JP2002093443A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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JP2002093443A JP2000275312A JP2000275312A JP2002093443A JP 2002093443 A JP2002093443 A JP 2002093443A JP 2000275312 A JP2000275312 A JP 2000275312A JP 2000275312 A JP2000275312 A JP 2000275312A JP 2002093443 A JP2002093443 A JP 2002093443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池に供給される余剰水素を有効に発電
し、余剰水素の排出量を低減することが可能な燃料電池
システムを提供する。 【解決手段】 水素と酸素の供給により電力を発生する
燃料電池10を備え、負荷19に電力を供給する燃料電
池システムに、燃料電池10と並行に接続された2次電
池32と、2次電池の充電量を検出するSOCセンサ2
1と、燃料電池10への供給水素量を検出する水素流量
計13と、燃料電池10の水素流入側か排出側の少なく
とも一方に、燃料電池10への水素供給量を調整する水
素バルブ14、15を設ける。燃料電池10の発電量
を、水素流量計13で検出した水素量に基づいて算出さ
れた燃料電池10の発電可能電力と、2次電池20の充
電量と、負荷19の要求電力とに基づいて制御する。燃
料電池10の発電量の制御は、水素バルブ14、15に
より燃料電池10への水素供給量を制御して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素と酸素との化
学反応により電気エネルギーを発生させる燃料電池から
なる燃料電池システムに関するもので、車両、船舶及び
ポータブル発電器等の移動体に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車に搭載される燃焼電池
システムでは、走行用モータ(負荷)の要求電力量に応
じて燃料電池に対する水素と酸素の供給量を調整し、発
電量を調整するように構成されている。
【0003】燃料電池の必要水素量に対して燃料電池へ
の水素供給の応答遅れがある場合に、負荷の要求電力量
が変動して燃料電池の必要水素量が変動すると、燃料電
池に必要水素量以上の余剰水素が供給されることとな
る。このように燃料電池に供給された余剰水素は、例え
ば特開2000−36308号公報記載の燃料電池シス
テムのように発電に用いられ、これにより得られた電力
は電力貯蔵用の2次電池に充電される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、2次電池が
既に満充電状態であって充電が不可能な場合には、燃料
電池では負荷の要求電力に対して過剰な電力を発電する
ことができないため、余剰水素を発電に用いることがで
きず、未反応のままスタックから排出されることとな
る。このため、燃料電池の効率が低下するとともに、燃
料電池から排出される未反応水素を処理するために大容
量の燃焼器が必要であるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、燃料電池に
供給される余剰水素を有効に発電し、余剰水素の排出量
を低減することが可能な燃料電池システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、水素と酸素の供給によ
り電力を発生する燃料電池(10)を備え、負荷(1
9)に電力を供給する燃料電池システムであって、燃料
電池(10)と並列に接続された2次電池(32)と、
2次電池の充電量を検出する充電量検出手段(21)
と、燃料電池(10)に供給される水素量を検出する水
素供給量検出手段(13)とを備え、水素供給量検出手
段(13)により検出される水素量に基づいて算出され
た燃料電池(10)の発電可能電力と、充電量検出手段
(21)により検出した2次電池(20)の充電量と、
負荷(19)の要求電力とに基づいて燃料電池(10)
の発電量を制御することを特徴としている。
【0007】このように、燃料電池(10)の発電可能
電力と、充電量検出手段(21)により検出した2次電
池(20)の充電量と、負荷(19)の要求電力とに基
づいて燃料電池(10)の発電量を制御することによ
り、燃料電池(10)にて水素を有効に発電させること
ができ、燃料電池(10)から排出される水素量を低減
することができる。これにより、燃料電池(10)から
排出される水素を燃焼させるための燃焼器を小型化する
ことができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、燃料電
池(10)の水素流入側若しくは水素排出側の少なくと
も一方に、燃料電池(10)への水素の供給量を調整す
る水素バルブ(14、15)を備え、燃料電池(10)
の発電量の制御は、水素バルブ(14、15)による燃
料電池(10)への水素の供給量を制御することにより
行うことを特徴としている。水素バルブとして、具体的
にはシャット機能を備えるとともに、連続的にバルブ開
度を調整できるロータリバルブを用いることができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明では、燃料電
池(10)から出力される電圧を調整して、負荷(1
9)と2次電池(20)にそれぞれ印加する電圧調整手
段(16)を備え、燃料電池(10)の発電量と2次電
池(20)の充電量と負荷(19)の要求電力に応じて
電圧調整手段(16)の制御を行うことを特徴としてい
る。電圧調整手段としては、DC/DCコンバータを好
適に用いることができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明では、負荷
(19)が発電状態である場合に、燃料電池(10)の
発電可能電力と2次電池(20)の充電可能電力とに基
づいて負荷(19)の発電量の制御を行うことを特徴と
している。
【0011】このように、負荷(19)の発電量を制御
することにより、燃料電池(10)にて発電される電力
を優先して2次電池(20)に供給することができ、さ
らに燃料電池(10)において水素を有効に発電させる
ことができる。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
適用した第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。本実施形態は、本発明の燃料電池システムを燃料電
池を電源として走行する電気自動車(燃料電池車両)に
適用したものである。図1は本実施形態の燃料電池シス
テムの概略構成を示している。
【0014】図1に示すように、本第1実施形態の燃料
電池システムは、燃料電池(FCスタック)10、改質
器11、DC/DCコンバータ(電圧調整手段)16、
インバータ18、バッテリ(2次電池)20、制御部2
2等を備えている。
【0015】燃料電池10は、水素と酸素との化学反応
を利用して電力を発生し、走行用電動モータ(負荷)1
9やバッテリ(2次電池)20等の電気機器に電力を供
給するものである。本実施形態の燃料電池1は固体高分
子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となるセル
が複数積層されて構成されている。
【0016】燃料電池10には、空気(酸素)および水
素が供給される。本第1実施形態の燃料電池システムに
は、水素リッチガスを生成する改質器11と、燃料電池
10から排出される未反応水素を燃焼する燃焼器12が
設けられている。改質器11は、水とメタノールとの混
合溶液から水素が多量に含まれた水素リッチガスを製造
し、水素供給路を介して燃料電池10に水素リッチガス
を供給するように構成されている。なお、図1では燃料
電池10に空気を供給する空気供給部の図示を省略して
いる。
【0017】改質器11と燃料電池10との間には、燃
料電池10に供給される水素量を検出する水素流量計
(水素供給量検出手段)13が設けられている。また、
燃料電池10の水素流入側および水素排気側には、燃料
電池10への水素の供給量を調整する水素供給量調整手
段である第1水素バルブ14と第2水素バルブ15が設
けられている。水素流量計13で検出された水素量信号
は、制御部22に出力される。なお、本第1実施形態で
は水素バルブ14、15として、シャット機能を備える
とともに、連続的にバルブ開度を調整できるロータリバ
ルブを用いている。
【0018】燃料電池10には、DC/DCコンバータ
16を介してバッテリ17とインバータ18とが並列に
接続されている。燃料電池10にて発電した電力は、D
C/DCコンバータ17を介してインバータ18に供給
されるとともに、バッテリ17にも供給される。
【0019】DC/DCコンバータ16とインバータ1
8との間にはダイオード17が設けられており、これに
よりDC/DCコンバータ16からインバータ18およ
びバッテリ20方向にのみ電流が流れるようなってい
る。
【0020】インバータ18は、燃料電池10やバッテ
リ20から供給された直流電流を交流電流に変換してモ
ータ19に供給して、モータ19を駆動している。本実
施形態の電気自動車では、車両減速時に走行用モータ1
9を発電機として作動させて発電を行うとともにブレー
キ力を得る回生ブレーキ(回生制動)を行い、回生ブレ
ーキによって発電された電力はインバータ18を介して
バッテリ20に充電できるように構成されている。
【0021】バッテリ20は、燃料電池10から供給さ
れる電力やモータ19からインバータ18を介して回生
された電力を充電したり、充電されている電力をインバ
ータ18に供給する。バッテリ20としては、例えば一
般的な鉛蓄電池を用いることができる。バッテリ20に
は、バッテリ20の充電量(SOC)を検出するSOC
センサ(充電量検出手段)21が設けられている。な
お、SOCセンサ21にて検出したSOC信号は、制御
部22に出力される。
【0022】本実施形態の燃料電池システムには、各種
制御を行う制御部22が設けられている。制御部22に
は、水素流量信号、SOC信号、走行要求電力(インバ
ータ要求電力)等が入力され、水素バルブ14、15、
DC/DCコンバータ16、インバータ18の制御を行
うように構成されている。
【0023】インバータ要求電力Aは、車両を走行させ
るためにモータ19が要求とする電力(車両要求出力)
であって、運転者によって操作されるアクセル(図示せ
ず)の開度やブレーキに基づいて算出される。インバー
タ要求電力Aの符号(+または−)は、モータ19が駆
動状態の場合には「+」となり、回生状態(発電状態)
の場合には「−」となる。
【0024】次に、上記構成の燃料電池システムの作動
を図2に基づいて説明する。図2は本実施形態の燃料電
池システムの作動を示すフローチャートである。
【0025】まず、インバータ要求電力Aを算出する
(ステップS100)。次に燃料電池10に供給される
水素量を検出して(ステップS101)、これに基づき
燃料電池10の発電可能電力Bを算出する(ステップS
102)。次にバッテリ20の充電状態を検出して(ス
テップS103)、バッテリ20に充電可能な電力Cを
算出する(ステップS104)。
【0026】モータ19が回生状態にあり、インバータ
要求電力(インバータから供給される電力)Aがバッテ
リ20に充電できる電力Bより大きいか否かを判定する
(ステップS105)。インバータ要求電力Aがバッテ
リ20に充電可能な電力Bより大きい場合には、インバ
ータ18にて発電するインバータ電力Aoをバッテリ1
0に充電できる電力に設定する(ステップS106)。
同時に、燃料電池10での発電電力Boをゼロとするた
めに水素バルブ14、15の開度Dを全閉に設定(ステ
ップS107、S108)。
【0027】一方、インバータ要求電力Aがバッテリ2
0に充電可能な電力Bより小さい場合には、インバータ
要求電力Aと燃料電池10の発電可能電力Bとの合計が
バッテリ10の充電可能電力Bより大きいか否かを判定
する(ステップS109)。
【0028】インバータ要求電力Aと燃料電池10の発
電可能電力Bとの合計がバッテリ10の充電可能電力B
より大きい場合には、燃料電池10の発電電力Boを、
バッテリ20の充電可能電力Bに対してインバータ要求
電力Aで足りない電力量と設定し(ステップS11
0)、燃料電池10の発電電力Boに必要な水素を燃料
電池10に供給するために水素バルブ14、15の開度
Dを算出する(ステップS111)。
【0029】一方、インバータ要求電力Aと燃料電池1
0の発電可能電力Bとの合計がバッテリ10の充電可能
電力Bより小さい場合には、燃料電池10の発電電力B
oを、燃料電池10で発電可能な全電力量として、水素
バルブ14、15の開度Dを全開に設定する(ステップ
S112)。
【0030】最後に、上記過程で算出したインバータ電
力Aoおよび燃料電池の発電電力Boに基づいてDC/
DCコンバータ16における電圧調整量Eを算出する
(ステップS113)。そして、上記過程で決定したイ
ンバータ電力Ao、燃料電池発電電力Bo、DC/DC
コンバータ電圧調整量Eに基づいてインバータ18、水
素バルブ14、15、DC/DCコンバータ16の制御
を行う。
【0031】次に、本第1実施形態の燃料電池システム
の水素バルブ14、15の作動を図3に基づいて説明す
る。図3はインバータ要求電力、燃料電池発電量、バッ
テリ充放電量、水素バルブ開度の関係を示すタイムチャ
ートである。
【0032】まず、図3中t1では、モータ19が駆動
状態にあり、インバータ要求電力Aに対して燃料電池1
0の発電電力だけでは足りず、バッテリ20からもイン
バータ18に対して電力が供給される。このとき、燃料
電池10では、燃料電池の発電可能電力をフルに発電さ
せるために水素バルブ14、15は全開になっている。
【0033】次にt2では、モータ19が駆動状態にあ
り、インバータ要求電力に対して燃料電池10の発電電
力が上回っており、燃料電池10の発電電力のうち余剰
な電力がバッテリ20の充電に用いられる。このときに
も、水素バルブ14、15は全開になっている。
【0034】次にt3では、モータ19が回生状態にあ
り、インバータ要求電力(インバータ18から供給され
る電力)がバッテリ20の充電可能電力を上回ってい
る。このため、燃料電池10の発電量をゼロにするため
に、水素バルブ14、15は全閉となっている。
【0035】次にt4では、モータ19が回生状態にあ
り、インバータ要求電力と燃料電池10の発電可能電力
の合計がバッテリ20の充電可能電力を上回っている状
態にある。そこで、燃料電池10の発電量をバッテリ2
0の充電可能電力に対してインバータ要求電力で足りな
い電力量と設定し、水素バルブ14、15の開度を連続
的に制御する。
【0036】次にt5では、モータ19が回生状態にあ
り、インバータ要求電力と燃料電池10の発電可能電力
の合計がバッテリの充電可能電力を下回っている状態に
ある。そこで、燃料電池10では、燃料電池の発電可能
電力をフルに発電させるために水素バルブ14、15は
全開になっている。
【0037】以上、本第1実施形態の燃料電池システム
によれば、2次電池20の充電状態に応じて、水素バル
ブ14、15により燃料電池10に供給される水素量を
連続的に制御することで、水素を有効に発電させて2次
電池に充電することができるとともに、燃料電池10か
ら排出される水素量を低減することができる。これによ
り、燃料電池10から排出される水素を燃焼させるため
の燃焼器12を小型化することができる。
【0038】(第2実施形態)次に、本発明を適用した
第2実施形態について図4に基づいて説明する。本第2
実施形態は、上記第1実施形態に比較して、燃料電池シ
ステムが回生ブレーキ制御を抑制することが許容され
る、すなわちモータ19が回生状態にある場合にモータ
19にて発電する電力を制御できる点が異なるものであ
る。
【0039】燃料電池システムの構成は、上記第1実施
形態と同様である。本第2実施形態の燃料電池システム
の作動を図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0040】まず、上記第1実施形態のステップS10
0〜S104と同様にインバータ要求電力A、燃料電池
10の発電可能電力B、バッテリ20の充電可能電力C
を算出する(ステップS200〜S204)。
【0041】モータ19が回生状態であるか否か、ずな
わちインバータ19からバッテリ20に電力を供給可能
か否かを判定する(ステップS205)。
【0042】モータ19が駆動状態の場合には、上記第
1実施形態のステップS109〜S112と同様に燃料
電池10の発電電力Bo、水素バルブ14、15の開度
Dを算出する(ステップS206〜207)。
【0043】モータ19が回生状態の場合には、まず燃
料電池10の発電可能電力Bがバッテリ20の充電可能
電力Cより小さいか否かを判定する(ステップS21
0)。燃料電池10の発電可能電力Bがバッテリ20の
充電可能電力Cより小さい場合には、燃料電池10の発
電電力Boをバッテリ20の充電可能電力Cに設定し
(ステップS211)、水素バルブ14、15の開度D
を算出し(ステップS212)、インバータ電力Aoを
ゼロに設定する(ステップS213)。
【0044】燃料電池10の発電可能電力Bがバッテリ
20の充電可能電力Cより大きい場合には、燃料電池1
0を発電可能電力でフルに発電させるために水素バルブ
14、15は全開に設定する(ステップS214)。次
に、燃料電池10の発電可能電力Bとインバータ要求電
力Aの合計が、バッテリ20の充電可能電力Cより大き
いか否かを判定する(ステップS215)。大きい場合
には、インバータ電力Aoを、バッテリ20の充電可能
電力Cに対して燃料電池10の発電可能電力Bで足りな
い電力量に設定する(ステップS216)。
【0045】最後に、上記過程で算出したインバータ電
力Aoおよび燃料電池の発電電力Boに基づいてDC/
DCコンバータ16における電圧調整量Eを算出する
(ステップS217)。そして、上記過程で決定したイ
ンバータ電力Ao、燃料電池発電電力Bo、DC/DC
コンバータ電圧調整量Eに基づいてインバータ18、水
素バルブ14、15、DC/DCコンバータ16の制御
を行う。
【0046】以上、本第2実施形態によれば、モータ1
9の発電量を制御することにより、すなわちインバータ
19から供給される電力を制御することにより、インバ
ータ19から供給される電力より燃料電池10にて発電
される電力を優先して2次電池20に供給することがで
き、第1実施形態の燃料電池システムに比較して、さら
に燃料電池10において水素を有効に発電させることが
できる。
【0047】(他の実施形態)なお、上記各実施形態で
は、電圧調整手段であるDC/DCコンバータを燃料電
池側に設けているが、これに限らず、図5に示すように
DC/DCコンバータを2次電池側に設けるように構成
してもよい。
【0048】また、上記各実施形態では、燃料電池10
の水素供給側と水素排出側のそれぞれに、燃料電池10
への水素供給を調整する水素バルブ14、15を設けた
が、これに限らず、燃料電池10の水素供給側と水素排
出側のいずれか一方のみに水素バルブ14、15を設け
るようにしてもよい。
【0049】また、上記各実施形態では、本発明を電気
自動車に適用したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、家庭用等据え置き型の燃料電池システムにも適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の燃料電池システムの概略構成を
示す模式図である。
【図2】図1の燃料電池システムの作動を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1の燃料電池システムのバルブの作動を示す
タイムチャートである。
【図4】第2実施形態の燃料電池システムの作動を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の変形例を示す燃料電池システムのブロ
ック図である。
【符号の説明】
10…燃料電池(FCスタック)、13…水素流量計
(水素量検出手段)、14、15…水素バルブ(水素供
給量調整手段)、16…DC/DCコンバータ(電圧調
整手段)、20…バッテリ(2次電池)、18…インバ
ータ、19…モータ(負荷)、22…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 朋範 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 岡本 邦夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H027 AA06 BA01 DD03 KK25 KK51 MM08 MM09 MM26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素と酸素の供給により電力を発生する
    燃料電池(10)を備え、負荷(19)に電力を供給す
    る燃料電池システムであって、 前記燃料電池(10)と並列に接続された2次電池(3
    2)と、 前記2次電池の充電量を検出する充電量検出手段(2
    1)と、 前記燃料電池(10)に供給される水素量を検出する水
    素供給量検出手段(13)とを備え、 前記水素供給量検出手段(13)により検出される水素
    量に基づいて算出される前記燃料電池(10)の発電可
    能電力と、前記充電量検出手段(21)により検出した
    前記2次電池(20)の充電量と、前記負荷(19)の
    要求電力とに基づいて前記燃料電池(10)の発電量を
    制御することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 前記燃料電池(10)の水素流入側若し
    くは水素排出側の少なくとも一方に、前記燃料電池(1
    0)への水素の供給量を調整する水素バルブ(14、1
    5)を備え、 前記燃料電池(10)の発電量の制御は、前記水素バル
    ブ(14、15)による前記燃料電池(10)への水素
    の供給量を制御することにより行うことを特徴とする請
    求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 【請求項3】 前記燃料電池(10)から出力される電
    圧を調整して、前記負荷(19)と前記2次電池(2
    0)にそれぞれ印加する電圧調整手段(16)を備え、 前記燃料電池(10)の発電量と前記2次電池(20)
    の充電量と前記負荷(19)の要求電力に応じて前記電
    圧調整手段(16)の制御を行うことを特徴とする請求
    項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 前記負荷(19)が発電状態である場合
    に、前記燃料電池(10)の発電可能電力と前記2次電
    池(20)の充電可能電力とに基づいて前記負荷(1
    9)の発電量の制御を行うことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
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