JP2002094256A - ロック機構 - Google Patents

ロック機構

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JP2002094256A
JP2002094256A JP2000283596A JP2000283596A JP2002094256A JP 2002094256 A JP2002094256 A JP 2002094256A JP 2000283596 A JP2000283596 A JP 2000283596A JP 2000283596 A JP2000283596 A JP 2000283596A JP 2002094256 A JP2002094256 A JP 2002094256A
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lock mechanism
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locking projection
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JP2000283596A
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English (en)
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Kenjiro Masako
乾次郎 真子
Yutaka Nagasaka
裕 長坂
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機構が単純で、スムーズに作動し、小さな力で
かつ短いストロークで操作でき、信頼性が高く、誤操作
を確実に防止する。 【解決手段】他の機器を連結するためのロック機構であ
って、他の機器が連結される載置面2bに突出入可能に
なされた係止突部21bと、係止突部21bを常には突
出状態となるように弾性的に付勢する弾性部21eとを
有する保持部材21と、載置面2bに対向する底面にス
ライド可能に配され、係止突部21bを載置面2b下に
移動する操作部22とを備え、操作部22は、保持部材
21に対して斜めに立設された傾斜部22bを有し、保
持部材21は、傾斜部22bに当接する当接部21dを
有し、傾斜部22bのスライドに伴う当接部21dの位
置の規制によって、弾性部の付勢力に抗して係止突部2
1bが載置面2b下に移動されるロック機構18とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、他の機器と連結
するためのロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、他の機器を着脱可能に連結させる
ロック機構が提案されており、またこのロック機構の応
用として、バッテリーパックに対して、例えば電子機器
の本体部をロックするロック機構が提案されている。
【0003】このようなロック機構を有するバッテリー
パックに連結される電子機器として、例えば液晶モニタ
ー付きのポータブルDVDプレーヤがある。ポータブル
DVDプレーヤは消費電力が大きいため、通常はACア
ダプターを接続して電源を供給している。また、ポータ
ブルDVDプレーヤを屋外等に自由に持ち運び、見たい
ときに、見たい場所で楽しむ場合には、ポータブルDV
Dプレーヤの底面にバッテリーパックを取り付けるよう
になっている。
【0004】図20はこのようなDVDプレーヤ35と
その底面に取り付けるロック機構を有するバッテリーパ
ック36を示す図である。DVDプレーヤ35は本体部
38と、本体部38の後側にヒンジ39を介して開閉可
能に支持された蓋部40から構成されている。本体部3
8にはDVDドライブや各種操作ボタン42等が設けら
れている。蓋部40の裏面には液晶モニター44や左右
スピーカ45,45が設けられている。
【0005】一方、扁平形のバッテリーパック36の上
面にはDVDプレーヤ35の本体部38の底面に露出さ
れた図示せぬ端子と接続するための電源供給端子47が
設けられると共に、その両側にはDVDプレーヤ35の
本体部38の底面に設けられた図示せぬ係合部と係合す
るための係合部48,48が設けられ、略中央部には係
合状態をロックするためのロック部49が出没可能に設
けられている。バッテリーパック36の側面にはこのロ
ック部49の載置面からの突出を解除するよう操作する
ためのロック解除ボタン50がスライド可能に設けられ
ている。ロック部49と、ロック解除ボタン50と、ロ
ック解除ボタン50の動作をロック部49に伝達する図
示せぬ伝達部からロック機構51が構成されている。そ
して、バッテリーパック36の上にDVDプレーヤ35
を載せて、バッテリーパック36の係合部48,48と
DVDプレーヤ35の係合部を係合させ、ロック部49
によりロックするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなロック機構51では、次のような問題があった。ロ
ック解除ボタン50は側面に設けられており、誤ってロ
ック解除ボタン50が物にぶつかってスライドしてしま
うといった誤操作が生じる虞がある。
【0007】更に、ロック解除ボタン50のスライド動
作は伝達部を介してロック部49に伝達されるので、機
構が複雑で、部品点数も多く、がたつく虞があり、直接
ロック部49を操作する場合に比して大きな力と長いス
トロークを必要とし、故障しやすいという問題があっ
た。また、ロック解除ボタン50が側面に設けられてい
るため、極めて小さなボタンしか配置することができな
い。
【0008】そこで、本発明は、伝達部を介さず直接に
ロック部を作動させるように構成し、機構が単純で、ス
ムーズに作動し、小さな力でかつ短いストロークで操作
でき、信頼性が高く、誤操作を確実に防止できるロック
機構を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ロック機構は、他の機器を連結するためのロック機構で
あって、他の機器が連結される載置面に突出入可能にな
された係止突部と、該係止突部を常には突出状態となる
ように弾性的に付勢する弾性部とを有する保持部材と、
載置面に対向する底面にスライド可能に配され、係止突
部を載置面下に移動する操作部とを備え、操作部は、保
持部材に対して斜めに立設された傾斜部を有し、保持部
材は、傾斜部に当接する当接部を有し、傾斜部のスライ
ドに伴う当接部の位置の規制によって、弾性部の付勢力
に抗して係止突部が載置面下に移動されることを特徴と
するものである。
【0010】本発明の請求項1に係るロック機構では、
操作部をスライド操作すると、操作部に設けられた傾斜
部が直接保持部材と係合する。これにより操作部と保持
部材とを極めて近接して配置することができ、機構が簡
単なロック機構を得ることができる。また、操作部と保
持部材の距離が長い場合に起きる力の伝達ロスを極力抑
えることができ、操作性を向上させることができると共
に、中間部材を必要としない分耐久性が向上し、信頼性
を高めることができる。更に、操作部を底面に配置した
ことによって操作部自体の大きさの選択範囲が極めて大
きくなり、操作するのに十分な大きさの操作部を得るこ
とができる。
【0011】本発明の請求項2に係るロック機構は、操
作部を当接部の位置を規制しない場所に保持する付勢手
段を備えることを特徴とするものである。本発明の請求
項2に係るロック機構では、操作部は常にはロック解除
の位置に保持されるので、他の機器の連結時には当該ロ
ック機構を操作する必要がなく、連結を解除するときの
み当該ロック機構を操作すれば良いので、操作性が著し
く向上する。
【0012】本発明の請求項3に係るロック機構は、他
の機器の上下方向及び左右方向を規制する位置規制部材
を備えることを特徴とするものである。本発明の請求項
3に係るロック機構では、上下方向及び左右方向を規制
する位置規制部材に他の機器を係合させながら保持部材
によってロックすることにより、ロックのための操作が
簡単で、確実に他の機器を保持することができる。
【0013】本発明の請求項4に係るロック機構は、他
の機器と連結して使用される電子機器に設けられるロッ
ク機構であって、他の機器が載置される載置面と、載置
面の後端に立設された立上げ部と、載置面に対向する底
面と、他の機器の前後方向の位置を保持するための保持
部材と、保持部材を操作する操作部とを備え、操作部
は、底面にスライド可能に配され、保持部材に対して斜
めに立設された傾斜部を有し、保持部材は、載置面に突
出入可能になされた係止突部と、該係止突部を常には突
出状態となるように弾性的に付勢する弾性部と、傾斜部
に当接する当接部を有し、載置面及び立上げ部は、他の
機器の上下方向及び左右方向への移動を規制する位置規
制部材を有し、傾斜部のスライドによって当接部の位置
が操作部に対して相対的に規制されることによって、弾
性部の付勢力に抗して係止突部が載置面下に移動され、
他の機器の保持状態が解除されるようになされることを
特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項4に係るロック機構では、
操作部をスライド操作すると、操作部に設けられた傾斜
部が直接保持部材と係合する。これにより操作部と保持
部材とを極めて近接して配置することができ、機構が簡
単なロック機構を得ることができる。また、操作部と保
持部材の距離が長い場合に起きる力の伝達ロスを極力抑
えることができ、操作性を向上させることができると共
に、中間部材を必要としない分耐久性が向上し、信頼性
を高めることができる。更に、操作部を底面に配置した
ことによって操作部自体の大きさの選択範囲が極めて大
きくなり、操作するのに十分な大きさの操作部を得るこ
とができる。更に、載置面及び立上げ部に他の機器の上
下方向及び左右方向を規制する位置規制部材を備えたの
で、位置規制部材に他の機器を係合させながら他の機器
の位置を載置面に合わせるだけで保持部材によってロッ
クすることができ、ロックのための操作が簡単で、確実
に他の機器を保持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロック機構を
適用したバッテリーパックの実施の形態の一例につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実
施の形態としてのバッテリーパックの斜視図、図2はそ
の側面図である。
【0016】図1及び図2に示すように、バッテリーパ
ック1の筐体は上カバー2と下カバー3からなり、内部
には後述する複数のバッテリー16等が収納されてい
る。バッテリーパック1の上カバー2は後端の立上げ部
2aと、前方に傾斜した傾斜部2bとからなり、立上げ
部2aと傾斜部2bとの連接箇所には勾配部2cが設け
られ、傾斜部2bの前部には段差2b-1が設けられてい
る。上カバー2の勾配部2cと段差2b-1は後述するD
VD(Digital Video Disc)プレーヤ26の本体カバー
27との前後方向の位置を規制するためのものである。
【0017】本発明は、DVDプレーヤ26を載置する
載置面である傾斜部2bに突出入可能になされた係止突
部21bを有する保持部材21と、係止突部21bを載
置面下に移動させる操作部であるスライド部材22とを
備え、スライド部材22をスライド操作することによ
り、スライド部材22の傾斜バー部22bが保持部材2
1の当接部21dに当接して、係止突部21bを載置面
下に移動させるようにして、操作部であるスライド部材
22と保持部材21とを極めて近接して配置することが
でき、機構が簡単で、操作性を向上させ、信頼性を高め
るようにしたものである。
【0018】上カバー2の段差2b-1より前方には、略
中央に後述する保持部材21の係止突部21bを突出さ
せるための長孔2b-2が穿設されている。上カバー2の
長孔2b-2より前方には、左右に一対の位置規制部材で
ある位置決め部5,5が立設されると共に、略中央に後
述する保持部材21の一対のボス部21e,21eの孔
に嵌挿するためのピン部6,6が垂下されている。
【0019】位置決め部5は、上方に向けて立設された
後側板5aと、後側板5aの上端から前方に向けて延出
した上側板5bと、後側板5aと上側板5bの略中央に
連接し、上方及び前方に向けて延出した中板5cから一
体に成形されている。
【0020】上カバー2の傾斜部2bの段差2b-1より
後方には複数、ここでは2個1組で4組、すなわち8個
のスリット2b-3が穿設され、この8個のスリット2b
-3から後述するDVDプレーヤ26の複数の端子30と
電気的に接続するための複数の電源供給端子7が突出す
るようになっている。上カバー2の立上げ部2aの正面
側には左右一対の位置規制部材である位置決め部9,9
が前方に向けて突設されている。
【0021】下カバー3は、図2に示すように、後方へ
ゆくにつれて次第に高くなるように形成されており、こ
れにより下カバー3と嵌合する上カバー2全体が傾斜す
るようになっている。下カバー3の一側面には図示せぬ
ACアダプターのコードの先端のプラグと接続するため
のDC入力端子10が設けられている。
【0022】図3は上カバー2の右半分を切り欠いた状
態のバッテリーパック1の平面図であり、図4は図3の
A−A線断面図である。下カバー3の四隅には上方に向
けてネジ孔を有するボス部3a,3a,3b,3bが突
設されている。下カバー3のボス部3a,3a,3b,
3bに対向するように上カバー2の裏面にはネジ溝を有
するボス部2d,2d,2e,2eが下方に向けて突設
されている。上カバー2と下カバー3を嵌合した状態
で、ボス部3a,3a,3b,3bのネジ孔に下カバー
3の底面側からそれぞれネジ12(図5参照)を挿入
し、それぞれのネジ12の先端をボス部2d,2d,2
e,2eのネジ溝に螺合することにより、上カバー2と
下カバー3を一体化するようになっている。
【0023】下カバー3の略中央部左右にはそれぞれネ
ジ孔を有するボス部3cが突設されている。ネジ15,
15のネジ部をそれぞれ基板13の孔に挿通し、その先
端をボス部3cのネジ孔に螺合して、基板13を下カバ
ー3に固定するようになっている。
【0024】基板13にはDVDプレーヤ26の後述す
る端子30と電気的に接続するための弾性を有する複数
の電源供給端子7が端子ホルダ14で保持されて直接接
続されると共に、ACアダプターのコードの先端のプラ
グと接続するためのDC入力端子10が直接取り付けら
れている。基板13には更に、図示せぬコードを介して
充電式電池である複数のバッテリー16が結線されてい
る。
【0025】上カバー2の傾斜部2b下には略円柱形の
大型の充電式電池であるバッテリー16が3個内蔵さ
れ、上カバー2の立上げ部2aにはバッテリー16が2
段で4個内蔵され、合計7個のバッテリー16が内蔵さ
れている。バッテリーパック1の前部中央にはロック機
構18が設けられている。ロック機構18について詳し
くは後述する。
【0026】図5はバッテリーパック1の下面図であ
る。下カバー3の底面四隅にはそれぞれ緩衝部材である
円形のフエルト19が付設されており、下カバー3の裏
面の前端中央には略矩形の凹溝3dが設けられ、この凹
溝3dにはロック機構18の後述するスライド部材22
が前後方向に摺動可能に取り付けられている。
【0027】次に、ロック機構18について説明する。
図6はロック機構18の分解斜視図である。ロック機構
18は保持部材21と、保持部材21の保持位置を解除
する操作部であるスライド部材22と、スライド部材2
2が保持部材21の保持位置を解除しない位置となるよ
う付勢する付勢手段であるバネ23とから概略構成され
ている。保持部材21は可撓性を有する合成樹脂からな
り、矩形の枠部21aと、枠部21aの先端部に立設さ
れた係止突部21bと、枠部21aに開けられた矩形の
穴21cに張り渡された当接部21dと、枠部21aの
基部に設けられ上カバー2のピン部6を挿通するための
孔を有する左右一対のボス部21eとから一体に形成さ
れている。
【0028】図7は保持部材21の平面図、図8は図7
のB−B線断面図である。保持部材21の当接部21d
は枠部21a面より下方に位置し、基部方向から順に傾
斜面21d-1,21d-2を有している。傾斜面21d-1
は傾斜面21d-2より急勾配に形成され、スライド部材
22の傾斜バー部22bと当接するようになっている。
傾斜面21d-2はスライド部材22の傾斜バー部22b
と直接当接しないようになっており、傾斜バー部22b
の摺接面積を小さく抑えながら、当接部21dの強度を
保つよう構成されている。
【0029】保持部材21の左右一対のボス部21e,
21eの孔には上カバー2の裏面に突設されたピン部6
が挿通され、ピン部6の先端は下カバー3の後述するピ
ン溝3iに係入し、これにより保持部材21は基端側が
固定され、保持部材21の係止突部21bが上カバー2
の長孔2b-2から突出するようになっている(図13〜
15参照)。
【0030】図9はスライド部材22の平面図、図10
は図9のC−C線断面図、図11は図9のD−D線断面
図である。図9乃至図11に示すように、スライド部材
22は合成樹脂からなり、横長の矩形の板部22aと、
板部22aの略中央に斜め後方に向けて突設された傾斜
部である傾斜バー部22bと、板部22aの左右に設け
られたコイル支持部22c,22cと、板部22aの左
右両側端に設けられた案内爪部22d,22dと、案内
爪部22dの後端側に設けられた段差部22eとから一
体に形成されている。
【0031】傾斜バー部22bは、斜め後方に向けて傾
斜しており、その下面22b-1が保持部材21の当接部
21dの傾斜面21d-1に当接するようになっている。
コイル支持部22cは、その先端にコイル23の一端を
支持するための先細形状のピン部22c-1が設けられて
いる。案内爪部22dは下カバー3の後述する矩形の穴
3eの外側縁周部にスライド可能に係合するためのもの
である。段差部22eは矩形の穴3eの前側縁に当接し
て、スライド部材22のそれ以上の後方への移動を阻止
するためのものである。
【0032】図12はスライド部材22の下面図であ
る。スライド部材22の板部22aの下面22fには、
滑り止めのため左右方向に延出した多数の隆起条22f
-1が前後方向に並設されている。
【0033】図13は下カバー3の平面図である。下カ
バー3の前端中央にはスライド部材22をスライド可能
に嵌合するための略矩形の溝3dが設けられている。溝
3dの略中央には段差部3d-1が設けられている。段差
部3d-1の左右両側には、スライド部材22の案内爪部
22dとコイル支持部22cを挿通させ前後方向にスラ
イド可能にするための矩形の孔3eが穿設され、段差部
3d-1の中央部にはスライド部材22の傾斜バー部22
bを挿通させ前後方向にスライド可能にするための長孔
3fが穿設されている。
【0034】下カバー3の一対の矩形の孔3e,3eの
後方で溝3dの裏面にはそれぞれコイル23の一端を保
持するための平面視前方が開放したコの字形のコイル保
持部3gが設けられている。下カバー3の長孔3fの後
方部位には保持部材21の枠部21aの下面が当接する
ための一対のリブ3hが並設されている。更に、下カバ
ー3の長孔3fの前方部位には上カバー2のピン部6の
先端が挿入・係止されるための左右一対のピン溝3i,
3iが設けられている。
【0035】次に、ロック機構18の動作について説明
する。図14及び図15はロック機構18の作動説明図
である。図14は一端が上カバー2と下カバー3に固定
された保持部材21の係止突部21bの先端が上カバー
2から突出した保持状態を示す模式図である。この状態
では、スライド部材22はバネ23に付勢されて、スラ
イド部材22の傾斜バー部22bは保持部材21の当接
部21dには当接しない位置にある。
【0036】そして、図15に示すように、スライド部
材22の下面22fを操作してバネ23の付勢力に抗し
て矢印X方向(後方)へスライドさせると、スライド部
材22の傾斜バー部22bの当接面22b-1が保持部材
21の当接部21dの傾斜面21d-1に当接しながら当
接部21dを下方向へ押し下げる。保持部材21の当接
部21dが下方向へ押し下げられるので、それに伴って
保持部材21がボス部21eを支点として屈曲し、係止
突部21bが下降してカバー2の長孔2b-2から突出し
ない状態となり、DVDプレーヤ26の保持が解除され
る。
【0037】次に、バッテリーパック1とDVDプレー
ヤ26との係合について説明する。図16はDVDプレ
ーヤ26の本体カバー27の下面図である。本体カバー
27の後側部にはバッテリーパック1の上カバー2の勾
配部2cに当接するための傾斜した勾配面27aが設け
られている。本体カバー27の中央部左右にはバッテリ
ーパック1の上カバー2の位置決め部5と係合するため
の係合部材28,28が嵌着されている。
【0038】本体カバー27の略中央にはバッテリーパ
ック1の上カバー2上に突出した係止突部21bを係止
するための係止溝29aを有する係止部材29が嵌着さ
れている。更に、本体カバー27の後部にはバッテリー
パック1の複数の電源供給端子7にそれぞれ当接するた
めの複数の端子30が露出して配置されている。バッテ
リーパック1にDVDプレーヤ26を係合し保持した場
合、係合部材28,28及び係止部材29の後端は上カ
バー2の段差2b-1に当接すると共に、本体カバー27
の勾配面27aが上カバー2の勾配部2cに当接するよ
うになっている。
【0039】図17は図16のE−E線断面図である。
図17に示すように、係合部材28は、上カバー2の位
置決め部5全体を挿入させるための矩形の溝28aと、
溝28aの前側縁に連通して穿設された位置決め部5の
中板5cのみ進入させるための細長溝28bとが設けら
れている。これにより、矩形の溝28aに位置決め部5
を挿入し、次いで本体カバー27を後方にスライドさせ
ると、位置決め部5の中板5cが細長溝28b内に進出
するようになっている。これにより、DVDプレーヤ2
6の左右方向への位置規制が中板5cと細長溝28bに
よって達成され、一方、上下方向の位置規制が上側板5
bと係合部材28とによって達成される。
【0040】図18及び図19はバッテリーパック1と
DVDプレーヤ26の係合の作動説明図である。図18
に示すように、DVDドライブや各種操作ボタン等を収
納した本体カバー27の一側には液晶モニターやスピー
カ等を収納した蓋カバー32が図示せぬヒンジを介して
開閉可能に支持されている。蓋カバー32の後側にはバ
ッテリーパック1の上カバー2の位置決め部9,9とそ
れぞれ係合するための係合溝32a,32aが設けられ
ている。本体カバー27の側面には閉じてロックされた
状態の蓋カバー32のロックを解除する解除ボタン33
がスライド可能に設けられている。
【0041】バッテリーパック1の上カバー2の位置決
め部5にDVDプレーヤ26の本体カバー27の係合部
材28の矩形の溝28aを外挿し、バッテリーパック1
に対してDVDプレーヤ26を下方向へ押し付ける。
【0042】そして、図19に示すように、DVDプレ
ーヤ26を後方へスライドさせると、係合部材28の細
長溝28b内に位置決め部5の中板5cが進出して、係
合部材28と位置決め部5が係合して上下及び左右の位
置決めがなされると共に、係合溝32aと位置決め部9
が係合して上下及び左右の位置決めがなされる。同時
に、DVDプレーヤ26の係合部材28,28及び係止
部材29の後端は上カバー2の段差2b-1に当接し、バ
ッテリーパック1の勾配部2cにDVDプレーヤ26の
勾配面27aが当接し、係止突部21bが係止部材29
の係止溝29aに進出して前後位置決めがなされる。
【0043】そして、図15に示すように、スライド部
材22の下面22fを操作してバネ23の付勢力に抗し
て矢印X方向(後方)へスライドさせると、スライド部
材22の傾斜バー部22bの当接面22b-1が保持部材
21の当接部21dの傾斜面21d-1に当接しながら当
接部21dを下方向へ押し下げ、係止突部21bが下降
してカバー2の孔2b-2から突出しない状態となり、保
持が解除される。この状態で、DVDプレーヤ26を前
方へスライドさせると、図18に示すように、係合部材
28の矩形の溝28a内に位置決め部5全体が進出し
て、係合部材28と位置決め部5との係合が解除される
と共に、係合溝32aの位置決め部9との係合が解除さ
れ、かつ係合部材28,28及び係止部材29の後端と
上カバー2の段差2b-1との当接が解除され、すなわち
DVDプレーヤ26とバッテリーパック1との係合及び
保持が解除され、DVDプレーヤ26を上方向に引き上
げることができる。
【0044】なお、図示せずも、位置決め部9には、検
出スイッチが内蔵されており、一方、係合溝32aには
検出スイッチを押圧する押圧部が設けられている。これ
により、DVDプレーヤ26が装着されたときのみ、電
源供給端子7に電気を供給するよう制御されるようにな
っている。
【0045】上述のように、バッテリーパック1は上カ
バー2に立上げ部2aと傾斜部2bを設けたので、立上
げ部2aに例えば円柱状の大型のバッテリーを立体的
に、例えば2段に搭載できると共に、傾斜部2bの上下
間隔の広い部分に大型のバッテリーを搭載でき、これに
より偏平形のバッテリーパックに比して設置面積を小さ
くでき、省スペース化が図られ、取り扱いが簡便とな
る。
【0046】バッテリーパック1の上カバー2に傾斜部
2bが設けられているので、バッテリーパック1上に載
置されるDVDプレーヤ26の操作ボタンの面が前方に
傾斜した傾斜面となり、操作ボタンを操作しやすく、操
作性を向上させることができる。
【0047】バッテリーパック1の上カバー2に傾斜部
2bが設けられているので、傾斜部2bの上下間隔の狭
い部分には基板13を内蔵し、この基板13に直接電源
供給端子7を取り付けることができ、組立を容易にする
ことができる。
【0048】ロック機構18の保持を解除するためのス
ライド部材22が下カバー3の底面に設けられているの
で、操作面(下面22f)を大きく形成することができ
ると共に、誤ってスライド部材22が物にぶつかってス
ライドする虞はなく、誤操作を確実に防止することがで
きる。更に、スライド部材22が直接、保持部材21を
作動させるので、保持部材21を小さな力で、かつ少な
いスライド操作で確実に作動させることができる。
【0049】スライド部材22の下面22fを操作して
スライドさせると、スライド部材22の傾斜バー部22
bの傾斜面22b-1が保持部材21の当接部21dの傾
斜面21d-1に当接しながら当接部21dを下方向へ押
し下げるので、傾斜面22b-1と傾斜面21d-1によ
り、短いストロークで保持部材21の当接部21dを下
方向へ押し下げ、係止突部21bを下降させることがで
きる。
【0050】なお、上述実施の形態では、電子機器とし
てDVDプレーヤとしたが、これに限らず、ノートパソ
コン等の他の電子機器であってもよいことは勿論であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るロック機構によれば、操作部をスライド操作する
と、操作部に設けられた傾斜部が直接保持部材と係合す
る。これにより操作部と保持部材とを極めて近接して配
置することができ、機構が簡単なロック機構を得ること
ができる。また、操作部と保持部材の距離が長い場合に
起きる力の伝達ロスを極力抑えることができ、操作性を
向上させることができると共に、中間部材を必要としな
い分耐久性が向上し、信頼性を高めることができる。更
に、操作部を底面に配置したことによって操作部自体の
大きさの選択範囲が極めて大きくなり、操作するのに十
分な大きさの操作部を得ることができると共に、誤って
操作部に物がぶつかってスライドする虞はなく、誤操作
を確実に防止することができる。
【0052】本発明の請求項2に係るロック機構によれ
ば、操作部は常にはロック解除の位置に保持されるの
で、他の機器の連結時には当該ロック機構を操作する必
要がなく、連結を解除するときのみ当該ロック機構を操
作すれば良いので、操作性が著しく向上する。
【0053】本発明の請求項3に係るロック機構によれ
ば、上下方向及び左右方向を規制する位置規制部材に他
の機器を係合させながら保持部材によってロックするこ
とにより、ロックのための操作が簡単で、確実に他の機
器を保持することができる。
【0054】本発明の請求項4に係るロック機構によれ
ば、操作部をスライド操作すると、操作部に設けられた
傾斜部が直接保持部材と係合する。これにより操作部と
保持部材とを極めて近接して配置することができ、機構
が簡単なロック機構を得ることができる。また、操作部
と保持部材の距離が長い場合に起きる力の伝達ロスを極
力抑えることができ、操作性を向上させることができる
と共に、中間部材を必要としない分耐久性が向上し、信
頼性を高めることができる。更に、操作部を底面に配置
したことによって操作部自体の大きさの選択範囲が極め
て大きくなり、操作するのに十分な大きさの操作部を得
ることができる。更に、載置面及び立上げ部に他の機器
の上下方向及び左右方向を規制する位置規制部材を備え
たので、位置規制部材に他の機器を係合させながら他の
機器の位置を載置面に合わせるだけで保持部材によって
ロックすることができ、ロックのための操作が簡単で、
確実に他の機器を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロック機構を適用したバッテリー
パックの外観図である。
【図2】本発明に係るバッテリーパックの側面図であ
る。
【図3】上カバーの右半分を切り欠いたバッテリーパッ
クの平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】バッテリーパックの下面図である。
【図6】ロック機構の分解斜視図である。
【図7】保持部材の平面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】スライド部材の平面図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【図11】図9のD−D線断面図である。
【図12】スライド部材の下面図である。
【図13】下カバーの平面図である。
【図14】ロック機構の作動説明図であり、保持状態を
示している。
【図15】ロック機構の作動説明図であり、保持解除状
態を示している。
【図16】DVDプレーヤの本体カバーの下面図であ
る。
【図17】図16のE−E線断面図である。
【図18】バッテリーパックとDVDプレーヤの係合の
作動説明図である。
【図19】バッテリーパックとDVDプレーヤの係合の
作動説明図である。
【図20】DVDプレーヤとその底面に取り付ける従来
のロック機構を有するバッテリーパックを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 バッテリーパック 2 上カバー 2a 立ち上げ部 2b 傾斜部(傾斜面) 2c 勾配部 3 下カバー 5 位置決め部(位置規制部材) 7 電源供給端子 9 位置決め部(位置規制部材) 16 バッテリー(電池) 18 ロック機構 21 保持部材 21b 係止突部 21d 当接部 21d-1 傾斜面 22 スライド部材(操作部) 22b 傾斜バー部(傾斜部) 22b-1 傾斜面 22f 下面 23 バネ(付勢手段) 26 DVDプレーヤ(他の機器) 27 本体カバー 28 係合部材 29 係止部材 30 端子 32 蓋カバー 32a 係合溝
フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA09 AA18 AA19 BB02 BB03 CC02 CC16 DD02 DD05 DD11 DD17 DR06 DR15 DR34 DR36 DR53 GG24 4E360 AA02 AB12 AB17 AB42 EA01 EA21 EB01 EC05 ED02 ED03 ED12 ED16 ED23 ED28 GA44 GA46 GA52 GB01 GB04 GB46

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の機器を連結するためのロック機構で
    あって、 他の機器が連結される載置面に突出入可能になされた係
    止突部と、該係止突部を常には突出状態となるように弾
    性的に付勢する弾性部とを有する保持部材と、 前記載置面に対向する底面にスライド可能に配され、前
    記係止突部を前記載置面下に移動する操作部とを備え、 前記操作部は、前記保持部材に対して斜めに立設された
    傾斜部を有し、 前記保持部材は、前記傾斜部に当接する当接部を有し、 前記傾斜部のスライドに伴う前記当接部の位置の規制に
    よって、前記弾性部の付勢力に抗して前記係止突部が前
    記載置面下に移動されることを特徴とするロック機構。
  2. 【請求項2】 前記操作部を前記当接部の位置を規制し
    ない場所に保持する付勢手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のロック機構。
  3. 【請求項3】 前記他の機器の上下方向及び左右方向を
    規制する位置規制部材を備えることを特徴とする請求項
    1に記載のロック機構。
  4. 【請求項4】 他の機器と連結して使用される電子機器
    に設けられるロック機構であって、 前記他の機器が載置される載置面と、 前記載置面の後端に立設された立上げ部と、 前記載置面に対向する底面と、 前記他の機器の前後方向の位置を保持するための保持部
    材と、 前記保持部材を操作する操作部とを備え、 前記操作部は、前記底面にスライド可能に配され、前記
    保持部材に対して斜めに立設された傾斜部を有し、 前記保持部材は、前記載置面に突出入可能になされた係
    止突部と、該係止突部を常には突出状態となるように弾
    性的に付勢する弾性部と、前記傾斜部に当接する当接部
    を有し、 前記載置面及び立上げ部は、前記他の機器の上下方向及
    び左右方向への移動を規制する位置規制部材を有し、 前記傾斜部のスライドによって前記当接部の位置が前記
    操作部に対して相対的に規制されることによって、前記
    弾性部の付勢力に抗して前記係止突部が前記載置面下に
    移動され、他の機器の保持状態が解除されるようになさ
    れることを特徴とするロック機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011853A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 キヤノン株式会社 放射線撮影装置

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JP2018011853A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 キヤノン株式会社 放射線撮影装置

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