JP2705481B2 - 光ディスクおよび光ディスク装置およびシーク方法 - Google Patents

光ディスクおよび光ディスク装置およびシーク方法

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JP2705481B2
JP2705481B2 JP4244388A JP24438892A JP2705481B2 JP 2705481 B2 JP2705481 B2 JP 2705481B2 JP 4244388 A JP4244388 A JP 4244388A JP 24438892 A JP24438892 A JP 24438892A JP 2705481 B2 JP2705481 B2 JP 2705481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に関し、
その中でも特に、ディスク上の案内溝によって形成され
た凹部の記録トラックと凸部の記録トラックの両方に信
号を記録するようにした光ディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、映像もしくは音声信号などの情報
信号を記録再生できる光ディスク装置の開発が盛んであ
る。記録が可能な光ディスク装置では、予め案内溝が光
ディスクの基板に刻まれトラックが形成されている。こ
のトラックのうち凹部もしくは凸部の平坦部にレーザ光
が集光されることによって、情報信号の記録もしくは再
生が行われる。現在市販されている一般的な光ディスク
装置においては、通常凹部もしくは凸部のどちらか一方
にのみ情報信号が記録され、他方は隣合うトラックを分
離する、ガードバンドとなっている。
【0003】図12はそのような従来の光ディスク装置
に用いる光ディスクの拡大斜視図である。同図におい
て、1は記録層であり、例えば相変化材料で形成されて
いる。2は記録ピット、3はレーザ光のビームスポット
である。4は案内溝によって形成された凹部、5は案内
溝と案内溝の間にある凸部で、凹部4は凸部5に比べて
幅広になっている。6はディスク上の位置情報を表すア
ドレス等のプリピットである。また、同図では入射光が
透過する透明ディスク基板は省略してある。
【0004】この光ディスクを用いた従来の光ディスク
装置について、図を参照しながら説明する。
【0005】図13はそのような従来の光ディスク装置
のブロック図である。同図において、7は光ディスク、
8は記録トラックでここでは凹部4である。10は半導
体レーザ、11は半導体レーザ10が出射したレーザ光
を平行光にするコリメートレンズ、12は光束上におか
れたハーフミラー、13はハーフミラー12を通過した
平行光を光ディスク7上の記録面に集光する対物レンズ
である。14は対物レンズ13及びハーフミラー12を
経た光ディスク7からの反射光を受光する光検出器であ
り、トラッキング誤差信号を得るためにディスクのトラ
ック方向と平行に2分割され、2つの受光部14aと1
4bとからなる。15は対物レンズ13を支持するアク
チュエータであり、以上は図示しないヘッドベースに取
り付けられ、光ヘッド16を構成している。17は受光
部14a及び14bが出力する検出信号が入力される差
動アンプ、18は差動アンプ17の出力する差信号が入
力されるローパスフィルタ(LPF)である。19はL
PF18の出力信号と後述するシステムコントローラ3
2から制御信号L1が入力され、後述する駆動回路20
及びトラバース制御回路26へトラッキング制御信号を
出力するトラッキング制御回路である。20はアクチュ
エータ15に駆動電流を出力する駆動回路である。21
は受光部14a及び14bが出力する検出信号が入力さ
れ和信号を出力する加算アンプ、22は加算アンプ21
から和信号を入力され、その高周波成分を後述する波形
整形回路23に出力するハイパスフィルタ(HPF)で
あり、23はHPF22から和信号の高周波成分を入力
され、ディジタル信号を後述する再生信号処理回路24
及びアドレス再生回路25に出力する波形整形回路、2
4は音声などの情報信号を出力端子33へ出力する再生
信号処理回路である。25は波形整形回路23からディ
ジタル信号を入力され、アドレス信号を後述するシステ
ムコントローラ32に出力するアドレス再生回路であ
る。26は後述するシステムコントローラ32からの制
御信号L2により、後述するトラバースモータ27に駆
動電流を出力するトラバース制御回路、27は光ヘッド
16を光ディスク7の半径方向に移動させるトラバース
モータである。28は光ディスク7を回転させるスピン
ドルモータである。29は外部入力端子30から入力さ
れた音声などの情報信号を入力され、記録信号を後述す
るLD駆動回路31に出力する記録信号処理回路、31
は後述するシステムコントローラ32より制御信号L3
を、記録信号処理回路30より記録信号を入力され、半
導体レーザ10に駆動電流を入力するLD駆動回路であ
る。32はトラッキング制御回路19,トラバース制御
回路26及びLD駆動回路31に制御信号L1〜L3を
出力し、アドレス再生回路25からアドレス信号を入力
されるシステムコントローラである。
【0006】以上のように構成された従来の光ディスク
装置の動作を、同図に従って説明する。
【0007】半導体レーザ10から放射されたレーザビ
ームは、コリメートレンズ11によって平行光にされ、
ビームスプリッタ12を経て対物レンズ13によって光
ディスク7上に収束される。光ディスク7によって反射
された光ビームは、回折によって記録トラック8の情報
を持ち、対物レンズ13を経てビームスプリッタ12に
よって光検出器14上に導かれる。受光部14a及び1
4bは、入射した光ビームの光量分布変化を電気信号に
変換し、それぞれ差動アンプ17及び加算アンプ21に
出力する。差動アンプ17は、それぞれの入力電流をI
−V変換したのち差動をとって、プッシュプル信号とし
て出力する。LPF18は、このプッシュプル信号から
低周波成分を抜き出し、トラッキング誤差信号としてト
ラッキング制御回路19に出力する。トラッキング制御
回路19は入力されたトラッキング誤差信号のレベルに
応じて、駆動回路20にトラッキング制御信号を出力
し、駆動回路20はこの信号に応じてアクチュエータ1
5に駆動電流を流し、対物レンズ13を記録トラックを
横切る方向に位置制御する。これにより、ビームスポッ
トが凹部4上を正しく走査する。一方、ビームスポット
がディスク上で正しく焦点を結ぶように、図示しないフ
ォーカス制御回路により対物レンズ13はディスク面と
垂直方向に位置制御される。
【0008】一方、加算アンプ21は受光部14a及び
14bの出力電流をI−V変換したのちを加算し、和信
号としてHPF22に出力する。HPF22は和信号か
ら不要な低周波成分をカットし、主情報信号である再生
信号とアドレス信号をアナログ波形のまま通過させ、波
形整形回路23へ出力する。波形整形回路23はアナロ
グ波形の主情報信号とアドレス信号を、一定のしきい値
でデータスライスしてパルス波形とし、再生信号処理回
路24及びアドレス再生回路25へ出力する。再生信号
処理回路24は入力されたディジタルの主情報信号を復
調し、以後誤り訂正などの処理が施して音声信号等とし
て、出力端子33へ出力する。アドレス再生回路25は
入力されたディジタルのアドレス信号を復調し、ディス
ク上の位置情報としてシステムコントローラ32に出力
する。つまり、ビームスポット3が記録ピット2上を走
査した結果、再生信号処理回路23に再生信号が入力さ
れ、プリピット6上を走査した結果、アドレス再生回路
25にアドレス信号が入力される。システムコントロー
ラ32はこのアドレス信号を基に現在光ビームが所望の
アドレスにあるかどうかを判断する。
【0009】トラバース制御回路26は、光ヘッド移送
時にシステムコントローラ32からの制御信号L2に応
じて、トラバースモータ27に駆動電流を出力し、光ヘ
ッド16を目標トラックまで移動させる。このとき、ト
ラッキング制御回路19は、同じくシステムコントロー
ラ32からの制御信号L1によってトラッキングサーボ
を一時中断させる。また、通常再生時には、トラッキン
グ制御回路19から入力されたトラッキング誤差信号の
低域成分に応じて、トラバースモータ27を駆動し、再
生の進行に沿って光ヘッド16を半径方向に徐々に移動
させる。
【0010】記録信号処理回路29は、記録時において
外部入力端子30から入力された音声信号などに誤り訂
正符号等を付加し、符号化された記録信号としてLD駆
動回路31に出力する。システムコントローラ32が制
御信号L3によってLD駆動回路31を記録モードに設
定すると、LD駆動回路31は、記録信号に応じて半導
体レーザ10に印可する駆動電流を変調する。これによ
って、光ディスク7上に照射されるビームスポットが記
録信号に応じて強度変化し、記録ピット2が形成され
る。一方、再生時には制御信号L3によってLD駆動回
路31は再生モードに設定され、半導体レーザ10を一
定の強度で発光するよう駆動電流を制御する。これによ
り、記録トラック上の記録ピット2やプリピット6の検
出が可能になる。
【0011】以上の各動作が行われている間、スピンド
ルモータ28は、光ディスク7を一定の角速度で回転さ
せる。
【0012】ここで、従来は光ディスク7の記録容量を
増加させるために、凸部5の幅を狭くしてトラック間隔
を詰めていた。ところが、トラック間隔を詰めると凹部
4による反射光の回折角が大きくなるため、トラックに
ビームスポット3を精度良く追従させるためのトラッキ
ング誤差信号が低下するという問題点がある。また、凸
部5の幅だけでトラック間隔を詰めても限界があるた
め、凹部4の幅も狭めなければならない。これは、記録
ピット2が細くなるので、再生信号の振幅低下という問
題が生じる。
【0013】一方、特公昭63−57859号公報にあ
るように、凹部4と凸部5の両方に情報信号を記録し
て、トラック密度を大きくするという技術がある。
【0014】図14はそのような光ディスクの拡大斜視
図である。同図において、1は記録層であり、例えば相
変化材料で形成されている。2は記録ピット、3はレー
ザ光のビームスポットであり、以上は図12において説
明したものと同一のものには同符号を付してある。40
は凹部、41は凸部である。同図に示すように、凹部4
0と凸部41の幅は略等しくなっている。また、42は
プリピットで、凹部40と凸部41の両方に形成され、
光ディスク上の位置情報を現す識別信号として両記録ト
ラックの各セクタの先頭に刻まれている。
【0015】この光ディスクにおいては、記録ピット2
は同図に示すように凹部40及び凸部41の両方に形成
され、案内溝の周期は図12の光ディスクと等しいが、
記録ピット列同士の間隔は2分の1になっている。これ
により、光ディスクの記録容量を2倍になる。以後、こ
のような光ディスクにおける凹部40及び凸部41を、
記録ピット2が形成されるという意味で、両者とも記録
トラックと呼ぶことにする。
【0016】この光ディスクに対する光ディスク装置の
記録/再生時の動作については、基本的には図13に示
した光ディスク装置と同様に行われる。ただし、前述の
特公昭63−57859号公報に述べてあるように、ビ
ームスポット3が凸部41上を走査しているときと、凹
部40上を走査しているときとで、トラッキング誤差信
号の極性を反転させる必要がある。これは、図13にお
いて、LPF18とトラッキング制御回路19の間に、
ON/OFFの制御可能な反転アンプを挿入すること
で、実現可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の光
ディスク装置では、凹部の記録トラックと凸部の記録ト
ラック上の任意の位置においてアドレス情報を得るため
には、図14に示したようにプリピットなどの識別信号
を両方の記録トラックに形成しておかなければならず、
図12に示した従来の光ディスクに比べての製造工程が
複雑になるという問題がある。
【0018】本発明は上記課題を解決するもので、凹部
の記録トラック(グルーブ)と凸部の記録トラック(ラ
ンド)のどちらか一方にのみ識別信号を配置すること
で、凹部と凸部のどちらの記録トラックにおいても識別
信号を得ることが可能な光ディスク、光ディスク装置を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、ディスク基板上にスパイラルもしくは同心
円状に形成されたグルーブとランドの両方を記録トラッ
クとし、少なくとも光ディスク上の一部の領域におい
て、識別信号領域と情報信号領域が各々放射状に形成さ
れた光ディスクであって、光ディスク上の位置情報を含
む識別信号が、グルーブとランドのどちらか一方にのみ
配置され、かつ半径方向に隣合わないようにトラック方
向に前後にずらして配置されたことを特徴とするもので
ある。また、ディスク基板上にスパイラルもしくは同心
円状に形成されたグルーブとランドの両方を記録トラッ
クとし、少なくとも光ディスク上の一部の領域におい
て、識別信号領域と情報信号領域が各々放射状に形成さ
れた光ディスクであって、光ディスク上の位置情報など
を含む識別信号が、グルーブとランドのどちらか一方に
のみ配置されるとともに、隣接記録トラックごとに1ビ
ットだけ異なる単位パターンを有しかつ所定の複数トラ
ックごとに同じパターンが繰り返されるグレイコードパ
ターンを識別信号の少なくとも一部に用いたことを特徴
とするものである。また、上記のいずれかの光ディスク
に情報信号を記録または/および再生または/および消
去する光ディスク装置であって、光源より発生した光ビ
ームを光ディスクの記録トラック上に照射するための光
学系と、光ディスクからの光ビームの反射光を検出し、
光検出信号を出力する光検出手段と、光検出手段が出力
した光検出信号から識別信号を取り出す識別信号読み取
り手段とを備え、識別信号読み取り手段は、光ビームが
識別信号の配置された方の記録トラック上を走査してい
るときには、識別信号によって振幅変調をうけた光検出
信号から位置情報を読みとり、識別信号が配置されてい
ない方の記録トラック上を走査しているときは、隣接す
る記録トラックに配置された識別信号によって振幅変調
を受けた光検出信号から位置情報を読みとることを特徴
とするものである。また、上記のいずれかの光ディスク
の上をシークするシーク方法と光ディスク装置であっ
て、グルーブからグルーブ、もしくはランドからランド
に光ビームを移動させるときは、目標の記録トラックに
直接前記光ビームを移動させるようにし、また、グルー
ブからランド、もしくはランドからグルーブに光ビーム
を移動させるときは、目標の記録トラックに隣接する記
録トラックに光ビームを移動させるようにし、その後、
光ビームを前記記録トラックのピッチの半分だけ目標の
記録トラックに向かって移動せしめるようにするシーク
方法と光ディスク装置である。
【0020】
【作用】上述した構成により、識別信号を凹部と凸部の
記録トラックのいずれか一方にのみ配置しているので、
識別信号として記録するプリピットの数を減らすことが
でき、しかも識別信号の配置していない記録トラックに
おいては隣のトラックの識別信号の再生クロストーク成
分を読みとるので、凹部と凸部のどちらの記録トラック
においても識別信号が得られる。
【0021】
【実施例】以下、図に従って本発明の実施例における光
ディスク装置について説明する。なお、本実施例におい
ては、記録再生可能な光ディスクとして、実反射率の変
化によって記録を行う、相変化型(PC)の記録材料を
用いているとし、光ディスクの回転の制御方式としては
周速度一定(CAV:Constant Angule
r Velocity(コンスタント・アンギュラー・
ベロシティ)の略)を用いた場合について説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施例における光デ
ィスク装置のブロック図である。同図において、9は凸
部及び凹部の両方を記録トラックとする光ディスク、8
は記録トラックである。ここで、光ディスク9には凹部
にのみ識別信号があらかじめ形成されている。10は半
導体レーザ、11はコリメートレンズ、12はハーフミ
ラー、13は対物レンズ、14は光検出器、14aと1
4bはその受光部、15はアクチュエータ、16は光ヘ
ッド、17は差動アンプ、18はローパスフィルタ(L
PF)、19はトラッキング制御回路、20は駆動回
路、21は加算アンプ、22はハイパスフィルタ(HP
F)、24は再生信号処理回路、25はアドレス再生回
路、26はトラバース制御回路、27はトラバースモー
タ、28はスピンドルモータ、29は記録信号処理回
路、30は外部入力端子、31はLD駆動回路、33は
出力端子であり、以上は図13に示した従来の光ディス
ク装置の構成要素と基本的には同じものであるので、従
来例と同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0023】図13と異なる部分の構成について説明す
ると、50はLPF18の出力するトラッキング誤差信
号を、後述するシステムコントローラ56から制御信号
L4を入力され、トラッキング制御回路19へトラッキ
ング誤差信号を出力する極性反転回路である。ここでト
ラッキング制御の極性は、トラッキング誤差信号を差動
アンプ17からそのままの極性でトラッキング制御回路
19に入力した場合、凹部の記録トラックにトラッキン
グ引き込みが行われるものとする。51はHPF22か
ら和信号の高周波成分を入力され、ディジタル信号を再
生信号処理回路24、後述する第1のセレクタ53の一
方の入力端子に出力する第1の波形整形回路、52はH
PF22から和信号の高周波成分を入力され、ディジタ
ル信号を後述する第1のセレクタ53の他方の入力端子
に出力する第2の波形整形回路、53は第1の波形整形
回路51及び第2の波形整形回路52の出力と後述する
システムコントローラ56から制御信号L5が入力さ
れ、アドレス再生回路25へ出力する第1のセレクタで
ある。54は、システムコントローラ56から制御信号
L6を入力され、ジャンプパルス信号を後述する第2の
セレクタ55の一方の入力端子に出力するジャンプパル
ス発生回路、55はジャンプパルス発生回路54からジ
ャンプパルス信号を、トラッキング制御回路19からト
ラッキング制御信号を、システムコントローラ56から
制御信号L7を入力され、駆動回路20とトラバース制
御回路26へ出力する第2のセレクタである。56はア
ドレス再生回路25からアドレス信号を入力され、トラ
ッキング制御回路19,トラバース制御回路26,LD
駆動回路31,記録信号処理回路29,極性反転回路5
0,第1のセレクタ53,ジャンプパルス発生回路54
及び第2のセレクタ55にそれぞれ制御信号L1〜L7
を出力するシステムコントローラである。
【0024】次に、光ディスク9の構成について説明す
る。図2は光ディスクの構成を説明するための拡大斜視
図、図3は光ディスクの記録トラックの構成図、図4は
セクタフォーマットの説明図である。
【0025】図2において、1は記録層、2は記録ピッ
ト、3はレーザ光のビームスポット、40は凹部、41
は凸部であり、以上は図14において説明したものと同
一のもので同符号を付してある。また、60はプリピッ
トで、凹部40のみに形成され、光ディスク上の位置情
報を現す識別信号として各セクタの先頭に刻まれてい
る。
【0026】図3において、61は凹部、62は凸部で
ある。各トラックは1周ごとに記録トラック番号が凸部
と凹部を通して割り当てられている。ビームスポットは
内周側から外周側へ時計回りにトレースして行き、同図
で記録トラック番号はT,T+1,T+2,T+3,T
+4で示している。各トラックは1周をN個のセクタに
分割され、各々1番からN番までセクタ番号がつけられ
ている。記録トラックは螺旋をなしているので、凹部で
は、T番トラックのN番セクタとT+2番トラックの1
番セクタがつながっている。また凸部では、T+1番ト
ラックのN番セクタとT+3番トラックの1番セクタが
つながっている。これらの記録トラック番号及びセクタ
番号は、前述のプリピットとしてディスク上に予め形成
されている。本光ディスクは前述のごとくCAV方式で
あるため、各セクタ間の境界は半径方向に同一直線とな
る。
【0027】図4(a)は光ディスク9のセクタフォー
マットの構成図で、横方向はトラック方向、縦方向はデ
ィスク半径方向に相当している。70は、ビームスポッ
ト、71,73及び75は凹部、72及び74は凸部で
ある。76,77,78及び79はディジタル化された
音声や映像信号等の情報信号を記録すべき主情報信号
部、80,81及び82は凹部上に設けられた識別信号
部である。これらの識別信号領域と半径方向にとなりあ
う凸部の記録トラック上の領域は、何も記録されない空
白領域となっている。各主情報信号部の前に識別信号部
が各々配置され、両者が組み合わされて1つのセクタを
構成している。同図(b)は識別信号部をトラック方向
に拡大したものである。同図において、83,84,8
5は各セクタのプリピットなどが形成されたアドレス領
域で、前述したように凹部にのみ形成されている。アド
レス領域の内容はトラック番号とセクタ番号等を含んで
おり、アドレス領域は凹部のみに形成されているので、
アドレス領域のトラック番号はT,T+2,T+4,・
・・というように一つおきになる。セクタ番号はここで
は半径方向に隣あうセクタでは同じ値に設定されてい
る。86,87及び88はアドレス領域の前隣もしくは
後ろ隣に配置され、何の信号も記録されない空白領域で
あり、それぞれの長さはアドレス領域83,84及び8
5と等しい。アドレス領域83,84及び85と空白領
域86,87及び88の順序は、凹部ごとに互い違いに
なっている。89及び90は凸部72及び74上に設け
られた何の信号も記録されない空白領域である。同図
(c)は各アドレス領域内部の構成図で、アドレス領域
はセクタマーク,同期パターン,アドレスマーク,トラ
ック番号及びセクタ番号の各ブロックからなっている。
各ブロックの働きは次の通りである。 (1)セクタマーク:各セクタの先頭であることを示
す。 (2)同期用パターン:アドレスデータ再生用のクロッ
クを生成させる。 (3)アドレスマーク:アドレスデータが始まることを
示す。 (4)トラック番号、セクタ番号:アドレスデータを示
す。 このうち、セクタマーク,同期用パターン及びアドレス
マークはすべてのセクタで同一である。
【0028】ここで、図4に示したセクタフォーマット
において識別信号の検出がどのように行われるかを説明
する。図5(a)は図4(b)に示した識別信号部の詳
細な構成図と同じものであり、各符号も同じものを用い
ている。また、同図(b)はビームスポットが凸部及び
凹部をトレースしたときの再生信号のタイミングチャー
トである。ここでは(ア)は凹部71、(イ)は凸部7
2、(ウ)は凹部73、(エ)は凸部74、(オ)は凹
部75をトレースした場合のタイミングチャートであ
り、横軸は時間、縦軸は再生信号振幅を表している。
(a)図と(b)図との間の点線はそれぞれの位置と時
間が対応していることを示している。同図において、ア
ドレス部83,84及び85の内容(トラック番号とセ
クタ番号)をそれぞれA1,B1及びA2としている。
【0029】凹部71及び75では、識別信号部の前半
に配置されたアドレス領域83及び85上をビームスポ
ットがトレースすることで、(ア)及び(オ)に示すよ
うにアドレスA1及びA2が再生される。凹部73で
は、識別信号部の後半に配置されたアドレス領域84上
をビームスポットがトレースすることで、(ウ)に示す
ようにアドレスB1が再生される。このように、ビーム
スポット70の中心がアドレス領域の真上を走査するこ
とで、この領域のプリピットによって変調された反射光
量から得られる信号成分を以後メイン成分と呼ぶ。一
方、凸部72では、ビームスポットが識別信号部の空白
領域89をトレースしてもこの領域から再生される信号
はないが、(イ)に示すように隣接する凹部71及び7
3のアドレス領域83及び84のプリピットによるアド
レス信号A1及びB1がクロストークとして再生され
る。以後、この成分をクロストーク成分と呼ぶ。このと
き、隣接する凹部のアドレス領域が交互にずれているた
め、アドレス領域83からのクロストーク成分とアドレ
ス領域84からのクロストーク成分とが時間的に分離し
て再生される。このクロストーク信号の振幅は、アドレ
ス領域83,84及び85をビームスポットがトレース
した場合に再生される信号の振幅に比べて小さくなる。
また、空白領域89には主情報信号を記録しないので、
アドレス領域83及び84からのクロストーク信号の他
は、不必要な信号成分がノイズとなって混入することは
ない。凸部74の場合も凸部72の場合と同様で、隣接
するアドレス領域84及び85のアドレス値B1及びA
2がクロストークとして再生される。よって、これらの
クロストーク信号を検出すれば、両隣の凹部のトラック
番号がわかるので、現在トレース中の凸部のトラック番
号を算出することができる。また、セクタ番号は半径方
向に一定なので、凸部においてもセクタ番号を両隣の凹
部におけるセクタ番号から直接知ることができる。
【0030】以上のように構成された本実施例の光ディ
スク装置の動作を、図1に従って説明する。レーザビー
ムが光ディスク9に照射及び反射される課程は従来例と
同様に行われるので詳細な説明は省略し、従来例とは異
なる部分、すなわちどのようにプリピット等の識別信号
の検出及び情報検索の動作(以後シーク動作と呼ぶ)が
行われるかについて説明する。
【0031】記録/再生を開始するアドレスが指定され
ると、システムコントローラ56は指定されたアドレス
のセクタが凸部にあるセクタか凹部にあるセクタかを、
アドレスマップ等を参照して判定する。凸部内アドレス
の時は制御信号L4を通じて極性反転回路50に入力信
号を極性反転させて出力させ、凹部内アドレスの時は極
性を変えずに出力させる。同時に、制御信号L5を第1
のセレクタ53に出力し、アドレス再生回路25への入
力元として凹部内アドレスの時は第1の波形整形回路5
1の出力を、凸部内アドレスの時は第2の波形整形回路
52の出力を選択させる。また、第2のセレクタ55に
制御信号L7を通じて駆動回路20の入力先としてトラ
ッキング制御回路19を選択させる。次に、トラバース
制御回路26に制御信号L2によってトラバースモータ
27を駆動させ、光ヘッド16を目標のアドレスのある
トラック付近まで移動させる。これを粗サーチと呼ぶ。
この移動は、例えば移動前のアドレス値と目標のアドレ
ス値との差から両者の間のトラック本数を予め計算して
おき、移動中にトラッキング誤差信号から得られる横断
トラック本数と比較することにより行われる。次に制御
信号L1によってトラッキング制御回路19をONさ
せ、ビームスポットを凸部もしくは凹部上にトレースさ
せる。トラッキング引き込みが完了すると、図13の従
来例の説明で述べたことと同様に、受光部14a及び1
4bの出力電流を加算アンプ21がI−V変換と加算増
幅を行い、HPF22で不要な周波数帯域成分を除去さ
れた後、第1の波形整形回路51及び第2の波形整形回
路52に入力される。ビームスポットが凹部の記録トラ
ックをトレースしている場合は、再生したメイン成分か
らアドレス信号を第1の波形整形回路51がディジタル
信号に波形整形し、これをシステムコントローラ56か
らの制御信号L5によって第1のセレクタ53がアドレ
ス再生回路25へ出力させる。アドレス再生回路25は
これを復号しでアドレスデータとして、システムコント
ローラ56へ出力する。システムコントローラ56はこ
れを現在アドレス値と見なして以後の制御を行う。
【0032】一方、ビームスポットが凸部の記録トラッ
クをトレースしている場合は、再生したクロストーク成
分からアドレス信号を第2の波形整形回路52がディジ
タル信号に波形整形し、これをシステムコントローラ5
6からの制御信号L5によって第1のセレクタ53がア
ドレス再生回路25へ出力させる。第2の波形整形回路
52は入力された再生信号を一定のゲインで増幅した後
に波形整形を行うことで、小振幅のクロストーク成分の
信号をも好適に波形整形可能になっている。アドレス再
生回路25は第1のセレクタ53の出力を復号してアド
レスデータとして、システムコントローラ56へ出力す
る。システムコントローラ56は、このアドレスデータ
から現在アドレス値を計算し以後の制御を行う。すなわ
ち、システムコントローラ56はアドレス再生回路25
から送られた2つのアドレス値(図5の(イ)において
はA1とB1、(エ)においてはB1とA2)から、両
者の間のトラック番号を計算し、両者に共通のセクタ番
号とともに現在アドレス値を決定する。
【0033】システムコントローラ56は現在アドレス
値と目標アドレス値とを比較し、その差が1トラック以
上あるときは、再び制御信号L7を通じて第2のセレク
タ55にジャンプパルス発生回路54の出力と駆動回路
20の入力を接続させる。続いて、システムコントロー
ラ56はジャンプパルス発生回路54に制御信号L6を
通じて、トラックジャンプするべき本数を指定し、ジャ
ンプパルス発生回路54は駆動回路20に駆動パルスを
出力し、指定された本数だけトラックジャンプするよ
う、アクチュエータ15を微少量動かす。これを密サー
チと呼ぶ。密サーチが完了し、目標トラックにビームス
ポットが移動するとトラッキング引き込みが行われ、再
び現在アドレス値の検出が行われ、ディスクの回転によ
りビームスポットが目標セクタに到達した後、図13の
従来例の説明のときと同様にこのセクタ以降に情報信号
の記録もしくは再生が行われる。
【0034】また、記録時においてはシステムコントロ
ーラ56は制御信号L3を通じて記録信号処理回路29
及びLD駆動回路31の記録動作のタイミングを制御
し、図4に示した空白領域86,87,88,89及び
90に主情報信号などが記録されないようにする。
【0035】以上のように本実施例の光ディスク装置に
よれば、凹部の記録トラック71及び73上に配置され
たアドレス領域83及び84をトラックを横切る方向に
隣合わないようトラック方向にずらして配置しているの
で、ビームスポット70が凸部の記録トラック72をト
レースする場合、光検出器14の出力する検出信号中の
2つの識別信号のクロストーク成分は時分割される。よ
って、第2の波形整形回路53はクロストーク成分から
識別信号を良好に2値化でき、アドレス再生回路25は
アドレス情報を正確に復調する事が可能になる。ゆえ
に、凹部と凸部の両方の記録トラックにおいてアドレス
情報を得ることができるので、凹部の記録トラックにの
みアドレス領域を形成すればよく、少ない工程数で光デ
ィスクを製造できる。しかも、記録時においては空白領
域86,87,88,89及び90に主情報信号などが
記録されないため、再生された識別信号のクロストーク
成分に不要な記録信号がノイズとなって混入することが
なく、アドレス情報の読み取り精度を向上させることが
できる。
【0036】なお、本実施例においてはアドレス領域を
凹部の記録トラックに配したが、凸部の記録トラックに
設けた場合も同様であることは明かである。
【0037】また、本実施例においてはシーク動作にお
いては、シークの目的地が凹部の記録トラックであるか
凸部の記録トラックであるかによって、システムコント
ローラ56が極性反転回路50の出力の極性をシーク開
始時に選択し、粗サーチと密サーチによってビームスポ
ットを目的の記録トラックへ移動させているが、より好
ましくは凹部から凹部もしくは凸部から凸部へのシーク
動作の場合と、凹部から凸部もしくは凸部から凹部への
シーク動作の場合とで、以下のようにシーク動作を切り
替えて行わせるのがよい。すなわち、前者の場合は、シ
ステムコントローラ56は極性反転回路50の出力の極
性を変更せず、粗シーク及び密シークを行えば、そのま
まビームスポットを目的の記録トラック上に到達させる
ことができる。後者の場合は、システムコントローラ5
6は極性反転回路50の出力の極性を変更せず、粗シー
ク及び密シークを行い、ビームスポットを目的の記録ト
ラックの隣の記録トラックに到達させる。その後極性反
転回路50の出力の極性を反転させるとともに、ジャン
プパルス発生回路54に案内溝ピッチの1/2の幅だけ
ビームスポットをトラックジャンプさせるのに相当する
駆動パルスを駆動回路20に出力させる。このような1
/2トラックジャンプは、本質的には従来の光ディスク
にみられる1トラックジャンプ、例えばラジオ技術社
刊、村山他著「光ディスク技術(第3版)」163頁に
あるような一定時間間隔の加減速パルスによるバンバン
制御と同様な方法で実現できる。シーク動作をこのよう
にすれば、シーク開始時にトラッキング誤差信号の極性
の変化がないので、粗サーチ時のトラック横断本数の計
測が正確になり、より高速なシーク動作が可能となる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例における光デ
ィスク装置について説明する。図6は本実施例における
光ディスク装置のブロック図である。同図において、8
は記録トラック、10は半導体レーザ、11はコリメー
トレンズ、12はハーフミラー、13は対物レンズ、1
4は光検出器、14aと14bはその受光部、15はア
クチュエータ、16は光ヘッド、17は差動アンプ、1
8はローパスフィルタ(LPF)、19はトラッキング
制御回路、20は駆動回路、21は加算アンプ、22は
ハイパスフィルタ(HPF)、24は再生信号処理回
路、26はトラバース制御回路、27はトラバースモー
タ、28はスピンドルモータ、29は記録信号処理回
路、30は外部入力端子、31はLD駆動回路、33は
出力端子、50は極性反転回路、51は第1の波形整形
回路、54はジャンプパルス発生回路、55は第2のセ
レクタであり、以上は図1に示した本発明の第1の実施
例における光ディスク装置の構成要素と基本的には同じ
ものであるので、同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0039】図1と異なる部分の構成について説明する
と、190は識別信号部におけるトラック番号としてグ
レイコードを用いた光ディスクであり、191はHPF
22の出力信号が入力され、後述するグレイコード復調
回路にディジタル信号を出力する第4の波形整形回路、
192は第4の波形整形回路191からディジタル信号
を、後述するシステムコントローラ195から制御信号
L8を入力され、後述するシステムコントローラ195
へアドレスデータを出力するグレイコード復調回路、1
93はHPF22の出力信号が入力され、後述する和算
グレイコード復調回路にディジタル信号を出力する第5
の波形整形回路、194は第3の波形整形回路193か
らディジタル信号を、後述するシステムコントローラ1
95から制御信号L8を入力され、後述するシステムコ
ントローラ195へアドレスデータを出力する和算グレ
イコード復調回路、195は、グレイコード復調回路1
92及び和算グレイコード復調回路194からアドレス
信号を入力され、トラッキング制御回路19,トラバー
ス制御回路26,LD駆動回路31,極性反転回路5
0,ジャンプパルス発生回路54,第2のセレクタ5
5,グレイコード復調回路192及び和算グレイコード
復調回路194にそれぞれ制御信号L1,L2,L3,
L4,L6,L7及びL8を出力するシステムコントロ
ーラである。これらの構成からわかるように、本実施例
では光ディスク190上に配置する識別信号として、い
わゆるグレイコードパターンを用いたことに特徴があ
る。
【0040】ここで、光ディスク190に用いたグレイ
コードパターンについて図を用いて説明する。図7はト
ラック番号に適用したグレイコードパターンの一例であ
る。この例ではグレイコードパターンとして1〜16の
16種類の9ビットからなる単位パターンが設定され、
トラック番号として各パターンが割り当てられ、16ト
ラックごとに同じパターンが繰り返される。同図(a)
はディスク上のパターンであり、”○”印がピット、”
−”印が非ピットをそれぞれ表している。横方向の数字
はチャンネルビット位置を、縦方向はトラック番号を示
している。また、同図(b)は(a)のグレイコードパ
ターンを読み取って得られた2進コードを示している。
このパターンは図からわかるように、すべての隣接トラ
ック同士で単位パターンのいずれか一方のビットの位置
が1チャンネルビットだけ変化するという特徴を有して
いる。
【0041】次に、光ディスク190の構成についてよ
り詳細に説明する。図8(a)及び(b)は本実施例に
おける光ディスク190のセクタの構成図である。同図
において、70はビームスポット、111,113及び
115は凹部、112及び114は凸部、116,11
7,118及び119は主情報信号部、120,121
及び122は識別信号部、126及び127は空白領域
であり、これらの構成は図4に示した第1の実施例にお
けるセクタの構成と同じであるので詳細な説明は省略す
る。210,211及び212は凹部111,113及
び115に形成されたアドレス領域で、図4(c)に示
したものと同じ構成をとっている。またトラック番号と
セクタ番号は図7に示したグレイコードパターンで表さ
れている。
【0042】このような構成においてアドレス信号の検
出がどのようにして行われるかを説明する。凹部11
1,113及び115上を再生するときは、アドレス領
域210,211及び212上をビームスポット70が
直接トレースし、これらの領域に記録されたセクタマー
ク,同期用パターン,アドレスマーク,トラック番号,
セクタ番号を再生することができる。再生されたトラッ
ク番号とセクタ番号のグレイコードは、メモリ等を用い
た変換テーブルによって通常のバイナリコードに変換さ
れる。一方、凸部112および114上を再生するとき
には、空白領域126及び127上をビームスポットが
トレースするが、このとき、第1の実施例において説明
したのと同様に、空白領域の両側のアドレス領域に記録
されている信号がクロストークとして再生される。この
ときのクロストーク信号と両側のアドレス領域のピット
配置との関係は図9のようになる。図9は凸部をビーム
スポットがトレースしたときの凹部上のピット配置と再
生信号波形の関係を示す図で、(a)がピットの配置
図、(b)が再生波形図である。(a)において、20
1,202,203及び204は凹部上に識別信号とし
て予め設けられたプリピットである。(b)において、
横軸がビームスポットのトラック方向位置、縦軸は再生
光量を表している。本実施例の光ディスク装置はCAV
制御であるから、アドレス領域のプリピットはすべて半
径方向に同一直線上に並ぶ。よって、一つの凸部のトラ
ックに注目したとき、両側の凹部のピットの配置は同図
の位置A及び位置Bのごとく両側の凹部のどちらか一方
にピットが存在するか、位置Cのごとく両側にピットが
存在するか、位置Dのごとく両側とも存在しないかのど
れかである。それぞれの場合でビームスポットが間の凸
部にあるときの再生光量は(b)のようになる。位置D
すなわち両側にピットが存在しないときの再生光量をV
0 として基準にとると、位置A及び位置Bでは隣の凹部
のピットによるビームの散乱により、図に示すαの分だ
け再生光量が減少し、位置Cでは両隣の凹部のピットに
よってビームが散乱されるため、αより大きいβの分だ
け再生光量が減少する。よって、再生信号を2値化する
ときに、同図に示すようにV0 からα/2だけ低いレベ
ルをしきい値としてデータスライスすれば、両側の凹部
のアドレス領域のピットの論理和の信号が再生されるこ
とになる。ところで、図4(c)で説明したアドレス領
域の信号のうちセクタマーク,同期信号パターン,アド
レスマークはすべてのセクタで同じピットパターンであ
るので、クロストークによる和信号もまた同じものであ
る。セクタ番号は、本実施例ではトラックを横切る方向
に隣合うセクタ同士はセクタ番号も同じであるから、ク
ロストークによる和信号もまた同じになる。一方、トラ
ック番号は図7に示したグレイコードパターンを用いて
おり、クロストークによる和信号は図10のようにな
る。図10は、(a)凹部の記録トラックに配したグレ
イコードと、(b)凸部の記録トラックにおけるクロス
トーク和信号の2値化コードである。(a)は図7に示
したグレイコードと同じもので、(b)は(a)の隣合
うトラック番号のコードの和演算を行ったものである。
以後これを、和算グレイコードと呼ぶ。グレイコードは
すべての隣接トラック同士で、単位パターンのいずれか
一つのビットの位置が1チャンネルビットだけ変化する
から、(b)からわかるように、和算グレイコード同士
でも同一のものはない。この和算グレイコードのコード
パターンを検出すれば両側の凹部のトラック番号も特定
でき、凸部のトラック番号も特定できる。このように、
グレイコードパターンによって、アドレス信号を検出す
ることができる。
【0043】以上のように構成した本実施例の光ディス
ク装置の動作を、図6に従って説明する。なお、本実施
例の光ディスク装置の動作は、基本的には図1に示した
第1の実施例の光ディスク装置と同じであるので詳細な
説明は省略し、それと異なる部分、すなわち、どのよう
に識別信号の検出が行われるかについて説明する。
【0044】記録/再生を開始するアドレスが指定され
ると、システムコントローラ195は指定されたアドレ
スのセクタが凸部にあるセクタか凹部にあるセクタか
を、アドレスマップ等を参照して判定する。凸部内アド
レスの時は制御信号L4を通じて極性反転回路50に入
力信号を極性反転させて出力させ、凹部内アドレスの時
は極性を変えずに出力させる。同時に、制御信号L8を
グレイコード復調回路192及び和算グレイコード復調
回路194に出力し、凹部内アドレスの時はグレイコー
ド復調回路192を動作状態、和算グレイコード復調回
路194を不動作状態にし、凸部内アドレスの時はグレ
イコード復調回路192を不動作状態、和算グレイコー
ド復調回路194を動作状態にする。この状態で粗サー
チが行われ、トラッキング引き込みが行われる。
【0045】再生信号は受光部14a,14bから加算
アンプ21、HFP22を経て第1の波形整形回路5
1、第4の波形整形回路191及び第5の波形整形回路
193へ入力される。ビームスポットが凹部の記録トラ
ックのアドレス領域をトレースする場合は、第4の波形
整形回路191が凹部のアドレス領域から再生された再
生信号を2値化してディジタル信号に波形整形し、これ
をグレイコード復調回路192に出力する。グレイコー
ド復調回路192は、グレイコードで表されたトラック
番号を、メモリなどで構成された変換テーブルによっ
て、システムコントローラ内で使用可能な通常のアドレ
スデータに変換し、セクタ番号などの他の識別信号とと
もにシステムコントローラ195に出力する。システム
コントローラ195はこれを現在アドレス値と見なして
以後の制御を行う。
【0046】一方、ビームスポットが凸部の記録トラッ
クをトレースする場合は、第5の波形整形回路193
が、凸部の両隣の凹部の識別信号部からのクロストーク
によって再生された再生信号を2値化してディジタル信
号に波形整形し、これを和算グレイコード復調回路19
4に出力する。和算グレイコード復調回路194は、図
10において説明した和算グレイコードで表されたトラ
ック番号を、メモリなどで構成された変換テーブルによ
って、システムコントローラ内で使用可能な通常のアド
レスデータに変換し、セクタ番号などの他の識別信号と
ともにシステムコントローラ195に出力する。システ
ムコントローラ195はこれを現在アドレス値と見なし
て以後の制御を行う。
【0047】以上のように本実施例における光ディスク
装置によれば、アドレス領域210及び211にプリピ
ットとして配するトラック番号にグレイコードを用いた
ことにより、ビームスポット70が凸部の記録トラック
112をトレースする場合、アドレス領域210及び2
11両方からのクロストーク成分を用いて、和算グレイ
コード復調回路194がアドレス情報を正確に復調する
ことができる。従って、凹部と凸部の両方の記録トラッ
クにおいてアドレス情報を得ることができるので、凹部
の記録トラックにのみアドレス領域を形成すればよく、
少ない工程数で光ディスクを製造できる。
【0048】なお、トラック番号に用いるアドレスコー
ドは、隣接する単位パターンの論理和によって生成され
るパターン同士が相互に異なっていれば、他のどのよう
なコードであってもよいことは言うまでもない。本実施
例に用いることが可能な他のグレイコードの例を図11
(a)〜(d)に示す。この他、例えば特開平3ー16
8927号公報に詳細に説明されているパターンも用い
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
クは、凹部と凸部のどちらの記録トラックにおいても識
別信号を再生できるので、凹部と凸部の記録トラックの
両方に識別信号を形成する必要がなく、少ない工程数で
光ディスクを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例に用いる光ディスクの構成を説
明するための拡大斜視図
【図3】同第1の実施例に用いる光ディスクの記録トラ
ックの構成を説明するための模式図
【図4】同第1の実施例に用いる光ディスクのセクタフ
ォーマットを説明するための模式図
【図5】同第1の実施例に用いる光ディスクの識別信号
部の詳細な構成図とその再生信号のタイミングチャート
【図6】本発明の第2の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図7】同第2の実施例の光ディスク装置に用いるグレ
イコードの一例を説明するための説明図
【図8】同第2の実施例に用いる光ディスクのセクタフ
ォーマットを説明するための模式図
【図9】同第2の実施例に用いる光ディスクのアドレス
領域において、凸部をビームスポットがトレースしたと
きの凹部上のピット配置と再生信号波形の関係を示す説
明図
【図10】同第2の実施例の光ディスク装置に用いるグ
レイコードとクロストークによる和算グレイコードを説
明するための説明図
【図11】同第2の実施例の光ディスク装置に用いるグ
レイコードの他の例を説明するための説明図
【図12】従来の光ディスクに用いる光ディスクの構成
を説明するための拡大斜視図
【図13】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック
【図14】従来の記録トラックの凹部と凸部の両方に信
号を記録する光ディスクの構成を説明するための拡大斜
視図
【符号の説明】
8 記録トラック 9,190 光ディスク 10 半導体レーザ 11 コリメートレンズ 12 ハーフミラー 13 対物レンズ 14 光検出器 14a,14b 受光部 15 アクチュエータ 16 光ヘッド 17 差動アンプ 18 ローパスフィルタ(LPF) 19 トラッキング制御回路 20 駆動回路 21 加算アンプ 22 ハイパスフィルタ(HPF) 25 アドレス再生回路 26 トラバース制御回路 27 トラバースモータ 28 スピンドルモータ 29 記録信号処理回路 31 LD駆動回路 40,61,71,73,75,111,113,11
5 凹部 41,62,72,74,112,114 凸部 50 極性反転回路 51 第1の波形整形回路 52 第2の波形整形回路 53 第1のセレクタ 54 ジャンプ制御回路 55 第2のセレクタ 56,195 システムコントローラ 60,201〜204 プリピット 80〜82,120〜122 識別信号部 83〜85,123〜125 アドレス領域 86〜90,126,127 空白領域 191 第4の波形整形回路 192 グレイコード復調回路 193 第5の波形整形回路 194 和算グレイコード復調回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク基板上にスパイラルもしくは同
    心円状に形成されたグルーブとランドの両方を記録トラ
    ックとし、少なくとも前記光ディスク上の一部の領域に
    おいて、識別信号領域と情報信号領域が各々放射状に形
    成された光ディスクであって、光ディスク上の位置情報
    を含む識別信号が、前記グルーブとランドのどちらか一
    方にのみ配置され、かつ半径方向に隣合わないようにト
    ラック方向に前後にずらして配置されたことを特徴とす
    る光ディスク。
  2. 【請求項2】 ディスク基板上にスパイラルもしくは同
    心円状に形成されたグルーブとランドの両方を記録トラ
    ックとし、少なくとも前記光ディスク上の一部の領域に
    おいて、識別信号領域と情報信号領域が各々放射状に形
    成された光ディスクであって、光ディスク上の位置情報
    などを含む識別信号が、前記グルーブと前記ランドのど
    ちらか一方にのみ配置されるとともに、隣接記録トラッ
    クごとに1ビットだけ異なる単位パターンを有しかつ所
    定の複数トラックごとに同じパターンが繰り返されるグ
    レイコードパターンを前記識別信号の少なくとも一部に
    用いたことを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 情報信号が記録される記録層の材料とし
    て、アモルファスと結晶間で状態変化を起こす相変化型
    媒体を用いたことを特徴とする請求項1または2記載
    光ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載 の光ディスクに情
    報信号を記録または/および再生または/および消去す
    る光ディスク装置であって、光源より発生した光ビーム
    を前記光ディスクの記録トラック上に照射するための光
    学系と、前記光ディスクからの前記光ビームの反射光を
    検出し、光検出信号を出力する光検出手段と、前記光検
    出手段が出力した光検出信号から識別信号を取り出す識
    別信号読み取り手段とを備え、前記識別信号読み取り手
    段は、光ビームが識別信号の配置された方の記録トラッ
    ク上を走査しているときには、識別信号によって振幅変
    調をうけた光検出信号から位置情報を読みとり、識別信
    号が配置されていない方の記録トラック上を走査してい
    るときは、隣接する記録トラックに配置された識別信号
    によって振幅変調を受けた光検出信号から位置情報を読
    みとることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 記録トラック上に情報信号を記録する記
    録手段と、識別信号領域には前記情報信号を記録しない
    よう前記記録手段を制御する記録制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載 の光ディスクの上
    をシークする光ディスク装置であって、微調信号に応じ
    て光ビームが記録トラック上を走査するように位置制御
    せしめる第1の光ビーム位置決め手段と、粗調信号に応
    じて前記光ビームを複数の記録トラックに渡って横切る
    方向に移動せしめる第2の光ビーム位置決め手段とを備
    え、記録トラックを半径方向に移動する場合において、
    グルーブからグルーブ、もしくはランドからランドに前
    記光ビームを移動させるときは、目標の記録トラックに
    直接前記光ビームを移動させるよう、前記粗調信号を前
    記第2の光ビーム位置決め手段に出力し、また、グルー
    ブからランド、もしくはランドからグルーブに前記光ビ
    ームを移動させるときは、目標の記録トラックに隣接す
    る記録トラックに前記光ビームを移動させるように前記
    粗調信号を前記第2の光ビーム位置決め手段に出力し、
    その後、前記光ビームを前記記録トラックのピッチの半
    分だけ前記目標の記録トラックに向かって移動せしめる
    よう前記微調信号を前記第1の光ビーム位置決め手段に
    出力するシーク制御手段とを備えたことを特徴とする光
    ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載 の光ディスクの上
    をシークするシーク方法であって、グルーブからグルー
    ブ、もしくはランドからランドに光ビームを移動させる
    ときは、目標の記録トラックに直接前記光ビームを移動
    させるようにし、また、グルーブからランド、もしくは
    ランドからグルーブに前記光ビームを移動させるとき
    は、目標の記録トラックに隣接する記録トラックに前記
    光ビームを移動させるようにし、その後、前記光ビーム
    を前記記録トラックのピッチの半分だけ前記目標の記録
    トラックに向かって移動せしめるようにするシーク方
    法。
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