの燃料吐出口を中空部内に収容したの
で、フィルタケースが簡素化できるとともに、クッショ
ンゴム、導電性クッション材、ポンプ受けケースが不要
となり、部品点数および組み付け工数を削減でき、より
安価な燃料供給装置を提供することができる。また、請
求項2の発明においては、モータの軸受の一方およびブ
ラシならびに逆止弁をフィルタケース内に設けて燃料ポ
ンプの一部を構成したので、アッパボデーが不要とな
り、部品点数をさらに削減でき、さらに安価な燃料供給
装置を提供することができる。
で以下の効果を奏する。すなわち、請求項1の発明にお
いては、フィルタケースの中空部に燃料ポンプを組み付
け、燃料ポンプの燃料吐出口を中空部内に収容したの
で、フィルタケースが簡素化できるとともに、クッショ
ンゴム、導電性クッション材、ポンプ受けケースが不要
となり、部品点数および組み付け工数を削減でき、より
安価な燃料供給装置を提供することができる。また、請
求項2の発明においては、モータの軸受の一方およびブ
ラシならびに逆止弁をフィルタケース内に設けて燃料ポ
ンプの一部を構成したので、アッパボデーが不要とな
り、部品点数をさらに削減でき、さらに安価な燃料供給
装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る燃料供給装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る燃料供給装置の
分解図である。
分解図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る燃料供給装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る燃料供給装置の
分解図である。
分解図である。
【図5】従来の燃料供給装置の縦断面図である。
1 燃料タンク 2 燃料ポンプ 2a 燃料吐出口 6 逆止弁 7 フィルタケース 7a 中空部 7b 開口端 8 セットプレート 9 フィルタエレメント 70 フィルタケース 70a 中空部 70d 開口端 71 軸受 72 ブラシ 74 モータハウジング 75 モータ 75a モータ軸 76 ポンプ部 76d 燃料吐出口 80 燃料ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料タンク内の燃料中に浸漬される燃料
ポンプおよびフィルタエレメントを収容するフィルタケ
ース、ならびに燃料タンクの上面開口孔を塞ぐセットプ
レートからなる燃料供給装置において、前記フィルタケ
ースの中空部に前記燃料ポンプを組み付け、前記中空部
の開口端をカシメ付けることにより、前記燃料ポンプの
燃料吐出口を前記中空部内に収容したことを特徴とする
燃料供給装置。 - 【請求項2】 燃料タンク内の燃料中に浸漬される燃料
ポンプおよびフィルタエレメントを収容するフィルタケ
ース、ならびに燃料タンクの上面開口孔を塞ぐセットプ
レートからなる燃料供給装置において、前記燃料ポンプ
のモータ軸の軸受の一方およびブラシならびに逆止弁を
前記フィルタケース内に設けて前記燃料ポンプの一部を
構成するとともに、前記中空部にモータハウジングおよ
びモータならびにポンプ部を組み付け、前記中空部の開
口端をカシメ付けることにより、前記ポンプ部の燃料吐
出口を前記中空部内に収容したことを特徴とする燃料供
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000336730A JP2002106441A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000336730A JP2002106441A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002106441A true JP2002106441A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18812226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000336730A Pending JP2002106441A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002106441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004029444A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | 燃料噴射装置モジュール |
-
2000
- 2000-09-28 JP JP2000336730A patent/JP2002106441A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004029444A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | 燃料噴射装置モジュール |
CN100373042C (zh) * | 2002-09-25 | 2008-03-05 | 本田技研工业株式会社 | 燃料喷射装置组件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060228 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
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A02 | Decision of refusal |
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