JP2002091721A - 画像データ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像データ制御装置及び画像形成装置

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JP2002091721A
JP2002091721A JP2000276815A JP2000276815A JP2002091721A JP 2002091721 A JP2002091721 A JP 2002091721A JP 2000276815 A JP2000276815 A JP 2000276815A JP 2000276815 A JP2000276815 A JP 2000276815A JP 2002091721 A JP2002091721 A JP 2002091721A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数部の画像を一部ごとに形成する機能を用
いる際に、二部目以降の画像形成のためにPDL等の印
刷データや展開後のイメージデータを記憶するメモリの
容量増大を抑制しながら、生産性劣化を防止することが
できる画像データ制御装置、及び画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 PDL(ページ記述言語)をイメージデ
ータに変換して画像形成に供する処理を制御する画像デ
ータ制御装置において、複数部の画像を形成するべく印
刷データメモリ421に画像データを記憶するに際し、
PDLの形式で記憶するかイメージデータの形式で記憶
するかを、イメージデータへの変換に要する第1の時間
と、変換の後の画像形成に関する第2の時間と、それま
での画像についての決定結果との少なくとも一部を参照
して、所定の条件を満足するか否かにより画像ごとに決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形成すべき画像を
表すページ記述言語(PDL)などで表された印刷デー
タを、ビットマップなどで表されたイメージデータに変
換し、画像形成装置に設けられる画像形成部へと送出す
る処理を制御する画像データ制御装置、及び当該画像デ
ータ制御装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、プリンタなどの
画像形成装置をLANなどのネットワークに接続し、複
数のパーソナル・コンピュータ(PC)などの端末装置
で当該画像形成装置を共用する画像形成システムが広く
実用化されている。このようにネットワークに画像形成
装置を接続した場合、端末装置から画像形成装置に画像
を表すデータを転送するに際し、ビットマップなど、既
に展開されたイメージデータの形式で転送すると転送す
べきデータ量が膨大となり、ネットワークの利用効率の
低下を招くことになる。従って、例えばページ記述言語
(PDL)と呼ばれる言語などで表現された、画像を表
すデータ(以下、「印刷データ」という。)の形式で転
送して、画像形成装置の側でイメージデータに展開する
のが一般的である。
【0003】一方、最近の画像形成装置では、いわゆる
電子ソート機能と呼ばれる機能を備えているものが多
い。ここで、電子ソート機能とは、複数枚の画像を複数
部形成する場合に、一枚の画像ごとに複数枚ずつ形成し
ていくのではなく、一部ごとに複数部形成する機能をい
う。従って、例えば端末装置から複数部の印刷指示がな
された場合など、電子ソート機能を用いる場合には、最
初の一部についての画像形成が終了しても、二部目以降
の画像形成のために印刷データ若しくはイメージデータ
(以下、両者をあわせて「画像データ」という。)を、
画像形成装置側に記憶しておくのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像データ
を画像形成装置側で記憶するに際しては、画像データを
印刷データの形式で記憶するか、既に展開されたイメー
ジデータの形式で記憶するかが問題となる。もっとも、
画像形成をより迅速に行うという生産性の観点からすれ
ば、全ての画像データをイメージデータの形式で保持す
ることが理想的であることは容易に想像できる。二部目
以降の画像形成の際に再度イメージデータの展開を行う
必要がなく、間断の無い画像形成を行うことが可能だか
らである。
【0005】しかし、イメージデータは印刷データに比
べてデータ量が膨大となる場合がほとんどであるから、
全ての画像データをイメージデータの形式で保持するに
は、画像メモリなどの記憶手段の容量を大きくする必要
が生じ、画像形成装置のコスト抑制の観点からは好まし
くない。一方、記憶手段の容量を削減すべく全ての画像
データを印刷データの形式で保存することも考えられる
が、その場合には画像形成の生産性低下を招来する場合
がある。即ち、画像の中にはイメージデータへの展開に
比較的長い時間を要するものも存在し、それ以前の画像
の形成が既に終了しているにも拘らず、展開に長時間を
有する印刷データの展開が完了するまで、当該画像デー
タについての画像形成を行うことができない場合が生じ
得るからである。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、記憶手段の容量増大を抑制しなが
ら、画像形成の生産性劣化を防止することができる画像
データ制御装置、及び画像形成装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像データ制御装置は、形成すべき画
像を表す第1の形式のデータを第2の形式のデータに変
換し、画像形成装置に設けられる画像形成部へと送出す
る処理を制御する画像データ制御装置において、M枚
(M>1)の画像について、前記第1の形式のデータを
前記第2の形式のデータに変換する変換手段と、変換さ
れた第2の形式のデータを前記画像形成部へと送出する
送出手段と、前記変換手段による変換に要する第1の時
間を、画像ごとに計測する第1時間計測手段と、前記変
換手段による変換の後の画像形成に関する第2の時間を
取得する第2時間取得手段と、前記M枚の画像を表すデ
ータを記憶する記憶手段と、前記M枚の画像をN部(N
>1)形成するべく、n部目(1≦n<N)の画像形成
が終了した後も前記画像を表すデータを前記記憶手段に
記憶しておくに際し、前記第2の形式のデータを記憶し
ておくか否かを画像ごとに決定する決定手段とを備え、
当該決定手段は、m−1枚目までの画像についての前記
第1の時間と、前記第2の時間と、m−1枚目までの画
像に対する当該決定手段の決定の結果との少なくとも一
部を参照して求められた時間と、m枚目の画像について
の前記第1の時間とを比較した結果に基づいて、m枚目
の画像について前記第2の形式のデータを記憶しておく
か否かを決定することを特徴としている。
【0008】この構成では、n+1部目の画像形成に備
えて画像データを記憶手段に記憶しておく場合、m枚目
の画像について変換後の第2の形式のデータを記憶して
おくか否かを、m−1枚目までの画像についての変換に
要した時間と、変換後の画像形成に関する時間と、m−
1枚目までの画像についての決定結果との少なくとも一
部を参照して求められた時間と、m枚目の画像の変換に
要する時間とを比較した結果に基づいて決定する。
【0009】後述する如く具体的な決定の方法は種々考
えられるが、上記のように決定した場合、少なくともあ
らゆる場合において全ての画像について第2の形式のデ
ータが記憶されるわけではないから、記憶手段の容量増
大を抑制できるとともに、一のページの画像形成よりも
次のページの画像データの変換が遅れることに起因する
画像形成部の空き時間(動作しない時間)が発生するこ
とを極力防止するような決定を行うことができるように
なるため、もって画像形成の生産性の劣化を防止するよ
うにしたものである。
【0010】ここで、「画像形成に関する第2の時間」
としては、画像データ制御装置ないし画像形成装置の構
成等と相俟って種々の時間を適用することが可能であ
り、特に限定されるわけではない。あえて具体例を挙げ
るとすれば、一のページに対応する画像データの変換の
終了のタイミング(以下、「変換終了時」という。)か
ら、当該ページについて、変換後のデータが記憶される
バッファメモリから画像形成部へのデータの送出が終了
するタイミングまでの時間や、いわゆる電子写真方式の
画像形成部を備える場合であれば、変換終了時から当該
ページについての半導体レーザの動作が終了するまでの
時間などが考えられる。なお、この第2の時間について
は必ずしも実測する必要はなく、用紙のサイズ、解像
度、モノクロ・カラーの別などに基づいて予め保持して
いる値を取得するようにしてもよいし、簡易型の装置で
あれば固定値としてよい場合(固定値の参照は「取得」
に含む。)も有り得る。
【0011】なお、1枚目の画像については、いずれの
形式で記憶するかを予め決定しておくことが好ましく、
画像形成の生産性を考慮すれば、通常は第2の形式で記
憶することが好ましい場合が多いと考えられるが、それ
に限定されるわけではない。また、予め決定しない場合
でも、例えば、1枚目の画像の変換に要する時間が所定
の時間よりも短い場合には第1の形式で保持する、とい
った決定方法も考えられる。
【0012】決定手段による具体的な決定方法の一例と
して、前記決定手段は、m−1枚目の画像までの前記第
2の時間の総和から、m−1枚目までの画像のなかで、
第2の形式で記憶しないと決定された画像についての前
記第1の時間の総和を減算した値より、m枚目の画像に
ついての前記第1の時間が大きいか否かを判定し、大き
い場合にはm枚目の画像を第2の形式で記憶し、それ以
外の場合にはm枚目の画像を第2の形式で記憶しないよ
うに決定することができる。
【0013】この方法は、変換手段が、第2の形式で記
憶されない画像データを連続的に順次変換するとした場
合に前記空き時間が発生しないようにするという考え方
に基づくもので、前記空き時間が発生しないような決定
をしても、比較的多くの画像について、第2の画像を記
憶しないと決定されることになると考えられる方法であ
り、記憶手段の容量増大の抑制を重視する方法と言え
る。
【0014】また、前記決定手段は、m−1枚目の画像
を第2の形式で記憶しないと決定した場合には、m枚目
の画像を第2の形式で記憶すると決定し、m−1枚目の
画像を第2の形式で記憶すると決定した場合には、m−
1枚目よりも前の画像であって第2の形式のデータが記
憶されない直近の画像を探索した後、当該探索された画
像の次の画像からm−1枚目の画像までの前記第2の時
間の総和よりm枚目の画像についての前記第1の時間の
方が大きいか否か判定し、大きい場合にはm枚目の画像
を第2の形式で記憶し、それ以外の場合にはm枚目の画
像を第2の形式で記憶しないように決定することもでき
る。
【0015】この方法は、特に送出手段が変換後の第2
の形式のデータを記憶するバッファメモリを有している
ような場合に、当該バッファメモリの容量を最小とする
ために有効である。即ち、m−1枚目の画像を第2の形
式で記憶しないと決定した場合、当該m−1枚目の画像
については次回の画像形成の際にもデータの変換が行わ
れ前記バッファメモリに格納されることとなるが、m枚
目の画像についても、第2の形式のデータを記憶せずデ
ータの変換を行うとすると、m−1枚目の画像が、まだ
バッファメモリに存在する場合でも、m枚目の画像のバ
ッファメモリへの格納が開始される場合があり、そのた
め、複数枚の画像が格納可能なバッファメモリを搭載す
る必要が生じる。
【0016】詳細については後述するが、上記の方法に
よれば、m−1枚目の画像がバッファメモリに存在する
場合には、m枚目の画像のデータの変換がなされないよ
うに制御されることとなり、もってバッファメモリの容
量を最小にしても画像形成の生産性の劣化が防止できる
ようになっている。前記したバッファメモリを備える場
合には、特に、前記第2時間取得手段は、前記変換手段
による変換の終了から、前記バッファメモリからの第2
の形式のデータの送出が終了するまでの時間を前記第2
の時間として取得することが好ましい。前記空き時間の
発生を防止するために好適であると考えられるからであ
るが、これに限定されないことは前述の通りである。
【0017】なお、第2の形式のデータが、第1の形式
のデータよりもデータ量が多くなるような場合に、本願
発明による記憶手段の容量増大を抑制するという効果は
特に大きくなり、具体的には、前記変換手段は、第1の
形式のデータとしてのページ記述言語で表されたデータ
を、第2の形式のデータとしてのビットマップで表され
たデータに変換する形態が利用されるのが一般的である
と思われるが、それに限定されず、例えば第1の形式の
データが圧縮されたものであり、第2の形式のデータは
それを伸張したものであるような場合にも適用すること
が可能である。
【0018】また、一般的にはn=1とすること、即ち
1部目の画像形成の際に計測した前記第1の時間等を参
照して、2部目以降の画像形成のために記憶するデータ
の形式を決定することが好ましいであろうが、これに限
定されるわけではない。また、前記決定手段はさらに、
第2の形式で記憶すると決定した画像については、第1
の形式のデータを前記記憶手段から削除する削除手段を
有することが好ましい。記憶手段の容量増大を抑制する
効果を、より大きくするためである。
【0019】また、本発明の画像形成装置は、M枚(M
>1)の画像をN部(N>1)形成すべく、n部(1≦
n<N)画像を形成した後も前記M枚の画像に対応する
データを記憶することが可能な記憶手段を有する画像形
成装置において、上記した本発明に係る画像データ制御
装置を用いて、前記記憶手段に記憶するデータの形式を
決定することを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像データ制
御装置及び当該画像データ制御装置を備える画像形成装
置の実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。 (実施の形態1) (1)画像形成システムの全体構成 まず、本実施の形態の画像データ制御装置を搭載した画
像形成装置を含む画像形成システムについて説明する。
図1は、画像形成システムの全体構成を示すブロック図
である。
【0021】同図に示されるように、画像形成システム
は、原稿を読み取って生成した画像データや、外部から
転送されてきたデータに基づいて画像形成を行うデジタ
ル複写機(以下、単に「複写機」という。)100、ワ
ードプロセッサや描画用ソフトウェアなどのアプリケー
ションを利用して作成、編集した原稿に対応する画像デ
ータを、前記印刷データに変換するソフトウェア(以
下、「プリンタドライバ」という。)がインストールさ
れたPC等の端末装置200、前記端末装置200から
LAN等のネットワーク500を介して転送された印刷
データを一旦スプーリングし、順次複写機100へと転
送するプリントサーバ300を含んでいる。なお、印刷
データの表現方式としては、例えばポストスクリプト
(アドビ システムズ インコーポレイテッドの登録商
標)などを利用することができる。
【0022】また、同図には、画像形成装置としての複
写機100が1台、端末装置200が1台のみ図示され
ているが、これらは、複数台接続することが可能である
他、電話回線などを介して外部の装置と接続するように
することもできる。端末装置200にインストールされ
たアプリケーションで作成、編集された文書などの原稿
画像データは、プリンタドライバにより前記PDLなど
の所定の形式の印刷データに変換されてプリントサーバ
300へと転送される。プリントサーバ300に転送さ
れた印刷データは、プリントサーバ300に備えられた
HDD(ハードディスクドライブ)やRAMなどの記憶
装置に一旦スプーリングされ、順次、複写機100へと
送られて画像形成に供される。
【0023】(2)複写機100の構成 次に、本実施の形態の複写機100の構成について説明
する。図2は、複写機100の全体構成を示す概略断面
図である。同図に示されるように、複写機100は、原
稿自動搬送装置(以下、「ADF」という。)10、原
稿読取部30、ネットワーク管理部40、画像形成部5
0、給紙部70を含んでいる。
【0024】ADF10は、原稿を自動的に原稿読取部
30に搬送する装置である。即ち、原稿トレイ11上に
載置された原稿が、搬送ベルト12によって、プラテン
ガラス31上の原稿読み取り位置まで搬送される。原稿
読み取り位置に搬送された原稿は、原稿読取部30に備
えられたスキャナ32によりスキャンされた後、再び、
搬送ベルト12により図の右方向に送られ、原稿排紙ト
レイ13上に排出される。
【0025】原稿読取部30は、上記プラテンガラス3
1上の原稿読み取り位置に搬送された原稿の画像を光学
的に読み取るものであって、前記スキャナ32やCCD
センサ38、スキャナモータM2などから構成される。
スキャナ32には、露光ランプ33と、当該露光ランプ
33の照射による原稿からの反射光をプラテンガラス3
1に平行な方向に光路変更するミラー34が設けられ、
スキャナモータM2の駆動で図の矢印a方向に移動する
ことによりプラテンガラス31上の原稿をスキャンす
る。原稿からの反射光はミラー34に反射された後、さ
らにミラー35、36および集光レンズ37を介してC
CDセンサ38まで導かれ、ここで電気信号に変換され
て画像データが生成される。
【0026】なお、生成された画像データは、画像処理
部39においてA/D変換されてデジタル信号となり、
さらにシェーディング補正や濃度変換処理等の公知の画
像処理を施された後、メモリユニット45に格納され
る。メモリユニット45に格納された画像データは、印
字処理部46を介して後述するレーザダイオード(以
下、「LD」と表記する。)51の駆動信号を生成し、
当該駆動信号に基づいて、画像形成部50による画像形
成がなされる。
【0027】ネットワーク管理部40は、プリントサー
バ300より転送された印刷データをネットワーク50
0を介して受信する印刷データ受信部41と、印刷デー
タから、ビットマップ等のイメージデータへの展開など
を行う画像データ制御部42を含んでいる。画像データ
制御部42により展開されたイメージデータは、印字処
理部46に送られ、画像形成に供される。
【0028】画像形成部50は、公知の電子写真方式に
より記録シート上に画像を形成するものである。前記し
たように、印字処理部46は、メモリユニット45に格
納された画像データや、画像データ制御部42から送ら
れてきたイメージデータに基づいてLD51の駆動信号
を生成し、当該駆動信号に基づいてLD51が駆動し、
レーザ光を出射させる。当該レーザ光は、所定の角速度
で回転するポリゴンミラー52側面のミラー面で反射さ
れ、fθレンズ53、ミラー54、55を介して、矢印
b方向に回転駆動される感光体ドラム56の表面を露光
走査する。
【0029】この感光体ドラム56の周辺には、クリー
ニング部57、イレーサランプ(図示せず)、帯電チャ
ージャ58、現像器59が設けられているが、これらの
動作については詳細な説明を省略する。給紙部70に
は、2つのカセット71、72が設けられており、上記
感光体ドラム56の露光および現像の動作と同期して、
必要なサイズの記録シートが、カセット71、72のい
ずれかから給紙される。給紙された記録シートは、感光
体ドラム56の下方に搬送され、感光体ドラム56表面
に形成されたトナー像が当該記録シート表面に転写され
る。
【0030】その後、記録シートは感光体ドラム56の
表面から分離され、搬送ベルト62により定着部63へ
と搬送される。定着部63において、記録シート表面に
転写されたトナー像が定着され、定着後の記録シート
は、排紙トレイ66上に排出される。なお、以上のよう
な用紙搬送、及び感光体ドラム56の駆動はメインモー
タM1にて制御される。
【0031】なお、本実施の形態の複写機100は、原
稿読取部30にて読み取られた複数枚の一連の原稿群に
基づく複数枚の画像や、ネットワーク500を介して送
信されてきた複数ページの原稿に対応する画像などを、
一部ごとに複数部形成することができるいわゆる電子ソ
ート機能を備えている。この電子ソート機能を用いる場
合には、一度画像形成を終了した画像について再度の画
像形成が行われるため、画像形成装置内に画像のデータ
を記憶しておくのが通常であり、特にネットワーク50
0を介して送信されてきたPDL等の印刷データを、当
該PDL等の形式で記憶するか、展開後のイメージデー
タの形式で記憶するかを新規な方法により決定するとこ
ろが本願発明の骨子である。即ち、本願発明の方法で記
憶するデータの形式を決定することにより、メモリ等の
記憶手段の容量増大を抑制しつつ、画像形成の生産性の
劣化を防止するようにしたものである。
【0032】(3)画像データ制御部42の構成 次に、上記本発明の骨子をなす画像データ制御部42の
詳細構成について説明する。図3は、本実施の形態の画
像データ制御部42の構成を示す機能ブロック図であ
る。画像データ制御部42は、印刷データメモリ42
1、データ展開制御部422、バッファメモリ423を
含んでいる。
【0033】印刷データメモリ421には、印刷データ
受信部41にて受信された印刷データと、一旦データ展
開制御部422により展開され、以後、例えば複数部の
画像形成を行うためにイメージデータの形式で保存され
るデータとが格納される。具体的には、各種RAMやH
DDなどを用いることができる。図中、説明の便宜のた
め、印刷データ領域421aとイメージデータ領域42
1bとを点線で区切って図示しているが、物理的には、
両形式のデータは混在していても構わない。また、以
下、m枚目の画像の印刷データをPm、m枚目の画像の
イメージデータをMmで表す場合がある。図3において
も同様である。
【0034】データ展開制御部422は、印刷データP
mからイメージデータMmへの展開及び印字処理部46
との中間に備えられるバッファメモリ423へのイメー
ジデータの格納を制御する。図4は、データ展開制御部
422の構成の詳細を示す図である。データ展開制御部
422は、データ展開部501、展開時間計測部50
2、送出時間計測部503、保存形式判定部504、画
像データ削除部505を有している。
【0035】データ展開部501は、印刷データをペー
ジごとにイメージデータに展開してバッファメモリ42
3に格納するとともに、印刷データメモリ421にも一
旦イメージデータを格納する。展開時間計測部502
は、データ展開部501による印刷データの展開に要す
る時間を画像ごとに計測し、保存形式判定部504へと
送る。展開時間計測部502により計測される時間を、
以下、「展開時間」という。
【0036】送出時間計測部503は、データ展開部5
01による展開が終了してから、バッファメモリ423
から印字処理部46へのデータの送出が完了するまでに
要する時間を画像ごとに計測する。送出時間計測部50
3により計測される時間を、以下、「送出時間」とい
う。送出時間も展開時間と同様に保存形式判定部504
へと送られる。
【0037】保存形式判定部504は、複数枚の画像に
ついて計測された展開時間及び送出時間を一時的に記憶
する不図示の記憶手段が利用可能な構成となっており、
前記二種類の時間に関する情報に基づいて、印刷データ
メモリ421に印刷データの形式で保存するか、イメー
ジデータの形式で保存するかを判定する。この判定の方
法については後に詳細に説明する。印刷データメモリ4
21に保存されたデータは、既に画像形成がなされた画
像を再度形成しようとする場合、具体的には、例えば複
数部の画像形成を行う場合の二部目以降の画像形成の場
合に用いられる。この場合、印刷データの形式で保存さ
れている画像については、再度の画像形成に際して、再
度データ展開部501により展開されて利用されるが、
イメージデータの形式で保存されている画像について
は、そのまま再度の画像形成に利用することができ、も
って展開時間が不要になることとなる。なお、図中、バ
ッファメモリ423を経由せず、イメージデータを直接
印字処理部46に転送する径路については図示を省略し
ている。
【0038】画像データ削除部505は、保存形式判定
部504により、印刷データの形式で保存すると判定さ
れた画像についてのイメージデータ、及びイメージデー
タの形式で保存すると判定された画像についての印刷デ
ータを印刷データメモリ421から削除する。これによ
り、例えば図3に示すように、印刷データメモリ421
に格納される画像の重複がなくなることとなる。もっと
も、イメージデータと比較すれば印刷データの記憶に要
する容量は小さい場合が通常であるから、印刷データに
ついては、全画像について保存するようにしてもよい。
【0039】(4)画像データ制御部42での処理内容 次に、画像データ制御部42で行われる具体的な処理内
容の詳細について説明する。なお、画像データ制御部4
2の具体的な処理として重要なのは、n部目(本実施の
形態では一部目)の画像が形成される際に展開時間と送
出時間とを計測し、それらの結果等に基づいて、以後
(本実施の形態では二部目以降)の画像形成に備えて印
刷データの形式で画像データを保存するか、イメージデ
ータの形式で画像データを保存するかを制御する処理で
あるから、以下の説明は当該保存形式判定処理を中心と
して行う。
【0040】図5は、本実施の形態における保存形式判
定処理の内容を示すフローチャートである。この処理
は、例えばm枚目(m>1)の画像について、印刷デー
タからイメージデータへの展開が終了し、かつ、m−1
枚目の画像についてのイメージデータが、バッファメモ
リ423から印字処理部46に全て送出された後に行う
ことができる。このときm枚目の画像についての展開時
間Cm、及びm−1枚目の画像についての送出時間T
(m−1)の計測が終了するからである。なお、1枚目
の画像については保存方法を予め決定しておくことが好
ましい。二部目以降の生産性を考慮すれば、通常はイメ
ージデータの形式で保存することが好ましいが、印刷デ
ータの形式で保存するようにしてもよいし、1枚目の画
像の展開時間C1が所定の値より大きい場合にイメージ
データの形式で保存する、といった方法も考えられる。
【0041】保存形式判定処理では、まず、m−1枚目
までの画像についての送出時間の総計ΣT(m−1)を
算出する(S101)。算出された値を、以下「総送出
時間という。次に、m−1枚目までの画像について、印
刷データの形式で保存されると決定された画像について
の展開時間の総計を算出する(S102)。図中、便宜
上ΣC(m−1)と表しているが、イメージデータの形
式で保存される画像については、二部目以降についての
展開時間は発生しないことから、この展開時間の総計
(以下、「総展開時間」という。)からは除かれる。以
下、m−1枚目までの画像について、上記のように算出
された総送出時間を単にΣT、総展開時間を単にΣCと
表す。
【0042】次に、m枚目の画像についての展開時間C
mが、総送出時間ΣTと総展開時間ΣCとの差より大き
いか否かを判定する(S103)。この判定の結果によ
り、m枚目の画像データが印刷データの形式で保存され
るか、イメージデータの形式で保存されるかが決定され
る。この判定の意味について、以下に詳細に説明する。
【0043】図6は、本実施の形態の判定方法について
説明するためのタイミングチャートである。同図におい
て、タイミングAまでに1枚目の画像の展開が終了して
おり、タイミングAから1枚目の画像のバッファメモリ
423から印字処理部46への送出(以下、単に「送
出」という。)が開始されたものとする。なお、本実施
の形態ではバッファメモリ423として、複数枚の画像
が格納可能な容量を備えるものを用いており、1枚目の
画像の送出が開始すると同時に2枚目の画像の印刷デー
タの展開及びバッファメモリ423への格納を開始でき
るものとする。
【0044】同図の例では、1枚目の画像の送出時間T
1は、2枚目の画像の展開時間C2よりも長いため、1
枚目の画像の送出完了よりも早いタイミングで2枚目の
画像の展開が終了する。従って、1枚目の画像の送出が
完了すると、すぐに2枚目の画像の送出を開始すること
ができる。この場合には、2枚目の画像をイメージデー
タの形式で保存しなくても画像形成の生産性が劣化しな
いため、2枚目の画像は印刷データの形式で保存すると
決定する。
【0045】一方、同図の例では、3枚目の画像の展開
時間C3が長いため、2枚目の画像の送出が終了して
も、すぐに3枚目の画像の送出を開始することができ
ず、3枚目の画像の送出の開始までに空き時間が生じる
ことになる。この空き時間は画像形成の生産性の劣化を
意味するものであるから、このような場合には3枚目の
画像はイメージデータの形式で保存することが好ましい
ことになる。
【0046】このような判断を行うのが、ステップS1
03の比較処理である。即ち、m枚目の画像の展開時間
Cmが、m−1枚目までの画像の送出時間の総計から、
m−1枚目までに発生する展開時間の総計を減算した時
間(図6において、タイミングBからタイミングCまで
の時間)よりも長い場合には、m枚目の画像については
イメージデータの形式で保存するようにしたものであ
る。図6に示されるように、m枚目の画像の展開処理が
m−1枚目の画像の送出完了よりも早いか若しくは同時
に終了するのであれば、m枚目の画像の送出開始までの
空き時間は生じないからである。なお、1枚目の画像を
いずれの形式で保存するかについては、予め決定してお
くことが好ましく、本実施の形態では画像形成の生産性
を重視して、1枚目の画像についてはイメージデータの
形式で保存することとしている。
【0047】図5のフローチャートへと戻って、以上の
判定の結果、CmがΣT−ΣCよりも大きい場合(S1
03:Yes)には、m枚目の画像データをイメージデ
ータで保存すべく、m枚目の画像の印刷データを削除し
(S104)、逆の場合には、m枚目の画像のイメージ
データを削除する(S105)。ステップS104は省
略して印刷データは保存しておくようにしてもよいのは
前述の通りである。
【0048】以上に説明したように、本実施の形態の画
像データ制御を行うことにより、画像データを可能な限
り印刷データの形式で保存することができるから、印刷
データメモリ421の容量の増大を抑制しながら、生産
性の劣化を招来する場合にはイメージデータの形式で保
存するため、生産性の劣化も防止することができる。な
お、保存すべき画像の量によっては、例えばイメージデ
ータの形式で保存する画像の量が多くなった場合など、
全画像のデータが印刷データメモリ421に格納しきれ
なくなるような場合も考えられるので、その場合には、
イメージデータが一定以上の容量を占めないような制御
を行い、例えば、本来イメージデータの形式で保存する
ことが生産性の観点からは好ましい場合でも、印刷デー
タの形式で保存するようにするなどの処理を行うことが
好ましい。
【0049】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。前述の如く、第1の実施の
形態では、m−1枚目の画像の送出が終了する以前にm
枚目の画像の展開が終了するか否かを判定し、終了する
場合には印刷データの形式で保存するという方法を用い
た。この方法では、生産性を落とさない範囲で可能な限
り印刷データを記憶することができるため、印刷データ
メモリ421の容量増大の抑制には効果的なのである
が、一方でm−1枚目の画像の送出終了前にm枚目の画
像のイメージデータがバッファメモリ423に格納され
る場合が生じ得るため、バッファメモリ423として複
数以上の画像を記憶することができるものを備える必要
がある。
【0050】即ち、図7に示す例では、2枚目以降6枚
目までの画像については、第1の実施の形態の方法によ
る判定では、全て印刷データの形式で保持されることと
なる。一方、画像形成に際しては、6枚目の画像が展開
される際には、既にバッファメモリ423に4枚目及び
5枚目の画像のイメージデータが展開されて格納されて
いることとなるため、例えば図中Dで示されるタイミン
グでは、バッファメモリ423の容量として画像3枚分
の領域を確保する必要がある。バッファメモリ423と
して用いられる記憶素子は、印刷データメモリ421と
比較して高コストとなる場合も多く、結果として画像形
成装置のコスト上昇の要因となり得る。
【0051】そこで、本実施の形態では、バッファメモ
リ423の容量を最小に抑えながら、生産性の劣化を防
止する方法について説明する。図8は、本実施の形態に
おける保存形式判定処理の内容を示すフローチャートで
ある。なお、1枚目の画像については、予め保存形式を
決定しておくことが好ましいのは第1の実施の形態と同
様であり、通常はイメージデータの形式で保存すること
が好ましいと考えられるため、本実施の形態では1枚目
の画像についてはイメージデータの形式で保存するもの
とする。
【0052】本実施の形態では、m枚目の画像の保存形
式を判定するに際し、まず、その画像の直前の画像であ
るm−1枚目の画像の保存形式を参照し(S201)、
m−1枚目の画像が印刷データの形式で保存される場合
には(S201:Yes)、m枚目の画像はイメージデ
ータの形式で保存する。従って、印刷データを削除して
いるが(S205)、この削除処理を省略してもよいこ
とは第1の実施の形態と同様である。
【0053】一方、m−1枚目の画像がイメージデータ
の形式で保存されるものである場合には、以下のように
m枚目の画像の保存形式を判定する。即ち、m枚目の画
像よりも前の画像であって、印刷データで保存される画
像が何枚前の画像であるかを探索する(S202)。こ
こで、探索された画像のデータを、以下、直近印刷デー
タという。
【0054】次に、直近印刷データの後の画像からm−
1枚目の画像までについての総送出時間ΣTを算出する
(S203)。なお、この場合、算出の対象となる画像
は、全てイメージデータで保存されるものである。そし
て算出されたΣTとm枚目の画像の展開時間Cmとを比
較し(S204)、Cmの方が大きい場合には(S20
4:Yes)、イメージデータで保存すると決定して印
刷データを削除し(S205)、それ以外の場合には
(S204:No)、印刷データの形式で保存すると決
定して印刷データメモリ421中のイメージデータを削
除する(S206)。
【0055】このように印刷データの形式で保存するよ
うにした画像の次の画像についてはイメージデータで保
存し、イメージデータの形式で保存するようにした画像
の次の画像について上記のように判定するようにした理
由について、以下に説明する。即ち、例えば図6の例に
おいて、2枚目の画像を印刷データの形式で記憶すると
決定した場合、3枚目の画像も印刷データの形式で記憶
すると、2枚目の画像がバッファメモリ423から送出
されないうちに、3枚目の画像が展開されバッファメモ
リ423に格納されることとなって、バッファメモリ4
23の容量として複数枚の画像分の容量を確保する必要
が生じる。
【0056】しかしながら、バッファメモリ423の容
量を最小にしようとするのであれば、2枚目の画像に対
応するイメージデータの送出が終了するまで、別の画像
の展開を行うべきではない。一方、この場合、3枚目の
画像を印刷データで保持するとなると、2枚目の画像の
イメージデータの送出が終了したタイミングから3枚目
の画像の展開が開始することとなり、画像形成の生産性
は著しく低下する。
【0057】従って、本実施の形態では、まず印刷デー
タで記憶する画像の次の画像については、無条件にイメ
ージデータの形式で記憶するようにしたものである。こ
のようにすることで、上記の例であれば、2枚目の画像
に対応するイメージデータの送出が終了した後、すぐに
3枚目の画像形成を開始することができるため、生産性
の劣化を招来しないからである。
【0058】ここで、4枚目の画像についてはどのよう
に判断すべきかが問題となるが、この判断を行うのが上
記図8のステップS202〜S204の処理である。こ
の処理について図9を参照しながら説明する。同図の例
においては2枚目の画像が印刷データで保存されてお
り、直近印刷データは2枚目の画像データとなる。従っ
て、3枚目の画像の送出時間(T3)と、4枚目の画像
の展開時間(C4)とが比較される。
【0059】同図に示されるように、C4がT3よりも
大きい場合、4枚目の画像を印刷データで保存すると、
3枚目の画像データの送出が終了しても(タイミング
G)、4枚目の画像データの送出を開始することができ
ず、画像形成の生産性が劣化する。4枚目の画像の展開
終了のタイミングFまで、4枚目の画像の送出をするこ
とができないからである。
【0060】従って、C4>T3の場合には、4枚目の
画像をイメージデータで保存することとしたものであ
る。それ以外の場合には4枚目の画像を印刷データで保
存しても生産性は劣化しないため、印刷データで保存す
る。また、4枚目のデータをイメージデータで保存した
場合には、5枚目の画像については、2枚目のデータの
送出が終了した時点(タイミングE)から展開を開始す
ることができるため、当該5枚目の画像の展開時間(C
5)と、(T3+T4)とを比較することにより、5枚
目の画像の保存形式を決定することとなる(S20
4)。
【0061】以上に説明したように、本実施の形態の方
法によれば、画像形成の生産性の劣化を招来することな
く、バッファメモリ423の容量を最小とすることがで
きる。この場合、第1の実施の形態の方法と比較してイ
メージデータの形式で保存される画像の数は増えること
となるが、印刷データメモリ421として、バッファメ
モリ423よりもコストの安い記憶手段を用いる場合に
は、特に有効であると言える。
【0062】<変形例>以上、本発明の実施の形態につ
いて説明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態
に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例
えば、以下のような変形例を考えることができる。 (1)即ち、上記実施の形態では、印刷データをイメー
ジデータに展開した場合に一旦展開されたイメージデー
タをバッファメモリ423に格納する場合について説明
したため、送出時間計測部は、展開の終了後、バッファ
メモリからのデータの送出が終了するまでの時間を計測
するようにしたが、この送出時間計測部により計測され
る時間は、他の時間であってもよい。
【0063】具体的には、例えばレーザプリンタの場合
であれば、展開が終了してから、当該画像に対応する半
導体レーザの駆動が終了するまでの時間を計測したりと
いった方法も考えられるし、画像が形成された記録シー
トの排出完了までの時間を計測するようにしてもよい。 (2)また、上記実施の形態では、メモリユニット45
とは別個に印刷データメモリ421を設ける構成とした
が、これらは物理的に同一のメモリを用いるようにして
もよい。また、上記実施の形態では、画像形成装置の一
例として複写機100を用いる場合について説明した
が、複写機以外でもプリンタやファクシミリ装置等、種
々の画像形成装置に適用することが可能であるし、画像
形成の方法も電子写真方式に限られることなく、種々の
画像形成方式に適用することができる。もっとも、画像
形成の方式が異なれば、上記実施の形態で送出時間と表
した画像形成に関する時間として、バッファメモリから
の送出が終了するまでの時間とは異なる時間を用いるこ
とが好ましい場合も考えられる。
【0064】(3)また、上記実施の形態では、送出時
間計測部505により、送出時間を画像ごとに計測する
ようにしたが、この送出時間は、例えば用紙サイズや解
像度が等しく、かつモノクロの画像であればほぼ同一に
なるものと考えられるなど、実際に計測する必要がない
場合も有り得る。従って、例えば、上記用紙サイズや解
像度、モノクロ・カラーの別などごとに、予めテーブル
などに格納しておいて、各パラメータに基づいて格納さ
れた値を取得するようにしてもよいし、簡易型の装置な
どで、同一解像度、同一用紙のモノクロ画像しか形成で
きないような場合には、固定値を用いるようにしてもよ
い。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る画
像データ制御装置及び画像形成装置によれば、画像デー
タを記憶する記憶手段の容量増大を抑制しながら、生産
性の劣化を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成システムの全体構成を示すブロック図
である。
【図2】複写機100の全体構成を示す概略断面図であ
る。
【図3】画像データ制御部42の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図4】データ展開制御部422の構成の詳細を示す図
である。
【図5】第1の実施の形態における保存形式判定処理の
内容を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態の判定方法について説明する
ためのタイミングチャートである。
【図7】第1の実施の形態の判定方法について説明する
ためのタイミングチャートである。
【図8】第2の実施の形態における保存形式判定処理の
内容を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態の判定方法について説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 原稿自動搬送装置(ADF) 30 原稿読取部 39 画像処理部 40 ネットワーク管理部 41 印刷データ受信部 42 画像データ制御部 45 メモリユニット 46 印字処理部 50 画像形成部 70 給紙部 100 複写機 200 端末装置 300 プリントサーバ 421 印刷データ記憶部 422 データ展開制御部 423 バッファメモリ 500 ネットワーク 501 データ展開部 502 展開時間計測部 503 送出時間計測部 504 保存形式判定部 505 画像データ削除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 高資 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 伊藤 裕康 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松本 兼一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA09 AB06 AC08 BA02 BA03 BC05 BC07 BD24 2C187 AC07 AE06 5B021 AA01 CC05 DD12 5C073 AA02 AB07 BB02 BB09 CC02 CC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成すべき画像を表す第1の形式のデー
    タを第2の形式のデータに変換し、画像形成装置に設け
    られる画像形成部へと送出する処理を制御する画像デー
    タ制御装置において、 M枚(M>1)の画像について、前記第1の形式のデー
    タを前記第2の形式のデータに変換する変換手段と、 変換された第2の形式のデータを前記画像形成部へと送
    出する送出手段と、 前記変換手段による変換に要する第1の時間を、画像ご
    とに計測する第1時間計測手段と、 前記変換手段による変換の後の画像形成に関する第2の
    時間を取得する第2時間取得手段と、 前記M枚の画像を表すデータを記憶する記憶手段と、 前記M枚の画像をN部(N>1)形成するべく、n部目
    (1≦n<N)の画像形成が終了した後も前記画像を表
    すデータを前記記憶手段に記憶しておくに際し、前記第
    2の形式のデータを記憶しておくか否かを画像ごとに決
    定する決定手段とを備え、 当該決定手段は、 m−1枚目までの画像についての前記第1の時間と、前
    記第2の時間と、m−1枚目までの画像に対する当該決
    定手段の決定の結果との少なくとも一部を参照して求め
    られた時間と、m枚目の画像についての前記第1の時間
    とを比較した結果に基づいて、m枚目の画像について前
    記第2の形式のデータを記憶しておくか否かを決定する
    ことを特徴とする画像データ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段は、 1枚目の画像については予め定められた形式で記憶する
    ように決定することを特徴とする請求項1に記載の画像
    データ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記決定手段は、 m−1枚目の画像までの前記第2の時間の総和から、m
    −1枚目までの画像のなかで、第2の形式で記憶しない
    と決定された画像についての前記第1の時間の総和を減
    算した値より、m枚目の画像についての前記第1の時間
    が大きいか否かを判定し、大きい場合にはm枚目の画像
    を第2の形式で記憶し、それ以外の場合にはm枚目の画
    像を第2の形式で記憶しないように決定することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の画像データ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、 m−1枚目の画像を第2の形式で記憶しないと決定した
    場合には、m枚目の画像を第2の形式で記憶すると決定
    し、m−1枚目の画像を第2の形式で記憶すると決定し
    た場合には、m−1枚目よりも前の画像であって第2の
    形式のデータが記憶されない直近の画像を探索した後、
    当該探索された画像の次の画像からm−1枚目の画像ま
    での前記第2の時間の総和よりm枚目の画像についての
    前記第1の時間の方が大きいか否か判定し、大きい場合
    にはm枚目の画像を第2の形式で記憶し、それ以外の場
    合にはm枚目の画像を第2の形式で記憶しないように決
    定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像デ
    ータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記送出手段は、 変換された第2の形式のデータを記憶するバッファメモ
    リを有し、 前記第2時間取得手段は、 前記変換手段による変換の終了から、前記バッファメモ
    リからの第2の形式のデータの送出が終了するまでの時
    間を前記第2の時間として取得することを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の画像データ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、 第1の形式のデータとしてのページ記述言語で表された
    データを、第2の形式のデータとしてのビットマップで
    表されたデータに変換することを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載の画像データ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段はさらに、 第2の形式で記憶すると決定した画像については、第1
    の形式のデータを前記記憶手段から削除する削除手段を
    有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載の画像データ制御装置。
  8. 【請求項8】 M枚(M>1)の画像をN部(N>1)
    形成すべく、n部(1≦n<N)画像を形成した後も前
    記M枚の画像に対応するデータを記憶することが可能な
    記憶手段を有する画像形成装置において、 請求項1から7のいずれかに記載の画像データ制御装置
    を用いて、前記記憶手段に記憶するデータの形式を決定
    することを特徴とする画像形成装置。
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