JP2002095926A - 自律的調湿機能を有する中空球状ケイ酸塩クラスター - Google Patents
自律的調湿機能を有する中空球状ケイ酸塩クラスターInfo
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Abstract
環境中の湿度を省エネルギー的に最適状態に制御する結
露防止材を提供する。 【解決手段】 溶液濃度がそれぞれ10〜1000mm
ol/lのケイ素化合物溶液とアルミニウム化合物ある
いは遷移金属化合物溶液を分速1〜10000mlで同
時混合あるいは両溶液を急速混合し、副生成した塩を除
去した後に、水熱合成することにより調製される中空球
状ケイ酸塩クラスターを構成要素として含み、以下の性
質;(1)25℃における水蒸気吸着等温線における吸
湿曲線が放湿曲線とほぼ一致している、(2)吸湿曲線
と放湿曲線の間に大きな開き(ヒステリシス)が無い、
(3)最大水蒸気吸着率は90wt%の数値を示す、
(4)40〜70%の相対温度で自律的に湿度を調節す
る機能を有する、(5)相対湿度が60%付近より水蒸
気吸着率が30wt%の数値を示す、(6)高湿度側の
狭い湿度範囲で高い水分吸脱着が生ずる、(7)高い結
露防止作用を示す、を有することを特徴とする結露防止
材。
Description
対湿度で自律的に湿度を調節する機能を有する、特定の
多孔質材料の組成物からなる結露防止材に関するもので
あり、更に詳しくは、本発明は、急速混合法により合成
される優れた自律的調湿機能を有する中空球状ケイ酸塩
クラスターの組成物からなる、最大水蒸気吸着率が90
wt%の数値を示す新しい結露防止材に関するものであ
る。本発明は、耐水性、耐熱性、耐腐食性に優れ、居室
内や車内などの生活環境や装置内部の特定空間の湿度を
自律的に制御する無機系の結露防止材を提供するもので
ある。
造家屋の被害が他の建築物より甚大であったことが指摘
されている。これは、壁材の内部結露により腐朽菌が繁
殖し、壁材の劣化による強度低下が原因の一つである。
これは、日本の気候とも密接に関係しており、夏期の高
温高湿度により湿気が壁、木材などの悪臭や細菌繁殖の
原因となっている。また、冬季では家屋内の湿度は低い
が、住宅の高気密化と暖房器具の普及により、夜間の気
温低下に伴う内部結露を誘発し、壁材の劣化を惹起す
る。この様な傾向は、大気移動度の低い押入や物置など
において特に著しい。この様な湿気による細菌の繁殖や
壁材の劣化による被害を未然に防ぐために、従来では、
乾燥剤として、生石灰、塩化カルシウムならびにシリカ
ゲルなどの使用や、除湿器による室内の除湿が行われて
いる。また、調湿建材ないし調湿部材として、ゼオライ
ト系建材(特開平3−93662号公報)、高温活性化
処理をしたゼオライトを主原料とする建築材料(特開平
3−109244号公報)、無機酸化物多孔質材料を有
するシート状の調湿部材(特開平5−302781号公
報)、などの開発が行われている。
が強く、除湿能力を制御しにくい。また、試剤の吸湿有
効期間は短く、一度飽和点に達すると吸湿機能は大幅に
低下する欠点がある。ゼオライトは、吸湿性に優れてい
るが、放湿性に劣るため調湿材料として適しているとは
言えない。除湿器による除湿はエネルギー的に問題があ
ると同時に、必要以上に環境中の湿度を低下させるため
健康に悪影響を及ぼす可能性がある。また、従来のゼオ
ライトを主原料とする建築材料などは、細孔径分布に注
意を払っておらず優れた自律的調湿機能がない。更に、
従来の無機酸化物多孔質材料からなる調湿部材などは1
5.5nmの細孔径を使用しているものもあるが、3〜
6nmの細孔を制御していないため湿度の自律調湿機能
がない。
で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、優れた自律
的調湿機能を有する新しい結露防止材を開発することを
目的として鋭意研究を積み重ねた結果、ケイ酸塩、アル
ミニウム及び遷移金属元素よりなる群から選ばれ、複数
元素で構成される特定の中空球状ケイ酸塩クラスターの
組成物が、結露防止材として優れた特性を有することを
見出し、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。本発明は、ケイ素化合物溶液とアルミニウムあるい
は遷移金属化合物溶液を同時混合あるいは両溶液を急速
混合することにより調製される、細孔半径1〜6nmの
細孔を有し、自律的調湿機能を有する多孔質材料の組成
物からなる、最大水蒸気吸着率が90wt%の数値を示
す新しい結露防止材を提供することを目的とするもので
ある。また、本発明は、自律的に生活空間中の水分を吸
脱着し、生活環境中の湿度を省エネルギー的に最適状態
に制御する多孔質材料の組成物からなる結露防止材を提
供することを目的とするものである。
の本発明は、多孔質材料の組成物からなる結露防止材で
あって、溶液濃度がそれぞれ10〜1000mmol/
lのケイ素化合物溶液とアルミニウム化合物あるいは遷
移金属化合物溶液を分速1〜10000mlで同時混合
あるいは両溶液を急速混合し、副生成した塩を除去した
後に、水熱合成することにより調製される中空球状ケイ
酸塩クラスターを構成要素として含み、以下の性質; (1)25℃における水蒸気吸着等温線における吸湿曲
線が放湿曲線とほぼ一致している、(2)吸湿曲線と放
湿曲線の間に大きな開き(ヒステリシス)が無い、
(3)最大水蒸気吸着率は90wt%の数値を示す、
(4)40〜70%の相対温度で自律的に湿度を調節す
る機能を有する、(5)相対湿度が60%付近より水蒸
気吸着率が30wt%の数値を示す、(6)高湿度側の
狭い湿度範囲で高い水分吸脱着が生ずる、(7)高い結
露防止作用を示す、を有することを特徴とする結露防止
材、である。また、本発明は、ケイ素化合物、アルミニ
ウム化合物あるいは遷移金属化合物を出発原料として合
成される多孔質材料の組成物が、ケイ酸塩と、アルミニ
ウムあるいは遷移金属元素よりなる群から選ばれる1種
又は2種以上からなる前記の中空球状ケイ酸塩クラスタ
ーからなる結露防止材、クラスターを形成するケイ酸塩
球状粒子の粒径平均値が、1〜10nmの範囲にあり、
窒素吸着による比表面積が50m2 /g以上、細孔半径
が50nm未満である前記の中空球状ケイ酸塩クラスタ
ーからなる結露防止材、ケイ素/アルミニウム又は遷移
金属化合物のモル比率が0.5〜5.0である前記の中
空球状ケイ酸塩クラスターからなる結露防止材、を好ま
しい実施の態様としている。本発明において、結露防止
材とは、自律的調湿機能を有し、高い相対湿度で結露発
生を防止する機能を有する特定の調湿材、吸放湿材を意
味する。
説明する。均質な中空球状ケイ酸塩クラスターを得るた
めに、本発明では、ケイ素化合物とアルミニウム化合物
ならびに遷移金属化合物が用いられ、ケイ素源として使
用される試剤は、モノケイ酸であればよく、具体的に
は、例えば、オルトケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ア
ルキル、メタケイ酸ナトリウム、無定形コロイド状二酸
化ケイ素(アエロジルなど)などが挙げられる。これら
のケイ酸化合物は、1種又は2種以上を併用して使用す
ることができる。
と結合させる無機化合物としては、アルミニウムイオン
あるいは遷移金属イオンであり、具体的には、例えば、
塩化アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、水酸化アル
ミニウムなどのアルミニウム化合物と、バナジウム、
鉄、タングステン、チタン、コバルト、ニッケル、銅、
ジルコニウムなどの遷移金属化合物の塩化物、硫化物、
水酸化物、硝酸塩ならびに有機金属塩などが挙げられ
る。これらの無機化合物は、1種又は2種以上を混合し
て使用することができる。無論、これらのケイ素源、ア
ルミ源あるいは遷移金属源は、上記の化合物に限定され
るものではなく、それらと同様の効果を与えるものであ
れば同様に使用することができる。
まず濃度10〜1000mmol/lのアルカリケイ素
化合物の水溶液に濃度10〜1000mmol/lのア
ルミニウム化合物あるいはバナジウム、鉄、タングステ
ン、チタン、コバルト、ニッケル、銅、ジルコニウムな
どの遷移金属化合物などの混合物溶液を分速1〜100
00mlで同時混合あるいは両溶液を急速混合して前駆
体を得る。ここで、両溶液を急速混合するとは、両溶液
を急速混合法により適宜の方法で添加して混合すること
を意味する。この時のケイ素/アルミニウム又は遷移金
属化合物のモル比率は0.5〜5.0程度が望ましい。
モル比が0.5を下回ると副生成物としてベーマイトや
ギブサイト、また、5.0を上回ると非晶質シリカが副
生成物として多量に生成する。また、前駆体懸濁液の液
性が中性よりずれる場合、中和するために酸成分とし
て、塩酸、硝酸ならびに硫酸をあらかじめ遷移金属化合
物溶液に計算して添加しておくか、又は、アルカリ成分
として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、アンモニアなどをあらかじめケイ素化合物溶液
に計算して添加しておくことも有効である。この時、凝
集阻止剤として、ポリエチレングリコール、ポリビニー
ルアルコール、界面活性剤などの水溶性あるいは非水溶
性の試剤を添加することも適宜可能である。
間振盪あるいは撹拌した後、反応副生成物である塩を除
去する。塩の除去方法は、特に制限されないが、好適に
は、限外濾過、遠心分離機による分離などで行う方法が
例示される。脱塩後、除去した量と同量の純水を添加
し、3〜5日間加熱熟成させる。加熱の方法及び条件と
しては、マントルヒーターやオートクレーブなどを用い
て、水が蒸発しないように加熱を行う方法が例示され、
また、温度範囲は、50〜150℃であり、好適には1
00℃前後が望ましい。得られた生成物をそのままある
いは数回純水で洗浄、乾燥を行うことにより、本発明の
中空球状ケイ酸塩材料が合成される。乾燥は、常圧下温
度40〜100℃で行われる。もし、凝集阻止剤を添加
しているのであれば、乾燥終了後、200℃以下の温度
でメタノール、エタノール、アセトン、トルエン、キシ
レン、ベンゼンなどの有機溶媒で1時間以上抽出除去す
るか、あるいは、空気中300〜600℃、保持時間1
〜8時間の加熱処理を行うことにより、本発明の自律的
調湿機能を有する結露防止材の構成成分である中空球状
ケイ酸塩クラスターが得られる。
紙、樹脂ならびに繊維などに添加混練りしての利用が可
能である。また、懸濁液の溶媒を除去、乾燥し、ペレッ
ト状などの固体状態で使用することも出来る。
よる比表面積は50〜600m2 /g程度、細孔径分布
曲線から測定される、細孔半径は1〜10nm、粒子直
径は3〜5nm、平均細孔半径は1〜5nmの範囲であ
る。赤外吸収スペクトルからはケイ酸塩化合物に特有の
吸収のみが確認される。粉末X線回折では27°、40
°付近に2つのブロードなピークが出現し、非晶質構造
を示す。また、透過型電子顕微鏡観察からは直径3〜5
nmの中空球状粒子が均一に分散している形態が観察さ
れる。また、多孔質ケイ酸塩化合物の本来の特性である
耐熱性にも優れ、700℃程度までの温度でも構造の変
化は確認されないので耐火性能にも優れている。
ニウムあるいは遷移金属化合物水溶液を同時に混合ある
いは両溶液を急速混合した後に、反応副生成物を除去、
沸点処理することにより、自律的調湿機能を有する本発
明の結露防止材の構成成分である中空球状非晶質アルミ
ニウムケイ酸塩クラスターが得られることは明らかであ
る。
状ケイ酸塩クラスターの特性を以下に示す。 (1)窒素吸着法による比表面積は、50〜600m2
/g、窒素吸着法による細孔径分布曲線から測定され
る、細孔半径は1〜10nm (2)クラスターの粒子直径は1〜10nm (3)クラスターの平均細孔半径(中空球状粒子本体に
存在する細孔)は0.3〜0.5nm (4)透過型電子顕微鏡観察による中空球状粒子直径は
3〜5nm (5)クラスターを形成する(ケイ酸塩)粒子の平均直
径は1〜10nm (6)構成元素比はSi/(Alあるいは遷移金属元
素)比で0.5〜5程度が望ましい。
る機能を有する。 (2)相対湿度が60%付近より水蒸気吸着率が30w
t%の数値を示す。 (3)最大水蒸気吸着率は90wt%の数値を示す。 (4)吸湿曲線と放湿曲線の間には大きな開き(ヒステ
リシス)が無い。 (5)吸放湿が狭い湿度範囲で生じるため、応答速度に
優れていることと、湿度を狭い範囲に制御するのに適し
ている。
吸着容量が低いため壁材の内部結露発生を防止出来ず、
腐朽菌の繁殖を抑制することが不可能であった。本発明
により、40〜70%の相対湿度で自律的に湿度を調節
する機能を有する特定の多孔質材料の組成物からなる結
露防止材が提供される。以下に実施例及び比較例を示
す。
明するが、本発明は当該実施例によって何ら限定される
ものではない。 実施例1 (1)自律的調湿機能を有する結露防止材の調製 ケイ素濃度が100mmol/lになるように脱イオン
水に溶解したメタケイ酸ナトリウム水溶液100mlを
調製し、これに1mol/lの水酸化ナトリウム水溶液
を10mlを添加した。これとは別に、塩化アルミニウ
ム六水和物を脱イオン水に溶解し、アルミニウム濃度が
100mmol/lの水溶液を100ml調製した。メ
タケイ酸ナトリウム水溶液に塩化アルミニウム水溶液を
急速混合し、室温で1時間マグネチックスターラーで撹
拌した。この時のケイ素/アルミニウム比は1.0であ
る。撹拌終了後、副成した塩化ナトリウムを除去するた
め、メンブランフィルターを用いて懸濁液を濾過し、脱
塩した。フィルターに付着した前駆体をセパラブルフラ
スコに移し、更に、純水を210ml程度添加した後、
超音波分散を1時間行った。分散後の懸濁液はマントル
ヒーターにて100℃で5日間熟成した。加熱終了後、
脱イオン水で洗浄し、40℃常圧下で2日間乾燥した。
得られた試料は、乳鉢で粉砕し、各種測定に供した。
す。また、この試料の細孔径分布曲線を図2に示す。こ
の試料のアルミニウムケイ酸塩クラスターは、アロフェ
ンと呼ばれる中空球状粒子に特有の、0.33〜0.3
5nm及び0.21〜0.23nmにブロードなピーク
が出現し、低結晶質構造であることが判った。また、図
2に示した細孔径分布曲線より、細孔半径1〜6nmの
細孔を有していること明らかとなった。窒素吸着法によ
る比表面積は約400m2 /g、全細孔容積は0.83
cm3 /gの数値を示した。図3に、この材料の25℃
における水蒸気吸着等温線を示した。この結果、得られ
た試料の吸着等温線から、相対湿度が60%付近より水
蒸気吸着率が急速に増加し、最大水蒸気吸着率は90w
t%の数値を示した。また、吸湿曲線とほとんど一致し
た放湿曲線を示すため、吸放湿材料としての材料設計が
容易である。40〜70%の相対湿度で自律的に湿度を
調節する機能を有することを示した。高湿度側の狭い湿
度範囲で大量の水蒸気を吸脱着しており、吸放湿調整の
応答性に優れていること、それにより、高い結露防止作
用を有することが明らかとなった。
示した。これは、ケイ酸カルシウム(A)又は非晶質ケ
イ素化合物(B)を使用した調湿機能を有する多孔体の
水分吸着等温線であるが、生活に適した40〜70%の
相対湿度範囲での水分吸着量が1−20wt%程度であ
り、本発明の結露防止材と比較して低いことが明らかと
なった。
1)40〜70%の相対湿度で自律的に湿度を調節する
機能を有する多孔質材料の組成物からなる新しい結露防
止材が提供される、2)最大水蒸気吸着率が90wt%
の数値を示す、3)耐水性、耐熱性に優れ、自律的に生
活空間中の水分を吸脱着し、車内や居室などの生活空
間、電子機器や測定機器などの内部空間の湿度を省エネ
ルギー的に最適状態に制御するケイ酸塩クラスターから
なる自律的調湿作用を有する結露防止材を提供すること
ができる、4)本発明による結露防止材は、以上のよう
な優れた水分吸着脱着性能を有するため、それ自体での
利用は勿論、悪臭除去・分解剤や浄水用フィルター、触
媒、各種吸着剤など広範な産業分野での利用が可能であ
る、という格別の効果が奏される。
ムケイ酸塩クラスターのX線回折図形である。
ムケイ酸塩クラスターの窒素吸着法による細孔径分布曲
線である。
ムケイ酸塩クラスターの25℃における水蒸気吸着等温
線である。
ける水蒸気吸着等温線である。
Claims (4)
- 【請求項1】 多孔質材料の組成物からなる結露防止材
であって、溶液濃度がそれぞれ10〜1000mmol
/lのケイ素化合物溶液とアルミニウム化合物あるいは
遷移金属化合物溶液を分速1〜10000mlで同時混
合あるいは両溶液を急速混合し、副生成した塩を除去し
た後に、水熱合成することにより調製される中空球状ケ
イ酸塩クラスターを構成要素として含み、以下の性質; (1)25℃における水蒸気吸着等温線における吸湿曲
線が放湿曲線とほぼ一致している、(2)吸湿曲線と放
湿曲線の間に大きな開き(ヒステリシス)が無い、
(3)最大水蒸気吸着率は90wt%の数値を示す、
(4)40〜70%の相対温度で自律的に湿度を調節す
る機能を有する、(5)相対湿度が60%付近より水蒸
気吸着率が30wt%の数値を示す、(6)高湿度側の
狭い湿度範囲で高い水分吸脱着が生ずる、(7)高い結
露防止作用を示す、を有することを特徴とする結露防止
材。 - 【請求項2】 多孔質材料の組成物が、ケイ酸塩と、ア
ルミニウムあるいは遷移金属元素よりなる群から選ばれ
る1種又は2種以上からなる、複数元素で構成される中
空球状ケイ酸塩クラスターからなる請求項1に記載の結
露防止材。 - 【請求項3】 クラスターを形成するケイ酸塩粒子の平
均直径が1〜10nmであり、窒素吸着による細孔径分
布曲線から測定される、細孔半径が50nm未満の細孔
を有し、比表面積が50m2 /g以上の中空球状ケイ酸
塩クラスターからなる請求項1に記載の結露防止材。 - 【請求項4】 ケイ素/アルミニウム又は遷移金属化合
物のモル比率が0.5〜5.0である請求項1に記載の
結露防止材。
Priority Applications (1)
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JP2000292497A JP3837464B2 (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 自律的調湿機能を有する中空球状ケイ酸塩クラスターからなる結露防止材 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008081606A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-10 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | 高湿度領域において優れた吸着特性を有する非晶質アルミニウムケイ酸塩及びその製造方法 |
JP2014148433A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 非晶質鉄ケイ酸塩及びその合成方法 |
US8865020B2 (en) | 2007-12-27 | 2014-10-21 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Aluminum silicate complex and high-performance adsorbent comprising the same |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000292497A patent/JP3837464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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WO2008081606A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-10 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | 高湿度領域において優れた吸着特性を有する非晶質アルミニウムケイ酸塩及びその製造方法 |
JP2008179534A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-08-07 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 高湿度領域において優れた吸着特性を有する非晶質アルミニウムケイ酸塩及びその製造方法 |
US8865020B2 (en) | 2007-12-27 | 2014-10-21 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Aluminum silicate complex and high-performance adsorbent comprising the same |
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