JP2002099470A - 情報処理装置及びネットワークコントローラ設定方法 - Google Patents

情報処理装置及びネットワークコントローラ設定方法

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JP2002099470A
JP2002099470A JP2000291301A JP2000291301A JP2002099470A JP 2002099470 A JP2002099470 A JP 2002099470A JP 2000291301 A JP2000291301 A JP 2000291301A JP 2000291301 A JP2000291301 A JP 2000291301A JP 2002099470 A JP2002099470 A JP 2002099470A
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network controller
controller
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controllers
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Gen Watanabe
玄 渡辺
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H04L12/12Arrangements for remote connection or disconnection of substations or of equipment thereof
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    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
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    • Y02D30/50Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のネットワークコントローラの設定に際
してユーザに煩わしさを意識させず、またユーザに負担
を与えることなく、使用しないネットワークコントロー
ラを適切に使用不可の状態にする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ(PC)100
には、複数のネットワークコントローラ5A、5B、5
Cが備えられる。LCD上にはこれらネットワークコン
トローラ各々について使用/不使用を指定するための画
面が表示される。同じ周波数帯で無線通信を行うコント
ローラ5B及びコントローラ5Cの使用が指定された場
合には拒絶メッセージが表示され、論理的に同じネット
ワーク構造をとるコントローラ5A及びコントローラ5
Bの使用が指定された場合には警告メッセージが表示さ
れる。ユーザが画面上での指定を終えた後は、不使用に
すべきネットワークコントローラが使用不可の状態に設
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のネットワー
クコントローラを備えた情報処理装置及びネットワーク
コントローラ設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々なネットワーク規格の標準化
が進められ、これらの規格に基づくネットワークがあら
ゆるところで使用されるようになってきている。特に無
線通信によるネットワークの広がりには目を見張るもの
がある。これに伴い、種類の異なるネットワークコント
ローラを複数内蔵した情報処理装置が登場してきてい
る。
【0003】情報処理装置に内蔵されるネットワークコ
ントローラの種類としては、IEEE802.3の規格
に準拠したイーサネット(登録商標)コントローラや、
IEEE802.11bの規格に準拠したワイヤレスL
ANコントローラや、Bluetoothの規格に準拠
したBluetoothコントローラなどが挙げられ
る。
【0004】イーサネットコントローラはLANを介し
て他の情報機器と通信するために使用されるものであ
り、ワイヤレスLANコントローラは無線LANを介し
て他の情報機器と通信するために使用されるものであ
る。また、BluetoothコントローラはBlue
toothによる短距離無線通信ネットワークを介して
他の情報機器と通信するために使用されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ノート型パ
ーソナルコンピュータのような携帯可能な情報処理装置
は、その性質上、様々な場所に持ち運んで使用すること
ができる。移動先などで情報処理装置を所望のネットワ
ークに接続して使用する場合、ユーザはその情報処理装
置に搭載される各ネットワークコントローラに対し、接
続されるネットワーク環境に合わせてプロトコルやサー
ビスの設定を行う。しかし、情報処理装置に内蔵される
複数のネットワークコントローラを同時に使用するよう
に設定した場合、以下のような問題が生じる場合があ
る。
【0006】例えばイーサネットコントローラ(IEE
E802.3対応)及びワイヤレスLANコントローラ
(IEEE802.11b対応)が内蔵された情報処理
装置において、両方のネットワークコントローラを使用
するように設定してしまった場合には、ネットワークに
接続されていない方のネットワークコントローラはネッ
トワークを認識できないため、OS起動時のネットワー
クの初期化処理において、その非接続ネットワークコン
トローラの初期化がタイムアウトになるまで待たされる
こととなり、その結果、ユーザの待ち時間が増加してし
まう。
【0007】この問題を解決するためには、ユーザは使
用しないネットワークコントローラをOS上で使用不可
の状態となるようにその都度設定しなければならず、ま
た、そのネットワークコントローラを使用する際には使
用可能の状態となるように設定しなければならない。す
なわち、ユーザは使用するネットワークコントローラと
使用しないネットワークコントローラとを逐一設定変更
しなければならないため、ユーザにとって使い勝手がよ
いとはいえない。
【0008】また、ワイヤレスLANコントローラ(I
EEE802.11b対応)及びBluetoothコ
ントローラが内蔵された情報処理装置において、両方の
ネットワークコントローラを使用するように設定してし
まった場合には、それぞれで使用する周波数帯が2.4
GHzとほぼ同じであるために干渉を起こす。よって、
この場合も、ユーザは使用しない方のネットワークコン
トローラを使用不可の状態に逐一設定しなければなら
ず、ユーザにとって使い勝手がよいとはいえない。
【0009】また、上述したような複数のネットワーク
コントローラが内蔵された情報処理装置において、ユー
ザが各ネットワークコントローラに対して異なるもしく
は同一(同じサブネット)のネットワークに接続してし
まった場合、予期せぬ不具合が起こる可能性がある。例
えば、IPルーティングを目的として各ネットワークコ
ントローラを異なるネットワークに同時に接続した場合
には問題は生じないが、それをサポートしないOSでは
正常な動作を保証できない。また、各ネットワークコン
トローラを同一サブネットのネットワークに接続してし
まった場合には、どちらのネットワークコントローラも
使用できなくなってしまう。
【0010】本発明は上記実状に鑑みてなされたもので
あり、複数のネットワークコントローラの設定に際して
ユーザに煩わしさを意識させず、またユーザに負担を与
えることなく、使用しないネットワークコントローラを
適切に使用不可の状態にすることのできる情報処理装置
及びネットワークコントローラ設定方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のネット
ワークコントローラを備えた情報処理装置において、前
記複数のネットワークコントローラの各々について使用
/不使用を指定するための画面を表示する手段と、前記
画面において指定された内容に基づき、不使用にすべき
ネットワークコントローラを使用不可の状態に設定する
手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】本発明は、ネットワークコントローラを備
えた拡張装置に着脱可能な、複数のネットワークコント
ローラを備えた情報処理装置において、前記情報処理装
置に備えられた複数のネットワークコントローラ及び前
記拡張装置に備えられたネットワークコントローラの各
々について、使用/不使用を指定するための画面を表示
する手段と、前記画面において指定された内容に基づ
き、不使用にすべきネットワークコントローラを使用不
可の状態に設定する手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】本発明は、複数のネットワークコントロー
ラを備えた情報処理装置において、省電力に関する設定
画面であって、前記複数のネットワークコントローラの
各々について使用/不使用を指定するための項目が含ま
れた設定画面を表示する手段と、前記画面において指定
された内容に基づき、不使用にすべきネットワークコン
トローラを使用不可の状態に設定する手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0014】本発明は、複数のネットワークコントロー
ラを備えた情報処理装置において、前記複数のネットワ
ークコントローラの各々について使用/不使用を指定す
るための画面を表示する手段と、前記画面において指定
された内容が反映され、不使用にすべきネットワークコ
ントローラに接続される所定の信号線を遮断する回路と
を具備したことを特徴とする。
【0015】本発明は、複数のネットワークコントロー
ラを備えた情報処理装置に適用されるネットワークコン
トローラ設定方法において、前記複数のネットワークコ
ントローラの各々について使用/不使用を指定するため
の画面を表示し、前記画面において指定された内容に基
づき、不使用にすべきネットワークコントローラを使用
不可の状態に設定することを特徴とする。
【0016】本発明は、ネットワークコントローラを備
えた拡張装置に着脱可能な、複数のネットワークコント
ローラを備えた情報処理装置に適用されるネットワーク
コントローラ設定方法において、前記情報処理装置に備
えられた複数のネットワークコントローラ及び前記拡張
装置に備えられたネットワークコントローラの各々につ
いて、使用/不使用を指定するための画面を表示し、前
記画面において指定された内容に基づき、不使用にすべ
きネットワークコントローラを使用不可の状態に設定す
ることを特徴とする。
【0017】本発明は、複数のネットワークコントロー
ラを備えた情報処理装置に適用されるネットワークコン
トローラ設定方法において、省電力に関する設定画面で
あって、前記複数のネットワークコントローラの各々に
ついて使用/不使用を指定するための項目が含まれた設
定画面を表示し、前記画面において指定された内容に基
づき、不使用にすべきネットワークコントローラを使用
不可の状態に設定することを特徴とする。
【0018】本発明は、複数のネットワークコントロー
ラを備えた情報処理装置に適用されるネットワークコン
トローラ設定方法において、前記複数のネットワークコ
ントローラの各々について使用/不使用を指定するため
の画面を表示し、前記画面において指定された内容を所
定の回路に反映させ、この回路によって不使用にすべき
ネットワークコントローラに接続される所定の信号線を
遮断することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係わるコン
ピュータシステム及びLANドッカーの構成を示すブロ
ック図である。また、図2は、上記コンピュータシステ
ム及びLANドッカーの外観を示す斜視図である。
【0021】コンピュータ100は、バッテリ駆動可能
なノート型パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す
る)であり、その本体は、その機能拡張のための拡張ユ
ニットであるLANドッカー200に着脱自在に装着で
きるよう構成されている。PC100およびLANドッ
カー200は、それぞれに設けられたドッキングコネク
タ300によって接続される。
【0022】PC100は、例えばオフィス内ではLA
Nドッカー200に接続された状態で使用され、また外
出時等にはPC100はLANドッカー200から取り
外して使用される。LANドッカー200から取り外さ
れた状態では、PC100は、PC100内蔵のバッテ
リ、またはACアダプタを介して供給される外部電源に
よって動作する。一方、LANドッカー200に接続さ
れた状態においては、PC100は、内蔵のバッテリ、
あるいはLANドッカー200から供給されるACアダ
プタ電源によって動作する。
【0023】LANドッカー200は、例えばオフィス
内では、各従業員の机上に置かれ、オフィス内に配設さ
れているLANケーブルに固定的に接続された状態で使
用される。
【0024】なお、PC100には、後述する3つのネ
ットワークコントローラ(イーサネットコントローラ5
A、ワイヤレス(無線)LANコントローラ5B、Bl
uetoothコントローラ5C)が搭載される。一
方、LANドッカー200には、後述する1つのイーサ
ネットコントローラ5Dが搭載される。本実施形態で
は、これらのネットワークコントローラのうち、ユーザ
が使用する必要のないものが使用不可の状態(無効の状
態)となるように制御される。その詳細については後で
述べる。
【0025】PC100内には、図示のように、PCI
バス1、ISAバス2、二つのICバス3,4、イー
サネットコントローラ5A、ワイヤレスLANコントロ
ーラ5B、Bluetoothコントローラ5C、ホス
ト−PCIブリッジ10、CPU11、メモリ12、V
GAコントローラ13、ゲートアレイ(GA)14、I
/Oコントローラ15、Qスイッチ(Q−SW)16、
PCI−ISAブリッジ17、HDD18、BIOS−
ROM19、I/Oコントロールゲートアレイ(I/O
GA)20、組み込みコントローラ(EC:Embe
dded Controller)21、電源コントロ
ーラ(PSC)22、キーボードコントローラ(KB
C)23、およびキーボード(KB)24などが設けら
れている。
【0026】イーサネットコントローラ5Aは、IEE
E802.3の規格に準拠し、LANを介して他の情報
機器と通信するために使用される。一方、ワイヤレスL
ANコントローラ5Bは、IEEE802.11bの規
格に準拠し、無線LANを介して他の情報機器と通信す
るために使用される。Bluetoothコントローラ
5Cは、Bluetoothの規格に準拠し、無線通信
ネットワークを介して他の情報機器と通信するために使
用される。
【0027】ホスト−PCIブリッジ10は、CPU1
1とPCIバス1との間を双方向で接続するブリッジ機
能を有しており、また、メモリ12やVGAコントロー
ラとデータのやりとりを行う機能も備えている。
【0028】CPU11は、本PC100全体の動作制
御およびデータ処理を実行するものであり、ここにはキ
ャッシュや、メモリ12を制御するためのメモリコント
ローラなどが搭載されている。例えば、CPU11は、
HDD18からメモリ12にロードされた本発明に係る
制御を実現するアプリケーションプログラムなどを実行
したりする。
【0029】メモリ12はこのシステムの主記憶として
使用されるものであり、オペレーティングシステム、本
発明に係る制御を実現するアプリケーションプログラム
を含む種々のプログラムや、アプリケーションプログラ
ムによって作成されたユーザデータ等が格納される。
【0030】VGAコントローラ13は、このシステム
のディスプレイモニタとして使用されるLCDや外部C
RTを制御する。このVGAコントローラ13は、例え
ばLCD上にネットワークコントローラの使用/不使用
をユーザに指定させるための画面を表示する。
【0031】ゲートアレイ14は、ハードウェア的手法
によってネットワークコントローラ5A〜5Cのいずれ
かを無効にする必要がある場合に使用される回路であ
り、BIOSの制御に従って、無効にすべきネットワー
クコントローラのIDSEL#信号線を遮断する。
【0032】I/Oコントローラ15は、PC100内
の各種I/Oデバイスを制御するためのゲートアレイで
あり、PC100背面に設けられたシリアルポート、パ
ラレルポート、USBポートなどの各種I/Oコネクタ
に接続されるデバイスの制御を行う。PC100とLA
Nドッカー200が接続されている場合には、I/Oコ
ントローラ15からPC100背面のI/Oコネクタへ
供給される信号は、LANドッカー200背面のコネク
タにスルーパスされる。これにより、PC100背面の
I/OコネクタはLANドッカー200によって覆い隠
されるため使用できなくなるが、その代わりに、LAN
ドッカー200背面のI/Oコネクタの使用が可能とな
る。
【0033】Qスイッチ(Q−SW)16は、内部PC
Iバス1とLANドッカー200の外部PCIバスとを
間を接続/分離するためのスイッチ回路であり、I/O
コントロールゲートアレイ(I/O GA)20からの
スイッチ制御信号Q_SWONによってオン/オフ制御
される。Qスイッチ(Q−SW)16をオンすることに
より、PC100によるイーサネットコントローラ5D
の使用が可能となる。
【0034】PCI−ISAブリッジ17は1チップL
SIによって実現されたゲートアレイであり、ここに
は、PCIバス1とISAバス2との間を双方向で接続
するブリッジ機能が内蔵されているほか、HDD18を
制御するためのIDEコントローラが設けられている。
【0035】BIOS−ROM19は、BIOSを記憶
するためのものであり、プログラム書き替えが可能なよ
うにフラッシュメモリによって構成されている。BIO
Sは、このシステム内の各種ハードウェアをアクセスす
るファンクション実行ルーチンを体系化したものであ
り、ここには、システムステータスを動作状態(電源オ
ン状態)、停止状態(電源オフ状態)、その中間のスリ
ープ状態(サスペンド/ハイバネーション状態)に設定
するためのパワーマネージメント機能や、システムのハ
ードウェア環境の変化を自動認識するための機能、さら
にはLANドッカー200との間のドッキング条件を管
理する機能、およびインスタントセキュリティーを用い
たウェイクアップ制御機能などが設けられている。
【0036】LANドッカー200との間のドッキング
条件の管理機能は、ある特定のPC100とLANドッ
カー200との組み合わせでのみ前述のWOL/AOL
機能を使用できるようにするために行われる。
【0037】I/Oコントロールゲートアレイ20は、
内部ISAバス2とICバス3とを繋ぐブリッジLS
Iであり、CPU11によってリード/ライト可能な複
数のレジスタ群を内蔵している。これらレジスタ群を使
用することにより、CPU11と、ICバス4上の電
源コントローラ(PSC)22および組み込みコントロ
ーラ(EC)21との通信が可能となる。
【0038】組み込みコントローラ(EC)21は、電
源コントローラ(PSC)22と共同してPC100の
電源状態の管理を行うものであり、この組み込みコント
ローラ(EC)21と電源コントローラ(PSC)22
にはPC100が電源オフされてスリープ状態または停
止状態に移行しても動作電源が供給され続ける。組み込
みコントローラ(EC)21は、電源オン/オフ要因の
発生の検出に応答して電源コントローラ(PSC)22
を制御したり、発生した電源オン/オフ要因を電力管理
イベントとしてBIOSに通知する機能などを有する。
また、この組み込みコントローラ(EC)21には、L
ANドッカー200を制御するための機能として、PC
100とLANドッカー200とのドッキング/アンド
ッキングの検出、LANドッカー200の電源制御、イ
ーサネットコントローラ5Dからのウェイクアップ信号
の監視、ICバス4を介したイーサネットコントロー
ラ5Dとの通信などの機能が設けられている。
【0039】LANドッカー200に搭載されたイーサ
ネットコントローラ5Dは、IEEE802.3の規格
に準拠し、LANを介して他の情報機器と通信するため
に使用される。このイーサネットコントローラ5Dは、
サーバからのリモート制御でデスクトップPCを電源オ
ンさせる“Wake on LAN(WOL)”機能、
およびデスクトップPCの異常をサーバに自動的に通知
する“Alert on LAN(AOL)”機能を有
している。WOL機能が有効な状態に設定されている場
合には、イーサネットコントローラ5Dは、LANを介
してサーバから特定のパケットを受信したときにPC1
00を自動的に電源オンするためのウェイクアップ信号
Wake_upを発生する。また、AOL機能が有効に
設定されている場合には、イーサネットコントローラ5
Dは、PC100の異常やPC100とLANドッカー
200との間のドッキング/アンドッキングなどの状態
変化を、LANを介してサーバに自動通知する。
【0040】PC100とLANドッカー200とのド
ッキング/アンドッキングの検出は、ドックディテクト
信号DOCDETを利用して行われる。ドックディテク
ト信号DOCDETは、ドッキングコネクタ300の所
定ピンの電圧値であり、LANドッカー200にPC1
00が接続されたときにLowとなる。
【0041】LANドッカー200の電源制御は、ドッ
クパワーオン信号DOCPWONと、ウェイクオンLA
Nイネーブル信号WOLENとを用いて行われる。
【0042】ドックパワーオン信号DOCPWONは、
PC100のEC21からLANドッカー200側へ送
られる電源オン信号である。このドックパワーオン信号
DOCPWONがアクティブになると、LANドッカー
200が電源オン状態となる。
【0043】ウェイクオンLANイネーブル信号WOL
ENは、PC100の電源オフあるいはPC100のア
ンドッキングによってドックパワーオン信号DOCPW
ONがインアクティブされたときに、LANドッカー2
00を電源オン状態に維持するか否かを決定するための
信号であり、PC100のI/Oコントロールゲートア
レイ20からLANドッカー200側へ送られる。
【0044】前述のイーサネットコントローラ5DのW
OL/AOL機能を有効に設定した場合には、BIOS
によってウェイクオンLANイネーブル信号WOLEN
はイネーブル状態に設定される。これにより、イーサネ
ットコントローラ5Dに常時電源を供給しておくことが
可能となり、PC100が電源オフされてスリープまた
は停止状態に設定された場合でも、イーサネットコント
ローラ5Dはサーバと通信することが可能となる。LA
Nドッカー200に設けられたスイッチ回路34は、W
OLEN信号によって通電状態を保持した後は、WOL
EN信号が無くなっても通電状態を保つので、WOL機
能を有効にした後でPC100を電源オフし、LANド
ッカー200から取り外しても、イーサネットコントロ
ーラ5Dへの電源供給は継続する。
【0045】なお、LANドッカー200側からEC2
1に供給される信号PCONFは、イーサネットコント
ローラ5Dが電源オンされているか否かを確認するため
に用いられるものである。
【0046】LANドッカー200には、前述のイーサ
ネットコントローラ5Dに加え、EEPROM32、電
源回路33、スイッチ回路34、電磁ロック方式による
ロック機構35、ドライブ回路36が設けられている。
【0047】EEPROM32には、LANドッカー2
00の属性情報やLANドッカー200に搭載されてい
るイーサネットコントローラ5Dの属性情報などのプラ
グ・アンド・プレイに必要なPnP情報が格納されてい
る。
【0048】電源回路33は、ACアダプタ電源からL
ANドッカー200の内部電源を生成する。イーサネッ
トコントローラ5D用の電源は、スイッチ回路34を介
して電源回路33からイーサネットコントローラ5Dに
供給される。
【0049】スイッチ回路34は、PC100側からの
電源制御信号DOCPWONによって制御される。DO
CPWONがアクティブであれば、スイッチ回路34は
オン状態となり、これによりイーサネットコントローラ
5Dに電源が供給され、DOCPWONがインアクティ
ブであれば、スイッチ回路34はオフ状態となり、これ
によりイーサネットコントローラ5Dへの電源供給は遮
断される。ただし、スイッチ回路34の内部には状態保
持回路があり、DOCPWON信号からアクティブから
インアクティブに変わる際にWOLEN信号がアクティ
ブであれば、次にDOCPWONがアクティブになるま
で通電状態を保持するように構成されている。
【0050】ロック機構35は、LANドッカー200
にドッキングされたPC100がLANドッカー200
からイジェクトされないようにロックするためのもので
あり、ドライブ回路36によってソレノイドに給電され
ている間、PC100をロックする。
【0051】ドライブ回路36は、PC100がイーサ
ネットコントローラ5Dを使用可能な動作期間中、つま
り、DOCPWONがアクティブに維持されている期間
中、ソレノイドへ給電する。これは、イーサネットコン
トローラ5Dの使用中にPC100がイジェクトされる
ことによる誤動作の発生を防止するためである。
【0052】次に、本実施形態におけるネットワークコ
ントローラを制御するための処理動作について説明す
る。なお、以下の説明では、便宜上、イーサネットコン
トローラ5A、ワイヤレスLANコントローラ5B、及
びBluetoothコントローラ5C、イーサネット
コントローラ5Dに対する符号をそれぞれ単にA、B、
C、Dとして説明する。
【0053】(単独で使用されるPCの場合)まず、単
独で使用されるPC100の場合について説明する。こ
こではLANドッカー200は全く使用されることがな
いため、イーサネットコントローラDのことは考慮しな
い。このため、ネットワークコントローラに関する制御
の対象は、イーサネットコントローラA、ワイヤレスL
ANコントローラB、及びBluetoothコントロ
ーラCとなる。
【0054】従来技術のところでも述べたように、ワイ
ヤレスLANコントローラBとBluetoothコン
トローラCとは、使用する周波数帯域が近いため、同時
に使用することができない。また、イーサネットコント
ローラAとBluetoothコントローラCとは、論
理的に同じネットワーク構造をとるため、使用しないネ
ットワークコントローラをOS上で無効にしない場合に
はOSの起動時間がかかってしまうという問題や、同時
にネットワークコントローラを使用した場合に予期せぬ
問題が発生する可能性がある。このため、イーサネット
コントローラAとBluetoothコントローラCと
を同時に使用することは望ましくない。このような観点
から、以下に説明する処理動作では、ユーザに不利益を
与えることなく、使用しないコントローラが適切に無効
にされるようになっている。
【0055】図3は、ネットワークコントローラをユー
ザに選択させるダイヤログを示す図である。また、図4
は、ダイヤログを用いた処理動作を示すフローチャート
である。
【0056】OS起動時に、メモリ12上の所定のアプ
リケーションプログラム(ユーティリティ)が実行され
ると、図3のようなダイヤログが表示される(図4のス
テップA1)。このダイヤログは、ユーザに対して使用
するネットワークコントローラの選択を行わせるための
ものである。同図に示されるように、ダイヤログ中に
は、選択項目としてイーサネットコントローラA、ワイ
ヤレスLANコントローラB、Bluetoothコン
トローラCが掲げられている。
【0057】もしユーザがワイヤレスLANコントロー
ラBとBluetoothコントローラCの両方を選択
した場合には(ステップA2のYES)、同時に2つの
無線ネットワークを選択することはできない旨の拒絶メ
ッセージを表示する(ステップA3)。一方、上記2つ
のコントローラを選択していなければ(ステップA2の
NO)、ステップA4へ進む。
【0058】もしユーザがイーサネットコントローラA
とワイヤレスLANコントローラBの両方を選択した場
合には(ステップA4のYES)、同一のネットワーク
に接続されてしまう旨の警告メッセージを表示する(ス
テップA5)。一方、上記2つのコントローラを選択し
ていなければ(ステップA4のNO)、ステップA7へ
進む。
【0059】警告が表示された後、ユーザがこの警告を
受け入れて自身による選択を解除した場合には(ステッ
プA6のNO)、ステップA2からの処理に戻る。一
方、ユーザが警告にかかわらず選択の実行を希望する場
合には(ステップA6のYES)、ステップA7へ進
む。
【0060】これにより、ユーザによって選択されたコ
ントローラ以外の使用しないコントローラが無効となる
ように設定が行われる(ステップA7)。設定された内
容はHDD18などに保存される。
【0061】なお、ユーザは上述したダイヤログをいつ
でも呼び出し、その設定を自由に変えることができるよ
うになっている。
【0062】(LANドッカーに着脱可能なPCの場
合)次に、LANドッカー200に着脱可能なPC10
0の場合について説明する。ここではLANドッカー2
00が使用される場合があるため、イーサネットコント
ローラDも考慮する必要がある。このため、ネットワー
クコントローラに関する制御の対象は、イーサネットコ
ントローラA、ワイヤレスLANコントローラB、Bl
uetoothコントローラC、及びイーサネットコン
トローラDとなる。
【0063】ここでは、イーサネットコントローラAや
ワイヤレスLANコントローラBと論理的に同じネット
ワーク構造をとるイーサネットコントローラDが加わる
ため、上述した処理動作に加え、更なる対策を施した処
理動作が必要となる。また、システムの起動している
(ホット)状態やスタンバイ(ウォーム)状態において
PC100とLANドッカー200とが着脱(ドック/
アンドック)される場合もあるので、これに応じて各ネ
ットワークコントローラの有効/無効を切り替え制御す
ることも必要となる。このため、以下に説明する処理動
作では、そのような対策が講じられたものとなってい
る。
【0064】図5は、ネットワークコントローラをユー
ザに選択させるダイヤログを示す図である。また、図6
は、ダイヤログを用いた処理動作を示すフローチャート
である。また、図7は、ネットワークコントローラの有
効/無効を切り替えるために使用されるテーブルを示す
図である。
【0065】OS起動時に、メモリ12上の所定のアプ
リケーションプログラム(ユーティリティ)が実行され
ると、図5のようなダイヤログが表示される(図6のス
テップB1)。このダイヤログは、ユーザに対して使用
するネットワークコントローラの選択を行わせるための
ものである。同図に示されるように、ダイヤログ中に
は、選択項目としてPC本体側のイーサネットコントロ
ーラA、ワイヤレスLANコントローラB、Bluet
oothコントローラC、LANドッカー側のイーサネ
ットコントローラDが掲げられている。
【0066】もしユーザがワイヤレスLANコントロー
ラBとBluetoothコントローラCの両方を選択
した場合には(ステップB2のYES)、同時に2つの
無線ネットワークを選択することはできない旨の拒絶メ
ッセージを表示する(ステップB3)。一方、上記2つ
のコントローラを選択していなければ(ステップB2の
NO)、ステップB4へ進む。
【0067】もしユーザがイーサネットコントローラA
と、ワイヤレスLANコントローラBとイーサネットコ
ントローラDのうち、2つ以上を選択した場合には(ス
テップB4のYES)、同一のネットワークに接続され
てしまう旨の警告メッセージを表示する(ステップB
5)。一方、2つ以上のコントローラを選択していなけ
れば(ステップB4のNO)、ステップB7へ進む。
【0068】警告が表示された後、ユーザがこの警告を
受け入れて自身による選択を解除した場合には(ステッ
プB6のNO)、ステップB2からの処理に戻る。一
方、ユーザが警告にかかわらず選択の実行を希望する場
合には(ステップB6のYES)、ステップB7へ進
む。
【0069】これにより、ユーザによって選択されたコ
ントローラ以外の使用しないコントローラが無効となる
ように設定が行われる(ステップB7)。設定された内
容はHDD18などに保存される。
【0070】この後、PC100とLANドッカー20
0との間でドック/アンドックがあるかについて監視が
行われ(ステップB8)、ドック/アンドックがあった
場合には(ステップB9のYES)、図7に示すテーブ
ルに従って各ネットワークコントローラの有効/無効が
切り替え制御される(ステップB10)。その際、必要
に応じてシステムの再起動が行われ、使用するネットワ
ークコントローラの再設定が行われる。
【0071】図7のテーブルでは、ドックの状態からア
ンドックの状態に変わる場合と、アンドックの状態から
ドックの状態に変わる場合とに分けて、有効なネットワ
ークコントローラの組み合わせが定義されている。な
お、ここでは考えられる全ての組み合わせが定義されて
おり、本来望ましくない組み合わせも含んでいるが、使
用するにあたって問題は生じない。
【0072】テーブルにおいて、A〜Dは、それぞれイ
ーサネットコントローラA、ワイヤレスLANコントロ
ーラB、BluetoothコントローラC、LANド
ッカー側のイーサネットコントローラDを表している。
「+」は同時に使用されることを示し、例えば「B
(C)」はネットワークコントローラB,Cのうちの一
方が有効であることを示す。
【0073】テーブルからわかるように、ドックの状態
からアンドックの状態に変わる場合は、イーサネットコ
ントローラDが使用されていたのであればこのイーサネ
ットコントローラDが無効にされる。一方、アンドック
の状態からドックの状態に変わる場合は、イーサネット
コントローラDが有効にされる。
【0074】テーブル上の内容は、ユーザが自由に書き
かえることができるようになっている。例えば、アンド
ックの状態からドックの状態に変わるときにイーサネッ
トコントローラDだけが有効となるように設定したり、
ドックの状態からアンドックの状態に変わるときにワイ
ヤレスLANコントローラBだけが有効となるように設
定することが可能である。
【0075】このように上述した2つの処理動作によれ
ば、ユーザに負担を与えることなく、使用しないネット
ワークを自動的に無効にし、使用するネットワークだけ
を自動的に有効にすることができる。
【0076】(省電力ユーティリティとのコンビネーシ
ョン)次に、本発明に係るネットワークコントローラの
設定情報を、従来からある省電力ユーティリティにおけ
る設定情報と同じ雛形に入れ、一緒に管理することによ
り、ユーザの利便性をより向上させる例を説明する。こ
こで、省電力ユーティリティにおける設定情報とは、L
CDの輝度、CPUの周波数、PCIバスのパワーマネ
ジメント等の設定に関する情報をいう。
【0077】図8は、ネットワークコントローラの設定
情報と省電力ユーティリティの設定情報とを組み合わせ
たダイヤログを示す図である。
【0078】ここでは、複数ある省電力パターン(省電
力設定1〜4)のうちの省電力設定1(外出)について
の設定画面が表示された様子が示されている。同図に示
されるように、LCDの輝度、CPUの周波数、PCI
バスのパワーマネジメント等の省電力に係る設定情報と
共に、ネットワークコントローラに係る設定情報が表示
されている。ネットワークコントローラの設定に関して
は、図の例では、アンドック時に優先的に使用するネッ
トワークコントローラを設定する項目と、ドック時に優
先的に使用するネットワークコントローラを設定する項
目とが用意されている。
【0079】ユーザによる設定が完了すると、省電力設
定1(外出)は、省電力パターン(省電力設定1〜4)
の一つとしてHDD18などに保存される。
【0080】これにより、ユーザは、例えば外出する際
に、省電力を設定すると共に使用したいネットワークコ
ントローラを簡単に設定することができるため、手軽に
対応するネットワークアダプタを選択することができ
る。すなわち、パターン化された各々の省電力設定情報
にネットワークコントローラの設定情報を加えることに
よって、ユーザの使い勝手が向上する。
【0081】(ネットワークコントローラをハードウェ
ア的に無効にする場合)ところで、独自にネットワーク
システムの構築を行いたいユーザへサービスを提供する
ために、ハードウェア的手法でネットワークコントロー
ラを無効にすることが求められている。具体的には次の
ようなユーザが対象とされる。
【0082】1.新たにネットワークコントローラをP
C内に追加するユーザ(例えばPCMCIA対応のイー
サネットコントローラを追加するユーザ)2.セキュリ
ティシステムやマネージャビリティのための機能(WO
LやAOL)のために独自に開発したドライバやユーテ
ィリティを用いて構築を行うユーザ上記のようなユーザ
はプレインストールされたOSを使用せず、システムを
自社開発する。この場合、使用する予定のないコントロ
ーラがOSやユーザによって認識されることは望ましく
ない。例えば、システムからドライバを要求されたりす
ると開発作業が中断し、作業効率が悪化する。また、メ
モリ空間などのハードウェア資源が占有されることも作
業効率悪化の一因となる。この場合、使用しないネット
ワークコントローラをハードウェア的手法を用いて無効
にすることが望ましい。
【0083】そのために本実施形態では、図1で説明し
たように、ハードウェア的手法によってネットワークコ
ントローラ5A〜5Cのいずれかを無効にするためのゲ
ートアレイ(GA)14が設けられる。一方、図1に示
されるようにネットワークコントローラ5A〜5CはP
CIバス1に接続されており、このPCIバス1との間
にはそれぞれにIDSEL#信号線が存在する。本実施
形態では、各ネットワークコントローラのIDSEL#
信号線に、ゲートアレイ14が制御するためのスイッチ
が設けられる。
【0084】なお、BIOS−ROM19上のBIOS
が起動された際に該BIOSが無効とすべきネットワー
クコントローラを識別できるように、ユーザは、予めユ
ーティリティを用いてダイヤログ上で使用しないネット
ワークコントローラを指定してその内容をHDDに保存
させておく。
【0085】この構成により、ゲートアレイ14は、起
動されたOSがネットワークコントローラを認識する前
に、BIOS−ROM19上のBIOSの制御に従っ
て、無効にすべきネットワークコントローラのIDSE
L#信号線を遮断するようになっている。
【0086】その場合の処理手順を、図9のフローチャ
ートを参照して説明する。ユーザにより電源スイッチが
オンにされると(ステップC1)、これに応じてBIO
S−ROM19上のBIOSが起動し、ハードウェアに
関する初期化処理を開始する(ステップC2)。BIO
Sは各種のハードウェアに対する処理を行うなかで、ユ
ーザが予めユーティリティを用いてダイヤログ上で設定
した設定情報に従って、対象のネットワークコントロー
ラが無効となるようにゲートアレイ14の設定を行う
(ステップC3)。これにより、ゲートアレイ14は無
効とすべきネットワークコントローラのIDSEL#信
号をスイッチにより遮断する(ステップC4)。
【0087】ここまでの処理が完了すると、OSが起動
され、制御がOSに移行する(ステップC5)。この時
点では、無効とすべきネットワークコントローラのID
SEL#信号はすでに遮断されているので、OSはこの
ネットワークコントローラを認識することはない。
【0088】このように、OSがネットワークコントロ
ーラを識別できないようにハードウェア的手法を用いて
制御しているので、OSやユーザによって不使用のネッ
トワークコントローラが認識されることがなく、ネット
ワークシステムの構築を行うユーザに対して使い勝手の
よい環境を提供できる。
【0089】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、その要旨の範囲で種々変形して実
施することが可能である。
【0090】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、複
数のネットワークコントローラの設定に際してユーザに
煩わしさを意識させず、またユーザに負担を与えること
なく、使用しないネットワークコントローラを適切に使
用不可の状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるコンピュータシス
テム及びLANドッカーの構成を示すブロック図。
【図2】コンピュータシステム及びLANドッカーの外
観を示す斜視図。
【図3】ネットワークコントローラをユーザに選択させ
る第1のダイヤログを示す図。
【図4】第1のダイヤログを用いた処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図5】ネットワークコントローラをユーザに選択させ
る第2のダイヤログを示す図。
【図6】第2のダイヤログを用いた処理動作を示すフロ
ーチャート。
【図7】ネットワークコントローラの有効/無効を切り
替えるために使用されるテーブルを示す図。
【図8】ネットワークコントローラの設定情報と省電力
ユーティリティの設定情報とを組み合わせたダイヤログ
を示す図。
【図9】ハードウェア的手法によりネットワークコント
ローラを無効にする処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…PCIバス 2…ISAバス 3,4…ICバス 5A…イーサネットコントローラ 5B…ワイヤレスLANコントローラ 5C…Bluetoothコントローラ 5D…イーサネットコントローラ 10…ホスト−PCIブリッジ 11…CPU 12…メモリ 14…ゲートアレイ(GA) 15…I/Oコントローラ 16…Qスイッチ(Q−SW) 17…PCI−ISAブリッジ 18…HDD 19…BIOS−ROM 20…I/Oコントロールゲートアレイ(I/O G
A) 21…組み込みコントローラ(EC) 22…電源コントローラ(PSC) 23…キーボードコントローラ(KBC) 24…キーボード(KB) 32…EEPROM 33…電源回路 34…スイッチ 35…ロックメカニズム 36…ドライブ回路 100…パーソナルコンピュータ(PC) 200…LANドッカー 300…ドッキングコネクタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のネットワークコントローラを備え
    た情報処理装置において、 前記複数のネットワークコントローラの各々について使
    用/不使用を指定するための画面を表示する手段と、 前記画面において指定された内容に基づき、不使用にす
    べきネットワークコントローラを使用不可の状態に設定
    する手段とを具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のネットワークコントローラの
    うち、同じ周波数帯で無線通信を行う複数のネットワー
    クコントローラの使用が指定された場合に、所定のメッ
    セージを表示する手段を更に具備したことを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のネットワークコントローラの
    うち、論理的に同じネットワーク構造をとる複数のネッ
    トワークコントローラの使用が指定された場合に、所定
    のメッセージを表示する手段を更に具備したことを特徴
    とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークコントローラを備えた拡張
    装置に着脱可能な、複数のネットワークコントローラを
    備えた情報処理装置において、 前記情報処理装置に備えられた複数のネットワークコン
    トローラ及び前記拡張装置に備えられたネットワークコ
    ントローラの各々について、使用/不使用を指定するた
    めの画面を表示する手段と、 前記画面において指定された内容に基づき、不使用にす
    べきネットワークコントローラを使用不可の状態に設定
    する手段とを具備したことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置の前記拡張装置に対す
    る装着時/離脱時に使用/不使用にすべきネットワーク
    コントローラを示す情報を記憶する手段を更に備え、前
    記設定手段は装着時/離脱時に前記情報に従って設定を
    行うことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 複数のネットワークコントローラを備え
    た情報処理装置において、 省電力に関する設定画面であって、前記複数のネットワ
    ークコントローラの各々について使用/不使用を指定す
    るための項目が含まれた設定画面を表示する手段と、 前記画面において指定された内容に基づき、不使用にす
    べきネットワークコントローラを使用不可の状態に設定
    する手段とを具備したことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 複数のネットワークコントローラを備え
    た情報処理装置において、 前記複数のネットワークコントローラの各々について使
    用/不使用を指定するための画面を表示する手段と、 前記画面において指定された内容が反映され、不使用に
    すべきネットワークコントローラに接続される所定の信
    号線を遮断する回路とを具備したことを特徴とする情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】 複数のネットワークコントローラを備え
    た情報処理装置に適用されるネットワークコントローラ
    設定方法において、 前記複数のネットワークコントローラの各々について使
    用/不使用を指定するための画面を表示し、 前記画面において指定された内容に基づき、不使用にす
    べきネットワークコントローラを使用不可の状態に設定
    することを特徴とするネットワークコントローラ設定方
    法。
  9. 【請求項9】 前記複数のネットワークコントローラの
    うち、同じ周波数帯で無線通信を行う複数のネットワー
    クコントローラの使用が指定された場合に、所定のメッ
    セージを表示することを特徴とする請求項8記載のネッ
    トワークコントローラ設定方法。
  10. 【請求項10】 前記複数のネットワークコントローラ
    のうち、論理的に同じネットワーク構造をとる複数のネ
    ットワークコントローラの使用が指定された場合に、所
    定のメッセージを表示することを特徴とする請求項8記
    載のネットワークコントローラ設定方法。
  11. 【請求項11】 ネットワークコントローラを備えた拡
    張装置に着脱可能な、複数のネットワークコントローラ
    を備えた情報処理装置に適用されるネットワークコント
    ローラ設定方法において、 前記情報処理装置に備えられた複数のネットワークコン
    トローラ及び前記拡張装置に備えられたネットワークコ
    ントローラの各々について、使用/不使用を指定するた
    めの画面を表示し、 前記画面において指定された内容に基づき、不使用にす
    べきネットワークコントローラを使用不可の状態に設定
    することを特徴とするネットワークコントローラ設定方
    法。
  12. 【請求項12】 前記情報処理装置の前記拡張装置に対
    する装着時/離脱時に使用/不使用にすべきネットワー
    クコントローラを示す情報を記憶しておき、装着時/離
    脱時には前記情報に従って設定を行うことを特徴とする
    請求項11記載のネットワークコントローラ設定方法。
  13. 【請求項13】 複数のネットワークコントローラを備
    えた情報処理装置に適用されるネットワークコントロー
    ラ設定方法において、 省電力に関する設定画面であって、前記複数のネットワ
    ークコントローラの各々について使用/不使用を指定す
    るための項目が含まれた設定画面を表示し、 前記画面において指定された内容に基づき、不使用にす
    べきネットワークコントローラを使用不可の状態に設定
    することを特徴とするネットワークコントローラ設定方
    法。
  14. 【請求項14】 複数のネットワークコントローラを備
    えた情報処理装置に適用されるネットワークコントロー
    ラ設定方法において、 前記複数のネットワークコントローラの各々について使
    用/不使用を指定するための画面を表示し、 前記画面において指定された内容を所定の回路に反映さ
    せ、この回路によって不使用にすべきネットワークコン
    トローラに接続される所定の信号線を遮断することを特
    徴とするネットワークコントローラ設定方法。
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