JP2002099592A - プラント制御システム、プラント制御方法および情報記録媒体 - Google Patents

プラント制御システム、プラント制御方法および情報記録媒体

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JP2002099592A
JP2002099592A JP2000290240A JP2000290240A JP2002099592A JP 2002099592 A JP2002099592 A JP 2002099592A JP 2000290240 A JP2000290240 A JP 2000290240A JP 2000290240 A JP2000290240 A JP 2000290240A JP 2002099592 A JP2002099592 A JP 2002099592A
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Kazuo Kanamori
和雄 金森
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Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】独立したプラントを制御するプラント別制御装
置をオペレータに操作させるための複数個のプラント別
操作卓の中から、共通設備を制御する共通設備制御装置
をオペレータに操作させるための所定の1個のプラント
別操作卓を指定する手段を備えたプラント制御システ
ム、プラント制御方法および情報記録媒体を提供する。 【解決手段】プラントA制御装置102a、プラントB
制御装置102b、プラントC制御装置102c、共通
設備D制御装置112、プラントA操作卓103a、プ
ラントB操作卓103bおよびプラントC操作卓103
cは、ネットワーク110によって接続され、相互に通
信可能である。共通設備D制御装置112を操作する機
能を、プラントA操作卓103a、プラントB操作卓1
03bおよびプラントC操作卓103cの全てに追加
し、更に、1個の操作卓にのみ共通設備D制御装置11
2を操作できる操作権を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント制御シス
テム、プラント制御方法および情報記録媒体に関する。
特に、複数個の独立したプラントを制御するプラント別
制御装置をオペレータに操作させるための複数個のプラ
ント別操作卓の中から、複数個のプラントに共通したサ
ービスを提供する共通設備を制御する共通設備制御装置
をオペレータに操作させるための所定の1個のプラント
別操作卓を指定する手段を備えたプラント制御システ
ム、プラント制御方法および情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼プラント、発電プラント等の大規模
な総合プラントは、設備毎に分割管理できる最小単位の
複数個のプラントによって構成される。例えば、鉄鋼プ
ラントにおいては、高炉、鋳造、加熱炉、圧延等の各製
造工程毎にプラントが存在する。更に、各製造工程に複
数個の設備が存在する場合、例えば、複数個の高炉が存
在する場合は、複数個の高炉プラントとなる場合もあ
る。
【0003】また、総合プラントを構成する複数個のプ
ラントは互いに独立し、独立した各プラントの制御は、
各プラントに専用の制御装置によって制御処理が実行さ
れている。更に、総合プラントには、互いに独立した複
数個のプラントと、それらのプラントに共通したサービ
スを提供する共通設備が設置されている場合があり、共
通設備の制御は、専用の制御装置によって制御処理が実
行されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から、総合プラン
トを構成する各プラントには、計算機、コントローラ等
のプラントを制御するための制御装置が接続されてい
る。(以下、制御装置を「プラント別制御装置」とい
う。)また、プラント別制御装置には、制御処理に必要
な情報をオペレータに入力させたり、制御処理の結果情
報を画面表示したりするための、入力装置と表示装置を
兼ね備えた複数個の操作卓が接続されている。(以下、
操作卓を「プラント別操作卓」という。)更に、各プラ
ント別操作卓には、プラント別操作卓を専属に操作する
ためのオペレータが配置されている。
【0005】また、各プラントと同様に、共通設備に
は、共通設備を制御する制御装置が接続され、制御装置
には、複数個の操作卓が接続されている。(以下、制御
装置を「共通設備制御装置」、操作卓を「共通設備操作
卓」という。)各共通設備操作卓には、専属のオペレー
タが配置されている。また、オペレータは、各プラント
と連絡を取り、更に複数個のプラントにおける相互間の
調整を行いながら、共通設備操作卓を操作している。
【0006】従って、総合プラントが複数個のプラント
およびそれらのプラントに共通したサービスを提供する
共通設備によって構成され、総合プラントを構成する設
備を独立に運転する場合、設備毎に独立した操作卓を設
ける必要があった。また、全ての操作卓には、専属のオ
ペレータが配置する必要があった。即ち、総合プラント
が、プラントA、プラントB、プラントCおよび共通設
備Dによって構成されている場合、プラントA、プラン
トB、プラントCおよび共通設備Dには、それぞれ設備
専用の独立した操作卓である、プラントA操作卓、プラ
ントB操作卓、プラントC操作卓および共通設備D操作
卓を接続し、更に、プラントA操作卓、プラントB操作
卓、プラントC操作卓および共通設備D操作卓には、そ
れぞれ操作卓専属のオペレータを配置する必要があっ
た。
【0007】図11は、従来の総合プラントにおけるプ
ラント制御システムのシステム構成の一例を示す図であ
る。図11に示すように、総合プラントは、プラントA
1101a、プラントB1101b、プラントC110
1cおよび共通設備D1111によって構成される。共
通設備D1111は、プラントA1101a、プラント
B1101bおよびプラントC1101cに共通したサ
ービスを提供する設備である。図の点線矢印は、サービ
スの提供を示す。
【0008】プラント制御システムは、プラントA11
01aを独立に制御するプラントA制御装置1102
a、プラントB1101bを独立に制御するプラントB
制御装置1102b、プラントC1101cを独立に制
御するプラントC制御装置1102c、共通設備D11
1を独立に制御する共通設備D制御装置1112、プラ
ントA制御装置1102aの操作に使用するプラントA
操作卓1103a、プラントB制御装置1102bの操
作に使用するプラントB操作卓1103b、プラントC
制御装置1102cの操作に使用するプラントC操作卓
1103c、および、共通設備D制御装置1112の操
作に使用する共通設備D操作卓1113により構成され
る。
【0009】また、プラントA制御装置102a、プラ
ントB制御装置102b、プラントC制御装置102c
および共通設備D制御装置112は、それぞれプラント
A操作卓103a、プラントB操作卓103b、プラン
トC操作卓103cおよび共通設備D操作卓1113に
よってのみ操作が可能である。また、それぞれの操作卓
には、専属のオペレータが配置されていた。そのため、
総合プラントの運転に必要な操作卓およびオペレータの
コストが増大するという問題点があった。
【0010】また、上述したように、共通設備操作卓の
オペレータは、共通設備がサービスを提供する各プラン
トとの連絡を取り、更に複数個のプラントにおける相互
間の調整を行いながら、操作卓を操作しなければならな
いため、操作が複雑になるという問題点もあった。更
に、各プラントとの連絡においてミスが発生するという
問題点もあった。
【0011】また、共通設備操作卓がトラブルにより使
用できなくなった場合、プラントにサービスを提供でき
なくなるため、サービスを提供する全てのプラントの運
転ができなくなってしまうという問題点もあった。
【0012】従って、本発明は、以上のような問題点を
解決するためになされたもので、独立したプラントを制
御するプラント別制御装置をオペレータに操作させるた
めの複数個のプラント別操作卓の中から、共通設備を制
御する共通設備制御装置をオペレータに操作させるため
の所定の1個のプラント別操作卓を指定する手段を備え
たプラント制御システム、プラント制御方法および情報
記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した従
来の問題点を解決すべく研究を重ねた。その結果、独立
した各プラントに共通したサービスを提供する共通設備
を制御する共通設備制御装置の操作機能を、各プラント
を制御するプラント別制御装置を操作するためのプラン
ト別操作卓に追加することによって、共通設備制御装置
のみを操作するための共通設備操作卓を削減できること
が判明した。また、プラント別操作卓専属のオペレータ
に共通設備制御装置を操作させることによって、共通設
備制御を専属に操作するオペレータを配置する必要がな
いことも判明した。
【0014】また、共通設備制御装置を操作するための
操作権を1個のプラント別操作卓に指定することによっ
て、オペレータが各プラントと連絡を取ったり、複数個
のプラントにおける相互間の調整を行う必要がないこと
も判明した。また、共通設備制御装置を複数のプラント
別操作卓から操作可能となることによって、1個のプラ
ント別操作卓がトラブルにより使用できなくなった場合
においても、別のプラント別操作卓を利用して各プラン
トにサービスを提供できることが判明した。
【0015】上記研究結果に基づき、以下の発明を提供
する。本発明の、プラント制御システムの第1の態様
は、複数個の独立したプラントを各々制御する複数個の
プラント別制御装置を、オペレータに各々操作させるた
めの複数個のプラント別操作卓の中から、プラントに共
通したサービスを提供する共通設備を制御する共通設備
制御装置をオペレータに操作させるための所定の1個の
プラント別操作卓を指定する操作権制御手段を備えたプ
ラント制御システムである。
【0016】本発明の、プラント制御システムの第2の
態様は、共通設備制御装置と、複数個のプラント別制御
装置と、共通設備制御装置の操作機能を備えた複数個の
プラント別操作卓とが、ネットワークを介して相互に通
信が可能なプラント制御システムである。
【0017】本発明の、プラント制御システムの第3の
態様は、下記の手段を更に備えたプラント制御システム
である。 (a)共通設備を構成する複数個のセンサー、制御機
器、および、操作権制御手段によって指定されたプラン
ト別操作卓からの情報を受信する受信手段と、(b)受
信手段によって受信した情報に基づいて、共通設備の制
御を実行する設備制御手段と、(c)設備制御手段によ
って制御された結果情報および受信手段によって受信し
た情報を、制御機器およびプラント別操作卓へ送信する
送信手段と、(d)設備制御手段によって制御された結
果情報および受信手段によって受信した情報を表示する
表示手段。
【0018】本発明の、プラント制御システムの第4の
態様は、操作権制御手段が、共通設備制御装置をオペレ
ータに操作させるための所定の1個のプラント別操作卓
を指定する操作場所情報、および、指定されたプラント
別操作卓によってのみ共通設備制御装置の操作を独占で
きる操作独占情報を備えた操作権情報を制御するプラン
ト制御システムである。
【0019】本発明の、プラント制御システムの第5の
態様は、操作権制御手段が、下記の手段を備えたプラン
ト制御システムである。 (a)プラント別操作卓から受信した情報に基づいて、
操作権情報の要求情報を取り出す操作権要求取り出し手
段と、(b)操作権要求取り出し手段によって取り出し
た操作権情報の要求情報に基づいて、要求を許可するか
否かを判定する操作権要求判定手段と、(c)操作権要
求判定手段によって判定した結果に基づいて、操作権情
報を決定する操作権決定手段。
【0020】本発明の、プラント制御システムの第6の
態様は、操作権制御手段が、所定の次候補選定条件に基
づいて、操作権情報の操作場所情報を選定する操作権次
候補選定手段を更に備えたプラント制御システムであ
る。
【0021】本発明の、プラント制御システムの第7の
態様は、操作権制御手段が、操作権決定手段および操作
権次候補選定手段によって決定された操作権情報をプラ
ント別操作卓に表示させるための表示情報を生成する操
作権表示情報生成手段を更に備えたプラント制御システ
ムである。
【0022】本発明の、プラント制御方法の第1の態様
は、複数個の独立したプラントを各々制御する複数個の
プラント別制御装置を、オペレータに各々操作させるた
めの複数個のプラント別操作卓の中から、プラントに共
通したサービスを提供する共通設備を制御する共通設備
制御装置をオペレータに操作させるための所定の1個の
プラント別操作卓を指定する操作権制御ステップを備え
たプラント制御方法である。
【0023】本発明の、プラント制御方法の第2の態様
は、下記のステップを更に備えたプラント制御方法であ
る。 (a)共通設備を構成する複数個のセンサー、制御機
器、および、操作権制御ステップによって指定されたプ
ラント別操作卓からの情報を受信する受信ステップと、
(b)受信ステップによって受信した情報に基づいて、
共通設備の制御を実行する設備制御ステップと、(c)
設備制御ステップによって制御された結果情報および受
信ステップによって受信した情報を、制御機器およびプ
ラント別操作卓へ送信する送信ステップと、(d)設備
制御ステップによって制御された結果情報および受信ス
テップによって受信した情報を表示する表示ステップ。
【0024】本発明の、プラント制御方法の第3の態様
は、操作権制御ステップが、共通設備制御装置をオペレ
ータに操作させるための所定の1個のプラント別操作卓
を指定する操作場所情報、および、指定されたプラント
別操作卓によってのみ共通設備制御装置の操作を独占で
きる操作独占情報を備えた操作権情報を制御するプラン
ト制御方法である。
【0025】本発明の、プラント制御方法の第4の態様
は、操作権制御ステップが、下記のステップを備えたプ
ラント制御方法である。 (a)プラント別操作卓から受信した情報に基づいて、
操作権情報の要求情報を取り出す操作権要求取り出しス
テップと、(b)操作権要求取り出しステップによって
取り出した操作権情報の要求情報に基づいて、要求を許
可するか否かを判定する操作権要求判定ステップと、
(c)操作権要求判定ステップによって判定した結果に
基づいて、操作権情報を決定する操作権決定ステップ。
【0026】本発明の、プラント制御方法の第5の態様
は、操作権制御ステップが、所定の次候補選定条件に基
づいて、操作権情報の操作場所情報を選定する操作権次
候補選定ステップを更に備えたプラント制御方法であ
る。本発明の、プラント制御方法の第6の態様は、操作
権制御ステップが、操作権決定ステップおよび操作権次
候補選定ステップによって決定された操作権情報をプラ
ント別操作卓に表示させるための表示情報を生成する操
作権表示情報生成ステップを更に備えたプラント制御方
法である。
【0027】本発明の、情報記録媒体の第1の態様は、
上述のプラント制御方法のプログラムを記録した情報記
録媒体である。本発明の、情報記録媒体の第2の態様
は、コンパクト・ディスク、フロッピー・ディスク、ハ
ード・ディスク、光磁気ディスク、デジタル・ビデオ・
ディスク、磁気テープ、不揮発性メモリ、もしくはメモ
リ・カードであることを特徴とするプログラムを記録し
た情報記録媒体である。
【0028】
【発明の実施の形態】この発明の一実施態様を、図面を
参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施態様
は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するも
のではない。従って、当業者であればこれらの各要素も
しくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施
態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様
も本発明の範囲に含まれる。
【0029】図1は、総合プラントにおけるプラント制
御システムのシステム構成の一例を示す図である。図1
に示すように、総合プラントは、プラントA101a、
プラントB101b、プラントC101cおよび共通設
備D111によって構成される。共通設備D111は、
プラントA101a、プラントB101bおよびプラン
トC101cに共通したサービスを提供する設備であ
る。図の点線矢印は、サービスの提供を示す。
【0030】プラント制御システムは、プラントA10
1aを独立に制御するプラントA制御装置102a、プ
ラントB101bを独立に制御するプラントB制御装置
102b、プラントC101cを独立に制御するプラン
トC制御装置102c、共通設備D111を独立に制御
する共通設備D制御装置112、プラントA制御装置1
02aおよび共通設備D制御装置112の操作に使用す
るプラントA操作卓103a、プラントB制御装置10
2bおよび共通設備D制御装置112の操作に使用する
プラントB操作卓103b、および、プラントC制御装
置102cおよび共通設備D制御装置112の操作に使
用するプラントC操作卓103cにより構成される。こ
こで、プラントA操作卓103a、プラントB操作卓1
03bおよびプラントC操作卓103cには、各操作卓
専属のオペレータが配置される。
【0031】また、プラントA制御装置102a、プラ
ントB制御装置102b、プラントC制御装置102
c、共通設備D制御装置112、プラントA操作卓10
3a、プラントB操作卓103bおよびプラントC操作
卓103cは、LAN(Local Area Net
work)等のネットワーク110によって接続され、
相互に通信可能である。
【0032】図2は、共通設備制御装置の制御回路を示
すブロック図である。図2に示すように、CPU(中央
処理装置)201に、バスライン210を介して、プロ
グラムデータ等が格納されたROM202、データ処理
に使用される各種記憶部が形成されるRAM203、キ
ーボードから入力キーに対応するキー信号を取り込むキ
ーボードコントローラ204、ディスプレイを駆動制御
して表示データに対応する文字等を表示させるディスプ
レイコントローラ205、プリンタにプリントデータ等
を送信する通信インタフェース206、共通設備の制御
機器やプラント別操作卓に駆動信号を出力するI/Oポ
ート206等が接続されている。
【0033】本発明のプラント制御システムは、複数個
の独立したプラントを各々制御する複数個のプラント別
制御装置を、オペレータに各々操作させるための複数個
のプラント別操作卓の中から、プラントに共通したサー
ビスを提供する共通設備を制御する共通設備制御装置を
オペレータに操作させるための所定の1個のプラント別
操作卓を指定する操作権制御手段を備えている。また、
本発明のプラント制御システムは、共通設備制御装置
と、複数個のプラント別制御装置と、共通設備制御装置
の操作機能を備えた複数個のプラント別操作卓とが、ネ
ットワークを介して相互に通信が可能である。
【0034】また、本発明のプラント制御システムは、
(a)共通設備を構成する複数個のセンサー、制御機
器、および、操作権制御手段によって指定されたプラン
ト別操作卓からの情報を受信する受信手段と、(b)受
信手段によって受信した情報に基づいて、共通設備の制
御を実行する設備制御手段と、(c)設備制御手段によ
って制御された結果情報および受信手段によって受信し
た情報を、制御機器およびプラント別操作卓へ送信する
送信手段と、(d)設備制御手段によって制御された結
果情報および受信手段によって受信した情報を表示する
表示手段とを更に備えている。
【0035】また、本発明のプラント制御システムは、
操作権制御手段が、共通設備制御装置をオペレータに操
作させるための所定の1個のプラント別操作卓を指定す
る操作場所情報、および、指定されたプラント別操作卓
によってのみ共通設備制御装置の操作を独占できる操作
独占情報を備えた操作権情報を制御する。
【0036】図3は、共通設備におけるプロセス制御シ
ステムの機能ブロック図である。以下に各機能について
の説明をする。図3に示すように、CPU201は、制
御手段301、受信手段302、操作権制御手段30
3、設備制御手段304、送信手段305および表示手
段306を備えている。
【0037】CPU201の受信手段302は、図示し
ていない各種センサー、各種制御機器、各種操作卓等か
らの実績値情報およびプロセス情報を、ROM202の
フォーマット情報記憶部322に記憶されている通信フ
ォーマットに基づいて、ネットワーク110を介して受
信し、受信した情報をRAM203の実績値情報記憶部
312およびプロセス情報記憶部311に格納する。C
PU201の操作権制御手段303は、受信手段302
によって受信した情報、RAM203の制御結果記憶部
313に記憶されている現在の制御結果情報、RAM2
03のシステム情報記憶部314に記憶されているシス
テム情報、ROM202の制御条件情報記憶部321に
記憶されている制御条件等に基づいて、操作場所情報と
操作独占情報からなる操作権情報を制御し、制御結果を
RAM203の制御結果情報記憶部313に格納する。
【0038】CPU201の設備制御手段304は、受
信手段302および操作権制御手段303によって得ら
れた情報、RAM203のシステム情報記憶部314に
記憶されているシステム情報、ROM202の制御条件
情報記憶部321に記憶されている制御条件等に基づい
て、設備の各種制御機器を制御し、制御結果をRAM2
03の制御結果情報記憶部313に格納する。
【0039】CPU201の送信手段305は、操作権
制御手段303および設備制御手段304によって制御
された結果を、ROM202のフォーマット情報記憶部
322に記憶されている通信フォーマットに基づいて、
対応する各種制御機器に送信する。
【0040】CPU201の表示手段306は、受信手
段302によって受信した情報、操作権制御手段303
および設備制御手段304によって制御された結果を、
ROM202のフォーマット情報記憶部322に記憶さ
れている表示フォーマットに基づいて、ディスプレイに
表示する。
【0041】CPU201の制御手段301は、受信手
段302、操作権制御手段303、設備制御手段30
4、送信手段305および表示手段306のそれぞれの
手段を相互に関連付けて制御する。また、本発明のプラ
ント制御システムは、操作権制御手段が、(a)プラン
ト別操作卓から受信した情報に基づいて、操作権情報の
要求情報を取り出す操作権要求取り出し手段と、(b)
操作権要求取り出し手段によって取り出した操作権情報
の要求情報に基づいて、要求を許可するか否かを判定す
る操作権要求判定手段と、(c)操作権要求判定手段に
よって判定した結果に基づいて、操作権情報を決定する
操作権決定手段とを備えている。
【0042】また、本発明のプラント制御システムは、
操作権制御手段が、所定の次候補選定条件に基づいて、
操作権情報の操作場所情報を選定する操作権次候補選定
手段を更に備えている。また、本発明のプラント制御シ
ステムは、操作権制御手段が、操作権決定手段および操
作権次候補選定手段によって決定された操作権情報をプ
ラント別操作卓に表示させるための表示情報を生成する
操作権表示情報生成手段を更に備えている。
【0043】図4、図5、図6、図7、図8、図9およ
び図10を参照して、プラント制御システムにおける操
作権制御手段の詳細を説明する。図4は、操作権制御手
段の機能ブロック図である。以下に各機能についての説
明をする。図4に示すように、操作権制御手段303
は、操作権要求取り出し手段401、操作権要求判定手
段402、操作権決定手段403、操作権次候補選定手
段404および操作権表示情報生成手段405を備えて
いる。操作権制御手段303の操作権要求取り出し手段
401は、ネットワーク110を介してプラント別操作
卓から受信した受信情報に基づいて、操作権情報の要求
情報を取り出す。
【0044】操作権制御手段303の操作権要求判定手
段402は、操作権要求取り出し手段401によって取
り出した操作権情報の要求情報、制御結果情報記憶部3
13に記憶されている現在の操作権情報およびシステム
情報記憶部314に記憶されているプラント別操作卓の
システム情報に基づいて、操作権情報の要求情報を受け
付けるかどうかを判定する。ここで、システム情報と
は、システムの稼動状況、システム管理情報等である。
例えば、操作卓にトラブルが発生している等の情報が格
納されている。
【0045】操作権制御手段303の操作権決定手段4
03は、操作権要求判定手段402の判定結果に基づい
て、要求のあった操作権情報を設定し、設定した操作権
情報を制御結果情報記憶部313に格納する。操作権制
御手段303の操作権次候補選定手段404は、操作権
情報を確保しているプラント別操作卓にトラブルが発生
したり、全てのプラント別操作卓が操作権を解放したと
き、制御条件情報記憶部321に記憶されている所定の
次候補選定条件に基づいて、操作権情報における操作場
所情報の次候補となるプラント別操作卓を選定し、選定
結果を制御結果情報記憶部313に格納する。
【0046】操作権制御手段303の操作権表示情報生
成手段405は、操作権決定手段403および操作権次
候補選定手段404によって決定した操作権情報を、ネ
ットワーク110を介して接続されているプラント別操
作卓に表示するための表示情報を生成する。
【0047】図5は、操作権制御処理のフローチャート
を示す図である。まず、ネットワークを介して接続され
ている各種機器からのデータを受信し(ステップS50
1)、受信したデータの種類を判定する(ステップS5
02)。受信データが共通設備制御装置の操作権要求で
ある場合(ステップS502;「操作権要求」)は、受
信したデータに基づいて、送信元プラント別操作卓の情
報を取り出し(ステップS503)、受信した操作権情
報の要求情報に基づいて、要求情報を判定する(ステッ
プS504)。
【0048】要求情報が操作場所の指定である場合(ス
テップS504;「操作場所」)は、操作場所を指定す
るための処理を実行し(ステップS505)、更に、ス
テップS501に戻って、新たなデータを受信するまで
待機する。要求情報が操作権の独占要求である場合(ス
テップS504;「操作権独占」)は、操作権を独占す
るための処理を実行し(ステップS506)、更に、ス
テップS501に戻って、新たなデータを受信するまで
待機する。要求情報が操作権の解放要求である場合(ス
テップS504;「操作権解放」)は、操作権を解放す
るための処理を実行し(ステップS507)、更に、ス
テップS501に戻って、新たなデータを受信するまで
待機する。
【0049】要求情報が操作権情報の表示要求である場
合(ステップS504;「操作権表示」)は、操作権情
報を送信元のプラント別操作卓に表示させるための処理
を実行し(ステップS508)、更に、ステップS50
1に戻って、新たなデータを受信するまで待機する。一
方、受信データが共通設備制御装置の操作権要求以外で
ある場合(ステップS502;「その他」)は、受信し
たデータに基づいて、その他の対応する処理を実行し
(ステップS509)、更に、ステップS501に戻っ
て、新たなデータを受信するまで待機する。
【0050】上述した共通設備制御装置の操作権要求
は、オペレータがプラント別操作卓を操作することによ
って実行される。図10は、プラント別操作卓における
共通設備制御の操作画面を示す図である。図10に示す
ように、共通設備は、プラントA、プラントBおよびプ
ラントCに共通したサービスを提供する場合である。共
通設備制御画面1000は、操作権情報の内容を表示
し、更に、操作権要求を操作するための操作権情報ウィ
ンド1001と、共通設備の制御情報を表示し、更に、
設備制御条件を操作するための共通設備制御情報ウィン
ド1002とを備えている。
【0051】操作権情報ウィンド1001には、操作場
所情報を表示し、更に操作場所を確保するための操作場
所エリア1011a、1011b、1011cと、操作
権独占情報を表示し、更に操作権を独占または解放する
ための操作権独占情報エリア1012a、1012b、
1012cとを備えている。操作場所エリア1011
a、1011b、1011cは、操作権を独占すること
が可能なプラント別操作卓の場所を表示色によって認識
できるようになっている。また、操作場所を指定する場
合は、操作しているプラント別操作卓の操作場所エリア
1011a、1011b、1011cをタッチ入力する
ことにより、操作場所を確保することができる。
【0052】従って、図5のステップS504における
要求情報の操作場所の指定は、オペレータが操作してい
る操作場所エリア1011a、1011b、1011c
をタッチ入力することにより指定される。また、操作権
独占情報エリア1012a、1012b、1012c
は、独占状態と解放状態とを表示色によって認識できる
ようになっている。また、操作場所を確保しているプラ
ント別操作卓においてのみ、タッチ入力により操作権を
独占状態とすることができる。更に独占状態のプラント
別操作卓においてのみ、タッチ入力により操作権を解放
状態とすることができる。
【0053】従って、図5のステップS504における
要求情報の操作権の独占要求および解放要求は、操作権
独占情報エリア1012a、1012b、1012cを
タッチ入力することにより要求することができる。共通
設備制御情報ウィンド1002は、サービスを提供する
プラントの制御情報を表示し、更に、制御条件を操作す
る制御情報エリア1021a、1021b、1021c
を備えている。また、操作権を独占しているプラント別
操作卓においてのみ、制御情報エリア1021a、10
21b、1021cの制御情報を操作できる。
【0054】図6は、操作場所指定処理のフローチャー
トを示す図である。まず、操作場所指定の要求があった
操作場所情報、制御結果情報記憶部313に記憶されて
いる現在の操作権情報、および、システム情報記憶部3
14に記憶されている操作卓情報に基づいて、要求され
た操作場所のプラント別操作卓による共通設備制御装置
の操作を可能にするか否かを判定する(ステップS60
1)。例えば、図1に示すシステム構成において、プラ
ントA操作卓103aから操作場所の要求があった場
合、現状、プラントB操作卓103bが操作権情報であ
る操作場所と操作権独占情報を共に確保しているなら
ば、プラントA操作卓103aからの要求は却下され
る。
【0055】しかし、プラントB操作卓103bが操作
権情報である操作場所のみを確保しているならば、プラ
ントA操作卓103aからの要求は許可される。即ち、
操作権を独占している操作卓がない場合に、要求は許可
される。また、現状、プラントB操作卓103bが操作
権情報である操作場所と操作権独占情報を共に確保して
いる場合であっても、プラントB操作卓103bにトラ
ブルが発生している場合は、プラントB操作卓103b
の操作権情報は無効となり、プラントA操作卓103a
からの要求は許可される。
【0056】次に、操作場所の要求が許可された場合
(ステップS602;Yes)は、操作権情報の操作場
所情報を要求元のプラント別操作卓となるように設定
し、制御結果情報記憶部313に格納する(ステップS
603)。次に、要求元のプラント別操作卓に要求許可
を送信するための要求許可送信情報を生成し(ステップ
S604)、生成した要求許可送信情報を要求元のプラ
ント別操作卓へ送信し(ステップS605)、処理を終
了する。
【0057】一方、操作場所の要求が許可されなかった
場合(ステップS602;No)は、要求元のプラント
別操作卓に要求却下を送信するための要求却下送信情報
を生成し(ステップS606)、生成した要求却下送信
情報を要求元のプラント別操作卓へ送信し(ステップS
605)、処理を終了する。
【0058】図7は、操作権独占要求処理のフローチャ
ートを示す図である。まず、操作権の独占要求があった
操作卓情報、制御結果情報記憶部313に記憶されてい
る現在の操作権情報、および、システム情報記憶部31
4に記憶されている操作卓情報に基づいて、要求された
プラント別操作卓による共通設備制御装置の操作を独占
させるか否かを判定する(ステップS701)。
【0059】例えば、図1に示すシステム構成におい
て、プラントA操作卓103aから操作権独占要求があ
った場合、現状、プラントA操作卓103aが操作権情
報である操作場所を確保しているならば、プラントA操
作卓103aからの操作権独占要求は許可される。しか
し、プラントB操作卓103bが操作権情報である操作
場所を確保しているならば、プラントA操作卓103a
からの要求は却下される。即ち、操作権情報である操作
場所を確保している操作卓からの操作権独占要求に対し
てのみ、要求は許可される。
【0060】次に、操作権独占要求が許可された場合
(ステップS702;Yes)は、操作権情報の操作独
占情報を要求元のプラント別操作卓となるように設定
し、制御結果情報記憶部313に格納し(ステップS7
03)、共通設備制御装置のプラント別操作卓により操
作可能な制御情報を検索する(ステップS704)。
【0061】次に、要求元のプラント別操作卓に操作権
独占要求許可および操作可能な制御情報を送信するため
の独占要求許可送信情報を生成し(ステップS70
5)、生成した独占要求許可送信情報を要求元のプラン
ト別操作卓へ送信し(ステップS706)、処理を終了
する。
【0062】一方、操作権独占要求が許可されなかった
場合(ステップS702;No)は、要求元のプラント
別操作卓に操作権独占要求却下を送信するための独占要
求却下送信情報を生成し(ステップS707)、生成し
た独占要求却下送信情報を要求元のプラント別操作卓へ
送信し(ステップS708)、処理を終了する。
【0063】図8は、操作権解放要求処理のフローチャ
ートを示す図である。まず、操作権の解放要求があった
操作卓情報、制御結果情報記憶部313に記憶されてい
る現在の操作権情報、および、システム情報記憶部31
4に記憶されている操作卓情報に基づいて、要求された
プラント別操作卓による共通設備制御装置の独占操作を
解放させるか否かを判定する(ステップS801)。
【0064】例えば、図1に示すシステム構成におい
て、プラントA操作卓103aから操作権解放要求があ
った場合、現状、プラントA操作卓103aが操作権の
独占を確保しているならば、プラントA操作卓103a
からの操作権解放要求は許可される。しかし、プラント
B操作卓103bが操作権の独占を確保しているなら
ば、プラントA操作卓103aからの要求は却下され
る。即ち、操作権の独占を確保しているプラント別操作
卓からの操作権解放要求に対してのみ、要求は許可され
る。
【0065】次に、操作権解放要求が許可された場合
(ステップS802;Yes)は、操作権の独占が解放
となるように設定し(ステップS803)、更に、操作
権情報である操作場所の次の候補場所を、制御条件情報
記憶部321に格納されている次候補選定条件情報に基
づいて選定し、選定した結果を制御結果情報記憶部31
3に格納する(ステップS804)。
【0066】次に、要求元のプラント別操作卓に操作権
解放要求許可を送信するための解放要求許可送信情報を
生成し(ステップS805)、生成した解放要求許可送
信情報を要求元のプラント別操作卓へ送信し(ステップ
S806)、処理を終了する。一方、操作権解放要求が
許可されなかった場合(ステップS802;No)は、
要求元のプラント別操作卓に操作権解放要求却下を送信
するための解放要求却下送信情報を生成し(ステップS
807)、生成した解放要求却下送信情報を要求元のプ
ラント別操作卓へ送信し(ステップS808)、処理を
終了する。
【0067】図9は、操作権表示処理のフローチャート
を示す図である。まず、制御結果情報記億部313に格
納されている操作権情報を取り出し(ステップS90
1)、取り出した操作権情報およびシステム情報記憶部
314に記憶されている操作卓情報に基づいて、取り出
した操作権情報の内容である操作場所において操作がで
きるか否かの確認する(ステップS902)。即ち、制
御結果情報記億部313に格納されている操作権情報の
内容とシステム情報記憶部314に記憶されている操作
卓情報との間にシステム上の矛盾がないかを確認する。
例えば、図1に示すシステム構成において、プラントA
操作卓103aから操作権表示要求があり、現状、プラ
ントB操作卓103bが操作権情報である操作場所と操
作権独占情報を共に確保している場合であっても、プラ
ントB操作卓103bにトラブルが発生している場合
は、プラントB操作卓103bの操作権情報は無効とな
る。
【0068】ステップS902において確認した結果に
より、制御結果情報記億部313に格納されている操作
権情報の内容とシステム情報記憶部314に記憶されて
いる操作卓情報との間にシステム上の矛盾がない場合
(ステップS903;Yes)は、次のステップS90
5に移る。
【0069】一方、ステップS902において確認した
結果により、制御結果情報記億部313に格納されてい
る操作権情報の内容とシステム情報記憶部314に記憶
されている操作卓情報との間にシステム上の矛盾がある
場合(ステップS903;No)は、エラー処理を実行
し(ステップS904)、次のステップS905に移
る。ここで、エラー処理として、例えば、操作権情報で
ある操作場所の次の候補場所を、制御条件情報記憶部3
21に格納されている次候補選定条件情報に基づいて選
定したり、システム異常をメッセージ出力したりする。
【0070】次に、操作権情報を表示させる情報を、要
求元のプラント別操作卓へ送信するための表示送信情報
を生成し(ステップS905)、要求元のプラント別操
作卓へ表示送信情報を送信し(ステップS906)、処
理を終了する。
【0071】本発明のプラント制御方法は、本発明のプ
ラント制御方法は、(a)共通設備を構成する複数個の
センサー、制御機器、および、操作権制御ステップによ
って指定されたプラント別操作卓からの情報を受信する
受信ステップと、(b)複数個の独立したプラントを各
々制御する複数個のプラント別制御装置を、オペレータ
に各々操作させるための複数個のプラント別操作卓の中
から、プラントに共通したサービスを提供する共通設備
を制御する共通設備制御装置をオペレータに操作させる
ための所定の1個のプラント別操作卓を指定する操作権
制御ステップと、(c)受信ステップによって受信した
情報に基づいて、共通設備の制御を実行する設備制御ス
テップと、(d)設備制御ステップによって制御された
結果情報および受信ステップによって受信した情報を、
制御機器およびプラント別操作卓へ送信する送信ステッ
プと、(e)設備制御ステップによって制御された結果
情報および受信ステップによって受信した情報を表示す
る表示ステップとを備えている。
【0072】また、本発明のプラント制御方法は、操作
権制御ステップが、共通設備制御装置をオペレータに操
作させるための所定の1個のプラント別操作卓を指定す
る操作場所情報、および、指定されたプラント別操作卓
によってのみ共通設備制御装置の操作を独占できる操作
独占情報を備えた操作権情報を制御する。
【0073】また、本発明のプラント制御方法は、操作
権制御ステップが、(a)プラント別操作卓から受信し
た情報に基づいて、操作権情報の要求情報を取り出す操
作権要求取り出しステップと、(b)操作権要求取り出
しステップによって取り出した操作権情報の要求情報に
基づいて、要求を許可するか否かを判定する操作権要求
判定ステップと、(c)操作権要求判定ステップによっ
て判定した結果に基づいて、操作権情報を決定する操作
権決定ステップと、(d)所定の次候補選定条件に基づ
いて、操作権情報の操作場所情報を選定する操作権次候
補選定ステップと、(e)操作権決定ステップおよび操
作権次候補選定ステップによって決定された操作権情報
をプラント別操作卓に表示させるための表示情報を生成
する操作権表示情報生成ステップとを備えている。
【0074】本発明の情報記録媒体は、上述のプラント
制御方法のプログラムを記録することもできる。本発明
の情報記録媒体は、コンパクト・ディスク、フロッピー
・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、デジ
タル・ビデオ・ディスク、磁気テープ、不揮発性メモ
リ、もしくはメモリ・カードであってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。独立した各プラントに共通したサ
ービスを提供する共通設備を制御する共通設備制御装置
の操作機能を、各プラントを制御するプラント別制御装
置を操作するプラント別操作卓に追加することによっ
て、共通設備制御装置のみを操作するための共通設備操
作卓を削減できる。また、プラント別操作卓専属のオペ
レータによって共通設備制御装置を操作させることによ
って共通設備制御を専属に操作するためのオペレータを
配置する必要がなくなり、コストダウンを計ることがで
きる。
【0076】また、共通設備制御装置を操作するための
操作権を1個のプラント別操作卓に指定することによっ
て、各プラントと連絡を取ったり、複数個のプラントに
おける相互間の調整を行う必要がなくなり、操作が簡単
になり、更に連絡ミス等を削減することができる。ま
た、共通設備制御装置を複数のプラント別操作卓から操
作できることによって、1個のプラント別操作卓がトラ
ブルにより使用できなくなった場合においても別のプラ
ント別操作卓を利用して、各プラントにサービスを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラント制御システムのシステム構成の一例を
示す図である。
【図2】共通設備制御装置の制御回路を示すブロック図
である。
【図3】共通設備におけるプロセス制御システムの機能
ブロック図である。
【図4】操作権制御手段の機能ブロック図である。
【図5】操作権制御処理のフローチャートを示す図であ
る。
【図6】操作場所指定処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図7】操作権独占要求処理のフローチャートを示す図
である。
【図8】操作権解放要求処理のフローチャートを示す図
である。
【図9】操作権表示処理のフローチャートを示す図であ
る。
【図10】共通設備制御の操作画面を示す図である。
【図11】従来のプラント制御システムにおけるシステ
ム構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
101a プラントA 101b プラントB 101c プラントC 102a プラントA制御装置 102b プラントB制御装置 102c プラントC制御装置 103a プラントA操作卓 103b プラントB操作卓 103c プラントC操作卓 110 ネットワーク 111 共通設備D 112 共通設備D制御装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の独立したプラントを各々制御す
    る複数個のプラント別制御装置を、オペレータに各々操
    作させるための複数個のプラント別操作卓の中から、前
    記プラントに共通したサービスを提供する共通設備を制
    御する共通設備制御装置を前記オペレータに操作させる
    ための所定の1個の前記プラント別操作卓を指定する操
    作権制御手段を備えたプラント制御システム。
  2. 【請求項2】 前記共通設備制御装置と、複数個の前記
    プラント別制御装置と、前記共通設備制御装置の操作機
    能を備えた複数個の前記プラント別操作卓とが、ネット
    ワークを介して相互に通信が可能である、請求項1に記
    載のプラント制御システム。
  3. 【請求項3】 下記の手段を更に備えた、請求項1また
    は2に記載のプラント制御システム。 (a)共通設備を構成する複数個のセンサー、制御機
    器、および、前記操作権制御手段によって指定された前
    記プラント別操作卓からの情報を受信する受信手段と、
    (b)前記受信手段によって受信した前記情報に基づい
    て、前記共通設備の制御を実行する設備制御手段と、
    (c)前記設備制御手段によって制御された結果情報お
    よび前記受信手段によって受信した前記情報を、前記制
    御機器および前記プラント別操作卓へ送信する送信手段
    と、(d)前記設備制御手段によって制御された結果情
    報および前記受信手段によって受信した前記情報を表示
    する表示手段。
  4. 【請求項4】 前記操作権制御手段が、前記共通設備制
    御装置を前記オペレータに操作させるための所定の1個
    の前記プラント別操作卓を指定する操作場所情報、およ
    び、指定された前記プラント別操作卓によってのみ前記
    共通設備制御装置の操作を独占できる操作独占情報を備
    えた操作権情報を制御する、請求項1から3のいずれか
    1項に記載のプラント制御システム。
  5. 【請求項5】 前記操作権制御手段が、下記の手段を備
    えた請求項4に記載のプラント制御システム。 (a)前記プラント別操作卓から受信した前記情報に基
    づいて、前記操作権情報の要求情報を取り出す操作権要
    求取り出し手段と、(b)前記操作権要求取り出し手段
    によって取り出した前記操作権情報の前記要求情報に基
    づいて、要求を許可するか否かを判定する操作権要求判
    定手段と、(c)前記操作権要求判定手段によって判定
    した結果に基づいて、前記操作権情報を決定する操作権
    決定手段。
  6. 【請求項6】 前記操作権制御手段が、所定の次候補選
    定条件に基づいて、前記操作権情報の前記操作場所情報
    を選定する操作権次候補選定手段を更に備えた、請求項
    5に記載のプラント制御システム。
  7. 【請求項7】 前記操作権制御手段が、前記操作権決定
    手段および前記操作権次候補選定手段によって決定され
    た前記操作権情報を前記プラント別操作卓に表示させる
    ための表示情報を生成する操作権表示情報生成手段を更
    に備えた、請求項5または6に記載のプラント制御シス
    テム。
  8. 【請求項8】 複数個の独立したプラントを各々制御す
    る複数個のプラント別制御装置を、オペレータに各々操
    作させるための複数個のプラント別操作卓の中から、前
    記プラントに共通したサービスを提供する共通設備を制
    御する共通設備制御装置を前記オペレータに操作させる
    ための所定の1個の前記プラント別操作卓を指定する操
    作権制御ステップを備えたプラント制御方法。
  9. 【請求項9】 下記のステップを更に備えた、請求項8
    に記載のプラント制御方法。 (a)共通設備を構成する複数個のセンサー、制御機
    器、および、前記操作権制御ステップによって指定され
    た前記プラント別操作卓からの情報を受信する受信ステ
    ップと、(b)前記受信ステップによって受信した前記
    情報に基づいて、前記共通設備の制御を実行する設備制
    御ステップと、(c)前記設備制御ステップによって制
    御された結果情報および前記受信ステップによって受信
    した前記情報を、前記制御機器および前記プラント別操
    作卓へ送信する送信ステップと、(d)前記設備制御ス
    テップによって制御された結果情報および前記受信ステ
    ップによって受信した前記情報を表示する表示ステッ
    プ。
  10. 【請求項10】 前記操作権制御ステップが、前記共通
    設備制御装置を前記オペレータに操作するさせるための
    所定の1個の前記プラント別操作卓を指定する操作場所
    情報、および、指定された前記プラント別操作卓によっ
    てのみ前記共通設備制御装置の操作を独占できる操作独
    占情報を備えた操作権情報を制御する、請求項8または
    9に記載のプラント制御方法。
  11. 【請求項11】 前記操作権制御ステップが、下記のス
    テップを備えた請求項10に記載のプラント制御方法。 (a)前記プラント別操作卓から受信した前記情報に基
    づいて、前記操作権情報の要求情報を取り出す操作権要
    求取り出しステップと、(b)前記操作権要求取り出し
    ステップによって取り出した前記操作権情報の前記要求
    情報に基づいて、要求を許可するか否かを判定する操作
    権要求判定ステップと、(c)前記操作権要求判定ステ
    ップによって判定した結果に基づいて、前記操作権情報
    を決定する操作権決定ステップ。
  12. 【請求項12】 前記操作権制御ステップが、所定の次
    候補選定条件に基づいて、前記操作権情報の前記操作場
    所情報を選定する操作権次候補選定ステップを更に備え
    た、請求項11に記載のプラント制御方法。
  13. 【請求項13】 前記操作権制御ステップが、前記操作
    権決定ステップおよび前記操作権次候補選定ステップに
    よって決定された前記操作権情報を前記プラント別操作
    卓に表示させるための表示情報を生成する操作権表示情
    報生成ステップを更に備えた、請求項11または12に
    記載のプラント制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項8から13のいずれか1項に記
    載のプラント制御方法のプログラムを記録した情報記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 前記情報記録媒体は、コンパクト・デ
    ィスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハード・
    ディスク、光磁気ディスク、デジタル・ビデオ・ディス
    ク、磁気テープ、不揮発性メモリ、もしくはメモリ・カ
    ードであることを特徴とする、請求項14に記載のプロ
    グラムを記録した情報記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004318842A (ja) * 2003-04-01 2004-11-11 Ricoh Co Ltd Webページ生成装置、組み込み装置、Webページ生成の制御方法、Webページ生成プログラム及び記録媒体
JP2015152989A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 三菱電機株式会社 制御システム

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