JP4967182B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素と酸素との化学反応により電気エネルギーを発生させる燃料電池からなる燃料電池システムに関するもので、車両、船舶及びポータブル発電器等の移動体に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
例えば電気自動車に搭載される燃焼電池システムでは、走行用モータ(負荷)の要求電力量に応じて燃料電池に対する水素と酸素の供給量を調整し、発電量を調整するように構成されている。
【0003】
燃料電池の必要水素量に対して燃料電池への水素供給の応答遅れがある場合に、負荷の要求電力量が変動して燃料電池の必要水素量が変動すると、燃料電池に必要水素量以上の余剰水素が供給されることとなる。このように燃料電池に供給された余剰水素は、例えば特開2000−36308号公報記載の燃料電池システムのように発電に用いられ、これにより得られた電力は電力貯蔵用の2次電池に充電される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、2次電池が既に満充電状態であって充電が不可能な場合には、燃料電池では負荷の要求電力に対して過剰な電力を発電することができないため、余剰水素を発電に用いることができず、未反応のままスタックから排出されることとなる。このため、燃料電池の効率が低下するとともに、燃料電池から排出される未反応水素を処理するために大容量の燃焼器が必要であるといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、燃料電池に供給される余剰水素を有効に発電し、余剰水素の排出量を低減することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、水素と酸素の供給により電力を発生する燃料電池(10)を備え、負荷(19)に電力を供給する燃料電池システムであって、燃料電池(10)および負荷(19)と並列に接続され、燃料電池(10)の発電電力を充電可能であるとともに、負荷(19)が発電状態の場合は、負荷(19)の発電電力を充電可能な2次電池(32)と、2次電池の充電量を検出する充電量検出手段(21)と、燃料電池(10)に供給される水素量を検出する水素供給量検出手段(13)と、燃料電池(10)の水素流入側若しくは水素排出側の少なくとも一方に設けられ、燃料電池(10)への水素の供給量を調整する水素バルブ(14、15)とを備え、水素供給量検出手段(13)により検出される水素量に基づいて算出される燃料電池(10)の発電可能電力と、充電量検出手段(21)により検出した2次電池(20)の充電量と、負荷(19)の要求電力とに基づいて、水素バルブ(14、15)の開度を調整して燃料電池(10)の発電量を制御するように構成され、負荷(19)が発電状態であり、負荷(19)の発電可能電力が2次電池(32)の充電量で決まる充電可能電力より大きい場合には、負荷(19)の発電電力を2次電池(32)の充電可能電力に制御するとともに、燃料電池(10)の発電量がゼロになるように水素バルブ(14、15)を全閉にすることを特徴としている。
【0007】
このように、燃料電池(10)の発電可能電力と、充電量検出手段(21)により検出した2次電池(20)の充電量と、負荷(19)の要求電力とに基づいて燃料電池(10)の発電量を制御することにより、燃料電池(10)にて水素を有効に発電させることができ、燃料電池(10)から排出される水素量を低減することができる。これにより、燃料電池(10)から排出される水素を燃焼させるための燃焼器を小型化することができる。
【0008】
なお、水素バルブとして、具体的にはシャット機能を備えるとともに、連続的にバルブ開度を調整できるロータリバルブを用いることができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明では、負荷(19)が発電状態であり、燃料電池(10)の発電可能電力と負荷(19)の発電可能電力との合計が2次電池(32)の充電可能電力より大きい場合には、燃料電池(10)の発電量が2次電池(32)の充電可能電力から負荷(19)の発電可能電力を引いた電力量となるように水素バルブ(14、15)の開度を調整することを特徴としている。
【0010】
また、請求項3に記載の発明では、負荷(19)が発電状態であり、燃料電池(10)の発電可能電力と負荷(19)の発電可能電力との合計が2次電池(32)の充電可能電力より小さい場合には、燃料電池(10)の発電量が燃料電池(10)で発電可能な全電力量になるように水素バルブ(14、15)を全開にすることを特徴としている。
【0012】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態は、本発明の燃料電池システムを燃料電池を電源として走行する電気自動車(燃料電池車両)に適用したものである。図1は本実施形態の燃料電池システムの概略構成を示している。
【0014】
図1に示すように、本第1実施形態の燃料電池システムは、燃料電池(FCスタック)10、改質器11、DC/DCコンバータ(電圧調整手段)16、インバータ18、バッテリ(2次電池)20、制御部22等を備えている。
【0015】
燃料電池10は、水素と酸素との化学反応を利用して電力を発生し、走行用電動モータ(負荷)19やバッテリ(2次電池)20等の電気機器に電力を供給するものである。本実施形態の燃料電池1は固体高分子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となるセルが複数積層されて構成されている。
【0016】
燃料電池10には、空気(酸素)および水素が供給される。本第1実施形態の燃料電池システムには、水素リッチガスを生成する改質器11と、燃料電池10から排出される未反応水素を燃焼する燃焼器12が設けられている。改質器11は、水とメタノールとの混合溶液から水素が多量に含まれた水素リッチガスを製造し、水素供給路を介して燃料電池10に水素リッチガスを供給するように構成されている。なお、図1では燃料電池10に空気を供給する空気供給部の図示を省略している。
【0017】
改質器11と燃料電池10との間には、燃料電池10に供給される水素量を検出する水素流量計(水素供給量検出手段)13が設けられている。また、燃料電池10の水素流入側および水素排気側には、燃料電池10への水素の供給量を調整する水素供給量調整手段である第1水素バルブ14と第2水素バルブ15が設けられている。水素流量計13で検出された水素量信号は、制御部22に出力される。なお、本第1実施形態では水素バルブ14、15として、シャット機能を備えるとともに、連続的にバルブ開度を調整できるロータリバルブを用いている。
【0018】
燃料電池10には、DC/DCコンバータ16を介してバッテリ17とインバータ18とが並列に接続されている。燃料電池10にて発電した電力は、DC/DCコンバータ17を介してインバータ18に供給されるとともに、バッテリ17にも供給される。
【0019】
DC/DCコンバータ16とインバータ18との間にはダイオード17が設けられており、これによりDC/DCコンバータ16からインバータ18およびバッテリ20方向にのみ電流が流れるようなっている。
【0020】
インバータ18は、燃料電池10やバッテリ20から供給された直流電流を交流電流に変換してモータ19に供給して、モータ19を駆動している。本実施形態の電気自動車では、車両減速時に走行用モータ19を発電機として作動させて発電を行うとともにブレーキ力を得る回生ブレーキ(回生制動)を行い、回生ブレーキによって発電された電力はインバータ18を介してバッテリ20に充電できるように構成されている。
【0021】
バッテリ20は、燃料電池10から供給される電力やモータ19からインバータ18を介して回生された電力を充電したり、充電されている電力をインバータ18に供給する。バッテリ20としては、例えば一般的な鉛蓄電池を用いることができる。バッテリ20には、バッテリ20の充電量(SOC)を検出するSOCセンサ(充電量検出手段)21が設けられている。なお、SOCセンサ21にて検出したSOC信号は、制御部22に出力される。
【0022】
本実施形態の燃料電池システムには、各種制御を行う制御部22が設けられている。制御部22には、水素流量信号、SOC信号、走行要求電力(インバータ要求電力)等が入力され、水素バルブ14、15、DC/DCコンバータ16、インバータ18の制御を行うように構成されている。
【0023】
インバータ要求電力Aは、車両を走行させるためにモータ19が要求とする電力(車両要求出力)であって、運転者によって操作されるアクセル(図示せず)の開度やブレーキに基づいて算出される。インバータ要求電力Aの符号(+または−)は、モータ19が駆動状態の場合には「+」となり、回生状態(発電状態)の場合には「−」となる。
【0024】
次に、上記構成の燃料電池システムの作動を図2に基づいて説明する。図2は本実施形態の燃料電池システムの作動を示すフローチャートである。
【0025】
まず、インバータ要求電力Aを算出する(ステップS100)。次に燃料電池10に供給される水素量を検出して(ステップS101)、これに基づき燃料電池10の発電可能電力Bを算出する(ステップS102)。次にバッテリ20の充電状態を検出して(ステップS103)、バッテリ20に充電可能な電力Cを算出する(ステップS104)。
【0026】
モータ19が回生状態にあり、インバータ要求電力(インバータから供給される電力)Aがバッテリ20に充電できる電力Bより大きいか否かを判定する(ステップS105)。インバータ要求電力Aがバッテリ20に充電可能な電力Cより大きい場合には、インバータ18にて発電するインバータ電力Aoをバッテリ10に充電できる電力に設定する(ステップS106)。同時に、燃料電池10での発電電力Boをゼロとするために水素バルブ14、15の開度Dを全閉に設定(ステップS107、S108)。
【0027】
一方、インバータ要求電力Aがバッテリ20に充電可能な電力Bより小さい場合には、インバータ要求電力Aと燃料電池10の発電可能電力Bとの合計がバッテリ10の充電可能電力Cより大きいか否かを判定する(ステップS109)。
【0028】
インバータ要求電力Aと燃料電池10の発電可能電力Bとの合計がバッテリ10の充電可能電力Cより大きい場合には、燃料電池10の発電電力Boを、バッテリ20の充電可能電力Cに対してインバータ要求電力Aで足りない電力量と設定し(ステップS110)、燃料電池10の発電電力Boに必要な水素を燃料電池10に供給するために水素バルブ14、15の開度Dを算出する(ステップS111)。
【0029】
一方、インバータ要求電力Aと燃料電池10の発電可能電力Bとの合計がバッテリ10の充電可能電力Cより小さい場合には、燃料電池10の発電電力Boを、燃料電池10で発電可能な全電力量として、水素バルブ14、15の開度Dを全開に設定する(ステップS112)。
【0030】
最後に、上記過程で算出したインバータ電力Aoおよび燃料電池の発電電力Boに基づいてDC/DCコンバータ16における電圧調整量Eを算出する(ステップS113)。そして、上記過程で決定したインバータ電力Ao、燃料電池発電電力Bo、DC/DCコンバータ電圧調整量Eに基づいてインバータ18、水素バルブ14、15、DC/DCコンバータ16の制御を行う。
【0031】
次に、本第1実施形態の燃料電池システムの水素バルブ14、15の作動を図3に基づいて説明する。図3はインバータ要求電力、燃料電池発電量、バッテリ充放電量、水素バルブ開度の関係を示すタイムチャートである。
【0032】
まず、図3中t1では、モータ19が駆動状態にあり、インバータ要求電力Aに対して燃料電池10の発電電力だけでは足りず、バッテリ20からもインバータ18に対して電力が供給される。このとき、燃料電池10では、燃料電池の発電可能電力をフルに発電させるために水素バルブ14、15は全開になっている。
【0033】
次にt2では、モータ19が駆動状態にあり、インバータ要求電力に対して燃料電池10の発電電力が上回っており、燃料電池10の発電電力のうち余剰な電力がバッテリ20の充電に用いられる。このときにも、水素バルブ14、15は全開になっている。
【0034】
次にt3では、モータ19が回生状態にあり、インバータ要求電力(インバータ18から供給される電力)がバッテリ20の充電可能電力を上回っている。このため、燃料電池10の発電量をゼロにするために、水素バルブ14、15は全閉となっている。
【0035】
次にt4では、モータ19が回生状態にあり、インバータ要求電力と燃料電池10の発電可能電力の合計がバッテリ20の充電可能電力を上回っている状態にある。そこで、燃料電池10の発電量をバッテリ20の充電可能電力に対してインバータ要求電力で足りない電力量と設定し、水素バルブ14、15の開度を連続的に制御する。
【0036】
次にt5では、モータ19が回生状態にあり、インバータ要求電力と燃料電池10の発電可能電力の合計がバッテリの充電可能電力を下回っている状態にある。そこで、燃料電池10では、燃料電池の発電可能電力をフルに発電させるために水素バルブ14、15は全開になっている。
【0037】
以上、本第1実施形態の燃料電池システムによれば、2次電池20の充電状態に応じて、水素バルブ14、15により燃料電池10に供給される水素量を連続的に制御することで、水素を有効に発電させて2次電池に充電することができるとともに、燃料電池10から排出される水素量を低減することができる。これにより、燃料電池10から排出される水素を燃焼させるための燃焼器12を小型化することができる。
【0038】
(第2実施形態)
次に、本発明を適用した第2実施形態について図4に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態に比較して、燃料電池システムが回生ブレーキ制御を抑制することが許容される、すなわちモータ19が回生状態にある場合にモータ19にて発電する電力を制御できる点が異なるものである。
【0039】
燃料電池システムの構成は、上記第1実施形態と同様である。本第2実施形態の燃料電池システムの作動を図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0040】
まず、上記第1実施形態のステップS100〜S104と同様にインバータ要求電力A、燃料電池10の発電可能電力B、バッテリ20の充電可能電力Cを算出する(ステップS200〜S204)。
【0041】
モータ19が回生状態であるか否か、ずなわちインバータ19からバッテリ20に電力を供給可能か否かを判定する(ステップS205)。
【0042】
モータ19が駆動状態の場合には、上記第1実施形態のステップS109〜S112と同様に燃料電池10の発電電力Bo、水素バルブ14、15の開度Dを算出する(ステップS206〜207)。
【0043】
モータ19が回生状態の場合には、まず燃料電池10の発電可能電力Bがバッテリ20の充電可能電力Cより小さいか否かを判定する(ステップS210)。燃料電池10の発電可能電力Bがバッテリ20の充電可能電力Cより小さい場合には、燃料電池10の発電電力Boをバッテリ20の充電可能電力Cに設定し(ステップS211)、水素バルブ14、15の開度Dを算出し(ステップS212)、インバータ電力Aoをゼロに設定する(ステップS213)。
【0044】
燃料電池10の発電可能電力Bがバッテリ20の充電可能電力Cより大きい場合には、燃料電池10を発電可能電力でフルに発電させるために水素バルブ14、15は全開に設定する(ステップS214)。次に、燃料電池10の発電可能電力Bとインバータ要求電力Aの合計が、バッテリ20の充電可能電力Cより大きいか否かを判定する(ステップS215)。大きい場合には、インバータ電力Aoを、バッテリ20の充電可能電力Cに対して燃料電池10の発電可能電力Bで足りない電力量に設定する(ステップS216)。
【0045】
最後に、上記過程で算出したインバータ電力Aoおよび燃料電池の発電電力Boに基づいてDC/DCコンバータ16における電圧調整量Eを算出する(ステップS217)。そして、上記過程で決定したインバータ電力Ao、燃料電池発電電力Bo、DC/DCコンバータ電圧調整量Eに基づいてインバータ18、水素バルブ14、15、DC/DCコンバータ16の制御を行う。
【0046】
以上、本第2実施形態によれば、モータ19の発電量を制御することにより、すなわちインバータ19から供給される電力を制御することにより、インバータ19から供給される電力より燃料電池10にて発電される電力を優先して2次電池20に供給することができ、第1実施形態の燃料電池システムに比較して、さらに燃料電池10において水素を有効に発電させることができる。
【0047】
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、電圧調整手段であるDC/DCコンバータを燃料電池側に設けているが、これに限らず、図5に示すようにDC/DCコンバータを2次電池側に設けるように構成してもよい。
【0048】
また、上記各実施形態では、燃料電池10の水素供給側と水素排出側のそれぞれに、燃料電池10への水素供給を調整する水素バルブ14、15を設けたが、これに限らず、燃料電池10の水素供給側と水素排出側のいずれか一方のみに水素バルブ14、15を設けるようにしてもよい。
【0049】
また、上記各実施形態では、本発明を電気自動車に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、家庭用等据え置き型の燃料電池システムにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。
【図2】図1の燃料電池システムの作動を示すフローチャートである。
【図3】図1の燃料電池システムのバルブの作動を示すタイムチャートである。
【図4】第2実施形態の燃料電池システムの作動を示すフローチャートである。
【図5】本発明の変形例を示す燃料電池システムのブロック図である。
【符号の説明】
10…燃料電池(FCスタック)、13…水素流量計(水素量検出手段)、14、15…水素バルブ(水素供給量調整手段)、16…DC/DCコンバータ(電圧調整手段)、20…バッテリ(2次電池)、18…インバータ、19…モータ(負荷)、22…制御部。
Claims (3)
- 水素と酸素の供給により電力を発生する燃料電池(10)を備え、負荷(19)に電力を供給する燃料電池システムであって、
前記燃料電池(10)および前記負荷(19)と並列に接続され、前記燃料電池(10)の発電電力を充電可能であるとともに、前記負荷(19)が発電状態の場合は、前記負荷(19)の発電電力を充電可能な2次電池(32)と、
前記2次電池の充電量を検出する充電量検出手段(21)と、
前記燃料電池(10)に供給される水素量を検出する水素供給量検出手段(13)と、
前記燃料電池(10)の水素流入側若しくは水素排出側の少なくとも一方に設けられ、前記燃料電池(10)への水素の供給量を調整する水素バルブ(14、15)とを備え、
前記水素供給量検出手段(13)により検出される水素量に基づいて算出される前記燃料電池(10)の発電可能電力と、前記充電量検出手段(21)により検出した前記2次電池(20)の充電量と、前記負荷(19)の要求電力とに基づいて、前記水素バルブ(14、15)の開度を調整して前記燃料電池(10)の発電量を制御するように構成され、
前記負荷(19)が発電状態であり、前記負荷(19)の発電可能電力が前記2次電池(32)の充電量で決まる充電可能電力より大きい場合には、前記負荷(19)の発電電力を前記2次電池(32)の充電可能電力に制御するとともに、前記燃料電池(10)の発電量がゼロになるように前記水素バルブ(14、15)を全閉にすることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記負荷(19)が発電状態であり、前記燃料電池(10)の発電可能電力と前記負荷(19)の発電可能電力との合計が前記2次電池(32)の充電可能電力より大きい場合には、前記燃料電池(10)の発電量が前記2次電池(32)の充電可能電力から前記負荷(19)の発電可能電力を引いた電力量となるように前記水素バルブ(14、15)の開度を調整することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記負荷(19)が発電状態であり、前記燃料電池(10)の発電可能電力と前記負荷(19)の発電可能電力との合計が前記2次電池(32)の充電可能電力より小さい場合には、前記燃料電池(10)の発電量が前記燃料電池(10)で発電可能な全電力量になるように前記水素バルブ(14、15)を全開にすることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
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