JP2002093113A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2002093113A
JP2002093113A JP2000278607A JP2000278607A JP2002093113A JP 2002093113 A JP2002093113 A JP 2002093113A JP 2000278607 A JP2000278607 A JP 2000278607A JP 2000278607 A JP2000278607 A JP 2000278607A JP 2002093113 A JP2002093113 A JP 2002093113A
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JP
Japan
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light
tape
shielding plate
case
light shielding
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Withdrawn
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JP2000278607A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kaneda
博志 金田
Masatoshi Okamura
昌寿 岡村
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状で折り曲げ部を有する遮光板である
が、該遮光板の加工時に角形の光透過孔の折り曲げ部側
の角部が裂けることがない遮光板が装入保持されたテー
プカセットを提供すること。 【解決手段】 上下ケース10、20からなるカセット
本体内に、テープ状媒体を巻装した一対のテープリール
が回転可能に収容され、前記カセット本体の左右両側壁
にテープ端部を検出するために用いられる光透過用開口
部が設けられ、前記左右両側壁の開口部近傍にそれぞれ
ケースの内側寸法に相当する高さを有し、光透過孔を形
成したシート状の遮光板30、40が装入保持され、前
記遮光板の内少なくとも一方は折り曲げ部と該折り曲げ
部の近傍に角形の光透過孔を有する遮光板30であるテ
ープカセット1において、前記折り曲げ部を有する遮光
板30の光透過孔の前記折り曲げ部側の角部が、R状面
取りしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ端部を光セ
ンサによって検出するテープカセットに関するものであ
り、特にケース本体を透明樹脂、半透明樹脂又は不透明
であっても光透過率の高い(5%以上)樹脂で形成し、
ケース本体内部にシート状の遮光板を配備したテープカ
セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録媒体として磁気テープを使用する記
録再生装置、例えば、テープカセット式オーディオテー
プレコーダー、テープカセット式ビデオテープレコー
ダ、テープカセット式デジタルオーディオテープレコー
ダ等に用いられる従来のテープカセットでは、テープ端
部を確実に検出するために、外部からの余分な光を遮断
し、かつテープカセット内において余分な光が反射して
装置の受光部に入射するのを防止するために、ほとんど
のテープカセットのケースが、テープ残量を確認するた
めの透明な窓部を除いて黒色等の暗色に着色され、そし
てケース内の適所に遮光壁が設けられていた。更に最近
は、デザイン上黒色よりもカラフルなテープカセットが
要望されるようになり、実公昭63−25595号公報
に示すように、テープカセットのケース内部における装
置の発光部からの光の光路部近傍の部分のうち、受光部
に近い部分を光反射率の低い色に着色して受光部に余分
な光が入射するのを防止し、前記ケースの前記着色部の
残り大部分を前記着色した色と異なる色に着色した、カ
ラフルな色彩に富んだ装飾性に優れたテープカセットが
提案されている。
【0003】また、実開昭63−161487号公報に
示すように、受光部に余分な光が入射するのを防止する
ために、テープカセットのケース内に位置した前記発光
部からの光を受けるケースの側壁に形成された開口部
と、前記ケースの上面に設けられたテープ残量確認用の
窓部との間に位置し、少なくとも上下どちらか一方が開
放された遮光壁を前記ケースと一体に形成したものが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上ケースと下ケースか
らなるケースを用いたテープカセットにおいて、前記カ
ラフルな色彩に富んだ装飾性に優れたテープカセットあ
るいは少なくとも上ケースが光透過率の高い材料、例え
ば、透明、着色透明、半透明又は着色半透明の樹脂で成
形したケースを用いたテープカセットでは、必要な遮光
効果を得るために、受光部近傍をその他のケース本体部
とは異なる色の塗料を塗布して着色する方法では、従来
の単色のケース本体を製造する場合よりも製造工程数が
多くて時間がかかり、かつ製造コストが高いという問題
がある。
【0005】また、受光部近傍のケース内に遮光壁を下
ケースと一体に形成するテープカセットでは、少なくと
も上ケースが前記の光透過率の高い材料で成形されてい
ると、遮光壁が不透明な下ケースと一体で形成されてい
ても、遮光壁の上ケース側が開いているので遮光効果が
なく、また遮光壁が上ケースと一体に形成されていると
遮光壁は光を透過するので、下ケースが不透明であった
としても、遮光壁には遮光効果がないという問題があ
る。
【0006】また、前記発光部からの光を受けるケース
の側壁に形成された開口部近傍に、ケース内の下面から
上面に達する高さを有する遮光板を設ければ必要な遮光
効果が得られ、それによりテープ端部を検出する際の誤
動作を防止できるが、従来のケースは不透明樹脂で形成
されていたので遮光板を必要としなかったために、遮光
板を入れるためのスペースが準備されていない。従っ
て、スペースの観点からは厚板状の遮光板よりも薄いシ
ート状の遮光板の方が好ましい。また、記録再生装置の
一部のものにはカセットが装置に装着されているかどう
かを検出する機構を備えたものもあり、この検出機構を
備えた側の遮光板には、折り曲げ部でL字型に折り曲げ
られたものを用いて装置の誤動作を防止する必要があ
る。
【0007】しかしながら、前記折り曲げ部を有するシ
ート状の遮光板において、光透過孔は角型であり、そし
て折り曲げ部と前記光透過孔が近接しているために、折
り曲げ加工時に光透過孔の折り曲げ部側の角部が裂ける
という問題がある。光透過孔の角部が裂けた遮光板で
は、遮光が十分できず、装置が誤動作する可能性があ
る。
【0008】本発明は、前記問題点を解決するために成
されたもので、本発明が解決しようとする課題は、光を
透過する材料で成形したケースを用いたテープカセット
において、ケース内の一部に別の色の塗料を塗布する従
来方法よりも製造時間を短くかつ製造コストを廉くで
き、更に、テープ端部検出用の光を受光部で受光する際
に、余分な光を効果的に遮光するケース側壁の開口部近
傍に設けたシート状で折り曲げ部を有する遮光板である
が、該遮光板の加工時に角形の光透過孔の折り曲げ部側
の角部が裂けることがない遮光板が装入保持されたテー
プカセットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ケースか
らなるカセット本体内に、テープ状媒体を巻装した一対
のテープリールが回転可能に収容され、前記カセット本
体の左右両側壁にテープ端部を検出するために用いられ
る光透過用開口部が設けられ、前記左右両側壁の開口部
近傍にそれぞれケースの内側寸法に相当する高さを有
し、光透過孔を形成したシート状の遮光板が装入保持さ
れ、前記遮光板の内少なくとも一方は折り曲げ部と該折
り曲げ部の近傍に角形の光透過孔を有する遮光板である
テープカセットにおいて、前記折り曲げ部を有する遮光
板の光透過孔の前記折り曲げ部側の角部が、R状面取り
したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施
形態を示すVHSテープカセットの分解斜視図である。
図2は、図1のテープカセットの前面側を部分的に切除
した平面図である。図3は、図2に示す遮光板収容部の
拡大図であり、(a)は巻取側テープリール側、(b)
は供給側テープリール側を示す。図4は、図3に示す遮
光板の平面図であり、(a)は本発明の実施形態の折り
曲げ部を有するL字型のものを展開して示し、(b)は
平面型のものを示す。
【0011】図1に示すように、テープカセット1は上
下ケース10、20からなるカセット本体内にテープ状
媒体8を巻装した一対のテープリール3a、3bが回転
自在に収納されている。下ケース20の前面には開口2
1a、21bがあり、供給側テープリール3aから繰り
出されたテープ状媒体8は、開口21aからケースの外
部に出て、開口21bからケース内に戻り、巻取側テー
プリール3bに巻き取られる。ケース外にあるテープ状
媒体8を保護するために前蓋7が回動可能に取り付けら
れている。
【0012】下ケース20の内部には、前蓋7を閉位置
にロックするロック部材5、カセット不使用時にテープ
リール3a、3bが不用な回転をしないようにするため
のリールブレーキ部材6が備えられている。上ケース1
0の内面中央には、テープリール3a、3bを下ケース
20側へ押圧するばね部材4が取り付けられている。
【0013】上下ケース10、20は、透明樹脂、半透
明樹脂又は不透明であっても光透過率の高い(5%以
上)樹脂で形成されている。下ケース20の前面側の左
右両側壁近傍には、高さがケースの内寸とほぼ等しい遮
光板30、40が装着されている。遮光板30、40に
は、シート状の有色のプラスチック、例えば、カーボン
ブラックを添加したポリエチレンテレフタレートシート
あるいは表面処理をした紙、例えば、表面に黒い印刷を
施した紙等が使用される。遮光板30は、光透過孔を有
し折り曲げ部でL字型に折り曲げたものである。遮光板
40は、光透過孔を有する平面型のものである。
【0014】図2に示すように、下ケース20の前側中
央部には、底面が開口した筒状部22があり、テープカ
セット1を記録再生装置に装着すると、記録再生装置に
ある発光部(図示せず)が筒状部22に入り込む。前記
発光部が筒状部22に入り込み、発光部からの光は矢印
rの方向に進む。また、ケースの側壁24a、24bに
設けられた光透過用開口部25a、25bの外側には前
記光を検出するための前記記録再生装置の受光部(図示
せず)がある。テープ状媒体8が走行中、前記発光部か
ら発光した光は、磁性体が塗布されたテープ状媒体8の
部分では透過しないので前記受光部で検出されず、テー
プ端部に近づき磁性体が塗布されたテープ状媒体に繋が
る透明なリーダーテープになると、前記光はリーダーテ
ープを透過して前記受光部で検出され、テープ端部が検
出される。
【0015】遮光板30、40はケース内の側壁24
b、24a近傍に配備され、発光部以外からの光が前記
受光部に入射しないように遮光して、テープ端部検出に
おける誤動作を防止している。巻取側テープリール3b
側の遮光板30は折り曲げ部を有するL字型であり、供
給側テープリール3a側の遮光板40は平面型である。
【0016】図3(a)に示すように、遮光板30は、
側壁24bの内面側に前蓋7のロック部材5があるた
め、側壁24bから少し離れた所に配備されている。そ
こで、遮光板30は、遮光が効果的に行われるように遮
光板40より大きなサイズで形成され、図4(a)に示
すように、折り曲げ部33で折り曲げ、設置される両側
の壁から互い違いに突出する突部26b間に挿入して挟
持固定されている。また、記録再生装置の中には、テー
プカセットが記録再生装置に装着されているかどうかを
検出するために、記録再生装置において装着されたテー
プカセットの巻取側テープリール3bの後方に発光部が
あり前方に受光部があるものがある。前記発光部からの
前記受光部への光をテープカセットが遮ることによっ
て、テープカセットが装着されていることを検出するの
で、遮光板30をL字型に折り曲げ、この折り曲げ部で
遮光して、前記のような記録再生装置においてはカセッ
トの装着の有無の誤動作を防止できるものである。
【0017】遮光板30は、光透過孔31が打ち抜かれ
た長方形のシート状のものが折り曲げ部33でL字型に
折り曲げられて形成される。光透過孔31は角形であ
り、折り曲げ部33側の角部32がR状面取りして形成
されている。このようなR状の角部32とすることによ
り、遮光板30の折り曲げ部33での折り曲げ加工時
に、遮光板30に脆性がある程度あるために裂け易くな
っている折り曲げ部33側の角部32へ集中する応力を
分散して角部32を裂け難くしている。
【0018】尚、前記R状の角部32は、大きすぎると
光透過孔31が小さくなるため誤動作の原因となり、小
さいと効果がないので、VHSテープカセットにおいて
は、Rに換算して0.1mm〜0.3mm程度であるこ
とが好ましい。また、打抜型のコスト上から、角形の光
透過孔の角形四隅部をR状面取りとしてもよい。
【0019】また、遮光板40は、側壁24aにある光
透過用開口部25aの内面側に配備されている。遮光板
40は、図4(b)に示す光透過孔41が側壁24aの
光透過用開口部25aと一致するように、下ケース20
の側壁24aに形成されている突部26aとリブ27a
により挟持固定されている。
【0020】以上示したように、折り曲げ部33を有す
る遮光板30において、光透過孔31の折り曲げ部33
側の角部をR状にすることにより、遮光板30の折り曲
げ加工時に、光透過孔31の角部が裂けるおそれがなく
遮光板30を形成することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ケース側壁から少し離
れた場所に配備しなければならない折り曲げ部を有する
L字形で角形の光透過孔を有する遮光板において、遮光
板の折り曲げ加工時に、前記光透過孔の折り曲げ部側の
角部が裂けることなく形成されるL字型の遮光板が装入
保持されたテープカセットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すVHSテープカセット
の分解斜視図である。
【図2】図1のテープカセットの前面側を部分的に切除
した平面図である。
【図3】図2に示す遮光板収容部の拡大図であり、
(a)は巻取側テープリール側、(b)は供給側テープ
リール側を示す。
【図4】図3に示す遮光板の平面図であり、(a)は本
発明の実施形態の折り曲げ部を有するL字型のものを展
開して示し、(b)は平面型のものを示す。
【符号の説明】
1 テープカセット 3a 供給側テープリール 3b 巻取側テープリール 4 ばね部材 5 ロック部材 6 リールブレーキ部材 7 前蓋 8 テープ状媒体 10 上ケース 20 下ケース 21a、21b 開口 22 筒状部 24a、24b 側壁 25a、25b 光透過用開口部 26a、26b 突部 27a リブ 30、40 遮光板 31、41 光透過孔 32 角部 33 折り曲げ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ケースからなるカセット本体内に、
    テープ状媒体を巻装した一対のテープリールが回転可能
    に収容され、前記カセット本体の左右両側壁にテープ端
    部を検出するために用いられる光透過用開口部が設けら
    れ、前記左右両側壁の開口部近傍にそれぞれケースの内
    側寸法に相当する高さを有し、光透過孔を形成したシー
    ト状の遮光板が装入保持され、前記遮光板の内少なくと
    も一方は折り曲げ部と該折り曲げ部の近傍に角形の光透
    過孔を有する遮光板であるテープカセットにおいて、前
    記折り曲げ部を有する遮光板の光透過孔の前記折り曲げ
    部側の角部が、R状面取りしたものであることを特徴と
    するテープカセット。
JP2000278607A 2000-09-13 2000-09-13 テープカセット Withdrawn JP2002093113A (ja)

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