JP2002092893A - 光ディスク媒体および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク媒体および光ディスク装置

Info

Publication number
JP2002092893A
JP2002092893A JP2001213235A JP2001213235A JP2002092893A JP 2002092893 A JP2002092893 A JP 2002092893A JP 2001213235 A JP2001213235 A JP 2001213235A JP 2001213235 A JP2001213235 A JP 2001213235A JP 2002092893 A JP2002092893 A JP 2002092893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
groove
optical disk
land
sector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001213235A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Nakane
和彦 中根
Masaharu Ogawa
雅晴 小川
Teruo Furukawa
輝雄 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001213235A priority Critical patent/JP2002092893A/ja
Publication of JP2002092893A publication Critical patent/JP2002092893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グルーブ部とランド部の双方に連続して情報
信号を記録再生することができる光ディスク媒体、およ
びその媒体を用いる光ディスク装置を得る。 【解決手段】 光ディスク媒体のグルーブ部とランド部
の双方を情報トラックとし、このグループトラックとラ
ンドトラックを1本のスパイラル状のトラック形成する
ように構成する。また、光ディスク装置においては、光
スポットがグルーブトラック上にある場合とランドトラ
ック上にある場合とでトラッキングの制御方向の極性を
反転させることで、グルーブトラックとランドトラック
の両方に連続してトラッキングして記録再生し続けるよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク媒体
と光ディスク装置に関する。その中でも特に、光ディス
ク上に案内溝を有し、案内溝上に設けたグルーブトラッ
クと案内溝間の平坦部上に設けたランドトラックの両方
のトラックに情報を記録することによって記録容量を増
加させた光ディスク媒体、およびこの光ディスク媒体に
情報を記録し再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている光ディスク媒体で
は、記録再生用のレーザ光スポットの案内溝を設け、光
スポットを案内溝、すなわちグルーブ上をトラッキング
させるか、あるいは、案内溝間の平坦な部分、すなわち
ランドをトラッキングさせるかのいずれかの方法で所望
のトラックにアクセスし、情報を記録再生している。案
内溝上をトラッキングさせる方式をグルーブ記録、案内
溝間の平坦な部分をトラッキングさせる方式をランド記
録と呼び、それぞれ、グルーブまたはランドが情報を記
録再生するトラックであった。したがって現在市販され
ている光ディスク媒体では、グルーブ、または、ランド
のどちらか一方にしか情報が入っておらず、他方は隣接
トラックの信号を分離するための緩衝帯となっている。
【0003】図3は、このような従来の光ディスク媒体
の部分拡大図である。図3において、1は記録層であ
り、例えば相変化材料または光磁気材料で形成されてい
る。2は記録ピット、3はレーザ光の集光スポット、4
はグルーブ、5はランドであり、グルーブ4とランド5
の幅は、情報トラック側を幅広に設計するのが一般的で
ある。6はディスク上の位置情報を表すためのアドレス
ピットである。なお、レーザ光が透過する透明ディスク
基板は記録膜1の下に存在するが、図では省略してい
る。
【0004】この光ディスク媒体を用いて情報を記録再
生する光ディスク装置について、たとえば特開平6−8
4172号公報に示された従来例で、その動作を説明す
る。この従来例では、グルーブのことを凹部、ランドの
ことを凸部と呼んでいるが、意味は同一である。
【0005】図4は、従来の光ディスク装置のブロック
図である。図に示すように、7は光ディスク、8は記録
トラックであり、この例ではランドである。10は半導
体レーザ、11は半導体レーザ10の出射光を平行光に
変換するコリメートレンズ、12はコリメートビーム中
においたビームスプリッタ、13はビームスプリッタ1
2を透過した平行光を、光ディスク7上の記録面に集光
する対物レンズ、14は対物レンズ13およびビームス
プリッタ12を通過した光ディスク7からの反射光を受
光する光検出器であり、トラッキング誤差信号を得るた
めにディスクのトラック方向と平行に2分割された2つ
の受光部14aと14bからなる。15は対物レンズ1
3を支持するアクチュエータであり、10〜15は図示
しないヘッドベースにとりつけられ、光ヘッド16を構
成している。
【0006】17は受光部14aおよび14bが出力す
る検出信号が入力される差動アンプ、18は差動アンプ
17の出力する差信号が入力されるローパスフィルタ
(LPF)、19はLPF18の出力信号と、後述する
システムコントローラ32からの制御信号L1とが入力
され、後述する駆動回路20へトラッキング制御信号を
出力するトラッキング制御回路、20はアクチュエータ
15に駆動電流を出力する駆動回路、21は受光部14
aおよび14bが出力する検出信号が入力され、和信号
を出力する加算アンプ、22は加算アンプ21から入力
された和信号の高周波成分を、後述する再生信号処理回
路23に出力するハイパスフィルタ(HPF)、23は
HPF22から入力された和信号の高周波成分から再生
した音声などの情報信号を、出力端子24へ出力する再
生信号処理回路、25はHPF21から入力された和信
号の高周波成分から再生したアドレス信号を、後述する
システムコントローラ32に出力するアドレス再生回路
である。
【0007】26は後述するシステムコントローラ32
からの制御信号L2により、後述するトラバースモー
タ、即ちラジアルアクセスモータ27に駆動電流を出力
するラジアルアクセス制御回路、27は光ヘッド16を
光ディスク7の半径方向に移動させるラジアルアクセス
モータ、28は光ディスク7を回転させるスピンドルモ
ータ、29は外部入力端子30から入力された音声など
の情報信号から生成された記録信号を、後述するLD駆
動回路31に出力する記録信号処理回路、31は後述す
るシステムコントローラ32から制御信号L3、および
記録信号処理回路30から記録信号が入力され、半導体
レーザ10に駆動電流を入力するLD駆動回路、32は
アドレス再生回路25からアドレス信号が入力され、ト
ラッキング制御回路19,ラジアルアクセス制御回路2
6,およびLD駆動回路31に制御信号を出力するシス
テムコントローラである。
【0008】以上のように構成された従来の光ディスク
装置の動作を、図4に従って説明する。半導体レーザ1
0から放射されたレーザ光は、コリメートレンズ11に
よって平行光にされ、ビームスプリッタ12を経て対物
レンズ13によって光ディスク7上に集束される。光デ
ィスク7で反射された光ビームは、回折によって記録ト
ラック8の情報を持ち、対物レンズ13を経てビームス
プリッタ12によって光検出器14上に導かれる。検出
器14aおよび14bは、入射した光ビームの光量分布
変化を電気信号に変換し、それぞれ差動アンプ17およ
び加算アンプ21に出力する。差動アンプ17は、それ
ぞれの入力電流をI−V変換した後、差分を取り、LP
F18にプッシュプル信号として出力する。
【0009】LPF18は、このプッシュプル信号から
低周波成分を抜き出し、トラッキング誤差信号としてト
ラッキング制御回路19に出力する。トラッキング制御
回路19は、入力されたトラッキング誤差信号のレベル
に応じて駆動回路20にトラッキング制御信号を出力
し、駆動回路20は、この制御信号に応じてアクチュエ
ータ15に駆動電流を流し、対物レンズ13を記録トラ
ックを横切る方向に位置制御する。これにより、集光ス
ポットがランド部5上を正しく走査する。このほか、集
光スポットがディスク上で正しく焦点を結ぶように、図
示しないフォーカス制御回路によって対物レンズ13は
ディスク面と垂直方向に位置制御されるが、この発明と
は直接関係しないので説明は省略する。
【0010】一方、加算アンプ21は、受光部14aお
よび14bの出力電流をI−V変換した後加算し、和信
号としてHPF22に出力する。HPF22は和信号か
ら不要な低周波成分をカットして主情報信号である再生
信号とアドレス信号を通過させ、再生信号処理回路23
へ出力する。再生信号処理回路23は、入力された再生
信号を復調し、以後誤り訂正などの処理を施して音声信
号などとして出力端子24へ出力する。アドレス再生回
路25は、入力された再生信号を復調し、ディスク上の
位置情報としてシステムコントローラ32に出力する。
つまり、集光スポット3が記録ピット2上を走査した結
果、再生信号処理回路23に再生信号が入力され、アド
レスピット6上を走査した結果、アドレス再生回路25
にアドレス信号が入力される。システムコントローラ3
2は、このアドレス信号を基に、現在光ビームが所望の
アドレスにあるかどうかを判断する。
【0011】ラジアルアクセス制御回路26は、光ヘッ
ド移動時にシステムコントローラ32からの制御信号L
2に応じて、ラジアルアクセスモータ27に駆動電流を
出力し、光ヘッド16を目標トラックまで移動させる。
このとき、トラッキング制御回路19は、同じくシステ
ムコントローラ32からの制御信号L1によってトラッ
キングサーボを一時中断させる。また、通常再生時に
は、トラッキング制御回路19から入力されたトラッキ
ング誤差信号の低周波成分に応じてラジアルアクセスモ
ータ27を駆動し、再生の進行に沿って光ヘッド16を
半径方向に徐々に移動させる。
【0012】記録信号処理回路29は、記録時には、外
部入力端子30から入力された音声信号などに誤り訂正
符号などを付加し、符号化された記録信号としてLD駆
動回路31に出力する。システムコントローラ32が制
御信号L3によってLD駆動回路31を記録モードに設
定すると、LD駆動回路31は、記録信号に応じて半導
体レーザ10に印加する駆動電流を変調する。これによ
って、光ディスク7上に照射される光スポットが記録信
号に応じて強度変化し、記録ピット2が形成される。
【0013】一方、再生時には、制御信号L3によって
LD駆動回路31は再生モードに設定され、半導体レー
ザ10を一定の強度で発行するよう駆動電流を制御す
る。これにより、記録トラック上の記録ピットやアドレ
スピットの検出が可能になる。
【0014】以上の各動作が行われている間、スピンド
ルモータ28は、光ディスク7を一定の線速度、または
角速度で回転させる。
【0015】このように構成されている従来の光ディス
ク媒体、および光ディスク装置に対して、記録容量を増
加させるために、従来は、グルーブ、またはランドの幅
を狭めてトラック間隔を詰めることが行われていた。
【0016】このほかに、最近では、光ディスクの記録
容量を増加させるために、グルーブとランドの両方に情
報を記録する、いわゆるランドグルーブ記録方式が提案
されている。この方式は、たとえば、特公昭63−57
859号公報に示されているように、グルーブ幅・ラン
ド幅を光スポット径と比較して隣接トラックからの信号
の混入が問題にならない程度の幅に設定しておいて、グ
ルーブで形成するグルーブトラックと、ランドで形成す
るランドトラックの双方を、情報を記録再生するための
トラックとして使用するものである。
【0017】図5は、この先行例における光ディスク媒
体の部分拡大図である。同図において、1は記録層であ
り、例えば相変化材料や光磁気材料で形成されている。
2は記録ピット、3はレーザ光の集光スポットであり、
以上は図3において説明したものと同一の符号を付して
ある。4はグルーブ部、5はランド部であり、図5に示
すように、グルーブ部4の幅とランド部5の幅は略等し
くなっている。
【0018】この光ディスク媒体においては、記録ピッ
ト2は、図5に示すようにグルーブ部4と、ランド部5
の両方に形成されることになる。隣接するグルーブ部4
の間隔、またはランド部5の間隔を、従来例の図3に示
す光ディスク媒体と同一にすれば、記録容量は2倍に増
加できる。
【0019】この光ディスク媒体に対する情報の記録再
生は、図4に示した従来の光ディスク装置と基本的には
同様に行われる。光スポットはグルーブ部4にトラッキ
ングをかければグルーブトラックを走査し続け、またラ
ンド部5にトラッキングをかければランドトラックを走
査し続ける。ここで、前記特公昭63−57859号公
報に述べているように、光スポットがグルーブトラック
を走査しているときと、ランドトラックを走査している
ときとでは、トラッキング制御をかけるためのトラッキ
ング誤差信号の極性を反転させる必要がある。これは、
図4において、LPF18とトラッキング制御回路19
の間に、ON/OFFの制御可能な反転アンプを追加挿
入することで実現される。
【0020】ランドグルーブ記録方式の他の先行例に、
たとえば前記特開平6−84172号公報がある。この
先行例の光ディスク装置のブロック図を図6に、この光
ディスク装置で駆動される光ディスク媒体の2つの例を
図7と図8に示す。以下、特開平6−84172号公報
に述べられた説明を基に、構成と動作を説明する。
【0021】図6において、9はランドグルーブの両方
を記録トラックとする光ディスク、8は記録トラックで
ある。ここで光ディスク9のトラックは複数のセクタに
分割されており、各セクタの先頭にはアドレスピットが
形成されて、そのセクタのアドレスを示している。以
下、構成要素の10〜31は図4に示した光ディスク装
置の構成要素と基本的には同じものであるので、同一部
分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0022】図4と異なる部分は以下のようになってい
る。50はLPF18から入力されたトラッキング誤差
信号の極性を、システムコントローラ52から入力され
る制御信号L4にもとづいて反転してトラッキング制御
回路19へ出力する極性反転回路、51はトラッキング
制御回路19から入力されたトラッキング誤差信号と、
システムコントローラ52から入力された制御信号L5
にもとづいて、駆動回路20へ制御信号L6を出力する
ジャンプ制御回路、52はアドレス再生回路25からア
ドレス信号が入力され、トラッキング制御回路19、ラ
ジアルアクセス制御回路26、LD駆動回路31、極性
反転回路50、およびジャンプ制御回路51にそれぞれ
制御信号L1〜L5を出力するシステムコントローラで
ある。
【0023】この先行例の光ディスク装置の動作は以下
のようである。記録再生を開始するアドレスが指定され
ると、システムコントローラ52は指定されたアドレス
がランド部にあるセクタか、グルーブ部にあるセクタか
を、アドレスマップなどを参照して判定し、ランド部内
アドレスの時は極性反転回路50に反転ON信号を、ま
た、グルーブ部内アドレスの時は反転OFF信号を制御
信号L4として出力するとともに、ラジアルアクセス制
御回路26に制御信号L2を出力してラジアルアクセス
モータ27を駆動させ、光ヘッド16を目標アドレスの
あるトラック付近まで移動させる。この動作をマクロシ
ークと呼ぶ。この移動は、例えば移動前のアドレスと目
標アドレスとの差から両者の間のトラック本数をあらか
じめ計算しておき、移動中にトラッキング誤差信号から
得られるトラック横断本数と比較することにより行われ
る。マクロシークに先立って、図示しないフォーカス制
御回路によって対物レンズ13の焦点に光ディスク9の
記録面が位置するよう、対物レンズ13が光軸方向に位
置制御されることは、従来の光ディスク装置と同様であ
る。
【0024】次に、制御信号L1によってトラッキング
制御回路19をONさせ、光スポットをランド部、また
はグルーブ部上を走査させる。トラッキング引き込みが
完了すると、図4の従来例の説明で述べたと同様に、ア
ドレスピットから現在走査中のセクタのアドレスをアド
レス再生回路25が読みとり、システムコントローラ5
2に現在アドレスを入力する。システムコントローラ5
2は、現在アドレスと目標アドレスを比較し、その差が
1トラック以上ある時はジャンプ制御回路51に制御信
号L5を通じてジャンプするべきトラック本数を指定
し、ジャンプ制御回路51は駆動回路20を通じて指定
された本数だけトラックジャンプするよう、アクチュエ
ータ15を微小量動かす。この動作をミクロシークと呼
ぶ。ミクロシークが完了し、目標アドレスのセクタを光
スポットが走査し始めると、従来例と同様に、このセク
タ以降の情報再生が行われる。このように、シーク開始
前にあらかじめ極性反転回路50を目標アドレスの存在
する記録トラックへのトラッキングに適合した極性にな
るように指定しているので、ランド部とグルーブ部を間
違えることなく、引き込むことができる。
【0025】次に、このときの記録再生動作を、図7に
示す光ディスク媒体を使用する場合を例として説明す
る。図7は、光ディスク9のセクタ配置を概念的に表し
た図である。各記録トラックには1周毎にトラックアド
レスが、ランド部とグルーブを通して割り当てられてい
る。光スポットは光ディスクの回転にしたがって内周側
から外周側へ時計回りに走査していく。図において、記
録トラックアドレスは、T,T+1,T+2,T+3,
T+4で示している。各トラックは1周をN個のセクタ
に分割され、各々1番からN番までのセクタアドレスが
付けられている。記録トラックは螺旋状のスパイラルを
なしているので、グルーブではT番のトラックのN番セ
クタとT+2番のトラックの1番セクタがつながってい
る。また、ランドでは、T+1番のトラックのN番セク
タとT+3番のトラックの1番セクタがつながってい
る。これらのトラックアドレスとセクタアドレスは、再
生同期用のPLLピットともに、前述のアドレスピット
としてディスク上にあらかじめ形成されている。
【0026】前述の目標アドレスをT番のトラック(こ
こではグルーブとする)の1番セクタであると想定する
と、ミクロシークの結果、光スポットはこのトラックへ
移動し、システムコントローラ52の命令により1番の
セクタから記録再生が行われる。このグルーブ上のトラ
ックを記録再生している間は、制御信号L4は反転OF
F信号であるので、極性反転回路50は、LPF18か
らのトラッキング誤差信号をそのままトラッキング制御
回路19に出力している。
【0027】T番のトラックのN番のセクタまでの記録
再生が終了すると、システムコントローラ52は、アド
レス再生回路25からのアドレス信号によりこのことを
検出し、ジャンプ制御回路51に内周側へ1トラックジ
ャンプを行うよう、即ち、グルーブトラックから、内周
側の隣接しているランドトラックへジャンプするよう、
制御信号L5を通じて命令する。同時に、制御信号L1
を通じて一時的にトラッキングサーボ動作を停止する。
また、極性反転回路50に反転ON信号を入力し、トラ
ッキング誤差信号を反転させる。ジャンプ制御回路51
は駆動回路20を通じてグルーブとランド間の距離、即
ちグルーブピッチの半分の距離だけ内周側へ移動するよ
う、アクチュエータ15に駆動電流を流す。
【0028】このような1トラックジャンプは、本質的
には、従来のグルーブ記録方式やランド記録方式の光デ
ィスク装置におけるグルーブ間、またはランド間の1ト
ラックジャンプと同様に、一定時間間隔の加減速電流パ
ルスを流す方法で行う。隣の記録トラック、即ちトラッ
ク番号T+1番のランドトラックへの光スポットの移動
が完了すると、システムコントローラ52は制御信号L
1を通じてトラッキング制御回路19をONにし、トラ
ッキング引き込みを行わせる。引き込みが完了すると、
1番のセクタから再び記録再生が行われる。T+1番の
トラックを走査している間は、極性反転回路50はLP
F18から入力されるトラッキング誤差信号を反転させ
て、トラッキング制御回路19に出力し続ける。こうし
て、T+1番のトラックのN番のセクタまで走査終了す
ると、再び内周側へ1トラックジャンプを行い、T+2
番のグルーブ上のトラックに移動して同様の動作が行わ
れる。
【0029】ここで、1トラックジャンプに要する時間
が1セクタ長に比べて無視できないほど長いときには、
1番のセクタとN番のセクタの境界に、1トラックジャ
ンプに要する分のギャップを設けておくことが提示され
ている。このギャップを図7ではジャンプポイントとし
て図示している。または、各トラックの最終セクタをト
ラックジャンプ用のギャップとして使用し、このセクタ
を捨てるという方法もある。
【0030】以上のように、記録トラックを1周する毎
にジャンプ制御回路51が駆動回路20とアクチュエー
タ15に指令して1トラックジャンプを行わせ、このと
き極性反転回路50がランド部とグルーブ部とでトラッ
キング誤差信号の極性を交互に反転させることにより、
両方のトラックに情報を記録再生するようになってい
る。
【0031】さらに他の先行例として、図6に示す光デ
ィスク装置を用いて、図8に示す光ディスク媒体を使用
する場合を説明する。図8は光ディスク9のセクタ配置
を概念的に表した図である。図7の光ディスクでは、記
録トラックの1番のセクタを同一の半径上に並べ、トラ
ックジャンプを行うポイントを常にN番のセクタと1番
のセクタの境界としたが、図8の光ディスクでは、この
トラックジャンプを行うポイントを、記録トラック毎に
一定セクタ数だけずらせるようにしている。
【0032】この先行例では、1トラックジャンプに要
する時間が無視できない長さで、かつ、光スポットが1
セクタを走査する時間よりも短い場合を想定している。
図8に示すように、外周側へ行くにしたがって1セクタ
づつ光スポットの走査方向とは反対向きにずらせてい
る。即ち、1トラックの長さを光ディスク1周分よりも
1セクタ分だけ短くしたことになる。これにより、T番
のトラックのN番のセクタを光スポットが走査したあと
1トラックジャンプしても、光スポットがT+1番のト
ラックの1番のセクタに到達する前にトラックジャンプ
を終了するようにしている。ギャップ区間を設ける必要
がないので、記録容量の減少はない。
【0033】以上に述べたように、従来公知となってい
るランドグルーブ記録方式の光ディスクでは、ランドト
ラックとグルーブトラックが別々に螺旋状の情報トラッ
クを形成する構造になっており、光ディスク上のすべて
のトラックにアクセスするには、いずれかの時点でラン
ドとグルーブの間のトラックジャンプ動作が必要であっ
た。このトラックジャンプをどういうタイミングで行う
かの工夫により、アクセス時間の短縮や記録再生の時間
的連続性確保、あるいは、記録容量減少の回避などへの
対策がはかられてきたのである。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のラ
ンドグルーブ記録方式の技術では、それぞれ次のような
問題点を抱えていた。図5に示したランドグルーブ記録
方式の第一の従来例では、全トラックに連続して情報信
号を記録再生できない。すなわち、光スポットがグルー
ブトラックの先頭端(通常、光ディスクの内周側にあ
る)から末尾端(通常、光ディスクの外周側にある)ま
で走査し終わると、ラジアルアクセスモータによって光
ヘッドを再び光ディスクの内周へ移動させランドトラッ
クの先頭端へアクセスさせる必要がある。従ってこの
間、長時間にわたり記録再生が中断するという問題があ
った。
【0035】また、図7および図8に示したランドグル
ーブ記録方式の第二および第三の先行例では、ディスク
が略1回転する毎にグルーブトラックからランドトラッ
クへ、あるいは、ランドトラックからグルーブトラック
へと光スポットをトラックジャンプさせなければなら
ず、ドライブ制御が複雑化し、このジャンプの間記録再
生が中断するうえに、さらに第二の先行例ではトラック
ジャンプする区間で記録容量の損失がある、という問題
があった。
【0036】これらの問題は、グルーブとランドの両方
を情報トラックにする場合には、光ディスク上にグルー
ブトラック全てで形成されるスパイラルと、ランドトラ
ック全てで形成されるスパイラルの2本のスパイラルが
存在することに基本的原因があった。全トラックにアク
セスするには、どこかで2本のスパイラル間のトラック
ジャンプ動作が必要になるのである。
【0037】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、グルーブトラックとランドトラッ
クの両方に途切れることなく連続して情報信号を記録再
生可能な光ディスク媒体と、その光ディスク媒体に記録
再生する光ディスク装置を得ることを目的としている。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク媒体は、1周分の案内溝と1周分の平坦部とが半径方
向に交互に形成され、上記各1周分の案内溝上に形成さ
れたグルーブトラックと上記各1周分の平坦部に形成さ
れたランドトラックとが、一本の半径線上で交互に繋が
って一本のスパイラル状の記録トラックを形成し、上記
各1周分のグルーブおよびランドトラックにはトラック
アドレスが与えられるとともに、上記各1周分のグルー
ブおよびランドトラックはN個のセクタに分割されて一
番からN番までのセクタアドレスが与えられ、上記各ト
ラックのアドレスピットおよび上記各セクタのアドレス
ピットが、それぞれ再生同期用のPLLピットとともに
当該光ディスクに形成されて、T番トラックのN番セク
タが次トラックであるT+1番トラックの1番セクタ
に、続いてT+1番トラックのN番セクタが次トラック
であるT+2番トラックの1番セクタに続くように構成
され、トラックジャンプすることなく上記各グルーブト
ラックとランドトラック間を移行するように構成されて
いる。
【0039】上記のように構成されたこの発明に係る光
ディスク媒体は、光ディスク1周分毎にグルーブトラッ
クとランドトラックが切り替わりながら接続されるの
で、全情報トラックは光ディスク上に存在する唯1本の
スパイラル状に連続して配置されることになる。
【0040】また、この発明に係る光ディスク装置は、
前記光ディスク媒体を駆動する光ディスク装置であっ
て、光源より発生した光ビームを前記光ディスク媒体上
に照射する光学系と、微調信号に応じて前記光ビームを
光ディスク媒体の半径方向に変位させるビーム変位手段
と、前記光ビームが前記情報トラック上を走査するよう
に前記光ビーム変位手段を駆動し制御するトラッキング
制御手段と、前記光ビームが前記グルーブトラック上に
ある場合と、前記ランドトラック上にある場合とでトラ
ッキング制御方向の極性を反転させる極性反転手段と、
前記光ディスク媒体のグルーブトラックとランドトラッ
クの境界を検出して前記極性反転手段に対してトラッキ
ングの極性を反転させる指令を発生するランドグルーブ
トラック境界検出手段とを備え、上記光ディスク媒体の
グルーブトラックとランドトラックの双方に連続して情
報を記録再生するように構成したものである。
【0041】上記のように構成されたこの発明に係る光
ディスク装置は、グルーブトラックとランドトラックの
境界を自動的に検出してトラッキング極性を切り替えな
がら走査しているトラック上にトラッキングし続けるこ
とができ、トラックジャンプすることなく、光ディスク
媒体上の全情報トラックに連続してアクセスすることが
できる。
【0042】また、さらにアドレスピットを読み取るア
ドレス再生回路を備え、前記ランドグルーブトラック境
界検出手段において、前記アドレス再生回路からの信号
により、前記T番トラックのN番セクタや前記T+1番
トラックのN番セクタへの記録または再生が終了したこ
とを検出して、ランドグルーブトラック境界通過タイミ
ングを検知するようにしたものである。
【0043】上記構成によれば、検知したランドグルー
ブトラック境界通過タイミングでトラッキング誤差信号
の極性反転を行うことで、グルーブトラックからランド
トラックへの移行が完了するので、トラックジャンプが
不要になる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1のディ
スク媒体のトラックとセクタの配置を概念的に表した模
式図である。同図において、各記録トラックには1周毎
にトラックアドレスが、ランド部とグルーブ部を通して
割り当てられている。光スポットは光ディスクの回転に
したがって内周側から外周側へ時計回りに走査してい
く。記録トラックアドレスは、T−2,T−1,T,T
+1,T+2,T+3で示している。各トラックは、1
周がN個のセクタに分割され、各々1番からN番までの
セクタアドレスが付けられている。記録トラックは螺旋
状のスパイラルをなしているので、グルーブトラックに
割り当てられているトラック番号T−2番のトラックの
N番セクタと、ランドトラックに割り当てられているト
ラック番号T−1番のトラックの1番セクタがつながっ
ている。また、このトラック番号T−1番のランドトラ
ックのN番セクタとグルーブトラックに割り当てられて
いるトラック番号T番の1番セクタがつながっている。
以下同様に、トラック1本、即ちディスク1回転ごとに
グルーブトラックとランドトラックが交互につながって
いる。
【0045】これらのトラックアドレスとセクタアドレ
スは、再生同期用のPLLピットとともに、前述のアド
レスピットとして光ディスク上にあらかじめ形成されて
いる。また、グルーブトラックとランドトラックの切り
替わる境界は、図1中に示すように光ディスクの1本の
半径上に整列させている。
【0046】この光ディスクに記録再生する場合は、光
ビームを、一旦、1つのトラック上にトラッキングさせ
ると、以後、グルーブトラックとランドトラックを交互
に順次に走査していくので、トラックジャンプ動作をさ
せることなく、光ディスク上の全情報トラックにアクセ
スしていくことになる。
【0047】ランドグルーブ記録方式の原理は、記録材
料には影響されないので、相変化型(PC)記録材料の
光ディスクにも、光磁気型(MO)記録材料の光ディス
クにも、このまま適用することができる。また、再生専
用のROM型光ディスクにも、このまま適用することが
できる。
【0048】実施の形態2.図2は、この発明に係る実
施の形態2の光ディスク装置のブロック図で、図6と同
一符号はそれぞれ同一または相当部分を示しており、6
0はランドグルーブの両方を記録トラックとする図1に
示した光ディスク、61はアドレス再生回路25からア
ドレス信号が入力され、システムコントローラ62にト
ラック境界信号を出力するランドグルーブトラック境界
検出回路、システムコントローラ62は、アドレス再生
回路25からアドレス信号が、また、ランドグルーブト
ラック境界検出回路81からトラック境界信号がそれぞ
れ入力され、トラッキング制御回路19,ラジアルアク
セス制御回路26、LD駆動回路31,極性反転回路5
0およびジャンプ制御回路51にそれぞれ制御信号L1
〜L5を出力する。
【0049】次に、従来例と異なる部分の動作を説明す
る。記録再生を開始するアドレスが指定されると、シス
テムコントローラ62はラジアルアクセス制御回路26
に制御信号L2を送出してラジアルアクセスモータ27
を駆動させ、光ヘッド16を目標アドレスのあるトラッ
ク付近まで移動させるマクロシークを行う。この移動
は、従来例と同じく、例えば移動前のアドレスと目標ア
ドレスとの差から両者の間のトラック本数をあらかじめ
計算しておき、移動中にトラッキング誤差信号から得ら
れるトラック横断本数と比較することにより行われる。
このマクロシークに先立って、図示しないフォーカス制
御回路によって、対物レンズ13の焦点に光ディスク9
の記録面が位置するよう、対物レンズ13が光軸方向に
位置制御されることも、従来の光ディスク装置と同様で
ある。
【0050】次に、制御信号L1によってトラッキング
制御回路19をONさせ、光スポットをランド部上、ま
たはグルーブ部上を走査させる。トラッキング引き込み
が完了すると、従来例の説明で述べたと同様に、アドレ
スピットから現在走査中のセクタのアドレスをアドレス
再生回路25が読みとり、システムコントローラ62に
現在アドレスを入力する。
【0051】同時に、アドレス信号はランドグルーブト
ラック境界検出回路61へも入力され、現在走査してい
るセクタがランドトラックからグルーブトラックへ、ま
たは、グルーブトラックからランドトラックへ切り替わ
るトラック境界か否かを判定する。トラック境界である
場合には、トラック境界信号を通じてシステムコントロ
ーラ62にランドグルーブトラック境界検出を伝達し、
システムコントローラ62はこの信号を受けると、光ス
ポットがランドトラックとグルーブトラックの切り替わ
る境界を通過するタイミングに同期して制御信号L4を
介して極性反転回路50に反転ONまたはOFF信号を
送る。ランドトラックからグルーブトラックへ移る境界
である場合は反転OFF信号を、グルーブトラックから
ランドトラックへ移る境界である場合は反転ON信号を
出力する。
【0052】システムコントローラ62は、現在アドレ
スと目標アドレスを比較し、その差が1トラック以上あ
る時はジャンプ制御回路51に制御信号L5を通じてジ
ャンプするべきトラック本数を指定し、ジャンプ制御回
路51は、駆動回路20を通じて指定された本数だけト
ラックジャンプするよう、アクチュエータ15を微小量
動かすミクロシークを行う。このミクロシークが完了
し、目標アドレスのセクタを光スポットが走査し始める
と、従来例と同様に、このセクタ以降の情報再生が行わ
れる。この間にランドグルーブトラック境界が存在する
場合も、その境界部分でのランドグルーブトラック境界
検出回路61とシステムコントローラ62の動作は前述
と同様である。
【0053】次に、このときの記録再生動作を、図1に
示す光ディスク媒体を使用する場合を例に説明する。前
述の目標アドレスを、T番のトラック(ここではグルー
ブである)の1番セクタであると想定すると、ミクロシ
ークの結果、光スポットはこのトラックへ移動し、シス
テムコントローラ52の命令により1番のセクタから記
録再生が行われる。このグルーブ上のトラックを記録再
生している間は、制御信号L4は反転OFF信号である
ので、極性反転回路50は、LPF18からのトラッキ
ング誤差信号をそのままトラッキング制御回路19に出
力している。
【0054】T番のトラックのN番のセクタまでの記録
再生が終了すると、システムコントローラ62はアドレ
ス再生回路25からのアドレス信号によりこのことを検
出し、また、ランドグルーブトラック境界検出回路61
から入力されるトラック境界信号でランドグルーブトラ
ック境界通過タイミングを検知して極性反転回路50に
反転ON信号を入力し、トラッキング誤差信号を反転さ
せる。光スポットは、そのままランドトラックであるT
+1番のトラックの1番セクタに至り、記録再生を続行
する。
【0055】ここに述べたように、本実施の形態2で
は、従来例と異なり、トラッキング誤差信号の極性反転
動作だけでグルーブトラックからランドトラックへの移
行が完了し、トラックジャンプは不要である。このよう
にしてT+1番のトラックのN番のセクタまで走査終了
すると、再びランドグルーブトラック境界通過時にトラ
ッキング誤差信号の極性反転が行われ、T+2番のグル
ーブ上のトラックに移行して同様の動作が行われる。
【0056】以上のように、情報トラックを1周する毎
に現れるランドグルーブトラック境界で、トラック境界
検出信号にしたがって極性反転回路50がトラッキング
誤差信号の極性を交互に反転させることにより、ランド
部とグルーブ部双方のトラックに連続して情報を記録再
生することができ、この間、記録再生動作は瞬時も途切
れることはない。
【0057】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0058】この発明に係る光ディスク媒体は、グルー
ブトラックとランドトラックが1本のスパイラル状に連
続して配置されるので、全情報トラックに連続してアク
セスする場合に、グルーブトラックとランドトラックの
間でのトラックジャンプ動作が不要になり、光ディスク
媒体上に全情報信号を連続して配置することができる。
【0059】また、この発明に係る光ディスク媒体をこ
の発明に係る光ディスク装置で駆動した場合、グルーブ
トラックとランドトラックの間でトラックジャンプする
ことなく、光ディスク媒体上の全情報トラックに連続し
てアクセスすることができるので、記録容量にいささか
の損失もなく、また、瞬時たりとも途切れることなく連
続して光ディスク媒体上に全情報信号を記録し、再生す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の光ディスク媒体の
セクタ配置を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の光ディスク装置の
ブロック図である。
【図3】 従来の光ディスク装置に用いる光ディスク媒
体の構造を示す斜視図である。
【図4】 従来の光ディスク装置の構成を示すブロック
図である。
【図5】 従来の光ディスク装置に用いる光ディスク媒
体の構造を示す斜視図である。
【図6】 従来の光ディスク装置の構成を示すブロック
図である。
【図7】 従来の光ディスク装置に用いる他の光ディス
ク媒体のセクタ配置を示す図である。
【図8】 従来の光ディスク装置に用いるさらに他の光
ディスク媒体のセクタ配置を示す図である。
【符号の説明】
4 グルーブ部、5 ランド部、16 光ヘッド、17
差動アンプ、18ローパスフィルタ(LPF)、19
トラッキング制御回路、20 駆動回路、21 加算
アンプ、22 ハイパスフィルタ(HPF)、23 再
生信号処理回路、25 アドレス再生回路、26 ラジ
アルアクセス制御回路、27 ラジアルアクセスモー
タ、28 スピンドルモータ、29 記録信号処理回
路、31LD駆動回路、50 極性反転回路、51 ジ
ャンプ制御回路、52 システムコントローラ、60
光ディスク、61 ランドグルーブトラック境界検出回
路、62 システムコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 11/105 556 G11B 11/105 556C 5D118 586 586N 586T 20/12 20/12 (72)発明者 古川 輝雄 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内 Fターム(参考) 5D029 KB03 KB12 5D044 AB01 AB03 BC02 CC06 DE38 5D075 AA03 CC31 EE03 FG11 FG18 5D090 AA01 BB02 BB03 BB04 CC12 CC14 DD01 DD05 EE01 EE11 GG01 GG02 HH01 5D117 AA02 CC06 EE07 EE08 5D118 AA13 BA01 BB01 BB02 BB03 BB05 BC07 BF17 CA16 CC06 CC12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1周分の案内溝と1周分の平坦部とが半
    径方向に交互に形成され、 上記各1周分の案内溝上に形成されたグルーブトラック
    と上記各1周分の平坦部に形成されたランドトラックと
    が、一本の半径線上で交互に繋がって一本のスパイラル
    状の記録トラックを形成し、 上記各1周分のグルーブおよびランドトラックにはトラ
    ックアドレスが与えられるとともに、上記各1周分のグ
    ルーブおよびランドトラックはN個のセクタに分割され
    て一番からN番までのセクタアドレスが与えられ、 上記各トラックのアドレスピットおよび上記各セクタの
    アドレスピットが、それぞれ再生同期用のPLLピット
    とともに当該光ディスクに形成されて、T番トラックの
    N番セクタが次トラックであるT+1番トラックの1番
    セクタに、続いてT+1番トラックのN番セクタが次ト
    ラックであるT+2番トラックの1番セクタに続くよう
    に構成され、 トラックジャンプすることなく上記各グルーブトラック
    とランドトラック間を移行するように構成されている光
    ディスク媒体。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の光ディスク媒体を駆
    動する光ディスク装置であって、 光源より発生した光ビームを前記光ディスク媒体上に照
    射する光学系と、 微調信号に応じて前記光ビームを光ディスク媒体の半径
    方向に変位させるビーム変位手段と、 前記光ビームが前記情報トラック上を走査するように前
    記光ビーム変位手段を駆動し制御するトラッキング制御
    手段と、 前記光ビームが前記グルーブトラック上にある場合と、
    前記ランドトラック上にある場合とでトラッキング制御
    方向の極性を反転させる極性反転手段と、 前記光ディスク媒体のグルーブトラックとランドトラッ
    クの境界を検出して前記極性反転手段に対してトラッキ
    ングの極性を反転させる指令を発生するランドグルーブ
    トラック境界検出手段とを備え、 上記光ディスク媒体のグルーブトラックとランドトラッ
    クの双方に連続して情報を記録再生するように構成した
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光ディスク装置におい
    て、さらにアドレスピットを読み取るアドレス再生回路
    を備え、 前記ランドグルーブトラック境界検出手段において、前
    記アドレス再生回路からの信号により、前記T番トラッ
    クのN番セクタや前記T+1番トラックのN番セクタへ
    の記録、または再生が終了したことを検出して、ランド
    グルーブトラック境界通過タイミングを検知するように
    したことを特徴とする光ディスク装置。
JP2001213235A 2001-07-13 2001-07-13 光ディスク媒体および光ディスク装置 Pending JP2002092893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213235A JP2002092893A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 光ディスク媒体および光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213235A JP2002092893A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 光ディスク媒体および光ディスク装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6220254A Division JPH0887777A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 光ディスク媒体および光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002092893A true JP2002092893A (ja) 2002-03-29

Family

ID=19048249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001213235A Pending JP2002092893A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 光ディスク媒体および光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002092893A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2663817B2 (ja) 光ディスク及びそれを用いた光ディスク装置
KR100274294B1 (ko) 식별정보를 나타내는 오프셋 프리피트어레이를 가진 광학정보기록매체
US6285638B1 (en) Disk and disk recording apparatus
JP3772136B2 (ja) 光ディスク装置と光ディスク装置のアクセス方法
EP0837456A2 (en) Recording medium having track formed of land protion and groove portion, and reproducing apparatus therefor
JP2000132855A (ja) 光情報記録再生装置
JPH10134360A (ja) 再生装置および方法
JP2002150574A (ja) 光ディスク装置
JP3817286B2 (ja) ピックアップ制御装置および情報媒体記録装置
JP2705481B2 (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置およびシーク方法
JP2000187860A (ja) 光ディスク装置
JPH0684172A (ja) 光ディスク装置
JPH05225580A (ja) 光ディスク装置
JPH1079126A (ja) 光ディスク装置のアクセス方法
JPH0887777A (ja) 光ディスク媒体および光ディスク装置
JP2002092893A (ja) 光ディスク媒体および光ディスク装置
JP2590751B2 (ja) 光ディスク媒体およびこれを用いた記録再生方法
JPH07272420A (ja) ディスク記録再生方式
JP3561245B2 (ja) 光ディスク、光ディスク再生装置、光ディスク再生方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録方法
JP2798738B2 (ja) 光デイスク及びその駆動装置
JPH07296394A (ja) トラックの中点検索方法およびトラック検索方法ならびにその方法を使用する装置
JPH09305977A (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置
JP2007141384A (ja) 光ディスク装置
JP2000173195A (ja) 光ディスク駆動装置
JPH07121891A (ja) 光情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031216