JP2002096359A - ホットランナー用金型 - Google Patents

ホットランナー用金型

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JP2002096359A
JP2002096359A JP2000288737A JP2000288737A JP2002096359A JP 2002096359 A JP2002096359 A JP 2002096359A JP 2000288737 A JP2000288737 A JP 2000288737A JP 2000288737 A JP2000288737 A JP 2000288737A JP 2002096359 A JP2002096359 A JP 2002096359A
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JP
Japan
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gate
pin
mold
manifold
hot runner
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Pending
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JP2000288737A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Shimada
善宏 嶋田
Tsutomu Niimi
努 新美
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SANSHU FINE TOOL KK
Original Assignee
SANSHU FINE TOOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定型の総厚が小さくてすみ、ゲート間ピッ
チも縮小化できるバルブゲート式のホットランナー用金
型を提供する。 【解決手段】 固定型2内に設けたマニホールド10の
樹脂流路10aに連通する複数個のノズル13の先端
を、キャビティ15の入口のゲート16に臨ませ、マニ
ホールド10とノズル13を貫通し先端がゲート16を
開閉するゲートピン20をそなえたホットランナー用金
型において、各ゲートピン20の基部を、固定型2内に
往復自在に配設したピンプレート21に取付け、マニホ
ールド10の外側位置にゲートピン20と並列に複数個
のシリンダ30を配設し、このシリンダによりピンプレ
ート21を介して各ゲートピン20を往復駆動してゲー
ト16の開閉をおこなうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱可塑性樹脂の
射出成形に用いられるホットランナー用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットランナー用金型においては、樹脂
射出時にはキャビティ入口のゲートを開き、射出終了後
はゲートを閉じて樹脂が洩れないようにする必要があ
り、このゲートシール操作を機械的な方法によって確実
におこなわせるものとして、バルブゲート式のホットラ
ンナー用金型が用いられている。これは図3に示すよう
に、固定型40内に設けたマニホールド41の樹脂流路
41aに連通する複数個のノズル42の先端を、キャビ
ティ43の入口部であるゲート44に臨ませ、マニホー
ルド41およびノズル42を貫通するゲートピン45の
先端によって開閉するものである。そしてこのゲートピ
ン45の駆動は、ゲートピン45と同軸上に直列に配置
した空圧式あるいは油圧式のシリンダ46によっておこ
なっている。47は固定側型板、48は可動側型板であ
る。
【0003】ところが上記従来のバルブゲート式のホッ
トランナー用金型においては、マニホールド41の固定
側取付板49側(図における上側)にシリンダ46を配
置する必要があるため、シリンダ46を収容するシリン
ダ取付板50が厚くなり、固定型40は総厚Tの大きい
大型のものとなるうえ、シリンダ46の外径部とスプル
ー部41bとの干渉を生じるため、ゲート44,44の
ゲート間ピッチPは小さくすることができないという問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決しようとするもので、固定型の総厚が小さ
くてすみ、ゲート間ピッチも縮小化できるバルブゲート
式のホットランナー用金型を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のホットランナー用金型は、固定型内に設
けたマニホールドの樹脂流路に連通する複数個のノズル
の先端を、キャビティ入口のゲートに臨ませ、前記マニ
ホールドと前記ノズルを貫通し先端が前記ゲートを開閉
するゲートピンをそなえたホットランナー用金型におい
て、前記各ゲートピンの基部を、前記固定型内に往復自
在に配設したピンプレートに取付け、前記マニホールド
の外側位置に前記ゲートピンと並列に複数個のシリンダ
を配設し、このシリンダにより前記ピンプレートを介し
て前記各ゲートピンを往復駆動して前記ゲートの開閉を
おこなうようにしたことを特徴とする。
【0006】この発明によれば、各ゲートピンは、共通
のピンプレートを介して同時に開閉駆動されるので、温
度コントロールなどの制御が容易で各成形品の特性のば
らつきが少ない。そしてゲートピン駆動用のシリンダ
は、ゲートピンと直列ではなくマニホールドの外側位置
においてゲートピンと並列に設けられているので、従来
のゲートピンに直列にシリンダを設ける場合に比べて、
固定型の総厚は小さくてすみ、金型の小型化をはかるこ
とができる。また各ゲートピン間の間隔を小さくして
も、ゲートピンに直列にシリンダを設ける従来の場合の
ようなマニホールドのスプルー部とシリンダの外径部と
の干渉は生じないので、ゲート間ピッチを所望の少量と
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図1および図2に示す一例に
より、この発明の実施の形態を説明する。ホットランナ
ー用金型1は、固定型2と可動型3とから成るが、可動
型3はコアブロック4をそなえた可動側型板5の一部の
みを図示し、エジェクタピン等の図示も省略してある。
6は固定側取付板、7はこの固定側取付板6にスペーサ
8を介して締付取付けされた固定側型板で、その中央部
の型分割面側にキャビティブロック9を入子としてそな
えている。
【0008】10は固定型2内に設けたマニホールド
で、スペーサ8,8間に配置して図示しないボルトによ
り固定側型板7に固定取付けされ、11は位置ぎめ用の
断熱スペーサ、12はマニホールド押え付け用の断熱ピ
ンである。13はマニホールド10の樹脂流路10aに
連通するノズルで、マニホールド10に固定取付けある
いはマニホールド10の熱膨張を吸収できるように少量
摺動自在に液密取付けされている。ノズル13は固定側
型板7に穿設した穴14に嵌込まれ、その先端は、キャ
ビティ15の入口のゲート16に臨ませてある。17は
ノズル13のヒータである。マニホールド10も加熱用
ヒータをそなえているが、その図示は省略してある。
【0009】20は、矢印Xで示す金型開閉方向に向い
た中心軸線を有するゲートピンで、マニホールド10お
よび各ノズル13を貫通し、その先端によりゲート16
の開閉をおこなうものであり、両ゲートピン20,20
の基部は、共通のピンプレート21に取付けてある。ピ
ンプレート21はこの例では、エジェクタプレートと同
様なプレート21a,21bの2枚締結構造としてある
が、一枚板で構成してもよい。ゲートピン20の基部に
形成した太径の頭部20bを、プレート21aに穿設し
た穴に嵌込み、2枚のプレート21a,21bの締結に
より、ゲートピン20の基部はピンプレート21に固定
されている。
【0010】22は各プレート21a,21bに嵌込ん
だガイドブッシュで、このガイドブッシュに挿通され両
端部を固定側取付板6と固定側型板7に嵌込支持された
ガイドピン23により、ピンプレート21はマニホール
ド10と固定側取付板6との間の空間部24内におい
て、矢印Xで示す型開閉方向に往復自在にガイドされて
いる。
【0011】30はピンプレート21駆動用のエアシリ
ンダで、マニホールド10の外側位置にゲートピン20
と並列に並ぶ形で2個配置され、そのシリンダ本体31
は固定側型板7に設けた切欠部33内に収容され、固定
側型板7にボルト締めされたシリンダ取付板34にボル
ト締めされている。なおこの例では、シリンダ取付板3
4は、キャビティブロック9を固定側型板7に固定する
入子取付板を兼ねており、34aはキャビティブロック
9のつば部9aに係合する凹部である。
【0012】エアシリンダ30のピストンロッド32の
中心軸線は、ゲートピン20(およびガイドピン23)
と平行に矢印X方向に向いており、ピストンロッド32
の先端はピンプレート21に連結されている。なおエア
シリンダ30の給排気系統の図示は省略してある。
【0013】上記構成のホットランナー用金型1を用い
て射出成形をおこなうには、型閉め後エアシリンダ3
0,30をピストンロッド突出方向に駆動して、ピンプ
レート21を介してゲートピン20を駆動してゲート1
6を開き、スプルー部10bからの溶融樹脂をキャビテ
ィ15内に射出する。射出後はエアシリンダ30,30
をピストンロッド引込方向に駆動して、ゲートピン20
を反対方向に駆動してゲート16を閉じる。両ゲートピ
ン20,20は、共通のピンプレート21を介して同時
に開閉駆動されるので、温度コントロールなどの制御が
容易で各成形品の特性のばらつきが少ない。
【0014】そしてゲートピン20駆動用のエアシリン
ダ30,30は、ゲートピン20と直列ではなくマニホ
ールド10の外側位置においてゲートピン20と並列に
設けられているので、マニホールド10と固定側取付板
6との間には、ピンプレート21を収容し該ピンプレー
ト21の往復動を許容するスペースだけを設ければよ
く、従来のゲートピンに直列にエアシリンダを設ける場
合に比べて、固定型2の総厚Tは小さくてすみ、金型の
小型化をはかることができる。またゲートピン20,2
0間の間隔を小さくしても、上記従来の場合のようなス
プルー部10bとエアシリンダ30の外径部との干渉は
生じないので、ゲート16,16のゲート間ピッチPも
所望の少量とすることができるのである。
【0015】この発明は上記の例に限定されるものでは
なく、たとえばピンプレート21の具体的構造やガイド
機構、ゲートピン20やピストンロッド32との連結構
造などは、上記以外のものとしてもよく、またエアシリ
ンダ30は、シリンダ本体31をピンプレート21に、
ピストンロッド32を固定側型板7に、それぞれ取付け
てもよい。また上記の例ではシリンダとしてエアシリン
ダを用いたが、このかわりに油圧シリンダを用いてもよ
い。またこの発明は3個取り以上の多数個のキャビティ
をそなえたホットランナー用金型にも適用でき、この場
合はゲートの個数および配置によってピンプレートの形
状およびシリンダの個数は適宜選定すればよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
固定型内に往復自在に配設したピンプレートにゲートピ
ンの基部を取付け、マニホールドの外側位置に前記ゲー
トピンと並列に複数個のシリンダを配設し、このシリン
ダにより前記ピンプレートを介して前記ゲートピンを往
復駆動してゲートの開閉をおこなうようにしたので、従
来のゲートピンに直列にエアシリンダを設ける場合に比
べて、固定型の総厚が小さくてすみ、金型の小型化をは
かることができるとともに、ゲートピン間ピッチを小さ
くすることができ、これによって小型成形品や多点ゲー
トの場合にゲートの配置が自由にでき、型板(特に入子
部分)も小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例を示すホットラン
ナー用金型の縦断面図である。
【図2】図1の矢視A−A側面図である。
【図3】従来のホットランナー用金型の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ホットランナー用金型、2…固定型、10…マニホ
ールド、10a…樹脂流路、13…ノズル、15…キャ
ビティ、16…ゲート、20…ゲートピン、21…ピン
プレート、23…ガイドピン、30…エアシリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型内に設けたマニホールドの樹脂流
    路に連通する複数個のノズルの先端を、キャビティ入口
    のゲートに臨ませ、前記マニホールドと前記ノズルを貫
    通し先端が前記ゲートを開閉するゲートピンをそなえた
    ホットランナー用金型において、前記各ゲートピンの基
    部を、前記固定型内に往復自在に配設したピンプレート
    に取付け、前記マニホールドの外側位置に前記ゲートピ
    ンと並列に複数個のシリンダを配設し、このシリンダに
    より前記ピンプレートを介して前記各ゲートピンを往復
    駆動して前記ゲートの開閉をおこなうようにしたことを
    特徴とするホットランナー用金型。
JP2000288737A 2000-09-22 2000-09-22 ホットランナー用金型 Pending JP2002096359A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7086852B2 (en) 2000-09-01 2006-08-08 Mold-Masters Limited Stack injection molding apparatus with separately actuated arrays of valve gates
US7553150B2 (en) 2006-06-19 2009-06-30 Mold-Masters (2007) Limited Valve-pin actuating device for a hot runner apparatus
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CN101767408B (zh) * 2009-05-20 2013-01-23 三星电子株式会社 注塑模具和使用注塑模具的注塑成型方法
JP2015523250A (ja) * 2012-07-12 2015-08-13 オットー メナー イノヴァツィオン ゲゼルシャフト ゲーエムベーハー アクティブバルブピンによる係合解除を行う射出成形装置
JP2015189012A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 双葉電子工業株式会社 射出成形用金型

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