JP2002092997A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002092997A
JP2002092997A JP2000281211A JP2000281211A JP2002092997A JP 2002092997 A JP2002092997 A JP 2002092997A JP 2000281211 A JP2000281211 A JP 2000281211A JP 2000281211 A JP2000281211 A JP 2000281211A JP 2002092997 A JP2002092997 A JP 2002092997A
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optical recording
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JP2000281211A
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English (en)
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Masaaki Shitochi
正明 志土地
Kanichi Furuyama
貫一 古山
Yoichi Tsuchiya
洋一 土屋
Mitsuhiko Maeda
光彦 前田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドを光磁気記録媒体に接触させた状
態で信号を再生しても再生特性が大きく低下しない光デ
ィスク装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク装置は、光磁気記録媒体10
を挟んで、光学ヘッドに含まれる対物レンズ22に対向
する位置に磁気ヘッド30を含む。そして、光ディスク
装置は、対物レンズ22のフォーカスサーボまたはトラ
ッキングサーボを行なうための磁石24,26から磁気
ヘッド30に入射する磁界Hex1を打ち消すための磁
石41を含む。磁石41は磁気ヘッド30の方向に磁界
Hex2を出射する。磁界Hex2は、磁界Hex1と
反対方向であり、同じ強度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ光と磁界
とを用いて信号を光磁気記録媒体に記録し、レーザ光を
用いて光磁気記録媒体から信号を再生する光ディスク装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書換え可能で、記憶
容量が大きく、かつ、信頼性の高い記録媒体として注目
されており、コンピュータメモリ等として実用化され始
めている。また、最近では、記録容量が6.0Gbyt
esの光磁気記録媒体がAS−MO(Advanced
Storage Magneto Opticald
isk)規格として規格化され、実用化されようとして
いる。
【0003】かかる光磁気記録媒体に信号を記録する際
には、光磁気記録媒体の磁性層を形成した側の表面に磁
気ヘッドを接触させ、光磁気記録媒体を所定の回転数で
回転させることによって磁気ヘッドを浮上させた状態で
光磁気記録媒体の磁性層に記録信号により変調された磁
界を印加する。そして、磁気ヘッドと反対側からレーザ
光を照射し、光磁気記録媒体の磁性層の所定の領域を一
定温度以上に昇温させる。これにより磁性層の記録層
に、記録信号に基づいて磁化の方向が異なる磁区が形成
され、信号が記録される。
【0004】また、光磁気記録媒体から信号を再生する
場合には、レーザ光を照射し、所定の温度以上に昇温さ
れた領域の磁区を再生層へ転写させ、その転写させた磁
区をレーザ光の偏光面の回転角として検出する。これに
より光磁気記録媒体から信号が再生される。この場合、
レーザ光を照射する側と反対側には磁気ヘッドが配置さ
れているが、信号の再生時には磁気ヘッドは光磁気記録
媒体に接触しておらず、光磁気記録媒体から離れた状態
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光磁気記録媒
体に信号を記録した後、その記録した信号を再生する際
には、迅速な信号再生を行なうという観点から磁気ヘッ
ドを光磁気記録媒体に接触させた状態にし、磁気ヘッド
と反対側からレーザ光を照射することにより信号を再生
することが行なわれている。
【0006】磁気ヘッドを光磁気記録媒体に接触させた
状態で光磁気記録媒体から信号を再生しようとすると、
レーザ光を光磁気記録媒体に集光照射する対物レンズの
フォーカスサーボ、またはトラッキングサーボを行なう
磁石からの磁力が磁気ヘッドのコア(フェライト等の磁
性材料)に集中して再生信号に悪影響を及ぼすという問
題がある。
【0007】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、磁気ヘッドを
光磁気記録媒体に接触させた状態で信号を再生しても再
生特性が大きく低下しない光ディスク装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明による光ディスク装置は、レーザ光と磁界とを用いて
信号を光磁気記録媒体に記録し、レーザ光を用いて光磁
気記録媒体から信号を再生する光ディスク装置であっ
て、光磁気記録媒体に磁界を印加する磁気ヘッドと、光
磁気記録媒体に接するように磁気ヘッドを下降させる下
降手段と、光磁気記録媒体を挟んで磁気ヘッドの反対側
に配置され、光磁気記録媒体にレーザ光を集光照射する
対物レンズと、対物レンズのトラッキングサーボを行な
うための第1の磁石と、対物レンズのフォーカスサーボ
を行なうための第2の磁石とを含む光学ヘッドと、第1
および第2の磁石のうち、少なくとも一方の磁石によっ
て生じ、かつ、磁気ヘッドに収束入射する漏洩磁界を打
ち消すための第3の磁石とを備える。
【0009】この発明による光ディスク装置において
は、磁気ヘッドは下降手段によって光磁気記録媒体に接
触させられる。そして、光磁気記録媒体が回転すると、
磁気ヘッドは、光磁気記録媒体から浮上する。また、光
学ヘッドに含まれる対物レンズのトラッキングサーボを
行なうための第1の磁石、またはフォーカスサーボを行
なうための第2の磁石から生じた光磁気記録媒体への磁
気的影響は第3の磁石によって打ち消される。そして、
磁気ヘッドが光磁気記録媒体10から浮上したまま、光
磁気記録媒体への信号の記録および/または再生が行な
われる。
【0010】したがって、この発明によれば、磁気ヘッ
ドを光磁気記録媒体に接触させたまま、光磁気記録媒体
への信号の記録および/または再生を正確に行なうこと
ができる。
【0011】好ましくは、光ディスク装置の第3の磁石
は、光磁気記録媒体のラジアル方向に配置され、かつ、
光学ヘッドがラジアル方向に移動する範囲より長い長さ
を有する。
【0012】光学ヘッドがシーク時等に光磁気記録媒体
のラジアル方向に移動して、光学ヘッドに含まれる第1
および第2の磁石の位置が変化しても、第3の磁石は、
第1または第2の磁石から生じる磁気的影響を除去す
る。
【0013】したがって、この発明によれば、光学ヘッ
ドが光磁気記録媒体のラジアル方向に移動したときで
も、光学ヘッドに含まれる磁石からの磁気的影響を除去
して信号を正確に再生できる。
【0014】好ましくは、光ディスク装置の第3の磁石
は、光磁気記録媒体に対して光学ヘッドと同じ側に配置
される。
【0015】光学ヘッドに含まれる第1または第2の磁
石からの磁力線は、光磁気記録媒体に対して光学ヘッド
と同じ側に配置された第3の磁石に入射する。
【0016】したがって、この発明によれば、光磁気記
録媒体に対して光学ヘッドと同じ側に第3の磁石を配置
しても、光学ヘッドに含まれる磁石からの磁気的影響を
除去できる。
【0017】好ましくは、光ディスク装置の第3の磁石
は、光磁気記録媒体に対して磁気ヘッドと同じ側に配置
される。
【0018】光学ヘッドに含まれる第1または第2の磁
石からの磁力線は、光磁気記録媒体に対して光学ヘッド
と反対側に配置された第3の磁石からの磁力線によって
打ち消される。
【0019】したがって、この発明によれば、光磁気記
録媒体に対して光学ヘッドと反対側に第3の磁石を配置
しても、光学ヘッドに含まれる磁石からの磁気的影響を
除去できる。
【0020】好ましくは、光ディスク装置の第3の磁石
は、第1および第2の平面を含む板形状から成り、第1
の磁石または第2の磁石によって生じた漏洩磁界を打ち
消すための磁界を第1の平面から出射する。
【0021】光学ヘッドに含まれる第1または第2の磁
石による磁気的影響を除去するための第3の磁石は、板
形状からなり、その板形状の平面から磁力線が出射す
る。
【0022】したがって、この発明によれば、光学ヘッ
ドに含まれる第1または第2の磁石による磁気的影響を
除去するための第3の磁石を容易に取り付けることがで
きる。
【0023】好ましくは、光ディスク装置は、光磁気記
録媒体の脱着部を覆うための外観部材をさらに備え、第
3の磁石は、第2の平面によって外観部材に設置され
る。
【0024】光学ヘッドに含まれる第1または第2の磁
石からの磁気的影響を除去するための第3の磁石の位置
を、一度、調整すれば、第3の磁石は第1または第2の
磁石からの磁気的影響を除去する。
【0025】したがって、この発明によれば、光学ヘッ
ドに含まれる第1または第2の磁石からの磁気的影響を
安定性良く除去できる。
【0026】好ましくは、光ディスク装置の第3の磁石
は、第2の平面から外部への漏洩磁界を防止する漏洩磁
界防止部材を介して外観部材に設置される。
【0027】漏洩磁界防止部材は、外観部材を介して外
部へ磁界が漏洩するのを防止する。したがって、この発
明によれば、光ディスク装置の近くに光磁気記録媒体等
を置いても信号が消去されない。
【0028】好ましくは、漏洩磁界防止部材は金属から
成る。漏洩磁界防止部材は、外観部材を介して外部へ磁
界が漏洩するのを防止するとともに、光学ヘッドに含ま
れる第1または第2の磁石から生じる磁気的影響を除去
するために第3の磁石から出射される磁力線を強くす
る。
【0029】したがって、この発明によれば、磁束密度
が小さい磁石を用いても、光学ヘッドに含まれる第1ま
たは第2の磁石からの磁気的な影響を除去できる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0031】図1を参照して、この発明による光ディス
ク装置100は、光学ヘッド20と、磁気ヘッド30
と、磁石41とを備える。光学ヘッド20は、半導体レ
ーザ21を含み、半導体レーザ21から出射されたレー
ザ光を対物レンズ(図示せず)によって光磁気記録媒体
10に集光照射する。光学ヘッド20は、レール1A,
1Bによって光磁気記録媒体10のラジアル方向(半径
方向)DR1に移動される。
【0032】磁気ヘッド30は、光磁気記録媒体10を
挟んで光学ヘッド20の反対側に配置される。そして、
磁気ヘッド30は、光磁気記録媒体10への信号の記録
時、記録信号によって変調された磁界を光磁気記録媒体
10に印加する。磁気ヘッド30は、スライダー31に
取付けられる。スライダー31は、板バネから成るアー
ム32によって支持部材33に固定される。支持部材3
3は、ネジ35によって支持部材34に固定される。支
持部材36は、一方端が光学ヘッド20に固定される。
そして、支持部材36は、他方端に開口部37を有し、
開口部37の両端に位置する柱状部材38A,38Bに
は軸39が貫通されている。また、支持部材34は、支
持部材33の固定側と反対側に開口部38を有する。ま
た、支持部材34は、開口部38の両端に柱状部材34
A,34Bを有し、柱状部材34A,34Bは、支持部
材36の柱状部材38A,38Bの内側に位置する。柱
状部材34A,34Bは、軸39によって柱状部材38
A,38Bに連結される。そして、柱状部材34A,3
4Bの内側には、バネ42が設けられ、軸39はバネ4
2の中心を貫通する。
【0033】図2は、図1の方向Aから見た断面図であ
る。バネ42は、光磁気記録媒体10の法線方向DR2
において、光磁気記録媒体10に近づく方向に支持部材
34を押し付ける。これによって、支持部材33、アー
ム32、およびスライダー31は、光磁気記録媒体10
に近づく方向に力を受け、磁気ヘッド30は、光磁気記
録媒体10に押し付けられる。この場合、アーム32
は、板バネによって構成されているため、磁気ヘッド3
0は、弾力性を持って光磁気記録媒体10に押し付けら
れる。
【0034】ネジ43は、支持部材34を貫通してお
り、一方端は、部材44に接している。部材44は、支
持部材36に固定されている。ネジ43を時計回りに回
転させることによって支持部材34を貫通するネジ43
の長さは長くなり、支持部材43と部材44との距離は
大きくなる。これによって、磁気ヘッド30が光磁気記
録媒体10に押し付けられる押力は弱くなる。また、ネ
ジ43を反時計回りに回転すると、支持部材34を貫通
するネジ43の長さは短くなり、支持部材43と部材4
4との距離は小さくなる。これによって、磁気ヘッド3
0が光磁気記録媒体10に押し付けられる押力は強くな
る。したがって、磁気ヘッド30を光磁気記録媒体10
に押し付けるバネ42による押力は、ネジ43によって
コントロールされる。
【0035】また、レバー45を矢印46の方向に移動
させることによって、磁気ヘッド30は光磁気記録媒体
10から離される。そして、この状態で光磁気記録媒体
10の脱着が行なわれる。なお、本発明においては、ネ
ジ43、部材44、バネ42、支持部材34,33、お
よびアーム32は、光磁気記録媒体10に接するように
磁気ヘッド30を下降させる下降手段を構成する。
【0036】磁気ヘッド30は、スライダー31、アー
ム32、支持部材33,34、および支持部材36を介
して光学ヘッド20に接続されるため、光学ヘッド20
を光磁気記録媒体10のラジアル方向DR1に移動させ
ることによって、磁気ヘッド30も光磁気記録媒体10
のラジアル方向DR1に移動される。したがって、光学
ヘッド20から出射されるレーザ光の光軸と、磁気ヘッ
ド30から印加される磁界の中心との位置合わせを、一
度、行なえば、シークによって光学ヘッド20が光磁気
記録媒体10のラジアル方向に移動してもレーザ光の光
軸は磁界の中心に一致する。
【0037】図2に示すように、光磁気記録媒体10を
回転させる前、磁気ヘッド30は光磁気記録媒体10に
接している。この状態において、光磁気記録媒体10を
図1に示す矢印48Aの方向に所定の回転数で回転させ
ると、磁気ヘッド30と光磁気記録媒体10との間に空
気の流れが入込み、磁気ヘッド30は光磁気記録媒体1
0から浮上する。この場合、磁気ヘッド30と光磁気記
録媒体10との距離は、5μm程度である。
【0038】したがって、光磁気記録媒体10に信号を
記録する際は、光磁気記録媒体10を所定の回転数で回
転させることによって磁気ヘッド30を浮上させ、記録
信号によって変調された磁界を光磁気記録媒体10に印
加する。また、光磁気記録媒体10から信号を再生する
際は、光磁気記録媒体10を所定の回転数で回転させる
ことによって磁気ヘッド30を浮上させたまま、光学ヘ
ッド20からレーザ光を光磁気記録媒体10に照射す
る。つまり、光磁気記録媒体10から信号を再生すると
き、レバー45によって磁気ヘッド30を光磁気記録媒
体10から離さない。
【0039】図3を参照して、対物レンズ22のフォー
カスサーボおよびトラッキングサーボの機構について説
明する。支持部材23の一方の表面に磁石24が配置さ
れており、支持部材23、磁石24を囲むようにコイル
25が巻回されている。また、支持部材28の一方の面
には磁石26が配置され、磁石26に対向するようにコ
イル27が配置され、コイル27の横にもコイル27と
同じコイル(図示せず)が配置されている。そして、支
持部材28の磁石26が配置された表面と反対側には対
物レンズ22が設置されている。コイル25に電流を流
すことによってコイル25は磁石24から光磁気記録媒
体10の法線方向DR2(「フォーカス方向」とも言
う。)にローレンツ力を受け、コイル25はフォーカス
方向DR2に移動する。これにより、対物レンズ22は
フォーカス方向DR2に移動可能になる。また、コイル
27、および図示省略したコイルに電流を流すことによ
ってコイル27、および図示省略したコイルは、磁石2
6から光磁気記録媒体10のラジアル方向DR1(「ト
ラッキング方向」とも言う。)にローレンツ力を受け対
物レンズ22は光磁気記録媒体10のトラッキング方向
DR1に移動可能となる。
【0040】図1および図2に示す光学ヘッド20は、
磁石24,26、コイル25,27が含まれており、コ
イル25,27に電流を流すことによって対物レンズ2
2のフォーカスサーボ、およびトラッキングサーボが行
なわれる。そして、上述したように、磁気ヘッド30を
光磁気記録媒体10に接触させた状態でレーザ光を用い
て信号を再生しようとする場合、磁石24,26からの
磁力線が磁気ヘッド30のコア(フェライト等の磁性材
料)に集中して、磁気ヘッド30に対向する光磁気記録
媒体10の磁性層には、磁気ヘッド30のコアに集中す
る磁力線が影響する。その結果、光磁気記録媒体10の
磁性層を構成する記録層から再生層へ非磁性層を介して
磁区が転写される場合、再生層における転写磁区は、磁
気ヘッド30のコアへ集中する磁力線によって影響を受
ける。その結果、レーザ光の偏光面は、本来、再生層へ
転写された磁区が有する磁化とは異なる磁化にとって回
転させられ、本来のレーザ光の偏光面の回転を検出する
ことができない。
【0041】そこで、図1を再び参照して、磁石41
は、蓋部材40に取り付けられている。図1は、蓋部材
40を開けた状態を示す斜視図である。蓋部材40は、
通常、プラスチック等から成る。
【0042】図4を参照して、磁石41は、板形状をし
ており、平坦面410からは磁力線が出射され、平坦面
411に磁力線が入射される。すなわち、平坦面410
は磁力線φ1を出射し、平坦面411は磁力線φ1を入
射する。
【0043】図5は、図1の蓋部材40を矢印48Bの
方向へ移動させて閉じた状態における斜視図である。光
学ヘッド20、および磁気ヘッド30等に対する磁石4
1の配置位置を明確にするために蓋部材40は省略して
いる。磁石41は、光磁気記録媒体10に対して磁気ヘ
ッド30側であって、その長手方向が光磁気記録媒体1
0のラジアル方向DR1になるように配置される。そし
て、磁石41の平坦面410から出射される磁力線φ1
によって、光学ヘッド20に含まれる磁石24,26に
よる磁力線を打ち消して、磁石24,26からの磁力線
が光磁気記録媒体10の磁性層に磁気的な影響を及ぼさ
ないようにする。
【0044】図6は、図5において磁気ヘッド30およ
び磁石41側から見た平面図である。磁石41は、磁気
ヘッド30の真上に配置されるのではなく、磁気ヘッド
30の配置位置よりもレール1Aの方向へずれた位置に
配置される。この理由については後述する。
【0045】図7は、図5において、レール1A側から
見た断面図である。光磁気記録媒体10は、ターンテー
ブル111に載置される。スピンドルモータ110は、
ターンテーブル111を所定の回転数で回転させること
によって光磁気記録媒体10を所定の回転数で回転させ
る。対物レンズ22は、光磁気記録媒体10を挟んで磁
気ヘッド30に対向する位置に設置されている。磁石4
1の長手方向の長さは、光磁気記録媒体10の記録領域
10Rよりも長い。これは、光学ヘッド20がレール1
A,1Bに沿って光磁気記録媒体10のラジアル方向D
R1にシークし、それに伴い光学ヘッド20に含まれる
磁石24,26、および磁気ヘッド30が光磁気記録媒
体10のラジアル方向DR1に移動しても、磁石24,
26が光磁気記録媒体10の磁性層へ及ぼす磁気的な影
響を打ち消すためである。これによって、磁石24,2
6、および磁気ヘッド30が光磁気記録媒体10の記録
領域10R内のいずれの位置へ移動しても、磁石24,
26が光磁気記録媒体10の磁性層へ及ぼす磁気的な影
響を打ち消して信号の再生を行なうことができる。
【0046】また、磁石41の平坦面411側には、鉄
板47が取り付けられている。そして、鉄板47は、蓋
部材40に設置されている。これによって、磁石41の
平坦面411に接した鉄板47は磁気を帯びる。すなわ
ち、図8に示すように、磁石41の平坦面410がN
極、平坦面411がS極であるとすると、磁石41の平
坦面411と接する鉄板47の平坦面471はN極にな
り、平坦面472はS極になる。そして、平坦面471
は磁力線φ2を出射するとすると、磁力線φ2は磁石4
1の平坦面410から出射される磁力線φ1に加えられ
る。その結果、磁石41は磁力線φ1+φ2を出射す
る。そして、磁力線φ1+φ2は、光学ヘッド20に含
まれる磁石24,26からの磁力線を打ち消すために用
いられる。
【0047】鉄板47は、平坦面472から磁力線φ2
を入射するため、鉄板47を介して磁石41を蓋部材4
0に取り付けないときは、蓋部材40を貫通して磁力線
φ1が磁石41に入射する。そうすると、蓋部材40の
近くに置かれた光磁気記録媒体は磁気的な影響を受け、
記録された信号が消去される虞がある。したがって、蓋
部材40を貫通して磁石41に入射する磁力線を少なく
するために磁石41は、鉄板47を介して蓋部材40に
取り付けられる。
【0048】つまり、鉄板47として、磁力線φ1の磁
束密度よりも磁力線φ2の磁束密度が小さくなる材料を
選択することによって、磁石41を、直接、蓋部材40
に取り付ける場合よりも外部へ及ぼす磁気的な影響を少
なくできる。また、上述したように、鉄板47は、平坦
面471から磁力線φ2を磁気ヘッド30の方向へ出射
するので、磁石41は、鉄板47を設けないときよりも
磁束密度を小さくできる。
【0049】具体的には、鉄板47を設けないとき、光
学ヘッド20に含まれる磁石24,26からの磁力線を
打ち消すために必要な磁石41の磁束密度は5250〜
5650ガウスであったが、鉄板47を設けることによ
って磁石41の磁束密度は、約2600ガウスと、約半
分にすることができた。また、蓋部材40の外側で測定
された磁石41からの漏洩磁界は、鉄板47が設けられ
ないときは、約360ガウスであったが、鉄板47を設
けることによって、約50ガウス以下と、約1/6〜1
/7に低くすることができた。
【0050】このように、磁石41を、鉄板47を介し
て蓋部材40に設置することによって、磁石24,26
からの磁力線の影響を打ち消すために必要な磁石41の
磁束密度を小さくできるとともに、磁石41から外部へ
の漏洩磁界を小さくできる。なお、鉄板47として、
0.2mm厚のブリキ板が用いられた。
【0051】図9は、図1および図5において、A方向
から見た断面図である。磁石41および鉄板47は、磁
気ヘッド30よりもレール1A側にずれた位置に配置さ
れる。この理由を図10を参照して説明する。光学ヘッ
ド20に含まれる磁石24,26と磁気ヘッド30との
間に、磁石24,26から磁気ヘッド30へ向かう方向
に磁界Hex1が存在する。この磁界Hex1は、磁気
ヘッド30に垂直に入射する磁界ではなく、磁石24,
26の方向から磁気ヘッド30の法線方向に対して角θ
で入射する磁界である。したがって、磁石41から出射
される磁界Hex2によって磁界Hex1を打ち消すに
は、磁界Hex2は、磁気ヘッド30の法線方向に対し
て角θで磁気ヘッド30に入射する必要がある。このよ
うな理由から、磁石41は、磁気ヘッド30の真上では
なく、磁気ヘッド30の配置位置よりレール1Aの方向
にずれた位置に設置される。なお、磁界Hex2は、磁
界Hex1と大きさが同じで方向が反対の磁界である。
【0052】磁石41と光磁気記録媒体10との距離L
1は、6.38mmであり、磁石41と磁気ヘッド30
の中心との距離L2は、6.7mmである。その結果、
磁石41からの磁界Hex2は、角θ=53.9度で磁
気ヘッド30に入射する。
【0053】図11を参照して、磁石41の効果につい
て説明する。図11は、横軸はMH電流であり、磁界の
強さに相当する。縦軸は光磁気記録媒体から検出された
再生信号のエラー数である。図12を参照して、エラー
数とMH電流との関係を測定する測定方法について説明
する。磁気ヘッド30は、コア301と、コア301に
巻回されたコイル302とから成る。そして、コイル3
02に一定方向の電流を流し、コア301から直流磁界
DC1,DC2を光磁気記録媒体10の再生層101へ
印加する。この場合、コイル302に流す電流の方向、
および電流値を変化させて、大きさの異なる直流磁界D
C1,DC2を再生層101に印加する。また、直流磁
界DC1,DC2の印加方向と反対側から光学ヘッド2
0によってレーザ光LBを照射し、再生信号を検出す
る。なお、図12においては、説明し易くするための再
生層101およびレーザ光LBを磁気ヘッド30のコア
301に比べ大きく拡大している。
【0054】光磁気記録媒体10の記録層(図示せず)
に磁化の方向が異なる磁区を形成することによって、予
め所定の信号を記録する。そして、記録層に形成された
磁区を再生層101へ転写して信号を再生する。この場
合、コイル302に一定方向の電流を流すことによって
記録層の磁区が有する磁化と反対方向の直流磁界DC
1,DC2を再生層101に印加する。そして、コイル
302に流す電流値を変化させることによって直流磁界
DC1,DC2の強度を変化させる。
【0055】磁化102を有する磁区を再生するとき、
再生層101には磁化102を有する磁区が記録層から
転写される。そして、直流磁界DC1が再生層101に
印加される電流をコイル302に流す。コイル302に
流す電流値を変化させて、レーザ光LBにより再生層1
01に転写された磁区を検出し、各電流値に対する再生
信号のエラー数を測定する。同様に、磁化103を有す
る磁区を再生するとき、直流磁界DC2が再生層101
に印加される電流をコイル302に流す。そして、コイ
ル302に流す電流値を変化させて、レーザ光LBによ
り再生層101に転写された磁区を検出し、各電流値に
対する再生信号のエラー数を測定する。
【0056】上述した方法によって測定した結果が、図
11に示すエラー数とMH電流との関係である。曲線k
1は磁石41を設置しない場合であり、曲線k2が磁石
41を設置した場合である。プラス方向のMH電流をコ
イル302に流すことによって直流磁界DC1が再生層
101に印加され、マイナス方向のMH電流をコイル3
02に流すことによって直流磁界DC2が再生層101
に印加されるとする。
【0057】まず、磁石41を設置しない場合について
説明する。再生層101に磁化102を有する磁区が転
写され、再生層101に強度を変化させた直流磁界DC
1を印加する。そうすると、MH電流が0〜40mAの
範囲ではエラー数は殆ど変化せず、MH電流が50mA
でエラー数が増加し始め、MH電流が50mA以上にな
ると、エラー数は急激に大きくなる。一方、再生層10
1に磁化103を有する磁区が転写され、再生層101
に強度を変化させた直流磁界DC2を印加する。そうす
ると、MH電流が、−10〜0mAの範囲でエラー数は
殆ど変化せず、MH電流が、−10mA以下、すなわ
ち、絶対値で10mA以上になるとエラー数は急激に増
加する。直流磁界DC1,DC2の強度が大きくなると
エラー数が急激に増加するのは、再生層101に転写さ
れた磁区が直流磁界DC1,DC2によって磁化の方向
を反転させられるからである。
【0058】その結果、磁石41を設置しない場合、エ
ラー数とMH電流との関係は曲線k1のようになり、M
H電流が+20mAを中心として左右対称の曲線にな
る。本来、再生層101の磁区が転写される領域に直流
磁界DC1,DC2以外の磁界が印加されていなけれ
ば、MH電流が0mAを中心として左右対称の曲線にな
るはずである。しかし、実測値した中心値が、プラスの
方向へ20mAシフトしている事実からすれば、磁化1
02と同じ方向の磁界が再生層101の磁区が転写され
る領域に印加されていることになる。つまり、光学ヘッ
ド20に含まれる磁石24,26からの磁界が再生層1
01の磁区が転写される領域に印加されている。
【0059】一方、磁石41を設置した場合は、MH電
流が0mAを中心として左右対称の曲線k2になる。す
なわち、再生層101に磁化102を有する磁区が転写
され、再生層101に強度を変化させた直流磁界DC1
を印加する。そうすると、MH電流が0〜20mAの範
囲ではエラー数は殆ど変化せず、MH電流が20mAを
超えると、エラー数は急激に大きくなる。一方、再生層
101に磁化103を有する磁区が転写され、再生層1
01に強度を変化させた直流磁界DC2を印加する。そ
うすると、MH電流が、−20〜0mAの範囲でエラー
数は殆ど変化せず、MH電流が、−20mA以下、すな
わち、絶対値で20mA以上になるとエラー数は急激に
増加する。直流磁界DC1,DC2の強度が大きくなる
とエラー数が急激に増加するのは、上述した理由と同じ
である。
【0060】その結果、0mAのMH電流を中心として
左右対称の曲線k2になる。したがって、磁石41を設
置することによって、光学ヘッド20に含まれる磁石2
4,26からの磁界の影響を除去できる。
【0061】上記においては、光学ヘッド20に含まれ
る磁石24,26から磁気ヘッド30へ向かう磁界He
x1を打消すための磁界Hex2を生成する磁石は、光
磁気記録媒体10に対して磁気ヘッド30側に設置され
るとして説明したが、本発明は、これに限らず、磁界H
ex1を打消すための磁界Hex2を生成する磁石は、
光磁気記録媒体10に対して光学ヘッド20側に設置さ
れても良い。
【0062】図13は、磁界Hex1を打消すための磁
界Hex2を生成する磁石を、光磁気記録媒体10に対
して光学ヘッド20側に設置した場合の断面図であり、
図7に対応する図である。磁石41Aは、光学ヘッド2
0の下側に設置される。磁石41Aの長手方向の長さ
は、光磁気記録媒体10の記録領域10Rよりも長い。
また、磁石41Aは、その長手方向が光磁気記録媒体1
0のラジアル方向DR1になるように配置される。これ
によって、光学ヘッド20のシークによって、光学ヘッ
ド20に含まれる磁石24,26、および磁気ヘッド3
0が光磁気記録媒体10のラジアル方向DR1に移動し
ても、磁石41Aは、磁石24,26から磁気ヘッド3
0への磁界Hex1を打ち消すことができる。
【0063】図14を参照して、磁石41Aは、光学ヘ
ッド20の下側に配置される場合も、磁気ヘッド30の
真下ではなく、磁気ヘッド30よりレール1B側へずれ
た位置に配置される。なお、図14においては、紙面に
垂直な方向が光磁気記録媒体10のラジアル方向DR1
である。
【0064】図15を参照して、磁石41Aが磁気ヘッ
ド30よりもレール1B側にずれた位置に配置される理
由について説明する。上述したように、光学ヘッド20
に含まれる磁石24,26と磁気ヘッド30との間に、
磁石24,26から磁気ヘッド30へ向かう方向に磁界
Hex1が存在する。この磁界Hex1は、磁石24,
26の方向から磁気ヘッド30の法線方向に対して角θ
で入射する磁界である。したがって、磁石41Aから出
射される磁界Hex2によって磁界Hex1を打ち消す
には、磁界Hex2は、磁気ヘッド30から磁石41A
へ向かう方向において、磁石41Aの法線方向に対して
角θで磁石41Aに入射する必要がある。このような理
由から、磁石41Aは、磁気ヘッド30の真下ではな
く、磁気ヘッド30の配置位置よりレール1Bの方向に
ずれた位置に設置される。
【0065】図16を参照して、本発明による光ディス
ク装置100がデータの記録および再生の対象とする光
磁気記録媒体10について説明する。光磁気記録媒体1
0には、記録単位であるフレーム(Frame)が等間
隔で配置されており、各フレームは39個のセグメント
(Segment)S0,S1,S2,…,S38によ
って構成されている。
【0066】光磁気記録媒体10は、グルーブ1とラン
ド2とを径方向に交互に形成した平面構造を有し、グル
ーブ1とランド2とがスパイラル状もしくは同心円状に
配されている。そして、各セグメントの長さは、532
DCB(Data Channel Bit)であり、
各セグメントの先頭には、データの記録および再生を行
なうクロックの位相情報を示すファインクロックマーク
(FCM:FineClock Mark)3が形成さ
れている。このファインクロックマーク3は、グルーブ
1に一定間隔毎に一定長さのランドを設け、ランド2に
一定間隔毎に一定長さのグルーブを設けることにより形
成される。そして、フレームの先頭であるセグメントS
0には、ファインクロックマーク3に続いて、光磁気記
録媒体10上のアドレスを示すアドレス情報(Addr
ess)がウォブル4〜9により光磁気記録媒体10の
製造時にプリフォーマットされている。
【0067】ウォブル4とウォブル5、ウォブル6とウ
ォブル7、およびウォブル8とウォブル9とは、グルー
ブ1の互いの反対側の壁に形成されており、同じアドレ
ス情報が記録されている。かかるアドレス情報の記録方
式を片側スタガ方式と言い、片側スタガ方式を採用する
ことにより光磁気記録媒体10にチルト等が発生し、レ
ーザ光がグルーブ1もしくはランド2の中心からずれた
場合にも正確にアドレス情報を検出することができる。
【0068】アドレス情報が記録された領域とファイン
クロックマーク3が形成された領域はユーザデータを記
録する領域としては利用されない。また、セグメントS
nは、ファインクロックマーク3とユーザデータUse
r Data n−1とにより構成される。
【0069】図17を参照して、セグメントの詳細な構
成について説明する。フレームを構成する各セグメント
S0,S1,S2,…,S38のうち、セグメントS0
は光磁気記録媒体10上にプリフォーマットされたアド
レスセグメントであり、セグメントS1からセグメント
S38は、ユーザデータの記録領域として確保されたデ
ータセグメントである。セグメントS0は、12DCB
のファインクロックマーク領域FCMと520DCBの
アドレスAddressとから構成され、セグメントS
1は、12DCBのファインクロックマーク領域FCM
と、4DCBのPre−Writeと、512DCBの
Dataと、4DCBのPost−Writeとから構
成される。
【0070】Pre−Writeは、データの書出しを
示すものであり、たとえば、所定のパターン「001
1」から構成され、Post−Writeはデータの終
わりを示すものであり、たとえば、所定のパターン「1
100」から構成される。
【0071】また、セグメントS1のユーザデータ領域
には、再生時のデータの位置確認、再生クロックの位置
補償、レーザパワー調整等を行なうための固定パターン
であるヘッダ(Header)が設けられている。ヘッ
ダに記録する固定パターンは直流成分を抑えたパターン
(「DCフリーであるパターン」とも言う、以下同
じ。)であり、たとえば、2Tのドメインを2Tの間隔
で所定個数形成したものと、8Tのドメインを8Tの間
隔で所定個数形成したものとが記録される。
【0072】そして、2Tのドメインを再生して得られ
るアナログ信号のサンプリングのタイミングがデータの
記録、および再生に用いるクロックの位相に一致するよ
うに調整することによって位相補償を行ない、2Tのド
メインと8Tのドメインとを再生し、8Tのドメインの
再生信号強度に対する2Tのドメインの再生信号強度の
比が50%以上になるようにレーザパワーの調整を行な
う。また、8Tのドメインを再生し、再生信号を2値化
したディジタル信号の位置が予め予想された8Tのドメ
インのディジタル信号の位置と一致するかを確認するこ
とによって再生時のデータの位置確認を行なう。さら
に、Pre−Write、Post−Write、およ
びHeaderの各パターンは、ユーザデータの記録時
にユーザデータと連続して記録される。
【0073】図18を参照して、本発明によるデータ記
録装置について説明する。本発明による光ディスク装置
100は、スピンドルモータ110と、光学ヘッド20
と、磁気ヘッド30と、磁石41と、ファインクロック
マーク検出回路(FCM検出回路)120と、PLL回
路130と、アドレス検出回路140と、BPF150
と、AD変換器160と、波形等化回路170と、ビタ
ビ復号回路180と、アンフォーマット回路190と、
データ復調回路200と、BCHデコーダ210と、ヘ
ッダ検出回路220と、コントローラ230と、タイミ
ング発生回路240と、BCHエンコーダ250と、デ
ータ変調回路260と、フォーマット回路270と、磁
気ヘッド駆動回路280と、レーザ駆動回路290とを
備える。
【0074】磁石41は、上述したように、光学ヘッド
20に含まれる磁石24,26から出射された磁界が磁
気ヘッド30に集中するのを防止する。スピンドルモー
タ110は、光磁気記録媒体10を所定の回転数で回転
させる。光学ヘッド20は、光磁気記録媒体10にレー
ザ光を照射し、その反射光を検出する。FCM検出回路
120は、光学ヘッド20が光磁気記録媒体10のファ
インクロックマーク3の位置を示すファインクロックマ
ーク検出信号を検出し、その検出したファインクロック
マーク検出信号をPLL回路130、およびタイミング
発生回路240へ出力する。
【0075】また、PLL回路130は、FCM検出回
路120から出力されたファインクロックマーク検出信
号に基づいてクロックを生成し、その生成したクロック
をアドレス検出回路140、AD変換器160と、波形
等化回路170、ビタビ復号回路180、アンフォーマ
ット回路190、データ復調回路200、コントローラ
230、タイミング発生回路240、データ変調回路2
60、およびフォーマット回路270へ出力する。
【0076】また、アドレス検出回路140は、光学ヘ
ッド20が光磁気記録媒体10のセグメントS0からタ
ンジェンシャルプッシュプル法により検出したアドレス
信号を入力し、PLL回路130から入力されたクロッ
クに同期してアドレス情報を検出すると共に、アドレス
情報を検出したことを示すアドレス検出信号をアドレス
情報の最終位置で生成する。そして、検出したアドレス
情報をコントローラ230へ出力し、生成したアドレス
検出信号をヘッダ検出回路220およびタイミング発生
回路240へ出力する。
【0077】また、BPF150は、光磁気記録媒体1
0から再生した再生信号の高域と低域とを除去する。A
D変換器160は、PLL回路130からのクロックに
同期して再生信号をアナログ信号からディジタル信号に
変換する。
【0078】波形等化回路170は、PLL回路130
からのクロックに同期してディジタル信号に変換された
再生信号にPR(1,1)波形等化を行なう。すなわ
ち、検出信号の前後のデータが1対1に波形干渉を行な
うように等化する。
【0079】ビタビ復号回路180は、PLL回路13
0からのクロックに同期して再生信号を多値から2値に
変換し、その変換した再生信号をアンフォーマット回路
190、およびヘッダ検出回路220へ出力する。
【0080】アンフォーマット回路190は、ヘッダ検
出回路220から入力されたタイミング信号に基づい
て、光磁気記録媒体10のユーザデータ領域に記録され
たプリライト(Pre−Write)、ポストライト
(Post−Write)、およびヘッダ(Heade
r)を除去する。
【0081】データ復調回路200は、PLL回路13
0からのクロックに同期してアンフォーマットされた再
生信号を入力して、記録時に施されたディジタル変調を
解くための復調を行なう。
【0082】BCHデコーダ210は、復調された再生
信号の誤り訂正を行ない、再生データとして出力する。
ヘッダ検出回路220は、コントローラ230から入力
されたアドレス情報およびアドレス検出回路140から
入力されたアドレス検出信号に基づいて再生信号に含ま
れるヘッダの位置を検出し、PLL回路130からのク
ロックに同期して再生信号からプリライト(Pre−W
rite)およびヘッダ(Header)のタイミング
信号を生成する。そして、生成したヘッダ(Heade
r)のタイミング信号をアンフォーマット回路190お
よびデータ復調回路200へ出力する。
【0083】コントローラ230は、アドレス検出回路
140で検出されたアドレス情報を受け、そのアドレス
情報に基づいてサーボ機構(図示せず)を制御して光学
ヘッド20を所望の位置にアクセスさせる。また、コン
トローラ230は、PLL回路130からのクロックに
同期してアドレス情報をヘッダ検出回路220へ出力す
るとともに、タイミング発生回路240を制御する。
【0084】タイミング発生回路240は、コントロー
ラ230からの制御に基づいて、FCM検出回路120
から入力されたファインクロックマーク検出信号、およ
びアドレス検出回路140から入力されたアドレス最終
位置に基づいて、PLL回路130から入力されたクロ
ックに同期してタイミングを生成し、その生成したタイ
ミング信号をフォーマット回路270、磁気ヘッド駆動
回路280、およびレーザ駆動回路290へ出力する。
【0085】BCHエンコーダ250は、記録データに
誤り訂正符号を付加する。データ変調回路260は、記
録データを所定の方式に変調する。フォーマット回路2
70は、PLL回路130からのクロックに同期し、か
つ、タイミング発生回路240からのタイミング信号に
基づいて、記録データにプリライト(Pre−Writ
e)、ヘッダ(Header)、およびポストライト
(Post−Write)を追加して記録データをユー
ザデータ領域にマッチするようにフォーマットし、その
フォーマットしたデータを磁気ヘッド駆動回路280へ
出力する。
【0086】磁気ヘッド駆動回路280は、タイミング
発生回路240からのタイミング信号の各タイミングに
同期し、かつ、フォーマット回路270からの出力に基
づいて磁気ヘッド30を駆動する。
【0087】レーザ駆動回路290は、タイミング発生
回路240からのタイミング信号に基づいて、光学ヘッ
ド20中の半導体レーザ21を駆動する。
【0088】磁気ヘッド30は、磁気ヘッド駆動回路2
80によって駆動され、記録データまたはデータパター
ンによって磁界変調された磁界を光磁気記録媒体10に
印加する。
【0089】光ディスク装置100を用いた光磁気記録
媒体10へのデータの記録動作について説明する。光磁
気記録媒体10が光ディスク装置100に装着される
と、コントローラ230は、スピンドルモータ110を
所定の回転数で回転させるようにサーボ機構(図示せ
ず)に制御するとともに、所定強度のレーザ光を光学ヘ
ッド20から出射させるようにタイミング発生回路24
0を介してレーザ駆動回路290を制御する。
【0090】そうすると、サーボ機構(図示せず)は、
スピンドルモータ110を所定の回転数で回転させ、ス
ピンドルモータ110は、光磁気記録媒体10を所定の
回転数で回転させる。光磁気記録媒体10が所定の回転
数で回転する前、磁気ヘッド30は光磁気記録媒体10
に接触しているが、光磁気記録媒体10が所定の回転数
で回転することによって磁気ヘッド30は浮上する。ま
た、光学ヘッド20は、所定強度のレーザ光を対物レン
ズ22によって光磁気記録媒体10に集光照射し、その
反射光を検出する。そして、光学ヘッド20は、フォー
カスエラー信号、およびトラッキングエラー信号をサー
ボ機構(図示せず)に出力し、サーボ機構はフォーカス
エラー信号およびトラッキングエラー信号に基づいて、
光学ヘッド20の対物レンズ22のフォーカスサーボお
よびトラッキングサーボをオンさせる。
【0091】その後、光学ヘッド20は、光磁気記録媒
体10からラジアルプッシュプル法により検出した光信
号を検出し、その検出した光信号をFCM検出回路12
0へ出力する。FCM検出回路120は、入力された光
信号からファインクロックマーク検出信号を検出し、そ
の検出したファインクロックマーク検出信号をPLL回
路130およびタイミング発生回路240へ出力する。
PLL回路130は、ファインクロックマーク検出信号
に基づいてクロックを生成し、その生成したクロックを
アドレス検出回路140、AD変換器160と、波形等
化回路170、ビタビ復号回路180、アンフォーマッ
ト回路190、データ復調回路200、コントローラ2
30、タイミング発生回路240、データ変調回路26
0、およびフォーマット回路270へ出力する。
【0092】また、アドレス検出回路140は、光学ヘ
ッド20が光磁気記録媒体10のセグメントS0からタ
ンジェンシャルプッシュプル法により検出したアドレス
信号を入力し、PLL回路130から入力されたクロッ
クに同期してアドレス情報を検出すると共に、アドレス
情報を検出したことを示すアドレス検出信号をアドレス
情報の最終位置で生成する。そして、検出したアドレス
情報をコントローラ230へ出力し、生成したアドレス
検出信号をヘッダ検出回路220およびタイミング発生
回路240へ出力する。
【0093】一方、BCHエンコーダ250は、記録デ
ータに誤り訂正符号を付加し、データ変調回路260
は、PLL回路130からのクロックに同期してBCH
エンコーダ250からの記録データを所定の方式に変調
する。そして、データ変調回路260は、変調した記録
データをフォーマット回路270へ出力する。
【0094】コントローラ230は、アドレス検出回路
140から入力されたアドレス信号が、光磁気記録媒体
10のデータ領域のアドレスを指定するとき、データ領
域のフォーマットに適した記録信号を生成するためのタ
イミング信号を生成するように、タイミング発生回路2
40を制御する。そして、タイミング発生回路240
は、入力されたファインクロックマーク検出信号、およ
びアドレス信号に基づいて、クロックに同期したタイミ
ング信号を生成し、その生成したタイミング信号をフォ
ーマット回路270、磁気ヘッド駆動回路280、およ
びレーザ駆動回路290へ出力する。
【0095】フォーマット回路270は、タイミング信
号に基づいて、データ変調回路260から入力された記
録信号をデータ領域のフォーマットに適合するようにフ
ォーマットし、磁気ヘッド駆動回路280へ出力する。
そして、磁気ヘッド駆動回路280は、記録信号によっ
て変調された磁界をタイミング信号に同期して生成する
ように磁気ヘッド30を駆動する。一方、レーザ駆動回
路290は、タイミング信号に同期して光学ヘッド20
中の半導体レーザ21を駆動し、光学ヘッド20はレー
ザ光を対物レンズ22によって光磁気記録媒体10に集
光照射する。そして、磁気ヘッド30は、記録信号によ
って変調された磁界を光磁気記録媒体10に印加する。
これによって、記録データが光磁気記録媒体10に記録
される。
【0096】次に、光ディスク装置100を用いた光磁
気記録媒体10からの信号の再生動作について説明す
る。光磁気記録媒体10が光ディスク装置100に装着
され、磁気ヘッド30が浮上され、対物レンズ22のフ
ォーカスサーボおよびトラッキングサーボが行なわれる
までの動作は、信号の記録動作と同じである。
【0097】その後、光学ヘッド20は、光磁気記録媒
体10からラジアルプッシュプル法により検出した光信
号を検出し、その検出した光信号をFCM検出回路12
0へ出力する。FCM検出回路120は、入力された光
信号からファインクロックマーク検出信号を検出し、そ
の検出したファインクロックマーク検出信号をPLL回
路130およびタイミング発生回路240へ出力する。
PLL回路130は、ファインクロックマーク検出信号
に基づいてクロックを生成し、その生成したクロックを
アドレス検出回路140、AD変換器160と、波形等
化回路170、ビタビ復号回路180、アンフォーマッ
ト回路190、データ復調回路200、コントローラ2
30、タイミング発生回路240、データ変調回路26
0、およびフォーマット回路270へ出力する。
【0098】また、アドレス検出回路140は、光学ヘ
ッド20が光磁気記録媒体10のセグメントS0からタ
ンジェンシャルプッシュプル法により検出したアドレス
信号を入力し、PLL回路130から入力されたクロッ
クに同期してアドレス情報を検出すると共に、アドレス
情報を検出したことを示すアドレス検出信号をアドレス
情報の最終位置で生成する。そして、検出したアドレス
情報をコントローラ230へ出力し、生成したアドレス
検出信号をヘッダ検出回路220およびタイミング発生
回路240へ出力する。
【0099】そして、ヘッダ検出回路220は、コント
ローラ230から入力されたアドレス情報およびアドレ
ス検出回路140から入力されたアドレス検出信号に基
づいて再生信号に含まれるヘッダの位置を検出し、PL
L回路130からのクロックに同期して再生信号からプ
リライト(Pre−Write)およびヘッダ(Hea
der)のタイミング信号を生成する。そして、生成し
たヘッダ(Header)のタイミング信号をアンフォ
ーマット回路190およびデータ復調回路200へ出力
する。
【0100】一方、光学ヘッド20は、検出した再生信
号をBPF150へ出力し、BPF150は、再生信号
の高域、および低域をカットする。AD変換器160
は、PLL回路130からのクロックに同期して、BP
F150から出力された再生信号をアナログ信号からデ
ィジタル信号に変換する。
【0101】そして、波形等化回路170は、PLL回
路130からのクロックに同期してディジタル信号に変
換された再生信号にPR(1,1)波形等化を行なう。
すなわち、検出信号の前後のデータが1対1に波形干渉
を行なうように等化する。
【0102】その後、ビタビ復号回路180は、PLL
回路130からのクロックに同期して、波形等化を行な
った再生信号を多値から2値に変換し、その変換した再
生信号をアンフォーマット回路190、およびヘッダ検
出回路220へ出力する。
【0103】そうすると、ヘッダ検出回路220は、コ
ントローラ230から入力されたアドレス情報およびア
ドレス検出回路140から入力されたアドレス検出信号
に基づいて再生信号に含まれるヘッダの位置を検出し、
PLL回路130からのクロックに同期して再生信号か
らプリライト(Pre−Write)およびヘッダ(H
eader)のタイミング信号を生成する。そして、生
成したヘッダ(Header)のタイミング信号をアン
フォーマット回路190およびデータ復調回路200へ
出力する。
【0104】アンフォーマット回路190は、ヘッダ検
出回路220から入力されたタイミング信号に基づい
て、光磁気記録媒体10のユーザデータ領域に記録され
たプリライト(Pre−Write)、ポストライト
(Post−Write)、およびヘッダ(Heade
r)を除去する。
【0105】また、データ復調回路200は、PLL回
路130からのクロックに同期してアンフォーマットさ
れた再生信号を入力して、記録時に施されたディジタル
変調を解くための復調を行なう。そして、BCHデコー
ダ210は、復調された再生信号の誤り訂正を行ない、
再生データとして出力する。これにより、光磁気記録媒
体10からの信号の再生動作が終了する。そして、信号
を再生するとき、磁気ヘッド30は、光磁気記録媒体1
0から浮上した状態であり、磁石41が設置されていな
ければ、光学ヘッド20に含まれる磁石24,26によ
って光磁気記録媒体10の磁性層は磁気的な影響を受
け、信号を正確に再生できないが、磁石41により磁石
24,26からの磁気的影響を打ち消すことができるの
で、信号を正確に再生できる。
【0106】光ディスク装置100は、たとえば、ディ
ジタルカメラに使用される。そして、ディジタルカメラ
で撮影された画像データは、動画像データまたは静止画
像データとして光磁気記録媒体10に記録され、かつ、
再生される。本発明による光ディスク装置100を用い
れば、ディジタルカメラは、動画像データまたは静止画
像データを光磁気記録媒体10に高密度に記録し、か
つ、正確に再生できる。
【0107】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による光ディスク装置に
おける磁気ヘッド、光学ヘッドの部分を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1のA方向から見た断面図である。
【図3】 図1に示す光ディスク装置の光学ヘッドに含
まれる対物レンズ、および対物レンズのフォーカスサー
ボおよびトラッキングサーボを行なうアクチュエータの
斜視図である。
【図4】 図1に示す光ディスク装置の磁石を説明する
ための斜視図である。
【図5】 図1において蓋部材を閉じた状態における斜
視図である。
【図6】 図5において、磁気ヘッド側から見た平面図
である。
【図7】 図5において、半導体レーザ側から見た断面
図である。
【図8】 磁界が外部へ漏洩するのを防止する漏洩磁界
防止材料を説明するための斜視図である。
【図9】 図5において、A方向から見た断面図であ
る。
【図10】 図1に示す光ディスク装置の磁石の配置位
置を説明するための断面図である。
【図11】 図1に示す光ディスク装置の磁石の効果を
説明するためのエラー数とMH電流の関係を示す図であ
る。
【図12】 図11に示す関係を測定するための測定方
向を説明する図である。
【図13】 図1に示す光ディスク装置の磁石の他の配
置位置を説明する断面図である。
【図14】 図1に示す光ディスク装置の磁石の他の配
置位置を説明する断面図である。
【図15】 図1に示す光ディスク装置の磁石の他の配
置位置を説明する断面図である。
【図16】 図1に示す光ディスク装置がデータの記録
および再生の対象とする光磁気記録媒体のデータフォー
マットを説明するための図である。
【図17】 図1に示す光ディスク装置がデータの記録
および再生の対象とする光磁気記録媒体のセグメント構
造を説明するための図である。
【図18】 本発明による光ディスク装置の概略ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 グルーブ、1A,1B レール、2 ランド、3
ファインクロックマーク、4〜9 ウォブル、10 光
磁気記録媒体、10R 記録領域、20 光学ヘッド、
22 対物レンズ、23,28,33,34,36 支
持部材、24,26,41,41A 磁石、25〜27
コイル、30 磁気ヘッド、31 スライダー、32
アーム、35,43 ネジ、34A,34B,38
A,38B柱状部材、37,38 開口部、39 軸、
40 蓋部材、42 バネ、44部材、45 レバー、
46,48A,48B 矢印、47 鉄板、100 光
ディスク装置、101 再生層、102,103 磁
化、110 スピンドルモータ、111 ターンテーブ
ル、120 FCM検出回路、130 PLL回路、1
40 アドレス検出回路、150 BPF、170 波
形等化回路、180ビタビ復号回路、190 アンフォ
ーマット回路、200 データ復調回路、210 BC
Hデコーダ、220 ヘッダ検出回路、230 コント
ローラ、240 タイミング発生回路、250 BCH
エンコーダ、260 データ変調回路、270 フォー
マット回路、280 磁気ヘッド駆動回路、290 レ
ーザ駆動回路、301 コア、302 コイル、41
0,411,471,472平坦面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 洋一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 前田 光彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D075 AA03 CF10 5D091 AA08 CC18 DD30 HH20 5D118 AA14 BA01 BB06 DC03 ED02 ED08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光と磁界とを用いて信号を光磁気
    記録媒体に記録し、レーザ光を用いて前記光磁気記録媒
    体から信号を再生する光ディスク装置であって、 前記光磁気記録媒体に磁界を印加する磁気ヘッドと、 前記光磁気記録媒体に接するように前記磁気ヘッドを下
    降させる下降手段と、 前記光磁気記録媒体を挟んで前記磁気ヘッドの反対側に
    配置され、前記光磁気記録媒体にレーザ光を集光照射す
    る対物レンズと、前記対物レンズのトラッキングサーボ
    を行なうための第1の磁石と、前記対物レンズのフォー
    カスサーボを行なうための第2の磁石とを含む光学ヘッ
    ドと、 前記第1および第2の磁石のうち、少なくとも一方の磁
    石によって生じ、かつ、前記磁気ヘッドに収束入射する
    漏洩磁界を打ち消すための第3の磁石とを備える光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の磁石は、前記光磁気記録媒体
    のラジアル方向に配置され、かつ、前記光学ヘッドがラ
    ジアル方向に移動する範囲より長い長さを有する、請求
    項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の磁石は、前記光磁気記録媒体
    に対して前記光学ヘッドと同じ側に配置される、請求項
    1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の磁石は、前記光磁気記録媒体
    に対して前記磁気ヘッドと同じ側に配置される、請求項
    1または請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の磁石は、第1および第2の平
    面を含む板形状から成り、前記第1の平面から前記漏洩
    磁界を打ち消すための磁界を出射する、請求項4に記載
    の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記光磁気記録媒体の脱着部を覆うため
    の外観部材をさらに備え、 前記第3の磁石は、前記第2の平面によって前記外観部
    材に設置される、請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記第3の磁石は、前記第2の平面から
    外部への漏洩磁界を防止する漏洩磁界防止部材を介して
    前記外観部材に設置される、請求項5に記載の光ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】 前記漏洩磁界防止部材は金属から成る、
    請求項7に記載の光ディスク装置。
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