JP2002095890A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002095890A
JP2002095890A JP2000289923A JP2000289923A JP2002095890A JP 2002095890 A JP2002095890 A JP 2002095890A JP 2000289923 A JP2000289923 A JP 2000289923A JP 2000289923 A JP2000289923 A JP 2000289923A JP 2002095890 A JP2002095890 A JP 2002095890A
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washing
water
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washing tub
tub
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Takehiro Nakanishi
健浩 中西
Shinji Mae
晋治 前
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、溢水カバーを簡単な構造で形成した
洗濯機を提供する。 【構成】洗濯物及び洗濯水を収容する洗濯槽2と、この
洗濯槽2内に回転自在に配設され、洗濯物及び洗濯水を
攪拌するパルセータ4と、前記洗濯槽2に隣接して設け
られ、洗濯槽2への連通開口24を有する溢水室20
と、この溢水室20内に配置され、注水すすぎ等に生ず
る前記洗濯槽2からの溢水を機外へ排出する溢水管21
と、前記連通開口24を覆うように前記洗濯槽2内壁に
取り付けられるとともに、前記溢水室20への通水孔3
3が形成された溢水カバー25と、前記溢水カバー25
に備えられ、洗濯物の洗浄時に除去された糸くず等を回
収するリントフィルター30とを備えた洗濯機におい
て、前記溢水カバー25は、前記パルセータ4を攪拌さ
せることにより前記洗濯槽2内側壁をつたって上昇する
洗濯水が、洗濯槽2外へ出ないようにするためのリブ3
7a、37bを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の二槽式洗濯機は、樹脂製の洗濯槽
の一つのコーナー部に、洗濯槽に隣接する溢水室を洗濯
槽と一体成形し、この溢水室内に機外へつながる溢水管
を配置している。この溢水室は洗濯槽側に大きく開口す
る連通開口を有し、この連通開口を覆う溢水カバーが、
例えば爪を用いた嵌め込みなどにより、洗濯槽内壁に着
脱可能に取り付けられている。この溢水カバーには、洗
濯槽と溢水室とを連通する通水孔が多数設けられてい
る。
【0003】上記のような構造において、洗濯中、パル
セータを攪拌させることにより、洗濯槽内側壁をつたっ
て上昇する洗濯水を抑えるために、洗濯槽の溢水水位近
傍の上方部位の内周壁に、一体成形された段状の取付部
にネジで固着され、洗濯槽内へ向けて庇状に延設してい
る遮水部材を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造のものにあっては、次のような課題があっ
た。
【0005】洗濯中、パルセータ等で攪拌することによ
り、洗濯水位面は絶えず変動している。更に、洗濯物の
量・質によっては、水位面の上下移動が激しくなること
が考えられる。特に、溢水カバー付近は、糸くず等を回
収するリントフィルター等があり、パルセータの攪拌に
よる水流と、リントフィルターとが衝突しあって乱流が
発生しやすい。その上、水位の上昇が起こりやすく、洗
濯槽内側壁をつたって上昇してくる洗濯水が、機外へ出
てしまう恐れがある。
【0006】従来のような遮水部材では、取付部をネジ
で固着しているので、取り付け作業に手間がかかる上
に、溢水カバー取り付け部以外の洗濯槽正面側等の限ら
れた部分にしか遮水部材を取り付けられない。よって、
一番水位の変動が起こりやすい溢水カバー付近は、溢水
カバーが着脱可能になっていることから、遮水部材が取
り付けできない。そのため、洗濯水を確実に機外に出な
いようにすることができない。
【0007】又、洗濯槽内側壁をつたって上昇してくる
洗濯水を、機外に出ないようにするだけであって、その
他の工夫が成されていない。
【0008】本発明は、洗濯機の改良に関し、このよう
な問題点を解消するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
構成は、洗濯物及び洗濯水を収容する洗濯槽と、この洗
濯槽内に回転自在に配設され、洗濯物及び洗濯水を攪拌
するパルセータと、前記洗濯槽に隣接して設けられ、洗
濯槽への連通開口を有する溢水室と、この溢水室内に配
置され、注水すすぎ等に生ずる前記洗濯槽からの溢水を
機外へ排出する溢水管と、前記連通開口を覆うように前
記洗濯槽内壁に取り付けられるとともに、前記溢水室へ
の通水孔が形成された溢水カバーと、前記溢水カバーに
備えられ、洗濯物の洗浄時に除去された糸くず等を回収
するリントフィルターとを備えた洗濯機において、前記
溢水カバーは、前記パルセータを攪拌させることにより
前記洗濯槽内側壁をつたって上昇する洗濯水が、洗濯槽
外へ出ないようにするためのリブを有することを特徴と
している。
【0010】上記構成によれば、洗濯水はパルセータを
攪拌することで水流が形成される。この水流は、洗濯物
の量・質及び水位によって、洗濯槽内で絶えず変化して
いる。よって、洗濯中に、洗濯水が洗濯槽内側壁をつた
って上昇してきても、溢水カバーに有するリブに当たっ
て、洗濯水が洗濯槽外へ出ることを防ぐことができる。
【0011】本発明の請求項2に係る構成は、前記リブ
は、洗濯最上位の水位面よりも高い位置に備えたことを
特徴としている。
【0012】上記構成によれば、溢水カバーに表示され
ている水位において、その一番高い水位、即ち洗濯最上
位の水位面である「高」よりも、高い位置にリブを備え
ている。よって、パルセータの攪拌による水流で、洗濯
物が移動しているときに、洗濯物の回転状態等に影響を
与えることがない。
【0013】本発明の請求項3に係る構成は、前記リブ
は、前記溢水カバーの上部に形成された通水孔の近傍に
複数備えたことを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、洗濯槽内側壁をつたっ
て上昇する洗濯水の勢いを、複数設けたリブによって抑
えることが可能となる。更に、洗濯水の勢いを抑えるこ
とによって、洗濯槽外へ洗濯水が出ることがなくなるの
で、使用者が洗濯中にいちいち上蓋を閉める必要がな
い。
【0015】本発明の請求項4に係る構成は、前記リブ
は、洗濯水位面と平行であることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、溢水カバーの上部に形
成されたリブの一部を、洗濯水位面と平行に、溢水カバ
ーの周壁に沿わせて設けている。よって、洗濯中に水位
面が変動しても、洗濯槽外へ洗濯水が出る恐れのある水
位まで、水面が上昇するのを未然に防ぐことができる。
【0017】本発明の請求項5に係る構成は、前記溢水
カバーは、更に、前記リントフィルターを取付けるため
の軸部と、この軸部の形成のために必要な開口と、この
開口を通して糸くず等が溢水室内へ移動するのを阻止す
る阻止手段とを有することを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、リントフィルターに溜
まった糸くず等が、リントフィルターを取付けするため
の軸部の形成に必要な開口部に設けられた孔部から、溢
水室内へ移動しないように阻止手段を有している。よっ
て、開口部に設けられた孔部から、糸くず等の異物の侵
入を防ぐことができる。更に、異物が溢水吐出口と下部
溢水管の間に嵌まり込むことがなくなり、機外への水漏
れがなくなる。
【0019】本発明の請求項6に係る構成は、前記阻止
手段は、前記開口を囲う構成であることを特徴としてい
る。
【0020】上記構成によれば、阻止手段は、開口部を
囲うように構成されているので、糸くず等の異物の侵入
がなくなる。
【0021】本発明の請求項7に係る構成は、前記洗濯
槽の連通開口の歪み等を防ぐために連結棒を備えるとと
もに、この連結棒に係合する爪部を前記溢水カバーに設
けたことを特徴としている。
【0022】上記構成によれば、溢水カバーの裏面中央
部に設けられた爪部が、連結棒に係合されるため、溢水
カバーを確実に固定することができ、外れたりすること
がなくなる。又、爪部と連結棒の係合のため、脱着が容
易な構造である。
【0023】
【発明の実施の形態及び効果】以下、本発明の一実施形
態の洗濯機について、添付の各図面に基づいて説明す
る。この洗濯機は、洗濯槽と脱水槽とが別々に設けられ
た、いわゆる二槽式洗濯機である。
【0024】図1は、本発明の一実施形態の洗濯機の概
要を示す正面断面図である。金属製の機枠1内には、洗
濯物の洗い、すすぎを行うための洗濯槽2と、脱水を行
うための脱水槽3とが併設されている。
【0025】前記洗濯槽2の底部には、パルセータ4が
回転可能に配置されている。このパルセータ4の回転軸
5には大プーリ6が設けられている。
【0026】前記洗濯槽2の下方には、前記パルセータ
4を回転駆動するための洗濯モータ7が配置されてい
る。この洗濯モータ7の回転軸には、小プーリ8が設け
られており、この小プーリ8はベルト9によって前記大
プーリ6に連結されている。
【0027】こうして、洗濯モータ7が回転することに
より、パルセータ4が回転され、このパルセータ4の回
転によって水の溜められた洗濯槽2内で水流が発生し、
洗濯物が攪拌される。尚、パルセータ4は、所定周期で
反転回転を行い、左右回転の水流を発生させる。
【0028】前記脱水槽3内には、脱水かご10が回転
可能に配置されている。この脱水かご10の側壁には無
数の脱水孔10aが開いている。
【0029】前記脱水槽3の底には排水口11が設けら
れており、この排水口11には機外へ排水するための排
水ホース12が接続されている。
【0030】前記脱水槽3の下方には、脱水かご10を
回転駆動するための脱水モータ13が配置されている。
【0031】こうして、脱水モータ13が回転すること
により、脱水かご10が一方向に高速回転する。脱水か
ご10内に入れられた洗濯物からは遠心力により水が搾
り出され、この水は脱水孔10aを通って脱水槽3内に
放出され、排水口11から排水ホース12を通って機外
へ排出される。
【0032】前記機枠1の上部奥方には、前面が操作パ
ネル14になった操作箱15が配置されている。前記操
作パネル14には、洗濯時間を設定して洗濯運転を行わ
せるための洗濯タイマー16、脱水時間を設定して脱水
運転を行わせる脱水タイマー17、水流・排水切換を行
うための排水切換ツマミ18、洗濯槽2に給水するか脱
水槽3に給水するかを切り換えるための切換ツマミ19
等が配置されている。
【0033】図7は、溢水室及びその周辺部の詳細な構
成を示す要部斜視図である。洗濯槽2の正面から見て右
奥のコーナー部には、洗濯槽2に隣接して溢水室20が
設けられている。この溢水室20内には、溢水管21が
立った状態で配置されている。この溢水管21は、上端
が溢水口22として開口するとともに、蛇腹状を成し、
上下に伸縮可能な上部溢水管21aと、下端が前記溢水
室20の底に設けられた溢水吐出口23に接続された下
部溢水管21bとで構成される。
【0034】前記溢水口22の高さは、上部溢水管21
aを伸縮させることにより調整可能となっている。又、
前記溢水吐出口23は、前記排水ホース12に接続され
ている。
【0035】前記溢水室20は前記洗濯槽2内へ大きく
開口している連通開口24を有している。前記溢水管2
1は、組立て時、この連通開口24から溢水室20内に
入れられる。この連通開口24を覆うように、溢水カバ
ー25(図1に図示)が洗濯槽2内壁に取り付けられ
る。連通開口24は、連接棒26を備え、ビス27で固
定することにより、洗濯槽2内の連通開口24に歪み等
がおきないようにしている。
【0036】こうして、例えば注水すすぎにおいて、洗
濯槽2内の水位が所定の溢水水位、即ち溢水口22の高
さ位置を超えると、溢れた水は、溢水管21、溢水吐出
口23、排水ホース12を通って機外へ排出される。
【0037】図2〜図6は、本発明の溢水カバーの詳細
を示す図であり、図2は溢水カバーの正面図、図3は溢
水カバーの右側面図、図4は図2のB−B1断面図、図
5は図2のA−A1断面図、図6は図2のX部矢視図で
ある。
【0038】本発明の溢水カバー25は、大きく分けて
3つの特徴をもっている。1つは、洗濯中、パルセータ
4の攪拌によって水位が変動し、洗濯槽2内側壁をつた
って上昇する洗濯水が機外に出ないようにしているこ
と。2つは、溢水室20内への異物の侵入を防止してい
ること。3つは、溢水カバー25が洗濯槽2内に確実に
固定できること。
【0039】以上の3つの特徴をもつ溢水カバー25の
構成について、図2〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0040】前記溢水カバー25は、若干外側に湾曲し
た縦長の長方形の板状部材であり、合成樹脂からなる。
又、この溢水カバー25の両側辺の前側の各部25a
は、R形状となっている。これにより、洗濯槽2内壁に
設けられた連通開口24を覆うように溢水カバー25を
取り付けたとき、その隙間に、洗濯物が挟まらないよう
にし、洗濯物の損傷を防止している。
【0041】前記溢水カバー25には、その上部に把手
部29が設けられている。又、中央部には、洗濯時に洗
濯物から出た糸くず等を回収するリントフィルター30
を保持するフィルター保持部31が上下に設けられてい
る。このフィルタ保持部31の下側には、リントフィル
ター30を嵌め込んで固定するための軸部34が形成さ
れており、この軸部34を形成するために必要な開口部
35があり、開口部35の上部を囲うように阻止手段3
6が形成されている。
【0042】具体的には、リントフィルター30を取り
付けするためには、フィルター保持部31に形成された
軸部34が必要である。しかし、溢水カバー25は合成
樹脂部材であることから、軸部34を形成するには、成
形加工上、開口部35、軸部34をスライドで抜く孔部
35aが必要になる。このことから、リントフィルター
30に回収された糸くず或いは、リントフィルター30
に回収されず隙間を通って移動してきた異物が、開口部
35に設けられた孔部35aを通って、溢水室20内に
入り込み恐れがある。万が一、溢水室20内に異物が入
りこんだ場合、溢水吐出口23と下部溢水管21bの間
に異物が嵌り込むことにより隙間が発生し、その隙間か
ら洗濯水が機外へ排出されてしまう。
【0043】よって、溢水室20内へ異物が移動しない
ように、開口部35の上部を囲うように阻止手段36を
形成している。これにより、糸くず等の異物は、阻止手
段36に移動を阻まれ、溢水室20に入らなくなる。
又、異物が溢水吐出口23と下部溢水管21bの間に嵌
り込むことがないため、機外への水漏れを完全に防ぐこ
とができる。
【0044】リントフィルター30の右手側には、前記
溢水口22の位置を上下に動かすための操作摘み(図示
せず)を上下移動可能に保持する操作摘み保持部32が
設けられている。そして、把手部29とフィルタ保持部
31の上部、操作摘み保持部32との間及びフィルタ保
持部31の下部、操作摘み保持部32の下側に通水孔3
3が多数開けられている。
【0045】把手部29とフィルタ保持部31の上部、
操作摘み保持部32との間に開けられている通水孔33
の近傍には、通水孔33に対して直角に形成されたリブ
37aが複数設けられており、同時に、通水孔33に平
行したリブ37bも備えられている。
【0046】具体的には、前記通水孔33の近傍に設け
られたリブ37aは、溢水カバー25に表示されている
洗濯水位の一番高い水位である「高」よりも高い位置
で、しかも複数備えられている。パルセータ4を攪拌さ
せることにより、水位面は常に変動している。まして
や、洗濯物の量・質によっては、水位の変動が大きくな
ることがある。このような場合、洗濯槽2内側壁をつた
って上昇してくる洗濯水が、機外へ出てしまう恐れがあ
る。よって、通水孔33の近傍のリブ37aを、通水孔
33に対して直角に複数設けることにより、パルセータ
4によって攪拌された洗濯水が、リブ37aの壁にあた
り、その勢いのみを抑えることが可能となり機外へ洗濯
水が出なくなる。更に、一番高い水位面よりも高い位置
であるため、洗濯物の回転状態に影響を与えることがな
いので、洗浄性能を落とすこともない。
【0047】又、通水孔33の近傍に設けられたリブ3
7a以外に、通水孔33に対して平行にリブ37bも設
けられている。このリブ37bは、溢水カバー25の周
壁に沿って形成されており、洗濯水位面と平行である。
よって、洗濯中に水位面が変動しても、機外へ洗濯水が
出る恐れのある水位まで水面が上昇するのを未然に防ぐ
ことができる。
【0048】前記溢水カバー25の裏側における両側辺
近傍からは、それぞれ爪部38aが形成されている。こ
の爪部38aが前記溢水室20における前記連通開口2
4への入口周縁に係合することにより、前記溢水カバー
25の裏面周縁部が前記連通開口24周縁の洗濯槽2内
壁に略密着した状態で固定される。又、略密着した溢水
カバー25が外れたりすることのないように、前記爪部
38aとは別に、洗濯槽2内に歪み等がおきないように
設けた連接棒26に係合する爪部38bを、溢水カバー
25の裏面の中央部に形成している。
【0049】具体的には、洗濯槽2内に水が溜められる
と、洗濯槽2はわずかに膨張する。又、洗濯槽2内に温
水が入れられると、更に膨張し易くなる。このような動
作が繰返し行われることにより、洗濯槽2が変形を起こ
すと、洗濯槽2内壁に爪部38aによって密着するよう
に取り付けられていた溢水カバー25と、洗濯槽2内壁
との間に隙間が生じやすくなる。こうなると、洗濯中、
溢水カバー25が洗濯槽2内から外れ、洗濯運転に支障
をきたす可能性がある。
【0050】そこで、溢水カバー25の裏側における両
側辺近傍に形成された爪部38aとは別に、裏側の中央
部に爪部38bを形成し、洗濯槽2内に歪み等がおきな
いように設けた連接棒26に係合するようにしている。
よって、溢水カバー25と洗濯槽2内壁との間に隙間や
歪み等が生じても、外れたりすることなく確実に固定す
ることができる。又、爪部38bは、爪部38aと同様
な形状であるので、脱着が容易な構造でもある。
【0051】尚、本発明実施形態では、攪拌装置をバル
セータ4と洗濯モータ7とで構成しているが、本発明の
攪拌装置はこれに限られるものではなく、例えばポンプ
によって洗濯槽2内に高圧力で洗濯水を噴射し、これに
よって水流を発生させて洗濯物を攪拌する構成としても
よく、洗濯物を攪拌する機能を有する装置であればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の洗濯機の概要を示す正面
断面図。
【図2】本発明の溢水カバーの正面図。
【図3】本発明の溢水カバーの右側面図。
【図4】図2のB−B1断面図。
【図5】図2のA−A1断面図。
【図6】図2のX部矢視図。
【図7】溢水室及びその周辺部の詳細な構成を示す要部
斜視図。
【符号の説明】
1 機枠 2 洗濯槽 4 パルセータ 20 溢水室 21 溢水管 24 連通開口 25 溢水カバー 26 連結棒 30 リントフィルター 31 フィルター保持部 33 通水孔 34 軸部 35 開口部 35a 孔部 36 阻止手段 37a リブ 37b リブ 38b 爪部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物及び洗濯水を収容する洗濯槽と、
    この洗濯槽内に回転自在に配設され、洗濯物及び洗濯水
    を攪拌するパルセータと、前記洗濯槽に隣接して設けら
    れ、洗濯槽への連通開口を有する溢水室と、この溢水室
    内に配置され、注水すすぎ等に生ずる前記洗濯槽からの
    溢水を機外へ排出する溢水管と、前記連通開口を覆うよ
    うに前記洗濯槽内壁に取り付けられるとともに、前記溢
    水室への通水孔が形成された溢水カバーと、前記溢水カ
    バーに備えられ、洗濯物の洗浄時に除去された糸くず等
    を回収するリントフィルターとを備えた洗濯機におい
    て、前記溢水カバーは、前記パルセータを攪拌させるこ
    とにより前記洗濯槽内側壁をつたって上昇する洗濯水
    が、洗濯槽外へ出ないようにするためのリブを有するこ
    とを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記リブは、洗濯最上位の水位面よりも
    高い位置に備えたことを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  3. 【請求項3】 前記リブは、前記溢水カバーの上部に形
    成された通水孔の近傍に複数備えたことを特徴とする請
    求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記リブは、洗濯水位面と平行であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記溢水カバーは、更に、前記リントフ
    ィルターを取付けるための軸部と、この軸部の形成のた
    めに必要な開口と、この開口を通して糸くず等が溢水室
    内へ移動するのを阻止する阻止手段とを有することを特
    徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記阻止手段は、前記開口を囲う構成
    であることを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 前記洗濯槽の連通開口の歪み等を防ぐ
    ために連結棒を備えるとともに、この連結棒に係合する
    爪部を前記溢水カバーに設けたことを特徴とする請求項
    1記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107841846A (zh) * 2016-09-20 2018-03-27 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机波轮及其洗衣机

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