JP2002103705A - 印刷装置の用紙搬送機構 - Google Patents

印刷装置の用紙搬送機構

Info

Publication number
JP2002103705A
JP2002103705A JP2000297415A JP2000297415A JP2002103705A JP 2002103705 A JP2002103705 A JP 2002103705A JP 2000297415 A JP2000297415 A JP 2000297415A JP 2000297415 A JP2000297415 A JP 2000297415A JP 2002103705 A JP2002103705 A JP 2002103705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
transport
printing
print head
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000297415A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohide Hashimoto
博英 橋元
Koichi Koyama
耕一 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2000297415A priority Critical patent/JP2002103705A/ja
Publication of JP2002103705A publication Critical patent/JP2002103705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙の印刷エリアが制限を受けず全領域
で良好な印刷ができる印刷装置の用紙搬送機構を提供す
る。 【解決手段】 インクジェット式印刷ヘッド1に対して
所定距離Dだけ離れた位置に設けられた用紙搬送面2
と、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所定の印刷スピー
ドで搬送するように印刷用紙Pに搬送力を付与する用紙
搬送手段3とを有し、印刷用紙Pをインクジェット式印
刷ヘッド1の直下位置の用紙搬送面2上を所定の印刷ス
ピードで通過させる印刷装置の用紙搬送機構A1におい
て、インクジェット式印刷ヘッド1の少なくとも直下位
置を通過する印刷用紙Pを用紙搬送面2に吸引する用紙
吸引手段10を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インクジ
ェット式印刷ヘッド等の非接触式印刷ヘッドに対して印
刷用紙を搬送する印刷装置の用紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の印刷装置の用紙搬送機構
が図16に示されている。図16において、用紙搬送機
構Aは、非接触式印刷ヘッドであるインクジェット式印
刷ヘッド1に対して所定距離離れた位置に設けられた用
紙搬送面2を有し、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所
定の印刷スピードで搬送するように印刷用紙Pに搬送力
を付与する用紙搬送手段3が設けられている。
【0003】用紙搬送手段3は、インクジェット式印刷
ヘッド1より上流側に配置された上流側搬送部4と、イ
ンクジェット式印刷ヘッド1より下流側に配置された下
流側搬送部5とから構成されている。上流側搬送部4
は、互いに略圧接された上下一対の搬送ロール6a,6
bを有し、この一対の搬送ロール6a,6bは印刷用紙
Pをニップした状態で回転することによって印刷用紙P
に搬送力を付与する。下流側搬送部5は、互いに略圧接
された上下一対の搬送ロール7a,7bを有し、この一
対の搬送ロール7a,7bが印刷用紙Pをニップした状
態で回転することによって搬送力を付与する。尚、上側
の搬送ロール7aはスター形状を有している。
【0004】上記構成において、印刷部に搬送された印
刷用紙Pの先端が上流側搬送部4の一対の搬送ロール6
a,6b間に挿入され、この印刷用紙Pは一対の搬送ロ
ール6a,6bの回転によって搬送力を付与されて用紙
搬送面2を用紙搬送方向Tに移動される。印刷用紙Pの
先端が下流側搬送部5の一対の搬送ロール7a,7b間
に挿入されると、この一対の用紙搬送ロール7a,7b
の回転によっても搬送力を付与されて用紙搬送面2を移
動される。印刷用紙Pの後端が上流側搬送部4を抜ける
と、下流側搬送部5の搬送力のみによって用紙搬送面2
を搬送されることによって印刷部から排出される。この
ようにして印刷用紙Pはインクジェット式印刷ヘッド1
の直下位置の用紙搬送面2上を所定の印刷スピードで通
過し、この印刷用紙Pの搬送タイミングに同期してイン
クジェット式印刷ヘッド1からインクが噴射される。こ
の噴射インクが印刷用紙Pの所定箇所に着弾されて所定
のインク画像が形成される。
【0005】ところで、インクジェット式印刷ヘッド1
は印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離でないと、噴射イ
ンクが所定の印刷位置に着弾しないため、所望の画像を
印刷できない。従って、インクジェット式印刷ヘッド1
と印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離に安定保持される
エリアでしか印刷動作を実行することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の用紙搬送機
構Aでは、印刷用紙Pが上流側搬送部4と下流側搬送部
5との双方で保持されて初めて用紙搬送面1に密着さ
れ、インクジェット式印刷ヘッド1と印刷用紙Pとの距
離Dが所定の距離に安定保持される。しかし、上流側搬
送部4と下流側搬送部5とのいずれか一方でしか保持さ
れない状態ではインクジェット式印刷ヘッド1と印刷用
紙Pとの距離Dが所定の距離に安定保持されないため、
印刷動作を実行することができない。
【0007】つまり、印刷部へ搬送されてきた印刷用紙
Pの先端Paがインクジェット式印刷ヘッド1の直下位
置に来ても印刷することができず、図17に示すよう
に、印刷用紙Pの印刷開始ポイントは印刷用紙Pの先端
Paが下流側搬送部5の一対の搬送ロール7a,7b間
にニップされるポイントとなり、図17のE1エリアは
印刷されない非印刷エリアとされる。又、図18に示す
ように、印刷用紙Pの印刷終了ポイントは印刷用紙Pの
後端Pbが上流側搬送部4の一対の搬送ロール6a,6
b間にニップされているまでのポイントとなり、それ以
降では印刷用紙Pの後端側がインクジェット式印刷ヘッ
ド1の直下位置に位置しても印刷することができず、図
17のE2エリアは印刷されない非印刷エリアとされ
る。以上より、従来の用紙搬送機構Aでは印刷用紙Pの
印刷エリアが制限されるという問題があった。
【0008】尚、このような印刷エリアが制限される問
題は、印刷用紙Pとの距離が一定でないと正確な印刷が
できないインクジェット式印刷ヘッド以外の非接触式印
刷ヘッドでも同様に発生する。
【0009】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、印刷用紙の印刷エリアが制限
を受けず全領域で良好な印刷ができる印刷装置の用紙搬
送機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、非接
触式印刷ヘッドに対して所定距離離れた位置に設けられ
た用紙搬送面と、この用紙搬送面を印刷用紙が所定の印
刷スピードで搬送するように前記印刷用紙に搬送力を付
与する用紙搬送手段とを有し、前記印刷用紙を前記非接
触式印刷ヘッドの直下位置の前記用紙搬送面上を所定の
印刷スピードで通過させる印刷装置の用紙搬送機構にお
いて、前記非接触式印刷ヘッドの少なくとも直下位置を
通過する前記印刷用紙を前記用紙搬送面に吸引する用紙
吸引手段を設けたことを特徴とする。
【0011】この印刷装置の用紙搬送機構では、用紙搬
送手段の搬送力で用紙搬送面を搬送される印刷用紙は、
非接触式印刷ヘッドの直下位置では用紙吸引手段によっ
て用紙搬送面に吸引力で密着され、印刷用紙の搬送先端
が非接触式印刷ヘッドの直下位置に位置するときからで
も印刷用紙の搬送後端が非接触式印刷ヘッドの直下位置
に位置するまで非接触式印刷ヘッドと印刷用紙との距離
が一定に保持される。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の印刷装
置の用紙搬送機構であって、前記用紙搬送手段は、前記
非接触式印刷ヘッドより上流側で前記印刷用紙をニップ
した状態で搬送力を付与する上流側搬送部と、前記非接
触式印刷ヘッドより下流側で前記印刷用紙をニップした
状態で搬送力を付与する下流側搬送部とから構成された
ことを特徴とする。
【0013】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
1の発明の作用に加え、印刷用紙の先端が下流側搬送部
に達するまでは上流側搬送部で印刷用紙を搬送し、印刷
用紙の後端が上流側搬送部を抜けるまでは上流側搬送部
及び下流側搬送部で印刷用紙を搬送し、印刷用紙の後端
が上流側搬送部を抜けてからは下流側搬送部で印刷用紙
を搬送し、印刷用紙を上流搬側搬送部及び下流側搬送部
の少なくともいずれかで常にニップした状態で搬送され
る。
【0014】請求項3の発明は、請求項1記載の印刷装
置の用紙搬送機構であって、前記用紙搬送手段は、前記
非接触式印刷ヘッドの上流側から下流側に亘って配置さ
れたベルト面を前記用紙搬送面とし、移動するベルトと
の摩擦力で前記印刷用紙に搬送力を付与するベルト搬送
手段にて構成されたことを特徴とする。
【0015】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
1の発明の作用に加え、印刷用紙が搬送範囲の全域でベ
ルトによって搬送され、非接触式印刷ヘッドの上流側及
び下流側の位置に印刷用紙を搬送させる上流側搬送部や
下流側搬送部を設ける必要がない。
【0016】請求項4の発明は、請求項1記載の印刷装
置の用紙搬送機構であって、前記用紙搬送手段は、前記
非接触式印刷ヘッドより上流側で前記印刷用紙をニップ
した状態で搬送力を付与する上流側搬送部と、前記非接
触式印刷ヘッドの上流側から下流側に亘って配置された
ベルト面を前記用紙搬送面とし、移動するベルトとの摩
擦力で前記印刷用紙に搬送力を付与するベルト搬送手段
とから構成されたことを特徴とする。
【0017】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
1の発明の作用に加え、印刷用紙の後端が上流側搬送部
を抜けるまでは上流側搬送部で印刷用紙をニップした状
態で搬送すると共にベルト搬送手段によっても印刷用紙
に搬送力を付与し、又、印刷用紙の後端が上流側搬送部
を抜けてからはベルトによって搬送し、非接触式印刷ヘ
ッドの下流側の位置に印刷用紙を搬送させる下流側搬送
部を設ける必要がない。
【0018】請求項5の発明は、請求項1記載の印刷装
置の用紙搬送機構であって、前記用紙搬送手段は、前記
非接触式印刷ヘッドより下流側で前記印刷用紙をニップ
した状態で搬送力を付与する下流側搬送部と、前記非接
触式印刷ヘッドの上流側から下流側に亘って配置された
ベルト面を前記用紙搬送面とし、移動するベルトとの摩
擦力で前記印刷用紙に搬送力を付与するベルト搬送手段
とから構成されたことを特徴とする。
【0019】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
1の発明の作用に加え、印刷用紙の先端が下流側搬送部
に達するまではベルトによって搬送し、非接触式印刷ヘ
ッドの上流側の位置に印刷用紙を搬送させる上流側搬送
部を設ける必要がなく、又、印刷用紙の先端が下流搬送
部に達してからは下流搬送部で印刷用紙をニップした状
態で搬送する。
【0020】請求項6の発明は、請求項1記載の印刷装
置の用紙搬送機構であって、前記用紙搬送手段は、前記
非接触式印刷ヘッドより上流側で前記印刷用紙をニップ
した状態で搬送力を付与する上流側搬送部と、前記非接
触式印刷ヘッドより下流側で前記印刷用紙をニップした
状態で搬送力を付与する下流側搬送部と、前記非接触式
印刷ヘッドの上流側から下流側に亘って配置されたベル
ト面を前記用紙搬送面とし、移動するベルトとの摩擦力
で前記印刷用紙に搬送力を付与するベルト搬送手段とか
ら構成されたことを特徴とする。
【0021】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
1の発明の作用に加え、印刷用紙の先端が下流側搬送部
に達するまでは上流側搬送部で印刷用紙を搬送すると共
にベルト搬送手段によっても印刷用紙に搬送力を付与
し、印刷用紙の後端が上流側搬送部を抜けるまでは上流
側搬送部、ベルト搬送手段及び下流側搬送部で印刷用紙
を搬送し、印刷用紙の後端が上流側搬送部を抜けてから
は下流側搬送部で印刷用紙を搬送すると共にベルト搬送
手段によっても印刷用紙に搬送力を付与し、印刷用紙を
上流搬側搬送部及び下流側搬送部のいずれかで常にニッ
プした状態で搬送し、又、印刷用紙の先端が下流側搬送
部に達するまでと印刷用紙の後端が上流搬送部を抜けて
からはベルト搬送手段によっても印刷用紙に搬送力が付
与される。
【0022】請求項7の発明は、請求項3又は請求項5
記載の印刷装置の用紙搬送機構であって、前記用紙吸引
手段は、前記用紙搬送面となる前記ベルト面の全領域を
吸引領域としたことを特徴とする。
【0023】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
3又は請求項5の発明の作用に加え、印刷用紙はベルト
面の全領域で吸引力を受けながら搬送される。
【0024】請求項8の発明は、請求項2又は請求項4
又は請求項6記載の印刷装置の用紙搬送機構であって、
前記用紙吸引手段は、前記非接触式印刷ヘッドの直下位
置の前記用紙搬送面の位置を中心として狭い範囲のみを
吸引領域としたことを特徴とする。
【0025】この印刷装置の用紙搬送機構では、請求項
2又は請求項4又は請求項6の発明の作用に加え、用紙
吸引手段の吸引領域が小さい。
【0026】請求項9の発明は、請求項1〜請求項8記
載の印刷装置の用紙搬送機構であって、前記非接触式印
刷ヘッドは、前記印刷用紙にインクを噴射するインクジ
ェット式印刷ヘッドであることを特徴とする。
【0027】この印刷装置の用紙搬送機構では、インク
ジェット式印刷ヘッドについて請求項1〜請求項8の発
明と同様の作用が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0029】図1〜図3は本発明の第1実施形態を示
し、図1(A)は印刷装置の用紙搬送機構の概略構成
図、図1(B)は印刷用紙の先端がインクジェット式印
刷ヘッドの直下位置に位置する状態を示す概略構成図、
図1(C)は印刷用紙の後端がインクジェット式印刷ヘ
ッドの直下位置に位置する状態を示す概略構成図、図2
は用紙搬送機構の制御系の回路ブロック図、図3は用紙
搬送機構の制御時の各部のタイミングチャートである。
【0030】図1に示すように、印刷装置の用紙搬送機
構A1は、非接触式印刷ヘッドであるインクジェット式
印刷ヘッド1に対して所定距離離れた位置に設けられた
用紙搬送面2と、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所定
の印刷スピードで搬送するように該印刷用紙Pに搬送力
を付与する用紙搬送手段3と、インクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置付近を通過する印刷用紙Pを用紙搬送
面2に吸引する用紙吸引手段10と、用紙搬送面2を搬
送する印刷用紙Pの位置を検知する用紙検知センサ11
とから主に構成されている。
【0031】用紙搬送面2は、インクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置付近を除いては搬送用プレート12の
上面にて形成されている。インクジェット式印刷ヘッド
1の直下位置付近は、後述する吸引ボックス13の上面
部13aの上面にて形成されている。
【0032】用紙搬送手段3は、前記従来例と同一構成
であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略す
る。図3に示すように、上流側搬送部4の一対の搬送ロ
ール6a,6bは上流搬送モータM1の駆動で、下流側
搬送部5の一対の搬送ロール7a,7bは下流搬送モー
タM2の駆動でそれぞれ矢印方向に回転駆動される。
【0033】用紙吸引手段10は、上面部13aがイン
クジェット式印刷ヘッド1の直下位置付近の用紙搬送面
2を構成する吸引ボックス13と、この吸引ボックス1
3内を吸引する吸引ファン14とから構成されている。
吸引ボックス13の上面部13aには多数の吸引用孔1
3bが設けられており、吸引ファン14が駆動されると
用紙搬送面2より上方の空気が多数の吸引用孔13bを
介して吸引ボックス13内に吸引される。
【0034】用紙検知センサ11は、下流側搬送部5の
一対の搬送ロール7a,7bより搬送下流近傍を検知ポ
イントとし、用紙搬送経路を挟んで配置された発光部1
1aと受光部11bとから構成されている。
【0035】次に、用紙搬送機構A1の制御系を説明す
る。図2において、用紙検知センサ11の検知出力等の
ように制御に必要なデータは、制御手段であるCPU1
5に供給されている。CPU15は、上流搬送モータド
ライバ16、下流搬送モータドライバ17及び吸引ファ
ンドライバ18をそれぞれ制御することによって上流搬
送モータM1と下流搬送モータM2及び吸引ファン14
を駆動制御する。
【0036】次に、用紙搬送機構A1の作用を図3のタ
イミングチャートを参照しつつ説明する。印刷部に搬送
された印刷用紙Pの先端が上流側搬送部4の一対の搬送
ロール6a,6b間に挿入された状態にあって搬送スタ
ート信号がCPU15に供給されると、上流搬送モータ
M1と下流搬送モータM2及び吸引ファン14がそれぞ
れ駆動される。上流搬送モータM1は一対の搬送ロール
6a,6bが所定の印刷スピードSとなるように駆動
し、下流搬送モータM2は一対の搬送ロール7a,7b
も所定の搬送スピードSとなるように駆動される。先端
が一対の搬送ロール6a,6b間に配置された印刷用紙
Pは一対の搬送ロール6a,6bの回転によって搬送力
を付与されて用紙搬送面2を所定の印刷スピードSで用
紙搬送方向Tに移動される。
【0037】印刷用紙Pの先端が下流側搬送部5の一対
の搬送ロール7a,7b間に挿入されると、この一対の
用紙搬送ロール7a,7bの回転によっても搬送力を付
与されて用紙搬送面2を移動される。そして、印刷用紙
Pの先端を用紙検知センサ11が検知すると、上流搬送
モータM1は一対の搬送ロール6a,6bが所定の印刷
スピードSより若干遅いスピードとなるように駆動し、
下流搬送モータM2は一対の搬送ロール7a,7bが所
定の搬送スピードSのままで駆動される。印刷用紙Pの
後端が上流側搬送部4を抜けると、下流側搬送部5の搬
送力のみによって用紙搬送面2を搬送されることによっ
て印刷部から排出される。
【0038】又、印刷用紙Pがインクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置の用紙搬送面2上を通過する際には用
紙吸引手段10からの吸引力を受けて印刷用紙Pが用紙
搬送面2に密着される。
【0039】このようにして印刷用紙Pはインクジェッ
ト式印刷ヘッド1の直下位置の用紙搬送面2上を所定の
印刷スピードSで通過し、この印刷用紙Pの搬送タイミ
ングに同期してインクジェット式印刷ヘッド1から図示
しないインクが噴射されることによって印刷用紙Pの所
定箇所に噴射インクが着弾されて所定のインク画像が形
成される。
【0040】上記搬送動作過程にあって、印刷用紙Pが
インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置の用紙搬送面
2上を通過する際には、印刷用紙Pが用紙搬送面2に密
着されるため、上流側搬送部4と下流側搬送部5とのい
ずれか一方でしか保持されない状態でもインクジェット
式印刷ヘッド1と印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離に
安定保持され、印刷動作を実行することができる。
【0041】つまり、図1(B)に示すように、印刷用
紙Pの先端Paがインクジェット式印刷ヘッド1の直下
位置に来た位置で印刷を開始することができ、印刷用紙
Pの印刷開始ポイントは印刷用紙Pの先端Paからとな
る。又、図1(C)に示すように、印刷が進み印刷用紙
Pの後端Pbがインクジェット式印刷ヘッド1の直下位
置に来るまで印刷を行うことができ、印刷用紙Pの印刷
終了ポイントは印刷用紙Pの後端Pbとなる。以上よ
り、印刷用紙Pの印刷エリアが制限されず、全領域で良
好な印刷ができる。
【0042】この第1実施形態では、印刷用紙Pの先端
Paが下流側搬送部5に達するまでは上流側搬送部4で
印刷用紙Pを搬送し、印刷用紙Pの後端Pbが上流側搬
送部4を抜けるまでは上流側搬送部4及び下流側搬送部
5で印刷用紙Pを搬送し、印刷用紙Pの後端Pbが上流
側搬送部4を抜けてからは下流側搬送部5で印刷用紙P
を搬送し、印刷用紙Pを上流搬側搬送部4及び下流側搬
送部5の少なくともいずれかで常にニップした状態で搬
送するため、所定の印刷スピードSで確実に印刷用紙P
を搬送できる。
【0043】又、第1実施形態では、印刷用紙Pが上流
側搬送部4と下流側搬送部5との双方で搬送力を作用さ
せる区間にあっては、搬送下流側の下流側搬送部5が所
定の印刷スピードSで搬送し、上流側搬送部4がこれよ
り若干遅いスピードで搬送し、下流側搬送部5の主導に
よって所定の印刷スピードSで搬送されるため、上流側
搬送部4と下流側搬送部5との間に何らかの理由により
搬送スピード誤差が発生しても印刷用紙Pに弛みを発生
させることなく搬送できる。
【0044】図4〜図6は本発明の第2実施形態を示
し、図4は印刷装置の用紙搬送機構の概略構成図、図2
は用紙搬送機構の制御系の回路ブロック図、図3は用紙
搬送機構の制御時の各部のタイミングチャートである。
【0045】図4に示すように、印刷装置の用紙搬送機
構A2は、非接触式印刷ヘッドであるインクジェット式
印刷ヘッド1に対して所定距離離れた位置に設けられた
用紙搬送面2と、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所定
の印刷スピードで搬送するように印刷用紙Pに搬送力を
付与する用紙搬送手段19と、インクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置付近も含めて印刷用紙Pを用紙搬送面
2に吸引する用紙吸引手段22とから主に構成されてい
る。
【0046】用紙搬送面2は、インクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置付近をも含めて全ての範囲で後述する
ベルト21のベルト上面にて形成されている。
【0047】用紙搬送手段19は、間隔を置いて配置さ
れた一対のプーリ20,20と、この一対のプーリ2
0,20間に掛けられたエンドレスのベルト21とを有
するベルト搬送手段8にて構成されている。つまり、ベ
ルト搬送手段8は、インクジェット式印刷ヘッド1の上
流側から下流側に亘って配置されたベルト21のベルト
上面を用紙搬送面2とし、移動するベルト21との摩擦
力で印刷用紙Pに搬送力を付与する。ベルト21は、全
域でメッシュ構造のものであり、図5に示すサクション
モータM3の駆動で矢印方向に移動される。
【0048】用紙吸引手段22は、上面部23aがベル
ト21のベルト上面に下方から接触するように配置され
た吸引ボックス23と、この吸引ボックス23内を吸引
する吸引ファン24とから構成されている。吸引ボック
ス23の上面部23aには多数の吸引用孔23bが設け
られており、吸引ファン24が駆動されるとベルト上面
より上方の空気が多数の吸引用孔23bを介して吸引ボ
ックス23内に吸引される。
【0049】次に、用紙搬送機構A2の制御系を説明す
る。図5において、制御手段であるCPU15は、サク
ションモータドライバ25及び吸引ファンドライバ18
をそれぞれ制御することによってサクションモータM3
及び吸引ファン24を駆動制御する。
【0050】次に、用紙搬送機構A2の作用を図6のタ
イミングチャートを参照しつつ説明する。印刷部に搬送
された印刷用紙Pの先端がベルト21の上流側に載置さ
れた状態にあって搬送スタート信号がCPU15に供給
されると、サクションモータM3及び吸引ファン24が
それぞれ駆動される。サクションモータM3はベルト2
1が所定の印刷スピードSとなるように駆動される。
又、印刷用紙Pはインクジェット式印刷ヘッド1の直下
位置のみならずベルト21の全領域のベルト面で用紙吸
引手段19からの吸引力を受けて用紙搬送面2に密着さ
れる。
【0051】このようにして印刷用紙Pはインクジェッ
ト式印刷ヘッド1の直下位置のベルト面上を所定の印刷
スピードSで通過し、この印刷用紙Pの搬送タイミング
に同期してインクジェット式印刷ヘッド1からインクが
噴射されることによって印刷用紙Pの所定箇所に噴射イ
ンクが着弾されて所定のインク画像が形成される。
【0052】上記搬送動作過程にあって、印刷用紙Pが
インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置のベルト上面
を通過する際には、印刷用紙Pが用紙搬送面2であるベ
ルト上面に密着されるため、インクジェット式印刷ヘッ
ド1と印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離に安定保持さ
れ、印刷動作を実行することができる。つまり、印刷用
紙Pの先端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下位置
に来た位置で印刷を開始することができ、印刷が進み印
刷用紙Pの後端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下
位置に来るまで印刷を行うことができる。以上より、印
刷用紙Pの印刷エリアが制限されず、全領域で良好な印
刷ができる。
【0053】この第2実施形態では、印刷用紙Pが搬送
範囲の全域でベルト21によって搬送され、インクジェ
ット式印刷ヘッド1の上流側及び下流側の位置に印刷用
紙Pを搬送させる上流側搬送部4や下流側搬送部5を設
ける必要がないため、用紙搬送機構A2をコンパクトに
できる。又、サクションモータM3のみを一定速度で制
御すれば良いため、制御が容易である。
【0054】又、用紙吸引手段22は、ベルト21の上
面のほぼ全域を吸引領域とするため、確実に所定の印刷
スピードSで印刷用紙Pを搬送することができるが、イ
ンクジェット式印刷ヘッド1の直下位置付近のベルト上
面のみを吸引するように構成しても良い。
【0055】図7〜図9は本発明の第3実施形態を示
し、図7は印刷装置の用紙搬送機構の概略構成図、図8
は用紙搬送機構の制御系の回路ブロック図、図9は用紙
搬送機構の制御時の各部のタイミングチャートである。
【0056】図7に示すように、印刷装置の用紙搬送機
構A3は、非接触式印刷ヘッドであるインクジェット式
印刷ヘッド1に対して所定距離離れた位置に設けられた
用紙搬送面2と、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所定
の印刷スピードで搬送するように印刷用紙Pに搬送力を
付与する用紙搬送手段30と、インクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置付近を通過する印刷用紙Pを用紙搬送
面2に吸引する用紙吸引手段10と、用紙搬送面2を搬
送する印刷用紙Pの位置を検知する用紙検知センサ11
とから主に構成されている。
【0057】用紙搬送面2は、前記第2実施形態と同様
に、インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置付近をも
含めて全ての範囲で後述するベルト21のベルト上面に
て構成されている。
【0058】用紙搬送手段30は、前記第1実施形態と
同一構成の上流側搬送部4と、前記第2実施形態と同一
構成のベルト搬送手段8とから構成されている。第1実
施形態の一部及び第2実施形態と同一構成であるため、
図面に同一符号を付してその説明を省略する。搬送力
は、上流側搬送部4の方がベルト搬送手段8よりも大き
い。
【0059】用紙吸引手段10は、前記第1実施形態の
ものと同一構成であるため、図面に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0060】用紙検知センサ11は、上流側搬送部4の
一対の搬送ロール6a,6bより搬送下流近傍を検知ポ
イントとし、用紙搬送経路を挟んで配置された発光部1
1aと受光部11bとから構成されている。
【0061】次に、用紙搬送機構A3の制御系を説明す
る。図8において、用紙検知センサ11の検知出力等の
ように制御に必要なデータは、制御手段であるCPU1
5に供給されている。CPU15は、上流搬送モータド
ライバ16とサクションモータドライバ25及び吸引フ
ァンドライバ18をそれぞれ制御することによって上流
搬送モータM1とサクションモータM3及び吸引ファン
14を駆動制御する。
【0062】次に、用紙搬送機構A3の作用を図8のタ
イミングチャートを参照しつつ説明する。印刷部に搬送
された印刷用紙Pの先端が上流側搬送部4の一対の搬送
ロール6a,6b間に挿入された状態にあって搬送スタ
ート信号がCPU15に供給されると、上流搬送モータ
M1とサクションモータM3及び吸引ファン14がそれ
ぞれ駆動される。上流搬送モータM1は一対の搬送ロー
ル6a,6bが所定の印刷スピードSとなるよう駆動
し、サクションモータM3はベルト21が所定の搬送ス
ピードSより若干速いスピードとなるように駆動され
る。先端が一対の搬送ロール6a,6b間に配置された
印刷用紙Pは一対の搬送ロール6a,6bの回転によっ
て搬送力を付与されてベルト上面を所定の印刷スピード
Sで用紙搬送方向Tに移動される。印刷用紙Pの後端が
上流側搬送部4の一対の搬送ロール6a,6b間を抜け
ると、ベルト21によってのみ搬送力を付与されてベル
ト上面を移動される。
【0063】又、印刷用紙Pの後端が上流側搬送部4の
一対の搬送ロール6a,6b間を抜ける位置で印刷用紙
Pの後端を用紙検知センサ11が検知する。すると、ベ
ルト21の移動スピードが所定の印刷スピードSとなる
ように変化され、印刷用紙Pが所定の印刷スピードSで
移動されることによって印刷部から排出される。
【0064】又、印刷用紙Pがインクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置の用紙搬送面2上を通過する際には用
紙吸引手段10からの吸引力を受けて印刷用紙Pがベル
ト上面に密着される。
【0065】このようにして印刷用紙Pはインクジェッ
ト式印刷ヘッド1の直下位置の用紙搬送面2上を所定の
印刷スピードSで通過し、この印刷用紙Pの搬送タイミ
ングに同期してインクジェット式印刷ヘッド1からイン
クが噴射されることによって印刷用紙Pの所定箇所に噴
射インクが着弾されて所定のインク画像が形成される。
【0066】上記搬送動作過程にあって、印刷用紙Pが
インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置のベルト上面
を通過する際には、印刷用紙Pが用紙搬送面2であるベ
ルト上面に密着されるため、インクジェット式印刷ヘッ
ド1と印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離に安定保持さ
れ、印刷動作を実行することができる。つまり、印刷用
紙Pの先端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下位置
に来た位置で印刷を開始することができ、印刷が進み印
刷用紙Pの後端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下
位置に来るまで印刷を行うことができる。以上より、印
刷用紙Pの印刷エリアが制限されず、全領域で良好な印
刷ができる。
【0067】この第3実施形態では、印刷用紙Pの先端
が上流側搬送部4を抜けるまでは上流側搬送部4で印刷
用紙Pをニップした状態で搬送すると共にベルト搬送手
段8によっても印刷用紙Pに搬送力を付与し、又、印刷
用紙Pの後端が上流側搬送部4を抜けてからはベルト2
1によって搬送し、インクジェット式印刷ヘッド1の下
流側の位置に印刷用紙Pをニップする下流側搬送部5を
設ける必要がないため、印刷用紙Pの先端が上流側搬送
部4を抜けるまでは所定の印刷スピードSで確実且つス
ムーズに印刷用紙を搬送でき、且つ、搬送用紙搬送機構
A3のコンパクト化に寄与する。
【0068】又、第3実施形態では、印刷用紙Pが上流
側搬送部4とベルト搬送手段8のベルト21との双方で
搬送力を作用させる区間(印刷用紙Pの後端が用紙検知
センサ11で検知される位置までの区間)は、上流側搬
送部4のスピードを所定の印刷スピードSとし、ベルト
21のスピードをこれより若干速くして搬送力の大きい
上流側搬送部4の主導によって所定の印刷スピードSで
搬送されるため、上流側搬送部4とベルト搬送手段8と
の双方で搬送される区間であって、上流側搬送部4とベ
ルト搬送手段8のベルト21との間に何らかの理由によ
り搬送スピード誤差が発生しても印刷用紙Pに弛みを発
生させることなく搬送できる。即ち、上流側搬送部4の
スピードとベルト21のスピードとを同じ所定の印刷ス
ピードSに制御する場合にあって、何らかの理由により
ベルト21の搬送スピードが上流側搬送部4の搬送スピ
ードより遅くなると、印刷用紙Pに弛みが発生するが、
第3実施形態のようにベルト21のスピード変化の許容
誤差を考慮してベルト21のスピードを速いスピードに
制御しておけば、ベルト21のスピードが多少遅くなっ
ても印刷用紙Pに弛みが発生することがない。尚、ベル
ト21のスピードが何らかの理由により設定スピードよ
り速くなっても問題は生じない。
【0069】図10〜図12は本発明の第4実施形態を
示し、図10は印刷装置の用紙搬送機構の概略構成図、
図11は用紙搬送機構の制御系の回路ブロック図、図1
2は用紙搬送機構の制御時の各部のタイミングチャート
である。
【0070】図10に示すように、印刷装置の用紙搬送
機構A4は、非接触式印刷ヘッドであるインクジェット
式印刷ヘッド1に対し所定距離離れた位置に設けられた
用紙搬送面2と、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所定
の印刷スピードで搬送するように印刷用紙Pに搬送力を
付与する用紙搬送手段31と、インクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置付近を通過する印刷用紙Pを用紙搬送
面2に吸引する用紙吸引手段22と、用紙搬送面2を搬
送する印刷用紙Pの位置を検知する用紙検知センサ11
とから主に構成されている。
【0071】用紙搬送面2は、前記第2実施形態と同様
に、インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置付近をも
含めて全ての範囲でベルト21のベルト上面にて形成さ
れている。
【0072】用紙搬送手段31は、前記第1実施形態と
同一構成の下流側搬送部5と、前記第2実施形態と同一
構成のベルト搬送手段8とから構成されている。第1実
施形態の一部及び第2実施形態と同一構成であるため、
図面に同一符号を付してその説明を省略する。搬送力
は、下流側搬送部5の方がベルト搬送手段8よりも大き
い。
【0073】用紙吸引手段22は、前記第2実施形態の
ものと同一構成であるため、図面に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0074】用紙検知センサ11は、下流側搬送部5の
一対の搬送ロール7a,7bより搬送下流近傍を検知ポ
イントとし、用紙搬送経路を挟んで配置された発光部1
1aと受光部11bとから構成されている。
【0075】次に、用紙搬送機構A4の制御系を説明す
る。図11において、用紙検知センサ11の検知出力等
のように制御に必要なデータは、制御手段であるCPU
15に供給されている。CPU15は、下流搬送モータ
ドライバ17とサクションモータドライバ25及び吸引
ファンドライバ18をそれぞれ制御することによって下
流搬送モータM2とサクションモータM3及び吸引ファ
ン24を駆動制御する。
【0076】次に、用紙搬送機構A4の作用を図12の
タイミングチャートを参照しつつ説明する。印刷部に搬
送された印刷用紙Pの先端がベルト搬送手段のベルト2
1の上流に配置された状態にあって搬送スタート信号が
CPU15に供給されると、下流搬送モータM2とサク
ションモータM3及び吸引ファン24がそれぞれ駆動さ
れる。下流搬送モータM2は一対の搬送ロール7a,7
bが所定の印刷スピードSとなるように回転駆動し、サ
クションモータM3はベルト21が所定の搬送スピード
Sとなるように駆動される。印刷用紙Pの先端がベルト
21上に配置された印刷用紙Pはベルト21の移動によ
って搬送力を付与されてベルト上面を所定の印刷スピー
ドSで用紙搬送方向Tに移動される。
【0077】印刷用紙Pの先端が下流側搬送部5の一対
の搬送ロール7a,7b間に挿入されると、該一対の搬
送ロール7a,7bによっても搬送力を付与されてベル
ト上面を移動される。又、印刷用紙Pの先端が下流側搬
送部5の一対の搬送ロール7a,7b間に挿入される位
置で印刷用紙Pの先端を用紙検知センサ11が検知す
る。すると、ベルト21の移動スピードが所定の印刷ス
ピードSより若干遅くなるよう制御される。又、印刷用
紙Pがインクジェット式印刷ヘッド1の直下位置をも含
めて用紙搬送面2であるベルト上面を移動する際には用
紙吸引手段10からの吸引力を受けて印刷用紙Pがベル
ト上面に密着される。
【0078】このようにして印刷用紙Pはインクジェッ
ト式印刷ヘッド1の直下位置の用紙搬送面2上を所定の
印刷スピードで通過し、この印刷用紙Pの搬送タイミン
グに同期してインクジェット式印刷ヘッド1からインク
が噴射されることによって印刷用紙Pの所定箇所に噴射
インクが着弾されて所定のインク画像が形成される。
【0079】上記搬送動作過程にあって、印刷用紙Pが
インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置のベルト上面
を通過する際には、印刷用紙Pが用紙搬送面2であるベ
ルト上面に密着されるため、インクジェット式印刷ヘッ
ド1と印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離に安定保持さ
れ、印刷動作を実行することができる。つまり、印刷用
紙Pの先端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下位置
に来た位置で印刷を開始することができ、印刷が進み印
刷用紙Pの後端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下
位置に来るまで印刷を行うことができる。以上より、印
刷用紙Pの印刷エリアが制限されず、全領域で良好な印
刷ができる。
【0080】この第4実施形態では、印刷用紙Pの先端
が下流側搬送部5に達するまではベルト21によって搬
送し、インクジェット式印刷ヘッド1の上流側の位置に
印刷用紙Pをニップする上流側搬送部4を設ける必要が
なく、又、印刷用紙Pの先端が下流搬送部5に達してか
らは下流搬送部5で印刷用紙Pをニップした状態で搬送
するため、印刷用紙Pの先端が下流側搬送部5に達して
からは所定の印刷スピードSで確実に印刷用紙を搬送で
き、且つ、搬送用紙搬送機構A4のコンパクト化に寄与
する。
【0081】又、第4実施形態では、印刷用紙Pが下流
側搬送部5とベルト搬送手段8のベルト21との双方で
搬送力を作用させる区間(印刷用紙Pの先端が用紙検知
センサ11で検知される位置から後の区間)は、下流側
搬送部5のスピードを所定の印刷スピードSとし、ベル
ト21のスピードをこれより若干遅くして搬送力の大き
い下流側搬送部5の主導によって所定の印刷スピードS
で搬送されため、下流側搬送部5とベルト搬送手段8と
の双方で搬送される区間であって、下流側搬送部5とベ
ルト搬送手段8のベルト21との間に何らかの理由によ
り搬送スピード誤差が発生しても印刷用紙Pに弛みを発
生させることなく搬送できる。
【0082】図13〜図15は本発明の第5実施形態を
示し、図13は印刷装置の用紙搬送機構の概略構成図、
図14は用紙搬送機構の制御系の回路ブロック図、図1
5は用紙搬送機構の制御時の各部のタイミングチャート
である。
【0083】図13に示すように、印刷装置の用紙搬送
機構A5は、非接触式印刷ヘッドであるインクジェット
式印刷ヘッド1に対して所定距離離れた位置に設けられ
た用紙搬送面2と、この用紙搬送面2を印刷用紙Pが所
定の印刷スピードで搬送するように印刷用紙Pに搬送力
を付与する用紙搬送手段32と、インクジェット式印刷
ヘッド1の直下位置付近を通過する印刷用紙Pを用紙搬
送面2に吸引する用紙吸引手段10と、用紙搬送面2を
搬送する印刷用紙Pの位置を検知する用紙検知センサ1
1とから主に構成されている。
【0084】用紙搬送面2は、前記第2実施形態と同様
に、インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置付近をも
含めて全ての範囲でベルト21のベルト上面にて形成さ
れている。
【0085】用紙搬送手段32は、前記第1実施形態と
同一構成の上流搬送部4及び下流側搬送部5と、前記第
2実施形態と同一構成のベルト搬送手段8とから構成さ
れている。第1実施形態の一部及び第2実施形態と同一
構成であるため、図面に同一符号を付してその説明を省
略する。搬送力は、上流側搬送部4及び下流側搬送部5
の方がベルト搬送手段8よりも大きい。つまり、第5実
施形態の用紙搬送手段32は、前記第1実施形態と前記
第2実施形態との組み合わせによる。
【0086】用紙吸引手段10は、前記第3実施形態の
ものと同一構成であるため、図面に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0087】用紙検知センサ11は、下流側搬送部5の
一対の搬送ロール7a,7bより搬送下流近傍を検知ポ
イントとし、用紙搬送経路を挟んで配置された発光部1
1aと受光部11bとから構成されている。
【0088】次に、用紙搬送機構A5の制御系を説明す
る。図14において、用紙検知センサ11の検知出力等
のように制御に必要なデータは、制御手段であるCPU
15に供給されている。CPU15は、上流搬送モータ
ドライバ16と下流搬送モータドライバ17とサクショ
ンモータドライバ25及び吸引ファンドライバ18をそ
れぞれ制御することによって上流搬送モータM1と下流
搬送モータM2とサクションモータM3及び吸引ファン
14を駆動制御する。
【0089】次に、用紙搬送機構A5の作用を図15の
タイミングチャートを参照しつつ説明する。印刷部に搬
送された印刷用紙Pの先端が上流側搬送部4の一対の搬
送ロール6a,6b間に挿入された状態にあって搬送ス
タート信号がCPU15に供給されると、上流搬送モー
タM1と下流搬送モータM2とサクションモータM3及
び吸引ファン14がそれぞれ駆動される。上流搬送モー
タM1は一対の搬送ロール6a,6bが所定の印刷スピ
ードSとなるように回転駆動し、サクションモータM3
はベルト21も所定の搬送スピードSとなるように駆動
される。従って、先端が一対の搬送ロール6a,6b間
に配置された印刷用紙Pは該一対の搬送ロール6a,6
bの回転によって搬送力を付与されてベルト上面を所定
の印刷スピードSで用紙搬送方向Tに移動される。
【0090】印刷用紙Pの先端が下流側搬送部5の一対
の搬送ロール7a,7b間に挿入されると、一対の搬送
ロール7a,7bによっても搬送力を付与されてベルト
上面を移動される。又、印刷用紙Pの先端が下流側搬送
部5の一対の搬送ロール7a,7b間に挿入される位置
で印刷用紙Pの先端を用紙検知センサ11が検知する。
すると、ベルト21の移動スピードが所定の印刷スピー
ドSより若干遅くなるように制御される。これにより、
印刷用紙Pは一対の搬送ロール7a,7bを主導として
ベルト上面を所定の印刷スピードSで用紙搬送方向Tに
移動される。
【0091】又、印刷用紙Pがインクジェット式印刷ヘ
ッド1の直下位置をも含めて用紙搬送面2であるベルト
上面を移動する際には用紙吸引手段10からの吸引力を
受けて印刷用紙Pがベルト上面に密着される。
【0092】このようにして印刷用紙Pはインクジェッ
ト式印刷ヘッド1の直下位置の用紙搬送面2上を所定の
印刷スピードSで通過し、この印刷用紙Pの搬送タイミ
ングに同期してインクジェット式印刷ヘッド1からイン
クが噴射されることによって印刷用紙Pの所定箇所に噴
射インクが着弾されて所定のインク画像が形成される。
【0093】上記搬送動作過程にあって、印刷用紙Pが
インクジェット式印刷ヘッド1の直下位置のベルト上面
を通過する際には、印刷用紙Pが用紙搬送面2であるベ
ルト上面に密着されるため、インクジェット式印刷ヘッ
ド1と印刷用紙Pとの距離Dが所定の距離に安定保持さ
れ、印刷動作を実行することができる。つまり、印刷用
紙Pの先端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下位置
に来た位置で印刷を開始することができ、印刷が進み印
刷用紙Pの後端がインクジェット式印刷ヘッド1の直下
位置に来るまで印刷を行うことができる。以上より、印
刷用紙Pの印刷エリアが制限されず、印刷用紙Pの全領
域で良好な印刷ができる。
【0094】この第5実施形態では、印刷用紙Pの先端
が下流側搬送部5に達するまでは上流側搬送部4で印刷
用紙Pを搬送すると共にベルト搬送手段8によっても印
刷用紙Pに搬送力を付与し、印刷用紙Pの後端が上流側
搬送部4を抜けるまでは上流側搬送部4及び下流側搬送
部5で印刷用紙Pを搬送し、印刷用紙Pの後端が上流側
搬送部4を抜けてからは下流側搬送部5で印刷用紙を搬
送し、印刷用紙Pを上流搬側搬送部4及び下流側搬送部
5の少なくともいずれかで常にニップした状態で搬送
し、又、印刷用紙Pの先端が下流側搬送部5に達するま
でと、印刷用紙Pの後端が上流搬送部4を抜けてからは
ベルト搬送手段8によっても印刷用紙Pに搬送力が付与
される。従って、搬送範囲の全域で所定の印刷スピード
Sで確実に、且つ、スムーズに印刷用紙Pを搬送でき
る。
【0095】又、第5実施形態では、印刷用紙Pが上流
側搬送部4とベルト搬送手段8のベルト21との双方で
搬送力を作用させる区間(印刷用紙Pの先端が用紙検知
センサ11で検知される位置までの区間)は、上流側搬
送部4のスピードを所定の印刷スピードSとし、ベルト
21のスピードをこれより若干速くして搬送力の大き
く、且つ、上流側に位置する上流側搬送部4の主導によ
って所定の印刷スピードSで搬送され、印刷用紙Pが下
流側搬送部5とベルト搬送手段のベルト21との双方で
搬送力を作用させる区間(印刷用紙Pの先端が用紙検知
センサ11で検知される位置から後の区間)は、下流側
搬送部5のスピードが所定の印刷スピードSで、上流搬
送部4及びベルト21のスピードをこれより若干遅くし
て搬送力が大きく、且つ、下流側に位置する下流側搬送
部5の主導によって所定の印刷スピードSで搬送された
め、複数の搬送手段によって搬送される区間にあって、
各搬送手段(上流搬送部4、下流側搬送部5、ベルト搬
送手段8)の間に何らかの理由により搬送スピード誤差
が発生しても印刷用紙Pに弛みを発生させることなく搬
送できる。
【0096】上記第2実施形態及び第4実施形態の用紙
搬送機構A2,A4では、用紙吸引手段22は、用紙搬
送面2となるベルト上面の全領域を吸引領域としたの
で、印刷用紙Pはベルト上面の全領域で吸引力を受けな
がら搬送されるため、印刷用紙Pのスリップを極力防止
できる。
【0097】上記第1実施形態と第3実施形態及び第5
実施形態の用紙搬送機構A1,A3,A5では、用紙吸
引手段10は、インクジェット式印刷ヘッド1の直下位
置の用紙搬送面2の位置を中心として狭い範囲のみを吸
引領域としたので、用紙吸引手段10の吸引領域が小さ
いため、所定の吸引圧力を作用させるのに吸引力の小さ
い吸引手段で足りる。
【0098】尚、上記第2〜第5実施形態のベルト21
は、全域がメッシュ構造にて構成された場合を示した
が、ベルト21は吸引手段10,22の吸引力が印刷用
紙Pに作用するよう通気性のあるものであれば良く、多
数の孔が開口されたものでも良い。
【0099】尚、上記第2〜第5実施形態では、上流側
搬送部4や下流側搬送部5は一対の搬送ロール6a,6
b、7a,7bで印刷用紙Pをニップして印刷用紙Pに
搬送力を付与する構成であるが、上流側搬送部4や下流
側搬送部5は印刷用紙Pに搬送力を付与できるものであ
れば良い。
【0100】尚、上記第1〜第5実施形態の用紙吸引手
段10,22は、上面部13a,23aに多数の吸引用
孔13b,23bが設けられた吸引ボックス13,23
と、この吸引ボックス13,23内を吸引する吸引ファ
ン14,24とから構成されているが、用紙搬送面2を
吸引できるものであれば良い。
【0101】又、上記第1〜第5実施形態の非接触式印
刷ヘッドは、印刷用紙Pにインクを噴射するインクジェ
ット式印刷ヘッド1にて構成された場合を示したが、イ
ンクジェット式印刷ヘッド1以外の非接触式印刷ヘッド
であって印刷用紙Pとの距離を所定の距離に保持しなけ
れば正確な位置に印刷できない印刷ヘッドについて本発
明を適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、用紙搬送手段の搬送力で用紙搬送面を搬送され
る印刷用紙は、非接触式印刷ヘッドの直下位置では用紙
吸引手段によって用紙搬送面に吸引力で密着され、印刷
用紙の搬送先端が非接触式印刷ヘッドの直下位置に位置
するときからでも印刷用紙の搬送後端が非接触式印刷ヘ
ッドの直下位置に位置するまで非接触式印刷ヘッドと印
刷用紙との距離が一定に保持されるため、印刷用紙の全
領域で良好な印刷ができる。
【0103】請求項2の発明によれば、印刷用紙の先端
が下流側搬送部に達するまでは上流側搬送部で印刷用紙
を搬送し、印刷用紙の後端が上流側搬送部を抜けるまで
は上流側搬送部及び下流側搬送部で印刷用紙を搬送し、
印刷用紙の後端が上流側搬送部を抜けてからは下流側搬
送部で印刷用紙を搬送し、印刷用紙を上流搬側搬送部及
び下流側搬送部の少なくともいずれかで常にニップした
状態で搬送するため、所定の印刷スピードで確実に印刷
用紙を搬送できる。
【0104】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、印刷用紙が搬送範囲の全域でベルトによ
って搬送され、非接触式印刷ヘッドの上流側及び下流側
の位置に印刷用紙を搬送させる上流側搬送部や下流側搬
送部を設ける必要がないため、用紙搬送機構をコンパク
トにできる。
【0105】請求項4の発明によれば、印刷用紙の先端
が上流側搬送部を抜けるまでは上流側搬送部で印刷用紙
をニップした状態で搬送すると共にベルト搬送手段によ
っても印刷用紙に搬送力を付与し、又、印刷用紙の後端
が上流側搬送部を抜けてからはベルトによって搬送し、
非接触式印刷ヘッドの下流側の位置に印刷用紙を搬送さ
せる下流側搬送部を設ける必要がないため、印刷用紙の
先端が上流側搬送部を抜けるまでは所定の印刷スピード
で確実且つスムーズに印刷用紙を搬送でき、且つ、搬送
用紙搬送機構のコンパクト化に寄与する。
【0106】請求項5の発明によれば、印刷用紙の先端
が下流側搬送部に達するまではベルトによって搬送し、
非接触式印刷ヘッドの上流側の位置に印刷用紙を搬送さ
せる上流側搬送部を設ける必要がなく、印刷用紙の先端
が下流搬送部に達してからは下流搬送部で印刷用紙をニ
ップした状態で搬送するため、印刷用紙の先端が下流側
搬送部に達してからは所定の印刷スピードで確実に印刷
用紙を搬送でき、且つ、搬送用紙搬送機構のコンパクト
化に寄与する。
【0107】請求項6の発明によれば、印刷用紙の先端
が下流側搬送部に達するまでは上流側搬送部で印刷用紙
を搬送すると共にベルト搬送手段によっても印刷用紙に
搬送力を付与し、印刷用紙の後端が上流側搬送部を抜け
るまでは上流側搬送部とベルト搬送手段及び下流側搬送
部で印刷用紙を搬送し、印刷用紙の後端が上流側搬送部
を抜けてからは下流側搬送部で印刷用紙を搬送すると共
にベルト搬送手段によっても印刷用紙に搬送力を付与
し、印刷用紙を上流搬側搬送部及び下流側搬送部のいず
れかで常にニップした状態で搬送し、又、印刷用紙の先
端が下流側搬送部に達するまでと印刷用紙の後端が上流
搬送部を抜けてからはベルト搬送手段によっても印刷用
紙に搬送力が付与されるため、搬送範囲の全域で所定の
印刷スピードで確実に、且つ、スムーズに印刷用紙を搬
送できる。
【0108】請求項7の発明によれば、請求項3又は請
求項5の発明の効果に加え、印刷用紙はベルト面の全領
域で吸引力を受けながら搬送されるため、印刷用紙のス
リップを極力防止できる。
【0109】請求項8の発明によれば、請求項2又は請
求項4又は請求項6の発明の効果に加え、用紙吸引手段
の吸引領域が小さいため、所定の吸引圧力を作用させる
のに吸引力の小さい吸引手段で足りる。
【0110】請求項9の発明によれば、非接触式印刷ヘ
ッドは、印刷用紙にインクを噴射するインクジェット式
印刷ヘッドであるので、インクジェット式印刷ヘッドに
ついて請求項1〜請求項8の発明と同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(A)は印刷装
置の用紙搬送機構の概略構成図、(B)は印刷用紙の先
端がインクジェット式印刷ヘッドの直下位置に位置する
状態を示す概略構成図、(C)は印刷用紙の後端がイン
クジェット式印刷ヘッドの直下位置に位置する状態を示
す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、用紙搬送機構の
制御系の回路ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、用紙搬送機構の
制御時の各部のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態を示し、印刷装置の用紙
搬送機構の概略構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、用紙搬送機構の
制御系の回路ブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、用紙搬送機構の
制御時の各部のタイミングチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態を示し、印刷装置の用紙
搬送機構の概略構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示し、用紙搬送機構の
制御系の回路ブロック図である。
【図9】本発明の第3実施形態を示し、用紙搬送機構の
制御時の各部のタイミングチャートである。
【図10】本発明の第4実施形態を示し、印刷装置の用
紙搬送機構の概略構成図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示し、用紙搬送機構
の制御系の回路ブロック図である。
【図12】本発明の第4実施形態を示し、用紙搬送機構
の制御時の各部のタイミングチャートである。
【図13】本発明の第5実施形態を示し、印刷装置の用
紙搬送機構の概略構成図である。
【図14】本発明の第5実施形態を示し、用紙搬送機構
の制御系の回路ブロック図である。
【図15】本発明の第5実施形態を示し、用紙搬送機構
の制御時の各部のタイミングチャートである。
【図16】従来例を示し、印刷装置の用紙搬送機構の概
略構成図である。
【図17】従来例を示し、印刷用紙への印刷開始ポイン
トを説明する図である。
【図18】従来例を示し、印刷用紙への印刷終了ポイン
トを説明する図である。
【符号の説明】
A1〜A5 用紙搬送機構 P 印刷用紙 T 用紙搬送方向 1 インクジェット式印刷ヘッド(非接触式印刷ヘッ
ド) 2 用紙搬送面 3,19,30,31,32 用紙搬送手段 4 上流側搬送部 5 下流側搬送部 8 ベルト搬送手段(用紙搬送手段) 10,22 用紙吸引手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触式印刷ヘッドに対して所定距離離
    れた位置に設けられた用紙搬送面と、この用紙搬送面を
    印刷用紙が所定の印刷スピードで搬送するように前記印
    刷用紙に搬送力を付与する用紙搬送手段とを有し、前記
    印刷用紙を前記非接触式印刷ヘッドの直下位置の前記用
    紙搬送面上を所定の印刷スピードで通過させる印刷装置
    の用紙搬送機構において、 前記非接触式印刷ヘッドの少なくとも直下位置を通過す
    る前記印刷用紙を前記用紙搬送面に吸引する用紙吸引手
    段を設けたことを特徴とする印刷装置の用紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置の用紙搬送機構
    であって、 前記用紙搬送手段は、前記非接触式印刷ヘッドより上流
    側で前記印刷用紙をニップした状態で搬送力を付与する
    上流側搬送部と、前記非接触式印刷ヘッドより下流側で
    前記印刷用紙をニップした状態で搬送力を付与する下流
    側搬送部とから構成されたことを特徴とする印刷装置の
    用紙搬送機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置の用紙搬送機構
    であって、 前記用紙搬送手段は、前記非接触式印刷ヘッドの上流側
    から下流側に亘って配置されたベルト面を前記用紙搬送
    面とし、移動するベルトとの摩擦力で前記印刷用紙に搬
    送力を付与するベルト搬送手段にて構成されたことを特
    徴とする印刷装置の用紙搬送機構。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の印刷装置の用紙搬送機構
    であって、 前記用紙搬送手段は、前記非接触式印刷ヘッドより上流
    側で前記印刷用紙をニップした状態で搬送力を付与する
    上流側搬送部と、前記非接触式印刷ヘッドの上流側から
    下流側に亘って配置されたベルト面を前記用紙搬送面と
    し、移動するベルトとの摩擦力で前記印刷用紙に搬送力
    を付与するベルト搬送手段とから構成されたことを特徴
    とする印刷装置の用紙搬送機構。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の印刷装置の用紙搬送機構
    であって、 前記用紙搬送手段は、前記非接触式印刷ヘッドより下流
    側で前記印刷用紙をニップした状態で搬送力を付与する
    下流側搬送部と、前記非接触式印刷ヘッドの上流側から
    下流側に亘って配置されたベルト面を前記用紙搬送面と
    し、移動するベルトとの摩擦力で前記印刷用紙に搬送力
    を付与するベルト搬送手段とから構成されたことを特徴
    とする印刷装置の用紙搬送機構。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の印刷装置の用紙搬送機構
    であって、 前記用紙搬送手段は、前記非接触式印刷ヘッドより上流
    側で前記印刷用紙をニップした状態で搬送力を付与する
    上流側搬送部と、前記非接触式印刷ヘッドより下流側で
    前記印刷用紙をニップした状態で搬送力を付与する下流
    側搬送部と、前記非接触式印刷ヘッドの上流側から下流
    側に亘って配置されたベルト面を前記用紙搬送面とし、
    移動するベルトとの摩擦力で前記印刷用紙に搬送力を付
    与するベルト搬送手段とから構成されたことを特徴とす
    る印刷装置の用紙搬送機構。
  7. 【請求項7】 請求項3又は請求項5記載の印刷装置の
    用紙搬送機構であって、 前記用紙吸引手段は、前記用紙搬送面となる前記ベルト
    面の全領域を吸引領域としたことを特徴とする印刷装置
    の用紙搬送機構。
  8. 【請求項8】 請求項2又は請求項4又は請求項6記載
    の印刷装置の用紙搬送機構であって、 前記用紙吸引手段は、前記非接触式印刷ヘッドの直下位
    置の前記用紙搬送面の位置を中心として狭い範囲のみを
    吸引領域としたことを特徴とする印刷装置の用紙搬送機
    構。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8記載の印刷装置の用
    紙搬送機構であって、 前記非接触式印刷ヘッドは、前記印刷用紙にインクを噴
    射するインクジェット式印刷ヘッドであることを特徴と
    する印刷装置の用紙搬送機構。
JP2000297415A 2000-09-28 2000-09-28 印刷装置の用紙搬送機構 Pending JP2002103705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000297415A JP2002103705A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 印刷装置の用紙搬送機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000297415A JP2002103705A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 印刷装置の用紙搬送機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002103705A true JP2002103705A (ja) 2002-04-09

Family

ID=18779532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000297415A Pending JP2002103705A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 印刷装置の用紙搬送機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002103705A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083368A (ja) * 2013-09-17 2015-04-30 株式会社リコー 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083368A (ja) * 2013-09-17 2015-04-30 株式会社リコー 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070284806A1 (en) Media Feed Assembly For A Printing Device
JP2011020302A (ja) 記録装置およびシート処理方法
JP4968835B2 (ja) 多重シートの生産装置
JP2011121226A (ja) インクジェット記録装置
JP2009173420A (ja) ベルト搬送装置及び記録装置
JP2010208683A (ja) ラベル貼付装置
JP3919539B2 (ja) インクジェット記録装置
WO2007052513A1 (ja) インクジェット印刷装置及び印刷方法
JP2004284183A (ja) インクジェット記録装置
JP2002103705A (ja) 印刷装置の用紙搬送機構
JP4379443B2 (ja) プリンタおよびプリンタの制御方法
JP3959629B2 (ja) 空気圧式給紙装置
JP2009137030A (ja) 記録装置
JP3116317U (ja) 用紙反転装置
JP3118620U (ja) 用紙反転装置及び印刷装置
JP2002137514A (ja) ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法
JP7521985B2 (ja) 搬送装置
JP2000006489A (ja) シート材処理装置
JP2012192685A (ja) 画像記録装置
JP7182061B2 (ja) 搬送装置、画像形成装置、搬送方法、及び画像形成方法
JP7438799B2 (ja) 給紙装置
JP3384385B2 (ja) プリンタの記録媒体搬送装置およびこれを備えたプリンタ
JP2023041270A (ja) 画像形成装置
JP5760476B2 (ja) 画像形成装置
JP2001233508A (ja) シート給送装置および画像形成装置