JP2002099952A - カード発行装置、カード発行方法並びにカード発行プログラム - Google Patents

カード発行装置、カード発行方法並びにカード発行プログラム

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JP2002099952A
JP2002099952A JP2000288132A JP2000288132A JP2002099952A JP 2002099952 A JP2002099952 A JP 2002099952A JP 2000288132 A JP2000288132 A JP 2000288132A JP 2000288132 A JP2000288132 A JP 2000288132A JP 2002099952 A JP2002099952 A JP 2002099952A
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Saori Nishimura
佐織 西村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はカード発行装置における重複発行を確
実に防止しようとするものである。 【解決手段】カード毎に異なる複数の発行用のデータか
らなるデータ群を格納している格納手段から発行用のデ
ータを読み出して命令データを作成し(S4)、この命
令データをカード発行機へ送信してカードに書き込み
(S5)、このカードへの書込みが正常に終了したこと
を確認し(S7)、カードへの書込みが正常に終了した
ことを確認されたときそのカードの発行に用いた発行用
データを前記データ群から削除若しくはダミーデータに
書換える(S10)ことにより、発行済みのデータを再
度利用することを不可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は会員証、従業員証、
クレジットカード、キャッシュカード等のカードを発行
するカード発行装置、カード発行方法並びにカード発行
プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯可能な記憶媒体として、不揮発性の
データメモリとそれを制御するためのCPU(セントラ
ル・プロセッシング・ユニット)を有するICチップを
内蔵した、いわゆるICカードが産業各方面で利用され
ている。
【0003】ICカードは通常、カード発行会社等に設
置されている発行装置を用いて発行される。
【0004】この発行装置として例えば特開平11−5
3481号公報に示されるようなICカード発行装置が
知られており、ICカードを機能させるのに必要なIC
命令データ、磁気エンコードデータ、印刷データ等をホ
ストコンピュータにより作成され、これらのデータはホ
ストコンピュータに接続された発行機に順次伝送され
る。
【0005】発行機においては、IC命令データについ
てはICカード上のICチップへ入力してICカード内
のデータメモリ(EEPROM)に書込み、磁気エンコ
ードデータはICカード表面の磁気記録層に記録し、印
刷データはICカードのカード面に印刷するようになっ
ている。
【0006】そして、この種のカードは、ICチップに
書き込まれない情報やカード表面に印刷されない情報、
例えば送付先住所・送付先詳細などの情報を印刷された
台紙と共に梱包または封緘して、カード会社からカード
ユーザに送られる。
【0007】この種のICカード発行装置においては、
同一のカードを2重に発行することを防止することが必
要であり、例えば特開平1−18892号公報に示され
るような2重発行防止機能を有するのが通常である。
【0008】即ち、特開平1−18892号公報に示さ
れるカード発行装置では、発行データファイル内に発行
済みデータ記録部を設け、発行データファイル内の発行
済みのデータに対して発行済みであることを示すフラグ
データを付加し、この発行済みのフラグデータを確認す
ることにより2重発行が防止される。
【0009】ところが、上述した従来のICカード発行
装置においては、発行データファイルへの書込み異常や
発行データファイルのデータ化け等により発行済みの管
理情報(フラグデータ)が喪失した場合、どのデータま
でが発行済みかがわからなくなり、既に発行(書込み)
済みのデータを再度ICカードに書き込んでしまい、重
複発行が生じるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な発行済みの管理情報(フラグデータ)の喪失によって
生じる重複発行を確実に防止できるカード発行装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1の発明のカード発行装置は、カード毎
に異なる複数の発行用のデータからなるデータ群を格納
している格納手段から発行用のデータを読み出してカー
ドに書き込むことによりカードを発行する発行手段と、
この発行手段によるカードの発行が正常に終了したこと
を確認する確認手段と、この確認手段によりカードの発
行が正常に終了したことを確認されたときそのカードの
発行に用いた発行用データを前記データ群から削除する
削除手段とを備える。
【0012】又、第2の発明のカード発行装置は、カー
ド毎に異なる複数の発行用のデータからなるデータ群を
格納している格納手段から発行用のデータを読み出して
カードに書き込むことによりカードを発行する発行手段
と、この発行手段によるカードの発行が正常に終了した
ことを確認する確認手段と、この確認手段によりカード
の発行が正常に終了したことを確認されたときそのカー
ドの発行に用いた発行用データをダミーデータに書き換
える書換手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施形態に係るI
Cカード発行装置の構成を概略的に示すものである。
【0015】ICカード発行装置は図1に示すように、
制御部として機能するパーソナルコンピュータなどから
なるホストコンピュータ1は、演算部2、主記憶部3、
補助記憶部4、キーボードやマウスなどの入力部5、C
RTディスプレイ等の表示部6を備えている。
【0016】主記憶部3には、カードに印刷するデザイ
ンの種別情報や初期化フォーマットデータ等を記憶した
共通データファイル7、命令コードデータファイル8が
格納されているとともに、補助記憶部4には個人ごとに
異なる個別データが格納されている個別データファイル
9を備える。尚、この個別データファイル9としてはフ
ロッピー(登録商標)ディスクやメモリカード等の着脱
式の外部記憶メモリが使用される。
【0017】又、主記憶部3にはカード発行プログラム
(P)が記憶されており、このカード発行プログラム
(P)が実行されることによってICカードの発行動作
が行われる。
【0018】前記ホストコンピュータ1にはICカード
発行機10が通信ライン11により接続されている。I
Cカード発行機10は発行すべきICカード(C)をカ
ード供給部11から1枚ずつ取込み、ICカード発行部
12により所定の発行処理を行った後、スタッカ13へ
排出するようになっている。
【0019】ICカード発行部12は、機能手段として
ホストコンピュータ1から送られる書込みデータをIC
カード(C)に内蔵されたICチップのデータメモリ
(EEPROM)に書き込むIC書込手段12aの他
に、ホストコンピュータ1から送られる磁気エンコード
データをICカード(C)の表面に設けられている磁気
ストライプに磁気記録する磁気記録手段12b、およ
び、ホストコンピュータ1から送られる印刷データをI
Cカード(C)の表面に印刷する印刷手段12cなどを
備えている。
【0020】なお、ICカード(C)は、例えば、不揮
発性のデータメモリ(EEPROM)とそれを制御する
ためのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニッ
ト)を有するICチップを内蔵している周知のICカー
ドである。
【0021】個別データファイル9には、図2に示すよ
うな漢字氏名(項目1)、漢字住所(項目2)、カナ名
字(項目3)、会員番号(項目4)、有効期限(項目
5)、パスワード(項目6)、秘密鍵(項目7)などの
個別データを1レコードとしたレコード群(個別データ
群)から構成される。
【0022】ここで、項目3から項目7のデータはカー
ド発行に必要なデータで、項目1と項目2は台紙印刷に
必要なデータである。
【0023】命令コードデータファイル8はICカード
(C)のICチップ内のCPUに対して条件設定を行っ
たり、付随データをデータメモリに書き込ませる働きを
する命令コード等から構成されるものである。
【0024】図3に示すように命令コード欄、付随デー
タ欄、IC出力情報欄が用意されており、図3の例では
「命令コード18」の付随データは「個別データファイ
ルの項目6」が定義され、ICカードからの出力情報は
「9000」と比較すると定義されており、又、「命令コー
ド25」の付随データは「個別ファイルの項目5」が定
義され、ICカードからの出力情報は「9000」と比較す
ると定義されている。
【0025】ここで、ICカードからの出力情報「900
0」は入力された命令がICカードにおいて正常に完了
したことを示すものであり、ICカードからの出力情報
と「9000」とを演算部2で比較することによりホストコ
ンピュータ1はICカードにおいて命令の処理が正常完
了したことを確認できる。
【0026】図4は、ICカードの発行の後に用いられ
る台紙印刷装置20の構成を概略的に示すものである。
【0027】図4に示すように台紙印刷装置20は、制
御部として機能するパーソナルコンピュータなどからな
るホストコンピュータ21、演算部22、主記憶部2
3、補助記憶部24、キーボードなどの入力部25、C
RTディスプレイ等の表示部26を備えている。
【0028】主記憶部23には、台紙印刷のための共通
データファイル27が格納されているとともに、補助記
憶部24には個別データが格納されている個別データフ
ァイル9を備える。
【0029】ホストコンピュータ21には台紙印刷機3
0が通信ライン31により接続されており、印刷機30
は印刷すべき台紙Pを用紙供給部31から1枚ずつ取込
み、印刷機32にて台紙としての印刷処理を行った後、
スタッカ33へ搬送するようになっている。
【0030】なお、台紙印刷機30はネットワークで結
ばれ共通に使用されている印刷機でもよい。
【0031】次に、このような構成において、第1の実
施形態に係るICカードの発行処理について、図5のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0032】尚、図5のフローチャートは、主記憶部3
のカード発行プログラム(P)が実行されることによっ
て動作するICカードの発行処理を示しており、ICカ
ードへの磁気記録及びICカード表面への印刷が不要な
場合を示している。
【0033】まず、ホストコンピュータ1は表示部6
に、図6で示すようなファイル名入力画面を表示する
(S1)。このファイル名入力画面中には、個別データ
ファイル名の入力エリア、および、入力終了釦と終了釦
が用意されている。
【0034】オペレータは、表示部6の表示内容に基づ
き、個別データファイル名を入力し、その後、入力終了
釦をクリックすることにより、ホストコンピュータは発
行処理を開始し、終了釦をクリックすることにより全て
の処理を終了する。
【0035】すなわち、入力終了釦がクリックされると
ホストコンピュータ1は入力された個別データファイル
名と同一名の個別データファイルを補助記憶装置4内か
らサーチし、同一名の個別データファイルが存在する場
合には個別データファイル9に未発行レコードがあるか
をチェックする(S2)。
【0036】ここで未発行レコードとは発行に必要なデ
ータが存在しかつ全て有効(ダミーデータではない)な
レコードであり、例えば図2で示すRecord#1〜Record#2
1のデータをいう。
【0037】ホストコンピュータ1は補助記憶装置4内
の個別データファイル9の未発行レコードをチェック
し、未発行レコードが存在する場合は、図7で示すよう
な発行開始画面を表示部6に表示する(S3)。この発
行開始画面中には、個別データファイル9中の未発行レ
コード件数とICカードをセットする旨の案内表示、お
よび、発行開始釦と終了釦が用意されている。ここで、
オペレータは発行すべきICカードCをカード供給部1
0にセットし、発行開始釦を選択する。
【0038】尚、補助記憶装置4内の個別データファイ
ル9の未発行レコードをチェックし、未発行レコードが
存在しない場合は個別データファイル9の全てのレコー
ドについての発行が完了しているため、発行作業を終了
する。
【0039】発行開始釦が選択されると、ホストコンピ
ュータ1は、チェックを行った個別ファイル9の未発行
レコードの先頭レコード(Record#1)を利用して命令デ
ータを作成する(S4)。尚、命令データは、前述した
図3の命令コードデータファイル8の命令コードを先頭
から順に参照して作成される。
【0040】ここで命令コードに対して付随データが設
定されている場合があり、図3の命令コードデータファ
イル8中の「命令コード19」の場合には図8に示すよ
うに「命令コード19」に付随データとして「個別デー
タファイルの項目7」のデータ「92 34..d8 88 AB」
が付加された命令データが作成される。尚、命令コード
に対して付随データが設定されている場合の殆どはこの
付随データをICカードのメモリに書き込む場合であ
る。
【0041】命令データを作成後、ホストコンピュータ
1は、その命令データをカード発行機10を介してIC
カードCのICチップへ送信する(S5)。ICカード
CのICチップは、入力された命令データに基づく処理
(ファイルの選択や付随データの書込み等)を行った
後、処理結果として特定の情報を出力する。
【0042】ホストコンピュータ1は、カード発行機1
0を介してICチップからのIC出力情報を受取ると
(S6)、命令コードデータファイル8内の対応するI
C出力情報(「9000」)とを比較することにより、ICチ
ップ内で命令データに基づく処理が正常に終了したか否
かを判定する(S7)。
【0043】尚、ICカードからの出力情報と「9000」
との比較は必ずしもホストコンピュータ1において実行
する必要は無く、ICカード発行機においてICカード
からの出力情報と「9000」との比較を行い、ホストコン
ピュータ1はその比較結果を受領することによって入力
した命令がICカードにおいて正常に完了したか否かを
確認しても良い。この場合命令コードデータファイル8
内の対応するIC出力情報(「9000」)が命令データに付
加される。
【0044】前記判定の結果、処理が正常に終了してい
なかった場合、ホストコンピュータ1はカード発行機1
0に対してICカードCの排出を指示し(S8)、IC
カードCが排出された時点で発行処理を終了する。
【0045】又、ステップ7の判定の結果、ICカード
Cにおける処理が正常に終了していた場合、ホストコン
ピュータ1は、当該命令データは最終の命令データであ
るか否かをチェックし(S9)、最終の命令データでは
ない場合、ステップS4に戻って次の命令データを作成
し、最終命令データになるまでステップ4からステップ
9までの処理を続ける。
【0046】ステップS9において、最終命令データで
あると判定された場合、ホストコンピュータ1は補助記
憶部4内の個別データファイル9の当該レコード(Reco
rd#1乃至21)の内、発行に使用したレコード(最初はRe
cord#1)のデータの全てを消去若しくはダミーデータに
書き換える(S10)。
【0047】消去若しくはダミーデータへの書き換え
後、ホストコンピュータ1はICカード発行機10に対
してICカードCの排出を指示し(S11)、ICカー
ドCが排出されると表示部6に図9に示すような次カー
ド発行継続指示画面を表示する(S12)。
【0048】この次カード発行継続指示画面中にはカー
ドの発行が正常に終了したことを示すメッセージととも
に、発行継続釦と発行終了釦が用意されている。
【0049】ここで、オペレータが発行継続釦をクリッ
クすると、ホストコンピュータ1は、ステップ3に戻っ
て次のICカード(レコード2)に対する発行処理を開
始し、また、オペレータが終了釦をクリックするとホス
トコンピュータ1は発行を終了し、これで一連の処理が
終了する。
【0050】以上のように、個別データファイル9中の
正常に発行が終了したレコードのデータを逐次削除又は
ダミーデータに書き換えることにより、正常に発行が終
了したレコードのデータは再度利用することが不可能と
なり、重複発行を避けることができる。
【0051】ここで個別データファイル9中のレコード
1乃至13までのICカードの発行が正常に完了した場
合、図10に示すようにレコード1乃至13までのレコ
ードにおいて項目3乃至項目7のデータがダミーデータ
FFFF)に書き換えられている。
【0052】なお、図10では、正常に発行が終了した
個別データファイルのレコードを逐次ダミーデータに書
き換えた場合について説明したが、図11に示すように
発行に用いたデータ部分を個別データファイル9から消
去(削除)する方法でもよく、図11では個別データフ
ァイル9中のレコード1乃至13までのICカードの発
行が正常に完了した状態を示しており、レコード1乃至
13までのレコードにおいて項目3乃至項目7のデータ
が削除されている。この場合も同様に重複発行を避ける
ことができる。
【0053】なお、発行を終了させた後に、次回、発行
処理を開始する場合は、同一の個別データファイル名を
指定することにより、継続発行が可能であり、図10又
は図11の個別データファイル9を用いた場合、次回の
発行処理ではレコード14から8枚分のカード発行が可
能である。
【0054】ICカードの発行処理が終了すると、オペ
レータは個別データファイル9が記憶された補助記憶装
置(フロッピーディスク又はメモリカード)をホストコ
ンピュータ1からホストコンピュータ21に移し変え、
台紙印刷処理を開始する。
【0055】以下、台紙印刷処理について図12を用い
て説明する。
【0056】まず、ホストコンピュータ21は表示部2
6に、図13で示すような印刷ファイル名入力画面を表
示する(S21)。この印刷ファイル名入力画面中に
は、個別データファイル名の入力エリア、および、入力
終了釦と終了釦が用意されている。
【0057】オペレータは、表示部6の表示内容に基づ
き、個別データファイル名を入力し、その後、入力終了
釦をクリックすることにより、ホストコンピュータは発
行処理を開始する。
【0058】すなわち、入力終了釦がクリックされると
ホストコンピュータ21は入力された個別データファイ
ル名と同一名の個別データファイルを補助記憶装置4内
からサーチし、同一名の個別データファイルが存在する
場合にはこの個別データファイル9に発行済みレコード
があるかをチェックする(S22)。
【0059】ここで発行済みレコードとはICカードの
発行データが削除又はダミーデータに書き換えられてい
るレコードであり、例えば図10又は図11で示すよう
なRecord#1〜Record#13のデータをいう。
【0060】個別データファイル9の発行済みレコード
をチェックすると、次にホストコンピュータ21は表示
部6に、図14で示すような印刷開始画面を表示する
(S23)。この印刷開始画面中には、発行済みレコー
ド件数、すなわち、台紙印刷が可能なレコード件数(1
3件)と台紙をセットする旨の案内表示、および、印刷
開始釦と終了釦が用意されている。
【0061】ここで、オペレータは印刷すべき台紙33
をカード供給部30にセットし、印刷開始釦をクリック
する。
【0062】印刷開始釦がクリックされると、ホストコ
ンピュータ21は、チェックを行った個別データファイ
ル9の発行済みレコードの先頭レコード(Record#1)を
利用して印刷データを作成し(S24)、その印刷デー
タを台紙印刷機30に送信して図15に示されるような
台紙が印刷される(S25)。
【0063】図15に示された台紙では、図10に示し
た個別データファイル9のレコード1中の項目1(漢字
氏名)と項目2(漢字住所)とが台紙印刷機30により
印刷されたものであり、「ご使用方法」は台紙に予め印刷
されているものである。
【0064】次にホストコンピュータ21は、当該レコ
ードが最終の台紙印刷可能レコードであるか否かをチェ
ックし(S26)、最終レコードではない場合、ステッ
プS4戻って次の印刷データを作成する。又、最終レコ
ードである場合には、台紙印刷の処理を終了する。
【0065】以上の台紙印刷処理においては、個別デー
タファイル9の発行済みレコードをチェックし、ICカ
ードの発行データが全て削除又はダミーデータに書き換
えられているレコード(図10又は図11で示すRecord
#1〜Record#13のデータ)のみを台紙印刷用のレコード
としているので、未発行のICカードに対する台紙の印
刷を防止できる。
【0066】また、ICカードの発行と台紙印刷とを逐
次1枚ずつ印刷するのではなく、カード発行処理と台紙
印刷処理を独立して行うため、ICカード用の台紙印刷
以外の用途にも使用可能な多用途の印刷機が台紙を印刷
のために独占されることが無い。
【0067】即ち、ICカードの発行(メモリへの書込
み)にかかる時間が台紙を印刷する時間より極端に長い
場合であっても、その間に他の用途の印刷を行うことが
可能となり、台紙印刷機がICカードのための台紙印刷
に独占されることを避けることができる。
【0068】次に、第2の実施形態に係るICカード発
行装置について図16以降の図面を用いて説明する。な
お、第2の実施形態では、ICデータから読み出した情
報を台紙に印刷するデータとして用いる点において第1
の実施形態と相違している。
【0069】このため、第2の実施形態では、まず、命
令コードデータファイル8として図16に示すような命
令コードデータファイル8が用意される。
【0070】即ち、図16の命令コードデータファイル
8においては、命令コード31の命令コードの内容はI
Cカードから台紙データとしてのカードシリアル番号を
読み出す命令が定義され、ICカードからの出力情報と
しは、前半はICカードから読み出した「台紙データ」
(カードのシリアル番号)が定義され、かつ、後半は
「9000」と比較することが定義されている。
【0071】尚、後述するようにICカードから読み出
した台紙印刷用の台紙データは個別データファイルの所
定の欄に記録(書き換え)されるものである。
【0072】次に、第2の実施形態におけるICカード
発行装置の動作を図17のフローチャートを用いて説明
する。
【0073】尚、第2の実施形態においては、ICデー
タから読み出した情報を台紙に印刷するデータとして用
いる点において第1の実施形態と相違しているが、他の
部分は第2の実施形態と同一であるため、重複部分につ
いては説明を省略する。
【0074】まず、ホストコンピュータ1は表示部6
に、ファイル名入力画面(図6)が表示され(S1)、
オペレータは、個別データファイル名を入力し、入力終
了釦をクリックする。
【0075】すると、ホストコンピュータ1は発行処理
を開始し、補助記憶装置4内の個別データファイル9に
未発行レコードがあるかをチェックする(S2)。
【0076】ここで未発行レコードとは、発行済みレコ
ードではないレコードであり、発行済みレコードとは発
行に必要なデータの一部が台紙用データに書き換えら
れ、残りのデータがダミーデータに書き換えられている
(もしくは消去されている)レコードであり、図18で
示す個別データファイルにおいてはRecord#1〜Record#1
3のデータが発行済みレコードである。
【0077】従って、図18で示す個別データファイル
においてはRecord#14〜Record#21の8件のデータが未発
行レコードであり、ホストコンピュータ1は表示部6
に、図7で示すような発行開始画面を表示する(S
3)。
【0078】以後第1の実施例のステップ4乃至ステッ
プ6と同じ処理が行われ、そして、ホストコンピュータ
1は、発行機12を介してICチップからのIC出力情
報を受取ると、命令コードデータファイル8内の対応す
るIC出力情報と比較することにより、ICチップ内で
命令データに基づく処理が正常に終了したか否かを判定
し(S7)、この判定の結果、処理が正常に終了してい
なかった場合、ホストコンピュータ1はICカード13
を排出させて(S8)、発行処理を終了する。
【0079】このステップ7の判定において、ICチッ
プ内で命令データに基づく処理が正常に終了したと判定
された場合には、次のステップへ移行するが、IC出力
情報に台紙データが含まれる場合には、ICカードから
読み出した台紙データ(カードシリアル番号)をホスト
コンピュータ1の演算部2に一時記憶する。尚、図16
の命令コードデータファイル8では、IC出力情報に台
紙データが含まれる命令コードは「命令コード31」で
ある。
【0080】ステップ7の判定の結果、処理が正常に終
了していた場合、次に、ホストコンピュータ1は、当該
命令データは最終の命令データであるか否かをチェック
し(S9)、最終の命令データではない場合、ステップ
S4に戻って次の命令データを作成し、最終命令データ
になるまで以上の処理を続ける。
【0081】ステップS9において、最終命令データと
なった場合、ホストコンピュータ1は補助記憶部4内の
個別データファイル9の内、発行に使用したレコード
(最初はRecord#14)の発行データの一部(項目3)を
ICから読み出されて演算部2に一次記憶している台紙
データ(カードシリアル番号)に書き換え、残りをダミ
ーデータに書き換えるか若しくは削除する(S10)。
【0082】その後、ホストコンピュータ1はICカー
ドCの排出を指示し(S11)、表示部6に図9に示す
ような次カード発行継続指示画面を表示する(S1
2)。ここで、オペレータが発行継続釦をクリックする
と、ホストコンピュータ1は、ステップ3に戻って次の
ICカードに対する発行処理を開始し、また、オペレー
タが終了釦をクリックするとホストコンピュータ1は発
行終了し、これで一連の発行処理が終了する。
【0083】なお、次回、発行処理を開始する場合は、
同一の個別データファイル名を指定することにより、継
続発行が行なえる。
【0084】ICカードの発行処理が終了すると、オペ
レータは個別データファイル9が記憶された補助記憶装
置(フロッピーディスク又はメモリカード)をホストコ
ンピュータ1からホストコンピュータ21に移し変え、
台紙印刷処理を開始する。
【0085】台紙印刷処理は図12に示したフローチャ
ートと同様であるため、図12に示したフローチャート
に基づき説明する。
【0086】まず、ホストコンピュータ21の表示部2
6には、図16の印刷ファイル名入力画面が表示され
(S21)、オペレータが、個別データファイル名を入
力し、その後、入力終了釦をクリックすることにより、
ホストコンピュータは発行処理を開始する。
【0087】ホストコンピュータ21は補助記憶装置2
4内の個別データファイル9に発行済みレコードがある
かをチェックする(S22)。ここで発行済みレコード
とは発行に必要なデータの一部が台紙用データに書き換
えられ、残りのデータがダミーデータに書き換えられて
いる(若しくは削除されている)レコードであり、例え
ば図13の個別データファイルではRecord#1〜Record#1
3のデータをいう。
【0088】次にホストコンピュータ21は表示部26
に、図14で示すような印刷開始画面を表示し(S3、
印刷開始画面中には、カード発行済みのレコード数が台
紙印刷可能レコード件数として表示され、かつ、台紙を
セットする旨の案内表示、および、印刷開始釦と終了釦
が用意されている)、ここで、オペレータは印刷すべき
台紙33をカード供給部30にセットする。
【0089】次にホストコンピュータ21は、チェック
を行った個別データファイル9の発行済みレコードの先
頭レコード(Record#1)を利用して印刷データを作成し
(S4)、その印刷データを印刷機32を介して台紙に
印刷する(S5)。
【0090】印刷された台紙には図20に示すようにカ
ードIDとしてICカードから読み出されて個別データ
ファイル9に記録されたカードシリアル番号が印刷され
ている。
【0091】次にホストコンピュータ21は、当該レコ
ードが最終の台紙印刷可能レコードであるか否かをチェ
ックし(S6)、最終レコードではない場合、ステップ
S4戻って次の印刷データを作成し、最終レコードであ
る場合、処理を終了する。
【0092】以上のように、正常に発行が終了した個別
データファイルの発行に必要なデータを逐次ダミーデー
タとICから読み出した台紙印刷に必要なデータに書き
換えることにより、重複発行を避けることができる。
【0093】なお、上記説明では、正常に発行が終了し
た個別データファイルのレコードを逐次ダミーデータと
ICカードから読み出した台紙印刷用データに書き換え
る場合について説明したが、発行データ部分を消去し、
ICカードから読み出した台紙印刷用データを追加する
方法でもよく、同様に重複発行を避けることができる。
【0094】このように、発行データをダミーデータに
書き換え、または、削除し、ICカードから読み出した
台紙印刷用データを追記し、他の台紙印刷に必要なデー
タを維持することにより、台紙印刷処理を独立して行う
ことができ、第1の実施例と同様に印刷機がICカード
のための台紙印刷に独占されることを避けることができ
る。
【0095】次に第3の実施例を図21のフローチャー
トに基づき説明する。尚、図21のフローチャートにお
いてステップ1乃至ステップ8は第2の実施例である図
17と同じであるため、重複部分についての説明は省略
する。
【0096】図21のフローチャートにおいてホストコ
ンピュータ1は、ステップ7の判定において、IC出力
情報に台紙データが含まれる場合には、第2の実施の形
態と同様にICカードから読み出した台紙データ(カー
ドシリアル番号)をホストコンピュータ1の演算部2に
一時記憶する。尚、図16の命令コードデータファイル
8では、IC出力情報に台紙データが含まれる命令コー
ドは「命令コード31」である。
【0097】又、ステップ7の判定において、ICチッ
プ内で命令データに基づく処理が正常に終了していた場
合には、補助記憶部4内の個別データファイル9の内、
発行に使用した項目をダミーデータに書き換えるか又は
削除する(S31)。
【0098】ステップ31による発行データの削除の
後、ホストコンピュータ1は、処理した命令データが最
終の命令データであるか否かをチェックし(S9)、最
終の命令データではない場合、ステップS4に戻って次
の命令データを作成し、最終命令データになるまで続け
る。
【0099】ステップS9において、最終命令データと
なった場合、ホストコンピュータ1は補助記憶部4内の
個別データファイル9の内、発行に使用したレコード
(Record#14)の発行データの一部(項目3)をICか
ら読み出し演算部2に一次記憶している台紙データ(カ
ードシリアル番号)に書き換える(S32)。
【0100】その後、第2の実施の形態と同様に、ホス
トコンピュータ1はICカードCの排出を指示し(S1
1)、表示部6に図10に示す次カード発行継続指示画
面を表示(S12)する。そして、オペレータが発行継
続釦をクリックすると、ホストコンピュータ1は、ステ
ップ3に戻って次のICカードに対する発行処理を開始
し、また、オペレータが終了釦をクリックするとホスト
コンピュータ1は発行終了し、これで一連の発行処理が
終了する。
【0101】そして、第2の実施形態と同様に台紙印刷
を行う。
【0102】この第3の実施の形態においては、ICチ
ップ内で命令データに基づく処理が正常に終了する毎
に、補助記憶部4内の個別データファイル9の内発行に
使用した項目のデータをダミーデータに書き換えるか又
は削除するので、電源断等によりICカード発行装置が
ダウンした場合であっても、どのレコードのどの項目ま
でがICカードに記録済みであるか容易に把握でき、電
源復旧後に直ちに次の項目からの処理が可能となる。
【0103】また、電源復旧後に再度同じレコードのデ
ータによりカードを2重に発行することも防止できる。
【0104】次に、本発明の第4の実施例について図2
2以降の図面に基づき説明する。
【0105】尚、第1乃至第3の実施形態においてはI
Cカードへの磁気記録及びICカード表面への印刷が不
要な場合を示しているのに対して、第4の実施例ではI
Cカードへの磁気記録及びICカード表面への印刷を行
う点で相違している。
【0106】第4の実施例ではICカードへの磁気記録
及びカード表面への印刷を行うため、個別データファイ
ル9中には磁気記録用のデータ並び表面印刷用のデータ
が必ず含まれている。即ち、図22に示す個別データフ
ァイル9においては項目3の「カナ名字」及び項目4の
「会員番号」が表面印刷用のデータとして定義されてお
り、又、個別データファイル9の項目4の「会員番号」及
び項目5の「有効期限」がカードの磁気ストライプ(M
S)記録用のデータとして定義されている。
【0107】又、第4の実施例ではICカード発行装置
10のICカード発行部12は、機能手段としてホスト
コンピュータ1から送られる書込みデータをICカード
(C)に内蔵されたICチップのデータメモリ(EEP
ROM)に書き込むIC書込手段12a、ホストコンピ
ュータ1から送られる磁気エンコードデータをICカー
ド(C)の表面に設けられている磁気ストライプに磁気
記録する磁気記録手段12b、ホストコンピュータ1か
ら送られる印刷データをICカード(C)の表面に印刷
する印刷手段12cの他に、図23に示ように発行処理
の完了したカードがスタッカ13に排出されたことを検
出するセンサSを有している。
【0108】さらに、図23に示ようにホストコンピュ
ータ1にはICカード発行機10とともに台紙印刷機3
0とが接続されており、ホストコンピュータ1はカード
発行処理と台紙印刷処理とに共用されており、ICカー
ド発行機10と台紙印刷機30とはホストコンピュータ
1のカード発行プログラムP1と台紙発行プログラムP
2とにより独立して動作可能である。
【0109】次に、図24のフローチャートに基づいて
第4の実施例におけるカード発行処理を説明する。尚、
図24のフローチャートにおいてステップ1乃至ステッ
プ9は第1及び第2の実施例と同じであるため、重複部
分についての説明は省略する。
【0110】即ち、第4の実施例においては、ステップ
S9において、最終命令データとなった場合、ホストコ
ンピュータ1はカード磁気記録部への記録、及び又は、
カード表面への印刷を行う(S41)。
【0111】カード磁気記録部への記録は、ホストコン
ピュータ1から個別データファイル9の項目4の「会員
番号」及び項目5の「有効期限」をカードの磁気ストライ
プ(MS)記録用のデータとして送信することにより、
磁気記録手段12bによって記録される。
【0112】又、カード表面への印刷は共通データファ
イルに記憶されているカードデザインデータと個別デー
タファイル9の項目3の「カナ名字」及び項目4の「会員
番号」が表面印刷用のデータとしてホストコンピュータ
1から送信され、印刷手段12cにより印刷される。
【0113】その後、ホストコンピュータ1はICカー
ドCの排出を指示し、ICカード発行部10はICカー
ドをスタッカ13に排出し、排出が完了したことが前記
センサSにより検出され、この検出結果によりカードの
排出が確認される(S42)。
【0114】そして、スタッカ13へカードの排出が完
了したことが確認されると、ホストコンピュータ1は補
助記憶部4内の個別データファイル9の内、発行に使用
したレコード(Record#14)の発行データの一部(項目
3)をICから読み出されて演算部2に一次記憶してい
る台紙データ(カードシリアル番号)に書き換え、残り
をダミーデータに書き換える(S10)。
【0115】続いて、ホストコンピュータ1は表示部6
に図10に示す次カード発行継続指示画面を表示する
(S12)。そして、オペレータが発行継続釦をクリッ
クすると、ホストコンピュータ1は、ステップ3に戻っ
て次のICカードに対する発行処理を開始し、また、オ
ペレータが終了釦をクリックするとホストコンピュータ
1は発行終了し、これで一連の発行処理が終了する。
【0116】その後、台紙印刷機30による台紙印刷が
行われるが、第4の実施例ではホストコンピュータ1が
共用されているので、個別データファイル9の移し変え
を行うことなく台紙発行プログラムP2を起動すること
により第2の実施例と同様に台紙印刷が行われる。
【0117】以上説明した第4の実施例では、1枚のカ
ードに対するIC書込み、磁気書込み及び又はカード表
面印刷が完了してから個別データファイル9のダミーデ
ータへの書き換えを行う。
【0118】従って、磁気書込みが正常に行えない場合
やカード表面への印刷の途中においてトラブルが発生し
てカードの発行が正常に終了しない場合、再度、カード
の再発行が可能となる。
【0119】しかも、IC書込み、磁気書込み及び又は
カード表面印刷が正常に完了した場合には個別データフ
ァイル9のデータがダミーデータへ書き換えられている
ので、正常に発行したカードを2重に発行することも防
止できる。
【0120】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、発行済み
のデータの全てを削除若しくはダミーデータに書き換え
るため、発行済みのデータを再度利用することが不可能
となり、カード発行装置における重複発行を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるICカード発
行装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態において用いられる個
別データファイルを示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態において用いられる命
令コードデータファイルを示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る台紙印刷装置の
概略構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係わるICカード発
行装置の作用を説明するフローチャート。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるホストコンピ
ュータ案内画面を示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるホストコンピ
ュータ案内画面を示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態における命令データの
フォーマットを示す図。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるホストコンピ
ュータ案内画面を示す図。
【図10】本発明の第1の実施形態における個別データ
ファイルのデータ書換え状態を示す図。
【図11】本発明の第1の実施形態における個別データ
ファイルのデータ削除状態を示す図。
【図12】本発明の第1の実施形態に係わる台紙印刷装
置の作用を説明するフローチャート。
【図13】本発明の第1の実施形態における台紙印刷装
置のホストコンピュータ案内画面を示す図。
【図14】本発明の第1の実施形態における台紙印刷装
置のホストコンピュータ案内画面を示す図。
【図15】本発明の第1の実施形態における台紙印刷装
置にて印刷された台紙を示す図。
【図16】本発明の第2の実施形態において用いられる
命令コードデータファイルを示す図。
【図17】本発明の第2の実施形態に係わるICカード
発行装置の作用を説明するフローチャート。
【図18】本発明の第2の実施形態において用いられる
命令コードデータファイルを示す図。
【図19】本発明の第2の実施形態における台紙印刷装
置のホストコンピュータ案内画面を示す図。
【図20】本発明の第2の実施形態にいて台紙印刷装置
にて印刷された台紙を示す図。
【図21】本発明の第3の実施形態に係わるICカード
発行装置の作用を説明するフローチャート。
【図22】本発明の第4の実施形態において用いられる
個別データファイルを示す図。
【図23】本発明の第4の実施形態に係わるICカード
発行システムの概略構成を示すブロック図。
【図24】本発明の第4の実施形態に係わるICカード
発行装置の作用を説明するフローチャート。
【符号の説明】
C……ICカード、 1……ホストコンピュータ 9……個別データファイル 10……ICカード発行機 20……台紙印刷機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード毎に異なる複数の発行用のデータ
    からなるデータ群を格納している格納手段から発行用の
    データを読み出してカードに書き込むことによりカード
    を発行する発行手段と、 この発行手段によるカードの発行が正常に終了したこと
    を確認する確認手段と、 この確認手段によりカードの発行が正常に終了したこと
    を確認されたときそのカードの発行に用いた発行用デー
    タを前記データ群から削除する削除手段とを具備したこ
    とを特徴とするカード発行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のカード発行装置はさらに、発
    行したカードからデータを読み取る読取手段と、 前記削除手段によりカードの発行に用いた発行用データ
    を前記データ群から削除した後に前記読出手段にてカー
    ドから読み出したデータを前記データ群に追加書き込み
    する追記手段とを具備したことを特徴とするカード発行
    装置。
  3. 【請求項3】 カード毎に異なる複数の発行用のデータ
    からなるデータ群を格納している格納手段から発行用の
    データを読み出してカードに書き込むことによりカード
    を発行する発行手段と、 この発行手段によるカードの発行が正常に終了したこと
    を確認する確認手段と、 この確認手段によりカードの発行が正常に終了したこと
    を確認されたときそのカードの発行に用いた発行用デー
    タをダミーデータに書き換える書換手段とを具備したこ
    とを特徴とするカード発行装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のカード発行装置はさらに、発
    行したカードからデータを読み取る読取手段と、 前記書換手段により前記データ群のうちカードの発行に
    用いた発行用データをダミーデータに書き換えた後に前
    記読出手段にてカードから読み出したデータを前記デー
    タ群に追加書き込みする追記手段とを具備したことを特
    徴とするカード発行装置。
  5. 【請求項5】 カード毎に異なる複数の発行用のデータ
    からなるデータ群を格納している格納手段から発行用の
    データを読み出してカードに書き込むことによりカード
    を発行し、 カードの発行が正常に終了したことを確認し、 カードの発行が正常に終了したことが確認されたときそ
    のカードの発行に用いた発行用データを前記データ群か
    ら削除することを特徴とするカード発行方法。
  6. 【請求項6】 請求項5のカード発行方法はさらに、発
    行したカードからデータを読み取り、 カードの発行に用いた発行用データを前記データ群から
    削除した後に前記カードから読取ったデータを前記デー
    タ群に追加書き込みすることを特徴とするカード発行方
    法。
  7. 【請求項7】 カード毎に異なる複数の発行用のデータ
    からなるデータ群を格納している格納手段から発行用の
    データを読み出してカードに書き込むことによりカード
    を発行し、 カードの発行が正常に終了したことを確認し、 この確認手段によりカードの発行が正常に終了したこと
    を確認されたときそのカードの発行に用いた発行用デー
    タをダミーデータに書き換えることを特徴とするカード
    発行方法。
  8. 【請求項8】 請求項7のカード発行方法はさらに、発
    行したカードからデータを読み取り、 前記データ群のうちカードの発行に用いた発行用データ
    をダミーデータに書き換えた後に前記カードから読取っ
    たデータを前記データ群に追加書き込みすることを特徴
    とするカード発行装置。
  9. 【請求項9】 カード発行装置を動作させるカード発行
    プログラムにおいて、当該プログラムは、 カード毎に異なる複数の発行用のデータからなるデータ
    群を格納している格納手段から発行用のデータを読み出
    してカードに書き込むことによりカードを発行させる発
    行手段と、 この発行手段によるカードの発行が正常に終了したこと
    を確認させる確認手段と、 この確認手段によりカードの発行が正常に終了したこと
    が確認されたときそのカードの発行に用いた発行用デー
    タを前記データ群から削除させる削除手段とを有するこ
    とを特徴とするカード発行プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9のカード発行プログラムはさ
    らに、発行したカードからデータを読み取らせる読取手
    段と、 前記削除手段によりカードの発行に用いた発行用データ
    を前記データ群から削除させた後に前記読出手段にてカ
    ードから読取らせたデータを前記データ群に追加書き込
    みさせる追記手段とを有することを特徴とするカード発
    行プログラム。
  11. 【請求項11】 カード発行装置を動作させるカード発
    行プログラムにおいて、当該プログラムは、 カード毎に異なる複数の発行用のデータからなるデータ
    群を格納している格納手段から発行用のデータを読み出
    してカードに書き込むことによりカードを発行させる発
    行手段と、 この発行手段によるカードの発行が正常に終了したこと
    を確認させる確認手段と、 この確認手段によりカードの発行が正常に終了したこと
    を確認されたときそのカードの発行に用いた発行用デー
    タをダミーデータに書き換えさせる書換手段とを有する
    ことを特徴とするカード発行プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11のカード発行プログラムは
    さらに、発行したカードからデータを読み取らせる読取
    手段と、 前記書換手段により前記データ群のうちカードの発行に
    用いた発行用データをダミーデータに書き換えた後に前
    記読出手段にてカードから読取らせたデータを前記デー
    タ群に追加書き込みさせる追記手段とを具備したことを
    特徴とさせるICカード発行プログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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