JP2002103802A - インクジェット記録用フィルムとその製造方法 - Google Patents
インクジェット記録用フィルムとその製造方法Info
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- JP2002103802A JP2002103802A JP2000303229A JP2000303229A JP2002103802A JP 2002103802 A JP2002103802 A JP 2002103802A JP 2000303229 A JP2000303229 A JP 2000303229A JP 2000303229 A JP2000303229 A JP 2000303229A JP 2002103802 A JP2002103802 A JP 2002103802A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】プラスチックフィルムが特にはPEか又はPP
等のフィルム基材であっても、高速インクジェットで直
接記録が可能であって、まず高速記録でも速乾性に優
れ、またもちろん優れた耐水性(染着性)を持ち、その
うえ通常は密着し難いPEやPP等のフィルム基材との
密着性に優れた高速インクジェット記録用フィルムとそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】プラスチックフィルムに、ウレタン−塩酢
ビポリマーを主成分とするアンカー層と、親水性ポリマ
ーと多孔質微粒子を主成分とする受像層とを、この順に
積層したインクジェット記録用フィルムで、特にはアン
カー層中にウレタン−塩酢ビポリマーを20〜70重量
%占めることを特徴とする。
等のフィルム基材であっても、高速インクジェットで直
接記録が可能であって、まず高速記録でも速乾性に優
れ、またもちろん優れた耐水性(染着性)を持ち、その
うえ通常は密着し難いPEやPP等のフィルム基材との
密着性に優れた高速インクジェット記録用フィルムとそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】プラスチックフィルムに、ウレタン−塩酢
ビポリマーを主成分とするアンカー層と、親水性ポリマ
ーと多孔質微粒子を主成分とする受像層とを、この順に
積層したインクジェット記録用フィルムで、特にはアン
カー層中にウレタン−塩酢ビポリマーを20〜70重量
%占めることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変情報の出力
(印字)が可能で、特には印字スピードが5m/min
以上の処理能力を持つ高速インクジェットプリンタ用に
対しても好適なインクジェット記録用媒体(フィルム)
に関するものであって、印字後のインクの乾燥性、イン
ク染料による染着性、受像層被膜の耐水性、および、ポ
リエチレンあるいはポリプロピレンの基材フィルムに受
像層被膜が良好な密着性を有する高速インクジェット記
録用フィルムとその製造方法に関する。
(印字)が可能で、特には印字スピードが5m/min
以上の処理能力を持つ高速インクジェットプリンタ用に
対しても好適なインクジェット記録用媒体(フィルム)
に関するものであって、印字後のインクの乾燥性、イン
ク染料による染着性、受像層被膜の耐水性、および、ポ
リエチレンあるいはポリプロピレンの基材フィルムに受
像層被膜が良好な密着性を有する高速インクジェット記
録用フィルムとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ出力用に各種方式の
プリンタが普及している中でインクジェットプリンタ
は、静粛性、コスト、画像品質が優れ、特にフルカラー
画像を高品位で再現でき、最近では低価格、解像度、出
力速度の飛躍的な向上が見られ、プリンタ市場を席巻し
ている。また、パーソナルプリンタとしての個人的用途
のみならず、街頭ポスター、看板等、産業用途にも広く
展開している。さらに可変情報出力が必須とされるダイ
レクトメール、カタログ等のモノクロ宛名印字にも展開
がみられ、その市場の成長は著しいものがある。
プリンタが普及している中でインクジェットプリンタ
は、静粛性、コスト、画像品質が優れ、特にフルカラー
画像を高品位で再現でき、最近では低価格、解像度、出
力速度の飛躍的な向上が見られ、プリンタ市場を席巻し
ている。また、パーソナルプリンタとしての個人的用途
のみならず、街頭ポスター、看板等、産業用途にも広く
展開している。さらに可変情報出力が必須とされるダイ
レクトメール、カタログ等のモノクロ宛名印字にも展開
がみられ、その市場の成長は著しいものがある。
【0003】これら多種多様なインクジェット記録にお
いて、その用途に応じてメディアも多数提案されてい
る。基材も紙、不織布、プラスチックフィルム等、多岐
に渡る。水性インクジェット用インクは、主に水溶性染
料等を水性溶媒に溶解し、且つインクノズルの目詰まり
防止の為に添加剤が添加されており、総じて乾燥が遅
い。従って、記録用紙が紙等の吸水性の場合は良いが、
プラスチックフィルムの如き非吸水性の場合は印字後の
インクの乾燥性が悪いので、通常は支持体の上にインク
吸収性のある受像層を設ける。
いて、その用途に応じてメディアも多数提案されてい
る。基材も紙、不織布、プラスチックフィルム等、多岐
に渡る。水性インクジェット用インクは、主に水溶性染
料等を水性溶媒に溶解し、且つインクノズルの目詰まり
防止の為に添加剤が添加されており、総じて乾燥が遅
い。従って、記録用紙が紙等の吸水性の場合は良いが、
プラスチックフィルムの如き非吸水性の場合は印字後の
インクの乾燥性が悪いので、通常は支持体の上にインク
吸収性のある受像層を設ける。
【0004】特に、5m/min以上の出力処理能力を
有する高速可変情報印字の分野においては、その出力能
力を十分に発現し得る乾燥性を付与した媒体は基材自体
が吸水性を有する紙基材以外のものではみられない。通
常、フィルムラッピングされたカタログ等の郵送物には
紙ラベルに出力されたものを貼付する形態が一般的であ
り、PET、PE、PP等のフィルム基材のものに直接
記録する方法はほとんど提案されていない。
有する高速可変情報印字の分野においては、その出力能
力を十分に発現し得る乾燥性を付与した媒体は基材自体
が吸水性を有する紙基材以外のものではみられない。通
常、フィルムラッピングされたカタログ等の郵送物には
紙ラベルに出力されたものを貼付する形態が一般的であ
り、PET、PE、PP等のフィルム基材のものに直接
記録する方法はほとんど提案されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クフィルム基材上に、特にはPEあるいはPP等のフィ
ルム基材上であっても、直接記録を可能とする高速イン
クジェット記録用受像層であり、その第1の目的は、高
速インクジェット記録における出力後の速乾性を付与で
きること、第2の目的はその用途上、必須と思われる優
れた耐水性(染着性)を付与すること、第3の目的は通
常密着し難いPE、PP等のフィルム基材との密着性に
優れることであり、これらを満たす高速インクジェット
記録用フィルムとその製造方法を提供するものである。
クフィルム基材上に、特にはPEあるいはPP等のフィ
ルム基材上であっても、直接記録を可能とする高速イン
クジェット記録用受像層であり、その第1の目的は、高
速インクジェット記録における出力後の速乾性を付与で
きること、第2の目的はその用途上、必須と思われる優
れた耐水性(染着性)を付与すること、第3の目的は通
常密着し難いPE、PP等のフィルム基材との密着性に
優れることであり、これらを満たす高速インクジェット
記録用フィルムとその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、まず請求項1に示す
発明は、プラスチックフィルムの基材上に、少なくと
も、ウレタン−塩酢ビポリマーを主成分に用いたアンカ
ー層と、親水性ポリマーおよび多孔質微粒子とを主成分
に用いた受像層とが、この順に積層してあることを特徴
とするインクジェット記録用フィルムである。
成するためになされたものであり、まず請求項1に示す
発明は、プラスチックフィルムの基材上に、少なくと
も、ウレタン−塩酢ビポリマーを主成分に用いたアンカ
ー層と、親水性ポリマーおよび多孔質微粒子とを主成分
に用いた受像層とが、この順に積層してあることを特徴
とするインクジェット記録用フィルムである。
【0007】請求項2に示す発明は、前記アンカー層中
に占める前記ウレタン−塩酢ビポリマーの含有割合が、
20〜70重量%であることを特徴とする請求項1に記
載のインクジェット記録用フィルムである。
に占める前記ウレタン−塩酢ビポリマーの含有割合が、
20〜70重量%であることを特徴とする請求項1に記
載のインクジェット記録用フィルムである。
【0008】請求項3に示す発明は、前記アンカー層中
には、20〜50重量%の割合で着色剤微粒子も含有さ
れていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
記載のインクジェット記録用フィルムである。
には、20〜50重量%の割合で着色剤微粒子も含有さ
れていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
記載のインクジェット記録用フィルムである。
【0009】請求項4に示す発明は、前記アンカー層
は、接触時間0.1〜0.9secでの吸水量が1〜5
ml/m2 であることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載のインクジェット記録用フィルムである。
は、接触時間0.1〜0.9secでの吸水量が1〜5
ml/m2 であることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載のインクジェット記録用フィルムである。
【0010】請求項5に示す発明は、前記受像層は、接
触時間0.1〜0.9secでの吸水量が20ml/m
2 以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のインクジェット記録用フィルムである。
触時間0.1〜0.9secでの吸水量が20ml/m
2 以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のインクジェット記録用フィルムである。
【0011】請求項6に示す発明は、前記受像層中の多
孔質微粒子は、吸油量が1.5ml/g以上、平均粒子
径が1〜12μmであって、前記受像層中に占める含有
割合が10〜50重量%であることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録用フィ
ルムである。
孔質微粒子は、吸油量が1.5ml/g以上、平均粒子
径が1〜12μmであって、前記受像層中に占める含有
割合が10〜50重量%であることを特徴とする請求項
1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録用フィ
ルムである。
【0012】請求項7に示す発明は、前記基材は、ポリ
エチレンか又はポリプロピレンの少なくともいずれかを
用いたプラスチックフィルムであることを特徴とする請
求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録用
フィルムである。
エチレンか又はポリプロピレンの少なくともいずれかを
用いたプラスチックフィルムであることを特徴とする請
求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録用
フィルムである。
【0013】請求項8に示す発明は、プラスチックフィ
ルムの基材上に、ウレタン−塩酢ビポリマーを主成分に
用いてアンカー層を、また、親水性ポリマーおよび多孔
質微粒子とを主成分に用いた受像層とを、少なくともこ
の2層をこの順に積層することによってインクジェット
記録用フィルムを得ることを特徴とするインクジェット
記録用フィルムの製造方法である。
ルムの基材上に、ウレタン−塩酢ビポリマーを主成分に
用いてアンカー層を、また、親水性ポリマーおよび多孔
質微粒子とを主成分に用いた受像層とを、少なくともこ
の2層をこの順に積層することによってインクジェット
記録用フィルムを得ることを特徴とするインクジェット
記録用フィルムの製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】そこで本発明者らは、前記課題を
解決するために、プラスチックフィルム基材の少なくと
も一方の面にウレタン−塩酢ビポリマーを主成分とする
アンカー層、親水性ポリマー、多孔質微粒子を主成分と
する受像層を順次積層して構成されることでインクジェ
ット出力時の乾燥性、インク染料の染着性、受像層被膜
の耐水性、また、ポリエチレン、ポリプロピレンフィル
ムへの密着性を有する優れた性能の高速インクジェット
記録用フィルムが得られることを見い出し本発明を完成
させるに至った。尚、本発明によるインクジェット記録
用フィルムの優れた点である高速インクジェット記録へ
の適性とは、印字スピードが5m/min以上の高速記
録時でも優れた性能を発揮する点にある。
解決するために、プラスチックフィルム基材の少なくと
も一方の面にウレタン−塩酢ビポリマーを主成分とする
アンカー層、親水性ポリマー、多孔質微粒子を主成分と
する受像層を順次積層して構成されることでインクジェ
ット出力時の乾燥性、インク染料の染着性、受像層被膜
の耐水性、また、ポリエチレン、ポリプロピレンフィル
ムへの密着性を有する優れた性能の高速インクジェット
記録用フィルムが得られることを見い出し本発明を完成
させるに至った。尚、本発明によるインクジェット記録
用フィルムの優れた点である高速インクジェット記録へ
の適性とは、印字スピードが5m/min以上の高速記
録時でも優れた性能を発揮する点にある。
【0015】該受像層中の親水性ポリマーがその分子中
にアミノ基、カチオン性基等を有することで樹脂自体に
染着性を付与し、また、吸油量1.5ml/g以上、平
均粒子径1〜12μmの多孔質微粒子を含有することで
インクジェット記録時の乾燥性を付与することができ
る。また、基本的には親水性だが、水および温水には難
溶の被膜とすることで受像層自体の耐水性にも優れた高
速インクジェット記録用フィルムが得られる。さらに
は、フィルム基材と受像層の間にウレタン−塩酢ビポリ
マーを主成分とするアンカー層を設けることで基材との
密着性、また、アンカー層自体にも僅かながらも吸水性
を付与することで、より乾燥性に優れた高速インクジェ
ット記録用フィルムが得られる。
にアミノ基、カチオン性基等を有することで樹脂自体に
染着性を付与し、また、吸油量1.5ml/g以上、平
均粒子径1〜12μmの多孔質微粒子を含有することで
インクジェット記録時の乾燥性を付与することができ
る。また、基本的には親水性だが、水および温水には難
溶の被膜とすることで受像層自体の耐水性にも優れた高
速インクジェット記録用フィルムが得られる。さらに
は、フィルム基材と受像層の間にウレタン−塩酢ビポリ
マーを主成分とするアンカー層を設けることで基材との
密着性、また、アンカー層自体にも僅かながらも吸水性
を付与することで、より乾燥性に優れた高速インクジェ
ット記録用フィルムが得られる。
【0016】本発明で述べる親水性ポリマーとしてはポ
リビニルアルコールおよびその変性体、アクリル共重合
体、ウレタンポリマー等多岐に渡り、これらの二種以上
の混合物でも良い。
リビニルアルコールおよびその変性体、アクリル共重合
体、ウレタンポリマー等多岐に渡り、これらの二種以上
の混合物でも良い。
【0017】本発明で述べるポリビニルアルコールとし
てはケン化度が50〜90%程度のものが好ましく、ま
た、これらをカチオン変性、アセタール化等した変性ポ
リビニルアルコールでも良い。
てはケン化度が50〜90%程度のものが好ましく、ま
た、これらをカチオン変性、アセタール化等した変性ポ
リビニルアルコールでも良い。
【0018】本発明で述べる親水性のアクリル共重合体
成分のアクリルモノマーとしては第四級アンモニウム塩
基を有するカチオン性アクリルモノマーがあり、例え
ば、(メタ)アクロイルオキシトリメチルアンモニウム
クロライド、(メタ)アクロイルオキシトリメチルアン
モニウムブロマイド、(メタ)アクロイルオキシトリメ
チルアンモニウムヨーダイド、(メタ)アクロイルオキ
シジメチルメチルアンモニウムサルフェイト、(メタ)
アクロイルオキシジメチルエチルアンモニウムサルフェ
イト、(メタ)アクロイルオキシヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムアセテート、(メタ)アクリルア
ミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチル
アンモニウムヨーダイド、(メタ)アクリルアミドプロ
ピルトリメチルアンモニウムメチルサルフェイト、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムp-
トルエンサルフォネイト、(メタ)アクリルアミドプロ
ピルトリジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムアセ
テート、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、メ
タクロラインクロライド、メタクロラインブロマイド、
メタクロラインヨーダイド等があげられ、これらの混合
物でも良い。尚、本明細書中にある記載で、例えば
「(メタ)アクロイル・・・」なる表記は、メタクロイ
ル・・・か又はアクロイル・・・のいずれかであること
を、また「(メタ)アクリル」なる表記は、メタクリル
・・・か又はアクリル・・・のいずれかであることを示
す。他も同様である。
成分のアクリルモノマーとしては第四級アンモニウム塩
基を有するカチオン性アクリルモノマーがあり、例え
ば、(メタ)アクロイルオキシトリメチルアンモニウム
クロライド、(メタ)アクロイルオキシトリメチルアン
モニウムブロマイド、(メタ)アクロイルオキシトリメ
チルアンモニウムヨーダイド、(メタ)アクロイルオキ
シジメチルメチルアンモニウムサルフェイト、(メタ)
アクロイルオキシジメチルエチルアンモニウムサルフェ
イト、(メタ)アクロイルオキシヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムアセテート、(メタ)アクリルア
ミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチル
アンモニウムヨーダイド、(メタ)アクリルアミドプロ
ピルトリメチルアンモニウムメチルサルフェイト、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムp-
トルエンサルフォネイト、(メタ)アクリルアミドプロ
ピルトリジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムアセ
テート、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、メ
タクロラインクロライド、メタクロラインブロマイド、
メタクロラインヨーダイド等があげられ、これらの混合
物でも良い。尚、本明細書中にある記載で、例えば
「(メタ)アクロイル・・・」なる表記は、メタクロイ
ル・・・か又はアクロイル・・・のいずれかであること
を、また「(メタ)アクリル」なる表記は、メタクリル
・・・か又はアクリル・・・のいずれかであることを示
す。他も同様である。
【0019】本発明で述べるカチオン変性アクリルモノ
マー以外の親水性モノマーとしては、アクリル酸アミ
ド、メタアクリル酸アミド、ジメチルアクリルアミド等
に代表されるアクリルアミド系モノマー、およびビニル
ピロリドン等が挙げられ、これらの混合物でも良い。
マー以外の親水性モノマーとしては、アクリル酸アミ
ド、メタアクリル酸アミド、ジメチルアクリルアミド等
に代表されるアクリルアミド系モノマー、およびビニル
ピロリドン等が挙げられ、これらの混合物でも良い。
【0020】また、本発明で述べる親水性ウレタンポリ
マーとしては末端が水酸基或いはアミノ基の化合物と有
機イソシアネート化合物を反応させて得られるものであ
り、末端が水酸基で且つ親水性の化合物としては、例え
ば、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール
/ポリテトラメチレングリコール共重合ポリオール、ポ
リエチレングリコール/ポリプロピレングリコール共重
合ポリオール、ポリエチレングリコールアジペート、ポ
リエチレングリコールサクシネート、ポリエチレングリ
コール/ポリ−ε−カプロラクトン共重合ポリオール、
ポリエチレングリコール/ポリ−バレロラクトン共重合
ポリオール等が挙げられる。ここで、例えばポリエチレ
ングリコール/ポリテトラメチレングリコール共重合ポ
リオールでいうような”/”は、この例であれば、ポリ
エチレングリコールとポリテトラメチレングリコールと
の共重合ポリオールであることを示す。
マーとしては末端が水酸基或いはアミノ基の化合物と有
機イソシアネート化合物を反応させて得られるものであ
り、末端が水酸基で且つ親水性の化合物としては、例え
ば、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール
/ポリテトラメチレングリコール共重合ポリオール、ポ
リエチレングリコール/ポリプロピレングリコール共重
合ポリオール、ポリエチレングリコールアジペート、ポ
リエチレングリコールサクシネート、ポリエチレングリ
コール/ポリ−ε−カプロラクトン共重合ポリオール、
ポリエチレングリコール/ポリ−バレロラクトン共重合
ポリオール等が挙げられる。ここで、例えばポリエチレ
ングリコール/ポリテトラメチレングリコール共重合ポ
リオールでいうような”/”は、この例であれば、ポリ
エチレングリコールとポリテトラメチレングリコールと
の共重合ポリオールであることを示す。
【0021】また、末端がアミノ基で親水性の化合物と
しては、例えば、ポリエチレンオキサイドジアミン、ポ
リエチレンオキサイドプロピレンオキサイドジアミン、
ポリエチレンオキサイドトリアミン、ポリエチレンオキ
サイドプロピレンオキサイドトリアミン等が挙げられ
る。
しては、例えば、ポリエチレンオキサイドジアミン、ポ
リエチレンオキサイドプロピレンオキサイドジアミン、
ポリエチレンオキサイドトリアミン、ポリエチレンオキ
サイドプロピレンオキサイドトリアミン等が挙げられ
る。
【0022】これら親水性ポリマーの被膜の耐水性を向
上させる目的でエポキシ系化合物、イソシアネート系化
合物、アミン系化合物等の硬化剤を併用しても良い。
上させる目的でエポキシ系化合物、イソシアネート系化
合物、アミン系化合物等の硬化剤を併用しても良い。
【0023】本発明で述べる微粒子とは、例えば、有機
微粒子としてはポリメタクリル酸メチル、ポリスチレ
ン、フッ素樹脂系のビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド等の
熱可塑性樹脂、ポリベンゾグアナミン樹脂、あるいは尿
素樹脂等の熱硬化性樹脂からなる合成樹脂微粒子、もし
くはセルロース、澱粉系の微粒子などの天然高分子など
が挙げられる。 また、無機微粒子としてはシリカ、ク
レー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナホワイ
ト、水酸化アルミニウム、タルク、ベントナイト、酸化
チタン等、コロイダルシリカ等で知られる無水ケイ酸、
含水ケイ酸、含水ケイ酸カルシウム、含水ケイ酸アルミ
ニウム等のホワイトカーボン、アルミナゾルなどが挙げ
られる。
微粒子としてはポリメタクリル酸メチル、ポリスチレ
ン、フッ素樹脂系のビニル系樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド等の
熱可塑性樹脂、ポリベンゾグアナミン樹脂、あるいは尿
素樹脂等の熱硬化性樹脂からなる合成樹脂微粒子、もし
くはセルロース、澱粉系の微粒子などの天然高分子など
が挙げられる。 また、無機微粒子としてはシリカ、ク
レー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナホワイ
ト、水酸化アルミニウム、タルク、ベントナイト、酸化
チタン等、コロイダルシリカ等で知られる無水ケイ酸、
含水ケイ酸、含水ケイ酸カルシウム、含水ケイ酸アルミ
ニウム等のホワイトカーボン、アルミナゾルなどが挙げ
られる。
【0024】そして好ましくは、平均粒子径1〜12μ
mの微粒子であって、受像層中の固形分総量に対して、
通常10〜50重量%程度を含有させる。もし、含有割
合が少なすぎると乾燥性、耐ブロッキング性が十分に得
られず、また多すぎると基材との密着性が著しく低下
し、粉落ち等の問題が発生する。
mの微粒子であって、受像層中の固形分総量に対して、
通常10〜50重量%程度を含有させる。もし、含有割
合が少なすぎると乾燥性、耐ブロッキング性が十分に得
られず、また多すぎると基材との密着性が著しく低下
し、粉落ち等の問題が発生する。
【0025】また、受像層には、目的に応じて、前記し
た以外のその他の樹脂、あるいは、界面活性剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、PH調整剤、消泡剤その他添加剤
を性能を逸脱しない範囲で適宜混合しても良い。受像層
の厚みは、通常、1〜50μm程度、好ましくは3〜2
0μm程度である。厚みが薄すぎると乾燥性、染着性が
不足し、逆に厚すぎるとコスト高、且つ塗工手段等の諸
問題も伴う。
た以外のその他の樹脂、あるいは、界面活性剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、PH調整剤、消泡剤その他添加剤
を性能を逸脱しない範囲で適宜混合しても良い。受像層
の厚みは、通常、1〜50μm程度、好ましくは3〜2
0μm程度である。厚みが薄すぎると乾燥性、染着性が
不足し、逆に厚すぎるとコスト高、且つ塗工手段等の諸
問題も伴う。
【0026】アンカー層に使用するバインダーポリマー
としてはウレタン−塩酢ビポリマーが好ましく、このウ
レタン−塩酢ビポリマーとはウレタンポリマー、塩酢ビ
ポリマーの混合物、もしくはウレタンと塩酢ビの共重合
体いずれでも良く、また、相溶する他のポリマー種との
混合物でも良い。このウレタン−塩酢ビポリマーを主成
分とすることで、基材、受像層の双方の密着性に優れた
アンカー層が得られ、全体の密着性に優れた媒体を得る
ことが出来る。
としてはウレタン−塩酢ビポリマーが好ましく、このウ
レタン−塩酢ビポリマーとはウレタンポリマー、塩酢ビ
ポリマーの混合物、もしくはウレタンと塩酢ビの共重合
体いずれでも良く、また、相溶する他のポリマー種との
混合物でも良い。このウレタン−塩酢ビポリマーを主成
分とすることで、基材、受像層の双方の密着性に優れた
アンカー層が得られ、全体の密着性に優れた媒体を得る
ことが出来る。
【0027】アンカー層に使用する着色剤微粒子として
は例えばカーボンブラックに代表される黒色顔料、酸化
チタンなどの白色顔料、無機および有機金属錯体で構成
される有色顔料が挙げられる。
は例えばカーボンブラックに代表される黒色顔料、酸化
チタンなどの白色顔料、無機および有機金属錯体で構成
される有色顔料が挙げられる。
【0028】そして好ましくは平均粒子径0.05〜
0.5μmの微粒子であって、アンカー層中の固形分総
量に対して、通常20〜50重量%程度を含有させる。
もし、含有割合が少なすぎると受像層の吸水性の補助性
能が十分に得られず、また多すぎると基材との密着性が
低下し好ましくない。
0.5μmの微粒子であって、アンカー層中の固形分総
量に対して、通常20〜50重量%程度を含有させる。
もし、含有割合が少なすぎると受像層の吸水性の補助性
能が十分に得られず、また多すぎると基材との密着性が
低下し好ましくない。
【0029】アンカー層の厚みは、通常、0.5〜3μ
m程度、好ましくは1〜2μm程度である。厚みが薄す
ぎると受像層の吸水性の補助性能が十分に得られず、逆
に厚すぎるとコスト高、且つ塗工手段等の諸問題も伴
う。
m程度、好ましくは1〜2μm程度である。厚みが薄す
ぎると受像層の吸水性の補助性能が十分に得られず、逆
に厚すぎるとコスト高、且つ塗工手段等の諸問題も伴
う。
【0030】以上のようなアンカー層や受像層のそれぞ
れを形成する際に使用するアンカー層塗布組成物や受像
層塗布組成物は、いずれも、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラ
ン、酢酸エチル、トルエン、キシレン等の一種または二
種以上の混合溶剤を用いた10〜50質量%溶液の塗工
液として使用する。
れを形成する際に使用するアンカー層塗布組成物や受像
層塗布組成物は、いずれも、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラ
ン、酢酸エチル、トルエン、キシレン等の一種または二
種以上の混合溶剤を用いた10〜50質量%溶液の塗工
液として使用する。
【0031】アンカー層や受像層の形成は、上記主剤及
び硬化剤を適宜な当量比で混合した塗工液を、支持体の
少なくとも片面に、グラビアコート、コンマコート、ロ
ールコート、スプレーコート、ワイヤーバーコート等の
公知の塗工手段によって塗工すれば良い。
び硬化剤を適宜な当量比で混合した塗工液を、支持体の
少なくとも片面に、グラビアコート、コンマコート、ロ
ールコート、スプレーコート、ワイヤーバーコート等の
公知の塗工手段によって塗工すれば良い。
【0032】アンカー層と受像層とを設ける支持体とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンが使用できる。基材の厚みは用途に応じて強度を考慮
して適宜選択され特に制限されないが、例えば通常5〜
200μm程度とする。また、基材の表面には、該表面
に設ける、受像層の接着性向上を目的に、コロナ放電処
理やポリウレタン樹脂等によるアンカー層等の公知の易
接着処理をしても良い。
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンが使用できる。基材の厚みは用途に応じて強度を考慮
して適宜選択され特に制限されないが、例えば通常5〜
200μm程度とする。また、基材の表面には、該表面
に設ける、受像層の接着性向上を目的に、コロナ放電処
理やポリウレタン樹脂等によるアンカー層等の公知の易
接着処理をしても良い。
【0033】なお、本発明のインクジェット記録用フィ
ルムに使用され得る水性インクは、公知のインクジェッ
ト用のインクであり、通常、水溶性染料、湿潤剤、染料
可溶化剤、防腐剤、水、水混和性有機溶剤等からなる。
ルムに使用され得る水性インクは、公知のインクジェッ
ト用のインクであり、通常、水溶性染料、湿潤剤、染料
可溶化剤、防腐剤、水、水混和性有機溶剤等からなる。
【0034】<作用>以上説明したように、本発明のイ
ンクジェット記録用フィルムでは、基材上にウレタン−
塩酢ビポリマーを主成分とするアンカー層、親水性ポリ
マー、多孔質微粒子を主成分とする受像層を順次積層し
て構成されることでインクジェット出力時の乾燥性、イ
ンク中の染料の染着性、受像層被膜の耐水性、また、プ
ラスチックフィルムへの密着性を有する優れた性能のも
のが得られる。
ンクジェット記録用フィルムでは、基材上にウレタン−
塩酢ビポリマーを主成分とするアンカー層、親水性ポリ
マー、多孔質微粒子を主成分とする受像層を順次積層し
て構成されることでインクジェット出力時の乾燥性、イ
ンク中の染料の染着性、受像層被膜の耐水性、また、プ
ラスチックフィルムへの密着性を有する優れた性能のも
のが得られる。
【0035】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに具体的に説明する。文中、「部」は特に断りのない
限り質量基準であり、また、固形分基準である。
らに具体的に説明する。文中、「部」は特に断りのない
限り質量基準であり、また、固形分基準である。
【0036】<実施例1>膜厚40μmの表面を易接着
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、ポリウレタンエマルション
(大日本インキ化学工業製;パテラコールExp.97
05,固形分15%)50部に、平均粒子径8μmのシ
リカ微粒子(水澤化学製;ミズカシルP−78D)を固
形分15%で水に分散した液50部を混合分散した受像
層塗液をワイヤーバーコーティングにより乾燥後膜厚が
10μmとなるように積層塗布した後、50℃の乾燥器
内で5分間乾燥し、インクジェット記録用フィルムを得
た。
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、ポリウレタンエマルション
(大日本インキ化学工業製;パテラコールExp.97
05,固形分15%)50部に、平均粒子径8μmのシ
リカ微粒子(水澤化学製;ミズカシルP−78D)を固
形分15%で水に分散した液50部を混合分散した受像
層塗液をワイヤーバーコーティングにより乾燥後膜厚が
10μmとなるように積層塗布した後、50℃の乾燥器
内で5分間乾燥し、インクジェット記録用フィルムを得
た。
【0037】<実施例2>実施例1におけるシリカ微粒
子を平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化学製;
ミズカシルP−78F)を使用した以外、実施例1と同
様にしてインクジェット記録用フィルムを得た。
子を平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化学製;
ミズカシルP−78F)を使用した以外、実施例1と同
様にしてインクジェット記録用フィルムを得た。
【0038】<実施例3>膜厚40μmの表面を易接着
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、ポリウレタンエマルション
(高松油脂製;NS−310X,固形分15%)50部
に、平均粒子径8μmのシリカ微粒子(水澤化学製;ミ
ズカシルP−78D)を固形分15%で水に分散した液
50部を混合分散した受像層塗液をワイヤーバーコーテ
ィングにより乾燥後膜厚が10μmとなるように積層塗
布した後、50℃の乾燥器内で5分間乾燥し、インクジ
ェット記録用フィルムを得た。
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、ポリウレタンエマルション
(高松油脂製;NS−310X,固形分15%)50部
に、平均粒子径8μmのシリカ微粒子(水澤化学製;ミ
ズカシルP−78D)を固形分15%で水に分散した液
50部を混合分散した受像層塗液をワイヤーバーコーテ
ィングにより乾燥後膜厚が10μmとなるように積層塗
布した後、50℃の乾燥器内で5分間乾燥し、インクジ
ェット記録用フィルムを得た。
【0039】<実施例4>実施例3におけるシリカ微粒
子を平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化学製;
P−78F)を使用した以外、実施例3と同様にしてイ
ンクジェット記録用フィルムを得た。
子を平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化学製;
P−78F)を使用した以外、実施例3と同様にしてイ
ンクジェット記録用フィルムを得た。
【0040】<比較例1>膜厚40μmの表面を易接着
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、ポリビニルアルコール(クラ
レ製;PVA−117)の固形分15%の水溶液50部
に、平均粒子径8μmのシリカ微粒子(水澤化学製;ミ
ズカシルP−78D)を固形分15%で水に分散した液
50部を混合分散した受像層塗液をワイヤーバーコーテ
ィングにより乾燥後膜厚が10μmとなるように積層塗
布した後、50℃の乾燥器内で5分間乾燥し、インクジ
ェット記録用フィルムを得た。
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、ポリビニルアルコール(クラ
レ製;PVA−117)の固形分15%の水溶液50部
に、平均粒子径8μmのシリカ微粒子(水澤化学製;ミ
ズカシルP−78D)を固形分15%で水に分散した液
50部を混合分散した受像層塗液をワイヤーバーコーテ
ィングにより乾燥後膜厚が10μmとなるように積層塗
布した後、50℃の乾燥器内で5分間乾燥し、インクジ
ェット記録用フィルムを得た。
【0041】<比較例2>比較例1におけるシリカ微粒
子を平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化学製;
ミズカシルP−78F)を使用した以外、比較例1と同
様にしてインクジェット記録用フィルムを得た。
子を平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化学製;
ミズカシルP−78F)を使用した以外、比較例1と同
様にしてインクジェット記録用フィルムを得た。
【0042】<比較例3>膜厚40μmの表面を易接着
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、カチオン変性アクリル共重合
体溶液(日本純薬製;SP−50TF,固形分20%)
50部に、平均粒子径8μmのシリカ微粒子(水澤化学
製;ミズカシルP−78D)を固形分15%で水に分散
した液65部を混合分散した受像層塗液をワイヤーバー
コーティングにより乾燥後膜厚が10μmとなるように
積層塗布した後、50℃の乾燥器内で5分間乾燥し、イ
ンクジェット記録用フィルムを得た。
処理したポリエチレンフィルム(大日本インキ化学工業
製;DIFAREN241T)上にグラビア印刷用白イ
ンキ(東洋インキ製造製;PP封筒用白)をワイヤーバ
ーコーティングにより乾燥後膜厚が2μmとなるように
塗布した後、50℃の乾燥器内で2分間乾燥し、アンカ
ー層を形成した。その後、カチオン変性アクリル共重合
体溶液(日本純薬製;SP−50TF,固形分20%)
50部に、平均粒子径8μmのシリカ微粒子(水澤化学
製;ミズカシルP−78D)を固形分15%で水に分散
した液65部を混合分散した受像層塗液をワイヤーバー
コーティングにより乾燥後膜厚が10μmとなるように
積層塗布した後、50℃の乾燥器内で5分間乾燥し、イ
ンクジェット記録用フィルムを得た。
【0043】<比較例4>比較例3におけるシリカ微粒
子として、平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化
学製;ミズカシルP−78F)を使用した以外、比較例
3と同様にしてインクジェット記録用フィルムを得た。
子として、平均粒子径12μmのシリカ微粒子(水澤化
学製;ミズカシルP−78F)を使用した以外、比較例
3と同様にしてインクジェット記録用フィルムを得た。
【0044】<媒体評価>得られたインクジェット記録
用フィルムに、サイテックスデジタルプリントシステム
によりモノクロテスト画像(文字、バーコード、ベタ
等)を出力速度40m/minで出力し、以下の評価基
準に基づいて媒体評価を行った。これらの評価結果を表
1に示す。
用フィルムに、サイテックスデジタルプリントシステム
によりモノクロテスト画像(文字、バーコード、ベタ
等)を出力速度40m/minで出力し、以下の評価基
準に基づいて媒体評価を行った。これらの評価結果を表
1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】〔乾燥性〕出力直後、出力部を擦った時の
インクの尾引き具合を目視で評価した。 ◎;全く尾引かない。 ○;やや尾引くが、元の画像濃度に影響はない。 △;元の画像濃度ににも影響を及ぼす尾引き。 ×;ほとんどのインクが尾引く。 〔耐水性〕受像層に水をあて擦った時の受像層の状態を
目視で評価した。 ◎;全く損傷なし。 ○;表面が僅かに損傷。 △;大部分が損傷。 ×;受像層が溶解する。
インクの尾引き具合を目視で評価した。 ◎;全く尾引かない。 ○;やや尾引くが、元の画像濃度に影響はない。 △;元の画像濃度ににも影響を及ぼす尾引き。 ×;ほとんどのインクが尾引く。 〔耐水性〕受像層に水をあて擦った時の受像層の状態を
目視で評価した。 ◎;全く損傷なし。 ○;表面が僅かに損傷。 △;大部分が損傷。 ×;受像層が溶解する。
【0047】〔染着性〕出力部に水を当て、拭き取り前
後の反射濃度値の変化(前/後)により評価した。 ◎;90%以上 ○;80−90% △;60−80% ×;60%以下 〔密着性〕受像層の密着性を記録部上のセロテープ剥離
試験により評価した。 ◎;剥離なし ○;表面がやや剥離 △;大半が剥離 ×;すべて剥離 〔吸水量の測定〕動的走査吸液計(協和精工製、KM3
50−D1)により、接触時間0.1〜0.9secで
の吸水量を数回測定し、その平均値を媒体の吸水量とし
た。
後の反射濃度値の変化(前/後)により評価した。 ◎;90%以上 ○;80−90% △;60−80% ×;60%以下 〔密着性〕受像層の密着性を記録部上のセロテープ剥離
試験により評価した。 ◎;剥離なし ○;表面がやや剥離 △;大半が剥離 ×;すべて剥離 〔吸水量の測定〕動的走査吸液計(協和精工製、KM3
50−D1)により、接触時間0.1〜0.9secで
の吸水量を数回測定し、その平均値を媒体の吸水量とし
た。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、受像層
はいずれも高速インクジェット記録における乾燥性、イ
ンク染料の染着性、受像層被膜の耐水性に優れると共
に、ポリエチレン、ポリプロピレン基材へも良好な密着
性を示した。つまり、本発明によると乾燥性、耐水性、
染着性、密着性のトータルバランスに優れ、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン基材に直接出力し得る高速インクジ
ェット記録用フィルムおよびその製造方法を提供するこ
とが出来た。
はいずれも高速インクジェット記録における乾燥性、イ
ンク染料の染着性、受像層被膜の耐水性に優れると共
に、ポリエチレン、ポリプロピレン基材へも良好な密着
性を示した。つまり、本発明によると乾燥性、耐水性、
染着性、密着性のトータルバランスに優れ、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン基材に直接出力し得る高速インクジ
ェット記録用フィルムおよびその製造方法を提供するこ
とが出来た。
Claims (8)
- 【請求項1】プラスチックフィルムの基材上に、少なく
とも、ウレタン−塩酢ビポリマーを主成分に用いたアン
カー層と、親水性ポリマーおよび多孔質微粒子とを主成
分に用いた受像層とが、この順に積層してあることを特
徴とするインクジェット記録用フィルム。 - 【請求項2】前記アンカー層中に占める前記ウレタン−
塩酢ビポリマーの含有割合が、20〜70重量%である
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録
用フィルム。 - 【請求項3】前記アンカー層中には、20〜50重量%
の割合で着色剤微粒子も含有されていることを特徴とす
る請求項1又は2のいずれかに記載のインクジェット記
録用フィルム。 - 【請求項4】前記アンカー層は、接触時間0.1〜0.
9secでの吸水量が1〜5ml/m2 であることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェ
ット記録用フィルム。 - 【請求項5】前記受像層は、接触時間0.1〜0.9s
ecでの吸水量が20ml/m2 以上であることを特徴
とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェッ
ト記録用フィルム。 - 【請求項6】前記受像層中の多孔質微粒子は、吸油量が
1.5ml/g以上、平均粒子径が1〜12μmであっ
て、前記受像層中に占める含有割合が10〜50重量%
であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
載のインクジェット記録用フィルム。 - 【請求項7】前記基材は、ポリエチレンか又はポリプロ
ピレンの少なくともいずれかを用いたプラスチックフィ
ルムであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
に記載のインクジェット記録用フィルム。 - 【請求項8】プラスチックフィルムの基材上に、ウレタ
ン−塩酢ビポリマーを主成分に用いてアンカー層を、ま
た、親水性ポリマーおよび多孔質微粒子とを主成分に用
いた受像層とを、少なくともこの2層をこの順に積層す
ることによってインクジェット記録用フィルムを得るこ
とを特徴とするインクジェット記録用フィルムの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000303229A JP2002103802A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | インクジェット記録用フィルムとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000303229A JP2002103802A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | インクジェット記録用フィルムとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002103802A true JP2002103802A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18784450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000303229A Pending JP2002103802A (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | インクジェット記録用フィルムとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002103802A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008115012A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-05-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| KR101066720B1 (ko) * | 2008-09-29 | 2011-09-21 | 주식회사 중원지.엘.비 | 친환경 광고용 인쇄 시트 |
| WO2012133301A1 (ja) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Dic株式会社 | インクジェット記録媒体、印刷物、それらの製造方法及び包装材 |
| WO2013047491A1 (ja) | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Dic株式会社 | インクジェットインク用記録媒体、インクジェット印刷物及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-10-03 JP JP2000303229A patent/JP2002103802A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008115012A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-05-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| KR101066720B1 (ko) * | 2008-09-29 | 2011-09-21 | 주식회사 중원지.엘.비 | 친환경 광고용 인쇄 시트 |
| WO2012133301A1 (ja) | 2011-03-31 | 2012-10-04 | Dic株式会社 | インクジェット記録媒体、印刷物、それらの製造方法及び包装材 |
| US9017779B2 (en) | 2011-03-31 | 2015-04-28 | Dic Corporation | Inkjet recording medium, printed material, method for producing same, and package |
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| KR20140051429A (ko) | 2011-09-30 | 2014-04-30 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 잉크젯 잉크용 기록 매체, 잉크젯 인쇄물 및 그 제조 방법 |
| US9005726B2 (en) | 2011-09-30 | 2015-04-14 | Dic Corporation | Recording medium for ink jet ink, ink jet printed material, and method for producing the same |
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