JP2002095591A - 食品容器 - Google Patents
食品容器Info
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- JP2002095591A JP2002095591A JP2000291555A JP2000291555A JP2002095591A JP 2002095591 A JP2002095591 A JP 2002095591A JP 2000291555 A JP2000291555 A JP 2000291555A JP 2000291555 A JP2000291555 A JP 2000291555A JP 2002095591 A JP2002095591 A JP 2002095591A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】調理時における煮汁の煮こぼれを防止すると共
に、調理用具を置き残した状態でも蓋ができるようにす
る。 【解決手段】食品の調理ならびに保存用容器において、
該容器蓋体3の上面には開口2を設け、該開口には容器
本体1内と大気間とを通気可能に遮蔽する遮蔽体8を装
着すると共に、前記遮蔽体8には、前記開口2に沿って
嵌着する周り縁9に屈曲可撓性の可撓部材10を設け
た。
に、調理用具を置き残した状態でも蓋ができるようにす
る。 【解決手段】食品の調理ならびに保存用容器において、
該容器蓋体3の上面には開口2を設け、該開口には容器
本体1内と大気間とを通気可能に遮蔽する遮蔽体8を装
着すると共に、前記遮蔽体8には、前記開口2に沿って
嵌着する周り縁9に屈曲可撓性の可撓部材10を設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食材の調理や煮物
に用いる鍋釜等蓋体を有する調理容器類ならびに食品保
存用の食品容器に関する。
に用いる鍋釜等蓋体を有する調理容器類ならびに食品保
存用の食品容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鍋釜等の調理容器でみそ汁や食材
を煮込む場合、該容器本体に蓋体を被せて内部を密閉し
たまま煮込むと煮汁の沸騰に伴って生ずる無数の気泡が
容器本体外に煮こぼれすることがある。この防止策とし
て、一般には容器本体に被せた蓋体の着座位置をずらし
てその上方開口部を大きく開放することによって煮汁気
泡の上昇を押さえるようにしている。
を煮込む場合、該容器本体に蓋体を被せて内部を密閉し
たまま煮込むと煮汁の沸騰に伴って生ずる無数の気泡が
容器本体外に煮こぼれすることがある。この防止策とし
て、一般には容器本体に被せた蓋体の着座位置をずらし
てその上方開口部を大きく開放することによって煮汁気
泡の上昇を押さえるようにしている。
【0003】また、前記煮汁の沸騰蒸気の放出孔も蓋体
の横方向に設けられているのが普通であるから、横方向
に噴出した蒸気によって厨房室内の壁やその他の備品類
が汚れることもある。
の横方向に設けられているのが普通であるから、横方向
に噴出した蒸気によって厨房室内の壁やその他の備品類
が汚れることもある。
【0004】また、前記調理容器でみそ汁や食材を煮込
んで盛りつけた後、その調理用具(杓子)は図15に示
すように調理容器101内に杓子102の掬い部103
を置き残したまま蓋104を被せて放置することが多
い。
んで盛りつけた後、その調理用具(杓子)は図15に示
すように調理容器101内に杓子102の掬い部103
を置き残したまま蓋104を被せて放置することが多
い。
【0005】また、食品の保存用容器においても同様
に、食べ残した食材を冷蔵庫や蠅帳などに格納する際に
スプーンやフォークその他の洋食器類を使った後前記保
存用容器内に置き残したまま蓋を被せて保存することも
ある。
に、食べ残した食材を冷蔵庫や蠅帳などに格納する際に
スプーンやフォークその他の洋食器類を使った後前記保
存用容器内に置き残したまま蓋を被せて保存することも
ある。
【0006】その他、別置きの杓子受けを用意して調理
容器近傍に置いたり、或いは皿上に調理容器の掬い部を
置いて一時置きしたり、さらには煮物容器の蓋体上に使
用済みの調理用具(杓子)を一時置きすること等も行わ
れている。
容器近傍に置いたり、或いは皿上に調理容器の掬い部を
置いて一時置きしたり、さらには煮物容器の蓋体上に使
用済みの調理用具(杓子)を一時置きすること等も行わ
れている。
【0007】特に、マンションやアパート等ではキッチ
ンスペースが狭い場合が多く、したがっていちいち杓子
置きや調理用具置きを用意することは煩わしく、そのう
えキッチンスペースを狭くすることとなるため、結局は
鍋等食品容器内に調理用具の掬い部を置き残したまま放
置しているのが実情である。
ンスペースが狭い場合が多く、したがっていちいち杓子
置きや調理用具置きを用意することは煩わしく、そのう
えキッチンスペースを狭くすることとなるため、結局は
鍋等食品容器内に調理用具の掬い部を置き残したまま放
置しているのが実情である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した、煮汁の煮こ
ぼれ対策としては一般に蓋体の着座位置をずらして容器
本体の開口部を大きく開けて沸騰蒸気の放出を容易にし
て煮込みを行うのが普通であるが、この場合着座位置を
ずらした蓋体の据付が不安定となり易く、沸騰蒸気の圧
力で容器本体上から転げ落ちることがしばしある。この
対策として蓋体に設けた蒸気の放気孔を大きくすること
も考えられるが、その場合は容器本体内を直接大気開放
することとなり大気中の塵埃や虫類が侵入するという問
題がある。
ぼれ対策としては一般に蓋体の着座位置をずらして容器
本体の開口部を大きく開けて沸騰蒸気の放出を容易にし
て煮込みを行うのが普通であるが、この場合着座位置を
ずらした蓋体の据付が不安定となり易く、沸騰蒸気の圧
力で容器本体上から転げ落ちることがしばしある。この
対策として蓋体に設けた蒸気の放気孔を大きくすること
も考えられるが、その場合は容器本体内を直接大気開放
することとなり大気中の塵埃や虫類が侵入するという問
題がある。
【0009】さらに、煮汁の沸騰蒸気の放出孔が蓋体の
横方向に向いているため調理容器上方に配置された換気
扇では十分に吸収できず、その一部は厨房室内に拡散し
て壁や備品類のかび発生の原因ともなっている。
横方向に向いているため調理容器上方に配置された換気
扇では十分に吸収できず、その一部は厨房室内に拡散し
て壁や備品類のかび発生の原因ともなっている。
【0010】また、上記炊事時に用いる杓子など調理用
具の柄部は、一般に扁平状もしくは棒状に形成されてお
り、かつ掬い部も略半円状に形成されているため、鍋ま
たは食品容器から取り出して杓子受けや皿上に一時置き
するとしても安定性が悪く転げ易いという問題がある。
具の柄部は、一般に扁平状もしくは棒状に形成されてお
り、かつ掬い部も略半円状に形成されているため、鍋ま
たは食品容器から取り出して杓子受けや皿上に一時置き
するとしても安定性が悪く転げ易いという問題がある。
【0011】そのうえ、杓子置きや皿上に調理用具を一
時置きする場合、該調理用具の掬い部は大気に直接触れ
ているため、該掬い部に付着した煮物汁には大気中に浮
遊する塵埃が付着したり蠅や虫が飛着したりする等不衛
生となっている。
時置きする場合、該調理用具の掬い部は大気に直接触れ
ているため、該掬い部に付着した煮物汁には大気中に浮
遊する塵埃が付着したり蠅や虫が飛着したりする等不衛
生となっている。
【0012】また、実開平7−44641号公報に開示
するように、煮物容器の蓋体上に杓子を一時置きするよ
うにしたものも提案されているが、この構造は掬い部に
残留した煮汁が蓋体の表面や摘み部に垂れ落ちてその表
面を汚すこととなり不衛生である。
するように、煮物容器の蓋体上に杓子を一時置きするよ
うにしたものも提案されているが、この構造は掬い部に
残留した煮汁が蓋体の表面や摘み部に垂れ落ちてその表
面を汚すこととなり不衛生である。
【0013】一方、鍋等食品容器内に調理用具を放置す
る場合は、蓋体の下縁と鍋または食品容器の上縁間に挟
まれた調理用具の柄部によって蓋体の着座が不安定とな
る他、蓋体と前記容器間に生じた隙間から大気中の塵埃
や蠅その他の虫類や進入する虞があり前述同様に不衛生
となっている。
る場合は、蓋体の下縁と鍋または食品容器の上縁間に挟
まれた調理用具の柄部によって蓋体の着座が不安定とな
る他、蓋体と前記容器間に生じた隙間から大気中の塵埃
や蠅その他の虫類や進入する虞があり前述同様に不衛生
となっている。
【0014】上記調理用具の掬い部は、食品を盛りつけ
るものであるため、清潔を必要とするにも関わらず一般
には上述した方法でしか実施されていないのが実情であ
る。
るものであるため、清潔を必要とするにも関わらず一般
には上述した方法でしか実施されていないのが実情であ
る。
【0015】また、この状態で内部の食材を再加熱する
際には、蓋体の外周縁からはみ出した調理用具の柄部を
加熱時の炎で焼き焦がすという問題もある。
際には、蓋体の外周縁からはみ出した調理用具の柄部を
加熱時の炎で焼き焦がすという問題もある。
【0016】上記課題に類するものとして、特開平5−
16153号公報に示す杓子挿入装置付き鍋蓋が公知で
ある。この鍋蓋は蓋体の周囲の一部にヒンジを介して開
閉切片を設けたものであるが、杓子の掬い部を鍋内に置
き蓋をしたまま再加熱すると、蓋の外周部からはみ出し
た柄部を加熱時の炎で焦がすという問題が解消されてい
ない。
16153号公報に示す杓子挿入装置付き鍋蓋が公知で
ある。この鍋蓋は蓋体の周囲の一部にヒンジを介して開
閉切片を設けたものであるが、杓子の掬い部を鍋内に置
き蓋をしたまま再加熱すると、蓋の外周部からはみ出し
た柄部を加熱時の炎で焦がすという問題が解消されてい
ない。
【0017】同様に、実用新案登録第3009197号
公報ならびに実用新案登録第3018692号公報に開
示された鍋蓋も、杓子を鍋内に置き残した場合そのまま
で再加熱すると杓子の柄部を焦がすという問題点があ
る。
公報ならびに実用新案登録第3018692号公報に開
示された鍋蓋も、杓子を鍋内に置き残した場合そのまま
で再加熱すると杓子の柄部を焦がすという問題点があ
る。
【0018】本発明は、上述問題点を解消して煮汁の煮
こぼれ防止と放出蒸気の厨房室内への拡散防止、ならび
に容器本体内に調理用具を置き残した状態でも該容器本
体上に蓋体がきちんと着座できるようにして外部との遮
蔽を保つことのできる食品容器を提供することを目的と
する。
こぼれ防止と放出蒸気の厨房室内への拡散防止、ならび
に容器本体内に調理用具を置き残した状態でも該容器本
体上に蓋体がきちんと着座できるようにして外部との遮
蔽を保つことのできる食品容器を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明請求項1は食品の調理ならびに保存用容器に
おいて、該容器蓋体の上面には開口を設け、該開口には
容器本体内と大気間とを通気可能に遮蔽する遮蔽体を装
着し、該遮蔽体を介して容器本体内の沸騰蒸気を排出可
能に構成したことを特徴とする。
に、本発明請求項1は食品の調理ならびに保存用容器に
おいて、該容器蓋体の上面には開口を設け、該開口には
容器本体内と大気間とを通気可能に遮蔽する遮蔽体を装
着し、該遮蔽体を介して容器本体内の沸騰蒸気を排出可
能に構成したことを特徴とする。
【0020】これにより、容器本体から放出する沸騰蒸
気を前記蓋体上方の開口から、直接加熱器具(ガスコン
ロなど)上方に配置された換気扇に向けて放出し吸入さ
せることができるので、該蒸気が厨房室内へ拡散するこ
とを防止できる。
気を前記蓋体上方の開口から、直接加熱器具(ガスコン
ロなど)上方に配置された換気扇に向けて放出し吸入さ
せることができるので、該蒸気が厨房室内へ拡散するこ
とを防止できる。
【0021】また、請求項2では、前記遮蔽体には、前
記開口に沿って嵌着する周り縁を有し該周り縁には屈曲
可撓性の可撓部材を突設すると共に、該可撓部材には微
少空隙を設けて容器本体内と大気間を連通させたもので
ある。これにより、容器本体内の蒸気圧の上昇を程良く
抑えて煮汁の煮こぼれを防止すると共に、容器本体内に
調理用具の掬い部を置き残した状態でも蓋体をきちんと
着座させて外部との遮蔽を保つことができ、そのうえ調
理時の炎で前記調理用具の把持部を焦がすことも解消さ
れる。
記開口に沿って嵌着する周り縁を有し該周り縁には屈曲
可撓性の可撓部材を突設すると共に、該可撓部材には微
少空隙を設けて容器本体内と大気間を連通させたもので
ある。これにより、容器本体内の蒸気圧の上昇を程良く
抑えて煮汁の煮こぼれを防止すると共に、容器本体内に
調理用具の掬い部を置き残した状態でも蓋体をきちんと
着座させて外部との遮蔽を保つことができ、そのうえ調
理時の炎で前記調理用具の把持部を焦がすことも解消さ
れる。
【0022】さらに、請求項3では前記可撓部材は繊維
状の繊維片により成り、その一端は前記遮蔽体の周り縁
に突設させたもので、このようにすると、大気中に噴出
する蒸気は前記繊維片間に形成される微少空隙を通過す
る過程で分散し放出されるので安全であると共に、遮蔽
体に対する調理用具柄部の挿脱も容易となる。
状の繊維片により成り、その一端は前記遮蔽体の周り縁
に突設させたもので、このようにすると、大気中に噴出
する蒸気は前記繊維片間に形成される微少空隙を通過す
る過程で分散し放出されるので安全であると共に、遮蔽
体に対する調理用具柄部の挿脱も容易となる。
【0023】また、前記遮蔽体の周り縁は、加熱すると
軟化し冷却すると転移領域温度で硬化する熱可塑性樹
脂、又はゴム材料の何れか1つにより形成することもで
きる(請求項4)。これにより、蓋体の開口に対する遮
蔽体の着脱が容易になる。
軟化し冷却すると転移領域温度で硬化する熱可塑性樹
脂、又はゴム材料の何れか1つにより形成することもで
きる(請求項4)。これにより、蓋体の開口に対する遮
蔽体の着脱が容易になる。
【0024】また、前記遮蔽体に設けた可撓部材は、屈
曲復元性を有する薄板片を対向させて配置配置すること
もできる(請求項5)。さらにまた、前記可撓部材は、
回動操作によって可撓体の開口を開閉自在に構成するこ
ともできる(請求項6)。
曲復元性を有する薄板片を対向させて配置配置すること
もできる(請求項5)。さらにまた、前記可撓部材は、
回動操作によって可撓体の開口を開閉自在に構成するこ
ともできる(請求項6)。
【0025】また、前記可撓部材は、平面視において開
口の中心軸Yに対して直角または傾斜角度をもって配置
することもできる(請求項7)。
口の中心軸Yに対して直角または傾斜角度をもって配置
することもできる(請求項7)。
【0026】また、前記可撓部材は、弾力性を有する弾
性体により成りその頂部には大気と密閉した空洞を設け
て柔軟性を保有させるとさらによい(請求項8)。この
ようにすると可撓部材を構成する弾性体ならびに空洞内
に密閉された空気によって長期にわたりその弾性を維持
できる。
性体により成りその頂部には大気と密閉した空洞を設け
て柔軟性を保有させるとさらによい(請求項8)。この
ようにすると可撓部材を構成する弾性体ならびに空洞内
に密閉された空気によって長期にわたりその弾性を維持
できる。
【0027】また、前記遮蔽体の一側には調理用具を挟
持するホルダーを配置してもよい(請求項9)。このよ
うにすると重量の大きい調理用具でも確実に保持でき
る。
持するホルダーを配置してもよい(請求項9)。このよ
うにすると重量の大きい調理用具でも確実に保持でき
る。
【0028】また、請求項10においては、食品の調理
ならびに保存用容器において、該容器蓋体の上面には開
口を設け、該開口には容器本体内と大気間とを通気可能
に遮蔽する遮蔽体を装着すると共に、前記遮蔽体の上方
には蓋体の上面に沿って横移動自在な開閉蓋を設け、該
開閉蓋の横移動によって容器本体内と大気間を遮蔽可能
に構成したものであり、遮蔽体を利用する必要のないと
きは開閉蓋を閉じておくことにより容器本体内を加圧状
態にして煮物をすることができると共に、遮蔽体に対す
る塵埃の付着も防止できる。
ならびに保存用容器において、該容器蓋体の上面には開
口を設け、該開口には容器本体内と大気間とを通気可能
に遮蔽する遮蔽体を装着すると共に、前記遮蔽体の上方
には蓋体の上面に沿って横移動自在な開閉蓋を設け、該
開閉蓋の横移動によって容器本体内と大気間を遮蔽可能
に構成したものであり、遮蔽体を利用する必要のないと
きは開閉蓋を閉じておくことにより容器本体内を加圧状
態にして煮物をすることができると共に、遮蔽体に対す
る塵埃の付着も防止できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を食
品調理用の容器をもとに図1ないし図5により説明す
る。図1,図2において、容器本体1上方の開口部2に
は蓋体3が装着し、その上面中央部Pにはノブ4が固設
している。
品調理用の容器をもとに図1ないし図5により説明す
る。図1,図2において、容器本体1上方の開口部2に
は蓋体3が装着し、その上面中央部Pにはノブ4が固設
している。
【0030】また、蓋体3の上面には平面視において該
蓋体の外周縁6から中央部Pに向かって略逆U字状に延
設する7開口が設けられると共に、該開口には遮蔽体8
が装着している。
蓋体の外周縁6から中央部Pに向かって略逆U字状に延
設する7開口が設けられると共に、該開口には遮蔽体8
が装着している。
【0031】遮蔽体8は、図2ないし図4に示すように
主として周り縁9と該周り縁の内周面14に設けた可撓
部材10とにより構成され、その開放口は上方に向いて
いる。また、周り縁9の外周面には嵌合溝11が設けら
れ蓋体3の開口7に対して着脱自在に嵌着し固定してい
る。
主として周り縁9と該周り縁の内周面14に設けた可撓
部材10とにより構成され、その開放口は上方に向いて
いる。また、周り縁9の外周面には嵌合溝11が設けら
れ蓋体3の開口7に対して着脱自在に嵌着し固定してい
る。
【0032】周り縁9は、熱を加えると軟化し、冷却す
ると硬化する線状の高分子構造を有する熱可塑性の樹脂
材料により形成されており、例えば遮蔽体8を蓋体3の
開口7に嵌着するときは周り縁9を熱湯またはガスコン
ロの炎で転移領域温度まで間接的に加熱し、軟化した状
態で開口7の形状に沿わせて嵌合溝11を挿入・嵌着す
る。
ると硬化する線状の高分子構造を有する熱可塑性の樹脂
材料により形成されており、例えば遮蔽体8を蓋体3の
開口7に嵌着するときは周り縁9を熱湯またはガスコン
ロの炎で転移領域温度まで間接的に加熱し、軟化した状
態で開口7の形状に沿わせて嵌合溝11を挿入・嵌着す
る。
【0033】その後、自然放冷により常温(室温)に戻
すと固化し蓋体3の表面形状に沿って密着・固定され
る。また、遮蔽体8を新品と交換するときは上記同様周
り縁9またはその近傍を間接的に加熱し、該周り縁が軟
化した状態で引き抜けばよい。
すと固化し蓋体3の表面形状に沿って密着・固定され
る。また、遮蔽体8を新品と交換するときは上記同様周
り縁9またはその近傍を間接的に加熱し、該周り縁が軟
化した状態で引き抜けばよい。
【0034】なお、前記熱可塑性樹脂の転移領域温度T
は、調理の際に容器本体の加熱により軟化・変形しない
温度であり、概ね100℃ないし250℃の範囲に設定
しておくのが望ましい。
は、調理の際に容器本体の加熱により軟化・変形しない
温度であり、概ね100℃ないし250℃の範囲に設定
しておくのが望ましい。
【0035】また、周り縁9は開口7の嵌着部形状に合
わせた熱可塑性の形状記憶樹脂で成形することもでき
る。この場合、予め転移領域温度以上に加熱したときに
蓋体3と密着嵌合する構造にしておくと蓋体を加熱する
ことなく確実な嵌着が可能となる。
わせた熱可塑性の形状記憶樹脂で成形することもでき
る。この場合、予め転移領域温度以上に加熱したときに
蓋体3と密着嵌合する構造にしておくと蓋体を加熱する
ことなく確実な嵌着が可能となる。
【0036】この形状記憶樹脂は、成形温度未満の温度
下において外力を加えて変形させ、そのまま転移領域温
度まで冷却して固化させると共に、転移領域温度以上で
かつ成形温度未満の温度に加熱して再び原形状に復帰す
ることができる2官能の樹脂で、加熱温度操作で変形形
状と元の成形形状とを使い分けるポリマー成形体であ
る。
下において外力を加えて変形させ、そのまま転移領域温
度まで冷却して固化させると共に、転移領域温度以上で
かつ成形温度未満の温度に加熱して再び原形状に復帰す
ることができる2官能の樹脂で、加熱温度操作で変形形
状と元の成形形状とを使い分けるポリマー成形体であ
る。
【0037】また、周り縁9は常温において柔軟性を有
するゴム材料または樹脂材料などの各種素材で形成する
こともでき、例えば耐熱・耐薬品性を有するフッ素系ま
たはニトリル系のゴム材料やシリコーン系の各種新素材
など調理時の加熱や調味料等によって変質または劣化し
ない材料が望ましい。
するゴム材料または樹脂材料などの各種素材で形成する
こともでき、例えば耐熱・耐薬品性を有するフッ素系ま
たはニトリル系のゴム材料やシリコーン系の各種新素材
など調理時の加熱や調味料等によって変質または劣化し
ない材料が望ましい。
【0038】可撓部材10は、図3,図4,図16に示
すように直径0.1mmないし2mm程度の可撓性の樹
脂材料または金属材料により成る繊維片13を複数集束
して、これを周り縁9に植設すると共にその内周面14
から略水平方向に突設したものである。
すように直径0.1mmないし2mm程度の可撓性の樹
脂材料または金属材料により成る繊維片13を複数集束
して、これを周り縁9に植設すると共にその内周面14
から略水平方向に突設したものである。
【0039】この可撓部材たる繊維片13は、高温下で
屈曲させても復元性を有するフッ素樹脂系またはシリコ
ーン系またはこれらに相当する耐熱・耐食性の樹脂材料
もしくはステンレスワイヤーまたは真鍮ワイヤー等の金
属材料で形成されており、好ましくは100℃ないし2
50℃以上の高温に耐えかつ食材または調味料によって
変質または劣化しない材料であれば特に限定しない。
屈曲させても復元性を有するフッ素樹脂系またはシリコ
ーン系またはこれらに相当する耐熱・耐食性の樹脂材料
もしくはステンレスワイヤーまたは真鍮ワイヤー等の金
属材料で形成されており、好ましくは100℃ないし2
50℃以上の高温に耐えかつ食材または調味料によって
変質または劣化しない材料であれば特に限定しない。
【0040】また、前記繊維片13の先端部15は、相
対向する周り縁の内周面14aに植設した繊維片13a
と開口7の中心軸Y近傍において相互に近接または重合
している。したがって、開口7(図2)は遮蔽体の繊維
片13(可撓部材10)によって遮蔽されており、その
表裏間(蓋の外側と内側)は、繊維片13間に形成され
る微少空隙16(図4a)を介して通気可能になってお
り、その開放口Aは図中上方に向いている。
対向する周り縁の内周面14aに植設した繊維片13a
と開口7の中心軸Y近傍において相互に近接または重合
している。したがって、開口7(図2)は遮蔽体の繊維
片13(可撓部材10)によって遮蔽されており、その
表裏間(蓋の外側と内側)は、繊維片13間に形成され
る微少空隙16(図4a)を介して通気可能になってお
り、その開放口Aは図中上方に向いている。
【0041】これにより、容器本体1内への塵埃の侵入
を遮蔽するフイルタとして作用する他、食材の煮込み時
に生ずる蒸気の排出口としても作用すると共に、該放出
蒸気を上方に配置している換気扇(図示せず)に直接吸
入させ該蒸気が厨房室内に拡散することを防止する。な
お、5は調理用の食材ならびに煮汁である。
を遮蔽するフイルタとして作用する他、食材の煮込み時
に生ずる蒸気の排出口としても作用すると共に、該放出
蒸気を上方に配置している換気扇(図示せず)に直接吸
入させ該蒸気が厨房室内に拡散することを防止する。な
お、5は調理用の食材ならびに煮汁である。
【0042】また、可撓部材たる繊維片13は図3に示
すように、平面視において開口7の中心軸Yに対して直
角もしくは所定角度(α)傾斜した状態で周り縁9の内
周面14に植設するのがよく、相対向する内周面14a
に植設した他方の繊維片13aも同様に同方向に傾斜さ
せて植設する。
すように、平面視において開口7の中心軸Yに対して直
角もしくは所定角度(α)傾斜した状態で周り縁9の内
周面14に植設するのがよく、相対向する内周面14a
に植設した他方の繊維片13aも同様に同方向に傾斜さ
せて植設する。
【0043】このようにすると、遮蔽体8に対する調理
用具20の柄部21の挿脱がスムースに行え調理時の使
用勝手も向上する。即ち、遮蔽体8に調理用具20の柄
部21(図1)を挿入するときは、蓋体3の外周縁6側
から中央部P方向に向けて繊維片13側(図中中心軸Y
より左)の先端部をなぞるようにして摺動移動すると、
該繊維片が調理用具の柄部21の挿入方向に傾斜してい
ることによりその先端部15を押し倒すようにして摺動
移動できる。
用具20の柄部21の挿脱がスムースに行え調理時の使
用勝手も向上する。即ち、遮蔽体8に調理用具20の柄
部21(図1)を挿入するときは、蓋体3の外周縁6側
から中央部P方向に向けて繊維片13側(図中中心軸Y
より左)の先端部をなぞるようにして摺動移動すると、
該繊維片が調理用具の柄部21の挿入方向に傾斜してい
ることによりその先端部15を押し倒すようにして摺動
移動できる。
【0044】逆に、調理用具の柄部21を蓋体の中央部
P方向から外周縁6方向に抜き出すときは、繊維片13
a(図中中心軸Yより右)がその引き出し方向に傾斜し
ているため該繊維片の先端部15を押し倒すようにして
摺動移動するとスムースに抜き出せる。
P方向から外周縁6方向に抜き出すときは、繊維片13
a(図中中心軸Yより右)がその引き出し方向に傾斜し
ているため該繊維片の先端部15を押し倒すようにして
摺動移動するとスムースに抜き出せる。
【0045】なお、この傾斜角度(α)は調理用具の柄
部21の挿脱が容易な角度であれば中心軸Yに対して鈍
角または鋭角であってもよく、その角度ならびに傾斜方
向は特に限定されず繊維片13の太さや蓋体の大きさ、
使用する調理用具の種類や用途などに応じて適宜選択す
ればよい。
部21の挿脱が容易な角度であれば中心軸Yに対して鈍
角または鋭角であってもよく、その角度ならびに傾斜方
向は特に限定されず繊維片13の太さや蓋体の大きさ、
使用する調理用具の種類や用途などに応じて適宜選択す
ればよい。
【0046】以上の如く構成した蓋体3の使用方法につ
いて説明する。まず、食材の煮込み時調理用具20は容
器本体1外に置き、その後調理用具20で食材5を掬っ
て食器(図示せず)に盛りつけた後、掬い部22を容器
本体1内に置き残したまま蓋体3を該容器本体の開口部
2に被せて着座させる。
いて説明する。まず、食材の煮込み時調理用具20は容
器本体1外に置き、その後調理用具20で食材5を掬っ
て食器(図示せず)に盛りつけた後、掬い部22を容器
本体1内に置き残したまま蓋体3を該容器本体の開口部
2に被せて着座させる。
【0047】このとき、調理用具20の把持部23は手
で軽く持ち上げて略垂直にした状態でその柄部21を遮
蔽体8の外周縁6側から中央部P方向に向けて挿入し、
所望の位置まで摺動移動したところで止め置く。
で軽く持ち上げて略垂直にした状態でその柄部21を遮
蔽体8の外周縁6側から中央部P方向に向けて挿入し、
所望の位置まで摺動移動したところで止め置く。
【0048】これにより、調理用具20は相対向する繊
維片13,13aとによって挟持されその状態を保持す
る(図1)。このようにして調理用具20は遮蔽体8に
よって略垂直状態で保持されると共に、容器本体1内は
前記繊維片13によって外部と遮蔽されているので大気
中の塵埃や蠅や虫等の侵入が防止される。
維片13,13aとによって挟持されその状態を保持す
る(図1)。このようにして調理用具20は遮蔽体8に
よって略垂直状態で保持されると共に、容器本体1内は
前記繊維片13によって外部と遮蔽されているので大気
中の塵埃や蠅や虫等の侵入が防止される。
【0049】なお、このとき調理用具の掬い部22は調
理用食材5または煮汁面Eよりも可及的に上方に止め置
くようにすると再加熱時に煮汁の熱が柄部21を介して
把持部23に伝達されることを防止できるので該把持部
の過熱もない。
理用食材5または煮汁面Eよりも可及的に上方に止め置
くようにすると再加熱時に煮汁の熱が柄部21を介して
把持部23に伝達されることを防止できるので該把持部
の過熱もない。
【0050】また、食材の煮込み時や再加熱時容器本体
1内で沸騰した蒸気は、遮蔽体8の可撓部材たる繊維片
13に衝突し該繊維片間に形成される微少空隙16(図
16)を経て分散して大気中に放出されるので、噴出蒸
気の勢いも抑制できるから火傷の危険性もなくなる。
1内で沸騰した蒸気は、遮蔽体8の可撓部材たる繊維片
13に衝突し該繊維片間に形成される微少空隙16(図
16)を経て分散して大気中に放出されるので、噴出蒸
気の勢いも抑制できるから火傷の危険性もなくなる。
【0051】また、この蒸気放出に伴って容器本体1内
の蒸気圧力も程良く押さえられると共に、沸騰して気泡
状態となった煮汁の気泡も繊維片13の微少空隙16を
通過する過程で該繊維片に遮られて破裂・消滅し、気泡
内の膨張空気だけが外部に放出されるので煮汁の煮こぼ
れも防止できる。なお、この場合調理用具20を蓋体3
の円周方向に傾けておくとその把持部が放出蒸気で濡れ
ることがない。
の蒸気圧力も程良く押さえられると共に、沸騰して気泡
状態となった煮汁の気泡も繊維片13の微少空隙16を
通過する過程で該繊維片に遮られて破裂・消滅し、気泡
内の膨張空気だけが外部に放出されるので煮汁の煮こぼ
れも防止できる。なお、この場合調理用具20を蓋体3
の円周方向に傾けておくとその把持部が放出蒸気で濡れ
ることがない。
【0052】さらに、食材5の再加熱後は、蓋体3のノ
ブ4を手で持ち上げると共に、調理用具の把持部23を
掴んで繊維片13a側の先端部をなぞるようにして蓋体
の外周縁6方向に向けて摺動移動させるとスムースに抜
き出すことができる。
ブ4を手で持ち上げると共に、調理用具の把持部23を
掴んで繊維片13a側の先端部をなぞるようにして蓋体
の外周縁6方向に向けて摺動移動させるとスムースに抜
き出すことができる。
【0053】そのうえ、調理用具20の柄部21も略垂
直状態でしかも蓋体3の外周縁6よりも内側、即ち容器
本体1の外周よりも内側に位置しているため、加熱時の
燃焼炎によって該柄部ならびに把持部を焦がす虞もな
い。
直状態でしかも蓋体3の外周縁6よりも内側、即ち容器
本体1の外周よりも内側に位置しているため、加熱時の
燃焼炎によって該柄部ならびに把持部を焦がす虞もな
い。
【0054】図5,図6は本発明の第2実施形態で、遮
蔽体8aの可撓部材をヒダ状に形成したものである。
蔽体8aの可撓部材をヒダ状に形成したものである。
【0055】可撓部材たるヒダ25は、開口7の中心軸
Yに対して所定角度(α)傾斜した状態で周り縁9の内
周面14に設けられており、該ヒダは垂直方向に縦長の
断面略長方形状の薄板片を周り縁の内周面14上に沿っ
て一体的に並列配置されている。また、ヒダ25の先端
部15は平面視において相対向する周り縁の内周面14
aから突出するヒダの先端部と千鳥状に交互に噛み合う
に近接して設けられている。
Yに対して所定角度(α)傾斜した状態で周り縁9の内
周面14に設けられており、該ヒダは垂直方向に縦長の
断面略長方形状の薄板片を周り縁の内周面14上に沿っ
て一体的に並列配置されている。また、ヒダ25の先端
部15は平面視において相対向する周り縁の内周面14
aから突出するヒダの先端部と千鳥状に交互に噛み合う
に近接して設けられている。
【0056】以上により、調理用具の柄部21を遮蔽体
8aに挿入するときは、該柄部をその挿入方向に傾斜し
たヒダ25側の先端部15を押し分けるように摺動移動
し、逆に柄部21を抜き出すときはその抜き出し方向に
傾斜したヒダ25a側の先端部15を押し分けるように
摺動移動すれば容易に挿脱できる。
8aに挿入するときは、該柄部をその挿入方向に傾斜し
たヒダ25側の先端部15を押し分けるように摺動移動
し、逆に柄部21を抜き出すときはその抜き出し方向に
傾斜したヒダ25a側の先端部15を押し分けるように
摺動移動すれば容易に挿脱できる。
【0057】なお、本実施形態における周り縁9ならび
にヒダ25は可撓性の樹脂材料もしくはゴム材料で一体
的に形成するのが好ましいが、周り縁9とヒダ25のそ
れぞれを異なる材料で形成して相互に接合するようにし
てもよいことは言うまでもない。
にヒダ25は可撓性の樹脂材料もしくはゴム材料で一体
的に形成するのが好ましいが、周り縁9とヒダ25のそ
れぞれを異なる材料で形成して相互に接合するようにし
てもよいことは言うまでもない。
【0058】また、第1実施形態で説明したと同様にヒ
ダ25の開口の中心軸Yに対する傾斜角度αは、蓋体3
の大きさやヒダの厚さ、形状に応じて適宜選択すればよ
い。
ダ25の開口の中心軸Yに対する傾斜角度αは、蓋体3
の大きさやヒダの厚さ、形状に応じて適宜選択すればよ
い。
【0059】図7,図8は本発明の第3実施形態で、遮
蔽体に解放口30を設け、該解放口を可撓部材で開閉自
在に構成したものである。蓋体3の開口7には、遮蔽体
8bが嵌着しその周り縁9bには可撓部材たる可撓部材
10bが回動自在に設けられると共に、周り縁9bの内
周面14は解放状態となって解放口30を形成してい
る。
蔽体に解放口30を設け、該解放口を可撓部材で開閉自
在に構成したものである。蓋体3の開口7には、遮蔽体
8bが嵌着しその周り縁9bには可撓部材たる可撓部材
10bが回動自在に設けられると共に、周り縁9bの内
周面14は解放状態となって解放口30を形成してい
る。
【0060】可撓部材10bは、可撓性を有する平板状
部材の一端に切り込み残留部31を残して所定幅(1m
mないし10mm)間隔で切り込み32を設けて並行に
連なったヒダ状に形成したもので、切り込み残留部31
近傍に設けた枢支部33を基準として時計方向もしくは
反時計方向に回動自在となっており、手で回動操作して
解放口30を開閉する。
部材の一端に切り込み残留部31を残して所定幅(1m
mないし10mm)間隔で切り込み32を設けて並行に
連なったヒダ状に形成したもので、切り込み残留部31
近傍に設けた枢支部33を基準として時計方向もしくは
反時計方向に回動自在となっており、手で回動操作して
解放口30を開閉する。
【0061】なお、可撓部材10bは、前第2実施形態
で説明したと同様に可撓性でかつ耐熱性を有するゴム材
料もしくは樹脂材料で形成されると共に、可撓部材10
bの枢支部33は、該可撓部材と一体構造の屈曲回動形
のヒンジ(蝶番)または枢軸を有する回動形のヒンジの
何れで構成することもできる。
で説明したと同様に可撓性でかつ耐熱性を有するゴム材
料もしくは樹脂材料で形成されると共に、可撓部材10
bの枢支部33は、該可撓部材と一体構造の屈曲回動形
のヒンジ(蝶番)または枢軸を有する回動形のヒンジの
何れで構成することもできる。
【0062】本第3実施形態は以上のように構成されて
おり、使用に際しては予め可撓部材10bを時計方向に
回動して解放口30を解放状態にしておき、次いで蓋体
3を被せる際に容器本体内に置き残した調理用具の柄部
21を前記解放口に挿通しこの状態で容器本体1上に蓋
体3を着座させる。
おり、使用に際しては予め可撓部材10bを時計方向に
回動して解放口30を解放状態にしておき、次いで蓋体
3を被せる際に容器本体内に置き残した調理用具の柄部
21を前記解放口に挿通しこの状態で容器本体1上に蓋
体3を着座させる。
【0063】そして、調理用具の把持部を手で軽く持ち
上げて略垂直状態にした状態で可撓部材10bを反時計
方向に回動して解放口30を閉じる。このとき調理用具
の柄部21と当接する部分の可撓部材10b(ヒダ)は
該柄部によって回動を遮られて上向きに屈曲する(図中
D)と共に、その弾性により周り縁の内周面14aと協
同して該柄部を挟持する(図8)。而して、調理用具2
0は遮蔽体8によってこの状態で保持される。
上げて略垂直状態にした状態で可撓部材10bを反時計
方向に回動して解放口30を閉じる。このとき調理用具
の柄部21と当接する部分の可撓部材10b(ヒダ)は
該柄部によって回動を遮られて上向きに屈曲する(図中
D)と共に、その弾性により周り縁の内周面14aと協
同して該柄部を挟持する(図8)。而して、調理用具2
0は遮蔽体8によってこの状態で保持される。
【0064】図9,図10は本発明の第4実施形態で、
遮蔽体8の可撓部材10を弾性部材で構成したものであ
る。蓋体3に装着の遮蔽体8cの周り縁9cには開口の
中心軸Yを挟んで略水平方向に弾性体41が突設してい
る。
遮蔽体8の可撓部材10を弾性部材で構成したものであ
る。蓋体3に装着の遮蔽体8cの周り縁9cには開口の
中心軸Yを挟んで略水平方向に弾性体41が突設してい
る。
【0065】この可撓部材たる弾性体41は例えばスポ
ンジのように内部に無数の微少気泡有する発泡材料によ
り成り、その表面は水分の浸透しない滑らかな薄膜で覆
われており、開口の中心軸Y近傍の頂部42には外部と
密閉された空洞43が設けられ、その先端部15cは相
対向する周り縁の内周面14aに突設する弾性体41a
と近接して設けられている。
ンジのように内部に無数の微少気泡有する発泡材料によ
り成り、その表面は水分の浸透しない滑らかな薄膜で覆
われており、開口の中心軸Y近傍の頂部42には外部と
密閉された空洞43が設けられ、その先端部15cは相
対向する周り縁の内周面14aに突設する弾性体41a
と近接して設けられている。
【0066】前記弾性体の材料としては、例えば独立気
泡を有する発泡ゴムまたは発泡ポリエチレン、発泡ウレ
タン等、長期にわたって適度の弾力性を維持できかつ耐
熱・耐食性の素材により成形するのが望ましい。
泡を有する発泡ゴムまたは発泡ポリエチレン、発泡ウレ
タン等、長期にわたって適度の弾力性を維持できかつ耐
熱・耐食性の素材により成形するのが望ましい。
【0067】本第4実施形態は以上のように構成されて
おり、容器本体内の沸騰蒸気はその圧力で弾性体41の
柔軟な頂部42を上方に押し広げて開口した隙間から外
部に放出する。また該蒸気の放出後は再度元位置に復帰
して容器本体内を遮蔽する。
おり、容器本体内の沸騰蒸気はその圧力で弾性体41の
柔軟な頂部42を上方に押し広げて開口した隙間から外
部に放出する。また該蒸気の放出後は再度元位置に復帰
して容器本体内を遮蔽する。
【0068】また、調理用具の柄部21を挿入したとき
は弾性体41自体が保有する弾性と空洞43が保有する
クッション効果との双方で調理用具の柄部21を狭持し
て保持すると共に、弾性体41内に密封された微少気泡
および空洞43内に密封された空気によって長期間その
弾性を維持できる。なお、前記弾性体41は開口の中心
軸Yを挟んで相対向する周り縁の内周面14または14
aの何れか一方に設けるようにしてもよい。
は弾性体41自体が保有する弾性と空洞43が保有する
クッション効果との双方で調理用具の柄部21を狭持し
て保持すると共に、弾性体41内に密封された微少気泡
および空洞43内に密封された空気によって長期間その
弾性を維持できる。なお、前記弾性体41は開口の中心
軸Yを挟んで相対向する周り縁の内周面14または14
aの何れか一方に設けるようにしてもよい。
【0069】図11,12は蓋体3を裏側から見た本発
明の第5実施形態で、遮蔽体8の下方または上方の何れ
か一側に調理用具の保持を補完するホルダーを設けたも
のである。以下前各実施形態で説明したと同一部材は同
一符号をもって説明する。
明の第5実施形態で、遮蔽体8の下方または上方の何れ
か一側に調理用具の保持を補完するホルダーを設けたも
のである。以下前各実施形態で説明したと同一部材は同
一符号をもって説明する。
【0070】遮蔽体8の下方にはホルダー45が配置
し、その一端は開口7の奥側に設けた固定ピン46によ
って蓋体3と固定している。ホルダー45は線状または
薄板状のばね材料を略波形に屈曲成形したもので、相対
向する波形の内側凹み部47の間隔Wは先端部48側か
ら固定ピン46側に近づくにしたがって順次狭くなるよ
うに形成されている。
し、その一端は開口7の奥側に設けた固定ピン46によ
って蓋体3と固定している。ホルダー45は線状または
薄板状のばね材料を略波形に屈曲成形したもので、相対
向する波形の内側凹み部47の間隔Wは先端部48側か
ら固定ピン46側に近づくにしたがって順次狭くなるよ
うに形成されている。
【0071】即ち、調理用具の柄部21を遮蔽体8に挿
通したとき、該柄部の厚みが薄いものや細いものほど凹
み間隔Wの小さい奥側の凹み部47aに挟持され、柄2
1部が厚いものや大径のものほど先端部48側の大なる
凹み部47に挟持されるようになっている。
通したとき、該柄部の厚みが薄いものや細いものほど凹
み間隔Wの小さい奥側の凹み部47aに挟持され、柄2
1部が厚いものや大径のものほど先端部48側の大なる
凹み部47に挟持されるようになっている。
【0072】したがって、調理用具の柄部21は遮蔽体
の可撓部材10と共にホルダー45の弾性付勢によって
も挟持されるから、例えば重量の大きい調理用具でも確
実に把持状態を保持できる。なお、上記ホルダー45の
配置位置は遮蔽体8の下側に限らずその上側もしくは周
り縁9の中間部に配置してもよいことは言うまでもな
い。
の可撓部材10と共にホルダー45の弾性付勢によって
も挟持されるから、例えば重量の大きい調理用具でも確
実に把持状態を保持できる。なお、上記ホルダー45の
配置位置は遮蔽体8の下側に限らずその上側もしくは周
り縁9の中間部に配置してもよいことは言うまでもな
い。
【0073】図13は本発明の第6実施形態で、容器本
体1内を蓋体で密閉して煮込みまたは蒸す必要のあると
きには遮蔽体の上方を開閉蓋で閉じられるようにしたも
のである。
体1内を蓋体で密閉して煮込みまたは蒸す必要のあると
きには遮蔽体の上方を開閉蓋で閉じられるようにしたも
のである。
【0074】遮蔽体8の近傍には枢支ピン55を枢支部
として蓋体3の上面に沿って左右方向(L,R)に回動
または横移動自在な開閉蓋56が装着している。この開
閉蓋56は金属材料もしくは合成樹脂材料で成形したも
ので、その側端57には切り抜き58が設けられてい
る。
として蓋体3の上面に沿って左右方向(L,R)に回動
または横移動自在な開閉蓋56が装着している。この開
閉蓋56は金属材料もしくは合成樹脂材料で成形したも
ので、その側端57には切り抜き58が設けられてい
る。
【0075】したがって、最初に食材を煮込む場合や蒸
す場合等調理用具を容器本体外に置いて加熱するとき
は、開閉蓋56の摘み59を手で掴み、遮蔽体8の上面
に沿って図中左方向(L)に横移動して可撓部材10に
面する解放部を閉じて煮込めばよい。
す場合等調理用具を容器本体外に置いて加熱するとき
は、開閉蓋56の摘み59を手で掴み、遮蔽体8の上面
に沿って図中左方向(L)に横移動して可撓部材10に
面する解放部を閉じて煮込めばよい。
【0076】また、調理用具を容器本体内に置き残した
場合には、前記切り抜き58と周り縁9の内周面14と
で該調理用具の柄部21を挟むようにして開閉蓋56を
閉じればその傾倒を保持することができる。また煮汁の
沸騰状況に応じて開閉蓋56の開閉度を調整することも
できるので都合がよい。なお、60は開閉蓋46に設け
た放気孔で容器本体1内の蒸気はここから大気中に放出
される。
場合には、前記切り抜き58と周り縁9の内周面14と
で該調理用具の柄部21を挟むようにして開閉蓋56を
閉じればその傾倒を保持することができる。また煮汁の
沸騰状況に応じて開閉蓋56の開閉度を調整することも
できるので都合がよい。なお、60は開閉蓋46に設け
た放気孔で容器本体1内の蒸気はここから大気中に放出
される。
【0077】図14は本発明の第7実施形態で遮蔽体8
を食品保存容器の蓋体に装着したものである。容器本体
1aは調理済みの食品を保存する保存容器で、例えば金
属、樹脂、セトモノ、その他の材料で形成される。そし
て、その上方には蓋体3aが装着すると共に、該蓋体の
一側には前第1実施形態で説明したと同様に外周縁6a
側から中央部P方向に開口7bが設けられ、該開口には
遮蔽体8が装着している。また、開閉蓋56の枢支部は
蓋体中央部のノブ4の軸心としてもよい。
を食品保存容器の蓋体に装着したものである。容器本体
1aは調理済みの食品を保存する保存容器で、例えば金
属、樹脂、セトモノ、その他の材料で形成される。そし
て、その上方には蓋体3aが装着すると共に、該蓋体の
一側には前第1実施形態で説明したと同様に外周縁6a
側から中央部P方向に開口7bが設けられ、該開口には
遮蔽体8が装着している。また、開閉蓋56の枢支部は
蓋体中央部のノブ4の軸心としてもよい。
【0078】なお、本実施形態においては調理用具の代
わりに食材を盛りつけるための洋食器の他各種の食器用
具65が用いられる以外は遮蔽体ならびにその装着構造
は前述の各実施形態で説明したと同構造のため、その詳
細構造および使用方法の説明は省略する。
わりに食材を盛りつけるための洋食器の他各種の食器用
具65が用いられる以外は遮蔽体ならびにその装着構造
は前述の各実施形態で説明したと同構造のため、その詳
細構造および使用方法の説明は省略する。
【0079】以上により、食器用具の掬い部をそのまま
容器本体内に置き残した状態でも容器本体上方の開口部
に蓋体3aをきちんと着座させて外部との遮蔽ができる
から、容器本体1a内に残留する食材も衛生を保てる。
容器本体内に置き残した状態でも容器本体上方の開口部
に蓋体3aをきちんと着座させて外部との遮蔽ができる
から、容器本体1a内に残留する食材も衛生を保てる。
【0080】なお、本発明は前述各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内において各種の
変形実施が可能である。例えば、蓋体3は食品の調理用
鍋または釜等の調理容器類の他、食品保存用の各種容器
など蓋体を有する全ての容器に適用するものである。
るものではなく、本発明の要旨の範囲内において各種の
変形実施が可能である。例えば、蓋体3は食品の調理用
鍋または釜等の調理容器類の他、食品保存用の各種容器
など蓋体を有する全ての容器に適用するものである。
【0081】また、該蓋体に設けた開口7ならびに遮蔽
体8も調理用具の柄部を挿脱自在にしてかつ調理用具を
保持可能な構造であれば、その形状および材質は特に限
定しない。さらに、蓋体の外周縁6近傍となる周り縁9
の先端部を燃焼炎から保護するためにその表面を金属製
保護材料で被覆するようにしてもよく、また遮蔽体8に
設けた可撓部材10の形態も、繊維状の繊維片に限らず
ヒダ状の集合片または並列配置したヒダ状またはスポン
ジの如き弾性体など、その詳細構造ならびに保持構造は
特に限定されない。
体8も調理用具の柄部を挿脱自在にしてかつ調理用具を
保持可能な構造であれば、その形状および材質は特に限
定しない。さらに、蓋体の外周縁6近傍となる周り縁9
の先端部を燃焼炎から保護するためにその表面を金属製
保護材料で被覆するようにしてもよく、また遮蔽体8に
設けた可撓部材10の形態も、繊維状の繊維片に限らず
ヒダ状の集合片または並列配置したヒダ状またはスポン
ジの如き弾性体など、その詳細構造ならびに保持構造は
特に限定されない。
【0082】また、その材料も柔軟で外力を加えて屈曲
または撓ませても自己復元性を有しており、かつ耐熱・
耐食性を有するものであれば樹脂類または金属類または
ゴム類或いはその他の新素材など何れを用いてもよく、
本発明の要旨の範囲内において適宜選択可能である。
または撓ませても自己復元性を有しており、かつ耐熱・
耐食性を有するものであれば樹脂類または金属類または
ゴム類或いはその他の新素材など何れを用いてもよく、
本発明の要旨の範囲内において適宜選択可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は食品容器
の蓋体上面に開口を設け、該開口に容器本体内と大気間
とを通気可能に遮蔽する遮蔽体を装着したので、容器本
体内で沸騰した煮汁の気泡を前記遮蔽体の可撓部材間に
形成される微少空隙を通過する過程で破裂・消滅させる
ことができるから該煮汁の煮こぼれを防止できる。その
うえ沸騰により生ずる蒸気も分散して外部に放出される
ので火傷の虞もない。
の蓋体上面に開口を設け、該開口に容器本体内と大気間
とを通気可能に遮蔽する遮蔽体を装着したので、容器本
体内で沸騰した煮汁の気泡を前記遮蔽体の可撓部材間に
形成される微少空隙を通過する過程で破裂・消滅させる
ことができるから該煮汁の煮こぼれを防止できる。その
うえ沸騰により生ずる蒸気も分散して外部に放出される
ので火傷の虞もない。
【0084】また、前記遮蔽体は調理用具の挿脱と該調
理用具の保持が可能な構造としたことにより、調理後容
器本体内に調理用具の掬い部を置き残した場合でも蓋体
をきちんと着座させることができると共に、該調理用具
柄部の形状如何にかかわらず確実に外部との遮蔽を保つ
ことができる。
理用具の保持が可能な構造としたことにより、調理後容
器本体内に調理用具の掬い部を置き残した場合でも蓋体
をきちんと着座させることができると共に、該調理用具
柄部の形状如何にかかわらず確実に外部との遮蔽を保つ
ことができる。
【0085】さらに、調理用具の柄部も容器本体の外周
部からはみ出すことなく略垂直状態で保持することがで
きるので、再加熱時の燃焼炎によってその柄部または把
持部を焦がすこともなくなるなど、実用上好適な食品容
器として利用できる。
部からはみ出すことなく略垂直状態で保持することがで
きるので、再加熱時の燃焼炎によってその柄部または把
持部を焦がすこともなくなるなど、実用上好適な食品容
器として利用できる。
【図1】 本発明食品容器の概略断面図である。
【図2】 蓋体及び遮蔽体の装着関係を示す説明図であ
る。
る。
【図3】 第1実施形態における遮蔽体の平面図であ
る。
る。
【図4】 第1実施形態における遮蔽体の横断面図であ
る。
る。
【図5】 第2実施形態における遮蔽体の平面図であ
る。
る。
【図6】 第2実施形態における遮蔽体の横断面図であ
る。
る。
【図7】 第3実施形態における遮蔽体の平面図であ
る。
る。
【図8】 第3実施形態における遮蔽体の横断面図であ
る。
る。
【図9】 第4実施形態における遮蔽体の平面図であ
る。
る。
【図10】 第4実施形態における遮蔽体の横断面図で
ある。
ある。
【図11】 第5実施形態における遮蔽体の裏面図であ
る。
る。
【図12】 第5実施形態の横断面図である。
【図13】 第6実施形態における遮蔽体の斜視図であ
る。
る。
【図14】 第7実施形態における保存容器の使用図で
ある。
ある。
【図15】 従来の調理容器使用状態の説明図である。
【図16】 遮蔽体の可撓部材の縦断面図である。
1 容器本体 3 蓋体 5 食材 6 外周縁 7 開口 8 遮蔽体 9 周り縁 10 可撓部材 13 繊維片 14 内周面 20 調理用具 21 柄部 22 掬い部 23 把持部 45 ホルダー P 中央部 Y 中心軸
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AB01 BA02 CA01 CB04 EA04 FA09 GA08 GB12 GB17 KA09 4B055 AA01 BA03 BA22 BA23 BA53 CA22 CB02 CB07 CC45 CC64 FA09 FB33 FB53 FB54 FC01 FC09 FC11 FC14 GA01 GA04 GA11
Claims (10)
- 【請求項1】食品の調理ならびに保存用容器において、
該容器蓋体の上面には開口を設け、該開口には容器本体
内と大気間とを通気可能に遮蔽する遮蔽体を装着し、該
遮蔽体を介して容器本体内の沸騰蒸気を排出可能に構成
したことを特徴とする食品容器。 - 【請求項2】前記遮蔽体には、前記開口に沿って嵌着す
る周り縁を有し該周り縁には屈曲可撓性の可撓部材を突
設すると共に、該可撓部材には微少空隙を設けて容器本
体内と大気間を連通させたことを特徴とする請求項1記
載の食品容器。 - 【請求項3】前記可撓部材は繊維状の繊維片により成
り、その一端は前記遮蔽体の周り縁に突設していること
を特徴とする請求項1または2記載の食品容器。 - 【請求項4】前記遮蔽体の周り縁は、加熱すると軟化し
冷却すると転移領域温度で硬化する熱可塑性樹脂、又は
ゴム材料の何れか1つにより形成されていることを特徴
とする請求項2又は3記載の食品容器。 - 【請求項5】前記遮蔽体に設けた可撓部材は、屈曲復元
性を有する薄板片を対向させて配置したものであること
を特徴とする。請求項2記載の食品容器。 - 【請求項6】前記可撓部材は、回動操作によって可撓体
の開口を開閉自在に構成したことを特徴とする請求項2
記載の食品容器。 - 【請求項7】前記可撓部材は、平面視において開口の中
心軸Yに対して直角または傾斜角度をもって配置されて
いることを特徴とする請求項2又は3又は5の何れか1
項に記載の食品容器。 - 【請求項8】前記可撓部材は、弾力性を有する弾性体に
より成りその頂部には大気と密閉した空洞を設けて柔軟
性を保有させたことを特徴とする。請求項2記載の食品
容器。 - 【請求項9】前記遮蔽体の一側には調理用具を挟持する
ホルダーを配置したことを特徴とする請求項1記載の食
品容器。 - 【請求項10】食品の調理ならびに保存用容器におい
て、該容器蓋体の上面には開口を設け、該開口には容器
本体内と大気間とを通気可能に遮蔽する遮蔽体を装着す
ると共に、前記遮蔽体の上方には蓋体の上面に沿って横
移動自在な開閉蓋を設け、該開閉蓋の横移動によって容
器本体内と大気間を遮蔽可能に構成したことを特徴とす
る食品容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291555A JP2002095591A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 食品容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000291555A JP2002095591A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 食品容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002095591A true JP2002095591A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18774609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000291555A Pending JP2002095591A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 食品容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002095591A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9635975B2 (en) | 2015-03-03 | 2017-05-02 | Tonoga, Inc. | Stir-through lid for cookware |
JP2017530906A (ja) * | 2014-07-22 | 2017-10-19 | ズクソク サルバブ カンパニー,リミテッド | 食物調理容器 |
WO2019214834A1 (de) * | 2017-05-12 | 2019-11-14 | Renate Weisse | Anordnung und verfahren zum zubereiten von babykost |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000291555A patent/JP2002095591A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017530906A (ja) * | 2014-07-22 | 2017-10-19 | ズクソク サルバブ カンパニー,リミテッド | 食物調理容器 |
US9635975B2 (en) | 2015-03-03 | 2017-05-02 | Tonoga, Inc. | Stir-through lid for cookware |
WO2019214834A1 (de) * | 2017-05-12 | 2019-11-14 | Renate Weisse | Anordnung und verfahren zum zubereiten von babykost |
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