JP2002106427A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JP2002106427A JP2000300020A JP2000300020A JP2002106427A JP 2002106427 A JP2002106427 A JP 2002106427A JP 2000300020 A JP2000300020 A JP 2000300020A JP 2000300020 A JP2000300020 A JP 2000300020A JP 2002106427 A JP2002106427 A JP 2002106427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気効率の向上、出力の向上及びオイルミス
トの排出に優れた内燃機関の吸気装置を提供すること。 【解決手段】 エンジンの長手方向に沿うようにサージ
タンク7を配設し、このサージタンク7の側面部に複数
のブランチ開口部7a,7b及び7cを設けた内燃機関の
吸気装置において、サージタンク7の一方の側面部を傾
斜面7dに形成し、この傾斜面7dに、複数のブランチ
開口部7a,7b及び7cをエンジンに対して前後方向に
ずらして配置した。限られた配置空間の中でブランチ開
口部を効率よく配置することができ、また、吸気効率が
向上すると共に出力が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用その他、
複数のシリンダを有するエンジンに適用することができ
る内燃機関の吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のエンジンにおいては、吸気脈
動を抑制すると共に、各シリンダ間の吸気干渉を防止す
る目的で、サージタンクを設けている。このサージタン
クは、スロットルボディとインテークマニホールドとの
間に接続されており、スロットルボディからの混合気が
サージタンクに貯留された後に、インテークマニホール
ドを介して各シリンダに分配される。
【0003】図13は、本発明が対象とする吸気装置に
係るサージタンク7、インテークマニホールド8及びヘ
ッド取付フランジ13の部分を示したものである。ヘッ
ド取付フランジ13はシリンダヘッド6にボルト結合さ
れるものである。この図に示すものは3気筒エンジンで
あり、サージタンク7とヘッド取付フランジ13との間
を連通させるインテークマニホールド8には3本のブラ
ンチ8a、8b及び8cが設けられている。そして3本
のブランチ8a、8b及び8cの基端はサージタンク7
のブランチ開口部7a、7b及び7cに結合されると共
に、それらの先端はヘッド取付フランジ13の三つのヘ
ッド開口部13a、13b及び13cに結合されてい
る。
【0004】従来の吸気装置に係るサージタンク7、イ
ンテークマニホールド8及びヘッド取付フランジ13は
金属製であり、しかもそれぞれ別々に製作した構成部品
を結合していたが、最近に至って、これらの構成部品を
合成樹脂により一体成形で製作する技術が開発されてい
る。本発明が対象とする吸気装置もこの種のものであ
る。図14は、図13のうちの1気筒分を断面で示した
ものである。他の気筒についても同様の構造となる。こ
の図から明らかなように、サージタンク7のブランチ開
口部7aはサージタンク7の下部に設けられており、ブ
ランチ8aは、ほぼ垂直に下方に延びたのち、ほぼ直角
に近い角度に屈曲し、ヘッド取付フランジ13に向かっ
て延びている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図13及び図14に示
すような構造の場合、インテークマニホールド8の各ブ
ランチ8a、8b及び8cの基端がサージタンク7の下
面に開口されたブランチ開口部7a、7b及び7cに結
合されているため、各ブランチの長さ寸法を長くするこ
とができない。各ブランチの長さ寸法を長くすることが
できないと、中低速時の充填効率を高められず、中低速
時にトルクを向上させることができない。また、各ブラ
ンチの長さを均等にし難いので、吸気バランスが悪化す
る。そこで各ブランチの長さ寸法の均等化を図ろうとす
ると、必然的にサージタンクの厚さを薄くするか、長く
することになり、サージタンクの効率低下、あるいは合
成樹脂による一体成形品としての強度が低下することに
なる。
【0006】また、これとは別の問題として、サージタ
ンクに蓄積するオイルミストを除去しなければならない
という問題がある。すなわち、サージタンクにはブロー
バイガスの通路も接続されるので、このブローバイガス
中に混入したオイルミストがサージタンクの底部に残留
してしまうことがある。サージタンクの内部に残留する
オイルミストの量が次第に多くなってくると、自動車の
運転状況などによって、オイルミストが一挙に吸気系に
吸入されることがあり、エンジンの燃焼室内に好ましか
らざる影響を与えることがある。
【0007】そこで、オイルミストがサージタンク内に
溜まらないようにすることが望まれるが、そのために
は、サージタンクに流入したオイルミストが、サージタ
ンク内に貯留することなく、混合気中に少しずつ混入さ
れる方がよい。そこで、サージタンクの底部にブランチ
開口部を設け、このブランチ開口部にブランチの基端
(上端)を接続することが考えられるが、このような構
造では、ブランチの長さが短くなるため、依然として前
述した問題が生ずる。また、他の構造として、ブランチ
をサージタンクの側面に接続することが考えられるが、
オイルミストを抜くためのパイプ等を設ける必要があ
り、構造が複雑になる。
【0008】また、ブランチ開口部をサージタンクの側
面に設ける場合、この側面部の面積は大きいことが望ま
しいが、エンジンはエンジンルームという限られたスペ
ース内に配置されるので、サージタンクの幅や高さを大
きくして側面部の広さを確保するには限界がある。特に
エンジンと長手方向を一致させてサージタンクを配設
し、このサージタンクの長手方向の端面(クランク軸の
軸方向と略直角の面)にブランチ開口部を設ける場合に
は、側面部の面積が小さいため、この問題が大きかっ
た。また、ブランチ開口部をサージタンクの側面に設け
る場合、前述したようにサージタンクの底部に溜まった
オイルミストの処理対策が必要となる。
【0009】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、さらに改良を加えることによって、吸気効率の
向上、出力の向上及びオイルミストの排出に優れた内燃
機関の吸気装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうちの請求項1
に記載された発明は、エンジンの長手方向に沿うように
サージタンクを配設し、該サージタンクの側面部に複数
のブランチ開口部を設けた内燃機関の吸気装置におい
て、前記サージタンクの側面部を傾斜させて設け、この
傾斜させた側面部に、前記複数のブランチ開口部を前記
エンジンに対して前後にずらして配置したことを特徴と
する。
【0011】サージタンクの側面部を傾斜させて設ける
ことにより、ブランチ開口部が設けられるサージタンク
の側面部の面積を大きく確保することができる。また、
傾斜させた側面部に、複数のブランチ開口部をエンジン
に対して前後にずらして配置することにより、サージタ
ンクの側面部に効率的にブランチ開口部を配置すること
ができる。
【0012】請求項2に記載された発明は、エンジンの
長手方向に沿うようにサージタンクを配設し、該サージ
タンクの側面部に三つのブランチ開口部を設けた内燃機
関の吸気装置において、前記サージタンクの側面部を傾
斜させて設け、この傾斜させた側面部に設けた三つのブ
ランチ開口部のうち、一つのブランチ開口部を前記側面
部のエンジン側に配置し、残りの二つのブランチ開口部
をエンジンに対して離間させるように前記エンジン側に
配置したブランチ開口部より後方位置で上下方向に並べ
て配置したことを特徴とする。
【0013】ブランチ開口部を一方向に並べることな
く、エンジンに対して前後方向にずらして近接して配置
することにより、限られたスペース内にブランチ長さの
長いブランチを多く設けることができ、三つのブランチ
開口部を前後にずらして配置することにより、三つのブ
ランチ開口部の相互間を短くすることができ、インテー
クマニホールド全体の剛性を高めることができる。
【0014】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載された内燃機関の吸気装置において、前記側面部は
サージタンクの端面に設けられ、該端面はエンジンの長
手方向の一端側に配置され、前記三つのブランチ開口部
のうちの一つのブランチ開口部をエンジン側に配置し、
残る二つのブランチ開口部をエンジン側から離間させる
ように前記エンジン側に配置したブランチ開口部より後
方位置で上下方向に並べて配置し、また、これらの三つ
のブランチ開口部の高さを異ならせるべく、前記エンジ
ン側に配置したブランチ開口部を、該ブランチ開口部よ
り後方位置に配置される二つのブランチ開口部の間に位
置させると共に、三つのブランチ開口部のうち、最も低
い位置に設けられるブランチ開口部にエンジンの長手方
向の一端側から最も離れた気筒に連通するブランチを接
続し、中間位置に設けられる前記エンジン側に配置した
ブランチ開口部に中央の気筒に連通するブランチを接続
し、最も高い位置に設けられるブランチ開口部にエンジ
ンの長手方向の一端側に近接した位置に設けられる気筒
に連通するブランチを接続したことを特徴とする。
【0015】サージタンクの傾斜させた側面部にブラン
チ開口部を設けることにより、ブランチ開口部の高さ
と、エンジンの長手方向の一端側からブランチ開口部ま
での距離を変えることができ、最も低いブランチ開口部
とエンジンの長手方向の一端側から最も遠い気筒と、中
間位置のブランチ開口部とエンジンの中央の気筒と、最
も高い位置のブランチ開口部とエンジンの長手方向の一
端側の気筒とを、ブランチを介してそれぞれ接続するこ
とができるので、各ブランチが交差することなく、サー
ジタンクと各気筒に接続される各ブランチの長さを均等
化することが容易となる。
【0016】請求項4に記載された発明は、請求項1〜
3のいずれかに記載された内燃機関の吸気装置におい
て、前記サージタンクのエンジン(スロットルボディ)
に対向する側面部にスロットルボディに連通する開口部
を設けたことを特徴とする。
【0017】サージタンクのエンジンに対向する側(エ
ンジンに近い側)の側面部にスロットルボディに連通す
る開口部が設けられるので、エンジンに対して離れた位
置に多くのブランチ開口部を配置することができ、限ら
れた空間の中でスロットルボディに連通する開口部から
ブランチ開口部に略直角に曲がる混合気の流入軌跡の曲
率半径を大きくして流入抵抗の少ないブランチを多く設
けることができる。
【0018】請求項5に記載された発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載された内燃機関の吸気装置におい
て、前記ブランチ開口部のうち、少なくとも一つのブラ
ンチ開口部の底面側をサージタンクの底面と連接させて
設け、このブランチ開口部に連接されるブランチを水平
又は下方に向いた傾斜状態に配置したことを特徴とす
る。
【0019】少なくとも一つのブランチ開口部の底面側
とサージタンクの底面とを連接させて設けることによ
り、サージタンクの側面部を最大限に使用することがで
き、ブランチ開口部の径を大きくすることが可能とな
る。また、ブランチはエンジンの燃焼室に向かって水平
又は下方向に傾斜した状態で配置されるので、サージタ
ンクの底面にオイルミストが溜まるのを防止することが
できる。また、複数のブランチのうちの少なくとも一つ
のブランチを水平または下方に向いた傾斜状態で配置す
ることにより、他のブランチはオイルミストの排除を意
図する必要がないので、自由に配管することができる。
【0020】本発明に係る内燃機関の吸気装置は、ブラ
ンチをサージタンクの傾斜させた側面部に接続するもの
であり、一般的には2気筒以上のエンジンに適用するも
のであるが、1気筒エンジンにおいても実施することが
できる。また、6気筒エンジンのような多気筒エンジン
では、サージタンクの両側面部を傾斜面に形成し、各側
面部に三つのブランチ開口部を配分するようにして、全
体のコンパクト化を図ることもできる。また、サージタ
ンクの側面部を傾斜面に形成する場合、サージタンクの
下面とこの下面よりも広い上面とによって形成される傾
斜面と、サージタンクの上面とこの上面よりも広い下面
によって形成される傾斜面とを比べると、傾斜面の方向
により、この傾斜面に設けられるブランチ開口部に接続
されるブランチの長さが変わるので、設計上必要なブラ
ンチの長さに応じて、傾斜面の傾斜方向を適宜選択する
ことができる。つまり、サージタンクの側面部の傾斜方
向を下向きにするか上向きにするかの選択により、ブラ
ンチの長さを適宜設定することが可能となる。さらに、
サージタンクの側面部に三つのブランチ開口部を設ける
場合、エンジン側に配置したブランチ開口部を頂点とす
る横向きの三角形になるように三つのブランチ開口部を
設け、この横向き三角形の底辺側をエンジン、即ち燃焼
室から離れた側に配置することができる。また、ブラン
チ開口部が設けられるサージタンクの傾斜させた側面部
は、エンジンの長手方向の一端側から最も離れた気筒
(第一気筒)に接続されるブランチ開口部の中心が、エ
ンジンの中央に位置する気筒(第二気筒)とエンジンの
長手方向の一端側に位置する気筒(第三気筒)の中心よ
りエンジンの長手方向の一端側に位置するように配置さ
せることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】まず、図11及び図12に基づい
て、本発明の実施の形態に係る吸気装置を用いる自動車
用エンジン1の概要を説明する。図11はエンジンの正
面を示すもので、図12はその平面を示すものである。
エンジン1は、クランクケース2を略中央に位置させ
て、クランクケース2の上部にはシリンダブロック4
を、下部にはオイルパン5を取付けている。シリンダブ
ロック4の上部にはシリンダヘッド6が設けられ、この
シリンダヘッド6の上方にサージタンク7が配置されて
いる。そして、クランクケース2からはクランク軸3が
突出している。
【0022】また、サージタンク7には、インテークマ
ニホールド8のブランチ8aの上端が結合され、その下
端はシリンダヘッド6の一側に接続されている。シリン
ダヘッド6の上部に取付けられるシリンダヘッドカバー
9とサージタンク7との間にはPCVパイプ10が接続
されている。なお、符号11はエキゾーストマニホール
ド、符号12は排気センサである。
【0023】以下、本発明の実施の形態に係る吸気装置
を図を用いて説明する。図1はサージタンク7、インテ
ークマニホールド8及びヘッド取付フランジ13を合成
樹脂による一体成形で製作した吸気装置を示す斜視図、
図2はそれを正面から見た図である。この吸気装置を用
いるエンジンは3気筒エンジンであり、ヘッド取付フラ
ンジ13には三つのヘッド開口部13a、13b及び1
3cが設けられている。ヘッド取付フランジ13はブラ
ンチ8a、8b及び8cを介してサージタンク7と連結
しており、ヘッド取付フランジ13の上方にサージタン
ク7が配設され、サージタンク7とスロットルボディ1
8(図5参照)はシリンダヘッドカバー9と略同じ高さ
に位置している。なお、吸気装置は、低温溶融材中子を
使いアルミ鋳造と同様に樹脂成形し、その後中子のみを
溶解するロストコアという手法によりナイロンの一種で
あるPA6‐GF30という材料を用いて一体成形され
る。
【0024】このようにヘッド取付フランジ13の上方
にサージタンク7が位置する場合、サージタンク7やス
ロットルボディ18の荷重をインテークマニホールド8
で受けるため、サージタンク7とヘッド取付フランジ1
3とを結合する部材がインテークマニホールド8のブラ
ンチ8a、8b及び8cのみである場合には、支持剛性
を高めるべく、サージタンク7とヘッド取付フランジ1
3の間に、ヘッド取付フランジ13の長手方向に交差す
る方向の二対4枚の板状のリブ14と、ヘッド取付フラ
ンジ13の長手方向に沿う方向の1枚のリブ15を設け
て吸気装置全体の補強を図っている。なお、リブ15に
は工具を挿入するための工具孔15aが設けられてい
る。また、図2及び図3に符号16で示すものは、PC
Vパイプ10を接続するニップルであり、図1〜図3に
示す符号17で示すものは、バキュームホースを接続す
る負圧取出し用パイプである。
【0025】図1に示すように、サージタンク7は上面
部を広く形成した台形形状の略直方体形状をしており、
その長手方向はヘッド取付フランジ13の長手方向(図
示しないエンジンの長手方向)と同じ方向を向いてい
る。そして、下面より広く形成したサージタンク7の上
面部に凹部を設けることにより、サージタンク7の容積
を調整し、サージタンク7の側面部、即ちエンジンの長
手方向の一端側は、図2から明らかなように、下方の端
部を上方の端部よりも他端側に位置させた下方に向けた
傾斜面7dに形成されている。この傾斜面7dには、三
つのブランチ開口部7a、7b及び7cが設けられてお
り、三つのブランチ8a、8b及び8cの上端がそれぞ
れ接続されている。また、三つのブランチ開口部7a、
7b及び7cは、エンジンに対して前後方向にずらして
配置されている。
【0026】インテークマニホールド8の三つのブラン
チ8a、8b及び8cは、ヘッド取付フランジ13の結
合部分では直線状に並んでヘッド取付フランジ13のヘ
ッド開口部13a、13b及び13cに接続されている
が、その上部はそれぞれ弓状に湾曲している。そしてこ
れらの三つのブランチ8a、8b及び8cのうち、1本
のブランチ8bがエンジンに近い側、すなわちサージタ
ンク7のスロットルボディ(図5参照)の取付フランジ
7e(7fは開口部)側に、残る2本のブランチ8a、
8cはエンジンから離れるように、ブランチ8bの後方
位置で上下に並べて接続されている。
【0027】傾斜面7dの最も低い位置に設けられるブ
ランチ開口部7aは一端側から最も離間して配置されて
おり、このブランチ開口部7aと、各ブランチ開口部7
a、7b及び7cが形成されている端面(傾斜面)から
クランク軸方向に最も離間した他端側のヘッド開口部1
3aとをブランチ8aで連結している。即ち、各ブラン
チ開口部7a、7b及び7cと各ヘッド開口部13a、
13b及び13cとをクランク軸方向でみて一端側から
遠いもの同士を順番に連結している。詳述すると、三つ
のブランチ8a、8b及び8cの各上端が接続されるブ
ランチ開口部7a、7b及び7cうち、最も低い位置に
設けられるブランチ開口部7aとエンジンの長手方向の
一端側(図1及び図2においてヘッド取付フランジ13
の右端側)から最も離れた気筒(図における左端のヘッ
ド開口部13aに連通する気筒)に対応するヘッド開口
部13aとの間にはブランチ8aが接続され、中間位置
に設けられたブランチ開口部7bと中央の気筒に対応す
るヘッド開口部13bとの間にはブランチ8bが接続さ
れている。さらに、最も高い位置に設けられるブランチ
開口部7cとエンジンの一端側に近接した位置に設けら
れる気筒に対応するヘッド開口部13cとの間にはブラ
ンチ8cが接続されている。
【0028】図3は、図2の吸気装置を背面側から見た
ものである。この図3のA−A断面を示した図4と、サ
ージタンク7の側面を除去した状態を示した図5から明
らかなように、インテークマニホールド8に設けられた
三つのブランチ8a、8b及び8cは、ブランチ8bの
中心を頂点として、ブランチ8aとブランチ8cの中心
を結ぶ線を底辺とした、横向き三角形を成すように配置
されている。つまり、サージタンク7のブランチ開口部
7a、7b及び7cも、ブランチ開口部7bの中心を頂
点として、ブランチ開口部7aとブランチ開口部7cの
中心を結ぶ線を底辺とした横向き三角形を成すように配
置されている。なお、図5に符号18で示すものはスロ
ットルボディであり、図1及び図2に示すように、サー
ジタンク7のエンジンに対向する側面部に設けられた開
口部7fと連通するように、サージタンク7の取付フラ
ンジ7eに装着される。
【0029】このように構成された吸気装置において
は、サージタンク7の側面部が下方に向けた傾斜面7d
に形成されていることから、限られた高さ空間の中でサ
ージタンク7の側面部の面積を大きくして、傾斜面7d
にブランチ開口部7a、7b及び7cを効率よく配置す
ることが可能になる。また、各ブランチ8a、8b及び
8cを弓形に湾曲させることで、ブランチ長を長くでき
ると共に、全体としてコンパクトな構造とすることがで
きる。また、傾斜面7dに前後にずらして三つのブラン
チ開口部7a、7b及び7cを形成するので、ブランチ
開口部7a、7b及び7cの高さを変えると同時にクラ
ンク軸方向についても位置を変えることができる。詳述
すると、サージタンク7の一端側の側面は中央のヘッド
開口部13bと一端側のヘッド開口部13cとの間で他
端側に傾斜させて配設されるので、ブランチ開口部7
a、7b及び7cの高さを異ならせて配置するとブラン
チ開口部7a、7b及び7cは鉛直な端面に設けられる
場合に比べて下方のブランチ開口部ほどクランク軸方向
で他端側に近づくように配置される。したがって、最も
低い位置に設けられるブランチ開口部7aは他端側に最
も近接して配置されるので、一端側から最も離れた位置
である他端側のヘッド開口部13aとこの他端側に最も
近接するブランチ開口部7aとをブランチ8aを介して
連結することで、即ち、ブランチ開口部7a、7b及び
7cとヘッド開口部13a、13b及び13cとをクラ
ンク軸方向でみて一端側から遠いもの同士を順番に連結
するので、ブランチ長の等長化が容易となる。
【0030】次に吸気装置内の混合気の流れを説明す
る。図6に太線矢印で示すように、スロットルボディ1
8からサージタンク7内に流入した混合気は、三つのブ
ランチ開口部7a、7b及び7cからインテークマニホ
ールド8の三つのブランチ8a、8b及び8cを経由し
てヘッド取付フランジ13のヘッド開口部13a、13
b及び13cに至り、エンジンの各燃焼室に流入する。
混合気が、スロットルボディ18から三つのブランチ8
a、8b及び8cに流入するときには、図6に太線矢印
で示すように、スロットルボディ18に最も近接したブ
ランチ開口部7bには小さな曲率半径で流入するが、他
の二つのブランチ開口部7a及び7cには、それよりも
大きな曲率半径で流入する。
【0031】このように、混合気がブランチ開口部7b
へ流入する場合には、比較的小さな曲率半径で流入する
ため、流入抵抗が比較的大きくなるが、他の二つのブラ
ンチ開口部7a及び7cには比較的大きな曲率半径で流
入するため、流入抵抗が比較的小さい状態で混合気の流
入が行われるようになり、限られた空間の中でも、スロ
ットルボディからブランチ開口部に略直角に曲がる混合
気の流入軌跡の曲率半径を大きくして、流入抵抗の小さ
いブランチを多くすることが可能となる。
【0032】次に、図7及び図8はオイルミストの流れ
を示すものである。オイルミストは、図7に太線矢印で
示すように、スロットルボディ18の取付フランジ7e
の開口部7fと、PCVホースが接続されるニップル1
6からサージタンク7の内部に流入し、サージタンク7
の底部に向かう。そこで三つのブランチ8a、8b及び
8cがそれぞれ接続されるブランチ開口部7a、7b及
び7cのうちの少なくとも一つ、この実施の形態ではブ
ランチ開口部7aの底面側(図8に符号Bで示す部分)を
サージタンク7の底面と連接させてあるため、サージタ
ンク7の底部に流入したオイルミストは、図8に太線矢
印で示すようにブランチ開口部7aを介してブランチ8
aに円滑に流れることになる。
【0033】図9は、三つのブランチ8a、8b及び8
cのうち、二つのブランチ8aと8cを示したものであ
る。ブランチ8aは図8で説明したように、サージタン
ク7内に流入するオイルミストが流れ込むので、これを
円滑に燃焼室に導くために、比較的になだらかな曲線を
描いて下方に向けて形成しているが、ブランチ8cには
オイルミストが流入しないので、ブランチ8cの途中部
分を僅かに上方に向けて長さをバランスさせるように形
成している。
【0034】以上説明した実施の形態では、サージタン
ク7の側面部に形成した傾斜面7dを下方に向けたもの
(図1〜図3を参照)としていたが、本発明の他の実施
の形態として、図10に示すように、サージタンク7の
側面部を上方に向けた傾斜面7d’とすることもでき
る。この他の実施の形態の場合には、三つのブランチ8
a、8b及び8cのいずれもサージタンク7の底面に対
して平行或は下向きに配設することができないので、例
えば、サージタンク7の底面とブランチ8aとを通路7
gで連絡して、サージタンク7の底面に流入したオイル
ミストをブランチ8aに導く必要がある。また、この他
の実施の形態では、図1〜図3に示す実施の形態と比較
して、三つのブランチ8a、8b及び8cの長さをさら
に長くすることができるという特徴を有する。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成された
内燃機関の吸気装置であるから、請求項1に記載した発
明によれば、サージタンクの側面部を傾斜させて傾斜面
を形成し、この傾斜面に複数のブランチ開口部を設け
て、各ブランチ開口部にインテークマニホールドの各ブ
ランチの上端を接続したので、限られた空間の中でブラ
ンチを接続するサージタンクの側面部の面積を大きくす
ることができる。また、複数のブランチ開口部をエンジ
ンに対して前後にずらして配置したので、ブランチ開口
部を効率的に配置することができると共に、吸気効率が
向上して、出力が向上することになる。
【0036】また、請求項2に記載した発明によれば、
3気筒エンジンにおいて、ブランチ開口部を一方向に並
べることなく、エンジンに対して前後方向にずらして近
接して配置することにより、ブランチの取付面積を小さ
くすることができる。また、エンジンに対して離れる側
に多くのブランチ開口部を設けることにより、限られた
空間の中でブランチ長の長いブランチを多く設けること
ができる。さらに各ブランチを近接させて配置すること
により、吸気装置全体の剛性を向上させることができ
る。
【0037】さらに、請求項3に記載した発明によれ
ば、サージタンクの傾斜させた側面部にブランチ開口部
を設けることにより、ブランチ開口部の高さと、エンジ
ンの長手方向の一端側からブランチ開口部までの距離を
変えることが可能となり、複数のブランチ開口部のう
ち、最も低いブランチ開口部とエンジンの長手方向の一
端側から最も遠い気筒と、中間位置のブランチ開口部と
エンジンの中央の気筒と、最も高い位置のブランチ開口
部とエンジンの長手方向の一端側の気筒とを、それぞれ
ブランチを介して接続することができるので、各ブラン
チが交差することなく、サージタンクと各気筒に接続さ
れる各ブランチの長さを均等化することが容易となる。
【0038】さらにまた、請求項4に記載した発明によ
り、サージタンクのエンジンに対向する側の側面部にス
ロットルボディに連通する開口部が設けられるので、エ
ンジンに対して離れた位置に多くのブランチ開口部を配
置することができると共に、限られた空間の中でスロッ
トルボディに連通する開口部からブランチ開口部に略直
角に曲がる混合気の流入軌跡の曲率半径を大きくして流
入抵抗の少ないブランチを多く設けることができる。
【0039】さらにまた、請求項5に記載した発明によ
り、少なくとも一つのブランチ開口部の底面側とサージ
タンクの底面とを連接させて設けることにより、サージ
タンクの側面部を最大限に使用することができ、ブラン
チ開口部の径を大きくすることが可能となる。また、ブ
ランチはエンジンの燃焼室に向かって水平又は下方向に
傾斜した状態で配置されるので、サージタンクの底面に
オイルミストが溜まるのを防止することができる。さら
に、複数のブランチの内の少なくとも一つのブランチを
水平または下方向に向いた傾斜状態で配置することによ
り、他のブランチはオイルミストを排除する必要がない
ので、自由に配管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る吸気装置の全体を示
す斜視図である。
【図2】図1のものの正面図である。
【図3】図2のものの背面図である。
【図4】図3のA−A部分から切断したところを示す断
面図である。
【図5】図1のものにスロットルボディを取付けたとこ
ろを、サージタンクの側面を除去して示した模式図であ
る。
【図6】サージタンクのブランチ開口部への混合気の流
れを説明する模式図である。
【図7】図3に示したものにおけるサージタンク内のオ
イルミストの流れを説明する説明図である。
【図8】三つのブランチのうちの一つのブランチの底面
側をサージタンクの底面と連接させた状態を示す拡大断
面図である。
【図9】三つのブランチのうちの二つのブランチの屈曲
状態を示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係る吸気装置を示
す背面図である。
【図11】本発明を適用するエンジンの正面図である。
【図12】図11に示したエンジンの平面図である。
【図13】従来の吸気装置を一部断面で示した模式図で
ある。
【図14】図13のものの縦断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 7 サージタンク 7a,7b,7c ブランチ開口部 7d 傾斜面 7e 取付フランジ 7f 開口部 7g 通路 8 インテークマニホールド 8a,8b,8c ブランチ 13 ヘッド取付フランジ 13a,13b,13c ヘッド開口部 18 スロットルボディ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの長手方向に沿うようにサージ
    タンクを配設し、該サージタンクの側面部に複数のブラ
    ンチ開口部を設けた内燃機関の吸気装置において、前記
    サージタンクの側面部を傾斜させて設け、この傾斜させ
    た側面部に、前記複数のブランチ開口部を前記エンジン
    に対して前後にずらして配置したことを特徴とする内燃
    機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの長手方向に沿うようにサージ
    タンクを配設し、該サージタンクの側面部に三つのブラ
    ンチ開口部を設けた内燃機関の吸気装置において、前記
    サージタンクの側面部を傾斜させて設け、この傾斜させ
    た側面部に設けた三つのブランチ開口部のうち、一つの
    ブランチ開口部を前記側面部のエンジン側に配置し、残
    りの二つのブランチ開口部をエンジンに対して離間させ
    るように前記エンジン側に配置したブランチ開口部より
    後方位置で上下方向に並べて配置したことを特徴とする
    内燃機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記側面部はサージタンクの端面に設け
    られ、該端面はエンジンの長手方向の一端側に配置さ
    れ、前記三つのブランチ開口部のうちの一つのブランチ
    開口部をエンジン側に配置し、残る二つのブランチ開口
    部をエンジン側から離間させるように前記エンジン側に
    配置したブランチ開口部より後方位置で上下方向に並べ
    て配置し、また、これらの三つのブランチ開口部の高さ
    を異ならせるべく、前記エンジン側に配置したブランチ
    開口部を、該ブランチ開口部より後方位置に配置される
    二つのブランチ開口部の間に位置させると共に、三つの
    ブランチ開口部のうち、最も低い位置に設けられるブラ
    ンチ開口部にエンジンの長手方向の一端側から最も離れ
    た気筒に連通するブランチを接続し、中間位置に設けら
    れる前記エンジン側に配置したブランチ開口部に中央の
    気筒に連通するブランチを接続し、最も高い位置に設け
    られるブランチ開口部にエンジンの長手方向の一端側に
    近接した位置に設けられる気筒に連通するブランチを接
    続したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸
    気装置。
  4. 【請求項4】 前記サージタンクのエンジンに対向する
    側面部にスロットルボディに連通する開口部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機
    関の吸気装置。
  5. 【請求項5】 前記ブランチ開口部のうち、少なくとも
    一つのブランチ開口部の底面側をサージタンクの底面と
    連接させて設け、このブランチ開口部に連接されるブラ
    ンチを水平又は下方に向いた傾斜状態に配置したことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の
    吸気装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012021468A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Suzuki Motor Corp 内燃機関の吸気装置
JP2012140891A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Mikuni Corp 樹脂製インテークマニホールド
JP2020197219A (ja) * 2020-09-08 2020-12-10 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 エンジン装置

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