JP2002103468A - インナーライナー及びその製造方法、並びに、タイヤ - Google Patents

インナーライナー及びその製造方法、並びに、タイヤ

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JP2002103468A
JP2002103468A JP2000306076A JP2000306076A JP2002103468A JP 2002103468 A JP2002103468 A JP 2002103468A JP 2000306076 A JP2000306076 A JP 2000306076A JP 2000306076 A JP2000306076 A JP 2000306076A JP 2002103468 A JP2002103468 A JP 2002103468A
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rubber
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liner according
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JP2000306076A
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Yasushi Ota
康 大田
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内圧保持性、酸素不透過性に優れた薄肉軽量
のインナーライナーを、シワや破損等の欠陥を生じさせ
ることなく効率良く製造し得るインナーライナーの製造
方法を提供する。 【解決手段】 ゴム硬化剤を少なくとも含有するインナ
ーライナー用ゴム組成物をシート材に成形した後、加硫
前に、該シート材の一の表面を加熱処理することを特徴
とするインナーライナーの製造方法である。インナーラ
イナー用ゴム組成物が、ハロゲン化ブチルゴムを含むゴ
ム成分と、板状充填材とを含有する態様、ゴム硬化剤
が、ポリp−ジニトロソベンゼン、アミン系化合物及び
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂から選択される少な
くとも1種である態様、などが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内圧保持性、酸素
不透過性に優れた薄肉軽量のインナーライナー、及び該
インナーライナーを、シワや破損等の欠陥を生じさせる
ことなく効率良く製造し得るインナーライナーの製造方
法、並びに、該インナーライナーを用いた軽量で高品質
なタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気入りタイヤの内面には、
空気漏れを防止しタイヤ空気圧を一定に保つ目的で、ハ
ロゲン化ブチルゴムなどの低気体透過性ゴムからなるイ
ンナーライナー層が設けられている。しかし、このイン
ナーライナー層において、前記ハロゲン化ブチルゴム等
のブチルゴムの含有量を多くさせると、未加硫ゴムの強
度が低下し、ゴム切れやシート穴空きなどが生じ易くな
り、特にインナーライナーを薄ゲージ化する場合には、
タイヤ製造時に内面のコードが露出し易くなる、という
問題がある。一方、近年の省エネルギーの社会的な要請
に伴い、自動車タイヤの軽量化を目的として、インナー
ライナー層を薄ゲージ化するための手法が提案されてい
る。例えば、特開平7−40702号公報や特開平7−
81306号公報には、ナイロンフィルム層や塩化ビニ
リデン層を、従来のブチルゴムインナーライナー層の代
わりに用いる手法が開示されている。また、特開平10
−26407号公報には、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂などの熱可塑性樹脂とエラストマーとのブレ
ンドからなる組成物のフィルムを用いることが開示され
ている。しかし、これらのフィルムを用いる場合、タイ
ヤの軽量化はある程度可能であるとしても、マトリック
ス材が結晶性の樹脂材料であるために、特に5℃以下の
低温での使用時における耐クラック性や耐屈曲疲労性が
通常用いられるブチルゴム配合組成物層の場合より劣る
という問題があり、タイヤ製造も複雑となるという問題
がある。
【0003】一方、ブチルゴムに板状充填材を配合した
ゴム組成物を用いたインナーライナーが提案されてい
る。しかし、この場合、製品ゲ−ジを0.1〜0.4m
m程度の薄肉にすることができるが、成形工程に供給さ
れる際の厚みは0.2〜0.8mm程度と極めて薄いた
め、製造中にシワや破れが発生してしまう、という問題
がある。薄肉・軽量で高品質なインナーライナー、及び
それを効率よく製造し得る方法、並びに、該インナーラ
イナーを用いた軽量のタイヤは、未だ提供されていない
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来におけ
る前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。本発明は、内圧保持性、酸素不透過性に優れ
た薄肉軽量のインナーライナー、及び該インナーライナ
ーを、シワや破損等の欠陥を生じさせることなく効率良
く製造し得るインナーライナーの製造方法、並びに、該
インナーライナーを用いた軽量で高品質なタイヤを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。 <1> ゴム硬化剤を少なくとも含有するインナーライ
ナー用ゴム組成物をシート材に成形した後、加硫前に、
該シート材の一の表面を加熱処理することを特徴とする
インナーライナーの製造方法である。 <2> 加熱処理が、インナーライナー用ゴム組成物を
シート材に成形した後、生タイヤ成形工程前に行われる
前記<1>に記載のインナーライナーの製造方法であ
る。 <3> 加熱処理が、インナーライナー用ゴム組成物を
カレンダー処理してシート材に成形した後、該シート材
を巻き取る前に行われる前記<1>に記載のインナーラ
イナーの製造方法である。 <4> 加熱処理が、インナーライナー用ゴム組成物を
カレンダー処理してシート材に成形した後、該シート材
をカレンダーロールで巻き取りながら行われる前記<1
>に記載のインナーライナーの製造方法である。 <5> 加熱処理の際、シート材における一の表面とは
反対側の他の表面が冷却処理される前記<1>から<4
>のいずれかに記載のインナーライナーの製造方法であ
る。 <6> インナーライナー用ゴム組成物が、ハロゲン化
ブチルゴムを含むゴム成分と、板状充填材とを含有する
前記<1>〜<5>のいずれかに記載のインナーライナ
ーの製造方法である。 <7> ゴム硬化剤が、ポリp−ジニトロソベンゼン、
アミン系化合物及びフェノール−ホルムアルデヒド樹脂
から選択される少なくとも1種である前記<1>から<
6>のいずれかに記載のインナーライナーの製造方法だ
る。 <8> ゴム硬化剤が、ゴム成分100重量部に対し、
ポリp−ジニトロソベンゼン0.0025〜5重量部、
アミン系化合物0.1〜10重量部及びフェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂0.1〜10重量部のいずれかであ
る前記<1>から<7>のいずれかに記載のインナーラ
イナーの製造方法である。 <9> シート材を成形する際の該シート材のゲージ厚
が0.2〜0.8mmである前記<1>から<8>のい
ずれかに記載のインナーライナーの製造方法である。 <10> シート材を成形する際の該シート材のゲージ
厚が1.0〜4.0mmである前記<1>から<8>の
いずれかに記載のインナーライナーの製造方法である。 <11> 板状充填材のアスペクト比が5〜30である
前記<1>から<10>のいずれかに記載のインナーラ
イナーの製造方法である。 <12> ゴム成分が、ハロゲン化ブチルゴムを含むブ
チルゴムからなるゴム成分、及びハロゲン化ブチルゴム
を含むブチルゴムとジエン系ゴムとからなるゴム成分、
のいずれかである前記<1>から<11>のいずれかに
記載のインナーライナーの製造方法である。 <13> 前記<1>から<12>のいずれかに記載の
インナーライナーの製造方法により製造されることを特
徴とするインナーライナーである。 <14> ゲージ厚が0.1〜0.4mmである前記<
13>に記載のインナーライナーである。 <15> ゲージ厚が0.7〜2.7mmである前記<
13>に記載のインナーライナーである。 <16> 前記<13>から<15>のいずれかに記載
のインナーライナーを備えてなることを特徴とするタイ
ヤである。
【0006】
【発明の実施の形態】(インナーライナー及びその製造
方法)本発明のインナーライナーは、本発明のインナー
ライナーの製造方法により製造される。以下、本発明の
インナーライナーの製造方法を説明し、その説明を通じ
て本発明のインナーライナーをも説明する。本発明のイ
ンナーライナーの製造方法においては、インナーライナ
ー用ゴム組成物をシート材に成形した後、加硫前に、該
シート材の一の表面を加熱処理する。
【0007】−インナーライナー用ゴム組成物− 前記インナーライナー用ゴム組成物は、ゴム硬化剤を少
なくとも含有し、通常ゴム成分と板状鉱物とを含有して
なり、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含
有する。
【0008】−−ゴム硬化剤−− 前記ゴム硬化剤としては、特に制限はなく、目的に応じ
て適宜選択することができるが、例えば、ポリp−ジニ
トロソベンゼン、アミン系化合物及びフェノール−ホル
ムアルデヒド樹脂から選択される少なくとも1種が好ま
しい。これらの中でも、ポリp−ジニトロソベンゼン及
びアミン系化合物は、加硫後の物性に大きな影響を与え
ない点で好ましく、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂
は、加硫後の物性に影響を与え得るが、加硫促進剤、硫
黄、亜鉛華等によりその影響を抑制することができる。
前記アミン系化合物としては、例えば、メチルステアリ
ルアミン、トリエタノールアミン、などが好適に挙げら
れる。
【0009】前記ゴム硬化剤の前記インナーライナー用
ゴム組成物における含有量としては、前記ゴム成分10
0重量部に対し、0.0025〜15重量部が好まし
く、該ゴム硬化剤が、前記ポリp−ジニトロソベンゼン
である場合には該ポリp−ジニトロソベンゼン0.00
25〜5重量部、前記アミン系化合物である場合には該
アミン系化合物0.1〜10重量部、前記フェノール−
ホルムアルデヒド樹脂である場合には該フェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂0.1〜10重量部、であるのがそ
れぞれ好ましい。これらは、1種単独で使用してもよい
し、2種以上を併用してもよい。
【0010】−−ゴム成分−− 前記ゴム成分は、例えば、ブチルゴムとジエン系ゴムと
を含むのが好ましく、ブチルゴム40〜100重量%
と、ジエン系ゴム0〜60重量%とを含むのがより好ま
しく、ブチルゴム85〜100重量%とジエン系ゴム0
〜15重量とを含むのが特に好ましい。前記ゴム成分に
おける前記ブチルゴムの含有量が、40重量%未満であ
ると、耐空気透過性が低下することがある。
【0011】前記ブチルゴムとしては、特に制限はな
く、目的に応じて公知のものの中から適宜選択すること
ができるが、ハロゲン化ブチルゴムを25〜100重量
%含むのが好ましく、50〜100重量%含むのがより
好ましく、70〜100重量%含むのが特に好ましい。
前記ブチルゴムにおいて前記ハロゲン化ブチルゴムの含
有量が25重量%未満であると、耐空気透過性が十分で
ないことがある。
【0012】前記ブチルゴムの具体例としては、塩素化
ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、その変性ゴム、などが
挙げられる。なお、前記塩素化ブチルゴムの市販品とし
ては、例えば、「EnjayButyl HT10−6
6」(エンジェイケミカル社製、商標)があり、前記臭
素化ブチルゴムの市販品としては、例えば、「ブロモブ
チル2255」(エクソン社製、商標)があり、前記変
性ゴムとしては、例えば、イソモノオレフィンとパラメ
チルスチレンとの共重合体の塩素化又は臭素化変性共重
合体などが挙げられ、その市販品としては、例えば、
「Expro50」(エクソン社製、商標)などがあ
る。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。
【0013】前記ジエン系ゴムとしては、特に制限はな
く、公知のものの中から目的に応じて適宜選択すること
ができ、例えば、天然ゴム、イソプレン合成ゴム(I
R)、シス1,4−ポリブタジエン(BR)、シンジオ
タクチック−1,2−ポリブタジエン(1,2BR)、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(C
R)などが挙げられる。これらは1種単独で使用しても
よいし、2種以上を併用してもよい。これらのジエン系
ゴムの中でも、低温特性に優れる点で、天然ゴム、ポリ
ブタジエンゴムが好ましい。
【0014】−−板状鉱物−− 前記板状鉱物としては、その形状乃至構造が板状で扁平
のものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択
することができ、該板状鉱物には、層状鉱物なども含ま
れる。前記板状鉱物としては、天然品及び合成品のいず
れであってもよく、具体例としては、カオリン、クレ
ー、マイカ、長石、シリカ及びアルミナの含水複合体な
どが挙げられる。これらの中でも、カオリン質クレー及
びセリサイト質クレーがから選択される少なくとも1種
が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよいし、
2種以上を併用してもよく、市販品を使用してもよい。
【0015】前記板状鉱物のアスペクト比としては、5
以上30未満が好ましく、8〜20がより好ましい。な
お、前記アスペクト比とは、前記板状鉱物を電子顕微鏡
で観察し、任意の粒子50個について長径と短径を測定
し、その平均長径aと平均短径bとにより、a/bとし
て算出することができ、前記板状鉱物の厚みに対する長
径の比を意味するものである。
【0016】前記アスペクト比が、5未満であると、得
られるインナーライナーが耐空気透過性に劣り、内圧保
持性が十分でなく、薄ゲージ化できないことがあり、ま
た、タイヤ内面のコード露出を生ずることがあり、30
以上であると、加工性に劣り、未加硫のシート切れ、穴
あきが生ずることがある。一方、前記アスペクト比が前
記数値範囲内にあると、押出又はカレンダーの際、該板
状鉱物が空気の透過経路を遮り、耐空気透過性が効果的
に発揮されるので、通常のカーボンブラックや無機充填
剤よりも少ない配合量で、耐空気透過性が向上し、従来
のカーボンブラックや無機充填剤に比べて、低温時にお
ける硬さの増大を抑えることができ、低温時の耐久性が
改善されるので、上記のような問題がなく、得られるイ
ンナーライナーは、耐空気透過性に優れ、内圧保持性が
十分であり、薄ゲージ化でき、加工性に優れ、未加硫の
シート切れ・穴あきが生ずることがない等の点で有利で
ある。
【0017】前記板状鉱物の平均粒子径としては、耐屈
曲疲労性を低下させない観点からは、30μm以下が好
ましい。
【0018】前記板状鉱物の前記インナーライナー用ゴ
ム組成物における含有量としては、前記ゴム成分100
重量部に対し、10〜270重量部が好ましく、20〜
180重量部がより好ましい。前記板状鉱物の含有量
が、10重量部未満であると、配合硬化が十分でなく、
得られるインナーライナーが耐空気透過性に劣り、内圧
保持性が十分でなく、薄ゲージ化できないことがあり、
また、タイヤ内面のコード露出が生ずることがあり、2
70重量部を超えると、硬さが増大し、耐低温クラック
性が悪くなることがあり、耐屈曲疲労性が低下すること
がある。一方、前記板状鉱物の含有量が前記数値範囲内
にあると、前記問題がなく、得られるインナーライナー
が耐空気透過性に優れ、内圧保持性が十分であり、薄ゲ
ージ化でき、加工性に優れ、未加硫のシート切れ・穴あ
きが生ずることがない等の点で有利である。
【0019】−−その他の成分−− 前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応
じて適宜選択することができるが、カーボンブラック、
有機短繊維、分散改良剤、などが好適に挙げられ、更に
通常のゴム組成物に用いられる各種添加剤が好適に挙げ
られる。
【0020】前記カーボンブラックとしては、特に制限
はなく、目的に応じて適宜選択することができ、FE
F、SRF、HAF、ISAF、SAF、GPFなどが
挙げられる。前記カーボンブラックのジブチルフタレー
ト吸油量(DBP)としては、65ml/100g以上
が好ましく、65〜100ml/100gがより好まし
い。前記カーボンブラックのヨウ素吸着量(IA)とし
ては、20mg/g以上が好ましく、20〜38mg/
gがより好ましい。前記カーボンブラックは、1種単独
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0021】前記カーボンブラックの窒素吸着比表面積
(N2SA)としては、20〜170m2/gが好まし
く、20〜50m2/gがより好ましく、20〜40m2
/gが特に好ましい。前記窒素吸着比表面積(N2
A)が、20m2/g未満であると、該インナーライナ
ー用ゴム組成物の補強性、耐破壊性が十分でないことが
あり、170m2/gを超えると、カーボンブラックの
該インナーライナー用ゴム組成物中での分散性が低下
し、逆に該インナーライナー用ゴム組成物の耐亀裂成長
性、低温脆化性が低下することがある。なお、前記窒素
吸着比表面積(N2SA)は、ASTM D3037−
88に規定されており、単位重量当たりの窒素吸着比表
面積(m2/g)を意味する。
【0022】前記カーボンブラックの前記インナーライ
ナー用ゴム組成物における含有量としては、前記ゴム成
分100重量部に対し、0〜80重量部が好ましく、1
0〜60重量部がより好ましい。前記カーボンブラック
の含有量が、80重量部を超えると、硬さが増大し、耐
低温クラック性及び耐屈曲疲労性が低下することがあ
る。
【0023】前記有機短繊維としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、ナイロン6繊維、ナイロン66繊維等のポリアミド
繊維、シンジオタクチック−1、2−ポリブタジエン繊
維、アイソタクチックポリプロピレン繊維、ポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリオレフィン繊維、
ポリエステル繊維、などが好適に挙げられる。これらの
中でも、耐久性等の点でポリアミド繊維が特に好まし
い。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよく、市販品を好適に使用することができ
る。
【0024】前記有機短繊維の平均繊維長としては、例
えば0.1〜5mm程度であることが好ましい。前記平
均繊維長が、0.1mm未満であると、内面コードの露
出の解消効果が十分でないことがあり、5mmを超える
と、加工性に悪影響を及ぼすことがある。
【0025】前記有機短繊維の平均繊維径としては、例
えば1〜100μm程度であることが好ましい。前記平
均繊維径が、1μm未満であると、内面コード露出の解
消効果が十分でないことがあり、100μmを超える
と、加工性に悪影響を及ぼすことがある。前記有機短繊
維の平均長としては、0.1〜0.5mm程度であるこ
とが好ましい。
【0026】前記有機短繊維の前記インナーライナー用
ゴム組成物における含有量としては、前記ゴム成分10
0重量部に対し、0.3〜15重量部が好ましい。前記
有機短繊維の含有量が、0.3重量部未満であると、内
面コード露出の解消効果が十分でないことがあり、15
重量部を超えると、加工性に悪影響を及ぼすことがあ
る。一方、前記数値範囲内であると、得られるインナー
ライナーを簿ゲージ化することができ、タイヤを製造す
る際に生じる内面コード露出を抑制することができる点
で有利である。
【0027】前記分散改良剤としては、前記板状鉱物の
前記インナーライナー用ゴム組成物中での分散性を良好
にすることができるものであれば特に制限はなく、目的
に応じて適宜選択することができ、例えば、シランカッ
プリング剤、などが挙げられる。前記分散改良剤は、本
発明の効果を害しない範囲内で前記インナーライナー用
ゴム組成物中に添加することができる。
【0028】前記各種添加剤としては、本発明の目的を
害しない範囲内で適宜選択し、使用することができ、例
えば、無機充填材、軟化剤、硫黄等の加硫剤、ジベンゾ
チアジルジスルフィド等の加硫促進剤、加硫助剤、N−
シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル−スルフェンアミ
ド、N−オキシジエチレン−ベンゾチアジル−スルフェ
ンアミド等の老化防止剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、オ
ゾン劣化防止剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、酸化防止
剤、軟化剤、カップリング剤、等の添加剤などの他、通
常ゴム業界で用いる各種配合剤などが挙げられる。これ
らは、市販品を好適に使用することができる。
【0029】−インナーライナー用ゴム組成物の調製− 前記インナーライナー用ゴム組成物は、前記ゴム硬化剤
と、前記ゴム成分と、前記板状鉱物と、必要に応じて適
宜選択した前記その他の成分と、を混練り等することに
より製造することができる。
【0030】前記混練りの条件としては、特に制限はな
く、混練り装置への投入体積、ローターの回転速度、ラ
ム圧等、混練り温度、混練り時間、混練り装置の種類等
の諸条件について目的に応じて適宜選択することができ
る。前記混練り装置としては、例えば、通常ゴム組成物
の混練りに用いるバンバリーミキサー、インターミック
ス、ニーダー、等が挙げられる。
【0031】−シ−ト材− 前記シ−ト材は、前記インナーライナー用ゴム組成物を
成形するこよにより得られる。
【0032】前記成形の方法としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、前記インナーライナー用ゴム組成物をシート状に押
出する方法、前記インナーライナー用ゴム組成物をカレ
ンダー処理してシート材に成形する方法、などが挙げら
れる。
【0033】前記押出の際の条件としては、特に制限は
なく、押出時間、押出速度、押出装置、押出温度等の諸
条件について目的に応じて適宜選択することができる。
なお、前記押出装置としては、例えば、通常ゴム組成物
の押出に用いる押出機等が挙げられる。前記押出の際、
前記インナーライナー用ゴム組成物の流動性をコントロ
ールする目的で、加工性改良剤を前記インナーライナー
用ゴム組成物に適宜添加することができる。該加工性改
良剤が前記インナーライナー用ゴム組成物に配合する
と、その加硫前の粘度を低下させ、その流動性を高める
ことができ、極めて良好に押出を行うことができる点で
有利である。
【0034】前記加工性改良剤としては、例えば、アロ
マ系オイル、ナフテン系オイル、パラフィン系オイル、
エステル系オイル等の可塑剤、液状ポリイソプレンゴ
ム、液状ポリブタジエンゴム等の液状ポリマーなどが挙
げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2
種以上を併用してもよい。これらの中でも、ナフテン系
オイル及びパラフィン系オイルから選択される少なくと
も1種が好ましい。前記加工性改良剤の前記インナーラ
イナー用ゴム組成物における添加量としては、前記ゴム
成分100重量部に対し、1重量部以上が好ましく、3
〜20重量部がより好ましい。前記加工性改良剤の含有
量が、1重量部未満であると、添加効果が得られないこ
とがある。
【0035】前記成形の際の前記シート材のゲージ厚と
しては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択するこ
とができるが、乗用車用の場合には、0.2〜0.8m
mが好ましく、0.2〜0.6mmがより好ましく、航
空機、トラック、バス等用の場合には、1.0〜4.0
mmが好ましく、1.0〜3.0mmがより好ましい。
前記ゲージ厚が、乗用車用の場合には、0.2mm未満
であると、また、航空機、トラック、バス等用の場合に
は、1.0mm未満であると、前記シートが破れたり、
ロールに密着してしまい、作業性が低下してしまうこと
があり、乗用車用の場合には、0.8mmを超えると、
また、航空機、トラック、バス等用の場合には、4.0
mmを超えると、従来技術と同様に軽量化が困難になる
ことがある。前記シ−ト材は、適当な長さに切断されて
いてもよいし、長尺のものがロ−ル等に巻き取られてい
てもよい。
【0036】前記加熱処理においては、前記シ−ト材の
一の表面が該加熱処理の対象とされる。該加熱処理が、
前記シ−ト材の両面に施されると、該インナーライナー
とプライ部材とのタッキネスが低下するので好ましくな
い。ただし、これは稀釈セメント等を塗布すること等に
より解消し得る。
【0037】前記加熱処理の条件としては、特に制限は
なく、加熱されたゴムの温度、加熱時間、加熱装置等の
諸条件について目的に応じて適宜選択することができ
る。なお、前記加熱温度としては、前記ゴム硬化剤が硬
化反応を起こすのに十分な程度であればよく、通常、1
00〜200℃が好ましく、130〜200℃がより好
ましい。前記加熱時間としては、前記ゴム硬化剤が硬化
反応を起こすのに十分な程度であればよく、通常、1〜
480秒が好ましく、1〜60秒がより好ましい。前記
加熱装置としては、例えば、ヒータ等の公知の加熱装置
が挙げられる。前記加熱処理においては、前記シート材
における前記一の表面とは反対側の他の表面が、冷却処
理されるのが好ましい。この場合、効果的に前記シート
材における前記一の表面のみが加熱処理される点で好ま
しい。なお、前記冷却処理は、例えば、ク−ラ等の公知
の冷却装置を用いて行うことができる。
【0038】前記加熱処理の方法としては、特に制限は
なく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、
ヒータ等の加熱装置上を通過させることにより好適に行
うことができる。前記加熱処理の時期(タイミング)と
しては、例えば、前記成形の後であって生タイヤ成形工
程前、前記成形がカレンダー処理により行われる場合に
は該カレンダー処理により前記シート材を成形した後で
あって該シート材を巻き取る前、前記成形の後であって
該シート材をカレンダーロールで巻き取る際、などが好
適に挙げられる。
【0039】以上により得られた前記シート材に対し、
更に加硫等を適宜行うことにより、前記インナーライナ
ーが製造される。前記加硫を行う装置、方式、条件等に
ついては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択する
ことができる。なお、前記加硫を行う装置としては、例
えば、通常ゴム組成物の加硫に用いる金型による成形加
硫機などが挙げられる。また、前記加硫の条件として、
その温度は、通常100〜190℃程度である。
【0040】このインナーライナーは、前記一の表面の
みが前記加熱処理により高い剛性を有しており、前記他
の表面は柔軟性に富んだ状態にある。このため、カレン
ダーロール等で該インナーライナーを巻き取っても、そ
の際にシワや破れ等の欠陥が生ずることがない。
【0041】前記インナーライナーの厚みは、乗用車用
の場合には、0.1〜0.4mmが好ましく、0.1〜
0.3mmがより好ましく、航空機、トラック、バス等
用の場合には、0.7〜2.7mmが好ましく、0.7
〜2.2mmがより好ましい。前記厚みが、乗用車用の
場合には、0.1mm未満であると、また、航空機、ト
ラック、バス等用の場合には、0.7mm未満である
と、剛性が不足し、シワや破れが生ずることがあり、乗
用車用の場合には、0.4mmを超えると、また、航空
機、トラック、バス等用の場合には、2.7mmを超え
ると、厚肉・重量化してしまうことがある。
【0042】以上の本発明のインナーライナーの製造方
法により製造された本発明のインナーライナーは、乗用
車等の各種車両用タイヤにおけるインナーライナーに好
適に使用することができ、航空機、トラック、バス等の
肉厚のインナーライナーにも好適に使用することがで
き、以下の本発明のタイヤに特に好適に使用することが
できる。
【0043】(タイヤ)本発明のタイヤは、本発明の前
記インナーライナーを備えていること以外は、特に制限
はなく、公知のタイヤ構成を採用することができ、公知
のタイヤ製造プロセスにより製造することができる。な
お、前記タイヤは、未加硫の前記インナーライナーを、
未加硫のタイヤの所定の部位に配置した後、加硫を行う
ことにより得られる。このタイヤにおいては、前記イン
ナーライナーが薄ゲージ化された状態で備えられてい
る。前記タイヤは、ラジアル構造であってもよいし、バ
イアス構造であってもよく、また、内部に充填される気
体としては、空気、窒素などが挙げられる。前記タイヤ
の一例としては、1対のビード部、該ビード部にトロイ
ド状をなして連なるカーカス、該カーカスのクラウン部
をたが締めするベルト及びトレッドを有してなる構造な
どが好適に挙げられる。
【0044】本発明のタイヤは、軽量で高性能であり、
乗用車用のみならず、航空機、トラック、バス等の各種
車両用としても好適に使用することができる。
【0045】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明は、これの実施例に何ら限定されるものではない。
【0046】(実施例1〜2及び比較例1〜4)表1に
示す組成のインナーライナー用ゴム組成物に対し、そこ
に含まれるゴム成分100重量部に対し、比較例2では
ゴム硬化剤を添加せず、比較例3及び実施例1では、ポ
リp−ジニトロソベンゼン(デュポン社製、ポリアッ
ク)0.01〜20重量部を添加し、比較例4及び実施
例2では、ジメチルステアリルアミン(花王(株)製、
DM80)0.5〜10重量部を添加した。なお、比較
例1では、インナーライナー用ゴム組成物としては、下
記組成のものを使用した。
【0047】
【表1】
【0048】以上のようにして調製したインナーライナ
ー用ゴム組成物を、表1に示す厚みに押出して、シート
材を形成した。そして、このシート材をカレンダーロー
ルで巻き取った。なお、実施例1及び2では、カレンダ
ーロールで巻き取る前に、その片面をヒータで190℃
で2秒間加熱処理を行った。その後、該シート材を巻き
取り、成形ドラムに定長巻き付けた時の各シート材の状
態を目視にて観察してシワ発生率を調べた。また、得ら
れたシート材につき下記のシート剛性指数を評価した。
その後、このシート材を用いて空気入りタイヤ(185
/65R14)を通常のタイヤ製造条件にて製造し、得
られたタイヤにつき下記の内圧保持性指数を評価した。
なお、これらの結果を表2に示した。
【0049】<シワ発生率>前記シート材を成形ドラム
に定長巻きつけた際に、該シート材に発生するシワの発
生率(回/100回測定)を目視にて評価した。
【0050】<シート剛性指数>シート材を長さ150
mm、幅50mmに切断して短冊状サンプルを得た後、
該サンプルを机上から長さ20mm分だけはみ出させた
状態で5秒間放置し、その垂れ下がった長さ(前記机上
の線と、垂れ下がったサンプルの先端との距離)を測定
した。比較例1のサンプルを100として指数表示した
((比較例1の初期内圧180kPa−1ケ月後の内圧
kPa)/(各実施例の初期内圧180kPa−1ケ月
後の内圧kPa)×100)により算出)。数値が大き
いほど、剛性に優れることを意味する。
【0051】<内圧保持性指数>タイヤの初期内圧を1
80kPaとし、1箇月後の内圧を測定した。比較例1
のタイヤの内圧低下度を100として指数表示した。即
ち数値が大きい程、内圧保持性に優れることを意味す
る。
【0052】
【表2】
【0053】表2の結果から、シート材の片面に加熱処
理を行った実施例1及び2では、該シート材の剛性に優
れ、薄肉軽量であるインナーライナーを、シワや破損等
の欠陥を生じさせることなく効率良く製造することがで
き、該インナーライナーを用いたタイヤは、軽量、内圧
保持性、酸素不透過性であることが明らかである。
【0054】
【発明の効果】本発明によると、従来における前記諸問
題を解決し、内圧保持性、酸素不透過性に優れた薄肉軽
量のインナーライナー、及び該インナーライナーを、シ
ワや破損等の欠陥を生じさせることなく効率良く製造し
得るインナーライナーの製造方法、並びに、該インナー
ライナーを用いた軽量で高品質なタイヤを提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/17 C08K 5/17 5/32 5/32 7/00 7/00 C08L 23/28 C08L 23/28 61/10 61/10 Fターム(参考) 4F073 AA07 BA10 BB01 GA01 4F212 AA12 AA45 AA46 AB03 AB16 AB18 AB25 AB27 AH20 VA02 VA10 VA11 VD20 VD22 VL26 VL28 4J002 AC012 AC042 AC052 AC062 AC072 AC082 AC092 BB241 CC043 DE147 DJ017 DJ037 DJ057 EN006 ES006 FD017 FD143 FD146 GN01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム硬化剤を少なくとも含有するインナ
    ーライナー用ゴム組成物をシート材に成形した後、加硫
    前に、該シート材の一の表面を加熱処理することを特徴
    とするインナーライナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 加熱処理が、インナーライナー用ゴム組
    成物をシート材に成形した後、生タイヤ成形工程前に行
    われる請求項1に記載のインナーライナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 加熱処理が、インナーライナー用ゴム組
    成物をカレンダー処理してシート材に成形した後、該シ
    ート材を巻き取る前に行われる請求項1に記載のインナ
    ーライナーの製造方法。
  4. 【請求項4】 加熱処理が、インナーライナー用ゴム組
    成物をカレンダー処理してシート材に成形した後、該シ
    ート材をカレンダーロールで巻き取りながら行われる請
    求項1に記載のインナーライナーの製造方法。
  5. 【請求項5】 加熱処理の際、シート材における一の表
    面とは反対側の他の表面が冷却処理される請求項1から
    4のいずれかに記載のインナーライナーの製造方法。
  6. 【請求項6】 インナーライナー用ゴム組成物が、ハロ
    ゲン化ブチルゴムを含むゴム成分と、板状充填材とを含
    有する請求項1〜5のいずれかに記載のインナーライナ
    ーの製造方法。
  7. 【請求項7】 ゴム硬化剤が、ポリp−ジニトロソベン
    ゼン、アミン系化合物及びフェノール−ホルムアルデヒ
    ド樹脂から選択される少なくとも1種である請求項1か
    ら6のいずれかに記載のインナーライナーの製造方法。
  8. 【請求項8】 ゴム硬化剤が、ゴム成分100重量部に
    対し、ポリp−ジニトロソベンゼン0.0025〜5重
    量部、アミン系化合物0.1〜10重量部及びフェノー
    ル−ホルムアルデヒド樹脂0.1〜10重量部のいずれ
    かである請求項1から7のいずれかに記載のインナーラ
    イナーの製造方法。
  9. 【請求項9】 シート材を成形する際の該シート材のゲ
    ージ厚が0.2〜0.8mmである請求項1から8のい
    ずれかに記載のインナーライナーの製造方法。
  10. 【請求項10】 シート材を成形する際の該シート材の
    ゲージ厚が1.0〜4.0mmである請求項1から8の
    いずれかに記載のインナーライナーの製造方法。
  11. 【請求項11】 板状充填材のアスペクト比が5〜30
    である請求項1から10のいずれかに記載のインナーラ
    イナーの製造方法。
  12. 【請求項12】 ゴム成分が、ハロゲン化ブチルゴムを
    含むブチルゴムからなるゴム成分、及びハロゲン化ブチ
    ルゴムを含むブチルゴムとジエン系ゴムとからなるゴム
    成分、のいずれかである請求項1から11のいずれかに
    記載のインナーライナーの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれかに記載の
    インナーライナーの製造方法により製造されることを特
    徴とするインナーライナー。
  14. 【請求項14】 ゲージ厚が0.1〜0.4mmである
    請求項13に記載のインナーライナー。
  15. 【請求項15】 ゲージ厚が0.7〜2.7mmである
    請求項13に記載のインナーライナー。
  16. 【請求項16】 請求項13から15のいずれかに記載
    のインナーライナーを備えてなることを特徴とするタイ
    ヤ。
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