JP2001322347A - インクジェット印刷方法 - Google Patents

インクジェット印刷方法

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JP2001322347A
JP2001322347A JP2001087670A JP2001087670A JP2001322347A JP 2001322347 A JP2001322347 A JP 2001322347A JP 2001087670 A JP2001087670 A JP 2001087670A JP 2001087670 A JP2001087670 A JP 2001087670A JP 2001322347 A JP2001322347 A JP 2001322347A
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ink
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poly
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Tienteh Chen
チェン ティンテー
Lixin Chu
チュウ リキシン
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、インク乾燥時間が迅速なイ
ンクジェット記録要素を用いるインクジェット印刷方法
及び画質が良好なインクジェット記録要素を用いるイン
クジェット印刷方法を提供することである。 【解決手段】 A)デジタルデータ信号に応答するイン
クジェットプリンタを用意し;B)20℃未満のTgを
有する有機ポリマーで封入された無機粒子を含む画像受
容層をその上に有する基材を含んでなるインクジェット
記録要素を、前記プリンタに装填し、ここで前記無機粒
子の前記有機ポリマーに対する重量比が20〜0.2で
あり;C)前記プリンタにインクジェットインク組成物
を装填し;そしてD)前記デジタルデータ信号に応じて
前記インクジェットインクを用いて、前記インクジェッ
ト記録要素上に印刷する工程を含むインクジェット印刷
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット印
刷方法に関する。更に詳細には、本発明は封入粒子を含
有するインクジェット記録要素を用いるインクジェット
印刷方法に関する。典型的なインクジェット記録方式又
は印刷方式では、インク液滴をノズルから高スピードで
記録要素又は記録媒体に向けて射出して媒体上に画像を
形成する。インク液滴又は記録液は、一般に記録剤、例
えば、色素もしくは顔料、及び大量の溶剤を含む。溶剤
もしくはキャリヤ液は、典型的に水、有機材料、例え
ば、一価アルコール、多価アルコール又はそれらの混合
物から調製する。
【0002】インクジェット記録要素は、典型的に、そ
の表面の少なくとも一面上に、インク受容層もしくは画
像形成層を有する支持体を含み、これらの要素として
は、反射により視るためのものであって不透明支持体を
有するもの、及び透過光により視るためのものであって
透明支持体を有するものが挙げられる。インクジェット
装置で使用するための画像記録要素として広範囲の各種
タイプの要素がこれまで提案されているが、当該技術分
野においては多くの未解決の課題があり、既知製品には
多くの欠点があり、それらの商業上の有用性が限定され
てきた。
【0003】このような画像記録要素に写真品質画像を
形成し且つ保持するためには、インクジェット記録要素
は以下の要件を満たさなければならないことは周知であ
る:不均一濃度の原因となるプッディング、すなわち隣
接するインク液滴の凝集物が発生しないように、容易に
湿潤すること;画像ブリーディングを示さないこと;積
重ねた際、要素が次のプリント又は他の面とブロッキン
グしないように、高濃度のインクを吸収でき、しかも迅
速乾燥ができる能力を示すこと;支持体及び/又は層間
の相互反応による不連続性又は欠損、例えば、クラッキ
ング、撥水性、櫛状の線等を示さないこと;吸収されな
い色素が自由表面で凝集して、色素が結晶化し、その結
果、画像域にブルーム効果もしくはブロンジング効果を
引き起こすことがないこと;水との接触又は昼光、タン
グステン光もしくは蛍光の照射による退色を防止するた
めに、最適の画像堅牢性を有すること。
【0004】ほとんど瞬時にインクを乾燥し、同時に良
好な画質が得られるインクジェット記録要素が望まし
い。しかしながら、記録要素が適応しなければならない
インク組成及びインク容量の範囲が広いので、インクジ
ェット記録媒体に求められるこれらの要件を同時に達成
することは困難である。多孔性もしくは非多孔性支持体
の一面もしくは両面上の適切な画像受容層として作用す
る、多孔性もしくは非多孔性単一層コーティングもしく
は多層コーティングを用いる、インクジェット記録要素
が知られている。非多孔性コーティングを用いる記録要
素は、典型的に良好な画質を有するが、インク乾燥時間
については劣っている。多孔性コーティングを用いる記
録要素は、典型的にコロイド状微粒子を含有し、画質は
良好ではないが、乾燥時間については優れている。
【0005】インクジェット印刷に用いるために、広範
囲の各種タイプの多孔性画像記録要素が知られている
が、当該技術分野においては、多くの未解決の課題があ
り、既知製品には多くの欠点があり、それらの商業上の
有用性が著しく限定されてきた。多孔性画像形成層の製
造に対する挑戦は、クラッキングなしに光沢レベルを高
め、色濃度を高め、且つ乾燥時間を早めることである。
【0006】
【従来の技術】ヨーロッパ特許第813,978号は、
微粒子、親水性バインダー及び油滴を含んでなるインク
吸収層を用いるインクジェット記録要素に関する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ヨーロッパ特許第81
3,978号の要素は、油滴が表面まで遊動し、画像外
観の変化を引き起こすという課題がある。本発明の目的
は、インク乾燥時間が迅速なインクジェット記録要素を
用いるインクジェット印刷方法を提供することである。
本発明の別の目的は、画質が良好なインクジェット記録
要素を用いるインクジェット印刷方法を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの及び他の目的
は、A)デジタルデータ信号に応答するインクジェット
プリンタを用意し; B)20℃未満のTgを有する有機ポリマーで封入され
た無機粒子を含む画像受容層をその上に有する基材を含
んでなるインクジェット記録要素を、前記プリンタに装
填し、ここで前記無機粒子の前記有機ポリマーに対する
重量比が20〜0.2であり; C)前記プリンタにインクジェットインク組成物を装填
し;そして D)前記デジタルデータ信号に応じて前記インクジェッ
トインクを用いて、前記インクジェット記録要素上に印
刷する 工程を含むインクジェット印刷方法である本発明により
達成される。
【0009】本発明方法により得られるインクジェット
記録要素によれば、迅速なインク乾燥時間及び良好な画
質が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いる支持体(基材)
は、紙のように多孔性であっても、又は樹脂被覆紙;合
成紙、例えば、Teslin(登録商標)もしくはTyv
ek(登録商標);含浸紙、例えば、Duraform
(登録商標);セルロースアセテートもしくはポリエステ
ルフィルムのように非多孔性であってもよい。画像受容
層の支持体への接着性を向上させるために、基材表面を
処理してもよい。例えば、画像受容層を支持体に施す前
に、その表面にコロナ放電処理を行ってもよい。或いは
アンダーコート層又は下塗り層、例えば、ハロゲン化フ
ェノール又は部分加水分解塩化ビニル−酢酸ビニルコポ
リマーから形成した層を支持体表面に施すこともでき
る。
【0011】本発明には、任意の無機粒子、例えば、金
属酸化物又は金属水酸化物を用いることができる。本発
明の好ましい態様において、金属酸化物は、Nalco
(登録商標)(Nalco Co.)、Ludox(登録
商標)(DuPont Corp)、Snowtex
(登録商標)(Nissan Chemical C
o.)として市販されているシリカ、アルミナ、ジルコ
ニア又はチタニアである。本発明の別の好ましい態様に
おいて、前記粒子の粒径は5nm〜1000nmであ
る。
【0012】本発明に用いられる封入粒子は、無機コロ
イド表面を変性させるためのシランカップリング化学反
応、それに続く乳化重合により調製することができる。
この乳化重合については“Emulsion Poly
merization and Emulsion P
olymers”、P.A.Lovell及びM.S.
El−Aassar,John Wiley and
Sons、1997に記載されている。
【0013】無機コロイドの変性に有用なシランカップ
リング剤としては、3−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルジエトキシメチルシラン、3−アミノプロ
ピルジメトキシメチルシラン、3−アミノプロピルエト
キシジメチルシラン、3−アミノプロピルメトキシジメ
チルシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、4−アミノブチルトリエト
キシシラン、4−アミノブチルトリメトキシシラン、N
−(2−アミノエチル)−3−アミノイソブチルメチル
ジメトキシシラン、及びGelestカタログ、第10
5〜259頁(1997)に列挙の他のシランカプラー
剤が挙げられる。本発明に用いられる無機コロイドを変
性するのに最も好ましいシランカプラー剤としては、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルジエトキ
シメチルシラン、3−アミノプロピルジメトキシメチル
シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメ
チルジエトキシシランが挙げられる。
【0014】本発明に用いられる無機粒子の封入に使用
される有機ポリマーは、20℃未満、好ましくは−50
℃〜20℃のTgを有する。本発明に用いることができ
るこれらのポリマーの例としては、以下のモノマーから
誘導されるホモポリマー又はコポリマーである:n−ブ
チルアクリレート、n−エチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、メトキシエチルアクリレー
ト、メトキシエトキシーエチルアクリレート、エトキシ
エチルアクリレート、エトキシエトキシエチルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルーメタクリレート,n−プロ
ピルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート等、
並びにカチオン性モノマー、例えば、トリメチルアンモ
ニウムエチルアクリレート及びトリメチルアンモニウム
エチルメタクリレートの塩、トリエチルアンモニウムエ
チルアクリレート及びトリエチルアンモニウムエチルメ
タクリレートの塩、ジメチルベンジルアンモニウムエチ
ルアクリレート及びジメチルベンジルアンモニウムエチ
ルメタクリレートの塩、ジメチルブチルアンモニウムー
エチルアクリレート及びジメチルブチルアンモニウムエ
チルメタクリレートの塩、ジメチルヘキシルアンモニウ
ムエチルアクリレート及びジメチルヘキシルアンモニウ
ムエチルメタクリレートの塩、ジメチルオクチルアンモ
ニウムエチルアクリレート及びジメチルオクチルアンモ
ニウムエチルメタクリレートの塩、ジメチルドデセイル
(dodeceyl)アンモニウムエチルアクリレート
及びジメチルドデセシル(docecyl)アンモニウ
ムエチルメタクリレートの塩、ジメチルオクタデシルー
アンモニウムエチルアクリレート及びジメチルオクタデ
シルアンモニウムエチルメタクリレートの塩等が挙げら
れる。使用可能なこれらカチオン性モノマーの塩として
は、クロライド、ブロマイド、メチルサルフェート、ト
リフラート等が挙げられる。
【0015】本発明に用いることができる有機ポリマー
の例としては、ポリ(n−ブチルアクリレートーコービ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライド)、ポ
リ(n−ブチルアクリレートーコービニルベンジルトリ
メチルアンモニウムブロマイド)、ポリ(n−ブチルア
クリレートーコービニルベンジルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド)、ポリ(n−ブチルアクリレート
ーコービニルベンジルジメチルオクタデシルアンモニウ
ムクロライド)が挙げられる。本発明の好ましい態様に
おいて、ポリマーは、ポリ(n−ブチルアクリレー
ト)、ポリ(2−エチルヘキシルアクリレート)、ポリ
(メトキシエチルアクリレート)、ポリ(エトキシーエ
チルアクリレート)、ポリ(n−ブチルアクリレートー
コートリメチルアンモニウムエチルアクリレート)、ポ
リ(n−ブチルアクリレートーコートリメチルアンモニ
ウムエチルメタクリレート)又はポリ(n−ブチルアク
リレートーコービニルベンジルジトリメチルアンモニウ
ムクロライド)が挙げられる。
【0016】以下は、本発明に使用できる有機ポリマー
で封入された無機粒子の例である:
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】 バインダー、例えば、水溶性ポリマー、例えば、ポリ
(ビニルアルコール)、ゼラチン、ポリ(ビニルピロリ
ドン)、ポリ(2−エチル−2−オキサゾリン)、ポリ
(2−メチル−2−オキサゾリン)、ポリ(アクリルア
ミド)、キトサン、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等も本発明方法に用いられる画像記録層に使
用できる。他のバインダー、例えば、低Tgポリマーラ
テックス、例えば、ポリ(スチレン−コ−ブタジエ
ン)、ポリウレタンラテックス、ポリエステルラテック
ス、ポリ(n−ブチルアクリレート)、ポリ(n−ブチ
ルメタクリレート)、ポリ(2−エチルヘキシルアクリ
レート)、n−ブチルアクリレートとエチルアクリレー
トのコポリマー、ビニルアセテートとn−ブリルアクリ
レートのコポリマー等も使用できる。
【0019】他の添加物、例えば、硝酸のようなpH改
質剤、架橋剤、流動性改質剤、界面活性剤、UV吸収
剤、殺生剤、滑剤、色素、色素定着剤又は媒染剤、蛍光
増白剤等を画像記録層に包含させてもよい。前記インク
ジェットコーティングを基材の一方の面もしくは両面上
に、慣用の予備計量又は後計量塗布法、例えば、ブレー
ド、エアナイフ、ロッド、ロール塗布法等により施すこ
とができる。塗布法の選択は、操作の経済性の観点から
決定し、その後、塗布固形分、塗布粘度及び塗布スピー
ドのような配合仕様を決定する。
【0020】画像受容層の厚さは、1〜60μm、好ま
しくは5〜40μmの範囲であってよい。塗布後、イン
クジェット記録要素をカレンダリング又はスーパーカレ
ンダリングに付して表面の平滑性を高める。本発明の好
ましい態様においては、インクジェット記録要素を、6
5℃の温度及び14000kg/mの圧力で、0.15
m/秒〜0.3m/秒のスピードの熱ソフトニップカレ
ンダリングに付す。
【0021】本発明方法に用いられる記録要素を画像化
するために用いられるインクジェットインクは、当該技
術分野において周知である。インクジェット印刷に用い
られるインク組成物は、典型的に溶剤もしくはキャリヤ
液、色素もしくは顔料、保湿剤、有機溶剤、解膠剤、増
量剤、保恒剤等を含む液状組成物である。溶剤もしくは
キャリヤ液は、単に水であることも、又は他の水混和性
溶剤、例えば、多価アルコールとの混合物であることも
できる。有機材料、例えば、多価アルコールが主なキャ
リヤもしくは溶剤液であるインクも使用できる。水と多
価アルコールの混合溶剤が特に有用である。このような
組成物に用いられる色素は、典型的に水溶性の直接染料
又は酸性染料である。このような液状組成物は、従来技
術、例えば、米国特許第4,381,946号、米国特
許第4,239,543号及び米国特許第4,781,
758号にさらに詳細に記載されている。
【0022】以下の例により本発明を更に説明する。
【0023】
【実施例】例1−封入粒子1の合成 150gのNalco(登録商標)2329コロイド状
シリカ及び150gの蒸留水を、機械攪拌器及び窒素導
入口を備えた500mLの三口丸底フラスコ中で混合し
た。3gの3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン
を1分間かけて添加した。この混合物のpHを1NのH
Clを用いて徐々に4.0に調整した。分散体の粘度は
最初増加したが、酸の添加と共に再び減少した。1.2
gのセチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTA
B)及び0.6gのTritonX−100(登録商
標)を添加した。この分散体を1時間室温で攪拌した。
【0024】この溶液を恒温浴槽中で80℃まで加熱
し、次いで窒素を30分間パージした。0.12gの
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)
二塩酸塩を反応器に添加した。8gのn−ブチルアクリ
レート、5gのトリメチルアンモニウムエチルメタクリ
レート(メチルサルフェ−ト、80%固形分)、0.2
4gのCTAB,0.12gの2,2’−アゾビス(2
−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩、及び40gの
脱イオン水を含むモノマー乳液を反応器に1時間かけて
投入し、Nalco(登録商標)2329を封入した。
固形分%は20.1%であり、封入粒子の粒径は45n
mであった。例2 要素1 紙ベースを調製するために、93部の沈殿炭酸カルシウ
ム顔料(Alboglos−S(登録商標)、Spec
ialty Minerals Inc.)及び7部の
ポリ(ビニルアルコール)(Airvol 504(登
録商標)、Air Products and Che
micals)を水性媒体中で混合することによりコー
ティング懸濁液を調製した。この懸濁液を、Meyer
Rodを用いてGeorgia−Pacific10
0#紙ベースに乾燥厚さ50μmで施した。このコーテ
ィングを60℃で炉乾燥した。前記の封入粒子1の水性
分散体を、調製したベース上にMeyer Rodを用
いて乾燥厚さ10μmでコーティングした。このコーテ
ィングを60℃で炉乾燥した。
【0025】要素2 この要素は、コーティングが80部のコロイド状シリカ
(Nyacol(登録商標)IJ222,Akzo N
obel)及び20部の前記封入粒子1を含む水性分散
体であった以外は要素1と同様に調製した。比較要素1 この要素は、コーティングがコロイド状シリカ(Nya
col(登録商標)IJ222,Akzo Nobe
l)の水性分散体であった以外は要素1と同様に調製し
た。
【0026】比較要素2 この要素は、コーティングが85部のコロイド状シリカ
(Nyacol(登録商標)IJ222,Akzo N
obel)及び15部のポリウレタンラテックス(Wi
tcobond(登録商標)W−213,Witco
Corp.)の水性分散体であった以外は要素1と同様
に調製した。
【0027】比較要素3 この要素は、コーティングが90部のコロイド状シリカ
(Nalco(登録商標)2329、Nalco C
o.)及び10部のポリビニルアルコール(Airvo
l(登録商標)540,Air Products a
nd Chemicals)の水性分散体であった以外
は要素1と同様に調製した。印刷 Color Ink Cartridge S0201
91/IC3CL01を用いる色素ベースインク用のE
pson Stylus Color 740プリンタ
を用いて、画像を印刷した。これらの画像は、シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラック、緑、赤及び青の細片か
らなり、各細片は幅0.8cm、長さ20cmの長方形
であった。乾燥時間 プリンタから取出し直後に、一片のボンド紙を印刷画像
上に置き、平滑な重い重量物を用いてローリングした。
その後、ボンド紙を印刷画像から分離させた。ボンド紙
上に転写された色素の長さを測定して印刷画像を乾燥す
るのに必要な時間を評価した。ボンド紙上にインクが全
く転写されない場合を1としてランク付けした。少なく
とも1種類のカラー細片が完全に転写された場合は、乾
燥時間を5としてランク付けした。転写がその中間の長
さの場合は1と5の間にランク付けした。画質 画質を主観的に評価した。凝集は、固体充填域における
インクの非−均一性もしくはプディングと関連する。ブ
リーディングは、その意図した境界からのインク流出に
関連する。コーティングの外観 これらのコーティングを、クラッキング欠陥について目
視で調べた。以下の結果が得られた:
【0028】
【表3】 前記結果は、乾燥時間が不良で、クラッキングが発生
し、画質も不良である対照要素と比較して、本発明方法
に用いられる要素は、乾燥時間が良好で、クラッキング
が発生せず、画質も良好であることを示している。
【0029】
【発明の効果】本発明方法により得られるインクジェッ
ト記録要素によれば、インクの乾燥時間が迅速で、且つ
良好な画質が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)デジタルデータ信号に応答するイン
    クジェットプリンタを用意し; B)20℃未満のTgを有する有機ポリマーで封入され
    た無機粒子を含む画像受容層をその上に有する基材を含
    んでなるインクジェット記録要素を、前記プリンタに装
    填し、ここで前記無機粒子の前記有機ポリマーに対する
    重量比が20〜0.2であり; C)前記プリンタにインクジェットインク組成物を装填
    し;そして D)前記デジタルデータ信号に応じて前記インクジェッ
    トインクを用いて、前記インクジェット記録要素上に印
    刷する 工程を含むインクジェット印刷方法。
JP2001087670A 2000-03-27 2001-03-26 インクジェット印刷方法 Pending JP2001322347A (ja)

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