JP2002102638A - ケミカルフィルタ - Google Patents

ケミカルフィルタ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の製造装置などで従来よりも支障をき
たしにくいクリーンな気体を供給することができるケミ
カルフィルタを提供しようとするもの。 【解決手段】 ユニット本体10に収容された吸着剤2に
よりガスを吸着するケミカルフィルタであって、アンモ
ニア濃度と沸点約150℃以上の有機物ガス濃度とがそ
れぞれ約1ppb(v)以下の気体を供給するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体の製造装
置などに用いられるインラインのケミカルフィルタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体製造装置などのエアラ
インでケミカルフィルタが使用されているが、ケミカル
フィルタで除塵した清浄空気や窒素ガスなどにガス状の
汚染物が微量ながら混在していることがある。
【0003】ところで、半導体のパターンの微細化の進
展に伴い、混在していた微量のガス状の汚染物が半導体
製造装置の露光レンズに付着して生じる曇りが次世代の
問題として浮上してきた。すなわち微細パターン化が進
むと、露光レンズの曇りにより焦点が極小最適化した状
態で結ぶことできず、基板への光学的処理が上手く行え
なくなるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、半
導体の製造装置などで従来よりも支障をきたしにくいク
リーンな気体を供給することができるケミカルフィルタ
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。 この発明のケミカルフィルタは、ユニット本体に収
容された吸着剤によりガスを吸着するケミカルフィルタ
であって、アンモニア濃度と沸点約150℃以上の有機
物ガス濃度とがそれぞれ約1ppb(v)以下の気体を
供給するようにしたことを特徴とする。
【0006】沸点約150℃以上の有機物ガスはシリコ
ンウエハなどに付着しやすいが、この有機物ガスが露光
装置のレンズの曇りを生じさせたりウエハに付着する
と、ゲート絶縁膜破壊現象の原因や酸化膜耐圧の劣化の
原因となり、アンモニアも同様に露光装置のレンズやミ
ラー、ウエハ表面の曇りの原因になる。
【0007】このケミカルフィルタによると、前記のよ
うなガスの濃度を特に約1ppb(v)以下と設定した
ので、汚染で問題となるレベル以下のクリーンな気体を
供給することができる。なお、前記気体としてガスやエ
アーを例示することができる。 前記ユニット本体は有機溶剤又は/及び純水にて洗
浄処理された後、清浄気体を流しながら約100〜30
0℃の温度でベーキング処理されたものであることとし
てもよい。
【0008】このように構成すると、ユニット本体に付
着していた加工時の切削油などを従来よりも十分に除去
することができる。なお洗浄処理の仕方としては、超音
波洗浄を行うことが洗浄を促進することができる点から
好ましい。
【0009】ここでベーキング温度が約100℃よりも
低いとユニット本体に有機溶剤(IPAなど)が残留す
ることがあり、約300℃よりも高いと冷却に非常に時
間がかかってしまうという不具合があった。
【0010】なお前記ユニット本体の材質は、アウトガ
スが少なく耐圧強度に優れたSUSを用いることが好ま
しい。前記清浄気体としてクリーンエアーや不活性ガス
などを例示することができ、前記不活性ガスとしてヘリ
ウムガスや窒素ガスを例示することができる。 前記ユニット本体はベーキング処理した後、清浄気
体を流しながら冷却するようにしてもよい。
【0011】このように構成すると、雰囲気中の有害ガ
スが冷却中にユニット本体に再付着することを防止する
ことができる。 前記ユニット本体における吸着剤を交換するための
開閉部はクランプにより固定され、前記吸着剤の上流側
にバッフル材、下流側にスペーサが配置され、シール部
分には加硫したフッ素ゴムが用いられたこととしてもよ
い。
【0012】このように吸着剤を交換するための開閉部
をクランプにより固定すると、開閉部を固定するために
ボルトを用いる必要がなくアウトガスの発生を抑制する
ことができる。また気体が吸着剤に至る前に、その上流
側のバッフル材に衝突することにより拡散され、吸着剤
間を万遍なく通過させることができる。さらに、ガス吸
着剤の下流側にスペーサを配置せしめると、このスペー
サによって空間が形成されるので、流入した気体がガス
吸着剤の中央域ばかりを通過することを防止して吸着剤
間を万遍なく通過させることができる。なお前記シール
部分のフッ素ゴムの加硫は、二次以上とすることがアウ
トガスの発生をより低減することができる点から好まし
い。 アルミラミネート製の袋に真空脱気され封入されて
梱包されたこととしてもよい。このように構成すると、
ケミカルフィルタの製品としての清浄性を好適に維持す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図4に示すように、この実施形態
のケミカルフィルタ1は、処理すべき気体(空気や窒素
ガス等)の流通路(半導体の製造装置のエアライン等)
に配設され、ガス吸着剤2が収容されると共に、前記ガ
ス吸着剤2は不織布3(図4参照)で囲繞されている。
4は、流通路でのケミカルフィルタ1との接続用のプラ
グである。
【0015】図4に示すように、前記ガス吸着剤2は複
数の種類のものを気体の流通方向に積層しており、複数
のガスの種類に対応してこれらを除去することができ
る。図中、2aはアルカリ系ガス吸着用の1層の吸着剤、
2bは有機系ガス吸着用の3層の吸着剤、2cは酸性ガス吸
着用の1層の吸着剤である。
【0016】図1乃至図4に示すように、前記ガス吸着
剤2を交換するための開閉部7はクランプ8により固定
している。クランプ8は、6角のナット9により固定を
する。またケミカルフィルタ1の前後のSUS製の開閉
部7とSUS製のユニット本体10の間には、それぞれフ
ッ素ゴム製のOリング11(商標バイトン)を介在せしめ
ている。
【0017】図3及び図4に示すように、前記ケミカル
フィルタ1内のガス吸着剤2の上流側にバッフル材12を
配置せしめていると共に、下流側にスペーサ13としてラ
ス網を配置せしめている。
【0018】このケミカルフィルタ1によると、前記ガ
ス吸着剤2を交換するための開閉部7はクランプ8によ
り固定しているので、開閉部7を固定するためにボルト
を用いる必要がなくアウトガスの発生を抑制することが
できるという利点がある。また、クランプ8はワンタッ
チで開閉部7の取外しができると共に、洗浄し易いとい
う利点もある。
【0019】前記ケミカルフィルタ1内のガス吸着剤2
の上流側にはバッフル材12を配置せしめているので、気
体がガス吸着剤2に至る前にバッフル材12に衝突するこ
とにより拡散され、吸着剤2間を万遍なく通過させるこ
とができるという利点がある。
【0020】前記ケミカルフィルタ1内のガス吸着剤2
の下流側にスペーサ13を配置せしめており、このスペー
サ13によって空間14(図4参照)が形成されるので、プ
ラグ4から流入した気体がガス吸着剤2の中央域ばかり
を通過することを防止して吸着剤2間を万遍なく通過さ
せることができるという利点がある。
【0021】この円筒状としたケミカルフィルタ1の気
体の流量は50リットル/min、圧力損失は約30P
aであった。なお、配管の圧損の大きさとこのケミカル
フィルタ1の圧損の大きさとを比較すると、このケミカ
ルフィルタの圧損はそれ程大きくはなかった。
【0022】
【実施例】次に、このケミカルフィルタについてより具
体的に説明する。 〔A〕ユニット本体の洗浄・ベーキング処理 次のようにして、ユニット本体10の洗浄・ベーキング処
理を行った。 (比較例1)ユニット本体10を苛性ソーダ(NaOH)
溶液(70〜80℃)に20min浸漬して流水で水洗
いし、硝酸フッ化水素酸溶液に5〜6hr浸漬して流水
で水洗いし、トリクロロエチレンに3〜5min浸漬し
て40〜85℃にて乾燥し、その後IPA(イソプロピ
ルアルコール)に6hr浸漬した後に自然乾燥すること
により、金属加工時の油などを脱脂洗浄した。 (比較例2)ユニット本体10は比較例1の処理に加え
て、純水(抵抗値18Mオーム・cm、以下同様)、溶
剤たるIPA(特級を使用、以下同様)の順で10分づ
つ超音波洗浄を行った。次いで図5に示すように、洗浄
したユニット本体10をSUS製収容容器(容量5L)に
入れ、加熱オーブン中で5L/minでクリーンエアー
(圧縮エアーをシリカゲル、エアーフィルター、ケミカ
ルフィルターに通した)か不活性ガス(99.999%
以上の純度の窒素ガスをケミカルフィルターに通した)
を流しながら50℃で30分ベーキングした。その後オ
ーブンを停止し、そのままクリーンエアーを流しながら
30分冷却した。 (実施例1)50℃ではなく、150℃で30分ベーキ
ングする以外は比較例2と同様の処理を行った。 (実施例2)IPA、純水の順で超音波洗浄し、200
℃で30分ベーキングする以外は比較例2と同様の処理
を行った。 〔B〕比較例1、2及び実施例1、2のアウトガスの評
価 次のようにして、アウトガスの評価を行った。
【0023】各ユニット本体をSUS製の収容容器に入
れ、オーブン中で2〜300mL/minのクリーンエ
アーを流しながら50℃に加熱した。このエアーをTe
nax捕集管(ガスを吸着する充填剤、商標Tenax
GRの種類を使用)にて捕集した。
【0024】これをサーマルデソープションコールドト
ラップインジェクタ(ジーエルサイエンス社製、型式C
P4020)で濃縮し、ガスクロマト質量分析装置GC
−MS(サーモクエスト社製、型式MD800)で分析
した。このクロマトチャートの面積値からトルエンに換
算して定量し、サンプリング量で割って気中の濃度を算
出した。結果は次の通りであった。 (比較例1)捕集された酢酸、ジエチレングリコール、
デカナールのトルエン換算値TOCは0.193μg/
hrであった。 (比較例2)捕集されたIPAのトルエン換算値TOC
は26.845μg/hrであった。これは、50℃加
熱で洗浄処理に用いたIPAが残留していたと考えられ
る。なお、IPAの沸点は82.4℃である。 (実施例1)大きなピークは特になく、トルエン換算値
TOCは0.022μg/hrであった。150℃加熱
では殆どIPAは残留しておらず、比較例1の約1/1
0まで洗浄されていた。 (実施例2)大きなピークは特になく、トルエン換算値
TOCは0.023μg/hrであった。200℃加熱
でも150℃と同等の効果があった。 〔C〕ケミカルフィルタのシール部分 ケミカルフィルタのシール部分には、アウトガスが極力
少ないものを用いることが好ましい。シール部分にはク
ロロプレンゴムやEPT、フッ素ゴム(商標バイトン)
の通常品(一次加硫品)のOリング11が考えられるが、
アウトガス低減の観点からフッ素ゴム(商標バイトン)
の二次加硫品が良好であった。
【0025】すなわち、図6に示すように、フッ素ゴム
(商標バイトン)のOリング11の一次加硫品と同二次加
硫品とをそれぞれSUS製チャンバーに入れ、50℃で
1時間加熱してアウトガスをサンプリングしたTena
x(商標)管をTCTに取り付けてGC−MSにより定
性定量を行った。
【0026】すると、フッ素ゴム(商標バイトン)のO
リング11の一次加硫品のアウトガスは0.165μg/
g・hrであったのに対し、同二次加硫品のアウトガス
は0.002μg/g・hrであった。 〔D〕アンモニアの除去効率 上記実施例2のユニット本体10を用いたケミカルフィル
タ1により、アンモニアの除去効率を測定した。
【0027】図7に示すように、ケミカルフィルタ1に
エアーを流し、上下流を純水バブリングにてサンプリン
グし、液中濃度をイオンクロマトグラフィーで測定し
た。分析装置として、日本ダイオネクス社製のイオンク
ロマトグラフィー型式DX−100を用いた。
【0028】その結果、ケミカルフィルタの上流側の濃
度が3.75μg/m3 であったのが下流側では0.2
6μg/m3 に減少しており除去効率は93%であっ
た。 〔E〕有機物の除去効率 上記実施例2のユニット本体10を用いたケミカルフィル
タ1により、有機物の除去効率を測定した。
【0029】図8に示すように、前記ケミカルフィルタ
1にエアーを流し、上下流をTenax(商標)管にて
サンプリングし、有機物濃度を測定した。ケミカルフィ
ルタ1に流すエアー量は50L/minとした。
【0030】ケミカルフィルタ1の上流側でTOC(ト
ルエン換算値)の濃度が357.8μg/m3 であった
のが下流側では1.22μg/m3 に減少しており、除
去効率は99.7%であった。
【0031】またケミカルフィルタの上流側でキシレン
以降の濃度が296.3μg/m3であったのが下流側
では0.01μg/m3 未満に減少しており、除去効率
は99.99%以上であった。
【0032】以上の測定結果により、洗浄によりユニッ
ト本体からのアウトガスが低減でき且つケミカルフィル
タを通過させることにより、沸点150℃以上の有機物
ガスとアンモニア濃度がそれぞれ約1ppb(v)以下
の気体を供給することができた。
【0033】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であり、次
の効果を有する。
【0034】汚染で問題となるレベル以下のクリーンな
気体を供給することができるので、半導体の製造装置な
どで従来よりも支障をきたしにくくすることができるケ
ミカルフィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のケミカルフィルタの実施形態を説明
する全体斜視図。
【図2】図1のケミカルフィルタの側面図。
【図3】図1のケミカルフィルタの分解斜視図。
【図4】図1のケミカルフィルタの半断面図。
【図5】ベーキングする装置を説明する図。
【図6】Oリングからのアウトガスの測定方法を説明す
る図。
【図7】アンモニアの除去効率の測定方法を説明する
図。
【図8】有機物の除去効率の測定方法を説明する図。
【符号の説明】
2 吸着剤 7 開閉部 8 クランプ 10 ユニット本体 12 バッフル材 13 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住岡 將行 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 荒牧 大 東京都中央区銀座8−2−1 ニッタ株式 会社東京支店内 Fターム(参考) 4D012 CA10 CA11 CB06 CE03 CF10 5F045 BB14 EG08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット本体に収容された吸着剤により
    ガスを吸着するケミカルフィルタであって、アンモニア
    濃度と沸点約150℃以上の有機物ガス濃度とがそれぞ
    れ約1ppb(v)以下の気体を供給するようにしたこ
    とを特徴とするケミカルフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記ユニット本体は有機溶剤又は/及び
    純水にて洗浄処理された後、清浄気体を流しながら約1
    00〜300℃の温度でベーキング処理されたものであ
    る請求項1記載のケミカルフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記ユニット本体はベーキング処理した
    後、清浄気体を流しながら冷却するようにした請求項2
    記載のケミカルフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記ユニット本体における吸着剤を交換
    するための開閉部はクランプにより固定され、前記吸着
    剤の上流側にバッフル材、下流側にスペーサが配置さ
    れ、シール部分には加硫したフッ素ゴムが用いられた請
    求項1乃至3のいずれかに記載のケミカルフィルタ。
  5. 【請求項5】 アルミラミネート製の袋に真空脱気され
    封入されて梱包された請求項1乃至4のいずれかに記載
    のケミカルフィルタ。
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