JP2002103040A - ホットワイヤ加熱制御装置およびホットワイヤ加熱制御方法 - Google Patents

ホットワイヤ加熱制御装置およびホットワイヤ加熱制御方法

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JP2002103040A
JP2002103040A JP2000289092A JP2000289092A JP2002103040A JP 2002103040 A JP2002103040 A JP 2002103040A JP 2000289092 A JP2000289092 A JP 2000289092A JP 2000289092 A JP2000289092 A JP 2000289092A JP 2002103040 A JP2002103040 A JP 2002103040A
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Katsuyoshi Hori
勝義 堀
Hiroshi Watanabe
浩 渡辺
Nobuo Nakazawa
信雄 中澤
Toshiji Nagashima
利治 永島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接開始時のジャミング現象の発生を防止し
ながら、溶接作業全体の作業効率を向上させることがで
きるホットワイヤ加熱制御装置およびホットワイヤ加熱
制御方法を提供する。 【解決手段】 ティグアークを発生させてから間もなく
してワイヤ高速送給開始するのと同期してスイッチング
トランジスタ18をオンにし、また、一次制御回路13
に指令信号を送ってワイヤ電源1から出力させることに
よって、ワイヤ6の先端とタングステン電極2或いはワ
イヤ6の先端と母材3との間にアークを発生させてワイ
ヤ6の先端を急速に溶融させ、ワイヤ6が母材3と接触
しないようにし、所定時間経過後、定常時のワイヤ加熱
制御、即ち、ワイヤ6が母材3と接触している時だけ通
電する制御方式に切り替え、ワイヤ6先端からアークを
発生させないで抵抗加熱のみでワイヤ6を溶融させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアーク電極と母材と
の間に発生させた溶接アークの発生部位に向けて溶着材
ワイヤを高速で送給して母材を溶着すると共に溶着材ワ
イヤに直流電力を供給して加熱する制御を行うようにし
たホットワイヤ加熱制御装置およびホットワイヤ加熱制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のホットワイヤティグ溶接を行う場
合は、溶接アークとなるティグアークで母材が十分溶融
した状態でワイヤ送給を開始している。一方、ワイヤ送
給の開始時から高い溶着速度のティグ溶接を行う場合
は、送給開始当初に未だ加熱されていないワイヤが送給
されることになり、この未加熱のワイヤの先端が母材と
衝突し、その時点から通電が開始されることになる。ワ
イヤトーチの通電チップの通電点から母材までの間のワ
イヤの延伸部分が抵抗加熱で均一に温度上昇する間にも
後続のワイヤが送給されてくるので、延伸部分のワイヤ
が突っかえて、ワイヤトーチと機械的に締結されて一体
になっているアークトーチを押し上げたり、あるいは加
熱軟化したワイヤが屈曲状態となるジャミング現象が暫
く生じた後、安定したワイヤの加熱溶融状態に移る。
【0003】そこで、このジャミング現象の発生をなる
べく避けて、あるいは、ジャミング現象の発生期間をで
きるだけ短くするために、例えば、図5の溶接因子の制
御シーケンス図に一例として示すように、ワイヤの送給
速度を、ワイヤ送給開始時にワイヤの先端が母材に接触
するまでの期間は低速の送給速度v0 に設定し、ワイヤ
の先端が母材に接触した後は、ワイヤの送給速度を低速
の送給速度v0 から次第に高速の定常送給速度v1 にま
で高めて行くスロープアップ制御を採用すると共に、ワ
イヤ送給開始時にワイヤに流すワイヤ電流は、定常電流
1 よりも強い開始電流i0 に設定し、短時間にワイヤ
を加熱軟化させる溶接電流制御方式が採用されている。
なお、この場合は溶接速度もワイヤの送給速度に対応さ
せて、溶接開始時には遅い溶接速度V0 に設定し、その
後、速い定常溶接速度V1 にまで高めるような溶接速度
制御が行われる。
【0004】このようなワイヤ加熱電力制御を自動的に
行うワイヤ加熱電力調整制御方法については本発明者等
が既に提案しており、特公平5−75512号公報に開
示されている。即ち、このワイヤ加熱電力調整制御方法
では、ワイヤ電圧から溶断の発生を検知し、溶断発生時
にはワイヤ加熱電力を多少下げ、そこから徐々に加熱電
力を増加して再び溶断を発生させることを繰り返すこと
により、適正な溶融状態に近い状態にワイヤ加熱電力を
自動的に保つように制御している。また、同様に、特願
平8−309536号には、ワイヤが母材を軽く突く押
力を検知して、ワイヤ送給速度を遅くすることにより、
アークトーチやワイヤトーチにワイヤの押力が作用しな
いようにした発明を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】溶接作業が連続して行
われるような場合は、溶接開始時に若干の作業効率の低
下を来すものの、上述の従来技術によりジャミング現象
の発生を可及的に抑制あるいは阻止することができる。
しかしながら、比較的短い溶接ビートが繰り返されるよ
うな溶接作業が行われるような場合には、溶接開始時の
緩やかな立ち上げによる溶接速度の低下も繰り返される
ことになるので、溶接作業全体の作業効率の低下が無視
できない問題点となる。
【0006】従来技術では高速の溶接作業の実現につい
ては特に考慮されていないため、かかる問題点に対する
対策は何ら講じられていない。なお、例えば、ワイヤの
送給開始時に短時間にワイヤの温度を上昇させるために
ワイヤに大きな電流を流すと、延伸部分のワイヤ全体が
一様に温度上昇するため、やはりジャミング現象が何回
か発生し、溶接開始時に定常状態における温度分布のよ
うに、ワイヤトーチ側から母材にかけて徐々に温度が上
昇するような温度分布を実現することができない。本発
明の目的は、従来技術におけるかかる不具合を解消し
て、溶接開始時のジャミング現象の発生を防止しなが
ら、溶接作業全体の作業効率を向上させることができる
ホットワイヤ加熱制御装置およびホットワイヤ加熱制御
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、アーク電極
と母材との間に発生させた溶接アークの発生部位に向け
て溶着材ワイヤを高速で送給して母材を溶着する際に、
溶着材ワイヤを加熱するために溶着材ワイヤへの直流電
力あるいは直流パルス電力の通電の供給と休止を制御す
る場合に、溶着材ワイヤの先端が母材に接触する前に、
溶着材ワイヤの高速送給開始動作に同期して、溶着材ワ
イヤに所定期間だけ連続した直流電力あるいは直流パル
ス電力を供給させ、溶着材ワイヤの先端とアーク電極ま
たは母材との間にアークを発生させることにより達成さ
れる。また、溶着材ワイヤとアーク電極は異極性に接続
されている場合には、ワイヤ電源の出力回路中に介装さ
れたスイッチング用のトランジスタを所定期間だけ導通
させることにより、連続した直流電力あるいは直流パル
ス電力を前記所定期間だけ溶着材ワイヤに供給させるよ
うにしたものでも良い。これにより、溶着材ワイヤはア
ーク電極または母材との間に発生したアークと、溶着材
ワイヤ中を流れる電流によるジュール熱により速やかに
熱せられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係るホットワイヤティグ溶接装置の加熱回路図、図2
は本実施の形態の主要制御要素の溶接開始時の値の変化
を示す時間経過図である。これらの図において、1はワ
イヤを加熱するためのインバータ方式のワイヤ電源、2
はアーク放電を発生させる負側電極となるタングステン
電極、3は溶接対象となる母材、4はタングステン電極
2の先端と母材3との間に形成されるティグアーク、5
はティグアーク4を惹起させるためのティグアーク電
源、6はティグアーク4内に供給される溶着金属材とし
てのワイヤ、9はワイヤ電源1からの電流をワイヤ6に
伝達する通電チップ、11a,11bは−15Vと接地
電位との間の電圧を分圧する高抵抗値の分圧抵抗、12
はワイヤ6の先端が母材3と接触していることを検出す
る接触検出回路、13は次に述べる出力トランスの一次
側の電力を制御する、Hブリッジを組んだ大容量スイッ
チングトランジスタ等から構成されている一次側制御回
路、16は通電チップ9と母材3との間に加熱電力を供
給する高周波の出力トランス、17a,17bは出力ト
ランス16の二次出力側にそれぞれ接続された整流ダイ
オード、18はワイヤ6に供給される直流電流を断続す
るためのスイッチングトランジスタである。
【0009】ティグアーク電源5から供給された直流電
圧はタングステン電極2と母材3とにそれぞれ負電位お
よび正電位として印加され、タングステン電極2の先端
と母材3との間にティグアーク4を惹起させる。ワイヤ
電源1内の出力トランス16の二次側電圧は整流ダイオ
ード17a,17bで整流されて直流電圧に変換され、
正極側がスイッチングトランジスタ18を介して図示し
ないワイヤトーチに取り付けられた通電チップ9に、負
極側が母材3に印加される。定常運転時は、接触検出回
路12からスイッチングトランジスタ18のベースと一
次側制御回路13に切替電圧が供給されることにより、
ワイヤ電源1から指令信号が伝達され、通電時間3ms、
休止時間7msのパルス電圧を出力あるいは出力停止する
ようになっている。
【0010】ワイヤ電源1の通電休止期間中はスイッチ
ングトランジスタ18が断状態となっており、この休止
期間中のワイヤ6の電位は、その先端が母材3と接触し
ている場合はほぼ0V、母材3から離れてティグアーク
4のプラズマ雰囲気中にある場合はプラズマ電位(例え
ば、−8V)、さらに、そのプラズマ雰囲気の外にある
場合は分圧抵抗11a,11bにより分圧された定電
圧、例えば、−12Vのプルアップ電圧になる。そこ
で、接触検出回路12はこの分圧抵抗11a,11bの
分圧点の電位を検出して、ワイヤ6の先端の母材3に対
する位置関係を認識するようになっている。
【0011】そして、接触検出回路12はワイヤ6の先
端が母材3と接触していると認識した時は、ワイヤ6に
通電し、ワイヤ6の先端が母材3から離れていると認識
した時は、スイッチングトランジスタ18と一次側制御
回路13に断切替電圧を供給して、共に休止状態にす
る。
【0012】ワイヤ電源1の出力は接触検出回路12に
より、このように制御されているので、ワイヤ6の送給
開始時に、ワイヤ6の先端がティグアーク4のプラズマ
雰囲気を通過して母材3と接触するまでは、ワイヤ6は
絶縁に近い状態となっているから、ティグアーク電流が
ワイヤ電源1側に回り込むことはなく、ワイヤ6の先端
と母材3との間にアークが発生することもない。従っ
て、ワイヤ6の送給開始動作は通常のコールドワイヤの
送給動作と類似した安定した動作が可能であり、また、
溶接動作時もティグアーク電流のワイヤ電源1側への回
り込みを防止して、コールドワイヤのアーク挿入時のよ
うな安定感のある溶着金属形成が可能になるが、ワイヤ
6の送給開始時にジャミング現象の発生を防止するため
には、以下に述べるような特別の電流制御を行わなけれ
ばならない。
【0013】即ち、図2に示すように、始めにティグア
ーク電源5からタングステン電極2の先端と母材3との
間にアークスタート電流として弱いアーク電流I0 を流
して母材3の溶融を進行させた後、本溶接電流I1 に切
り替え、本溶接の過程に入る。一方、時刻t0 でいきな
りワイヤ6の送給速度を定常運転時の高送給速度V1
まで高めてワイヤ送給を開始するが、このワイヤ送給開
始と同期して接触検出回路12からスイッチングトラン
ジスタ18のベースに切替電圧を供給して、スイッチン
グトランジスタ18をオン状態にし、併せて、接触検出
回路12から一次制御回路13にもオン状態にする信号
を出力して、ワイヤスタート電流i0 を時刻t1 まで流
すように制御する。このワイヤスタート電流i0 は連続
した直流電流であることがより好ましいが、定常運転時
と同じパルス電流とすることもできる。
【0014】このようなワイヤ電流初期通電制御をする
ことにより、ワイヤ6の先端がタングステン電極2の先
端と母材3との間に形成されるティグアーク4のプラズ
マ雰囲気に触れると、タングステン電極2とワイヤ6の
先端あるいは母材3との間にアークが発生する。オン状
態となったスイッチングトランジスタ18を通って出力
されたワイヤ電流は、図1の矢印で示すように、タング
ステン電極2とワイヤ6のとの間のアークを経てティグ
アーク電源5を通り、母材3を通ってワイヤ電源1に還
流するか、あるいはワイヤ6の先端と母材3との間にも
アークを形成してワイヤ電源1に還流するか、あるいは
それらの両者が併存する状態になる。この時、ワイヤ先
端から流れるアーク電流は主としてワイヤ電源1で設定
されるワイヤスタート電流i0 にまで高められているの
で、ワイヤ6の先端はアーク加熱で溶融し、大きな溶滴
が形成されて滴下する程になるので、ワイヤ6が時刻t
0に高速送給が開始された時に、先端部が固形状の儘で
母材3に突き当たるのを防止できる。
【0015】通電期間T中のワイヤスタート電流i0
通電により、ワイヤ6の延伸部分が抵抗加熱されて定常
温度分布に近付くから、通電期間Tが経過した後、時刻
1に接触検出回路12による通常の通電制御を開始す
る。この制御切替え直後はワイヤ6の先端部は母材3か
ら離れているから、スイッチングトランジスタ18が開
路してワイヤ電流通電は瞬時休止するが、その間にワイ
ヤ6が高速送給されているから、時刻t2 に接触検出回
路12によりワイヤ6の先端部の母材3との接触が検出
されると、スイッチングトランジスタ18が閉じると共
に定常運転時のワイヤ電流i2 によるパルス通電制御が
開始される。
【0016】なお、通電期間T中に既にワイヤ6の先端
部が溶融して溶着が始まるので、そのタイミングで溶接
送りを定常速度V1 で開始する。本実施の形態ではこの
ように、定常運転時のパルス通電制御に先立って、通電
期間Tに亘る初期連続通電制御を行うようにしたから、
ワイヤ送給開始時に、いきなり定常運転時の高速送給速
度v1 でワイヤ送給を行っても、ジャミング現象の発生
を防止することができる。また、本実施の形態ではワイ
ヤ6のワイヤ電源1からの電位をティグアーク電源5に
対するタングステン電極2の電位と逆極性となるように
接続することにより、所望の効果を奏するようにした
が、上記両電位を同極性となるように接続しても同様の
効果を奏することができる。
【0017】図3は本発明の他の実施の形態に係るホッ
トワイヤティグ溶接装置の加熱回路図、図4は本実施の
形態の主要制御要素の溶接開始時の値の変化を示す時間
経過図である。先の実施の形態と同一または同一と見做
せる個所には同一の符号を付し、その重複する説明を省
略する。構成上、先の実施の形態と異なるのはスイッチ
ングトランジスタを具えていないことと、整流ダイオー
ド17a,17bの極性が逆であることだけである。
【0018】この結果、図4に示すように、ワイヤ電流
の極性は先の実施の形態の場合の反対になっているが、
それぞれの動作特性は同様のものになっている。上述の
ように、本実施の形態では整流ダイオード17a,17
bの極性が先の実施の形態と逆になっているので、ティ
グアーク電源5から出力された直流電力によりタングス
テン電極2と母材3との間にティグアーク4が形成され
ると、母材3からワイヤ電源1を介してワイヤ6側に回
り込もうとする破線矢印で示した電流は先の実施の形態
と逆極性に接続された整流ダイオード17a,17bに
より阻止される。
【0019】そこで、本実施の形態では時刻t0 の時に
ワイヤ電源1から出力される直流の電圧を高電圧とし、
ワイヤ6の先端がタングステン電極2の先端と母材3と
の間に形成されるティグアーク4のプラズマ雰囲気に触
れると直ちに、母材3とワイヤ6の先端との間にアーク
が発生するようにしている。これにより、定常運転時と
同じ強いアーク電流I1 によってワイヤ6の先端が溶融
するので、先の実施の形態と同様にワイヤ6が時刻t0
に高速送給が開始されても先端部が固形状の儘で母材3
に突き当たるのを防止できる。以下、前述した接触検出
回路12による定常運転時のパルス通電制御が開始され
る。
【0020】上述の実施の形態ではホットワイヤティグ
溶接装置の例について説明したが、ホットワイヤ溶接法
ではミグやマグ等の消耗電極アークと組み合わせて溶接
する方法についても知られており、これらの方法を用い
る場合であっても、ティグ溶接法を採用した上述の二つ
の実施の形態と同様の構成を採ることができ、ワイヤ送
給開始時に、いきなり定常運転時の高速送給速度でワイ
ヤ送給を行っても、ジャミング現象の発生を防止するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
着材ワイヤの先端が母材に接触する前に、溶着材ワイヤ
の高速送給開始動作に同期して、溶着材ワイヤに所定期
間だけ連続した直流電力あるいは直流パルス電力を供給
させ、溶着材ワイヤの先端とアーク電極または母材との
間にアークを発生させるようにしたので、溶着材ワイヤ
はアーク電極または母材との間に発生したアークと、溶
着材ワイヤ中を流れる電流によるジュール熱により速や
かに熱せられるから、溶着材ワイヤを高速送給させる溶
接作業の開始時のジャミング現象の発生を防止しなが
ら、溶接作業全体の作業効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るホットワイヤティグ
溶接装置の加熱回路図である。
【図2】本発明の実施の形態の主要制御要素の溶接開始
時の値の変化を示す時間経過図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るホットワイヤテ
ィグ溶接装置の加熱回路図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の主要制御要素の溶接
開始時の値の変化を示す時間経過図である。
【図5】従来例に係る溶接因子の制御シーケンス図であ
る。
【符号の説明】
1 ワイヤ電源 2 タングステン電極 3 母材 4 ティグアーク 5 ティグアーク電源 6 ワイヤ 9 通電チップ 11a,11b 分圧抵抗 12 接触検出回路 13 一次側制御回路 16 出力トランス 17a,17b 整流ダイオード 18 スイッチングトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 信雄 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 永島 利治 広島県呉市宝町5番3号 バブ日立工業株 式会社内 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB07 DC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク電極と母材との間に溶接アークを
    発生させるアーク電源と、前記母材の前記溶接アーク発
    生部位に向けて溶着材ワイヤを高速で送給するワイヤ高
    速送給手段と、前記溶着材ワイヤと前記母材との間に加
    熱用の直流電力を供給するワイヤ電源とを具え、該ワイ
    ヤ電源からの前記溶着材ワイヤへの通電の供給と休止を
    制御するホットワイヤ加熱制御装置において、前記溶着
    材ワイヤの先端が前記母材に接触する前に、前記ワイヤ
    高速送給手段による前記溶着材ワイヤの高速送給開始動
    作に同期して、前記溶着材ワイヤに前記ワイヤ電源から
    所定期間だけ連続した直流電力あるいは直流パルス電力
    を供給させ、前記溶着材ワイヤの先端と前記アーク電極
    または前記母材との間にアークを発生させるワイヤ加熱
    制御手段を有したことを特徴とするホットワイヤ加熱制
    御装置。
  2. 【請求項2】 溶着材ワイヤとアーク電極は異極性に接
    続されており、ワイヤ加熱制御手段はワイヤ電源の出力
    回路中に介装されたスイッチング用のトランジスタを所
    定期間だけ導通させることにより、連続した直流電力あ
    るいは直流パルス電力を前記所定期間だけ溶着材ワイヤ
    に供給させるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のホットワイヤ加熱制御装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤ加熱制御手段はパルス電流を供給
    するワイヤ電源の通電休止期間中の溶着材ワイヤと母材
    との間の電位差を検出することにより、前記溶着材ワイ
    ヤの先端と前記母材との接触の有無を判定する接触検出
    回路で構成したことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のホットワイヤ加熱制御装置。
  4. 【請求項4】 アーク電極と母材との間に発生させた溶
    接アークの発生部位に向けて溶着材ワイヤを高速で送給
    して前記母材を溶着する際に、前記溶着材ワイヤを加熱
    するために前記溶着材ワイヤへの直流電力の通電の供給
    と休止を制御するホットワイヤ加熱制御方法において、
    前記溶着材ワイヤの先端が前記母材に接触する前に、前
    記溶着材ワイヤの高速送給開始動作に同期して、前記溶
    着材ワイヤに所定期間だけ連続した直流電力あるいは直
    流パルス電力を供給させ、前記溶着材ワイヤの先端と前
    記アーク電極または前記母材との間にアークを発生させ
    るようにしたことを特徴とするホットワイヤ加熱制御方
    法。
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