JP2002098249A - 逆止弁及び逆止弁継ぎ手 - Google Patents

逆止弁及び逆止弁継ぎ手

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JP2002098249A
JP2002098249A JP2000287539A JP2000287539A JP2002098249A JP 2002098249 A JP2002098249 A JP 2002098249A JP 2000287539 A JP2000287539 A JP 2000287539A JP 2000287539 A JP2000287539 A JP 2000287539A JP 2002098249 A JP2002098249 A JP 2002098249A
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pressure
check valve
flow path
valve
valve body
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JP2000287539A
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Nobuyuki Miyao
信之 宮尾
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧の気体の封入が可能であると共に、内部
の高圧気体を放出させる圧力開放弁を兼用する逆止弁及
び逆止弁継ぎ手を提供する。 【解決手段】 第1の側1と第2の側2とを連通させる
第1流路部112を備える逆止弁本体と、第1の側1と
第2の側2とを連通させる第2流路部121を備え、第
1の側1の圧力が第2の側2の圧力より高いときに第1
流路部112を閉塞し、第2の側2の圧力が第1の側1
の圧力より高いときに第1流路部112を開放する第1
弁体と、第1の側1の圧力が第2の側2の圧力より高い
ときに第2流路部121を閉塞し、第2の側2からの作
用力30により第2流路部121を開放する第2弁体1
30とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆止弁及び逆止弁
継ぎ手に関し、特に、大気圧より高い圧力を維持できる
と共に、圧力開放弁を兼用する逆止弁及び逆止弁継ぎ手
に関する。
【0002】
【従来の技術】緩衝包装材、簡易座布団、エアーマッ
ト、風船玩具などのように大気圧より高い圧力の気体を
封入してその圧力を維持し、使用後は中の高圧空気を放
出して縮小させて用いる独立した封入袋には逆止弁が用
いられている。このような封入袋に用いられる逆止弁は
封入気体を放出させる機能も兼ね備えている。
【0003】また、高圧の気体を封入し、装置内部の高
圧を維持して用いる工業的な気体封入装置では、装置内
に高圧気体を導入する逆止弁と装置内の高圧気体を放出
する圧力開放弁を備えるものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、封入袋
中の封入気体を放出させる機能を兼備する従来の逆止弁
では、プラスチックで作製されている逆止弁を変形さ
せ、逆止弁の機能を失わせて封入気体を放出させるのが
一般的であるため、このようなプラスチック製の逆止弁
では高圧の気体の封入には適さない。
【0005】また、工業的な気体封入装置では、装置の
大きさの制限から圧力開放弁を常に装置に接続しておく
ことが困難な場合がある。そのため、逆止弁が圧力開放
弁を兼用していることが要望される。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、高圧の気体の封入が可能であると共に、内部の高圧
気体を放出させる圧力開放弁を兼用する逆止弁を提供す
ることを目的とする。
【0007】また、本発明は、このような逆止弁を配管
中に用いることを可能とした逆止弁継ぎ手を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
は、上記目的を達成するため、第1の側と第2の側とを
連通させる第1流路部を備える逆止弁本体と、前記第1
流路部内に前記第1流路部を開放、閉塞可能に配置さ
れ、前記第1の側と前記第2の側とを連通させる第2流
路部を備え、前記第1の側の圧力が前記第2の側の圧力
より高いときに前記第1流路部を閉塞し、前記第2の側
の圧力が前記第1の側の圧力より高いときに前記第1流
路部を開放する第1弁体と、前記第2流路部内に前記第
2流路部を開放、閉塞可能に配置され、前記第1の側の
圧力が前記第2の側の圧力より高いときに前記第2流路
部を閉塞し、前記第2流路部を閉塞しているときに前記
第2の側からの作用力により前記第2流路部を開放する
第2弁体とを備えることを特徴とする逆止弁を提供す
る。
【0009】このような逆止弁によれば、装置内部の第
1の側の圧力が装置外部の第2の側より低いときに第2
の側から高圧気体が第1の側へ第1流路部を介して流入
し、装置内部の第1の側の圧力が装置外部の第2の側よ
り高いときに第1流路部と第2流路部が閉塞され、装置
内部の高圧を維持できるため、高圧を維持できる逆止弁
として機能する。
【0010】また、第1の側が高圧であるときに、第2
弁体を第2の側より押圧することにより、第2流路部を
開放させて装置内部の高圧気体を第2の側へ放出させる
ことができるため、圧力開放弁を兼用することができ
る。
【0011】また、請求項2は、第1の側と第2の側と
を連通させる第1流路部を備え、前記第1流路部に第1
弁座を有する逆止弁本体と、前記第1流路部内に前進及
び後退可能に配置され、前記第1の側と前記第2の側と
を連通させる第2流路部を備え、前記第2流路部に第2
弁座を有し、前進したときに前記第1流路部を開放し、
後退したときに前記第1弁座に当接して前記第1流路部
を閉塞する第1弁体と、前記第2流路部内に前進及び後
退可能に配置され、前進したときに前記第2流路部を開
放し、後退したときに前記第2弁座と当接して前記第2
流路部を閉塞し、後端に押圧することにより前進させる
ことができる押圧面を備える第2弁体と、前記第1弁体
を後退させるように付勢する第1付勢手段と、前記第2
弁体を後退させるように付勢する第2付勢手段とを有す
ることを特徴とする逆止弁を提供する。
【0012】このような逆止弁によれば、装置内部の第
1の側の圧力が装置外部の第2の側より低いときは、第
2の側の圧力で第1弁体を第1付勢手段の付勢力に抗し
て前進させることにより第2の側から高圧気体が第1の
側へ第1流路部を介して流入する。一方、装置内部の第
1の側の圧力が装置外部の第2の側より高いときは、第
1流路部が第1弁体によって第2流路部が第2弁体によ
ってそれぞれ閉塞され、装置内部の高圧を維持できるた
め、高圧を維持できる逆止弁として機能する。
【0013】また、第1の側が高圧であるときに、第2
弁体を第2の側より第2弁体の押圧面を押圧して第2付
勢手段の付勢力と第1の側の圧力に抗して第2弁体を前
進させることにより、第2流路部を開放させることがで
きるため、装置内部の高圧気体を第2の側へ開放し、圧
力開放弁を兼用することができる。
【0014】請求項3は、請求項1又は2記載の逆止弁
において、前記第2弁体が、前記第2の側の圧力が前記
第1の側の圧力より高いときに前記第2流路部を開放す
ることを特徴とする逆止弁を提供する。
【0015】このような逆止弁によれば、第2の側より
第1の側へ高圧気体を導入するときに、第1弁体が第1
流路部を、第2弁体が第2流路部をそれぞれ開放するた
め、連通面積の増大により速やかに高圧気体を第1の側
へ導入することができる。
【0016】請求項4は、請求項1記載の逆止弁におけ
る前記逆止弁本体が、配管中に用いることができるよう
に管継ぎ手に構成されている。
【0017】請求項5は、請求項2記載の逆止弁におけ
る前記逆止弁本体が、配管中に用いることができるよう
に管継ぎ手に構成されている。
【0018】請求項6は、請求項3記載の逆止弁におけ
る前記逆止弁本体が、配管中に用いることができるよう
に管継ぎ手に構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の逆止弁及び逆止弁
継ぎ手の実施の形態について図面を参照しながら説明す
るが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものでは
ない。
【0020】図1は本発明の逆止弁の一実施形態を示す
断面図である。この逆止弁100は、大気より圧力の高
い高圧の気体を封入してその圧力を維持して用いる図示
しない気体封入装置に用いられ、気体封入装置の高圧気
体を封入する封入壁10に穿設された逆止弁取り付け孔
11に取り付けられている。逆止弁100は気体封入装
置の内部側である第1の側1と装置外部側の第2の側2
とを連通させたり、第1の側1と第2の側2との連通を
遮断する機能を有する。
【0021】この逆止弁100は短軸筒状の逆止弁本体
110を有し、逆止弁本体110の後端面にフランジ1
11が設けられている。逆止弁本体110の中空部は、
第1の側1と第2の側2とを連通させる第1流路部11
2となっている。第1流路部112の後端部は第2の側
2に通じる円形の開口部113となっていて、開口部1
13から前方側には第1の側1に向かって漸次拡径する
テーパー状の第1弁座114が設けられている。
【0022】第1流路部112内には第1流路部112
の内面を摺動する短軸円筒状の第1弁体120が前進及
び後退可能に収納されている。第1弁体120の中空部
は、第1の側1と第2の側2とを連通させる第2流路部
121となっている。この第2流路部121には、第1
弁体120の内面を摺動する略円柱状の第2弁体130
が、第2流路部121内を前進及び後退可能に収納され
ている。逆止弁本体110の第1流路部112の前端の
内面にリング状の嵌め込み部材140が嵌め込まれてい
る。この嵌め込み部材140の後面には、第1流路部1
12の内面より径が小さく、第1流路部112の内面と
の間にリング状の空隙を形成している短軸円筒部141
が一体に設けられている。短軸円筒部141の内面の後
部側は肉厚が薄くなっていて軸方向と垂直方向で後方に
面するリング状の段差壁142が設けられている。ま
た、嵌め込み部材140の前端の内周縁には内方にわず
かに突出する押さえ部143が設けられている。
【0023】第1弁体120の前端部が嵌め込み部材1
40の短軸円筒部141の外面と第1流路部112の内
面との間のリング状の空隙に侵入しており、第1弁体1
20の前端部の内面が嵌め込み部材140の短軸円筒部
141外面を前進後退可能に摺動するようになってい
る。第1弁体120の軸方向略中央部には、フランジ部
122が周方向に突出して設けられている。フランジ部
122は第1流路部112の内面を前進後退可能に摺動
するようになっている。このフランジ部122と嵌め込
み部材140の後面との間には第1付勢手段としての第
1圧縮バネ150が介装されている。そのため、第1弁
体120は、常時は第1圧縮バネ150の付勢力によっ
て後退するようになっている。第1弁体120の後部に
は周方向にリング状溝123が設けられ、このリング状
溝123にはリング状の第1パッキン124が装着され
ている。第1弁体120が後退したときに第1パッキン
124は第1弁座114に当接して第2弁体130と協
同で第1流路部112を閉塞する。また、第1弁体12
0のフランジ部122のやや後方には、第1流路部11
2と第2流路部121とを連通させる第1連通部125
が穿設されている。更に、第1弁体120の後端部は内
方に向かって膨出し、第1の側1に向かって漸次拡径す
るテーパー状の第2弁座126が設けられている。ま
た、前部の内面側に嵌め込み部材140の短軸円筒部1
41の後端面と対向し軸方向と直交する平面のリング状
の段差壁127が設けられている。この段差壁127が
嵌め込み部材140の短軸円筒部141の後端面に突き
当たることにより、第1弁体120の前進が停止される
ようになっている。
【0024】第2弁体130の前端部が嵌め込み部材1
40の短軸円筒部141の内面を前進後退可能に摺動
し、押さえ部143に前端面が突き当たることで第2弁
体130の前進が停止されるようになっている。後部の
周方向に設けられたリング状溝131にはリング状の第
2パッキン132が装着されている。第2弁体が後退し
て第2パッキン132が第1弁体120の第2弁座12
6に当接すると、第2弁体130が第2流路部121を
閉塞するようになっている。第2弁体130のリング状
溝131の前方には、第2流路部121と第1の側1と
を常に連通させる第2連通部133の横孔133aが第
2弁体130を軸方向と直交する方向に貫通して設けら
れ、第2連通部133の軸孔133bが横孔133aと
前端面とを連通して設けられている。横孔133aが側
面に開口している箇所より前方に外形が大きくなるフラ
ンジ部134が設けられている。このフランジ部134
の外周面は、第1弁体120の内面を前進後退可能に摺
動するようになっている。フランジ部134の前壁と嵌
め込み部材140の段差壁142との間には第2付勢手
段としての第2圧縮バネ160が介装されている。その
ため、第2弁体130は、第2圧縮バネ160の付勢力
で、常時は後退するように付勢され、第2パッキン13
2は第2弁座126と当接するようになっている。ま
た、第2弁体130の後端部は第1弁体120の後端面
より突出しており、第1弁体130の後端面が平坦ある
いは中央部が窪んだ円形の押圧面135となっている。
【0025】第1弁体120は、図1に示す第1パッキ
ン124と第1弁座114が当接している後退限から段
差壁127が嵌め込み部材140の短軸円筒部141の
後端面に突き当たる前進限までの間で前進、後退可能に
なっている。また、第2弁体130は、図1に示す第2
パッキン132と第2弁座126が当接している後退限
から前端面が嵌め込み部材140の押さえ部143に突
き当たる前進限までの間で前進、後退可能になってい
る。第2弁体130の前進、後退のストロークは第1弁
体120より大きくなっており、第1弁体120の前進
が停止した位置より更に第2弁体130が前進するよう
になっている。
【0026】また、逆止弁本体110の外面にはネジ1
15が設けられ、気体封入装置の逆止弁取り付け孔11
に設けられたネジ12にフランジ111が封入壁10の
外面に当接するまでねじ込むことにより逆止弁取り付け
孔11に逆止弁100を取り付けることができる。ま
た、逆止弁本体110のフランジ111の下方にはリン
グ状溝116が設けられ、パッキン117を装着し、逆
止弁100と封入壁10との気体の漏れを防止できるよ
うになっている。封入壁10の第2の側2の逆止弁10
0の周囲には高圧気体を第1の側1内に導入する配管の
先端が装着、脱着可能に接続される円筒状の配管接続部
13が突設されている。
【0027】次に、本実施形態の逆止弁100の動作に
ついて図2及び図3を参照して説明する。図2は気体封
入装置の内部に高圧気体を逆止弁を介して導入している
場合を示す。図3は、気体封入装置の内部の高圧気体を
外部に放出している場合を示している。
【0028】気体封入装置の内部である第1の側1に大
気圧より高圧の高圧気体を導入する場合、図2に示すよ
うに、図示しないコンプレッサーのような高圧気体供給
源と接続されている配管20の先端を封入壁10に設け
られた配管接続部13に装着する。そして、図示しない
高圧気体供給源から高圧気体を第2の側2に供給する。
これにより、第1の側1と第2の側2との間に圧力差が
生じ、第2の側2の方の圧力が第1の側1より高くな
る。この圧力差により、図2に示すように、第1弁体1
20は第1圧縮バネ150の付勢力に抗して前進し、第
2弁体130も第2圧縮バネ160の付勢力に抗して前
進する。第1弁体120が前進すると、第1パッキン1
24と第1弁座114との間に隙間が生じる。また、第
2弁体130の前進のストロークが第1弁体120の前
進のストロークより長く、第2弁体130は、第1弁体
120の前進が停止しても更に前進するため、第1弁体
120と分離し、第2パッキン132と第2弁座126
との間に隙間が生じる。そのため、第1の側1と第2の
側2とは、第1パッキン124と第1弁座114の隙
間、第2パッキン132と第2弁座126の隙間、第1
流路部112、第1連通部125、第2流路部121、
第2連通部133を介して連通し、第2の側2の高圧気
体は圧力差で第1の側1の装置内部に導入される。
【0029】気体封入装置の内部の圧力が高くなり、第
1の側1と第2の側2との圧力差が少なくなると、第1
弁体120と第2弁体130とはそれぞれ第1圧縮バネ
150と第2圧縮バネ160の付勢力で後退し、第1流
路部112と第2流路部121が閉塞され、図1に示し
た状態に復帰する。その後、高圧配管20を配管接続部
13から脱着すると、第2の側2は大気圧に戻る。第1
弁体120と第2弁体130は第1の側1の高圧気体の
圧力で押圧され、第1パッキン124が第1弁座114
を強く押圧し、第2パッキン132が第2弁座126を
強く押圧するので、逆止弁100が第1の側1の高圧気
体の漏出を確実に防止することができる。
【0030】第1の側1の封入された高圧気体を放出さ
せて第1の側1を大気圧に戻す場合は、図3に示すよう
に、先端の径が第2弁体と同じぐらいで先端が丸まった
あるいは先端が尖った棒30を用いて、棒30の先端で
第2弁体130の押圧面135を押し、第2弁体130
を第2圧縮バネ160と第1の側1の高圧気体の圧力に
抗して強制的に前進させる。第2弁体130を前進させ
ると、第2パッキン132と第2弁座126との間に隙
間が生じさせることができる。これにより、高圧の第1
の側1は大気圧の第2の側2と第2連通部133、第2
流路部121、第2パッキン132と第2弁座126の
隙間を介して連通し、第1の側1の高圧気体は、第2の
側2へ放出され、減圧される。棒30で第2弁体130
を押すときは、第1弁体120を同時に押すようにして
も差し支えない。
【0031】また、第2の側2の圧力が第1の側1の圧
力より高くなったときは、第1圧縮バネ150と第2圧
縮バネ160の付勢力の選択により、第2の側2と第1
の側1との圧力差で第1弁体120と第2弁体130の
いずれか一方又は両方がこれらの第1圧縮バネ150と
第2圧縮バネ160の圧力に抗して前進し、第1の側1
と第2の側2とを連通させることができるため、第2の
側2の圧力調整弁としても機能する。
【0032】このように、本実施形態の逆止弁100
は、第1の側1に高圧気体を導入する導入路としての機
能と、第1の側1に導入された高圧気体の漏出を防止す
る機能とを有し、逆止弁として機能する。また、第1の
側1の高圧気体を簡単に放出させて減圧させる圧力開放
弁としての機能を兼備する。弁体が一つの逆止弁と比較
すると構造がやや複雑であるが、第1の側1へ高圧気体
を導入するときは、第1弁体120と第2弁体130が
共同して連通部を形成して広い連通面積を有するため、
高圧気体の導入速度が速くなる。また、第2弁体130
を押して強制的に前進させ、第1の側1の高圧気体を放
出させるときは、第2弁体130の面積が第1弁体12
0と比較して小さいため、第1の側1の高圧気体から受
ける圧力が少なく、少ない力で第2弁体130を押して
圧力を開放させることができる。高圧気体の圧力が高く
なればその圧力に抗して押す力も比例して大きくなるた
め、面積の大きな第1弁体120を押す場合と比較して
小さい力で第2弁体130を前進させることができるこ
とは高圧気体の圧力が高くなればなるほど有利である。
【0033】本実施形態の逆止弁は、逆止弁本体11
0、第1弁体120、第2弁体130、嵌め込み部材1
40を金属製で構成できるため、高圧に耐える構造とす
ることができ、工業的に用いることができる。
【0034】本発明の逆止弁を配管に用いる場合は、例
えば図4に示すような逆止弁本体を両端に管を接続でき
る継ぎ手に構成することで、逆止弁継ぎ手とすることが
できる。図4(a)に示す逆止弁継ぎ手210は、上述
した逆止弁100の逆止弁本体110の両端を延伸し、
第1の側に接続する方の端部外面にネジ211を設け、
第2の側に接続する方の端部外面の周方向にワンタッチ
継ぎ手に接続できるリング状突部212を設けた構造と
なっている。また、図4(b)に示す逆止弁継ぎ手22
0は、上述した逆止弁100の逆止弁本体110を円筒
型とし、両端にフランジ221を設けたフランジ継ぎ手
に構成されている。
【0035】本発明の逆止弁は、圧力気体を封入する緩
衝包装材、簡易座布団、エアーマット、風船玩具、タイ
ヤ等のプラスチックやゴムなどの汎用封入袋、高圧気体
を封入する工業的な気体封入装置等の通常の逆止弁と圧
力開放弁とを兼用する用途に用いることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の逆止弁は、高圧の気体の封入が
可能であり、工業的な用途に用いることが可能であると
共に、内部の高圧気体を放出させる圧力開放弁を兼用す
る。
【0037】また、本発明の逆止弁継ぎ手は、かかる逆
止弁を配管に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆止弁の一実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示した逆止弁の高圧気体導入動作を示す
断面図である。
【図3】図1に示した逆止弁の高圧気体放出動作を示す
断面図である。
【図4】(a)、(b)は本発明の逆止弁継ぎ手の外観
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 第1の側(装置内部) 2 第2の側(装置外部) 10 封入壁 11 逆止弁取り付け孔 13 配管接続部 20 配管 30 棒 100 逆止弁 110 逆止弁本体 111 フランジ 112 第1流路部 114 第1弁座 120 第1弁体 121 第2流路部 122 フランジ部 124 第1パッキン 125 第1連通部 126 第2弁座 130 第2弁体 132 第2パッキン 133 第2連通部 134 フランジ部 140 嵌め込み部材 150 第1圧縮バネ 160 第2圧縮バネ 210 逆止弁継ぎ手 220 逆止弁継ぎ手

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の側と第2の側とを連通させる第1
    流路部を備える逆止弁本体と、 前記第1流路部内に前記第1流路部を開放、閉塞可能に
    配置され、前記第1の側と前記第2の側とを連通させる
    第2流路部を備え、前記第1の側の圧力が前記第2の側
    の圧力より高いときに前記第1流路部を閉塞し、前記第
    2の側の圧力が前記第1の側の圧力より高いときに前記
    第1流路部を開放する第1弁体と、 前記第2流路部内に前記第2流路部を開放、閉塞可能に
    配置され、前記第1の側の圧力が前記第2の側の圧力よ
    り高いときに前記第2流路部を閉塞し、前記第2流路部
    を閉塞しているときに前記第2の側からの作用力により
    前記第2流路部を開放する第2弁体とを備えることを特
    徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 第1の側と第2の側とを連通させる第1
    流路部を備え、前記第1流路部に第1弁座を有する逆止
    弁本体と、 前記第1流路部内に前進及び後退可能に配置され、前記
    第1の側と前記第2の側とを連通させる第2流路部を備
    え、前記第2流路部に第2弁座を有し、前進したときに
    前記第1流路部を開放し、後退したときに前記第1弁座
    に当接して前記第1流路部を閉塞する第1弁体と、 前記第2流路部内に前進及び後退可能に配置され、前進
    したときに前記第2流路部を開放し、後退したときに前
    記第2弁座と当接して前記第2流路部を閉塞し、後端に
    押圧することにより前進させることができる押圧面を備
    える第2弁体と、 前記第1弁体を後退させるように付勢する第1付勢手段
    と、 前記第2弁体を後退させるように付勢する第2付勢手段
    とを有することを特徴とする逆止弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の逆止弁において、 前記第2弁体が、前記第2の側の圧力が前記第1の側の
    圧力より高いときに前記第2流路部を開放することを特
    徴とする逆止弁。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の逆止弁における前記逆止
    弁本体が、管継ぎ手に構成されていることを特徴とする
    逆止弁継ぎ手。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の逆止弁における前記逆止
    弁本体が、管継ぎ手に構成されていることを特徴とする
    逆止弁継ぎ手。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の逆止弁における前記逆止
    弁本体が、管継ぎ手に構成されていることを特徴とする
    逆止弁継ぎ手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052076A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Robert Bosch Gmbh 液圧制御式のリザーブチャンバ弁および液圧式の車両ブレーキ装置
JP2015212553A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 日本電産トーソク株式会社 電磁弁装置
JP2016161124A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 株式会社ネリキ 容器バルブ、圧力検出治具、圧力検出ユニット、流体充填治具、及び流体充填ユニット

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