JP2002097924A - 脱臭機能付きディーゼルパティキュレートフィルタ - Google Patents

脱臭機能付きディーゼルパティキュレートフィルタ

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JP2002097924A
JP2002097924A JP2000294707A JP2000294707A JP2002097924A JP 2002097924 A JP2002097924 A JP 2002097924A JP 2000294707 A JP2000294707 A JP 2000294707A JP 2000294707 A JP2000294707 A JP 2000294707A JP 2002097924 A JP2002097924 A JP 2002097924A
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Shogo Suzuki
省伍 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排ガス中の微粒子の捕集効率が高く、かつ、脱
臭機能を有し、ディーゼルエンジンの排ガス浄化に極め
て効果のある脱臭機能付きディーゼルパティキュレート
フィルタを提供する。 【解決手段】排ガス中のPMを捕集して排ガスを浄化す
るディーゼルパティキュレートフィルタ1において、無
機繊維又は金属繊維をランダムに積層して形成した粗構
造のフェルト11と密構造のフェルト12を、排ガスの
流通に関して上流側を粗に下流側を密にして複数層積層
してフェルト状積層体10を形成し、該フェルト状積層
体10の前記フェルト11、12の少なくとも一つの面
に耐熱金網14、15を配置してフィルタ部材20を形
成し、該フィルタ部材20の下流側に通気性を有する脱
臭部材50を配設して、該ディーゼルパティキュレート
フィルタ1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン等の内燃機関の排気ガス中のPMを捕集し、排ガスを
浄化するディーゼルパティキュレートフィルタ(DP
F:微粒子除去装置)に関するものであり、より詳細に
は、脱臭機能を有するディーゼルパティキュレートフィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載等のディーゼルエンジンから
排出される排ガス中には、黒煙を主成分とするPM(粒
子状物質:パテキュレート)が含まれており、これを低
減するため、現在までに種々のフィルタが開発され、試
験されている。
【0003】例えば、多孔質のハニカム型コーデイエラ
イトのフィルタや、繊維を多孔金属円筒に巻き付けたて
形成したフィルタや、多孔質金属を利用したフィルタ
や、繊維織物を利用したフィルタや、金属金網を利用し
たフィルタや、更には、無機繊維をフェルト状にしたフ
ィルタ等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のフィルタには、以下に述べるような問題点がある。
【0005】最初のコーデイエライトのフィルタは、大
きいPMは捕捉できるが、微粒子は捕捉できないという
問題があり、無機繊維織物よりなるフィルタは、微粒子
を捕捉できるという優れた点があるが、捕集面積を大き
くすることが難しく、フィルタ装置の小型化が困難であ
るという問題がある。
【0006】また、無機繊維フェルトのフィルタは、コ
ーデイエライトのフィルタに比べ、微粒子を捕捉できる
が、織物フィルタと比べると微粒子捕捉率が低いという
問題がある。
【0007】そして、上記の問題以外に、従来のこれら
のフィルタではディーゼルエンジンの臭気を除去するこ
とができず、脱臭効果が殆どないという問題がある。
【0008】本発明は、上述の従来技術のフィルタの問
題を解決するためになされたものであり、その目的は、
排ガス中の微粒子の捕集効率が高く、かつ、脱臭機能を
有し、ディーゼルエンジンの排ガス浄化に極めて効果の
ある脱臭機能付きディーゼルパティキュレートフィルタ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するための脱臭機能付きディーゼルパティキュレートフ
ィルタ(DPF)は、以下のように構成される。
【0010】排ガス中のPMを捕集して排ガスを浄化す
るディーゼルパティキュレートフィルタにおいて、無機
繊維又は金属繊維をランダムに積層して形成した粗構造
のフェルトと密構造のフェルトを、排ガスの流通に関し
て上流側を粗に下流側を密にして複数層積層してフェル
ト状積層体を形成し、該フェルト状積層体の前記フェル
トの少なくとも一つの面に耐熱金網を配置してフィルタ
部材を形成し、該フィルタ部材の下流側に通気性を有す
る脱臭部材を配設して、該ディーゼルパティキュレート
フィルタを形成する。
【0011】つまり、無機繊維又は金属繊維をランダム
に積層して形成したフェルトの粗の構成のフェルトと、
密の構成のフェルトとを二層に配置し、その粗密フェル
トの両側又は片側に耐熱金属製の網を配置し、更に、密
フィルタの後方に触媒を担持させた通気性を有する多孔
のセラミックス脱臭板を配置する。
【0012】以上の構成の脱臭機能付きディーゼルパテ
ィキュレートフィルタによれば、フィルタ部材を粗構造
の無機繊維フェルトと、その下流側に配置される密構造
の無機繊維フェルトとで形成したフェルト状積層体で、
排ガス中に含まれているPMが効率良く捕集される。ま
た、下流側の密構造の無機繊維フェルトの下流側に脱臭
部材を配設しているので、PMのみならず臭気成分も除
去して排ガスを浄化することができる。
【0013】そして、この脱臭機能付きディーゼルパテ
ィキュレートフィルタにおいて、前記フィルタ部材を、
蛇腹状に折り曲げながら折り曲げ部分の一方側が円筒の
外側に、他方側が円筒の内部側になるように巻き回し
て、篭状円筒体を形成すると共に、該篭状円筒体の中空
部に連通し、かつ、蛇腹の平坦部が対向している部分に
前記脱臭部材を前記平坦部で挟持するように配置して構
成する。
【0014】この構成により、排ガスの通過面積を最大
限広く取れるようにしながら、全体をコンパクトにし
て、取り扱い易い形状にする。
【0015】そして、上記の脱臭機能付きディーゼルパ
ティキュレートフィルタにおいて、前記無機繊維が、少
なくとも、アルミナ系、窒化ケイ素系、炭化ケイ素系、
ムライト系の内少なくとも1種を含み、前記フェルト状
積層体の粗構造のフェルトを太い繊維を用いて形成し、
密構造のフェルトを細い繊維を用いて形成する。
【0016】そして、上記の脱臭機能付きディーゼルパ
ティキュレートフィルタにおいて、前記耐熱金網を、少
なくとも鉄とクロムとアルミニウムの元素を含む合金で
形成し、前記耐熱金網に通電して加熱し、捕集したPM
及び吸着した臭い成分を燃焼消去して、前記フィルタ体
と前記多孔の脱臭部材を再生処理するように構成する。
【0017】また、前記脱臭部材を、ゼオライト、多孔
の炭化ケイ素繊維、活性アルミナの内の少なくとも一つ
を素材として形成し、更に、前記脱臭部材に、白金金属
系触媒を担持させる。この白金金属系触媒により、分子
量の少ない臭気成分を分解できるようになるので、脱臭
効果を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明に係
る実施の形態の脱臭機能付きディーゼルパティキュレー
トフィルタ(DPF)について説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態の脱臭機能付き
ディーゼルパティキュレートフィルタ1を示す概略説明
図であり、図2は図1のこのディーゼルパティキュレー
トフィルタ1に用いたフィルタ部材20からなる篭状円
筒体30を示す、図1のA−A断面における模式的な断
面図である。また、図3は図2の篭状円筒体30の一部
分の領域を示す拡大説明図であり、図4は図3のフィル
タ部材20の符号Bの領域を示す拡大説明図でフィルタ
部材20の構成を模式的に示す構成図である。
【0020】本発明の実施の形態の脱臭機能付きディー
ゼルパティキュレートフィルタ1は、フィルタ部材20
からなる円筒篭状縁30とケース40とを有しており、
ケース40は入口側端部41と外筒部42と出口側端部
43とからなり、入口側端部41には、排ガス入口41
aが形成され、出口側端部43には排ガス出口43aが
形成される。
【0021】また、篭状円筒体30は、ディーゼルパテ
ィキュレートフィルタ1の入口側に配置される部分の端
部全体が入口側端板31で覆われ、ケース40の入口側
端部41との間に排ガス通路44が形成されるように距
離をおいて配置される。
【0022】また、ケース40の外筒部42は篭状円筒
体30より大径に形成し、両者の間に隙間を生じさせて
排ガスGが流入する外周通路45を設ける。
【0023】一方、篭状円筒体30の出口側に配置され
る部分には、円筒の中空部32に連通する開口部33a
を有する出口側端板33が設けられている。この出口側
端板33は、ケース40の出口側端部43と一体に形成
してもよく、この出口側端部43で兼ねてもよい。
【0024】脱臭機能付きディーゼルパティキュレート
フィルタ1のこの構成により、排ガスGはディーゼルパ
ティキュレートフィルタ1の排ガス入口41aから排ガ
ス通路44と外周通路45を通り、篭状円筒体30の外
周側からフィルタ部材20を通過して浄化される。この
浄化された排ガスGcは篭状円筒体30の中空部32か
ら開口部33aを経由して排出される。
【0025】そして、図2及び図3に示すように、この
篭状円筒体30は、蛇腹状に折り曲げながら、折り曲げ
部分の一方側が円筒の外側に、他方側が円筒の内部側
に、また、その平坦部分が円筒の中心に対して放射状に
なるように、巻き回されたフィルタ部材20で形成され
る。
【0026】このフィルタ部材20は、図4に示すよう
な構成をしており、次のように形成される。
【0027】先ず、上流側に配置される粗の構造を有す
る無機繊維フェルト11と、その下流側に配置される密
の構造を有する無機繊維フェルト12とでフェルト状積
層体10を形成し、このフェルト状積層体10を構成す
る無機繊維の間の隙間を排ガスを通過させて、排ガス中
のPMを捕集可能にする。
【0028】この粗構造の無機繊維フェルト11は、繊
維径が比較的太い炭化ケイ素繊維、例えば、線径14μ
m程度の炭化ケイ素繊維をランダムに積層して形成す
る。また、密構造の無機繊維フェルト12は、粗構造の
無機繊維フェルト11よりも繊維径が細い炭化ケイ素繊
維、例えば、線径9μmの炭化ケイ素繊維をランダムに
積層して形成される。
【0029】この密構造の無機繊維フェルト12を粗構
造の無機繊維フェルト11に重ねて、更に、これらの粗
密のフェルト11、12の下流側に無機繊維で編んだ布
13を配置してフェルト状積層体10を形成し、粗と密
の二層構造にして、排ガスG中のPMの捕集効率を上げ
る。なお、寸法の一例を上げれば、粗構造の無機繊維フ
ェルト11、密構造の無機繊維フェルト12、無機繊維
で編んだ布13の厚さは、それぞれ3mm,3mm,1
mmであり、篭状円筒体30の外形は200mmφ,長
さは190mmである。
【0030】なお、ここでは、無機繊維に炭化ケイ素繊
維を用いているが、アルミナ系、窒化ケイ素、ムライト
系等の無機繊維を用いることもでき、無機繊維以外にF
e−Cr−AlやFe−Ni−Cr等の金属繊維を用い
ることもできる。
【0031】次に、このフェルト状積層体10の両面
を、線径0.3mm,15メッシュの耐熱金網14、1
5で挟み、フィルタ部材20を形成する。この耐熱金網
14、15は、少なくとも元素として、鉄とアルミニウ
ムとクロムとを含むFe−Al−Cr合金製である。
【0032】また、少なくとも一方の金網14を通電可
能にして、フィルタ部材20の再生時の加熱ヒータとし
て使用する。なお、両面に用いずに、粗構造のフェルト
11側の露出側の表面のみに用いてもよく、場合によっ
ては、フェルト11、12の間に設けてもよい。
【0033】このフィルタ部材20を、図2及び図3に
示すように、蛇腹状に折り曲げながら、蛇腹状のフィル
タ部材20を作成し、この蛇腹状のフィルタ部材20の
平らな部分が放射状になるように、円筒形状に巻き回し
て、篭状円筒体30を構成する。
【0034】本発明においては、更に、この蛇腹状にし
たフィルタ部材20の排ガス下流側の蛇腹部に多孔の脱
臭部材であるゼオライト板50を、図2〜図4に示すよ
うに、篭状円筒体30の中空部32に連通する部分で、
かつ、蛇腹の平坦部分が対向する部分に配置する。この
ゼオライト板50の厚さは、例えば4〜5mm程度であ
る。
【0035】このゼオライト板50には、白金触媒51
を担持させて、この触媒作用により臭気成分の内の分子
量の少ない成分を分解させる。
【0036】この脱臭部材50としては、ゼオライト板
以外の、活性炭素繊維とケイ素を反応させて生成した多
孔の炭化ケイ素繊維で形成した板状物や、活性アルミナ
等も使用できる。
【0037】そして、フィルタ部材20に捕集されたP
Mと脱臭部材50に捕捉された臭気成分は、適切な時期
に通電可能な金網14に通電して、PMと臭気成分とを
加熱燃焼して、フィルタ部材20を再生するように構成
する。
【0038】以上の構成の無機繊維を使用した脱臭機能
付きディーゼルパティキュレートフィルタ1と比較用の
従来技術のコーデイエライトハニカムのディーゼルパテ
ィキュレートフィルタとにディーゼルエンジンの排ガス
をそれぞれ流し、その除去性能を測定した。
【0039】この測定結果において、本発明の脱臭機能
付きディーゼルパティキュレートフィルタ1ではPMの
捕集率が90%で、臭気成分の捕集効率が60%を達成
できたのに対して、一方の比較用のコーデイエライトハ
ニカムのディーゼルパティキュレートフィルタでは、同
じ排ガスを浄化したが、PMの捕集率が80%で、臭気
成分の捕集効率が10%となっており、本発明のディー
ゼルパティキュレートフィルタ1は従来のコーデイエラ
イトハニカムのディーゼルパティキュレートフィルタに
比べ、PMの除去効率が向上し、特に、臭気除去におい
て優れていることが確認された。
【0040】なお、上記説明ではフェルトを2層として
説明しているが、本発明においては、2層に限定される
ことなく、2種以上の粗密構造を有するフェルトを上流
側から下流側に向かって順次粗から密になるように、3
層以上に積層してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る脱臭
機能付きディーゼルパティキュレートフィルタによれ
ば、次のような効果を奏することができる。
【0042】フィルタ部材を粗構造の無機繊維フェルト
と、その下流側に配置される密構造の無機繊維フェルト
との複数の層で形成しているので、排ガス中に含まれて
いるPMを効率良く高い捕集率で捕集することができ
る。
【0043】さらに、下流側の密構造の無機繊維フェル
トの下流側に通気性のある脱臭部材を設けているので、
排ガス中のPMのみならず臭気成分も捕捉して排ガスを
浄化することができるので、ディーゼルエンジンの排気
ガス浄化に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の脱臭機能付きディーゼル
パティキュレートフィルタ装置を示す概略説明図であ
る。
【図2】図1の脱臭機能付きディーゼルパティキュレー
トフィルタ装置に用いたフィルタを示す図1のA−A断
面における拡大断面図である。
【図3】図2のフィルタの一部分符の領域を示す拡大説
明図である。
【図4】図3のフィルタの符号Bの領域であってフィル
タ部材の構成を示す拡大説明図である。
【符号の説明】
1 脱臭機能付きディーゼルパティキュレートフィル
タ 10 フェルト状積層体 11 粗構造の無機繊維フェルト 12 密構造の無機繊維フェルト 14,15 耐熱金網 20 フィルタ部材 30 篭状円筒体 50 脱臭部材 51 白金金属系触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 9/01 A61L 9/01 B 4D058 B01D 39/14 B01D 39/14 B 39/20 39/20 D 46/52 46/52 C 53/86 ZAB F01N 3/08 A 53/94 3/24 E F01N 3/08 B01D 53/36 ZABH 3/24 103B Fターム(参考) 3G090 AA02 AA03 BA04 3G091 AA18 AB02 AB13 BA20 CA03 GA02 GB06W GB09Y GB17Y 4C080 AA05 AA07 BB02 CC01 HH05 JJ05 KK08 LL02 MM03 MM04 MM06 MM07 QQ14 4D019 AA01 BA02 BA05 BB03 BC05 BC07 CA02 CA03 CB01 CB04 4D048 AA14 AA22 AB01 AB03 BA03Y BA06Y BA11X BA30X BA41Y BA45Y BB08 BD01 CC38 CC43 CC53 CD05 EA04 4D058 JA10 JB03 JB06 JB25 JB39 SA08 TA06 TA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス中のPMを捕集して排ガスを浄化
    するディーゼルパティキュレートフィルタにおいて、無
    機繊維又は金属繊維をランダムに積層して形成した粗構
    造のフェルトと密構造のフェルトを、排ガスの流通に関
    して上流側を粗に下流側を密にして複数層積層してフェ
    ルト状積層体を形成し、該フェルト状積層体の前記フェ
    ルトの少なくとも一つの面に耐熱金網を配置してフィル
    タ部材を形成すると共に、該フィルタ部材の下流側に通
    気性を有する脱臭部材を配設して、該ディーゼルパティ
    キュレートフィルタを形成することを特徴とする脱臭機
    能付きディーゼルパティキュレートフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ部材を、蛇腹状に折り曲げ
    ながら、折り曲げ部分の一方側が円筒の外側に、他方側
    が円筒の内部側になるように巻き回して、篭状円筒体を
    形成すると共に、該篭状円筒体の中空部に連通し、か
    つ、蛇腹の平坦部が対向している部分に、前記脱臭部材
    を前記平坦部で挟持するように配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の脱臭機能付きディーゼルパティキュレ
    ートフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ部材を無機繊維が、少なく
    とも、アルミナ系、窒化ケイ素系、炭化ケイ素系、ムラ
    イト系の内少なくとも1種を含むことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の脱臭機能付きディーゼルパティキュ
    レートフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記フェルト状積層体の粗構造のフェル
    トを太い繊維を用いて形成し、密構造のフェルトを細い
    繊維を用いて形成することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の脱臭機能付きディーゼルパティキ
    ュレートフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記耐熱金網が、少なくとも鉄とクロム
    とアルミニウムの元素を含む合金であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱臭機能付きデ
    ィーゼルパティキュレートフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記耐熱金網に通電して加熱し、捕集し
    たPM及び吸着した臭い成分を燃焼消去して、前記フィ
    ルタ体と前記多孔の脱臭部材を再生処理することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱臭機能付
    きディーゼルパティキュレートフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記脱臭部材を、ゼオライト、多孔の炭
    化ケイ素繊維、活性アルミナの内の少なくとも一つを素
    材として形成することを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の脱臭機能付きディーゼルパティキュレ
    ートフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記脱臭部材に、白金金属系触媒を担持
    させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の脱臭機能付きディーゼルパティキュレートフィル
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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