JP2002100281A - 能動型薄膜冷陰極及び能動型薄膜冷陰極の製造方法 - Google Patents

能動型薄膜冷陰極及び能動型薄膜冷陰極の製造方法

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JP2002100281A
JP2002100281A JP2001214626A JP2001214626A JP2002100281A JP 2002100281 A JP2002100281 A JP 2002100281A JP 2001214626 A JP2001214626 A JP 2001214626A JP 2001214626 A JP2001214626 A JP 2001214626A JP 2002100281 A JP2002100281 A JP 2002100281A
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thin film
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Junji Ikeda
順司 池田
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧でも大電流の引出しが可能な能動型薄
膜冷陰極及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 Si基板1の上に窒化硼素膜2が形成さ
れ、その上SiO2層3が形成されており、さらにその上
に金属薄膜4が形成されている。そして、SiO2層3と
金属薄膜4には開口部が形成されており、開口部におい
ては窒化硼素膜2が剥き出しになっている。金属薄膜4
を接地し、Si基板1又は窒化硼素膜2にマイナスの電位
をかける。SiO2層3の厚さは薄いので、小さな電位差
でも大きな電界を生じ、この電界により、窒化硼素膜2
より電子6が放出される。放出された電子6は、金属薄
膜4と陽極5の間にかけられた電界によって加速されて
陽極5に達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、電子顕
微鏡や電子線露光装置など電子線を用いる装置に使用す
るのに好適な冷陰極、特に電子放射材料として炭素系、
窒化物半導体を用いた能動型薄膜冷陰極、及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイヤモンドなどの炭素系、およ
び窒化硼素などの窒化物半導体などバンドギャップの大
きい半導体を電子放出材料として利用するという動きが
活発に展開されている。これはその電子親和力が負にな
るという特長を活かすことによって、電界放射特性の大
幅な改善(電流放射低電界化や大放射電流化)が期待で
きるためである。
【0003】例えば、Japanese Journal of Applied Ph
ysics、 36、 L463-L466 (1997)に記載の窒化物半導体
はマイクロ波プラズマ化学的気相成長法によって成膜さ
れた硫黄ドープの窒化硼素であり、半導体基板上に成膜
された窒化硼素を陰極とし、対向陽極と組み合わせて二
極管として動作させ、放射電流を観測している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな二極管方式の薄膜冷陰極は、陰極と対向電極が別の
構造体として形成されているので陰極と陽極間の距離が
大きくなり、所定の電流を引き出すためには高い電圧を
かけなければならないという問題点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、低電圧でも大電流の引き出しが可能な能動型薄
膜冷陰極及びその製造方法を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、Si基板上に陰極薄膜を具備し、さらに
前記陰極薄膜上に絶縁膜を介して引き出し電極膜を具備
し、前記絶縁膜と前記引き出し電極膜が、前記陰極薄膜
に至る開口を有し、前記基板もしくは前記陰極薄膜と前
記引き出し電極膜との間に引き出し電極膜を正極性とす
る電圧を印加することで前記陰極薄膜から電子を真空中
に放出することを特徴とする能動型薄膜冷陰極(請求項
1)である。
【0007】本手段においては、開口部分で陰極薄膜が
剥き出しになっており、開口以外の部分は引き出し電極
膜で覆われている。そして、陰極薄膜と引き出し電極膜
の間には絶縁膜が介在し、両者を絶縁している。陰極薄
膜と引き出し電極膜との間に引き出し電極膜を正極性と
する電圧を印加すると、その電界により、陰極薄膜から
電子が真空中に放出される。本手段においては、陰極薄
膜と引き出し電極が一体形成されており、その距離が小
さいので、低電圧でも大きな電界がかかり、大きな電流
を引き出すことができる。
【0008】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、前記陰極薄膜が窒化硼素系薄
膜であることを特徴とするもの(請求項2)である。
【0009】陰極薄膜を窒化珪素とした場合、特に低い
電圧で大きな引き出し電流を得ることができる。窒化硼
素系とは、窒化珪素に他の物質を微少量ドープしたもの
をいい、特にCをドープしたものは、薄膜の機械的な安
定性が良く、剥がれや亀裂が生じにくい。
【0010】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段又は第2の手段である能動型薄膜冷陰極
の製造方法であって、Si基板上に陰極薄膜、絶縁層、引
き出し電極膜を順に成膜した後、その上に開口となる部
分を除いてレジストを成膜し、プラズマによる物理的エ
ッチングでレジストの無い部分の電極膜と絶縁層の一部
をエッチングし、その後、液相による化学的エッチング
により、陰極薄膜が露出するまで絶縁層をエッチングす
ることを特徴とする能動型薄膜冷陰極の製造方法(請求
項3)である。
【0011】Si基板上に陰極薄膜、絶縁層、引き出し電
極膜を順に成膜した後、開口部を形成して陰極薄膜を露
出される方法としては、液相による化学的エッチングが
考えられる。しかし、代表的な絶縁材であるSiO2を使
用する場合、液相による化学的エッチングが異方性エッ
チングとなるため、後に比較例で示すように、陰極薄膜
を有効な面積だけ露出させようとすると、引き出し電極
直下の部分がエッチングされすぎ、引き出し電極を支え
ることができなくなってしまう。
【0012】また、プラズマによる物理的エッチングで
開口部を形成しようとすると、SiO 2のエッチングの終
了時に、陰極薄膜がプラズマ中のイオン衝撃によりダメ
ージを受けてしまうという問題点がある。
【0013】本手段においては、まず始めに、プラズマ
による物理的エッチングでレジストの無い部分の電極膜
と絶縁層の一部をエッチングし、その後、液相による化
学的エッチングにより、陰極薄膜が露出するまで絶縁層
をエッチングしているので、この両者の問題を避けるこ
とができ、引き出し電極膜を支えるだけの絶縁層を保っ
たまま、陰極薄膜が露出するまでエッチングを行うこと
ができ、しかも陰極薄膜がプラズマ中のイオン衝撃によ
りダメージを受けてしまうという問題点を解消すること
ができる。
【0014】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第3の手段であって、レジストの厚さを、ドライエ
ッチングが終了したときにレジストが無くなるような厚
さとすることを特徴とするもの(請求項4)である。
【0015】絶縁層をドライエッチングするとき、レジ
ストも同時にエッチングされる。本手段においては、ド
ライエッチングが終了したとき、すなわち絶縁層を所定
量だけエッチングしたとき、レジストがエッチングされ
て無くなるようにレジストの厚さを設定している。よっ
て、特別のレジスト除去工程が不要となり、全体の工程
が簡単になる。
【0016】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第1の手段又は第2の手段である能動型薄膜冷陰極
の製造方法であって、Si基板上に陰極薄膜を成膜した
後、その上に所望の開口パターンを反転させたパターン
を有するレジストを形成し、さらにその上に、絶縁層、
引き出し電極膜を順に成膜した後、リフトオフ法により
不要な前記絶縁層および前記引き出し電極膜を除去する
ことを特徴とする能動型薄膜冷陰極の製造方法(請求項
5)である。
【0017】本手段においては、まず始めに、Si基板上
に陰極薄膜を成膜した後、その上に所望の開口パターン
を反転させたパターンを有するレジストを形成し、続い
て、さらにその上に、絶縁層、引き出し電極膜を順に成
膜し、その後に、リフトオフ法により不要な前記絶縁層
及び前記引き出し電極膜を除去するようにしているの
で、前記第3の手段と同じように、引き出し電極膜を支
えるだけの絶縁層を保ったまま、陰極薄膜が露出するま
でエッチングを行うことができ、しかも陰極薄膜がプラ
ズマ中のイオン衝撃によりダメージを受けてしまうとい
う問題点を解消することができる。なお、本手段におけ
るレジストの厚さは、後に実施の形態の例で説明するよ
うに、リフトオフ法を用いるとき、溶剤等が直接レジス
トに作用してリフトオフ法が可能なように十分厚くして
おく必要がある。
【0018】さらに、前記第3の手段においては、液相
による化学的エッチングにより絶縁層をエッチングする
とき、絶縁層が異方性エッチングされることにより、絶
縁層の端部にある程度の傾斜がつくことが避けられない
が、本手段によれば、絶縁層の端部をほぼ垂直にするこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1
例である能動型薄膜冷陰極の例を示す図である。図1に
おいて、1はSi基板、2は陰極薄膜である窒化硼素膜、
3は絶縁膜であるSiO2層、4は引き出し電極膜である
金属薄膜、5は陽極、6は電子である。
【0020】Si基板1の上に窒化硼素膜2が形成され、
その上SiO2層3が形成されており、さらにその上に金
属薄膜4が形成されている。そして、SiO2層3と金属
薄膜4には開口部が形成されており、開口部においては
窒化硼素膜2が剥き出しになっている。
【0021】金属薄膜4を接地し、Si基板1又は窒化硼
素膜2にマイナスの電位をかける。SiO2層3の厚さは
薄いので、小さな電位差でも大きな電界を生じ、この電
界により、窒化硼素膜2より電子6が放出される。放出
された電子6は、金属薄膜4と陽極5の間にかけられた
電界によって加速されて陽極5に達する。
【0022】本実施の形態においては、陰極薄膜である
窒化硼素膜2を用いているので、ダイヤモンド等の炭素
系の薄膜を用いた場合に比して、同じ印加電圧で多くの
電子を引き出すことができ、電流−電圧特性の良い能動
型薄膜冷陰極が得られる。
【0023】なお、窒化硼素膜2の代わりに、少量のC
がドープされた窒化硼素膜を使用すれば、膜の剥がれや
亀裂の発生を少なくすることができ、薄膜の機械的な安
定性が得られる。なお、金属薄膜4としては、金、タン
グステン、タンタル等が使用できる。
【0024】以下、図1に示すような能動型薄膜冷陰極
の製造方法の例を、図2を使用して説明する。以下の図
において、前出の図に示された構成要素と同じ構成要素
には、同じ符号を付してその説明を省略することがあ
る。
【0025】まず、Si基板1上に、化学的気相成長法に
より窒化硼素膜2を成膜する(a)。次に、絶縁膜となるS
iO2層3をスパッタ等により500nm程度成膜し(b)、その
上に引き出し電極薄膜となる金属薄膜(タングステン)
4をスパッタなどにより200nm程度成膜する(c)。この引
き出し電極薄膜となる金属薄膜4は、後に行う緩衝フッ
酸によるSiO2層3のウェットエッチングに耐える材料
である必要がある。次に、リソグラフィにより開口パタ
ーンを有するレジスト5を形成する(d)。次に、金属薄
膜4を反応性イオンエッチングによりドライエッチング
する(e)。このドライエッチングの条件は、例えば導入
ガスとしてSF6を、20〜50sccm、0.8〜1.0Pa、RFパ
ワー400〜600W程度で使用する。
【0026】エッチングされるべき金属薄膜4が除去さ
れた状態になっても、そのまま基板をエッチング環境に
置き続ける。こうすることによって、表面に現れたSiO
2層3をエッチングすることができる。このSiO2層3の
エッチングは最後まで行わず、適当なところでエッチン
グを終了する(f)。上述のドライエッチング条件ではレ
ジスト5も僅かずつエッチングされる。
【0027】(f)においては、レジスト5が僅かに残っ
た状態となっているが、レジスト5の厚さを調整するこ
とにより、丁度、SiO2層3の所定量のエッチングが終
了した時点でレジスト5も完全にエッチングされるよう
にしておけば、レジスト5を除去するための別の工程が
不要となる。例えば、レジスト5の厚さを0.5μmとす
ることによりこのようなことが実現できる。
【0028】最後にSiO2層3を緩衝フッ酸でウェット
エッチングすると、エッチング量が少なく、金属薄膜4
下部への横方向エッチング量を最少限に留めることがで
きるために、SiO2層3が(g)に示すようにエッチングさ
れ、図1に示したような能動型薄膜冷陰極が形成でき
る。窒化硼素膜2はによってエッチングされないので、
露出したまま残る。このように緩衝フッ酸は、SiO2
みをエッチングして窒化硼素をエッチングしないので、
エッチング液として好ましい。
【0029】次に、図1に示すような能動型薄膜冷陰極
と同様な構造を有する能動型薄膜冷陰極の他の製造方法
の例を図3を用いて説明する。
【0030】Si基板1上に、化学的気相成長法により窒
化醐素膜2を成膜する(a)。そして、その上にレジス
ト7を塗布し(b)、リソグラフィにより所望のパター
ンの反転パターンを残す(c)。その上にSi0などの
絶縁膜3を蒸着により0.5μm程度成膜し(d)、続いて
金などの引き出し電極膜4を蒸着により形成する
(e)。次にアセトンなどの有機溶剤にディップするこ
とによりレジスト7上に形成された絶縁膜3および引き
出し電極膜4はレジスト7ごと除去される(f)。これ
により、窒化珪素など表面にダメージを受けやすい薄膜
がプラズマに曝されることを回避することができる。さ
らに、図2に示した製造方法に比して、絶縁膜3の端部
を、垂直に近い形に形成することができる。
【0031】いうまでもないことであるが、前記(f)
の工程において、レジスト7上に形成された絶縁膜3お
よび引き出し電極膜4がレジスト7ごと除去されるよう
にするためには、レジスト7の厚さが十分厚く、(e)
に示したように、絶縁膜3および引き出し電極膜4が形
成された状態で、レジスト7の側面の上部部分がレジス
ト7が形成されていない部分の電極膜4の表面より上方
に飛び出しており、アセトン等の有機溶剤が直接レジス
ト7に接触することができるようにされている必要があ
る。
【0032】図4に比較例として、SiO2層3のエッチ
ングに、反応性イオンエッチングによるドライエッチン
グを使用せず、緩衝フッ酸によるウェットエッチングの
みを使用した場合に発生する現象を示す。図4に示す工
程で、(e)までの工程は図2に示した工程と同じであ
る。図4においては、(e)の工程の後に、直ちに緩衝フ
ッ酸によるウェットエッチングによりSiO2層3をエッ
チングする。すると、エッチングの進行と共に、金属薄
膜4の下側のSiO2層3がエッチングされて無くなり、
(f)に示すように金属薄膜4が浮き上がってしまって、
目的の電極が形成できなくなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明においては、陰極薄膜と引き出し電極が
一体形成されており、その距離が小さいので、低電圧で
も大きな電界がかかり、大きな電流を引き出すことがで
きる。
【0034】請求項2に係る発明においては、特に低い
電圧で大きな引き出し電流を得ることができる。請求項
3に係る発明においては、絶縁膜のエッチングを全て緩
衝フッ酸によるウェットエッチングに担わせないので、
絶縁膜が著しいテーパを形成することが無く、目的とす
る形状の能動型薄膜冷陰極を安定して形成することがで
きる。
【0035】請求項4に係る発明においては、特別のレ
ジスト除去工程が不要となり、全体の工程が簡単にな
る。請求項5に係る発明においても、絶縁膜のエッチン
グを全て緩衝フッ酸によるウェットエッチングに担わせ
ないので、絶縁膜が著しいテーパを形成することが無
く、目的とする形状の能動型薄膜冷陰極を安定して形成
することができる。しかも、絶縁膜の端部を、ほぼ垂直
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1例である能動型薄膜
冷陰極の例を示す図である。
【図2】図1に示すような能動型薄膜冷陰極の製造方法
の例を示す図である。
【図3】能動型薄膜冷陰極の他の製造方法の例を示す図
である。
【図4】比較例である能動型薄膜冷陰極の製造方法の例
を示す図である。
【符号の説明】
1…Si基板 2…陰極薄膜である窒化硼素膜 3…絶縁膜であるSiO2層 4…引き出し電極膜である金属薄膜 5…陽極 6…電子 7…レジスト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板上に陰極薄膜を具備し、さらに前
    記陰極薄膜上に絶縁膜を介して引き出し電極膜を具備
    し、前記絶縁膜と前記引き出し電極膜が、前記陰極薄膜
    に至る開口を有し、前記基板もしくは前記陰極薄膜と前
    記引き出し電極膜との間に引き出し電極膜を正極性とす
    る電圧を印加することで前記陰極薄膜から電子を真空中
    に放出することを特徴とする能動型薄膜冷陰極。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の能動型薄膜冷陰極であ
    って、前記陰極薄膜が窒化硼素系薄膜であることを特徴
    とする能動型薄膜冷陰極。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の能動型薄
    膜冷陰極の製造方法であって、Si基板上に陰極薄膜、絶
    縁層、引き出し電極膜を順に成膜した後、その上に開口
    となる部分を除いてレジストを成膜し、プラズマによる
    物理的エッチングでレジストの無い部分の電極膜と絶縁
    層の一部をエッチングし、その後、液相による化学的エ
    ッチングにより、陰極薄膜が露出するまで絶縁層をエッ
    チングすることを特徴とする能動型薄膜冷陰極の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の能動型薄膜冷陰極の製
    造方法であって、レジストの厚さを、ドライエッチング
    が終了したときにレジストが無くなるような厚さとする
    ことを特徴とする能動型薄膜冷陰極の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の能動型薄
    膜冷陰極の製造方法であって、Si基板上に陰極薄膜を成
    膜した後、その上に所望の開口パターンを反転させたパ
    ターンを有するレジストを形成し、さらにその上に、絶
    縁層、引き出し電極膜を順に成膜した後、リフトオフ法
    により不要な前記絶縁層および前記引き出し電極膜を除
    去することを特徴とする能動型薄膜冷陰極の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005022578A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 National Institute For Materials Science 電界電子放出特性を利する自己造形的表面形状を有するsp3結合性窒化ホウ素薄膜とその製造方法及びその用途
US7190107B2 (en) * 2002-09-20 2007-03-13 Hitachi Displays, Ltd. Display devices provided with an arrangement of electron sources and control electrodes

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WO2005022578A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 National Institute For Materials Science 電界電子放出特性を利する自己造形的表面形状を有するsp3結合性窒化ホウ素薄膜とその製造方法及びその用途

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