JP2002097992A - エンジンの気筒判別装置 - Google Patents
エンジンの気筒判別装置Info
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Abstract
の何れにノイズ混入や信号瞬断が発生した場合において
も、より確実性の高い気筒を燃料噴射や点火の対象とし
てエンジンの不具合を未然に防止する。 【解決手段】 気筒判別部51でクランク角センサ信号
間のカム角センサ信号の個数に応じて気筒判別を行な
い、気筒推定部52で各気筒の燃焼行程順に基づいて今
回の気筒判別結果から次の気筒を推定する。また、グル
ープ判別部54でクランク角センサ信号の信号間隔の変
化から気筒グループを判別し、グループ推定部55で各
気筒の燃焼行程順に基づいて今回のグループ判別結果か
ら次の気筒グループを推定する。そして、気筒判別異常
判定部53で、気筒判別結果の異常を判定すると共にグ
ループ判別異常判定部56でグループ判別結果の異常を
判定し、気筒確定部57で、気筒判別結果の異常の有無
及びグループ判別結果の異常の有無に応じて制御気筒を
確定する。
Description
入や信号瞬断に対しても、より確実性の高い気筒を制御
対象気筒とするエンジンの気筒判別装置に関する。
筒に対応して点火時期や燃料噴射の制御タイミングを決
定しており、クランク軸に対して設置したセンサからの
クランク角に対応する信号と、カム軸に対して設置した
センサからの気筒判別信号との2系統の信号を処理して
気筒を判別している。この気筒判別に際しては、誤判別
による誤った気筒への燃料噴射や点火を防止する対策が
重要であり、このため、従来から種々の提案がなされて
いる。
には、各気筒の行程位相差毎の気筒判別信号に基づく前
回の気筒判別結果から今回の気筒判別結果を予測し、予
測した気筒判別結果と気筒判別信号に基づく気筒判別結
果とを比較し、両者が異なるときには、予測した結果を
今回の気筒判別結果とすることで、気筒判別信号にノイ
ズが重畳しても誤った気筒への燃料噴射や点火を回避す
る技術が開示されている。
先行技術では、気筒判別信号にノイズが混入した場合に
は、正しい気筒判別を維持できるものの、各気筒の行程
位相差毎に出力される基準信号(クランク角に対応した
信号)にノイズが混入したり、瞬断による基準信号の信
号抜けが発生したような場合には、気筒の推定に誤りを
生じる可能性があり、誤った気筒に対して燃料噴射や点
火を行なう虞がある。
で、クランク角に対応した信号及び気筒判別信号の何れ
にノイズ混入や信号瞬断が発生した場合においても、よ
り確実性の高い気筒を燃料噴射や点火の対象としてエン
ジンの不具合を未然に防止することのできるエンジンの
気筒判別装置を提供することを目的としている。
め、請求項1記載の発明は、エンジンのクランク角に対
応した信号と、該信号間で気筒グループを識別するため
の追加信号とを発生する第1の信号発生手段と、上記第
1の信号発生手段で発生する信号間で、気筒に対応した
気筒判別信号を発生する第2の信号発生手段と、上記第
1の信号発生手段の信号間における上記気筒判別信号の
状態に基づいて気筒を判別する気筒判別手段と、上記エ
ンジンの燃焼行程順に基づいて、上記気筒判別手段で判
別した気筒の次の気筒を推定する気筒推定手段と、上記
第1の信号発生手段で発生する信号の信号間隔の変化に
基づいて上記気筒グループを判別するグループ判別手段
と、上記エンジンの燃焼行程順に基づいて、上記グルー
プ判別手段で判別した気筒グループの次の気筒グループ
を推定するグループ推定手段と、上記気筒推定手段で推
定した前回の気筒推定結果と、上記気筒判別手段で判別
した今回の気筒判別結果とから気筒判別結果の異常を判
定する気筒判別異常判定手段と、上記グループ推定手段
で推定した前回の気筒グループ推定結果と、上記グルー
プ判別手段で判別した今回の気筒グループ判別結果とか
ら気筒グループ判別結果の異常を判定するグループ判別
異常判定手段と、上記気筒判別異常判定手段の判定結果
と上記グループ判別異常判定手段の判定結果とに基づい
て制御対象とする気筒を確定する気筒確定手段とを備え
たことを特徴とする。
明において、上記気筒確定手段は、上記グループ判別異
常判定手段の判定結果が正常である場合、上記気筒判別
異常判定手段の判定結果に応じて、上記気筒判別手段で
判別した今回の気筒と上記気筒推定手段で前回推定した
今回の気筒とから制御対象とする気筒を選択的に確定す
ることを特徴とする。
項2記載の発明において、上記気筒確定手段は、上記気
筒判別異常判定手段の判定結果と上記グループ判別異常
判定手段の判定結果とが共に異常の場合、或いは上記グ
ループ判別異常判定手段の判定結果が異常の場合、上記
気筒判別手段の判別結果及び上記グループ判別手段の判
別結果を初期化することを特徴とする。
のいずれか一に記載の発明において、上記気筒確定手段
は、上記気筒判別異常判定手段による判定結果が異常の
場合、異常判定結果が連続して設定回数に達するまでは
上記気筒推定手段で前回推定した今回の気筒を制御対象
とする気筒として確定し、異常判定結果が連続して設定
回数以上となった場合、上記気筒判別手段で判別した今
回の気筒を制御対象とする気筒として確定、或いは上記
気筒判別手段の判別結果及び上記グループ判別手段の判
別結果を初期化することを特徴とする。
ンのクランク角に対応した信号と該信号間で気筒グルー
プを識別するための追加信号とからなる信号列の信号間
における気筒判別信号の状態に基づいて気筒を判別し、
判別した気筒の次の気筒をエンジンの燃焼行程順に基づ
いて推定する。また、エンジンのクランク角に対応した
信号と該信号間で気筒グループを識別するための追加信
号とからなる信号列における信号間隔の変化に基づいて
気筒グループを判別し、判別した気筒グループの次の気
筒グループをエンジンの燃焼行程順に基づいて推定す
る。そして、前回の気筒推定結果と今回の気筒判別結果
とから気筒判別結果の異常を判定すると共に、前回の気
筒グループの推定結果と今回の気筒グループの判別結果
とから気筒グループの判別結果の異常を判定し、これら
の判定結果に基づいて制御対象とする気筒を確定する。
ープの判別結果が正常である場合、気筒判別結果の異常
の有無に応じ、今回判別した気筒と前回推定した今回の
気筒とから制御対象とする気筒を選択的に確定する。
ループ判別結果とが共に異常の場合、或いはグループ判
別結果が異常の場合、気筒判別結果及びグループ判別結
果を初期化する。
常の場合、異常が連続して設定回数に達するまでは前回
推定した今回の気筒を制御対象とする気筒として確定
し、異常が連続して設定回数以上となった場合、今回の
気筒を制御対象とする気筒として確定、或いは気筒判別
結果及びグループ判別結果を初期化する。
施の形態を説明する。図1〜図9は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1はエンジン制御系の全体図、図2は
クランクロータとクランク角センサの正面図、図3はカ
ムロータとカム角センサの正面図、図4はクランク角セ
ンサ信号とカム角センサ信号との関係を示すタイムチャ
ート、図5は気筒判別に係わる機能ブロック図、図6は
気筒判別・推定ルーチンのフローチャート、図7はカム
角センサ信号数計測ルーチンのフローチャート、図8は
グループ判別・推定ルーチンのフローチャート、図9は
気筒確定ルーチンのフローチャートである。
おいては、直列4気筒型自然吸気式エンジン)であり、
このエンジン1のシリンダヘッド2に形成された各吸気
ポート2aにインテークマニホルド3が連通されてい
る。インテークマニホルド3には、各気筒の吸気通路が
集合するエアチャンバ4を介して吸気管5が連通され、
吸気管5の吸入空気取入れ口側に、エアクリーナ6が取
付けられている。
取付けられ、このスロットルボディ7の吸気通路にスロ
ットル弁8が介装されている。スロットルボディ7に
は、スロットル弁8の上流側と下流側とを連通するバイ
パス通路が形成されており、このバイパス通路に、冷却
水温が低いとき開弁し、エンジン冷態始動時及び暖機運
転中に必要な量の空気をスロットル弁8をバイパスさせ
て燃焼室に供給してファーストアイドル制御を行なうた
めのサーモエアバルブ9が介装されている。
各吸気ポート2a直上流側にインジェクタ10が臨まさ
れ、デリバリパイプ11に連通されている。デリバリパ
イプ11には、プレッシャレギュレータ12が取付けら
れており、図示しない燃料ポンプによって燃料供給ライ
ン13からデリバリパイプ11内に圧送される燃料がプ
レッシャレギュレータ12で調圧されて燃料リターンラ
イン14から燃料タンク15に戻され、デリバリパイプ
11内の燃料圧力すなわちインジェクタ10への燃料供
給圧力が設定圧力に調圧される。
生した蒸発燃料を吸気系にパージするため、その上部か
らパージ通路16が延出され、万一の車両横転による燃
料漏れを防止するためのロールオーババルブ17及び2
ウェイバルブ18を経て活性炭等からなる吸着部を備え
たキャニスタ19に連通されている。パージ通路16の
キャニスタ19下流側は、チェックバルブ20を介して
スロットルボディ7の吸気通路(スロットル弁8が全閉
状態でスロットル弁8の直下流位置)に連通されてい
る。
ブローバイガス通路21がシリンダヘッド2から延出さ
れ、エアクリーナ6の直上流側に連通されている。シリ
ンダヘッド2には、各気筒毎に、その放電電極部を燃焼
室に露呈する点火プラグ22が配設されている。本形態
のエンジン1では、同一の気筒グループに属する2つの
気筒に対して1つの点火コイルを設置する同時点火方式
を採用しており、#1,#4気筒を#1グループ、#
2,#3気筒を#2グループとして、各グループ毎にイ
グナイタを内蔵する点火コイル23が備えられ、点火プ
ラグ22に接続されている。更に、シリンダヘッド2の
各排気ポート2bに連通するエグゾーストマニホルド2
4の合流部に、触媒コンバータ25が介装され、図示し
ない排気管に連通されている。
等からなる電子制御装置(ECU)である。ECU50
は、内部のメモリに記憶されている制御プログラムに従
って、センサ類で検出した運転状態に基づいてインジェ
クタ10や点火コイル23に内蔵されるイグナイタ等の
アクチュエータ類に対する制御量を演算し、燃料噴射制
御、点火時期制御等のエンジン制御を行う。
は、エアチャンバ4に、スロットル弁8下流の吸気管圧
力を絶対圧で検出する吸気管圧力センサ30がフィルタ
31を介して取付けられ、シリンダヘッド2に設けられ
た冷却水通路2cに冷却水温センサ32が臨まされてい
る。また、触媒コンバータ25の直上流側には、O2セ
ンサ33が配設されている。
するクランクロータ34の外周に、ホール素子等の磁気
センサからなるクランク角センサ35が対設されてい
る。更に、クランク軸1aに対して1/2回転するカム
軸1bに軸着するカムロータ36の外周に、ホール素子
等の磁気センサからなるカム角センサ37が対設されて
いる。尚、クランクロータ34及びクランク角センサ3
5によって本発明の第1の信号発生手段が構成され、カ
ムロータ36及びカム角センサ37によって本発明の第
2の信号発生手段が構成される。
に、その外周に2個の凹部34aと1個の凹部34bが
形成されている。本形態では、凹部34aが各気筒(#
1,#4気筒と#2,#3気筒)のBTDC(圧縮上死
点前)65°〜BTDC15°に対応して配設され、凹
部34bが#1グループ(#1,#4気筒)のATDC
(圧縮上死点後)0°〜ATDC20°に対応して配設
されている。尚、以下、クランク角の表示として、BT
DCをB、ATDCをAで表すと共に角度の単位記号”
°”を省略して略記(例えば、BTDC65°はB6
5、ATDC20°はA20)する。
には、4個の凹部36a、2個の凹部36b、3個の凹
部36c、1個の凹部36dが形成されている。本形態
では、4個の凹部36aが#1気筒のB205〜B19
0、B175〜B160、B145〜B130、B11
5〜B100に対応して配設され、2個の凹部36bが
#2気筒のB145〜B130、B115〜B100に
対応して配設されている。更に、3個の凹部36cが#
4気筒のB175〜B160、B145〜B130、B
115〜B100に対応して配設され、1個の凹部36
dが#3気筒のB115〜B100に対応して配設され
ている。
a及びカム軸1bが回転してクランクロータ34及びカ
ムロータ36が回転すると、クランクロータ34の各凹
部34a、34bがクランク角センサ35で検出され、
カムロータ36の各凹部36a,36b,36c,36
dがカム角センサ37で検出される。本形態では、クラ
ンク角センサ35でクランクロータ34の凹部34a、
34bを検出したとき、ハイレベルのパルス信号CRが
出力され、カム角センサ37でカムロータ36の凹部3
6a,36b,36c,36dを検出したとき、ハイレ
ベルのパルス信号CAMが出力される。
うに、クランク角センサ35からは、各気筒のB65〜
B15に対応するパルス幅の信号、#1,#4気筒のA
0〜A20に対応するパルス幅の信号が出力される。こ
のA0〜A20に対応するパルス幅の信号は、気筒グル
ープを判別するための追加的な信号である。また、カム
角センサ37からは、#1気筒のB205〜B190に
対応するパルス幅、B175〜B160に対応するパル
ス幅、B145〜B130に対応するパルス幅、B11
5〜B100に対応するパルス幅の4個の信号、#2気
筒のB145〜B130に対応するパルス幅、B115
〜B100に対応するパルス幅の2個の信号、#4気筒
のB175〜B160に対応するパルス幅、B145〜
B130に対応するパルス幅、B115〜B100に対
応するパルス幅の3個の信号、#3気筒のB115〜B
100に対応するパルス幅の1個の信号が出力される。
35から出力されるパルス信号の入力間隔時間に基づい
てエンジン回転数を算出すると共に、クランク角センサ
35からのパルス信号、及びカム角センサ37からのパ
ルス信号に基づいて燃料噴射対象気筒や点火対象気筒を
気筒判別し、また、クランク角センサ35から出力され
るグループ判別用のパルス信号を識別して気筒グループ
を判別する。同時に、気筒判別結果から次の気筒を推定
すると共にグループ判別結果から次の気筒グループを推
定し、気筒判別結果、グループ判別結果、気筒推定結
果、グループ推定結果に基づいて異常の有無を調べ、点
火或いは燃料噴射の制御対象とする気筒(制御気筒)を
確定する。
5に示すように、気筒判別部(気筒判別手段)51、気
筒推定部(気筒推定手段)52、気筒判別異常判定部
(気筒判別異常判定手段)53、グループ判別部(グル
ープ判別手段)54、グループ推定部(グループ推定手
段)55、グループ判別異常判定部(グループ判別異常
判定手段)56、気筒確定部(気筒確定手段)57によ
って代表される。
からのパルス信号の前回の立ち上がりエッジから今回の
立ち上がりエッジまでに入力されるカム角センサ37か
らのパルス信号の個数をチェックし、その個数に応じて
気筒判別(クランク角を含む)を行なう。すなわち、図
4のタイムチャートに示すように、クランク角センサ3
5からのパルス信号CRの前回の立ち上がりエッジから
今回の立ち上がりエッジまでに入力されるカム角センサ
37からのパルス信号CAMの個数を調べることによ
り、今回入力されたクランク角センサ35のパルス信号
CRの立ち上がりエッジが何れの気筒のB65に対応す
る立ち上がりエッジであるかを識別することができ、以
下に示すように気筒判別結果を得る。 CAM 判別気筒及びクランク角 1個 #3気筒のB65 2個 #2気筒のB65 3個 #4気筒のB65 4個 #1気筒のB65
基づいて、今回の気筒判別結果から次の気筒を推定す
る。本形態においては、各気筒の燃焼行程順は、以下の
示す順であり、従って、今回判別した気筒が#1気筒で
ある場合には次の気筒は#3気筒、今回判別した気筒が
#3気筒である場合には次の気筒は#4気筒、今回判別
した気筒が#4気筒である場合には次の気筒は#2気
筒、今回判別した気筒が#2気筒である場合には次の気
筒は#1気筒であると推定する。
気筒推定結果と今回の気筒判別結果とを比較し、異常の
有無を判定する。すなわち、前回の気筒推定結果と今回
の気筒判別結果とが一致している場合、気筒判別は正常
であると判定し、両者が一致しない場合には、ノイズの
混入によってカム角センサ37の入力信号数を誤計数す
る等して前回或いは今回の気筒判別に誤判別を生じ、気
筒判別結果が異常であると判定する。
35から出力されるパルス信号間隔の変化から追加的な
グループ判別用のパルス信号を識別し、気筒グループ
(クランク角を含む)を判別する。図4のタイムチャー
トに示すように、グループ判別用のパルス信号は、#1
グループ(#1,#4気筒)のA0〜A20に対応して
出力されるため、パルス信号間隔として、前前回の入力
信号の立ち下がりエッジから前回の入力信号の立ち下が
りエッジまでの間隔と、前回の入力信号の立ち下がりエ
ッジから今回の入力信号の立ち下がりエッジまでの間隔
とを比較することにより、通常のB65〜B15のパル
ス信号と、グループ判別用のA0〜A20のパルス信号
とを識別することができる。すなわち、クランク角セン
サ35の信号の立ち下がりエッジは、#1グループ(#
1,#4気筒)のB15,A20、#2グループ(#
2,#3気筒)のB15の3種類であり、エッジ間隔が
急激に広がった場合には#2グループのB15に対応す
る立ち下がりエッジ、エッジ間隔が急激に小さくなった
場合には#1グループのA20に対応する立ち下がりエ
ッジ、それ以外では#1グループのB15に対応する立
ち下がりエッジであると識別する。
同様、各気筒の燃焼行程順に基づいて、今回のグループ
判別結果から次の気筒グループを推定する。すなわち、
図4のタイムチャートから明らかなように、クランク角
センサ35の信号の立ち下がりエッジに着目すると、気
筒グループ順は、以下の順であり、今回判別した気筒グ
ループが#1グループのA20である場合には次の気筒
グループは#2グループのB15、今回判別した気筒グ
ループが#2グループのB15である場合には次の気筒
グループは#1グループのB15、今回判別した気筒グ
ループが#1グループのB15である場合には次の気筒
グループは同じグループ(#1グループ)のA20であ
ると推定する。
ループ推定結果と今回のグループ判別結果とを比較し、
異常の有無を判定する。すなわち、前回のグループ推定
結果と今回のグループ判別結果とが一致している場合、
グループ判別は正常であると判定し、両者が一致しない
場合には、クランク角センサ35からの信号にノイズ等
が混入して前回或いは今回のグループ判別に誤判別を生
じ、グループ判別結果が異常であると判定する。
3からの気筒判別における異常の有無、グループ判別異
常判定部56からのグループ判別における異常の有無に
応じ、気筒判別部51による気筒判別結果、気筒推定部
52による気筒推定結果、グループ判別部54によるグ
ループ判別結果、グループ推定部55によるグループ推
定結果に基づいて制御気筒を確定する。本形態において
は、同一の気筒グループに属する2つの気筒に対して1
つの点火コイルを設置する同時点火方式を採用している
ため、気筒グループの判別が正しく行なわれていれば、
誤った気筒に対して点火を行なうことはなく、万一、誤
った気筒に対して燃料噴射を行なってもトルクショック
や応答性の悪化を招くものの、エンジン1に重大な不具
合を招くことはない。
果が正常である場合には、気筒判別部51で判別された
気筒を制御気筒とするが、グループ判別結果のみが正常
で気筒判別結果が異常である場合には、気筒推定部52
で推定した気筒に対して燃料噴射を行なうと共に、グル
ープ判別部54で判別した気筒グループに対して点火を
行なう。また、気筒判別結果が設定回数(例えば、3
回)連続して異常の場合、或いは、グループ判別結果が
異常の場合には、一旦、気筒判別及びグループ判別の判
定を取り消して点火及び燃料噴射を休止すると共に、気
筒判別部51、グループ判別部54に指示し、次からの
クランク角センサ35及びカム角センサ37からの信号
に基づいて新たに気筒判別及びグループ判別をやり直さ
せる。
確定に係る処理について、図6〜図9に示すフローチャ
ートを用いて説明する。
ンク角センサ35から出力されるパルス信号CRの立ち
上がりエッジで割込み実行される気筒判別・推定ルーチ
ンであり、先ず、ステップS001でカウント値CAM
CNTが1であるか否かを調べる。このカウント値CA
MCNTは、カム角センサ37からの信号CAMの入力
数を計数するものであり、カム角センサ37からの信号
入力毎に割込み実行される図7のカム角センサ信号数計
測ルーチンによってカウントアップされる。すなわち、
カム角センサ37からの信号入力毎に、カム角センサ信
号数計測ルーチンのステップS015でカウント値CA
MCNTをカウントアップして(CAMCNT←CAM
CNT+1)ルーチンを抜ける処理が繰り返される。
ように、気筒判別・推定ルーチンにおいて、1回の気筒
判別・気筒推定が終了する毎に0にクリアされる。すな
わち、カウント値CAMCNTは、クランク角センサ3
5から出力されるパルス信号CRの立ち上がりエッジ間
でカウントされ、1回の気筒判別・推定毎にクリアされ
る。
01において、カウント値CAMCNTの値がCAMC
NT=1の場合には、ステップS005へ進み、今回の
入力信号の立ち上がりエッジは、#3気筒のB65に対
応する立ち上がりエッジであると判定する。次に、ステ
ップS006へ進み、今回の気筒判別結果(#3気筒)
に基づいて次の気筒を#4気筒と推定する。次回気筒の
推定は、以下に示すように、今回判別した気筒に対する
次の気筒を、燃焼行程順に基づいて予めテーブルに格納
しておき、このテーブルを参照して次の気筒を推定す
る。そして、ステップS013へ進んで、次回の判定の
ためにカウント値CAMCNTを0に初期化し(CAM
CNT←0)、ルーチンを抜ける。
CNT≠1の場合には、ステップS001からステップ
S002へ進み、カウント値CAMCNTが2か否かを
調べる。その結果、CAMCNT≠2の場合にはステッ
プS003へ進み、CAMCNT=2の場合、ステップ
S007へ進んで、今回の入力信号の立ち上がりエッジ
は#2気筒のB65に対応する立ち上がりエッジである
と判別し、ステップS008で、今回の気筒判別結果で
ある#2気筒に基づいてテーブルを参照して、次の気筒
を#1気筒と推定する。そして、前述のステップS01
3でカウント値CAMCNTを初期化してルーチンを抜
ける。
へ進んだ場合には、ステップS003でカウント値CA
MCNTが3か否かを調べる。そして、CAMCNT=
3の場合、ステップS009へ進んで、今回の入力信号
の立ち上がりエッジは#4気筒のB65に対応する立ち
上がりエッジであると判別し、ステップS010で、今
回の気筒判別結果である#4気筒に基づいてテーブルを
参照して次の気筒を#2気筒と推定する。そして、前述
のステップS013でカウント値CAMCNTを初期化
してルーチンを抜ける。
NT≠3の場合には、ステップS004へ進み、カウン
ト値CAMCNTが4か否かを調べる。そして、CAM
CNT≠4の場合、そのままステップS013へ進んで
カウント値CAMCNTを初期化してルーチンを抜け、
CAMCNT=4の場合、ステップS011で、今回の
入力信号の立ち上がりエッジは#1気筒のB65に対応
する立ち上がりエッジであると判別し、ステップS01
2で、今回の気筒判別結果である#1気筒に基づいてテ
ーブルを参照して次の気筒を#3気筒と推定する。そし
て、前述のステップS013でカウント値CAMCNT
を初期化してルーチンを抜ける。
るパルス信号CRの立ち下がりエッジで図8のグループ
判別・推定ルーチンが割込み実行される。このルーチン
では、先ず、ステップS101で、前前回のクランク角
センサ35の信号の立ち下がりエッジから前回のクラン
ク角センサ35の信号の立ち下がりエッジまでの間隔T
oldと、前回のクランク角センサ35の信号の立ち下
がりエッジから今回のクランク角センサ35の信号の立
ち下がりエッジまでの間隔Tnewとの比率Told/
Tnewを定数K1と比較する。
力されるパルス信号列におけるグループ判別用の信号か
ら通常の信号への移行を識別するための判定閾値であ
る。すなわち、#1グループ(#1,#4気筒)のB1
5に対応する信号の立ち下がりエッジからA20に対応
する信号の立ち下がりエッジまでの間隔P1と、#1グ
ループ(#1,#4気筒)のA20に対応する信号の立
ち下がりエッジから#2グループ(#2,#3気筒)の
B15に対応する信号の立ち下がりエッジまでの間隔P
2との比率P1/P2を、クランクロータ34の寸法バ
ラツキや取付け誤差、クランク角センサ35の特性バラ
ツキ等を考慮して予めシミュレーション或いは実験等に
よって求め、判定のための若干の余裕を設けて定数K1
としてECU50のメモリにストアしておく。
合、すなわちクランク角センサ35の信号間隔が急激に
広がった場合には、ステップS101からステップS1
02へ進んで、今回のクランク角センサ35の信号入力
は、#2グループ(#2,#3気筒)のB15の立ち下
がりエッジであると判定する。そして、ステップS10
3へ進み、今回の気筒グループの判別結果である#2グ
ループのB15に基づいてテーブルを参照し、次の気筒
グループに対応するクランク角センサ35の信号の立ち
下がりエッジは、#1グループ(#1,#4気筒)のB
15であると推定してルーチンを抜ける。テーブルに
は、以下に示すように、今回判別した気筒グループに対
する次の気筒グループが燃焼行程順に基づいて予め格納
されており、このテーブルを参照して次回気筒グループ
を推定する。
d/Tnew≧K1の場合には、ステップS101から
104へ進み、比率Told/Tnewを予め設定され
た定数K2と比較する。定数K2は、定数K1に対し、
クランク角センサ35から出力されるパルス信号列にお
ける通常の信号からグループ判別用の信号への移行を識
別するための判定閾値である。すなわち、#2グループ
(#2,#3気筒)のB15に対応する信号の立ち下が
りエッジから#1グループ(#1,#4気筒)のB15
に対応する信号の立ち下がりエッジまでの間隔P3と、
#1グループ(#1,#4気筒)のB15に対応する信
号の立ち下がりエッジからA20に対応する信号の立ち
下がりエッジまでの間隔P1との比率P3/P1を、ク
ランクロータ34の寸法バラツキや取付け誤差、クラン
ク角センサ35の特性バラツキ等を考慮して予めシミュ
レーション或いは実験等によって求め、判定のための若
干の余裕を設けて定数K2としてECU50のメモリに
ストアしておく。
合、すなわち、クランク角センサ35の信号エッジ間隔
が急激に小さくなった場合には、ステップS104から
ステップS105へ進み、今回のクランク角センサ35
の信号入力は、#1グループのA20の立ち下がりエッ
ジであると判定する。そして、ステップS106で、今
回の気筒グループの判別結果である#1グループのA2
0に基づいてテーブルを参照し、次の気筒グループに対
応するクランク角センサ35の信号の立ち下がりエッジ
は#2グループのB15であると推定してルーチンを抜
ける。
d/Tnew≦K2の場合、すなわち、K1≦Told
/Tnew≦K2の場合には、ステップS107へ進
み、今回のクランク角センサ35の信号入力は、#1グ
ループのB15の立ち下がりエッジであると判定する。
そして、ステップS108で、今回の気筒グループの判
別結果である#1グループのB15に基づいてテーブル
を参照し、次の気筒グループに対応するクランク角セン
サ35の信号の立ち下がりエッジは、#1グループのA
20であると推定してルーチンを抜ける。
プ判別及び推定結果は、所定の制御タイミング毎に実行
される図9の気筒確定ルーチンで参照される。このルー
チンでは、先ず、ステップS201で、最新の気筒グル
ープの判別結果と、この気筒グループを先のタイミング
で推定した推定結果とを比較し、両者が一致するか否か
を調べる。
結果とが一致せず、グループ判別結果が異常であると判
断される場合には、ステップS202へ進んで、気筒判
別及びグループ判別の判別結果を初期化して一旦判定を
取り消し、ルーチンを抜ける。これにより、点火、燃料
噴射を休止すると共に、次のクランク角センサ35及び
カム角センサ37からの入力に基づいて新たに気筒判別
及びグループ判別をやり直す。
とが一致する場合には、ステップS201からステップ
S203へ進み、最新の気筒判別結果と、この気筒を先
のタイミングで推定した推定結果とを比較し、両者が一
致するか否かを調べる。そして、気筒の判別結果と推定
結果とが一致して正常に気筒判別が行われている場合に
は、ステップS207で、気筒判別結果が連続して異常
と判断される毎にカウントアップされるカウント値CY
LCHKCNTを0にクリアし(CLYCHKCNT←
0)、ステップS208で、判別気筒を制御気筒として
確定し、ルーチンを抜ける。
判別結果と推定結果とが一致せず、気筒判別結果が異常
であると判断される場合には、ステップS204でカウ
ント値CYLCHKCNTが3以上か否か、すなわち3
回以上連続して気筒判別結果が異常となっているか否か
を調べる。そして、CYLCHKCNT≧3の場合、ス
テップS204から前述のステップS202へ進んで気
筒判別及びグループ判別の判別結果を初期化してルーチ
ンを抜ける。
テップS204からステップS205へ進んでカウント
値CLYCHKCNTをカウントアップし(CLYCH
KCNT←CLYCHKCNT+1)、ステップS20
6で、推定した気筒を制御気筒として確定し、ルーチン
を抜ける。
となった場合において、気筒判別結果の方が気筒推定結
果よりも確実性が高いと判断される場合には、図9に破
線で示すように、ステップS204からステップS20
7へ進み、気筒判別が正常の場合と同様、ステップS2
08で判別気筒を制御気筒として確定する。
いに独立して行ない、それぞれの判別結果の異常の有無
を調べることで、クランク角センサ35の信号やカム角
センサ37の信号にノイズが混入したり、信号の瞬断が
発生した場合においても、気筒判別結果及びグループ判
別結果の正当性を総合的に判断することができ、より確
実性の高い気筒を制御気筒とすることができる。
ンジン1に対しては、影響の大きいグループ判別結果を
常にチェックし、グループ判別結果が異常と判断される
ときには、気筒判別及びグループ判別をやり直すので、
確実にエンジン1の不具合発生を防止することができ
る。
り、気筒確定ルーチンのフローチャートである。
毎に点火コイルを設置して気筒毎に点火を行なう方式
や、ディストリビュータによって点火配電を行なう方式
に対応するものである。すなわち、気筒毎に点火コイル
を設置して気筒毎に点火を行なう方式のエンジンでは、
気筒グループの判別情報のみでは正しい気筒に点火を行
なうことができず、また、ディストリビュータによって
点火配電を行なう方式のエンジンでは点火気筒を確定す
る必要がなく、誤った気筒に対して点火を行なう虞がな
い。
の機能を若干変更し、気筒判別結果が正常であれば、グ
ループ判別結果を調べることなく判別気筒を制御気筒と
して確定する。すなわち、図10に示す気筒確定ルーチ
ンにおいて、先ず、ステップS301で気筒判別結果が
異常か否かを調べ、気筒判別結果が正常である場合に
は、ステップS302で判別気筒を制御気筒として確定
してルーチンを抜ける。
別結果が異常である場合には、ステップS303へ進ん
で、更にグループ判別結果が異常か否かを調べる。そし
て、グループ判別結果が異常である場合、すなわち気筒
判別結果とグループ判別結果の双方が異常である場合に
は、ステップS303からステップS305へ進んで気
筒判別結果及びグループ判別の判別結果を全て初期化し
てルーチンを抜ける。これにより、点火、燃料噴射を休
止すると共に、次のクランク角センサ35及びカム角セ
ンサ37からの入力に基づいて新たに気筒判別及びグル
ープ判別をやり直す。
プ判別結果が正常である場合、すなわち気筒判別結果は
異常であるもののグループ判別結果は正常である場合に
は、カム角センサ37の信号へのノイズ混入或いはカム
角センサ37の信号の瞬断が発生して気筒判別が異常に
なったと考えられるため、ステップS304へ進み、前
回の気筒判別結果から推定された推定された推定気筒を
制御気筒として確定し、ルーチンを抜ける。
し、不必要な気筒判別のやり直しを抑制することがで
き、判別のやり直しの期間、燃料噴射や点火が停止する
ことによるトルクショックの発生を必要最小限に抑える
ことができる。
ランク角に対応した信号及び気筒判別信号の何れにノイ
ズ混入や信号瞬断が発生した場合においても、より確実
性の高い気筒を燃料噴射や点火の対象気筒としてエンジ
ンの不具合を未然に防止することができる。
御系の全体図
面図
号との関係を示すタイムチャート
ト
ーチャート
ャート
ルーチンのフローチャート
ループ判別手段、グループ推定手段、気筒判別異常判定
手段、グループ判別異常判定手段、気筒確定手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンのクランク角に対応した信号
と、該信号間で気筒グループを識別するための追加信号
とを発生する第1の信号発生手段と、 上記第1の信号発生手段で発生する信号間で、気筒に対
応した気筒判別信号を発生する第2の信号発生手段と、 上記第1信号発生手段の信号間における上記気筒判別信
号の状態に基づいて気筒を判別する気筒判別手段と、 上記エンジンの燃焼行程順に基づいて、上記気筒判別手
段で判別した気筒の次の気筒を推定する気筒推定手段
と、 上記第1の信号発生手段で発生する信号の信号間隔の変
化に基づいて上記気筒グループを判別するグループ判別
手段と、 上記エンジンの燃焼行程順に基づいて、上記グループ判
別手段で判別した気筒グループの次の気筒グループを推
定するグループ推定手段と、 上記気筒推定手段で推定した前回の気筒推定結果と、上
記気筒判別手段で判別した今回の気筒判別結果とから気
筒判別結果の異常を判定する気筒判別異常判定手段と、 上記グループ推定手段で推定した前回の気筒グループ推
定結果と、上記グループ判別手段で判別した今回の気筒
グループ判別結果とから気筒グループ判別結果の異常を
判定するグループ判別異常判定手段と、 上記気筒判別異常判定手段の判定結果と上記グループ判
別異常判定手段の判定結果とに基づいて制御対象とする
気筒を確定する気筒確定手段とを備えたことを特徴とす
るエンジンの気筒判別装置。 - 【請求項2】 上記気筒確定手段は、 上記グループ判別異常判定手段の判定結果が正常である
場合、上記気筒判別異常判定手段の判定結果に応じて、
上記気筒判別手段で判別した今回の気筒と上記気筒推定
手段で前回推定した今回の気筒とから制御対象とする気
筒を選択的に確定することを特徴とする請求項1記載の
エンジンの気筒判別装置。 - 【請求項3】 上記気筒確定手段は、 上記気筒判別異常判定手段の判定結果と上記グループ判
別異常判定手段の判定結果とが共に異常の場合、或いは
上記グループ判別異常判定手段の判定結果が異常の場
合、上記気筒判別手段の判別結果及び上記グループ判別
手段の判別結果を初期化することを特徴とする請求項1
又は請求項2記載のエンジンの気筒判別装置。 - 【請求項4】 上記気筒確定手段は、 上記気筒判別異常判定手段による判定結果が異常の場
合、異常判定結果が連続して設定回数に達するまでは上
記気筒推定手段で前回推定した今回の気筒を制御対象と
する気筒として確定し、異常判定結果が連続して設定回
数以上となった場合、上記気筒判別手段で判別した今回
の気筒を制御対象とする気筒として確定、或いは上記気
筒判別手段の判別結果及び上記グループ判別手段の判別
結果を初期化することを特徴とする請求項1,2,3の
いずれか一に記載のエンジンの気筒判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000287495A JP4443016B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | エンジンの気筒判別装置 |
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JP2002097992A true JP2002097992A (ja) | 2002-04-05 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009085080A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Hitachi Ltd | エンジンの気筒判定装置 |
JP2009138632A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Suzuki Motor Corp | 内燃機関の気筒判別装置 |
JP2013029052A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Denso Corp | エンジン制御装置 |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000287495A patent/JP4443016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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