JP2002099377A - 入力端末装置 - Google Patents

入力端末装置

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JP2002099377A
JP2002099377A JP2000288477A JP2000288477A JP2002099377A JP 2002099377 A JP2002099377 A JP 2002099377A JP 2000288477 A JP2000288477 A JP 2000288477A JP 2000288477 A JP2000288477 A JP 2000288477A JP 2002099377 A JP2002099377 A JP 2002099377A
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入江成幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力のためのキーの数が十分でないため入力操
作が複雑であったり、文字を子音と母音に分けて入力す
るローマ字入力方式をおこなうことが困難であった携帯
電話等の通信機器端末において、ブラインドタッチ入力
可能なかな文字入力を実現するとともに、従来、携帯電
話において、文字により一定でなかった英字入力を1文
字あたり2回の一定なキー押下回数で実現すること。 【解決手段】文字や記号、数字をグループ分けし、各グ
ループごとに配置されたキーと、そのグループ内での個
々の文字や記号、数字を特定するためのキーとの組み合
わせ押下により文字を入力し表示部に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯端末や固定式電
話機、FAX電話機及びコンピュータ関連通信機器の入
力端末装置に関する。さらに、詳しくは、かな文字、記
号、英数字の入力端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字入力に関し、従来の技術を大きく分
けると2つの分野に大別される。すなわち、広く一般的
に普及しているコンピュータの入力装置としてのJIS
標準配列によるキーボード(以後、JISキーボードと
称す)と携帯電話機に代表される0から9の数字キー
(以後、テンキーと称す)を主たる入力手段とする入力
装置などのJISキーボード以外の入力装置である。前
者は、一部の例外文字を除き、文字入力に必要なキーに
は原則として1キーにかなと英字の2文字が割り当てら
れていて、その他にも各種記号や数字が配置されてい
る。そして、英字、かな入力モードに切り替えて文字種
を選択し、あるいはシフトキーとの同時操作によって、
入力対象文字、数字それに記号を切り替えて入力するも
のである。また、新規に考案されたさまざまなキーボー
トや入力方法には、キー入力方法に関連する公報から入
手した情報として次のようなものがある。
【0003】右手に9個の子音キー、濁音キー4、半濁
音キー1、左手で5つの母音と残りの子音キーを操作し
て文字入力することを特徴とした特公平10−2798
96。50音表のう段を入力する場合、子音キーのみを
用い、拗音に用いるyと母音を1つのキーにまとめるこ
とを特徴とする特公2000−89901。9つの子音
をキーボード左側に、5つの母音を右側に、そしてその
中間に濁音、半濁音キーを配し、その他にt、n、k、
Yキーを用いることを特徴とする特公平11−5308
5。母音キー2つを同時に打鍵する方式の特公平8−1
79869。
【0004】特公平7−295708の母音を3段目、
1、2段に子音、濁音キーを配し、切り替えて入力する
ことを特徴とするものや、特公平7−219696
の;:@などのキーをSTWとして使うなどして片手で
キー入力するもの。特公平6−295216のように2
0個のかなキーで和文入力するもの。特公平10−24
7128は、上下3段5列、15のキーを母音2列、子
音3列として、AIUEO、KSTNHMTRWの各キ
ーを用いて日本語入力する方法。
【0005】特公平11−39078は、左に5つの母
音、右に3段、「か」〜「は」、「ま」〜「わ」、
「が」〜「ぱ」キーを配置したキーボードに関するもの
である。特公平6−102979では、3段5列のキー
配置で、1段が母音5文字、2段を子音と半濁音10文
字、残りのアルファベットや濁音はシフトキーを用い、
特公平7−41621では、母音グループ、拗音グルー
プ、子音グループにキー配置。特公平5−87628
は、キーボードに母音キーを追加したものである。いず
れもかな入力よりキーの数が少なくて済むローマ字入力
方式をベースに考えられたものである。
【0006】後者の携帯電話用に考えられたものとして
は特公2000−20516がある。子音7文字、母音
5文字、即ち、KSTNHMRとaiueoの組み合わ
せで、すべてのかな文字を表示しようとするものであ
る。確かに、この方法により、キーの数は12と、これ
までの前述の各種キーボードと比較すると激減している
が、あくまでも日本語入力のための方法で、アルファベ
ット入力に必要なキーが不足していたり、文章表示に必
要な句読点、カンマ、ピリオドなどについては不明であ
る。また、明細書には両手の指を使用して入力するとの
記述が見られる。
【0007】一方、既に一般に広く普及している0から
9の数字キーを主たる入力手段とする従来の図1のよう
な携帯端末機や、電話線につながれた図2のような固定
式電話機やFAX電話機におけるキー配置でかな文字を
入力する場合、かな文字入力モードにした後、まず、入
力したい文字の属する50音中の行の先頭文字キーを図
1の符号26,27,28,29,30,31,32,
33,34、36、あるいは図2の符号38,39,4
0,41,42,43,44,45,46、48の中か
ら選択し、次に、その行の中で予め設定された回数分、
同一の行先頭文字キーを連続して押下することで達成す
るものである。
【0008】例えば、「と」という文字を入力しようと
すると、かな文字表示モードに切り替えた後、図1の符
号29や図2の符号41のキーを5回押下しなくてはな
らない。
【0009】また、50音表のあかさたな等の各行先頭
文字の場合は1回であるのに対し、おこそとの等、各行
末尾の文字を入力するには5回という具合に、キーを押
下しなければならない回数が入力文字によって一定せ
ず、表1の46文字についてみた場合、単純平均でも1
文字あたり2.9回キーを押下しなくてはならない。
【0010】
【表1】
【0011】しかし、これはあくまでも単純平均であっ
て、現実の入力場面では、4回、5回、あるいはそれ以
上、キーの押下が連続する場合に遭遇することも多分に
予想され、例えば、「おとこ」と入力する場合、各かな
文字につき5回ずつ、計15回キーを押下する必要があ
る。また、入力ミスをした場合、再度、同回数、キー押
下しなおさなくてはならない。ちなみに、各文字の入力
に必要なキー押下回数は表2の通りである。従って、こ
のような現在の文字入力方法は実用的とは言いがたい状
況にあるといえる。
【0012】
【表2】
【0013】英字の入力については、英字入力モードに
切り替えてから、3文字あるいは4文字にグループ分け
された英字グループの中から入力したい英字を含むグル
ープの属するキーを図1の場合、符号27,28,2
9,30,31,32,33,34、あるいは、図2の
場合、符号39,40,41,42,43,44,4
5,46の中から選択し、そのグループ内での順番に従
って、その順番を表す回数分、同一キーを連続押下して
実現する方式である。
【0014】この場合、各数字キーに単純に割り振って
いるため、子音、母音の配列が一定でなく、しかも各キ
ーに3文字あるいは4文字配置してあるため、いわゆる
ローマ字入力方式で日本語を入力しようとした場合、入
力文字とキーの押下回数の関係を示した表3を元に計算
すると、「ん」を除く45種類のかな文字をみた場合、
1文字あたりの表示に平均で4.31回のキー操作が必
要である。なお、表3に記載されていない「ん」の表示
をnキー2回の押下で行う場合4回のキー操作が必要で
ある。
【0015】例えば、ひらがなの「ろ」を表示させるに
は、図1の従来の携帯電話のキー機能では、子音のrの
属するpqrsキー(符号32)からrを選択するのに
3回、母音のoの属するmnoキー(符号31)からo
を選ぶのに3回、合計で6回キーを押下しなくてはなら
ない。表3の太字は各アルファベット1文字を選択する
ためにキーを押下しなければいけない母音と子音ごとの
回数をあらわす。
【0016】つまり、ローマ字入力方式では原則として
子音と母音でかな1文字を表現するため、左側の子音列
の1文字と上部母音行の1文字の交差するところが、か
な1文字を表示するために必要なキー押下回数を示す。
例えば、KとAから成る「か」は、両者が交差する3と
いう数字が「か」を表示するために必要なキーの押下回
数を示す。なお、ここには表示されていない「きゃ」
「きゅ」「きょ」などの場合、KYA,KYU,KYO
というように、さらにキーを余分に押下しなくてはなら
ない。
【0017】
【表3】
【0018】また、キーの押下回数が子音と母音、原則
2回の正式なローマ字入力方式を行うために、図5のよ
うに、意図的に入力に必要なアルファベットの母音と子
音だけに分けたキー配列(符号1b乃至14b)にした
場合、確かにローマ字によるかな入力という初期の目的
は達成されるが、その結果、残されたこれら以外のアル
ファベット文字、g,p,qなどの子音の配列につい
て、本来、アルファベットが有していた図1の符号27
乃至34キー下部に配したようなabc,def,,,
という規則性が崩れ、英字入力時のキー操作がかえって
複雑になる欠点が生じる。
【0019】さらに、ローマ字入力方式とは、本来、フ
ルキーボードでの使用を想定し、両手を使って子音キー
と母音キーを交互に押下することで日本語文字を入力し
ていくものである。そのため、携帯端末のように、スペ
ースの関係でキーの数を制限せざるを得ない場合、本来
のローマ字入力方式での入力は不可能といわざるを得な
い。電話線とつながった従来の固定電話機やFAX電話
機においても同様である。そのため、メーカーによって
は、少しでも文字入力を楽にさせる目的で、小型のキー
ボードを携帯端末などに接続させて入力する方法をオプ
ションとして用意している場合もあるが、そのキーボー
ドを余分に持ち歩く必要があり、また、サイズが小さい
がゆえ、正式な両手を使ったローマ字入力方式での入力
は困難であり、キーを見ないで入力するブラインドタッ
チでの入力は事実上、実行できないのが現実である。
【0020】又、JISキーボードタイプのキーボード
の場合、キーの数を減らすことで、個々のキーへの負担
が増加し、操作が複雑化するという矛盾が生じ、また、
機能を優先するあまり、JISキーボードと比較して、
キー配列が極端に異なっている場合が多く、従来のもの
に慣れたユーザーにとり、かえって操作が困難になって
しまっていたり、戸惑いを感じるような場合が多かっ
た。
【0021】さらに、これらの場合、基準となるキーボ
ードが横長で、中には片手入力が可能なように、横方向
を縮小サイズにしたものもあるが、入力に必要なキーの
数が日本語モードの場合には、削減されているという工
夫がなされてはいるものの、英数字の入力に必要なキー
の配置がJISキーボードと大きく異なっていたり、あ
るいは、表面上は何ら変更がなされていなかったり、か
なと英数字入力全体をみた場合、キー数の削減が必ずし
も十分でなかったりし、本来の目的である大人、子供、
初心者、熟練者を問わず、簡単に文字、数字などの入力
ができる程度にまで洗練されているとは言い難い。
【0022】また、これらの内、たいていの場合、JI
Sキーボード型と同系統のキーボードでの利用を前提と
して考えられているため、キーボードよりはるかにキー
の数が少ない電話機においてテンキーを主たる入力キー
として日本語や英数字を入力する場合、特に、携帯電話
のように縦長の小さな装置での利用は物理的に無理であ
る。
【0023】もう一つの入力方法として、いわゆるポケ
ットベル(登録商標)入力方式というのがある。ASK
TNHMYRWの子音とaiueoの母音に数字を割り
当てて2数で入力文字を特定するものである。
【0024】電話回線と接続された固定式電話機及び携
帯電話機の分野において既に存在する技術としては、呼
び出しのための音やメロディーを発したり、あるいは、
公衆電話等にみられるように、110番や119番への
通報装置、さらに、警報装置分野では、痴漢、暴漢に襲
われた時、ボタンを押したり、付属の紐を引くことで警
報を鳴らす仕組みの装置がある。しかし、発信元とメッ
セージを予め設定した一定時間後に自動的に受信側に通
報する機能はなく、防犯警報装置付きの携帯電話機も存
在しない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】キーの数を十分配置で
きなかったり、キーのサイズが小さいため、入力操作そ
のものが複雑であったり、文字を子音と母音に分けて入
力するローマ字入力方式をおこなうことが困難であった
従来の携帯端末や固定電話機、FAX電話機などの通信
機器端末や情報処理装置端末において、ブラインドタッ
チ入力可能なかな文字入力を実現するとともに、同一キ
ーに複数の文字を配置してあるがために生じる致命的欠
陥により、表示のためのキー押下回数が文字により一定
でなかった英字入力を、1文字あたり2回の一定なキー
押下回数で実現し、同時に、本発明により従来型のJI
Sキーボードをはじめとした各種キーボードやキーボー
ドの考案が十分に為し得なかったキー数の削減と簡便な
日本語と英数字の入力方法を実現すること。
【0026】さらに、従来の技術では、携帯電話機や固
定式電話機で、110番や119番に緊急通報する場
合、その番号を入力するか、短縮ボタンを使用して、予
め、メモリーに保存した番号に電話しなければならなか
った。一方、痴漢、暴漢用警報装置、いわゆる、防犯ブ
ザーは警報は発することはできても、関係機関への通報
機能は備わっていなかった。そのため、警報を発して
も、逃げずに襲ってきた痴漢や暴漢に遭遇した場合、対
応できないか、あるいは、110番や119番に改めて
電話によって通報しなくてはならなかった。また、この
ような場合、警報装置と通信機という2つの装置を用意
することが必要で不便であった。そこで、これらの欠点
を解消するため、ボタンを押すことで、警報音を発し、
一定時間経過後に自動的に関係機関へ通報することが可
能な送受信機能を備えている入力端末装置を提供するこ
と。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、文字
や数字、記号をグループ分けし、各グループごとにキー
を配置し、さらに、それとは別に、そのグループ内での
個々の文字や記号を特定するためのキーを配置し、それ
らのキーの組み合わせ押下により、かな文字、あるいは
英数字、あるいは記号を特定し入力することを特徴とす
る。
【0028】請求項2の発明は、50音表のあ行5文字
と各行先頭文字を入力キーとして用い、そのうちのあ行
5文字に配したキーには、従来の文字入力キーとしての
働きと共に、各行先頭文字キーに代表される各行文字グ
ループ内での位置を特定する機能を兼用させて、かな文
字や記号を入力することを特徴とする。
【0029】請求項3の発明は、3列5段のキー配置と
し、「あ」行を除く50音表各行先頭文字を各行に属す
る文字グループを代表する入力キーとして3列のうち2
列に配置し、残りの1列のうちの1つのキーにあ行の
「あ」表示キーを配し、このキーには位置特定機能も兼
用させ、さらに、同列の残りの4つのキーも位置特定す
るためのキーとして配置し、これら5つの位置特定する
ためのキー、及び文字グループを特定するためのキーと
は別に、さらに、記号入力に切り替えるためのキーと、
大文字、小文字に切り替え表示するためのキーを配置
し、これらのキーを組み合わせ押下することにより、か
な文字や記号を入力することを特徴とする。
【0030】請求項4の発明は、3列5段のキー配置と
し、うち1段3つのキー及び1列5つのキーを、かな文
字、英字、記号のグループを特定するためのキーとして
の役割と、そのグループ内での位置特定のためのキーと
しての機能を兼用させ、残りの各キーにかな文字、英
字、記号をグループ分けして配置し、これらとは別に、
記号入力に切り替えるためのキーと、大文字、小文字に
切り替え表示するためのキー、及び、文字入力モード切
り替えのためのキーを配置し、これらのキーと前述の各
グループを特定するためのキー及び位置特定のためのキ
ーとの組み合わせ押下により、かな文字、英数字、記号
を入力することを特徴とする。
【0031】請求項5の発明は、英字及び記号のグルー
プ内での位置特定のためのキーと、英字や記号を位置特
定のためのキーの数と同数個ずつグループ分けして各グ
ループごとにキーを配置し、これらとは別に、大文字、
小文字に切り替え表示するためのキーを配置し、これら
のキーの組み合わせ押下により英字、記号を入力するこ
とを特徴とする。
【0032】請求項6の発明は、a、i、u、e、o、
K、S、T、N、H、M、Y、R、Wの文字を記した1
4個の英字入力不能な疑似英字キーを用いて、英字キー
を用いたローマ字入力方式による日本語入力に準じてか
な入力をすることを特徴とする。
【0033】請求項7の発明は、かな文字、英字、記号
のグループを特定するためのキーとして3列4段のキー
を配し、これとは別に、かな文字、英字、記号のグルー
プ内での位置特定のためのキーを備え、これらのキーの
組み合わせ押下によりかな文字、英字、記号を入力する
ことを特徴とする。
【0034】請求項8の発明は、請求項1に記載のキー
入力装置で、文字入力時には、文字グループ内での位置
を特定するためのキーの代りに複数方向の入力を識別で
きるキーとして、入力後はカーソルキー及び実行キーと
して兼用可能なキーを備え、グループを特定するための
キーとの組み合わせ押下により50音、あるいは英数
字、あるいは記号を特定し入力することを特徴とする。
【0035】請求項9の発明は、50音表の各行先頭文
字を行を特定するためのキーとして用い、文字入力時に
は、その行に属する文字の位置を特定するためのキーの
代りに複数方向の入力を識別できるキーとして、入力後
はカーソルキー及び実行キーとして兼用可能なキーを備
え、それと行を特定するためのキーとの組み合わせ押下
によりかな文字を入力することを特徴とする。
【0036】請求項10の発明は、3列4段のキー配置
とし、50音表各行先頭文字を各行を特定するためのキ
ーとして3列4段のキーに配置し、文字入力時には、文
字の属する行内での位置を特定するために複数方向の入
力を識別できるキーとして、入力後はカーソルキー及び
実行キーとして兼用可能なキーを備え、この位置を特定
するためのキーとは別に、文字、記号グループを特定す
るためのキーと、記号入力に切り替えるためのキーや、
大文字、小文字に切り替え表示するためのキーを配置
し、これらのキーを組み合わせ押下することにより、か
な文字、あるいは記号を入力することを特徴とする。
【0037】請求項11の発明は、3列4段のキー配置
とし、各キーにかな文字、英数字、記号のグループを併
記して割り当て、文字入力時には、その文字グループ内
での位置を特定するために複数方向の入力を識別できる
キーとして、入力後はカーソルキー及び実行キーとして
兼用可能なキーを備え、これらとは別に記号入力に切り
替えるためのキーや、大文字、小文字に切り替え表示す
るためのキー及び文字入力モード切り替えのためのキー
を配置し、これらのキーと各グループを特定するための
キーとの組み合わせ押下によりかな文字、英数字、記号
を入力することを特徴とする。
【0038】請求項12の発明は、3列4段のキー配置
とし、アルファベットや記号をグループ分けし、各グル
ープにこれらのキーを配し、文字入力時には、文字、記
号グループ内での位置特定可能な複数方向の入力を識別
できるキーとして、入力後はカーソルキーとして兼用可
能なキーを備え、これらとは別に、大文字、小文字に切
り替え表示するためのキーを配置し、これらのキーの組
み合わせ押下により英字、記号を入力することを特徴と
する。
【0039】請求項13の発明は、警報音を発する機能
と110番、あるいは119番、あるいは、予め設定さ
れた特定の連絡先への緊急通報を一定時間経過後に自動
的に行う機能と送受信機能を備えていることを特徴とす
る。
【0040】これらのいずれかの特徴を備えた個々の入
力端末装置を用いて、文字や数字、記号をグループ分け
し、各グループごとに配置されたキーと、グループ内で
の個々の文字や記号を特定するキーの組み合わせ押下に
より、かな文字、あるいは英数字、あるいは記号を入力
することで入力に関する課題を解決する。
【0041】さらに、特定のボタンを押すことでブザー
音が鳴る、いわゆる防犯ブザーを内蔵させ、一定の時間
内にスイッチを切らなかった場合には、緊急事態が発生
したものと判断し、110番等の緊急連絡先に自動的に
電話番号及び、メッセージを受発信する機能を有するコ
ンピュータプログラムを用いることで緊急発信に関する
課題を解決する。
【0042】
【発明の実施例】本発明の利用により効果が最も大きい
と思われる携帯電話端末の入力部分に関する請求項2乃
至4の特徴を具体化したキー配置例が図3である。図3
において、符号1乃至15の各キーは、キートップに表
記した数字などの他、各キーの下部に表示したかなや英
字なども、入力モードの切り替えで表示できる機能を有
したキーである。なお、他の図1乃至図7における数字
キーなどについても同様の機能を有するものとする。
【0043】従来は図1で示すように、数字キーに
「あ」「か」「さ」、「た」「な」「は」、「ま」
「や」「ら」、「わ」のように割り振られ、横に並べら
れていた表1の50音各行先頭文字を改め、あ行の5つ
の文字「あ」「い」「う」「え」「お」を表すと同時
に、50音各行グループ内の各文字などの位置を特定す
る機能を有したキー(図3の符号1、4,7,10,1
3)と、それ以外の行グループを代表する先頭文字
「か」「さ」「た」「な」「は」「ま」「や」「ら」
「わ」「ん」(図3の符号2,3,5,6,8,9,1
1,12,14、15)を表示したキーに分け、これら
のかな文字の表示のためのキーは図3のような縦配列の
キー配置にする。
【0044】次に、その行に属する特定の文字を確定す
るために符号1,4,7,10,13の「あ」、
「い」、「う」、「え」、「お」の5つの文字キーから
1文字を指定することで、各行上から何番目の文字かを
チェックし、その文字のコードを上位プロセスに転送
し、予め用意されたそれに対応した文字イメージデータ
を検索、入力要求のあった文字として符号16の表示部
に表示させる。
【0045】例えば、ひらがなの場合、図3の符号2、
符号7のキーを続けて押下した「か」「う」が「か」行
グループ「かきくけこ」の第3番目のひらがなの
「く」、符号8、符号13のキーを続けて押下した
「た」「お」が「た」行グループ「たちつてと」の第5
番目のひらがなの「と」を表示部16に表示させること
ができる。押下されたキーの判別は図8乃至図15のよ
うな一連のフローチャートを元にしたコンピュータプロ
グラム処理で行う。なお、「ん」についてはあ行の文字
と同じく、1つのキー(符号15)を配置する。
【0046】各行と列の関係は表6、表7の通りであ
る。例えば、先ほどのひらがなの「く」の表示のため
に、「か」(符号2)「う」(符号7)のキーを押下し
たのは、「く」が「か」行の「かきくけこ」に属し、
「く」は表7の50音表の「うくすつぬふむゆる・」の
文字が第3段目の列に属し、そのグループ先頭文字が
「う」であること、あるいは、表6のように、この段の
かなには「くぅー」のように音を伸ばした時、語尾に
「う」音が含まれる規則性に着目したことによる。
【0047】同様に、「と」は「た」行に属し、かつ、
50音の「おこそとのほもよろを」の段に属し、このグ
ループの先頭文字が「お」であること、「とぉー」のよ
うに音を伸ばした時、語尾に「お」音が含まれるので
「た」(符号8)「お」(符号13)と押下することで
「と」の文字を特定し表示することができる。
【0048】つまり、この2例の入力で明らかなよう
に、請求項1及び7にあるように、各行グループ内での
位置さえ判断できれば、入力文字を特定できるわけで、
「AIUEO」と「KSTNHMYRW」というこれま
でのキーボードに関する各種特許公開情報に記載されて
いるようなアルファベットの母音といくつかの子音によ
る特定方法とは大きく異なり、特定するためのキー表示
が、例えば、数字の1から5であってもよく、各グルー
プ文字や記号の数に応じて無印のキーを配置しても良
い。
【0049】あるいは、請求項8乃至12にあるよう
に、1つの多機能キー、すなわち、キーを左右上下等の
各方向に傾けて押下することで判断できるキーを併用す
ることでもグループ内での文字特定が可能であるし、ま
た、カーソルキーと実行キーを文字、記号、数字入力時
には、グループ内の位置特定機能を有するようにコンピ
ュータプログラムを組むことでも入力文字特定が達成で
きる。
【0050】英字は1つのキーに原則として3文字を配
置し、それぞれの位置の英字を表4のように、左グルー
プ、中グループ、右グループの3列の文字群と考え、3
文字グループの左端の文字を左列、同様に、グループの
中央に属する文字を中列、右端に属する文字を右列とし
て縦に3グループに分け、その列選択を確定するための
キーとして右、中、左キーを配置する。
【0051】表示したい文字を含むabcやdefなど
のグループを選択するために図3の符号2,3,4,
5,6,7,8,9,11のキーのいずれかを押下し、
さらに、その3文字グループの中での位置を確定するた
めのキーとしての右(図3の符号13)、中(図3の符
号14)、左(図3の符号15)キーを配置する。
【0052】
【表4】
【0053】例えば、英字入力表示を行う英字モード時
に、図3の符号2のキーを押下した場合abcが選択さ
れる。そのいずれの文字かを確定するために続けて符号
13の左キーを押下すると、abcのうち、左グループ
に属する英字aが確定され符号16の表示部に表示され
る。同様に、中キーを押下すればb、右キーであればc
が表示される。入力キーの判別するコンピュータプログ
ラムによる処理例を図8乃至図10に示す。
【0054】機能キーとしての働きと文字、数字及び記
号キーとしての働きを兼用するキーと、文字、数字、記
号専用キーとの配置は図6の通りである。L字型の枠
(図6符号55)で囲まれた7つのキーが兼用キー、残
り(図6符号56)が専用キーである。
【0055】なお、かな文字入力の場合と同様、要は、
2回のキー押下で英字を特定すればよいので、左中右の
列グループの指定と、文字グループの選択は、どちらが
先であってもよい。なお、この例では、1つのキーに3
つの英字及び記号を配置したために、3つの位置特定の
ためのキーを必要としたが、請求項5にあるように、文
字や記号グループとして1つのキーに5つずつ配置すれ
ば、もちろん、位置確定のためのキーも同数必要であ
る。ただし、請求項の8乃至12に記載した、図7にあ
るような1つで複数個の位置を特定できる機能を有した
キー(符号23)を配置した場合は、この限りでない。
【0056】また、各キーに割り振られているかな文字
や英数字とは別に、請求項6の実施例として、図4のよ
うに、かな入力モード時には入力不能な疑似英字(符号
1a乃至15a)を表記し、それをローマ字入力方式の
ための英字キーとみなすことで、従来のアルファベット
によるローマ字入力方式に準じた入力をかな入力モード
状態で行なうことができる。
【0057】ローマ字入力方式に準じた入力とは、「き
ゃ」、「きゅ」、「きょ」のような音節を入力する場
合、ローマ字入力では、KYA、KYU、KYOのよう
にキーを押下するが、疑似英字キーによる入力ではKI
YA、小文字変換キー押下のような操作が必要なため、
従来のローマ字入力方式とは異なるためである。なぜな
ら、あくまでもかな入力であって、ローマ字入力ではな
いためである。
【0058】なお、ローマ字入力用の英字キーに50音
の母音、子音を割り振ったキーボードによる入力方法は
すでにいくつかあるが、かなキーに文字としては入力不
能な疑似英字をキーに割り当てたキー配列をした携帯電
話機などは過去に存在しない。
【0059】図3のようなキー配置の場合のかな文字の
キー判別、文字表示に至る流れを説明すると、まず、図
8において、かな文字入力モードに入る(符号500)
と、入力回数を示すカウンター変数の初期化(符号50
1)。次に、キー入力(符号503)があると、かな文
字入力モードからの脱出、即ち、通話モード選択キーの
押下かどうかを判断(符号508)、YESなら終了し
通常の通話モードに戻る。NOであれば、キー入力待ち
に戻る(符号503)。かなモードへの選択があった場
合(符号504)、図11、12のかな入力処理へ移
る。英字入力モードへの選択があった場合(符号50
7)は、図9、10の英字入力処理へ移る。
【0060】次に、図11,12のかな入力モードでの
処理について説明すると、符号604においてカウンタ
ー値を初期化する。次に入力待ち状態(符号611)に
なり、通話モード選択の場合(符号612)、かな文字
入力処理は終了し、通常の通話モードへ移動する(符号
615)。カーソルキー(符号616)の押下の場合、
カーソル位置の判定処理(符号619)を行い、再び、
キー入力待ちに戻る(符号605)。
【0061】既に何らかの文字が入力されていて文字変
換キー(図3符号18)が押下された場合は、符号63
8から符号636に移動し、拗音や促音の処理を行い、
さらに、その文字を確定するためのキー(図3符号2
3)が押下されると、符号618から符号651の文字
確定、符号652の表示処理に移動する。
【0062】それ以外のキーが押下された場合、カウン
ター変数(符号639)をチェックし、その値がゼロで
あれば、50音表各行先頭文字か、あ行5文字か、それ
とも、句読点など各種の記号かどうかを判断するプロセ
スに移動し、まず、符号640で、50音表各行先頭文
字かどうかのチェックを行う。もし、あ行を除く50音
表各行先頭文字であれば、その文字データを入力文字変
数に保持する(符号642)とともに、カウンター値を
1とする。すなわち、カウンター値を1にすることで、
行データの入力があったことを明らかにし、次の入力を
待つ。
【0063】もし、入力文字があ行5文字のいずれかの
場合、符号652の文字表示処理プロセスへ文字データ
を転送し、図3の符号16の表示画面に文字を表示し、
変数に確保されている文字データをクリアし入力待ちに
戻る。50音表のいずれの行の先頭文字でもない場合
は、記号あるいは、その他の処理キーと判断できるの
で、記号データの場合は表示処理プロセスに転送し、図
3符号16の表示画面にその記号を表示する。記号以外
のキー操作が行われた場合は、かな文字表示とは無関係
な操作であるので、関連変数をクリアの上、その処理
後、入力待ちに戻る。
【0064】符号639において、カウンター値がゼロ
でなかった場合、すでに何らかの文字データが入力され
ていることを意味するので、あ行5文字のいずれかであ
るか、どうかを判断する。もし、そうであれば、かな文
字が確定されたことになるので、符号646の文字確定
処理をおこない、その文字を画面表示の後、カウンター
値をクリアして入力待ちにもどる。
【0065】あ行5文字以外の入力であった場合、それ
は、50音表各行先頭文字の入力やり直しか、記号の入
力であるので、入力文字変数へデータを保持するか、記
号表示処理プロセスを経て画面表示を行う。表示後は、
そのデータ、及びカウンター値をクリアし、入力待ち状
態にもどる。
【0066】次に、図9,10の英数字モードでの入力
処理について説明すると、各変数を初期化(符号90
1)の後、入力待機状態に移る。符号904において、
入力された文字が大文字かどうかの判断をする。大文字
であれば、文字変数の値を1に、そうでない場合は、値
を2として次のプロセスへ移る。押下されたものが、記
号キー(図3符号17)かどうかを判断し、記号キーの
場合は、その記号表示処理のためのプロセスへデータを
転送し、符号16に表示された記号群から選択し、表示
処理の後、その記号を表示して各種変数をクリアし、入
力待ちにもどる。
【0067】符号904の入力待ちにおいて、数字キー
が押下された場合(符号915)、数字変数に入力があ
ったことを示す値1を保持し、各数字キーに配置されて
いるアルファベット等のグループ内での位置を表す位置
変数をチェックする(符号705)。位置変数の値がゼ
ロの時は、英字が確定されていないことを意味するの
で、数字キーに配置されている文字グループ判定データ
として保持し、次のグループ内の位置確定データの入力
待ちにもどる。
【0068】符号705において、位置変数がゼロでな
かった場合、英字を特定する処理プロセスへデータを転
送し画面表示後、関連変数をすべてクリアし入力待ちに
もどる。
【0069】押下キーが図3の13、14,15のいず
れか場合は、それぞれ位置変数の値を1、2、3とし、
数字キーに配置されたグループの特定を行う処理プロセ
スへデータを転送し、処理を行う。例えば、左キー(図
3符号13)が押下された場合、位置変数の値を1と
し、abcやdefのような文字グループを表すデータ
としての数字変数がゼロかどうかをチェック。ゼロの場
合は、文字グループが特定されていないことを意味する
ので、位置データのみ保持し、入力待ちにもどる。文字
グループを特定する数字変数がゼロでなかったら、符号
911の英字特定処理、英字表示ののち、各変数をクリ
アして入力待ち状態にもどる。
【0070】図9,10の英数字入力モード、図11,
12のかな入力モードにおいて、図3符号17の記号キ
ーが押下された場合、図14,15の記号処理プロセス
へ移動する。図3符号16の画面に表示された記号群か
らカーソル移動による選択後、表示処理に移動すし、再
度、記号キーが押下されると、以前の入力モードへ戻
る。
【0071】次に、請求項13に記載の電話機に警報及
び自動通報機能をもたせるためのボタンを用意する。こ
のボタンの働きは、緊急時のためだけのものであるた
め、誤って使用しないための措置として、押しつづける
ことで作動する、あるいは、押す回数に応じて反応する
仕組みとする。すなわち、例えば、予め設定された一定
時間押しつづけると、まず、警報音を発する。このこと
で、使用場所周辺の人々の注意を引いたり、痴漢、暴漢
への警告音としての働きをする。その後、一定時間内
に、警報の解除動作を行わなかった場合、あるいは、行
えなかった場合、さらに、事態が深刻な状態と判断し、
自動的に110番通報を行い、相手側に予め用意された
必要事項を記録した自動メッセージを送信する。
【0072】図16は、警報音発生及び緊急通報の流れ
を示した図である。痴漢、暴漢など何らかのトラブルが
発生した時、キーを押すとタイマーが働き、予め設定し
た一定時間経過後、警報音発生処理を行う。さらに、緊
急通報に関する設定時間を経過すると、自動的に110
番、119番などに電話番号、氏名等の情報の伝達と共
に緊急通報を行う。ここへ至るまでにキー入力がある
と、警報音停止あるいは、回線切断し終了する。
【0073】
【発明の効果】従来のような母音、子音の順によってキ
ーを押下し文字を特定して入力する方法では、子音、母
音という順序そのものが重要で、子音、母音の順番での
入力は意味を成さない。このことは、表5のようなキー
配列のポケットベル入力方式でも同様である。これは入
力キーとして0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
の数字キーを用い、各文字に割り当てた番号て文字を特
定する方式であるが、それはあくまで母音と子音の順で
行うものである。
【0074】また、子音キーと母音キーを1,2,3,
4,5の各数字キーに関して共通使用するため母音キー
と子音キーの区別が付きにくく非常に紛らわしい。その
ため、連続的にキーを押下していくうちに、母音キー操
作が必要な時点なのか、子音キー操作の時点なのかが不
明になりやすい。又、前述の英字キー以外の英字入力を
行う場合、完全に暗記でもしてない限り入力は不可能に
近く、現実の入力時には文字番号一覧表のようなものを
必要とする。
【0075】
【表5】
【0076】請求項1乃至12に記載の発明の場合、文
字や記号グループの特定とそのグループ内での位置特定
さえ行えれば、入力文字を特定表示することが可能であ
るので、キーの入力順序は無視することもできる。さら
に、グループさえ特定できればいいので、50音各行単
位でのキー配置にこだわる必要も無い。例えば、かな文
字と英字の混在した文字グループを1つのキーに配置
し、位置特定キーで文字を特定することもできる点で、
過去の入力方法とは根本的に異なり、入力時のキー操作
おいてもキー配列おいても融通性に富む。
【0077】
【表6】
【0078】
【表7】
【0079】本発明のような文字配列並びに入力方式に
することで、従来の携帯端末装置などにおけるキー配列
による入力方式と比較した場合、表8にあるように、1
文字当たりの入力に必要なキー押下回数が単純平均で
2.93回から1.87回に減少すると共に、キーの配
列と押下回数が文字により一定しているので、携帯端末
の場合、片手に持った状態のままで、親指一本で文字入
力をブラインドタッチで行うことも可能になる。そのこ
とは、当然、各キーを目で追ったり、押下回数を逐一数
えながら入力する従来の文字入力と比較して、操作に関
する他の条件が同一の場合、入力に要する時間を短縮で
きる効果を生む。
【0080】
【表8】
【0081】また、図3や図4の場合、あいうえおキー
の列(図3の符号1、4、7、10、13、図4の1
a、4a、7a、10a、13a)とその他のキー列
(図3の符号2、3、5、6、8、9、11、12、1
4、15、図4の符号2a、3a、5a、6a、8a、
9a、11a、12a、14a、15a)の配置をそれ
に付属する機能と共に左右逆転させることで、従来のキ
ー配列では不可能であった右利き、左利き対応の入力端
末装置にすることも可能である。
【0082】また、かなを子音と母音にわけ、それ自体
は日本語ではない英字を入力してかなに変換するローマ
字式入力に対し、本方式では、請求項6にある疑似英字
表記をする場合を除き、ローマ字を仲介させることな
く、直接、日本語の50音に属するかなキーや数字その
他のキーを使用し入力することで、かな文字を特定し表
示させる方式のため、前者の方式とは根本的に異なる。
詳しくは、例えば、KとAでKA(か)であるローマ字
入力方式に対して、「か」と「あ」で「か」を表示する
本方式をローマ字表記すると、KAAとなり、また、表
7のような数字を用いた場合、K1となり、ローマ字入
力方式とは明らかに入力結果が異なることは明白であ
る。それゆえ、本方式では、請求項6及び、請求項13
にある緊急発信機能を持った請求項6の発明にある疑似
英字表記をする場合を除き、現在の文部省指導要領では
ローマ字を習う前の段階の児童、すなわち、かなや数字
は使えても、ローマ字入力方式が使えない小学校低学年
の児童やローマ字に不慣れな高齢者でも日本語文字入力
が可能である。このことは、インターネットを通じた電
子メールによる情報交換を学校や地域社会の高齢者にま
で押し広げる有効な手段の一つとなるものと思われる。
【0083】現在、家庭用固定式電話やFAX電話機で
キー入力によって電子メールを送信することは、キー操
作の点でかなり困難な状況にあるが、請求項1乃至13
に記載の発明を利用すれば、これらの機器からもコンピ
ュータ機器やキーボードなどを介さずに電話機のみで直
接文字入力を従来以下の回数でのキー押下で電子メール
のやりとりが可能になる。
【0084】さらに、携帯電話において文字入力の困難
さを少しでも軽減させるために用意されている小型のキ
ーボードを携帯する必要が無くなる効果も生じる。
【0085】また、今まで、いわゆる0から9のテンキ
ーを入力手段として用い、パスワードとして4桁の数字
しか使用できず、機密性、安全性に問題が多かった銀行
のATM(自動現金預け払い機)のキャッシュカード、
デビッドカード、それにクレジットカードにおけるパス
ワードの設定に関して、請求項1乃至13に記載の発明
の入力方法を実現できる入力端末を使うことで、より複
雑な英数字かな文字の組み合わせパスワードにすること
が可能となり、安全性、機密性が増す効果がある。
【0086】従来の0から9の数字キーに若干数のキー
を追加するだけで簡易な文字入力が可能になるので、ス
ペースの関係で、フルキーボードを使えなかったり、画
面上の50音表などから文字を拾い集めて日本語を入力
している現在のゲーム機の文字入力端末としての利用も
可能となり、よりスピーディで変化に富んだゲームを企
画開発できるようになる。
【0087】さらに、デジタル家庭電化製品、特に、テ
レビのインターネット利用の場合、リモートコントロー
ル式のチャンネル切替え操作装置に請求項1乃至13に
記載の発明にある入力方法を導入すれば、文字入力装置
としての兼用が可能である。
【0088】請求項13に記載の警報通信機能を電話機
に備えることで、緊急時の連絡のための電話機と、暴漢
等に襲われた時の警報ブザーの2つを持ち歩くことが不
要になる。次に、110番や119番に通報するための
ボタン操作が不要なため、何らかの事態、例えば、ボタ
ンを押した後、脳卒中などの病気、あるいは、暴漢に襲
われ失神しているような状態でも、警報音を解除しない
限り、自動的に通報される。何らかの事情で、通勤電車
内での痴漢行為に言葉や行動で対処できない場合、ボタ
ン1つで警報音を鳴らし周囲に警告することで対応でき
る。また、一人暮らしの老人が、突然、倒れて連絡する
ことができにくい場合でも、1つボタンを押すことで、
緊急車両を呼ぶことが可能。さらに、リモート発信装置
と一定距離以上離れると警報ブザーが自動的に鳴るシス
テムとすることで、バッグ等に携帯電話機を入れ、リモ
ート装置を身に付けるようにすれば、置き引きや置き忘
れ防止になる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来からある携帯電話文字キー部分のキー配列
例を示した平面図である。
【図2】従来からある電話線を必要とする固定式電話機
のキー部分のキー配列例を示した平面図である。
【図3】本発明の文字キー部分のキー配列例を示した平
面図である。
【図4】本発明の文字キー部分のキー配列例を疑似英字
表示した場合の平面図である。
【図5】従来からある携帯電話文字キー部分をローマ字
入力方式のキー配列にした場合を想定した平面図であ
る。
【図6】本発明の文字キー部分のキー配列例のうち、機
能キーと文字入力キーを兼用したキーと文字入力専用キ
ーの配置例を示した図である。
【図7】本発明の文字キー部分のキー配列の別の例を示
した平面図である。
【図8】キー入力情報を元に、かな入力と英字入力の切
り替えを行うプログラムの流れを示したフローチャート
である。
【図9】キー入力された情報を元に英字を特定し表示さ
せるプログラムの流れの一部を示したフローチャートで
ある。
【図10】キー入力された情報を元に英字を特定し表示
させるプログラムの流れの残りの部分を示したフローチ
ャートである。
【図11】キー入力された情報を元にひらがなを特定し
表示させるプログラムの流れの一部を示したフローチャ
ートである。
【図12】キー入力された情報を元にひらがなを特定し
表示させるプログラムの流れの残りの部分を示したフロ
ーチャートである。
【図13】キー入力された情報を元に数字を特定し表示
させるプログラムの流れを示したフローチャートであ
る。
【図14】キー入力された情報を元に記号を特定し表示
させるプログラムの流れの一部を示したフローチャート
である。
【図15】キー入力された情報を元に記号を特定し表示
させるプログラムの流れの残りの部分を示したフローチ
ャートである。
【図16】警報音発生及び緊急通報の流れを示した図。
【符号の説明】
1キートップに数字の1を表示し「、」と「あ」をキー
下に併記したキー 2キートップに数字の2を表示しabcと「か」をキー
下に併記したキー 3キートップに数字の3を表示しdefと「ま」をキー
下に併記したキー 4キートップに数字の4を表示しghiと「い」をキー
下に併記したキー 5キートップに数字の5を表示しjklと「さ」をキー
下に併記したキー 6キートップに数字の6を表示しmnoと「や」をキー
下に併記したキー 7キートップに数字の7を表示しpqrと「う」をキー
下に併記したキー 8キートップに数字の8を表示しstuと「た」をキー
下に併記したキー 9キートップに数字の9を表示しvwxと「ら」をキー
下に併記したキー 10キートップに記号*を表示し,.?と「え」をキー
下に併記したキー 11キートップに数字の0を表示しyz:と「な」をキ
ー下に併記したキー 12キートップに記号#を表示し@!/と「わ」をキー
下に併記したキー 13キートップに左という文字を表示し「゛」と「お」
をキー下に併記したキー 14キートップに中という文字を表示し「゜」と「は」
をキー下に併記したキー 15キートップに右という文字を表示し「。」と「ん」
をキー下に併記したキー 16文字表示部 17記号を入力する時に使用するキー 18英字の大文字、小文字、及びかな文字の拗音、促音
を入力するために使用するキー 19表示画面16の内容をクリアする時に使用するキー 20メニュー選択キー 21通話モード切り替えキー 22電源スイッチ 23カーソル及び実行キー 24スペースキー 25デリートキー 26従来の携帯電話機のキートップに数字の1を表示し
たキー 27従来の携帯電話機のキートップに数字の2を表示し
たキー 28従来の携帯電話機のキートップに数字の3を表示し
たキー 29従来の携帯電話機のキートップに数字の4を表示し
たキー 30従来の携帯電話機のキートップに数字の5を表示し
たキー 31従来の携帯電話機のキートップに数字の6を表示し
たキー 32従来の携帯電話機のキートップに数字の7を表示し
たキー 33従来の携帯電話機のキートップに数字の8を表示し
たキー 34従来の携帯電話機のキートップに数字の9を表示し
たキー 35従来の携帯電話機のキートップに記号*を表示した
キー 36従来の携帯電話機のキートップに数字の0を表示し
たキー 37従来の携帯電話機のキートップに記号#を表示した
キー 38従来のFAX電話機のキートップに数字の1を表示
したキー 39従来のFAX電話機のキートップに数字の2を表示
したキー 40従来のFAX電話機のキートップに数字の3を表示
したキー 41従来のFAX電話機のキートップに数字の4を表示
したキー 42従来のFAX電話機のキートップに数字の5を表示
したキー 43従来のFAX電話機のキートップに数字の6を表示
したキー 44従来のFAX電話機のキートップに数字の7を表示
したキー 45従来のFAX電話機のキートップに数字の8を表示
したキー 46従来のFAX電話機のキートップに数字の9を表示
したキー 47従来のFAX電話機のキートップに記号*を表示し
たキー 48従来のFAX電話機のキートップに数字の0を表示
したキー 49従来のFAX電話機のキートップに記号#を表示し
たキー 50従来のFAX電話機本体 51従来のFAX電話機文字表示画面 52受話器 53電話回線とFAX電話機をつなぐ電話線 54FAX電話機本体と受話器をつなぐコード 55グループ選択のための文字入力キーとグループ内の
位置確定の機能を兼用したキー群 56グループ選択のための文字入力キー群 1aキートップに数字の1と疑似英字のAを表示
し「、」と「あ」をキー下に併記したキー 2aキートップに数字の2と疑似英字のKを表示しab
cと「か」をキー下に併記したキー 3aキートップに数字の3と疑似英字のMを表示しde
fと「ま」をキー下に併記したキー 4aキートップに数字の4と疑似英字のIを表示しgh
iと「い」をキー下に併記したキー 5aキートップに数字の5と疑似英字のSを表示しjk
lと「さ」をキー下に併記したキー 6aキートップに数字の6と疑似英字のYを表示しmn
oと「や」をキー下に併記したキー 7aキートップに数字の7と疑似英字のUを表示しpq
rと「う」をキー下に併記したキー 8aキートップに数字の8と疑似英字のTを表示しst
uと「た」をキー下に併記したキー 9aキートップに数字の9と疑似英字のRを表示しvw
xと「ら」をキー下に併記したキー 10aキートップに記号*と疑似英字のEを表示し,.
?と「え」をキー下に併記したキー 11aキートップに数字の0と疑似英字のNを表示しy
z:と「な」をキー下に併記したキー 12aキートップに記号#と疑似英字のWを表示し@!
/と「わ」をキー下に併記したキー 13aキートップに左という文字と疑似英字のOを表示
し「゛」と「お」をキー下に併記したキー 14aキートップに中という文字と疑似英字のHを表示
し「゜」と「は」をキー下に併記したキー 15aキートップに右という文字と疑似英字のNを表示
し「。」と「ん」をキー下に併記したキー 1bキートップに数字の1を表示し英字のAをキー下に
併記したキー 2bキートップに数字の2を表示し英字のKをキー下に
併記したキー 3bキートップに数字の3を表示し英字のMをキー下に
併記したキー 4bキートップに数字の4を表示し英字のIをキー下に
併記したキー 5bキートップに数字の5を表示し英字のSをキー下に
併記したキー 6bキートップに数字の6を表示し英字のYをキー下に
併記したキー 7bキートップに数字の7を表示し英字のUをキー下に
併記したキー 8bキートップに数字の8を表示し英字のTをキー下に
併記したキー 9bキートップに数字の9を表示し英字のRをキー下に
併記したキー 10bキートップに記号*を表示し英字のEをキー下に
併記したキー 11bキートップに数字の0を表示し英字のNをキー下
に併記したキー 12bキートップに記号#を表示し英字のWをキー下に
併記したキー 13bキートップに左という文字を表示し英字のOをキ
ー下に併記したキー 14bキートップに中という文字を表示し英字のHをキ
ー下に併記したキー 1cキートップに数字の1を表示し「あ」をキー下に併
記したキー 2cキートップに数字の2を表示しabcと「か」をキ
ー下に併記したキー 3cキートップに数字の3を表示しdefと「さ」をキ
ー下に併記したキー 4cキートップに数字の4を表示しghiと「た」をキ
ー下に併記したキー 5cキートップに数字の5を表示しjklと「な」をキ
ー下に併記したキー 6cキートップに数字の6を表示しmnoと「は」をキ
ー下に併記したキー 7cキートップに数字の7を表示しpqrと「ま」をキ
ー下に併記したキー 8cキートップに数字の8を表示しstuと「や」をキ
ー下に併記したキー 9cキートップに数字の9を表示しvwxと「ら」をキ
ー下に併記したキー 10cキートップに記号*を表示し,.?と「゛」
「゛」をキー下に併記したキー 11cキートップに数字の0を表示しyz:と「わ」
「ん」をキー下に併記したキー 12cキートップに記号#を表示し@!/
と「。」「、」をキー下に併記したキー 23cカーソルキー及び実行キーとしての機能と5つの
位置確定キーとしての働きを併せ持つキー 500文字入力画面での入力開始 501変数の初期化 502英数字入力モードで文字データ保存後、ここに戻
る 503キー入力待ち 504かなモードか判断 505かなモードでの飛び先 506英字モードでの飛び先 507英字モード判断 508通話モード判断 509入力済み文字データ保存 510文字入力モード終了 603文字入力モードのかなモード選択からここへ移動 604カウンター値初期化 605データ保存後入力待ちに戻る 606カウンターにゼロ代入 607一時データメモリーをクリア 608データ保存 609入力文字や記号を画面に表示 610画面表示のための処理 611入力待ち 612通話モードか判断 613データを保存しメニュー画面に戻る 614メニュー画面 615文字入力モード終了 616カーソルキーの押下を判断 617入力文字データを変数に保存 618実行キーの押下を判断 619カーソルの移動を処理 620入力待ちへ戻る 621デリートきーの押下を判断 622文字データ削除処理 623入力待ちへ戻る 624スペースキーの押下判断 625記号キーの押下判断 626記号表示処理へ移動 627変数データの有無判断 628スペース追加処理 629入力待ちへ戻る 630変数処理 631データを保存 632入力待ちへ戻る 633メニューキーの押下判断 634データを保存 635モード切替え画面へ移動 636拗音促音の処理 637データを保存 638小文字判断 639カウンター値ゼロか判断 640「か」〜「わ」の判断 641「あ」〜「お」の判断 642入力された文字を変数に保存 643カウンター値を1にする 644「か」〜「わ」の判断 645「あ」〜「お」の判断 646文字特定処理 647画面に文字を表示 648かな又は記号の判断 649一時メモリーに保存のデータクリア 650かな又は記号の判断 651文字データの確定 652画面表示処理 653文字、記号を画面表示 654データを保存 655一時メモリーに保存のデータクリア 700英字入力モードから移動 701数字キーコードゼロ保存 702数字変数を1プラス 703数字変数が1か判断 704数字キーコードゼロと数字コード1の値が同一か
判断 705文字位置変数がゼロか判断 706英数字特定処理へ移動 707英数字特定処理へ移動 708英字グループデータを保存 709数字変数に1代入 710数字コード1と数字キーコードゼロ代入 711英字入力モードへ移動 800記号キー選択により移動 801記号群を画面表示 802文字記号データ保存後ここへ移動 803メニューキーの押下判断後ここへ移動 804入力待ち 805カーソルキーの押下判断 806左方向カーソルか判断 807カーソルの左移動処理 808カーソルの画面表示 809右方向カーソルか判断 810カーソルの右移動処理 811カーソルの画面表示 812実行キーの押下判断 813記号確定処理 814文字の画面表示 815文字記号のデータを保存 816変数を初期化 817記号キーの押下判断 818かなモード判断 819文字記号のデータを保存 820かな入力モードへ移動 821文字記号のデータを保存 822英字入力モードへ移動 823通話モードキー押下判断 824文字記号のデータを保存 825デリートキーの押下判断 826文字記号のデータを保存 827キー入力待ちへ戻る 828スペースキーの押下判断 829文字記号のデータを保存 830キー入力待ちへ戻る 901英字入力モード選択によりここへ移動 902変数の初期化 903数字入力処理から移動 904キー入力待ち 905大文字の判断 906文字変数に2代入 907文字変数に1代入 908数字コード1にゼロ代入 909数字変数、位置変数におのおのゼロ代入 910英数字表示 911英数字特定処理 912数字変数の判断後ここへ移動 913記号キーか判断 914記号処理へ移動 915数字キーか判断 916数字処理へ移動 917左キーの押下判断 918位置変数に1代入 919数字変数がゼロか判断 920位置データ保存 921英数字特定処理へ移動 922中キーの押下判断 923位置変数に2代入 924数字変数がゼロか判断 925位置データ保存 926右キーの押下判断 927位置変数に3代入 928英数字特定処理へ移動 929数字変数がゼロか判断 930英数字特定処理へ移動 931位置データ保存 932スペースキーの押下判断 933スペースの追加 934カーソルの位置処理 9351文字消去 936デリートキーか判断 937カーソルキーか判断 938通話モードか判断 939文字データ保存処理 940メニュー画面 941文字入力の終了 942メニューキーか判断 943文字データ保存処理 944メニュー画面に戻る

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字や数字、記号をグループ分けし、各グ
    ループごとにキーを配置し、さらに、それとは別に、そ
    のグループ内での個々の文字や記号を特定するためのキ
    ーを配置し、それらのキーの組み合わせ押下により、か
    な文字、あるいは英数字、あるいは記号を特定し入力す
    ることを特徴とする入力端末装置。
  2. 【請求項2】50音表のあ行5文字と各行先頭文字を入
    力キーとして用い、そのうちのあ行5文字に配したキー
    には、従来の文字入力キーとしての働きと共に、各行先
    頭文字キーに代表される各行文字グループ内での位置を
    特定する機能を兼用させて、かな文字や記号を入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力端末装置。
  3. 【請求項3】3列5段のキー配置とし、「あ」行を除く
    50音表各行先頭文字を各行に属する文字グループを代
    表する入力キーとして3列のうち2列に配置し、残りの
    1列のうちの1つのキーにあ行の「あ」表示キーを配
    し、このキーには位置特定機能も兼用させ、さらに、同
    列の残りの4つのキーも位置特定するためのキーとして
    配置し、これら5つの位置特定するためのキー、及び文
    字グループを特定するためのキーとは別に、さらに、記
    号入力に切り替えるためのキーと、大文字、小文字に切
    り替え表示するためのキーを配置し、これらのキーを組
    み合わせ押下することにより、かな文字や記号を入力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の入力端末装置。
  4. 【請求項4】3列5段のキー配置とし、うち1段3つの
    キー及び1列5つのキーを、かな文字、英字、記号のグ
    ループを特定するためのキーとしての役割と、そのグル
    ープ内での位置特定のためのキーとしての機能を兼用さ
    せ、残りの各キーにかな文字、英字、記号をグループ分
    けして配置し、これらとは別に、記号入力に切り替える
    ためのキーと、大文字、小文字に切り替え表示するため
    のキー、及び、文字入力モード切り替えのためのキーを
    配置し、これらのキーと前述の各グループを特定するた
    めのキー及び位置特定のためのキーとの組み合わせ押下
    により、かな文字、英数字、記号を入力することを特徴
    とする請求項1に記載の入力端末装置。
  5. 【請求項5】英字及び記号のグループ内での位置特定の
    ためのキーと、英字や記号を位置特定のためのキーの数
    と同数個ずつグループ分けして各グループごとにキーを
    配置し、これらとは別に、大文字、小文字に切り替え表
    示するためのキーを配置し、これらのキーの組み合わせ
    押下により英字、記号を入力することを特徴とする請求
    項1に記載の入力端末装置。
  6. 【請求項6】a、i、u、e、o、K、S、T、N、
    H、M、Y、R、Wの文字を記した14個の英字入力不
    能な疑似英字キーを用いて、英字キーを用いたローマ字
    入力方式による日本語入力に準じてかな入力をすること
    を特徴とする入力端末装置。
  7. 【請求項7】かな文字、英字、記号のグループを特定す
    るためのキーとして3列4段のキーを配し、これとは別
    に、かな文字、英字、記号のグループ内での位置特定の
    ためのキーを備え、これらのキーの組み合わせ押下によ
    りかな文字、英字、記号を入力することを特徴とする請
    求項1に記載の入力端末装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のキー入力装置で、文字入
    力時には、文字グループ内での位置を特定するためのキ
    ーの代りに複数方向の入力を識別できるキーとして、入
    力後はカーソルキー及び実行キーとして兼用可能なキー
    を備え、グループを特定するためのキーとの組み合わせ
    押下により50音、あるいは英数字、あるいは記号を特
    定し入力することを特徴とする入力端末装置。
  9. 【請求項9】50音表の各行先頭文字を行を特定するた
    めのキーとして用い、文字入力時には、その行に属する
    文字の位置を特定するためのキーの代りに複数方向の入
    力を識別できるキーとして、入力後はカーソルキー及び
    実行キーとして兼用可能なキーを備え、それと行を特定
    するためのキーとの組み合わせ押下によりかな文字を入
    力することを特徴とする請求項1に記載の入力端末装
    置。
  10. 【請求項10】3列4段のキー配置とし、50音表各行
    先頭文字を各行を特定するためのキーとして3列4段の
    キーに配置し、文字入力時には、文字の属する行内での
    位置を特定するために複数方向の入力を識別できるキー
    として、入力後はカーソルキー及び実行キーとして兼用
    可能なキーを備え、この位置を特定するためのキーとは
    別に、文字、記号グループを特定するためのキーと、記
    号入力に切り替えるためのキーや、大文字、小文字に切
    り替え表示するためのキーを配置し、これらのキーを組
    み合わせ押下することにより、かな文字、あるいは記号
    を入力することを特徴とする請求項1に記載の入力端末
    装置。
  11. 【請求項11】3列4段のキー配置とし、各キーにかな
    文字、英数字、記号のグループを併記して割り当て、文
    字入力時には、その文字グループ内での位置を特定する
    ために複数方向の入力を識別できるキーとして、入力後
    はカーソルキー及び実行キーとして兼用可能なキーを備
    え、これらとは別に記号入力に切り替えるためのキー
    や、大文字、小文字に切り替え表示するためのキー及び
    文字入力モード切り替えのためのキーを配置し、これら
    のキーと各グループを特定するためのキーとの組み合わ
    せ押下によりかな文字、英数字、記号を入力することを
    特徴とする請求項1に記載の入力端末装置。
  12. 【請求項12】3列4段のキー配置とし、アルファベッ
    トや記号をグループ分けし、各グループにこれらのキー
    を配し、文字入力時には、文字、記号グループ内での位
    置特定可能な複数方向の入力を識別できるキーとして、
    入力後はカーソルキーとして兼用可能なキーを備え、こ
    れらとは別に、大文字、小文字に切り替え表示するため
    のキーを配置し、これらのキーの組み合わせ押下により
    英字、記号を入力することを特徴とする請求項1に記載
    の入力端末装置。
  13. 【請求項13】警報音を発する機能と110番、あるい
    は119番、あるいは、予め設定された特定の連絡先へ
    の緊急通報を一定時間経過後に自動的に行う機能と送受
    信機能を備えていることを特徴とする請求項1乃至12
    に記載の入力端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103376911A (zh) * 2012-04-29 2013-10-30 郑鉴忠 随心所欲按键输入密码的方法
JP5522425B1 (ja) * 2013-07-03 2014-06-18 靖彦 佐竹 携帯入力電子機器の日本語入力方式
CN106170028A (zh) * 2016-06-01 2016-11-30 北塘区美悦工业设计工作室 一种盲人专用手机

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