JP2002100747A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002100747A
JP2002100747A JP2000286517A JP2000286517A JP2002100747A JP 2002100747 A JP2002100747 A JP 2002100747A JP 2000286517 A JP2000286517 A JP 2000286517A JP 2000286517 A JP2000286517 A JP 2000286517A JP 2002100747 A JP2002100747 A JP 2002100747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
lower electrode
capacitor lower
insulating film
interlayer insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000286517A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiwa Yoneda
喜和 米田
Teruo Shibano
照夫 芝野
Takeharu Kuroiwa
丈晴 黒岩
Takashi Osanaga
隆志 長永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000286517A priority Critical patent/JP2002100747A/ja
Publication of JP2002100747A publication Critical patent/JP2002100747A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザインルール0.15μm以降の微細なDRAMで
は、キャパシタ下部電極とキャパシタ下部電極プラグ間
の重ね合せマージンが十分にとれないため、高誘電率誘
電体膜とプラグ材料が接触し、リーク電流が大きくなる
問題があった。 【解決手段】 層間絶縁体膜上に露出したキャパシタ下
部電極プラグの突起部に、スパッタ法のような段差被覆
性の乏しい成膜方法によりキャパシタ下部電極を形成す
る。かかる構造では、誘電体膜はプラグの突起部上では
厚く形成されるが、プラグ側面では形成されないので、
プラグと高誘電率誘電体膜とを効果的に電気的分離する
ことができる。この構造および製造方法を用いることに
より、キャパシタ下部電極プラグに対して自己整合的に
キャパシタ下部電極を形成できるため、重ね合せマージ
ンの不足の問題を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に関するもので、特にキャパシタ構造及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下にデザインルールが0.15μm程度の
DRAM(Dynamic Random Access Memory)の製造方法を
例にして、従来の高誘電率誘電体膜を具備したキャパシ
タ構造を具備する半導体装置の構造および製造方法を説
明する。図27〜30は従来のキャパシタ構造を具備す
る半導体装置の製造方法の一部を示す図であり、また図
31は従来のキャパシタ構造を具備する半導体装置の上
面図で、図27〜30は図31のA-A線断面に該当す
る。
【0003】図27〜図30は従来の半導体装置の製造
方法のうち、特にキャパシタ構造を作製する工程を示し
ている。図中、1はシリコン基板、2は第1の熱酸化
膜、3は第1の窒化膜、4はパターニングされた第1の
窒化膜、5は素子分離領域、6は第2の熱酸化膜、7は
リンドープトポリシリコン(7a)とタングステンシリ
サイド(7b)からなる二層膜、8は第2の窒化膜、9
はゲート電極、10はソース/ドレイン領域、11は第
3の窒化膜、12は第1の層間絶縁膜、13はコンタク
トプラグ、14は第2の層間絶縁膜、15はビット線、
16は第4の窒化膜、17は第5の窒化膜からなるサイ
ドウォール、18は第3の層間絶縁膜、21はキャパシ
タ下部電極プラグ、21aはキャパシタ下部電極プラグ
21用のコンタクトホール、25はキャパシタ下部電
極、26は高誘電率誘電体膜、27はキャパシタ上部電
極、35はチタン(Ti)膜および窒化チタン(TiN)膜
からなる二層膜、をそれぞれ示す。
【0004】シリコン基板1上にMOS(Metal Oxide S
emiconductor)トランジスタが形成されたウエハにビッ
ト線15、酸化膜からなる第1の層間絶縁膜12、酸化
膜からなる第2の層間絶縁膜14、コンタクトプラグ1
3を形成した後、CVD(Chemical Vapor Deposition)法
でビット線15上部と第2の層間絶縁膜14を覆うよう
に300nm程度の酸化膜からなる第3の層間絶縁膜18
を形成する。第3の層間絶縁膜18形成後の断面を図2
7に示す。
【0005】第3の層間絶縁膜18中にドライエッチン
グにより、キャパシタ下部電極プラグ21用のコンタク
トホール21aを形成する。キャパシタ下部電極プラグ
25形成前の断面図を図28に示す。
【0006】コンタクトホール21a形成後のウエハに
CVD法でリンドープトポリシリコンを150nm程度成膜し
て、CMP法で平坦化してキャパシタ下部電極プラグ21
を埋設する。バリアメタルとなるチタン(Ti)膜および
窒化チタン(TiN)膜からなる二層膜35をプラグ上部
のみに形成した後、キャパシタ下部電極25となる第1
のルテニウム(Ru)膜を400nm程度成膜し、フォトリ
ソグラフィ技術および異方性ドライエッチング技術で所
望の部分のみ第1のルテニウム膜からなるキャパシタ下
部電極25を形成する。
【0007】このキャパシタ下部電極プラグ21はキャ
パシタ下部電極25とN+ソース/ドレイン領域10Bを
コンタクトプラグ13を介して接続するために設けられ
る。すなわち、キャパシタ下部電極25はキャパシタ下
部電極プラグ21、コンタクトプラグ13を介してメモ
リセル部のN+ソース/ドレイン領域10Bに接続され
る。キャパシタ下部電極25形成後の断面図を図29に
示す。
【0008】キャパシタ下部電極25の側面及び上部に
キャパシタ誘電体膜となる(Ba,Sr)TiO3のような高誘電
率誘電体膜26をCVD法で30nm程度成膜し、キャパシ
タ上部電極27となる第2のルテニウム(Ru)膜をスパ
ッタ法あるいはCVD法で50nm程度成膜する。フォトリ
ソグラフィ技術および異方性ドライエッチング技術でメ
モリセル部以外の第2のルテニウム膜を除去してキャパ
シタ上部電極27を形成すると、図30に示すキャパシ
タ構造が完成する。
【0009】かかるウエハ上に、図示しないがCVD法で5
00nm程度の厚さの酸化膜からなる層間絶縁膜を成膜
し、さらにその上にアルミ配線を形成することにより高
誘電率誘電体膜によるキャパシタを具備した半導体装置
が完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の高誘電率誘電体
膜26を用いた立体構造キャパシタを製造する際に生じ
る問題点を、図31のキャパシタ下部電極25の底部3
6とキャパシタ下部電極プラグ21の上部37の配置図
を参照しながら説明する。図31はメモリセルの最小寸
法をFとした場合に、4F×2Fで表される基本的なメモリ
セル配置図で、キャパシタ下部電極底部36は短辺F、
長辺3Fの寸法となる。キャパシタ下部電極コンタクト
径、すなわちキャパシタ下部電極底部36相互の間隔に
ついても最小寸法Fでレイアウトしている。
【0011】従来例の半導体装置における問題点は、フ
ォトリソグラフィ技術における転写工程でキャパシタ下
部電極底部36とキャパシタ下部電極プラグ上部37そ
れぞれの転写パターンの重ね合わせがずれると、そのず
れの度合いに対応して、キャパシタ下部電極底部36も
キャパシタ下部電極プラグ上部37に対してずれて形成
される点にある。この場合、キャパシタ下部電極底部3
6から露出したキャパシタ下部電極プラグ上部37に高
誘電率誘電体膜26が直接接触することとなるが、キャ
パシタ下部電極プラグ上部37が高誘電率誘電体膜26
と直接接触すると不具合が生じる。
【0012】すなわち、キャパシタ下部電極プラグ上部
36露出部で高誘電率誘電体膜26と接触している部分
は、高誘電率誘電体膜26からキャパシタ上部電極27
へと電流が流れるリークパスとなりやすく、素子特性を
著しく劣化させるので、例えばDRAM生産を行った際
に十分な歩留りが確保できない。
【0013】キャパシタ下部電極プラグ上部37の露出
を防止するために、キャパシタ下部電極底部36の幅を
広くして、キャパシタ下部電極プラグ上部37の面積を
相対的に縮小する手段も考えられるが、この場合、キャ
パシタの面積、すなわちキャパシタ下部電極底部36の
面積は所望のキャパシタ容量設計値から要求される面積
以上に不要に増大し、半導体装置のチップ面積が大きく
なる不具合を招来する。
【0014】かかる手段を用いずフォトリソグラフィ技
術のみで対応しようとすると、0.15μmのデザインルー
ル以降の世代のDRAMではキャパシタ下部電極プラグ
上部36に対するキャパシタ下部電極パターンの重ね合
わせマージンを十分に確保することができない。
【0015】本発明はかかる欠点を克服したキャパシタ
構造を具備する半導体装置およびこの半導体装置の製造
方法に関するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、MOSトランジスタ領域に形成された層間絶縁膜
と、層間絶縁膜を貫通し、層間絶縁膜上に露出した突起
部を有するキャパシタ下部電極プラグと、突起部上に自
己整合的に形成され突起部以外の領域と電気的に分離さ
れたキャパシタ下部電極と、キャパシタ下部電極上に形
成された高誘電率誘電体膜と、高誘電率誘電体膜上に形
成されたキャパシタ上部電極と、を備えたものである。
【0017】また、本発明に係る半導体装置は、上述の
突起部の側面に、絶縁膜からなる保護膜が形成されてい
るとしたものである。
【0018】また、本発明に係る半導体装置は、上述の
保護膜が少なくとも1以上で、それぞれ上部になるにし
たがい断面積が増大する逆テーパ状の膜からなるとした
ものである。
【0019】また、本発明に係る半導体装置は、MOS
トランジスタ領域に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁
膜中を逆テーパ状を呈しながら貫通し、層間絶縁膜上に
露出した突起部を有するキャパシタ下部電極プラグと、
突起部上に自己整合的に形成され突起部以外の領域と電
気的に分離されたキャパシタ下部電極と、キャパシタ下
部電極上に形成された高誘電率誘電体膜と、高誘電率誘
電体膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、を備えた
ものである。
【0020】また、本発明に係る半導体装置は、上述の
キャパシタ下部電極プラグの側面を被覆するように絶縁
膜が形成されていることとしたものである。
【0021】また、本発明に係る半導体装置は、MOS
トランジスタ領域に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁
膜を貫通し、層間絶縁膜上に露出した突起部を有するキ
ャパシタ下部電極プラグと、層間絶縁膜および突起部の
側面を被覆するよう形成された絶縁膜と、突起部の上面
に自己整合的に形成され突起部の上面部以外の領域と電
気的に分離されたキャパシタ下部電極と、キャパシタ下
部電極上に形成された高誘電率誘電体膜と、高誘電率誘
電体膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、を備えた
こととしたものである。
【0022】また、本発明に係る半導体装置は、隣接す
る突起部間の距離が0.2μm以下であることとしたもので
ある。
【0023】また、本発明に係る半導体装置は、上述の
キャパシタ下部電極プラグがシリコン(Si)、窒化チタ
ン(TiN)、チタン(Ti)、窒化チタンシリサイド(TiS
iN)、タングステン(W)、窒化タングステン(WN)、
窒化タンタル(TaN)、窒化タンタルシリサイド(TaSi
N)、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)の何れかの材料
からなるものである。
【0024】また、本発明に係る半導体装置は、上述の
キャパシタ下部電極が白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、
イリジウム(Ir)、酸化ルテニウム(RuO2)、酸化イリ
ジウム(IrO2)、タングステン(W)、窒化タングステ
ン(WN)、酸化ストロンチウムルテニウム(SrRuO3)の
何れかの材料からなるものである。
【0025】また、本発明に係る半導体装置は、上述の
高誘電率誘電体膜がチタン酸バリウム・ストロンチウム
膜((Ba,Sr)TiO3)、酸化タンタル膜(Ta2O5)、チタン
酸ジルコン酸鉛膜(Pb(Zr、Ti)O3)、タンタル酸ストロ
ンチウム・ビスマス膜(SrBi 2Ta2O5)の何れかの材料か
らなるものである。
【0026】本発明に係る半導体装置の製造方法は、半
導体基板上にMOSトランジスタを作製する工程と、M
OSトランジスタ領域上に層間絶縁膜、窒化膜、酸化膜
を順次形成する工程と、層間絶縁膜、窒化膜、および酸
化膜を貫通するキャパシタ下部電極プラグを埋設する工
程と、酸化膜をエッチングにより除去して層間絶縁膜の
表面にキャパシタ下部電極プラグの突起部を露出させる
工程と、層間絶縁膜の表面および突起部を酸化膜で被覆
する工程と、エッチングにより突起部の側面に酸化膜か
らなる保護膜を形成する工程と、エッチングにより突起
部の側面で酸化膜からなる保護膜の下部にさらに窒化膜
からなる保護膜を形成する工程と、突起部上にキャパシ
タ下部電極を自己整合的に形成する工程と、キャパシタ
下部電極上に高誘電率誘電体膜を形成する工程と、高誘
電率誘電体膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程
と、を含んでなるものである。
【0027】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にMOSトランジスタを作製する工程
と、MOSトランジスタ領域上に層間絶縁膜を形成する
工程と、層間絶縁膜中に逆テーパ状を呈しながら貫通す
るキャパシタ下部電極プラグを埋設する工程と、層間絶
縁膜の一部を除去してキャパシタ下部電極プラグの突起
部を形成する工程と、突起部上にキャパシタ下部電極を
自己整合的に形成する工程と、キャパシタ下部電極上に
高誘電率誘電体膜を形成する工程と、高誘電率誘電体膜
上にキャパシタ上部電極を形成する工程と、を含んでな
るものである。
【0028】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、上述のキャパシタ下部電極プラグの側面を被覆する
よう絶縁膜を形成したものである。
【0029】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にMOSトランジスタを作製する工程
と、MOSトランジスタ領域上に層間絶縁膜を形成する
工程と、層間絶縁膜を貫通するキャパシタ下部電極プラ
グを埋設する工程と、層間絶縁膜の一部を除去してキャ
パシタ下部電極プラグの突起部を形成する工程と、層間
絶縁膜と突起部を被覆するよう窒化膜を形成する工程
と、突起部上面の窒化膜を除去する工程と、突起部上に
キャパシタ下部電極を自己整合的に形成する工程と、キ
ャパシタ下部電極上に高誘電率誘電体膜を形成する工程
と、高誘電率誘電体膜上にキャパシタ上部電極を形成す
る工程と、を含んでなるものである。
【0030】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、上述のキャパシタ下部電極をスパッタ法により形成
したものである。
【0031】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、上述のキャパシタ下部電極を2回の成膜によって形
成する工程を含んでなるものである。
【0032】
【発明の実施の形態】実施例1.以下に本発明の実施例
1であるデザインルールが0.15μm程度の半導体装置及
び製造方法を、図1〜図14に基づき説明する。実施例
1は図31の上面図に示された半導体装置のレイアウト
中のA-A線のキャパシタ部分の断面図を表す。
【0033】シリコン基板上1に10nm程度の第1の
熱酸化膜2を形成し、さらにCVD法で50nm程度の第
1の窒化膜3を成膜する。フォトリソグラフィ技術およ
びエッチング技術で、図1に示すように、MOSトラン
ジスタを作製する活性領域上のみ第1の窒化膜3で被覆
されるようパターニングする。パターニングされた第1
の窒化膜4をエッチングマスクとしてシリコン基板1を
異方性エッチングによって300nm程度エッチング
し、さらにCVD法によってシリコン基板1上の全面に第
1の酸化膜を400nm程度成膜した後、CMP(Chemical
Mechanical Polishing)法により第1の酸化膜を平坦化
する。次いでパターニングされた第1の窒化膜4および
第1の熱酸化膜2を除去することにより、素子分離領域
5が形成される。素子分離領域5形成後の断面を図2に
示す。
【0034】熱酸化法でMOSトランジスタのゲート酸
化膜となる第2の熱酸化膜6を7nm程度形成した後、
リンが高濃度にドープされたリンドープトポリシリコン
膜7aとタングステンシリサイド(WSi2)膜7bの二層膜
(以下ポリサイド膜とする)をCVD法でそれぞれ50nm
程度ずつ成膜する。
【0035】さらにCVD法で第2の窒化膜8を100nm程
度成膜する。この第2の窒化膜8はポリサイド膜からな
るゲート電極加工時のエッチングマスクの役割をする。
フォトリソグラフィ技術および異方性エッチング技術で
所望の領域だけ第2の窒化膜8を残し、続いて第2の窒
化膜8をエッチングマスクにしてポリサイド膜を異方性
エッチングしてゲート電極9を形成する。
【0036】続いて、イオン注入技術を適用して、ゲー
ト電極9および素子分離領域5に対して自己整合的にリ
ンイオンを1×1013cm-2程度のドーズ量で注入してM
OSトランジスタ中の相対的に不純物濃度の低いソース
/ドレイン領域10を形成する。ソース/ドレイン領域
形成後の断面図を図3に示す。
【0037】図3中、ソース/ドレイン領域10Aには
後工程でビット線用プラグを介してビット線が接続さ
れ、ソース/ドレイン領域10Bには後工程でコンタク
トプラグおよびキャパシタ下部電極プラグを介してキャ
パシタ下部電極に接続される。
【0038】ソース/ドレイン領域形成10後のウエハ
上にCVD法で第3の窒化膜11を30nm程度成膜する。
この第3の窒化膜11はビット線用プラグ、及び、コン
タクトプラグ用のコンタクトホールの開口を行う際のエ
ッチングストッパーの役割をする。イオン注入技術でゲ
ート電極9および素子分離領域5に対して自己整合的に
ヒ素イオンを5×101 5cm-2程度のドーズ量で注入して
MOSトランジスタの相対的に不純物濃度の高いソース
/ドレイン領域、いわゆるソース/ドレイン領域を形成
する。ソース/ドレイン領域形成後の断面図を図4に示
す。
【0039】以上の工程を経て、シリコン基板1上にM
OSトランジスタが形成される。
【0040】さらにCVD法で400nm程度の酸化膜からな
る第1の層間絶縁膜12を形成した後、フォトリソグラ
フィ技術および異方性ドライエッチング技術でキャパシ
タ下部電極プラグとソース/ドレイン領域10Bとを電
気的に接続するための直径0.15μm程度のコンタクトプ
ラグ13をソース/ドレイン領域10B上に形成する。
【0041】続いて、リンをド−プしたポリシリコン膜
をCVD法で成膜した後、CMP法により不要なポリシリコン
膜部分を除去してウエハ表面を平坦化する。この結果、
第1の層間絶縁膜12を貫通したコンタクトプラグ13
が形成される。コンタクトプラグ13形成後の断面図を
図5に示す。コンタクトプラグ13は上部に形成される
キャパシタ下部電極プラグ21の持ち上げプラグとして
機能する。
【0042】CVD法により、コンタクトプラグ13上
部、第2の層間絶縁膜14を覆うように100nm程度の
酸化膜からなる第2の層間絶縁膜14を形成する。第2
の層間絶縁膜14形成後の断面図を図6に示す。
【0043】フォトリソグラフィ技術および酸化膜異方
性ドライエッチング技術でソース/ドレイン領域10A
上に直径0.15μm程度のビット線とソース/ドレイン領
域10Aを接続するためのプラグ(以下BCプラグとよ
ぶ)を形成する。ゲート電極9と同種類のポリシリコン
膜15aとタングステンシリサイド膜15bからなるポ
リサイド膜をCVD法で成膜し、タングステンシリサイド
膜15b上部に第4の窒化膜16を成膜した後、フォト
リソグラフィ技術および異方性ドライエッチング技術で
所望のパターンを形成する。
【0044】このポリシリコン膜15aとタングステン
シリサイド膜15bの2層で構成されるポリサイド膜か
らなるビット線15の線幅は0.15μm程度で、BCプラグ
を介してソース/ドレイン領域10Aに電気的に接続さ
れる。ビット線15を覆うように第5の窒化膜を30nm
程度成膜した後、窒化膜のエッチバックを行い、ビット
線15の側壁に第5の窒化膜からなるサイドウォール1
7を形成する。窒化膜サイドウォール17形成後のウエ
ハ断面図を図7に示す。
【0045】ビット線15パターン形成後のウエハ上に
CVD法によって成膜された膜厚400nm程度の酸化膜から
なる第3の層間絶縁膜18を形成する。CMP法によりウ
エハを平坦化した後、第6の窒化膜19を50nm、酸化
膜20を50nm程度、順次積層する。各層成膜後の断面
図を図8に示す。
【0046】フォトリソグラフィ技術によりキャパシタ
下部電極コンタクト用のレジストパターンを形成し、レ
ジストパターンをマスクとして異方性エッチングにより
酸化膜20、第6の窒化膜19、第3の層間絶縁膜18
および第2の層間絶縁膜14をコンタクトプラグ13上
部が露出するまでエッチングし、コンタクトホールを設
ける。
【0047】この場合の酸化膜異方性エッチングは酸化
膜20、第6の窒化膜19をエッチングした後は、ビッ
ト線15を覆っている第3の窒化膜16をエッチングし
ないように、第3の窒化膜16のエッチングレートが小
さくなるような条件下で第3の層間絶縁膜18をエッチ
ングする。また、キャパシタ下部電極コンタクト用のパ
ターンは後工程で形成するキャパシタ下部電極より若干
内側に小さいパターンに設定する。
【0048】CVD法やスパッタ法等によってコンタクト
ホールを埋め込むようにポリシリコン(Si)、窒化チタ
ン(TiN)、チタン(Ti)、窒化チタンシリサイド(TiS
iN)、タングステン(W)、窒化タングステン(WN)、
窒化タンタル(TaN)、窒化タンタルシリサイド(TaSi
N)、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)等のいずれかの
材料からなる導電膜を形成した後、CMP法によって平坦
化して、キャパシタ下部電極プラグ21を形成する。平
坦化後の素子断面図を図9に示す。このキャパシタ下部
電極プラグ21の上部で酸化膜20および第6の窒化膜
19中に埋め込まれた部分は後工程でキャパシタ下部電
極用の突起部23となる。
【0049】全面エッチングにより酸化膜20を除去す
る。この結果、キャパシタ下部電極プラグ21の上部が
表面上に露出する。次にウエハ全面にCVD法により酸
化膜22を成膜する。酸化膜22成膜後の断面図を図10
に示す。
【0050】酸化膜22をエッチバックすることにより
キャパシタ下部電極用突起部23の側面に酸化膜からな
る保護膜24aの形成を行う。この断面図を図11に示
す。
【0051】次に第6の窒化膜19をウェットエッチン
グする。この時、キャパシタ下部電極用突起部23の側
面に第6の窒化膜からなる保護膜24bが形成される。
【0052】以上の工程により図12に示すようなキャ
パシタ下部電極を自己整合的に形成するための突起部2
3が形成される。なお、実施例1ではキャパシタ下部電
極プラグ21とキャパシタ下部電極用突起部23とを一
体的に形成したが、キャパシタ下部電極プラグ21と突
起部23を別個に形成しても同様の効果がある。
【0053】スパッタ法のような段差被覆性の乏しい成
膜方法により、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、イリジ
ウム(Ir)、酸化ルテニウム(RuO2)、酸化イリジウム
(IrO2)、タングステン(W)、窒化タングステン(W
N)、酸化ストロンチウムルテニウム(SrRuO3)等のい
ずれかの材料から成るキャパシタ下部電極25を形成す
る。成膜後の断面図を図13に示す。なお、キャパシタ
下部電極25形成の際、キャパシタ下部電極用突起部2
3の上部以外の第3の層間絶縁膜18上にも上記材料か
らなる導電膜25aが一部付着するが、キャパシタ下部
電極25とは孤立しているので、後述するように電気的
に接続されることはなく、したがって、リーク電流の経
路にもなりえない。
【0054】ここで、スパッタ法では、キャパシタ下部
電極用突起部23の上部では正常に形成されるが、キャ
パシタ下部電極用突起部23の側面は上面に比べて成膜
レートが極めて低いので成膜されにくい特徴がある。特
に複数のキャパシタ下部電極用突起部23の間隙で突起
部側面の成膜レート低下の傾向が顕著である。
【0055】またキャパシタ下部電極用突起部23の側
面に接した部分も成膜レートが遅い傾向にある。かかる
側面での成膜レート低下は隣接するキャパシタ下部電極
との間隙に対する側面のアスペクト比が高くなるに従い
顕著になっていくため、隣接するキャパシタ下部電極用
突起部23との間隔が狭いほど、キャパシタ下部電極用
突起部23高さが低くても上面と側面の成長レートが相
対的に大きくなる、すなわち高選択比となる効果が顕著
になる。よって、本発明によるキャパシタ構造では、突
起部23の間隔は0.2μm以下が好適である。
【0056】上述したようなキャパシタ下部電極用突起
部23に設けられた、下部になるほど外周が縮小する形
状を呈するキャパシタ下部電極25では、下部になるほ
どスパッタ粒子が到達しにくくなり、成膜されない部分
が生じる。かかるキャパシタ下部電極25の形状の効果
により、後述するようにキャパシタ下部電極25と第3
の層間絶縁膜18上に形成される電極膜25aとを容易
に電気的に分離することができる。
【0057】ここではスパッタ法を例にして説明した
が、熱CVD法やプラズマCVD法でも段差被覆性の乏しい成
膜条件を選択して成膜することにより同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0058】キャパシタ下部電極25上にチタン酸バリ
ウム・ストロンチウム膜((Ba,Sr)TiO3)、酸化タンタ
ル膜(Ta2O5)、チタン酸ジルコン酸鉛膜(Pb(Zr、Ti)O
3)、タンタル酸ストロンチウム・ビスマス膜(SrBi2Ta
2O5)等の何れかの材料からなる高誘電率誘電体膜26
を成膜し、さらにその上にキャパシタ上部電極27を形
成して、図14に示すようなキャパシタ構造が完成す
る。
【0059】かかるウエハ上に、図示しないがCVD法で
酸化膜を500nm程度成膜して層間絶縁膜を形成し、さ
らにアルミ配線を形成することにより高誘電率誘電体膜
によるキャパシタ構造を具備した半導体装置が完成す
る。
【0060】本キャパシタ構造では、キャパシタ下部電
極25はキャパシタ下部電極プラグ21に対して、自己
整合的、すなわちフォトリソグラフィ技術を適用するこ
となく形成されるので、従来方法で問題になったキャパ
シタ下部電極プラグ21に対するキャパシタ下部電極2
5の転写パターンの重ね合わせマージンの十分な確保は
全く不要となる。この結果、本キャパシタ構造ではキャ
パシタ下部電極プラグ21と高誘電率誘電体膜26との
接触は生じえないので、素子特性を著しく劣化させるキ
ャパシタ下部電極プラグ21から高誘電率誘電体膜2
6、キャパシタ上部電極27へのリーク電流を有効に防
止できる。
【0061】また、本キャパシタ構造では、キャパシタ
下部電極用突起部23の側面に酸化膜の保護膜24aお
よび第6の窒化膜19による保護膜24bを設けたこと
により、キャパシタ下部電極25をキャパシタ下部電極
プラグ21に対して自己整合的に作製する場合に問題と
なるキャパシタ下部電極プラグ21中の突起部23と高
誘電率誘電体膜26の接触も、極めて効果的に防止でき
る。
【0062】実施例2.以下、実施例2の発明を図15
〜19に基づき説明する。なお、図7までは実施例1と
同様なので省略する。第2の層間絶縁膜14表面及びビ
ット線15上部にCVD法で400nm程度の酸化膜からなる
第3の層間絶縁膜18を形成した後、CMP法によりウエ
ハ表面を平坦化する。次にフォトリソグラフィ技術によ
り、キャパシタ下部電極コンタクト用のパターンを形成
し、第3の層間絶縁間膜18および第2の層間絶縁膜1
4のエッチングを行いコンタクトプラグ13上部まで開
口することによって、コンタクトホール28を形成す
る。
【0063】コンタクトホール28形成の際に、エッチ
ングによりコンタクトホール28上部に図15に示すよ
うな逆テーパ状を設ける。この逆テーパ形成後のキャパ
シタ下部電極コンタクト用の上部パターン(図示せず)
は、後工程で形成するキャパシタ下部電極より若干内側
に小さいパターンに設定する。
【0064】逆テーパ状のコンタクトホール28に、窒
化膜等からなる絶縁体膜29を形成してエッチバックし
た後、シリコン(Si)、窒化チタン(TiN)、チタン(T
i)、窒化チタンシリサイド(TiSiN)、タングステン
(W)、窒化タングステン(WN)、窒化タンタル(TaN)、
窒化タンタルシリサイド(TaSiN)、窒化チタンアルミ
ニウム(TiAlN)等の何れかの材料をCVD法で形成し、CM
P法により平坦化することにより、図16に示すような
逆テーパ状の断面を呈するキャパシタ下部電極プラグ3
0を形成する。
【0065】次に第3の層間絶縁膜18の一部をエッチ
ングする。以上の工程により図17に示すようなキャパ
シタ下部電極を設けるための逆テーパ状キャパシタ下部
電極プラグ突起部31が形成される。なお、実施例2で
はキャパシタ下部電極プラグ30とキャパシタ下部電極
用突起部の導電体層とを一体的に形成したが、キャパシ
タ下部電極用突起部をキャパシタ下部電極プラグ21と
は別個に形成しても同様の効果がある。
【0066】スパッタ法により、白金(Pt)、ルテニウ
ム(Ru)、イリジウム(Ir)、酸化ルテニウム(Ru
O2)、酸化イリジウム(IrO2)、タングステン(W)、
窒化タングステン(WN)、酸化ストロンチウムルテニウ
ム(SrRuO3)等の何れかの材料のような電極材料により
キャパシタ下部電極25を形成する。図18にキャパシ
タ下部電極25形成後の断面図を示す。
【0067】実施例2ではスパッタ法をキャパシタ下部
電極25の成膜方法の一例としたが、熱CVD法やプラズ
マCVD法でも段差被覆性の乏しい成膜条件で成膜するこ
とにより同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0068】チタン酸バリウム・ストロンチウム膜((B
a,Sr)TiO3)、酸化タンタル膜(Ta2O5)、チタン酸ジル
コン酸鉛膜(Pb(Zr、Ti)O3)、タンタル酸ストロンチウ
ム・ビスマス膜(SrBi2Ta2O5)等の何れかの材料の高誘
電率誘電体膜26をキャパシタ下部電極25上に形成
し、さらにキャパシタ上部電極27を形成して、図19
に示すキャパシタ構造が完成する。
【0069】実施例2では、スパッタ法のように段差被
覆性の乏しい成膜方法でキャパシタ下部電極25を形成
し、さらに図17に示すようにキャパシタ下部電極用突
起部31を逆テーパ構造とすることで、キャパシタ下部
電極用突起部31近傍でキャパシタ下部電極25形成用
材料のスパッタ粒子が届かず成膜されない部分ができ
る。さらにキャパシタ下部電極プラグ30の周囲には絶
縁膜29が被覆されている。かかる逆テーパ形状と絶縁
膜29の効果により、キャパシタ下部電極用突起部31
の側面においてキャパシタ下部電極用プラグ30と高誘
電率誘電体膜26やキャパシタ上部電極27との接触を
実施例1に比してより効果的に防止できる結果、より低
リーク電流の高性能の半導体装置を得ることが可能とな
る。
【0070】実施例3.以下、実施例3の発明を図20
〜24に基づき説明する。なお、図1〜図7までは実施
例1と同様なので省略する。第2の層間絶縁膜14上お
よびビット線15上部にCVD法で400nm程度の酸化膜か
らなる第3の層間絶縁膜18を形成し、CMP法により平
坦化した後、フォトリソグラフィ技術によりキャパシタ
下部電極コンタクト用のパターン(図示せず)を形成
し、このパターンをマスクとして第3の層間絶縁膜18
および第2の層間絶縁膜14のエッチングを行い、コン
タクトプラグ13の上部まで開口し、コンタクトホール
を設ける。この場合のキャパシタ下部電極コンタクト用
のパターンは後工程で形成するキャパシタ下部電極より
若干内側に小さいパターンに設定する。
【0071】このコンタクトホール中に、シリコン(S
i)、窒化チタン(TiN)、チタン(Ti)、窒化チタンシ
リサイド(TiSiN)、タングステン(W)、窒化タングス
テン(WN)、窒化タンタル(TaN)、窒化タンタルシリサ
イド(TaSiN)、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)等の
何れかの材料等をCVD法で埋設し、さらにCMP法によりウ
エハ表面を平坦化することによりキャパシタ下部電極プ
ラグ21を形成する。第3の層間絶縁膜18を一定深さ
までウエハ全面にわたりエッチングを行なった後、CVD
法によって露出したキャパシタ下部電極プラグ21を含
むウエハ表面を被覆するように第7の窒化膜32を形成
する。第7の窒化膜32形成後の断面図を図20に示
す。
【0072】CMP法によってキャパシタ下部電極プラグ
21の上面を露出させる。上面露出後の断面図を図21
に示す。キャパシタ下部電極プラグ21の上部で平坦面
から露出した部分はキャパシタ下部電極突起部33とな
る。以上の工程によりキャパシタ下部電極を設けるため
の突起部33が形成される。
【0073】実施例3ではキャパシタ下部電極プラグ2
1とキャパシタ下部電極用突起部33を一体的に形成し
たが、キャパシタ下部電極用突起部33をキャパシタ下
部電極プラグ21とは別個に形成しても同様の効果があ
る。
【0074】図22に示すように、スパッタ法により、
キャパシタ下部電極用突起部33上に、白金(Pt)、ル
テニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、酸化ルテニウム
(RuO2)、酸化イリジウム(IrO2)、タングステン
(W)、窒化タングステン(WN)、酸化ストロンチウム
ルテニウム(SrRuO3)等の何れかの電極材料から成るキ
ャパシタ下部電極25を形成する。
【0075】ここではスパッタ法を成膜方法の一例とし
たが、熱CVD法やプラズマCVD法でも段差被覆性の乏しい
成膜条件で成膜することにより同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0076】図23に示すように等方性、あるいは異方
性エッチングによりキャパシタ下部電極25をエッチバ
ックさせて、キャパシタ下部電極25の上部以外の側面
はウエハ表面に対してほぼ垂直となっているようなキャ
パシタ下部電極25bを形成する。
【0077】キャパシタ下部電極25b上にさらにチタ
ン酸バリウム・ストロンチウム膜((Ba,Sr)TiO3)、酸
化タンタル膜(Ta2O5)、チタン酸ジルコン酸鉛膜(Pb
(Zr、Ti)O3)、タンタル酸ストロンチウム・ビスマス膜
(SrBi2Ta2O5)等の何れかの材料からなる高誘電率誘電
体膜26、キャパシタ上部電極27を順次形成して、図
24の断面図に示すようなキャパシタ構造が完成する。
【0078】実施例3によるキャパシタ構造では、キャ
パシタ下部電極プラグ突起部33は完全に第7の窒化膜
32で被覆されているため、キャパシタ下部電極プラグ
21と高誘電率誘電体膜26、キャパシタ上部電極27
とは完全に電気的に分離しているのでリーク電流を有効
に防止することができる。
【0079】実施例4.実施例3の図23に示されたキ
ャパシタ構造に、さらに、第2のキャパシタ下部電極3
4をスパッタ法により形成する。第2のキャパシタ下部
電極34形成後の断面図を図25に示す。第2のキャパ
シタ下部電極34をエッチバック後、チタン酸バリウム
・ストロンチウム膜((Ba,Sr)TiO3)、酸化タンタル膜
(Ta2O5)、チタン酸ジルコン酸鉛膜(Pb(Zr、Ti)
O3)、タンタル酸ストロンチウム・ビスマス膜(SrBi2T
a2O5)等の何れかの材料からなる高誘電率誘電体膜2
6、キャパシタ上部電極27を順次形成すると図26に
示されるような断面を呈するキャパシタ構造を具備する
半導体装置が完成する。
【0080】実施例4のキャパシタ構造では、実施例1
〜3のキャパシタ構造に比して、キャパシタ電極面積が
実効的に増加するため、キャパシタ下部電極プラグ突起
部33と高誘電率誘電体膜26、キャパシタ上部電極2
7との電気的な分離を維持しつつキャパシタ容量が増大
する結果、より高性能の例えばDRAMのような半導体
装置が得られる効果がある。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置では、MOSト
ランジスタ領域に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜
を貫通し、層間絶縁膜上に露出した突起部を有するキャ
パシタ下部電極プラグと、突起部上に自己整合的に形成
され突起部以外の領域と電気的に分離されたキャパシタ
下部電極と、キャパシタ下部電極上に形成された高誘電
率誘電体膜と、高誘電率誘電体膜上に形成されたキャパ
シタ上部電極と、を備えたので、キャパシタ下部電極は
キャパシタ下部電極プラグに対して、自己整合的、すな
わちフォトリソグラフィ技術を適用することなく形成さ
れるため、従来方法で問題になったキャパシタ下部電極
プラグに対するキャパシタ下部電極の転写パターンの重
ね合わせマージンの十分な確保は全く不要となる結果、
本キャパシタ構造ではキャパシタ下部電極プラグと高誘
電率誘電体膜との接触は有効に防げるため、素子特性を
著しく劣化させるキャパシタ下部電極プラグから高誘電
率誘電体膜、キャパシタ上部電極へのリーク電流を有効
に防止できる。
【0082】また、本発明に係る半導体装置では、上述
の突起部の側面に、絶縁膜からなる保護膜が形成されて
いるので、素子特性を著しく劣化させるキャパシタ下部
電極プラグから高誘電率誘電体膜、キャパシタ上部電極
へのリーク電流をより効果的に防止できる。
【0083】また、本発明に係る半導体装置では、上述
の上述の保護膜が少なくとも1以上で、それぞれ上部に
なるにしたがい断面積が増大する逆テーパ状の膜からな
るとしたので、第2のキャパシタ下部電極プラグの突起
部の電気分離がより完全になる効果がある。
【0084】また、本発明に係る半導体装置では、MO
Sトランジスタ領域に形成された層間絶縁膜と、層間絶
縁膜中を逆テーパ状を呈しながら貫通し、層間絶縁膜上
に露出した突起部を有するキャパシタ下部電極プラグ
と、突起部上に自己整合的に形成され突起部以外の領域
と電気的に分離されたキャパシタ下部電極と、キャパシ
タ下部電極上に形成された高誘電率誘電体膜と、高誘電
率誘電体膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、を備
えたので、キャパシタ下部電極はキャパシタ下部電極プ
ラグに対して、自己整合的、すなわちフォトリソグラフ
ィ技術を適用することなく形成されるため、従来方法で
問題になったキャパシタ下部電極プラグに対するキャパ
シタ下部電極の転写パターンの重ね合わせマージンの十
分な確保は全く不要となることに加えて、突起部の逆テ
ーパ状により、一層キャパシタ下部電極プラグと高誘電
率誘電体膜はより接触しにくくなるため、素子特性を著
しく劣化させるキャパシタ下部電極プラグから高誘電率
誘電体膜、キャパシタ上部電極へのリーク電流をさらに
効果的に防止できる。
【0085】また、本発明に係る半導体装置では、上述
のキャパシタ下部電極プラグの側面を被覆するように絶
縁膜が形成されているので、キャパシタ下部電極プラグ
に対して自己キャパシタ下部電極を整合的に作製する場
合に懸念されるキャパシタ下部電極プラグ中の突起部と
高誘電率誘電体膜間の接触を極めて効果的に防止でき
る。
【0086】また、本発明に係る半導体装置では、MO
Sトランジスタ領域に形成された層間絶縁膜と、層間絶
縁膜を貫通し、層間絶縁膜上に露出した突起部を有する
キャパシタ下部電極プラグと、層間絶縁膜および突起部
の側面を被覆するよう形成された絶縁膜と、突起部の上
面に自己整合的に形成され突起部の上面部以外の領域と
電気的に分離されたキャパシタ下部電極と、キャパシタ
下部電極上に形成された高誘電率誘電体膜と、高誘電率
誘電体膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、を備え
たので、より一層キャパシタ下部電極プラグと高誘電率
誘電体膜はより接触しにくくなるので、素子特性を著し
く劣化させるキャパシタ下部電極プラグから高誘電率誘
電体膜、キャパシタ上部電極へのリーク電流をさらに有
効に防止できる。
【0087】また、本発明に係る半導体装置では、隣接
する突起部間の距離が0.2μm以下であるとしたので、低
リーク電流のキャパシタ構造が高密度に形成された半導
体装置を得ることができる。
【0088】また、本発明に係る半導体装置では、上述
のキャパシタ下部電極プラグがシリコン(Si)、窒化チ
タン(TiN)、チタン(Ti)、窒化チタンシリサイド(T
iSiN)、タングステン(W)、窒化タングステン(W
N)、窒化タンタル(TaN)、窒化タンタルシリサイド(Ta
SiN)、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)の何れかの材
料からなるので、信頼性に優れ、低リーク電流の半導体
装置を得ることができる。
【0089】また、本発明に係る半導体装置では、上述
のキャパシタ下部電極が白金(Pt)、ルテニウム(R
u)、イリジウム(Ir)、酸化ルテニウム(RuO2)、酸
化イリジウム(IrO2)、タングステン(W)、窒化タン
グステン(WN)、酸化ストロンチウムルテニウム(SrRu
O3)の何れかの材料からなるので、信頼性に優れ、かつ
低リーク電流の半導体装置を得ることができる。
【0090】また、本発明に係る半導体装置では、上述
の高誘電率誘電体膜がチタン酸バリウム・ストロンチウ
ム膜((Ba,Sr)TiO3)、酸化タンタル膜(Ta2O5)、チタ
ン酸ジルコン酸鉛膜(Pb(Zr、Ti)O3)、タンタル酸スト
ロンチウム・ビスマス膜(SrBi2Ta2O5)の何れかの材料
からなるので、キャパシタ容量が大きく、かつ低リーク
電流の半導体装置を得ることができる。
【0091】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
半導体基板上にMOSトランジスタを作製する工程と、
MOSトランジスタ領域上に層間絶縁膜、窒化膜、酸化
膜を順次形成する工程と、層間絶縁膜、窒化膜、および
酸化膜を貫通するキャパシタ下部電極プラグを埋設する
工程と、酸化膜をエッチングにより除去して層間絶縁膜
の表面にキャパシタ下部電極プラグの突起部を露出させ
る工程と、層間絶縁膜の表面および突起部を酸化膜で被
覆する工程と、エッチングにより突起部の側面に酸化膜
からなる保護膜を形成する工程と、エッチングにより突
起部の側面で酸化膜からなる保護膜の下部にさらに窒化
膜からなる保護膜を形成する工程と、突起部上にキャパ
シタ下部電極を自己整合的に形成する工程と、キャパシ
タ下部電極上に高誘電率誘電体膜を形成する工程と、高
誘電率誘電体膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程
と、を含んでなるので、従来方法で問題になったキャパ
シタ下部電極プラグに対するキャパシタ下部電極の転写
パターンの重ね合わせマージンの十分な確保は全く不要
となり、さらに突起部の側面に形成された保護膜によっ
て、キャパシタ下部電極プラグから高誘電率誘電体膜、
キャパシタ上部電極へのリーク電流がより一層低い半導
体装置を再現性よく製造することができる。
【0092】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、半導体基板上にMOSトランジスタを作製する工
程と、MOSトランジスタ領域上に層間絶縁膜を形成す
る工程と、層間絶縁膜中に逆テーパ状を呈しながら貫通
するキャパシタ下部電極プラグを埋設する工程と、層間
絶縁膜の一部を除去してキャパシタ下部電極プラグの突
起部を形成する工程と、突起部上にキャパシタ下部電極
を自己整合的に形成する工程と、キャパシタ下部電極上
に高誘電率誘電体膜を形成する工程と、高誘電率誘電体
膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程と、を含んで
なるので、さらに低リーク電流の半導体装置を再現性よ
く製造することができる。
【0093】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、上述のキャパシタ下部電極プラグの側面を被覆す
るよう絶縁膜を形成したので、よりリーク電流を低減し
うる半導体装置を再現性よく製造することができる。
【0094】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、半導体基板上にMOSトランジスタを作製する工
程と、MOSトランジスタ領域上に層間絶縁膜を形成す
る工程と、層間絶縁膜を貫通するキャパシタ下部電極プ
ラグを埋設する工程と、層間絶縁膜の一部を除去してキ
ャパシタ下部電極プラグの突起部を形成する工程と、層
間絶縁膜と突起部を被覆するよう窒化膜を形成する工程
と、突起部上面の窒化膜を除去する工程と、突起部上に
キャパシタ下部電極を自己整合的に形成する工程と、キ
ャパシタ下部電極上に高誘電率誘電体膜を形成する工程
と、高誘電率誘電体膜上にキャパシタ上部電極を形成す
る工程と、を含んでなるので、さらに低リーク電流の半
導体装置を再現性よく製造することができる。
【0095】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、上述のキャパシタ下部電極をスパッタ法により形
成したので、所望のキャパシタ形状を呈し、低リーク電
流の半導体装置を再現性よく製造することができる。
【0096】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、上述のキャパシタ下部電極を2回の成膜によって
形成する工程を含んでなるので、低リーク電流でかつキ
ャパシタ容量の大きい高性能の半導体装置を再現性よく
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図2】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図3】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図4】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図5】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図6】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図7】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図8】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図9】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロー
の一部を示す図である。
【図10】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図11】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図12】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図13】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図14】 本発明の実施例1の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図15】 本発明の実施例2の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図16】 本発明の実施例2の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図17】 本発明の実施例2の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図18】 本発明の実施例2の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図19】 本発明の実施例2の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図20】 本発明の実施例3の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図21】 本発明の実施例3の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図22】 本発明の実施例3の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図23】 本発明の実施例3の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図24】 本発明の実施例3の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図25】 本発明の実施例4の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図26】 本発明の実施例4の半導体装置の製造フロ
ーの一部を示す図である。
【図27】 従来の半導体装置の製造フローの一部を示
す図である。
【図28】 従来の半導体装置の製造フローの一部を示
す図である。
【図29】 従来の半導体装置の製造フローの一部を示
す図である。
【図30】 従来の半導体装置の製造フローの一部を示
す図である。
【図31】 従来のキャパシタ上部電極のレイアウトを
示す図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、 2 第1の熱酸化膜、 3 第1
の窒化膜、 4 パターニングされた第1の窒化膜、
5 素子分離領域、 6 第2の熱酸化膜、7 リンド
ープトポリシリコン(7a)とタングステンシリサイド
(7b)からなる二層膜、 8 第2の窒化膜、 9
ゲート電極、 10 ソース/ドレイン領域、 11
第3の窒化膜、 12 第1の層間絶縁膜、 13 コ
ンタクトプラグ、 14 第2の層間絶縁膜、 15
ビット線、 16 第4の窒化膜、 17 第5の窒化
膜からなるサイドウォール、 18 第3の層間絶縁
膜、 19 第6の窒化膜、 20 酸化膜、 21
キャパシタ下部電極プラグ、 21a キャパシタ下部
電極プラグ21用のコンタクトホール, 22 酸化
膜、 23 キャパシタ下部電極用突起部、 24 保
護膜、 25 キャパシタ下部電極、 25a キャパ
シタ下部電極用材料で第3の層間絶縁膜1上に形成され
た膜、 26 高誘電率誘電体膜、 27 キャパシタ
上部電極、 28 コンタクトホール、 29 絶縁体
膜、 30 キャパシタ下部電極プラグ、 31 逆テ
ーパ状キャパシタ下部電極プラグ突起部、 32 第7
の窒化膜、 33 キャパシタ下部電極突起部、 34
第2のキャパシタ下部電極、35 チタン(Ti)膜お
よび窒化チタン(TiN)膜からなる二層膜、 36 キ
ャパシタ下部電極底部、 37 キャパシタ下部電極プ
ラグ上部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒岩 丈晴 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長永 隆志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD21 AD48 FR02 GA09 JA14 JA15 JA17 JA35 JA38 JA39 JA40 JA43 JA44 JA53 KA01 KA05 MA05 MA06 MA17 MA20 PR10 PR29 PR36

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタ領域に形成された層
    間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を貫通し、前記層間絶縁膜
    上に露出した突起部を有するキャパシタ下部電極プラグ
    と、前記突起部上に自己整合的に形成され前記突起部以
    外の領域と電気的に分離されたキャパシタ下部電極と、
    前記キャパシタ下部電極上に形成された高誘電率誘電体
    膜と、前記高誘電率誘電体膜上に形成されたキャパシタ
    上部電極と、を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部の側面に、絶縁膜からなる保
    護膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記保護膜が少なくとも1以上で、それ
    ぞれ上部になるにしたがい断面積が増大する逆テーパ状
    の膜からなることを特徴とする請求項2記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 MOSトランジスタ領域に形成された層
    間絶縁膜と、前記層間絶縁膜中を逆テーパ状を呈しなが
    ら貫通し、前記層間絶縁膜上に露出した突起部を有する
    キャパシタ下部電極プラグと、前記突起部上に自己整合
    的に形成され前記突起部以外の領域と電気的に分離され
    たキャパシタ下部電極と、前記キャパシタ下部電極上に
    形成された高誘電率誘電体膜と、前記高誘電率誘電体膜
    上に形成されたキャパシタ上部電極と、を備えたことを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記キャパシタ下部電極プラグの側面を
    被覆するように絶縁膜が形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 MOSトランジスタ領域に形成された層
    間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を貫通し、前記層間絶縁膜
    上に露出した突起部を有するキャパシタ下部電極プラグ
    と、前記層間絶縁膜および前記突起部の側面を被覆する
    よう形成された絶縁膜と、前記突起部の上面に自己整合
    的に形成され前記突起部の上面部以外の領域と電気的に
    分離されたキャパシタ下部電極と、前記キャパシタ下部
    電極上に形成された高誘電率誘電体膜と、前記高誘電率
    誘電体膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、を備え
    たことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 隣接する前記突起部間の距離が0.2μm以
    下であることを特徴とする請求項1、4、6いずれか1
    項記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記キャパシタ下部電極プラグがシリコ
    ン(Si)、窒化チタン(TiN)、チタン(Ti)、窒化チ
    タンシリサイド(TiSiN)、タングステン(W)、窒化タ
    ングステン(WN)、窒化タンタル(TaN)、窒化タンタル
    シリサイド(TaSiN)、窒化チタンアルミニウム(TiAl
    N)の何れかの材料からなることを特徴とする請求項
    1、4、6いずれか1項記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記キャパシタ下部電極が白金(Pt)、
    ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、酸化ルテニウム
    (RuO2)、酸化イリジウム(IrO2)、タングステン
    (W)、窒化タングステン(WN)、酸化ストロンチウム
    ルテニウム(SrRuO 3)の何れかの材料からなることを特
    徴とする請求項1、4、6いずれか1項記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 前記高誘電率誘電体膜がチタン酸バリ
    ウム・ストロンチウム膜((Ba,Sr)TiO3)、酸化タンタ
    ル膜(Ta2O5)、チタン酸ジルコン酸鉛膜(Pb(Zr、Ti)O
    3)、タンタル酸ストロンチウム・ビスマス膜(SrBi2Ta
    2O5)の何れかの材料からなることを特徴とする請求項
    1、4、6いずれか1項記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板上にMOSトランジスタを
    作製する工程と、前記MOSトランジスタ領域上に層間
    絶縁膜、窒化膜、酸化膜を順次形成する工程と、前記層
    間絶縁膜、前記窒化膜、および前記酸化膜を貫通するキ
    ャパシタ下部電極プラグを埋設する工程と、前記酸化膜
    をエッチングにより除去して前記層間絶縁膜の表面にキ
    ャパシタ下部電極プラグの突起部を露出させる工程と、
    前記層間絶縁膜の表面および前記突起部を酸化膜で被覆
    する工程と、エッチングにより前記突起部の側面に前記
    酸化膜からなる保護膜を形成する工程と、エッチングに
    より前記突起部の側面で前記酸化膜からなる保護膜の下
    部にさらに前記窒化膜からなる保護膜を形成する工程
    と、前記突起部上にキャパシタ下部電極を自己整合的に
    形成する工程と、前記キャパシタ下部電極上に高誘電率
    誘電体膜を形成する工程と、前記高誘電率誘電体膜上に
    キャパシタ上部電極を形成する工程と、を含んでなる半
    導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板上にMOSトランジスタを
    作製する工程と、前記MOSトランジスタ領域上に層間
    絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜中に逆テーパ
    状を呈しながら貫通するキャパシタ下部電極プラグを埋
    設する工程と、前記層間絶縁膜の一部を除去してキャパ
    シタ下部電極プラグの突起部を形成する工程と、前記突
    起部上にキャパシタ下部電極を自己整合的に形成する工
    程と、前記キャパシタ下部電極上に高誘電率誘電体膜を
    形成する工程と、前記高誘電率誘電体膜上にキャパシタ
    上部電極を形成する工程と、を含んでなる半導体装置の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 前記キャパシタ下部電極プラグの側面
    を被覆するよう絶縁膜を形成したことを特徴とする請求
    項12記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板上にMOSトランジスタを
    作製する工程と、前記MOSトランジスタ領域上に層間
    絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜を貫通するキ
    ャパシタ下部電極プラグを埋設する工程と、前記層間絶
    縁膜の一部を除去して前記キャパシタ下部電極プラグの
    突起部を形成する工程と、前記層間絶縁膜と前記突起部
    を被覆するよう窒化膜を形成する工程と、前記突起部上
    面の前記窒化膜を除去する工程と、前記突起部上にキャ
    パシタ下部電極を自己整合的に形成する工程と、前記キ
    ャパシタ下部電極上に高誘電率誘電体膜を形成する工程
    と、前記高誘電率誘電体膜上にキャパシタ上部電極を形
    成する工程と、を含んでなる半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記キャパシタ下部電極をスパッタ法
    により形成することを特徴とする請求項11、12,1
    4いずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記キャパシタ下部電極を2回の成膜
    によって形成する工程を含んでなる請求項11、12,
    14いずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
JP2000286517A 2000-09-21 2000-09-21 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2002100747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286517A JP2002100747A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286517A JP2002100747A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002100747A true JP2002100747A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18770429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000286517A Pending JP2002100747A (ja) 2000-09-21 2000-09-21 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002100747A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9496488B2 (en) 2012-11-02 2016-11-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor devices and methods of fabricating the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9496488B2 (en) 2012-11-02 2016-11-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor devices and methods of fabricating the same
US9978932B2 (en) 2012-11-02 2018-05-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor devices and methods of fabricating the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3805603B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4809961B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20090001437A1 (en) Integrated Circuit Devices Including Recessed Conductive Layers and Related Methods
US20020055222A1 (en) Semiconductor memory device having self-aligned contact and fabricating method thereof
US20060183252A1 (en) Ferroelectric memory devices
US20050121713A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US6656821B2 (en) Fabricating ferroelectric memory device with photoresist and capping layer
US20040259307A1 (en) Semiconductor memory device having plug contacted to a capacitor electrode and method for fabricating a capacitor of the semiconductor memory devcie
US6858443B2 (en) Methods of forming ferroelectric capacitors on protruding portions of conductive plugs having a smaller cross-sectional size than base portions thereof
US20050145917A1 (en) Semiconductor memory device and method of producing the same
JPH08162619A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4053702B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP4956355B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10209394A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
US20020074661A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US6534810B2 (en) Semiconductor memory device having capacitor structure formed in proximity to corresponding transistor
US20040197990A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
KR100439038B1 (ko) 스터드형태의 캡핑층을 구비한 반도체 장치의 비트라인 및그의 형성방법
JP3895099B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2002100747A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10289984A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2004179497A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2002190581A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20080296646A1 (en) Semiconductor memory device and method for fabricating the same
US6853026B2 (en) Semiconductor device