JP2002098143A - リニアガイド - Google Patents

リニアガイド

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JP2002098143A
JP2002098143A JP2000289280A JP2000289280A JP2002098143A JP 2002098143 A JP2002098143 A JP 2002098143A JP 2000289280 A JP2000289280 A JP 2000289280A JP 2000289280 A JP2000289280 A JP 2000289280A JP 2002098143 A JP2002098143 A JP 2002098143A
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JP
Japan
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guide rail
seal
rolling element
bearing
lip
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Application number
JP2000289280A
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English (en)
Inventor
Soichiro Kato
総一郎 加藤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
    • F16C29/086Seals being essentially U-shaped, e.g. for a U-shaped carriage

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】リニアガイドにおいて、シール性能を高く保持
しながらベアリングの送り精度を良好にする。 【解決手段】シール4のリップ43の先端部43aを、
少なくとも案内レールの上面(取付け孔が形成されてい
る面)と接触する部分については、案内レールとシール
4との締め代δよりも大きな曲率半径の曲面にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアガイドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、リニアガイドは、案
内レール1とベアリング2と転動体3とシール4とで構
成される。案内レール1は、長手方向に平行に延びる転
動体溝11を両側面1aに有する。ベアリング2は、案
内レール1に跨がるように係合され、ベアリング2の両
内側面2aが案内レール1の両側面1aに対向配置され
る。ベアリング2の両内側面2aに、案内レール1の転
動体溝11と対向する転動体溝12が形成されている。
シール4は、案内レール1とベアリング2との隙間を塞
ぐために、ベアリング2の案内レール方向両端に取り付
けられている。
【0003】また、ベアリング2は、本体2Aと案内レ
ール方向両端部に固定されるエンドキャップとで構成さ
れ、シール4はこのエンドキャップを介して、ネジ5に
よりベアリング2に取り付けられている。図1の破断面
は、シール4とエンドキャップの両方が破断された面を
示している。そして、両転動体溝11,12で形成され
る転動路を、転動体3が転がることによって、ベアリン
グ2が案内レール1に沿ってスライドするようになって
いる。また、本体2A内部の外側面側に設けた戻し路2
2とエンドキャップに設けた湾曲路とにより、転動体の
循環路が形成されている。
【0004】このリニアガイドは、案内レール1をベッ
ド等の固定側部材に固定し、ベアリング2の上側にテー
ブル等の移動側部材を固定して使用される。そのため、
案内レール1には厚さ方向に貫通する取付け孔H1が形
成され、ベアリング2の本体2Aには、上面から厚さ方
向に所定深さまで延びる取付け孔H2が形成されてい
る。
【0005】従来のシール4の一例を図2および4に示
す。図4は図2のA−A線断面図に相当する。図4の二
点鎖線Lは、案内レール1の上面位置を示す。このシー
ル4は、金属製の芯金41とゴム製の弾性部材42とか
らなり、弾性部材42の一部としてリップ43が形成さ
れている。このリップ43の先端部43aは、案内レー
ル1に対して締め代δとなる寸法で形成されている。ま
た、この先端部43aは、面圧を高くしてシール性を高
くするために、尖った形状にしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のシール4を
有するリニアガイドについて、使用状態で案内レール1
とシール4との間に生じる摩擦力を測定したところ、図
7に示すように、シール4が案内レール1の取付け孔H
1を通過する際に(図7のB点で)、摩擦力が著しく大
きくなってベアリングの送り精度が低下することが分か
った。
【0007】本発明は、このような従来のリニアガイド
の問題点に着目してなされたものであり、シール性能を
高く保持しながらベアリングの送り精度を良好にするこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、長手方向に延びる転動体溝を有する案内
レールと、この案内レールに跨がるように係合され、且
つ内面に前記転動体溝と対向する転動体溝を有するベア
リングと、ベアリングの案内レール方向両端部に取り付
けられて案内レールとベアリングとの隙間を塞ぐシール
と、転動体と、で構成され、案内レールには厚さ方向に
貫通する取付け孔が形成され、対向する転動体溝で形成
される転動路を転動体が転がることによってベアリング
が案内レールに沿ってスライドするリニアガイドにおい
て、前記シールのリップの先端部は、少なくとも案内レ
ールの前記取付け孔が形成されている面と接触する部分
が、案内レールとシールとの締め代よりも大きな曲率半
径の曲面になっていることを特徴とするリニアガイドを
提供する。
【0009】リニアガイドでは、シールのリップの先端
部が案内レールに対して締め代となる寸法で形成されて
いることから、シールが案内レールの取付け孔を通過す
る際には、リップの先端部が取付け孔に落ち込む時点お
よび取付け孔から抜け出る時点で、ベアリングに生じる
摩擦力が大きくなるが、本発明のリニアガイドによれ
ば、リップの先端部の前記部分を前記構成とすることに
より、前記各時点でベアリングに生じる摩擦力が著しく
大きくなることが防止される。その結果、前記部分が尖
った形状となっている従来のリニアガイドと比較して、
ベアリングの送り精度が良好になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図2はこの実施形態のリニアガイドのシール
を示す正面図であり、図3は図2のA−A線断面図であ
る。この実施形態のリニアガイドは、対向する転動体溝
からなる転動体路を2対4列有する構造であり、図1の
リニアガイドの対向する転動体溝11,12より上の角
部に転動体路がもう一対形成されている。また、シール
4のリップ43の構造は従来技術で説明した構造と異な
る。その他の点は図1のリニアガイドと同じである。
【0011】シール4のリップ43は、図2に示すよう
に、:案内レールの上面(取付け孔H1が形成されて
いる面)と接触する部分、,:案内レール1の転動
体溝11に接触する部分、:〜以外の部分に分け
ることができる。第1の実施形態のシール4は、リップ
43の先端部43aを、の部分についてのみ、図3に
示すように、案内レール1とシール4との締め代δより
も大きな曲率半径の曲面にしてある。図3の二点鎖線L
は案内レール1の上面位置を示す。〜の部分につい
ては、従来技術の説明で使用した図4と同様に、尖った
形状にしてある。
【0012】第2の実施形態のシール4は、リップ43
の先端部43aを、の部分について、図3に示すよ
うに、案内レール1とシール4との締め代δよりも大き
な曲率半径の曲面にしてある。との部分について
は、従来技術の説明で使用した図4と同様に、尖った形
状にしてある。第3の実施形態のシール4は、リップ4
3の先端部43aを、〜の全ての部分について、図
3に示すように、案内レール1とシール4との締め代δ
よりも大きな曲率半径の曲面にしてある。先端部43a
の曲率半径は〜の全ての部分で同じであってもよい
し、異なっていてもよい。異なる場合、〜内での先
端部43aの曲率半径の大きさの順位は特に限定されな
い。
【0013】第1〜第3の実施形態によれば、シール性
能を高く保持しながらベアリングの送り精度を良好にす
ることができる。シール性能保持の点からは、これらの
実施形態のうち第1実施形態の構成が最も好ましく、第
2実施形態の構成が次に好ましい。ベアリングの送り精
度の点からは、これらの実施形態のうち第3実施形態の
構成が最も好ましく、第2実施形態の構成が次に好まし
い。
【0014】本発明が適用できるシールの形状は特に限
定されず、例えば図5および図6に示すような形状であ
ってもよい。本発明はまた、図1に示すように案内レー
ルの両側面に転動体溝を1列ずつ有する場合や、転動体
溝が案内レールの左右で非対称の場合にも適用できる。
図5の場合には、シール4のリップ43を、:案内レ
ールの上面(取付け孔H1が形成されている面)と接触
する部分、:案内レールの転動体溝に接触する部分、
:と以外の部分に分けることができる。これらの
うち少なくともの部分について、図5(b)に示すよ
うに、案内レール1とシール4との締め代δよりも大き
な曲率半径の曲面にする。およびについては、図5
(c)に示すように尖った形状にしてもよい。
【0015】図6は、シール4のリップ43が多段形状
である場合であって、この場合にもリップ43の先端部
43aを、案内レール1とシール4との締め代δよりも
大きな曲率半径の曲面にする。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリニアガ
イドによれば、シール性能を高く保持しながらベアリン
グの送り精度を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リニアガイドの一例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態に相当するリニアガイドのシ
ールを示す正面図である。
【図3】本発明の実施形態における図2のA−A線断面
図である。
【図4】従来のシールにおける図2のA−A線断面図で
ある。
【図5】本発明の実施形態に相当するリニアガイドのシ
ールを示す正面図(a)と、断面図(b,c)である。
【図6】リップが多段形状であるシールを示す断面図で
ある。
【図7】リニアガイドの案内レールとシールとの間に生
じる摩擦力を測定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 案内レール 1a 案内レールの側面 2 ベアリング 2A ベアリングの本体 2a ベアリングの内側面 3 転動体 4 シール 5 ネジ 11 転動体溝 12 転動体溝 22 戻し路 41 シールの芯金 42 シールの弾性部材 43 リップ 43a リップの先端部 L 案内レールの上面位置を示す線 δ 案内レールとシールとの締め代

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びる転動体溝を有する案内
    レールと、この案内レールに跨がるように係合され、且
    つ内面に前記転動体溝と対向する転動体溝を有するベア
    リングと、ベアリングの案内レール方向両端部に取り付
    けられて案内レールとベアリングとの隙間を塞ぐシール
    と、転動体と、で構成され、案内レールには厚さ方向に
    貫通する取付け孔が形成され、対向する転動体溝で形成
    される転動路を転動体が転がることによってベアリング
    が案内レールに沿ってスライドするリニアガイドにおい
    て、 前記シールのリップの先端部は、少なくとも案内レール
    の前記取付け孔が形成されている面と接触する部分が、
    案内レールとシールとの締め代よりも大きな曲率半径の
    曲面になっていることを特徴とするリニアガイド。
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